(他のMLでの議論です)放射能・放射線や被ばくについて、きちんとした認識を得るための近道をご案内します(福島原発事故後の「核社会」日本を生き抜く基本知識)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.広瀬隆さんから:全国のみなさま・・・テロ対策ファイルを送ります
現在、大きな問題になっている原子力発電所のテロ対策に関する、基本的なファイルを、ギガファイル便で送らせていただきます。下記サイトの少し下の方にある「ダウンロードキー」の右「ダウンロード開始」をクリックして下さい。ダウンロード期限は(一週間)、6月3日までです。
https://28.gigafile.nu/0603-c29409507e25ea1d59dc01249cb13c07d
2.(別添PDFファイル)(チラシ)(6.15)共謀罪はいらない(修正版)
https://www.kyobozaino.com/
3.(別添PDFファイル)新聞広告:石川一雄80歳 無実(朝日 2019.5.23)
ダウンロード - e696b0e8819ee5ba83e5918aefbc9ae79fb3e5b79de4b880e99b8480e6adb320e784a1e5ae9fefbc88e69c9de697a5202019.5.23efbc89.pdf
4.安倍政権のトホホ閣議決定一覧 - sadakenの日記 - スラド
https://srad.jp/~sadaken/journal/612525/
(一部抜粋)
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安倍政権のトホホ閣議決定一覧
■「失言、ミス、無知を隠蔽」パターン
○「そもそも」という言葉には「基本的に」という意味もある
○森友学園の国有地払い下げで政治家からの不当な働きかけはなかった
○安倍首相の妻・昭恵氏は公人ではなく私人
○島尻沖縄北方大臣が「歯舞」の読み方を知らないという事実はない
○安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる
○自衛隊は国際法上、一般的には軍隊と取り扱われる
■「批判や異論を封殺」パターン
○「2020年改憲発言」は自民党総裁としてのもので、首相の職務として行われたものではなく、立法府軽視には当たらない
○安倍首相が国会演説中に自民党議員らが起立、拍手したのは、自衛隊員などに心から敬意を表そうと呼びかけたもので、猛省すべきとの指摘は当たらない
○憲法9条は核兵器の保有及び使用を禁止しているわけではない
■「持論やイデオロギーをゴリ押し」パターン
○銃剣道は軍国主義の復活や戦前回帰の一環との指摘は当たらない
○教育勅語を教材に用いることは、憲法や教育基本法に反しない形である限り、否定されない
○警察庁は現在も共産党の暴力革命の方針に変更はないと認識している
○集団的自衛権は憲法9条の下で許容される自衛の措置
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(アベ政権・自公政治は、モラルも低ければ、政策内容も下劣、嘘八百・歪曲・隠蔽・改ざん、詐欺行為などなど、ありとあらゆる悪事を働いているかと思いきや、内閣閣僚連中の頭の中も「パー助」=低レベルIQのようだ。世界へ向けての日本の恥さらしとはこのことである。:田中一郎)
5.キャンペーン
(1)キャンペーンについてのお知らせ · 5月18日の東京での反モンサント・バイエル世界同時アクションには、約200名の参加者が集まりました。 · Change.org
https://00m.in/uMWQz
(2)キャンペーンについてのお知らせ · デトックス・プロジェクト・ジャパンの発足式にて、 国会議員ら28人中、7割にあたる19人の毛髪からグリホサートが検出されたと発表がありました。 · Change.org
https://00m.in/JiszL
(3)キャンペーン · 幕張メッセで武器見本市を開催しないでください · Change.org
https://00m.in/WXlTX
6.IWJ
(1)日刊IWJガイド「共同通信による5月18、19両日の世論調査では、消費増税反対・衆参W選の実施に賛成の結果が! これではディープレポートのシナリオ通り、改憲勢力が圧勝してしまう!-」 2019.5.21日号~No.2441号~(2019.5.21 8時00分) - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/38670
