(報告)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
さる2月13日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして澤藤統一郎弁護士をお招きし「オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ)」を開催いたしました。以下、当日の録画やレジメ・資料を添付の上、簡単にご報告申し上げます。当日は、この講演でしかお聞き出来ない貴重なお話や具体的な事例、あるいは司法や裁判所についての考え方などをたくさんお聞きすることができました。澤藤統一郎弁護士におかれましては、ご多忙のところ、私ども主催の講演をお引き受け下さり感謝申し上げます。
●(イベント情報)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html
日本の司法・裁判所がおかしくなっています。アベ政権・自公政権が長期化し、日本の政治や行政が劣化の一途をたどる中、戦後日本の平和と民主主義や経済的な豊かさを支える基盤が政治の力によって次々と突き崩されています。それに対して多くの市民が異議を唱え、かつ裁判に訴えてでも食い止めようと努力をしていますが、当の司法・裁判所がこの市民の努力や願いにまともに応えようとしないのです。権力による過失や犯罪という巨悪を見逃し、社会正義を踏みにじり、罪なき被害者を切り捨て、基本的人権や国民主権や平和主義を定めた憲法判断から逃げ回り、結果的に法治国家の根幹を日本の司法・裁判所自らが掘り崩すという事態が生れています。先般の東電福島原発事故刑事裁判での幹部3人への無罪判決や、安保法制違憲訴訟あるいはTPP協定違憲訴訟などでの原告訴えの門前払い却下などはその一例です。今回は日本の司法にお詳しい澤藤統一郎弁護士においでいただき「日本の司法制度と裁判官」についてお話をいただきます。みなさまのご参加をお待ちしています(最初の1時間弱で主催者の方から東電福島原発事故刑事裁判の東京地裁判決についてコメントします)。
講 師:澤藤統一郎(さわふじ とういちろう)弁護士
1971年東京弁護士会に登録。靖国神社問題関連訴訟、自衛隊海外派遣違憲訴訟(湾岸戦争戦費支出差止請求事件)、東京日の丸君が代強制違憲訴訟などに関わった。元日弁連消費者委員長。
●(当日録画)20200213 UPLAN 澤藤統一郎「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Rcu0J_z-deY
https://www.youtube.com/watch?v=Rcu0J_z-deY
<当日レジメ>
●(別添PDFファイル)(レジメ)「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )(2020年2月13日)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e3808ce697a5e69cace381aee58fb8e6b395e588b6e5baa6e381a8e8a381e588a4e5ae98e3808defbc88e6bea4e897a4e7b5b1e4b880e9838ee5bc81e8adb7e5a3ab20efbc89efbc882020.2.13efbc89.pdf
<参考(その1)>
(1)「品位を辱める行状」があったことを理由とする司法修習生の罷免事例及び再採用 - 弁護士山中理司(大阪弁護士会所属)のブログ
https://yamanaka-bengoshi.jp/2018/08/06/himen-2/
(2)日本弁護士連合会:臨時総会・司法修習生の罷免に関する決議(1971年)
https://www.nichibenren.or.jp/document/assembly_resolution/year/1971/1971_3.html
<参考(その2>
(1)新旧教育基本法の比較
https://00m.in/19ePb
(2)(報告)新ちょぼゼミ:東電経営者幹部3人の福島原発事故刑事裁判に見る日本の司法・裁判、裁判所・裁判官のデタラメとそのひどさ(日本の司法を解体・再編せよ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-42c18e.html
<澤藤統一郎弁護士の著書>
(1)壊憲か、活憲か-村岡到/編 澤藤統一郎/西川伸一/鈴木富雄/村岡到〔著〕(ブックレットロゴス NO.12)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033449663&Action_id=121&Sza_id=C0
(2)前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く-梓澤和幸/著 岩上安身/著 澤藤統一郎/著(現代書館)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033376012&Action_id=121&Sza_id=GG
(3)「日の丸・君が代」を強制してはならない 都教委通達違憲判決の意義-沢藤統一郎〔著〕(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031813392&Action_id=121&Sza_id=F3
<澤藤統一郎弁護士のブログ>
●澤藤統一郎の憲法日記
http://article9.jp/wordpress/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)澤藤統一郎の憲法日記 » 海外軍事産業と安倍政権の目には、「日本はすでに憲法改正」なのだ。
http://article9.jp/wordpress/?p=13797
(2)澤藤統一郎の憲法日記 » 天皇への態度こそは、精神のリトマス試験紙である。
http://article9.jp/wordpress/?p=13793
(3)澤藤統一郎の憲法日記 » 安倍長期政権という日本の不幸と国民の責任
http://article9.jp/wordpress/?p=13787
(4)澤藤統一郎の憲法日記 » 暴論 ― 「神社は宗教に非ず」「宮城遙拝は臣民たるの義務である」
http://article9.jp/wordpress/?p=13781
(5)澤藤統一郎の憲法日記 » 大嘗祭に国費の支出は明白な違憲行為。だが、問題は裁判で争うにはハードルが高いことにある。
http://article9.jp/wordpress/?p=13772
<関連資料:別添PDFファイル>
(1)特集ワイド:司法の弱さが日本の弱点(久保利英明 毎日 2020.1.20)
https://00m.in/aLu1f
(2)「日本を診る」:民主主義の最後の砦:最高裁判所裁判官の国民審査(イントロ部分)(片山善博『世界 2019.8』)
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(3)西川伸一の政治時評:最高裁裁判官の人事、司法独立の弱化懸念(『週刊金曜日 2019.10.11』)
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(4)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟ニュース 第2号(2019.11.4)
