伊方原発廃炉が「天の声」だ:原発技術や電力会社経営の将来を見極める能力もなく、地域住民や四国地方の安全への配慮もせずに、優柔不断にMOX原発にしがみつく経営陣を更迭し、伊方原発を廃炉にせよ! 四国に原発は不要だ!
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(2.11:明日です)高校生が世界を変える! 高校闘争から半世紀~私たちは何を残したのか、未来への継承~(シンポジウムのご案内)
http://chikyuza.net/archives/100792
(2)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html
(3)(2.24)『東電刑事裁判 控訴審の勝利をめざす集会』のお知らせ -福島原発刑事訴訟支援団
https://shien-dan.org/tokyo-event-20200224/
(4)3日はアベ政治を許さないスタンディング国会前 宮沢賢治になれない魔女の独り言SSブログ
https://majyo1948.blog.ss-blog.jp/2018-01-03-1
2.(重要)デルタ航空が羽田新ルート試験飛行見合わせ 安全性に疑問|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268699
(関連)特集ワイド:羽田新ルート「世界一着陸難しい空港に」、都心低空飛行 内部文書「横田空域に配慮」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200210/k00/00m/040/074000c?fm=mnm
(関連)オルタナティブな日本をめざして(第44回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(奈須りえさん)(2020年5月14日:木曜日)
チラシはまでできていませんが、この問題に詳しい東京都大田区議の奈須りえさんに講演をしていただく計画になっています。
3.キャンペーン:伊方原発
四国電力株式会社 代表取締役長井啓介殿- 四国電力は南海トラフ巨大地震警戒情報が出ても伊方原発を動かし続けるという方針を撤回して下さい · Change.org
https://00m.in/1oqZ2
(関連)(別添PDFファイル)(チラシ)巨大地震警報が発令されても伊方原発3号炉の運転は継続するのが四電の方針!
ダウンロード - e5b7a8e5a4a7e59cb0e99c87e8ada6e5a0b1e3818ce799bae4bba4e38195e3828ce381a6e38282e4bc8ae696b9e58e9fe799baefbc93e58fb7e78289e381aee9818be8bba2e381afe7b699e7b69ae38199e3828be381aee3818ce59b9be99bbbe381aee696b9e9879defbc81.pdf
(関連)キャンペーンについてのお知らせ·伊方3号機、燃料プールの冷却43分も停止していた!
https://00m.in/IRAMB
(関連)キャンペーンについてのお知らせ·伊方原発3号機の運転を認めない!広島高裁の仮処分決定
https://cutt.ly/srGbr6L
(関連)キャンペーンについてのお知らせ·四電、事故の原因究明前に高裁決定に異議申し立ても?!
https://cutt.ly/LrGbuIP
(関連)キャンペーンについてのお知らせ·賛同署名が3万人を超えました!
https://cutt.ly/krGRPR3
4.原発がらみは「毎日が出鱈目」で「危険極まりなし」「経済性ゼロ:高コスト」「悪事がバレたら居直り」
(1)(必読)東海・六ヶ所再処理工場、貯蔵中の高レベル(放射性)廃液のとてつもない危険性(三陸の海を放射能から守る岩手の会 2020.2.4)
http://sanriku.my.coocan.jp/no.201.pdf
(2)関電原発の火山灰対策を密室で決定 規制委は議事録作らず|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267084
(3)東京新聞-原電、地質データ書き換え 敦賀2号機審査 規制委が批判-社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020020802000160.html
(4)東京新聞-再稼働や廃炉に13兆円 電力11社、原発新基準で費用増-社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020011602000133.html
(5)佐賀・玄海町長、会見で続投表明 建設会社から100万円受領 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1068080.html
(6)関電、高浜3号機からMOX燃料取りだし 2010年から使用の8体順次(福井新聞ONLINE) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00010001-fukui-l18
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1017669
(この使用済みMOX燃料だけれど、これからどうするの? 大阪・関西電力本社の地下室にでも置いておけよ! 水冷冷却必要期間は300~400年ですよ。しかも通常のウラン使用済み燃料よりも含有放射性核種が複雑で極めて扱いにくい厄介者だ。わずかばかりの期間の発電のあと、数百年も核ごみの面倒を見なければいけなくて、しかも高コストのプルサーマル発電とMOX燃料、これほど未来世代に対して不道徳極まる発電があるか! 怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒:田中一郎)
