« 「子ども甲状腺ガンは放射能とは無関係」=最初から決めてある「結論」のための屁理屈をくり返す御用人間達=子どもたちの命と健康を守らないどころか、ナングセをつけて甲状腺検査をつぶす画策ばかりしている悪性ガンのような連中 | トップページ | (8.21)反緊縮経済政策Q&A:「市民と野党の共闘」が掲げる経済政策をめぐって(ちょぼゼミ:田中一郎) »

2019年6月23日 (日)

遺伝子をいじくりまわした「フランケンシュタイン生物」を食わされる恐怖(ゲノム編集食品):安全審査なし・製造開発届け出なし・表示なしの「何にもなし・やりたい放題」が間もなくスタート 行き着く先は「毒物食品」と「遺伝子汚染列島」

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
================================
1.(別添PDFファイル)(6.24)オルタナティブな日本をめざして(第29回):今さら聞けない「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」(基礎編)(新ちょぼゼミ:天笠啓祐さん)- いちろうちゃんのブログ
ダウンロード - e4bb8ae38195e38289e8819ee38191e381aae38184e3808ce981bae4bc9de5ad90e7b584e68f9be38188e3808de381a8e3808ce382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e3808defbc88e5a4a9e7aca0e59593e7a590e38195e38293efbc89.pdf
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-932d.html

(遺伝子組換えやゲノム編集に詳しくない初心者の方にお勧めです。科学ジャーナリストの天笠啓祐さんが、ていねいに詳しく教えてくださいます。この機会をお見逃しなく。遺伝子組換えや遺伝子いじくりまわし(ゲノム編集)をになういわゆる「バイオムラ」は、原子力ムラ・放射線ムラとならぶ、現代日本、いや現代世界の「2大悪質利権ムラ」です。甘く見ていると福島第1原発事故よりも深刻なバイオハザードを招き、日本壊滅もあり得ない話ではないのです。生物は増殖するという事をお忘れなく! :田中一郎)

(なお、明日6/24の「新ちょぼゼミ」当日は、最初の1時間弱で、今夏の国政選挙の最大の争点の一つであります経済政策=反緊縮政策について、主催者側(田中一郎)から1時間弱でご説明を行います。これまでシリーズでやってきましたが、そろそろ一段落するところまで来ました。今までのお話は下記サイトをご覧ください。:田中一郎)

2019年の国政選挙をいかに闘うか(アベ政権退陣と自公政治の抜本転換を求めて)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-b038e9.html

(上記の「2.経済政策について」をご覧ください:田中一郎)
================================


(別添PDFファイル)「ゲノム編集」 表示義務なし?(東京 2019.6.22)
ダウンロード - e3808ce382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e3808d20e8a1a8e7a4bae7bea9e58b99e381aae38197efbc9fefbc88e69db1e4baac202019.6.22efbc89.pdf

(関連)東京新聞-ゲノム編集食品の表示 消費者庁「義務付け困難」-政治(TOKYO Web) & 朝日新聞・毎日新聞
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/CK2019062102000305.html
 https://www.asahi.com/articles/ASM6N4JPFM6NUTFL00D.html
 https://mainichi.jp/articles/20190620/k00/00m/040/189000c


 <「ゲノム編集」無政府主義>
(1)安全審査なし(厚生労働省)
(2)製造開発届け出なし(厚生労働省)
(3)表示なし(消費者庁)

 遺伝子をいじくりまわした生物(遺伝子改変生物=ゲノム編集生物=フランケンシュタイン動植物)を、食品として表示なしで売り出すのだそうである。しかも、この遺伝子いじくりまわし(ゲノム編集)をしているかどうか、しているならどのような編集か、などなどの必須事項も食の安全管理・監視官庁である厚生労働省・農林水産省・消費者庁に届け出ることもさえも義務化されない。いわば「ゲノム編集無政府主義」で、やりたい放題に、勝手にやって勝手に責任を取ってくれ=自己責任でそれぞれ好き放題にやってトラブルは自分たちで片づけて、ということで、スタートさせると日本政府=いや、アベ政権は言っている。まもなくスタートだ。

もちろん、こうしたデタラメの背後には、まずはアメリカがいて、アメリカは規制なし、審査なし、表示なし、でやっているから、子分の日本のそのようにしろと水面下で圧力をかけられて、いつもの通りで、ヘイヘイ、分かりましたとやっていること、加えて、1980年代後半から続く市場原理主義アホダラ教にアタマがイカレタ連中が、今回の遺伝子いじくりまわしのちょっとした新技術に「ゲノム編集」などというしゃれた名前を付けて、あたかももっともらしい体裁を施し、そして何も知らない消費者・国民をだまくらかして、規制緩和により科学技術を生かした成果が得られました、などとやっている、それを「総合科学技術イノベーション会議」という利権と御用とアホの集まりが力強くバックアップしていること、そして更に、学問や研究や真理の探究よりも、金儲けや自己栄達や世俗的地位の方にずっとずっと魅力を感じる似非学者の利己主義や、カネ儲けさえできれば何でもやります式の銭ゲバ企業とが癒着融合して、嘘八百をならべながら驀進しているのが、今回の「フランケンシュタイン生物」(ゲノム編集食品)の解禁・推進である。消費者・国民や国土環境のことなど「知ったことか」というわけだ。


