東電元幹部刑事裁判 最終弁論:次々と明らかになった隠し事=もはやこの3人に逃げ道はなく有罪は確定だ:それにしても日本の原発法体系や裁判は問題だらけ=新法「原発・核施設事故処罰法」(仮称)を制定せよ
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.(明日です:お見逃しなく)(3.14)オルタナティブな日本をめざして(第24回):「どうする化学物質の管理:環境ホルモンがもたらす危険性から考える」(中下裕子弁護士)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/24-9464.html
●(3.28)オルタナティブな日本をめざして(第25回):「「放射線安全神話」とわたしたちの放射線教育:学校現場から」(新ちょぼゼミ:根岸富男さん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/25-cdf2.html
●(4.11)オルタナティブな日本をめざして(第26回):「なぜ原発の再稼働は認められないのか-原発の仕組みから安全性の根拠を問う-」(新ちょぼゼミ:後藤政志さん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/26-6266.html
●(5.9)オルタナティブな日本をめざして(第27回):「教育勅語と道徳教育」(前川喜平さん)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/27-b2fe.html
2.その他イベント情報
(1)(3.16)「安倍改憲に勝つ」(半田滋さん他:「市民意見広告運動」集会)
(2)(3.18)「除染と国家」21世紀最悪の公共事業(日野行介さん:たんぽぽ舎)
https://ameblo.jp/npo-machipot/entry-12445217618.html
(3)(3.20)原子力市民委員会フォーラム「原発ゼロ時代の気候変動対策を考える」開催のお知らせ - 原子力市民委員会
http://www.ccnejapan.com/?p=9733
(4)(3.28)福島原発事故被害者訴訟 判決報告院内集会
https://shienzenkoku.exblog.jp/28012268/
3.キャンペーン
●キャンペーンについてのお知らせ「東電刑事裁判の厳正判決を求める」署名期間延長のお知らせ(2019年4月20日まで!) · Change.org
(1)Avaaz
- 安倍政権、辺野古の埋め立てを即中止に
(2)キャンペーン · 反原発・かごしまネット- (3号機増設の事前着工の重大な疑義に伴い)川内原発3号機増設計画を白紙に戻してください · Change.org
(3)キャンペーン · 環境大臣 中川雅治- 放射能で汚染された土を公共事業に使わないでください! · Change.org
4.(別添PDFファイル)女川原発再稼働を問う住民投票条例案、11万人超す署名、宮城県議会、15日に可否採決(東京 2019.3.13)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019031302000166.html
●みんなで決める会 - 女川原発再稼働の是非をみんなで決める県民投票を実現する会
●女川原発再稼働の是非をみんなで決める県民投票を実現する会
http://miyagiwind.cocolog-nifty.com/
(関連)<女川再稼働>宮城知事、住民投票条例案を議会に提出 - 河北新報オンラインニュース
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190222_11007.html
(関連)<女川再稼動>宮城県内自治体、割れる反応 立地自治体は賛否を明らかにせず - 河北新報オンラインニュース
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190224_11018.html
(関連)<震災8年>原発ゼロへ転換の好機 女川再稼働、住民は声を/小泉元首相に聞く - 河北新報オンラインニュース
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190305_71010.html
(関連)「女川原子力発電所2号機の安全性に関する検討会」(若林利男座長)あてに「脱原発をめざす宮城県議の会」(4会派19人)が、水蒸気爆発と巨大噴火の評価をするよう、要望書を提出しました。-中嶋廉(日本共産党 宮城県議会議員)のブログ
http://blog.canpan.info/renn/archive/405
5.#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)- 新チラシ 近づいたら即死 高汚染の排気塔倒壊の危機! 東海第2原発(200キロ圏に5千万人)再稼働させるな!
