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2019年12月

2019年12月31日 (火)

本年(2019年)最後のいろいろ情報:(1)お帰り、寅さん(2)山本太郎新刊書(3)AIがあなたを点数化(4)「公共サービス私物化」の行き着く先=民営化郵政と不祥事他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.キャンペーン · 私たちの食べる卵を産む鶏を苦しい檻に閉じ込めないでください · Change.org
 https://00m.in/ED2ys

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · 進捗状況報告と「パブリックコメント」のお願い · Change.org
 https://00m.in/b339E


2.キャンペーンについてのお知らせ · 契約解除ーーこれがセブン本部のやり方- · Change.org
 https://00m.in/CktLP

(このクソ会社、フランチャイズ店の店主やその家族を何だと思っていやがるのか。このクソ会社を叩きのめすには、巨大規模での不買運動しかないのではないか! この会社の態度が改まるまで、セブンイレブンを使うのをみんなでやめましょう。クソ会社の駆除運動です。:田中一郎)


3.(新刊書)#あなたを幸せにしたいんだ 山本太郎とれいわ新選組-山本太郎〔著〕木村元彦&雨宮処凛〔取材・構成〕(集英社)  
 https://00m.in/DjjLX

(関連)れいわ新選組:衆議院選挙候補者公募スタート
 https://reiwa-shinsengumi.com/
(関連)れいわ新選組 - YouTube
 https://www.youtube.com/channel/UCgIIlSmbGB5Tn9_zzYMCuNQ
(関連)「山本太郎 れいわ新選組代表・前参議院議員」オフィシャルサイト
 https://www.taro-yamamoto.jp/

(関連)れいわ新選組代表・山本太郎氏が政権交代へ意欲 勝つための方法に『消費税』|ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-515398/
(関連)政策 - れいわ新選組
 https://reiwa-shinsengumi.com/policy/
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本年(2019年)最後のいろいろ情報です(メール転送を含む)。

1.新作映画『男はつらいよ お帰り寅さん』公式サイト- 松竹株式会社
 https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/movie50/

(関連)男はつらいよ お帰り寅さん - 作品情報 - 映画.com
 https://eiga.com/movie/89762/
(関連)(別添PDFファイル)第1作に出演 初代満男50歳、寅さん見てますか、和菓子店継ぎ奮闘(東京 2019.12.31)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019123102000130.html

(さっそく見てきました。おかげでひいていた風邪をこじらせてしまって閉口していますが、映画はとてもいい内容のものでした。あの優柔不断で引っ込み思案で頼りなさそうなみつお君(吉岡秀隆さん)が結構いいパパに成長していて、さらにそのみつお君の娘さんがとてもかわいいいい子だったこと、倍賞千恵子さんが随分と年老いていたけれどいいおばあちゃん役を演じていたこと(当たり前ですが)、久しぶりに登場した泉ちゃん(後藤久美子さん)が魅力的な熟女美人だったことが印象に残っています。映画館はとても広い大きなところでしたので観客席はかなり空いていましたが、どうも熱心なファンの人たちが来ているみたいで、かつての寅さんの録画シーンを見て一斉にゲラゲラ笑ったり、映画が終わった時には拍手が出たりと、観客と一体になっていた映画のように思えました。

既に「寅さん映画」のメンバーの多くは他界していますので、寂しいことですが、この「思い出映画」をつくれるのも今回が限界かなという感じがします。ただ山田洋二監督にはいつまでもお元気でいていただき、来年以降もどんどんと話題作・問題作を世に送り出してほしいと思います。そして今回のこの映画で残念だったことは唯1点、あのいつもの「寅さん映画」で必ず見ることができた全国各地の農山漁村の美しくのどかな風景のシーンがなかったように思うことです。我々日本人が戦後の経済成長の中で失ったものをしっかりと噛みしめる必要性を痛感します。:田中一郎)


2.人事・転職ここまで!- AIがあなたを点数化 - NHK クローズアップ現代+
 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4346/

(関連)クローズアップ現代+ 「AIが個人を点数化 人事・転職ここまで?あなたのデータは」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=pndXS3Q_1FM
 https://www.dailymotion.com/video/x7n8nz9

(関連)(別添PDFファイル)個人データ保護とは何だったのか(イントロ部分)(高木浩光『世界 2019.11』)
ダウンロード - e5808be4babae38387e383bce382bfe4bf9de8adb7e381a8e381afe4bd95e381a0e381a3e3819fe381aee3818befbc88e382a4e383b3e38388e383ade983a8e58886efbc89efbc88e9ab98e69ca8e6b5a9e58589e3808ee4b896e7958c202019.11e3808fefbc89.pdf

(田中一郎コメント)
 ぞっとするような内容の放送だった。年末に「ターミネーター」という映画をやってたが、日本もその入り口に来ているのかなという印象だ。あるいは、ジョージオーウェルの未来小説「1984」がいよいよ現実化する時が来たのかという感じがした。ネット上にある自在に書かれた情報をかき集めて、本人が知らないところでAIを使って、その人の得意なことや保持するスキル・能力の水準、あるいは短所・長所や個人特性、更には人格や思想信条のあぶり出しや人事評価まで行って、それを企業に売るような商売が水面下で繁殖しているというのだ。ふざけるなという話ではないか。私は少し前から、この日本では個人情報が商売の道具に使われることが優先され、個人情報保護は二の次にされていると警告を発し、その大きな証拠の一つが、個人情報を取得して利用する企業が、その個人情報が本人の承諾を得て適正・適法に収集・編集・持ち出しされたものであるかどうかの「確認義務」を負っておらず、個人情報の不正流出やそれに近いことが事件化するたびに、利用した企業は常に責任不問とされていることを申し上げてきた。何故、個人情報を利用するものにこそ、法的規制と責任を負わせないのか?(NHKの放送番組の中で解説員として招かれた2人が「きれいごと」だけを言っていて、こんなんじゃ事態は改善しないどころか、今後AI機能が高まるにつれてどんどんひどくなっていくのではないかと懸念された) 

(参考)映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』公式サイト 大ヒット上映中!
 http://www.foxmovies-jp.com/terminator/index.html

大騒ぎとなったリクルート・キャリア社の「リクナビ」事件についても、リクルートの側は厳しい社会的批判や処分をくらっているものの、このデータをリクルートから買って利用した企業の方は「おとがめなし」である。おかしいではないか!? 本来は、情報を提供したリクルートよりも、それを人事採用業務に使った企業の方が責任は重いはずである。そもそもそういうデータを使いたがる企業が存在するから、かような不公正で陰湿なビジネスが水面下で広がるのである。ましてや、上記の番組に出てくる「トラバーユあっせん会社」や「人事評価システム販売」を水面下で行っている企業などの振る舞いは、断固として認めるべきではない。やりたければ、その個人情報の本人に承諾を取ってからやれ、ということだ。また、別添PDFファイルの岩波月刊誌『世界』の記事は、「リクナビ」事件への個人情報保護委員会の事後対応が悪く、個人の情報の保護よりも業界とのナアナア関係が優先されている様子が感じられる、問題だらけの委員会の様子が伝えられている(別添PDFファイルは「イントロ部分」だけなので原本にあたって下さい)。

なお、番組の最後にEUの「GDPR」の簡単な紹介があり、EUでは「AI分析の対象とされない権利」と「分析結果に異議申し立てする権利」が法的に認められるようになったという。当然のことである。日欧EPAの締結も行われたのだから、我が国も「GDPR」と同内容の個人情報保護法制を一刻も早く確立すべきであり、また、今回の番組に出てきた「ネット情報+AI分析」を商売のタネとしている業者や、それを買い入れて業務に使っている会社に対しては、そういうことはやめろ、との行政指導を行うべきである。(そもそも、そんな情報をもとにして採用や人事評価をしている会社の方も問題である)

(関連)EU 一般データ保護規則(GDPR)について EU-欧州 ジェトロ
 https://www.jetro.go.jp/world/europe/eu/gdpr/


3.あなたの豆腐もゲノム編集!- その有機豆乳もゲノム編集!-(改訂版) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=vPHIA8NqCkA&feature=youtu.be

(関連)(報告)(6.24)オルタナティブな日本をめざして(第29回):今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)(新ちょぼゼミ:天笠啓祐さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-058231.html

(関連)(報告)(10.21)オルタナティブな日本をめざして(第35回):「ゲノム編集、どこに危険が潜んでいるか」(新ちょぼゼミ:河田昌東さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-8831d7.html

(関連)(別添PDFファイル)ゲノム編集ベビーで実刑、中国元副教授、懲役3年(東京 2019.12.31)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201912/CK2019123102000119.html


4.これが「郵政民営化」という「公共サービスの私物化」の行き着く先です。
 2005年の小泉純一郎による「郵政選挙」で踊らされたマヌケな有権者諸君、これがあなたがたが「賛成票」を投じた「民営化」「民間活力活用」の経済的帰結なのよ。わかりましたか? 「民営化」とか「民間活力を生かす」などと言えば耳ざわりがいいが、要するに「公共サービス」を民間に売り渡して「特定の特権者」たちの「私物化」にゆだねてしまう、ということなのだ。当然ながら「私物化」されれば、好き勝手・やりたい放題にされてしまうのは目に見えている話です。このあと政府がさらに日本郵政関連の持ち株を金融市場で売却し、ゆくゆくは外資系などの一部ハゲタカ資本に食い荒らされることになるのは必定でしょう。むしろそれが「狙い目」だったと言っても過言ではありません。アメリカ資本の保険商品が郵便局で独占的に販売されているのも、そうした「私物化政策」の一環なのです。

既に今日の郵政は、所謂「郵政民営化」後、一方で職員の非正規化=低賃金劣悪労働条件化=コスト削減に猛威を振るい(これ自体が地域の経済をへこませる)、他方で、儲かる事業の拡大と儲からない過疎地域や地方店舗の閉鎖をどんどん進めています。立場の弱い公務員タタキを「いい気味だ」とばかりに「ゲスの感覚」で繰り返し、自分たちで自分たちの首を絞めて「どん底への競争」を繰り返すという「愚か者の行為」が日本をどんどん悪くしているのです。早くこの市場原理主義アホダラ教のマズさを思い知って、日本の転落を食い止めるような「選挙での投票行動」に切り替えてください。諸悪の根源は政治・政治家なんですから。何度も言いますが、マヌケとお人好しは、資本主義では「喰いもの」にされる「餌食」となる運命なのです。

(関連)総務省事務次官が情報漏えいした相手“日本郵政のドン”は菅官房長官が送り込んだ人物! NHKへの圧力でも首相官邸がバックに|LITERA
 https://00m.in/hkJmW
(関連)かんぽ生命暴走許した「裸の王様」経営陣 退陣まで長時間空費したぬるま湯政治 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191227/k00/00m/040/427000c?fm=mnm

(関連)鈴木康雄・日本郵政上級副社長 処分情報漏洩での責任否定|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266899
(関連)長門氏「情報漏えい調べず」副社長辞任のため かんぽ不正(時事通信) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00000123-jij-bus_all

東京新聞-郵政3社長総退陣、後任は増田氏 かんぽ不正 保険販売停止3カ月-経済(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019122701001722.html

(関連)室井佑月さん、かんぽ生命不正販売問題で日本郵政の首脳陣の辞任に「会社全体の話。上を変えてもしょうがないと思うし…」 - スポーツ報知
 https://hochi.news/articles/20191226-OHT1T50093.html

(室井佑月さんのような甘い態度はダメ。組織を変えるには、まずもって「上」を代えなけりゃ始まらないし、「上」は権限と責任が大きいのだから、それに見合った経営や行動がとれないのなら、相応の罰を受けてもらうしかない。それがいやなら「上」になるなという話である。「下」がやった不始末は組織の問題だから、個々の「下」を叩いてもほとんど何も変わらないが、「上」を叩けば、その不始末は組織の教訓となって根付くのである。上記の新聞報道は、この「上」の責任追及が全くと言っていいほどできていなくて、今回の日本郵政の「上」の連中としてみたら、「何が悪いんだ、ボケ、余計なお世話だ」くらいにしか思っていない。この連中は、郵政幹部経営者を辞任したところで、巨額の退職金をもらい、また次の天下り先へと「渡り」をくり返していくだけの話で、痛くもかゆくもないのである。あの「ブラックマネーアウト」の関西電力の幹部たちの辞任が円満退職だと申し上げているのと同様の構図がここにもあるのです。要するに、経営責任者どもに対して、甘すぎんだよ!! ボケ!! という話だ。


5.米機密文書「アフガン・ペーパーズ」で暴かれた18年間の嘘、情報操作、データ改ざん(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191212-00000003-courrier-int

(関連)アフガン文書公表 “失敗を隠蔽” 実態解明求める声強まる - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191214/k10012215231000.html

(戦争は政治の延長(クラウゼヴィッツ「戦争論」)なのだから、国家権力が戦争を始める時は、国民の多くを「殺し合い活動」に動員する必要があり、そのためには徹底した情報統制を実施して、戦争を嫌悪するムードに少しでも寄与しそうな情報は国家権力が全力を挙げてシャットアウトする。勇ましくもセンチメントな似非ドラマがひっきりなしに流され、邪悪そのものの「敵」を明確にして、それを一刻も早く撲滅・粉砕することに全国民を駆り出すことが至上命題となるのである。戦争の犠牲者は最高クラスの愛国者として顕彰され(靖国神社など)、英雄としてもてはやされる一方で、戦争参加を拒否するものは非国民として監獄に叩き込まれる羽目になる。戦争ほど、情報が統制され、操作され、フェイクで塗り固められる時はない、と言っても過言ではない。自衛も含めて物事を戦争で解決しようとすることほど愚かなことはないのだ。

戦争は、「私、殺し合いを指示・指導する人、あんたは、その指示に従って殺し合いをする人」という階級構造に基づいた役割分担がなければ成立しない。昨今の若い世代は、膨大な国内外の犠牲者の上に、やっとの思いで成立した戦後の日本国憲法=特に第9条第2項を改悪することに安易に賛成したりしている様子だが、賛成するのなら、自分自身が鉄砲を担いで最前線に一兵卒として参加する覚悟を決めてからにしろと申し上げたい。そもそも今日の日米安保体制が実際にどのようになっているのかや、自衛隊の現状に関して、何も知らないまま情緒的に、戦争のリアリティさえ失ったまま、憲法改悪に賛成をするという、やってはいけない愚かなことを平気でしているのが今の若い世代というのなら、この国の先行きは非常に暗いという他ない。既に20世紀においても戦争は国際法で禁止されている。その議論を蒸し返すような幼稚な議論をしていては、お話にならないのである。バカは死ななきゃ治らないなどというが、そんな態度でいると、近未来に家族もろとも本当に殺されることになるぞ!

(関連)特攻 なぜ若者は飛び立ったのか - 歴史秘話ヒストリア - 関西ブログ
 https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/historia/417179.html

(関連)歴史秘話ヒストリア「特攻 なぜ若者は飛び立ったのか」20191211 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7p4726

(関連)加川良「教訓Ⅰ」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=FSaMY7TRgFI
 https://www.youtube.com/watch?v=zl9XCQtsQUU


 <トランプ政権>
 全世界のためにも、こいつをホワイトハウスから一刻も早く追い出す必要あり。アメリカでは有権者の半分くらいしか選挙で投票をしていない。これを最大の問題の1つにしないといけないはずだ(低所得者層や有色人種らが制度的に排除されている可能性あり)。

(関連)米、中距離弾道ミサイルを実験 INF条約失効で、中ロ反発必至 (時事通信社)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121300206&g=int
(関連)米ロ会談:トランプは「最後の核軍縮」も潰すのか - ワールド - 最新記事 - ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/12/post-13587.php
(関連)福音派有力誌「トランプ氏罷免を」 保守勢力に影響も―米 (時事通信社)
 https://web.smartnews.com/articles/hyPuogGr6bN
(関連)子供たち、なぜ私が大統領を弾劾するか知ってほしい。ジョー・ケネディ議員、我が子に語りかけるスピーチ - ハフポスト
 https://00m.in/QY37g


6.年金受け取り75歳から=月額8割アップだけ86歳までは受給総額 損(東京 2019.12.30)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201912/CK2019123002000131.html

(今日のアベ政権・自公政府は、有権者・国民の生活や社会保障の充実など、本音では全く考慮の外にあります。年季で言えば、何とか姑息なことをしてでも、給付額を減らそうと躍起になっていますから、くれぐれも要注意です。:田中一郎)


7.対談:斎藤幸平(大阪市立大学准教授)/水野和夫(法政大学教授)
(1)人類は資本主義を本当にこのまま続けられるか - 政策 - 東洋経済オンライン - 経済ニュースの新基準
 https://toyokeizai.net/articles/-/313357
(2)人類は富を創出してもこれ以上豊かにならない - 政策 - 東洋経済オンライン - 経済ニュースの新基準
 https://toyokeizai.net/articles/-/313361


8.日刊ゲンダイ シリーズもの
(1)金子勝の「天下の逆襲」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/925
(2)永田町の裏を読む|高野孟|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2091/1
(3)二極化・格差社会の真相|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/1113
(4)ここがおかしい 小林節が斬る!|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2980/20
(5)日本外交と政治の正体|孫崎享|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2185/33
草々

2019年12月28日 (土)

ホンモノの調査報道に邁進する ワセダクロニクル:みなさまのご注目とご支援で、この若い組織を育ててください

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(1.07)丸山真男読書会「(増補版)現代政治の思想と行動」(未来社)(中央区明石町区民館、午後6時)⇒ ご一報いただければ資料送付
(2)(1.11)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)朗読劇「線量計が鳴る(中村敦夫さん)」を開催します
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2019/08/blog-post_31.html
(3)(別添PDFファイル)(1.19)学習会「有機野菜を食べて体内の農薬を減らせるか?」- ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
 http://kokumin-kaigi.org/?p=3142
(4)(1.27)資本論読書会(新日本出版:第1分冊)(中央区明石町区民館、午後6時)=輪読形式なのであらかじめ読んでおく必要なし
(5)(1.28)第7回学習会 安心できる社会保障を!(伊藤周平鹿児島大学教授:衆院第一議員会館大会議室 午後3時)
 https://99forum.jimdofree.com/
(6)(別添PDFファイル)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回)「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html
(7)(2.16)シンポジウム AIとゲノム編集・ビッグデータを考える(東京・両国)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1573025881008staff01


2.キャンペーン
(1)みなさんの署名を汚染水対策委員会に提出しました · Change.org
 https://00m.in/lZAN4
(2)(伊方原発)一挙に12,000人を超える賛同者!地震は止められないけど、原発は止められる! · Change.org
 https://00m.in/kLilp
(3)(現存する最大級の被爆建物・旧広島陸軍被服支廠倉庫の全棟保存)署名、まだまだ続けます。(情報も日々更新中です!) · Change.org
 https://00m.in/VTxAk


3.推薦書物
(1)スティグリッツPROGRESSIVE CAPITALISM-ジョセフ・E・スティグリッツ/著 山田美明/訳(東洋経済新報社)
 https://00m.in/enU5l
(2)マンガ日本人と天皇-雁屋哲/作 シュガー佐藤/画(いそっぷ社)
 https://00m.in/vKPFQ
(3)『漫画版 知ってはいけないー隠された日本支配の構造ー』(伊佐義勇,矢部宏治)講談社コミックプラス
 http://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000324519


4.それでもバカとは戦え|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524

(関連)伊藤詩織さん勝訴 開き直ったネトウヨ言論人のおぞましさ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266905

(関連)日本共産党政権奪取の条件-適菜収/著 清水忠史/著(ベストセラーズ)
 https://00m.in/2slP6
(この本、題名とは全く違うことが書かれていて、なかなか面白いです。共著者の清水忠史氏は共産党の国会議員)


5.(別添PDFファイル)「広河氏から性被害」認定、デイズジャパン検証委報告書を公表(東京 2019.12.27夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201912/CK2019122702000243.html

(関連)検証報告書の公表について – 世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPAN
 https://00m.in/4v0XQ
(ちょっと長文すぎますネ・・・人様のことは言えませんが・・・・・)

(関連)広河隆一氏の「性暴力」を認定 性行為要求、ヌード撮影……7人の女性による核心証言(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191227-00022842-bunshun-soci
(関連)深刻な被害は20代ボランティアらに集中…広河隆一氏の性暴力、検証委が詳細記述 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191227/k00/00m/040/452000c?fm=mnm
(関連)広河隆一氏の性暴力を認定 性交の強要や裸の写真の撮影など(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00010007-huffpost-soci
(関連)調査委、広河氏の性暴力を認定。「フリーセックス」を主張(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-12270196-sph-soci


6.(別添PDFファイル)立民と国民 合流へ、両幹事長合意、年明け党首会談(東京 2019.12.27夕刊,12.28、朝日12.28他)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201912/CK2019122702000256.html

(立憲民主党と国民民主党がただ単純に1つになるだけなら、元の民主民進党が復活するだけの話で、何のインパクトもプラス効果もない。ああ、あの「裏切り政党」が「負け組選挙互助会をつくったのか」という印象をもたらし、むしろマイナスの効果しかないのではないか。枝野幸男氏のかつての言葉を皮肉って申し上げれば「直ちに政治情勢に影響はない、冷静に行動してください」ということだ。大事なことは、さて社会民主党も併せて「連帯」して、どんな政治をするのか、有権者・国民のために何をどうするのか、そしてかつての背信行為をきちんと総括・反省して、今度は約束を守るのか、がポイントだ。

少なくとも、政権交代後に直ちにしなければいけないことは、(1)アベ政権が法制化した、あるいは強引に推し進めた政策を全て即時にスクラップすること(山ほどある)、(2)「モリカケ」「サクラ」「甘利」をはじめ、アベ政権時代にいい加減に終わった不公正の実態解明を行うこと(第三者委員会を使え)、(3)検察・法務省も含めて霞が関の官僚組織の抜本的建て直しと、その基本となる情報公開法・公文書管理法の改正が不可欠(原則公開・インカメラ調査・違反厳罰付)、(4)公職選挙法改正(選挙自由化と比例代表制を基本とする選挙制度)、の4点である。憲法論議など、やっている暇はない(山尾志桜里と玉木雄一郎によく言い聞かせよ)。

その上で、(5)ニューディール型経済政策の実践とアホダラ金融政策のアンワインド(慎重にやらないと足元をすくわれる)、(6)脱原発&コジェネ・オンサイト・天然ガスと再生可能エネルギーを中心にした分散型エネルギー革命、(7)TPP協定など市場原理主義的国際経済協定からは脱出、(8)再びコンクリートから人へ、(9)地域経済振興(地方振興公社を新設して、ロスジェネ世代を中心に非正規労働で苦しむ若い世代を正規職員として大量採用し、地方定住を条件に地方へ派遣して地域活性化の仕事をしてもらうなど)等々の政策実行を有権者・国民にしっかりと約束しなければいけない。野党連合に政権をゆだねれば、日本社会は時間はかかるけれどもいい方向に大きく変わっていく、経済成長の軌道にも乗れる、安定したきちんと報いられる仕事にもつけ生活もよくなる、そんな新政権ビジョンを示して、アベ政権に代表される自公政治を払拭するよう努力しなければいけない。

そのためには、今、大きな世論の支持を得て活躍中の「れいわ新選組」・山本太郎氏とのがっちりと組んだ連携・協力が不可欠である。消費税率の5%への引き下げなど「当たり前」の話である。そのための「公正な税制のための抜本改正」を早く打ち出せばよい(詳しいお話は私の「新ちょぼゼミ」でさせていただきます。みなさまのご参加をお待ちしております)。

(関連)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html

(このサイトの下の方を見てください:経済政策や税制に関する「新ちょぼゼミ」の報告があります)

こう考えた時に、下記の福井県での民主民進・社民系の連中がやっていることは、いかにもセコイし、そもそもこれから日本の政治を大きく転換していくための「やり方」としては、いかにも非民主的でセクト的だ。なぜ、福井県民に広く声をかけて「下からの声」を積み上げ、「れいわ新選組」や共産党や、その他の党派で同じ方向を向いているところにも声をかけ、みんなで一致協力してやる方向で努力しないのか? これでは下記の日刊ゲンダイ記事(山本代表「福井殴り込み」か)を見て「縮みあがった」旧態依然の民主民進社民の日和見連中が、自己保身一心で抱きつき合ったとしか受け取れないではないか。そんな情けないことで日本が変えられるとでも思っているのか、ということだ。こんな調子じゃ、野党はまたダメで、「いつまでたってもダメな私たち」で終わってしまいそうである。顔を洗って出直していただきたい。(社会を変えようとする側がこんな調子じゃ話にならない)

立憲民主党よ、大志を抱け!! 政治家主導で没落・転落していく日本を覚悟を決めて救い出せ! それこそが天があなた方に与えた使命なのだ!

(関連)福井1区に元県議擁立方針 3野党県連、次期衆院選 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1048282.html
(関連)【稲田朋美】稲田幹事長代行に刺客 れいわ山本代表「福井殴り込み」か|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266415

(関連)♪いつまでたってもダメな私(たち)♪
 https://www.youtube.com/watch?v=cU9k5fz8_N0
 https://www.youtube.com/watch?v=9rfOt-ZYQVM

(♪批判野党で、きたけれど、野党の幸せまだ遠い、せっかくつかんだチャンスなのに、今の議席にただしがみつくだけ、どうにもならない政治と分かっていても、政権取りたい、閣僚大臣やってみたい、バカね、バカね、よせばいいのに、ダメなダメな、本当にダメな、いつまでたってもダメな野党ね♪)


7.(必見必読)目を通しておかれるといいサイトです
(1)秋元事件は氷山の一角 もっと怪しいのは安倍とトランプ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/503.html
(2)カジノ汚職 政界に出回る「接待リスト」に12人の自民議員(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/498.html
(3)米国製薬会社に食い物にされる日本(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース(=日米FTAの最大の狙い:田中一郎)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00010000-socra-bus_all

(4)民法と税制の改正で放置されるふたつの「不公平」(古賀茂明:週プレNEWS)
 https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2019/12/27/110431/

(関連)(別添PDFファイル)未払い賃金 時効当面3年、労基法改正へ、民法の5年より短く(朝日 2019.12.28)
 https://www.asahi.com/articles/ASMDV5TL2MDVULFA02J.html

(5)日韓慰安婦合意、違憲提訴を却下 韓国憲法裁 (写真=共同) -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53900110X21C19A2EA3000/?n_cid=NMAIL007_20191227_Y

(関連)元慰安婦の違憲訴え却下、日韓合意「法的措置に当たらず」(東京 2019.12.28)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201912/CK2019122802000143.html

(6)米機密文書「アフガン・ペーパーズ」で暴かれた18年間の嘘、情報操作、データ改ざん(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191212-00000003-courrier-int

(そもそも9.11を理由にしたアフガン攻撃に「大義」「正義」があったのか? 9.11「同時多発自爆テロ」なるものも「仕組まれたワナ」だったという説もある。多くの疑問がうやむやのままなのだ(例えば航空機が突っ込んでもいない隣接ビルが何故倒壊したのか?):田中一郎)
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「2つの吉田」問題で「しなくてもいい謝罪」をした朝日新聞社が、見るも無残にも徐々に徐々に「カバカバ」化して「クズ新聞」の仲間入りを果たす中、その朝日カバカバ新聞を飛び出して、心新たに「ホンモノの調査報道」へ向けて邁進する若者グループが現れた。その名は「 ワセダクロニクル」、前置きが長くなってしまった今日のメールでは、この「 ワセダクロニクル」をご紹介いたします。みなさまのご注目とご支援で、この若い組織を育ててください。よろしくお願い申し上げます。

ジャーナリズムNGO:ワセダクロニクル - Watchdog Japan
 https://www.wasedachronicle.org/

(関連)ご支援のお願い:ワセダクロニクル
 https://www.wasedachronicle.org/donate/

(隣国の韓国では、たくさんの市民が、こうした「ホンモノ・ジャーナリズム組織」の会員となることで、言論・表現・報道の自由が支えられています。これまで私から、『週刊金曜日』、Our PlanetーTV 、岩波月刊誌『世界』などへのご支援をお願いしてきましたが、更にその中に今回の「ワセダクロニクル」も入れていただきますよう、切にお願い申し上げます。:田中一郎)


 <ワセダクロニクルの活動の一部紹介です>
1.葬られた原発報道(1)~(11)(現在も継続中のシリーズ記事です)
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/muckrakers/

(「ワセダクロニクル」発足の原点でもあります。画期的だった朝日新聞掲載の吉田調書報道と、その後の朝日新聞社の姿勢を振り返っています。最近、朝日新聞から、このワセダクロニクルの記事に対して筋違いのクレームが来て、この問題が新たな展開をしそうな様子になってきました。要注目です)

(関連)誤報じゃないのになぜ取り消したの? 原発「吉田調書」報道をめぐる朝日新聞の矛盾-原発「吉田調書」報道を考える読者の会と仲間たち/編著(彩流社)
 https://00m.in/1jkQD

(関連)朝日新聞「吉田調書報道」は誤報ではない 隠された原発情報との闘い-海渡雄一/著 河合弘之/著 原発事故情報公開原告団・弁護団/著(彩流社)
 https://00m.in/nN3Mb

(関連)いいがかり 原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走-『いいがかり-原発「吉田調書」記事取り消し事件と朝日新聞の迷走』編集委員会/編(七つ森書館)
 https://00m.in/zRvtW

(関連)(報告)福島原発事故・吉田調書報道に関する朝日新聞社「報道と人権委員会(PRC)」見解に対する記者会見(原発事故情報公開弁護団:2014年11月15日)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-cc7b-1.html


2.シリーズ「監視社会ニッポン」- ワセダクロニクル(現在も継続中のシリーズ記事で『週刊金曜日』にも連載中)
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/kanshi/

(関連)(別添PDFファイル)監視社会ニッポン:狙われるDNA編(1)(イントロ部分)(『週刊金曜日 2019.11.8』)
ダウンロード - e79ba3e8a696e7a4bee4bc9ae3838be38383e3839de383b3efbc9ae78b99e3828fe3828ce3828befbca4efbcaeefbca1e7b7a8efbc88efbc91efbc89efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e3808ee98791e69b9ce697a52011.8e3808fefbc89.pdf

(関連)(別添PDFファイル)DNAデータ問題から見る「監視大国」(川口創弁護士 2019.11.17)
ダウンロード - dnae38387e383bce382bfe5958fe9a18ce3818be38289e8a68be3828be3808ce79ba3e8a696e5a4a7e59bbde3808defbc88e5b79de58fa3e589b5e5bc81e8adb7e5a3ab202019.11.17efbc89.pdf

(関連)国民100人に1人が「被疑者」DNAデータベースに登録、ワセダクロニクルで「監視社会ニッポン」をシリーズ化したい - クラウドファンディングのMotionGallery
 https://motion-gallery.net/projects/kanshi

(関連)東京新聞-「警察のDNA保管は違憲」 捜査後の抹消求め国提訴-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201906/CK2019061502000134.html

(家出をした「愛犬・愛猫を探しています」という張り紙を電柱にしただけで警察署にしょっ引かれて、写真を撮られるわ、指紋も取られるわ、個人情報をすべて吐き出さされた挙句に、DNAまで取られて登録されてしまう、そんな「警察支配の恐怖国家」が現実のものとなり始めています。「平和ボケ」をチンピラ右翼どもが批判していますが、そのチンピラどもがこうした「警察国家体制」をまじめに批判したことなどあるのでしょうか? 「平和ボケ」はどっちだ!? と言いたくなります。ともあれ ワセダクロニクルのこの記事は必見必読です。:田中一郎)


3.シリーズ「バナナと日本人」- ワセダクロニクル(報告は終了しています)
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/banana/

(関連)住商が「フィリピンバナナ」から撤退したわけ-企業経営・会計・制度-東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/290826

(フィリピンでの取材です。おそらく身の危険を感じさせるものがあったでしょう。力作です。それにしても、今のフィリピンはドゥテルテ大統領の下、政治的には「安定」しているような報道がありますが、このバナナのことといい、大統領のトランプさながらの言動といい、フィリピンという国がまだまだ問題だらけだということを感じさせる記事でした。昨今では遺伝子組換え稲の作付けを許可するなどというニュースも流れてきています。これまで危険だということで社会運動がずっと反対を続けてきたものです。特に今後の農業環境の遺伝子汚染が懸念されます。:田中一郎)

(関連)ロドリゴ・ドゥテルテ - Wikipedia
 https://00m.in/ZKAEq

(関連)世界初の遺伝子組み換えイネ、フィリピンで2016年発売へ 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
 https://www.afpbb.com/articles/-/3002763

(上記記事にある「フィリピンに本部を置く国際稲研究所(International Rice Research Institute、IRRI)」はロクでもない組織です。下記ウィキペディアによれば、「1960年にフィリピン政府およびフォード財団・ロックフェラー財団の協力によって設立された。」とあります。:田中一郎)
 https://00m.in/5zDCF


4.シリーズ「税金を-JUDGIT!-」- ワセダクロニクル(要注目の新シリーズです)
 https://www.wasedachronicle.org/category/articles/judgit/

*復興予算を使い、「ゲリラからの攻撃」に即応ーー 税金を “JUDGIT!”(1)
 https://www.wasedachronicle.org/articles/judgit/ju2/

(東日本大震災からの復興のための財政資金調達を目的として、私たちの所得税がかなり長期にわたって増税(目的増税)されていることを忘れてはならない。それを霞が関のシロアリたちが「流用」して「食い散らかしている」ようだ。シロアリは防衛省にもわいていた。直ちに駆除せよ!)