 <今回の「やりたい放題ゲノム編集」解禁の危険性>
 一番肝心なことは、遺伝子をいじくりまわした生物が、果たして人類を含む他の生物に対して安全なのか、危害を及ぼすことはないのか、環境破壊や生態系の破壊につながらないのかという点だ。少なくとも現段階で「オフターゲット」(狙った遺伝子以外の遺伝子が破壊されたり変化したりする)と「モザイク」(遺伝子改変された細胞とされていない細胞がまじりあったキメラが出来上がる)という2つの危険な現象がわかっているのに、それについての危険性評価や防御対策が十分な実証性のないままに「大したことはない」と無視されている。

そして、人類を含むあらゆる生物の遺伝子(ゲノム)とその周辺(エピゲノム)の超ミクロメカニズムについては「暗黒大陸」と言われるくらいに何にも分かっていない段階で、かようなものを、無規制で、無審査で、無表示で、食品として大々的に広範囲に売り出していいのか、という点である。

⇒ ダメに決まっとるではないか=それをわかっていて、消費者庁をはじめ関係各省庁は、アベ政権・首相官邸という、ゴロツキ・クズ・カス・ゴミ・ゴキブリの人間たちの集まりに脅迫され、「自由に自己責任でやってください」と言わされている。

その行き着く先は、メールの表題にも書いたように、(1)毒物食品の氾濫、(2)遺伝子いじくりまわし生物の氾濫(環境遺伝子汚染)、(3)事故トラブルの放置(自己責任)、となるだろう。毒物食品の犠牲者は間違いなく切捨てられ(自己責任を問われ)、日本列島全土が遺伝子汚染で充満し、先祖来来、子々孫々とつないできた日本列島のあらゆる生物群(動植物)が、いじくりまわしのニセモノ遺伝子を組み込まれて、とりかえしがつかないこととなるのだ。放射能汚染とは違い、生物は増殖する。植物などでは近隣種と交雑する(例えばアブラナ科)。遺伝子汚染させたら止まるところを知らない。生物群(動植物)の中には微生物も含まれる。悪性のゲノム編集微生物(新生物)が環境汚染を引き起こせば、対策のしようがなくなり、もうどうしようもない。日本列島、フランケンシュタインのような生物ばかりとなり、純正生物は希少価値の絶滅危惧種となるだろう。


 <それぞれがもたらす危険>
(1)安全審査なし(厚生労働省)⇒ 毒物食品(「毒」の内容はアレルギーなどを含めて千差万別)
(2)製造開発届け出なし(厚生労働省)⇒ やりたい放題となり、政府も誰がどこで何をしているかさえ分からない状態となる ⇒ 更に(*)
(3)表示なし(消費者庁)⇒ 消費者が選べない=知らないうちに食わされる=だまし討ち・背信行為

更に(*)「DIYゲノム編集」の危険=マニアックなアホがあちこちで野生生物(動植物+微生物など)のゲノム編集をやり始める=そのココロは、ゲノム編集技術の使い方は簡単で、既に市販されている「ゲノム編集キット」(道具一式)を購入すれば、大学院生くらいの知識があれば十分にゲノム編集は可能。そして、その「ゲノム編集キット」の値段は低価で、誰でも手に入れることができる。本来なら、こうした「ゲノム編集キット」の製造販売に対する規制からはじまり、ゲノム編集する人間や組織を義務的に届出させて厳しい規制の下に置き、万が一にも環境や人体に危険をもたらすことがないように、規制当局が万全を期する必要がある。しかし、そんなことをしようとする気配は皆無である。それどころか、下記のように、非食品や非医療の分野でのゲノム編集は、いったいどこが規制監督するのかさえ、明らかでないのだ。

(1)遺伝子いじくりまわし食品の規制官庁=厚生労働省、農林水産省、消費者庁
(2)遺伝子いじくりまわし受精卵・医療=厚生労働省
(3)遺伝子いじくりまわしの環境影響規制=環境省
(4)遺伝子いじくりまわしの研究=文部科学省
(5)遺伝子いじくりまわしの上記以外(工業製品など)=所管官庁がない(法規制がない)


 <結論>
(1)やめさせる(政権交代をしてでもやめさせる=厳罰付きの法規制を入れる:早ければ早いほど被害は小さい)
(2)輸入を止める(遺伝子いじくりまわしへの規制の法制化と貿易規制=食品とは限らない=例えばペット動物や観賞植物)
(3)カルタヘナ議定書書国内法の改正により環境規制の対象にするとともに、その規制を厳格化する
(4)事故やトラブル発生時に開発事業者を含むサプライチェーン事業者に「修復・原状復帰・損害賠償」の汚染者負担原則を徹底させる
(5)規制当局を確立する(民間NPOや慎重派学者などからも人を入れる)
(6)遺伝子いじくりまわしオンブズマン制度