http://datehanketsu.com/
ダウンロード - e7a082e5b79de4ba8be4bbb6e8a381e588a4e59bbde5aeb6e8b3a0e5849fe8ab8be6b182e8a8b4e8a89fe3838be383a5e383bce382b920e7acac2e58fb7efbc882019.11.4efbc89.pdf
(5)司法の現況を憂う(井戸謙一『日本の科学者 2020.1』)
https://cutt.ly/ArX7fwR
(6)東京高検検事長 定年延長決定、次期総長見据え? 野党「官邸が介入」(東京 2020.2.4)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202002/CK2020020402000142.html
(7)発言レジメ:「日本郵政と経営委首脳によるNHK攻撃の構図を考える」(澤藤統一郎弁護士 2019.11.5)
ダウンロード - e697a5e69cace983b5e694bfe381a8e7b58ce596b6e5a794e9a696e884b3e381abe38288e3828bnhke694bbe69283e381aee6a78be59bb3e38292e88083e38188e3828befbc88e6bea4e897a4e7b5b1e4b880e9838e2019.11.5efbc89.pdf
<関連サイト>
(1)映画「日独裁判官物語」1999年制作(制作・普及100人委員会) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FLbp39nxlw4
https://www.dailymotion.com/video/x200bke
(2)原発を止めると左遷…エリート裁判官たちが抱える「大苦悩」(岩瀬達哉)現代ビジネス -講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51720
(3)ご存じですか? 裁判官の人事評価制度(『LIBRA 2018.9』)
https://00m.in/n9yQf
(4)裁判所|裁判官研修
http://www.courts.go.jp/saikosai/sihokensyujo/saibankankensyu/index.html
(5)裁判所|第4 我が国の裁判官の人事評価の在り方に関する検討
http://www.courts.go.jp/saikosai/iinkai/saiban_kenkyu/hokokusho4/index.html
(6)夫婦別姓訴訟 原告の違憲訴え認めず 東京地裁立川支部判決 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20191114/k00/00m/040/071000c?fm=mnm
(7)東京新聞-安保法訴訟 請求退ける 東京地裁 合憲・違憲の判断せず-社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019110802000130.html
(8)「国に有利な判断ばかり」辺野古訴訟県敗訴 県民、司法に異議 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1013535.html
(9)【驚愕の判決】裁判長「原発から飛散した放射性物質はすでに土と同化しているため、東京電力の管理下にはなく、むしろ、農家が所有しているといえる」 - 健康になるためのブログ🐾
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/50908
*キャンペーン · 東京高等裁判所第四刑事部・後藤眞理子裁判長- 冤罪・狭山事件で証拠ねつ造が明るみに!東京高裁は鑑定人尋問を! · Change.org
https://00m.in/mlC1Y
(関連)狭山事件 石川一雄さんは無実だ(1) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=-O3b-7-e90c
(関連)狭山事件 石川一雄さんは無実だ(2) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=R0siTymRKVE
<昨今の裁判関連情報>
(1)(別添PDFファイル)原告側は「裁判官忌避」申し立て、前川元文科事務次官の証人認めず(『週刊金曜日 2019.12.20』)
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/01/17/antena-630/
(2)植村隆・元『朝日』記者の名誉棄損控訴審で異様な判決、櫻井氏免責、政権に「忖度」か(佐藤和雄『週刊金曜日 2020.2.14』)
http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002973.php
(3)諫早、振り回された末 「開門せず」確定:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S14073241.html
(4)マイナンバー訴訟、住民敗訴 名古屋地裁、請求を棄却 | 共同通信
https://this.kiji.is/583148777884943457?c=44341039600582657
(5)原告が敗訴 東京地裁が退ける 沖縄の米軍ヘリパッド建設現場 東京から機動隊派遣は「違法」と訴え-沖縄タイムス+
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/511398
(6)「開廷1回で判決」5割 名古屋高裁、請求退けた裁判長:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASMDS64RGMDSOIPE02C.html?ref=mor_mail_topix3_6
(7)第2次夫婦別姓訴訟で原告側請求棄却の判決 広島地裁「憲法に違反せず」 | 週刊金曜日オンライン
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/12/24/antena-614/
(8)日本の刑事司法は、国際的な批判に耐えられるのか~ゴーン氏出国は「単なる刑事事件」の被告人逃亡ではない - ハフポスト
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e0d3677e4b0b2520d1c964b
(日本の司法・裁判所がほとんど機能していないのは、昨今の上記報道を見るだけでも明らかな状況です。これでこの国は法治国家と言えるのでしょうか!? 三権分立はどこへ行ったのでしょうか!? 裁判所は憲法の番人ではなかったのですか!? 国の根幹である基本的人権は守らなくていいのですか!? 裁判官達は一体だれのために何のために仕事をしているのでしょう!? :田中一郎)
(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々
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