5.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)(報告)(1.22)オルタナティブな日本をめざして(第39回)「企業ファースト化する日本とアベ政権」(新ちょぼゼミ:竹信三恵子さん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-130a1b.html
(2)(報告)(1.22)新ちょぼゼミ:「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室 基礎知識編-中野剛志/著 」について(その3)(注目点や問題点など私からのコメント)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-a70b8a.html
(3)(報告)(2.2)原発被害者訴訟の全面解決を目指すつどい:脱原発=脱被ばく=被害者完全救済の三位一体で運動を発展させましょう- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-cd8230.html
(4)司法抹殺=令和の「指揮権発動」は政権による検察人事の私物化だった!?:「モリカケ」「甘利」に続き「桜」「IRカジノ」「河井・菅原」を不起訴に持ち込むためには検事総長の人事を押さえ込め!?- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-f818aa.html
(5)挑戦するワセダクロニクル(その2):(1)海外に紹介されるワセクロ(2)【緊急シンポ開催】(1.25)朝日新聞「記事削除要求」事件を解剖する(3)『製薬会社と医師』- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-52909a.html
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愛媛県の佐多岬半島にある四国電力・伊方原発にトラブルが相次ぎ、この電力会社に原発を運転するだけの力量や管理能力がないことが浮き彫りになった他、このほど運転差し止めの仮処分裁判(控訴審)が行われていた広島高裁で伊方原発再稼働を認めない2度目の判決が出されました。以下、関連情報を添えて伊方原発の近況をお送りいたします。私の結論はメールの表題の通り「伊方原発廃炉が「天の声」だ:原発技術や電力会社経営の将来を見極める能力もなく、地域住民や四国地方の安全への配慮もせずに、優柔不断にMOX原発にしがみつく経営陣を更迭し、伊方原発を廃炉にせよ! 四国に原発は不要だ!」です。
<別添PDFファイル>
(1)抗議文:伊方原発3号機定期検査での人的事故に抗議し廃炉を求めます(伊方から原発をなくす会 2020.1.16)
(2)伊方原発は危険:米軍機の恐怖(広瀬隆さん他 2015.10.8)
(3)伊方原発で取り出し 行き場ないまま、使用済みMOXの悪夢(東京 2020.1.16)
(4)伊方原発 運転再び認めず「地震・火山の想定不十分」、3号機 広島高裁 仮処分決定(東京 2020.1.18)
(5)伊方2度目差し止め、司法信じ闘う、反対派「励まされた」(東京 2020.1.18)
(6)伊方原発差し止めの背景「地震」甘く見すぎ、四電 地下3次元探査せぬまま(東京 2020.2.1)
(7)伊方原発3号機、広島高裁が運転差し止めを命じる決定、地震の危険性を初めて認定(『週刊金曜日 2020.1.24』)
(8)原発のリスクを確認した司法判断:伊方原発運転差止め仮処分(イントロ部分)(井戸謙一『世界 2020.3』)
(9)伊方 電源一時喪失、燃料冷却43分間停止、3号機プール水温1度上昇(東京 2020.2.6夕刊)
1.(別添PDFファイル)抗議文:伊方原発3号機定期検査での人的事故に抗議し廃炉を求めます(伊方から原発をなくす会 2020.1.16)
http://www.labornetjp.org/news/2020/1580033798769staff01
ダウンロード - e4bc8ae696b9e58e9fe799baefbc93e58fb7e6a99fe5ae9ae69c9fe6a49ce69fbbe381a7e381aee4babae79a84e4ba8be69585e381abe68a97e8adb0e38197e5bb83e78289e38292e6b182e38281e381bee38199efbc88202020.1.16efbc89.pdf
(関連)【ゾッとする話】伊方原発で停電トラブル、一時的に「全電源喪失」、今月12日には制御棒が誤って約7時間引き抜かれた状態にも-健康になるためのブログ
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/52248
(関連)制御棒引き抜くトラブル 伊方3号機、定検中 -日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54334540S0A110C2AC8000/
(関連)東京新聞-伊方原発 一時全電源喪失 停電トラブル、10秒後復旧-社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020012602000130.html