 <関連情報:別添PDFファイル>
(1)ゲノム編集食品がやってくる:安全審査は?(天笠啓祐『世界 2019.7』)
ダウンロード - e382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e9a39fe59381e3818ce38284e381a3e381a6e3818fe3828befbc9ae5ae89e585a8e5afa9e69fbbe381afefbc9fefbc88e5a4a9e7aca0e59593e7a590e3808ee4b896e7958c202019.7e3808fefbc89.pdf
(2)ゲノム編集食品の拙速な承認に異を唱える(イントロ部分)(垣田達哉『週刊金曜日 2019.5.10』)
ダウンロード - e382b2e3838ee383a0e7b7a8e99b86e9a39fe59381e381aee68b99e9809fe381aae689bfe8aa8de381abe795b0e38292e594b1e38188e3828befbc88e59ea3e794b0e98194e59389e3808ee980b1e5888ae98791e69b9ce697a5e3808fefbc89.pdf
(3)遺伝子組み換え食品、17年目の表示制度「改正」 だれのため?(蓮尾隆子『食べもの通信 2018.12』)
 https://www.fujisan.co.jp/product/1281691445/b/1751479/
(4)社説:ゲノム編集食品、審査スルーで大丈夫?(東京 2019.3.22)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019032202000165.html
(5)ゲノム編集食品 夏にも販売、大半 安全審査求めず(東京 2019.3.19)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201903/CK2019031902000130.html
(6)安全不明ゲノム編集食品が知らないうちに口に入る(日刊ゲンダイ 2019.4.3)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/251008
(7)クリホサー卜、安全神話の終焉、人体への健康被害が明らかになる(イントロ部分)(天笠啓祐『週刊金曜日 2019.6.14』)
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002826.php


 <「いちろうちゃんのブログ」より>
(1)ゲノム編集に関する質疑応答(1):安全面からも、生命倫理面からも、人間の尊厳の面からも、大問題だらけのゲノム編集 + 若干のこと- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/post-c426.html

(2)(報告)(10.17)食の安全とゲノム編集の規制を求める緊急院内集会(川田龍平参議院議員主催) いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-9cd0.html

(3)「遺伝子いじり」無政府状態を許していいのか!? 環境省が「ゲノム編集」生物の環境影響規制を「名ばかり規制」にするパブコメを開始=このままでは近未来に修復不可能な深刻極まるバイオハザードが起きてしまう危険性大- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-50c7.html

(4)BS1 スペシャル =「ゲノム編集」食物:密着 食の未来の最前線(ご都合主義のマスコミによる遺伝子操作応用技術の軽率な賛美や過剰な期待は近未来の深刻なバイオハザードや巨大健康被害をもたらす危険性を高める) いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-3f4e.html


 <その他関連情報>
(1)日本では「遺伝組み換えでない」表示が今後消える可能性が|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241245
(2)今夏にも流通“野放し”「ゲノム編集食品」日本での安全性は|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/251008
(3)急成長の遺伝子組み換え作物 全米で“安全性”への疑問爆発|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241040
(4)ゲノム編集食品、性急な結論に不安の声 厚労省調査会方針 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20181206/k00/00m/040/003000c?fm=mnm
(5)米国モンサント裁判で除草剤ラウンドアップの発がん性が認められ世界中が規制!日本だけが主成分グリホサートの残留基準を緩和し、今や中国の150倍!- 岩上安身による元農林水産相・山田正彦氏インタビュー - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/444994
草々

 

« 「子ども甲状腺ガンは放射能とは無関係」=最初から決めてある「結論」のための屁理屈をくり返す御用人間達=子どもたちの命と健康を守らないどころか、ナングセをつけて甲状腺検査をつぶす画策ばかりしている悪性ガンのような連中 | トップページ | (8.21)反緊縮経済政策Q&A:「市民と野党の共闘」が掲げる経済政策をめぐって(ちょぼゼミ:田中一郎) »

コメント

<ゲノム編集技術の使い方は簡単で、既に市販されている「ゲノム編集キット」(道具一式)を購入すれば、大学院生くらいの知識があれば十分にゲノム編集は可能。> ====>今日事態はもっと進んでいて、生物学系の大学4年生くらいから、ゲノム編集の実習をやっている。その怖さを知らぬ学生が自宅でいろいろな生物のゲノム編集を試みるだろう。事態はもはや規制など追いつかない広範な状況で、奇形生物が野放しで現れてくるであろう。原発もゲノム編集もその重大な危険性を認識していない科学無知バカどもが政治を牛耳っている。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「子ども甲状腺ガンは放射能とは無関係」=最初から決めてある「結論」のための屁理屈をくり返す御用人間達=子どもたちの命と健康を守らないどころか、ナングセをつけて甲状腺検査をつぶす画策ばかりしている悪性ガンのような連中 | トップページ | (8.21)反緊縮経済政策Q&A:「市民と野党の共闘」が掲げる経済政策をめぐって(ちょぼゼミ:田中一郎) »

最近の記事

無料ブログはココログ