(2)日刊IWJガイド「本日内閣府がGDP速報値を発表! マイナス成長となれば、可能性が高まる増税延期・衆院解散! その先に待ち受けるのは、危険な緊急事態条項を含む改憲! 2019.5.20日号~No.2440号~(2019.5.20 8時00分) - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/38668
(3)日刊IWJガイド「安倍総理はトランプ大統領に衆参同日選を伝えた!- 公明党が同日選を見据えた動き!- 立憲民主党・枝野幸男代表は『望ましい』!-」 2019.5.28日号~No.2448号~(2019.5.28 8時00分) - What's New お知らせ
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/38668
7.新刊書
(1)僕にもできた!国会議員-山本太郎/著 雨宮処凛/取材・構成(筑摩書房)
https://00m.in/QPHti
(2)亜紀書房 - 「反緊縮!」宣言
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=898&st=4/
8.F35A&B:アメリカのできそこない兵器を爆買いしてトランプのご機嫌を取り、他方で自衛官や国民の命の危険を軽視・無視
これこそまさに売国奴行為なり。日米FTA密約と並んで、この役に立たないだけでなく危険極まりない米国製兵器の爆買いは、断固として許しがたいアベ政権の振る舞いだ。このF35A&Bはオスプレイと同様、日米航空密約により日本国中を自在に飛び回り、自衛官の命のみならず、全国国民の命をも危険にさらすことになる。整備費や人件費までを入れれば10兆円近くにも及ぶ、この米国製兵器の爆買いは、日本がアメリカの属国であることを全世界に誇示しながら、日本を没落させていく大きな契機になるだろう。やめさせるためには政権交代しかない。
(1)F35配備計画変更せず 空自が強いられる欠陥機“特攻操縦”|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252077
(2)空自の新戦闘機「F35」は役立たずの“高額なおもちゃ”だ|孫崎享 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244233
(3)米軍F35の3割が部品不足で飛行できず 国防長官代行も酷評|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252960
(4)【安倍晋三】運用停止のF35は147億円 日本が買う“欠陥品”はさらに33機|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/239476
(5)安倍爆買外交の数々、米の顔色うかがい、国益にならず(東京 2019.5.28)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019052802000168.html
(6)米監査院「F35深刻な欠陥」(東京 2019.5.23)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2019052302000155.html
(7)クローズアップ:空自F35A墜落、機密の塊 原因究明に影(毎日 2019.5.23)
https://mainichi.jp/articles/20190523/ddm/003/040/108000c
(8)空自のF35A事故から1カ月半 世界初の墜落 「機密の塊」異例の捜索 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190522/k00/00m/010/286000c?fm=mnm
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他のMLでの議論です(私が発信した部分のみ転記・一部加筆修正)。
放射能・放射線や被ばくについて、きちんとした認識を得るための近道をご案内します(福島原発事故後の「核社会」日本を生き抜く基本知識)
山中様(仮名)、日ごろ、拙文をご覧いただき感謝申し上げます。
さて、下記の件ですが、私からいくつかお勧めの話をいたします。
