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2020年2月

2020年2月29日 (土)

(報告)(2.26)オルタナティブな日本をめざして(特別編):「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(新ちょぼゼミ:早川芳夫さん)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


さる2020年2月26日、水道橋のたんぽぽ舎において、下記「新ちょぼゼミ」を開催いたしましたので、以下、当日資料を添付して簡単にご報告いたします。

(2.26)オルタナティブな日本をめざして(特別編):「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(新ちょぼゼミ:早川芳夫さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-b94107.html

2018年、19年と日本列島は数度にわたり台風や集中豪雨に見舞われ、全国各地で堤防の決壊、内水氾濫、土石流などで多くの被害を出しました。日本列島は昔から毎年のように水害被害に見舞われる災害大国であるにもかかわらず、それに対する政府や自治体行政の対応の仕方にあまり進歩が見られないどころか、より悪化しているような気がしてなりません。特に河川行政=治水政策については、20年近く前に「脱ダム宣言」(長野県他)がなされたにもかかわらず、依然として必要性に乏しい巨大なダムの新規建設が続けられ、本来ならば堤防の補強や遊水池・調整池の整備などに回されるべき予算が無駄に使われていたり、対策がハード面に偏って防災対応としてなすべきソフト面がおろそかにされたりして、効果的な防災対応ができていないように思われます。今回はこの問題にお詳しい早川芳夫さんにおいでいただき詳しくご説明いただきます。

講 師:早川芳夫(はやかわ よしお)さん
 略歴:1975年東京都立大学理学部地理学科卒業後・同研究生として水害(内水氾濫)の研究を行う。その後、高校社会科教員として41年間教壇に立つ。35年前から、1反歩(1000㎡)の畑で有機在来種作物農業を実践する。現在、スローアグリカルチャー研究会代表。9条を守る神奈川高校教職員の会共同代表。


(いつも「新ちょぼゼミ」を録画して下さっているUPLAN(三輪祐児さん)がコロナウィルスの関係でしばらくお休みとなりましたので、当日の録画はありません)
 https://www.youtube.com/watch?v=xHNrEus4OZI

 <早川芳夫さん講演の当日配布資料>
(別添PDFファイル)(レジメ)日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!(新ちょぼゼミ:早川芳夫さん 2020.2.26)
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 <田中一郎からの当日プレゼン資料>
(1)(別添PDFファイル)(レジメ)新ちょぼゼミ「鈴木眞一福島県立医大教授証人尋問& 災害列島改造論(岩波月刊誌『世界 2020.3』)(2020.2.26)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e3808ce988b4e69ca8e79c9ee4b880e8a8bce4babae5b08be5958fefbc8620e781bde5aeb3e58897e5b3b6e694b9e980a0e8ab96efbc88e3808ee4b896e7958c202020.3e3808fefbc89.pdf
(2)(別添PDFファイル)大地動乱・人口減少時代の成長信仰が衰亡を招く、超広域大震災にどう備えるか(イントロ部分)(石橋克彦『世界 2020.3』)
ダウンロード - e68890e995b7e4bfa1e4bbb0e3818ce8a1b0e4baa1e38292e68b9be3818fe38081e8b685e5ba83e59f9fe5a4a7e99c87e781bde381abe381a9e38186e58299e38188e3828be3818befbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e79fb3e6a98be5858be5bda6e3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(3)(別添PDFファイル)災害で誰が犠牲になるのか、行政責任と予防政策(一部抜粋)(宮入興一『世界 2020.3』)
ダウンロード - e781bde5aeb3e381a7e8aab0e3818ce78aa0e789b2e381abe381aae3828be381aee3818be38081e8a18ce694bfe8b2ace4bbbbe381a8e4ba88e998b2e694bfe7ad96efbc88e68a9ce7b28befbc89efbc88e5aeaee585a5e88888e4b880e3808ee4b896e7958c202020.3e3808fefbc89.pdf
(4)(別添PDFファイル)水害多発の時代に命を守る:滋賀県流域治水条例の挑戦から(イントロ部分)(嘉田由紀子『世界 2020.3』)
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(5)(別添PDFファイル)「事前復興計画」による社会変革(イントロ部分)(五十嵐敬喜『世界 2020.3』)
ダウンロード - e3808ce4ba8be5898de5bea9e88888e8a888e794bbe3808de381abe38288e3828be7a4bee4bc9ae5a489e99da9efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e4ba94e58d81e5b590e695ace5969ce3808ee4b896e7958c202020.3e3808fefbc89.pdf

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(6)(報告)(2.14)「子ども脱被ばく裁判」傍聴記(1)鈴木眞一福島医大教授証人尋問:隠して隠して隠して、逃げて逃げて逃げて、あとはつまらないおしゃべりに終始した鈴木眞一教授、ウソらしき発言もチラホラの誠意なき証言- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-dfa2fc.html


 <豪雨・東日本大震災 VTR他>
(1)西日本豪雨 各地で土砂崩れ、河川氾濫 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=FOJaA-K5QTI
(2)濁流が街をのむ 西日本豪雨、堤防決壊の現場 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=D5ec5BRsTqk
(3)2011-03-11 東日本大震災 気仙沼市を襲った津波【まいにち防災】*この動画には津波映像が含まれています - Great East Japan Earthquake, Tsunami - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=k_5-IF5cAvA
(4)【東日本大震災】国家存亡の危機180秒映像!地震津波の瞬間・原発事故! - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-PPE72_n48M
(5)千曲、阿武隈川で堤防決壊 阿賀野、信濃川で氾濫 10人死亡、10人以上行方不明[写真特集1-24]- 毎日新聞
 https://mainichi.jp/graphs/20191013/hpj/00m/040/001000g/1?fm=mnm

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(6)『酒飲んでワーin赤坂自民亭』から一年。今の自民党は国民に目を向けているのだろうか|かとさよ@狐狸新党のNote|note
 https://note.com/ksty/n/n9d0dfea9939e
   ↓
(その後、全く同じようなことがまた起きている=大災害があってもアベ政権・自民党閣僚どもは有権者・国民のことなどどうでもいいらしい)

(7)新型肺炎対策会議 小泉氏ら3大臣欠席は「用務」 菅氏「必要ならやむをえない」 官房長官会見詳報 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200219/k00/00m/010/206000c

(3閣僚とは、小泉進次郎環境相、森雅子法相、萩生田光一文部科学相)

 <別添PDFファイル>
(1)(署名用紙)台風19号に依る浸水被害の原因究明と賠償、再発防止を求める請願(2020.1)
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(2)非人道的な日本の避難所(塩崎賢明『科学 2020.3』)
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/KaMo202003.html


 <関連情報>
(1)堤防決壊 同時多発、越水で浸食か・地元は補強要望(朝日 2019.10.16)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14218752.html
(2)ダム緊急放流5県7カ所:城山ダム緊急放流 相模川(朝日・東京 2019.10.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019101302000141.html
(3)台風19号で緊急放流の6ダム、「事前放流」準備なかった(東京 2019.10.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2019102002000141.html
(4)検証:台風19号で八ッ場ダム、スーパー堤防 本当に役立った?(東京 2019.10.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019101702000143.html
(5)台風19号 一時16万戸断水、水道設備 水害リスク露呈(日経 2019.10.29)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO51505310Y9A021C1CC1000/
(6)千葉大雨 水位観測所4カ所故障、大雨前から 県、自治体に伝えず(東京 2019.10.28夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019102802000247.html
(7)防衛と防災(斎藤美奈子 東京 2019.10.16)
 https://00m.in/NSJqm

 <関連サイト>
(1)「どこが川で、どこが街なのか」 泥水の海と化した住宅地 千曲川堤防決壊 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191013/k00/00m/040/097000c?fm=mnm
(2)千曲、阿武隈川で堤防決壊 阿賀野、信濃川で氾濫 10人死亡、10人以上行方不明[写真特集1-24]- 毎日新聞
 https://mainichi.jp/graphs/20191013/hpj/00m/040/001000g/1?fm=mnm
(3)台風19号被害拡大 災害頻発列島で疑問だらけの対策対応<1>危機だけは伝わった気象庁の警戒呼び掛けは役立ったのか(日刊ゲン… 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/485.html
(4)台風19号被害拡大 災害頻発列島で疑問だらけの対策対応<2>嵐が過ぎ去ってから動き出した安倍官邸の「やっているふり」(日刊… 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/489.html
(5)台風被害の後手後手対応と避難所の劣悪環境が国会で議論も…安倍首相は“自治体任せ”で知らんぷり、「十分機能を果たした」|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2019/10/post-5030.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
(6)福島で川に除染廃棄物が流出 田村市の仮置き場、台風19号 | 共同通信
 https://this.kiji.is/556080279094969441

(7)台風19号の被害拡大 死傷者100人以上10都県で36河川が氾濫|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263262
(8)森田千葉県知事に危機意識ゼロ 災害対策10年ホッタラカシ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263854
(9)隅田川も荒川も薄っぺらなカミソリ堤防…東京水没は「ゼロメートル地帯」の整備がカギ AERA dot.
 https://dot.asahi.com/aera/2019071000056.html
(10)逆流下水は糞尿混じり…武蔵小杉タワマン台風19号被害ルポ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/263287
(11)二階幹事長 台風被害は「まずまず」発言、自民党議員にも非難(女性自身) Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191014-00010008-jisin-pol
(12)安倍首相が今日になって「やってる感」アピールも、台風襲来最中の「休養」に批判殺到! 立川談四楼は「寄り添う気がない」|LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2019/10/post-5023.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push

(関連)八ッ場(やんば)あしたの会 - 八ッ場あしたの会は八ッ場ダム本体工事の中止と水没予定地域の再生を目的としたNGOです
 https://yamba-net.org/


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々


(追)直近の水害・災害・防災・支援関連の報道
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 <別添PDFファイル>
1.台風19号の洪水、各地で「内水決壊」、上流の越水、下流で堤防崩す(日経 2020.1.17)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO54461820W0A110C2TJN000/
2.ダム事前放流しやすく、発電や水道 業者の損失補う、新制度 国交省が20年度に(日経 2020.1.14)
 https://note.com/aiyaseki/n/n6a72d8f68542
3.クローズアップ:「小規模」盛り土、熊本地震で被害多発 対策は「自衛」頼み(毎日 2020.1.29)
 https://mainichi.jp/articles/20200129/ddm/003/030/112000c?fm=mnm
4.限界寸前だった都心の治水、流域全体で災害対策を(橋本淳司『週刊エコノミスト 2020.1.21』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200121/se1/00m/020/043000c
5.特集ワイド:大災害、予防減災できる 民間で進む技術に希望 文化人類学者・竹村眞一教授が提言(毎日 2020.1.29夕刊)
 https://00m.in/oBShD
6.福祉避難所 周知足りず、台風19号 健常者対応「困難」、行き場失う障害者ら(毎日 2019.12.28)
 http://suzukihidehiro.com/data/activity/306/article.pdf?20190425135700
7.無電柱化達成に1500年? 識者「コスト10倍 変えないと」(東京 2020.1.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202001/CK2020012002000124.html
8.高齢化進む「阪神」被災地「復興住宅」、「年寄り村やね、ここは」、地域のつながり絶たれ(東京 2020.1.17)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2020011702000202.html
9.阪神・淡路大震災から25年:行政には頼らない、避難所運営のカギは地域住民の自治(イントロ部分)(粟野仁雄『週刊金曜日 2020.1.17』)
 http://www.labornetjp.org/news/2020/1579223096095staff01

 <関連サイト>
1.2020年「堤防決壊ラッシュ」の危機! 全国で放置される「ダム優先、堤防軽視」の利権構造が日本を沈没させる(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200104-01104500-playboyz-soci
2.「ダム最優先・堤防強化二の次」の治水政策で強行される、石木ダム建設(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200119-00211006-hbolz-soci
3.「排水管修繕で10年揉めた」“共同共有”のタワマンが抱える致命的な問題|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/item/neta/12113-518944/
4.見えぬ治水対策、撤退も 被災3ヵ月の郡山中央工業団地 立地企業が市に対策求める- 河北新報オンラインニュース
 https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200114_63016.html
5.東京の「大水害」いつ起きてもおかしくない実状- 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/326413
6.特集巨災リスク:首都圏浸水の危機シナリオ、荒川氾濫なら被害90兆円規模に(ロイター) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200117-00000068-reut-asia
7.避難所生活は「つらい」のが当たり前? 雑魚寝にトイレ問題…変わらぬ国の震災想定シナリオ、専門家は批判|まいどなニュース
 https://maidonanews.jp/article/13046230

*防災も災害復旧も被災者救済もまともにできない日本政府(その1)=国家を運営する資格も能力もない「アホウ」と「利権」の集団に政権をゆだねる「愚」が悲惨な災害被害を招いている- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-ca8453.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上

2020年2月28日 (金)

日本大学夜明けかたそがれか!?:「新しい日本大学をつくる会」(代表:牧野富夫元日大副総長)が田中英寿理事長他の日本大学経営陣の責任を追及して損害賠償請求訴訟を提訴

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.これからの「新ちょぼゼミ」の予定です
(1)(3.31)オルタナティブな日本をめざして(第41回):「幻想の新型原子炉:超高温ガス炉(VHTR)と小型原子炉」(新ちょぼゼミ:後藤政志さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-66e445.html

(2)(4.12)オルタナティブな日本をめざして(第42回)「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(新ちょぼゼミ:山田朗明治大学教授)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-2d4991.html

(3)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(上岡直見さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-4c608c.html

(4)(5.14)オルタナティブな日本をめざして(第44回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(新ちょぼゼミ:奈須りえさん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-37f02f.html

(5)オルタナティブな日本をめざして(第45回):「食べものが劣化する日本:命をつむぐ種子と安心な食を次世代へ」(安田節子さん:2020年5月27日)

(6)オルタナティブな日本をめざして(第46回):「霞が関改革をどうする:日本の政治と官僚制」(中野晃一上智大学教授:2020年6月18日)

(7)オルタナティブな日本をめざして(第47回):「ジャーナリズムと日本の危機:ワセダクロニクルの挑戦」(渡辺周さん:2020年6月4日)

(8)オルタナティブな日本をめざして(第48回):「霞が関改革をどうする:日本の官僚組織」(前川喜平さん:2020年7月28日)


2.イベント情報
(1)(別添PDFファイル)(チラシ)(3.1~3.15)信木美穂の詩画集『ひまわりの丘 福島の子どもたちとともに』原画展
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc93efbc8eefbc91efbd9eefbc93efbc8eefbc91efbc95efbc89e4bfa1e69ca8e7be8ee7a982e381aee8a9a9e794bbe99b86e58e9fe794bbe5b195.pdf
(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(3.4)福島原発被害東京訴訟 第2陣第7回公判(東京地裁)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc93efbc8eefbc94efbc89e7a68fe5b3b6e58e9fe799bae8a2abe5aeb3e69db1e4baace8a8b4e8a89f20e7acacefbc92e999a3e7acacefbc97e59b9ee585ace588a4.pdf
(3)(別添PDFファイル)(チラシ)(3.28)第1回NNR国賠訴訟学習会:日本の裁判所の現状、本来あるべき姿(元福井地裁裁判長樋口英明氏)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc93efbc8eefbc92efbc98efbc89e7acacefbc91e59b9ennre59bbde8b3a0e8a8b4e8a89fe5ada6e7bf92e4bc9aefbc88e6a88be58fa3e88bb1e6988ee6b08fefbc89.pdf
(4)(別添PDFファイル)(チラシ)(4.16)福島原発被害東京訴訟 第1陣控訴審第3回公判&報告会
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc94efbc8eefbc91efbc96efbc89e7a68fe5b3b6e58e9fe799bae8a2abe5aeb3e69db1e4baace8a8b4e8a89f20e7acacefbc91e999a3e68ea7e8a8b4e5afa9e7acacefbc93e59b9ee585ace588a4.pdf
(5)(3.3)東電株主代表訴訟 第53回口頭弁論期日
 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-359.html


3.市民意見広告運動 - 2020年期(第22回)市民意見広告運動の賛同呼びかけを開始しました
 https://www.ikenkoukoku.jp/news/676/

(チラシ)2020年期(第22回)市民意見広告
 https://www.ikenkoukoku.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/10/2020chirashi1.pdf
(関連)市民意見広告運動
 https://www.ikenkoukoku.jp/


4.新刊書紹介
(1)崩壊するアメリカの公教育 日本への警告-鈴木大裕/著(岩波書店)
 https://cutt.ly/br7uw2Y
(2)緑風出版│原発は日本を滅ぼす
 http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-2001-6n.html


5.砂の器 デジタルリマスター版 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=wrKIYRY4tXQ

(関連)砂の器 - 作品情報 - 映画.com
 https://eiga.com/movie/37374/

(新作の映画「砂の器」のDVDかと思って、最寄りの図書館で見つけて借りてきて見たのですが、それは勘違いで、だいぶ前に見た旧作品の映画「砂の器」でした。この旧作品は原作が故松本清張で、私は小説の方も学生時代に読んでいましたが、ストーリーは同じようなものですが、しかし、その展開内容は全く「別物の作品」と言っていいくらいに差があります。清張の小説「砂の器」の方は、まさにハードボイルド型の推理小説で、文章が淡々と描かれて続いていくのに対して、映画「砂の器」は非常にドラマチックで感動的で、人間の哀しい「宿命」のようなものを感じさせる「胸を打つ」作品です。みなさまも機会があればご覧ください。

私は2度目の観賞をして、また再び感動して、目頭が熱くなりました。加えて、映画に出てくる故郷を追われた親子の放浪の旅は、今般の福島第1原発事故によって故郷を追われた方々の苦難の日々を想像させるものがあり、胸が痛くなりました。そして、日本の社会がその頃(映画「砂の器」の親子放浪の旅の時代は太平洋戦争中の昭和18~19年頃です)とあまり変わっていなくて、厳しい状況に置かれた人達に対して、嫌がらせやいじめなどを繰り返していた、そのロクでもない社会体質を今でもなお引きづっているかと思うと、気が重くなりました。それから、今回新たな発見をしたのは、この旧作品「砂の器」の脚本を山田洋次さんが書いていることで、そういえば映画の中でも「寅さん」映画に出てくる渥美清氏や帝釈天の御前様が出演していました。なるほど、なるほど、と思った次第です。お勧めの映画です。


6.イベント中止情報
(1)★中止になりました (3.21)新型出生前診断(NIPT) と胎児治療 みんなで考えてみませんか(東京・四谷)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1580110009225staff01
(2)★中止 国際シンポジウム:世界が告発するフクシマの現状-東京五輪で消されゆく原発事故被害-(3-21、東京・港区)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1579845041782staff01
(3)★中止 【3-11東京・3-14・15福島】[CCNE協賛]「国際シンポジウム 3・11から9年 どう伝える? 原発事故のこと ~オリンピックで埋もれさせない、福島のリアル~」開催のお知らせ - 原子力市民委員会
 http://www.ccnejapan.com/?p=10718
(4)■延期 3月21日(土)学習講演会(CNFE @信濃町教会、「迫りくる巨大地震と巨大噴火」講師:巽好幸氏) 5月23日(土)
(5)★中止 廃炉の会よりお知らせ_【中止】3月14日「福島は語る」上映会(泊原発)
 https://tomari816.com/blog/?p=2798
(6)★中止 (3.8)三田茂医師講演会(大阪)
 https://www.gowest-comewest.net/our-missions/
(7)■延期 (4.12)「シンポジウム合成生物学の実態とその応用 8月15日に延期となりました
================================


去る2020年2月25日、東京地裁にて、「新しい日本大学をつくる会」(代表:牧野富夫元日大副総長)の原告らが、田中英寿理事長他の日本大学経営陣の責任を追及して提訴した損害賠償請求訴訟の第2回公判が開催されました。以下、簡単のご報告申し上げます。

 <当日配布された資料:別添PDFファイル>
(1)「新しい日本大学をつくる会」(牧野富夫)& 「つくる会」訴訟ニュース(NO.1~NO.3)(2020.2.25)
ダウンロード - e3808ce696b0e38197e38184e697a5e69cace5a4a7e5ada6e38292e381a4e3818fe3828be4bc9ae3808defbc8620e3808ce381a4e3818fe3828be4bc9ae3808de8a8b4e8a89fe3838be383a5e383bce382b9efbc88no.1efbd9eno.3efbc89.pdf
(2)日大経営陣へ訴訟開始のお知ら(森雄一 2020.2.11)
ダウンロード - e697a5e5a4a7e7b58ce596b6e999a3e381b8e8a8b4e8a89fe9968be5a78be381aee3818ae79fa5e38289efbc88e6a3aee99b84e4b880202020.2.11efbc89.pdf
(3)長沼宗昭さん陳述書:「つくる会」訴訟ニュース(NO.4)(2020.2.15)
ダウンロード - e995b7e6b2bce5ae97e698ade38195e38293e999b3e8bfb0e69bb8efbc9ae3808ce381a4e3818fe3828be4bc9ae3808de8a8b4e8a89fe3838be383a5e383bce382b9efbc88no.4efbc89efbc882020.2.15efbc89.pdf
(4)第一準備書面:日本大学経営陣への損害賠償請求訴訟(2020.2.14)
ダウンロード - e7acace4b880e6ba96e58299e69bb8e99da2efbc9ae697a5e69cace5a4a7e5ada6e7b58ce596b6e999a3e381b8e381aee6908de5aeb3e8b3a0e5849fe8ab8be6b182e8a8b4e8a89fefbc882020.2.14efbc89.pdf
(5)意見陳述書:日本大学経営陣への損害賠償請求訴訟(加部歩人 2020.2.25)
ダウンロード - e6848fe8a68be999b3e8bfb0e69bb8efbc9ae697a5e69cace5a4a7e5ada6e7b58ce596b6e999a3e381b8e381aee6908de5aeb3e8b3a0e5849fe8ab8be6b182e8a8b4e8a89fefbc88e58aa0e983a8e6ada9e4babaefbc89.pdf
(6)相次ぐ大学不祥事 どう防ぐ?(日経2020.2.15)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55643310U0A210C2CR8000/

(関連)東京医科大への私学助成ゼロ 18年度分、日大など減額:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASM1Q2VKQM1QUTIL003.html


 <「新しい日本大学をつくる会」関連他>
(1)日大再生
 http://ndsai.com/index.html
(2)「新しい日大をつくる会」が立ち上がりました
 http://ndsai.com/contact.html
(3)日大元副総長らが「新しい日本大学を作る会」設立 執行部に慰謝料請求へ - スポーツ報知
 https://hochi.news/articles/20190507-OHT1T50135.html
(4)「新しい日本大学を作る会」が理事長を告訴へ - NAVER まとめ
 https://matome.naver.jp/odai/2156197966213417601
(5)日大理事長らに賠償請求 アメフット問題で提訴:イザ!
 https://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/191004/evt19100419080039-n1.html
(6)日本大学現執行部へ退陣要求を!真の教育理念「自主創造」を取り戻し、世界に誇れる日本大学に! - JAPANKURU FUNDING
 https://japankurufunding.com/projects/nihonuniversity/
(7)日大ついに民事提訴へ “ドン”田中理事長が追い出される日|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/253468
(8)日本大学の明と暗|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3336

・・・・・・・・・・・・・・・・・
(9)新しい日本大学をつくる会 - ホーム - Facebook
 https://www.facebook.com/NEWNHD/
(10)#新しい日本大学をつくる会 - Twitter検索 - Twitter
 https://cutt.ly/Gr7i15Q https://cutt.ly/Gr7i15Q

 <裁判の概要>
 上記「当日配布された資料:別添PDFファイル」の(1)(2)(3)をご覧いただければ、この裁判の主旨や目的、原告の主張などが一目瞭然でわかります。

*原告は、現職・元職の教授・講師個人14名(うち非常勤3名)と「新しい日本大学をつくる会」
*被告は、田中英寿理事長他日大経営陣8名(離職者1名を含む)
*請求事項は下記の2つ
 1.大学法人に与えた損害金の一部として3億5000万円を補填し支払え
 2.母校愛を侵害された原告14名各人に55,000円を支払え

*この民事訴訟とは別に刑事告発や現在の日大理事ら経営陣に退陣を要求している

 以上です。新参者の私が下手な解説を加えるよりも、別添PDFファイルをご覧いただいた方が裁判の概要よくわかりますので、どうぞご覧ください。私からは唯一点だけ、この日本大学に見られる「異常事態」は、実は他の大学でも大なり小なり起きていることではないかと思われることです。今日の日本の大学は「根腐れ」を起こしており、どこもかしこも「学問の府」の名に値しない「悲惨なご都合主義の巣窟」と化していると言っても過言ではないでしょう。この日本大学を巡る裁判において、日本の司法・裁判所(こちらも同等程度におかしくなっていますが:下記参照)が適切な判断・判決を下せるかどうかが、日本の大学が「きちんとした組織」として、「学問の府」として、再生できるかどうかの大きな契機・分岐点になるのではないかと思われます。みなさまのご注目と、できればこの裁判の傍聴をお願い申し上げます。

(次回公判予定日)2020年4月8日 午後2時 東京地裁706号法廷


(参考)(報告)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-ab6361.html

(参考)(報告)新ちょぼゼミ:東電経営者幹部3人の福島原発事故刑事裁判に見る日本の司法・裁判、裁判所・裁判官のデタラメとそのひどさ(日本の司法を解体・再編せよ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-42c18e.html

(参考)日本の大学は腐っている(1):学問や真理の探究、大学の自治など何処へやら=今や「反社会的勢力」の端くれに成り下がったのか!? 日本の大学- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-8d00.html

(参考)日本の大学は腐っている(2):正体を現した似非アカデミズム=「住民に背を向けたガラスバッジ論文ー7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となりえない」(宮崎真&早野龍五論文)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-5dd5.html
草々

2020年2月24日 (月)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(109):末期症状を呈する原発・核燃料サイクル=審査書類をゴマカス日本原電 & 審査を隠す・基準を歪める原子力「寄生」委員会・「寄生」庁

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

*みなさまへ、新聞を取るなら東京新聞と日刊ゲンダイです
(東 京 新 聞) https://www.tokyo-np.co.jp/
(日刊ゲンダイ)https://www.nikkan-gendai.com/


(最初に若干のことです)
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1.コロナによるイベント中止連絡
(1)(3,8)「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき集会」中止です。
 http://genpatsu-zero.net/
(2)(3.21)「新型出生前診断と胎児治療 みんなで考えてみませんか」(ゲノム問題検討会主催シンポジウム)延期です。
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1580110009225staff01
(3)(3.21)「上関原発を建てさせない山口大集会2020」中止です。
 https://stopkaminoseki.wixsite.com/kenmin-daisyukai2019/blank-14
(4)【UPLAN】撮影自粛のお知らせーー本当に寝ていることにしました - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xHNrEus4OZI


2.新刊書
(1)わたしの戦後史 95歳、大正生れ、草の根の女のオーラルヒストリー戦争の「痛み」を知る世代が求め続けたもの-谷たみ/語り 堀江優子/編著(梨の木舎)
 https://00m.in/UNpoU

(2)韓国市民運動に学ぶ──政権を交代させた強力な市民運動|宇都宮健児ー花伝社書籍案内
 http://www.kadensha.net/books/2020/202002kankokushiminnundou.html


3.東京新聞-原発事故で自主避難の丹治さん「福島の復興はまだ先」-群馬(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/202002/CK2020021202000144.html


4.日刊ゲンダイより
(1)【安倍晋三】内閣支持率が急降下 現実味を帯びてきた安倍首相の終わり|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269356
(2)【安倍政権】クルーズ船“潜入”医師 安倍政権の感染デタラメ対応を暴露|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269349
(3)【小泉進次郎】進次郎環境相 新型コロナ対策より後援会を優先する軽薄さ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269290
(4)コロナ“現地対策本部長”橋本議員 写真削除で露呈した無能|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269410
(5)安倍首相グルメ三昧 コロナ対策会議わずか10分のデタラメ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269412
(6)安倍首相の改憲論の「嘘」を見逃してはならない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269286
(7)異例の黒川人事に激怒 稲田検事総長が放つ「逆襲の一手」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269033
(8)高市大臣の元SPが2度目の逮捕 辞職理由“痴漢の前科”の衝撃|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/269294
(9)辻元議員「殺してやる」の脅迫文 立民党本部に届いていた|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269416
(10)評論家・佐高信氏 理不尽な要求に経営者は抵抗してほしい|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269415


5.その他
(1)トランプが制服組を愚弄し、毒を吐きまくった「地下会議」の内幕 - こんな大統領に核のボタンを握らせておいていいのか - クーリエ・ジャポン
 https://courrier.jp/news/archives/190936/?ate_cookie=1582286901
(2)(関連)【独占1万字】米紙が暴いた機密文書「アフガン・ペーパーズ」の衝撃 - 米政府の18年間の大ウソが白日の下に… - クーリエ・ジャポン
 https://00m.in/5zciU
(3)クルーズ船乗客の死亡は安倍政権の人災だ!「船内感染は留め置いた5日以前」という厚労省の言い訳の嘘|LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2020/02/post-5268.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
(4)まさかの名目賃金ダウンの衝撃! アベノミクス臨終カウントダウン|週プレNEWS
 https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2020/02/17/110722/
(5)日本はインフラの二流、三流国になる 『荒廃する日本』 - J-CAST BOOKウォッチ
 https://books.j-cast.com/2020/02/18010917.html
(6)望月『東京』記者に示した『毎日』官邸キャップの“忠告”の中身(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200214-00010001-kinyobi-soci

「パブコメやり直してください!」「全国でここだけ。公営の水力発電を売り渡すな!」市担当者に市民が迫る!- ~2.9 これでいいのか?金沢市が強引に進めようとしているガスと発電事業の民営化 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467155


6.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)市場原理主義アホダラ教政策の経済的帰結(その1):保育園を株式会社化して規制緩和をしたらどうなったか!? 犠牲者は子どもたちと保育士=保育園は養鶏場ではない!(岩波月刊誌『世界』小林美希さんレポートより)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-356563.html

(2)日本国憲法体制の戦後日本を大きく歪めた「2つのこと」で最後まで闘う:(1)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟(2)元号法制化違憲訴訟 = 日本の裁判所・裁判官はその本来の機能を取り戻せるか!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-19a8ba.html

(3)(他のMLでの議論です)消費税を減税から廃止へと向かわせるべきたくさんの理由:代替課税手段はいくらでもある & 2020京都市長選にみる立憲民主党の危機(第4番目の自民党補完政党へ転落するつもりか?)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-c7ab86.html
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(第109回目):末期症状を呈する原発・核燃料サイクル=審査書類をゴマカス日本原電 & 審査を隠す・基準を歪める原子力「寄生」委員会・「寄生」庁」をお送りいたします。原発・核燃料サイクル推進が末期症状を呈し、事業者は安全審査書類を改ざんしたりゴマカシたりし(今に始まったことではないが)、それを管理監督・許認可する原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は、安全審査を手抜き・チョロマカシして「肝心なこと」を避けて通り、不都合・不合理は隠して体裁を取り繕う。そして、最初から決めてある「再稼働容認」へ向けて、なりふり構わないインチキ行為をやり始めています。こうした「末期症状」とも言うべき原発・核燃料サイクルの安全審査の手抜き・形骸化・隠蔽工作の先には、再びの巨大核事故と再起不能の日本列島全土放射能汚染が待ち受けています。目先のことだけしか考えられない「日本最大のアホ集団」=原子力ムラと自民党に最後通牒を突き付けなければ、私たちが物理的に滅ぼされることになります。合言葉は「ええかげんにしとけ、バカヤロー」です。

 <直近の「いちろうちゃんのブログ」から>
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(報告)新ちょぼゼミ:東電経営者幹部3人の福島原発事故刑事裁判に見る日本の司法・裁判、裁判所・裁判官のデタラメとそのひどさ(日本の司法を解体・再編せよ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-42c18e.html

(関連)20200213 UPLAN 田中一郎「東電幹部3人の無罪判決徹底批判(その3)」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=iTq6u2HJ6Qs&t=19s

*「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(108):「のど元過ぎれば熱さ忘れる」=福島原発事故を忘れて再び原発にしがみつく亡国のアホウどもと、それをきちっと批判できない日和見言論- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-a2f2f7.html

*伊方原発廃炉が「天の声」だ:原発技術や電力会社経営の将来を見極める能力もなく、地域住民や四国地方の安全への配慮もせずに、優柔不断にMOX原発にしがみつく経営陣を更迭し、伊方原発を廃炉にせよ! 四国に原発は不要だ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-48623a.html

*元東電職員・木村俊雄さんの告発「福島第1原発事故は津波だけが原因とは言えない」=地震直後の原子炉「炉心流量データ」の「異常」原因をきちんと調べず、隠したりごまかしたりする東電・原子力規制委員会・規制庁- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-03be5e.html
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 <別添PDFファイル>
(1)原電 地質データ書き換え、敦賀2号機審査 規制委が批判(東京 2020.2.8)
(2)またまた高浜原発でSG細管損傷、高浜4号機・直ちに停止を!(原子力規制を監視しようニュース 2020.2.21)
(3)原子力規制委 公開情報を黒塗り開示、実態サボり、対応ずさん、交付分以外に存在するのでは?(東京 2020.2.23)
(4)規制委の文書ファイル約1万8400件が行方不明に、原子力行政、杜撰な管理の実態(『週刊金曜日 2020.1.10』)
(5)再稼働や廃炉に13兆円、電力11社 原発新基準で費用増(東京 2020.1.16)
(6)しらない間にばらまかれる? 汚染土再利用 パブコメ中(原子力規制を監視しようニュース 2020.1.31)
(7)行き詰まった原発事故処理、除染土が環境行政を破壊する(イントロ部分)(まさのあつこ『週刊金曜日 2020.2.14』)
(8)クローズアップ:高速炉、「夢」から「浪費」へ、核のごみ「減容」 非現実的(毎日 2020.2.14)
(9)本当に怖い:核燃料サイクル政策と再処理工場(山崎久隆 2020.1.18)
(10)東電福島第一原発の深刻な現状と対策についての提言(江口工 2020年2月)


1.(別添PDFファイル)原電 地質データ書き換え、敦賀2号機審査 規制委が批判(東京 2020.2.8)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020020802000160.html

(関連)<原電の地層データ改ざん>規制委「絶対にやってはいけないこと」 - 原子力規制を監視する市民の会
 http://kiseikanshi.main.jp/2020/02/16/149999/
(関連)原電が断層データ書き換え 敦賀2号審査、規制委が批判 - 福井新聞ONLINE
 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1025372

(関連)東京新聞-原電敦賀原発 安全軽視が目に余る-社説・コラム(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020022102000170.html

*更田委員長激怒!「これはちょっとひどい!」日本原電、規制委審査会合へ提出した活断層の有無についての重要なデータを改竄!- 7日の審査会合は中断!~2.12原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467436

*日本原電が審査用データに手を加えたことに対し、規制委が元の生データ提出を要求する事態になったことを問われた更田委員長は「深刻にとらえている」!~2.19原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468042

 (田中一郎コメント)
 更田委員長「深刻にとらえている」=「原発再稼働のための屁理屈を探すのに苦労する」という意味である(「寄生委」話法)。この敦賀原発も東海第2も、止まってから10年近い歳月が流れ、運転を担当する日本原電職員も世代交代している。それだけで、この原発は危なくて動かせないはずだ。原発建屋の真下にある活断層をゴマかすために審査書類をシレッと改ざんして知らん顔を決め込み、バレたらつべこべと言い訳を探して言葉遊びをする。まるでアベ政権そのもののようではないか。原子力規制委員会・規制庁は、この「原発運転失格」事業者に対して「審査中止・再稼働不可」の引導を渡せばいいだけの話である。これ以上、何を審査するというのか!?


