« (ご紹介)講演レジメ:安全神話のウソを見抜き、被ばく・健康被害の真実に向き合う(渡辺悦司 2019.5.25) | トップページ | 大規模面積皆伐・再造林義務化なし・超長期契約期間を許す「国有林野管理経営法改正案」は日本ハゲ山列島を導く悪法だ=森林の多面的機能を無視した「木材生産至上主義」への先祖返り »

2019年6月 2日 (日)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(106):福島原発事故8年を経て進む被害のもみ消しと放射能汚染や被ばくの危険性の歪曲・矮小化=こんなものに踊らされてはならない

前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)


(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(6.3)オルタナティブな日本をめざして(第28回):「容量市場と容量メカニズム:老朽化原発・石炭火力の経済的延命策か!?」(松久保肇さん:原子力資料情報室)-いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/28-1e87.html

(2)(6.8)シンポジウム 動物性集合胚(ヒトの臓器持つ動物)とは?(東京・文京区)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1554898819792staff01

(3)(6.10)院内集会「安倍改憲を吹っ飛ばせ!自民党改憲Q&A徹底批判」(6-10 18-00~ 参議院議員会館)
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1558428635437matuzawa

(4)(6.15)強行採決から2年 共謀罪はいらない - kyobozaino ページ!
 https://www.kyobozaino.com/


2.山本太郎 奮闘中:みなさまのご支援をお願い申し上げます
 今年夏の国政選挙へ向けて、若き政治家・山本太郎の新しい取組が始まっています。みなさまの浄財で山本太郎とともに日本を変える状況をつくりましょう。山本太郎にチャンスを与えてください。

*「れいわ新選組」蓮池透氏を擁立。会見で語った原発・拉致問題、そして「国のあり方」 - ハーバービジネスオンライン
 https://hbol.jp/193734

*寄付1億円突破し参院選10人擁立は確実に!れいわ新選組・東京事務所開きで山本太郎代表「既存野党は固定客が決まってきている。無党派層に食い込みたい!『ふんわり』では勝てない!」 - IWJ Independent Web Journal
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/449696

(関連)れいわ新選組 HP
 https://www.reiwa-shinsengumi.com/
(関連)ご寄附のお願い - れいわ新選組
 https://www.reiwa-shinsengumi.com/donation/
(関連)「参議院議員 山本太郎」オフィシャルサイト
 http://www.taro-yamamoto.jp/

(関連)田中龍作ジャーナル - 庶民が資金出す新しい政治 苦しい生活の中から「山本太郎・新党」に寄付続々
 http://tanakaryusaku.jp/2019/05/00020190
(関連)僕にもできた!国会議員-山本太郎/著 雨宮処凛/取材・構成(筑摩書房)
 https://00m.in/QPHti

(関連)田中龍作ジャーナル - 財務省前で山本太郎と市民数百人が「消費税廃止」を叫ぶ
 http://tanakaryusaku.jp/2019/05/00020152
(関連)20190521 UPLAN 山本太郎「財務省の前で愛を叫ぶ 増税? 凍結? 空気を読め! 集会」 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=0pHK3_1Qdjo&t=14s

(関連)いざ、関ヶ原へ!! 「市民と野党の共闘」が全力発進開始=安倍「暴走」政権打倒・自公政治に終止符を:市民連合の政策要望に5野党会派党首が調印 & 参院選 1人区30選挙区で一本化合意- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-446b8f.html


3.これが「維新」という政治集団の正体だ
 こんな連中が国会議員をやり、国会議員になろうとしている。「日本維新」「大阪維新」=この政治集団のホンネと正体がよく出ている。こんな連中に投票をする人間は、まさに愚か者を絵にかいたようなものである。

(丸山穂高衆議院議員:大阪19区=貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、泉南郡)
(1)「性サービス店行く」泥酔の丸山議員、外出要求(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190531-00050326-yom-pol
(2)丸山氏、酒にのまれ暴走 不適切発言続々 団員ともみ合い(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190531-00010000-doshin-hok
(3)(別添PDFファイル)不祥事→「発病」→雲隠れ 永田町で再三、多くの患者に「悪影響」、丸山氏「要療養」と聴取拒否(東京 2019.5.30)