(関連)伊方原発、一時電源喪失で「定期検査」中断へ 原因調査へ - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200126/k00/00m/040/145000c
(関連)伊方原発 17年定期検査の手順に誤り、2年後に判明 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200107/k00/00m/040/343000c
(関連)伊方原発 電源喪失トラブルは遮断機の故障が原因か(テレビ朝日NEWS)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000174734.html
(関連)伊方原発 核分裂反応抑える「制御棒」1体を誤って引き抜く - NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200112/k10012243541000.html
(関連)伊方原発でトラブル続発 四国電力が伊方町議会に謝罪…再発防止に決意【愛媛】(テレビ愛媛)-Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000007-ebc-l38
(関連)伊方に原子力本部長 きょう29日から常駐 3号機異常対応(愛媛新聞ONLINE)gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/ehimenp/region/ehimenp-news202001290152.html
(関連)伊方原発3号機、燃料集合体に損傷はなし 20日に落下示す信号発信(愛媛新聞ONLINE)Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-22002901-ehime-l38
*伊方原発で一時外部電源喪失。頻発するインシデントと、それらを軽視する擁護論者の完全なる誤り - ハーバー・ビジネス・オンライン
https://hbol.jp/211957?cx_clicks_art_mdl=2_title
*伊方原発3号機で燃料棒が7時間あまり引き抜かれていた事故について、制御物質のホウ酸の濃度を非常に高くしてあるので「実際上リスクがあったわけではない」!- ~原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見 - IWJ Independent Web Journal
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465156
2.(別添PDFファイル)伊方原発は危険:米軍機の恐怖(広瀬隆さん他 2015.10.8)
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(一部抜粋)
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1988年6月25日午前10時10分。視界20メートルの濃霧に包まれた佐田岬半島の北側斜面に、普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のCH53Dヘリが激突しました。そこは伊方原発(愛媛県伊方町)のほぼ真上でした。現場を歩くと、その「近さ」に慄然(りつぜん)としました。機体は強い衝撃で跳ね返り、山頂を越えて南側斜面を200メートルほどずりおちて大破。乗組員7人は全員死亡しました。
「機体が跳ね返らなかったら、原発敷地内に落ちて大惨事になっていた」。現場に急行した日本共産党の中川悦良県議(当時)は、こう証言します。海兵隊は非常線を張り、中川さんたちも中に入ることはできませんでした。「これが日米安保の壁か、と感じました」
この事故は過去の問題ではありません。佐田岬半島上空は沖縄と岩国基地(山口県岩国市)を結ぶ「ルート」になっており、88年の事故後も、普天間基地に所属する海兵隊ヘリの不時着や目撃情報が相次いでいます(表、愛媛民報社まとめ)。米海兵隊はオスプレイを普天間に配備した後、岩国基地に2~3機からなる分遣隊を置き、10月以降にも毎月訓練を行う計画です。そうなれば、沖縄~岩国間の往復や訓練などで伊方原発近辺を飛行するのは確実です。
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(伊方原発の北側の目の前に米軍岩国基地があります。1988年8月、伊方原発至近にCH53D大型輸送ヘリ(普天間)が墜落しました。間一髪でラッキーにも大事に至りませんでした。しかし、その後も米軍機によるヒヤリハット事故が相次ぎ、危険な状態が放置されたままです(これと似たような状況下にあるのが青森県六ケ所村再処理工場です)。米軍機飛行に関する密約・基地密約を在日米軍と結んでいる日本政府は、こうした米軍機がもたらす非常な危険に対してなすすべを知りません。まさに売国奴政府さながらです。:田中一郎)
(関連)朝日新聞デジタル:原発上空、米軍機は飛ぶな 愛媛県、禁止の法制化求める- ニュース特集
http://www.asahi.com/special/news/articles/OSK201308250178.html
(関連)伊方原発上空飛ぶ危険-オスプレイ 普天間~岩国間で訓練-88年 間近に米ヘリ墜落
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-07-22/2012072201_01_1.html
(関連)伊方原発上空飛ぶ危険 オスプレイ 普天間~岩国間で訓練 88年 間近に米ヘリ墜落 赤旗 - さてはてメモ帳 Imagine & Think!