2.(別添PDFファイル)またまた高浜原発でSG細管損傷、高浜4号機・直ちに停止を!(原子力規制を監視しようニュース 2020.2.21)
ダウンロード - e381bee3819fe9ab98e6b59ce58e9fe799bae381a7sge7b4b0e7aea1e6908de582b7e38081efbc94e58fb7e6a99fe383bbe79bb4e381a1e381abe5819ce6ada2e38292efbc88e8a68fe588b6e79ba3e8a696e3838be383a5e383bce382b9202.21efbc89.pdf

(関連)抗議声明(避難計画を案ずる関西連絡会)
 http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/statement20200219.pdf
(昨年の高浜4号に続き、高浜3号の蒸気発生器細管でも再度の損傷、調整運転中の高浜4号を直ちに停止せよ)

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)関電は、一昨年の3号、昨年の4号のSG細管損傷(減肉)について、いずれも「異物」を一つも見つけていないにもかかわらず、「異物」を「推定原因」とし、その混入経路を明らかにしないまま調査を終わらせた。そして、定検中に機器内部に立ち入る際、作業員の衣服等に付着した「異物」が入り込まないよう注意することを作業手順書に追記する等の「対策」を出すだけですませた。規制委もこれをそのまま容認した。今回の損傷は、この「推定原因と対策」を撤回し、一から調査、検討し直すべきことを、事実をもって示した。安全をないがしろにした関電と規制委の責任は重大だ。

安全を最優先にすれば、高浜4号の損傷事故については、3号の定検結果を待ち、それを踏まえた上で原因と対策を検討すべきだった。規制委も当初は、相次ぐ損傷事故を重んじ、原因と対策を検討する1回目の公開会合(昨年12月6日)では、「細管の第3管支持板より上(第3~7管支持板)を調査しないのはなぜか。3号・4号と続いて起こっている背景を考えたか。3号の定検結果次第かもしれない」等と厳しく発言し、関電の「推定原因」を認めなかった。ところが、わずか 10日あまり後の2回目の会合では、手のひらを返したように、細管上部の点検もしないままで「推定原因」を了承し、25日には「評価書」を確定し運転再開を認めてしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)関電・高浜原発4号機“アキレス腱”の蒸気発生器に損傷 一基に厚み1.3㎜の管が3382本 1本でも破断すればメルトダウンの可能性- BIG ISSUE ONLINE
 http://bigissue-online.jp/archives/1076797756.html

(関連)(報告)2.21滋賀県に緊急要請書を提出:高浜4号に続いて、またも3号機で蒸気発生器細管の損傷事故
 http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/siga_pref_rep20200221.pdf
 http://www.jca.apc.org/mihama/saikado/siga_pref_yosei20200221.pdf

昨年の高浜4号に続いて、またも3号で蒸気発生器細管の損傷事故
調整運転中の高浜4号の運転停止等を求めて

 [滋賀県の回答]
 ○全ての原発を止めるよう関電に伝えた
 ○高浜4号の細管損傷の時も、慎重に対応するよう求めていたが、またも損傷。
  なぜ高浜原発ばかりで損傷が起きているのか、明らかになっていない


3.(別添PDFファイル)原子力規制委 公開情報を黒塗り開示、実態サボり、対応ずさん、交付分以外に存在するのでは?(東京 2020.2.23)
ダウンロード - e58e9fe5ad90e58a9be8a68fe588b6e5a79420e585ace9968be68385e5a0b1e38292e9bb92e5a197e3828ae9968be7a4bae38081e5ae9fe6858be382b5e3839ce3828ae5afbee5bf9ce3819ae38195e38293efbc88e69db1e4baac202020.2.23efbc89.pdf

(関連)(報告)(7.8)オルタナティブな日本をめざして(第30回):「福島原発事故と初期被ばく」(新ちょぼゼミ:榊原崇仁さま)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-81dd71.html

(関連)大丈夫か原子力規制委 情報公開で「黒塗り」祭りAERA dot.
 https://dot.asahi.com/aera/2017050900063.html?page=1

(田中一郎コメント)
 東京新聞特報部の榊原崇仁さんの調査報道への取組が続いています。追いかけるテーマは福島第1原発事故時の「初期被ばく」です。がしかし、上記のように原子力「寄生」委員会・「寄生」庁による法令違反(規制委設置法違反)の隠蔽行為に加え、昨今のチャランポラン若造役人どもによる「手抜き仕事」が加わり、どうしようもない原子力規制行政の劣化が表面化しています。「頭が腐れば胴体や手足も腐り、そして尻尾も腐っていく」というのは人間組織の「普遍的原理」です。それにしても、この原子力「寄生」庁の若造役人どもですが、将来こんなのが中央官庁の幹部になっていくかと思うと、この国の未来は非常に暗いという他ありません。


4.規制委の文書ファイル約1万8400件が行方不明に、原子力行政、杜撰な管理の実態(『週刊金曜日 2020.1.10』)
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/01/21/antena-632/

(関連)不明公文書1万8000件「仕方ない」〜原子力規制委員長-OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2452

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原子力規制委員会が、行政文書ファイル約1万8400件を行方不明にさせていることを、インターネット放送局のOur PlanetーTV(以下、アワプラ)が明らかにした。どのような文書の所在がわからないかについては「リストを作成していない」と、事務局の原子力規制庁は明らかにしていない。リストがないのに、なぜ件数がわかるのか、規制庁は合理的な説明をしていない。

(中略)「化石文書」は過去の原子力行政の実態を調べるための、とても貴重な資料となる。東京電力福島原発事故を起こした国の責任を明らかにする上でも重要だが、その管理がこれまで信じられないほど杜撰だったことがわかる。

筆者は東電福島原発事故に関して、多くの行政文書を開示するよう請求をしてきた。規制委から「所有していない」として不開示にされたものも多い。しかし大量の文書ファイルが行方不明になっているとすれば、本来はあるはずの文書が不適切な管理のせいで開示されなかった可能性もある。

更田委員長は前記の記者会見で「致し方ないというつもりはないですけれども、努力をした上での結果、現在そうなっている」と述べた。原子力を使うには10万年単位にもなる管理が必要な場面もある。その規制を担当する機関が、最近10年ほどの文書管理もできないようでは、規制当局として最も大切な市民からの信頼を得るのは難しいだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


5.(別添PDFファイル)再稼働や廃炉に13兆円、電力11社 原発新基準で費用増(東京 2020.1.16)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020011602000133.html

(原発・核燃料サイクルに未来などない。やればやるだけ放射性廃棄物が増え、滅亡もありうる巨大リスクを抱え込み、そして他の発電方法よりもずっとずっと割高・コスト高の発電を繰り返して、やがて経済力も経営力も喪失していく。チマチマとした事柄を取り上げて「財政危機」を煽る「ボンクラ経済学者」どもは、こうした原発・核燃料サイクルにおける「巨大で巨悪なカネの無駄」を告発したことなど一度もない。アホウどものやることは所詮そんな程度である。福島第1原発事故により未曽有の原発震災被害を経験したにもかかわらず、この国は、ほんの一握りの原子力ムラの目先の利益と、それにタカるアベ自民党他のガラクタ政治家どもに引きづられ、原発・核燃料サイクル推進を止めることもできない。さながらアジア太平洋戦争に敗北して滅び去った大日本帝国のごとしである。老朽化し現場技術も失った原発の再稼働への固執は、さながら当時の「本土決戦」とでも言えるのではないか。:田中一郎)

(参考)国会もメディアもすでにバカに乗っ取られた、右も左も関係ない、戦局はわれわれ日本人とバカとの戦いに入っている:それでもバカとは戦え(適菜収 日刊ゲンダイ)より(その1)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-7dff22.html


6.(別添PDFファイル)しらない間にばらまかれる? 汚染土再利用 パブコメ中(原子力規制を監視しようニュース 2020.1.31)
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(関連)(別添PDFファイル)行き詰まった原発事故処理、除染土が環境行政を破壊する(イントロ部分)(まさのあつこ『週刊金曜日 2020.2.14』)
ダウンロード - e8a18ce3818de8a9b0e381bee381a3e3819fe58e9fe799bae4ba8be69585e587a6e79086e38081e999a4e69f93e59c9fe3818ce792b0e5a283e8a18ce694bfe7a0b4e5a38aefbc88e382a4e383b3e38388e383bbe381bee38195e381aee3808ee98791e69b9ce697a5202.14e3808fefbc89.pdf

(関連)声明:除染土再利用の省令案に反対する|FoE Japan
 http://www.foejapan.org/energy/fukushima/200131.html
(関連)福島の汚染土「再利用」を押しつける政府の狡猾-青木美希|論座-朝日新聞社の言論サイト
 https://webronza.asahi.com/national/articles/2019022800005.html
(関連)福島汚染土、県内で再利用計画 「99%可能」国が試算:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASM2T4T7TM2TUGTB00B.html
(関連)東京新聞-汚染土壌 再生利用に「待った!」 汚染拡散 住民「寝耳に水」-ふくしま便り-東日本大震災(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/fukushima_report/list/CK2018032702000189.html

(あれほど「ヤメロ」と言われた「できもしない除染」を、数兆円もの巨額の財政負担をかけて強引にやり(そんなことをするくらいなら、そのカネを被災者の避難・疎開・移住と生活再建に使え!)、極めていい加減な除染でちっとも放射能汚染の除去に寄与しないばかりか、除染ごみをあちこちに棄てて回ってかえって汚染の拡大に寄与し、挙句は「できもしない除染」で出てきた膨大な量の「放射能汚染が深刻な除染ごみ」を各種各地の公共事業に利用して放射能汚染を福島県内のみならず全国にばら撒くという。ほとんど「頭がイカれている」という他ない。このバカバカしくも愚かなる「除染行政」の責任の一端は、政府・アベ政権・環境省のみならず、福島県(特に県庁や市町村の首長・地方議員・役人ども)にもある。滅亡していく民族とは、その「死に際」はこういうものかもしれない。:田中一郎)


7.STOP!東海第二原発 - 東海第二原発延長運転を止めよう
 https://stoptokai2-shutoken.jimdofree.com/

(関連)原電、東海第2原発工程見直しへ 安全対策21年3月「厳しい」(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200109-00000108-kyodonews-soci
(関連)東海第2原発工事の終了時期延期 22年12月までに安全対策(共同通信)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000141-kyodonews-soci
(関連)東海第2再稼働 署名活動スタート 県民投票求め市民団体、県内5カ所で(茨城新聞クロスアイ) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00000007-ibaraki-l08
(関連)東京新聞-<東海第二原発 再考再稼働>(6)東電の支援は背任行為 国際環境NGO事務局長・満田夏花さん(52)-茨城(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202002/CK2020020402000167.html
(関連)東京新聞-停止から間もなく9年の東海第二 新たなリスク 運転未経験者が2割-茨城(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202001/CK2020013102000147.html
(関連)東京新聞-東海第二広域避難計画案 鉾田市 住民説明会で不安の声-茨城(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202002/CK2020020602000163.html

*工事予算約1000億円!東海第二原発再稼働の準備が着々と進行中!! 住民に断りもなく作業員宿舎建設や防風林の伐採が行われ、住民の住環境が破壊されつつある!みんなの力で抵抗を!!~1.31 再稼働反対!首相官邸前抗議 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/466333

*敦賀2号機審査中断!- 東海第二は特重施設の見通し立たず経営破綻の可能性も出てきた日本原電!東電は支援を続けるのか?とIWJ記者が迫るも「これまでと変更はない」!- ~2.13東京電力 定例会見 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467542

(田中一郎コメント)
 日本原電という「原発電気卸売専業」のこの会社は、福島第1原発事故以降、約10年間にわたり保有するすべての原発が停止して収入がゼロ状態にある。これまで食いつないできたのは、東京電力他の大手原発電力会社が「1WHの電力も供給しない」日本原電に対して年間1千億円もの「つかみ金」をくれてやることで維持されてきた。もちろん、そのカネの原資は我々零細ユーザーの電力料金や国が東京電力に交付している税金である。そんな死に体のゾンビ会社に対して、老朽化し被災までしてボロボロになっている東海第2原発の再稼働のOKを出したのが原子力「寄生」委員会・「寄生」庁だ。全てのことが出鱈目だ。その出鱈目が福島第1原発事故に続く「第二の破局的原発事故」を招くのである。


8.破綻している核燃料サイクルにしがみつく原子力ムラとその代理店政府
(1)(別添PDFファイル)クローズアップ:高速炉、「夢」から「浪費」へ、核のごみ「減容」 非現実的(毎日 2020.2.14)
 https://mainichi.jp/articles/20200214/ddm/003/040/142000c
(2)(別添PDFファイル)本当に怖い:核燃料サイクル政策と再処理工場(山崎久隆 2020.1.18)
ダウンロード - e69cace5bd93e381abe68096e38184efbc9ae6a0b8e78783e69699e382b5e382a4e382afe383abe694bfe7ad96e381a8e5868de587a6e79086e5b7a5e5a0b4efbc88e5b1b1e5b48ee4b985e99a86202020.1.18efbc89.pdf
http://osariki.blog.fc2.com/blog-entry-23141.html

(関連)原子力規制委、原子力機構を批判 東海再処理施設「ひどい状態」 | 共同通信
 https://this.kiji.is/602829490705794145
(関連)東京新聞-東海再処理施設 ガラス固化中断が長期化 来年5月 復旧見通し-茨城(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202001/CK2020011002000155.html

*(必読)高レベル廃液ガラス固化技術は破綻? 東海・六ヶ所再処理工場(『天恵の海 NO.202 2020.2.21』「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.202.pdf

*(必読)宮古市議会 放射性廃棄物持ち込み拒否条例 請願採択(『天恵の海 NO.203 2020.2.22』「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.203.pdf

(関連)MOX(プルサーマル)燃料使用の危険性(憂慮する科学者同盟・エドウィン・ライマン 2015年7月)
 https://cutt.ly/ar29ka9
(関連)使用済みMOX燃料の取り出し始まる 高浜原発3号機:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN1W735XN1WPGJB007.html


9.原発・核燃料サイクル施設の火山リスクをゴマカス関西電力と原子力「寄生」委員会・「寄生」庁
 ついに原子力「寄生」委員会・「寄生」庁が「禁じ手」を行使、「火山の巨大噴火なんて、日本の有権者・国民はほとんど気にしていないのだから、そんな火山噴火は起こらない、原発・核燃料サイクル施設の再稼働に支障はない」と、形而上学的な判断で決めつけた。アホに原発・原子力の規制をさせるからこういうことになる。f原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は政権交代後に即時解散させなければならない(田中一郎)。

(関連)声明「原子力規制委員会は火山影響評価ガイドの死文化を撤回せよ」を発表しました(2018-5-31) - 原子力市民委員会
 http://www.ccnejapan.com/?p=8880
(関連)<パブコメ>-巨大噴火リスクを無視!原発の火山ガイド改悪に反対しよう - 原子力規制を監視する市民の会
 http://kiseikanshi.main.jp/2019/10/21/1122000/

(関連)<毎日新聞スクープ記事>関電原発の火山灰対策・規制委が密室で何を排除したかったのか - 原子力規制を監視する市民の会
 http://kiseikanshi.main.jp/2020/01/06/15567/
(関連)関電原発の火山灰対策を密室で決定 規制委は議事録作らず|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267084
(関連)規制委、密室で指導案排除 関電原発の火山灰対策 議事録作らず - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200103/k00/00m/040/203000c?fm=mnm
(関連)原子力規制委員長、非公開の事前会議は「ブレーンストーミング」と強調 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200108/k00/00m/040/231000c?fm=mnm

*原発に「寄生」して原発の規制はできない=関西電力の若狭湾原発を停止させないために、火山灰リスクのゴマカシに全力を尽く原子力「寄生」委員会が、秘密会議をやっていたことがバレて居直っています- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-fa2c11.html


10.(メール転送です)福島汚染水(海洋放出の代替案)
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皆様
本2月20日、経済産業省エネルギー庁の土屋博史原子力発電所事故収束対応室長を江口工博士とともに往訪し、同博士より別添資料の海洋放出の代替案につき説明を行いました。先方からは田中克直企画官及び伊藤純一係長も同席し約一時間15分に亘り、掘り下げた意見交換が行われました。

日鉄鉱業の八茎鉱山の坑道に一定期間汚染水を移すことについては高熱汚染水(処理水)の浸透を防ぐシーリングの設置の可否が決め手となること、デブリ位を含め汚染物の永久貯蔵問題については今後とも連絡を取り合って検討を進めて行くことに付き意見の一致が見られました。私からはコロナヴィールス問題、東京五輪問題などを抱える日本が海洋放出に踏み切れば対日批判の炎上は避けられなくなることを強調して海洋放出代替案の検討をお願いいたしました。本日の会合は内外から注目されておりますが、経産省側の上述のような誠意ある対応は高く評価されると思われます。

 村田光平(元駐スイス大使)
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(関連)(別添PDFファイル)東電福島第一原発の深刻な現状と対策についての提言(江口工 2020年2月)
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11.(重要)女川原発の水蒸気爆発防止対策とベントによる放射能汚染を再検討するよう安全性検討会に要請、村井知事に「合格」させないよう緊急の申し入れを行いました。-中嶋れん(日本共産党 前宮城県議会議員)のブログ
 https://blog.canpan.info/renn/archive/948


12.その他
(1)伊方3号機差し止め、承服できぬ 四国電力社長、異議理由を説明 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1077009.html
(2)四国電力、伊方原発差し止め異議申し立ての見送り撤回。この決定に見る原子力行政への影響(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200222-00213478-hbolz-soci
(3)高浜原発2基、来夏以降停止へ テロ対策期限内終了困難 全4基停止の公算大 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191221/k00/00m/020/227000c
(4)高浜原発3、4号機が停止へ テロ対策施設の設置遅れ - 福井新聞ONLINE
 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1019100

*日本共産党・吉良よし子 参議院議員「もういいかげん、正月早々、歩かなくてもよい社会をつくらなくちゃいけない!」~1.5 第8回 高田馬場ニューイヤー脱原発デモ! ― 2020年は原発ゼロの社会へ GO!GO!GO! - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/464739

*日本共産党・吉良よし子参議院議員「原発活用の意義?事故が起きて故郷を、そして、借上げ住宅まで奪われる。事故があれば、環境だけでなく、町も村も生活も人生も奪われるのが原発だ!」~1.10 再稼働反対!首相官邸前抗議 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/464909
草々 

(予約必要)(5.14)オルタナティブな日本をめざして(第44回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(新ちょぼゼミ:奈須りえさん)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

(5/14当日は、「3密」(密閉、密集、密接)防止のため「入室制限」(予約15名様まで)を行い、換気や消毒も行って予定通り開催ということにいたしました。体調のよくない方はご参加をご遠慮ください。なお、当日の最初の1時間弱で、「新型コロナ緊急経済対策について(その2):中小零細企業への支援政策と雇用対策」のプレゼンを主催者よりさせていただく予定です。:田中一郎)


(2020年5月の「新ちょぼゼミ」のご案内です)
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●(別添PDFファイル)(チラシ)(5.14)オルタナティブな日本をめざして(第44回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(奈須りえさん)
ダウンロード - efbc88efbc95efbc8eefbc91efbc94efbc89e7bebde794b0e99ba2e799bae79d80e69785e5aea2e6a99fe381aee983bde5bf83e4bd8ee7a9bae9a39be8a18ce5958fe9a18ce381a8e69db1e4baace983bde694bfefbc88e5a588e9a088e3828ae38188e38195e38293efbc89.pdf

羽田空港の国際便増便に向けた対策として、これまでの東京湾側からの離発着ではなく、都心上空を低い高度で飛ぶ危険なルートが導入されることになりました。しかも騒音低減対策として空港直前で急降下する危険極まりない飛び方をして着陸してくるというのです。それだけではなく、猛烈な騒音や落下物の危険性も伴いつつ、わずか数分の間に1機、また1機と、休む暇なく飛来するというのですからたまったものではありません。この住民無視・地域無視の低空飛行問題について、今回はこの問題に詳しい奈須りえさんに説明をしていただきます。また、この問題は、そもそも住民・都民を守らなくてはならない役回りの東京都政や区政にも大きな問題があるようですので、今夏の都知事選挙へ向け、東京都政の諸問題とも併せて解説をしていただきます。ふるってご参加ください(なお、最初の1時間弱で主催者側より事務連絡とレクチャーを予定しています)。

(関連)(別添PDFファイル)(イラスト)羽田空港の新離着陸ルート(2020年2月10日)
ダウンロード - efbc88e382a4e383a9e382b9e38388efbc89e7bebde794b0e7a9bae6b8afe381aee696b0e99ba2e79d80e999b8e383abe383bce38388efbc882020e5b9b42e69c8810e697a5efbc89.pdf

講 師:奈須りえさん 
 子育て経験を活かそうと大田区の児童館運営に応募し、区民の前でプレゼンしたのがきっかけで2003年から区議会議員(現職)。災害がれき広域処理、TPPを既成事実化する国家戦略特区などの問題をいち早く指摘し、太郎さんと警鐘をならしてきました。区民の声、女性の声がとどく「フェアな民主主義」を大田区から実現します。

 <次 第>
日 時:2020年5月14日(木)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/

 <奈須りえさんのサイト・著書>
(1)奈須りえオフィシャルホームページ
 http://nasurie.com/
(2)大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!
 https://blog.goo.ne.jp/nasrie
(3)奈須 りえ - Facebook
 https://ja-jp.facebook.com/nasurie
(4)奈須りえ - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%A5%88%E9%A0%88%E3%82%8A%E3%81%88
(5)やっぱりあきらめられない民主主義-内田樹・平川克美・奈須りえ/著(水声社)
 https://00m.in/amAVy


 <別添PDFファイル>
(1)特集ワイド:都心を低空飛行する羽田空港「世界一着陸難しい空港に」(毎日 2020.2.10夕刊)
 https://mainichi.jp/articles/20200210/k00/00m/040/074000c?fm=mnm
(2)「怖い」「騒音が心配」羽田空港新飛行ルートを視察、巨大な腹見せる旅客機(東京民報 2020.2.16)
 https://www.jcp-tokyo.net/2020/0213/103032/
(3)羽田新ルート 実機試験開始、機体の威圧感すごい(東京 2020.2.3)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020020302000123.html
(4)羽田新ルート、離陸の川崎 最大94デシベル、住民「こんなに大きいとは・・・」(東京 2020.2.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020021302000150.html?ref=rank
(5)羽田新ルート飛行確認終了、都心通過520便、最大騒音は川崎94デシベル(東京 2020.2.14)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020021402000120.html
(6)検証:来月から 羽田国際線発着1.65倍、都心上空 高まる緊張(毎日 2020.2.4)
 https://mainichi.jp/articles/20200204/ddm/012/040/096000c
(7)試験飛行 南風任せ、来月1日以降 都心上空 予告なく、羽田新ルート(東京 2020.1.21)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020012102000158.html
(8)地元の「同意は得られていない」、羽田新飛行ルート計画(秋田操『住民と自治 2020.1』)
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 <国土交通省>
(1)羽田空港のこれから - 国土交通省
 https://www.mlit.go.jp/koku/haneda/
(2)羽田空港 何が変わる?-2020年羽田空港の国際線増便に向けて〜
 https://www.mlit.go.jp/koku/haneda/lp/index.html

 <関連サイト>
(1)デルタ航空が羽田新ルート試験飛行見合わせ 安全性に疑問|日刊ゲンダイDIGITAL&東京新聞
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268699
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020020501002162.html
(2)羽田新ルート、着陸方法に問題 元パイロットらが会見、撤回要求 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1073671.html
(3)危ない羽田新ルート、飛行機から突然「黒い物体」が落ちてきた(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200215-00070466-gendaibiz-soci
(4)マスコミが報道しない、羽田空港新ルートの被害。品川区では区民投票も(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200218-00213186-hbolz-soci
(5)「想像より機体と音大きい」 大型旅客機飛ばし騒音測定 羽田新飛行ルート - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200202/k00/00m/040/129000c?fm=mnm
(6)羽田新ルート 新宿、渋谷、港などで70~80デシベル 国交省が2日の騒音公表 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200203/k00/00m/040/299000c?fm=mnm
(7)質問なるほドリ:羽田新ルートって? 東京中心部の上空飛行 騒音問題、不安の声=回答・松本惇 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200208/ddm/003/070/088000c?fm=mnm
(8)騒音公害や地価下落は起きるのか 発着が急増する羽田新飛行ルートの波紋 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200202/k00/00m/040/113000c?fm=mnm
(9)都心を低空飛行「羽田新ルート」安全対策で求められること(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190901-00010001-wordleaf-bus_all
(10)東京新聞-羽田新ルート、実機試験開始 機体の威圧感すごい-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020020302000123.html

*20191203 UPLAN 都心低空飛行問題シンポジウム第2弾『羽田問題、解決に動くとき !』 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=0ea3yXYFg30

*説明会で国交省職員は『落下物をゼロにすることは不可能』と言った。そんな危険なものが住宅密集地上を飛ぶなどあり得ない!~2.2 うるさい!あぶない!低空飛行 新飛行ルートは撤回せよ! 2・2めぐろ区民パレード、決起集会 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/466581

*「とても先進国の行政府とは思えません!!」羽田新ルートの問題が取り沙汰される中、市民の意見を無視した政府の対応に怒りの声が上がる!!~2.13日本外国特派員協会主催「空の騒音:羽田の新しい飛行ルート」 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467494


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年2月23日 (日)

(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(新ちょぼゼミ:上岡直見さん)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(2020年4月の新ちょぼゼミのご案内です)
=================================
(別添PDFファイル)(チラシ)(4.27)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「走る原発 怪しいエコカー:水素社会への疑問(交通分野とエネルギー体系)」(上岡直見さん)
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc94efbc8eefbc92efbc97efbc89e3808ce8b5b0e3828be58e9fe799ba20e680aae38197e38184e382a8e382b3e382abe383bcefbc9ae6b0b4e7b4a0e7a4bee4bc9ae381b8e381aee79691e5958fe3808defbc88e4b88ae5b2a1e79bb4e8a68befbc89.pdf

「燃料電池車は水素を燃料として使用し、走行時には温室効果ガス(CO2)を排出せず、大気汚染物質の排出も少ないため、「究極のエコカー」と宣伝されている。安倍政権が掲げる「成長」戦略はおよそ国民の健康や環境への配慮が乏しい項目ばかりなのに、なぜ燃料電池車を強力に推進するのだろうか。自動車メーカーの新しいビジネスの開拓を支援する意図もあるだろうが、別の意図に注意を向ける必要がある。それは燃料電池車が大量に普及し、あるいは本格的な水素社会になれば、その製造過程で原子力と結びつくからだ」(『「走る原発」エコカー:危ない水素社会』上岡直見著:コモンズ)。今回はこの問題に詳しい上岡直見さんにおいでいただき、燃料電池車を中心に水素をネネルギー源として大量に用いることの諸問題についてレクチャーしていただきます。ふるってご参加ください。(なお、最初の1時間程度で主催者側より事務連絡の他、若干のプレゼンをさせていただきます)

講師:上岡直見さん(かみおか なおみ)さん 
1953年東京都生まれ。環境経済研究所代表。1977年早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。1977年~2000年化学プラントの設計・安全性評価に従事。2002年より法政大学非常勤講師(環境政策)。2004年国立市「自転車の似合うまちづくり委員会」委員。2005年国土交通省中国運輸局「環境負荷に配慮した瀬戸内海スローツーリズム創出検討委員会」委員。2005年松本市「松本・四賀直結道路市民意向確認研究会」委員。2007年荒川区「荒川区環境交通省エネルギー詳細ビジョン策定委員会委員」委員。2006年~2018年交通エコロジー・モビリティ財団「環境的に持続可能な交通(EST)普及推進委員会」委員

 <次第>
日 時:2020年4月27日(月)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/

(関連)「走る原発」エコカー 危ない水素社会-上岡直見/著(コモンズ)
 https://00m.in/JOQs9


 <上岡直見さんのご著書>
(1)日本を潰すアベ政治-上岡直見/著(緑風出版)
 https://00m.in/BWqI4
(2)自動運転の幻想-上岡直見/著(緑風出版)
 https://00m.in/xoHSD
(3)Jアラートとは何か-上岡直見/著(緑風出版)
 https://00m.in/tKgEq
(4)JRに未来はあるか-上岡直見/著(緑風出版)
 https://00m.in/Iw2gj
(6)原発避難計画の検証 このままでは、住民の安全は保障できない-上岡直見/著(合同出版)
 https://00m.in/y2veb
(7)日本を壊す国土強靭化-上岡直見/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
 https://00m.in/GU9GL
(8)脱原発の市民戦略-上岡直見/共著 岡將男/共著(緑風出版)
 https://00m.in/qTgpI