(長谷川豊:今夏参院選立候補予定者・維新公認だったが「取消へ」の報道)
(4)維新の正体を浮き彫りにした長谷川豊の部落差別騒動|日刊ゲンダイDIGITAL
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/255122
(5)長谷川豊氏「部落は犯罪のプロ」発言を撤回するも炎上は止まらず (2019年5月25日) - エキサイトニュース
 https://www.excite.co.jp/news/article/Weeklyjn_18850/
(6)(別添PDFファイル)確信犯的な部落差別発言で参議院選公認停止、長谷川豊氏への糾弾が必要(小林健治『週刊金曜日 2019.5.31』)(関連)“消去法”で音喜多元都議に…維新が参院東京選挙区で擁立へ- 記事詳細|Infoseekニュース
 https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_546188/

(関連)7年前、橋下徹に恫喝されたあの“女子高生”が声をあげた! 橋下が放った冷酷な言葉、そして今、大阪に起きていること|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2015/11/post-1702.html


4.地下鉄・南北線で見かけた「変な広告」
 これ本当に「入試問題」なの? 設問の仕方がおかしくないですか?

「ウミガメ ビニールの袋」- Yahoo!(画像):一番最初の黄色い画像です
 http://urx.blue/LgWw

(一部抜粋)
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近年、ウミガメが海洋にただよっているビニール袋をクラゲとまちがえて食べてしまい、それが原因で死んでしまうことが問題となっています。ウミガメをそのような被害から救うためにどのようなビニール袋をつくればよいと思いますか。あなたの考えを50字以内で答えなさい。ただし、ビニール袋として通常使用できる便利さは失わないものとします。
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(関連)増穂だより VOL215(芝浦工業大学柏中学高等学校)
 http://urx.blue/XH8x

(これの2枚目には「プラスティックとの向き合い方」という論文が載っていて、そこには「生活に欠かせないプラスティック、私たちに出来ることはその「総量を減らす」ことしかありません。日常生活の中で何ができるかを考え、今すぐ実行してみませんか。」とあります。上記の設問と矛盾していませんか? :田中一郎)

(関連)Avaaz - 美しい海にプラスチックを捨てないで!
 http://urx.blue/eV2B
(関連)不法輸入のごみ カナダに送り返す フィリピン政府 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20190531/k00/00m/030/238000c?fm=mnm
(関連)G20前に姿勢アピールも 抜本的解決策と言えず 海洋プラごみ削減計画 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20190531/k00/00m/040/317000c?fm=mnm


5.田中龍作ジャーナル - 【仙台発】枝野の隣で「消費税はゼロでいい」と叫ぶ
(度胸と信念。参院宮城選挙区・野党統一候補の石垣のりこ(立憲公認)には、この2語がぴったりだ。)
 http://tanakaryusaku.jp/2019/06/00020203

(関連)消費増税の着実実施を=連合が自民に要請 (時事通信社)
 https://web.smartnews.com/articles/fX4EQNyZfaN
(関連)連合と右派運動の「共闘」「民社党・同盟」どこへ向かうのか (中島岳志:西日本新聞)
 https://web.smartnews.com/articles/fXsGW4QXxqP

(この自民党支持団体である御用組合「連合」は、早晩、解体に追い込むべきである。これから働き始める若い方々は、かような労働組合には絶対に加入しないようにいたしましょう。みなさまのためになることは何一つしないロクでもない団体です。旧総評系労組は何をしているのか!? :田中一郎)


6.その他
(1)ウーマン村本がよしもと社長からの圧力を激白!「百田さんや高須さんのこと、どうにかならんか」と|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2019/03/post-4629.html
(2)「安倍さんは嘘つき」元家族会の蓮池透氏が拉致問題で安倍首相がついた真っ赤な嘘と政治利用の手口を全暴露|LITERA/リテラ
 https://lite-ra.com/2015/12/post-1776.html
(3)元京大原子炉6人組の一人 小林圭二さん死去80歳(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00000072-mai-soci