実は「よくわからない」には、その内実がいろいろあり、被ばく問題の文献を読み通すリテラシーがない=文字通り意味がよく理解できない、お上・権力が言うことに逆らうとは何事ぞという判断が先に立つ場合、どうでもいい(大した問題ではない)と思っている場合、賛成と反対がある中で居心地のいいところに足して二で割るようなことで座っていたいという無責任な態度(日和見)、などなどです。それぞれについて、いちいち反論しませんが、こうした態度はすべてよろしくありません。福島第1原発事故後の21世紀の日本は「核社会」であり、放射能・放射線と被ばくに対するきちんとした認識は、何人も必ず持っていなければならない「必須認識」です。放射能や被ばくが大したことがないのなら、原発や核燃料サイクルだって、進めていったところでどうということはないでしょうし、また、福島第1原発事故以上の過酷事故を起こしたって、どうということはないのです。
山中さんの「よくわからない」がどういう内容かは私にはわかりませんが、教員もされていることを考えますと、放射能・放射線とその被ばくに関して、論争に決着を付けられるような科学的実証性を伴う決定的文献はないのか、という意味で受け取りますと、そういう文献はありません。そもそも原子力を進める側が、そんなものは作らせなかったと言っていいでしょう。放射能・放射線や被ばくの危険性は、彼ら推進側にとっては、邪魔者以外の何物でもないからです。研究自体が潰されてきたのです。特に危険極まりない内部被曝の研究は、まともなものが一つもないと言ってもいいくらいですし、シーベルトなどという放射線被曝の評価のための概念は内部被曝の実態を現わしていないのです。(原子力ムラ・放射線ムラの屁理屈の決定的欠陥は科学的実証性がないことです。実証性とは、動物実験や臨床記録などの疫学的調査結果による裏付けです)
ですから、山中さんの今の姿勢を続ける限り、おそらく永久に「わからない」ということになり、放射能・放射線と被ばくに対する態度を決められないまま、ずるずると原子力推進に引きづられていくことになることは必定だと私は思います。山中さんのような方が、そういう半ば無責任で非主体的な状態でいることは、私はよろしくないと思いますので、以下、放射能・放射線と被ばくのことを手っ取り早く知ってしまうための近道をお伝えいたします。
この問題もそうですが、未知の世界のことであれば、ある程度勉強や情報収集もなさらないと、誰か良心と良識と知識の塊のような人がいて、その人が結論をまとめてポイとくれる、ようなものではありません。下記でご紹介申し上げる複数の文献をご覧になり、ご自分で判断をしなければいけません。私たちは放射線分野の科学者ではありませんから、受け取る情報類から真剣に悩んでベターでありベストであると思われる「判断」を時々に下していかなくてはならないのです。これが絶対だ、などと言うものはありません。他の社会問題と変わりません。放射能・放射線と被ばくの問題をことさらに難しく言う人がたまにいますが、それは一種の日和見であり、判断責任を回避しているにすぎません。もう一度申し上げますが、他の様々な社会問題と変わりません。ただ、その重要性は決定的なのです。日本滅亡や人類滅亡の可能性だってあります。核との共存はあり得ないからです。
最初に申し上げておけば、政府や原子力ムラ・放射線ムラの文献は全て「×」です。それを読み下せるリテラシーがあれば、彼らがどういう嘘八百をついているかを知るために読むこともいいでしょうが、その文献をまるで丸呑みするように無批判に読むのであれば有害無益です。彼らは原子力・核推進のために仕事をしているのであって、放射能・放射線や被ばくから人々を守るために仕事をしているのではないからです。
1.さて、それで、まず最初に、山中さんのような「有識者」ではない一般の方々も心得ておくべきことを2点ばかり申し上げます。
(1) 放射線被曝を原理的に考えれば、その危険性は明白である(私のメールにも書きました)。
「放射線被曝は超ミクロの世界で起きるために人間の五感では最初のうちは全く感じられず、やがて放射線で人間の体がボロボロになる頃に様々な自覚症状が現れてくるという、いたってやっかいな代物である。しかも、放射線被曝により健康障害には治療方法がないため、自覚症状が出た段階ですでに手遅れとなっていることが多い。放射線被曝は原理的に考えれば(猛烈な放射線のエネルギーで人間の体を破壊する=特に内部被曝が恐ろしい)、その危険性は明らかで、放射線被曝は「避けて、避けて、避けて」「逃げて、逃げて、逃げて」、徹底して被ばくしないようにすることが肝心なのである。」
(2) 福島第1原発事故の前の放射線防護の基準はどうだったのか=事故後も守られているのか?