 <関連サイト他>
(1)(別添PDFファイル)EV電池 家庭で再利用、トヨタ、蓄電向け仕組み作り(日経 2020.2.6)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55278520V00C20A2MM8000/
(2)燃料電池 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%87%83%E6%96%99%E9%9B%BB%E6%B1%A0
(3)電気自動車 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A
(4)ようこそ!水素社会へ ~ 水素・燃料電池政策について|資源エネルギー庁
 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/hydrogen/
(5)水素社会の実現に向けて、世界で目標を共有した「第2回水素閣僚会議」|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁
 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/suisokakuryokaigi2019.html
(6)~特集~ 水素社会は本当に実現するのか
 https://www.smfg.co.jp/responsibility/report/topics/detail108.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々

2020年2月21日 (金)

市場原理主義アホダラ教政策の経済的帰結(その1):保育園を株式会社化して規制緩和をしたらどうなったか!? 犠牲者は子どもたちと保育士=保育園は養鶏場ではない!(岩波月刊誌『世界』小林美希さんレポートより)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(お知らせ:緊急・重要)【延期します】 2020-2-24 『東電刑事裁判 控訴審の勝利をめざす集会』のお知らせ - 福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/tokyo-event-20200224/
 (周りの方にも広げてください)


2.キャンペーン · 日本原子力発電(株) 取締役社長 村松 衛 - 東海第二原発再稼働に向けた工事の中止してください! · Change.org
 https://cutt.ly/jr1Fnp7

(関連)(署名とイベント)STOP!東海第二原発 - 東海第二原発延長運転を止めよう
 https://stoptokai2-shutoken.jimdofree.com/


3.(2.26)オルタナティブな日本をめざして(特別編):「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(新ちょぼゼミ:早川芳夫さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-b94107.html

(関連)今月号の岩波月刊誌『世界』(2020.3)が「災害列島改造論」という特集を組んでいます。
 https://www.iwanami.co.jp/book/b498394.html


4.NO OLYMPICS 2020> 反五輪の会 (Hangorin No Kai) - 反五輪運動の仲間への不当な家宅捜索に抗議する!
 https://cutt.ly/Xr1FEhg

(とうの昔に廃止となった「治安維持法」の発動か? 少数支持者しかいないゴロツキ安倍政権の「犬」どもが異議申し立てを弾圧し始めた! さながらナチス突撃隊のごとしである。この国の民主主義や基本的人権など、とうの昔に消滅してしまっている現況を、この国の有権者・国民はどこまで理解しているのか!? 自力の市民革命を経験していないこの国の「民主主義メッキ」が剥がれ落ち、錆びだらけの「前近代」へと逆戻りの様相が現れてきている。にもかかわらず、市民運動・社会運動内部の一部オレサマ「タコツボ」活動家どもが一般参加市民の言論・表現や署名などの活動を妨害してはばからない現状もある。危機的事態進行中!!:田中一郎)

(関連)2020年オリンピックおことわり! - 2020年オリンピックおことわり!
 http://www.2020okotowa.link/
(関連)関西生コン労組役員ら延べ81人逮捕に「正当な活動を処罰」労働法研究者らが抗議声明 京都新聞
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/95211
(関連)立憲・辻元議員宛てに「殺してやる」脅迫文 警察に通報:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN2N6K0VN2NUTFK01R.html


5.20200219 UPLAN 高野孟「安倍政治を終わらせよう!2.19院内集会」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=JwTi3WhP6nI


6.東京新聞-衆院選へ共通政策づくり議論加速 4野党、市民連合と確認-政治(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020021901001823.html

(関連)田中龍作ジャーナル - 長妻氏側が山本太郎側に圧力「立憲の選挙区に候補者を立てないでくれ」
 https://tanakaryusaku.jp/2020/02/00022419
(関連)田中龍作ジャーナル - 山本太郎「自民党含む超党派で消費税5%を今国会に緊急提案すべし」
 https://tanakaryusaku.jp/2020/02/00022402

(最も早くから、最も熱心に「野党共闘」を呼び掛けている「れいわ新選組」山本太郎を抜きにして、お前たちは何をしているのか!? 総大将の立憲民主党・現執行部に問題があるのではないのか!? コロナPANDEMICと並んで日本経済を更なる不況のどん底へと落とし始めている消費税増税にソッポを向き、何の「共通政策づくり議論」か? 「選挙負け組互助会」づくりなどをしても意味がないと言うておるのがわからんのか!? かような態度だから、京都市長選挙のように無節操に自民党とくっついて「自民党金魚のフン」となり、有権者・国民に対してキバをむいたりするのだろう!? 野党共同提出の「原発ゼロ法案」も、その実現性は、仮に政権交代があったとしても怪しくなってきている。何故なら、メチャクチャをやりだしている原子力規制委員会・規制庁に対して、立憲民主党をはじめ、(「れいわ新選組」山本太郎を除く)法案提出野党が何も言わないからだ。

ホンモノの政権交代を実現してアベ自公政治に終止符を打ち、全改革勢力が一致協力して長期安定政権をつくり、日本政治の抜本改革を少しずつ進めていく、そうした「危機突破・救国政治」ができないのなら、やる気がないのなら、後ろへ引っ込んでいてくれませんか? 邪魔ですから。消費税減税(5%へ)、脱原発・原発即時廃棄、日本国憲法完全施行・継承発展、戦争法・共謀法・特定秘密保護法などトンデモ安倍法律の一括即時廃棄、カジノ中止などは、当たり前の当たり前、である。もし今後もこのままなら、「れいわ新選組」山本太郎を「大勝利」させ、日本の野党勢力=オルタナティブな政治の実現を目指す勢力を最初から創り上げていくところからスタートしなければいけないかもしれない。実に情けない話ではあるけれど。:田中一郎) 


7.その他必見情報
(1)【安倍晋三】“官邸ベッタリ”検事長定年延長問題 検察「国民に説明を」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269350
(2)3閣僚がコロナ対策会議より私的会合優先 岩田健太郎医師の告発に副大臣が反発ツイート〈週刊朝日〉AERA dot.
 https://dot.asahi.com/wa/2020021900088.html
(3)軍が守るのは国民ではないと教えるドキュメンタリー映画|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269293
(4)室井佑月「組織は頭から腐る」〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200219-00000007-sasahi-pol
(5)サンダースと民主社会主義を支持する米若者世代 その背景とは? - Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
 https://forbesjapan.com/articles/detail/32364
(6)電通初の赤字転落! 大手各紙は「忖度」なく報道したか? ネット上では「解体すべし」の批判が殺到 - J-CAST会社ウォッチ
 https://www.j-cast.com/kaisha/2020/02/14379506.html
(7)囁かれる二度目のブン投げ説 安倍政権は五輪まで持つのか(日刊ゲンダイ)  赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/782.html
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「保育」サービスを受ける権利が奪われたままになっています。この国の政治家や官僚どもは何をしているのでしょうか!? ボンクラで的外れなことばかりを「処方箋」としてやって、我々に対する権利侵害を改めようとはいたしません。市場原理主義アホダラ教に頭がイカれたまま、急所を外して財政負担があまりかからないことばかりをやりつづけているのです。「未来を担う全ての子どもたちにしっかりとした保育サービスを提供する」という最も大切にしなければいけないことを横にのけておいて、「保育サービス」を「商品」とすることで、公共サービスの「カネ儲け手段化」を最優先しているからです。もういい加減にしろ、ということだと私は思います。

(関連)(再論)市場原理主義とはどういうものか- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-e3dd.html
(ちょっと古くなってしまいましたが、ご参考までにご紹介いたします)

低賃金・劣悪労働条件が広がる中、生活を維持するためにやむなく夫婦共働きが増大し、生まれた子どもを保育所に預けて働きに出る家庭が一般化しています。そんな中、貧困極まるこの国の「子ども政策」の結果とも言うべき保育園の不足が深刻化し、待機児童がいつまでたっても減りません。保育園施設の数が足りないだけでなく、低賃金・劣悪労働条件の代名詞のようになった保育士の数も足りず、しかもその状態がいつまでたっても改善しないのです。保育園を増設しようとしても、保育を担ってくれる人がいない、保育士の資格を持った人はたくさんいらっしゃるのに、保育の仕事を引き受けて下さる人がいない、そんな状態です。

こうしたことに対する処方箋として出されてきたのが、保育政策の市場原理主義政策化=保育園の株式会社化を認めて規制緩和をし、保育事業者の参入を図る、というものでした。言い換えれば、保育園の仕事を金儲けの手段にして民間活力を活かせば、保育園が増えて待機児童が少なくなる、保育園どうしの競争も促進されて、保育サービスの質も向上する、そんな「夢物語」が語られて、こうした馬鹿げた「行政手抜き政策」が進められていきました。何故「行政手抜き政策」なのかと言えば、保育園の運営は本来は行政が(自治体が)責任をもって遂行すべきナショナルミニマムの政策であり、従ってまた、その保育行政サービスは、全ての希望者に対して、きちんとした質の良い安全な保育を提供する義務が行政の側にあるからです。その責任を放棄して、民間活力という「金儲け主義の銭ゲバ会社」たちに保育を丸投げしてしまったのが、この「保育の民営化」だからです。

将来を担う大切な子どもたちをしっかりと育てるという、国として、自治体として、最優先すべき仕事を、いわば金儲けの手段として放り出し、保育サービスを「商品化」して、その本来の目的やありかたを歪めてしまったのが、この政策です。その結果、どうなったか、それを緻密で精力的な実地調査に基づき詳細にレポートしてくれたのが、今回ご紹介する小林美希さんの岩波月刊誌『世界』に連載されている「ルポ 保育園株式会社 職業としての保育」です。このメールでは、その一部しかご紹介できませんが、みなさまには是非とも原本に当たっていただき、その全文をご覧いただきたいと思っています。

私がつねづね申し上げてきた日本経済没落=有権者・国民の生活貧困化の最大原因の一つが「市場原理主義アホダラ教」に頭がイカレた数々の政策ですが、中でもきわめてビジブルに、はっきりとわかる形で、その弊害やひどい結果を見せつけてくれるものが保育園政策と言えるでしょう。その最悪の経済的帰結が、解消しない待機児童と保育の質の低下であり、危険で不快で悲惨な保育園の現場なのです。その犠牲者は、保育園で育てられるたくさんの子どもたちであり、また、その保育園で懸命に働く保育士たちであることは申し上げるまでもありません。

こうした保育園の荒廃と保育困難社会の形成=「保育園落ちた、日本死ね!」の一般社会化は、繰り返しますが、上記で申し上げた「市場原理主義アホダラ教」の経済的帰結であるのですが、そのことはまた、日本の政治や行政の質的劣化と無責任化と裏腹の関係にあります。そしてそれは、今、新聞やTVのニュースをにぎわせている様々な事件が起きた後の行政当事者たちの言動を見ていれば露骨に見て取れます。一見反省をしているかにも見える時もありますが、根っこでは全く居直っていて、それは保育園経営や保育園政策についても同様なのです。数は少ないですが、真剣に保育園政策の改善に取り組む自治体がないではないですが、しかし、そうした自治体や首長は少数派であり、「失われた30年」を経てもなお「市場原理主義アホダラ教」に基づく政策が大手を振って跋扈している事態は変わっておりません。マスごみどもが「持ち上げ報道」してきた「アホノミクス」がその典型です。こんなものに期待をかけているアホウもいるそうですから話にならないのです。

「市場原理主義アホダラ教」政策による日本社会の荒廃と経済的苦難、それと裏腹の関係にある行政の質的劣化と無責任化、そして有権者・国民一人一人の「自己責任」への「責任の転嫁」など、一連の政策の根底にあるのが「諸悪の根源としての政治」=もっと具体的に言えば、アベ政権に代表される今日のゴロツキ・ガラクタ・タカリ人士たちによる政治=自公政治、なのです。今日の保育園は、まさにその犠牲となった「アホの国の子育て失敗政策」の帰結と言えるのではないかと思います。

こんなことは、もういい加減にやめなければなりません。保育園の荒廃と市場原理主義アホダラ教の経済的帰結など、怒りをもって「ひっくりかえしましょう」。みんなで全ての選挙で自民党・公明党・維新の会を落選させ、行政にオンブズマン制度を入れて、地道な行政リノベーションを積み上げていけば、まだまだ日本は甦る可能性を持っています。かわいい子どもたちに快適で安全な保育園と大切な幼児教育を、低価格でくまなく提供できるような社会を一刻も早く実現していきましょう。そのためには、アベ政権・自民党・公明党・維新の会のゴロツキ・ガラクタ・タカリ政治家どもを政治の世界から一掃しなければなりません。彼らに期待をして議員に当選させることは、日本の未来を没落と衰退と、そして1%のためのカネ儲けの手段として提供することを意味しているのです。

ともあれ、下記にご紹介申し上げる岩波月刊誌『世界』連載の小林美希さんの迫真の調査レポートを、是非とも原本入手の上、ご一読をお願いしたいと思います。読み進めるにつれ、許しがたい保育園経営の事業者たちの実像や、無責任にも逃げ回って事態改善に取り組まない行政の姿が浮かび挙がってきます。繰り返しますが、こうしたことの最大の犠牲者は、申し上げるまでもなく、こうした保育園に入る多くの子どもたちと、そこで働く保育士さんたちなのです。保育園は養鶏場ではないのだ!

 <別添PDFファイル>
(1)職業としての保育園(上)(一部抜粋)(小林美希『世界 2018.2』)
(2)職業としての保育園(下)(一部抜粋)(小林美希『世界 2018.3』)
(3)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第1回):情報公開資料から探る賃金実態(イントロ部分)(小林美希『世界 2019.9』)
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(4)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第2回):情報公開資料から探る賃金実態(イントロ部分)(小林美希『世界 2019.10』)
ダウンロード - e383abe3839d20e4bf9de882b2e59c92e6a0aae5bc8fe4bc9ae7a4be20e881b7e6a5ade381a8e38197e381a6e381aee4bf9de882b2efbc92efbc88e7acacefbc92e59b9eefbc89efbc88e5b08fe69e97e7be8ee5b88ce3808ee4b896e7958c202019.10e3808fefbc89.pdf
(5)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第3回):流出する委託費の行方(イントロ部分)(小林美希『世界 2019.11』)
ダウンロード - e383abe3839d20e4bf9de882b2e59c92e6a0aae5bc8fe4bc9ae7a4be20e881b7e6a5ade381a8e38197e381a6e381aee4bf9de882b2efbc92efbc88e7acacefbc93e59b9eefbc89efbc88e5b08fe69e97e7be8ee5b88ce3808ee4b896e7958c202019.11e3808fefbc89.pdf
(6)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第4回):給食と玩具が削られる(イントロ部分)(小林美希『世界 2019.12』)
ダウンロード - e383abe3839d20e4bf9de882b2e59c92e6a0aae5bc8fe4bc9ae7a4be20e881b7e6a5ade381a8e38197e381a6e381aee4bf9de882b2efbc92efbc88e7acacefbc94e59b9eefbc89efbc88e5b08fe69e97e7be8ee5b88ce3808ee4b896e7958c202019.12e3808fefbc89.pdf
(7)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第5回):疲弊する小規模保育(イントロ部分)(小林美希『世界 2020.1』)
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(8)ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第6回):規制緩和が保育にもたらしたもの(イントロ部分)(小林美希『世界 2020.3』)
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(9)園児危険 1万6249カ所、政令市など散歩コース、大津事故後点検(毎日 2020.2.12)
 https://mainichi.jp/articles/20200212/ddm/001/040/098000c
(10)世田谷の保育施設 突然閉鎖、保育士 無給で自主運営、労働組合が寄付募る(東京 2019.12.4)
 https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/hoiku/24395/


●ルポ 保育園株式会社 職業としての保育2(第6回):規制緩和が保育にもたらしたもの(小林美希『世界 2020.3』)
 https://www.iwanami.co.jp/book/b498394.html

(一部抜粋)
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(中略)本誌二〇一九年九月号で詳報したように、保育士の〝年収〞が二〇〇万円台という保育所が散見され、都内の株式会社の認可保育所全体で見ても、その平均年間賃金は三二〇万円程度でしかないのだ(二〇一六年度の実績)。

認可保育所の設置が営利企業にも認められた二〇〇〇年以降、人件費が狙われた。市町村から保育所に支払われる運営費は、保育に必要な経費や人件費が積み上げ方式で計算されているため、本来は使い切る性質のものだ。そこから無理に利益を確保しようとすれば、運営費の八割を占める人件費を削るしかない。さらには、いまや子どもの玩具代までがコストカットのターゲットにされている(本誌二〇一九年一二月号参照)。

すると、現場では満足に玩具は買えず、保育の方法もマニュアル化。子どもは一人ひとり違うのに、時間で区切り、棚にしまった玩具をサーッと撒くようにして子どもに与えるようになる。食費も切り詰め、おかわりがない、こぼしたらもう食べられない。「こうした現場で働くうち、保育士が専門職としての倫理観をなくしていっても不思議ではない」と、株式会社に藍禁された二〇〇〇年より以前の保育を知る六〇代〜七〇代の園長らは危機感を抱く。

弦大路線を走って多数の保育所を展開すると、施設長であるはずの園長の権限はないに等しく、〝雇われ園長〝となってしまう。まるで、飲食店チェーンの名ばかり店長と一緒で、園長にとっても悲惨な職場と化している。ある園長経験者は「昔も保育士の労鋤環境は劣悪だったが、それでも経営者に志があった。今は理念すらないビジネスと化している」と眉根をよせる。保育業界では、こうした大手の保育所をまるでコンビニか飲食店同様、〝店舗〞と揶揄する言葉も聞かれる。

私立の認可保育所には、市区町村が運営費として「委託費」を毎月支払っている。委託費は税金を原資として国、都道府県、市区町村の負担と保護者が支払う保育料からなる、いわば公費だ。委託費は「公定価格」に基づき、預かっている年齢別の子ども一人当たりの単価が積算される。使途は、「人件費」、「事業費」(給食費、保育材料費など)、「管理費」(福利厚生費や土地建物の賃借料など)の三つで、国の想定では、委託費の八割が人件費とされている。

この委託費はもともと、「人件費は人件費に」と、それぞれ縛りがかけられ、使途制限があった。その規制を取り払い、相互に流用することを「委託費の弾力運用」と呼ぶ。遡ること一九六七年から、国は「児童福祉施設における措置費の経理について」という通知を出して、弾力運用を認めていた。ただ、当初は施設内でかかる人件費部分の「本俸」と「手当」(扶養手当や超過勤務手当、通勤手当など)の流用という小幅なものに限られていた。

ところが、男女雇用機会均等法が施行された一九八六年以降、不況も後押しして一貫して共働き世帯が増え続け、一九九七年に専業主婦世帯と逆転すると、いっそう待機児童が問題視されるようになる。保育という営みの公益性の高さから、それまで、認可保育所の設置は社会福祉法人のみに認められていたが、それだけでは需要に追い付かない。一方で、人件費比率が八割では利益が出ず、企業が進出するうまみがない。企業参入を促すためには、利益を確保できる仕組みを作らなければならなかったのた。そこで厚生労働省は、二〇〇〇年三月三〇日に二つの通知を出した。一つは、株式会社やNPO法人などの参入を容認する「保育所の設置認可等について」。もう一つが、弾力運用を大きく規制緩和した「保育所運営費の経理等について」だった。

大幅に弾力運用が認められたことにより、私立保育所が一定の基準を満たせば、人件費を事業費や管理費に回すことができるようになった。そして、同一法人が運営する他の保育所や子育て支援事業などへの資金流用も可能となった。二〇〇四年には、通知で、同一法人が運営する保育所以外の介護施設などの福祉施設にも資金を繰り入れることができるようになったのだ。さらには、委託費の年間収入の四分の一(三カ月分)まで流用可能となった。、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(みなさま、岩波月刊誌『世界』を定期購読されませんか? 私は岩波書店の回し者ではありませんが、この月刊誌は今日の日本のマスコミの粗大ゴミ化やネット原論のお粗末化・フェイク氾濫現象など、日本の言論界が朽ち落ちる中で、孤高を保つようにその「ハイクオリティ(高品質)」を何とか維持しています。みなさまの浄財による定期購読が、こうした数少ない言論・出版を支えることになります。:田中一郎)
 https://www.iwanami.co.jp/search/g8325.html


(田中一郎コメント)
 小林美希さんの岩波月刊誌『世界』論文は上記の後も続いていく。それを下記に少しだけまとめて箇条書きにしてみよう(繰り返しますが、みなさまには原本を確保の上、ご覧いただきたいと思っております)。

<1>この間、さらに規制緩和が行なわれ、二〇一五年度には株主への配当にまや流用が可能になった-。企業にとって人件費を削減して事業拡大に委託費を使うことができるようになり、大きなメリットとなった。

<2>委託費の使途制限が大きく緩和されたとはいえ、あくまで適切な施設運営が確保されていることを前提として、運営費等の弾力運用は認められている。(中略)これらすべてを満たすことが運営費の弾力運用の前提要件となるが、実際には、ほとんど全ての保育所に弾力運用が認められている。(中略)少なくとも東京都で2000年以降、これまでの間に弾力運用が認められなくなったケースはない。

<3>立憲民主党の田島麻衣子参議院議員は二〇一九年二月一九日、厚生労働委員会で筆者の調査結果を引用しながら、「二〇一六年度の保育士の年収が二〇二万円など低いところもある」と問いただすと、加藤勝信大臣は、「これは多分、都内保育園の一番低いところ。高いところもたくさんあるはずだ」とまるで他人事のように答え、「処遇改善加算等は実際に処遇が加算されているか検証しながら適用を行なっている」と逃げた。処遇改善加算の話ではなく、弾力運用でバケツの底に穴が空いている状態という問題の本質について、大臣は答えなかったのだ。

<4>さらにいえば、積み立ては次年度以降その保育所の経費として使えるもので、人件費、修繕積立、備品等購入の積立資産に積み立てることができ、金額に限度は設けられていない。ただ、積立資産は、株式会社は監督する都道府県との協議、社会福祉法人は法人の理事会によって認められれば目的外に使用することもできる。東京都によれば、「ほとんどが新規開設のために使われている」ということから、事業拡大のために資金移動する抜け道となる。

<5>保育所は児童福祉法に基づいて設置される福祉施設であり、市町村が子どもたちの保育を担う義務がある。あくまで市町村でやりきれないところを民間に委託しているにすぎず、保育をビジネスにし、資産を増やしていいとは言っていない。

<6>それにもかかわらず、保育は市場化するために数々の規制緩和が行なわれてきた。小泉純一郎元首相が厚生労働大臣だった一九九七年に児童福祉法が改正され、保育は行政が入る保育所を決める「措置制度」ではなくなり、保護者が選択できるようになった。一九九八年には調理業務の外部委託が認められ、「宮から民へ」と転換していく布石が打たれていた。その後、小泉政権(二〇〇一年四月~〇六年九月)の下、二〇〇一年に園庭がなくても認可保育所が設置できるようになった。さらに保育士配置の最低基準が二〇〇二年に緩和され、常勤職員でなく短時間勤務者でも可能になった。二〇〇四年には公立保育所の運営費が一般財源化され、財政が苦しい地方自治体では、保育所整備が後回しになり、人件費削減をするための非正規雇用化や民間移譲が本拾化した。

<7>小泉政権下の規制緩和を引き継ぐような形で、第二次安倍政権(二〇一二年一二月から現在)でも規制緩和が加速。保育士配置や面積基準の地方条例化、三歳児以上の給食の外部搬入の容認、小規模保育や企業主導型保育で実質的な保育士配置基準-の緩和が実施された。

(なお、上記では明示的ではありませんが、多くの保育園事業者は、その経営内容のディスクロ(情報公開)が悪く、小林美希さんの今般の保育園調査においても幾多の困難に直面していたようです(もちろん中にはディスクロのいい保育園もありますが少数派です、特に営利追求型の株式会社保育園がひどそうです)。国民の税金を巨額に投入してもらっていながら、その経営内容や保育園の実態を明らかにしない、そんな理不尽が罷り通っています。ロクでもない保育園経営をしているから公開したくないことは目に見えています(すばらしい運営をしていれば公開してPRしようとするのが自然です)。法的なディスクロ規制(経営情報公開義務)を課す必要があります。小林美希さんの一連のシリーズレポートを読んでいて「こんなこと(情報公開義務)もしていないのか」と、驚くばかりでした。陰に隠れてコソコソと、保育園ビジネスで甘い汁を吸う連中が後を絶たないようです。)

もはや唖然とするばかりである。こんな状態をそのままにしておいて、あるいはまた、こんな保育政策を進めてきたアベ政権・自公政治やゴロツキ・タカリのクズのような政治家どもを放置しておいて、あるいは保育をあくどい金儲けの手段にして荒稼ぎする事業者たちをそのままにして、この保育政策に巨額の税金を投入しても効果は上がらないことは明らかである。まさに「保育園落ちた、日本死ね!」「保育園食いものにされた、自民党・安倍政権死ね!」である。

市場原理主義アホダラ教に頭がイカれていては、今日の日本の困難や窮状、様々な矛盾や問題を、きちんと解決することはできない。現代資本主義の下では、お人好しや無知、そしてアホウは、徹底的にむしり取られ、利用され尽くす、(そして役に立たなくなったら古ゾウキンのように捨てられる)ということを忘れてはならない。


 <企業保育問題>
(1)クローズアップ:企業型保育所 相次ぐ不正 甘い審査、見透かされ - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20190812/ddm/003/100/067000c?fm=mnm
(2)甘いチェックで荒稼ぎ 真面目な事業者不採択 審査不透明 企業保育所 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20190811/k00/00m/040/238000c?fm=mnm
(3)待機児童対策の切り札に群がったブローカー 企業保育所不正指南、横行 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20190811/k00/00m/040/213000c?fm=mnm


 <その他関連情報>
(1)「給料上げてよ」ある保育士の悲痛な叫び 7年目で手取り12万円のリアル(沖縄タイムス)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00471160-okinawat-oki
(2)クローズアップ:待機児童問題 保育士不足、入所に壁 自治体、厚遇掲げ争奪戦 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20190625/ddm/003/100/062000c?fm=mnm
(3)なぜ6割の保育士が働きたくても働けないのか? - wezzy|ウェジー
https://wezz-y.com/archives/68015?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
(4)ベビーシッター「1時間150円」 都の補助制度は「額面通り」ではなかった - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200213/k00/00m/040/316000c?fm=mnm
(5)「辞めます」と園長に伝えると担任の責任を問われたので、言い返した言葉は…「よくぞ言ってくれた!」同じ保育士から称賛の嵐 - citrus(シトラス)
 https://citrus-net.jp/article/84419

(6)大きな危機か…国が直視しない保育園の「本当の現実」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200211-00070279-gendaibiz-soci
(7)認可保育、4人に1人落選 自治体待機児童調査
 https://www.47news.jp/3578563.html
(8)保育士という報われない職業の過酷すぎる現場 - 東洋経済オンライン
 https://00m.in/4MGYr
(9)保育士の賃金はなぜまだ低いのか 補助金が圧倒的に足りていない - wezzy|ウェジー
https://wezz-y.com/archives/69787?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push
(10)命を落とすかもしれない「危ない保育所・危ない幼稚園」の見極め方(猪熊弘子)現代ビジネス-講談社
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56432
草々 

2020年2月19日 (水)

日本国憲法体制の戦後日本を大きく歪めた「2つのこと」で最後まで闘う:(1)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟(2)元号法制化違憲訴訟 = 日本の裁判所・裁判官はその本来の機能を取り戻せるか!?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.読書会へのお誘い
(1)(2.25)第4回 資本論読書会のお知らせ
 https://00m.in/IHf8e

 第4回 資本論読書会を来たる2月25日(火)午後6時より、中央区明石町区民館5号室において開催いたします。今回は「第1章商品の第3節価値形態論または交換価値」からの輪読となります。ふるってご参加ください。終了後、二次会を予定しています(若干名で中華料理屋さんを予約してあります)。

下記は参考書です。(c)は古い本なので図書館で借りるしかないでしょう。
(a)これからのマルクス経済学入門-松尾匡/著 橋本貴彦/著(筑摩選書)
 https://00m.in/BGhHk
(b)マルクス思想の核心 21世紀の社会理論のために-鈴木直/著(NHKブックス)
 https://cutt.ly/grBF2Gx
(c)価値形態論と交換過程論-久留間鮫造/〔著〕(岩波書店)
 https://cutt.ly/5rBF4hW
(d)再配分か承認か? 政治・哲学論争-ナンシー・フレイザー/著 アクセル・ホネット/著 加藤泰史/監訳 高畑祐人/訳 菊地夏野/訳(法政大学出版局)
 https://00m.in/adujD

(2)(3.12)丸山真男読書会「(増補版)現代政治の思想と行動」
 https://00m.in/arhLD

 丸山真男読書会を来たる3月12日(木)午後1時から中央区明石町区民館5号室で開催いたします。今回は第3部第1論文「科学としての政治学」、及び第2論文「人間と政治」となります。ふるってご参加ください。終了後、二次会を予定しています(若干名で中華料理屋さんを予約してあります)。

明石町区民館について|東京都中央区京橋地区7区民館
 http://chuo7kuminkan.com/about/akashi.html


2.(別添PDFファイル)(チラシ)(4.4)伊達判決61周年集会
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3.原発ゼロへの賛同人募集
 「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」の実行委員会では2012年3月より、毎年、原発ゼロを訴える集会を市内の「平和公園」で開催し、毎回1000人以上の参加者があります。今年3月8日に第9回目の開催を予定していますが、ホームページ上で原発をゼロへ、の賛同人を広く募っています。川崎市民に限りませんので、趣旨にご賛同の方は、ぜひお名前をお寄せいただけませんか。以下のホームページ上の「賛同人募集」の見出しから応募いただけます。規定の用紙では、お名前だけでなく、メッセージも書き込めます。すでに賛同人になってくださった方々のお名前を公開されています。

*原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」ホームページ
 http://genpatsu-zero.net/


4.マンガ・イラストを集めました。さまざまな市民運動・社会運動にお使いください- いちろうちゃんのブログ 
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-ad35.html


5.キャンペーン
(1)筑波大学長 永田恭介様- 筑波大学(国立大学協会 会長校)の大規模軍事研究に抗議し、その中止を求める! · Change.org
 https://cutt.ly/CrNuOBe

(2)東京地方裁判所 民事第2部 合議Ae係 森英明 裁判官- 「内閣総理大臣は、安保法制に基づき 自衛隊を海外に出動させてはならない」 との判決を求めます! · Change.org
 https://cutt.ly/mrNuACv
================================


日本国憲法体制の戦後日本を大きく歪めた「2つのこと」についての話です。いずれについても「最後まで闘う」人たちがいます。私も応援しています。みなさまにもご支援をお願い申し上げます。この2つの訴訟について、日本の裁判所・裁判官がきちんとした判決を出せないようなら、日本の裁判所・裁判官は根本のところから叩き直し=解体と再編が必要だということになります。

1.砂川事件裁判国家賠償請求訴訟
 下記の関連資料をご覧ください。私から特にコメントの必要はないと思います。去る2月12日(水)、東京地裁において第3回口頭弁論が行われ、その後衆議院第2議員会館にて記者会見&報告集会となりました。下記に当日の録画があります。

(別添PDFファイル)(パンフ)憲法に違反した砂川事件裁判の国家賠償訴訟にご支援を! (伊達判決を生かす会 2019.6)
 http://datehanketsu.com/

*(2.12)当日録画
(前半)https://www.youtube.com/watch?v=RKJ23Meh31E
(後半)https://www.youtube.com/watch?v=ySuEoiCtpIM

*伊達判決を生かす会
 http://datehanketsu.com/

 <別添PDFファイル>
(1)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟ニュース(1)(2019.7.1)
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(2)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟ニュース(2)(2019.11.4)
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(3)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟ニュース(3)(2020.1.11)
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(4)砂川最高裁判決の「呪縛」は解けるか:日米安保体制を根本から問う国賠訴訟(イントロ部分)(吉田敏浩『世界 2020.3』)
 https://www.iwanami.co.jp/book/b498394.html

(参考)安全保障や軍事の議論をするときは、一般論抽象論ではなく、日米安保(日米密約同盟)や自衛隊(在日米軍と一体化した攻撃型軍隊)の実際のあり様をよく確かめてから具体的な形でしないと無意味- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-6e92.html