(ご冥福を祈ります。長い間、ご苦労様でした。志は私たちが引き継いでいきます。安らかにお休みください:田中一郎)
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の第106回目、「福島原発事故8年を経て進む被害のもみ消しと放射能汚染や被ばくの危険性の歪曲・矮小化=こんなものに踊らされてはならない」をお届けいたします。原子力ムラ・放射線ムラの全面的反撃がいよいよ開始の雰囲気です。なりふり構わぬという表現がぴったりくるくらいに、露骨な福島第1原発事故の歪曲・矮小化(あるいは証拠隠滅)と放射能・被ばくの危険性のゴマカシが始まっています。御用学者やマスごみも総動員されている様子がうかがえます。彼らとの「最終戦争」が本番となります。覚悟を決めて闘いましょう。彼らとの闘いからの逃走や、対決回避や、敗北は、私たちが彼らによって物理的に滅ぼされることを意味しています。彼らを社会的に完全に葬り去るまで、徹底して彼らを撲滅しなければなりません。生ぬるい妥協や話し合いで解決するような問題ではないのです。

 <別添PDFファイル>
(1)「急性心筋梗塞ワースト1」、死因不明の「福島病」を生み出してはならない(イントロ部分)(明石昇二郎『週刊金曜日 2019.5.10』)
(2)原発事故 がんと関連否定、子ども甲状腺 福島県が3日報告(東京・京都 2019.6.1)
(3)山菜のセシウム汚染は今(東京 2019.5.29)
(4)福島産米検査 緩和拡大へ、来春に地域判断 県「抽出」を容認(東京 2019.5.27)
(5)福島第一原発過労死責任を追及する会(原告:猪狩忠昭さん遺族)2019.3
(6)福島の放射線監視維持、規制委、撤去方針を変更(東京 2019.5.30)
(7)原子力事業者等に対する検査制度の見直し、放射性同位元素についての防護措置の導入等(イントロ部分)(『時の法令 2018.2.15』)


1.(ご紹介)講演レジメ:安全神話のウソを見抜き、被ばく・健康被害の真実に向き合う(渡辺悦司 2019.5.25)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-8671b7.html

(定評のある渡辺悦司さん(関西在住)の講演会レジメです。きれいで見やすく内容の充実したものです。是非ご覧ください:田中一郎)


2.(メール転送です)横浜の学校・保育園の放射性汚染土問題 続報

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お世話になっております。
下記、AERAdotに記事が掲載されましたのでご紹介させてください。
 https://dot.asahi.com/wa/2019060100003.html?page=1

横浜市はこれまでに、300園に放射性汚染土等を埋めたと言ってきていました。私たちは、市議や市長候補が開示要求して出てきたリストをもとに、300園の掘り起こしと搬出を求めてきました。署名提出の際には、保育園の担当課に行き、数を明確にするよう、埋設した保育園のリストと埋設報告書を開示するよう求めてきました。

しかし、5月29日の市会の委員会で151園だと言うことを話しています。他の保育園は、管理するよう話をしたが、経年経過により、捨てたり、風化したような話をしています。

しかも、基準値以上の放射性汚染土等を埋めているにも関わらず、「念のために集めた集積物」なので、測定もしたし、「安全だ」、「新聞で、放射性汚染土と表現されている。不安をあおらないように安全を説明するなど寄り添うことが大切」と、言っています。また、神奈川県立子ども医療センターでは、小児白血病の発症が横ばいで、福島県でも小児甲状腺がん、小児白血病は関係を認められていないとも話しています。

委員会動画は、下記ページをご覧ください。
 https://www.facebook.com/kanakodo5/posts/2353297364946502?__tn__=-R

保育園のリストと埋設報告書を開示するよう求めてきました。担当課に情報公開を求めた動画
 https://twitter.com/kanakodo5/status/1134521442303860736
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3.(別添PDFファイル)福島第一原発過労死責任を追及する会(原告:猪狩忠昭さん遺族)2019.3
ダウンロード - e7a68fe5b3b6e7acace4b880e58e9fe799bae9818ee58ab4e6adbbe8b2ace4bbbbe38292e8bfbde58f8ae38199e3828be4bc9aefbc88e58e9fe5918aefbc9ae78caae78ba9e5bfa0e698ade38195e38293e981bae6978fefbc892019.3.pdf