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復興予算を使い、「ゲリラからの攻撃」に即応ーー 税金を “JUDGIT!”(1)

復興税を使った東日本大震災復興特別会計

被災地のための復興予算で、防衛省が1台3億2千万円の偵察車7台を購入していた事実は、国家財政の検索システム「JUDGIT!(ジャジット!)」でみつかった。

「JUDGIT!」というのは、国の予算の使い道や目的を簡単に検索できるデータベースだ。元にしたデータは各省庁が「行政事業レビューシート」という形でホームページで公開している。国民に向けた説明資料だ。このレビューシートを一つに統合して、各省庁を横断して検索できるようにした。ワセダクロニクルは、政策シンクタンク構想日本、日本大学文理学部の尾上洋介研究室、データの可視化が専門のVisualizing.JPと共同で制作した。

私たちは「JUDGIT!」でまず東日本大震災復興特別会計を調べた。この会計は、政府が復興税という新たな税金を導入し、私たちから徴収してつくった財源だ。そこからの支出が、本当に被災地の復興のために使われているか確かめる必要がある。「JUDGIT!」で「府省庁別検索」を選択する。

次に、省庁を選び、「会計区分」の欄で「東日本大震災復興特別会計」をクリックする。各省庁が復興予算を使って実施した事業が、レビューシートと共に出てくる。私たちは、このレビューシートに記載された事業を一つ一つチェックしていった。チェックを始めると、引っかかったものがあった。「何だ、これは」防衛省が2015年度に作成したレビューシートだった。

日本の防衛計画のもと、購入

レビューシートの「作成責任者」は「三島茂徳・艦船武器課長」と「田中利則・防衛計画課長」になっている。「事業概要」の箇所にはこうあった。防衛計画の大綱等に基づき、我が国の地理的特性等を踏まえつつ、各種事態等(島嶼部に対する侵略、ゲリラや特殊部隊による攻撃等)への対応力を向上させる甲類装備品を整備しているところである。この中で、NBC偵察車の取得を行うものである。

「事業の目的」の箇所にも、「各種事態等(島嶼部に対する侵略、ゲリラや特殊部隊による攻撃等)への対応力を向上等を図る」と書かれている。ゲリラや特殊部隊からの攻撃に備えるため「NBC」偵察車を買うことが、東日本大震災の復興となんの関係があるのだろう? しかも、この支出の根拠を示す「計画・通知等」にはこう書いてある。原文のまま、〈 〉内はワセダクロニクル。

平成26年度〈2014年度〉以降に係る防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画(平成26年度〈2014年度〉〜平成30年度〈2018年度〉) (平成25年〈2013年〉12月17日国家安全保障会議決定・閣議決定)

閣議決定とは、内閣総理大臣以下閣僚が出席した会議で決められた政策のことだ。行政府における最高の意思決定の手続きである。このNBC偵察車は、第2次安倍内閣(2012年12月26日〜2014年8月18日)の全閣僚が承認した日本の防衛計画のもと、購入されたことになる。レビューシート、つまり国民向けの説明文書には、東日本大震災で被災した地域の復興のために購入したという記述はない。

レビューシートに書かれた「ゲリラ」「特殊部隊」の文字(C)Waseda Chronicle

7台で22億6千万円

ではNBC偵察車とはどういうものなのか。陸上自衛隊のホームページを調べてみた。それによるとNBC偵察車とは、放射性物質(N=Nuclear)、生物兵器(B=Biological)、有毒化学剤(C=Chemical)などで汚染された地域での偵察を目的に開発された。陸上自衛隊の最新鋭の装備だ。12.7ミリの重機関銃もついている。このNBC偵察車を、防衛省は東日本大震災復興特別会計を使って2013年度に7台購入した。計22億6,300万円。1台あたり3億2,300万円の計算だ。

NBC偵察車がゲリラの攻撃などに備えて必要な装備であるとしたら、防衛省の一般会計予算で堂々と買えばいいではないか。
なぜ震災復興のための予算で購入したのか。私たちは防衛省に質問状を送った。

防衛省が復興予算で購入したNBC偵察車。全長8メートル、12.7ミリの重機関銃を備えており最高速度は時速95キロ。出典: 陸上自衛隊ホームページ

=つづく
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草々 

2019年12月26日 (木)

環境ホルモン、ネオ・ニコチノイド系農薬、マイクロプラスチック、抗生物質耐性菌、発がん性食品添加物・人工甘味料・・・・:あふれかえる有害化学物質を規制しなければ、やがて人類も日本も滅び去ることになる

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(2020年1月22日)オルタナティブな日本をめざして(第39回):「企業ファースト化する日本とアベ政権」(新ちょぼゼミ:竹信三恵子さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-c20cbc.html

(何につけても巨大企業(特にアメリカの)とそのボンクラ幹部どもを最優先で行動するアベ政権、そんな政権・そんな自公政治を退治しないで、何が「働き方改革」か!? アベ政権のおかげで働きやすくなったなどと思っているのなら、とんでもない勘違いだ。お人好しやマヌケは資本主義社会では徹底的にむしり取られることになっている。このゼミナールで労働問題の第一人者の竹信三恵子さんに、しっかりと教えていただきましょう。また、年老いたあなた、あなたはもう働かないかもしれないけれど、あなたの子どもや孫やその子どもたちが、今、悲惨なことになっています。現状を知り、そしてそれを抜本転換していきましょう。(当日、最初の1時間弱で私の方から経済政策についてのお話もさせていただきます):田中一郎)

(関連)「むしりとりますとも! 最期まで! 自由民主党」(2014.6)
 https://00m.in/Gb1bM
(集会やデモなどでお使いください)


2.キャンペーン
(1)年末寄付キャンペーン2019~ 声なき声に耳を傾けるメディアです - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2448

(関連)ギャンブル依存症からの回復をサポートする「映像制作ワークショップ」という手法。言葉にできない気持ちを映像で可視化する-NPO法人 OurPlanet-TV - BIG ISSUE ONLINE
 http://bigissue-online.jp/archives/1076416516.html

(2)Avaaz - クロルピリホスを禁止に!
 https://cutt.ly/drrOn2i

(3)四国電力株式会社 代表取締役 長井啓介殿- 四国電力は、南海トラフ巨大地震警戒情報が出ても伊方原発を動かし続けるという方針を撤回して下さい。 · Change.org
 https://00m.in/1oqZ2

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · ご賛同ありがとうございます!さらに多くの声を四電へ! · Change.org
 https://00m.in/HtdGK


3.新刊書推薦:労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱-ブレイディみかこ著(光文社新書)
 https://00m.in/TWWxW

(関連)THE BRADY BLOG
 http://blog.livedoor.jp/mikako0607jp/

(関連)ブレイディみかこ「多様性はややこしい でも楽ばかりしてると無知になる」朝日新聞GLOBE+
 https://globe.asahi.com/article/12761149
(関連)ブレイディみかこ「白紙の答案に注目、『物を書け』と言ってくれた先生がいた」:朝日新聞GLOBE+
 https://globe.asahi.com/article/12761157

(関連)Columns『ザ・レフト──UK左翼列伝』刊行記念筆談(前編)ブレイディみかこ×水越真紀-THE LEFT- ele-king
 http://www.ele-king.net/columns/004193/
(関連)Columns『ザ・レフト──UK左翼列伝』刊行記念筆談(後編)ブレイディみかこ×水越真紀-ele-king
 http://www.ele-king.net/columns/004215/


4.日刊ゲンダイより
(1)【安倍晋三】桜を見る会の説明「納得できず」74% 日経・テレ東調査で|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266643
(2)【菅義偉】“反社おじさん”菅長官KO寸前 側近の公金不倫旅行まで発覚|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266133
(3)採点業務61億円受注 ベネッセ子会社はまるで“謎の秘密結社”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266291
(4)秋元カジノ疑獄のキーマンも逮捕…維新議員の息子だった|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266771
(5)菅氏の“懐刀”和泉補佐官が暗躍 米軍ヘリパッドで密約発覚|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266769
(6)萩生田文科相に醜聞 “殺人事件”会社から政治献金の衝撃|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266348
(7)類は友を呼ぶのか ウサン臭い連中ばかりの安倍首相の周辺 世界が疑う「日本は法治国家なのか」(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/356.html


5.IWJより
(1)日刊IWJガイド「『桜を見る会』で役人の『のらくら回答』限界? 総理枠『60』発覚、追及本部が矛盾暴く! 明日、岩上安身による郷原信郎弁護士インタビューを会員向けに生中継!」2019.12.25日号~No.2659号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39494

(2)日刊IWJガイド「ジャパンライフだけじゃない! 大学生を中心に被害が急拡大する投資学習用USBメモリを使ったマルチ商法!背景には貧困化する若者世代の焦燥が!- 」2019.12.23日号~No.2657号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39489

(3)日刊IWJガイド「伊藤詩織氏を『セカンドレイプ』しておきながら、民事裁判で伊藤氏が勝訴した途端に逃亡する面々!! 開き直る面々!!」2019.12.24日号~No.2658号 - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39492


6.野党再編と立憲民主党
(1)野党合流結論、越年の可能性 立民・枝野氏「1、2週間で」 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1046172.html
(2)野党再編の歴史から考える、立憲民主・枝野代表の「野党共闘」呼びかけの意義 - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/209103
(3)連合会長、立・国合流協議で注文 立場の違い念頭「丁寧に進めて」 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1044215.html
(4)立憲民主と国民民主の合流は「当たり前」か…3つの疑問|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266424

(参考)永田町の裏を読む|高野孟 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2091
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環境ホルモン、ネオ・ニコチノイド系農薬、マイクロプラスチック、抗生物質耐性菌、発がん性食品添加物・人工甘味料、合成洗剤、化粧品、塩化ビニル、合成樹脂、化学化合物素材の衣服、玩具、殺虫剤・除草剤、香料・芳香剤、もう数え始めたらきりがないほどに私たちの日常生活は化学物質だらけです。しかし、その中にはたくさんの有害化学物質が含まれ、今日ではその有害性や毒性が隠されたまま多用され、無頓着に捨てられ、自然環境や食物連鎖でつながる生態系が決定的に破壊されていることを知らぬまま、また、子どもたちの健康上や発達・成長過程におかしな現象が多数現れてきているにもかかわらず、現代社会は、この危険な有害化学物質の無政府的とも言っていいほどの氾濫・乱用を改めようとはしていないのです。

環境ホルモンが人間を含む生物の生殖機能をおかしくし、人口減少・個体数減少や生物の「メス化」現象が広がり始めている。ネオ・ニコチノイド系農薬が昆虫類を絶滅に追い込むことで、一方でミツバチ蜂群崩壊(CCD)による農作物受粉の困難化が起き、他方では食物連鎖を通じて魚類、両生類、爬虫類、鳥類、ほ乳類などの野生生物の個体数が激減、更には人間の子どもたちにADHDその他の神経障害の多発が見られるようになった。マイクロプラスチックは海の汚染をひどくして海洋生物群の生存を脅かし、食品添加物や甘味料や化学物資からできた食器類が「食の安全」を破壊する。(たとえば、田畑地域の集落を夜歩いてみると、昔なら街灯の周りには無数の昆虫が群がっていたものだが、今ではその雑虫たちがほとんどいない「絶句する光景」に出くわすことでしょう)

(関連)蜂群崩壊症候群(CCD) - Wikipedia
 https://00m.in/JtWAR

かつて日本は高度経済成長期に有害化学物質や重金属などを環境に垂れ流しして4大公害などの環境破壊(企業犯罪)をもたらし、多数の犠牲者を出してしまったにもかかわらず、その反省も不十分なままに、今日に至っても、化学物質氾濫の現状を改めようとする気配はない。相も変わらずの「産業優先」で(大した産業でもないのに)、化学物質の安全規制や環境規制は事実上、棚上げにされてしまっている。2013年にアベ政権が発足して以降は、それが一段とひどくなり、TPPや日欧EPAなどの国際市場原理主義アホダラ教経済協定に備える目的もあって、ただでさえ弱い規制を撤廃したり更に弱めたりしている始末。もう、どうしようもない出鱈目状態が常態化していると言っても過言ではないのである。

私は常々、現在の地球環境や全生物群は次の5つの危機に見舞われていて、科学が支配権力に包摂された似非科学と化す21世紀には、この5つの危機への対応を誤れば、人類は他の生物群もろとも絶滅するであろう、と申し上げてきた。その「絶滅路線」の最先端を走っているのが「アベ自民党に牛耳られたバカ者帝国=ニッポン」である。要するに、死にたくなければ、一刻も早くこの政権・この政治勢力を一掃して、有害化学物質の氾濫を食い止め、環境破壊に至る人間の愚かな行為を改めていく体制づくりをしなければいけない。そのための政治転換・政権交代が必要なのである。

 <世界を覆う5つの危機=「科学の似非科学化」を伴って>
(1)2つの核(原子核)=原発と核戦争
(2)2つの核(細胞核)=遺伝子操作(ゲノム編集、遺伝子組換え)
(3)化学物質の無政府主義的氾濫
(4)熱帯雨林の破壊と生物多様性の崩壊
(5)化石燃料大量使用による地球の酸性化(温暖化については真偽不明ながら予防原則的発想が必要か?)


以下、昨今の報道や市民運動・社会運動から、有害化学物質問題についての若干の情報をご紹介する。こうしたものの中で、これも以前から何度か申し上げているが、この日本においては、化学物質の管理・規制に関する法整備が極度に遅れており、今ある「化学物質審査規制法」(化審法:入口規制)や「化学物質排出把握管理促進法」(化管法:維持管理規制)なども形骸化している上に、他の法律も含めて監督官庁の役所ごとに「縦割り行政」の下で、バカバカしいことをくり返すような事態に陥っており、一刻も早く、この「化学物質管理体制」を立て直す必要が痛感される事態となっている(例:同じ化学物質なのに役所によって「呼び名」が異なる=馬鹿か! という話)。

しかし、悲しいかな我が国では、この「化学物質管理」の法規制や管理規制に関する一般市民向けの解説書すらない状態が、もうずっとずっと長期間にわたり続いており、嘆かわしい状態にあることを申し上げておきたい。昨今の大学教授どもや役所の人間たちは何をしているのでしょう? 昔ならば、そうした化学物質管理に知識があり、また、一定の責任もある人たちが解説書くらいは書いて、小遣い稼ぎもしていたのだが、今日では、そうしたことも皆無となってしまっている(私から岩波書店の知人に「化学物質の法的管理」といったような題名で新書を出してほしいと要請したこともある)。こうした危機的状況の根底には、結局は一般の有権者・消費者・国民の、化学物質氾濫の危険性への無関心と無知の蔓延があるように思われれてならない。しかし、こんなことでは困るのだ。

このメールが契機となり、有害化学物質の野放図な氾濫とそれがもたらすグローバルで取り返しがつかない危険性や危機について、認識が広がることを期待します。また、化学物質の毒性は、次の3つが混在することで「相乗効果」(1+1=2ではなく、4とか6とか8以上となること)をもたらす危険性もあることも併せて付記しておきます。

 <次の3つの「カクテル効果」が懸念される>
(1)複数の化学物質の混在(飲み薬、食品添加物、化粧品などで想像してみて下さい:1つ1つは有害ではないが混在すると有害化するものもある)
(2)遺伝子操作(食品だけではない 下水を通じても抗生物質耐性菌などへの影響)
(3)放射性物質

 <みなさまも是非、会員になって、この会の活動を支えてください>
ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議 - Japan Endocrine-disruptor Preventive Action
 http://kokumin-kaigi.org/

(イベント情報)学習会「有機野菜を食べて体内の農薬を減らせるか?」のご案内 2020年1月19日 - ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
 http://kokumin-kaigi.org/?p=3142

(関連)米国小児医学会 農薬や食品添加物・容器包装添加物で内分泌かく乱作用のある化学物質(環境ホルモン)に対して曝露を最小限にするための規制強化を提言-ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
 http://kokumin-kaigi.org/?p=3101


 <関連サイト>
トピックス/化学物質問題市民研究会
 http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/topics/topics_master.html

 <別添PDFファイル>
(1)ネオ二コ系農薬 生態系に影響か(毎日 2019.12.18)
(2)ウナギ激減 農薬原因か、産総研など 宍道湖 餌の昆虫減(日経 2019.11.17)
(3)ネオニコチノイドの母子間移行の実態と移行メカニズムの解明(2019環境化学討論会発表)
(4)昨年度 県調査、松くい虫被害、ピークの半分(北國新聞 2019.11.21)
(5)母親の体内の農薬汚染は赤ちゃんにまで影響を与える(イントロ部分)(天笠啓祐『週刊金曜日 2019.12.20』)
(6)除草剤グリホサート/「ラウンドアップ」のヒ卜への発がん性と多様な毒性(上・下)(イントロ部分)(木村-黒田純子『科学 2019.10,11』)
(7)海洋プラごみ抑制多難、日本、けん引役狙う(毎日 2019.11.8)
(8)プラごみ混在 分別進まず、深刻な海洋流出 インドネシアの事情(毎日 2019.11.13)
(9)知らずに食べているマイクロプラスチック(イントロ部分)(水野玲子『JEPAニュースVOL120 2019.12』)
(10)薬剤耐性菌 被害どう防ぐ、抗生物質の正しい使い方理解(日経 2019.12.22)


1.20191124国際市民セミナーチラシ-1.pdf
 https://00m.in/1S2QL

*(当日録画)20191124 UPLAN 【前半】有害化学物質から子どもを守る国際市民セミナー - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=6En1Irk3nVc

(関連)11月24日有害物質から子ども守る国際市民セミナーの講演資料 - ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
 http://kokumin-kaigi.org/?p=3189
(関連)11月24日国際セミナー講師トラサンデ教授の紹介記事 - ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
 http://kokumin-kaigi.org/?p=3163

(広い会場がいっぱいになるほどの盛況ぶりでした。市民団体やその会員だけでなく、実業界の方々と思われる人々も参加していて、水面下では有害化学物質問題への関心が高いことがうかがわれました。ここでも諸悪の根源がアベ政権・自公政治で、実業界での化学物質管理の適正化の行く手を阻み、妨害をしているのが政治であることが間接的に感じられる集会でした。海外ではアメリカもまた、日本と似たような動きですが、しかし、アメリカの場合はカリフォルニア州に代表されるように、州レベルでの対応が連邦政府よりも何歩もリードしているようです。日本では、悲しいかな、中央政府がダメだと地方政府も同じようにダメです。地方自治などどこにもないのが実態です。:田中一郎)


2.ネオ・ニコチノイド系農薬
 史上最悪の農薬です。既にヨーロッパをはじめ、世界各国で使用禁止への取り組みが始まって久しいですが、我が国ニッポンは逆に、TPP協定その他の国際市場原理主義協定に対応するなどと称して、規制緩和に走っている始末です。

ネオニコチノイド関連参考情報 - ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
 http://kokumin-kaigi.org/?page_id=819

*ネオニコチノイド農薬:各国の規制状況
 http://organic-newsclip.info/nouyaku/regulation-neonico-table.html


(1)ネオ二コ系農薬 生態系に影響か(毎日 2019.12.18)
ダウンロード - e3838de382aae4ba8ce382b3e7b3bbe8beb2e896ac20e7949fe6858be7b3bbe381abe5bdb1e99fbfe3818befbc88e6af8ee697a5202019.12.18efbc89.pdf
(2)ウナギ激減 農薬原因か、産総研など 宍道湖 餌の昆虫減(日経 2019.11.17)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2019110100106&g=soc
(3)ネオニコチノイドの母子間移行の実態と移行メカニズムの解明(2019環境化学討論会発表)
 https://00m.in/OoArr
(4)昨年度 県調査、松くい虫被害、ピークの半分(北國新聞 2019.11.21)
ダウンロード - e698a8e5b9b4e5baa620e79c8ce8aabfe69fbbe38081e69dbee3818fe38184e899abe8a2abe5aeb3e38081e38394e383bce382afe381aee58d8ae58886efbc88e58c97e59c8be696b0e8819e202019.11.21efbc89.pdf

*キャンペーン · 松本市長 菅谷昭氏- 松本市長!こども達の未来のために、松本市の農薬空中散布をやめてください! · Change.org
 https://00m.in/6WiRL

(菅谷昭松本市長=この人物は典型的な「ジギル氏とハイド氏」の二十面相人間のようだ。放射能から子どもたちを守り、ネオ・ニコチノイド系農薬などの猛毒農薬の空中散布で子どもたちを傷つける、ということか!? 理解不能!? :田中一郎)

(一部抜粋)上記(1)の毎日新聞記事から
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)山室教授は「ネオニコの長所とされてきた点は、日本のように水田が中心の国では短所にもなる。水溶性なので水に溶けて流れていき、魚の餌である水生昆虫にまで影響してしまう。他の湖沼でも同様の事態が起きている可能性があり調査したい」と話す。

この調査結果に対し、農薬の登録や安全性審査を担当する環境省と農林水産省は共に懐疑的だ。「農薬の環境影響評価ではミジンコやユスリカも対象に調べている。今回の調査は長期的影響が出る濃度について根拠を示していない」「漁獲量は気温や稚魚の放流など人為的要因でも変化する。ネオニコと魚の激減の因果関係が立証されたとは言えない」とそれぞれ反論する。

(中略)日本政府は「大量死とネオニコとの因果関係は科学的に確認されていない」との立場だ。農水省は「昨年施行した改正農薬取締法で最新の科学的知見に基づいて農薬の安全性の再評価を進める。ネオニコの影響も適正に見極めたい」としている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(政権交代により私が入閣した場合には、上記のような態度を示している農林水産省及び環境省の役人は一人残らず左遷するから覚悟しておけ。要するに、お前たちは、期待された仕事をきちんとせずに、愚タラ愚タラ屁理屈をこねて、ネオ・ニコチノイド系農薬への安全規制の手抜きをしているだけの話だ。仕事をしたくない奴、しようとせぬ奴は、役所にいる必要はない。:田中一郎)


3.グリホサートなどその他農薬
 こちらも世界的に使用禁止の流れの中、唯一日本だけが規制緩和を行った。誰のために政治や行政をしているのか!?