2.元号法制化違憲訴訟
 元号が法制化され、事実上、国民に押し付けられていること=私たち個々人の時間の天皇制支配権力による搾取・強奪あるいは支配=天皇制支配の権力的君臨の象徴ととらえ、日本国憲法と真っ向から対立する違憲法制だとして、その撤廃と「令和」元号の制定廃止を訴えています。詳細は下記をご覧ください。下記の別添PDFファイル(1)は、去る2月17日の第3回口頭弁論(東京地裁)で山根二郎弁護士が法廷で陳述した内容です。この裁判は早くも今回(2/17)の公判で結審となり、おそらく3月中には判決となる見込みです。この裁判を担当した古田孝夫という裁判長の態度の悪さが最後まで目立つ裁判でした。

 <別添PDFファイル>

(1)(必見必読)原告ら準備書面(3)(元号制定差止請求事件)(山根二郎 2020年2月17日)
ダウンロード - e58e9fe5918ae38289e6ba96e58299e69bb8e99da2efbc88efbc93efbc89efbc88e58583e58fb7e588b6e5ae9ae5b7aee6ada2e8ab8be6b182e4ba8be4bbb6efbc89efbc88e5b1b1e6a0b9e4ba8ce9838e202020.2.17efbc89.pdf
(2)(必見必読)訴状:元号差し止め訴訟(山根二郎・矢崎泰久・北原賢一 2019年3月27日)
 https://cutt.ly/crNoHGE
(3)「元号差し止め訴訟」に臨む私の覚悟、お粗末な法や政治に人生を支配されたくない(イントロ部分)(矢崎泰久『週刊金曜日 2020.2.7』)
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(4)教育現場への文部科学省通知で祝意を実質「強制」、天皇代替わりで元号教え込み(永尾俊彦『週刊金曜日 2019.5.17』)
ダウンロード - e7a59de6848fe38292e5ae9fe8b3aae3808ce5bcb7e588b6e3808de38081e5a4a9e79a87e4bba3e69bbfe3828fe3828ae381a7e58583e58fb7e69599e38188e8bebce381bfefbc88e6b0b8e5b0bee3808ee98791e69b9ce697a5202019.5.17e3808fefbc89.pdf

 <関連サイト>
(1)「元号制定は違憲」、長野の弁護士ら 東京地裁に提訴(東京 2019.5.27)
 https://cutt.ly/mrNoLnc
(2)「元号制定は違憲だ」弁護士やジャーナリストらが提訴「時間意識が喪失する」-弁護士ドットコム
 https://www.bengo4.com/c_23/n_9434/
(3)「令和」に待った! 矢崎泰久さんら元号差し止め求め提訴 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/04/15/antena-455/
(4)元号の使用強制だけはやめるべきだ!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/251377
(5)露骨な新元号、新天皇の政治利用「令和」幕開けの異様-上-|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/250953
(6)露骨な新元号、新天皇の政治利用「令和」幕開けの異様-下-|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/250955
(7)新元号「令和」に関するトピックス:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/topics/word/%E6%96%B0%E5%85%83%E5%8F%B7.html
(8)改元 「平成」から「令和」へ - 毎日新聞
 https://00m.in/Se2hF

(関連)(報告)元号差し止め訴訟 いよいよスタート:これが「ホンモノ」の公判であり、口頭弁論だ! みなさま、この裁判にご注目とご支援を!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-a4f0be.html

(参考)国体論 菊と星条旗-白井聡/著(集英社新書)
 https://00m.in/b1rka


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(関連)(報告)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-ab6361.html

(関連)(報告)新ちょぼゼミ:東電経営者幹部3人の福島原発事故刑事裁判に見る日本の司法・裁判、裁判所・裁判官のデタラメとそのひどさ(日本の司法を解体・再編せよ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-42c18e.html
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草々 

2020年2月17日 (月)

(報告)(2.14)「子ども脱被ばく裁判」傍聴記(1)鈴木眞一福島医大教授証人尋問:隠して隠して隠して、逃げて逃げて逃げて、あとはつまらないおしゃべりに終始した鈴木眞一教授、ウソらしき発言もチラホラの誠意なき証言

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.(3.4)「子ども脱被ばく裁判」=山下俊一(だました俊一)証人尋問(福島地裁)
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2020/02/21434.html

(関連)山下俊一トンデモ発言 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=PuwFrNEgDTg

(関連)放射線被曝防護政策を正し、東京電力や国・自治体の責任を厳しく問う「子ども脱被ばく裁判」がいよいよ正念場です=(2.14)鈴木真一・(3.4)山下俊一を証人喚問(福島地裁)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-96894f.html


2.(3.13)福島原発かながわ訴訟控訴審 第2回公判(損害賠償訴訟)
 https://cutt.ly/prV9D13


3.(メール転送です)【安保法制違憲差止訴訟】3月13日判決
 先にお知らせしましたとおり、安保法制違憲差止訴訟では弁論再開の申し立てをしておりましたが、裁判所から弁論は再開しないとの連絡がありました。従いまして、当初の予定通り、3月13日に判決言い渡しとなります。なお、差止訴訟が係属しております民事2部の3名の裁判官にあてた署名を2月19日に提出します。お手元に署名用紙をお持ちの方は大至急ご返送ください。なお、まだ署名をされていない方は、ネット署名を明日2月18日まで受け付けますので、ご協力をお願いします。
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ネット署名:「内閣総理大臣は、安保法制に基づき 自衛隊を海外に出動させてはならない」 との判決を求めます!
 http://chng.it/QFYgQDVBTp

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3月13日のスケジュール
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13:00 東京地裁前アピール
13:30 傍聴券抽選に並ぶ
14:00 判決
15:00 報告集会 衆議院第二議員会館 第1会議室
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さる2020年2月14日、福島地裁において「子ども脱被ばく裁判」公判があり、この日は鈴木眞一福島県立医科大学教授の証人尋問となりました。以下、その傍聴記を簡単にご報告申し上げます。私の印象は、簡単に申し上げますと、メールの表題の通り「隠して隠して隠して、逃げて逃げて逃げて、あとはつまらないおしゃべりに終始した鈴木眞一教授、ウソらしき発言もチラホラの誠意なき証言」ということになります。

原告・被告双方から各1時間の尋問がなされたのですが、真実を明らかにして福島原発事故後の放射線防護政策について、その是非判断に寄与せんとする姿勢は皆無に近く、また、主として原告側から発せられる重要な質問については、通用しない「守秘義務」なるものを持ち出しては拒否するという姿勢(不都合事項の隠蔽)を取り続け、この裁判の重要な事件当事者としての証言責任を回避しています。医師法の第1条には「医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。」とありますが、この人物は、この法律に記載された義務を全くと言っていいほど果たしませんでした。これでも医師・医学者と言えるのでしょうか? 私は尋問のやり取りを聞きながら怒りがこみあげてくるのを押さえるのに苦労しました。

(当日の法廷についてOur PlanetーTV の報道では、いつもは傍聴席にいて証言者(原告側がほとんど)の背中しか見ていなかった福島県庁の役人が、この日は被告席にいて証言台で証言する鈴木眞一福島県立医科大学教授をにらみつけていたそうです。私の推測は、鈴木眞一氏は、原子力ムラ・放射線ムラに乗っ取られて福島第1原発事故後も(破たんした原発安全神話を放射能安全神話に切り替えて)原子力推進に邁進する現アベ政権・日本政府(霞が関官僚ども)、並びにその「手下」に成り下がって県民の命と健康を守ろうともしない福島県庁などから、強い圧力を受け続けているのではないか、というものです。言い換えれば、この人物はひょっとして自由に発言ができない状況に追い込まれていたのかもしれない、ということです。)

(関連)医師法(昭和23年7月30日法律第201号)
 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=80001000&dataType=0&pageNo=1


1.鈴木眞一福島県立医科大学教授のプロフィール(ネット情報)
 https://www.fmu.ac.jp/kenkyu/html/244_ja.html
 http://fmudte.umin.jp/about/chairperson.html
 https://www.fmu.ac.jp/byoin/new/sinryoka/kojosen.html

(関連)福島の小児甲状腺がん疑い例含め126人に〜鈴木眞一氏は退任 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2015年5月)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1915


2.まずは次の各サイトを熟読してください(この裁判を理解するための基本情報です)
 少し前のOur PlanetーTV の報道を含んでいますが、この裁判や今の福島県の放射線防護の在り方を理解し、あるいは「福島県民健康調査」及び同委員会、並びに福島県立医大などについて知る重要な情報です。今日のマスごみ報道では知ることができない貴重なものです。

(1)福島県の甲状腺検査「新秘密会」?〜山下俊一氏が座長 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2015.9.2)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1974

(2)存在していた!福島医科大「甲状腺がんデータベース」 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2017.8.30)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F2158

(3)小児甲状腺がんのDNA解析〜研究拠点は長崎大 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2017.8.31)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2160

(4)福島の小児甲状腺がん180例を症例報告〜「過剰診断」を否定 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2020.1.31)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2467


3.(速報)第37回「福島県民健康調査検討委員会」(2020年2月13日)結果:相変わらず「経過観察」その他で「甲状腺ガン」疑いの子どもたちがたくさんいる中、その子どもたちがどうなったか不明のまま=甲状腺ガン発症数把握をサボタージュ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-799a60.html

(上記は直近の「福島県民健康調査検討委員会」の結果報告です。この裁判や今回の鈴木眞一氏の証言と密接に関係していますのでご一読下されば幸いです:田中一郎)


4.(メール転送)今回の鈴木眞一福島県立医科大学教授証人尋問に関する井戸謙一弁護士のコメント
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2020.2.14 第25回口頭弁論期日報告(弁護団長 井戸謙一)

2020年2月14日、第25回口頭弁論期日では、注目の鈴木眞一氏証人尋問が行われました。原告側60分、被告側60分の持ち時間制で行われ、限られた時間で有効な回答を引き出すことが求められました。私たちは、次の4つの目標を立てました。

(1)鈴木氏が甲状腺摘出術をした約180例のケースは、いずれも手術が必要だったケースであり、過剰診断、過剰治療ではないこと、したがって、今後、福島県民健康調査を縮小すべきではないという鈴木氏の意見をはっきりと述べてもらうこと、

(2)福島県民健康調査で多数の甲状腺がん患者が見つかったのはスクリーニング効果であり、福島県で小児甲状腺がんが多発しているものではないという鈴木氏の主張が不合理であることを裁判所に認識させること、

(3)経過観察に回した子供たちの予後を把握せず、福島の子ども達から発生した甲状腺がんの総数を明らかにしない点に、福島県民健康調査の闇があることを明らかにすること、

(4)被ばくと甲状腺がんの因果関係を否定する鈴木氏の判断に合理性がないことを明らかにすること、以上です。

鈴木氏は、(1)について、自分が執刀したすべてのケースにおいて、手術が必要だったこと、福島県民健康調査は今の「サイズ」で継続すべきことを明言しました。

(2)については、「福島で多発していないとすれば、摘出術が必要な子供が全国で1万2000人以上存在する計算になるがその子供たちを救わなくてよいのか」という質問に対し、回答を言い淀んでいました。鈴木氏が、本音では、手術を要する子供が全国にそんなにいるとは思っていない、逆に言えば、福島で多発していると思っていることを裁判所に感じ取っていただけたのではないかと思います。

(3)では、鈴木氏がいわき市や会津若松市の病院でも甲状腺の摘出術をしていること、その症例は福島県民健康調査の件数に入っていないこと等が明らかになりました。福島県民健康調査検討委員会は、甲状腺がんの悪性若しくは悪性疑いの数を237人と報告していますが、それ以外に甲状腺がんにり患した子どもがどれだけの人数隠されているのか、闇がいよいよ深くなったと思います。

(4)については、鈴木氏はそもそも複数の考え方が示されている問題について、そのうちの一つの考え方に固執しているにすぎないこと、そもそも悪性若しくは悪性疑いの総数が明らかにされていないのですから、被ばくとの因果関係について適切な判断ができるはずがないこと、それらのことを浮き彫りにして終わりました。

60分では時間が全く足らなかったというのが率直な感想です。しかし、制約がある中での一定の成果も獲得できたと思います。次回の山下俊一氏の尋問は90分間です。今回の経験を踏まえて、次回の戦略を立てたいと思います。引き続き、ご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
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(関連)福島医大教授「新たな集計外」法廷で証言〜小児甲状腺がん - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2020.2.15)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2471

(関連)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 20200214 子ども脱被ばく裁判 鈴木眞一氏が甲状腺手術180は過剰治療ではないと証言
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2020/02/20200214180.html


5.(田中一郎コメント)
 以下、井戸謙一弁護士がおっしゃる4つの目的に沿って私の印象や追加事項を申し上げるとともに、その他今回の証人尋問において取り上げられた若干のことについてコメントいたします。最初に申し上げておかなければならないことは、被告側(国や福島県庁や関係市町村)による鈴木眞一氏に対する尋問がほとんど無内容でつまらなかった他、事実を把握しないままに情緒的に決めつけて尋問をしているのではないかと思われる点が散見された等、裁判に臨む姿勢について大きな疑問を感じました。また、被告の中でも福島県庁が、この鈴木眞一氏の証人尋問について妨害的ともいえる対応をこの間ずっと続けてきていて、そもそも原発被害を受けた自治体を代表する組織として許されない姿勢であることも付記しておきます。重要な内容のやり取りが行われたのは、もっぱら原告側からの尋問の時でしたが、被告側が無内容な尋問のための時間を原告側と同時間要求した他、公判尋問の日程をわずか1日で、しかもたったの2時間で終われと主張して譲らなかったことに、真実を明らかにされたくない被告側の理不尽かつ(被害者原告に並びに県民対する)背信的な態度が見え隠れしています。

(1)過剰診療や過剰治療ではないこと
 鈴木眞一氏は、自身が原発事故以降、関与し続けてきた甲状腺ガンの手術について、それぞれの患者について手術をしなければならない臨床症状があった旨を発言し、一部の大学教授や研究者から出されている「過剰診療(治療)」説については否定をしています。当たり前のことです。しかし、「過剰診断」については「甲状腺疾患の場合には過剰診断となることを念頭において対応した」旨の発言があり、自分たちは「過剰診断」はしていないが、他の施設の医師たちの場合にはわからない、旨の含意を示していたことは気になるところです。

そもそも「過剰診断・過剰診療」などという福島県立医大に対する誹謗中傷ともとりうる話が出てきたのは、上記でご紹介したOur PlanetーTV の記事(下記)にもあるように、「甲状腺評価部会の委員・渋谷健司東京大学教授が、医学雑誌「ランセット」に、福島の甲状腺がんは「スクリーニング効果」では説明がつかず、「過剰診断」を招いている恐れがあるとした上で、検査を見直すべきだとの提言を投稿」したことがきっかけです。しかし、同記事での鈴木眞一氏と渋谷健司氏との激しいやり取りの中で鈴木眞一氏は「臨床データを我々が公表していないのに、なぜ取らなくてもいいガンだと断定できるのでしょうか。取らなくてもいい癌を我々が手術したということはありません。」と切り返している点にご注目ください。渋谷健司東京大学教授は、実証的な根拠もないままに「過剰診断」などとデマを飛ばしていたということではありませんか!? (こんな論文を医学雑誌「ランセット」がよく掲載したものだと軽蔑したくなります。編集者の目は節穴か、それとも政治的な掲載なのか!?)

いずれにせよ、「過剰診断、過剰診療、過剰治療」などというものは、私はデマに過ぎないのではないかと見ています。そもそもその実証的根拠がないからです。また仮に、もし「過剰診断・過剰診療・過剰治療」だということになれば、手術で摘出する必要のなかった甲状腺を200人近い子どもたちから摘出したことになり、これは看過できない重大な福島県立医大の医療ミスとなり、子どもの人権問題も含めて大問題となるでしょう。「福島県民健康調査」を潰したい一心で「過剰診断・過剰診療・過剰治療」などと騒いでいる御用学者どもは、そういうことを念頭に置いた上で発言しているのか、疑わしいと言わざるを得ません。こんなところにも原発事故の被害者や患者を無視する姿勢が垣間見えています。まさにクソ医者・クソ学者どもです。

加えて、このOur PlanetーTV の報道記事では、次の点にもご注目ください。「福島の甲状腺がんは「スクリーニング効果」では説明がつかず」(渋谷健司東京大学教授)「今回一番小さい人が5ミリ台ですので、みなさんそこを捉えてますけど、リンパ節転移とか、腫瘍の浸潤とかそういうものを含めて、多くの人は 10ミリ以上」(鈴木眞一福島県立医科大学教授)「リンパ節転移の数はここでは公表しない。」(鈴木眞一福島県立医科大学教授)

⇒ 注目点は、甲状腺の多発が認められ、かつそれが「スクリーニング効果」(精密な機械でたくさんの子どもたちを検査したからたくさんの甲状腺ガンが見つかった)では説明がつかないこと、手術を余儀なくされた子どもたちの多くが「10ミリ以上の大きなガンであり、また、リンパ節転移とか、腫瘍の浸潤もあった」(つまり精密な機械で検査したから小さなガンがたくさん見つかったということではないということ=大半が大きいガン・悪性のガン)、そして「福島県民健康調査」の結果としての子ども甲状腺ガンの臨床結果を鈴木眞一氏は「守秘義務」をタテにこの頃から一貫して非公開としている点です。しかし、人数の公表を含めて、国の税金でなされている「福島県民健康調査」の結果を可能な限り公表しないということは許されないことであり、こんなレベルのことにまで「守秘義務」を理由に公開を拒否することは不当という他ありません。そもそも福島県民や原発事故被害者に対する背信行為です。また、下記のような「甲状腺がんデータベース」が福島県立医大にあるのですから、子ども甲状腺ガンの発生状況の全体像は概ねつかめているはずですが、鈴木眞一氏は下記のデータベースのことなどは「知らない」と法廷で答えていました(虚偽答弁?)。

(関連)存在していた!福島医科大「甲状腺がんデータベース」 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2017.8.30)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F2158

公判後の報告会で出た意見ですが、まず私から弁護団に対して「被告側からの尋問で「コレは!」と思ったものがありますか」とお聞きしたのに対して「国や福島県が鈴木眞一福島県立医科大学教授が行なった手術などの治療が過剰診療・治療ではないという本人の証言をバックアップしてくれるような質問を被告側弁護士たちがしなかった点について、ずいぶんと鈴木眞一氏に対して冷たいなという印象を受けた」とのコメントがあったこと、そしてもう一つが「過剰診断」と「過剰診療・治療」は峻別して言葉を使い分ける必要がある、何故なら、過剰診断の前提にある検査などの診察行為については、放射線被曝の健康被害のありようがよくわからない中では、しっかりと幅広くやってもらわないといけなくて、間違っても検査や診察などを縮小したり妨害したりしてはいけないのに対して、過剰診療・治療の方は、そういうことがないようにしてもらいたいからだ、との発言がありました。的を得ていたと思います。

(2)子ども甲状腺ガンの多発について
 上記で井戸謙一弁護士が指摘されている点はその通りで、鋭い尋問だったと思いますが、その前に、まずは上記でご紹介した「甲状腺評価部会の委員・渋谷健司東京大学教授が、医学雑誌「ランセット」に、福島の甲状腺がんは「スクリーニング効果」では説明がつかず」を投稿したということを裁判官にしっかりと知らせるとともに、「福島県民健康調査検討委員会」においても、子ども甲状腺ガンは多発していて、もはや「スクリーニング効果」では説明がつかないという点も大半の委員で合意されていることを伝えるべきだったと思います。

そして、そもそも科学的に考えて、「スクリーニング効果」は第1巡目にのみ現れる現象であって、同じ子どもたちを検査しているのに、2巡目以降に次々と多くの子どもたちに甲状腺ガンが発見されるということはあり得ません。何故なら、第1巡目でほとんどの甲状腺ガンを発見してしまっているからです。事実は、「スクリーニング効果」も多少はあるけれども、それ以外のもっと決定的な要因があるということであり、また、「過剰診断・過剰診療・過剰治療」などというものもあり得ない、つまり今のところ子どもたちに多発している甲状腺ガンの原因は、福島第1原発事故による放射線被曝以外には考えられない、ということなのです。

この辺のところを、鈴木眞一氏は「検査で悪性ガンを見ると、最初は甲状腺のあちこちに小さな粒のような形で散らばっていたり、ぼやっとした影のようになっていたりしていて、発見に時間がかかる」などと説明していました。私は甲状腺臨床医ではないので、この発言の是非の判断はつきませんが、おそらくハッタリ(その場限りの言い逃れ)ではないかと推察します。少なくとも、そういう子ども甲状腺ガンもあったかもしれないけれど、そんなものがたくさんあり、どれもこれもが発見しにくいガンだったとは言えないのではないかと推察します。必要ならば、ちゃんとした甲状腺専門医に聞いて確かめればいいと思います。

(3)経過観察の子どもたちの「その後」=なぜ甲状腺ガンの発症状況を把握しないのか!?
 既に下記サイトで私からこれについて詳しく申し上げています。甲状腺ガンを発症した子どもたちの数を、見かけ上、ずっとずっと少なくするために、姑息な手段を取って実数把握を放棄しているのです。信じがたい連中です。この点については、鈴木眞一氏に原告側弁護士が、何度も何度も「子ども甲状腺ガンの総数が把握されていないのに、それを統計学的に処理してみても、所詮は実際の真実はわからないのではありませんか?」と問いただしましたが、次の「放射線被曝とは無関係」とともに、言を左右にして認めようとはしませんでした。この時点で、この人物は、「真実に忠実でなければならない」科学者・医学者・医師として失格です。

(速報)第37回「福島県民健康調査検討委員会」(2020年2月13日)結果:相変わらず「経過観察」その他で「甲状腺ガン」疑いの子どもたちがたくさんいる中、その子どもたちがどうなったか不明のまま=甲状腺ガン発症数把握をサボタージュ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-799a60.html

(4)放射線被曝と甲状腺ガンの因果関係否定について
 井戸謙一弁護士のおっしゃる通りです。鈴木眞一氏をはじめ「福島県民健康調査検討委員会」にたむろする御用学者や御用人間たちの言うこと(因果関係の否定)に科学的実証的根拠はありません。そればかりか、別添PDFファイルにある牧野淳一郎氏の説明によれば、放射線被曝とは無関係の結論を導くために、これまた姑息なインチキ手法を用いていることが告発されています。科学者の風上にもおけぬ「インチキ連中」「似非科学者集団」が原子力ムラ・放射線ムラであることが、ここでも明らかになっています。

(5)福島県立医大における安定ヨウ素剤服用について
 尋問の中で井戸謙一から、福島第1原発事故直後の福島県立医大における安定ヨウ素剤の服用について、鈴木眞一福島県立医科大学教授への追及が行われました(下記サイト参照)。鈴木眞一氏は「安定ヨウ素剤が配られたことは知っていたが、それを大学の役職員が服用したかどうかは知らない」(⇒「カネ(ワイロ)を業者から受け取ったことは知っているけれども、それを使ったかどうかは知らない」と言っているのと大差なし:何という答弁か!?)「自分や自分の家族は服用していない」と答え、また、同弁護士から「自分たちが安定ヨウ素剤を配布・服用していることについて県民や県庁に知らせようとは思わなかったのか」との問いに対して「自分は安定ヨウ素剤の服用を指示する立場になかった」と答えていました。そんなことを聞いてんじゃねえのよ、ボケ! ということです。医師・医学者としてここでも失格!

(関連)「住民に配布しないヨウ素剤、県立医大関係者は服用、これは刑事告訴できる」 〜佐々木慶子氏、蔵田計成氏ほか - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/140425

(6)「セカンドオピニオンや追加検診を見合わせるように求める」通知について
 下記についても追及がなされましたが、まともな回答は鈴木眞一氏より返ってきませんでした。「福島県立医大でやっているのだから、それ以外の医療機関で余計なことはするな」と言わんばかりの態度であり、公判尋問ではそれを「より高度な形で福島でやっているので、原則として福島に任せてほしいけれども、それ以外の医療機関で、さまざまな事情や考えでおやりになることを止めるつもりはなかった、セカンドオピニオンを妨害する意図はない」などと答えていました。ざけんじゃねーぞ、ということです。苦しい答弁でした。

(関連)甲状腺の検査改善求め~市民が県立医大に要望 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2012.9.15)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1441

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)セカンドオピニオンについて
山下俊一副学長と甲状腺調査を担当している鈴木真一教授は、今年1月25日、甲状腺学会会員に対して、セカンドオピニオンや追加検診を見合わせるように求める文書を送っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(参考)中村隆市ブログ「風の便り」 - 山下俊一氏 福島県民の健康より 国家財政を重視する発言
 https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-11753

(7)鈴木眞一福島県立医科大学教授の「守秘義務」主張について
 鈴木眞一福島県立医科大学教授だけでなく、福島県立医大や「福島県民健康調査検討委員会」の御用学者どももまた、一方では「守秘義務」だとか何とか言って、守秘する必要のない情報(個人情報ではないデータ等)を福島県民や有権者・国民に対して隠しまくっているにもかかわらず、他方では、様々な国際会議や学会集会などでは具体的に公表しながら説明しているという(ご丁寧に大半の日本人が見ても訳が分からないように英語にしてあるそうです)、この二枚舌を許してならないでしょう? この辺の突込みは公判では時間切れでできていなかったように思われます。

(関連)「福島甲状腺がんの報告」鈴木眞一教授~第5回国際専門家会議 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=6oXw2axaHNk

(8)最後に裁判所・裁判官の問題
 既に私の主催した「新ちょぼゼミ」でも取り上げて問題にしていますが、この「子ども脱被ばく裁判」についても、福島地裁の裁判官の訴訟指揮が「真実解明」のためには不十分なまま、被告の国や福島県に押されるような形で、原告側を封じ込めるように行われている様子がうかがえます。原告側からの証人尋問要請の大半を退けたり、ようやく実現した鈴木眞一福島県立医科大学教授や山下俊一福島県立医科大学副学長の尋問時間を(被告の主張に引きずられて)短くしてしまったりしており、尋問当日も原告側弁護士の尋問を妨害するかのごとき発言が被告の福島県の代理人弁護士から出されても、それを止めるのではなく、原告側に「もうやめろ、時間だ」という主旨の法廷指揮を行ったりしています。日本の司法・裁判所は根本的に叩き直す必要がありそうです。

(関連)(報告)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-ab6361.html

(関連)(報告)新ちょぼゼミ:東電経営者幹部3人の福島原発事故刑事裁判に見る日本の司法・裁判、裁判所・裁判官のデタラメとそのひどさ(日本の司法を解体・再編せよ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-42c18e.html


6.この裁判の関連サイト
(1)子ども脱被ばく裁判のブログ
 http://datsuhibaku.blogspot.com/
(2)子ども脱被ばく裁判 弁護団のページ
 http://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/

(関連)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/
(関連)子ども脱被ばく裁判を支える会・東日本
 http://sasaerubimbo.hatenablog.com/
(関連)「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本
 http://kodomodatu.jugem.jp/


7.「3.11以降の科学リテラシー」(牧野淳一郎:岩波月刊誌『科学』)
(1)(別添PDFファイル)3.11以降の科学リテラシーNO.84(イントロ部分)(牧野淳一郎『科学 2019.12』)
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
ダウンロード - efbc93efbc8eefbc91efbc91e4bba5e9998de381aee7a791e5ada6e383aae38386e383a9e382b7e383bcno.84efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e789a7e9878ee3808ee7a791e5ada6202019.12e3808fefbc89.pdf

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福島県の甲状腺検査の本格検査l回目(検査2巡目)について甲状腺検査評価部会は,「有意差がでたやり方を捨てて有意差がでなかったやり方を採用する」という根本的に問題がある方法をとりました。これは「地域差がない」という結論ありきの解析で 非科学的というしかありません。本格検査2回目(検査3巡目)については,患者数が少ないため,地域差のあるなしの結論はでないと見込まれます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2)(別添PDFファイル)3.11以降の科学リテラシーNO.85(イントロ部分)(牧野淳一郎『科学 2020.1』)
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
ダウンロード - efbc93efbc8eefbc91efbc91e4bba5e9998de381aee7a791e5ada6e383aae38386e383a9e382b7e383bcno.85efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e789a7e9878ee3808ee7a791e5ada6202020.1e3808fefbc89.pdf

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)前回は福島県の甲状腺検査関係の動きを振り返りました。検査2回目(本格検査1回日)について甲状腺検査評価部会に提出された解析が データ数からありえない解析結果になっているとこの連載で指摘したところ,間違いは訂正され,この連載で予想したのとほぼ同じ結果になりました。地域差は修正前よりずっと大きくなりましたがエラーバーも大きくなり,「有意差はない」という結論には変わりはなかったのですか それ以前の問題がありました。先行検査の時に使って有意差がでなかった4地域区分では本格検査では有意差がでていだのですが,それを特に理由なく使わないことにして別の方法で被曝量の影響はみられないと結論する,という統計学の教科書で「やってはいけない」例に使えそうなことをやっていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


8.次回の山下俊一(だました俊一)に対する証人尋問について
 公判後の報告会において私から弁護団に対して、次回の山下俊一氏の証人尋問において、次の4点を追及していただきたい旨、口頭で発言要請いたしました。弁護団でご検討いただけるようです。みなさまにおかれましては、次回来たる3月4日の山下俊一氏への証人尋問について、福島地裁の法廷の傍聴席を満席としていただきますよう切にお願い申し上げます。

(1)山下俊一氏が「福島県民健康管理調査検討委員会」の座長だった頃、所謂「裏委員会」を開催して「表委員会」でどう演技するかの下打ち合わせ・口裏合わせをしていたこと、そして、そのことが毎日新聞の日野行介記者のスクープで暴露された結果、その責任を追及されて座長並びに委員の辞任を余儀なくされたにもかかわらず、その後もまた再び、福島県立医大内に同様の「裏委員会」を設け、「表委員会」の「黒子役」を演じている様子があること、この「二枚舌」政策を追及していただきたい。

(関連)中村隆市ブログ「風の便り」 - 福島健康調査「秘密会」で見解すり合わせ (毎日新聞)
 https://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-11734

(関連)福島原発事故県民健康管理調査の闇-日野行介/著(岩波新書)
 https://00m.in/X6E3r
(関連)福島原発事故被災者支援政策の欺瞞-日野行介/著(岩波新書)
 https://00m.in/VBTZx

(関連)福島県の甲状腺検査「新秘密会」?〜山下俊一氏が座長 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人(2015.9.2)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1974

(2)「福島県民健康調査」において、経過観察や未受検の子どもたちの甲状腺ガンの発症状況が把握されていない問題について、これでは福島第1原発事故後の県民全体の子どもたちの状態が把握できないことについて、どう考えているか?

(3)チェルノブイリ原発事故に際には、事故後10年を経過して、事故後に生まれた子どもたちに甲状腺ガンが発症しなかったことが、甲状腺ガンと原発事故による放射線被曝を因果関係で結び付けた決定的証拠となった。にもかかわらず、県民や多くの有識者・市民からの要請があるにもかかわらず、「福島県民健康調査」では、何ゆえに福島原発事故後1年以上経過してから生まれた子どもたち(いわゆる事故後生まれた子どもたち)の甲状腺検査を実施しないのか?(重要事実の隠蔽工作か?)

