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2020年3月 2日 (月)

松尾匡立命館大学教授の京都市長選挙(2020年2月)総括について

前略,田中一郎です。
(全国に向けて拡散いたします)


松尾匡さま、そして京都市長選挙を闘われたみなさま、
まずはそのご尽力と努力に心より敬意を表し、また、大変な激戦であったことに思いをはせ、本当にご苦労様でしたと申し上げたいと思います。京都では、みなさまのおかげで、政治を有権者・市民の手に取り戻す、もうほんの少しのあと一歩のところまで来ており、これからもやってくる国政選挙や府知事・府議会選挙、さらには京都市議会選挙など、さまざまなチャンスでの一層のご尽力とご奮闘を期待いたしております。これからも頑張ってください。

以下はメール転送です。
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京都市長選挙総括

一月もたってしまいましたが、京都市長選挙の総括文ができましたので、ご検討ください。
薔薇マークホームページ「2月2日投開票・京都市長選ふりかえり」2020年2月29日 代表・松尾匡
 https://rosemark.jp/2020/02/29/matsuo_comment/

松尾匡
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ところで、上記の松尾匡さまの「京都市長選挙総括」を拝見いたしました。大学教授の職を持ちながら、ここまで熱心に「世直し」に取り組んでいただける方は、今日の日本社会では極めてレアーで貴重な方と心得ます。「薔薇マークキャンペーン」をはじめ、おかしくなってしまったこの国の「世直し」にご尽力いただき心より感謝申し上げます。私は多くの大学教授や研究者の方々に、松尾さまに続いて「世直し」ないしは「異議申し立て」に立ち上がってほしいと願っています。そうしなければ、この国は間もなく大きな不幸のどん底に沈むことになるだろうと思うからです。

それで、「京都市長選挙総括」を拝見して、そのほとんどに賛成いたします。おそらく、多くの方々が賛成するような形で書かれているのでしょうから、それは当然のことですが、しかし、同時に今回の京都市長選の敗因をきちんと見定めながら書かれている点には感服いたします。私が住む東京でのこれからの選挙の参考にもなる貴重な文献ではないかと思いました。

私は今回の京都市長選挙に参加して闘ったわけではありませんが、松尾さまの「京都市長選挙総括」を拝見して、第三者として思うところがありましたので、以下に簡単に箇条書きにいたします。現場から遠く離れたところにいる私が書いていて、かつ、見方・考え方が違う部分もあるでしょうから、松尾さまや皆さまとのご見解と相違しているかもしれませんが、それは承知の上でご覧いただき、参考にしていただけるところがあれば幸いと考えています。また、松尾さまには、来たる衆議院選挙で「薔薇マークキャンペーン」も含めて、どのように闘いを展開されるかも前広に公開していただき、全国に散在する「世直し」指向のみなさまに、その方針や行動計画を明らかにしていただければありがたいと思っています。よろしくお願い申し上げます。

 <今回の京都市長選挙について>
門川氏が4選 京都市長選、福山氏と村山氏破る|政治|地域のニュース|京都新聞
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/151145

(関連)(他のMLでの議論です)消費税を減税から廃止へと向かわせるべきたくさんの理由:代替課税手段はいくらでもある & 2020京都市長選にみる立憲民主党の危機(第4番目の自民党補完政党へ転落するつもりか?)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-c7ab86.html


1.投票率が40.71%と低迷しています。前回よりも5%程度アップしたとはいえ、まだ過半数の有権者が棄権したままです。私はここに選挙敗北の最大の原因があると見ています。今日の有権者・市民の(愚かなる)政治的シニシズム、ないしは政治への根強い失望と、地方自治への期待感の欠如がなせるものと言っていいと思います。これを克服しない限り、仮に選挙で勝ったとしても、現代日本における「世直し」は困難を極め、また、日本における民主主義は枯れたままとなってしまうでしょう。どうしたら有権者・市民に「京都市政」への関心と期待を高め、投票所へ足を運んでもらうか、これを様々な角度で徹底して考え直す、検討することが重要だと思います。言い換えれば、選挙の争点を「世直しのうねり」に切り替える戦略・戦術です。経済政策への着目は、その必要不可欠の要素ですが、それだけでは不十分ではないか、というのが今回の選挙の結果が示すところだと思えてなりません。

2.私はその重要な対応策の1つとして、松尾さまも「総括」の最後の方で書いておられる「日常的な組織づくり」があると思います。「日常的な組織づくり」というよりも「日常的な活動」といった方がいいようにも思います(「組織」として展開するかどうか、「組織づくり」をどうするか、などとも大いに関係します)。そしてそれは、京都市長選挙を一致協力して闘った「選対」を中心とする「福山さん応援団=新しい京都市長をつくるための組織」の日常活動と、それ以上に、その市民組織を応援した各政党=共産党や「れいわ新選組」他の日常活動の2つのレベルがあります。前者の「市民選対組織」については、「選挙の時だけお祭り騒ぎ」や「選挙で燃え尽き症候群」とならないよう、持続可能で元気な開かれた組織に転換していく必要があります。