(1)母親の体内の農薬汚染は赤ちゃんにまで影響を与える(イントロ部分)(天笠啓祐『週刊金曜日 2019.12.20』)
ダウンロード - e6af8de8a6aae381aee4bd93e58685e381aee8beb2e896ace6b19ae69f93e381afe8b5a4e381a1e38283e38293e381abe381bee381a7e5bdb1e99fbfe38292e4b88ee38188e3828befbc88e5a4a9e7aca0e3808ee98791e69b9ce697a5e3808fefbc89.pdf
(2)除草剤グリホサート/「ラウンドアップ」のヒ卜への発がん性と多様な毒性(上・下)(イントロ部分)(木村-黒田純子『科学 2019.10,11』)
ダウンロード - e999a4e88d89e589a4e382b0e383aae3839be382b5e383bce38388efbc8fe3808ce383a9e382a6e383b3e38389e382a2e38383e38397e3808defbc88e69ca8e69d91e9bb92e794b0e7b494e5ad90e3808ee7a791e5ada6e3808fefbc89.pdf
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/back.html

(関連)世界で使用禁止や規制強化に動く除草剤を使い続ける日本|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264372
(関連)売上No1除草剤に発がん疑惑、禁止国増える中、日本は緩和(猪瀬聖) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/inosehijiri/20190725-00135499/


4.プラごみ・マイクロプラスチック
 ストロー使用禁止程度の話に矮小化してはいけない。冗談ではない事態が進行中だ。

*私たちのプラスチックごみにはもう行き場がない - 国際環境NGOグリーンピース
 https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/06/06/8883/

*英国調査、海洋哺乳類50頭すべてにマイクロプラスチック見つかる - 国際環境NGOグリーンピース
 https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/press-release/2019/02/01/6802/

(1)海洋プラごみ抑制多難、日本、けん引役狙う(毎日 2019.11.8)
 https://www.afpbb.com/articles/-/3227822
(2)プラごみ混在 分別進まず、深刻な海洋流出 インドネシアの事情(毎日 2019.11.13)
 https://mainichi.jp/articles/20191113/ddm/013/040/017000c
(3)東京新聞-広がる脱プラ製ストロー 環境配慮紙や木、ガラス製へ-経済(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201911/CK2019112802000132.html
(4)知らずに食べているマイクロプラスチック(イントロ部分)(水野玲子『JEPAニュースVOL120 2019.12』)
ダウンロード - e79fa5e38289e3819ae381abe9a39fe381b9e381a6e38184e3828be3839ee382a4e382afe383ade38397e383a9e382b9e38381e38383e382afefbc88e6b0b4e9878ee78eb2e5ad90e3808ejepae3838be383a5e383bce382b9e3808fefbc89.pdf

(上記(3)「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」のニュースレター掲載レポートは是非読んでください。私たちは知らないままに、毎日、非常に小さな粒のプラスチックを食べさせられているということのようです。もちろんプラスチックには様々な有害化学物質が含まれています。:田中一郎)


5.薬剤耐性菌 被害どう防ぐ、抗生物質の正しい使い方理解(日経 2019.12.22)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO53606940Q9A221C1MY1000/

(関連)世界に広がる抗生物質耐性菌の脅威と遺伝子組換え(河田昌東:2019年12月8日)(遺伝子組換え情報室、遺伝子組換え食品を考える中部の会)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はじめに
 2019年11月11日、アメリカ合衆国疾病予防センター(以下、CDC)はある報告書を発表した(1)。タイトルは「合衆国における抗生物質耐性の脅威」。日本国内では全く報道されなかったが、ワシントン・ポスト紙は大きく報じた(2)。内容を要約すると、現在、アメリカ国内では抗生物質耐性菌が蔓延し、年間280万人が感染症患者になり35,000人が死亡している。これを時間に換算すると11秒に1人が感染症患者になり、15分に1人が死亡している計算になる、といった内容である。CDCはかねてからこの問題に危機感を持ち、2013年にも同じタイトルの報告書を発表している。この時は年間200万人が感染症になり、23000人が死亡している、としていた。この6年間に年間患者数は100万人増加し、死亡者も12000人増えたことになる。抗生物質耐性菌による患者増加の問題はアメリカにとどまらず、開発途上国も含めて世界的な問題になりつつある(3)。

1)耐性菌増加の原因―その1:抗生物質多用の弊害
 CDCが指摘しているのは第一に病院や家畜などに使う抗生物質使用量の増加である。アメリカにおける2016年度の家畜用の抗生物質生産量は13,983トンである。(4)。ちなみに日本国内における抗生物質使用量(2016年度)は合計1804.3トン、この中でヒト用は591トン、家畜用は飼料添加物も合わせて897.9トン、その他は水産用、農薬などである(5)。

これまでも病院などの抗生物質多用による抗生物質耐性菌の発生はたびたび警告されてきたが、実際の使用量の多くは畜産である。家畜への抗生物質投与の目的には3種類ある。感染病対策、感染症予防の為に飼料に混ぜる、成長初期における投与で生育促進作用がある。いずれせよ、牛や豚、鶏などの家畜は日々の生活環境が抗生物質漬けになっている。こうした環境下で細菌は突然変異を起こし、抗生物質耐性を獲得する。このリスクについてはかなり古くから指摘され、使用量の削減が提案されてきたが、現実には一向に減らない現実がある。

2)耐性菌増加の原因―その2:遺伝子組換え作物の影響
 現在、遺伝子組換え作物の栽培面先は2017年時点で1.898億ヘクタールにまで拡大している。その中で害虫抵抗性(Bt)が12%、除草剤耐性が47%、その両方を併せ持ったものが41%である(6)。この中で害虫抵抗性作物には本質的に大きなリスクが潜んでいる。それは抗生物質耐性遺伝子である。遺伝子組換え作物の開発過程で、害虫抵抗性が確立出来たか否かを判断するには、細胞に組み込んだ害虫抵抗性(Bt)遺伝子の他にカナマイシン耐性などの抗生物質耐性遺伝子を同時に組み込み、細胞の培養液に抗生物質を入れて耐性になった細胞だけを選別することで、害虫抵抗性遺伝子も同時に組み込まれた事を確認する。これをマーカー遺伝子と呼ぶ。

除草剤耐性の場合は除草剤耐性遺伝子自体がマーカーとして働くため、抗生物質耐性遺伝子を入れる必要はない。ところが現在、遺伝子組換え作物全体では害虫抵抗性と除草剤耐性の両方を併せ持つものが増えているため、抗生物質耐性遺伝子は全体の53%に入っていることになる。遺伝子組換え大豆やトウモロコシは、それを食べたヒトや家畜の腸内で分解される過程で抗生物質耐性遺伝子や除草剤耐性遺伝子が、腸内細菌に取り込まれ、腸内細菌が抗生物質耐性や除草剤耐性になることが知られている。これを「遺伝子の水平伝達」と呼ぶ。細菌などの非真核細胞におけるこの現象は古くから知られている。(7)。その結果、家畜やヒトの体内には抗生物質耐性菌が生まれ、感染症になっても抗生物質が効かないリスクが生ずる。実はこうした危険性は遺伝子組換え作物がアメリカで初めて栽培された(1996年)直後から指摘されていた。

アメリカの食品医薬品局(FDA)は1998年の報告書(8)「産業へのガイダンス:遺伝子組換え植物に於ける抗生物質耐性マーカー遺伝子の利用について」の中で、遺伝子組換え作物で使われる抗生物質耐性マーカー遺伝子がヒトや動物の腸内細菌に移行する可能性は低いと考えるが、腸内細菌が遺伝子の水平伝達で耐性菌になる可能性は無視できないので十分注意すべきだと警告していた。オーストラリアの保健衛生局は2002年に出した238頁に及ぶ報告書「家畜への抗生物質使用について」の中で、畜産や魚の養殖で大量に使われている抗生物質が耐性菌発生の原因であると指摘し、同時に遺伝子組換え作物の中の抗生物質耐性遺伝子が腸内細菌を抗生物質耐性菌にする危険を警告している(9)。

3)耐性菌増加の原因―その3:除草剤や枯葉剤が細菌の抗生物質耐性化を加速する
 最近、ニュージーランドのカンタベリー大学教授J.A.ハイネマン等は、細菌が抗生物質耐性になる原因として除草剤ラウンドアップや枯葉剤2,4-Dやジカンバが大きな役割を果たしている、という論文を発表して話題になっている(10,11)。彼らはサルモネラ菌や大腸菌を使ってカナマイシンやアンピシリン等6種類の抗生物質耐性になる濃度を調べたが、同時に除草剤ラウンドアップや枯葉剤ジカンバ、2,4-Dを同時に培養液に加えると、通常は耐性菌にならない、はるかに低い抗生物質濃度でも耐性菌になることを発見した。除草剤や枯葉剤のない場合に比べて、これらが存在すれば最大10万倍のスピード(抗生物質濃度比)で耐性菌が発生する、という。通常では耐性菌が発生するはずもない低濃度の抗生物質で、除草剤や枯葉剤が抗生物質耐性菌を生むという結論である。

 細菌は抗生物質や重金属などの毒物に対し自らの身を守るために様々な手段を獲得する。通常は毒物の標的となる酵素などのタンパク質に突然変異を起こしその毒物を結合させなくしたり、毒物を分解酵素で分解して耐性を獲得する。あるいは細胞膜に突然変異を起こし毒物が細胞内に入らないようにすることもある。今回、ハイネマン教授らが研究したのは排出ポンプ機能(efflux pump)と呼ばれるもので、細胞膜にポンプ機能を形成して細胞内に入った毒物を体外に排出する機能の獲得である(12)。この排出ポンプ機能は相手を必ずしも特定の毒物に限らないため、獲得した除草剤や枯葉剤の排出機能が抗生物質をも排出する結果、複数の抗生物質にも耐性を獲得し、多剤耐性菌になったという。

ハイネマンはこの現象を「除草剤や枯葉剤が火災現場のガソリンの役割を果たす」と表現している。これは恐ろしいことである。これまで除草剤は遺伝子組換え作物の主役として大豆やトウモロコシや綿、ナタネなどの膨大な面積の圃場で散布されてきた。その結果、世界中の遺伝子組換え作物栽培の現場で抗生物質耐性菌を生み出してきた可能性があるのだ。これに対して病院や畜産の現場において抗生物質使用量を減らす対策をとっても殆ど無意味に近いことになる。

おわりに
 現在、抗生物質耐性菌の氾濫はアメリカだけでなく世界的なレベルで大きな問題となっている。これまでは特定の抗生物質に対する耐性菌に対しては新たな抗生物質の開発などで対処してきたが、多剤耐性菌の登場によりこれでは対処出来なくなっている。勿論、抗生物質の無駄な利用は避けるべきだが、遺伝子組換え作物に内在する耐性遺伝子の水平伝達の問題や、除草剤による抗生物質耐性菌発生の問題には打つ手がない。1996年に除草剤耐性大豆が登場して以来23年、世界の食糧不足を解決すると称して登場した遺伝子組換えは、今や世界の健康を脅かす道具になったと言っても言い過ぎではない。

遅きに失するかもしれないが、世界は今こそ遺伝子組換え作物からの撤退を考えるべきではないか。こうした状況にも拘わらず、日本政府は2017年12月に食用作物に対する除草剤ラウンドアップの残留基準を大幅に緩和した。大豆は20ppmのままだが、大麦、蕎麦等は30ppm(150倍)、ヒマワリなど油脂用種は40ppm(400倍)に引き上げた。結果的に、栽培現場での抗生物質耐性菌を増やすことにつながる。これはラウンドアップの発がん作用など健康影響が世界的に問題になりつつある中での逆行でもある。アメリカ等からの更なる輸出緩和の為だが、抗生物質耐性菌の世界的蔓延を更に進める危険がある。
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 <若干の関連サイト>
(1)高齢者にリスク高い薬、80代処方ピーク 睡眠・抗不安:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASMCW5R1LMCWULZU00R.html?ref=mor_mail_topix1
(2)市販の風邪薬、目薬、痛み止め、胃薬それぞれのリスク(NEWS ポストセブン)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191123-00000006-pseven-life


6.(メール転送です)有機農業ニュースクリップ
(1)有機農業ニュースクリップ:■ラウンドアップ損賠訴訟 原告は4万3千人に急増
 http://organic-newsclip.info/log/2019/19101020-2.html
(2)有機農業ニュースクリップ:■ネオニコが漁業にも影響 エサの水生生物が激減しウナギも激減
 http://organic-newsclip.info/log/2019/19111021-1.html
(3)有機農業ニュースクリップ:■タイ:グリホサート禁止が失速 米国と農薬業界が圧力 農民も反対
 http://organic-newsclip.info/log/2019/19111022-1.html
(4)有機農業ニュースクリップ:■アフリカの科学者ネットワーク ネオニコ系農薬の緊急規制を勧告
 http://organic-newsclip.info/log/2019/19121025-1.html
(5)有機農業ニュースクリップ:■オーストリアのグリホサート禁止にも暗雲
 http://organic-newsclip.info/log/2019/19121026-1.html

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有機農業ニュースクリップ速報版2019.11.01
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■ネオニコが漁業にも影響 宍道湖でウナギが激減
 産総研などの研究グループは11月1日、ネオニコチノイド系農薬系農薬の一つイミダクロプリドが使われ始めたのと時期を同じくして宍道湖(島根県)のウナギ、シラウオ、ワカサギの漁獲量が激減している状況があり、これらの餌となる水生生物を殺し、間接的にウナギやワカサギを激減させていた可能性を指摘した研究結果をサイエンス誌に発表した。これはネオニコチノイド系農薬の使用が漁業に与える影響を明らかにした、世界で初めての研究だという。このようなネオニコチノイド系農薬の漁業への影響は日本に限らず、日本同様に田んぼが多い東南アジアなどをはじめ、世界のどこでも起こりうる。

研究グループは、水田で使用されたネオニコチノイド系農薬が川に流出し、河川や湖沼の環境に影響を与える可能性を指摘している。日本では1992年11月にイミダクロプリドが農薬登録された。研究では翌年春の田植え時期から使われ始める。それと同時にエサとなる春の時期のプランクトンが8割以上激減し、同時に動物プランクトンをエサとするワカサギの漁獲高は240トンから22トンと90%以上、ウナギは74%減少したという。研究グループによれば、宍道湖の動物プランクトンの大部分をしめるキスイヒゲナガミジンコは、ちょうど田植え時期に一致する1993年5月に激減していたことが分かったとしている。

研究グループは、宍道湖は汽水湖でありオオクチバスなどは生息できず、その影響はないとしていて、激減の原因はネオニコチノイド系農薬だとしている。英国でも河川におけるネオニコチノイド系農薬汚染が確認されているが、今回の研究についてガーディアンは、静かな春が漁業崩壊を確認と報じている。

 ・Science, 2019-11-1
  Neonicotinoids disrupt aquatic food webs and decrease fishery yields
  https://science.sciencemag.org/content/366/6465/620

 ・産総研, 2019-11-1
  ウナギやワカサギの減少の一因として殺虫剤が浮上
  https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2019/pr20191101/pr20191101.html

 ・Guardian, 2019-11-1
  Fishery collapse ‘confirms Silent Spring pesticide prophecy'
  https://www.theguardian.com/environment/2019/oct/31/fishery-collapse-confirms-silent-spring-pesticide-prophecy

※随時更新
・ネオニコチノイド農薬関連年表
 http://organic-newsclip.info/nouyaku/neonico-table.html
・ネオニコチノイド農薬データ
 http://organic-newsclip.info/nouyaku/neonico-data.html
・ネオニコチノイド農薬:各国の規制状況
 http://organic-newsclip.info/nouyaku/regulation-neonico-table.html
・グリホサート関連年表
 http://organic-newsclip.info/nouyaku/glyphosate-table.html
・NBT・新育種技術関連年表
 http://organic-newsclip.info/NBT/NBT-table.html
・プラスチック汚染関連
 http://organic-newsclip.info/plastic/plastic-table.html
草々 

2019年12月25日 (水)

放射線被曝防護政策を正し、東京電力や国・自治体の責任を厳しく問う「子ども脱被ばく裁判」がいよいよ正念場です=(2.14)鈴木真一・(3.4)山下俊一を証人喚問(福島地裁)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.Christmas Eve 2017 山下達郎 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=IyDRMWN2TVc

(今年も早、こんな曲の季節になりました。何もいいことがなかった1年ですが、希望を失わず、仲間を増やしながら、来年に向けて頑張っていきましょう。人間はちょっと発想を変えるだけで、今までとは違った世界が見えてくるものです。人生は長いようでいて短いですから、存分に生き抜きましょう。:田中一郎)


2.イベント情報
(1)(1.11)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)朗読劇「線量計が鳴る(中村敦夫さん)」を開催します
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2019/08/blog-post_31.html

(2)(1.22)オルタナティブな日本をめざして(第39回):「企業ファースト化する日本とアベ政権」(新ちょぼゼミ:竹信三恵子さん
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-c20cbc.html

(3)(2.8)ドキュメンタリー映画『ふたつの故郷を生きる』上映とお話(武蔵中原)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1576032656214staff01


3.映画「男はつらいよ お帰り寅さん」監督 山田洋次さん (西日本新聞)
 https://web.smartnews.com/articles/hyT7MyMYHGr

(関連)寅さん新作で23年ぶり元恋人役 ゴクミを動かした手紙:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASMDF6221MDFULZU00V.html?ref=hiru_mail_topix2_6

(「寅さん映画」の「もう一つ」の魅力は日本全国各地の「素晴らしい風景」です(=でした、と言った方がいいかも)。はたして再現できるでしょうか? 日本人は「寅さん映画」を見ることで、愚かにも自分たちが失ってしまったものが何だったかを噛みしめる必要があります。フクシマはその典型事例です。同じことを二度繰り返すのは救いようのないバカがやること。原発安全神話の後に放射能安全神話が伝染病のごとく広がって(PANDEMIC)いるようです。生活も財産も仕事も故郷も奪われた上に、更に子々孫々に至るまで命と健康までをも奪われることになる「神話」をどうして信じられましょうぞ! :田中一郎)


4.キャンペーン
(1)竹富島の美しいコンドイビーチにリゾートホテルを造らないでください · Change.org
 https://cutt.ly/ArrieVJ

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · ご報告 · Change.org
 https://cutt.ly/Zrrir1P

(2)日本初認定!「辺野古・大浦湾 ホープスポット」〜 #希望の海 のサポーターになろう!〜 #ホープスポット #辺野古 #サンゴ礁 #HopeSpots #Henoko #Okinawa · Change.org
 https://00m.in/pcqk2

(関連)キャンペーンについてのお知らせ【沖縄のジュゴンが「絶滅寸前」と評価】辺野古への土砂投入から1年、環境悪化も深刻に · Change.org
 https://00m.in/AjNtJ


5.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)日本の未来を立て直す公平な税制をつくる提言書(立民・国民・社民他)=「現在の租税特別措置及びその他の特例をすべて認める」なんて言っていて、どうして「公平な税制」がつくれるんですか?- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-71fe05.html

(2)防災も災害復旧も被災者救済もまともにできない日本政府(その1)=国家を運営する資格も能力もない「アホウ」と「利権」の集団に政権をゆだねる「愚」が悲惨な災害被害を招いている- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-ca8453.html

(3)本日(12/14)のいろいろ情報:(1)前川喜平氏講演=在日差別政策に怒る(2)JR東海がひた隠す「リニア・リスク」(『選択』)(3)朝日カバカバ新聞のボケた原発認識 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-16165e.html
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放射線被曝防護政策を正し、東京電力や国・自治体の責任を厳しく問う「子ども脱被ばく裁判」がいよいよ正念場です。来年早々には、福島第1原発事故後の放射線被曝防護政策や同行政に関してキーマン的な対応を行ってきた鈴木真一(福島県立医大教授)と山下俊一(長崎大学教授)の証人喚問が実施されます。全国のみなさまからのご注目とご支援をお願い申し上げます。原発事故から約9年が経過し、有権者・国民の原発や放射能への関心が薄れるにつれて、加害者・東京電力や事故責任者・国、並びにその手下として立ち回る福島県をはじめとする「悪性生物」ならぬ「悪性自治体」により、原発事故被害者が切り捨てられ踏みにじられる事態が起き始めています。

何の罪も責任もないたくさんの人々の生活や仕事や住居や財産や故郷や人間関係(コミュニティ)を奪ったにもかかわらず、何の責任も取らず、罪にも問われず、まともな賠償・補償もせず、口先だけの謝罪で済ませて影では赤い舌を出しながら、ぬけぬけと原発・核燃料サイクルの再稼働に走り始めています。そして東日本一帯にばら撒かれた放射能の激甚なる汚染は、今ではもうなくなったかの如く、安全だ安心だの嘘八百キャンペーンで覆い隠そうとしています。

この「子ども脱被ばく裁判」は、こうした理不尽極まる日本の現状や福島の子どもたちの放射線被曝の危険性に終止符を打ち、原発事故後対策・対応を適正化させるとともに、今日の悲惨な事態に至らしめた加害者・東京電力や事故責任者・国、及び関係自治体などに対し、原発事故発生とその後の対応についての責任を明確化させ、二度と同じことが起きないようにするためのものです。(賠償請求は訴訟の形式をとるためだけのもので、ほとんどしておりません)

以下、関係資料その他を添付して簡単にご報告申し上げます。

●子ども脱被ばく裁判のブログ- 子ども脱被ばく裁判とは?
 http://datsuhibaku.blogspot.com/p/blog-page.html

●#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 20191219 子ども脱被ばく裁判 ついに来春から山下俊一教授・鈴木眞一医師らが法廷に立たされることが決定!
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2019/12/20191219.html

*鈴木真一:2020年2月14日(金)福島地裁
*山下俊一:2020年3月04日(水)福島地裁
(時間などの詳細は追ってご連絡いたします)

小児甲状腺がん解明へ向け鈴木眞一氏を証人採用〜脱被ばく裁判-OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2457


(関連)子ども脱被ばく裁判のブログ
 http://datsuhibaku.blogspot.com/
(関連)子ども脱被ばく裁判 弁護団のページ
 http://fukusima-sokaisaiban.blogspot.com/

(関連)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/
(関連)子ども脱被ばく裁判を支える会・東日本
 http://sasaerubimbo.hatenablog.com/
(関連)「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本
 http://kodomodatu.jugem.jp/

 <別添PDFファイル>
(1)環境に存在する放射性微粒子~その過去と現在~(前半)(河野益近 2019.10.1)
ダウンロード - e792b0e5a283e381abe5ad98e59ca8e38199e3828be694bee5b084e680a7e5beaee7b292e5ad90efbd9ee3819de381aee9818ee58ebbe381a8e78fbee59ca8efbc91efbc88e6b2b3e9878ee79b8ae8bf91202019.10.1efbc89.pdf
(2)環境に存在する放射性微粒子~その過去と現在~(後半)(河野益近 2019.10.1)
ダウンロード - e792b0e5a283e381abe5ad98e59ca8e38199e3828be694bee5b084e680a7e5beaee7b292e5ad90efbd9ee3819de381aee9818ee58ebbe381a8e78fbee59ca8efbc92efbc88e6b2b3e9878ee79b8ae8bf91202019.10.1efbc89.pdf
(3)東神戸診療所長郷地秀夫さん反対尋問を終えて(2019年11月)
ダウンロード - e69db1e7a59ee688b8e8a8bae79982e68980e995b7e983b7e59cb0e7a780e5a4abe38195e38293e58f8de5afbee5b08be5958fe38292e7b582e38188e381a6efbc882019e5b9b411e69c88efbc89.pdf


(実は鈴木真一や山下俊一の証人喚問を実現することは「悪性生物」ならぬ「悪性自治体」=福島県庁の猛反対で容易ではありませんでした。下記はこの裁判の原告弁護団の奮闘を追いかけたものです。ご参考までに付記いたします)
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【山下・鈴木証人尋問1】鈴木眞一氏の証人採否をめぐり、原告と被告国・被告福島県との間で応酬が続く(2019.9.3)。
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/09/blog-post.html

【続報】【山下・鈴木証人尋問2】鈴木眞一氏の証人採否をめぐる応酬の続き。原告より「鈴木氏の尋問事項に関する上申書」を提出(2019.9.17)。
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/09/blog-post_18.html

【続報】【山下・鈴木証人尋問3】鈴木眞一氏の証人採否をめぐる応酬の続き。福島県より9月17日付原告の「鈴木氏の尋問事項に関する上申書」に対する反論が提出(2019.9.26)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/09/blog-post_30.html

【続報】【山下・鈴木証人尋問4】山下俊一氏の証人尋問をめぐる続き。福島県からも山下俊一氏の証人尋問を申請する書面が提出(2019.9.26)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/09/blog-post_16.html

【速報】【山下・鈴木証人尋問5】鈴木眞一氏の証人採否をめぐる応酬の続き。福島県よりついに書面は提出されず。証人採用へ、外堀がまたひとつ埋まる(2019.10.1)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/10/blog-post.html

【速報】【山下・鈴木証人尋問6】鈴木眞一氏の証人尋問の事実上のスタート。彼の陳述書作成に向け原告から質問書を提出(2019.10.23)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/10/blog-post_25.html

【報告】【山下・鈴木証人尋問7】鈴木眞一氏の証人尋問に向け、原告が10月23日提出した質問書中に引用した証拠を提出(2019.10.28)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/10/1023.html

【速報】【山下・鈴木証人尋問8】鈴木眞一氏の証人尋問の事実上のスタートに対し、被告福島県からちゃぶ台返しの反論書を提出(2019.11.12)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/11/blog-post_12.html

【速報】【山下・鈴木証人尋問9】鈴木眞一氏の証人採否をめぐる応酬の続き。福島県からの反論書面は支持されず、次回期日までに証人採用の有無を決定(2019.11.13)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/11/blog-post_15.html

【速報】【山下・鈴木証人尋問10】鈴木眞一氏の証人尋問、2020年2月14日に決定&この間の証人採否をめぐる攻防(2019.12.19)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/12/blog-post.html

【山下・鈴木証人尋問のまとめ】鈴木眞一氏の証人採否をめぐる問題など山下俊一・鈴木眞一証人尋問の報告(2019.11.6)
 https://darkagejapan.blogspot.com/2019/11/blog-post.html
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 <「悪性自治体」=福島県庁とその知事>
(別添PDFファイル)内堀雅雄現福島県知事は知っていた!? 見送られた津波評価、プルサーマル実施を優先(北国新聞 2015.10.26)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/utibori_sitteita.pdf

(関連)福島県庁のミッション・インポッシブル:広告代理店・電通とグルになり、県民を原発安全神話から放射能安全神話へと誘導せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-13140d.html

(何故、こんな奴が福島県知事をしているのでしょうか? 放射能を避けて福島県から避難をし、日々苦しい生活を強いられている何万人という人々に対して、住宅支援を打ち切り、生活支援を切り捨て、実態調査を拒否し、放射線管理区域指定基準を超える猛烈な放射能汚染地帯へ帰還せよと(事実上)命令するなど、およそ被災自治体の長としてはあるまじき振る舞いを続けている、ロクでもない人間のカスみたいな男だが、実は上記の北國新聞の記事を読むと、どうも原発事故前に経済産業省や原子力安全保安院が(プルサーマル発電予定の福島第1原発の)津波対策を「手抜き」しているのを「知っていて知らぬふり」をしていた様子が濃厚だということだ。少なくとも自分から「津波対策はどうなっているのか」と、強く東京電力や原子力安全保安院に対して働きかけたような話は聞いたことがない。当時は福島県の副知事で、福島県側の原発対応の事実上のトップだった。許せん野郎だ!)

内堀雅雄 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E5%A0%80%E9%9B%85%E9%9B%84

(そもそもこいつは福島出身ではなく、原発推進のために中央政府から派遣された自治省官僚だった。いわば原発事故を引き起こした張本人グループ=原子力ムラ代理店政府の一員だった人物で、上記のように原発事故前も、事故の後も、今日の悲惨な事態について重大な責任のある男だと言ってよい。以前にも申し上げたように、福島原発事故の被災県の知事としては「最悪の人物」と言ってよい)

 (以下、関連情報です)
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1.昨今の原発関連裁判(判決他)
(1)(別添PDFファイル)原発事故訴訟 福島地裁判決「農地所有者が汚染除去を」(東京 2019.11.10)
ダウンロード - e58e9fe799bae4ba8be69585e8a8b4e8a89f20e7a68fe5b3b6e59cb0e8a381e588a4e6b1ba20e8beb2e59cb0e68980e69c89e88085e3818ce6b19ae69f93e999a4e58ebbe38292efbc88e69db1e4baac202019.11.10efbc89.pdf

(関連)原発事故 “土から放射性物質 取り除いて” 農家の訴え|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本 
 https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/10/1017.html

(関連)日本の司法は「正気」なのか!? 原発から飛散した放射性物質はすでに土と同化しているため、東京電力の管理下にはなく、むしろ、農家が所有しているといえる。故に、東京電力に放射性物質を取り除くよう請求することはできない!?
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39284

(一部抜粋)
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おはようございます。IWJ編集部です。
日本の司法は「正気」なのでしょうか!?

考えられない論理で、福島の農地の原状回復を求めたやり直し裁判が福島地方裁判所(遠藤東路裁判長)で棄却されました。大玉村や二本松市などの農家8人と農業法人1社は、原発事故で農地が汚染され、農作物の安全性への信頼が損なわれたとして、東京電力に対し土を入れ替えるなどして事故で飛散した放射性物質を土壌から取り除くことなどを求めています。15日の判決で、福島地方裁判所の遠藤東路裁判長は、土を入れ替える作業は、「原告が自ら、または業者に委託するなどして行うことが可能で、損害賠償を請求する余地もありうる」などとして、原告の訴えを退けました。

この判決で驚くのは、東電の免責のために使った裁判所の次の論理です。「原発から飛散した放射性物質はすでに土と同化しているため、東京電力の管理下にはなく、むしろ、農家が所有しているといえる。故に、東京電力に放射性物質を取り除くよう請求することはできない」。当然のことながら、ネット上では、この判断に驚きの声が上がっています。

この判決は、放射性物質飛散の原因が東電にあることを認めながら、すでに土と同化してしまったから、放射性物質は東電の所有物ではなく農家の所有物だというのです。こんな判決が確定してしまえば、事故を起こした者勝ちで、被害者の農家が先祖代々継承してきた大地との結びつきの感情は踏みつけにされてしまいます。近代の「所有物」という概念だけで、農家の心の叫びを片付けることができるのでしょうか。
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2.(別添PDFファイル)国免責の不当判決、賠償 5原告のみ44万円、山形地裁 原発避難 被害を無視(赤旗 2019.12.18)
 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-12-18/2019121815_01_1.html

(関連)原発集団訴訟 700人のうち5人のみ賠償認める 山形地裁 - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191217/k10012217711000.html

(何という判決を下しているのでしょうか! この山形の裁判官ですが、どういう神経をしているのでしょう? 福島原発事故がどれだけ被害者を苦しめているか、全く理解できないのですね。何だったら同じ目にあってみたらどうですか? 身をもって原発被害者・無用の被ばく被害者になってみれば少しは被害者のことも理解できるでしょう。こいつもまた、東京電力刑事裁判の永渕健一裁判長以下3人と同様に、時効なしの弾劾裁判にかける必要ありです。:田中一郎)

3.(別添PDFファイル)(12.20)福島原発かながわ訴訟控訴審 第1回公判(東京高裁):原告団長 村田弘さん意見陳述書
ダウンロード - e7a68fe5b3b6e58e9fe799bae3818be381aae3818ce3828fe8a8b4e8a89fe68ea7e8a8b4e5afa920e7acacefbc91e59b9ee585ace588a4efbc9ae69d91e794b0e5bc98e38195e38293e999b3e8bfb0e69bb8.pdf
https://blogos.com/article/425071/

(関連)(別添PDFファイル)ふくかなリーフレット-福島原発かながわ訴訟を支援する会
 https://sites.google.com/site/fukukanaweb/leaflet
(関連)福島原発かながわ訴訟を支援する会
 https://sites.google.com/site/fukukanaweb/home

(東京高裁での控訴審第1回公判の傍聴をさせていただきました。当日は支援者も含めてたくさんの人が裁判所に参集し、傍聴は抽選となりました。村田原告団長の意見陳述が胸にジーンと来ました。何としても勝訴して被害者を救済しなければいけないと強く思いました。:田中一郎)

4.NNNドキュメント「アリの叫び 3.11大震災シリーズ89」 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7lmdkm
 https://00m.in/8DXdT

(武田さん、頑張ってください。数えきれないくらいの多くの方々が武田さんの背中を見て励まされています。私たちも非力ですが応援させていただきます)


 <その他関連情報:別添PDFファイル>
(1)原発事故被害「見えない化」のカラクリ、隠される避難者、復興庁の統計に入らず、進まぬ汚染調査(榊原崇仁 東京 2019.12.23)
ダウンロード - e58e9fe799bae4ba8be69585e8a2abe5aeb3e3808ce8a68be38188e381aae38184e58c96e3808de381aee382abe383a9e382afe383aae38081e99aa0e38195e3828ce3828be981bfe99ba3e88085efbc88e69db1e4baac202019.12.23efbc89.pdf
(2)聖火リレー これで復興五輪名乗れる? 整備済んだ場所ばかり、被災の実態伝わるのか(東京 2019.12.21)
ダウンロード - e88196e781abe383aae383ace383bc20e38193e3828ce381a7e5bea9e88888e4ba94e8bcaae5908de4b997e3828ce3828befbc9f20e695b4e58299e6b888e38293e381a0e5a0b4e68980e381b0e3818be3828aefbc88e69db1e4baac202019.12.21efbc89.pdf


 <その他「脱被ばく」関連サイト>
(1)原発事故自主避難の苦しみ訴え17歳鴨下さん、ローマ教皇に 東京(時事通信)
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112500505&g=soc
(2)ローマ教皇「未来世代への責任に気付かねば」原発被災者と面会- OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2451http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2451

(3)「避難の権利」を求める全国避難者の会 - つながろう!たしかめあおう足跡、そして未来へ
 http://hinannokenri.com/
(4)避難の協同センター
 https://hinan-kyodo.org/
(5)NPO法人3・11甲状腺がん子ども基金 - 子どもたちの未来のために。
 https://311kikin.org/
(6)認定NPO法人 いわき放射能市民測定室 たらちね - トップページ
 https://tarachineiwaki.org/
(7)ひだんれん
 http://hidanren.blogspot.com/
(8)原発被害者訴訟原告団全国連絡会 - ホーム - Facebook
 https://00m.in/w1HKl
草々

2019年12月18日 (水)

日本の未来を立て直す公平な税制をつくる提言書(立民・国民・社民他)=「現在の租税特別措置及びその他の特例をすべて認める」なんて言っていて、どうして「公平な税制」がつくれるんですか?

