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2020年5月 1日 (金)

(報告)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(上岡直見さん)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


さる4/27(月)、水道橋のたんぽぽ舎におきまして、上岡直見さんをお招きし、少人数の参加でしたが、下記の「新ちょぼゼミ」を開催いたしました。上岡さんにはご多忙中のところ、ご講演をいただき心より感謝申し上げます。また、参加いただきました市民のみなさまにも心より感謝申し上げます。以下、当日の録画やレジメを添付して簡単にご報告申し上げます。

巷では、たとえば別添PDFファイルの日本経済新聞掲載の広告にもありますように、いわゆる「水素(クリーン)社会」や「水素エネルギー社会」などのキャッチフレーズでPR・広告がなされておりますが、その内実は決して楽観的なものではなく、エネルギー効率や経済性・採算面からは厳しいものがあります。そんなことを乗り越えようと、水素の大量生産に高温ガス炉などの原子炉を使うなどということになれば、それこそ「クリーン」どころか「ダーティ」そのもので、本末転倒の「危険で汚く不効率なエネルギー」ということになってしまいます。今後、上岡様のご講演を契機に、この「水素社会」の具体的な動向や「高温ガス炉」の実用化の動きなどに対して、市民側からの厳しいチェックの目を投げかけていきましょう。

(イベント情報)(チラシ)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(上岡直見さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-4c608c.html

「燃料電池車は水素を燃料として使用し、走行時には温室効果ガス(CO2)を排出せず、大気汚染物質の排出も少ないため、「究極のエコカー」と宣伝されている。安倍政権が掲げる「成長」戦略はおよそ国民の健康や環境への配慮が乏しい項目ばかりなのに、なぜ燃料電池車を強力に推進するのだろうか。自動車メーカーの新しいビジネスの開拓を支援する意図もあるだろうが、別の意図に注意を向ける必要がある。それは燃料電池車が大量に普及し、あるいは本格的な水素社会になれば、その製造過程で原子力と結びつくからだ」(『「走る原発」エコカー:危ない水素社会』上岡直見著:コモンズ)。今回はこの問題に詳しい上岡直見さんにおいでいただき、燃料電池車を中心に水素をネネルギー源として大量に用いることの諸問題についてレクチャーしていただきます。ふるってご参加ください。(なお、最初の1時間程度で主催者側より事務連絡の他、若干のプレゼンをさせていただきます)

講師:上岡直見さん(かみおか なおみ)さん 
1953年東京都生まれ。環境経済研究所代表。1977年早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。1977年~2000年化学プラントの設計・安全性評価に従事。2002年より法政大学非常勤講師(環境政策)。2004年国立市「自転車の似合うまちづくり委員会」委員。2005年国土交通省中国運輸局「環境負荷に配慮した瀬戸内海スローツーリズム創出検討委員会」委員。2005年松本市「松本・四賀直結道路市民意向確認研究会」委員。2007年荒川区「荒川区環境交通省エネルギー詳細ビジョン策定委員会委員」委員。2006年~2018年交通エコロジー・モビリティ財団「環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会」委員


 <当日の録画>
走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)(上岡直見さん)
 https://www.youtube.com/watch?v=PAhKqCdIRe4&feature=youtu.be
 https://www.youtube.com/watch?v=PAhKqCdIRe4&feature=youtu.be

 <当日のレジメ>
(別添PDFファイル)(レジメ)(4.27)(第43回)「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問」(上岡直見さん)(2020年4月27日)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e3808ce6b0b4e7b4a0e7a4bee4bc9ae381b8e381aee79691e5958fe3808defbc88e4b88ae5b2a1e79bb4e8a68be38195e38293efbc89efbc882020e5b9b44e69c8827e697a5efbc89.pdf

 <参考図書>
「走る原発」エコカー 危ない水素社会-上岡直見/著(コモンズ)
 https://00m.in/JOQs9


 <上岡直見さんのご著書>
(1)日本を潰すアベ政治-上岡直見/著(緑風出版)
 https://00m.in/BWqI4
(2)自動運転の幻想-上岡直見/著(緑風出版)
 https://00m.in/xoHSD
(3)Jアラートとは何か-上岡直見/著(緑風出版)
 https://00m.in/tKgEq
(4)JRに未来はあるか-上岡直見/著(緑風出版)
 https://00m.in/Iw2gj
(6)原発避難計画の検証 このままでは、住民の安全は保障できない-上岡直見/著(合同出版)
 https://00m.in/y2veb
(7)日本を壊す国土強靭化-上岡直見/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
 https://00m.in/GU9GL
(8)脱原発の市民戦略-上岡直見/共著 岡將男/共著(緑風出版)
 https://00m.in/qTgpI