https://satehate.exblog.jp/18284992/
3.(別添PDFファイル)伊方原発で取り出し 行き場ないまま、使用済みMOXの悪夢(東京 2020.1.16)
https://cutt.ly/HrGUTA0
(関連)伊方原発で初取り出し、MOX燃料搬出先未定(東京 2020.1.15)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202001/CK2020011502000126.html
(関連)検証:行き場ないMOX燃料、伊方原発で初取り出し、長期保管 危険性招く(毎日 2020.1.15)
https://mainichi.jp/articles/20200115/ddm/012/040/120000c
(関連)使用済みMOX初取り出し、伊方原発 再利用めどなし(毎日 2020.1.14)
https://mainichi.jp/articles/20200114/ddm/001/040/092000c
(関連)伊方原発 「使用済みMOX燃料」取り出し開始 商用原発、本格運転開始後で初 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200113/k00/00m/040/150000c?fm=mnm
(ウラン燃料の使用済み核燃料違い、使用済みMOX燃料は発熱量も多く、かつ燃料棒に含まれる死の灰も多種で大量、非常に汚い核燃料である。使用済み後は水のプールに300~400年間程度漬けて冷却し続けなければならず、また、そのMOX燃料の製造コストもウラン核燃料よりも何倍も高コストである。もともとMOX燃料などを前提にして作られていない軽水炉にMOX燃料を入れること自体が危険極まりないのだが、それでも核燃料サイクル事業の破たんを否認し続けるためには、一般の原発でMOX燃料を使う「プルサーマル」発電が一定規模でなされていなければいけない(使い道のないプルトニウムを大量に保有することは核拡散防止条約違反)。ここでも無理が通れば道理は引っ込むで、四国電力にとっても、他の電力会社にとっても、核燃料サイクル事業など「カネばかりかかって危険極まりない」「さっさとやめたほうがいい」事業なのに、無理に無理を重ねて強引に推し進められている。:田中一郎)
4.(メール転送です)伊方原発:愛媛県庁への質問状(2020.2.5)
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《質問項目の抜粋と県の回答》
1.公表の遅れは、県が公表の主体となるいわゆる「愛媛方式」に問題の原因があったと考えますがいかがですか? なぜ公表時期が7時間ほども遅れたのか、特に休日であったことの影響があったのかどうかについて、四国電力の説明と、愛媛県が考える説明を紹介してください。25日深夜の事案公表に関して、午後3時台に第一報が入った事故・トラブルが深夜10時台の記者会見まで7時間ほども公表が遅れたことは、公表時期についての判断に愛媛県側の関与があったのではないかと疑われます。即時に公表する必要があるという認識が四国電力側に欠けていたとは思われず、疑惑を持たれるのは県の側と言わざるをえません。
A.事実として県の関与責任を認めたが、時間が懸かるのは当然という立場。
1−2.前記の問題について、今後の「愛媛方式」の発表の仕方について改善を考えていましたら内容をご紹介願います。
A.考えていない。次回も努力はする。
2.愛媛県は、この間続いた3件(4件)の事故・トラブルについて、早期に定検の中断を求めるなどの厳しい対応を取ることで、問題の連鎖的な拡大を止めることができる立場にありましたがそうしませんでした。なぜですか?
A.なりゆき上そうなった。
3.愛媛県は、この間続いた3件(4件)の事故・トラブルについて、独自の評価を行い問題を解明するために、伊方原発安全管理委員会の専門部会を緊急に開催して協力を得る予定がありますか?
A.ない。(定例の会合の場で?、)四電から報告が上がってきたらそれを専門部会で検討、了承することで定検の再開につながるものと考えている。
3−2.独自の評価を行うために、失敗学などの分野での委員の増員などを行う予定はありませんか?
A.ない。
4.四国電力に対して1月17日の広島高裁抗告審で不十分と評価された地震の震源断層についての調査研究を求める考えはありませんか?ないならそれはなぜですか?
A.ない。裁判の行方を注視する。(以下6まで同文)
4−2.伊方原発の休止状態が長引くのであれば、あえて裁判で争うよりも、県民の安心を獲得するためにも、きちんと調査研究を実施するように四国電力を指導する考えはありませんか?ないならそれはなぜですか?
5.原子力規制委員会に対して、広島高裁抗告審で不十分と評価された地震の震源断層についての調査研究を求める考えはありませんか?ないならそれはなぜですか?
6.中央構造線活断層帯は、愛媛県自身の地域防災計画地震・津波編の中で、想定すべき災害の一つとして想定されています。愛媛県自身が、広島高裁抗告審で不十分と評価された地震の震源断層についての調査研究を行う考えはありませんか?ないならそれはなぜですか?