(4)山下俊一氏がチェルノブイリ原発事故での子どもたちを含む被災者住民の健康や甲状腺疾患について発言したり論文に書いたりしていたことと、福島第1原発事故後の言動とは大きく違っている。この矛盾を追及していただきたい。

(関連)山下俊一放射線アドバイザーにNO〜解任を求め署名開始- OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1124
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/7700

(関連)福島の甲状腺がん「放射線影響ではない」〜国際会議 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1732


9.(最後に)Our PlanetーTV へのご支援のお願い
 上記でご紹介いたしましたように、マスごみが、福島第1原発事故後の福島県の在り方、とりわけ放射線被曝防護政策や被害者住民への対応(不十分極まる支援や切り捨て政策)などについて、きちんとした取材や報道が出来なくなってしまっている今日、Our PlanetーTV による一連の調査報道は非常に貴重な情報源となっています。この独立系ジャーナリズムの組織経営を潰さないよう、みなさまの浄財によるご支援をお願い申し上げます。ちなみにOur PlanetーTV は特定非営利活動法人ですので、寄付金は税還付の対象となります。何卒よろしくお願い申し上げます。

ご支援のお願い - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1523
草々
 

2020年2月16日 (日)

(速報)第37回「福島県民健康調査検討委員会」(2020年2月13日)結果:相変わらず「経過観察」その他で「甲状腺ガン」疑いの子どもたちがたくさんいる中、その子どもたちがどうなったか不明のまま=甲状腺ガン発症数把握をサボタージュ

前略,田中一郎です。

さる2020年2月13日に第37回「福島県民健康調査検討委員会」が開催されました。下記はその速報です。以下、簡単にコメントいたします。

小児甲状腺がん悪性疑い236人〜福島健康調査 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/

(関連)第37回「県民健康調査」検討委員会(2020年2月13日)の資料について-福島県HP
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-37.html
(関連)「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ
 https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai.html

(関連)新たに5人がん確定 甲状腺3巡目検査 県民健康調査検討委(福島民友)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200214-00010005-minyu-l07
(関連)「甲状腺検査」受診率が低下 福島県部会 全国がん登録活用へ(福島民友)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00010002-minyu-l07


(田中一郎コメント)
1.甲状腺ガン(ほぼ確定の「疑い」を含む)の子どもたちは、現在までで全部で237人(うち良性1人)が「福島県民健康調査検討委員会」に報告されている数字です。しかし、この236人以外にも、様々な形で福島県の子どもたちに甲状腺ガンが発症しており、その総数はいまだに把握されず、また把握されようともしておりません。トンデモない話です。従ってまた、この236人という数字は大変な過小評価の数字であり、実際には、この数倍の子どもたちに甲状腺ガンが発症し、把握もされないままに「闇から闇へ」と消されてしまっている可能性があると言わざるを得ない状態です。

2.上記「Our PlanetーTV 」のサイトの表で明らかなように、全体的に見て受検率が低下していく中で、この検査での子ども甲状腺ガンの把握数は減少しており、この把握数の減少が、どういう理由に基づくものかがよくわからないままになっています。また、「経過観察」などと称して放置されたり、穿刺(せんし)吸引細胞診をわざと遅らせたり(この検査をするとほぼ確実にガンかどうかが判明します この検査をしないで放置しておくと転移その他で症状が深刻化する可能性があります。甲状腺ガンだけは早期発見・早期治療の対象外であるかのごときデマないしインチキ言説が罷り通っている様子もうかがわれます。子どものガンは甲状腺ガンも含めてその進行・肥大化が早く、進行の遅い壮年・老人の甲状腺ガンのようにゆったり構えていると危険です)、B・C判定を受けて二次検査に移行しなければならないのに二次検査を受けていなかったり(受検するよう催促されない)などで、多くの子どもたちが「宙ぶらりん」のまま危険な状態に置かれています。

3.数字で申し上げると、これまで合計で延べ7,048人の子どもたちがB・C判定を受け、そのうち延べ1,292人が「A判定相当」=つまり心配いらないとされ、残り5,756人の子どもたちが「甲状腺ガン発症の疑いあり」(もしくは「把握できず不明」)とされています。しかし、そのうち穿刺(せんし)吸引細胞診の検査を受けた子どもたちはわずかに827人、それ以外の子どもたちは「経過観察」や「未受検のまま放置」といった状態に置かれており、いつ甲状腺ガンを発症してもおかしくなく、また、放置をすればするほど、転移・浸潤などにより症状を悪化させてしまって取返しがつかなくなる可能性があるのです。

4.また、穿刺(せんし)吸引細胞診を受けた827人の子どもたちでも、甲状腺ガンか否かをはっきりさせずに「経過観察」にされている子どもたちが615人もいます。いったいどういうことなのでしょうか? 記者会見で、こうしたことについて、マスごみどもは質問をしないのでしょうか? 上記からうかがえることは、この「福島県民健康調査」「福島県民健康調査検討委員会」は、ひょっとすると、子ども甲状腺ガンの公認された数ができるだけ増えないようにすることを最も重要な目標に置いているのではないかと疑わせるような振る舞いが目立ちます。もしそうだとしたら、この委員会は悪質な「背任」委員会であり、「未必の故意」による業務上故意致死傷罪で起訴すべきではないかとも思われます。

5.更に、福島県立医大以外の医療機関で手術を受けた子どもたちの甲状腺ガンは、そのほとんどが「福島県民健康調査検討委員会」に報告がなされず(福島県立医大の鈴木真一教授が福島県内の施設で手術をした分も報告されていないことも分かっています)、甲状腺ガン発症数として把握されていないのです。

6.繰り返しになりますが、この検査の受検率は年々時間の経過とともに低下して行っています。ですので、上記でも申し上げた(検査を受けた)子どもたちの外側にはさらに多くの子どもたちが、何の検査も調査もされずに、福島の放射能環境の中で放置されていることを意味しています。しかし、「福島県民健康調査検討委員会」は、それを奨励するかの如く、「福島県民健康調査」の県民への案内状に「受検するとデメリットがあるぞ」などという書き込みを行って受検率を下げようとしているのです(受検する人数がさらに減れば、この検査の結果からは統計的に意味のある結論が出せなくなりますから、それが狙いでしょう)。この国の医師や教師、あるいは親たちは、どうかしているのではありませんか? 放射能や放射線被曝を甘く見すぎです。近未来でのこの子どもたちの健康に大きな懸念が積み上がりつつあります。

7.一方、「福島県民健康調査検討委員会」にたむろする御用学者や御用人間どもは、上記のようなことについてはそっちのけで、「子ども甲状腺ガンの多発は福島第1原発事故の放射能とは関係がない」という「あらかじめ決めてある結論」を導くための「珍説」をいろいろと場当たり的に考え出しては「ああでもない、こうでもない」のくだらないおしゃべりをくり返している他、これ以上、子ども甲状腺ガンが発見されて表面化すると自分たちのウソがばれて困るので、この「福島県民健康調査」そのものをスクラップしてやめさせてしまうために、毎度毎度の検討委員会や下部委員会などで、熱心に非科学的な嘘八百のエソラごとを並べて、「福島県民健康調査」潰しのための小田原評定を繰り返しています。こんなお粗末で、かつ悪意を感じさせる放射線被曝防護政策で犠牲となっていく子どもたちが哀れでかわいそうでなりません。(いわゆる「見える化」を阻止し、あわよくば「見えない化」に持ち込む、仮にそれができなくても、受検者数の減少により統計的に無意味な検査にしてしまう)

8.この「福島県民健康調査」は福島県や福島県立医大から取り上げて一旦廃止し、委員は全員を解任、その後、国が責任をもって、福島県だけでなく、福島第1原発事故で放射能汚染に見舞われた全地域(都県)において、新たに原子力ムラ・放射線ムラの御用人間ではない人たちを委員にして再スタートさせる必要があります。受験者数の悉皆性を高め、また、放射能汚染がない他の地域での検査も実施して、その結果との比較も必要です。その際、今現在、犯罪的に構築されつつある「放射能安全神話」「放射線安心神話」を払拭する啓蒙活動も同時並行して展開する必要がありそうです。
草々 

2020年2月15日 (土)

(報告)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


さる2月13日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして澤藤統一郎弁護士をお招きし「オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ)」を開催いたしました。以下、当日の録画やレジメ・資料を添付の上、簡単にご報告申し上げます。当日は、この講演でしかお聞き出来ない貴重なお話や具体的な事例、あるいは司法や裁判所についての考え方などをたくさんお聞きすることができました。澤藤統一郎弁護士におかれましては、ご多忙のところ、私ども主催の講演をお引き受け下さり感謝申し上げます。


●(イベント情報)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html

日本の司法・裁判所がおかしくなっています。アベ政権・自公政権が長期化し、日本の政治や行政が劣化の一途をたどる中、戦後日本の平和と民主主義や経済的な豊かさを支える基盤が政治の力によって次々と突き崩されています。それに対して多くの市民が異議を唱え、かつ裁判に訴えてでも食い止めようと努力をしていますが、当の司法・裁判所がこの市民の努力や願いにまともに応えようとしないのです。権力による過失や犯罪という巨悪を見逃し、社会正義を踏みにじり、罪なき被害者を切り捨て、基本的人権や国民主権や平和主義を定めた憲法判断から逃げ回り、結果的に法治国家の根幹を日本の司法・裁判所自らが掘り崩すという事態が生れています。先般の東電福島原発事故刑事裁判での幹部3人への無罪判決や、安保法制違憲訴訟あるいはTPP協定違憲訴訟などでの原告訴えの門前払い却下などはその一例です。今回は日本の司法にお詳しい澤藤統一郎弁護士においでいただき「日本の司法制度と裁判官」についてお話をいただきます。みなさまのご参加をお待ちしています(最初の1時間弱で主催者の方から東電福島原発事故刑事裁判の東京地裁判決についてコメントします)。

講 師:澤藤統一郎(さわふじ とういちろう)弁護士
1971年東京弁護士会に登録。靖国神社問題関連訴訟、自衛隊海外派遣違憲訴訟(湾岸戦争戦費支出差止請求事件)、東京日の丸君が代強制違憲訴訟などに関わった。元日弁連消費者委員長。


(当日録画)20200213 UPLAN 澤藤統一郎「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Rcu0J_z-deY
 https://www.youtube.com/watch?v=Rcu0J_z-deY

 <当日レジメ>
(別添PDFファイル)(レジメ)「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )(2020年2月13日)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e3808ce697a5e69cace381aee58fb8e6b395e588b6e5baa6e381a8e8a381e588a4e5ae98e3808defbc88e6bea4e897a4e7b5b1e4b880e9838ee5bc81e8adb7e5a3ab20efbc89efbc882020.2.13efbc89.pdf


 <参考(その1)>
(1)「品位を辱める行状」があったことを理由とする司法修習生の罷免事例及び再採用 - 弁護士山中理司(大阪弁護士会所属)のブログ
 https://yamanaka-bengoshi.jp/2018/08/06/himen-2/
(2)日本弁護士連合会:臨時総会・司法修習生の罷免に関する決議(1971年)
 https://www.nichibenren.or.jp/document/assembly_resolution/year/1971/1971_3.html

 <参考(その2>
(1)新旧教育基本法の比較
 https://00m.in/19ePb
(2)(報告)新ちょぼゼミ:東電経営者幹部3人の福島原発事故刑事裁判に見る日本の司法・裁判、裁判所・裁判官のデタラメとそのひどさ(日本の司法を解体・再編せよ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-42c18e.html


 <澤藤統一郎弁護士の著書>
(1)壊憲か、活憲か-村岡到/編 澤藤統一郎/西川伸一/鈴木富雄/村岡到〔著〕(ブックレットロゴス NO.12)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033449663&Action_id=121&Sza_id=C0
(2)前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く-梓澤和幸/著 岩上安身/著 澤藤統一郎/著(現代書館)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033376012&Action_id=121&Sza_id=GG
(3)「日の丸・君が代」を強制してはならない 都教委通達違憲判決の意義-沢藤統一郎〔著〕(岩波ブックレット)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031813392&Action_id=121&Sza_id=F3

 <澤藤統一郎弁護士のブログ>
澤藤統一郎の憲法日記
 http://article9.jp/wordpress/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1)澤藤統一郎の憲法日記 » 海外軍事産業と安倍政権の目には、「日本はすでに憲法改正」なのだ。
 http://article9.jp/wordpress/?p=13797
(2)澤藤統一郎の憲法日記 » 天皇への態度こそは、精神のリトマス試験紙である。
 http://article9.jp/wordpress/?p=13793
(3)澤藤統一郎の憲法日記 » 安倍長期政権という日本の不幸と国民の責任
 http://article9.jp/wordpress/?p=13787
(4)澤藤統一郎の憲法日記 » 暴論 ― 「神社は宗教に非ず」「宮城遙拝は臣民たるの義務である」
 http://article9.jp/wordpress/?p=13781
(5)澤藤統一郎の憲法日記 » 大嘗祭に国費の支出は明白な違憲行為。だが、問題は裁判で争うにはハードルが高いことにある。
 http://article9.jp/wordpress/?p=13772


 <関連資料:別添PDFファイル>
(1)特集ワイド:司法の弱さが日本の弱点(久保利英明 毎日 2020.1.20)
 https://00m.in/aLu1f
(2)「日本を診る」:民主主義の最後の砦:最高裁判所裁判官の国民審査(イントロ部分)(片山善博『世界 2019.8』)
ダウンロード - e69c80e9ab98e8a381e588a4e68980e8a381e588a4e5ae98e381aee59bbde6b091e5afa9e69fbbefbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e78987e5b1b1e59684e58d9ae3808ee4b896e7958c202019.8e3808fefbc89.pdf
(3)西川伸一の政治時評:最高裁裁判官の人事、司法独立の弱化懸念(『週刊金曜日 2019.10.11』)
ダウンロード - e69c80e9ab98e8a381e8a381e588a4e5ae98e381aee4babae4ba8be38081e58fb8e6b395e78bace7ab8be381aee5bcb1e58c96e687b8e5bfb5efbc88e8a5bfe5b79de3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5202019.10.11e3808fefbc89.pdf
(4)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟ニュース 第2号(2019.11.4)
http://datehanketsu.com/
ダウンロード - e7a082e5b79de4ba8be4bbb6e8a381e588a4e59bbde5aeb6e8b3a0e5849fe8ab8be6b182e8a8b4e8a89fe3838be383a5e383bce382b920e7acac2e58fb7efbc882019.11.4efbc89.pdf
(5)司法の現況を憂う(井戸謙一『日本の科学者 2020.1』)
 https://cutt.ly/ArX7fwR
(6)東京高検検事長 定年延長決定、次期総長見据え? 野党「官邸が介入」(東京 2020.2.4)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202002/CK2020020402000142.html
(7)発言レジメ:「日本郵政と経営委首脳によるNHK攻撃の構図を考える」(澤藤統一郎弁護士 2019.11.5)
ダウンロード - e697a5e69cace983b5e694bfe381a8e7b58ce596b6e5a794e9a696e884b3e381abe38288e3828bnhke694bbe69283e381aee6a78be59bb3e38292e88083e38188e3828befbc88e6bea4e897a4e7b5b1e4b880e9838e2019.11.5efbc89.pdf

 <関連サイト>
(1)映画「日独裁判官物語」1999年制作(制作・普及100人委員会) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=FLbp39nxlw4
 https://www.dailymotion.com/video/x200bke
(2)原発を止めると左遷…エリート裁判官たちが抱える「大苦悩」(岩瀬達哉)現代ビジネス -講談社
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51720
(3)ご存じですか? 裁判官の人事評価制度(『LIBRA 2018.9』)
 https://00m.in/n9yQf
(4)裁判所|裁判官研修
 http://www.courts.go.jp/saikosai/sihokensyujo/saibankankensyu/index.html
(5)裁判所|第4 我が国の裁判官の人事評価の在り方に関する検討
 http://www.courts.go.jp/saikosai/iinkai/saiban_kenkyu/hokokusho4/index.html
(6)夫婦別姓訴訟 原告の違憲訴え認めず 東京地裁立川支部判決  - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191114/k00/00m/040/071000c?fm=mnm
(7)東京新聞-安保法訴訟 請求退ける 東京地裁 合憲・違憲の判断せず-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019110802000130.html
(8)「国に有利な判断ばかり」辺野古訴訟県敗訴 県民、司法に異議 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1013535.html
(9)【驚愕の判決】裁判長「原発から飛散した放射性物質はすでに土と同化しているため、東京電力の管理下にはなく、むしろ、農家が所有しているといえる」 - 健康になるためのブログ🐾
 http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/50908

*キャンペーン · 東京高等裁判所第四刑事部・後藤眞理子裁判長- 冤罪・狭山事件で証拠ねつ造が明るみに!東京高裁は鑑定人尋問を! · Change.org
 https://00m.in/mlC1Y

(関連)狭山事件 石川一雄さんは無実だ(1) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-O3b-7-e90c
(関連)狭山事件 石川一雄さんは無実だ(2) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=R0siTymRKVE

 <昨今の裁判関連情報>
(1)(別添PDFファイル)原告側は「裁判官忌避」申し立て、前川元文科事務次官の証人認めず(『週刊金曜日 2019.12.20』)
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2020/01/17/antena-630/
(2)植村隆・元『朝日』記者の名誉棄損控訴審で異様な判決、櫻井氏免責、政権に「忖度」か(佐藤和雄『週刊金曜日 2020.2.14』)
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002973.php
(3)諫早、振り回された末 「開門せず」確定:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14073241.html
(4)マイナンバー訴訟、住民敗訴 名古屋地裁、請求を棄却 | 共同通信
 https://this.kiji.is/583148777884943457?c=44341039600582657
(5)原告が敗訴 東京地裁が退ける 沖縄の米軍ヘリパッド建設現場 東京から機動隊派遣は「違法」と訴え-沖縄タイムス+
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/511398
(6)「開廷1回で判決」5割 名古屋高裁、請求退けた裁判長:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASMDS64RGMDSOIPE02C.html?ref=mor_mail_topix3_6
(7)第2次夫婦別姓訴訟で原告側請求棄却の判決 広島地裁「憲法に違反せず」 | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/12/24/antena-614/
(8)日本の刑事司法は、国際的な批判に耐えられるのか~ゴーン氏出国は「単なる刑事事件」の被告人逃亡ではない - ハフポスト
 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e0d3677e4b0b2520d1c964b

(日本の司法・裁判所がほとんど機能していないのは、昨今の上記報道を見るだけでも明らかな状況です。これでこの国は法治国家と言えるのでしょうか!? 三権分立はどこへ行ったのでしょうか!? 裁判所は憲法の番人ではなかったのですか!? 国の根幹である基本的人権は守らなくていいのですか!? 裁判官達は一体だれのために何のために仕事をしているのでしょう!? :田中一郎)


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

(報告)新ちょぼゼミ:東電経営者幹部3人の福島原発事故刑事裁判に見る日本の司法・裁判、裁判所・裁判官のデタラメとそのひどさ(日本の司法を解体・再編せよ:田中一郎)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


さる2月13日、水道橋のたんぽぽ舎におきまして「新ちょぼゼミ」を開催いたしました。その際、私からは、このメール(並びに私の上記ブログ)の表題にある内容のプレゼンをさせていただいています。以下、当日の録画やレジメ・資料を添付の上、簡単にご報告申し上げます。当日、たんぽぽ舎での「新ちょぼゼミ」にご参加いただきました皆様には心より感謝申し上げます。今後とも、この企画を充実させてまいりたいと考えておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

(当日録画)20200213 UPLAN 田中一郎「東電幹部3人の無罪判決徹底批判(その3)」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=iTq6u2HJ6Qs
 https://www.youtube.com/watch?v=iTq6u2HJ6Qs


(当日、下記の部分のご説明が欠落していました=お詫びして追記いたします)
「(6)公判と公判の間が長すぎて裁判が無用に長期化している。詳細な証拠調べや見解の対立があって裁判が長期化するのは差し支えないが、公判と公判の間を毎度毎度長くとる必要はない。裁判官がたくさんの裁判を抱えて大変だというのなら、裁判官の数を増やせ、という話である。私は「わざとやっている」としか思えない。つまり、権力犯罪を裁く裁判ほど、裁くわけにはいかずに無罪放免にしなければいけないから、世論の関心がほぼ消滅する時期まで判決を引き延ばし、秘密裁判を続けて、こそっとロクでもない判決を出して終りにするという魂胆が見え隠れしている。」

 ⇒ この後半部分「権力犯罪を裁く裁判ほど、裁くわけにはいかずに無罪放免にしなければいけないから、世論の関心がほぼ消滅する時期まで判決を引き延ばし、秘密裁判を続けて、こそっとロクでもない判決を出して終りにするという魂胆が見え隠れしている。」=これが日本の裁判を長引かせている本当の理由のような気もします。

 <当日レジメ>
(1)(別添PDFファイル)(レジメ)東電幹部3人の刑事裁判無罪判決徹底批判(田中一郎 2020.2.13)
ダウンロード - efbc88e383ace382b8e383a1efbc89e69db1e99bbbe5b9b9e983a8efbc93e4babae381aee58891e4ba8be8a381e588a4e784a1e7bdaae588a4e6b1bae5beb9e5ba95e689b9e588a4efbc88e794b0e4b8ade4b880e9838e202020.2.13efbc89.pdf

(2)東電福島原発事故刑事裁判 東京地裁判決は「全員無罪」=日本の司法は「暗黒時代」へ突入(その3):真相究明も、社会正義の実現も、日本を亡ぼす原発・核施設過酷事故再発防止も実現できない日本の裁判- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-679855.html


 <関連サイト(その1)>
(1)日独裁判官物語 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x200bke
(2)かちかちやま - かちかち山(日本語版)アニメ日本の昔ばなし/日本語学習/CLACK CLACK MOUNTAIN (JAPANESE) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=xqOeEWBEsks

(ここに出てくるタヌキが東京電力、ウサギが裁判所・裁判官ですが、日本にはウサギがいないのです。:田中一郎)


 <別添PDFファイル>
 下記は直近の報道などから日本のデタラメな裁判所判決の若干の事例などをピックアップしたものです。一部を「新ちょぼゼミ」当日、簡単にコメントさせていただいております(上記VTR参照)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)(チラシ)(4.4)伊達判決61周年集会
http://datehanketsu.com/
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc94efbc8eefbc94efbc89e4bc8ae98194e588a4e6b1ba61e591a8e5b9b4e99b86e4bc9a.pdf
(2)砂川最高裁判決の「呪縛」は解けるか:日米安保体制を根本から問う国賠訴訟(イントロ部分)(吉田敏浩『世界 2020.3』)
ダウンロード - e7a082e5b79de69c80e9ab98e8a381e588a4e6b1baefbc9ae697a5e7b1b3e5ae89e4bf9de4bd93e588b6e38292e6a0b9e69cace3818be38289e5958fe38186e59bbde8b3a0e8a8b4e8a89fefbc88e59089e794b0e6958fe6b5a9e3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf
(3)司法の現況を憂う(井戸謙一『日本の科学者 2020.1』)
ダウンロード - e58fb8e6b395e381aee78fbee6b381e38292e68682e38186efbc88e4ba95e688b8e8ac99e4b880e3808ee697a5e69cace381aee7a791e5ada6e88085202020.1e3808fefbc89.pdf
(4)安保法制違憲訴訟、憲法判断せず「棄却」、司法の責任放棄した「忖度判決」(片岡伸行『週刊金曜日 2019.11.15』)
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/11/26/antena-603/
(5)西川伸一の政治時評:最高裁裁判官の人事、司法独立の弱化懸念(『週刊金曜日 2019.10.11』)
 http://www.nishikawashin-ichi.net/seijijihyo.html
(6)(パンフ)袴田巌さんに再審完全無罪を!
https://www.hakamada-sukukai.jp/
ダウンロード - efbc88e38391e383b3e38395efbc89e8a2b4e794b0e5b78ce38195e38293e381abe5868de5afa9e5ae8ce585a8e784a1e7bdaae38292efbc81.pdf
(7)横田騒音 差し止め認めず、東京高裁判決 賠償、過去被害分のみ(東京 2020.1.24,23夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020012402000132.html
(8)原発事故訴訟 福島地裁判決、「農地所有者が汚染除去を」(東京 2019.11.10)
https://note.com/seikeitohoku/n/nb67b60689301
ダウンロード - e58e9fe799bae4ba8be69585e8a8b4e8a89f20e7a68fe5b3b6e59cb0e8a381e588a4e6b1bae38081e3808ce8beb2e59cb0e68980e69c89e88085e3818ce6b19ae69f93e999a4e58ebbe38292e3808defbc88e69db1e4baac202019.11.10efbc89.pdf
(9)「三鷹事件」:再審認めぬ東京高裁に弁護団が異議申し立て(イントロ部分)(鎌田慧『週刊金曜日 2019.9.27』)
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002890.php

 <関連サイト(その2)>
(1)安倍政権が前代未聞の禁じ手人事 側近の検事長を定年延長(日刊ゲンダイ 2020.2.3)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268473
(2)「事実上、安倍政権の指揮権発動」法曹界が黒川検事長の定年延長に反発〈週刊朝日〉AERA dot.
 https://dot.asahi.com/wa/2020020400012.html
(3)佐川前理財局長ら財務省全員不起訴は最初から決まっていた!“法務省の安倍官邸代理人”黒川事務次官が捜査潰し|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2018/06/post-4044.html
(4)(本音のコラム) 前川喜平さん 検察人事の私物化-東京新聞(2020.2.9) 子どもと法21ブログ
 https://kodomo-hou21.hatenablog.com/entry/20200209/1581214732
(5)東京高検検事長の“異例”定年延長は違法…安倍首相に告発状 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268896
(6)異例の黒川人事に激怒 稲田検事総長が放つ「逆襲の一手」日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269033

 <関連サイト(その3)>
(1)滋賀の呼吸器 無罪確実、再審初公判検察、有罪立証せず、検察冒陳わずか30秒(東京 2020.2.4)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020020402000145.html
(2)原発「運転停止」判決の裁判官に襲いかかる「ハラスメント」の数々(現代ビジネス)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200208-00070256-gendaibiz-soci
(3)南洋戦訴訟、原告敗訴確定 国の責任認めず、最高裁 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1070376.html
(4)秋元議員の保釈許可 保釈金は3000万円 全面否認、起訴直後の保釈決定は異例 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200210/k00/00m/040/044000c?fm=mnm
(5)キャンペーン【不当判決】奈良公園高級リゾートホテル建設差止請求事件 · Change.org
 https://cutt.ly/FrXJrer
(6)市の責任を不問に…佐賀地裁“いじめ事件”判決の大きな問題 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267530


 <いちろうちゃんのブログ>
(1)東電福島原発事故刑事裁判 東京地裁判決は「全員無罪」=日本の司法は「暗黒時代」へ突入(その1):東電旧経営陣無罪判決、裁判所が犯した七つの大罪 (海渡雄一弁護士:論座)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-264d98.html

(2)東電福島原発事故刑事裁判 東京地裁判決は「全員無罪」=日本の司法は「暗黒時代」へ突入(その2):東電幹部3人を最初から無罪放免する方針で起訴・裁判に臨んでいた日本の司法・裁判所・検察- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-3ee520.html

(3)東電福島原発事故刑事裁判 東京地裁判決は「全員無罪」=日本の司法は「暗黒時代」へ突入(その3):真相究明も、社会正義の実現も、日本を亡ぼす原発・核施設過酷事故再発防止も実現できない日本の裁判- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-679855.html

(4)東電福島原発事故刑事裁判 東京地裁判決は「全員無罪」=日本の司法は「暗黒時代」へ突入(その4):(報告)東京地裁判決を許さず逆転有罪判決をめざす福島県&全国集会 + 若干の関連情報- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-442b1f.html

(5)司法抹殺=令和の「指揮権発動」は政権による検察人事の私物化だった!?:「モリカケ」「甘利」に続き「桜」「IRカジノ」「河井・菅原」を不起訴に持ち込むためには検事総長の人事を押さえ込め!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-f818aa.html

(6)日本の司法・裁判所は行政(安倍・自民党政権)よりもひどい日本国憲法無視・人権踏みにじりの「現代の悪代官所」です(その9)= 基地裁判:国と一体化する司法(『DAYS JAPAN 2019.1』)他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/days-japan-2019.html

*オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2020年2月10日 (月)

伊方原発廃炉が「天の声」だ:原発技術や電力会社経営の将来を見極める能力もなく、地域住民や四国地方の安全への配慮もせずに、優柔不断にMOX原発にしがみつく経営陣を更迭し、伊方原発を廃炉にせよ! 四国に原発は不要だ!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.イベント情報
(1)(2.11:明日です)高校生が世界を変える! 高校闘争から半世紀~私たちは何を残したのか、未来への継承~(シンポジウムのご案内)
 http://chikyuza.net/archives/100792
(2)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html
(3)(2.24)『東電刑事裁判 控訴審の勝利をめざす集会』のお知らせ -福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/tokyo-event-20200224/
(4)3日はアベ政治を許さないスタンディング国会前 宮沢賢治になれない魔女の独り言SSブログ
 https://majyo1948.blog.ss-blog.jp/2018-01-03-1


2.(重要)デルタ航空が羽田新ルート試験飛行見合わせ 安全性に疑問|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268699

(関連)特集ワイド:羽田新ルート「世界一着陸難しい空港に」、都心低空飛行 内部文書「横田空域に配慮」 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200210/k00/00m/040/074000c?fm=mnm

(関連)オルタナティブな日本をめざして(第44回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(奈須りえさん)(2020年5月14日:木曜日)
 チラシはまでできていませんが、この問題に詳しい東京都大田区議の奈須りえさんに講演をしていただく計画になっています。


3.キャンペーン:伊方原発
 四国電力株式会社 代表取締役長井啓介殿- 四国電力は南海トラフ巨大地震警戒情報が出ても伊方原発を動かし続けるという方針を撤回して下さい · Change.org
 https://00m.in/1oqZ2

(関連)(別添PDFファイル)(チラシ)巨大地震警報が発令されても伊方原発3号炉の運転は継続するのが四電の方針!
ダウンロード - e5b7a8e5a4a7e59cb0e99c87e8ada6e5a0b1e3818ce799bae4bba4e38195e3828ce381a6e38282e4bc8ae696b9e58e9fe799baefbc93e58fb7e78289e381aee9818be8bba2e381afe7b699e7b69ae38199e3828be381aee3818ce59b9be99bbbe381aee696b9e9879defbc81.pdf

(関連)キャンペーンについてのお知らせ·伊方3号機、燃料プールの冷却43分も停止していた!
 https://00m.in/IRAMB
(関連)キャンペーンについてのお知らせ·伊方原発3号機の運転を認めない!広島高裁の仮処分決定
 https://cutt.ly/srGbr6L
(関連)キャンペーンについてのお知らせ·四電、事故の原因究明前に高裁決定に異議申し立ても?!
 https://cutt.ly/LrGbuIP
(関連)キャンペーンについてのお知らせ·賛同署名が3万人を超えました!
 https://cutt.ly/krGRPR3


4.原発がらみは「毎日が出鱈目」で「危険極まりなし」「経済性ゼロ:高コスト」「悪事がバレたら居直り」
(1)(必読)東海・六ヶ所再処理工場、貯蔵中の高レベル(放射性)廃液のとてつもない危険性(三陸の海を放射能から守る岩手の会 2020.2.4)
 http://sanriku.my.coocan.jp/no.201.pdf
(2)関電原発の火山灰対策を密室で決定 規制委は議事録作らず|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267084
(3)東京新聞-原電、地質データ書き換え 敦賀2号機審査 規制委が批判-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020020802000160.html
(4)東京新聞-再稼働や廃炉に13兆円 電力11社、原発新基準で費用増-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020011602000133.html
(5)佐賀・玄海町長、会見で続投表明 建設会社から100万円受領 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1068080.html
(6)関電、高浜3号機からMOX燃料取りだし 2010年から使用の8体順次(福井新聞ONLINE) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00010001-fukui-l18
 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1017669

(この使用済みMOX燃料だけれど、これからどうするの? 大阪・関西電力本社の地下室にでも置いておけよ! 水冷冷却必要期間は300~400年ですよ。しかも通常のウラン使用済み燃料よりも含有放射性核種が複雑で極めて扱いにくい厄介者だ。わずかばかりの期間の発電のあと、数百年も核ごみの面倒を見なければいけなくて、しかも高コストのプルサーマル発電とMOX燃料、これほど未来世代に対して不道徳極まる発電があるか! 怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒:田中一郎)


5.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)(報告)(1.22)オルタナティブな日本をめざして(第39回)「企業ファースト化する日本とアベ政権」(新ちょぼゼミ:竹信三恵子さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-130a1b.html

(2)(報告)(1.22)新ちょぼゼミ:「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室 基礎知識編-中野剛志/著 」について(その3)(注目点や問題点など私からのコメント)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-a70b8a.html

(3)(報告)(2.2)原発被害者訴訟の全面解決を目指すつどい:脱原発=脱被ばく=被害者完全救済の三位一体で運動を発展させましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-cd8230.html

(4)司法抹殺=令和の「指揮権発動」は政権による検察人事の私物化だった!?:「モリカケ」「甘利」に続き「桜」「IRカジノ」「河井・菅原」を不起訴に持ち込むためには検事総長の人事を押さえ込め!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-f818aa.html

(5)挑戦するワセダクロニクル(その2):(1)海外に紹介されるワセクロ(2)【緊急シンポ開催】(1.25)朝日新聞「記事削除要求」事件を解剖する(3)『製薬会社と医師』- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-52909a.html
================================