また後者については、共産党は、その旧態依然の行動パターンを抜本的に転換し、もっと日常活動を強力に展開する必要があるように思われますし(その意味ではかつての共産党の方が元気でした)、そのやり方も色々と工夫をしてほしいと思います(私の地元も同じです)。また、「れいわ新選組」は、行動パターンがまだ「山本太郎個人商店」の域を出ていないので、これを政党としての行動パターンへと転換していってほしい、山本太郎に続く党のブレインや幹部(リーダー)養成を強く意識した組織展開をしてほしいという点を指摘しておきます(精一杯頑張っている「れいわ新選組」・山本太郎にアレコレ注文を付けるのは憚られますので、あくまで「控え目」に申し上げます)。

3.市政ウォッチを強化して、門川氏の京都市政のどこがおかしいか、を有権者・市民に日常的に還元していく必要があります。選挙ではネガティブキャンペーンがやりにくいということがよく言われますが(私は必ずしもそうではないと思っています=有志による「こいつだけは落選させろ」式の「落選運動」などは有効ではないかとも思います)、もしそうであるなら、なおさら選挙期間中ではない日常的な時間帯において、門川市政が「いかにおかしいか」「どこが問題で、それは変わりそうにないこと」などを有権者・市民に不断に伝えていかなければなりません。そうしませんと、選挙が、「これやります」「あれもやります」式の「いいことづくめ合戦」のようになり、それはそのままいわゆる「イメージ選挙」(AKB総選挙)となっていくからです。(松尾さまも、もう一人の候補の村山祥栄氏への批判が不十分だった・無視しずぎたとおっしゃっていますが、肝心かなめの門川市政についての批判的解説や評価のPRについてはどうだったのでしょうか?)

今は自公政権が有権者・市民を「なめてかかっていて」、たとえば「痛みを国民に説得するのが政治家の務め」などと言って自分たちの悪政を屁理屈で合理化したりしています。政治的シニシズムと組織票の上に胡坐をかいているわけですが、これをひっくりかえすためには、「いいことづくめ合戦」では私は力不足ではないかと思っているのです。「福山さんが京都市長に最適です」だけでは力不足で、更に「今の門川市長では市民のための政治は無理です」「悪くなる一方です」「肝心なことを手抜き・サボリしています」が、有権者・市民の納得感につながらないといけません。

私は自公政権側が追い詰められてくると、一方で今回の新聞広告のような下劣で時代錯誤の「アカ攻撃」をしてくることと並行して、他方では、政策や主義主張の有力対立候補からのパクリが行われると見ています(政権を維持したらパクった政策は形だけしかしない)。そうなると「いいことづくめ」選挙では、有権者・市民から見ると「一種の欺瞞=サギ政治」ということになるでしょう。(また、2009年の民主党政権がマニフェストをほとんど無視してロクでもないことをくり返した「負の記憶」が依然として根強く残っており、革新側の政党・政治家が信用されなくなっている点も心得ておくべきでしょう=ことは厄介なのです)

4.来たる市議会選挙に備えてください。自治体政治や行政は、首長を変えるだけでは、その改革は非常に困難です。しかし、これまでの選挙結果を見ていると、首長は時々変わるけれども、地方議会の方は旧態依然のまま、ロクでもない自民党や保守反動の知恵遅れ議員どもが議会多数を占拠していて、せっかく生まれた首長の改革政治・行政を徹底して邪魔する事態が繰り返されています。その典型事例が、滋賀県知事の嘉田由紀子氏であり、長野県知事の田中康夫氏だったと思います。首長を代えたら、その次は議会を変えないといけません(順序は逆でもいいですが)。議会は予算をはじめ、大きな権限を持っていますから、首長のすげ替えだけでは「世直し」は困難なのです。この辺の訴えが、私は市民が展開する選挙戦では決定的に不足しているように感じています。

5.古都・京都を関西電力の若狭湾原発の大事故から守ってください。多くを申し上げなくてもよろしいですね。自公のバックアップを受けた候補では無理です。

6.今回の京都市長選挙で門川陣営を応援した京都の野党3党=立憲民主党、社会民主党、国民民主党に対する厳しい批判が必要です。自民党と相乗り選挙をして、市民統一候補に対して牙をむく「世直し」政党????? =バカぬかせ、と思いませんか? 私は下記にも書きました通り、今の立憲民主党の枝野幸男・福山哲郎両氏(特に自身の選挙区がある福山哲郎氏)に問題があると思っていて、こうしたふるまいは市民の断固たる態度で退けていかなければいけないと思っています。