7.昨年何度か、運転中の伊方原発敷地内の見学で小学生の子ども会主催のバスが構内に乗り入れをするのを見聞きしました。担当部局の皆さんは、運転中の構内に子どもを入場させることについて危険性はないと認識されていますか?
A.危険性はない。
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5.(別添PDFファイル)伊方原発 運転再び認めず「地震・火山の想定不十分」、3号機 広島高裁 仮処分決定(東京 2020.1.18)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020011802000136.html
(関連)(別添PDFファイル)伊方2度目差し止め、司法信じ闘う、反対派「励まされた」(東京 2020.1.18)
http://jishinga.ozetaro.3zoku.com/kensaku_all_kiji_simple/all_kiji/kiji93910.html
(関連)(別添PDFファイル)伊方原発3号機、広島高裁が運転差し止めを命じる決定、地震の危険性を初めて認定(『週刊金曜日 2020.1.24』)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200207-00010001-kinyobi-soci
(関連)(別添PDFファイル)原発のリスクを確認した司法判断:伊方原発運転差止め仮処分(イントロ部分)(井戸謙一『世界 2020.3』)
ダウンロード - e58e9fe799bae383aae382b9e382afe38292e7a2bae8aa8d20e58fb8e6b395efbc9ae4bc8ae696b9e58e9fe799bae9818be8bba2e5b7aee6ada2e4bbaee587a6e58886efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e4ba95e688b8e3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(関連)伊方原発 運転差し止め、活断層の調査「不十分」広島高裁仮処分 火山灰想定も過小(朝日 2020.1.18)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14331227.html
(関連)二つのリスク、規制委判断の誤り指摘 伊方原発差し止め:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN1K7226N1KPTIL030.html
(関連)伊方原発 再び差し止め、「活断層、火山、評価不十分」、広島高裁 4月運転再開難しく(毎日 2020.1.18)
https://mainichi.jp/articles/20200118/ddm/001/040/149000c
(関連)「活断層調査は不十分」「阿蘇山噴火も考慮を」伊方原発差し止め逆転決定 島高裁-毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200117/k00/00m/040/263000c
(関連)伊方原発3号機 運転認めない仮処分決定 広島高裁(NHKニュース)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200117/k10012249231000.html
(関連)「貴重な決定」「全面勝訴」 住民側、伊方原発差し止め決定に歓声 (時事通信社)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011701048&g=soc
6.(別添PDFファイル)伊方原発差し止めの背景「地震」甘く見すぎ、四電 地下3次元探査せぬまま(東京 2020.2.1)
ダウンロード - e4bc8ae696b9e58e9fe799bae5b7aee6ada2e38081e3808ce59cb0e99c87e3808de79498e3818fe8a68be38199e3818ee38081e59cb0e4b88b3e6aca1e58583e68ea2e69fbbe3819be381ace381bee381beefbc88e69db1e4baac202020.2.1efbc89.pdf
(関連)「安定供給には原発が必要」 四国電力・長井社長 伊方原発で相次いだトラブル謝罪も必要性を主張 香川(KSB瀬戸内海放送) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00010013-ksbv-l37
(関連)伊方原発 社長が現場と意見交換|NHK 愛媛のニュース
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200205/8000005580.html
以下はメール転送です。
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四電HPから:2020年01月 社長定例記者会見の概要
令和2年1月30日、長井社長が「伊方発電所の安全意識向上に向けて」、「第3四半期連結決算の概要」、「取引先からの贈答品の受け取り禁止」および「役員人事等」について説明しました。