https://fukusima-sokai.blogspot.com/2019/03/2005.html
6.小泉純一郎:痛快 ズバリその通り!(立憲民主党もこの人物のいい点を少し見習った方がいい)
(1)小泉純一郎が米紙に「東電と経産省は頭がおかしい」 - 原発推進派から脱原発の急先鋒に - クーリエ・ジャポン
https://courrier.jp/amp/155016/
(2)小泉元首相「原発はクリーン、全部うそ」 新潟で講演会
| 新潟日報
https://this.kiji.is/477435514195625057
(3)ウーマン村本が小泉元首相との対談で噛みつく「若干、イラッとしました」 (1-2) 〈dot.〉|AERA
dot. (アエラドット)
https://dot.asahi.com/dot/2019031100061.html?page=1
(ウーマン村本もなかなかいい。マンネリ左翼に多い「よいしょ」対談ではなく、雰囲気をとことんまで壊さずに緊張感のある「やりとり」を元総理大臣の小泉純一郎としている。さすがだ。頭のキレがいいのだろう。:田中一郎)
6.「いちろうちゃんのブログ」より
(1)本日(3/7)のいろいろ情報:(1)「暴力止めて」辺野古抗議の市民ら、警察官を告訴(2)DAYS最終号(おしどりマコ・ケン)(3)三・一独立運動 現代への問いかけ 他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/days-8ee1.html
(2)晴海「選手村」開発疑惑(『週刊金曜日』シリーズ記事より):これは2020年東京オリンピックを口実にして、官民癒着の利権集団が東京都所有の公共資産をかすめ取った悪質な経済犯罪だ- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/2020-acfc.html
(3)3つあります:(1)長崎大学 BSL-4施設:バイオハザードの恐怖、生物化学「兵器開発」疑念(2)韓国映画「金子文子と朴烈」(3)朝日(カバカバ)新聞社説批判
他- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-410c.html
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昨日(2019年3月12日)、元東京電力の経営幹部3人に対して福島第一原発事故の刑事責任を追及する裁判の最終弁論が開催され、並行して、その報告集会&講演会が行われました。このメールの表題は「東電元幹部刑事裁判
最終弁論:次々と明らかになった隠し事=もはやこの3人に逃げ道はなく有罪は確定だ:それにしても日本の原発法体系や裁判は問題だらけ=新法「原発・核施設事故処罰法」(仮称)を制定せよ」といたしました。以下、簡単にご報告し、この裁判についての私見を申し上げます。
(報告会当日の録画)
●20190312
UPLAN【報告集会】東電刑事裁判 第37回公判期日 -
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zlsOrcTnZL4
(最後の方(1時間15分前後)のところで河合弘之映画監督(兼弁護士)が発言していますが要注目です。この裁判の心臓部分をズバリと簡潔に説明してくださっています。みなさまには少し時間を要しますが全録画をご覧いただければと思います。:田中一郎)
<別添PDFファイル>
(1)福島原発事故 東電元幹部に対する刑事裁判
最終弁論:旧経営側「予見可能性ない」、最終弁論 改めて無罪主張(東京 2019.3.12夕刊,13)
(2)福島原発事故 東電元幹部に対する刑事裁判
最終弁論:東電旧経営陣 改めて「無罪」、最終弁論で主張(毎日 2019.3.12夕刊,13)
(3)福島原発事故 東電元幹部に対する刑事裁判
最終弁論:東電の経営陣 改めて無罪を主張(朝日 2019.3.12夕刊)
(4)福島原発事故 東電元幹部に対する刑事裁判
最終弁論:東電旧経営陣 9月19日判決(朝日 2019.3.13)
(5)津波リスクを葬り破局に進む「七つの会議」(イントロ部分)(添田孝史『科学 2019.3』)
(6)「胃」「甲状腺」「前立腺」「胆のう・胆管」「卵巣」、福島県で増え続けるがん患者(イントロ部分)(明石昇二郎『週刊金曜日 2018.10.5』)
(7)(レジメ)司法と原発:刑事裁判の意義(井戸謙一 2019.3.12)
<関連サイト>
(1)福島原発告訴団
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/
(2)福島原発刑事訴訟支援団|東京電力福島原発事故の真実と責任の所在を明らかに
<この裁判を含む原発事故責任に関する必読書>
(1)市民が明らかにした福島原発事故の真実 東電と国は何を隠ぺいしたか-海渡雄一/著 福島原発告訴団/監修(彩流社)
(2)東電刑事裁判で明らかになったこと 予見・回避可能だった原発事故はなぜ起きたか-海渡雄一/編著 福島原発刑事訴訟支援団/監修 福島原発告訴団/監修(彩流社)
1.大手新聞各社の報道