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(1.11)脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 朗読劇 「線量計が鳴る(中村敦夫さん)」を開催します
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2019/08/blog-post_31.html

(2)(1.22)オルタナティブな日本をめざして(第39回):「企業ファースト化する日本とアベ政権」(新ちょぼゼミ:竹信三恵子さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-c20cbc.html

(3)(別添PDFファイル)(チラシ)(1.28)連続学習会:全世代型社会保障改革を斬る(伊藤周平:鹿児島大学教授)
ダウンロード - efbc88efbc91efbc8eefbc92efbc98efbc89e585a8e4b896e4bba3e59e8be7a4bee4bc9ae4bf9de99a9ce694b9e99da9e38292e696ace3828befbc88e4bc8ae897a4e591a8e5b9b3efbc9ae9b9bfe58590e5b3b6e5a4a7e5ada6e69599e68e88efbc89.pdf

(4)(2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html

(5)(2.16)シンポジウム AIとゲノム編集・ビッグデータを考える(東京・両国)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1573025881008staff01

(6)(別添PDFファイル)(チラシ)(3.8)2020年さようなら原発・核燃「3.11」青森集会
ダウンロード - efbc88efbc93efbc8eefbc98efbc892020e5b9b4e38195e38288e38186e381aae38289e58e9fe799bae383bbe6a0b8e78783e3808c3efbc8e11e3808de99d92e6a3aee99b86e4bc9a.pdf


2.キャンペーン
(1)四国電力株式会社 代表取締役 長井啓介- 南海トラフ巨大地震の警戒情報が出たら、四国電力は伊方原発を止めてください。 · Change.org
 https://00m.in/NdbUt

(2)キャンペーン · 朝日新聞 東京新聞 毎日新聞 読売新聞 共同通信- 「徴用工問題」についての正しい報道を求めます · Change.org
 https://00m.in/NwwiP

(3)強制不妊訴訟不当判決にともに立ち向かうプロジェクトの署名にご協力下さい!!
(ネット仙台高裁宛)https://00m.in/MHIW8
(ネット国宛)http://chng.it/dsKLhwP8
(紙署名用紙)https://drive.google.com/file/d/1hplZBfrE1bIZVIgvRSOYvYHH-oaEjycp/view

何かご不明な点がございましたら、下記へお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

◆強制不妊訴訟不当判決にともに立ち向かうプロジェクト
連絡先:confront.project.tohoku@gmail.com
URLhttps://confront-thk.hatenablog.com/entry/2019/11/27/114002

◆優生手術被害者とともに歩むみやぎの会
連絡先:testify19481996@gmail.com
ホームページ:https://tomoniayumu.wixsite.com/mysite
facebookhttps://www.facebook.com/tomoniayumumiyagi/


3.内閣支持急落40.6% 「桜」影響、「森友」以来の下落―時事世論調査:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121300902&g=pol

(支持率が「ゼロ%」になっていないのは、多くの有権者・国民に「アベ政権が実際に何をしているか」の情報が届いていないことを意味しています)

(関連)【安倍晋三】安倍内閣1年ぶり不支持上回る 「桜」影響大で自民もマッ青|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266294

(関連)枝野、志位両氏が会談 衆院選に向け共闘準備、「桜を見る会」追及など確認 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20191215/k00/00m/010/219000c?fm=mnm

(衆議院選挙対応も含めてしっかりやってくださいネ、一刻も早くアベ自民から政権を奪い、腰を据えてホンモノの長期改革政権をつくってください)


4.日刊ゲンダイより
(1)「桜を見る会」悪徳マルチ跋扈を許した経産OBと官邸の黒幕|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265936
(2)【安倍晋三】宮内庁長官に元警察官僚 “安倍官邸ポリス”跋扈の恐ろしさ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266061
(3)【安倍晋三】桜を見る会で時間割かれた…安倍首相がまた姑息な印象操作|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266288
(4)【安倍晋三】桜招待のジャパンライフ“残党” 別の悪徳商法で名簿流用か|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265990
(5)【小泉進次郎】「30回以上会談重ねた」小泉環境相がCOP25閉幕で自画自賛|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266293
(6)採点業務61億円受注 ベネッセ子会社はまるで“謎の秘密結社”|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266291

(諸悪の根源は安倍晋三とコイツです)
英語民間試験活用、下村博文氏が口火「強い圧力」証言:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASMDF6F95MDFUTIL06B.html


5.IWJより
(1)「全国の学者に謝って欲しい!!」記述式試験導入問題で、文科省の安易な採点基準に議員らが怒りの声を上げる !!~12.6 第4回 記述式試験導入問題 野党合同ヒアリング - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463096

(2)高校生を実験台にしないでほしい!受験生が採点者になることも可能!- ~12.4第2回 記述式試験導入問題 野党合同ヒアリング ―内容:大学入試に記述式試験を導入する問題について、文部科学省より - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462882

(3)日刊IWJガイド「高齢者を食い物にする悪質広告業者に産経新聞が月6回の全面広告を契約していたことが判明!産経は『新聞』と名乗る資格はあるのか!- 」2019.12.16日号~No.2650号~ - What's New お知らせ
 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39456

(4)与野党そろって問題点を指摘!与党は「延期」野党は「中止」文科省は「重く受け止める」に留まる~12.5 第3回 記述式試験導入問題 野党合同ヒアリング ―内容:大学入試に記述式試験を導入する問題について - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463183
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つい先日、下記のニュースが飛び込んできました。立憲民主党・国民民主党・社会民主党・その他でつくる野党会派の約半数の有志議員たちが、各党執行部に、大企業や富裕層への累進課税強化を求める提言書を提出し、その内容を公表いたしました。また、数日前には自民党・公明党がロクでもない内容の反国民的「税制改正大綱」を決めて公表しています。あの受託収賄・あっせん利得罪容疑者で、その不正行為の説明もしないままトンズラしていた「”あまり”にひどい甘利」が座長をしている自民党税調です。更に、国際的には、GAFAと言われる巨大IT企業を念頭に、タックスヘイブンその他を使いながら納税回避行為を繰り返す多国籍巨大企業群に対する法人課税の適正化の議論が進んでいます。

そこで、今回を含めて数回にわたり、税制適正化=公正な税制をどうやって実現するのか、の問題について、私から議論を提起したいと思います。これまでも私とたんぽぽ舎さんとの共催で進めてきた「新ちょぼゼミ」で、経済政策や税制の問題を取り上げてセミナーを続けてきましたが、それらもご参考にしていただきながら、みなさまには「ホンモノの政権交代」後に、どのような税制を創設していけばいいのか=言い換えれば、今ある歪み切った日本の税制をどう転換していけばいいのかをお考えいただければと思っています。そしてそのことは、社会保障・福祉や教育・保育など、私たちの生活と直結する多様多彩な政策を遂行していくにあたり、その財源をどの様に確保していくのかと密接に関連します。

「新ちょぼゼミ」のセミナーでも申し上げておりますが、ごくごく簡単に申し上げて、今日の日本の税制・税政策の最大の歪みは次の4点にあります。言い換えれば、これに手を付けずに税制改正云々の議論をしている連中は、みな「ニセモノ」であると見て間違いありません。これからの議論をご覧いただく中で、みなさまには常に意識していただきたいと考えています。

 <日本における税制・税政策の最大の歪み:4つ>
(1)税金を払わない大企業(法人税その他)
(2)税金を払わない富裕層・高額所得者(所得税、相続贈与税)
(3)税金を払わない外国企業・非居住者(法人税その他)
(4)不公正な歪み切った税制をほったらかして一般庶民に大増税(消費税その他)


今回は1回目として、上記で申し上げた野党大会派の公表した「日本の未来を立て直す公平な税制をつくる提言書」について簡単にコメントいたします。まずは下記サイトと別添PDFファイルで、その内容の概要をご覧ください。結論から申し上げれば、税制を一部巨大企業や「お友だち・富裕層」にとって「うれしい」ものから、真に有権者・国民のための「公正・公平」なものに転換するとしてスタートさせた今回の提言ですが、残念ながら、まずもって最初から腰が引けています。例えば、現在の税制の事実上の追認のようなことを目立たないところにシレッと書いていたり、消費税率引下についてもはっきりしないなど、日和見というか、腰抜けというか、覚悟が決まってないというか、羊頭狗肉というか、竜頭蛇尾というか、総論賛成・各論反対というか、ともかくこんな中途半端なことではダメだということです。

私がつねづね申し上げているように、何も大企業・富裕層に巨額の負担を負わせろなどと、乱暴なことを申し上げているのではありません。不公正・不公平なズル賢い仕掛けをやめて、有権者・国民や企業それぞれが負担能力に応じて応分の負担をするような仕組みにせよ、と申し上げているのです。少し前に流行した「ALL FOR ALL」などというインチキ・キャンペーンなどに惑わされず、日本の税制の歪みを取り払う方向で私たち有権者・国民はこの問題を考え、また、その結論を投票行動につなげていきましょう。何故なら、租税民主主義は民主主義の基本中の基本だからです。

以下、「日本の未来を立て直す公平な税制をつくる提言書」(立民・国民・社民他)について、簡単にコメントいたします。

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(関連)2019/12/9 GOOD JOB! 120名の会派内で54名の議員が、大企業や富裕層への累進課税強化、消費税引き下げを求める提言書を執行部へ提出(99%経済政策フォーラム - 99%のための経済政策フォーラム)
 https://99forum.jimdofree.com/

(別添PDFファイル)日本の未来を立て直す公平な税制をつくる提言書 (参考資料共4枚:以下「提言PDFファイル」)
ダウンロード - e697a5e69cace381aee69caae69da5e38292e7ab8be381a6e79bb4e38199e585ace5b9b3e381aae7a88ee588b6e38292e381a4e3818fe3828be68f90e8a880e69bb82028e58f82e88083e8b387e69699e585b1efbc94e69e9a29.pdf


『日本の未来を立て直す公平な税制を考える会』が、12/9に大企業や富裕層への累進課税強化を求める提言書を発表しました。福田昭夫議員を会長として11月に結成された会です。提言書では、「優遇され過ぎてきた、担税力のある人、担税力のある法人企業に応分の負担を求める」とし、「応能負担原則」に従い、消費税率を引き下げるよう求めています。

「99%のための経済政策フォーラム」が求めているのと同じ方向での議員のこうした動きを応援したいと存じます。旧民主党政権時代における経済政策の失政を乗り越えてこそ、次の政権を担う野党の存在価値があります。 提言の提出先は、立憲民主党や国民民主党などでつくる統一会派(120名)の各執行部宛てであり、会派内54名の議員の賛同を得て、提出されました。
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これまで野党の税制政策と言えば、自民党政権による財政赤字の累積を批判して、一方で軍事費や公共事業などへの財政支出を「無駄な支出」として抑え込み、他方で社会保障政策の充実のためにはその財源として消費税増税が必要不可欠だとし、全体としては財政再建を優先させる緊縮政策を自民党以上に率先してやろうとするものでした。せいぜいのところ、各方面からの細々とした税制改正要望を八方美人型で受け入れて、小粒・小豆の税制改正をいくつか並べ、その年々の税制論議を場当たり的にこなしていく、そんなお粗末なものしかなかったと言ってもいいでしょう。

また、共産党や社民党などの左派勢力もまた、論じていたことは、代替的な処方箋も示さずに財政赤字=自民党の放漫財政運営の批判くらいなもので、その結果としての財政危機をことあるごとに煽っていれば、自民党の税財政政策の批判になると思い込んでいた時代が長く続いていました。(しかし、財政再建優先の緊縮政策では、日本経済も財政事情も好転することはなく、失われた30年のデフレ経済をこれからもより深刻な形で継続していくことになります。そろそろ考え方を抜本転換しなければいけないのです。)

つまり野党の税制論議には、日本の税制構造が歪みに歪んでいるということ、そしてそれを矯正して適正化すれば、毎年しっかりとした税収の確保が可能になり、現状の財政危機的状況も克服しながら社会保障や経済成長も徐々に徐々に拡充していけるという、最も肝心な論点を外して、トンチンカンな硬直した旧態依然たる異議申し立てをしていたと言えるのではないかと思われます。その間に(翌年度2020年の自民・公明党税調による税制改正大綱もしかり)、アベ政権をはじめとした自民党の税政策は、法人税や所得税の課税ベースを「穴だらけ」にし(TAX EROSION)、景気が上向いてきても税収が思ったように伸びない「恒常的な税収欠陥構造」をつくってしまいました。本来相応の負担をすべき大企業群や富裕層・高所得者層の納税義務を結果的に極端に軽減・優遇しながら、他方で、その税収欠陥を埋めるために、大衆課税である消費税増税や、一般庶民向けの各種控除などを徐々に徐々にカットして切捨てていくという、アベコベ税制を推し進めてきたのでした。これでは日本の税財政構造も経済政策もよくなるわけがありません。

(関連)(報告)(10.21)新ちょぼゼミ:「2019年度税制改正要望重点項目」(立憲民主党 税制調査会とりまとめ )について- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-61783c.html

こんな状況の下、今回、野党最大会派議員の複数有志からの提言とはいえ、別添PDFファイル「日本の未来を立て直す公平な税制をつくる提言書」にあるような議論がボトムアップ的に盛り上がってきたことは、誠に喜ばしいことと言えるでしょう。応能負担原則に立って公正公平な国民負担を取り戻すことや、緊縮政策が景気の悪化を招いて財政赤字をよりひどくし、それを何とかしようとして、よりきつい緊縮政策を取ればさらに事態が悪化するという「悪循環」を断ち切り、経済、財政、雇用の建て直しと生活密着型の政策を充実させていく方向に舵を切るという、この提言の「基本方針」については、全くその通りで何らの異議もありません。だからこそ、上記でご紹介した「99%経済政策フォーラム」サイトのこの提言についての記事表題には「GOOD JOB!」の文字が刻まれているのでしょう。まさに「結構なこと」ですし、「ようやくいい方向に顔が向いてきた」ということです。

が、しかしです。それでは、この提言は、このまま、この提言野党議員が言うとおりに、今後ドンドン進めて行ってもらっていいのでしょうか? 私は最初、この提言を期待を持って読み進めたのですが、途中で、こりゃ、いかんな、また、腰が引けているぞ、どうして民主民進系の野党議員たちはこうなのだろうか、これから日本の財政や経済政策について、自民党とは違う、ホンモノの、有権者・国民のためになることが主眼の、オルタナティブな政策・政権を目指して大改革をしようというのに、これでは、覚悟の決まらない、日和見で中途半端で、徹底しない矮小化されたようなことで済ませようとしているのではないかと、首をかしげるようになってしまいました。

(♪私の今の気分を歌ってくれている歌です♪)
 https://www.youtube.com/watch?v=NyCG6epl1m8
 https://www.youtube.com/watch?v=sz0CuwJX6ZM

最初の基本方針や考え方のところの言い分は快調にスタートしているのに、それを具体化する各論に入ってくると、とたんにダメになってくる、これは一体全体、2009年の民主党政権がやって失敗した時と同じようなことになっているのではないかと、ネガティブの印象が脳裏を走りました。要するに、一般論や総論で大言壮語して大風呂敷を広げ、ずいぶんと立派なことをすると言っているのに、各論になってから矮小化したりゴマカシたりして、結局は格好だけ付けて終わる(基本的に何も変わらないどころか場合によっては一層ひどくなる)、そんな「トークニズム[tokenism]」に陥っているのではないかということです。「トークン([token])とは、少しばかりの形だけのもの=かけら、といった意味です。以下、具体的に2つばかり上げてみましょう。

(関連)トークニズム - 広辞苑無料検索 学研国語大辞典
 https://00m.in/eQJ1Q


1.(提言PDFファイル3枚目の下の方)「法人税については、経済活動に影響を与えないように、現在の租税特別措置及びその他の特例をすべて認めたうえで、超過累進税率を導入する。」
 ⇒ こんなことで、最初に書かれていた「基本方針」や「具体的な考え方」が実現できるのでしょうか? 私は極めて疑問だと考えています。

 この問題について、非常にいい参考書があります。それは以前からご紹介申し上げている富岡幸雄先生の「消費税が国を滅ぼす-富岡幸雄著(文春新書)」という新刊書です。実はこの「提言PDFファイル」の中でも富岡幸雄先生の著作からの引用がされていて(3枚目の表)、提言した議員の多くも富岡幸雄先生のことは知っているはずです。

(関連)消費税が国を滅ぼす-富岡幸雄著(文春新書)
 https://cutt.ly/prqKcvB

(関連)税金を払わない巨大企業-富岡幸雄著(文春新書)
 https://cutt.ly/CrqKbPf

(1)(別添PDFファイル)企業規模別の実効税負担率:2017年3月期(富岡幸雄『消費税が国を亡ぼす』文春新書)
ダウンロード - e4bc81e6a5ade8a68fe6a8a1e588a5e381aee5ae9fe58ab9e7a88ee8b2a0e68b85e78e87efbc88e5af8ce5b2a1e5b9b8e99b84e3808ee6b688e8b2bbe7a88ee3818ce59bbde38292e4baa1e381bce38199e3808fefbc89.pdf

(2)(別添PDFファイル)企業規模が大きいほど負担は軽い(富岡幸雄『消費税が国を滅ぼす』文春新書)
ダウンロード - e4bc81e6a5ade8a68fe6a8a1e3818ce5a4a7e3818de38184e381bbe381a9e8b2a0e68b85e381afe8bbbde38184efbc88e5af8ce5b2a1e5b9b8e99b84e3808ee6b688e8b2bbe7a88ee3818ce59bbde38292e6bb85e381bce38199e3808fefbc89.pdf

(3)(別添PDFファイル)租税特別措置による減税相当額の年度比較:膨れ上がる巨大企業への特別優遇措置(富岡幸雄『消費税が国を亡ぼす』文春新書)
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(4)(別添PDFファイル)税制の「伏魔殿」:租税特別措置という「隠れ国庫補助金」(富岡幸雄『消費税が国を亡ぼす』文春新書)
ダウンロード - e7a79fe7a88ee789b9e588a5e68eaae7bdaee381a8e38184e38186e3808ce99aa0e3828ce59bbde5baabe8a39ce58aa9e98791e3808defbc88e5af8ce5b2a1e5b9b8e99b84e3808ee6b688e8b2bbe7a88ee3818ce59bbde38292e4baa1e381bce38199e3808fefbc89.pdf


 (1)の表を見ながら(2)の解説をお読みください。また(3)の表を見ながら(4)の解説をお読みください。ここでは(3)(4)の方がより重要で、要するに、租税特別措置による企業優遇税制のメリットは、その大半を一握りの大企業が享受していること、また、そうした状況は、民主党政権時代よりもアベ政権になってからが一段とひどくなり、投じられる税金額も莫大な金額になっている、ということです。ご覧になってみて下さい。私が申し上げたいのは、これにメスを入れずして(しかも「提言」では「その他の特例をすべて認めたうえで」と書かれているので、租税特別措置以外の優遇税制もすべてそのままということを意味します)、どうやって「基本方針」にあるような「応能負担原則に立って公正公平な国民負担を取り戻す」や「「悪循環」を断ち切り、経済、財政、雇用の建て直しと生活密着型の政策を充実させていく」ことができるのでしょう? 私ははっきりと申し上げて、「できない」と思います。

また、法人税に「超過累進税率を導入する」のはいいのですが、大企業の側もアホではないので、これに対して、例えば「事業部門の分社化」によって企業の規模を小さく見せかけ、個々の法人税課税を小さくしようとする対策を打ってくる可能性は大いにあり得ますから、こうした課税逃れの企業行動に対する対抗策もまた、用意をしておく必要があるでしょう。はたしてそうしたことまで念頭に入れられて、この提言が書かれているのかなと思った時、やはり心もとなくなりました。どうも「形だけ整えよう」としている雰囲気が強いからです。


2.(提言PDFファイル2枚目の最初の方)「具体的な考え方」の「③消費税については、今回の改正で確保する税財源を踏まえて引き下げ幅を決める」
 ⇒ これはまさにこの「提言」にある「悪循環」そのものであって、「断ち切る」と言っているのに「断ち切れない」という自己矛盾を引き起こしています。

消費税については、これまで何度も申し上げてきた通り、この税制そのものが「悪」であり「不公正」なのです。「提言」の主旨を具体的に実現しようとするのならば、消費税については、少なくとも「5%への引き下げ」がまず最初にありき、でスタートさせなければいけません。そしてそれによって穴が開く税収を何でカバーするのかを考えるのです。その際、最も大事なことは、GDP構成の最大要因である個人消費を拡大することで国内消費市場の活性化を通じて日本経済を数年間で立ち直らせ、それに伴って税収も自然増収していく、していくように持っていく、という点です。これが実現させられなければ、消費税減税や廃止の意味はほとんどない、と言っても過言ではないのです。

そのためには、消費税の5%への減税だけでは不十分で、これに加えて消費性向の高い低所得者層を中心に所得や生活支援などの社会保障・福祉の拡充に加えて、住宅政策や教育・保育などの分野での公共サービスや支援政策の拡充も必要不可欠でしょう。長い悪政の結果として疲弊してしまった地方経済や地方産業・農林水産業の復興・復活のための政策も必要です。更に返す刀で、海外からの危険で粗悪な超低価格の財サービスが低所得者層に出回らないように、輸入時における安全性や品質や表示やその他のコンプライアンスの完全チェックなども必要となるのです。TPP協定や日欧EPAなどの国際市場原理主義経済協定で、輸入品が安くなるなどと喜んでいる場合ではありません。安いものにはそれなりの理由があり、それはたいていの場合、ロクでもないことが隠されているのです。

ですから、この③の記述は、まさに「サカサマ」で、「今回の改正で確保する税財源を踏まえて引き下げ幅を決める」のではなく、逆に消費税を少なくとも5%に引下げたのちに、それでも十分に様々な有権者・国民のための政策がやっていけるだけの税収を得るにはどうすればいいのかを考える、というのが「ものごとの筋」なのです。「アベコベ」内閣が7年間以上にわたり「アベコベ税制」をやってきましたが、その後の政権交代が「サカサマ」税制内閣では話になりません。そして、この消費税減税を軸にして、「アホノミクス」(一握りの大企業やアベ友たちのための経済政策)に代わる圧倒的多数の有権者・国民のための経済政策を大黒柱にしながら、今後の衆議院選挙や国政選挙に臨んでいくべきものです。


3.上記以外の「提言」の持つ問題点・至らなさ
(1)富裕層・高額所得者については、金融所得の総合課税化(分離課税の廃止)や累進課税の強化などが提言に盛り込まれていて、その点は高く評価できますが、更に相続・贈与税がかなりの金額で脱税ないしは納税回避されている様子がうかがえるので、それにも関心を高め、適切な対策・対応を取ってほしい。

(2)GAFAに代表される多国籍巨大企業(非居住者・外国企業)など、非居住者の日本国内での源泉所得に対する課税が全く不十分なまま「喰い逃げ」されている状態にあります。これに対して厳しい対応を取る必要があります。フランスやイギリスやドイツやイタリアなど、同様の問題意識を持つ欧州諸国と共同歩調をとるといいのではないかと思われます(アメリカは多くの「喰い逃げ」企業の母国なのでダメ)。

(3)大企業や富裕層の脱税や納税回避のベースにタックスヘイブンがあります。これに対する対策をキチンと考える必要があります(上記(2)と同根)。

(4)エコカー減税や住宅投資減税など、時代遅れで政策目的がピンボケないしは不適切なものがたくさんあります。租税特別措置もその中の1つです。これを丁寧に一つずつ、政策効果や意味・意義などを勘案して見直していく必要があります。

(5)適正な税制をつくるだけでは片手落ちです。その適正な税制をしっかりと守らせていく必要があります。いわゆる税制政策の執行組織をタフなものにし、かつ、零細脆弱な小さな事業体や個人をいじめるのではなく、巨悪の納税回避を根絶するような、戦略的で機動的な「マルサ」体制の構築が必要です。私が申し上げているように、国際税制に詳しい会計士を顧問として採用して成功報酬を用意するとか、巨大企業や超富裕層に対しては少なくとも2人の「担当マルサ」を配置して、納税が適正に行われているかどうかの税務調査を義務付けるなど、具体的な対策・対応が求められています。

(6)国際的な納税回避に対する対策は、法人の場合も個人の場合も、ともすれば後手後手に回って「モグラたたき」のようになっていますから(今般有名になったソフトバンクグループの納税回避がその事例の1つ)、こうしたことを防ぐため、たいていの場合に適用が可能となる「包括的な禁止法制」の制定が早急に必要になっています。また、別メールでご説明しますが、タックスヘイブン否認の法理や、タックスヘイブン利用の場合の「強制連結」(見なし課税)の法制化なども必要かと思われます(現在の「移転価格税制」「過小資本税制」「過大支払利子支払税制」などを総合して、もっと強力なものにする)。

(関連)海外子会社使った節税規制へ ソフトバンクGの“抜け道”ふさぐ(1-2ページ) - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/economy/news/191024/ecn1910240036-n1.html

(7)この「提言」の「賛同人」が旧民主・民進党の国会議員達だけに限定されていることは、コトこのタイミング(衆議院総選挙間近)にいたっては党派性(セクト色)が強く感じられ、これもまた立憲民主党、国民民主党、その他の3つ以上に分裂してしまった旧民主・民進党を元に戻すための「段取り」づくりなのかと感じさせられます。もし水面下でそんなことを画策しているとすれば、このプロジェクトは間違いなく失敗に終わるでしょう。下記は2日前の読売新聞記事ですが、如何に歪んだ新聞だとは言え、この世論調査は相応の有権者の見方を示しているのではないかと思われます。要するに、立憲民主党も、国民民主党も、そして社会民主党も、政権を取ったらいったい何をどうするのか、しっかりと有権者・国民に約束をして、それを今度は必ず命に代えてもやり遂げるという姿勢を見せない限り、期待もへったくれもない、ということを示しているのです。自分たちの議席を守りたいだけで、あっちうろうろ、こっちうろうろしているような政党や政治家群が一緒になろうが消えてなくなろうが、そんなことはどうでもいい、というのが大半の有権者・国民の見方です。

(関連)立民・国民の合流「期待せず」55%…読売世論調査 (読売新聞)
 https://web.smartnews.com/articles/hy7ZyDsewhi

だとすれば、今回の「提言」は、少なくとも総論では立派なものであり、まさに期待される税制改正の内容なのだから、広く自分たちの会派の外に向けて、具体的には、「れいわ新選組」・山本太郎や共産党、あるいは革新系無所属(「沖縄の風」他)にも声をかけ、反アベ政権・オルタ自公の形で大同団結をはかり、その勢いをかって衆議院総選挙へアベ打倒でなだれ込んでいく、そんなエネルギッシュな運動に、どうしてしようとしないのでしょう?

青年よ、大志を抱け、ではないけれど、民主・民進よ、立憲民主党よ、大志を抱け、ではないでしょうか? ホンモノの政権交代を実現するという覚悟を決めて、圧倒的多数の有権者・国民の支持を受けることを目指して、新しい日本の歴史を有権者・国民とともに創っていくことを願って、是非、出直していただきたいと思う次第です。


 (国民民主党へ)
 国民民主党にもリベラルで良識的な国会議員がいることは承知しています。しかし、現状の国民民主党は下記の「糞詰まり」を何とかしない限り、先行き消滅の危機にあると思っていただきたい。衆議院選挙を前にして、英断に期待しています。

(1)民進党を破壊した元祖「口先やるやる詐欺」で「平成の小早川秀秋」こと前原誠司を除名すること

(2)原発推進を標榜している議員や党員を説得して翻意させ、国民民主党もまた「脱原発政党」に生まれ変わること(その方が電力会社にとっても電力労組にとってもラッキーな話である=脱原発は「有償」で=つまり国に原発設備を買い取ってもらう形を取ればいい)⇒ 説得に応じなければ、これも除名

(3)日本国憲法を守り国政の中で積極的に活かす、という党の方針を明確にして、立憲民主党や社民・共産と共同歩調をとること


(参考:2020年度 自民党・公明党 党税調による税制改正大綱への批判など)
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(1)(別添PDFファイル)露骨な特定大企業優遇 とことん庶民をなめきった税制改正(日刊ゲンダイ 2019.12.16)
 http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/237.html
(2)甘利氏・経産省、財務省押し込む 大企業優遇の税制改正:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASMDD4R5PMDDULFA017.html
(3)東京新聞-税制改正大綱 企業に手厚過ぎないか-社説・コラム(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019121302000156.html
(4)東京新聞-法人減税 巨大企業に恩恵集中 安倍政権で急増・優遇措置 追加へ-経済(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201912/CK2019121202000119.html
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(今般の2020年与党税調の内容については別メールにて詳述いたします)


<「いちろうちゃんのブログ」より>
(1)(報告)(7.29)新ちょぼゼミ:税制改革が目指すべき方向:不公正・不公平な税制のゆがみを正せ(その1)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-37883f.html

(2)(報告)(8.28)新ちょぼゼミ:税制改革が目指すべき方向:不公正・不公平な税制のゆがみを正せ(その2)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-a8a688.html

(3)(報告)(9.10)新ちょぼゼミ:税制改革が目指すべき方向:不公正・不公平な税制のゆがみを正せ(その3)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-83dd8f.html

(4)(報告)(10.21)新ちょぼゼミ:「2019年度税制改正要望重点項目」(立憲民主党 税制調査会とりまとめ )について- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-61783c.html

(参考)(傑作マンガ動画)私立Z学園の憂鬱-消費増税を凍結せよ-(1)~(8)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-d85291.html

(関連)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html

(このサイトの下の方に経済政策や税制関係のものを集めてUPしています)
草々 

2019年12月15日 (日)

関西電力ブラック(マネー)アウト(その5):福井県知事・福井県庁もやっぱり「森山印の毒まんじゅう」を食べて全身がしびれていた=若狭原発群が大事故を起こす前に原発はやめさせましょう!