【伊方発電所の安全意識向上に向けて】
このところ伊方発電所でトラブルが連続し、皆さまにご心配をおかけしていることについて、まずはお詫びを申し上げます。 去る27日、愛媛県の中村知事、伊方町の高門町長にお目にかかった際にも申し上げましたとおり、当社は、こうした状況を重く受け止め、定期検査の作業を中断し、トラブルの原因究明と再発防止策の策定に総力を挙げて最優先で取り組むことといたしました。このことは、私自らが先頭に立ち、責任を持って進めてまいります。
その上で、原子力発電所は専門技術の集積ではありますが、様々な機器を運転・点検するのは紛れもない"人"であります。発電所で働く一人ひとりが、基本ルールの徹底という「原点」に立ち返り、一つ一つの作業を慎重かつ確実に実施できるよう、私をトップに、昨日29日より常駐している原子力本部長にも補佐させながら、発電所員一人ひとりと意識の共有を図ってまいります。
具体的には、やはり訓示という形での一方通行では十分ではありません。27日に発電所を訪問した際、まず幹部を対象として試行的に実施したところでありますが、私が自らの言葉で安全への思いを伝えるとともに、従業員の声をとことん傾聴する取り組みをまずは進めていきたいと考えております。 明日以降、私は、改めて伊方発電所にまいります。少人数の膝詰めで、従業員の思いをしっかりと受け止める双方向のディスカッションを順次進め、最終的には、約360名の発電所員全員との対話を行ってまいります。
同時に、トラブル発生時の迅速・的確な通報連絡が地域の皆さまとの信頼関係の礎であるのはもちろんのことであり、こうした点についても再確認してまいります。当社の基本的な使命は、低廉で安定した電力をお客さまにお届けすることを通じ、地域の発展に貢献していくことです。 その電力供給のベースとなるのは、安全を大前提とした伊方発電所の安定稼働であります。
本取り組みにより、一人ひとりが基本ルールの遵守と情報公開の徹底を胸に刻んだ上で、単にルールを守るだけではなく、プラントに対する思いや心配りなど、プラスアルファの魂を発電所の要である"人"に宿し、安全を確かなものにしていくことに、私は全力を傾けてまいります。
【第3四半期連結決算】
(詳しくは「2019年度第3四半期 連結決算の概要」をご覧ください。)
[電力販売]
小売販売電力量は、契約電力の減少および前年夏季が高気温であったことによる反動減などにより、前年同期に比べ4.1%減の164億17百万kWhとなりました。一方、卸販売電力量は、94.7%増の62億6百万kWhとなり、この結果、総販売電力量は、11.4%増の226億23百万kWhとなりました。
[電力供給]
原子力は、伊方発電所3号機の稼働日数の増加に伴い、前年同期に比べ大幅増の58億94百万kWhとなりました。また、太陽光などの新エネは、前年同期に比べ4.1%増の29億57百万kWhとなった一方、水力は、5.5%減の27億85百万kWhとなりました。この結果、火力は、14.4%減の129億89百万kWhとなりました。
[収支]
営業収益、いわゆる売上高は、小売販売電力量が減少したものの、伊方3号機の稼働に伴う火力の供給余力の活用により、卸販売電力量が大幅に増加したことなどから、前年同期に比べ1.6%増、87億円増収の5,438億円となりました。営業費用につきましては、伊方3号機の稼働に伴い需給関連費が減少したことなどから、1.8%減、94億円減少の5,078億円となりました。この結果、営業利益は、181億円増益の360億円、支払利息など営業外損益を差引き後の経常利益は、160億円増益の339億円、また、親会社株主に帰属する純利益は、124億円増益の242億円となりました。なお、通期の業績予想につきましては、売上高7,340億円、経常利益240億円など、昨年4月に公表した数値から変更ございません。
【取引先からの贈答品受け取り禁止】
(詳しくは「取引先からの贈答品の受け取り禁止について」をご覧ください。)
当社は、「四国電力コンプライアンスガイドライン」のもと、これまでも法令遵守やステークホルダーとの健全な関係の構築・維持などを実践してまいりましたが、昨年明らかになった関西電力の金品受領問題を踏まえ、社会からの信頼を得るには、同じ電気事業者として襟を正し、行動で示すことが重要であると考えております。このため、電力業界で設置した「企業倫理等委員会」での議論や他社の先進事例の調査等を踏まえながら検討を進めてまいりましたが、当社は、さらなるコンプライアンスの徹底を図るべく、原則として、取引先からの贈答品の受け取りを禁止することといたしました。
あわせて、贈答品受け取りに関する相談窓口を設置し、やむを得ず贈答品を受け取った場合には報告を義務付けるなど、会社として贈答品の受け取りに対応する仕組みも導入いたします。今後、詳細なルールを整備したうえで、3月より運用を開始したいと考えております。当社といたしましては、役員および従業員一人ひとりが、公益事業者としての強い自覚と高い倫理観を持って、社会からより一層信頼される事業運営を推進してまいります。
【役員人事】
(詳しくは「役員人事等について」および「四国電力送配電株式会社の概要について」をご覧ください。)
送配電事業の分社化まで残すところ2か月となる中、本日開催の取締役会において、4月1日以降の四国電力送配電株式会社の役員人事について内定したことなどをお知らせします。現在、当社の取締役 副社長執行役員である 横井 郁夫 氏を取締役社長とするなどしたこの役員人事については、四国電力送配電株式会社の株主総会および取締役会を経て、正式に決定される予定であります。