(関連)東京新聞-福島原発過労死 遺族 「作業員の尊厳守って」-社会(TOKYO Web)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110802000136.html
(関連)2019.5.19 福島第一原発過労死責任を追及する会結成 遺族を支援し共に闘う大集会 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hzCl9VMXzxM


4.(メール転送です)消されてたまるか原発事故(他のMLに発信しました)

特集「“消される”原発事故―放射線副読本・除染土壌・甲状腺がん」(岩波月刊誌『科学 2019.6』)
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

発売になったばかりの岩波月刊誌『科学』今月号(2019年6月号)が上記の特集を組んでいます。必読・必見の論文がたくさん掲載されている様子です。岩波月刊誌『科学』は、今では福島第1原発事故後の放射線被曝問題を丁寧にきちんとした形で追いかけ続け、数カ月に一度特集を組んでは貴重な文献を私たちに送り続けてくれている唯一に近い雑誌媒体です。みなさまにも是非購読をお勧めしたい月刊誌です。ちなみに本日付の東京新聞、および京都新聞は、別添PDFファイルの記事を掲載しています。

(別添PDFファイル)原発事故 がんと関連否定、子ども甲状腺 福島県が3日報告(東京・京都 2019.6.1)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201906/CK2019060102000135.html
 https://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20190531000182

*(別添PDFファイル)「急性心筋梗塞ワースト1」、死因不明の「福島病」を生み出してはならない(明石昇二郎『週刊金曜日 2019.5.10』)
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2019/05/25/news-40/

(被ばく線量は、初期被ばくも含めて、意識的にその計測や調査をサボタージュしてきた原子力ムラ・放射線ムラの連中が、実態不明をいいことにご都合主義的に、ある時は大した被ばくではなかったと言い、ある時は今回のように被ばく線量ががん発生とリンクしていない、などといい加減なことを言っています。そもそも福島県をはじめとする原発震災被害地域では、空間線量の測定もいい加減ですし(実態の1/2程度以下)、土壌汚染については計測すらなされておらず、あちこちにホット・スポットが残されたまま放置されています。

しかし、たとえば福島原発事故直後では、原発周辺地域から避難してきた人々に対するスクリーニング(体の表面に付着した放射能の計測)で、13,000CPM(甲状腺等価線量で100ミリシーベルトに相当)を超える人々が続出して対応困難となり、それをゴマカス目的で、スクリーニング基準を一気に100,000CPMに引き上げるという暴挙を行って、かつ、スクリーニング結果を残さない(消してしまう)ということをやり、他方では、こうした人々への安定ヨウ素剤の配布すら行わなかったのです。未必の故意による初期被ばく隠滅行為と被害者切捨ての一例です。ちなみに当時の現場にあったスクリーニング計測器は最大限が100,000CPMだったそうですが、それでも、その計器の針が振り切れてしまう人がたくさんいたと伝えられています。どこが「初期被ばくは大したことはない」のでしょうか?)

福島第1原発事故後8年を経て、原子力ムラ権力=原子力ムラ代理店政府=自公政権による壮大な「歴史の歪曲」=福島第1原発事故の「もみ消し」が始まっています。原発推進の「社会的法則」である「被ばくのもみ消し」と「放射線被曝被害者の切り捨て」がいよいよ本格化します。そして愚かにも日本の場合には、福島第1原発事故を引き起こした原子力ムラ・放射線ムラの「安全・安心キャンペーン」に乗せられた愚か者たちが「原子力翼賛」の旗を振りながらの「原発・原子力・核」の復活である、ということに十分留意をしておく必要があります。日本は1986年のチェルノブイリ原発事故を引き起こした当時の「悪の帝国」=旧ソ連を上回る「原子力・核の極悪の帝国」に向かっています。

(関連)(他のMLでの議論です)放射能・放射線や被ばくについて、きちんとした認識を得るための近道をご案内します(福島原発事故後の「核社会」日本を生き抜く基本知識)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-0e8ec4.html

(関連)福島県庁のミッション・インポッシブル:広告代理店・電通とグルになり、県民を原発安全神話から放射能安全神話へと誘導せよ- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-29aa07.html

(関連)東京新聞 調査報道「背信の果て」(1)~(5):原発推進を続けるため、福島原発事故直後から政府の原子力ムラ・放射線ムラ連中は放射線被曝の歪曲ともみ消しに奔走していた- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-5e2a.html

