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2019年2月18日 (月)

(報告)「核のゴミ」と使用済み核燃料再処理事業に関する政府・関係各省庁との2つの会合:北海道・青森グループ & 岩手県「三陸の海を放射能から守る岩手の会」

前略,田中一郎です。

(拡散歓迎:SNSなどで広げてください)

 

先月と今月(2019年1月~2月)、「核のゴミ」と使用済み核燃料再処理事業に関する政府・関係各省庁と、北海道・東北の市民グループによる2つの会合が持たれました。私も参加させていただいて末席を汚しておりましたので、簡単ですが下記に報告をさせていただきます。なお、私からは再処理事業をはじめ、核燃料サイクル事業を推進してやまない日本原燃、並びにその監督組織でもある経済産業省、使用済燃料再処理機構(再処理機構)、原子力規制委員会・規制庁に対する「公開質問」をこのたび作成いたしました。それについては別送メールにてお届けいたします。よろしくお願い申し上げます。

 

今回に限りませんが、原発や放射能・被ばく、あるいは「核のゴミ」や福島第1原発事故の後始末関連などに関する市民団体と政府との会合、あるいは交渉の場においては、これまで政府関係各省庁の役人たちの回答に関する態度・振る舞い・言動は極めて劣悪で、簡単に申し上げれば「再稼働審査中に付き回答できません」などの発言を金科玉条にして「だんまり」「沈黙は金」を決め込むか、どうでもいいような一般論を弄して「ひねもすのたらくたら」を繰り返しています。まるで安倍政権や霞が関官僚どもの国会における「モリ・カケ」問題や統計不正・アホノミクス偽装に関する答弁を見ているようです。要するに市民の前に出てくる若い官僚たちもまた、あの幹部官僚たちの国会答弁を「猿真似」しているということなのでしょう。

 

また、日本原燃や再処理機構などに至っては、会合そのものの欠席・不参加・回答拒否などが目立ち、そもそも市民や地域住民との対話姿勢・説明責任を果たそうとはしておりません。ときおり出てくる「回答文書」や「質問主意書答弁」なども、まさに「はぐらかし」を絵に描いたようなものが多いのです。他方で、例えば日本原燃の「会社概況書」(2018/7)のP5には「原子燃料サイクル事業の推進には地域社会からの信頼が不可欠です。このため、安全を実績として積み重ね、情報公開を徹底し、積極的な理解活動を図っていくとともに、リスクコミュニケーションの推進に取り組みます」とあります。まさに腹立たしいまでの言行不一致の状態がずっと続いているのです。

 

(関連)チェック:質問主意書 野党の武器、威力低下 「ゼロ回答」頻発/提出増加も影響 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20190213/dde/001/010/052000c

 

そしてこのことは、何も日本原燃に限った話ではなく、原発稼働審査をはじめ、原発・核燃サイクルその他のことに関して「公開を原則とせよ」と法律で定められている原子力規制委員会・規制庁ですらが、都合の悪いことを隠し、市民との会合ではまともに質問には答えず、原発の工事計画をはじめ、さまざまな重要文書類については「海苔弁当」のような黒塗り・白塗りの文書をHPに平気で張り付けている始末です。企業秘密です、などと居直っているのですが、原発や核燃料サイクル事業に競争相手など存在せず、また、優先されるべきは企業秘密などよりも地域住民や国民の安全と知る権利であるはずです。

 

非公開・隠蔽・歪曲とご都合主義は原発・原子力推進の代名詞のようになっています。こんなことでは、政府が推奨してやまない「リスク・コミュニケーション」など成り立つはずがありません。欺瞞的態度も甚だしいというべきです(欧米諸国と決定的な違いがあります)。また、経済産業省などは、市民との会合をVTRに録画してユーチューブなどにアップされる(公開される)ことを嫌がり、それを口実にして市民との会合や説明会に出てくるのを拒否したりしています。これも許されない話でしょう。

 

ついでに申し上げておけば、こうした逆境や嫌がらせにもかかわらず、心ある市民や地域住民の方々は、方法論で妥協しつつも、粘り強く政府関係各省庁との会合や交渉を働きかけ続け、そこから重要な発言や意味づけを、まさに文字通り「もぎ取っている」と言ってもいい状態にあります。大手マスゴミが、東京新聞や日刊ゲンダイや『週刊金曜日』などを例外として、政府広報紙のようになってしまい、TVはNHKを筆頭に、各局ともアベチャンネルか「バカ番組」一色になってしまっている今日、まさに心ある市民が有権者・国民の目となり、耳となって、自己犠牲の上で活躍してくれているのです。

 

そんな中、私が最も腹立たしいと思うのは、こうした政府と市民との会合や交渉の場に姿を現したことが一度もないような野党を含む政治家やマスコミ人たち、あるいは有識者たちが、原発や核燃料サイクル事業を巡って、国民との対話や説明が重要だとか、原発は厳しい審査を経て安全だとされたものは再稼働を認めるべきだとか、国民的な議論をへよとか、原発・核燃推進の実際のあり様や惨憺たる現実のあり様も知らない・知ろうともしない「お気楽連中」が「したり顔」で、ゴタクとも言うべき欺瞞的言論を繰り返していることです。原発推進の立場にいる安倍政権や自公政治家や御用組合「連合」などはもちろんですが、野党でも、国民民主党はまさに欺瞞の塊ですし、立憲民主党の一部にさえ、そういう政治家は少なくありません(蓮舫などはその典型例)。ふざけるな、と思いますね。