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(田中一郎コメント)
およそ大会社の経営者たるもの、業界や自社の未来行く末を見定め、自社の「ゴーイング・コンサーン」としての組織の継続性と経営の健全性・安定性を常に考慮に入れ、従業員とその家族や系列企業・仕入れ先、株主や関係組織など、ステイクホルダー全体の最適化をはかり、更には地域への貢献や企業の社会的責任を心得て、不断に努力をし、決断すべき時は勇気を持って決断して、その結果責任を引き受ける、最後には自身の後継者を育てて、末永く「幸せを運ぶ」会社にしなければならない、そんな大きな役割と期待と能力を兼ね備えてこその経営者であり、社長・会長なのである。
ところが、この四国電力という会社の役員どもときたら、長井啓介とかいう社長を筆頭に、大会社の経営者に求められる資質や能力や覚悟といったものが、まるで感じられないのだ。電力業界にとって原発など将来的にお荷物となり、やればやるほど使用済み核燃料や核のゴミが増えて後始末に苦しむだけ、運転コストも他の電力源に比べて割高で、MOX燃料に至ってはウラン燃料の数倍もする品物だ、しかも使用後の扱いが厄介極まりなしで、何の経済的なメリットもない。更に、福島第1原発事故を受けての原発安全対策のための追加コストが巨額にのしかかり、もはや四国電力が伊方原発の再稼働継続に固執する意味はなくなっている。
しかも、上記記者会見での発言の通り、「小売販売電力量は前年同期に比べ4.1%減の164億17百万kWh、一方、卸販売電力量は94.7%増の62億6百万kWhとなった」というのだから、地元四国地方での電力需要に対応するに原発電力は全く不要であり、卸売電力(=大半が関西電力への売電)発電のために伊方原発3号機を稼働させて卸販売電力量が94.7%増となったなどと言っているのだから呆れるばかりである。四国地方のためになっていない他地域への売電という金儲けのために伊方原発を動かしているという愚を「安定電力の確保」などと嘘偽りの虚言を弄して原発再稼働維持に走っている。ステイクホルダーも地域貢献もあったものではない。
おまけにここに書かれていないので付け加えれば、四国電力の主力発電所である火力発電所は4つあるが、その4つともが海岸べりにあって津波に弱い構造になっている。もし近未来に南海(あるいは東南海)大地震に見舞われ四国地方が大津波を食らえば、四国電力は原発のみならず全ての火力発電所が運転停止状態になる可能性が高く、そうなった場合、外部電源の復旧は事実上できなくなってしまう可能性がある。非常用電源が予定通りに動いたとしても、それは短期間で運転が終了してしまうため、外部電源が復旧するのに時間がかかっている間にSBOとなり、その後は福島第1原発と同じ運命をたどることになるだろう。
そして更に、伊方原発目前には、中央構造線という日本最大の活断層が横たわり、その向こうには日本の空を無法で飛び回り、伊方原発敷地を含むあちこちで墜落事故を起こしている危険極まりない米軍機=とりわけオスプレイが岩国基地を毎日のように離着陸しているのである。1988年には上記でご紹介したように米軍機が伊方原発敷地に墜落し、間一髪のところで大事に至らなくて済んだ。そして更に、伊方原発西方には阿蘇山や九重山があっていつ大噴火を起こすかわからず(火砕流リスクと火山灰大量降下リスクの2つがある)、また、伊方原発のある佐多岬半島の細長い西方地域に住む住民は、原発が大事故を起こせば逃げられないままに大量の放射能を頭から浴びて深刻な被ばく被害を被るだろう。
かような状態で、この四国電力は長井啓介とかいう社長を筆頭にしたボンクラ・ボケナス経営者どもによって牛耳られているわけである。およそまともな神経があれば、伊方原発の再稼働などはやめて、使用済み核燃料への安全対策を優先した「安全対策と廃炉」に進む、というのが常識というものである。そうならずに逆方向に進んでいるということは、この連中が「自分が在任中は事なかれ主義」でやり過ごし、そのあと巨額退職金と天下り先をもらってさっさと「後は野となれ山となれ」で四国電力を退職・おさらばすればいい、くらいにしか考えていないことを意味している。つまり経営者資格皆無のケツの穴の小さい連中が、この伊方原発再稼働に固執して、なすべきことをちっともしないばかりか、その逆方向にアクセルを踏んでいる、ということなのである。
だから結論はこうなる。「伊方原発廃炉が「天の声」だ:原発技術や電力会社経営の将来を見極める能力もなく、地域住民や四国地方の安全への配慮もせずに、優柔不断にMOX原発にしがみつく経営陣を更迭し、伊方原発を廃炉にせよ! 四国に原発は不要だ!」(メールの表題の通り)
(関連)中央構造線 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0%E7%B7%9A
(関連)岩国飛行場 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E5%9B%BD%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
7.脱原発弁護団全国連絡会 - 速報:広島高裁、伊方原発の運転を許さず!!