(1)東京新聞
●東京新聞-東電強制起訴 旧経営側「予見可能性ない」 地裁最終弁論 改めて無罪主張-社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201903/CK2019031202000271.html
●東京新聞-東電公判結審 9月判決 旧経営陣、改めて無罪主張-社会(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201903/CK2019031302000139.html
(2)毎日新聞
●津波事故「予見可能性なかった」旧経営陣3人、無罪主張 東電強制起訴公判 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20190312/k00/00m/040/083000c
●被害者側「旧経営陣の責任明らか」 原発事故の強制起訴公判結審 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190312/k00/00m/040/263000c
(3)朝日新聞
●強制起訴に関するトピックス:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/topics/word/%E5%BC%B7%E5%88%B6%E8%B5%B7%E8%A8%B4.html
●8年、変わらぬまま「付け加えることない」東電元幹部、無罪主張し結審:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13930771.html?ref=nmail_20190313mo
●津波「予見」、平行線のまま 東電3被告否定/検察官役「十分な根拠」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13930622.html?ref=nmail_20190313mo
●東電旧経営陣9月19日判決 原発事故、改めて無罪主張 強制起訴:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13930765.html?ref=nmail_20190313mo
●「責任逃れ」避難者失望 東電旧経営陣裁判、結審へ:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13930452.html
(一部抜粋)
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(中略)「3人は無罪です」。最終弁論の冒頭、弁護人は2017年6月末の初公判の時と同様の主張を鮮明にした。責任ある立場にあった者としておわびしなければならないが、刑事責任を問われるのは違う。こうした立場を堅持した3人は、手元の資料を確認しながら弁論を聞いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(この朝日(カバカバ)新聞の記者=飯沼優仁・阿部唆介は、いったい何を書いているのだろう。東京電力の元幹部の3被告が「責任ある立場にあった者としておわびしなければならないが、刑事責任を問われるのは違う。こうした立場を堅持した3人は・・・・」だって? 何を根拠にかようなことを書いているのか? 彼らは法廷においてさえも、一度たりとも原発事故被害者に心からの誠意ある謝罪はしていないし、自分たちがやったこと(というよりは安全対策を何もしなかったこと)についても、ちっとも悪いとも申し訳ないとも思っている様子はない。
だからこそ、上記の朝日(カバカバ)新聞にあるように、裁判の最後の最後においても「付け加えることはない」と居直り、法廷に来ていた被害者の方々におわびの言葉一つ発することはなかった。これをこの2人の朝日(カバカバ)記者は「責任ある立場にあった者としておわびしなければならないが・・・・」と書いて報道するのか!? お前たちは、いったいどっちを向いて仕事をしておるのか!? 読んでいて腹立たしい限りである。みなさまも朝日(カバカバ)新聞なんぞ、購読するのはやめにしましょう。こんなものにカネを払う必要はありません。:田中一郎)
(新聞報道全体についての私のコメント)
この東電幹部に対する刑事裁判は、原子力ムラと結託して社会正義や法の秩序の実現を放棄してしまった検察の二度にわたる不起訴処分を検察審査会で覆して実現した、まさに「針の穴に象を通す」(河合弘之映画監督(兼弁護士))ことで実現した「奇跡的」ともいえる貴重で重要な裁判である。あれだけの大惨事となり、あれだけの被害者・犠牲者を出してしまった人災であるにもかかわらず、その事故をもたらした刑事責任を追及されているのは、驚くべきかこの元東電幹部3人だけという有様である。そのこと自体がこの国の無責任レジームの病的状況を表すものであり、マスごみどもは大いにその矛盾というか、不正義というか、そのおかしさを腕を振るって書きたててしかるべきである。