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.Ceron - THE MANZAI 2019 - ウーマンラッシュアワー - 動画 Dailymotion(原発漫才)
 https://ceron.jp/url/www.dailymotion.com/video/x7oyzoi


2.イベント情報
(1)(1.11)脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 朗読劇 「線量計が鳴る(中村敦夫さん)」を開催します
 https://fukusima-sokai.blogspot.com/2019/08/blog-post_31.html

(2)(2.26)オルタナティブな日本をめざして(特別編):「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(新ちょぼゼミ:早川芳夫さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-b94107.html


3.年末寄付キャンペーン2019~ 声なき声に耳を傾けるメディアです - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2448


4.広島県知事- 【現存する最大級の被爆建物・旧広島陸軍被服支廠倉庫を全棟保存してほしい】のスポンサーになってください
 https://cutt.ly/Me6MHMM

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · *中西巌さんのインタビュー記事*署名提出に関するお知らせ*他 · Change.org
 https://00m.in/KVAV2


5.「(安倍晋三と)桜を見る会」から「(安倍晋三と)桜とともに散る会」へ(その5)
(安倍晋三よさようなら)https://www.youtube.com/watch?v=P857Cf1P524
(そして有権者・国民は)https://www.youtube.com/watch?v=YKb7WNVv_fM

(1)“姑息の極み”首相会見「これで幕引き」などあり得ない(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/708.html
(2)「桜を見る会」は“フリーパス” 反社勢力が大挙の驚愕実態|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265486
(3)「桜を見る会」問題で「検察が動かない」理由~「詰んでいる」のは安倍首相の「説明」(郷原信郎) Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20191130-00153109/
(4)【安倍晋三】“安倍枠”招待のジャパンライフは中曽根元首相ともズブズブ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265540
(5)【菅義偉】菅長官“過去の発言”が大炎上「記録残さないのは背信行為」|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265544

(6)アベ擁護者の「さっぱりわからない」発言はこちらのセリフ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265497
(7)志らく「桜を見る会」名簿復元不可に「政権寄りだって言われるけど擁護しようがない」スポニチ
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/11/29/kiji/20191129s00041000141000c.html
(8)実弟を特別待遇 桜を見る会「安倍ファミリー枠」証拠写真|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265542
(9)総裁選直前の「桜を見る会」京都府議と滋賀県議全員に招待状 例年幹事長ら一部のみ (京都新聞)
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/88953
(10)田崎史郎と三浦瑠麗が『朝生』で無理やりすぎる安倍政権擁護連発!「桜を見る会」私物化問題で「証拠あるのか!」「野党ガー!」LITERA
 https://00m.in/BZ2Yn


6.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)(報告)(12.9)オルタナティブな日本をめざして(第38回):「外環道訴訟と大深度地下開発問題」(新ちょぼゼミ:武内更一弁護士)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-a65e68.html

(2)防災も災害復旧も被災者救済もまともにできない日本政府(その1)=国家を運営する資格も能力もない「アホウ」と「利権」の集団に政権をゆだねる「愚」が悲惨な災害被害を招いている- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-ca8453.html

(3)(メール転送です)(これと同じようなことが市民運動・社会運動内でも行われていることを強く意識いたしましょう)RE- 兵器は最大の粗大ゴミ 武器見本市・入場者を強制排除の暴挙!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-7ba5cc.html

(4)本日(11/19)のいろいろ情報:(1)「桜見る会」は「散る会」へ、(2)「老朽で危険」122橋、(3)日本の避難所劣悪100年前から、(4)国立大 相次ぐ値上げ 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-8a1585.html
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「関西電力ブラック(マネー)アウト(その5):福井県知事・福井県庁もやっぱり「森山印の毒まんじゅう」を食べて全身がしびれていた=若狭原発群が大事故を起こす前に原発はやめさせましょう!」をお送りいたします。まずは「関電桃太郎」の歌からです。

●♪関電桃太郎♪
 https://www.youtube.com/watch?v=mbsZmC_0Ulk

♪ 1番(関西電力幹部)
 森山さん 森山さん
 お腰につけた毒まんじゅう
 一つわたしに下さいな

♪ 2番(森山栄治)
 あげましょう あげましょう
 これから高浜原発の
 工事をくれたらあげましょう

♪ 3番(関西電力幹部)
 貰いましょう 貰いましょう
 あなたについて何処までも
 家来になって貰いましょう

♪ 4番(森山栄治)
 おもしろい おもしろい
 のこらず関電攻めふせて
 分捕物をえんやらや


(別添PDFファイル)関電12人の告発状提出、大阪地検に市民団体など3200人(京都 2019.12.14)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/97441
ダウンロード - e996a2e99bbb12e4babae381aee5918ae799bae78ab6e68f90e587bae38081e5a4a7e998aae59cb0e6a49ce381ab3200e4babaefbc88e4baace983bd20.12.14efbc89.pdf

(関連)関電 経営幹部らの金品受領問題 3000人超が検察に告発 - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191213/k10012214441000.html
(関連)関電12人の告発状提出、全国3272人が告発人 - 社会 - 日刊スポーツ
 https://www.nikkansports.com/general/news/201912130000306.html

*20191114 UPLAN 関電の不正問題を追及する東京集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ZjaoW-HpGH4&t=12s

*関電の原発マネー不正還流を告発する会
 http://kandenakan.html.xdomain.jp/


 多くを語る必要はありません。上記の通り、関西電力幹部の刑事告訴・告発がスタートしました。予想を上回る3272人が告発人となってくれました。その背後にいる多くの電力消費者・国民の関西電力に対する怒りは燃え上がっています。原発をめぐる真っ黒けの汚いカネの顛末について、そもそもこの事件の原因をつくっている張本人たち=関西電力幹部12人を裁判で徹底追及です。一般の零細企業や個人から電気料金値上げでしこたま吸い上げておいて(大企業群は電力料金自由化でずっと前から破格の割安料金、あるいは原発大手電力会社に見切りをつけて自家発電へ移行しています)、水面下では原発立地の「毒まんじゅう販売店」を使いながら、一方で原発反対あるいは慎重世論を抑え込み、他方では、水増し単価での原発関連工事などの発注の剰余金キックバックを懐に入れて、ヘロヘロと今まで誰にも言わずにやってきたというわけです。見上げたもんだぜ、屋根屋のフンドシだ。

 それがバレてしもうたわけです。金沢の税務当局の税務調査でこれまでの悪事が表面化し、それと同時に「関西電力ブラックマネー」が「森山印の毒まんじゅう」に化けて、福井県全域にわたって「毒が回って」いたことも明らかとなりました。最初は関西電力&森山栄治とその関連企業に限られているような様子もありましたが、やはりと言っていいと思うけれど、福井県知事や福井県庁の幹部職員らにも「森山印の毒まんじゅう」は行き渡っていたことがわかってきています。今はこの「猛毒まんじゅう」がどこまで広まっていたのかが注目点となっていて、多くの人が首をかしげているのは、自民党の国会議員などの政治家や経済産業省の幹部官僚などの名前が、まだあまり出てきていない点です。

ハイヒールを履いて自衛隊の現場へ出かけていくという非常識極まりない元防衛大臣でチンピラ似非右翼女の安部盲従生物である稲田朋美、それに敦賀市長の息子でパンツ泥棒と報じられている低レベル廃棄物の髙木毅元復興大臣の名前が出たくらいで、その後は政治家の名前は表面化していないし、福井県に出向していた経済産業省官僚を含む原発官庁の官僚どもの名前も今のところ出てきていない。私は素朴におかしいなと思う次第である。

(関連)高木前復興相の“パンツ泥棒逮捕”がいまさら事実認定! 安倍政権への配慮で追及しなかった新聞・テレビの責任|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2017/01/post-2851.html

(関連)関電役員と子会社 自民団体に40年間で約3億6000万円献金 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/11/07/antena-586/

しかし、ともあれ、原発という超危険物の安全性が不公正なやり取りの中で危機にさらされ、また、電力事業という公正・明瞭・透明でなければならぬ公益事業において(電力料金は「総括原価主義」だったことを忘れてはならない)、人々からは見えないところでかような悪事を働くなど、言語道断の大罪である。昔なら獄門・打ち首・市中引き回しだ。このドぎたない「カネカネカネ原発事件」を、この被告発人である関西電力幹部どもは、形だけの「第三者委員会」でごまかして、取締役会(取り締まり厄介)にも図らず、うやむやにして消してしまおうとしていたのである(そして今もしている=そのために岩根茂樹が「お目付け役」として、ずうずうしくも社長として未だ関西電力に君臨し続けている)。こんなものは許しておくわけにはいかない。

以下、直近の報道からいくつか記事を選んでみなさまにお届けいたします。みなさまには、全部に目を通すのは無理でも、その中から「コレは」と思われるものを是非、目をお通しいただいて、この事件の概要をお掴みいただきたいと思います。そして何卒、今般の関西電力幹部12人の告訴・告発について、今後の経過を見守っていただくようお願い申し上げます。告発状の提出先は、あの悪名高き「大阪地検」です。ことがすんなりと起訴へと進んでいくかどうかは予断を許しません。現在の腐った検察にあって、大阪地検はその筆頭格の「極悪腐れ館」と言われている役所です。この事件に社会正義が貫かれるかどうかは、みなさまの今後の関心の高さと関西電力の不正・悪事に対する怒り・憤りの持続性にあります。どうかよろしくお願い申し上げます。

それから、最もつらい立場にある福井県の一般県民のみなさま、もうこうした原発がらみのロクでもない話は終わりにいたしませんか。原発というのは、今回の発覚でその巨大氷山の一角が見えたように、いわゆる原子力ムラと自民党政府、そしてそれに群がるタカリ連中が私利私欲で進めている危険極まりない発電事業です。その技術も今では老朽化して効率が悪く、正常に動いている間も危険な放射能(トリチウム他)をあたり一帯にまき散らします。そして一たび大事故ともなれば、立地地域は壊滅状態となるのです。原発に明るい未来などありません。原発という古い技術にしがみつけばしがみつくほど、費用がかさみ、トラブルが増え、若者は去っていきます。いいことなど何もないのです。そんな陳腐化した危険極まりない発電を、福井県のみなさまがおとなしくて従順なことをいいことに、関西電力をはじめ原子力ムラや自民党政府は、裏で隠れて悪事を働きながら、危険と迷惑と核のごみと放射線被曝をみなさまに押し付けて、甘い汁を吸い続けているのです。

(関連)高浜原発再稼働に賛成58% 町民百人アンケート 反対17% -琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1022556.html

(かような「アンケート」など、あてになりません、本音が出ないように調べていますから)

もう原発を受入れるのはやめにいたしましょう。ご心配はいりません。これからのあらゆる選挙で、原発をOK、などと言っている政治家を選挙で全部落とせばいいのです。さすれば、まずもって自民党の尻に火がついて、これまでのデタラメで無責任な態度を転換せざるを得なくなるでしょう。また、そうでなかったら、今度は自民党とは違う、原発ダメだ、と言っている政治家や政党を選んでしまえばいいだけです。そして、その政党や政治家には、原発をやめる代わりに、原発に代わる福井県振興のための支援策や予算を要求すればいいのです。全国の有権者・国民は、きっと福井県のみなさまのそうした勇気ある行動を全力で応援してくれるであろうと思います。何故なら、万が一にも原発が大事故を起こし、福島のようなことになれば、福井県だけのことでは済まないからです。若狭湾には今でも全部で13基の原発があります。廃炉にすると言っても、まだ使用済み核燃料はそのままです。危険なことに変わりはありません。

一刻も早く原発をやめて、まずもって残された使用済み核燃料の安全対策を万全の形でしなければいけません。若狭原発群が大事故を起こす前に原発はやめさせましょう! それが福井県のみなさまのためでもあり、また、私たち日本に住む住民の全ての願いでもあるのです。


 <別添PDFファイル>
(1)元助役から金品受領「儀礼超え」7人返礼せず、関電問題 福井県 組織対応なく(東京 2019.11.22夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112202000274.html
(2)福井県幹部109人 金品受領、元助役から現金、小判、最高20万円相当(東京 2019.11.22)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112202000155.html
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14266343.html
(3)前知事パーティに100万円、福井 高浜町元助役関連会社(東京 2019.11.29夕刊他)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019112901001233.html
 https://www.nikkansports.com/general/news/201911290000123.html
(4)部長就任祝いに現金書留、福井・金品受領の元県幹部ら(朝日 2019.11.24)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14268934.html
(5)高浜町に43億円寄付、関電 原発運営 円滑化狙いか(東京 2019.11.24)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112402000187.html

 

(6)高浜増設 ずぶずぶの関係に(東京 2019.11.20)
(上)https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1194
(下)https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1198
(7)福井県から60億円受注、元助役関連2社20年超(東京 2019.11.23)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112302000129.html
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52472530S9A121C1ACYZ00/
(8)東電など原電支援、立腹のあなたに、How to 株主代表訴訟(東京 2019.11.2)
 https://00m.in/5L3tQ
(9)関西電力原発闇マネー事件と福井のとりくみ:戦後日本政治にメスを入れるたたかい(さとうまさお『議会と自治体 第260号 2019.12』)
ダウンロード - e996a2e8a5bfe99bbbe58a9be58e9fe799bae99787e3839ee3838de383bce4ba8be4bbb6e381a8e7a68fe4ba95e381aee381a8e3828ae3818fe381bfefbc88e38195e381a8e38186e381bee38195e3818aefbc89.pdf
https://www.jcp.or.jp/web_book/cat458/cat2/


*(関連)「ふるさと」の発想 地方の力を活かす-西川一誠/著(岩波新書)
 https://00m.in/xw6AE

(2009年7月に、こんな本が岩波書店から新書で出ています。著者の西川一誠とは、いわずもがな発刊当時の福井県知事で、直近の知事選挙で落選しましたが、昨今、森山栄治から「毒まんじゅう」をもらっていたことが発覚した人物です。ゴリゴリの原発推進派知事として、この新書が出た当時も、そのずっと前からも、著名な人物でした。かような人間に発言の機会を与え、あたかも地方分権政策・地方活性化の先頭に立つ知事であるかのごとき体裁で出されたこの新書を見た時、私は「ああ、岩波よ、お前もか」と思った次第です。岩波書店は、そろそろこの愚かなる新書を発刊したいきさつなり事情なりを、私を含む岩波新書の愛読者に向かって明らかにしたらどうか。もちろん断腸の思いを伴う後悔と懺悔を伴ってであるが。:田中一郎)

美浜の会ニュース:関電の原発マネー還流の徹底究明、原子力からの撤退を!
 http://www.jca.apc.org/mihama/News/news161/news161top.pdf

(関連)現発マネー還流に思う:思っていることを自由に話せる故郷を返せ!
 http://www.jca.apc.org/mihama/News/news161/news161furusato.pdf
(関連)美浜の会
 http://www.jca.apc.org/mihama/


 <関連サイト>
(1)元知事も在任中受け取る 関電問題、県職員109人受領:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASMCP5QC2MCPPTIL01Y.html
(2)高浜町監査委「一部疑問」と報告 元助役関連企業との契約 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1029919.html
 https://www.sankei.com/politics/photos/191122/plt1911220058-p1.html
(3)社説:福井県幹部も金品受領 原発自治体に不信深まる - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191123/ddm/005/070/024000c?fm=mnm
(4)福井新聞-元助役は「大きな影響力あった」福井・高浜町長インタビュー
 https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/970247
(5)福井知事「儀礼の範囲超える」「誠に残念」 金品受領、広範囲に - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191121/k00/00m/020/266000c?fm=mnm

(6)「原発運営の資格ない」と声明 関電問題で全国の首長ら|下野新聞 SOON(スーン)
 https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/234513
(7)【特集】「拒むことができなかった...」関西電力が“怯えた“元助役とは?原発をめぐる異様な関係(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00010001-mbsnews-bus_all
(8)関電、後任社長を内部昇格へ 副社長ら候補者案を諮問委に提示(産経新聞) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191209-00000520-san-soci
(9)関電ショックに大阪財界が悲鳴 25年万博に「建設費が集まらない」(日刊ゲンダイDIGITAL)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/264135
(10)関電の調査「年内報告」間に合う? 第三者委は徹底調査…社長人事にも影響- SankeiBiz
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/191201/bsc1912011935002-n1.htm

(11)関電元会長、いつ企業体質緩んだ 秋山喜久氏「経営側、工事発注に口出しか」(福井新聞ONLINE) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191209-00010001-fukui-l18
(12)関電金品受領問題がコンプライアンス上、最低・最悪である理由|日経BizGate
 https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO5256692025112019000000
(13)【社説】福井県職員も金品受領 公務員の自覚ないのか | 中国新聞
 https://this.kiji.is/570769079498966113
(14)北電役員ら今後は中元・歳暮も受け取らない方針 富山(チューリップテレビ)Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00010004-tuliptv-l16
(15)関電の金品受領、最終報告は来年に 第三者委「600人に書面調査」ニフティニュース
 https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-1215m040063/


 <「いちろうちゃんのブログ」より>
(1)関西電力ブラック(マネー)アウト(その1):腐った電力会社幹部と銭ゲバ地元ボスの「汚物連合」が見せた原発・原子力社会の生々しい実態=「原発を再稼働して背広をつくってもらおう」(お前らアホか!?)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-0f8224.html

(2)関西電力ブラック(マネー)アウト(その2):原子力ムラでゴキブリを1匹見つけたら、他にも20匹はいるぞ!=もらった金品も、もらった奴も、もっとあるある、もっといるいる(ホレ! 検察も仲間やで)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-6fed42.html

(3)関西電力ブラック(マネー)アウト(その3):会長・社長他関電幹部の巨額退職金・顧問待遇付「辞任」という「円満退職」を許すな!=この連中は「懲戒免職処分」の上、刑事告発・起訴、そして株主代表訴訟で損害賠償請求だ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-a5e73f.html

(4)関西電力ブラック(マネー)アウト(その4):お手盛り第三者委員会に騙されるな! 今こそ強制捜査せよ(河合弘之弁護士)=刑事告発の受付締切は12月8日必着- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-9623cd.html
草々 

(2020年2月26日)オルタナティブな日本をめざして(特別編):「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(新ちょぼゼミ:早川芳夫さん)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(2020年2月の新ちょぼゼミのご案内です)


(別添PDFファイル)(チラシ)(2.26)オルタナティブな日本をめざして(特別編)「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(早川芳夫さん)
ダウンロード - efbc88efbc92efbc8eefbc92efbc96efbc89e3808ce6b0b4e5aeb3e998b2e781bde38292e5b882e6b091e381aee581b4e3818be38289e88083e38188e3828befbc81efbc81e3808defbc88e697a9e5b79de88ab3e5a4abe38195e38293efbc89.pdf

2018年、19年と日本列島は数度にわたり台風や集中豪雨に見舞われ、全国各地で堤防の決壊、内水氾濫、土石流などで多くの被害を出しました。日本列島は昔から毎年のように水害被害に見舞われる災害大国であるにもかかわらず、それに対する政府や自治体行政の対応の仕方にあまり進歩が見られないどころか、より悪化しているような気がしてなりません。特に河川行政=治水政策については、20年近く前に「脱ダム宣言」(長野県他)がなされたにもかかわらず、依然として必要性に乏しい巨大なダムの新規建設が続けられ、本来ならば堤防の補強や遊水池・調整池の整備などに回されるべき予算が無駄に使われていたり、対策がハード面に偏って防災対応としてなすべきソフト面がおろそかにされたりして、効果的な防災対応ができていないように思われます。今回はこの問題にお詳しい早川芳夫さんにおいでいただき詳しくご説明いただきます(なお、主催者側からは最初の1時間弱で「我が国の森林・林業政策(その1)のプレゼンを行います)。

講 師:早川芳夫(はやかわ よしお)さん
 略歴:1975年東京都立大学理学部地理学科卒業後・同研究生として水害(内水氾濫)の研究を行う。その後、高校社会科教員として41年間教壇に立つ。35年前から、1反歩(1000㎡)の畑で有機在来種作物農業を実践する。現在、スローアグリカルチャー研究会代表。9条を守る神奈川高校教職員の会共同代表。

 <次第>
日 時:2月26日(水)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 
 Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/


 <関連情報:別添PDFファイル>
(1)堤防決壊 同時多発、越水で浸食か・地元は補強要望(朝日 2019.10.16)
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14218752.html
(2)ダム緊急放流5県7カ所:城山ダム緊急放流 相模川(朝日・東京 2019.10.13)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019101302000141.html
(3)台風19号で緊急放流の6ダム、「事前放流」準備なかった(東京 2019.10.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2019102002000141.html
(4)検証:台風19号で八ッ場ダム、スーパー堤防 本当に役立った?(東京 2019.10.20)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019101702000143.html
(5)台風19号 一時16万戸断水、水道設備 水害リスク露呈(日経 2019.10.29)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO51505310Y9A021C1CC1000/
(6)千葉大雨 水位観測所4カ所故障 大雨前から 県 自治体に伝えず(東京 2019.10.28夕刊)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019102802000247.html
(7)防衛と防災(斎藤美奈子 東京 2019.10.16)
 https://00m.in/NSJqm

 <関連サイト>
(1)「どこが川で、どこが街なのか」泥水の海と化した住宅地 千曲川堤防決壊 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191013/k00/00m/040/097000c?fm=mnm
(2)千曲、阿武隈川で堤防決壊 阿賀野、信濃川で氾濫 10人死亡、10人以上行方不明[写真特集1-24]- 毎日新聞
 https://mainichi.jp/graphs/20191013/hpj/00m/040/001000g/1?fm=mnm
(3)台風19号被害拡大 災害頻発列島で疑問だらけの対策対応<1>危機だけは伝わった気象庁の警戒呼び掛けは役立ったのか(日刊ゲン… 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/485.html
(4)台風19号被害拡大 災害頻発列島で疑問だらけの対策対応<2>嵐が過ぎ去ってから動き出した安倍官邸の「やっているふり」(日刊… 赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/489.html
(5)台風被害の後手後手対応と避難所の劣悪環境が国会で議論も…安倍首相は“自治体任せ”で知らんぷり、「十分機能を果たした」|LITERA/リテラ
 https://00m.in/0lPiz
(6)福島で川に除染廃棄物が流出 田村市の仮置き場、台風19号 | 共同通信
 https://this.kiji.is/556080279094969441

(7)台風19号の被害拡大 死傷者100人以上10都県で36河川が氾濫|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263262
(8)森田千葉県知事に危機意識ゼロ 災害対策10年ホッタラカシ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263854
(9)隅田川も荒川も薄っぺらなカミソリ堤防…東京水没は「ゼロメートル地帯」の整備がカギ AERA dot.
 https://dot.asahi.com/aera/2019071000056.html
(10)逆流下水は糞尿混じり…武蔵小杉タワマン台風19号被害ルポ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/263287
(11)二階幹事長 台風被害は「まずまず」発言、自民党議員にも非難(女性自身) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191014-00010008-jisin-pol
(12)安倍首相が今日になって「やってる感」アピールも、台風襲来最中の「休養」に批判殺到! 立川談四楼は「寄り添う気がない」|LITERA/リテラ
 https://00m.in/YbciK


(関連)八ッ場(やんば)あしたの会 - 八ッ場あしたの会は八ッ場ダム本体工事の中止と水没予定地域の再生を目的としたNGOです
 https://yamba-net.org/

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々

 

 

2019年12月14日 (土)

本日(12/14)のいろいろ情報:(1)前川喜平氏講演=在日差別政策に怒る(2)JR東海がひた隠す「リニア・リスク」(『選択』)(3)朝日カバカバ新聞のボケた原発認識 他

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.来年の新ちょぼゼミの予定
(1)(2020年1月22日)オルタナティブな日本をめざして(第39回):「企業ファースト化する日本とアベ政権」(新ちょぼゼミ:竹信三恵子さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-c20cbc.html

(2)(2020.2.13)オルタナティブな日本をめざして(第40回):「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」(新ちょぼゼミ:澤藤統一郎弁護士 )
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-0a90f5.html

(3)(2.26)オルタナティブな日本をめざして(特別編):「日本の河川行政では私たちの命と生活を守れない!水害防災を市民の側から考える!!」(早川芳夫さん):午後5時30分開場、午後6時スタート、たんぽぽ舎(水道橋)
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(4)(3.31)オルタナティブな日本をめざして(第41回):「幻想の新型原子炉:超高温ガス炉(VHTR)と小型原子炉」(後藤政志さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-66e445.html

(5)(4.12)オルタナティブな日本をめざして(第42回):「戦後改革の歴史的位相:帝国の解体と象徴天皇制」(山田朗先生):午後1時開場、午後1時30分スタート、たんぽぽ舎’(水道橋)

(6)(5.14)オルタナティブな日本をめざして(第43回):「羽田離発着旅客機の都心低空飛行問題と東京都政」(奈須りえさん):午後5時30分開場、午後6時スタート、たんぽぽ舎(水道橋)


2.キャンペーン
(1)「先島―南西諸島の軍事化・要塞化に抗し、同地域の非武装化を求める共同声明」のご賛同のお願い - 今、自衛隊の在り方を問う!
 https://blog.goo.ne.jp/shakai0427/e/00827ecc81d5af6c9c14194092bd04ef

(関連)「軍事化阻止を」 宮古・石垣への陸自配備 「本土」文化人が反対声明 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
 https://00m.in/6Wzl4

(田中一郎コメント)
 私も賛同しました。私は、沖縄・先島諸島、南西諸島での米中軍産情複合体による「限定核戦争」がありうると見ていて、近未来において、新型小型核兵器の実戦実験場とされる可能性があると思います。島に軍事施設を設置することは「攻撃の的」になるだけの話であり、極めて危険です。また、21世紀は、アメリカだけでなく、いわゆるBRICSと言われる図体のでかい国々がロクでもないことを繰り返し、地球を滅亡に追いやる可能性さえあるとも考えています。20世紀的なパワーポリティクスの発想から脱して、市民 VS 劣悪巨大国家権力の、新しい「対立軸」を見定め、世界の悪性支配権力を追い詰めていく運動を創り出していく必要があります。

(2)【署名】放射能汚染水を海洋放出しないで
 https://act.greenpeace.org/page/45205/petition/1?locale=ja-JP

(3)公正な判決を求める署名のお願い - 原告団・弁護団の活動 - 生業訴訟原告団・弁護団
 http://www.nariwaisoshou.jp/activity/entry-686.html

(4)キャンペーン · 日本の発電所が沢山のオランウータンや象など熱帯雨林の生きものたちを苦しませる事をあなたは知っていますか? · Change.org
 https://00m.in/F9b0k

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · パーム油火力発電は2775億円の金を生む超巨大利権でした・・・・ · Change.org
 https://00m.in/gIyL8
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本日(12/14)のいろいろ情報です(メール転送を含む)。大手新聞が朝日新聞や毎日新聞も含めて世代交代とともに「ゴミ化」する中で、まだ媒体によっては真実に迫る注目の記事を発信しているところがあります。昨今の報道からいくつか拾ってみました。いつも申し上げていますが「諸悪の根源」は政治にあります。ゴミ・クズ・カスの政治家どもが=つまりはアベ自公政権に与する政治家どもが、率先してこの日本を破壊し、没落・滅亡への道を加速させています。臭いにおいは元から絶たなければダメです。有権者・国民の覚醒が強く求められています。

(立憲民主党他の野党各党の政権交代のための選挙へ向けた動きがにぶくイライラします。この危うい日本を変えていく覚悟が本当に立憲民主党他の野党各党にあるのかなと、心底疑いたくなります。私が思うには、少なくとも現段階では、ホンモノ改革野党・市民の結集が終わり、骨太のマニフェスト(選挙公約・共通政策)が掲げられ、水面下で候補者の一本化協議が進められつつ、表では「NEXT・キャビネット」が共闘野党・市民で組織され、アベ自公政権のデタラメや体たらくや嘘八百に対して定期的に記者会見をして批判しつつ「私たちならばこうする」とオルタナティブを打ち出し、そして全国各地で街頭に出て有権者・国民の説得に当たる、こんなことがなされていなければならないはず。にもかかわらず、今進められているのは、衰弱化していく野党の「延命選挙互助会」をどう作るかという程度の話。これでアベ自公政権から政権を奪えるなどと思っているのなら笑止千万と言わざるを得ません。

(関連)東京新聞-政党合流「政策貫く」と枝野氏 立憲民主、国民民主と協議否定-政治(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019120801000806.html