(関連)(7.8)オルタナティブな日本をめざして(第30回):「福島原発事故と初期被ばく」(榊原崇仁さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-e10eb7.html

(関連)日本の大学は腐っている(2):正体を現した似非アカデミズム=「住民に背を向けたガラスバッジ論文ー7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となりえない」(宮崎真&早野龍五論文)- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-5dd5.html


5.20190601 UPLAN 世界に伝えた母たちの願い こどもたちを被ばくから守って!【2019春:ヨーロッパ巡回講演会報告とフランシスコ教皇謁見報告会】 - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=hQJDWKze0lk


6.昨今の放射能・被ばく関連情報から
 原発・核燃料サイクルに関する情報はともかく、放射能や被ばくに関する情報を比較的よく伝えてくれるのは、昨今では、大手新聞社では東京新聞だけになってしまったかの観があります(その東京新聞も過去と比べるとだいぶ報道力が落ちています)。みなさま、新聞を取るなら東京新聞です(遠方の方には有料ネット報道もあります)。下記には2つの食べものの記事が出ていますが、(1)キノコ・山菜は日本国中どこでも危ない(汚染物が出回っている可能性あり=特に栽培土や原木、そして加工品など=林野庁が手抜き管理したため)、(2)福島県産米の全量検査をやめるような旨の記事です。コメに限らず福島県産の農林水産物はほとんど検査・調査されておらず危険なままです。ホット・スポットが隠れている可能性があります。また、厚生労働省が定めている飲食品の残留放射能基準は、私たちの身の安全を保障しておりません(値が大きすぎます)。

(再論)食べものの放射能汚染:汚染のホット・スポットが見過ごされる危険=放射能汚染地域産の飲食物は極力避けましょう- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-d742.html

(1)(別添PDFファイル)福島・楢葉町、山菜のセシウム汚染は今(東京 2019.5.29)
 https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1035
(2)(別添PDFファイル)福島産米検査 緩和拡大へ、来春に地域判断 県「抽出」を容認(東京 2019.5.27)
 https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019052702000130.html
(3)(別添PDFファイル)福島の放射線監視維持、規制委、撤去方針を変更(東京 2019.5.30)
 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019052901001481.html
(4)福島・大熊、復興住宅の入居開始 - 毎日新聞
 https://mainichi.jp/articles/20190601/k00/00m/040/048000c?fm=mnm
(5)鳩山元首相、福島県の甲状腺がんは原発事故の被ばく原因 否定する中間報告を批判「科学者の忖度」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190601-00000087-dal-ent
草々

<追>(メール転送です)
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重要な情報をいただきました。
共有化のため、拡散いたします。

後半部分にある「原発の定期点検」手抜き合法化については、少し前に私からメールをお送りし、それをブログ(下記)に掲載していますので、ご参考にしていただければと思います。

(関連)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(84):原発定期点検の形骸化から「手抜き」合法化へ=その結果が玄海原発その他の再稼働トラブルだ 他- いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/84-5255.html

(関連)原子力事業者等に対する検査制度の見直し、放射性同位元素についての防護措置の導入等(イントロ部分)(『時の法令 2018.2.15』)
 http://www.garyusha.com/wp/

上記の別添PDFファイルは、それを詳しく解説したレポートです。
(『時の法令』は図書館で借りれると思います)


以下はメール転送です。
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Subject: 規制をゆるめる新検査制度(維持基準)が施行


みなさん、真実を知ってください。
ぜひ、このメールを友人知人に転送してください。

老朽炉の問題が話題に上るとき私は、久米三四郎先生の言葉「原発は老朽炉だけが危ないのではない。大事故を起こしたスリーマイル島原発もチェルノブイリ原発も運転開始間もない新鋭炉だった」を思い出します。しかし今や、若狭の原発は減価償却期間をほとんど終えた約30年を越える老朽炉ばかりです。

 さて、来年の4月、原発の稼働率を上げるため、定期検査を簡易にするなど規制をゆるめる新検査制度(維持基準)が施行されます。この新検査制度のもとでは「『ひび割れた機器・配管を補修せずとも次回定期検査まで耐えられる』と電力会社が評価すればそのまま運転を継続でき、運転期間も従来の13ヶ月から24ヶ月にまで延長できる」のです。