にもかかわらず、この裁判が結審をし、これから判決を迎えようとしているというのに、マスごみ新聞の報道ぶりは、いかにも通り一遍で、通常の刑事犯罪事件を扱うのと大差のない、言い換えれば、この裁判の今後の日本の原発・エネルギー政策や国の進路に大きな影響があるという重大性・重要性を全くもって理解できていない、ボンクラ記事であふれかえっている状態である。嘆かわしいを超えて、危機的事態と言ってもいいくらいである。
原発に批判的と言われる東京新聞、朝日(カバカバ)新聞、毎日(腰抜け御用)新聞のいずれもが、被告東電元幹部達の言い分を大見出しで載せ、かれらの愚にもつかない言い訳を、さも一人前の抗弁であるかの如く書きたて、あたかもこの裁判が無罪となることが当然に予想される本筋であるかのような雰囲気がにじみ出るような記述をした後に、申し訳なさそうに検察官役の弁護団の3被告への断罪や論告求刑を載せ、さらについでのように原発事故被害者の「怒りの声」を書き連ねている。
このマスごみども、根っこから腐っているのか、批判力・ジャーナリズム精神を喪失して、考えも及ばない程にボケ集団になったのか、いずれにせよ、この日本のマスごみは、もはや話にならないレベルにまで転落・堕落してしまっている。まとめて駆除してしまいたいものである。
2.「元東京電力の経営幹部3人に対して福島第一原発事故の刑事責任を追及する裁判」について(私見)
以下、私のこの裁判に対する判決前の私見を申し上げます。判決は来たる9月19日 13時15分だそうですが、全く予断を許さない、情勢としては厳しい状態にあると思われます。私たちも判決日までにできることを全てやりましょう。「東電刑事裁判の厳正判決を求める」署名は2月末で終わりの予定が延長され、4月20日までとなったようです(上記「キャンペーン」参照)。よろしくお願いいたします。
(1)3被告には有罪しかありえない
*予見可能性
被告たちは、福島沖でM8クラスの地震発生の可能性を指摘していた「地震調査研究推進本部(推本)」の報告を「あてにならない参考程度のもの」とし、これに依拠したリスク対策などは考えなかった(予見できなかった)などとしているが、他方で、それに代えてやろうとしていたのは「土木学会」という組織への検討依頼だった(しかもバックチェック期間を大きく引き伸ばして津波対策を先送りするための)。しかし、この「土木学会」には地震予知ができる地震学者はほとんどおらず、かつ、この学会自体が電力会社のカネで運営がなされ、電力会社から便宜その他を受け取っている御用学者を集めた組織であり、とても「推本」と対抗できるようなきちんとした組織ではなかった。
まるで依拠すべき科学的検討組織をアベコベに認識して、自分たちの都合に合わないから「推本」報告を拒否して屁理屈をこねているだけのことである。予見可能性など、常識さえあれば、十分にあった。そもそも太平洋に向かって海抜10mほどのところに、絶対に津波をかぶってはいけない設備を設けて平然としていること自体が非常識である。巷では、かようなことは「お前たちはバカか!?」と一喝して終わる話ではないか。
*回避可能性
被告たちは、計画していた防潮堤建設では結果として事故を防げなかったとして「(事故)回避可能性」はなかったのだと強弁しているが、これは上記の「(津波)予見可能性」よりも、より幼稚でバカバカしい言い訳である。カネをケチるからそんな話になるのであって、きちんと経費負担をして福島第一原発全体を太平洋からやってくる津波に対抗する防潮堤で取り囲めばいいだけの話である。また、そこまでする前に、移動式の非常用電源を用意するとか、電源や配電盤のある部屋を水密構造にするとか、電源や配電盤を高台へ分散させるとか(福島第1原発では全部まとめて海抜6mほどのところにある地下室に格納されていた)、いくらでも対策はあったが全くやらなかっただけの話である。それに、対策ができていないというのなら、そもそも原発を止めておけばよかったのだ。巷では、かようなことは「くだらん言い訳なんぞするな、ボケ!?」と一喝して終わる話ではないか。
(2)(2つの)「可能性」ではなく(2つの)「義務」で争うべきである
これは井戸川裁判の古川元晴弁護士がおっしゃっていることだが、そもそも「予見可能性」だとか「回避可能性」だとかいったものが、この刑事責任を問う裁判の争点になっていること自体がおかしいし歪んでいる。原発事故は未曽有の放射能汚染と被害を広範な地域にもたらす破局的・破滅的な事故となるため、絶対に起こしてはならない事故であり、そのためには「もしも」の「もしも」のことについても慎重に慎重を重ね、一般の事業よりも、より高度で厳しい安全対策がなされなければならない「義務」が事業当事者たちに課せられている。自然災害に対しても、人災に対しても、ありとあらゆる可能性を考慮し、それに対して多重防護の万全の備えをしていなければいけないということだ(それがコスト高で嫌なら原発などやめてしまえばいいだけの話。原発などなくても何も困らないし、事実、困らなかった実績も既にある)。
津波について言えば、「予見可能性」ではなくて「予見義務」、「回避可能性」ではなくて「回避義務」が、東京電力をはじめ規制監督機関の国や原子炉メーカーなど、事業当事者に課せられていたということだ。従って、本来であれば、この裁判で東京電力およびその幹部3人は「(津波)予見義務」を万全に果たしていたのか、あるいは「(事故)回避可能性」を徹底して追及していたのか、が問われ、それを彼ら自身が立証できない限り「有罪」となってしかるべきなのである。