http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/20-01-17/
(関連)【速報】 伊方原発3号機運転差止仮処分命令申立事件 広島高裁決定要旨 - NPJ
http://www.news-pj.net/diary/58710
(関連)脱原発弁護団全国連絡会 - 1月17日午後2時 伊方原発の運転について広島高裁が判断
https://00m.in/dNzgI
(関連)前回:脱原発弁護団全国連絡会 - 速報:勝った!伊方広島仮処分即時抗告審決定(2017年12月13日)
http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/17-12-13/
8.司法判断などカンケーネー(アベ政権・自公政治)
三権分立など、知ったこっちゃねえ、とゴロツキ・ガラクタ政権の閣僚どもが吼えています。
(1)菅長官「判決に関わらず、今後も原子力政策を推進」 伊方3号機の運転差し止め決定(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200117-00010007-wordleafv-pol
(2)梶山経産相 原発再稼働推進変わらず 電事連会長「極めて残念」伊方差し止め:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011701103&g=eco
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(関連)問題続く伊方原発「絶対の安全ない証明」 立憲・枝野氏:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN1V56LVN1VUTFK007.html
(関連)枝野氏、伊方3号機運転見送りを 停電トラブル受け現地で(共同通信)- Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200126-00000069-kyodonews-pol
9.(別添PDFファイル)伊方 電源一時喪失、燃料冷却43分間停止、3号機プール水温1度上昇(東京 2020.2.6夕刊)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202002/CK2020020602000273.html
(関連)伊方3号、外部電源一時喪失 燃料冷却43分停止(愛媛 2020.2.6)
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202002060031
(関連)伊方原発3号機 外部電源喪失で冷却が約43分間停止
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000175624.html
(田中一郎コメント)
この件について、マスごみの一角=TV朝日は「原発の保安規定に記されている上限温度は65度で、対応もマニュアルに沿っている」などという四国電力のその場しのぎの「言い訳」を、何の批判的コメントもないままに、わざわざ付記して報道しています。しかし、よく考えてみていただきたいのだが、今回約1時間弱ほどの時間、冷却できない状態が続いて、その結果、使用済み核燃料プールの温度が1度ほど上昇したということだから(MOX燃料が入っていたため若干上昇速度が速い)、これが100度Cまで上昇して沸騰し始めるには、だいたい30度C⇒100度Cで70度上昇で、概ね70時間ほど=つまり3日間かかるということだ。
これは逆に言えば、使用済み核燃料プールの冷却が出来なくなった場合、約70時間=3日間ほどでプールの水が沸騰して蒸発しはじめ、あっというまに使用済み核燃料プールは冷却できなくなり、福島第1原発事故時の4号機のようになってしまうということを意味している。そしてこのことは、何も伊方原発だけに限ったことではなく、日本全国全ての原発に言えることなのだ。原発は、圧力容器や格納容器で覆われた原子炉よりも、何のカバーも保護設備もない使用済み核燃料プールの方が危険である、といっても過言ではないことが、今回の伊方原発の停電事故からもわかるのである。
10.その他関連サイト
(1)青天の霹靂だった伊方原発3号炉差し止め仮処分決定。予想される影響は? - ハーバー・ビジネス・オンライン
https://hbol.jp/211339?cx_clicks_art_mdl=5_title
(2)伊方3号廃炉 共産県議ら四電に申し入れ(愛媛新聞ONLINE) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-22001401-ehime-l38
*原発関連他 新聞記事一覧表(日本三代実録869年7月~2020年2月:7475件)
http://jishinga.ozetaro.3zoku.com/kensaku_all_kiji_simple/main.html
草々
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