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2020年2月16日 (日)

(速報)第37回「福島県民健康調査検討委員会」(2020年2月13日)結果:相変わらず「経過観察」その他で「甲状腺ガン」疑いの子どもたちがたくさんいる中、その子どもたちがどうなったか不明のまま=甲状腺ガン発症数把握をサボタージュ

前略,田中一郎です。

さる2020年2月13日に第37回「福島県民健康調査検討委員会」が開催されました。下記はその速報です。以下、簡単にコメントいたします。

小児甲状腺がん悪性疑い236人〜福島健康調査 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/

(関連)第37回「県民健康調査」検討委員会(2020年2月13日)の資料について-福島県HP
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-37.html
(関連)「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai.html

(関連)新たに5人がん確定 甲状腺3巡目検査 県民健康調査検討委(福島民友)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200214-00010005-minyu-l07
(関連)「甲状腺検査」受診率が低下 福島県部会 全国がん登録活用へ(福島民友)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00010002-minyu-l07


(田中一郎コメント)
1.甲状腺ガン(ほぼ確定の「疑い」を含む)の子どもたちは、現在までで全部で237人(うち良性1人)が「福島県民健康調査検討委員会」に報告されている数字です。しかし、この236人以外にも、様々な形で福島県の子どもたちに甲状腺ガンが発症しており、その総数はいまだに把握されず、また把握されようともしておりません。トンデモない話です。従ってまた、この236人という数字は大変な過小評価の数字であり、実際には、この数倍の子どもたちに甲状腺ガンが発症し、把握もされないままに「闇から闇へ」と消されてしまっている可能性があると言わざるを得ない状態です。

2.上記「Our PlanetーTV 」のサイトの表で明らかなように、全体的に見て受検率が低下していく中で、この検査での子ども甲状腺ガンの把握数は減少しており、この把握数の減少が、どういう理由に基づくものかがよくわからないままになっています。また、「経過観察」などと称して放置されたり、穿刺(せんし)吸引細胞診をわざと遅らせたり(この検査をするとほぼ確実にガンかどうかが判明します この検査をしないで放置しておくと転移その他で症状が深刻化する可能性があります。甲状腺ガンだけは早期発見・早期治療の対象外であるかのごときデマないしインチキ言説が罷り通っている様子もうかがわれます。子どものガンは甲状腺ガンも含めてその進行・肥大化が早く、進行の遅い壮年・老人の甲状腺ガンのようにゆったり構えていると危険です)、B・C判定を受けて二次検査に移行しなければならないのに二次検査を受けていなかったり(受検するよう催促されない)などで、多くの子どもたちが「宙ぶらりん」のまま危険な状態に置かれています。

3.数字で申し上げると、これまで合計で延べ7,048人の子どもたちがB・C判定を受け、そのうち延べ1,292人が「A判定相当」=つまり心配いらないとされ、残り5,756人の子どもたちが「甲状腺ガン発症の疑いあり」(もしくは「把握できず不明」)とされています。しかし、そのうち穿刺(せんし)吸引細胞診の検査を受けた子どもたちはわずかに827人、それ以外の子どもたちは「経過観察」や「未受検のまま放置」といった状態に置かれており、いつ甲状腺ガンを発症してもおかしくなく、また、放置をすればするほど、転移・浸潤などにより症状を悪化させてしまって取返しがつかなくなる可能性があるのです。

4.また、穿刺(せんし)吸引細胞診を受けた827人の子どもたちでも、甲状腺ガンか否かをはっきりさせずに「経過観察」にされている子どもたちが615人もいます。いったいどういうことなのでしょうか? 記者会見で、こうしたことについて、マスごみどもは質問をしないのでしょうか? 上記からうかがえることは、この「福島県民健康調査」「福島県民健康調査検討委員会」は、ひょっとすると、子ども甲状腺ガンの公認された数ができるだけ増えないようにすることを最も重要な目標に置いているのではないかと疑わせるような振る舞いが目立ちます。もしそうだとしたら、この委員会は悪質な「背任」委員会であり、「未必の故意」による業務上故意致死傷罪で起訴すべきではないかとも思われます。

5.更に、福島県立医大以外の医療機関で手術を受けた子どもたちの甲状腺ガンは、そのほとんどが「福島県民健康調査検討委員会」に報告がなされず(福島県立医大の鈴木真一教授が福島県内の施設で手術をした分も報告されていないことも分かっています)、甲状腺ガン発症数として把握されていないのです。

6.繰り返しになりますが、この検査の受検率は年々時間の経過とともに低下して行っています。ですので、上記でも申し上げた(検査を受けた)子どもたちの外側にはさらに多くの子どもたちが、何の検査も調査もされずに、福島の放射能環境の中で放置されていることを意味しています。しかし、「福島県民健康調査検討委員会」は、それを奨励するかの如く、「福島県民健康調査」の県民への案内状に「受検するとデメリットがあるぞ」などという書き込みを行って受検率を下げようとしているのです(受検する人数がさらに減れば、この検査の結果からは統計的に意味のある結論が出せなくなりますから、それが狙いでしょう)。この国の医師や教師、あるいは親たちは、どうかしているのではありませんか? 放射能や放射線被曝を甘く見すぎです。近未来でのこの子どもたちの健康に大きな懸念が積み上がりつつあります。

7.一方、「福島県民健康調査検討委員会」にたむろする御用学者や御用人間どもは、上記のようなことについてはそっちのけで、「子ども甲状腺ガンの多発は福島第1原発事故の放射能とは関係がない」という「あらかじめ決めてある結論」を導くための「珍説」をいろいろと場当たり的に考え出しては「ああでもない、こうでもない」のくだらないおしゃべりをくり返している他、これ以上、子ども甲状腺ガンが発見されて表面化すると自分たちのウソがばれて困るので、この「福島県民健康調査」そのものをスクラップしてやめさせてしまうために、毎度毎度の検討委員会や下部委員会などで、熱心に非科学的な嘘八百のエソラごとを並べて、「福島県民健康調査」潰しのための小田原評定を繰り返しています。こんなお粗末で、かつ悪意を感じさせる放射線被曝防護政策で犠牲となっていく子どもたちが哀れでかわいそうでなりません。(いわゆる「見える化」を阻止し、あわよくば「見えない化」に持ち込む、仮にそれができなくても、受検者数の減少により統計的に無意味な検査にしてしまう)

8.この「福島県民健康調査」は福島県や福島県立医大から取り上げて一旦廃止し、委員は全員を解任、その後、国が責任をもって、福島県だけでなく、福島第1原発事故で放射能汚染に見舞われた全地域(都県)において、新たに原子力ムラ・放射線ムラの御用人間ではない人たちを委員にして再スタートさせる必要があります。受験者数の悉皆性を高め、また、放射能汚染がない他の地域での検査も実施して、その結果との比較も必要です。その際、今現在、犯罪的に構築されつつある「放射能安全神話」「放射線安心神話」を払拭する啓蒙活動も同時並行して展開する必要がありそうです。
草々 

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