ところが実際の裁判は、「予見可能性」や「回避可能性」があったことを検察役弁護団が立証しない限り被告らは無罪放免になるという、きわめておかしな前提の上で裁判が進められている。一般の刑事裁判なら、被告を有罪にするには検察側に立証責任があるのだろうし、予見や回避の「可能性」があったかなかったかが問題となるのかもしれないが、この裁判は一般の刑事裁判ではなく、原発という超危険物の安全管理上の義務を被告たちが果たしていたのかどうか、そこに義務違反はなかったのか、不注意はなかったのかが問われている裁判なのであって、両者を混同してはいけないのである。
言い換えると、「(津波)予見義務」や「(事故)回避義務」が万全に果たされていないのであれば被告は有罪でなければいけないのに、それが「(津波)予見可能性」や「(事故)回避可能性」を検察側が立証できなければ被告は無罪となるという風に、被告にきわめて有利な形で、裁判の「争点」がすり変えられてしまっていることに気が付くべきである。つまり私から言わせると、この裁判は原発事故の責任当事者を裁く裁判として、悪しき裁判方法・法廷争点の「実績」をつくってしまっているということになる。これは明らかにおかしい。こんなことでは安全管理の手抜きをして原発・核施設の大事故を起こした連中を、今後は裁判で罰することが非常に困難になってしまう。立証ハードルが高くなってしまう。それはそのまま原発事業者らのモラルハザードを招いていくのである。
(幸いにして、今回の東電刑事裁判では、関係する弁護士さんたちががんばって東京電力の関係資料などを徹底して調べて、2つの「可能性」立証の「山」を越えることができた。
多くの隠されていたことが調査によって明らかとなり、被告3人の有罪は裁判官がまともであれば確定と言えるレベルに達している。また、この調査の過程で政府事故調の報告書が、肝心なことを避けて通って福島原発事故の責任問題や実態を隠してしまう・歪めてしまう、とんでもない虚偽文書であることも明らかとなってきた。政府事故調の事務局の大半が検察官だったことが大きな原因ではないかとも考えられている。ともあれ、関係した弁護士さんたちには心から感謝である。
しかし、次回がこのようにいくとは限らない。私の予想では、もし不幸にして再びの原発・核施設大事故の裁判になった場合には、電力会社などの被告側関係者は、おそらく証拠となりそうな記録類を全て焼き捨ててしまうような気がする。そうすると、かような裁判のやり方をしていては、おそらく、被告となった連中はすべて無罪放免となってしまうに違いない。しかし、これはホントウにマズい。)
(関連)福島原発、裁かれないでいいのか-古川元晴/船山泰範 著(朝日新書)
(関連)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会
(3)この裁判で福島原発事故の実態や原因が全て明らかになるわけではない=津波だけが事故の原因ではないし、大惨事の原因でもない
①地震の揺れによる原発施設の破損(特に配管系など)や炉心溶融に伴う想定外の機器類機能不全(水位計、SRVなど)、②緊急事態時のマニュアルが無視されていたこと(原子炉等規制法違反)、③周辺地域への対応の失敗あるいは手抜き、④情報隠しや非公開(東京電力は事故当初は首相官邸にさえ情報を入れないという違法な暴挙を続けていた)、⑤虚偽情報の拡散(たとえば炉心溶融)、⑥緊急事態時におけるリスクマネジメント体制の不備(オフサイトセンター機能できず、ERSS(緊急時支援システム)やSPEEDIが機能せず、補給体制、通信、人員補充などなどが全然ダメだった)、などなど、多くの点で福島第一原発事故の実態解明や原因究明が、全くと言っていいほど手が付けられていない。この裁判では、こうしたことはいっさい不問のままである。この裁判で福島第一原発事故の真実がわかるなどとは思わない方がいい。
(4)他の福島原発事故の責任者の責任が不問のままである=おかしい
①まずもって東京電力という会社(集会でも参加者から「東京電力という会社の責任は問えないのか」という質問が出ていた)、②原子力安全保安院や経済産業省・資源エネルギー庁、③原子力安全委員会、④御用学者(特に事故直後にTVなどで嘘八百をしゃべっていた似非学者ども)、⑤原発メーカー、⑥政治家ども(自民党・公明党と民主党と両方)、⑦福島県庁や関係自治体、⑧その他
私はこうした福島第一原発事故や、それに伴う悲惨な事態の原因をつくったであろう人間たちや組織を全て法廷の場で裁くべきであると考えている。そのためには、そのための法律をきちんと制定すべきである。それが福島第一原発事故の教訓であり、再発防止策というものだ。
(6)「原発(核施設)事故処罰法」を新法として創設し、原子力損害賠償法を抜本改正せよ
現在の原発関連法制では、安全管理の手抜きや不注意によって事故が起きても、その責任を問えるのは、個人に対しては「業務上過失致死傷罪」程度のもので、その罪刑は禁固5年が上限(それ以外の法律ではこれよりも要件が難しく甘い)で時効も短い(5年)。また、法人である電気事業者その他に対しては、その刑事責任を問う法律はない。これではいけない。