(この心がけはとてもいいんだけど、こういう「守り」言論だけでなく、攻めて攻めて攻めまくるオフェンシブな姿勢を見せてほしいのよ)

既存議席を前提に数合わせをして、できるだけ多数を確保しておこうとするご都合主義と日和見が、こうした結果を招いているのだと思われます。だから政策や公約など、半ばどうでもいい、という態度につながっていきます。最初は少数でもいい、私たちは必ずや有権者・国民のみなさまの側に立ち、有権者・国民のみなさまのための政治を実践していきますと、本気で、時間をかけて、訴えていく、その最初の逆境に耐え抜く政治家としての根性や覚悟がないから、毎度毎度「勝ち馬に乗れ」式の「フラフラ野党議員」が繁殖するのでしょう。こんな調子じゃ、次の国政選挙はまた負けです。これを変えることができるのは有権者・国民です。アベ自公政治を一掃するのも、ホンモノ野党を育てるのも、有権者・国民であることを忘れてはいけないのです。)

 <別添PDFファイル>
(1)これがオリ・パラ教育? 「両陛下が通る・・・」児童に日の丸持たせ出迎え(東京 2019.12.8)
(2)JR東海がひた隠す「リニア・リスク」(『選択 2019.12』)
(3)(パンフ)幼保無償化についてのQ&A
(4)原発アピール 躍起だけど「CO2と戦う」COPで業界訴え(朝日 2019.12.8)
(5)汝(な)が最大の敵は汝(なんじ)なり(北丸雄二 東京 2019.12.13)
(6)「事前に記事見せろ」仰天要求その後、取材や表現活動 マス息苦しさ(東京 2019.12.12)
(7)闘論席:小林よしのり(『週刊エコノミスト 2019.12.17』)
(8)「主体性」はどちらを向いているか?(田中優子『週刊金曜日 2019.12.6』)
(9)「桜を見る会」徹底追及! 私が安倍首相を刑事告発した理由(イントロ部分)(斎藤貴男『サンデー毎日 2019.12.22』)
(10)桜名簿「復元しないのは違法」元公文書管理委の弁護士指摘(東京 2019.12.12)


1.(別添PDFファイル)これがオリ・パラ教育? 「両陛下が通る・・・」児童に日の丸持たせ出迎え(東京 2019.12.8)
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(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「天皇皇后両陛下は、昭和天皇への退位のご報告の為、八王子の武蔵陵を訪問されました」「日の丸の小旗四千本はたちまち無くなり、沿道の小学校、幼稚園、保育園の子供たちは手作りの小旗で集まってくれました」。これは、まだ自民党幹事長代行だった萩生田光二現文部科学相の四月二十六日付ブログだ。同二十三日に、現在の上皇ご夫妻が、東京都八王子市にある昭和天皇が埋葬されている武蔵陵を訪れたときの様子を記している。

(中略)同市教委の佐生秀之指導主事は「六年の学習指導要領には、国事行為などを取り上げ天皇への理解と敬愛の念を深めるとあるし、オリ・パラ教育で育てる五つの資質に『日本人としての自覚と誇りを持つ』があり、それを養うのに合致する。校長の判断はまったく問題ない。沿道に並び旗を振ることが問題だとする人もいるんですねとしか言いようがない」と語った。

(中略)オリ・パラ教育の一環として疑問が残るのはこれだけではない。特に学校現場で大きな問題となっているのは大会中の児童・生徒の競技観戦だ。

(中略)どうにも無理な「動員」のようにも見えるが、都教育庁指導部の守屋光輝主任指導主事は、都は三回にわたり意向調査を行っており、「参加しない学校もあり、希望制であって強制ではない」と動員を強く否定した。交通費は各自か区市町村が負担だが、島しょ部の交通費や宿泊費は都での負担を検討中という。だが、都教職員組合の平間輝雄書記長は「強制ではないが、都や各自治体の教育委員会に言われたら断れない。どの学校も希望せざるを得なくなっている」と言う。

(中略)新潟大の世取山洋介推教授(教育行政学)は「授業日をどう設定するかは学校が自主的に決めることで、指図することではない。都教委が学校の教育活動の一環としての実施を求めている段階で非常識。学校評価が盛んな申、強要していないと言っても説得力がない。事実上の動員。熱中症や移動に伴う学校からの懸念に対処せず、事故が起きれば都教委の責任になる」と批判している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(田中一郎コメント)
 戦前の学校教育現場の話かなと思ったら、そうではなくて、今日の東京都の義務教育の目を覆いたくなるような状況を伝える記事でした。上記に出てくる八王子市教委の佐生秀之指導主事とか言う人物は、さながら戦前の皇民化教育を押付ける「訓導」のごときです。こんな連中が教育委員会でのさばっているということですか。唖然とするばかりです。「戦前の日本を取り戻す」(安倍晋三)をまっしぐらの日本の教育現場、その行き着く先は「第二の敗戦」であり、世界中から軽蔑される「アホの国」ということです。教育委員会や学校から自分たちの子どもにここまでされているのに、八王子市の有権者は何をしているのでしょう! 戦前の日本に戻りたいのでしょうか?

現代ファシストの肖像:「(戦前の)日本を取り戻す:戦争への道」(2014.6)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/facist_1_senzen.pdf


2.(別添PDFファイル)JR東海がひた隠す「リニア・リスク」(『選択 2019.12』)
 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/19484

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)「超電導リニア技術はすでに実用技術として完成しています」JR東海は、リニア特設サイトでこう明言している。しかしこれが真っ赤な嘘。山梨リニア実験線では、その名の通りいまだに実験が続けられているだけでなく、まだ入り口段階の技術開発さえ残っていることは知られていない。

(中略)このガスタービン発電装置は、灯油を燃料とし、車内の照明などが消費する電力を供給する役目をしている。つまり未来の鉄道が、実際にはローテクのディーゼル機関車と同じシステムを積んでいたのである。現状、大量の燃料を搭載して時速五百キロで走行させていることも危険だが、JR東海もその点は認識している。(中略)新車両の導入を発表したのは昨年十二月。つまり、車両への電力供給に関しては実験に着手したばかりなのである。

(中略)また、IR東海は、既存LO系でもリニア車両の「すれちがい実験」をするそぶりさえみせていない。リニアのガイドウェイには、車両を浮上させ、走行させるための大量のコイルがある。そこに高速で車両が通過する際には周囲の磁場に大きな変化が出る。営業運転をするのであれば、頻繁に時速五百キロの車両がすれ違うのた。相対速度では時速一千キロに達し、これは音速に近い。この速度での車両の近距離すれ違いは人類にとって未知の領域であり、空力的な問題はもちろん、電磁場の相互作用がどのような挙動を見せるかは、LO系を使った実験を通じて知見を得るしかない。

(中略)これ以外にも、リニアの技術的不安要素はある。車両浮上に使われている超電動磁石は、突然磁力を失う「クエンチ」という現象と切っても切れない関係にある。古くは国鉄時代の技術者を悩ませたこのクエンチについて、民営化後のJR東海はその実態を明らかにしていない。地元の山梨日日新聞は、一九九九年に山梨実験線で「クエンチ」が起きたことを報じているが、これ以外の状況は一切秘匿されているのた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(田中一郎コメント)
 みなさまには定期購読または図書館等で原本に当たって原文をお読みいただきたいと思います。葛西敬之(よしゆき)という元国鉄の元祖不当労働行為男の「狂気」ではじまったリニア新幹線事業、JR東海というクソ会社が葛西敬之のイエスマンばかりで、この大バカ者の戯言を止められるものがいないという「破たん企業」が呈する典型的なパターンが、このリニア事業の強引な進め方に現れています。仮に無事建設が終わって無事故で営業を続けたとしても、とても採算には合わないだろうというのがもっぱらの予測。しかも日本は人口減少社会に突入し、かつ東京・大阪・名古屋などの大都市への一極集中を分散させていくことが国としての大きな課題となっているのに、このリニアはそれを前提にして事業を展開しようとするアナクロニズムの塊です。更に、トンネルを掘った後に出てくる膨大な量の残土をどう処分するのかや、地下トンネルを掘ることによる河川・湖沼の水枯れの可能性など、リニア建設がもたらす環境破壊もすさまじいものがあり、現段階では静岡県の川勝平太知事がリニア工事にストップをかけています。

しかし、そんなことよりも、リニアの最大の問題は、リニアという乗り物自体が危険の塊であるという点、こんなものを公共交通手段に使うなど論外と言わざるを得ません。しかもリニアは運転手もいない乗客だけの「無責任無人列車」(運転責任者も車掌もいない)であり、地震その他の理由でリニア車両に何かあった時には、適当な間隔で空けてある地上への逃げ道から乗客が自己責任で勝手に逃げてください、という仕組みになっています。要するに、危険なリニアに乗る時は、死ぬ覚悟で乗りなさい、ということです(真冬だったら、無事地上に出れた段階で凍死のリスクが襲いかかります)。21世紀の「アホの日本」を象徴するこのリニア新幹線事業、早い段階で自滅させることがベストのシナリオと言えるでしょう。(よくもまあ、かような事業の環境アセスに国土交通省がOKを出したものだと思います、当時の担当大臣は公明党の太田昭宏だったと記憶します)

(関連)大臣会見:太田大臣会見要旨 - 国土交通省
 https://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin141017.html
(関連)リニア静岡問題、JR東海の「挽回策」はなぜ失敗-新幹線 - 東洋経済オンライン
 https://00m.in/jMhrm
(関連)静岡県知事「リニア工事も空港駅も全部話そう」 - 新幹線 - 東洋経済オンライン
 https://toyokeizai.net/articles/-/304059

(関連)南アルプスの未来にリニアはいらない - 宗像充【著】- 紀伊國屋書店ウェブストア
 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784866230207
(関連)長野)リニア、知ってください 「変える会」が小冊子:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/ASLD733L8LD7UOOB001.html


3.20191210 UPLAN これは官製ヘイトだ!-前川喜平さんは断言する 高校、幼稚園「無償化制度」から朝鮮学校排除 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-fhvt4OFePc&t=4s
 https://www.youtube.com/watch?v=-fhvt4OFePc&t=4s

(関連)(別添PDFファイル)(パンフ)幼保無償化についてのQ&A
ダウンロード - efbc88e38391e383b3e38395efbc89e5b9bce4bf9de784a1e5849fe58c96e381abe381a4e38184e381a6e381aeefbcb1efbc86efbca1.pdf
(関連)リーフレット『知っていますか?「高校無償化」からの朝鮮学校排除』改訂のお知らせ - ■ 東京朝鮮高校生の裁判を支援する会 ■
 http://mushokashien.blog.fc2.com/blog-entry-99.html?sp

(田中一郎コメント)
 前川喜平さんの講演、論旨明解・痛快な批判でサイコーです。「偽造、捏造、安倍晋三」「アベとともに去りぬ」など、切れ味のいいギャグセリフもちりばめられていて、スーとお聞きできる超一級品のご講演です。みなさまも是非、上記VTRをご覧ください。また、下記の尾澤邦子さんの報告もよくまとまっていて「すぐれもの」です。

以下はメール転送です(たんぽぽ舎MG)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┏┓ 
┗■1.「これは官製ヘイトだ」「高校・幼稚園『無償化制度』から朝鮮学校排除」
 |  「教育を受ける権利というのは人権です、人権とは人が人として持っている権利」
 |  12/10前川喜平さん講演会「偽装、捏造、あべしんぞうという言葉があります」
 └──── 尾澤邦子(レイバーネット)

◎ 12月10日(水)午後6時半、東京・水道橋の「スペースたんぽぽ」はあふれんばかりの人でいっぱいでした。元文部科学事務次官の前川喜平さんの講演会。「これは官製ヘイトだ」「高校・幼稚園『無償化制度』から朝鮮学校排除」について語るというので私も参加。前々日に予約を入れましたが「77番」とのこと。部屋に入り切れるのだろうかと不安になり、ちょっと早めに会場に行って一番前の席を確保。

◎ 前川喜平さんは「教育を受ける権利というのは人権です。人権とは、人が人として持っている権利で、国籍は関係ありません。人はひとしく教育を受ける権利を持っています。しかし、同じ教育を受けさせることが平等とは言えません。ひとりひとり違う能力を持っているのですから、その人に応じた教育を保障することが大事です。在日コリアンにはその望む教育を保障すべきです。それが教育の機会均等です。政府は率先して人権教育をおこなうべきなのです」と話していました。そして「高校無償化制度」に関して経過を話し、朝鮮学校も対象としていたのに外されてしまったこと、訴訟も、大阪地裁はまっとうな判決を出しましたが、他は国の勝訴ありきの忖度判決だったと批判しました。

◎ また最近の、「教育勅語」復活の動きについて「天皇に対する忠誠心、家長であるお父さんに対する忠誠心、こういったものが大事で、日本の道徳の中心であるべきだとしている。日本国憲法は個人の尊厳が大事としているが、教育勅語の価値観は『國體(こくたい)』から始まる『神の国』『家族国家』で、血のつながらないものを排除する考えだ」と話しました。これが「官製ヘイト」の裏側にあり、歴史修正主義とも結びついていると。「歴史修正ではなく、歴史改ざん、とか歪曲・捏造主義と言ったほうがいいと思うんですね。偽装、捏造、あべしんぞうという言葉があります」などと冗談っぽく話してくれました。

◎ 「出入国管理法」の改定で、これからますますいわゆるニューカマーの外国人たちが日本で暮らす時代になってきています。無償で日本語が学べる措置をとるべきだと思うができていないとも話していました。また母国の文化や言葉を学ぶ民族教育も大切だと、ずっとやってきた朝鮮学校を高く評価していました。多文化共生社会にはそれぞれの文化的アイデンティティを持っていることが大事であり、それが豊かな社会をつくると話してくれました。

◎ 元文部科学省のお役人で、こういうお話ができる方はとても貴重だと思いました。今年すでに220回の講演をなさっているとのこと。きのうは京都にいて、その前は大阪にいたとか。「呼ばれればどこにでも行きます」とおっしゃっていましたが、わかりやすい、説得力のあるお話を、多くの方に聞いてほしいと思いました。

「レイバーネット」HPはこちらをご覧下さい。
 http://www.labornetjp.org/news/2019/1210ozawa
 http://www.labornetjp.org/
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4.(別添PDFファイル)朝日カバカバ新聞の「原発カバカバ認識」:原発アピール 躍起だけど「CO2と戦う」COPで業界訴え(朝日 2019.12.8)
 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20191208000163.html

(田中一郎コメント)
 あきれた記事が出たものです。スペインで開催中の第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)にかこつけて、あたかも原発批判をしているかの体裁を取りながら、書かれているのは事実上「原発も捨てたものではないぞ」という「原発再宣伝」の「絵空事」、記事の終わりの方では、あの愚か者の元新日鉄経営者・今井敬の「国際社会における我が国の役割を果たすためには、二酸化炭素(CO2)を排出しない原子力の活用は必要不可欠だ」などという、いつもながらの嘘八百発言まで引用しながら、この記事の隠れた本音をさらけ出しているのですから、その「カバカバ」ぶりは極めつけです。

上記サイトに、この「カバカバ記事」のエッセンスが出ていましたので、コメント付きで紹介しておきましょう。福島第1原発事故後の日本で、日本の代表的な大手新聞社の編集委員(石井徹)がこの程度の認識で記事を書いているのですから、もう「消えていいぞ」という話です。かような人間を編集委員にしていたら、その下で取材をして記事を書いている現場記者の迷惑・妨害になるから、さっさとこの石井徹とかいうのを更迭しろ、という話です。

 <原発の利点と欠点:利点>
(1)発電時に二酸化炭素を排出しない ウラン採掘から使用済み核燃料をはじめとする核のごみの処分まで、全過程で膨大な量のCO2を排出

(2)大気汚染物質の排出が少ない 原発・核燃料サイクル施設は事故がなくても膨大な量の放射能を大気中と海に排出(アタマがイカれている)

(3)発電量が安定している 地震や手抜き管理などで原発はしょっちゅう止まる不安定電源、核燃料サイクルは未だ動かず(原発の実態を知らない)

(4)発電に必要な土地が少なくてすむ 使用済み核燃料置き場など、原発敷地は広大な面積を必要とする(原発の実態を知らない)

要するに原発の利点など皆無で、ただただ巨大利権集団である原子力ムラの私利私欲と政治の力だけで稼働・推進されているということだ。小泉純一郎氏「安全、安い、クリーン」=これみんなウソ、である。朝日カバカバ新聞の石井徹よ、原発のことをよく知りもしないのに、ボケた記事なんぞ書くな、このドアホ「カバカバ野郎」! (この記事で原発の欠点として書いていることも「なまっちょろい」ですが、コメントは省略します)


5.マスごみ諸君、ウォッチ対象である政治家どもからバカにされたら、もうおしまいですよ
 記事を読んでいて、つくずく情けないと思います。記者クラブにパソコンを持ち込み、垂れ流しされる発表をタダ無批判にパソコンにペチペチと打ち込むだけの「ペチペチ屋」か、発表を行う権力側にこびへつらって、気に入られるような忖度質問しかできない、芸者稼業のアホダラ記者しかいなくなった日本のマスごみ業界、下記はその氷山の一角でしょう。東京新聞の一部記者(あくまでも一部)、日刊ゲンダイ、『週刊金曜日』、岩波月刊誌『世界』などが、かろうじてこの「激流」に逆らって記事を書いています。もちろんNHKも含めてテレビは全滅状態です。現代の(やわらかい)ファシズム国家=ニッポンでは、言論の自由はつぶされたのではなく、その大半が自滅いたしました。私はこれは「世代交代」が大きく影響していると見ています。バカ者と若者が重なりつつあります。このままでは、この国の未来は非常に暗い。

(1)(別添PDFファイル)汝(な)が最大の敵は汝(なんじ)なり(北丸雄二 東京 2019.12.13)
 https://twitter.com/quitamarco

(関連)麻生太郎記者会見(上記の記事にある麻生記者会見は恐らくコレです)
 https://www.youtube.com/watch?v=xQMsyvj-PiI

(2)(別添PDFファイル)「事前に記事見せろ」仰天要求その後、取材や表現活動 マス息苦しさ(東京 2019.12.12)
ダウンロード - e3808ce4ba8be5898de381abe8a898e4ba8be8a68be3819be3828de3808de4bbb0e5a4a9e8a681e6b182e3819de381aee5be8ce38081e58f96e69d90e38284e8a1a8e78fbee6b4bbe58b9520e3839ee382b9e681afe88ba6e38197e38195efbc88e69db1e4baac2012.12efbc89.pdf

(まさに事前検閲以外の何物でもない。環境省や同省新宿御苑事務所は何をやっちょるのかという話である。日本国憲法を読んでから仕事をしろ、バカ者、である。しかし、この言論や表現や活動の妨害は何も役所に限った話ではない。市民運動・社会運動の中にもワンサとある。「市民活動妨害フォーラム」ならぬ「平和フォーラム」に続いて、先般(12/1)は「東京自治問題研究所」が主催する東京都政問題セミナー集会で、石崎とかいう主催者側の人物から署名活動の排除・妨害を受けた。市民運動・社会運動に背を向けて「私たちがやっているのは市民運動・社会運動ではありません」などと、バカ丸出しのことを言い訳にしていた。だったら何? たくさんの一般市民に来てもらって「市民運動・社会運動ではございません」だと、それで「東京の自治問題」の研究などちゃんとできるのかね??? 役所は「事なかれ主義」と「忖度」、市民運動・社会運動に生息するオレサマ活動家どもは「政治的カマトト主義」と「オレサマ小権力主義」が、一般市民のごくごく当たり前の言論・表現・活動を妨害している。幼稚なる暗黒社会とでも言うべきか。みなさま、こうした連中が主催するイベントや集会には当分の間、参加されませんように。そうしたら、まもなくこういう愚かなことは市民運動・社会運動から消えていくでしょう。ケンカなどする必要はありません。黙って無視すればいいのです)

(関連)(メール転送です)(これと同じようなことが市民運動・社会運動内でも行われていることを強く意識いたしましょう)RE- 兵器は最大の粗大ゴミ 武器見本市・入場者を強制排除の暴挙!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-7ba5cc.html

*「虚偽が真実を駆逐する愚かな政治の時代に、独立メディアは民主主義の重要なインフラだ!」山口二郎・法政大学教授~12.3院内集会「放送を市民の手に!独立行政委員会制度実現を!~メディアの危機と放送法制改革~」 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462799


6.それでもバカとは戦え|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3524

(1)最後の一線を越えた…7年間にも及ぶ国と社会に対するテロ|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266204
(2)正気の人間が見ているのは「カメ止め」彷彿の“安倍ゾンビ”|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265843
(3)アベ擁護者の「さっぱりわからない」発言はこちらのセリフ|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265497
(4)安倍晋三は「裸の王様」乞食言論人に守られて言い訳ばかり|適菜収 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265140

(関連)日本共産党政権奪取の条件-適菜収・清水忠史/著(ベストセラーズ)
 https://00m.in/2slP6

(この対談本、本の表題とは違う時事問題をいろいろと対談している非常に面白い本です。ご一読をお勧めします。ちなみに適菜収氏の対談相手の清水ただし氏は共産党の現職国会議員(衆議院・大阪)です。:田中一郎)


7.(別添PDFファイル)闘論席:小林よしのり(『週刊エコノミスト 2019.12.17』)
 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20191217/se1/00m/020/002000c

(田中一郎コメント)
 かつてこの男が「正常」だった頃、「ゴーマニズム宣言」の愛読者として、その全巻を読み通した人間として、こうした小林の「国士」ぶった「デカズラ」態度を見ていると、漫画家の悪い癖が出ているのだろうけれど(何事も誇張して描く)、いささか情けなくなる思いがする。小林よしのりは、かつて厚生労働省を人間の鎖で取り囲んだHIV・血友病患者の薬害エイズ闘争の時までは「まとも」だった。同氏著の「ゴーマニズム宣言」も、新しいスタイルのマンガとして、またその主張内容も的を得ていて適切ということで、多くの良識的な市民から支持を得ていた。それが、この薬害エイズ闘争の終わりの方で、左翼系の弁護士らから小林の言動がバカにされ、相手にされなかったことに腹を立て、腹を立てるだけでなく根性まで曲げてしまったところに、この男の転落が始まる。

その後は「敵(左翼)の敵は味方」とばかりに似非右翼の集団に近づいたり、あのタチの悪い評論家の西部邁と意気投合したりした挙句に、結局今は自主独立の「ゴーマニズム自称右翼」活動を展開中というわけだ。HIVの時にプライドが傷ついたのかもしれないが、根性が曲がってしまっているからロクなことを言わない割には、かつての「正常小林」時代の「鋭さ」も持ち合わせているので、論敵としては厄介な人物でもある。小林よしのりよ、そろそろ左翼への怒りを鎮めて正気を取り戻し、「悪玉菌」から「善玉菌」に転換して、危機の時代にふさわしい広く多くの人々の共感を得るような言論を展開したらどうか。お前の言動を支持するものなど、ロクなのがおらんぞよ。このまま不勉強な「根曲がりチンピラ右翼」の漫画家として朽ちていくのも残念ではないのか? よく考えてみろよ!! (お前をバカにした左翼弁護士など相手にしなくていいから)


8.「主体性」はどちらを向いているか?(田中優子『週刊金曜日 2019.12.6』)
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002937.php

(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高等学校における香港と中国の教育が大きく異なることをニュースで知った。香港では「通識教育」という議論型の教育を必修にしているという。ニュースでは「行政長官制度の改革はいかになすべきか」を生徒が討論していた。「民主」とは複数政党による政治のことだ、とも教えているそうだ。教師は「世界や社会を広く知っておくことが通識教育の日的」だと話す。これは日本も同じで、今や相当広い視野を持っていないと生きていかれない。世界のどこで生きることになるか予想がつかないのだ。

一方中国政府は、一党独裁を民主主義だとして愛国教育をすべきだと言う。親中派の男性は「高校生に一国二制度や香港政治など理解できるわけがない」と断定する。つまり若者は教育に操られるだけで自ら考える能力などない、と言っているのだ。どの国でも愛国を語る人は、地位、男女、年齢などのヒエラルキーで人を序列化する傾向がある。興味深い。

(中略)ところで日本では近頃、主体性、自発性、能動性の教育が求められる。主体的でなければ思考はできないので当然のことだ。しかし池田浩士著『ボランティアとファシズム』を読んで考えこんでしまった。この本の副題は「自発性と社会貢献の近現代史」である。自発的に行動する若者たちがいかにしてナチスとなったか、その経緯がとてもよくわかる。同様の事例は日本軍の兵士にも及んでいる。

(中略)主体性を自ら考える力と定義するか、与えられた「愛国」に向かって懸命に貢献する力とするか、国家がどちらに向いているかを判断することは、香港人だけでなく日本人にも必要となりそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(関連)ボランティアとファシズム 自発性と社会貢献の近現代史-池田浩士/著(人文書院)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033926221&Action_id=121&Sza_id=B0

(関連)香港、燃えよ民主主義ドラゴン=学生抗議・五大要求断固支持(1):スターリニズム・特権官僚国家の中共中国と、その手下=香港政府・香港警察を全世界の民主主義勢力が包囲せよ(田中龍作ジャーナル他)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cf6abe.html

(関連)田中龍作ジャーナル
 http://tanakaryusaku.jp/

(10月に香港の様子を伝えて以降、日々の雑務に追われてメールを書く時間がなく、香港民主化闘争の情勢をお伝えできておりません。申し訳なく思います。上記の「田中龍作ジャーナル」に現地取材ルポなど、たくさんのHOT情報がありますので、ご覧になってみてください。私の「学生抗議・五大要求断固支持」はその後も変わりません。デモ隊の暴力を批判するよりも、香港当局や中共中国が「5大要求」を素直に受け入れて、香港を中国民主化のモデル地区としていくことや、抗議学生を拳銃で射殺しようとした警官をはじめ、一般民衆に向かって催涙弾を直撃で放つ警官たちなど「支配権力の暴力」を処罰・適正化する方が先でしょう。既に先般実施された民主派圧勝の香港区議選結果が「ことの本質」を赤裸々に示しています。ガンバレ香港の若者たち、ガンバレ香港の民主派、中共中国・北京のスターリニスト・似非社会主義官僚たちを世界中の世論や市民の批判で包囲しよう! :田中一郎)

(関連)香港で大々的な抗議デモ、80万人と主催者 - BBCニュース
 https://www.bbc.com/japanese/50708990
(関連)東京新聞-<引き裂かれた香港>(上)2色分断 デモ後「警官の夫怖い」-国際(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102302000115.html
(関連)東京新聞-<引き裂かれた香港>(中)若者を問題視 批判精神、再教育の動き-国際(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102402000134.html
(関連)東京新聞-<引き裂かれた香港>(下)勇武派 覚悟の抵抗 応じぬ政府-国際(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102502000136.html


9.(別添PDFファイル)「桜を見る会」徹底追及! 私が安倍首相を刑事告発した理由(イントロ部分)(斎藤貴男『サンデー毎日 2019.12.22』)
 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-480087/

(関連)(別添PDFファイル)桜名簿「復元しないのは違法」元公文書管理委の弁護士指摘(東京 2019.12.12)
 https://cutt.ly/Ze6IvTy
(関連)【安倍晋三】「桜を見る会」で安倍首相を刑事告発した理由|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265293

 <二極化・格差社会の真相|斎藤貴男 日刊ゲンダイ>
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/1113

(1)日本はもはや国の体をなしていないことを実感した1カ月|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264592
(2)ジャパンライフと政界、マスコミ、警察の結託…腐った構造|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL
 
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265995
(3)英語民間試験の導入でついに現実となった優生学的教育制度|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263918


10.ブラック企業大賞~「電通」「吉本興業」など9社をノミネート - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2454


11.沖縄
(1)「軍事化阻止を」 宮古・石垣への陸自配備 「本土」文化人が反対声明 - 琉球新報
 https://00m.in/6Wzl4
(2)辺野古 住民「百年でも未完」 - Yahoo!ニュース
 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6345269
(3)辺野古土砂投入から1年──Coccoが県民投票日をタイトルにした新曲「2.24」に込めた思い、ウーマン村本の漫才と通底する怒り|リテラ
 https://cutt.ly/Ce6ID1a
(4)オスプレイの低周波 基準超えて発生 近くの保育園児への影響に懸念- 沖縄タイムス+
 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/507908
(5)楽しいクリスマスの準備が一変 事故の不安に誹謗中傷… 米軍の部品が落下した保育園の2年 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1038414.html

*孫崎享・元外務省国際情報局長とエマニュエル・パストリッチ・NGOアジアインスティチュート所長がジュンク堂でトーク!孫崎享氏「外国人のものの見方は極めて的確であって、簡潔に本質を突くというところがある」 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/459371

*伊藤真弁護士「自衛隊が守るのは『国』であって『国民』ではない!! 憲法は『非軍事中立』の理想を指し示すものである!」~11.29 映画人九条の会15周年の集い〜今こそ「憲法の力」をつけよう!安倍改憲に終止符 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462353
草々

2019年12月13日 (金)

(3.31)オルタナティブな日本をめざして(第41回):「幻想の新型原子炉:超高温ガス炉(VHTR)と小型原子炉」(新ちょぼゼミ:後藤政志さん)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(3月の新ちょぼゼミのご案内です)


(別添PDFファイル)(チラシ)(3.31)オルタナティブな日本をめざして(第41回):「幻想の新型原子炉:超高温ガス炉(VHTR)と小型原子炉)」(後藤政志さん)
ダウンロード - e3808ce5b9bbe683b3e381aee696b0e59e8be58e9fe5ad90e78289efbc9ae8b685e9ab98e6b8a9e382ace382b9e78289efbc88vhtrefbc89e381a8e5b08fe59e8be58e9fe5ad90e78289efbc89e3808defbc88e5be8ce897a4e694bfe5bf97e38195e38293efbc89.pdf