それは一つには、選挙戦によりアベ政権・自公政治との決別という、そもそも多くの市民が選挙に参加したり注目したりする根本の目的があいまいとなること、言い換えれば「オルタナティブな政治」や「市民の手に政治を取り戻す」の基本のところがなおざりにされ、さて何のための政治への取組か、何のための「世直し」なのかが、いい加減にされていくからです。こうしたことの積み重ねが、仮に政権交代があったとしても、2009年の民主党政権のような有権者・市民に対する背信政権を生み出し、再び「世直し」に失敗をして、有権者・市民の苦しみや困難や生活苦や悲しみ、諸悪の根源としての政治を残したまま、再びの保守反動勢力との政権再交代となるからです。

そして「失敗した改革政権」のあとには、その政権の前よりもさらにグロテスクな「反動政権」が生れるのが歴史の教訓でもあります。今のアベ政権は2009年の民主党政権失敗の「結果」として生まれていて、しかもしぶといということに、もっと意識を強めておくべきです。しかし、立憲民主党や社会民主党は、その過ちをまた再び繰り返そうとしているように見えます。 

私は下記にも書きましたように、枝野幸男・福山哲郎両氏の立憲民主党執行部は、来たる衆議院選挙がラストチャンスと考えています。もし来たる衆議院選で勝利をし、日本を自公政治の悪政から解放して、ホンモノの「世直し」の実現を考えているのなら、京都市長選挙は福山候補を推薦して市民とともに闘い、その勝利を糧にして衆議院選挙に臨むという判断をしたでしょう。そうでなかったことは、彼ら現立憲民主党執行部がそうではない考えを密かに持っている、ということを意味しているように私は思います。そんな連中を総大将にして闘っても、私は勝ち目がないと思っていますし、仮に勝ったとしても、政治も経済も社会も今とほとんど変わらないでしょう。いわゆる「口先やるやる詐欺」政治が再び展開されるということを意味しているからです。立憲民主党の支持率が傾向的低下を示し、有権者・市民の支持が離れつつあるのは、そうしたことをいみじくも多くの有権者・市民が「見抜いている」「感じている」からだと私は思っています。今回の京都市長選挙でも、多くの立憲民主党支持の有権者・市民は福山候補に投票をしています。立憲民主党はその支持者に落胆や絶望を与えてはいけないのです。

但し、松尾さまをはじめ、京都市長選をリードして闘ったみなさまで、今後も選挙戦のリーダーとなられる予定の方々は、立憲民主党や社会民主党とケンカをする必要はありません。立憲民主党・社会民主党への批判は、それこそ私たち一般市民の務めです。私たち一般市民が、このような背信的な振る舞いをする立憲民主党・社会民主党にソッポを向き、自民党との相乗りをやめろ・バカヤローを、彼ら立憲民主党・社会民主党執行部に投げかければいいわけですから。リーダーのみなさまは、来たる次の選挙を念頭に、立憲民主党・社会民主党との関係を良好に保っておいていただければと思います。また、枝野幸男・福山哲郎両氏については、次回の衆議院選挙で勝てなければ、退陣を要求する他ないと私は考えています。危機の時代に政権をいつまでたっても取ることができないボンクラ政治家たち、ホンモノの政治改革や「世直し」を進めるどころか邪魔をしている野党第1党、こんなものはない方がいいのです。立憲民主党は執行部を代えれば、まだ様変わりする可能性は持っているように思います。

(なお、国民民主党については、原発即時廃棄に反対をしています。それ以外にも、首をかしげる振る舞いが目立っており、私は自民党の補完政党であると見ています。国民民主党には確かにリベラルな議員や政治家もいますから、そういう人たちは、はやく国民民主党を去り立憲民主党に合流してほしいと思います。歴史のゴミ箱へ消え去る予定の国民民主党という泥船に、いつまでも乗っていてはリベラルの名が泣きます。また、有権者・市民は、国民民主党が単独で推薦する候補者には絶対に投票をしてはいけません。そうした投票行為は事態の解決や日本の「世直し」を中途半端なものにして遅らせる効果を持つだけです。2009年の民主党政権の失敗をリードした連中=その代表格が前原誠司=元祖「口先やるやる詐欺」です、がズラリとそろった政党ですから。

(関連)(関連)(他のMLでの議論です)消費税を減税から廃止へと向かわせるべきたくさんの理由:代替課税手段はいくらでもある & 2020京都市長選にみる立憲民主党の危機(第4番目の自民党補完政党へ転落するつもりか?)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-c7ab86.html

(関連)田中龍作ジャーナル - 長妻氏側が山本太郎側に圧力「立憲の選挙区に候補者を立てないでくれ」
 https://tanakaryusaku.jp/2020/02/00022419

なお、衆議院選挙に勝利するための戦術・戦略については、別途メールにて、みなさまにお送りしたいと考えています。
草々 

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