1970年の「公害国会」をはじめ、高度経済成長期の末期に、深刻化する公害に対処するため複数の法律が整備され、その中に「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律」というものがある。これに対応するものを原発・核施設の事故に関しても制定する必要があるのではないか(しかし、この「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律」も、だいぶ前に最高裁判例によって「骨抜き」にされ、故意または重過失ではない、いわゆる「事故型」の場合には無罪放免されることになってしまっているので、これを元に戻して「事故型」も罰するようにしなければいけない)
仮にその新法を「原発(核施設)事故処罰法」と名付けた場合、その法律には少なくとも次のようなことが盛り込まれるべきである。
●事業者の「安全確保義務」を明記し、事故の場合には、この「義務の遂行の度合い」が刑罰付きで審理される(予見や回避の可能性ではない)
●立証責任は事業者側に課す
●個人の最高刑は終身刑とし、時効も長期化させる(30年程度)
●事業者法人も刑罰の対象とし、罰金に加えて発電免許の取消など、行政規制上の罰則を与えることを可能とする、時効は個人と同じ
●電力事業者に加え、管理監督をする行政庁や、原発・核燃料施設メーカー(ゼネコンを含む)は連座制とする
●原子力損害賠償法を改正(巨大天災の場合の免責条項や電力会社への責任集中、過失責任追及可能条項の導入など)
上記の新法制定は、下記にある「放射能汚染防止法」制定や「原子力損害賠償法」抜本改正などとともに、脱原発ロードマップの一環として、早急に対処されるべきである。
(関連)人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律
(関連)人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律 - Wikipedia
(関連)(報告)オルタナティブな日本をめざして(第23回):「これでいいのか!? 原子力損害賠償法」(福島原発事故の教訓から)(竹村英明さん)(2019年1月30日)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/23-2019130-d8a3.html
(関連)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著(ブイツーソリューション)
3.(必見重要)(簡単な報告:その1)公判併行集会:井戸謙一弁護士「司法と原発-刑事裁判の意義」
当日、参議院議員会館・講堂において、刑事裁判と並行して井戸謙一弁護士より非常に貴重かつ重要な内容の講演が行われました。下記の当日録画、及びレジメをご覧ください。特に、原発再稼働審査において、電力会社と原子力規制委員会・規制庁がグルになり、新規制基準にある「原発敷地の三次元立体構造の審査」を行わずに、二次元審査に毛の生えたようなことをやってゴマカシていることが「物理探査学会」の専門家から指摘されていることが紹介されました。その他、井戸謙一弁護士の様々な観点からのお話にご注目ください。
●20190312
UPLAN【公判併行集会】井戸謙一弁護士「司法と原発-刑事裁判の意義」(東電刑事裁判 第37回公判期日) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=fLT_4FJEFGc
(関連)(別添PDFファイル)(レジメ)司法と原発:刑事裁判の意義(井戸謙一 2019.3.12)
「rejime_sihoutogenpatu_idokeniti_19312.pdf」をダウンロード
なお、VTRにも出てきますが(1時間30分頃)、私から質問&意見を申し上げております。下記はその内容です、ご参考までに。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)原子力規制委員会・規制庁は新規制基準の下でも「原発や核燃の重要施設が活断層の真上になければそれでいい」などという地震リスク審査をしているが、おかしいのではないか。少なくとも活断層とその近辺には原発や核燃の施設はあってはならないのではないか?
(2)福島第一原発事故の被害・損害にかかる賠償・補償の(民事)請求権の時効があと2年でくるけれど、これに対して、原発・核燃施設の事故による賠償・補償の請求権については時効を廃止すべきではないか(それだけ被害・損害が超長期にわたる)。このことについて弁護士の皆さんで動いていただけるか?
(3)「セシウム・ボール」というネーミングはよくないのではないか。放射性セシウム以外にも様々な放射性核種が含まれており、その中には内部被曝(呼吸)の場合に非常に危険なアルファ核種も含まれている(プルトニウムやウランなど)。従って「ホット・パーティクル」というネーミングを使うべきではないかと思うが、いかがか?