福島原発事故を契機に、我が国では、危険で汚くてコスト高の原発に見切りをつけ(脱原発)、再生可能エネルギーやコジェネ(熱電併給)型の高効率新型電源(天然ガス)にシフトする動きが強まっています。いわゆる分散ネットワーク型エネルギーシステムです。しかしながら、こうした動きに対抗するかのように、経済産業省や自民党政府、及び原子力ムラの御用学者らを中心に、再び核エネルギーにしがみついて「新型原子炉」と称しながら原発を復活・復興させようとする動きが表面化してきています。今回は原子炉工学にお詳しい後藤政志さんにおいでいただき、超高温ガス炉や小型原子炉など、いわゆる「新型原子炉」について、お話をしていただきます。(なお当日は、最初の1時間弱で主催者側より事務連絡の他、若干のプレゼンをさせていただきます)

講 師:後藤政志(ごとう まさし)さん
 元東芝、原子炉格納容器設計者、博士(工学)。広島大学・船舶工学科卒。海洋構造物(海底石油掘削リグ等)の設計に携わった後、1989年から、東芝で原子炉格納容器の設計に従事。柏崎刈羽原発の3号機、6号機、浜岡原発の4号機、5号機、女川原発の2号機、3号機の設計に携わる。同時に、過酷事故時の格納容器の限界圧力・限界温度の研究に従事した。2009年に東芝を退職。原発設計技師の観点から、福島第一原発事故の分析と原発の安全性設計思想の研究を行っている


 <次 第>
日 時:2020年3月31日(火)18時~21時(開場17時30分) 
会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)
 たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
 水道橋西通りを神保町方面に向けて左折、グローバルスポーツビル、
 GS跡地(セブンイレブン)を過ぎて鉄建建設本社ビルを過ぎたら左折。
 東京都千代田区神田三崎町2-6-2  tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797  
 Email: nonukes@tanpoposya.net  URL: http://www.tanpoposya.com/


 <後藤政志さん執筆の文献:例>
(1)「原発をつくった」から言えること-後藤政志/著(クレヨンハウス)
 http://urx.red/Uobj
(2)『原発ゼロ社会への道 2017 ― 脱原子力政策の実現のために』 - 原子力市民委員会
 http://www.ccnejapan.com/?page_id=8000
(3)原発と建築家 僕たちは何を設計できるのか。再生可能エネルギーの未来、新しい時代の建築を考えた。-竹内昌義/編著 松隈洋/インタビュー 後藤政志/インタビュー 佐藤栄佐久/〔ほか〕(学芸出版社)
 http://urx.red/UPsK
(4)福島原発事故はなぜ起きたか-井野博満編 井野博満/後藤政志/瀬川嘉之〔著〕(藤原書店)
 https://00m.in/u2CpN

 <関連サイト:その1>
(1)APAST FACEBOOK
 https://ja-jp.facebook.com/APAST.jp/
(2)APAST TWITTER
 https://twitter.com/apastjapan
(3)後藤政志が語る、福島原発事故と安全性
 http://gotomasashi.blogspot.com/
(4)後藤政志 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%BE%8C%E8%97%A4%E6%94%BF%E5%BF%97


 <別添PDFファイル>
(1)次世代原子炉、海外頼み(日経 2019.10.25)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO51344890U9A021C1TJN000/
(2)次世代小型炉の開発 明記、原子力機構 30年先将来像(東京 2019.11.1)
 https://lituum.exblog.jp/29757187/

 <関連サイト:その2>
(1)高温ガス炉の利点と問題点 Ocean Green
 http://oceangreen.jp/Arikata/140723-KouonGasRo-RitenMondaiten.html
(2)我が国における 高温ガス炉・超高温ガス炉 実用化の意義
 https://cutt.ly/Ue56TMZ
(3)第4世代原子炉 - Wikipedia
 https://cutt.ly/de56IDp
(4)超高温ガス炉 - ATOMICA -
 https://atomica.jaea.go.jp/dic/detail/dic_detail_1772.html
(5)<原発のない国へ>原子カムラの抗い(上) 生き残りへ作戦会議
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/869
(6)東京新聞-<原発のない国へ>原子カムラの抗い(中) 国際連携で小型炉開発
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/871
(7)東京新聞-<原発のない国へ>原子カムラの抗い(下) 高温ガス炉と再生エネ 抱き合わせで生き残り図る
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/874
(8)日本の電力会社も関心 ベンチャーが挑む「小型原子炉」の可能性:朝日新聞GLOBE+
 https://globe.asahi.com/article/12607501


(関連)(報告)(4.11)オルタナティブな日本をめざして(第26回):「なぜ原発の再稼働は認められないのか-原発の仕組みから安全性の根拠を問う-」(新ちょぼゼミ:後藤政志さん)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-f02127.html

(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々
 

2019年12月12日 (木)

(報告)(12.9)オルタナティブな日本をめざして(第38回):「外環道訴訟と大深度地下開発問題」(新ちょぼゼミ:武内更一弁護士)

前略,田中一郎です。

去る12月9日、水道橋のたんぽぽ舎において、「オルタナティブな日本をめざして(第38回):「外環道訴訟と大深度地下開発問題」(新ちょぼゼミ:武内更一弁護士)」を開催いたしました。以下、当日の録画や資料を添付して簡単にご報告申し上げます。


(イベント情報)(12.9)オルタナティブな日本をめざして(第38回):「外環道訴訟と大深度地下開発問題」(武内更一弁護士)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-e0067b.html

 静かな郊外の住宅街、あなたの家の地下に直径16メートルもの巨大なトンネルが、地下を這う巨大な恐竜のようにのたうっていく、しかも地権者であるあなたには何のきちんとした説明も補償もないままに、もちろんあなたの了解など必要とせず、「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」(大深度地下法)という乱暴極まりない法律を盾に取り、あなたを含む多くの関係住民の反対を押しつぶしながら工事が進められていく、それが今、東京都の7区市を貫いて建設されようとしている「東京外環道」です。こんなことが許されていいのでしょうか。

 今回は、この外環道建設と、その法的根拠とされている「大深度地下法」の問題に詳しい武内更一弁護士においでいただきお話をうかがいます。また同日、この間、外環道建設反対の住民運動の先頭に立ち「外環道訴訟」を闘ってこられた金子秀人さんより、反対運動の現状についてお話していただきます。みなさまのご参加をお待ちしています。(「大深度地下法」はリニア新幹線建設でも適用を受けています)。

講師:武内更一(たけうち こういち)弁護士
 東京外環道訴訟原告代理人、「憲法と人権の日弁連をめざす会」事務局長
 虎ノ門合同法律事務所弁護士、在日外国人の指紋押捺拒否の弁護団で活躍。
 国家賠償訴訟や行政訴訟の住民側弁護を行う


 <当日録画>
20191209 UPLAN 武内更一「外環道訴訟と大深度地下開発問題」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=-DMLEE6MKds
 https://www.youtube.com/watch?v=-DMLEE6MKds

 <当日レジメ:別添PDFファイル>
(1)(レジメ)外環道訴訟と大深度地下開発問題(武内更一弁護士 2019年12月9日)
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(2)(レジメ)外環道訴訟と大深度地下開発問題:最終頁添付図面(武内更一弁護士 2019年12月9日)
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(3)東京外環道訴訟を支える会ニュース NO.8 2019.11.7
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(4)東京外環道訴訟第7回口頭弁論傍聴のご案内(2019年12月12日)
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 <関連図書>
(1)住宅の真下に巨大トンネルはいらない! ドキュメント 東京外環道の真実-丸山重威/著 東京外環道訴訟を支える会/編(あけび書房)
 https://00m.in/6lMao
(2)早わかり大深度地下使用法の解説-大深度地下利用研究会/編著(大成出版社)
 https://00m.in/660FU
(3)大深度地下利用問題を考える 大深度地下利用権と土地所有権-平松弘光/著(公人社)
 https://00m.in/CYptz


 <関連情報:別添PDFファイル>
(1)東京外環道を支える会ニュースレター NO.7(2019.8.1)
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(2)野川で酸欠ガス噴出(2018.7.20)
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(3)川面に気泡や「州」も発生、夜は振動で眠れない住民も、東京外環道工事で苦情続出(丸山重威『週刊金曜日 2019.8.30』)
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(4)東京西部・外環道周辺住民、工事中止を要請、大深度マシンから川面に酸欠気泡(丸山重威『週刊金曜日 2018.9.7』)
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(5)外環道トンネル工事で重大事件隠し、「殺人」気泡、地上に噴出(赤旗 2018.9.9 日曜版)
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https://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/2018/09/post-4563.html
(6)(チラシ)南アルプスにリニアはいらない
https://00m.in/8z5lr
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 <関連サイト:その1>
(1)The ALAMO アラモ(The Green Leaves of Summer) - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=V5ji2Bv-Hkc
(2)アラモの戦い - Wikipedia
 https://00m.in/2o7HD


 <関連サイト:その2>
(1)東京外環道訴訟を支える会のブログ
 http://nongaikan.sblo.jp/
(2)「市民による外環道路問題連絡会・三鷹」の活動から
 http://www.gaikangaikan.info/blog/
(3)外環ネット最新ニュース
 http://gaikan.sblo.jp/
(4)絶句の東京外環道路計画 足立礼子(東京都三鷹市在住)
 http://toinaosu.org/kaiho/55adachi.html
(5)東京外環道工事で苦情続出 世田谷の「振動」は震度3レベル? 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/09/13/antena-546/
(6)東京新聞-東京外環道工事 国内最大シールドマシン発進 2年半かけ7キロ掘削 (TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201901/CK2019012702000124.html
(7)「憲法無視」の行政にどう歯止めを掛けるか 書籍「住宅の真下に巨大トンネルはいらない! ドキュメント東京外環道」によせて
 http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20190121.html


(参考)オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ バックナンバー)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-cddae1.html
草々 

2019年12月 7日 (土)

防災も災害復旧も被災者救済もまともにできない日本政府(その1)=国家を運営する資格も能力もない「アホウ」と「利権」の集団に政権をゆだねる「愚」が悲惨な災害被害を招いている

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.キャンペーン · 北海道知事 鈴木直道 殿- 【緊急署名!)北の大地を核のゴミから守りたい!〜幌延の研究、約束通り20年で終わらせて!〜 · Change.org
 https://cutt.ly/Ce8HJ4v

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · ご賛同・ご協力ありがとうございます。北海道環境・エネルギー室に意見を提出しました。署名は継続していきます。Change.org
 https://cutt.ly/we8HZJv


2.イベント情報
(1)(12.9)オルタナティブな日本をめざして(第38回):「外環道訴訟と大深度地下開発問題」(武内更一弁護士)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-e0067b.html
(2)(12.11)南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会- 次回期日は原告本人尋問です。10時集合!傍聴席を埋め尽くそう!
 http://minamisouma.blogspot.com/2019/10/blog-post.html
(3)(12.20)福島原発かながわ訴訟 第1回控訴審(東京高裁)
 https://cutt.ly/le8HNrG
(4)(2020年1月22日)オルタナティブな日本をめざして(第39回):「企業ファースト化する日本とアベ政権」(新ちょぼゼミ:竹信三恵子さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-c20cbc.html
(5)(2020年1月28日)『全世代型社会保障改革』を斬る:安心できる社会保障を!(伊藤周平鹿児島大学教授:99%経済政策フォーラム)
 https://99forum.jimdofree.com/


3.郵政「民営化」という「私物化」の経済的帰結
 「民営化」という「私物化」の下で何が行われているか、NHKクローズアップ現代の調査報道が赤裸々に伝えています。市場原理主義アホダラ教(別の名を新自由主義とかグローバリズムとかいう)が私たちの生活にもたらすものにロクなものはないのです。郵政・郵便局に限らず、既に介護や保育や市町村行政の世界でも民営化・民活がひどい状態を生み出していますが、更にこの次は空港、上下水道、公教育、国有林経営、農業、沿岸漁業が狙われているようです。国家を運営する資格も能力もない「アホウ」と「利権」の集団(=自民党・アベ政権)に政権をゆだねる「愚」が悲惨な結果を招くことは、何も災害に限ったことではありません。(元総務省事務次官で日本郵政の副社長・鈴木康雄を筆頭に、この事件に対して居直りを続ける日本郵政幹部どもをクビにせよ=経営者として失格だ! こんな調子じゃ、また同じことを近未来に繰り返すに違いない)

(1)郵便局が保険を“押し売り”! ~郵便局員たちの告白~ NHKクローズアップ現代+
 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4121/

(関連)クローズアップ現代+「郵便局が押し売り!?高齢者に保険を▽局員たちの衝撃告白」 0310 201804242200 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7lr3zp

(2)検証1年 郵便局・保険の不適切販売 - NHK クローズアップ現代+
 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4316/index.html

(関連)クローズアップ現代+「検証1年 郵便局・保険の不適切販売」 0310 201907312200 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7fdk2z

*NHKを「暴力団」呼ばわりした日本郵政副社長(元総務省事務次官)の“精神構造”
 https://biz-journal.jp/2019/10/post_122254.html


4.「(安倍晋三と)桜を見る会」から「(安倍晋三と)桜とともに散る会」へ(その4)
 自腹を切ってメロンとカニと香典を配ったらクビになった経済産業大臣もいるのに(その後この元大臣は似たような理由で辞任した元法相及びその妻(参議院議員:広島)とともに説明責任を果たさずにトンズラ・雲隠れ中)、首相自ら税金や公的機関を使って後援会対策やお友だち接待(反社会的勢力や被害者多数の巨額詐欺師を含む)をするという公私混同を白昼堂々と行い、それがバレたら、またぞろ公文書を隠したり捨てたりして、自分たちの法令違反を否認・隠し通そうとするその態度、許されるものではない。明らかに公職選挙法と政治資金規正法に違反している。ここでも国家を運営する資格も能力もない「アホウ」と「利権」の集団に政権をゆだねる「愚」が悲惨な結果(=国家行政の私物化と底なしの劣化、特権的法令無視の横行など、法治国家の崩壊)を招いている。

安倍首相とジャパンライフの関係は中曽根政権 安倍晋太郎の代から!- ヒアリングでは菅官房長官の会見での発言に辻褄を合わせて官僚が答弁~12.5第12回 総理主催「桜を見る会」追及本部 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=EPGZkmXmqn4&feature=youtu.be

疑惑3氏、続く国会欠席 「説明責任果たす」実行せず:朝日新聞デジタル
 https://www.asahi.com/articles/DA3S14285755.html?iref=com_footer

(自民党・アベ政権という、人間のカス、政治家のゴミ、ゴロツキ・タカリ・アホウのたぐいの集まりがロクでもないことをやり、その後始末・火消しで政府や国会が大騒動になるという「愚昧政治」が、もう何年も続いている。そして、それを黙殺・無視して「政治のことなんて自分にはカンケーネー」と知らん顔を決め込む、これまた「衆愚有権者」たちが繁殖して、この日本は決定的におかしくなってしまった。21世紀の新時代を切り開くためには、まともな政治がリードして、まともな政策を展開することで、様々な複雑で困難な問題を解決し乗り越えていかなければならないのに、この国では国会も政府も行政機関も、さながら「ボンクラ小僧」どもを集めた「衆愚のケンカ道場」、あるいは姑息な連中がうまく逃げおおせる「コソ泥迷路」のようになってしまっているのである。嘆かわしいを超えて国としての危機を強く感じさせられる。こんな事態の解決方法など簡単なことで、当面するあらゆる選挙で自民党が推薦する候補者を落選させればいいだけの話である。何故だかそれが、いつまでたってもできそうにない。しかし、それができないというのなら、かつての大日本帝国のように、日本がこれから団子状態になって没落・滅亡するということを覚悟するしかないということだ。)


<桜を見る会 – IWJ Independent Web Journal>
 https://00m.in/vVQc3

(1)【一読で流れがわかる!「桜を見る会」疑惑・まとめ第一弾!~11月8日から11月25日まで】安倍応援団の「選挙買収」が真の目的!- 税金を乱費した公的行事「桜を見る会」の招待客には反社勢力までが! - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462380

(2)「桜を見る会」うやむやにさせない!! 怒りに沸き立つ市民400人が官邸前に集結!!~11.28予算委員会いますぐ開け!安倍首相は国会に出てこい!権力私物化やめろ! 11・28官邸前緊急行動 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462185

(3)「桜を見る会」に参加した反社会的勢力とその推薦者について、内閣府は調査する気なし!- 警察への捜査依頼もしていない!- ~11.27総理主催「桜を見る会」追及本部 警察庁、内閣官房より非公開ヒアリング、およびブリーフィング - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462123

(4)【国会ハイライト】「桜を見る会」招待者には総理推薦の仕組みが! 安倍総理の「私は関与していない」は重大な虚偽答弁か? 田村智子議員の追及・第2弾! - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463015

(5)【特別寄稿】「元秘書枠」!-「事務所スタッフ枠」!-「安倍首相の地元市長枠」!-「桜を見る会」に何度も参加している前田晋太郎・下関市長にジャーナリスト横田一氏が突撃質問! - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463030

(6)RFP(システム提案依頼書)を民間に出していて国会に出せない!- 招待者名簿のログ解析公表について内閣府「なかなかお答えにくい質問でございます」~12.4第11回 総理主催「桜を見る会」追及本部 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462889

(7)ジャパンライフ山口元会長「桜を見る会」招待状を顧客誘引に利用!- 詐欺被害者たちの衝撃告白!招待者名簿の電子データ復元可能!- ~11.29野党による、第8回 総理主催「桜を見る会」追及本部 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462343

(8)警察庁が「反社会的勢力」の定義を答えない!- 「暴力・威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人」ではないのか!- 菅官房長官への忖度か~第7回 総理主催「桜を見る会」追及本部 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462181
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昨年と今年にかけて全国各地を複数回の台風や集中豪雨が襲い、堤防の決壊や河川の氾濫などを伴って甚大な被害が出てしまいました。また、引き続き頻発する地震・津波や、たまに発生する火山噴火も多くの犠牲と被害をもたらしており、さながら昨今の日本は「災害多発列島」の様相です。しかし、こうした自然災害の発生は今に始まったことではなく、それはもう戦前のずっとずっと昔から、たびたびの形で続いてきた悲劇であったのです。

しかし、そうした「災害多発列島」の国である日本の政府の、この台風や集中豪雨や地震・津波、あるいは火山噴火などの自然災害に対する対策・対応の悪さは一体何なのでしょうか? 昨今ではこれに原発過酷事故災害(いわゆる原発震災)が加わっています。また、実際の現場で被災者を救済し救援する各自治体の動きも極めて劣悪で、特に都道府県の対応の悪さと、その変わらない木っ端役人的体質が、この2年間で赤裸々に浮かび上がりました。(例:千葉県と森田健作知事、神奈川県と黒岩知事=いずれもひどい)

(関連)森田千葉県知事に危機意識ゼロ 災害対策10年ホッタラカシ(日刊ゲンダイ)赤かぶ
 http://www.asyura2.com/19/senkyo266/msg/810.html

(関連)自衛隊、「給水車の水捨てた」報道を否定…給水妨害した神奈川県の“釈明”に不審点続出 (2019年10月17日) - エキサイトニュース
 https://www.excite.co.jp/news/article/Bizjournal_201910_post_123914/

思い起こせば今から25年ほど前、私が兵庫県西宮市に住んでいた時に阪神大震災が起き、多くの人々が犠牲になるとともに、数えきれないくらいの人々が被災をして住宅から追い出される形で被害をこうむりました。しかし、あの時の村山内閣(自社さきがけ政権)の対応の悪さ、住民無視・軽視の低レベルな行政の在り方(特に神戸市のひどさ)、そしてそうした出鱈目とも言っていいくらいのひどい防災・災害救助救援の在り方への批判に対する政府・自治体・政治家・役人たちの「言い訳」の腹立たしさは、今も私の脳裏にビシッとこびりついて離れません。私が住んでいた住宅は幸いにして震度6強の揺れであったにもかかわらず壊れなくて命拾いをしましたが、震度7のすさまじい強震に見舞われた地域をはじめ、居住住宅を破壊された多くの被災者の方々が、どれほどの苦難を、どれほどの長き期間にわたって、不自由極まりない生活を余儀なくされたか、考え想像するだけでも胸が痛みます。

そして、その余りに惨い阪神大震災の震災とその後の復旧・復興のありさまが、まるで瓜二つのように、その後我が国を襲った天災のたびに繰り返されているのです。私はその悲惨な有様をTVなどで見せつけられるごとに、かようなことは許されないな、日本の行政や政治はなってないぞ、有権者・国民の自然災害による被災への対応一つ、まともにできないアホウどもばかりなのかと、憤りの気持ちを隠せません。そしてとうとう今回の福島第1原発事故です。被害者は加害者(東京電力)・事故責任者(国)がいるにもかかわらず切り捨てられ、まともな賠償・補償さえ受けられないままにされています。もう、いい加減にしやがれ! というのが偽らざる私の気持ちでもあります。

以下、昨今の報道などから若干のことをご紹介しておきます。ものごとは複雑であるように見えて、実は単純です。要するに、自民党・アベ政権も、かつての民主党政権も、災害に対して被災者救済や被災者の復興支援が最優先ではなく、それ以外の、いたって政治的な、我田引水的な、つまらない思惑や利害が優先され、災害復旧・復興が、政治家や行政官僚どもの「商売道具の一つ」「利権実現の契機」にされてしまっているということです。ふざけんじゃねえ、と思われませんか? 

(関連)(報告)(7.29)オルタナティブな日本をめざして(第31回):「東日本大震災からの復興と人間の幸福」(五十嵐敬喜法政大学名誉教授:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-8274a6.html

そしてこうした「災害復旧利権」「防災利権」が最優先とされるこの日本のデタラメな在り方が、他方では、日本の検察や司法・裁判所によって追認され、激励まで受けてもいるということも忘れてはならないでしょう。今も昔も変わらない、自然災害後の悲惨な被災者の方々の惨状を、これ以上目にしないために、私たちは、本来私たちのためにあるはずの政治や行政の、実際の今日的なありようを、抜本的に転換する必要に迫られています。それは現代の「災害多発列島=ニッポン」に生きる私たちの自己防衛でもあるのです。

さあ、みなさま、さしあたり「国土強靭化」ならぬ「ゼネコン強靭化」政策を掲げて有権者・国民を欺き続けているアベ政権=自公政治を政治の世界から葬り去りましょう。私たちのための防災や災害復旧は、私たちのために、私たちの生活や生存を最優先してくれる政治家や官僚たちを選ばなければ、いつまでたっても実現することはないのです。自明のことだと思われませんか?


 <別添PDFファイル>
(1)大規模氾濫は人災だ、今こそ堤防強化を急げ(イントロ部分)(岡田幹治『週刊金曜日 2019.11.22』)
(2)ささやかだけど たしかなこと:鬼怒川決壊の「真犯人」は誰か(田中康夫『サンデー毎日 2015.10.11』)
(3)水害は脱ダムのせいなのか(田中康夫『サンデー毎日 2019.11.17』)
(4)検証:台風19号で八ッ場ダム、スーパー堤防 本当に役立った?(東京 2019.10.20)
(5)強化予定堤防、10カ所決壊、危険は認識も整備遅れ(東京 2019.11.27)
(6)質問なるほドリ:氾濫発生情報、なぜ出せなかった? 国出先、人員少なく 同時多発に即応できず=回答・松本惇 - 毎日新聞
(7)台風19号1カ月、日本の避難所 劣悪100年前から(東京 2019.11.13)
(8)被災者の人権が守られる避難所を(宇都宮健児『週刊金曜日 2019.11.29』)
(9)台風19号 台東区、避難所で野宿者受け入れ拒否(東京 2019.11.16)
(10)高濃度汚染土 流出 福島山林 下流に拡散か(東京 2019.11.18)


1.ダムはムダ:ダム新規建設に現(うつつ)を抜かしていることが水害被害をひどくしている
 巨大なダムをつくることは、その地域の自然環境や集落を決定的に破壊し、他方で、人工的に「鉄砲水」をつくることになって、水害を防ぐどころか、より一段とひどいものにしているのが実際です。更に、国土交通省や多くの都道府県が治水政策をダム(やスーパー堤防)に傾斜させすぎるあまり、多くの税金が新規ダム建設に奪われ、肝心かなめの堤防補強や河川浚渫・整備(中洲の雑木林伐採など)、あるいはその他のそれぞれの地域の事情や環境に合致した様々な治水対策を資金面・財政面から困難にさせ、先送りさせているのです。今や河川行政は「脱ダム」を超えて「ダムネーション」の時代です。つまり、全国のダムを老朽化したものから少しずつ壊していく時代です。それにより、治水能力が大きく上昇するとともに、巨大ダムによって窒息させられていた河川もまた生き返ってくるでしょう。(ダムには国土交通省所管の比較的大型の多目的ダムと、農林水産省(林野庁)所管の小型の砂防ダムがあります=いずれもマイナス効果の方が大きく必要ありません)

(関連)ドキュメンタリー映画『ダムネーション』公式 (DAMNATION) by パタゴニア
 http://damnationfilm.net/

(関連)豪雨が来たら気をつけたい。専門家が選ぶ「危険なダム ワースト10」 - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/173708

治水、発電、用水ともに、ダムはいらない時代になってきています(あえて言えば用水だけが唯一のよりどころですが、これとても新設ダムなど全く不要です:長崎・石木ダムがその典型)。にもかかわらず、国土交通省とゼネコンと自民党が「ダム建設利権推進同盟」をつくり、全国規模で巨大多目的ダム新規建設に邁進中です。原発とまるで同じ=つまり安倍政権・自民党政治を葬り去らない限り、この動きは止まりません。

(関連)「八ッ場ダム無双」「スーパー堤防礼賛」デマを一蹴する!台風19号であらわになった治水事業の根本的な誤り!岩上安身による拓殖大・関良基教授、ジャーナリスト・まさのあつこ氏インタビュー 19.10.21 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=Qak6kDJ8qgw


 <多目的ダムの必要性はあるのか?>
*治水 ダムが貯めることのできる水量は限られており、集中豪雨などの場合には全く不十分な量しか貯められない場合がほとんど。それどころか、集中豪雨の最も激しい時にダム湖が満杯となって、下流に向かってダム貯留水を放出せざるを得なくなり、いわば人工的に「鉄砲水」をつくることになって、かえって水害の被害を大きくしているのが現状です。また、ダムを所管している国土交通省出先機関などのダム運営のやり方がいい加減で、ダム水放流による水害激甚化の要因の一つにまでなってしまっている始末です。更に、ダム湖は時がたつにつれて周辺から土砂が流れ込み、だんだんと貯水量が減少していくことにも留意が必要です。

*発電 発電や電気を巨大ダムに依存する必要性など皆無です。あえて申し上げれば、小型の水力発電はオンサイト電源として、エネルギーの地産地消を進めていく上で、貴重な財産となるでしょう。農林水産業の復興・再建や、地場産業あるいは地場集落の自家発電源として、小型水力発電は今後の展開に期待したいところです。水車小屋のある農山漁村風景もなかなかいいものです。そのためには、国土交通省の河川局などは一刻も早く解体をし、河川行政や治水政策、あるいは水を巡る政策を、権限と財源と共に地方に移譲していく必要があるのです。

*用水 ダムの必要性をあえて言えば、この「用水」ということになるでしょう。しかし、これもまた、日本が人口減社会・ポスト工業化社会に突入していく中で、水需要は大幅に減少し、今既に存在しているダムだけでも「余剰」の状態となりつつあります。日々の生活用水や農業を含む産業用水をどのようにスマートに確保していくかについては、水に恵まれた列島であるこの日本こそが、知恵を出し合って「お手本」とでもいうべき適切な政策を打ち出していくべきでしょう。その場合、必ずしも「用水」のために巨大なダムの建設は必要ではないと思われます。

*結論 巨大多目的ダムや巨大用水路・水門・河口堰、あるいはスーパー堤防などの新規建設を、何にもまして優先して進めていく現在の国土交通省の政策は、簡単に申し上げれば、地域住民や有権者・国民のためになされているものではなく、そうした工事に巨額の費用が掛かることをもってして、国のカネをゼネコンをはじめとする土建業者に行き渡らせるために、彼らの食い扶持を毎年毎年確保してやるために、断固として行われているのだと考えていいと思われます。そして、そのゼネコンや土建屋と政治家や幹部官僚たちが「タカリ」「利益供与」「選挙協力」「天下り」「渡り」などを繰り返し、いわば巨大な「ダム利権連合」=「河川族」を形成しているのです。

この本末転倒の河川行政は、田中康夫氏が長野県知事になったころに(脱ダム宣言)、あるいは、2009年民主党政権時に(「コンクリートから人へ」)解消され、本末転倒をもう一度ひっくり返して、まともな政策・行政に戻す必要がありました。しかし、それは未だに実現せず、アベ自公政権になって以降は「国土強靭化」という「ゼネコン強靭化」政策により、一段とひどい「巨大多目的ダム建設」優先の先祖返りが起きているのです。長崎県の石木ダム建設などは、その典型事例の一つです。