 90年代より電力会社は、原発の競争力を高めるために定期検査の大幅短縮、長期連続運転を行い稼働率を上げてきました。同時にこの時期からは、稼働率を高めるため、高燃焼度化による長期連続運転、定格熱出力運転による出力アップなども図られてきました。

 2004年の美浜三号炉の配管破断事故はその結果おきた事故です。死者5名・重軽傷6名は利益を優先する電力会社の犠牲となったのです。これまでも老朽化の進んだ原子炉は過酷な環境下で運転されてきたのですが、今また、その反省も忘れ、このような悪どい新検査制度を導入し、老朽原発をさらに酷使しょうとしているのです。

 原発の故障やトラブルの原因の約3割は「点検による保守不良」、つまり定期検査でも見つけられないヒビや傷によるものです。だからこそ私たちは、もっと定期検査に時間とお金をかけるべきだと考えますが、電力業界は逆の発想に立ち「定検でも見つからない傷が3割もあるのだから、定検に時間をかけるより運転を維持しながら(傷の)状態を監視すればよい」と考えているのです。この利益第一主義の電力会社にお墨付きを与えるのが来年4月からの新検査制度なのです。

しかし、運転中にとつぜん配管が破断したらどうなるでしょうか。1991年に起きた美浜2号機の細管破断事故は、たった1本の細管(直径2,2cm)が折れただけで、一時間のあいだに五十数トンもの冷却水が流失し、炉心上部では沸騰がおきていました。内圧が強いため、はじめのうちは緊急炉心冷却ポンプが働かず炉心に水を注入できない状態が約1時間続いたのです。あわや炉心溶融にいたる大惨事でした。

 しかも、破断した細管は直前の定期検査でも傷が発見されず「健全管」とされていたものです。運転中の破断の危険を指摘する市民に、国も電力会社も「細管は粘りの強い金属なので突然の破断はありえない」「破断の前の少漏えいで発見停止できる(LBB)」と豪語していたものです。

 美浜事故でLBBの思想はすでに破綻しています。定検でも発見できない傷が運転中に破断に進展した事故を実際に経験しているというのに、ヒビを補修もせず運転を維持できるなどという考え方そのものが間違っているのです。

 さらに、60年運転に向けて工事中の高浜1号の原子炉容器は脆化(脆くなる現象)が進んでいます。中規模の地震であっても、ひび割れた機器・配管が破損破断する危険がありますが、美浜2号のように緊急炉心冷却装置が作動し冷水が注入されれば原子炉容器が破断しかねない危さをはらんでいるのです。

 
同じく工事中の高浜2号と美浜3号も原子炉容器の脆化が進んでいます。傷があっても、『ひび割れた機器・配管を補修しないまま状態を監視しながら運転を維持する』というような甘い考えで原子炉を動かすのはもはや正気の沙汰ではありません。

 もっとひどい話があります。かつては定期検査に国の検査官が立会い合否判定をしていましたが、新検査制度のもとでは、定期検査(施設定期検査と名付けられた)を電力会社がみずから行い、国(規制庁)は立会いも合否判定も了解もせず、報告受領・公表のみをおこなうだけとなります。

 「安全機能を損なわない」かどうかの判定も、第三者ではなく電気事業者がみずからおこなうことになるのです。規制委員会は、「電力会社に安全文化を根付かせるには、規制を強めるのではなく、自主自発的な努力で安全文化を向上させる必要がある」と考えているようです。

 みなさん、このまま見過ごしてよい問題でしょうか。
 私は、多くの人にこの非常事態を知らせたいのです。

 関西の人たちは まずは長沢先生の話を聞いてください。初めての方には専門的な用語もあり少し難しく感じられるかもしれませんが、長年にわたり集積した客観的な情報を基にした真実が語られます。

日時:6月23日(日)14:30
場所:高槻市立総合市民交流センター(クロスパル高槻)7階第6会議室
「老朽原発を止めるために、その諸問題を考える」
講師:長沢啓行さん(大阪府立大学名誉教授、若狭ネット資料情報室長)
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