愛媛県の佐多岬半島にある四国電力・伊方原発にトラブルが相次ぎ、この電力会社に原発を運転するだけの力量や管理能力がないことが浮き彫りになった他、このほど運転差し止めの仮処分裁判(控訴審)が行われていた広島高裁で伊方原発再稼働を認めない2度目の判決が出されました。以下、関連情報を添えて伊方原発の近況をお送りいたします。私の結論はメールの表題の通り「伊方原発廃炉が「天の声」だ:原発技術や電力会社経営の将来を見極める能力もなく、地域住民や四国地方の安全への配慮もせずに、優柔不断にMOX原発にしがみつく経営陣を更迭し、伊方原発を廃炉にせよ! 四国に原発は不要だ!」です。

 <別添PDFファイル>
(1)抗議文:伊方原発3号機定期検査での人的事故に抗議し廃炉を求めます(伊方から原発をなくす会 2020.1.16)
(2)伊方原発は危険:米軍機の恐怖(広瀬隆さん他 2015.10.8)
(3)伊方原発で取り出し 行き場ないまま、使用済みMOXの悪夢(東京 2020.1.16)
(4)伊方原発 運転再び認めず「地震・火山の想定不十分」、3号機 広島高裁 仮処分決定(東京 2020.1.18)
(5)伊方2度目差し止め、司法信じ闘う、反対派「励まされた」(東京 2020.1.18)
(6)伊方原発差し止めの背景「地震」甘く見すぎ、四電 地下3次元探査せぬまま(東京 2020.2.1)
(7)伊方原発3号機、広島高裁が運転差し止めを命じる決定、地震の危険性を初めて認定(『週刊金曜日 2020.1.24』)
(8)原発のリスクを確認した司法判断:伊方原発運転差止め仮処分(イントロ部分)(井戸謙一『世界 2020.3』)
(9)伊方 電源一時喪失、燃料冷却43分間停止、3号機プール水温1度上昇(東京 2020.2.6夕刊)


1.(別添PDFファイル)抗議文:伊方原発3号機定期検査での人的事故に抗議し廃炉を求めます(伊方から原発をなくす会 2020.1.16)
http://www.labornetjp.org/news/2020/1580033798769staff01
ダウンロード - e4bc8ae696b9e58e9fe799baefbc93e58fb7e6a99fe5ae9ae69c9fe6a49ce69fbbe381a7e381aee4babae79a84e4ba8be69585e381abe68a97e8adb0e38197e5bb83e78289e38292e6b182e38281e381bee38199efbc88202020.1.16efbc89.pdf

(関連)【ゾッとする話】伊方原発で停電トラブル、一時的に「全電源喪失」、今月12日には制御棒が誤って約7時間引き抜かれた状態にも-健康になるためのブログ
 http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/52248
(関連)制御棒引き抜くトラブル 伊方3号機、定検中  -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54334540S0A110C2AC8000/
(関連)東京新聞-伊方原発 一時全電源喪失 停電トラブル、10秒後復旧-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020012602000130.html
(関連)伊方原発、一時電源喪失で「定期検査」中断へ 原因調査へ - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200126/k00/00m/040/145000c
(関連)伊方原発 17年定期検査の手順に誤り、2年後に判明 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200107/k00/00m/040/343000c
(関連)伊方原発 電源喪失トラブルは遮断機の故障が原因か(テレビ朝日NEWS)
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000174734.html
(関連)伊方原発 核分裂反応抑える「制御棒」1体を誤って引き抜く - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200112/k10012243541000.html
(関連)伊方原発でトラブル続発 四国電力が伊方町議会に謝罪…再発防止に決意【愛媛】(テレビ愛媛)-Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000007-ebc-l38
(関連)伊方に原子力本部長 きょう29日から常駐 3号機異常対応(愛媛新聞ONLINE)gooニュース
 https://news.goo.ne.jp/article/ehimenp/region/ehimenp-news202001290152.html
(関連)伊方原発3号機、燃料集合体に損傷はなし 20日に落下示す信号発信(愛媛新聞ONLINE)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-22002901-ehime-l38

*伊方原発で一時外部電源喪失。頻発するインシデントと、それらを軽視する擁護論者の完全なる誤り - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/211957?cx_clicks_art_mdl=2_title

*伊方原発3号機で燃料棒が7時間あまり引き抜かれていた事故について、制御物質のホウ酸の濃度を非常に高くしてあるので「実際上リスクがあったわけではない」!- ~原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465156


2.(別添PDFファイル)伊方原発は危険:米軍機の恐怖(広瀬隆さん他 2015.10.8)
ダウンロード - e4bc8ae696b9e58e9fe799bae381afe58db1e999baefbc9ae7b1b3e8bb8de6a99fe381aee68190e68096efbc88e5ba83e780ace99a86e38195e38293e4bb96202015.10.8efbc89.pdf

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1988年6月25日午前10時10分。視界20メートルの濃霧に包まれた佐田岬半島の北側斜面に、普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のCH53Dヘリが激突しました。そこは伊方原発(愛媛県伊方町)のほぼ真上でした。現場を歩くと、その「近さ」に慄然(りつぜん)としました。機体は強い衝撃で跳ね返り、山頂を越えて南側斜面を200メートルほどずりおちて大破。乗組員7人は全員死亡しました。

「機体が跳ね返らなかったら、原発敷地内に落ちて大惨事になっていた」。現場に急行した日本共産党の中川悦良県議(当時)は、こう証言します。海兵隊は非常線を張り、中川さんたちも中に入ることはできませんでした。「これが日米安保の壁か、と感じました」

この事故は過去の問題ではありません。佐田岬半島上空は沖縄と岩国基地(山口県岩国市)を結ぶ「ルート」になっており、88年の事故後も、普天間基地に所属する海兵隊ヘリの不時着や目撃情報が相次いでいます(表、愛媛民報社まとめ)。米海兵隊はオスプレイを普天間に配備した後、岩国基地に2~3機からなる分遣隊を置き、10月以降にも毎月訓練を行う計画です。そうなれば、沖縄~岩国間の往復や訓練などで伊方原発近辺を飛行するのは確実です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(伊方原発の北側の目の前に米軍岩国基地があります。1988年8月、伊方原発至近にCH53D大型輸送ヘリ(普天間)が墜落しました。間一髪でラッキーにも大事に至りませんでした。しかし、その後も米軍機によるヒヤリハット事故が相次ぎ、危険な状態が放置されたままです(これと似たような状況下にあるのが青森県六ケ所村再処理工場です)。米軍機飛行に関する密約・基地密約を在日米軍と結んでいる日本政府は、こうした米軍機がもたらす非常な危険に対してなすすべを知りません。まさに売国奴政府さながらです。:田中一郎)

(関連)朝日新聞デジタル:原発上空、米軍機は飛ぶな 愛媛県、禁止の法制化求める- ニュース特集
 http://www.asahi.com/special/news/articles/OSK201308250178.html
(関連)伊方原発上空飛ぶ危険-オスプレイ 普天間~岩国間で訓練-88年 間近に米ヘリ墜落
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-07-22/2012072201_01_1.html
(関連)伊方原発上空飛ぶ危険 オスプレイ 普天間~岩国間で訓練 88年 間近に米ヘリ墜落 赤旗 - さてはてメモ帳 Imagine & Think!
 https://satehate.exblog.jp/18284992/


3.(別添PDFファイル)伊方原発で取り出し 行き場ないまま、使用済みMOXの悪夢(東京 2020.1.16)
 https://cutt.ly/HrGUTA0

(関連)伊方原発で初取り出し、MOX燃料搬出先未定(東京 2020.1.15)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202001/CK2020011502000126.html
(関連)検証:行き場ないMOX燃料、伊方原発で初取り出し、長期保管 危険性招く(毎日 2020.1.15)
 https://mainichi.jp/articles/20200115/ddm/012/040/120000c
(関連)使用済みMOX初取り出し、伊方原発 再利用めどなし(毎日 2020.1.14)
 https://mainichi.jp/articles/20200114/ddm/001/040/092000c
(関連)伊方原発 「使用済みMOX燃料」取り出し開始 商用原発、本格運転開始後で初 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200113/k00/00m/040/150000c?fm=mnm

(ウラン燃料の使用済み核燃料違い、使用済みMOX燃料は発熱量も多く、かつ燃料棒に含まれる死の灰も多種で大量、非常に汚い核燃料である。使用済み後は水のプールに300~400年間程度漬けて冷却し続けなければならず、また、そのMOX燃料の製造コストもウラン核燃料よりも何倍も高コストである。もともとMOX燃料などを前提にして作られていない軽水炉にMOX燃料を入れること自体が危険極まりないのだが、それでも核燃料サイクル事業の破たんを否認し続けるためには、一般の原発でMOX燃料を使う「プルサーマル」発電が一定規模でなされていなければいけない(使い道のないプルトニウムを大量に保有することは核拡散防止条約違反)。ここでも無理が通れば道理は引っ込むで、四国電力にとっても、他の電力会社にとっても、核燃料サイクル事業など「カネばかりかかって危険極まりない」「さっさとやめたほうがいい」事業なのに、無理に無理を重ねて強引に推し進められている。:田中一郎)


4.(メール転送です)伊方原発:愛媛県庁への質問状(2020.2.5)
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《質問項目の抜粋と県の回答》

1.公表の遅れは、県が公表の主体となるいわゆる「愛媛方式」に問題の原因があったと考えますがいかがですか? なぜ公表時期が7時間ほども遅れたのか、特に休日であったことの影響があったのかどうかについて、四国電力の説明と、愛媛県が考える説明を紹介してください。25日深夜の事案公表に関して、午後3時台に第一報が入った事故・トラブルが深夜10時台の記者会見まで7時間ほども公表が遅れたことは、公表時期についての判断に愛媛県側の関与があったのではないかと疑われます。即時に公表する必要があるという認識が四国電力側に欠けていたとは思われず、疑惑を持たれるのは県の側と言わざるをえません。

A.事実として県の関与責任を認めたが、時間が懸かるのは当然という立場。

1−2.前記の問題について、今後の「愛媛方式」の発表の仕方について改善を考えていましたら内容をご紹介願います。

A.考えていない。次回も努力はする。

2.愛媛県は、この間続いた3件(4件)の事故・トラブルについて、早期に定検の中断を求めるなどの厳しい対応を取ることで、問題の連鎖的な拡大を止めることができる立場にありましたがそうしませんでした。なぜですか?

A.なりゆき上そうなった。

3.愛媛県は、この間続いた3件(4件)の事故・トラブルについて、独自の評価を行い問題を解明するために、伊方原発安全管理委員会の専門部会を緊急に開催して協力を得る予定がありますか?

A.ない。(定例の会合の場で?、)四電から報告が上がってきたらそれを専門部会で検討、了承することで定検の再開につながるものと考えている。

3−2.独自の評価を行うために、失敗学などの分野での委員の増員などを行う予定はありませんか?

A.ない。

4.四国電力に対して1月17日の広島高裁抗告審で不十分と評価された地震の震源断層についての調査研究を求める考えはありませんか?ないならそれはなぜですか?

A.ない。裁判の行方を注視する。(以下6まで同文)

4−2.伊方原発の休止状態が長引くのであれば、あえて裁判で争うよりも、県民の安心を獲得するためにも、きちんと調査研究を実施するように四国電力を指導する考えはありませんか?ないならそれはなぜですか?

5.原子力規制委員会に対して、広島高裁抗告審で不十分と評価された地震の震源断層についての調査研究を求める考えはありませんか?ないならそれはなぜですか?

6.中央構造線活断層帯は、愛媛県自身の地域防災計画地震・津波編の中で、想定すべき災害の一つとして想定されています。愛媛県自身が、広島高裁抗告審で不十分と評価された地震の震源断層についての調査研究を行う考えはありませんか?ないならそれはなぜですか?

7.昨年何度か、運転中の伊方原発敷地内の見学で小学生の子ども会主催のバスが構内に乗り入れをするのを見聞きしました。担当部局の皆さんは、運転中の構内に子どもを入場させることについて危険性はないと認識されていますか?

A.危険性はない。
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5.(別添PDFファイル)伊方原発 運転再び認めず「地震・火山の想定不十分」、3号機 広島高裁 仮処分決定(東京 2020.1.18)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020011802000136.html

(関連)(別添PDFファイル)伊方2度目差し止め、司法信じ闘う、反対派「励まされた」(東京 2020.1.18)
 http://jishinga.ozetaro.3zoku.com/kensaku_all_kiji_simple/all_kiji/kiji93910.html
(関連)(別添PDFファイル)伊方原発3号機、広島高裁が運転差し止めを命じる決定、地震の危険性を初めて認定(『週刊金曜日 2020.1.24』)
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200207-00010001-kinyobi-soci
(関連)(別添PDFファイル)原発のリスクを確認した司法判断:伊方原発運転差止め仮処分(イントロ部分)(井戸謙一『世界 2020.3』)
ダウンロード - e58e9fe799bae383aae382b9e382afe38292e7a2bae8aa8d20e58fb8e6b395efbc9ae4bc8ae696b9e58e9fe799bae9818be8bba2e5b7aee6ada2e4bbaee587a6e58886efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e4ba95e688b8e3808ee4b896e7958ce3808fefbc89.pdf

(関連)伊方原発 運転差し止め、活断層の調査「不十分」広島高裁仮処分 火山灰想定も過小(朝日 2020.1.18)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14331227.html
(関連)二つのリスク、規制委判断の誤り指摘 伊方原発差し止め:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN1K7226N1KPTIL030.html
(関連)伊方原発 再び差し止め、「活断層、火山、評価不十分」、広島高裁 4月運転再開難しく(毎日 2020.1.18)
 https://mainichi.jp/articles/20200118/ddm/001/040/149000c
(関連)「活断層調査は不十分」「阿蘇山噴火も考慮を」伊方原発差し止め逆転決定 島高裁-毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200117/k00/00m/040/263000c
(関連)伊方原発3号機 運転認めない仮処分決定 広島高裁(NHKニュース)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200117/k10012249231000.html

(関連)「貴重な決定」「全面勝訴」 住民側、伊方原発差し止め決定に歓声 (時事通信社)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011701048&g=soc


6.(別添PDFファイル)伊方原発差し止めの背景「地震」甘く見すぎ、四電 地下3次元探査せぬまま(東京 2020.2.1)
ダウンロード - e4bc8ae696b9e58e9fe799bae5b7aee6ada2e38081e3808ce59cb0e99c87e3808de79498e3818fe8a68be38199e3818ee38081e59cb0e4b88b3e6aca1e58583e68ea2e69fbbe3819be381ace381bee381beefbc88e69db1e4baac202020.2.1efbc89.pdf

(関連)「安定供給には原発が必要」 四国電力・長井社長 伊方原発で相次いだトラブル謝罪も必要性を主張 香川(KSB瀬戸内海放送) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00010013-ksbv-l37
(関連)伊方原発 社長が現場と意見交換|NHK 愛媛のニュース
 https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20200205/8000005580.html

以下はメール転送です。
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四電HPから:2020年01月 社長定例記者会見の概要

令和2年1月30日、長井社長が「伊方発電所の安全意識向上に向けて」、「第3四半期連結決算の概要」、「取引先からの贈答品の受け取り禁止」および「役員人事等」について説明しました。

【伊方発電所の安全意識向上に向けて】
 このところ伊方発電所でトラブルが連続し、皆さまにご心配をおかけしていることについて、まずはお詫びを申し上げます。 去る27日、愛媛県の中村知事、伊方町の高門町長にお目にかかった際にも申し上げましたとおり、当社は、こうした状況を重く受け止め、定期検査の作業を中断し、トラブルの原因究明と再発防止策の策定に総力を挙げて最優先で取り組むことといたしました。このことは、私自らが先頭に立ち、責任を持って進めてまいります。

その上で、原子力発電所は専門技術の集積ではありますが、様々な機器を運転・点検するのは紛れもない"人"であります。発電所で働く一人ひとりが、基本ルールの徹底という「原点」に立ち返り、一つ一つの作業を慎重かつ確実に実施できるよう、私をトップに、昨日29日より常駐している原子力本部長にも補佐させながら、発電所員一人ひとりと意識の共有を図ってまいります。

具体的には、やはり訓示という形での一方通行では十分ではありません。27日に発電所を訪問した際、まず幹部を対象として試行的に実施したところでありますが、私が自らの言葉で安全への思いを伝えるとともに、従業員の声をとことん傾聴する取り組みをまずは進めていきたいと考えております。 明日以降、私は、改めて伊方発電所にまいります。少人数の膝詰めで、従業員の思いをしっかりと受け止める双方向のディスカッションを順次進め、最終的には、約360名の発電所員全員との対話を行ってまいります。

同時に、トラブル発生時の迅速・的確な通報連絡が地域の皆さまとの信頼関係の礎であるのはもちろんのことであり、こうした点についても再確認してまいります。当社の基本的な使命は、低廉で安定した電力をお客さまにお届けすることを通じ、地域の発展に貢献していくことです。 その電力供給のベースとなるのは、安全を大前提とした伊方発電所の安定稼働であります。

本取り組みにより、一人ひとりが基本ルールの遵守と情報公開の徹底を胸に刻んだ上で、単にルールを守るだけではなく、プラントに対する思いや心配りなど、プラスアルファの魂を発電所の要である"人"に宿し、安全を確かなものにしていくことに、私は全力を傾けてまいります。

【第3四半期連結決算】
(詳しくは「2019年度第3四半期 連結決算の概要」をご覧ください。)

[電力販売]
 小売販売電力量は、契約電力の減少および前年夏季が高気温であったことによる反動減などにより、前年同期に比べ4.1%減の164億17百万kWhとなりました。一方、卸販売電力量は、94.7%増の62億6百万kWhとなり、この結果、総販売電力量は、11.4%増の226億23百万kWhとなりました。

[電力供給]
 原子力は、伊方発電所3号機の稼働日数の増加に伴い、前年同期に比べ大幅増の58億94百万kWhとなりました。また、太陽光などの新エネは、前年同期に比べ4.1%増の29億57百万kWhとなった一方、水力は、5.5%減の27億85百万kWhとなりました。この結果、火力は、14.4%減の129億89百万kWhとなりました。

[収支]
 営業収益、いわゆる売上高は、小売販売電力量が減少したものの、伊方3号機の稼働に伴う火力の供給余力の活用により、卸販売電力量が大幅に増加したことなどから、前年同期に比べ1.6%増、87億円増収の5,438億円となりました。営業費用につきましては、伊方3号機の稼働に伴い需給関連費が減少したことなどから、1.8%減、94億円減少の5,078億円となりました。この結果、営業利益は、181億円増益の360億円、支払利息など営業外損益を差引き後の経常利益は、160億円増益の339億円、また、親会社株主に帰属する純利益は、124億円増益の242億円となりました。なお、通期の業績予想につきましては、売上高7,340億円、経常利益240億円など、昨年4月に公表した数値から変更ございません。

【取引先からの贈答品受け取り禁止】
(詳しくは「取引先からの贈答品の受け取り禁止について」をご覧ください。)

 当社は、「四国電力コンプライアンスガイドライン」のもと、これまでも法令遵守やステークホルダーとの健全な関係の構築・維持などを実践してまいりましたが、昨年明らかになった関西電力の金品受領問題を踏まえ、社会からの信頼を得るには、同じ電気事業者として襟を正し、行動で示すことが重要であると考えております。このため、電力業界で設置した「企業倫理等委員会」での議論や他社の先進事例の調査等を踏まえながら検討を進めてまいりましたが、当社は、さらなるコンプライアンスの徹底を図るべく、原則として、取引先からの贈答品の受け取りを禁止することといたしました。

あわせて、贈答品受け取りに関する相談窓口を設置し、やむを得ず贈答品を受け取った場合には報告を義務付けるなど、会社として贈答品の受け取りに対応する仕組みも導入いたします。今後、詳細なルールを整備したうえで、3月より運用を開始したいと考えております。当社といたしましては、役員および従業員一人ひとりが、公益事業者としての強い自覚と高い倫理観を持って、社会からより一層信頼される事業運営を推進してまいります。

【役員人事】
(詳しくは「役員人事等について」および「四国電力送配電株式会社の概要について」をご覧ください。)

 送配電事業の分社化まで残すところ2か月となる中、本日開催の取締役会において、4月1日以降の四国電力送配電株式会社の役員人事について内定したことなどをお知らせします。現在、当社の取締役 副社長執行役員である 横井 郁夫 氏を取締役社長とするなどしたこの役員人事については、四国電力送配電株式会社の株主総会および取締役会を経て、正式に決定される予定であります。
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(田中一郎コメント)
 およそ大会社の経営者たるもの、業界や自社の未来行く末を見定め、自社の「ゴーイング・コンサーン」としての組織の継続性と経営の健全性・安定性を常に考慮に入れ、従業員とその家族や系列企業・仕入れ先、株主や関係組織など、ステイクホルダー全体の最適化をはかり、更には地域への貢献や企業の社会的責任を心得て、不断に努力をし、決断すべき時は勇気を持って決断して、その結果責任を引き受ける、最後には自身の後継者を育てて、末永く「幸せを運ぶ」会社にしなければならない、そんな大きな役割と期待と能力を兼ね備えてこその経営者であり、社長・会長なのである。

ところが、この四国電力という会社の役員どもときたら、長井啓介とかいう社長を筆頭に、大会社の経営者に求められる資質や能力や覚悟といったものが、まるで感じられないのだ。電力業界にとって原発など将来的にお荷物となり、やればやるほど使用済み核燃料や核のゴミが増えて後始末に苦しむだけ、運転コストも他の電力源に比べて割高で、MOX燃料に至ってはウラン燃料の数倍もする品物だ、しかも使用後の扱いが厄介極まりなしで、何の経済的なメリットもない。更に、福島第1原発事故を受けての原発安全対策のための追加コストが巨額にのしかかり、もはや四国電力が伊方原発の再稼働継続に固執する意味はなくなっている。

しかも、上記記者会見での発言の通り、「小売販売電力量は前年同期に比べ4.1%減の164億17百万kWh、一方、卸販売電力量は94.7%増の62億6百万kWhとなった」というのだから、地元四国地方での電力需要に対応するに原発電力は全く不要であり、卸売電力(=大半が関西電力への売電)発電のために伊方原発3号機を稼働させて卸販売電力量が94.7%増となったなどと言っているのだから呆れるばかりである。四国地方のためになっていない他地域への売電という金儲けのために伊方原発を動かしているという愚を「安定電力の確保」などと嘘偽りの虚言を弄して原発再稼働維持に走っている。ステイクホルダーも地域貢献もあったものではない。

おまけにここに書かれていないので付け加えれば、四国電力の主力発電所である火力発電所は4つあるが、その4つともが海岸べりにあって津波に弱い構造になっている。もし近未来に南海(あるいは東南海)大地震に見舞われ四国地方が大津波を食らえば、四国電力は原発のみならず全ての火力発電所が運転停止状態になる可能性が高く、そうなった場合、外部電源の復旧は事実上できなくなってしまう可能性がある。非常用電源が予定通りに動いたとしても、それは短期間で運転が終了してしまうため、外部電源が復旧するのに時間がかかっている間にSBOとなり、その後は福島第1原発と同じ運命をたどることになるだろう。

そして更に、伊方原発目前には、中央構造線という日本最大の活断層が横たわり、その向こうには日本の空を無法で飛び回り、伊方原発敷地を含むあちこちで墜落事故を起こしている危険極まりない米軍機=とりわけオスプレイが岩国基地を毎日のように離着陸しているのである。1988年には上記でご紹介したように米軍機が伊方原発敷地に墜落し、間一髪のところで大事に至らなくて済んだ。そして更に、伊方原発西方には阿蘇山や九重山があっていつ大噴火を起こすかわからず(火砕流リスクと火山灰大量降下リスクの2つがある)、また、伊方原発のある佐多岬半島の細長い西方地域に住む住民は、原発が大事故を起こせば逃げられないままに大量の放射能を頭から浴びて深刻な被ばく被害を被るだろう。

かような状態で、この四国電力は長井啓介とかいう社長を筆頭にしたボンクラ・ボケナス経営者どもによって牛耳られているわけである。およそまともな神経があれば、伊方原発の再稼働などはやめて、使用済み核燃料への安全対策を優先した「安全対策と廃炉」に進む、というのが常識というものである。そうならずに逆方向に進んでいるということは、この連中が「自分が在任中は事なかれ主義」でやり過ごし、そのあと巨額退職金と天下り先をもらってさっさと「後は野となれ山となれ」で四国電力を退職・おさらばすればいい、くらいにしか考えていないことを意味している。つまり経営者資格皆無のケツの穴の小さい連中が、この伊方原発再稼働に固執して、なすべきことをちっともしないばかりか、その逆方向にアクセルを踏んでいる、ということなのである。

だから結論はこうなる。「伊方原発廃炉が「天の声」だ:原発技術や電力会社経営の将来を見極める能力もなく、地域住民や四国地方の安全への配慮もせずに、優柔不断にMOX原発にしがみつく経営陣を更迭し、伊方原発を廃炉にせよ! 四国に原発は不要だ!」(メールの表題の通り)

(関連)中央構造線 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0%E7%B7%9A
(関連)岩国飛行場 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E5%9B%BD%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4


7.脱原発弁護団全国連絡会 - 速報:広島高裁、伊方原発の運転を許さず!!
 http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/20-01-17/

(関連)【速報】 伊方原発3号機運転差止仮処分命令申立事件 広島高裁決定要旨 - NPJ
 http://www.news-pj.net/diary/58710

(関連)脱原発弁護団全国連絡会 - 1月17日午後2時 伊方原発の運転について広島高裁が判断
 https://00m.in/dNzgI
(関連)前回:脱原発弁護団全国連絡会 - 速報:勝った!伊方広島仮処分即時抗告審決定(2017年12月13日)
 http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/17-12-13/


8.司法判断などカンケーネー(アベ政権・自公政治)
 三権分立など、知ったこっちゃねえ、とゴロツキ・ガラクタ政権の閣僚どもが吼えています。

(1)菅長官「判決に関わらず、今後も原子力政策を推進」 伊方3号機の運転差し止め決定(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200117-00010007-wordleafv-pol
(2)梶山経産相 原発再稼働推進変わらず 電事連会長「極めて残念」伊方差し止め:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011701103&g=eco
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(関連)問題続く伊方原発「絶対の安全ない証明」 立憲・枝野氏:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN1V56LVN1VUTFK007.html
(関連)枝野氏、伊方3号機運転見送りを 停電トラブル受け現地で(共同通信)- Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200126-00000069-kyodonews-pol


9.(別添PDFファイル)伊方 電源一時喪失、燃料冷却43分間停止、3号機プール水温1度上昇(東京 2020.2.6夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202002/CK2020020602000273.html

(関連)伊方3号、外部電源一時喪失 燃料冷却43分停止(愛媛 2020.2.6)
 https://www.ehime-np.co.jp/article/news202002060031
(関連)伊方原発3号機 外部電源喪失で冷却が約43分間停止
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000175624.html

(田中一郎コメント)
 この件について、マスごみの一角=TV朝日は「原発の保安規定に記されている上限温度は65度で、対応もマニュアルに沿っている」などという四国電力のその場しのぎの「言い訳」を、何の批判的コメントもないままに、わざわざ付記して報道しています。しかし、よく考えてみていただきたいのだが、今回約1時間弱ほどの時間、冷却できない状態が続いて、その結果、使用済み核燃料プールの温度が1度ほど上昇したということだから(MOX燃料が入っていたため若干上昇速度が速い)、これが100度Cまで上昇して沸騰し始めるには、だいたい30度C⇒100度Cで70度上昇で、概ね70時間ほど=つまり3日間かかるということだ。

これは逆に言えば、使用済み核燃料プールの冷却が出来なくなった場合、約70時間=3日間ほどでプールの水が沸騰して蒸発しはじめ、あっというまに使用済み核燃料プールは冷却できなくなり、福島第1原発事故時の4号機のようになってしまうということを意味している。そしてこのことは、何も伊方原発だけに限ったことではなく、日本全国全ての原発に言えることなのだ。原発は、圧力容器や格納容器で覆われた原子炉よりも、何のカバーも保護設備もない使用済み核燃料プールの方が危険である、といっても過言ではないことが、今回の伊方原発の停電事故からもわかるのである。


10.その他関連サイト
(1)青天の霹靂だった伊方原発3号炉差し止め仮処分決定。予想される影響は? - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/211339?cx_clicks_art_mdl=5_title
(2)伊方3号廃炉 共産県議ら四電に申し入れ(愛媛新聞ONLINE) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-22001401-ehime-l38

*原発関連他 新聞記事一覧表(日本三代実録869年7月~2020年2月:7475件)
 http://jishinga.ozetaro.3zoku.com/kensaku_all_kiji_simple/main.html
草々

2020年2月 9日 (日)

(他のMLでの議論です)消費税を減税から廃止へと向かわせるべきたくさんの理由:代替課税手段はいくらでもある & 2020京都市長選にみる立憲民主党の危機(第4番目の自民党補完政党へ転落するつもりか?)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html
(2)(2.14)(3.4)脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 2.14鈴木真一福島県立医科大学教授、3.4山下俊一 証人尋問が行われる。
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2020/02/21434.html
(3)(2.24)『東電刑事裁判 控訴審の勝利をめざす集会』のお知らせ -福島原発刑事訴訟支援団
 https://shien-dan.org/tokyo-event-20200224/
(4)(2.26)オルタナティブな日本をめざして(特別編):「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(新ちょぼゼミ:早川芳夫さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-b94107.html
(5)(2.28)福島原発千葉訴訟第1陣 控訴審 第7回口頭弁論期日のお知らせ - 原発被害救済千葉県弁護団
 https://00m.in/BCr93
(6)(3.13)福島原発かながわ訴訟 第2回控訴審
 http://bit.ly/2vdC59C
(7)(3.31)オルタナティブな日本をめざして(第41回):「幻想の新型原子炉:超高温ガス炉(VHTR)と小型原子炉」(新ちょぼゼミ:後藤政志さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-66e445.html


2.(別添PDFファイル)疑惑のデパート河井案氏 広島ルポ、不公平 憤る地元(東京 2020.1.30)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2020013002000144.html

(関連)(別添PDFファイル)「河井案里は私の夫に罪を着せようとした」:女性県議が覚悟の告発(『週刊文春 2020.2.6』)
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200130-10001076-bunshuns-pol

(一部抜粋)
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(中略)「弁護団は、元大阪地検検事正で関西電力の金品授受問題の調査委員会委員長を務める小林敬氏や元大阪地検特技部長の高田明夫氏らが並んでいたそうです。聴取が終わっているウグイス嬢にはその内容を確認。広島地検で事件を担当している、元大阪特捜の高宮英輔検事のことを『後輩だから安心して喋っていい』などと言っていたそうです」(選対関係者)

(中略)「こうも堂々と何度も「すり合わせを」と言ってくるのには驚きました。案里さんは、これまで報道陣に『秘書には連絡をとっていない』と言っていますが、実際はこうして事務所ぐるみで私や関係者に連絡をとり、策を講じているのです。公の場で平然と嘘をつく姿にショックを受けました」

(中略)河井夫妻に、関係者への連絡などについて質問したが回答はなかった。小林弁護士の事務所に事実関係を聞こうと連絡すると、取材拒否で質問状も受け取らないとの対応だった。捜査網は日に日に狭まっている。
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(田中一郎コメント)
 アベ政権の腐った政治に対して「文春砲」が毎週のように炸裂している。こんなところにも、悪名高き「大阪地検特捜部」と、その悪質OBで関西電力「森山ブラックマネー」問題で著名となった小林敬の名前が出てきている。河井案里・克行夫婦の公職選挙法違反疑惑については、きちんと説明がなされないまま時間だけが過ぎていっている。広島県民・市民は、かような人物を自分たちの代表に選んだことをどこまで恥だと思い、どれだけ反省をしているのか。有権者・国民がきちんと政治家を選ばなければ、民主主義など、あっという間に崩れ去るということを、もっと真剣・真摯に考えるべきだ! そうしなければ、かようなことは、これからも繰り返されることになる。

(関連)膨らむ「河井夫妻疑惑」、安倍政権の時限爆弾に - 国内政治 - 東洋経済オンライン
 https://00m.in/geK5h
(関連)官邸が“禁じ手”人事介入 河井、菅原も無罪?「安倍ファースト」検事総長が誕生する-週刊文春デジタル
 https://ch.nicovideo.jp/shukanbunshun/blomaga/ar1862702