 <関連情報:別添PDFファイル>
(1)(イベント告知)水素エネルギー社会の実装とグローバル連携(日経 2020.4.28)
 https://events.nikkei.co.jp/14403/
(2)EV電池 家庭で再利用、トヨタ、蓄電向け仕組み作り(日経 2020.2.6)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55278520V00C20A2MM8000/
(3)水素供給コスト減進む(日経 2020.2.24)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55991810T20C20A2TJC000/
(4)ノルウェーで「水素船」開発、脱炭素で環境投資呼び込む(野村宗訓『週刊エコノミスト 2020.4.7』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200407/se1/00m/020/056000c

 <関連サイト>
(1)燃料電池 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%87%83%E6%96%99%E9%9B%BB%E6%B1%A0
(2)電気自動車 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A
(3)ようこそ!水素社会へ ~ 水素・燃料電池政策について|資源エネルギー庁
 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/hydrogen/
(4)水素社会の実現に向けて、世界で目標を共有した「第2回水素閣僚会議」|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁
 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/suisokakuryokaigi2019.html
(5)~特集~ 水素社会は本当に実現するのか
 https://www.smfg.co.jp/responsibility/report/topics/detail108.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々


 <追1>直近の上岡直見さんの情報発信(たんぽぽ舎MG他)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.「自動運転の幻想」上岡直見氏|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/258974

2.上岡直見 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kamioka-naomi

3.自粛競争ではなく科学的な検討を-
 |  外出は健康レベルを向上させる障害者が外出して健康レベルが向上した体験談多い
 |  科学的根拠を示して国民に協力を求めれば理解される筈
 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

◎4月28日【TMM:No3920】♯1に「ロックダウンは国家による人殺し」という記事があった。コロナ危機で外出を制約されることがいかにストレスになるか、多くの人が体験したと思う。しかしそれ以前に、障害者は普段から外出を制約され、ひと昔前は「障害者は家にいろ」と公然と言われることさえあった。障害者の外出は健常者以上に気力・体力を必要とするが、外出すると健康レベルが向上したという体験談が多く寄せられている。近年になりバリアフリーが理解されてきたが、コロナ危機はそれを考える機会でもある。

◎私の周囲でも、これまで人権に関する活動に参加してきた学者が「このような時だから外出の制限もやむをえない」と言い出す情けない現状である。このような時だからこそ人権が重要ではないか。「気づかずに他人に感染させるかもしれないから家にいろ」という。そこまで気にするならなぜ車の運転などできるのか。原発など動かすのか。現時点でも、コロナ死者よりも今年になってからの交通事故死者のほうがはるかに多い。

◎感染のシミュレーションにはいくつか方法があるが、そもそも真の感染者数がわからないのだから具体的な数字が出るはずがない。人の移動について、7割では爆発するが8割にすれば収まるというような根拠はない。政策担当者に科学的思考がないから「進め一億火の玉だ」というような発想しか浮かばないのである。これが某県でトラック労働者の子供の入学式出席を禁止するなどの愚行を誘発している。

◎やみくもに「自粛競争」をけしかけるのではなく、どこに対策を行ったらどのくらい効果があるかを検討した上で、その根拠を示して国民に協力を求めれば理解されるはずだ。実はそうした検討が民主党政権ですでに行われていたのにそれを無視して「三密」だの「あかさたな規制(名前によるスーパーの入店規制)」だのと精神論的な対策ばかり乱発する。しかも当時すでに自宅待機を指示された人の所得補償も検討課題として指摘されていたのに、今になって迷走している。明らかに自民党政権の怠慢と失策である。

◎参考までにシミュレーションの一例を紹介する。いま大学が遠隔授業になってしまったので学生向けに作成した動画の一部である。
 https://www.youtube.com/watch?v=FRldOqfUBL0

4.インターネットは物質転送機じゃない!
 |  政府の感染症専門家会議はどこまで無能なのか
 |  多くの人が「家にいる」ために通常よりスーパーの利用回数が多い
 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

◎政府の感染症専門家会議というのはどこまで無能なのか。委員の一部には良識的な学者もいると評価する人もいるが、結局のところ政権の都合に合わせた発言しかできないのか。4月22日の会議ではスーパー(マーケット)規制を言い出した。スーパーが感染源になるという根拠はどこにあるのか。スーパー規制を言い出すに至ってはもはや専門家会議は無用の長物である。