(お詫び)上記で私の発言中、「死刑が廃止された」は不正確な表現でした。正確には下記です。
●殺人などの時効廃止が27日成立、即日施行(日経 2010/4/27付)
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2706M_X20C10A4CR8000/
(一部抜粋)
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改正刑事訴訟法は殺人や強盗殺人など、最高刑が死刑となる罪の時効(改正前25年)を撤廃。最高刑が無期懲役以下の人を死亡させた罪の時効も、原則として2倍に延長する。強姦致死罪は15年から30年に、傷害致死罪や危険運転致死罪は10年から20年にそれぞれ延長される。
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4.(簡単な報告:その2)(3.11)東電福島原発事故
破局に進む「七つの会議」添田孝史(東電刑事裁判)
https://level7online.jp/2019/311/
https://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-12443392502.html
「レベル7」という、独立系ジャーナリストたちが立ち上げたサイトの設立1周年記念講演として、上記の添田孝史さんの講演が行われました。残念ながら、当日の録画はなく、また、当日のレジメも「レベル7」のサイト上で閉鎖されてしまいましたので、その内容はお伝え出来ませんが、しかし、岩波月刊誌『科学』の今月号(2019年3月)に、ほぼ講演と同内容の添田孝史さんの論文が掲載されていますので、ご紹介しておきます。内容はすぐれもので必読・必見です。みなさまには是非、原本を入手され、当該論文をご覧いただければ幸いです。別添PDFファイルはそのイントロ部分の紹介です。
(関連)(別添PDFファイル)津波リスクを葬り破局に進む「七つの会議」(イントロ部分)(添田孝史『科学 2019.3』)
「tunami_7kaigi_soeda_kagaku_20193.pdf」をダウンロード
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
(関連)「土木学会で安全確認」実は検討してなかった - level7
(一部抜粋)
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2006年10月6日:「バックチェック工程、長すぎる」
(中略)2006年10月6日の電力会社一斉ヒアリングの際に,設計想定を超える津波があり得ることを前提に具体的な対策を検討してほしいと各社に指示した。それにもかかわらず,その後の電力会社の説明が実質ゼロ回答だったことを受け.小野氏は検察の調べに対してこう述べている。「『前回の一斉ヒアリングから半年も経って出した結論がこれか。電力事業者はコストをかけることを本当にいやがっている』と思うと,正直.電力事業者の対応の遅さに腹が立ちました」
東電は,当初2009年6月に終える予定だったバックチェックを,2016年3月まで先延ばしにしていた。「耐震バックチェックの最終報告が、異常に遅れていった理由は,保安院のマンパワー不足もあるとしても、津波対策がバックチェックで議論されることを防ぐために,東京電力が組織的に報告時期をずらしていったこと,それに対して保安院が毅然とした対応をとることができなかったということに尽きる」
2009年6月24日:東電の根回しから漏れた専門家の警告
(中略)福島県や宮城県の沿岸部で2005年以降.産総研や東北大学などが過去の津波の痕跡を掘り起こす津波堆積物調査を進めた。869年の貞観地震が3-4キロも内陸部に入るほどの大津波を引き起こしていたこと,同規模の津波が450-800年程度の間隔で繰り返していたことがわかってきた。2009年6月24日に開かれた保安院の審議会で 産総研の岡村氏は、東電のバックチェックで貞観地震の想定が不十分だと厳しく指摘した。(中略)
酒井氏のいう「ネゴ」とは 前年7月31日前節4の会合で、武藤氏から指示された専門家への根回しのことだ。「津波は土木学会で2012年までかけて検討してもらう。それに基づいて対策する」という東電の津波対応を専門家に了承してもらうことである。これは,土木学会の審議が終わるまでは待ってくれ,保安院の公開の審議会で津波問題を持ち出さないでほしい,という意味でもあった。この日の会合で東電の地震想定の甘さを指摘した岡村氏は,「ネゴ」対象のリストから漏れていた。そのため,岡村氏は東電の思うようには動いてくれなかったのた。
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(添田孝史さん論文・講演の関連サイト:「地震調査研究推進本部(推本)」)
(1)三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価について(平成14年7月31日公表)
(2)三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価の一部改訂 - 地震本部(2009.9)
https://www.jishin.go.jp/resource/column/2009_0904_01/
(3)三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価(第二版)について(平成23年11月25日)
https://www.jishin.go.jp/main/chousa/11nov_sanriku/index.htm
(4)三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価(第二版)について(平成23年11月25日公表)PDF