3.(別添PDFファイル)安部補佐官 和泉洋人、美人官僚と税金でスイートルーム外遊(『週刊文春』 2020.2.13)
 http://shukan.bunshun.jp/articles/-/12896

(関連)和泉補佐官とコネクトルーム宿泊 厚労省女性幹部、海外出張で(時事通信) Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200207-00000105-jij-pol
(関連)公金不倫疑惑再燃 新型肺炎で会見“美魔女”審議官の鉄面皮|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268765

(関連)安倍側近の和泉補佐官と“公費不倫”の厚労省・大坪寛子審議官がコロナ会見に堂々と登場! 東出・唐田に大騒ぎのテレビはなぜ沈黙するのか|LITERA/リテラ
 https://00m.in/EmrPZ
(関連)(別添PDFファイル)蓮肪氏の質疑中 世耕氏ツイート、「感染症聞かない感覚驚き」、立憲反発「訂正を」(朝日 2020.1.30)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14346137.html

(この世耕弘成のツイートも出鱈目チャンチャコリンだ。それよりも「安倍側近の和泉補佐官と“公費不倫”の厚労省・大坪寛子審議官がコロナ会見に堂々と登場!」だそうで、こんな国会対応でいいのかよ!? アベ政権は有権者・国民と野党議員を完璧にバカにしている! 国会運営など、ドーデモエエ、ということのようだ。いったい誰がかような政権党のゴミクズどもを国会議員に選んだのだ!? 世界に向けて恥さらし丸出しだ。:田中一郎)


4.安倍政権 下劣やりたい放題
(1)安倍自民党が新型肺炎の不手際対応を「憲法に緊急事態条項があれば」と改憲にスリカエ!玉川徹は「問題は政府の能力」「どさくさ紛れ」と批判|LITERA/リテラ
 https://00m.in/mqjyj
(2)安倍首相が「前夜祭」問題で「私と同じ方式なら問題ない」と脱法行為にお墨付き! 収支報告書不記載も公選法違反もやり放題に|LITERA/リテラ
 https://00m.in/8yrNo
(3)結局、何ひとつ説明できやしないのだ 虚飾と矛盾の首相「桜」答弁 総ざらい(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/518.html
(4)国会中継で国民は驚き呆れている 首相と官房長官の鉄面皮 トップの毒が全閣僚、全官僚に回る非常事態(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/373.html
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1.(他のMLでの議論です)消費税を減税から廃止へと向かわせるべきたくさんの理由:代替課税手段はいくらでもある
 下記は他のMLに発信した私のメールです(一部加筆修正)。これまで一貫して増税されてきた消費税収が、政府の言うように社会保障に支出されていないどころか、巨大企業群の法人税減税や富裕層・資産家たちの所得税減税のために使われてきたこと、更にその社会保障の中身がどんどん削られていて、私たち有権者・国民の生活や生存が切り詰められていく中で、アメリカからの武器の爆買いや時代遅れの2020年東京オリンピック、あるいは不要不急の災害復興を口実にした公共土建事業などに浪費されているのです。「新しい階級社会」とでも言うべき格差固定社会が、この21世紀日本に形成されようとしている中、消費税が如何に悪質な税なのかを、少し多面的な観点から論じたものです。これまで既に申し上げてきたことがほとんどですが、改めてご覧いただければ幸いと考えています。

 <関連情報>
(1)(別添PDFファイル)社会保障と税の一体改革とは何だったのか(植草一秀 『月刊 保険診療』2019.1)
 https://cutt.ly/wrDvrxn
(2)主要税目の税収(一般会計分)の推移 - 財務省
 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/011.htm
(3)「パナマ文書」公開で発覚!税金を払わない日本人「大金持ち」リスト(週刊現代)現代ビジネス
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48640?page=4
(4)「パラダイス文書」 明らかになった超富裕層の租税回避の秘密 - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/41881881

(参考)増税賛成派の井手英策氏に反論する(前編) - 消費税増税に反対するブログ
 http://anti-tax-increase.hatenablog.com/entry/2019/11/04/221949
(参考)増税賛成派の井手英策氏に反論する(後編) - 消費税増税に反対するブログ
 http://anti-tax-increase.hatenablog.com/entry/2019/11/13/224859

(参考)(傑作マンガ動画)私立Z学園の憂鬱-消費増税を凍結せよ-(1)~(8)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-d85291.html

以下はメール転送です。
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消費税が駄目な理由をいくつか追加しておきましょう。

1)「付加価値税」の体裁をとっていること
 消費税はよく「付加価値税」と言われますが、法制上も実態もそうではありません。納税義務者は消費者ではなくて事業者です。事業者に直接かけられる直接税なのです。日本の産業界は、ほとんどの中小零細企業が大企業の系列下に置かれる構造になっています。この支配被支配の関係の中では、消費税を価格転嫁していくことが容易ではなく、実質的な消費税負担は中小零細の事業者になっているのです。その分、つまり消費税は大企業にとっては実質的に巨額の益税となっています。関連して、消費税は並ある税の中では最も延滞が多い税制で、そのほとんどが赤字経営に苦しむ中小零細企業です。消費税で大企業群がウハウハと喜ぶ中で中小零細が泣かされる、典型的な「弱い者いじめ」税制なのです。(そして日本の圧倒的多数の勤労者は中小零細企業で働いています。消費税で中小零細企業が痛めつけられるということは、そこに働く数千万人の勤労者とその家族が痛めつけられるということになります)

2)輸出還付金が巨額であり、そもそも消費税導入はこれが狙いだった
 既に皆様ご承知の通りです。今からだいぶ前、GATT体制の下で輸出補助金が批判されていたころ、この批判をかわすために創設されたのが、付加価値税型の消費税だったと言われています。消費税の輸出還付金はそのまま輸出補助金と同様の効果をもたらします。批判の急先鋒はアメリカでしたから、言ってみれば欧米間の貿易戦争の産物というわけです。

3)逆累進性の税を強化する前に「やるべき税制改革」があるでしょうに
 ものごとには順序というものがあるのです。巨大企業が税を納付しない(法人税)、大富豪・資産家も納税を回避している(所得税+相続贈与税)、GAFAに代表される非居住者多国籍大企業が日本国内の源泉所得への課税を回避している(法人税)、という日本の3大悪税制・税制運営を放置したままでの消費税増税など、ふざけんな、という話です。しかし、今年の自民党・公明党税調は大企業への更なる減税や補助金政策を打ち出しています。

4)消費税導入前には物品税があり、約2兆円近い税収があった
 間接税もある程度必要でしょうから、消費税をやめて奢侈品物品税に移行すればいいのです。まずは消費税導入以前に存在していた物品税を少し見直しして再導入すればいいでしょう。奢侈品の定義は政令で決めていけばいいので、混乱はありません。多くの庶民が買うようなものは奢侈品物品税の対象にしなければいいだけです。今でもゴルフ場利用税のようなものもあります。更に間接税で言えば、炭素税、環境税(化学物質の生産・排出を念頭)、更には有価証券取引税の復活やトービン税制などもあります。消費税などではなく、他に導入すべき税制はたくさんあります。

5)所得税・法人税は所得にかける税金、消費税は消費に対して課せられる税金、出てくる源泉は同じで、取り方が違うだけ
 所得税・法人税も消費税も、その支払い原資は所得です。取り方が違うだけ。ならば素直に所得税・法人税で取ればいいでしょう。また、相続贈与税が、富裕層・資産家たちによって、タックスヘイブンなどが利用されながら巨額に納税回避ないしは脱税されている可能性が高いです。年間の相続贈与税収額が毎年コンスタントに2兆円程度などというのは、明らかに少なすぎます。

6)大企業・富裕層・非居住者(多国籍大企業)の納税をきちんとさせることが基本中の基本です。
 巨大企業への優遇税制や補助金をやめること(内部留保460兆円をためこんでいる連中に何故かようなことをするのかです)、富裕層への金融所得分離課税をやめる(総合課税にする)ことと同時に資産と所得の適正申告を徹底させること、タックスヘイブンを退治すること、国際的な納税制度を適正化すること、が真っ先にしなければいけないことです。

 私は、納税適正化のためには、特定の大企業や超富裕層向けに「専属マルサ体制」をつくることが必要不可欠だと考えています。税制が整っていたとしても、それが守られなければ意味がありません。そして巨大企業や富裕層が、税制をきちんと守るかどうか、なすべき納税をきちんとするかどうかは、わかりません(過去の歴史を見る限りでは、おそらく納税回避をする)。それをきちんとさせる「納税オンブズマン」と「マルサ体制」が必要不可欠なのです。貧乏人の庶民には無関係な話ですが。(税金・納税を巡るかけひきは「一種の戦争」だと思っていただいた方がいいでしょう。お人好しやマヌケ・無知は徹底してむしり取られると思っていてください)

(結論)消費税はそのもの自体が悪です。税収を確保するには、他にも方法はいくらでもあります。消費税は段階的に廃止し、奢侈品物品税へ移行すべきです。

 <詳しくは下記をご覧ください>
(報告)(7.29)新ちょぼゼミ:税制改革が目指すべき方向:不公正・不公平な税制のゆがみを正せ(その1)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-37883f.html

(報告)(8.21)反緊縮経済政策Q&A:「市民と野党の共闘」が掲げる経済政策をめぐって(ちょぼゼミ:田中一郎)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-2ecda0.html

(報告)(8.28)新ちょぼゼミ:税制改革が目指すべき方向:不公正・不公平な税制のゆがみを正せ(その2)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-a8a688.html

(報告)(9.10)新ちょぼゼミ:税制改革が目指すべき方向:不公正・不公平な税制のゆがみを正せ(その3)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-83dd8f.html

(報告)(10.21)新ちょぼゼミ:「2019年度税制改正要望重点項目」(立憲民主党 税制調査会とりまとめ )について- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-61783c.html

●オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html


2.2020京都市長選にみる立憲民主党の危機(第4番目の自民党補完政党へ転落するつもりか?)
 2020年2月2日投票が行われた京都市長選挙の結果は下記の通りとなった。2度目の挑戦となった福山和人氏は、前回に続いて共産党の支持を得たほか、「れいわ新選組」山本太郎氏の支援も得て奮闘したが、残念ながら現職市長には及ばなかった。しかしこの選挙は、アベ政権打倒・自公政治の転換を求める「市民と野党の共闘」には極めて悪い「後味」を残す選挙となり、近未来にやってくる衆議院選挙での「市民と野党の共闘」の敗北を予感させる残念なものとなった。

●京都市長選 現職の門川大作氏 4回目の当選
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200202/k10012269641000.html
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200202/k00/00m/010/229000c?fm=mnm

(関連)(必読)(別添PDFファイル)京都市長選 共産・れいわ推薦候補が健闘、「市民がつくる政治」へ道筋(土岐直彦『週刊金曜日 2020.2.7』)
ダウンロード - e4baace983bde5b882e995b7e981b820e585b1e794a3e383bbe3828ce38184e3828fe68ea8e896a6e58099e8a39ce3818ce581a5e99798efbc88e59c9fe5b290e79bb4e5bda6e3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a520e3808fefbc89.pdf
(関連)(必読)(別添PDFファイル)政党ぎらい(斎藤美奈子 東京 2020.2.5)
 https://cutt.ly/qrDvFfB
(関連)(必読)【枝野幸男】慎重な枝野、動く前原…野党戦線の混迷で安泰の安倍政権|高野孟 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268645

 <関連サイト>
(1)室井佑月「なんだかな、京都市長選」〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200205-00000004-sasahi-pol
(2)田中龍作ジャーナル【京都市長選挙】「相乗り隠し」の立憲 中身は自公政治
 https://tanakaryusaku.jp/2020/02/00022303
(3)田中龍作ジャーナル【京都市長選挙】庶民の税金で金持ちが潤う 地方と永田町の政治構図は同じ
 https://tanakaryusaku.jp/2020/02/00022310
(4)田中龍作ジャーナル【京都市長選挙】福山幹事長、記者団の集中砲火はぐらかし
 https://tanakaryusaku.jp/2020/01/00022283

●日刊IWJガイド「注目の京都市長選は現職の門川大作氏が4回目の当選も、18歳、19歳の新選挙権者層は福山和人氏を支持!! 」2020.2.3日号~No.2699号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39627

●日刊IWJガイド「本日京都市長選投票!! 現職門川氏先行、新人福山氏・村山氏追う!! 福山氏最終演説に立憲プラカ持つ支持者多数、門川氏推薦の立憲執行部へ『造反』」2020.2.2日号~No.2698号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39625

諸悪の根源は、長期政権化しているロクでもない現職市長=門川大作の自公との慣れ合い政治にへばりつき、まるで自民・公明の「金魚のフン」のごとくふるまった立憲民主党、社会民主党、国民民主党の3つの日和見政党にある。たとえば門川大作は、古都京都を関西電力の若狭湾原発の大事故から守るために、いままでいったい何をしてきたのか? あるいは京都の町づくりや京都市レベルの社会保障・福祉、教育や保育、労働や反貧困や老人対策といった、有権者・市民の生活に密着した行政をどこまで真剣に取り組んできたといえるのか? 

今回、門川大作を支持・応援した野党各党が、こうした京都市政の問題について、どこまで京都市民と対話をかわし、その切なる希望や要請を受け止め、市長選挙に「市民公約」として掲げたのかは全く怪しい限りである。ただただ、共産党が推薦する候補者とは一緒にやらないという、御用組合「連合」の執行部がしきりに言っていることを、馬の小便のようにダラダラとやって選挙戦を闘ったに過ぎないのではないのか。評判の悪かった、あの時代錯誤の「共産党アカ呼ばわり新聞広告」などは、そうした姿勢を端的に表していたのではなかったか。

(関連)京都市長選 野党共闘に水を差す「共産党NO」広告の狙い|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268356
(関連)(別添PDFファイル)京都市長選 現職支持団体が「共産党『NO』」広告 著名人の顔写真、許可なく掲載も - 毎日新聞
 https://00m.in/1RHpM

ならば、現職市長=門川大作を支持・応援していた野党3党は、京都市政を市民の手に取り戻そうという動きの妨害活動を、この選挙を通じてやっていたわけで、それはとりもなおさず、この野党3党が自民党や公明党の「第4番目の補完政党」となったことを意味していると多くの有権者・国民に見られても致し方ないだろう(公明党、維新の会、保守反動系無所属についで)。ならば、そんな自民党の補完勢力ならば、選挙で投票しても意味がないから、自民党に投票しない時は棄権しておけばいいと判断する有権者がますます増えてきたとしても、少なくともこの野党3党にとっては「自業自得」というものである。御用組合「連合」が労組組合員の減少を毎年経験して「せっちんづめ」のような状況になり、支持政党を実質的に自民党に転換しているのと、ほぼ同じようなことが、これからこの3党に起きてくるのだろうか(国民民主党は既にそれが最も顕著に現れている御用政党だ=存在していて「百害あって一利なし」の政党であり、ここに所属するリベラル議員たちは早く立憲民主党に移りなさい)。

ともあれ、いったい、どのツラ下げてアベ政権打倒・自公政治転換などと言うておるのだろう。自民や公明や維新とは、あらゆる選挙で「相乗りをするな」と言うておるのがわからんのか!? お前たちのアベ政権・自公政治への危機意識は「そんな程度」なのか!? 自民党や公明党や維新などよりも、共産党の方がうっとうしいということか、「れいわ新選組」山本太郎氏の方が邪魔で仕方がない、ということか。野党第1党の立憲民主党は(正確には立憲民主党現執行部は)何をやっとるのか!? 社会民主党は絶滅危惧種から絶滅種になりたいのか!? お前たちのそんな態度で、ホンモノの政権交代=オルタナティブな日本を目指す長期政権など、実現するはずもないということが、まだわからんのか!? まったくのボケ野郎だ!

直近の国政選挙や地方選挙をいくつか見ても、埼玉県参議院補欠選、八王子市長選、府中市長選、そして京都のすぐ隣の大津市長選と、ことごとく惨敗状態(あるいは不戦敗)で、しかも社会民主党や国民民主党にいたっては、自民・公明推薦候補に相乗りして「与党利権」にあずかろうという薄汚い魂胆で選挙に臨んでいる。野党の総大将は立憲民主党であることは自他ともに認めるところだが、こうした直近の選挙では、自公と闘う立憲民主党の姿はほとんどない。たまに闘っていても、共産党や一般市民や「れいわ新選組」山本太郎氏など、非民主・民進の政治勢力を排除していて、負けるのが分かっていながらアリバイ的に選挙をくり返している始末。そこには「市民と野党の共闘」を強力に組織して、立憲民主党自身がホンモノの総大将として選挙戦を闘って政権交代を実現しようとする姿勢がほとんど感じられない。こんな野党第1党なら、いらんわ。、ということだ。そして、こんな調子なら、次の国政選挙もボロ負けだ。やっとることが「負け犬連合」の「オレがオレが」選挙のようなものだからだ。

(関連)大津市長選 自民県連支援の新人 佐藤健司氏が初当選 - NHKニュース
 https://00m.in/88WMn
(関連)東京新聞-八王子市長選 石森さん3選 投票率31.46% 攻めのまちづくり奏功-東京(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/202001/CK2020012702000103.html
(関連)東京新聞-府中市長選 高野さん盤石3選 投票率31・92%「福祉の充実目指す」-東京(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/202001/CK2020012702000102.html

京都は言わずと知れた福山哲郎=立憲民主党幹事長の地元である。また先般、闘うことを放棄して、あの「壊憲」論者で実にいい加減な埼玉県政を牛耳っていた上田清司にやすやすと参議院議員への鞍替えを許した、あの埼玉県は、枝野幸男=立憲民主党代表のおひざ元ではないか。野党第1党の執行部つまりは「市民と野党の共闘」の総大将と言われている人物たちが、いったい何をやっとるのかという話である。そんな中途半端な姿勢と覚悟で、口先だけでアベ政権打倒や自公政治の転換などを叫んだところで、そんなものを信ずる有権者・国民は多くない(一部のアホがついていくだけよ)。やる気がないなら、立憲民主党の執行部を辞任すればいいのだ。

今週号の『週刊金曜日』に掲載された下記の中島岳志氏の立憲民主党への「警告」レポートは的を得ている。併せてご紹介しておきたい。京都市長選では、多くの立憲民主党支持者が、立憲民主党が推す門川大作ではなく、対立候補の福山和人氏に投票をしていたという。当然のことだ。それが良識のある有権者の振る舞いだ。そうした人々に背を向けて門川大作なんぞを支援・応援した現立憲民主党の行動は万死に値すると言ってもいい。

仮に立憲民主党が福山和人氏を推していれば、わたしはおそらく野党側候補の勝利となり、『週刊金曜日』にジャーナリストの土岐直彦氏が書いているように「市民がつくる政治」へ道筋ができたであろうことは間違いない。そしてそれ以上に、「市民と野党の共闘」が自公政治を圧倒した選挙として、来たる国政選挙への大きなステップになったに違いないのだ。

そうした情勢が熟してくれば、国民民主党との合流話も、一部のアホウ議員を除いて、おそらくはスムーズに進み、ますます国政選挙での勝利へと近づいていく。共産党や「れいわ新選組」山本太郎氏との選挙共闘から新政権作りもやりやすくなり、多くの心ある市民からも喜ばれて、晴れて政権党=総理大臣獲得への道が開けてくるところだったのだ。近未来への政治情勢転換を読み込めないマヌケの立憲民主党現執行部は、またしても「一強多弱」と言われる情勢転換の好機を自らの手で葬ってしまったことになる。私から言わせれば、もういい加減にせいよ、ということだ。

(関連)(別添PDFファイル)立憲民主党の危機(中島岳志『週刊金曜日 2020.2.7』)
ダウンロード - e7ab8be686b2e6b091e4b8bbe5859ae381aee58db1e6a99fefbc88e4b8ade5b3b6e5b2b3e5bf97e3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5202020.2.7e3808fefbc89.pdf

(関連)(別添PDFファイル)立憲・国民の合流構想、破談を仕組んだ「裏切り者」(鈴木哲夫『サンデー毎日 2020.2.16』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20200203/org/00m/070/004000d

社会民主党もまた同じである。立憲民主党が自公政治の「金魚のフン」をやろうとしている時に、その立憲民主党「金魚のフン」でいいというなら、社会民主党は「金魚のフン」に付きまとう「フンころがし」のようなものではないか。そんなことでいいのか!? 情けないとは思わんのか!?(国民民主党はもともと自民党の補完政党だから、背信行為は日常茶飯である、さして特別とは思わない、有権者・国民が、かような政党に投票することをやめればいいのだ=ちょうど御用組合「連合」には加入しない、「連合」は自らを解体せよ、というのと同じである。危機の時代に、中途半端なことしかできない事実上の自民党補完政党である国民民主党や御用組合「連合」など、全く不要=マイナスの存在にしかならないからだ)

それから、前回の市長選に続いて二連敗となった福山和人陣営についてだが、申し上げたいことは唯一点、「投票率は40.71%で、前回・4年前の市長選挙と比べ、5.03ポイント高くなった」という、この低投票率を今後どうしていくかを、今回の選挙戦総括の中で十分に考えていただきたい。特に共産党は京都が日本で最も共産党の強い土地であるにもかかわらず、昨今では選挙に勝てなくなってきていること、この点を日常的な活動の改善の中から、転換の突破口を見つけてほしいと切に願う。また、「れいわ新選組」山本太郎氏については、120%の活躍ぶりの中で更に負荷をかけるような話はしたくないけれど、一つには、選挙に勝つための活動の仕方をいろいろ考えてやってみてほしいということと、もう一つ、政権に就いた時に官僚たちを使いながら政策や行政を転換していけるだけの力量を持った人間を一刻も早く育ててほしい、ということを申し上げておきたい。共産党にも「れいわ新選組」山本太郎氏にも、政策方針や公約を、保守反動の方向で妥協してほしいなどと言うつもりは全くない。今両党が主張していることは、大体において妥当であり、それは立憲民主党や社会民主党もまた、同じなのだ。要は、言っていることとやってることを一致させる言動一致ができるかどうかが問われている。明日の日本を切り開くつもりで、両党には頑張っていただきたい。

(関連)立憲・枝野氏「4月総選挙だと思って準備している」:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN255J5RN25UTFK00K.html

最後にもう一言申し上げておく。次の衆議院選挙まで、おそらくそう長い期間はないだろう。枝野幸男立憲民主党代表は2020年4月に衆議院総選挙を念頭に置いているという。ならば時間も限られている。今度の国政選挙で立憲民主党を総大将にした「市民と野党の共闘」が勝てないのなら、あるいはアベ政権を退陣に追い込むだけの与党議席減が実現できないのならば、立憲民主党の現執行部は「選挙に勝てない執行部」として総退陣していただくしかないのではないかと思う。これだけのアベ政権・自公政治の悪政が続き、日本が破壊され尽くされているような情勢の中で、何度選挙をやっても勝てないような野党・野党第1党など、存在価値はないに等しい。もっと聡明で政治のダイナミズムを理解し、何よりも有権者・国民の側に徹底して立って、それを裏切らない、そんな新しいリーダーを担いで進んでいくしかない。その意味で、枝野幸男・福山哲郎両氏は、来たる国政選挙がラストチャンスと思っていただかなくてはいけない。もちろん、ちゃんとアベ政権・自公政治と闘う覚悟を示せば、圧倒的多数の有権者・国民は、それを応援することは間違いがない。よくお考えをいただきたい。立憲民主党は危機の状態に陥っている。

*れいわ新選組山本代表が集会で支持訴え【愛媛・松山市】(テレビ愛媛) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200201-00000001-ebc-l38

少し長くなりましたが、以上です。
草々 

2020年2月 6日 (木)

国会もメディアもすでにバカに乗っ取られた、右も左も関係ない、戦局はわれわれ日本人とバカとの戦いに入っている:それでもバカとは戦え(適菜収 日刊ゲンダイ)より(その1)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.新ちょぼゼミ
(1)(3.31)オルタナティブな日本をめざして(第41回):「幻想の新型原子炉:超高温ガス炉(VHTR)と小型原子炉」(後藤政志さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-66e445.html

(2)(4.12)オルタナティブな日本をめざして(第42回)「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(新ちょぼゼミ:山田朗明治大学教授)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-2d4991.html


2.ゲノム問題検討会議:ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を要望する
 https://00m.in/9W4u9

(メール転送です)
 島薗進先生が、「ヒト胚ゲノム編集について広範な研究者・市民の参加による討議の場を要望する」を作成して下さいました。多くの賛同人を募って、厚生労働省、文部科学省、総合科学技術イノベーッション会議、日本産科婦人科学会などに提出したいと考えております。つきましては是非とも賛同人になっていただきたく、要望書をお送りさせていただきます。賛同いただいた折には、ゲノム問題検討会議のホームページの要望書賛同人として掲載させていただきたいと思います(可能ならば)。賛同人だけでもありがたいです。お名前、都道府県だけでも結構です。

お名前の他に、所属とか団体名をお知らせください。特に所属などない場合は「横浜市在住」など記載願います。神野玲子の下記E-mail宛てにお送りください。出来れば3月8日までにお知らせください。宜しくお願い致します。なお、多くのお知り合いにも拡散いただけると助かります。

(ゲノム問題検討会議事務局 神野玲子 E-mail:jreikochan@yahoo.co.jp )

(関連)ゲノム問題検討会議 HP
 https://genome714.com/#jp-carousel-1474


3.(メール転送です)日本のマスごみは何故アメリカのパンデミックを報道しないのか!?(頭が腐ってる!?)
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アメリカで昨年来、猛威を振るっているインフルエンザをご存知でしょうか、1月31日のCNNニュースでは感染者1,900万人、死者少なくとも10,000人と報じています。
https://edition.cnn.com/2020/01/30/health/flu-deadly-virus-15-million-infected-trnd/index.html

米CNNの驚愕報道<本澤二郎の「日本の風景」(3582)<インフルエンザ1500万人感染・死者8000人超><日本で報道しない理由は?>
 http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/388.html

アメリカ・ワシントン州のシアトル最大の日本語情報サイトのURLもご案内します。やはり、感染者1,900万人以上、入院患者18,000人、死者10,000人と報じ、アメリカ各州の汚染度の具合が地図で示されています。
 https://www.junglecity.com/news/more-flu-cases-and-deaths-confirmed-around-the-us-3/ 

不可思議なのは、日本でほとんど全部の新聞・TVが、これを一切報じないことです。これなら、アメリカからの渡航者の入国も禁じるべきです。アメリカへの忖度と日本の政権への思いやりか、野党が何も言わないのも腑に落ちません。完全な情報管制です。国会では、政権側が厳しい追及を受けていますが、ニュースの時間に少し報じられるだけで、他は新型コロナウイルスによろ肺炎報道一色で、完全に国民の関心が国会に向かないように仕向けられています。
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(関連)米国は“殺人インフル”パンデミック状態 すでに死者2.5万人|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268573

(関連)(別添PDFファイル)帰国者隔離の千葉・勝浦 市民困惑、不安を差別に変えないため、データや医学で冷静に判断(東京 2020.2.5)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2020020502000142.html

(関連)日本国内の報道は中国の新型コロナウイルス一辺倒だが、アメリカのインフルエンザは感染者1500万人!! 入院患者14万人!! 死者8200人以上!! 国内大手メディアが報じないと巨大なパンデミックも存在しないことに!- - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/466255


4.(別添PDFファイル)右翼と左翼(抜粋)(松尾匡『これからのマルクス経済学入門』筑摩書房)
ダウンロード - e58fb3e7bfbce381a8e5b7a6e7bfbcefbc88e68a9ce7b28befbc89efbc88e69dbee5b0bee58ca1e3808ee38193e3828ce3818be38289e381aee3839ee383abe382afe382b9e7b58ce6b888e5ada6e585a5e99680e3808fe7ad91e691a9e69bb8e688bfefbc89.pdf

 この説明、なかなかコンパクトでよくできています。松尾匡立命館大学教授は頭がいい人ですね。

(関連)これからのマルクス経済学入門-松尾匡/著 橋本貴彦/著(筑摩選書)
 https://00m.in/BGhHk


5.この報道だけは見逃してはいけません=必見必読=我々は「こんな国」に住んでいるのです!
(1)「繰り返し」を112回繰り返す首相 予算委審議8日間:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASN256WFLN25UTFK00Q.html?ref=mor_mail_topix1
(2)施政方針は虚飾まみれ 新型肺炎に振り回される景気の脆弱 訪日客の約3割、中国人が消える衝撃(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/389.html
(3)松尾貴史のちょっと違和感:「募っているが募集してない」答弁 閣僚は首傾け、与党席からも失笑 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20200202/ddv/010/070/020000c?fm=mnm
(4)便乗改憲論や差別助長 新型肺炎で見えた政治家の卑しさ 国民の不安や危機意識につけ込む卑怯な政権(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/449.html
(5)“幼児性全開”安倍首相が立憲・黒岩議員を「嘘つき」呼ばわりするも秒殺!「いま根拠ないこと言った!」と喚いた直後に証拠を突きつけられ|LITERA/リテラ
 https://00m.in/rEZPq

(6)政党助成金の使途報告書はなぜ「印刷はできない」のか?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268591
(7)アメリカが低出力核弾頭W76-2の実戦配備を発表(JSF) - 個人 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20200205-00161904/
(8)弁論再開の申し立てをしました:安保法制違憲訴訟の会
 http://anpoiken.jp/

(9)通報窓口の従業員に罰則付きの守秘義務 公益通報者保護法、自民PTが改正案(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200203-00000074-mai-pol

(当たり前だろ、こんなこと! 今ごろやってんのか!? 今まで何してた!? :田中一郎)

(10)コメの全量全袋検査 抽出調査へ移行(福島県)(福島中央テレビ) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200205-00000356-fct-l07
(11)福島県、牛肉全頭検査の緩和決定 農家ごとに年1頭(共同通信) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200205-00000113-kyodonews-soci

(放射性セシウムだけを調べて、その結果も公表せず、100ベクレル/kg以下か、そうでないかだけを発表して、これまでやってきた食品の放射能汚染検査。コメと牛肉だけはワンサと調べてきたが、それ以外はほとんど手付かずのままフリーパス。そのコメと牛肉について、いよいよ検査手抜きを始めるそうだ。福島県産品の生鮮食品の安全性など、全く確認されておりません。ルシアンルーレットのように、危険な汚染物が潜んでいる可能性があります。私は絶対に福島県産品を「買わない」「食べない」「人にあげない」をモットーにしています。みなさまも自身や家族の健康は自分で守りましょう。政府・福島県=これみなグルの「放射能安全神話」折伏部隊です。:田中一郎)
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 「それでもバカとは戦え」(適菜収 日刊ゲンダイ)を何度かに分けてご紹介いたします。「バカを放置するのか、それとも戦うのか」=「排泄物をため込めば、今のようなクソまみれの社会になる」「目の前にあるゴミは片付けなければならない」との適菜収氏コメントがなされています。そうです。右派も左派も、右翼も左翼も関係ありません。国会もメディアもすでにバカに乗っ取られています。戦局はわれわれ日本人とバカとの戦いに入っているのです(それでもバカとは戦え(適菜収 日刊ゲンダイ)より)。

 昔は有識者のたしなみとして、また、良識派のモラルとして、バカに対してはバカと言ってはいけない、ことが暗黙のルールでした(それを守らないと軽蔑の対象となった)。しかし、今日の日本ではそうではありません。バカに対してははっきりとバカと言わなければならない時代となってしまいました。事実確認すらできない、権力に対して何の疑問も呈することのできない、訳の分からない連中が繁殖しているからです。放置すれば、日本国中、クソまみれとなるでしょう。日本はただいま没落中です。

●それでもバカとは戦え|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL(毎週金曜日の日刊ゲンダイに連載中です)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524

(関連)(別添PDFファイル)保守思想家 適菜収が一刀両断、「エセ保守」安倍首相に騙されるな(イントロ部分)(『サンデー毎日 2020.2.9』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20200127/org/00m/070/010000d


 <適菜収氏著書:抜粋>
(1)(お勧め)日本共産党政権奪取の条件-適菜収・清水忠史/著(ベストセラーズ)
 https://00m.in/2slP6
(対談本で読みやすく抜群に面白い。対談相手は日本共産党衆議院議員(大阪)の清水忠史氏です)