◎結局、検査をしないから実態がわからない。実態がわからないから何が有効か無効かわからない。やみくもに不安を煽って「自粛競争」をけしかけるだけになっている。メディアや著名人がそれに尾ひれをつけて増幅する。海外に比べて日本の検査数が不自然に少ないのはオリンピックへの影響を怖れて感染者数の発見を抑えてきたからだ。それはオリンピックが延期になったとたんに騒ぎ出したことからも明らかだ。

◎「オリンピックのため検査を抑えてきた」とは今さら言えないからあれこれ理由をつけて現状を正当化している。専門家会議は買い物には通販を利用するなどの提案をしているが、インターネットは物質転送機ではない。多くの人が「家にいる」ために通常よりスーパーの利用回数が多くならざるをえない。 スーパーを利用している人が通販を利用し始めたら「物流崩壊」が起きる。そうすれば生活必需品さえ手に入らなくなる。国民の命と生活を守るには政権とその周辺を「消毒」しなければならない。


 <追2>「いちろうちゃんのブログ」より
 昨今の新型コロナPANDEMIC関連のサイトを並べておきますので、ご参考になれば幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)次期衆議院選挙へ向けての「市民と野党の共闘」の総合政策と、当面する緊急経済対策について(その6):新型コロナPANDEMICに対する緊急経済対策の基本的な考え方- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-180bde.html

(2)次期衆議院選挙へ向けての「市民と野党の共闘」の総合政策と、当面する緊急経済対策について(その5):与野党は巨額税金バラマキ合戦ではなく、病院や保健所などを含むセイフティネット強化に総力を挙げて取り組め- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-52c7ad.html

(3)(報告)(3.31)新ちょぼゼミ 「次期衆議院選挙へ向けての「市民と野党の共闘」の総合政策と当面する緊急経済対策について(その4)」& 中野剛志さん「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室」について(最終回)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-1874ee.html

(4)次期衆議院選挙へ向けての「市民と野党の共闘」の総合政策と、当面する緊急経済対策について(その3):新型コロナPANDEMICに対応できない日本の医療・公衆衛生は長きにわたる市場原理主義政策の必然的結果だ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-5c871a.html

(5)次期衆議院選挙へ向けての「市民と野党の共闘」の総合政策と、当面する緊急経済対策について(その2):新型コロナウィルスPANDEMICによる景気停滞に対する緊急経済対策について- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-9167d6.html

(6)次期衆議院選挙へ向けての「市民と野党の共闘」の総合政策と、当面する緊急経済対策について(その1):「消費税5%への減税」を軸にして野党が結束、オルタナティブな政治・政権を打ち出せ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-67f50f.html

・・・・・・・・・・・・・
(7)スキャンダル化する「アベノマスク」と、新型コロナウィルスと共に感染が拡大する悪性「アベノウィルス」:お粗末私物化政治とお笑いファシズムへの道=問題政治家に全権を委任せよと声を上げることの危険性と愚かさ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-3ae61c.html

(8)出来もしない「ベーシックインカムやるやる詐欺」にご注意を!:日本経済や社会を立て直すのに必要な財源を浪費して、放漫財政への道を掃き清める「愚か者論者」たち- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-b048bd.html

(9)東京五輪は「五輪中」(ご臨終)にいたしましょう(1):新型コロナPANDEMICの下、電通「劇場」に乗せられて、カネ・カネ・カネの利権と土建とセキュリティ会社の祭典=単細胞パトリオティズムのバカ騒ぎ=2020年東京オリンピックを中止せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-c1d624.html

(10)(VTR)新型コロナPANDEMICとアベ政権で没落を加速する日本:児玉龍彦、金子勝、山本太郎、志位和夫(立民・社民の直近VTRはユーチューブに発見できず)=わずか10万円のバラマキ政策を喜んでいてどうするのか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-385afc.html

(11)本日(4/19)のいろいろ情報です:新型コロナ騒動の陰で進められるアベ政権の反国民的出鱈目政策=監視と異議申し立てを続けましょう、そしてオルタナティブな日本を高く掲げて「一気に世直し」です(その1)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-424fee.html

(12)(他のMLでの議論です)新型コロナPANDEMIC:今回の騒動を受けての市民運動・社会運動の役割は何か=福島第1原発事故並みの深刻な社会問題・経済問題に発展しそうな気配に対して「オルタナティブ」を提示せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-b495a6.html

(13)新型コロナへの対応失敗の結果(人災)としての緊急事態宣言と、医療・公衆衛生の拡充整備計画や社会保障などのセイフティネット制度抜本改正が伴わない「その場しのぎ」の対症療法的施策を徹底批判せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-1a8f30.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以 上 

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