一般人の被ばく限度=1ミリシーベルト/年 一生涯で約70ミリシーベルト
放射線管理区域指定基準=5.2ミリシーベルト/年、または4万ベクレル/m2(青少年立入禁止・飲食喫煙禁止)
放射線作業従事者=原則20ミリシーベルト/年(5年で100ミリシーベルト)、1年で50ミリシーベルトまで許容
放射能の汚染ゴミ=100ベクレル/kgを超えたら密封して厳重保管
上記以外に、食べものの基準があります=これも出鱈目です(下記参照)
(福島第1原発事故後に上記の基準が福島県などの放射能汚染地帯で守られていますか? また、厳密に申し上げると、上記は安全でも何でもありません。むしろ危険です。上記を人間の放射線防護の基準とするための実証的根拠などありません。それともう一つ、福島県をはじめとする原発事故による放射能汚染地帯の汚染状況は、まともに計測されておりません。土壌の放射能汚染地図もなければ、空間線量もごまかされている状態です。そして、食べものの放射能検査も、ごく限られた種類の食材についてのみ、ごくわずかなサンプルを調べているだけで、かつ、放射性セシウム以外の危険な放射性核種は無視されています。例えば放射性ストロンチウムなどは、土壌に含まれていても、食べものの中に入っていても、非常に危険です)
*(再論)食べものの放射能汚染:汚染のホット・スポットが見過ごされる危険=放射能汚染地域産の飲食物は極力避けましょう いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-d742.html
*(セシウムの百倍の危険性) 放射性ストロンチウムをなぜ調べないのか いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-cc7b.html
2.次に、さしあたり必ずご覧いただきたい文献を列記しておきます。一般の方々には、下記全部に目を通すには容易ではないと思いますが、山中さんならどうということはないでしょう。市販されている図書やネット上には、馬に食わせるほど文献がありますから、まずは下記をご覧になってから、少しずつ見ていかれればいいでしょう。
(1)(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問 いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html
(2)放射線被曝の歴史 アメリカ原爆開発から福島原発事故まで-中川保雄/著(明石書店)
https://00m.in/XnY30
(3)放射線健康障害の真実 がんセンター院長が語る-西尾正道/著(旬報社)
https://00m.in/boKYt
(原発事故後の放射線被曝対策の1つの根幹は「甲状腺ガン」対応です。これについて日本政府や原子力ムラ・放射線ムラは原発事故後にどういうことをしてきたか、下記の新書を見ればよくわかります)
(4-1)福島原発事故県民健康管理調査の闇-日野行介/著(岩波新書)
https://00m.in/X6E3r
(4-2)福島原発事故被災者支援政策の欺瞞-日野行介/著(岩波新書)
https://00m.in/oOu3E
(5)広島2人デモ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/
(このサイトの右側にバックナンバーがあります。その中から概ねNO.100以降の放射能・放射線や放射線被曝に関するレポートを片っ端からご覧になってみてください。お読みになる時は、数字の大きい方(新しい)から小さい方へ読むのがいいと思います。このサイトは広島の被爆者の方々が伊方原発に反対して立ち上げておられるサイトで、その内容が市民団体とは思えないくらいに充実しています。私も多くをこのサイトに教えられました。代表的なものを2つ挙げておきます)
*NO.129:ICRP学説に基づいてフクシマ事故の放射能影響を考えて本当に⼤丈夫か?
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150508.pdf
*NO.128:低線量内部被曝の危険を⼈々から覆い隠すICRP学説の起源
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150501.pdf
(6)あなたの隣の放射能汚染ゴミ-まさのあつこ/著(集英社新書)
https://00m.in/zAzHM
(福島原発事故に伴う放射能汚染ゴミのデタラメな扱いについて、この新書で概要がよくわかります)
3.説明責任はだれが負うべきなのか?