 

(関連)国民・自由合併「原発再稼働」に踏み込まず?(1-2ページ) - 産経ニュース

 https://www.sankei.com/politics/news/190208/plt1902080035-n1.html

(こういうのは「脱原発」ではなくて「原発問題の先送り」というのです:田中一郎)

 

私は先般の「新ちょぼゼミ」(2/13)の際に、今年夏の参議院選挙をはじめ今後の政権交代をにらんだ選挙公約(マニフェスト)の大きな柱とすべきものを7つ掲げ、その中の1つに「新しい民主主義の確立」を入れるべきであると申し上げました(下記サイトにあるレジメの「5.マニフェストの事例」のところをご参照ください)。その具体的なメニューは追って詳細にご説明したいと思っておりますが、その1つに、政府と有権者とのコミュニケーションの正常化・適正化(各種のタウンミーティングや説明会、ワークショップや市民との会合・交渉など)や情報公開・公文書管理の適正化、あるいは政府の各種審議会の運営適正化・公正化などがあります。要するに、形式だけ整えて有権者や市民をシャットアウトしている今日の政府や自公政治の在り方を抜本的に転換する仕組・制度を創り上げるということです。

 

(関連)(報告)2019年政治決戦へ向けて「市民と野党の共闘」の課題と現状について(その4):こうすれば参議院選挙も衆議院選挙も「市民と野党の共闘」が勝利できます- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-13d5.html

 

政府関係各省庁や原発・核燃推進組織の姿勢や態度のあまりのひどさに憤るあまり、少し前置きが長くなりました。以下、今回のメールの主旨を簡単にご報告申し上げます。

 

1.(メール転送です)「三陸の海を放射能から守る岩手の会」より:2019124日院内ヒアリングのまとめ

 岩手県より上京されたみなさまと原子力規制庁の役人との会合に関する報告です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

標記院内ヒアリング集会と欠席した日本原燃からの文書回答から、明らかになってきた問題点をまとめ,ホームページにアップしました。

 

●六ケ所再処理工場高レベル廃液の危険性過小評価等にかかる原子力規制庁と日本原燃と市民のヒアリング(19.1.24)報告(川田龍平議員呼びかけ)

 http://sanriku.my.coocan.jp/190124hear.html

 

●上記のHP内容は以下の通りです(関連資料はリンクしておきました)ボックスで囲ったところだけでもご覧いただけると幸いです。

*日本原燃の文書回答各項目についてのコメントは以下です。(HPからリンク)

 http://sanriku.my.coocan.jp/190201JNFL.pdf

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(関連)高レベル放射性廃液、液体のままでは危険だ(『天恵の海 NO.1912018.8.30

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.191.pdf

(関連)地震で最も危険な原子力施設は六ヶ所再処理工場(『天恵の海 NO.1922018.10.24

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.192.pdf

(関連)政府答弁書、危険な《高レベル廃液乾固生成物》評価せず(『天恵の海 NO.1932019.1.14

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.193.pdf

 

●三陸の海を放射能から守る岩手の会

 http://sanriku.my.coocan.jp/

 

2.(2.14)「第8回核ごみに関する政府との会合」

 この会合は北海道と青森県の市民の方々が上京して毎年1~2回開催されています。主に「核のゴミ」(幌延など)や「核燃料サイクル」(特に青森県六ケ所村再処理工場)の問題などが話し合われます。今年はそれに加えて、室蘭市の日本製鋼所による放射性金属(核のゴミの一つ)加工事業および神戸製鋼所などの製品の試験データ改ざん問題がテーマとして加わりました。

 

●「第8回核ごみに関する政府との会合」2019214日報告 - becquerelfree’s blog

 http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2019/02/16/024943

(上記サイトに今回の政府関係各省庁などへの質問事項が掲載されています)

 

(関連)20190214 UPLAN 8回核ごみに関する政府交渉 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=-d6ga8xk0Gg

(私も若干の発言をさせていただいています)

 

●ベクレルフリー北海道 - becquerelfree’s blog HP

 http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2015/12/08/220153

 

(関連)2019214日(木)第8回 核ごみに関する政府との会合 質問内容 - becquerelfree’s blog

 http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2019/01/31/135554

(関連)泊発電所の廃止措置実施方針についての疑問 - becquerelfree’s blog

 http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2019/01/29/204333

 

(関連)20181022日北海道原子力防災訓練に関する質問への北海道の回答 - becquerelfree’s blog

 http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2018/12/07/155857

(関連)太陽光発電の接続制限について九州電力に抗議文提出 さよなら玄海原発の会・久留米 - becquerelfree’s blog

 http://becquerelfree.hatenadiary.jp/entry/2018/11/11/105053

 

●核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~genkoku/

 

(関連)原告団とは

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~genkoku/genkokudan-towa1.htm

(関連)核燃料サイクル 資料集1

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~genkoku/shiryo-1.htm

(関連)核燃料サイクル 講座目次

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~genkoku/kohza-mokuji.htm

(関連)書籍案内・販売

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~genkoku/shoseki1.htm

 

●核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団 - IWJ Independent Web Journal

 http://u0u0.net/TFMq

 

●(同事務局長)山田清彦 - IWJ Independent Web Journal

 http://u0u0.net/iW1N

草々

 

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