(関連)(別添PDFファイル)大規模氾濫は人災だ、今こそ堤防強化を急げ(イントロ部分)(岡田幹治『週刊金曜日 2019.11.22』)
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(関連)(別添PDFファイル)ささやかだけど たしかなこと:鬼怒川決壊の「真犯人」は誰か(田中康夫『サンデー毎日 2015.10.11』)
 http://tanakayasuo.me/river
(関連)(別添PDFファイル)水害は脱ダムのせいなのか(田中康夫『サンデー毎日 2019.11.17』)
 http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2019/11/17/1117-05.html
(関連)(別添PDFファイル)検証:台風19号で八ッ場ダム、スーパー堤防 本当に役立った?(東京 2019.10.20)
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(関連)東京新聞-ダム建設より安価な堤防強化 旧建設省研究所元次長・石崎さん「決壊防ぐ工法、再開を」-茨城(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201911/CK2019110602000149.html
(関連)(別添PDFファイル)強化予定堤防、10カ所決壊、危険は認識も整備遅れ(東京 2019.11.27)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112702000151.html
(関連)東京新聞-「越水に強い堤防を」 住宅側のり面保護で壊れにくく-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019112702000131.html
(関連)(別添PDFファイル)質問なるほドリ:氾濫発生情報、なぜ出せなかった? 国出先人員少なく同時多発に即応できず=回答・松本惇-毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191122/ddm/003/070/098000c

(関連)石木川まもり隊 : 長崎県川棚町川原(こうばる)の自然豊かな暮らしをダム建設から守るために
 http://ishikigawa.jp/

*(報告)(10.11)「日本のダムと河川行政:この旧態依然をどうする?」(嶋津暉之さん)(オルタナティブな日本を目指して:第17回新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/17-67a6.html


2.被災者への復旧支援金の不十分
 阪神大震災の後、作家の故小田実さんや辻元清美議員ら、多くの心ある人々がご尽力され、災害被災者のための住宅等支援金制度が出来ました。しかし、まだまだその支援金の金額が少なく、不十分なまま放置されています。少なくとも今の倍以上の金額が交付されてしかるべきと考えます。

被災者生活再建支援制度などの公的支援制度について - 防災情報のページ - 内閣府
 http://www.bousai.go.jp/kyoiku/hokenkyousai/sienseido.html

*住まいの復興給付金制度
 https://00m.in/Gebr3
 http://www.fukko-kyufu.jp/

(関連)1995年5月19日の参院予算委員会や10月4日の参院本会議における村山富市総理の答弁(検証 被災者生活再建支援法☆/はじめに)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅰ
いわく「一般的に自然災害等によって生じた被害に対して個人補償をしない、自助努力によって回復してもらうということが原則になっている」「従って、政府としては、被災者の実情に配慮した支援措置を幅広くかつきめ細かく実施して一日も早い生活再建ができるよう努力している。ただ、個人補償という形は、これまでの災害救援の基本からして難しい問題がある。あくまで自助努力を原則にしなければならない」「私有財産制のもとでは、個人の財産が自由かつ排他的に処分し得るかわりに、個人の財産は個人の責任のもとに維持することが原則」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ⅰ

(要するに、個人の財産形成につながるような災害復旧支援は政府としては行わない、という主旨。そんなことで、どうやって被災者個々人の復旧・復興を支援していくのか!? 村山は当時の社会(民主)党党首であり、自社さきがけ連立政権の総理大臣だった。万事が万事、この村山富市とその政権のやることなすこと、こんな調子で、その後、社会(民主)党が、多数の有権者・国民の信頼と期待を喪失したのも無理もないことである。かような考え方を政府が捨て去らない限り、災害のたびに我々一般国民は悲惨な状態に陥り、その生活破壊に苦しみ、復旧・復興がままならないものとなるだろう。当時の社会(民主)党はそんなことも理解できない政党だった(理解はしていたが覚悟がなくて実行に移せなかった???):田中一郎)


3.日本の避難所 劣悪100年前から 被災者の人権が守られる避難所を
 避難所の悲惨な情景は、毎度毎度の災害のたびにTVで見せつけられる。私は今日に至るまで幸いにして「避難所」に避難した経験はないが、自分が同じ境遇にあれば、とてもあんな場所に長居はできないだろうと思う。全く人権無視の難民扱いである。見ていて怒りがこみ上げる。私が為政者ならば、2・3日は避難所で辛抱していただくとしても、その後は、たとえば被災した地域周辺の旅館やホテルなどの空き室を政府や自治体が公費で全部借り上げて、被災者各自が「落ち着き場所」が確保できるまで、そこに居住できるようにして差し上げたり、仮設住宅ももっとグレードを上げて人間が住むにふさわしい住居とするなど(東日本大震災のときに岩手県山田町が地産木材を使って仮設住宅を建てていたが、あれがいい見本の一つ)、もっとやり様があろうというものだ。下記にご紹介する3つの記事は、この理不尽な「避難所のお粗末と悲惨」の具体的な例としてご覧いただければと思う。

(関連)木を活かした応急仮設住宅
 https://00m.in/msdN0

 ともかく、災害で住居を失ったために避難所に避難したが、その避難所では、トイレが足りなくて汚い、食べものが乏しい・お粗末、空調がなくて暑い・寒い、狭くて居心地が悪い、プライバシーが皆無、などなど、まるで「家畜小屋」「うさぎ小屋」のような状態は許されんぞ、ということだ。政治や行政の責任で、直ちにきちんとせよ!!

(関連)(別添PDFファイル)台風19号1カ月、日本の避難所 劣悪100年前から(東京 2019.11.13)
ダウンロード - e58fb0e9a2a819e58fb7efbc91e382abe69c88e38081e697a5e69cace381aee981bfe99ba3e6898020e58aa3e682aa100e5b9b4e5898de3818be38289efbc88e69db1e4baac202019.11.13efbc89.pdf

(関連)(別添PDFファイル)被災者の人権が守られる避難所を(宇都宮健児『週刊金曜日 2019.11.29』)
ダウンロード - e8a2abe781bde88085e381aee4babae6a8a9e3818ce5ae88e38289e3828ce3828be981bfe99ba3e68980e38292efbc88e5ae87e983bde5aeaee3808ee98791e69b9ce697a5202019.11.29e3808fefbc89.pdf

(関連)(別添PDFファイル)台風19号 台東区、避難所で野宿者受け入れ拒否(東京 2019.11.16)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019101602000136.html
(関連)避難所 “ホームレス受け入れ拒否” 広がる波紋|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本
 https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/10/1025.html


4.(別添PDFファイル)高濃度汚染土 流出 福島山林 下流に拡散か(東京 2019.11.18)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019111802000130.html

(関連)山林から流出した「高濃度汚染土」は除染されるのか - ごみから社会が見えてくる
 http://gomif.blog.fc2.com/blog-entry-659.html
(関連)グリーンピース「台風19号以降日本の一部地域の放射能数値が上昇」Joongang Ilbo-中央日報
 https://s.japanese.joins.com/JArticle/259474?sectcode=A00&servcode=A00

(原発事故被害者をそっちのけにして、「できもしない除染」を何兆円という巨額の税金を使って今も続けている、この愚かなる原発事故後対策=「偽りの復興=嘘八百の復興」は、いったいいつになったら終わるのか。「原発事故復興事業」が「喰いもの」にされ、土建屋や原子力ムラ企業が元請けになって進められる、この除染事業のデタラメが、台風や集中豪雨のたびにクローズアップされている。愚かしいにもほどがあるというものだ。:田中一郎)


5.その他関連サイト
(1)「老朽で危険」122橋、対策手つかず 本社調査 自治体負担重く -日本経済新聞
 https://newstopics.jp/url/8927677
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52102170S9A111C1MM8000/
(2)【千葉県公文書入手】森田健作知事「別荘じゃなくて自宅」釈明にウソの疑い(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00015431-bunshun-pol
(3)森田健作知事「私は至らない男」 台風後の対応巡る週刊誌報道受け反省 - 千葉日報オンライン
 https://www.chibanippo.co.jp/news/politics/643746
(4)あの日、何が起きたのか…台風19号1カ月・死者10人、不明1人の宮城・丸森町 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191112/k00/00m/040/090000c?fm=mnm
(5)高齢者の命どう守る 西日本豪雨の教訓とは… 台風19号、あす1カ月 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191111/k00/00m/040/040000c?fm=mnm

(6)質問なるほドリ:非常災害対策本部って何するの? 関係省庁が対応を調整、首相アピールの場にも=回答・堀和彦 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191129/ddm/003/070/117000c?fm=mnm
(7)6割完全復旧見通し立たず 台風被害70市町村 河川改修で支援望む - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20191111/k00/00m/040/201000c?fm=mnm
(8)倒れた電柱2000本。疲弊した日本のインフラが「次の危機」を招く-まぐまぐニュース!
 https://00m.in/1ft4S
(9)東京新聞-相次ぐ風水害 反省を次に生かしたい-社説・コラム(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019112702000159.html
(10)避難所に清潔な仮設トイレ 北海道設置、被災者に好評-サッと見ニュース-産経フォト
 https://www.sankei.com/photo/daily/news/191024/dly1910240015-n1.html
草々 

2019年12月 5日 (木)

(報告)(12.4)福島原発被害東京訴訟・第2陣・第6回公判 & 西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人(日刊ゲンダイ)

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(12.9)オルタナティブな日本をめざして(第38回):「外環道訴訟と大深度地下開発問題」(武内更一弁護士)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-e0067b.html
(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(12.14)市民と野党の共闘で政治を変えよう!連立政権へ向けて政権構想を
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1574653360237staff01
(3)(12.20)米中関係の中で考える日中関係~東アジアの秩序形成に向けて~|イベント|New Diplomacy Initiative(新外交イニシアティブ)
 http://www.nd-initiative.org/event/7552/  https://00m.in/esgXx
(4)(12.23)資本論(Kマルクス)読書会:中央区明石町区民館5号室 午後6時から:新日本出版「新版 資本論 第1巻第1分冊」
(5)(2020年1月7日)丸山真男「(増補版)現代政治の思想と行動」読書会:中央区明石町区民館5号室 午後6時から
(6)(2020年1月22日)オルタナティブな日本をめざして(第39回):「企業ファースト化する日本とアベ政権」(新ちょぼゼミ:竹信三恵子さん)
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-c20cbc.html


2.キャンペーン 北海道知事鈴木直道殿【緊急署名!)北の大地を核のゴミから守りたい!〜幌延の研究、約束通り20年で終わらせて!〜 Change.org
 https://00m.in/naB5J


3.NHK 番組表 - ETV特集「黒いダイヤは見ていた~三池炭鉱・与論からの移住120年~」 - 鹿児島県与論島から三池炭鉱跡へ修学旅行でやってきた中学生。120年前、島から三池に集団移住が行われた。苦難を生き抜いてきた与論の人々とその歴史を学ぶ若者の記録。
 https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259681/index.html

(関連)ETV特集「黒いダイヤは見ていた〜三池炭鉱・与論からの移住120年〜」 0210 201911302300 - 動画 Dailymotion
 https://www.dailymotion.com/video/x7oq6v1
(関連)川畑アキラ - 黒いダイヤの涙 [OFFICIAL MUSIC VIDEO] - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=imvwp0IbwII

(関連)(与論島の写真サイトの1つ)
 https://aumo.jp/articles/18459

(少し目頭が熱くなる、とてもいいフィルムです。「苦難を生き抜いてきた与論の人々」=口之津(長崎)・大牟田三池炭鉱のユンニュンチュ(与論島の人)たちは、差別と貧困と激務労働に耐え抜く人間としての強さとやさしさと勇気を持っていました。それが今、与論島で育つ若い世代に受け継がれています。川畑アキラさん作詞作曲の「黒いダイヤの涙」という歌も素晴らしい。NHKには、こんな番組をこれからも作り続けてほしい:田中一郎)
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1.(別添PDFファイル)西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”(日刊ゲンダイ 2019.11.29)
 http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/300.html
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265439

(関連)東京新聞-原発処理水の大阪湾放出に反対 関西の議員らが申し入れ-政治(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019112801002006.html

(関連)元原発事故担当相としての責任「処理水は海洋放出すべきだ」 - 細野豪志の「ダイバーシティジャパン」 - 細野豪志 - 毎日新聞「政治プレミア」
 https://00m.in/epKp6

(この御仁、どうしようもないですね。こんなことを言うのなら、まずもって、福島第1原発の「浄化済」とされる汚染水(トリチウム入り)をもらい受けて、お前たち家族一同で飲み続けてみろよ! 物事はそれからの話だ! :田中一郎)


2.(報告)(12.4)福島原発被害東京訴訟・第2陣・第6回公判
 さる12/4、東京地裁#103号法廷で「福島原発被害東京訴訟・第2陣・第6回公判」が行われました。当日は原告弁護団の山川幸生弁護士から、原告の方々が居住する栃木県北部の住宅地や所有農地などの土壌汚染の測定結果(宇都宮大学・清水奈名子教授他のチームがゲルマニウム半導体検出器を使って計測)とその意味が意見陳述されました。栃木県の土壌汚染の本格的な測定は今回が初めてでしたが、多くの人々が推測していたどころの話ではない、放射線管理区域指定基準をはるかに超えるすさまじい(放射性セシウムの)土壌汚染が観測されました。原告の方々が、こうした土地から被ばくを回避するために避難することは当然の権利であり、その避難に伴い発生している損害や精神的苦痛などに対して、加害者・東京電力や事故責任者・国が万全の賠償・補償と、生活や仕事や子どもの教育などの再建支援を行うことは、ごくごく当たり前のことです。この「ごくごく当たり前」のことを認めさせるためにこの裁判が行われています。

(裁判報告会録画)20191204 UPLAN 福島原発被害東京訴訟・第2陣訴訟・第6回裁判期日 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=asmaCNMWfaU

(関連)(別添PDFファイル)栃木県北部の宅地敷地内における土壌中の放射性セシウム:2018年12月の調査結果報告(宇都宮大学:清水奈名子教授他)
 https://00m.in/q1e1I

(関連)(別添PDFファイル)福島原発事故の県外避難者に対する「追い出し」訴訟議案の県議会可決に抗議する声明(2019.10.3)
ダウンロード - e79c8ce5a496e981bfe99ba3e88085e381abe5afbee38199e3828be3808ce8bfbde38184e587bae38197e3808de8a8b4e8a89fe8adb0e6a188e381aee79c8ce8adb0e4bc9ae58fafe6b1bae381abe68a97e8adb0efbc882019.10.3efbc89.pdf
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019100402000130.html


(関連)(報告)(11.11)オルタナティブな日本をめざして(第36回):「福島原発被害賠償訴訟の現状と課題」(新ちょぼゼミ:中川素充弁護士)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-ae59fe.html

(関連)(3.28)福島原発事故被害者訴訟判決報告集会:日本の司法・裁判所は福島原発事故の加害者責任を認め、被害者に対してきちんとした賠償・補償と生活再建ができる救済措置の判決を下せ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-9cd7.html

(12/4=この日は東京地区在住の脱原発・脱被ばくの方々が応援で来て下さる人数が少なく、東京地裁#103号法廷の傍聴席は空席がチラホラと目立つ寂しい感じがしていました。釈迦に説法で申し訳ありませんが、福島第1原発事故後において、私たち脱原発派が最も熱心に取り組まなければならないことは、1つには原発・核燃料サイクル施設の再稼働阻止ですが、もう一つは、原発事故で被害を受けられた方々の完全救済=つまり万全の金額や支援による賠償・補償であり、居住・生活・仕事・教育など原発事故前の状態の完全回復です。それがまた、事故を引き起こした加害者・東京電力や責任者・国に厳しい責任と償いを課すものともなり、最も効果的な原発・核燃料サイクル施設過酷事故の再発防止につながるのです。みなさまには、今後開催される、この「福島原発被害東京訴訟 第1陣&第2陣」の支援・応援と裁判公判の傍聴を切にお願い申し上げます。)

 <今後の裁判スケジュール>
第1陣(東京高裁)
 2020年1月24日(金) 午後2時 #101号法廷
 2020年4月16日(木) 午後2時 #101号法廷

第2陣(東京地裁)
 2020年2月4日(水)  午前10時30分 #103号法廷
 2020年6月3日(水)  午前10時30分 #103号法廷
草々 

2019年12月 2日 (月)

関西電力ブラック(マネー)アウト(その4):お手盛り第三者委員会に騙されるな! 今こそ強制捜査せよ(河合弘之弁護士)=刑事告発の受付締切は12月8日必着

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.(12.9)オルタナティブな日本をめざして(第38回):「外環道訴訟と大深度地下開発問題」(武内更一弁護士)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-e0067b.html


2.高知県知事選挙結果について
 野党統一候補がなぜ勝てなかったのか、選挙協力をしあった野党各党や市民が集まって、反省会・総括会をして、次の選挙に備えてほしいと思います。やりっぱなし、言いっぱなし、では、これまでの繰り返しになり、いつまでたっても事態は改善しないでしょう。私は共産党を含めて、高知県内における「市民と野党の共闘」の日常活動に問題があるのではないかと直感的に思います。「選挙の時だけお祭り騒ぎ」では「世直し」は難しいのです。

(関連)高知知事選 野党統一共産候補“金星”なら安倍政権大ピンチ|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264426
(関連)野党、共闘維持を強調 「共産系」限界論も 高知知事選で与党勝利 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20191125/k00/00m/010/354000c?fm=mnm


3.(別添PDFファイル)中曽根康弘元首相死去、原発推進の道主導(東京 2019.11.30)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019112990140315.html
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019112990140315.html

(戦後日本をおかしくした大罪人が地獄へ落ちたようです。今ごろ「針の山」の上で閻魔大王のこん棒でぶん殴られていることでしょう。世のマスごみ報道はこの人物を過大評価して持ち上げていますが、この男がやったことでマトモだったことは皆無と言っていいくらいです。中でも最大の罪は、1954年、あのビキニ水爆実験・第五福竜丸事件の年に、核分裂性ウラン235の数字に合わせるようにして、日本初の原子力開発予算2億35百万円を国会上程したことです。わざわざアメリカに行って、アメリカの核開発推進勢力の掌の上に乗せてもらっての話ですが、これがゆくゆく巡り巡って福島第1原発事故の大惨事へとつながっていくのです。「私は風見鶏だ、政治には風見鶏が大事だ」と居直っているようですが、この男の「風見鶏」態度は、常に対米隷属の風に沿ってであったことも忘れてはならないでしょう。:田中一郎)


4.新刊書紹介:いま、なぜ魯迅か-佐高信/著(集英社新書)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033984041&Action_id=121&Sza_id=B0

(一部抜粋)憲法をぞうきんのように使え:むのたけじ(佐高信『いま、なぜ魯迅か』集英社新書)
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(中略)憲法をぞうきんのように使え、というのもむのらしい。
「現在の日本国憲法に対しても、実生活から離れた大変立派なものであって、たとえていえば、礼服を着たときの胸ポケットの絹のハンカチのようにきれいに扱うような意識が、いまの若い方々にもあるのではないか。そのような態度では憲法の中身が次第に風化するでしょう。私は、憲法は絹ハンカチではない、台所を朝昼晩清めるぞうきんのように使えということを言いたいです。日用品です」
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5.キャンペーン
(1)キャンペーン ·東京放射能オリンピック・おことわり:IOC · Change.org
 https://00m.in/xHo30
(2)キャンペーンについてのお知らせ · 介護現場からの厚労省・財務省交渉報告! · Change.org
 https://00m.in/gihXp

(関連)キャンペーン · 介護職の想い。介護職員が、しんどくて辞めずに働き続けられるように!誰もが必要な介護を、安心して受けられるために!国に声を届けます! · Change.org
 https://00m.in/C9Hni


6.【一読で流れがわかる!「桜を見る会」疑惑・まとめ第一弾!~11月8日から11月25日まで】安倍応援団の「選挙買収」が真の目的!- 税金を乱費した公的行事「桜を見る会」の招待客には反社勢力までが! - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462380


7.原子力「寄生」委員会・「寄生」庁
 これで原子力・核=原発・核燃料サイクルの規制管理監督ができるはずもないでしょう。今回の公文書管理の問題のみならず、そもそもこの役所は、自分たちのやっていることについて、有権者・国民に対してきちんと説明をする責任を果たそうとはしておりません。「寄生」委は委員長の更田豊志を筆頭に原子力ムラの丁稚のような連中ばかりが委員をやり、また、「寄生」庁は福島第1原発事故を招いた責任者たちで幹部が構成されています(その罪と責任を問われることもなく、です)。この原子力「寄生」委員会・「寄生」庁の解体を言わない「脱原発」や「基本法制定」など、ニセモノと見ておいて、ほぼ間違いありません。

(1)原子力規制委の公文書1万8千件が不明〜内閣府に虚偽報告か - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2450

(2)不明公文書1万8000件「仕方ない」〜原子力規制委員長 - OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2452
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ブラックマネーで揺れる極悪会社=関西電力を告発する市民の動きが大きくなってきました。1つは、今回の「汚いカネ」に関係した関西電力の役員どもを大阪地検に告訴・告発する動きで、既に告訴団は2500人を超えたと言います(下記参照)。告訴・告発の罪状は「特別背任罪」「贈収賄罪」そして「脱税」です(私は金融取引法違反(虚偽表示)も関係するような気がします)。もう1つは、関西電力株主ら個人有志が「株主代表訴訟」へ向けて手続きを開始しています。こちらは検察がどう動くかとは無関係に裁判に持ち込めますし、関西電力のハラグロ役員幹部どもにとっては大きな脅威となるでしょう。徹底的に追及する必要があります。

20191114 UPLAN 関電の不正問題を追及する東京集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=ZjaoW-HpGH4&t=10s

また、この関西電力のブラックマネー事件は、言うまでもなく、他の原発や立地地域と「同じ構造」が表面化したものであり、他の原発・核燃料サイクル施設についても、内部告発奨励も含めて徹底的に調査していく必要があります。経済産業省や自民党、そして原子力ムラとその代理店政府は、関西電力ブラックマネー事件の早期幕引きや、他の原発・核燃料サイクル施設に波及させない方針を取り、今は沈黙、近未来はモミケシ、で一件落着とさせたいようです。しかし、そうは問屋が卸さないのです。

(メール転送です)関電の原発マネー不正還流を告発:ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おしらせ(重複ご容赦・拡散歓迎):関西電力の巨悪を明らかにするために

「関電の原発マネー不正還流を告発する会」
告発人は現在、約2500名!

委任状の締め切りが延長され、12月8日必着になりました
(下記HPでは、締め切りは11月30日のままですが)

申込書・委任状 → http://kandenakan.html.xdomain.jp/
(会費:1口 500円)

12月13日に大阪地検に提出

★「お主もワルよのぅ」スライドショー(4分)
 https://youtu.be/tsoAlEdm91A

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ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
https://www.nonukesasiaforum.org/japan/
https://www.facebook.com/nnafjapan
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●(重要報道)金品受領 関電幹部への賠償求め裁判を請求 関電株主 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=XmoUL6B6cdU


(関連)金品受領 関電幹部への賠償求め裁判を請求 関電株主 - NHKニュース
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191127/k10012193271000.html
(関連)(別添PDFファイル)株主、関電に提訴請求、金品受領 新旧役員の責任追及(毎日 2019.11.28)
 https://mainichi.jp/articles/20191128/ddm/012/020/043000c

(賠償請求金額は八木前会長や岩根社長など5人に対して54億円です。今のままでは、この連中は巨額退職金をもらい、「会社顧問」待遇を受けながら、関連会社などに天下っていきます。ふざけるな、ということです。54億円の賠償でも足りません。徹底して反省と後悔を迫る必要があります)


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(下記は「山ほどある報道やネット情報」から見ておいた方がよさそうなものをピックアップしたものです)

 <別添PDFファイル>
(1)(必読)「お手盛り第三者委員会に騙されるな! 今こそ強制捜査せよ」河合弘之弁護士が関電の欺瞞を暴く(イントロ部分)(倉重篤郎『サンデー毎日 2019.12.1』)
 https://mainichi.jp/sunday/articles/20191118/org/00m/070/006000d
(2)メディア批評 第144回:関電汚職の闇と災害報道(イントロ部分)(神保太郎『世界 2019.12』)
ダウンロード - e383a1e38387e382a3e382a2e689b9e8a99520e996a2e99bbbe6b19ae881b7e381aee99787e381a8e781bde5aeb3e5a0b1e98193efbc88e382a4e383b3e38388efbc89efbc88e7a59ee4bf9de5a4aae9838ee3808ee4b896e7958c202019.12e3808fefbc89.pdf
(3)原発マネー、持ちつ持たれつ(東京 2019.11.27)
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1194
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1198
(4)原発マネー「不正還流を告発する会」結成、年内にも大阪地検に告発へ(イントロ部分)(『週刊金曜日 2019.11.1』)
 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191118-00010001-kinyobi-soci
(5)闘論席(古賀茂明『週刊エコノミスト 2019.11.26』)
 https://dot.asahi.com/wa/2019111800019.html

(6)関電事件(熊田帆 2019.11.11)
ダウンロード - e996a2e99bbbe4ba8be4bbb6efbc88e7868ae794b0e5b886202019.11.11efbc89.pdf
(7)関電の巨悪を明らかにするため、大告発団で検察に起訴させよう(美浜の会ニュース NO.161 2019.10.29)
 http://www.jca.apc.org/mihama/
 ダウンロード - e996a2e99bbbe381aee5b7a8e682aae38292e6988ee38289e3818be381abe38199e3828be3819fe38281e38081e5a4a7e5918ae799bae59ba3e381a7e6a49ce5af9fe381abe8b5b7e8a8b4e38195e3819be38288e38186efbc88e7be8ee6b59ce381aee4bc9ae3838be383a5e383bce382b9.10.29efbc89.pdf
(8)「関電、贈答品と接待禁止、金品受領で全社員」(京都 2019.11.27)
 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/85462

*関西電力の第三者委員会では基本的に限界がある!だから告発するべき!告発人目標1,000名!~11.14 関電の不正問題を追及する東京集会 ―問題提起、河合浩之氏(弁護士)海渡雄一氏(弁護士)ほか - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/460775


 <関連サイト>
(1)【原子力資料情報室声明】あらかじめ作られた結論 関西電力の問題矮小化は許されない - 原子力資料情報室(CNIC)
 http://www.cnic.jp/8786
(2)関西電力社員2万人に「告白」要請 金品受領問題で第三者委発足1カ月(1-3ページ) - 産経ニュース
 https://www.sankei.com/west/news/191108/wst1911080027-n1.html
(3)関電資金還流事件と高浜発電所空撮からわかる、関電の「身の丈」に合わない投資 - ハーバー・ビジネス・オンライン
 https://hbol.jp/205227
(4)稲田朋美、世耕元経産相もカネを…まだ「関電疑惑」は終わっていない(時任 兼作) - 現代ビジネス - 講談社(1-4)
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68599
(5)「大物」からの呪縛、その本当の正体〜関電トップよ、責任取るのが遅いやろ!〜【怒れるガバナンス】:時事ドットコム
 https://www.jiji.com/jc/v4?id=20191106lin0001

(6)関西電力-上-ガバナンス不全に陥った“関西財界の雄”の今後|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/263932
(7)関西電力-下-「関電の2.26事件」から変わらない経営体質|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/264007
(8)関電不祥事を機に原発は消滅の道をたどる - 資源・エネルギー - 東洋経済オンライン
 https://00m.in/94wYc
(9)関電役員ら告発に参加募る、福井 金品受領問題で市民団体が集会 - 琉球新報
 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-1026752.html
(10)危機意識のなさこそ問題。関電金品受領事件が原発にもたらす災い-まぐまぐニュース!
 https://00m.in/3aKLw

*取締役会が全く機能せず関電の不正な金品授受が起きた!コーポレートガバナンスのため「株主の権利が制限される改正に強く反対します」!~11.24株主総会形骸化を許すな!―会社法改正案についての記者会見 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/461874

(11)東京新聞-県職員にも金品 これも原発の闇なのか-社説・コラム(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019112502000133.html
(12)東京新聞-元助役は「大きな影響力あった」福井・高浜町長インタビュー-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019110901001200.html
(13)経済を揺るがす関電問題&前厚労政務官口利き疑惑も追及を|金子勝立教大学教授 日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264946
(14)部落解放同盟、関電原発マネー報道で「差別助長」と見解 | 週刊金曜日オンライン
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/11/27/antena-604/
(15)関電非難がブーメランになり経産相更迭、大臣交代でも原発は「塩漬け」か - Close-Up Enterprise - ダイヤモンド・オンライン
 https://diamond.jp/articles/-/219059

(新旧経済産業大臣とも「ゴミ」政治家です。新経済産業大臣の梶山弘志は、就任早々「関西電力は特異だ」などと根拠のないことを言い出して、他の電力会社や原発をかばうような態度をとっています。この梶山弘志という「ゴミ」大臣は、あの「軍人、変人、凡人」(田中真紀子)の「軍人」だった梶山静六の息子で二世議員、選挙区は東海第二原発のある茨城県で、衆議院茨城4区です。ともかく話になりません。茨城県民のみなさま、こんなのは次の選挙で落選させてください。(ちなみに、「変人」は小泉純一郎、「凡人」は(後援会観劇費用問題で著名な小渕優子の父)小渕恵三です):田中一郎)

(関連)関電問題は「特異な例」 梶山経産相  -日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51542000Z21C19A0EE8000/
(関連)梶山弘志 - Wikipedia
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B6%E5%B1%B1%E5%BC%98%E5%BF%97


 <「いちろうちゃんのブログ」より>
(1)関西電力ブラック(マネー)アウト(その1):腐った電力会社幹部と銭ゲバ地元ボスの「汚物連合」が見せた原発・原子力社会の生々しい実態=「原発を再稼働して背広をつくってもらおう」(お前らアホか!?)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-0f8224.html

(2)関西電力ブラック(マネー)アウト(その2):原子力ムラでゴキブリを1匹見つけたら、他にも20匹はいるぞ!=もらった金品も、もらった奴も、もっとあるある、もっといるいる(ホレ! 検察も仲間やで)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-6fed42.html

(3)関西電力ブラック(マネー)アウト(その3):会長・社長他関電幹部の巨額退職金・顧問待遇付「辞任」という「円満退職」を許すな!=この連中は「懲戒免職処分」の上、刑事告発・起訴、そして株主代表訴訟で損害賠償請求だ!- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-a5e73f.html
草々

 

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