上記で申し上げた事故前の放射線被曝限度基準は踏みにじられています。現状の放射線被ばく防護の在り方で問題ない・安全安心でいい、ということを科学的実証的に説明する責任は、脱被ばくの市民運動・社会運動を展開する一般市民ではなくて、まさに日本政府です。それが全くと言っていいほどできていませんし、しようともしていません。説明は、屁理屈を並べることではなくて、科学的実証性を伴ってなされなければなりません。彼らがどういう態度なのかは、過去にユーチューブ録画で政府交渉記録が残っていて、ネット上にもあると思いますから、それをご覧になるといいでしょう。昨今では、それどころか、放射線被曝をごまかして被ばくを押し付けようとする動きが目立ってきています。下記はその1例にすぎません。
*事故直後の福島での山下俊一講演(現長崎大学教授・福島県立医大副学長他)
https://www.youtube.com/watch?v=PuwFrNEgDTg
*日本の大学は腐っている(2):正体を現した似非アカデミズム=「住民に背を向けたガラスバッジ論文ー7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となりえない」(宮崎真&早野龍五論文)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-5dd5.html
*「放射線副読本」(文部科学省)と「放射線のホント」(復興庁)という官製インチキ「被ばく文書」=信じる者こそ殺される + 昨今の放射線被曝関連情報- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-d404.html
4.加害者・東京電力や事故責任者・国は原発事故後どういう対応をしているか
(1)原発事故被害者の損害賠償裁判、(2)福島第1原発事故にかかる刑事裁判、(3)東京電力株主代表訴訟、(4)原発・核燃料サイクル施設再稼働差止裁判、(5)井戸川克隆裁判(元双葉町町長)、(6)「子ども脱被ばく裁判」、(7)南相馬20ミリシーベルト基準撤回訴訟、などの動向をご覧ください。原告と被告のどちらに社会正義がありますか? 特に(1)は重要です。理不尽にも原発被害を受けた方々が、どのような損害賠償・補償を受けられるのかの裁判です。今までの結果を見ますと、簡単に申し上げれば、切って捨てられる、ということです。いいんですか、それで、ということです(何故なら明日は私たちだからです)。十分な賠償・補償があれば、放射能汚染地域に無理をして住む必要などないのです。また(7)は放射線被曝の問題を真正面から争い、(5)や(6)は加害者・東京電力や事故責任者・国、そして福島県の各自治体の事故前・事故後の対応のデタラメを告発している裁判で、これも重要な内容になっています。
そして肝心なことは、放射能・放射線や被ばくが大したことがないのなら、こうした裁判もまた、大したことがないことを大げさに言って裁判に持ち込んでいる「変わり者」とでもいうことになるでしょう。本当にそうなのか、ご自身でご判断いただければと思います。
5.原子力・核は軍事戦略と一体であること、その場合には、上記でも申し上げましたが、放射能・放射線や被ばくの危険性は、核軍事戦略を進めていく上で、きわめて邪魔者以外の何物でもありません。邪魔なものは消される=つまり「ないこと」「大したことないこと」にされるのです。この核と軍事、および被ばく被害者切捨てに関する文献も山のようにあります(たとえばビキニ環礁)。従ってまた、脱原発は脱被ばくであり、脱被ばくは被害者完全救済という「三位一体」で進めなければいけないということを意味しています。
6.日々の放射能・被ばくに関する報道や文献に注意して目を通す
さしあたり下記の2つの媒体を推薦しておきますので、1週間に一度くらいは目を通されるといいでしょう。また、たまには脱被ばくの市民講演会にご参加されたらいいと思います。但し、講師にはご注意を!
(1)岩波月刊誌『科学』
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
(2)OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
http://www.ourplanet-tv.org/
(お勧め市民講演会)
*(7.8)オルタナティブな日本をめざして(第30回):「福島原発事故と初期被ばく」(榊原崇仁さん=東京新聞特報部:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-e10eb7.html
以上です。まずはお勧めしました文献類に目を通されて、しっかりとこの問題をお考えいただければと思います。
草々
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