(2)平成を愚民の時代にした30人のバカ-適菜収/著(宝島社)
 https://00m.in/eJ6sO
(3)おい、小池! 女ファシストの正体 時代への警告-適菜収/著(ベストセラーズ)
 https://00m.in/LvqG4
(4)もう、きみには頼まない 安倍晋三への退場勧告-適菜収/著(ベストセラーズ)
 https://00m.in/7mmZW


1.「平成」の改革バカ騒ぎが行き着いた“安倍政権”という悪夢|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244798

(一部抜粋)
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先日、書店に行ったら、「頭に来てもアホとは戦うな!」という本が平積みになっていた。たしかにアホと戦うのは面倒だ。議論して勝ったところで連中は改心しないし、逆恨みされるだけ。時間の無駄だし、ストレスの原因にもなる。合理的に考える人間はアホとは戦わないと思う。しかし、それでも戦っている人たちがいる。合理より大切なものがあると考えるからだろう。バカを放置するのか、それとも戦うのか。多くの人が同じような悩みを抱えてきた。

(中略)バカと戦ったところで、バカがいなくなるわけではない。社会のダニを批判したところで、日本がよくなる保証もない。それでも、目の前にあるゴミは片付けなければならない。

(中略)排泄物をため込めば、今のようなクソまみれの社会になる。国家の解体はすでに最終段階に入った。平成の30年にわたる「改革」のバカ騒ぎが安倍政権という悪夢に行き着いたのだとしたら、たとえ手遅れであったとしても、事なかれ主義と「大人の態度」を投げ捨て、バカとは戦わなければならない。これは人間の尊厳に対する義務なのだ。
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2.大事なのは過去の言動 政治家の「猫なで声」に騙されるな|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247184


3.【辺野古】“第2のサンゴ虚報事件”で思い出す安倍首相の朝日新聞批判|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245741


4.“引き返せない”は戦前と同じ…デタラメ五輪は中止すべきだ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246212


5.「8割がたの女性」と「60歳以上」は絶対に維新に投票してはいけない|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246693

(一部抜粋)
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(中略)野党共闘は必要だが、“政界の肥だめ”とも揶揄される維新の会と組むのは論外であることを指摘しておく。
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(「大阪維新」「日本維新」なんぞを「改革勢力」だと思い込み、彼らがやろうとしていることに「盲従」しているアホがワンサといるのが「昔は水の都・今はアホの都」=大阪である(大阪は私の生まれ育った故郷なんですが、・・・トホホ、いつの間にこんなことになってしもたんや!?)。今年秋には、また再びの「大阪都構想」の住民投票があるというが、前回の住民投票の時には、都構想に賛成した連中の8割以上が大阪市がなくなるとは思ってもいなかったというから驚きだ(検証研究結果)。訳の分からないままに情緒的に賛成票を投じていたということだ。前回はかろうじて首の皮一枚で都構想が否決されたが、今回は果たしてどうか。大阪に住む人間たちが、相も変わらぬアホなのか、そうでないのかの「証明投票」のようなものだ。ちなみに、今回の住民投票実施についても、あの仏罰政党=公明党が大阪維新に協力することで実現している。創価学会の諸君に言っておかなければいけないが、池田大作氏の教えを棚上げにしてロクでもなことばかりをやっている創価学会・公明党の現在の執行部・幹部を早く追放しないと、自民党や維新もろとも地獄に落ちることになるぞ! :田中一郎)

(関連)(別添PDFファイル)都構想・万博・カジノ、分断都市大阪の民主主義(一部抜粋:万博・カジノ)(森裕之『世界 2019.4』
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6.大事なのは過去の言動 政治家の「猫なで声」に騙されるな|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247184

(一部抜粋)
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(中略) 私は自分を「知識人」に重ね合わせる趣味はないが、それでも公の場所でモノを書くのは、「リマインダー」の役割を担うことだと思っている。10年、100年、1000年単位の歴史のスパンの中に、我々の現状を位置付けて考える必要があるからだ。過去の亡霊が復活したとき、どのように対応すればいいのか? その答えも過去の歴史の中にある。

 政治家の「猫なで声」にだまされてはいけない。聞くべきは、「安易な公式見解や既成の紋切型表現をこばむ人間」による「聴衆を困惑」させ、「気持ちを逆なで」する言葉(サイード)なのだ。
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7.【小泉進次郎】客寄せからガス抜きに出世 “ウォシュレット小泉”はどう?|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247589

(一部抜粋)
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以前、小泉進次郎の著書や発言を集めて検証したことがあるが、批判するところが一カ所もなくて驚いた。内容がゼロだから批判しようがない。たとえば進次郎はカメラをしっかり見据えて、「必要なことをやるべき」「世論調査を見ても納得している人が圧倒的に少ないことは明らかだ」「政治全体、行政全体の信頼が失墜していることは本当に不幸だ」などと語りかける。

 昼のワイドショーを見ているおばさん連中は「本当にそうねえ」と言うのかもしれないが、冷静に考えればいずれも「塩はしょっぱい」レベルの話。「やるべき」だから必要なのであり、「世論調査を見れば納得している人が圧倒的に少ない」のだから、少ないことは明らかなのである。「信頼が失墜していること」が幸福なわけがない。自民党の客寄せパンダからガス抜き要員に出世したのも、内容がないことを自信満々で語るその面の皮の厚さが党中央に評価されたからだろう。
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(そのうちに、進次郎追っかけオバサンが現れ、進次郎せんべい・進次郎まんじゅうが国会見学人の土産物として飛ぶように売れる時が来るのだろうか? まさにバカの国ではないか。:田中一郎)


8.【安倍政権】安倍政権で焼け野原 現実を認めなければ反撃の機会を失う|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/248068

(一部抜粋)
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(中略)昨年ベストセラーになった国際ジャーナリスト堤未果の「日本が売られる」を読むと、それが過ぎ去った時代の話とは思えない。日本がすでに三流国に転落している事実に多くの人々が気づいていないからだ。

 平成の30年間にわたる売国・壊国路線の総仕上げをやったのが安倍政権だった。規制緩和の旗の下、「既得権益を破壊する」という連中が「構造改革利権」という新しい利権を確保し、私利私欲のために国を売ってきた。本書には膨大な金額にのぼる「国が発注し、パソナグループが受注した事業リスト」が載せられているが、国家戦略特区諮問会議のメンバーで人材派遣最大手パソナグループ取締役会長の竹中平蔵のような人物が国の中枢に寄生してきたのもその一例だ。

 安倍政権は、放送局の外資規制の撤廃、配偶者控除の廃止をもくろみ、水道事業の民営化、TPPを推進。嘘がばれそうになれば「現実」のほうを歪めてきた。自衛隊の日報隠蔽、入管法改正や裁量労働制におけるデータ捏造、森友事件に関する公文書改ざん……。政策立案などに使われる「基幹統計」もデタラメだった。国民をだまして推し進めた移民政策により日本はすでに世界第4位の移民大国になっている。

 本書は安倍政権が国民の財産、公的資産を外資、国際資本に叩き売った売国政権であるという事実を綿密な取材と具体的なデータにより明らかにしている。にもかかわらず、現実を直視できず、安倍政権を支持する人々は依然多い。グローバリストの安倍晋三を保守と誤認する情報弱者さえ少なくない。敵の本性がわからなければ、そもそも勝負にならない。

 今は左右で小競り合いをしている時間の余裕はない。日本人は決起すべきだ。敵は国民の財産を横流ししている安倍政権及びその周辺の売国反日勢力である。まずは本書を読み、わが国がすでに焼け野原になっている現実を認めるべきだ。さもなければ、わずかに残された反撃のチャンスさえ失われてしまう。
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9.言論統制が深刻化…確実な証拠がないから追及が必要なのだ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/248550

(関連)【菅義偉】また望月記者イジメ?菅長官ベッタリの首相官邸記者クラブ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268355

(一部抜粋)
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(中略)もちろん、メディア側が間違うケースもある。にもかかわらず、疑惑の追及は行われなければならない。モリカケ事件の際も「確実な証拠があるのか」とネトウヨが騒いでいたが、アホかと。確実な証拠があるならすでに牢屋に入っている。確実な証拠がないから追及が必要なのだ。事実の確認すら封じられるなら、メディアは大本営発表を垂れ流すだけの存在になる。
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10.【下地幹郎】“ミキオ算”垂れ流し…国会もメディアもバカに乗っ取られた|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/249048

(一部抜粋)
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 先月24日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票が行われ、反対票が投票総数の7割を突破し、全有権者の4分の1を大きく超えた。これは昨年9月の知事選で玉城デニー知事が獲得した約39万票も上回り、県民の意思が明確になった形だ。なお、投票率は52.48%だった。県民投票条例の規定により、知事は安倍晋三と米大統領宛てに内容を通知した。

この結果を歪曲しようとする連中の反応を見ていたら「ミキオ算」という言葉が目に入った。これは「来年(2019年)の3月には(工事は)終わる見込み。終わることに対して県民投票しても仕方がない」(「細川珠生のモーニングトーク」昨年12月2日放送)などとデマを流しながら、県民投票を妨害してきた日本維新の会の衆院議員下地幹郎のツイートから生まれた新語。

〈県民投票が終わり、開票も終了しました。「反対」43万4273票、「賛成」11万4933票、「どちらでもない」5万2682票、これに、投票に行かなかった55万余の県民を加えれば、「反対」は43万人超、「反対以外」が計71万人との結果になりました〉

あまりにアホ。昔「分数ができない大学生―21世紀の日本が危ない」という本があったけど、数字もきちんと読めない小学生レベルのオッサンが比例代表で復活とはいえ国会議員になっているのだから「危ない」どころの話ではない。

ネット上でも一斉にツッコミが入っていた。〈その理屈なら辺野古埋め立てに賛成は約11万人、賛成以外は約103万人となる〉〈2017年の衆院選で沖縄1区の下地の得票率は22・53%。投票資格者総数では12・67%になる。「ミキオ算」で計算すれば、9割近くの有権者が下地の当選に反対していることになる〉 なお、下地の実家の大米建設は辺野古埋め立て工事に絡んでいて、3社JVで約74億円を受注していた。アホくさ。

産経ニュースは「全有権者の6割は辺野古移設に『反対』せず」と「ミキオ算」を使って報道。フジテレビ解説委員の平井文夫は、辺野古埋め立て反対が沖縄の民意というのは「フェイクニュース」「よくあるトリック」と述べていた。情弱をだますためのフェイクニュースを垂れ流しているヤツが、嘘に嘘を積み重ねる。国会もメディアもすでにバカに乗っ取られた。右も左も関係ない。戦局はわれわれ日本人とバカとの戦いに入っている。
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草々 

2020年2月 5日 (水)

(報告)(2.2)原発被害者訴訟の全面解決を目指すつどい:脱原発=脱被ばく=被害者完全救済の三位一体で運動を発展させましょう

前略,田中一郎です。


(最初に若干のことです)
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1.#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 2.14鈴木真一福島県立医科大学教授、3.4山下俊一 証人尋問が行われる。
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2020/02/21434.html

◆第25回期日に向けて弁護団からのアピール:子ども脱被ばく裁判弁護団 井戸 謙一

 子ども脱被ばく裁判もいよいよ大詰めを迎えています。次回第25回口頭弁論では、福島県立医科大学鈴木眞一教授の証人尋問が、次々回第26回口頭弁論では、同大学副学長山下俊一氏の証人尋問が行われます。私たちは、国や福島県に対し、無為無策によって子どもたちが無用な被ばくを強いられたことよって受けた「精神的苦痛」に対する慰藉を求めています。これに対し、国は、原 告らのいう「精神的苦痛」は、健康被害に対する一般的、抽象的な危惧感や不安感にすぎず、法的に保護すべき法益に当たらないと主張しています。

しかし、100万人に1~2人にしか発生しないはずの小児甲状腺がんが福島県内で200人以上発生している事実は、原告らの「精神的苦痛」に科学的、事実的根拠があることを基礎づけています。私たちは、福島県民健康調査で発見された小児甲状腺患者の大部分に対して摘出手術を執刀した鈴木教授に対し、摘出の必要のないケース(過剰診療)があったのか否か、多数の小児甲状腺がん発症の原因が何なのか、被ばくと関係があるのかについて、率直なお考えをお話しいただきたいと考えています。是非、ご注目ください。

◆子ども脱被ばく裁判第25回裁判の日程
日 時:2020年2月14日(金)13:30〜19:00
裁 判:福島地方裁判所 〒960-8512   福島市花園町5-38 024-534-2156
報告会:福島市市民会館301号室 〒960-8021福島市霞町1番52号 024-535-0111

日程:
13:30 地裁前集合 アピール
14:00 傍聴券配布
14:50 開廷 証人尋問 鈴木眞一氏
17:00 閉廷
17:30 記者会見
18:00 報告集会
19:00 終了

💛東京からはご一緒に3号車自由席に乗り合い福島駅前で裁判チラシ等を配布し、
  裁判に臨みたいと思います。  下記の電車でいかがでしょう。

東京駅発 10時  JR新幹線やまびこ133号・仙台行 23番線発
上野駅  10時06分
大宮駅  10時26分
福島駅  11時33分

どうぞご一緒に参加しましょう!


2.イベント情報
(1)(2.12)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟 第3回口頭弁論、記者会見、報告会のお知らせ
 http://chikyuza.net/archives/100769
(2)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html
(3)(2.26)オルタナティブな日本をめざして(特別編):「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(新ちょぼゼミ:早川芳夫さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-b94107.html
(4)(2.28)福島原発千葉訴訟第1陣 控訴審 第7回口頭弁論期日のお知らせ
 https://00m.in/BCr93
(5)(3.7)事故から9年 第78回東電本店合同抗議/日本原電抗議(東京・千代田区)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1579503122427matuzawa
(6)(3.31)オルタナティブな日本をめざして(第41回):「幻想の新型原子炉:超高温ガス炉(VHTR)と小型原子炉」(後藤政志さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-66e445.html


3.キャンペーン
(1)キャンペーン · 筑波大学長 永田恭介様- 筑波大学(国立大学協会 会長校)の大規模軍事研究に抗議し、その中止を求める! · Change.org
 https://00m.in/4kPS5

(関連)軍学共同反対連絡会 – Japanese Coalition Against Military Research in Academia
 http://no-military-research.jp/

(2)キャンペーン · 四国電力株式会社 代表取締役 長井啓介殿- 四国電力は、南海トラフ巨大地震警戒情報が出ても伊方原発を動かし続けるという方針を撤回して下さい。 · Change.org
 https://00m.in/1oqZ2

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 四電、事故の原因究明前に高裁決定に異議申し立ても?! · Change.org
 https://00m.in/HpzXy


4.司法抹殺=令和の「指揮権発動」は政権による検察人事の私物化だった!?:「モリカケ」「甘利」に続き「桜」「IRカジノ」「河井・菅原」を不起訴に持ち込むためには検事総長の人事を押さえ込め!?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-f818aa.html

(福井県や関西地方では、この黒川弘務の(検事総長含みの)不公正人事は、関西電力の「森山毒まんじゅう(ブラックマネー還流)事件」をも「もみ消す」ための原子力ムラならびにアベ政権の布石だとの見方も強まっているようです。長期化するアベ自公政権は「何でもあり」の「不正まみれ・私物化だらけ」となっています。ふざけた話です。:田中一郎)

(関連)検察の反乱が官邸に潰された! 安倍内閣が“官邸の番犬”黒川弘務・高検検事長を違法に定年延長、検事総長に就任させIR捜査潰し|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/02/post-5238.html?utm_source=onesignal&utm_medium=button&utm_campaign=push

(関連)官邸の毒が回った検察 肺炎騒動の間に無法国家がもう完成(2020年2月3日『日刊ゲンダイ』) - 障害福祉&平和ニュースサイト
 https://gogotamu2019.blog.fc2.com/blog-entry-6994.html
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さる2月2日(日)、東京・日比谷コンベンションホールにおいて、標記「(2.2)原発被害者訴訟の全面解決を目指すつどい」が開催されました。以下、当日の資料ならびに録画を添付して簡単にご報告申し上げます。福島第1原発事故後9年目を迎え、原発事故損害賠償訴訟においても、あるいは福島現地の被害者救済や被ばく防護政策においても、加害者・東京電力や事故責任者・国の態度がだんだんとひどくなり、福島原発事故は「既に終わったもの」だ、事故は「やむを得なかったから責任はない」、「放射能汚染は大したことはなく人体に影響はこれまでも今後もいっさいない」、「避難したり移住したりしている人たちは放射能に過剰反応しているだけで賠償や補償にはなじまない」などなど、許しがたい言動を堂々とふるまうようになってきています。ふざけんじゃねーぞ、と私たちはこれまで以上に声を上げていく必要がありそうです。

釈迦に説法の様で恐縮ですが、脱原発は脱被ばくや被害者完全救済との三位一体で、これからも私たちの運動を発展させましょう。福島県では、原子力ムラ・放射線ムラやその代理店である現在の政府・霞が関省庁の口車に乗せられて、「原発安全神話」に代わる「放射能安全神話」「放射線被曝安心神話」を信じ込む、あるいは「すがりつく」愚かな振る舞いが目立ってきていますが、そんなことはやめなければいけません。原発事故で生活の全てを奪われた上に、今度は自身やその子供・孫・子孫の命と健康までもを奪われてしまうことになりかねません。

放射線被曝を難しく考える必要はありません。私たちの体をつくっている細胞を構成する分子や原子の結びつきのエネルギーをはるかに上回る巨大なエネルギーを持った放射線(アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線=これらは危険と言われているレントゲンのX線のエネルギーよりもはるかに大きいエネルギーを持っています)が体に当たれば、私たちの体はボロボロになってしまいます。ちょうど硬式野球の剛速球を自分の顔面で受け止める(外部被曝:ボールの運動エネルギーを顔面が吸収することで飛んできたボールが顔面で止まり、ボールは地面に落下するが、顔面はボロボロになる)、あるいは、燃え盛る焚火を拾って口の中に入れて飲み込む(内部被曝:大やけどをします)、ことと、放射線被曝とは、基本的に同じようなことだと思っていただければいいのです。

ただ、両者の違う点は、放射線被曝は超ミクロの世界で少しずつ、しかし、ひっきりなしに続けられるという点であり(特に内部被曝が危険)、従ってまた、①(あまりに小さな世界での出来事なので)五感に感じるまでに至るには相当の時間がかかること、②五感に感じるようになった時には、既に相当程度の放射線被曝が進行していて「手遅れ」=治療方法なし、という状態に陥ってしまう、という点に十分注意しておく必要があります。言い換えれば、五感に感じないから大丈夫、などという判断は、極めて危険で愚かである、ということです。

放射能や放射線被曝に関する基本的な認識は21世紀を生きる我々にとっては不可欠なものです。原子力ムラ・放射線ムラの嘘八百に騙されることなく、「核と人類、原子力と全生命とは共存できない」という「恒久的原理」をしっかりと身に着けて諸問題に挑んでいきましょう。(少し古いですが、下記を参考までにご紹介しておきます)

(関連)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html

(関連)(セシウムの百倍の危険性)放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか-いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html

(関連)内部被曝のメカニズム(1):生物学的半減期(長山淳哉著 『胎児と乳児の内部被ばく: 国際放射線防護委員会のカラクリ』より)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-cc7b.html

(関連)内部被曝のメカニズム(2):ICRPによる内部被曝線量の計算手順 (長山淳哉著 『胎児と乳児の内部被ばく: 国際放射線防護委員会のカラクリ』より)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-0b4f.html


(以下、2.2集会の報告です)
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(当日録画:その1)20200202 UPLAN ~国・東電の加害責任を徹底的に追及する~原発被害者訴訟の全面解決をめざすつどい - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=GC1e6sWc_SU

●(当日録画:その2)20200202 UPLAN【新橋SL広場スタンディングアピール】~国・東電の加害責任を徹底的に追及する~原発被害者訴訟の全面解決をめざすつどい - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=E2_5kIdl2eY

 <別添PDFファイル:当日配布資料の抜粋>
(1)原発被害者訴訟の全面解決を目指すつどい(チラシ、PROGRAM、レジメ抜粋 2020.2.2)
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(2)復興五輪と原発事故(伊東達也 2019.12.26)
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(3)原発事故被害いわき市民訴訟:署名ご協力のお願い(2020年2月)
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(4)応援してください:原発賠償関西訴訟&京都訴訟(2020年2月2日)
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 <署名用紙:ご協力をお願い申し上げます>

(5)(署名用紙)原発事故被害いわき市民訴訟:真の被害者救済のために公正で正義あふれる判決を求める署名(2020年2月)
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(6)(署名用紙)福島原発さいたま訴訟の公正な判決を求める署名(2020年2月)
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(7)(署名用紙)福島原発千葉訴訟第一陣控訴審:原告が希望の持てる判決を求める署名(2020年2月)
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(8)(署名用紙)建物部分明波等請求事件:公正な判決を求める署名(山形地裁)(2020年2月)
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(9)(署名用紙)ノーモア・ミナマタ第2次訴訟:公正な判決を求める要請署名(2020年2月)
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 <関連サイト>
(1)原子力損害賠償控訴審 第9回公判:群馬弁護団ニュース第37号他
 https://00m.in/dHMXC
 https://gunmagenpatsu.bengodan.jp/
(2)『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発訴訟原告団・弁護団
 http://www.nariwaisoshou.jp/
(3)福島原発事故損害賠償愛知弁護団
 http://genpatsu-aichi.org/
(4)福島原発事故損害賠償 - IWJ Independent Web Journal
 https://00m.in/VUDxl
(5)全国の弁護団による活動状況
 https://00m.in/YiMzH
(6)原発被害 全面救済を-訴訟原告団など全国集会-「国と東電は謝れ」駅前アピール
 http://jcp.or.jp/akahata/aik19/2020-02-03/2020020313_01_1.html
草々


 <追1>(メール転送です)公害犯罪処罰法を改正せよ(山本行雄『制定しよう:放射能汚染防止法』星雲社)=脱被ばく運動における今後の課題と法改正運動
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1.放射能汚染防止法の制定
 https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033545713&Action_id=121&Sza_id=C0

(関連)(別添PDFファイル)公害犯罪処罰法を改正せよ(抜粋)(山本行雄『制定しよう:放射能汚染防止法』星雲社)
ダウンロード - e585ace5aeb3e78aafe7bdaae587a6e7bdb0e6b395e38292e694b9e6ada3e3819be38288efbc88e68a9ce7b28befbc89efbc88e5b1b1e69cace8a18ce99b84e3808ee694bee5b084e883bde6b19ae69f93e998b2e6ada2e6b395e3808fefbc89.pdf

 札幌の山本行雄弁護士が著作された本です。必読です。別添PDFファイルは、その中から抜粋しました。原発事故を引き起こして放射能で環境を汚染した人間や組織を刑事罰で罰する法律です。「公害犯罪処罰法」は1970年ころの「公害国会」で制定された法律で、当時の反公害の市民運動・社会運動の盛り上がりが、こうした法律を制定させたのです。しかし、その後、最高裁がこの法律の「骨抜き判決」を出して、この法律自体が実質的に機能しなくなっていることに加えて、そもそも放射能汚染がこの法律に言うところの「公害」として認定されて、この法律に基づく処罰の対象になるかどうかはわかりません(多分ダメ)。従って、あの日集会で話題になった「放射能汚染をもたらしたものを罰することができるのか」どうかは、この法律を適正に改正できるかどうかにかかっています。

 山本行雄弁護士の解説をご覧いただければ、どのように改正すればいいのかが一目でわかります。但し、私からは山本弁護士の説明に、もう一つ追加する必要があると思っています。それは、罰する対象に、放射能の排出のみならず、排出されたのちに、その放射能への放射線被曝防護の不適切な対応に対しても罰則を追加する必要がある、という点です。そして、その放射能汚染への被ばく防護について、責任部署を決めておく必要もあるでしょう(国と自治体)。その点も法律で義務化する必要があります。国の場合には、経済産業省(この役所は解体すべきです)や文部科学省や環境省ではだめで、私は厚生労働省ではないかと考えています。

2.原子力災害救助法(新法の制定)
 福島第1原発事故による被害者の救済は、下記の災害救助法によって実施されていますが、同法の想定を超えることが次々と起き、核施設事故災害への対処法としては極めて不十分です。福島第1原発事故のこれまでの教訓を踏まえて、被害者が泣かされることなく、万全の形で救済されるよう、新法の制定が必要です。基本法である「子ども・被災者支援法」の各法の一つとして、また、「日本版チェルノブイリ法」として制定されるべきものです。

(関連)災害救助法 - 防災情報のページ - 内閣府
 http://www.bousai.go.jp/taisaku/kyuujo/kyuujo.html

 そして上記に関連して、原子力損害賠償法についても抜本改正が必要になります。この法律は少し前に改正されましたが、自民党の政治家どもや政府関係省庁の役人どもにごまかされて、役に立たないままの法律になっています。ポイントは、原発事業者に「金額無制限の損害保険をかけることを義務化する」ということです。
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 <追2>裁判官自らが語った「原発停止を決めるまで」その恐るべき苦悩と葛藤(現代ビジネス)=井戸謙一弁護士のことに加えて、前回公判後(「子ども脱被ばく裁判」:福島地裁)の集会で私から申し上げた2つのことがバッチリ出ています
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裁判官自らが語った「原発停止を決めるまで」その恐るべき苦悩と葛藤(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200131-00070167-gendaibiz-soci
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70167

(井戸謙一弁護士のことに加えて、前回公判(「子ども脱被ばく裁判」:福島地裁)後の集会で私から申し上げた「立証責任の転換」や立証における「疫学的事実」のことがバッチリと書かれています。また、疫学的事実の問題については、津田敏秀岡山大学大学院教授(疫学・公衆衛生学)の下記の名著をご覧ください。必読です。:田中一郎)

(関連)医学的根拠とは何か-津田敏秀/著(岩波新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033010460&Action_id=121&Sza_id=E1

(生きている人間を解剖したり臓器を取り出して調べたりすることはできません。つまり、医学的根拠は、何か分析的に、実験的に求められるものではなく、もっぱら疫学的な事実により確認され、その結果に対応して迅速に、すなわち手遅れにならないように対応していくことが肝要です。たとえば食品衛生法と食中毒への対応などは、この考え方によって対応されています。こうしたことを理解できていないのは、世界広しと言えども日本の医者たちだけである、という話も聞いたことがあります。いずれにせよ、科学・科学と鳴くスズムシならぬ「したり顔の詐欺師」には十分に気を付けた方がよさそうです。「医学的根拠とは何か」も知らずに幼稚な理屈を並べてたてていることが多いのです。放射能や被ばくの世界では、この日本には、そうした詐欺師たちがワンサといますから騙されないようにいたしましょう。:田中一郎)
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2020年2月 2日 (日)

司法抹殺=令和の「指揮権発動」は政権による検察人事の私物化だった!?:「モリカケ」「甘利」に続き「桜」「IRカジノ」「河井・菅原」を不起訴に持ち込むためには検事総長の人事を押さえ込め!?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html

(関連)日独裁判官物語 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x200bke


2.福島原発事故損害賠償裁判 公判
(1)(別添PDFファイル)(チラシ)(2.4)原子力損害賠償控訴審 第9回公判:群馬弁護団ニュース第37号他
 https://00m.in/dHMXC
(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(2.14)鈴木真一(3.4)山下俊一 各証人尋問:「子ども脱被ばく裁判」
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89e988b4e69ca8e79c9fe4b880efbc8fe5b1b1e4b88be4bf8ae4b88020e59084e8a8bce4babae5b08be5958fefbc9ae3808ce5ad90e381a9e38282e884b1e8a2abe381b0e3818fe8a381e588a4e3808d.pdf
(3)(別添PDFファイル)(チラシ)(2.28)福島原発千葉訴訟第一陣控訴審第7回公判(東京高裁)
 https://00m.in/BCr93
(4)(別添PDFファイル)(チラシ)(3.13)福島原発かながわ訴訟 第2回控訴審
 https://sites.google.com/site/fukukanaweb/ 


3.その他イベント
(1)キャンペーン【2-5イベント】「辺野古・大浦湾『ホープスポット』認定記念セミナー&映画『ZAN』上映会」(18時半〜、東京) · Change.org
 https://00m.in/Efaoz
(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(2.12)砂川事件裁判国家賠償請求訴訟 第3回公判(ニュース 第2号:2019.11.4)
 http://chikyuza.net/archives/100769
(3)(別添PDFファイル)(チラシ)(3.15)さよなら原発 in 飛鳥山 2020
ダウンロード - efbc88e38381e383a9e382b7efbc89efbc88efbc93efbc8eefbc91efbc95efbc89e38195e38288e381aae38289e58e9fe799ba20in20e9a39be9b3a5e5b1b1202020.pdf


4.キャンペーンについてのお知らせ · 【不当判決】奈良公園高級リゾートホテル建設差止請求事件 · Change.org
 https://00m.in/ZKf0n

(ここでも、日本の司法・裁判所はその機能を全く果たしておりません。奈良公園を特定の一企業の私物化にゆだねていいのでしょうか? :田中一郎)
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検察、警察、裁判所と、日本の司法が雁首揃えて「討ち死」です。愚かな有権者・国民がアベ自公政権のような政治を長期化させたため、法治国家としての日本も三権分立もグチャグチャに潰されています。横行しているのは政治や行政の私物化と人事権の濫用、そして日本国憲法無視です。まさに文字通りに「ゴロツキ政権」です。下記は、検察、警察、裁判所それぞれについて、直近の報道や言論などを少しばかり集めたものです。私からのコメントは特に必要ないと思いますので、みなさまには原本に当たっていただいて、是非、全文をお読みいただきたいと思います。今回の目玉はメールの表題の通り「司法抹殺=令和の「指揮権発動」は政権による検察人事の私物化だった!?:「モリカケ」「甘利」に続き「桜」「IRカジノ」「河井・菅原」を不起訴に持ち込むためには検事総長の人事を押さえ込め!?」です。


1.(別添PDFファイル)安倍政権が前代未聞の禁じ手人事 側近の検事長を定年延長(日刊ゲンダイ 2020.2.3)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268473

(関連)佐川前理財局長ら財務省全員不起訴は最初から決まっていた!“法務省の安倍官邸代理人”黒川事務次官が捜査潰し|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2018/06/post-4044.html


2.山口敬之逮捕を握り潰した中村格が警察庁ナンバー2に!『報ステ』に圧力、安倍秘書の息子の喧嘩にまで介入した“官邸の忠犬”|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2020/01/post-5206.html

(関連)(別添PDFファイル)罪深きはこの官僚(91):中村格 警察庁組織犯罪対策部長(『選択 2017.7』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/17030


3.(別添PDFファイル)司法の現況を憂う(井戸謙一『日本の科学者 2020.1』)
ダウンロード - e58fb8e6b395e381aee78fbee6b381e38292e68682e38186efbc88e4ba95e688b8e8ac99e4b880e3808ee697a5e69cace381aee7a791e5ada6e88085202020.1e3808fefbc89.pdf

(田中一郎コメント)
 日本の裁判官には国会議員や自治体首長のような選挙によるフィードバック制度はありません。権力を濫用しやすい職種と言えるでしょう。唯一、日本国憲法に定められた最高裁判事の国民審査が、毎回の衆議院選挙の際に実施されるだけです。しかし、この国民審査も形骸化されていて実質的に機能を果たさず、アベ政権が長期化したことにより、アベ内閣の任命・指名する最高裁判事ばかりとなって、裁判所のトップが「アベ友」連合になってしまっています。先般は信じがたいことに、あの「加計学園」の元監事だった人物が自身の履歴を明らかにせぬままに国民審査を受け最高裁判事に就任しています。魚と裁判所は「頭から腐る」のです。

(関連)最高裁判所長官 - Wikipedia
 https://00m.in/zTdB5

(関連)(別添PDFファイル)「日本を診る」:民主主義の最後の砦:最高裁判所裁判官の国民審査(イントロ部分)(片山善博『世界 2019.8』)
ダウンロード - e69c80e9ab98e8a381e588a4e68980e8a381e588a4e5ae98e381aee59bbde6b091e5afa9e69fbbefbc88e382a4e383b3e38388e383ade983a8e58886efbc89efbc88e78987e5b1b1e59684e58d9ae3808ee4b896e7958c202019.8e3808fefbc89.pdf

(関連)絶望の裁判所-瀬木比呂志/著(講談社現代新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033051213&Action_id=121&Sza_id=C0
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