それから、添田孝史さんは、この裁判が始まって以降、「福島原発刑事訴訟支援団」のサイトに「刑事裁判傍聴記」を連載し続けておられる他、既に岩波新書でも2冊の著書を書いておられます。みなさまにも是非ご覧いただきたい必読文献です。
(関連)刑事裁判傍聴記(添田孝史) 福島原発刑事訴訟支援団
https://shien-dan.org/category/court-watch/
(関連)原発と大津波 警告を葬った人々-添田孝史/著(岩波新書:2014年11月)
(関連)東電原発裁判 福島原発事故の責任を問う-添田孝史/著(岩波新書:2017年11月)
<レベル7について>
添田孝史さんの講演の後、「レベル7」に参画するジャーナリスト6人の座談会も行われました。6人のお名前はサイトにある通りで、どなたもこれからの日本のジャーナリズムをリードされていくであろう新進気鋭で、さまざまな調査報道などでも最先端を走っている方々です。これからもみんなで応援をしていきましょう。(吉田千亜、明石昇二郎、木野龍逸、添田孝史、白石草、藍原寛子:倉澤治雄氏は欠席)
●TieLabs
HomePage - level7
●データベース アーカイブ - level7
https://level7online.jp/category/database/
(今年3月いっぱいまで「お試し期間」ということで無料公開、4月以降は「レベル7」のサポーター会員を募り有料化を計画とのこと)
●編集長は明石昇二郎さん
(関連)「全国がん登録」最新データ公表 福島県で胃がんは3年連続で「有意に多発」していた - level7
(関連)(別添PDFファイル)「胃」「甲状腺」「前立腺」「胆のう・胆管」「卵巣」、福島県で増え続けるがん患者(イントロ部分)(明石昇二郎『週刊金曜日 2018.10.5』)
http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002660.php
●座談会での藍原寛子さんの記憶に残る発言=被告3人は今もって「社畜」のままだった
「東電元幹部3人の刑事裁判を見ていると、被告の勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄の3人は、いつもこの順番で法廷に入り、この順番で法廷から出ていく。法廷で起立する時も他の2人が勝俣恒久の立つのを見守り、常に「御前さま」を奉り候て行動する姿は、とうの昔に東京電力という会社を退職しているにもかかわらず、この3人が今もって「社畜」状態にあることを意味している」
⇒ なかなか観察が鋭いですね。その通りです。私が昔、学生時代に北海道道東の置戸町というところにある飼養頭数70頭くらいの酪農農場で夏季アルバイトをしたとき、飼われている乳牛たちにも一定の「秩序」のようなものがあるのを発見しました。それは乳牛が自分たちの寝床であり餌場でもある牛舎を出たり入ったりする際に、定まった順番というものがあり、それを無視して行動する乳牛がいたら、追い越された乳牛たちからきつくバッシングを受けるという決まりです。おそらくは牛たちのケンカの強い順番になっているのではないかと思いましたが、しかし、この3被告の行動パターンは、まさに酪農場の乳牛たちと大差がないということを意味します。まさに家畜の牛ならぬ社畜の群れということです。
5.その他
(1)20190310
UPLAN 東電刑事裁判厳正判決を求める全国集会 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zrP9Y2AARas&t=4s
(2)ちょうど8年前、爆発した原発 無罪訴える3人に福島は [東日本大震災8年]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM3D35LCM3DUTIL003.html?ref=lettermail_0312_arti_news
(3)安倍首相が原発事故前に「全電源喪失はありえない」と地震対策を拒否していた|LITERA/リテラ
https://lite-ra.com/2015/03/post-933.html
(4)原発事故公判が結審、9月に判決 東電旧経営陣、無罪を主張
沖縄タイムス
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/395582
(5)東電「責任ない」認められない 福島県の被災者から怒り(共同通信) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190312-00000189-kyodonews-soci
(最後に:UPLANさんにみなさまのご支援をお願いいたします)
上記メールでのUPLAN(三輪祐児さん)の録画紹介は一例にすぎませんが、3.11福島第一原発事故以降、UPLANさんには365日休みなしのような状態で、ずっとずっとこうした市民運動・社会運動における活動の録画を記録して下さっています。そして、その費用はすべてUPLAN(三輪祐児さん)のポケットマネーからの持ち出しのボランティア活動でした。でももう、そろそろ限界ではないかと私は推察します。どうぞみなさま、UPLAN(三輪祐児さん)にこれからもこの貴重な録画報道を続けていただくために、温かいご支援をお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。
(関連)三輪祐児 - 市民メディア放送局
(関連)カンパ口座(チーム・ユープラン設立について)
https://www.facebook.com/UPLANasia/posts/2289136134449281
草々
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「津波について言えば、「予見可能性」ではなくて「予見義務」、「回避可能性」ではなくて「回避義務」が、東京電力をはじめ規制監督機関の国や原子炉メーカーなど、事業当事者に課せられていたということだ。」 = いいぞ!
投稿: | 2019年3月17日 (日) 17時33分