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2019年2月27日 (水)

3つあります:(1)長崎大学 BSL-4施設:バイオハザードの恐怖、生物化学「兵器開発」疑念(2)韓国映画「金子文子と朴烈」(3)朝日(カバカバ)新聞社説批判 他

前略,田中一郎です。

 

(最初に若干のことです)

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1.「市民意見広告運動」

 みなさまのご協力をお願い申し上げます。

 

(1)(チラシ)(3.16)安倍改憲に勝つ(半田滋さん他)(「市民意見広告運動」集会)

 http://urx.red/V8p3

(2)(別添PDFファイル)「市民意見広告運動」 再度のお願い(2019..1

「onegai_ikenkoukoku_201931.pdf」をダウンロード

(一部抜粋)

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(中略)本年1月末までにみなさまからお送り頂いた賛同金額の累計はすでに1,100万円に達しました。心からお礼を申し上げます。今回も全国紙を中心に1紙でも多くの新聞への掲載を目指しますが、通期で全国紙3紙、地方紙3紙に掲載した昨年の賛同金額合計約3,500万円を上回るには、なお一層の努力が必要です。ついてはたびたびのお願いで大変心苦しいのですが、周辺の方々へのご紹介とお声がけなど、改めてみなさまに再度のご協力をお願い致したく、ご案内を再送させて頂く次第です。

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(関連)「市民意見広告運動」 HP

 http://www.ikenkoukoku.jp/

(関連)市民の意見30の会・東京 トップページ

http://www1.jca.apc.org/iken30/new/new_iken30/iken30_what's_30nokai.html

 

●宣伝のお願い|週刊金曜日公式サイト

 http://www.kinyobi.co.jp/advertise.php

 

(数少ない権力ウォッチドッグ週刊誌です。みなさまの定期購読で支えていただきますようお願い申し上げます。商業広告や役所などからの広告を全て返上して、読者の購読料のみの運営ですので、経営が厳しいものがあります。どうぞご理解をお願いいたします。ちなみに私は『週刊金曜日』の回し者ではございません。:田中一郎)

 

2.3月の「新ちょぼゼミ」です

(1)(3.14)オルタナティブな日本をめざして(第24回):「どうする化学物質の管理:環境ホルモンがもたらす危険性から考える」(中下裕子弁護士)- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/24-9464.html

 

(2)(3.28)オルタナティブな日本をめざして(第25回):「「放射線安全神話」とわたしたちの放射線教育:学校現場から」(新ちょぼゼミ:根岸富男さん)- いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/25-cdf2.html

 

3.キャンペーン

(1)キャンペーン · セブンイレブン南上小阪店(東大阪市)を応援しましょう。 · Change.org

 http://urx.red/UeVS

 

(関連)東京新聞-セブン「24時間営業」対立 短縮営業に違約金1700万円請求-社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201902/CK2019022202000157.html

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2019022302000172.html

 

(2)キャンペーンについてのお知らせ【拡散希望!】住民の反対を無視し、奈良県とヒューリック株式会社は奈良公園の木々を伐採し、高級リゾートホテル建設工事に着手 · Change.org

 http://urx.red/RpOZ

 

(奈良県民・奈良市民の見識が疑われています。貴重なみんなの美しい公園の、このような「私物化」を許していいのか!? これもまた「民間活用」という市場原理主義政策の一環であることをお忘れなく。公園行政に規制緩和が持ち込まれているようです。:田中一郎)

 

4.人はなぜ御用学者になるのか 地震と原発-島村英紀/著(花伝社)

 http://urx.red/CyWt

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3つあります。順番にお伝えいたします。

 

(1)長崎大学 BSL-4施設:バイオハザードの恐怖、生物化学「兵器開発」疑念(斎藤貴男『サンデー毎日』より)

 今日の日本の大学は腐っております。この長崎大学の危険極まるBSL-4施設設置の動きもしかりで、背後には安倍政権・首相官邸につながる動きが垣間見れらます。また、かつての関東軍・731部隊に連なる人脈(「放射線ムラ」大権現の故長瀧重信や「だました俊一」こと山下俊一もまた、この人脈に連なっています)が水面下で活躍し、更に今後は潜在的な「生物兵器製造施設」となっていく可能性がある、問題だらけの施設です。こんなものを長崎市のど真ん中につくる必要性など皆無に近いと言っていいでしょう。

 

ことを進めている当事者=つまりは長崎大学に巣食うロクでもない似非学者どもですが、愚にもならぬ言い訳説明を垂れつつ、住民の懸念や猛反対を押しつぶして建設着工に踏み切っています。長崎市や長崎県までがグルになっている様子もあり、またまた原発や核兵器並みの超ド級リスクを日本は抱え込むことになりそうです。申し上げるまでもありませんが、この長崎大学BSL-4施設は長崎だけの問題ではないのです。細菌は移動し増殖します。バイオ・ハザードはあっという間に広がるのです(みなさまには是非とも原本をご入手の上、ご覧いただきたいジャーナリスト・斎藤貴男氏の迫真のレポートです:下記はあくまで記事のほんの一部を紹介するものです)。

 

●バイオハザードの恐怖、長崎大学 BSL-4施設の危険度(イントロ部分)(斎藤貴男『サンデー毎日 2019.2.17』)

「biohazard_bsl4_nagasakidaigaku_saitou_sunday_mainiti.pdf」をダウンロード
 https://www.fujisan.co.jp/product/1017/b/1779584/

 

(一部抜粋)

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菅宣房長官の後押しで積極資勢に

 

(中略)日本学術会議の捷言は、「国の関与」も建設の要件、だとしていた。実際、国立大学は文部科学省の予算が付かなければ何もできない。ということは、国のゴーサインが出ている。それは1611月のことだった。

 

かねて「住民の理解が大前提」だと語っていた田上富久・長崎市長が、同14日に東京都内で菅義偉官房長官と面談。「(国として)万全の態勢で取り組みたい」と言われて態度を変えた。同17日には関係閣僚会議で長崎大BSL4を「国策」とすることが決定される。長崎県庁で田上市長と中村法道県知事が片峰茂・長崎大学長(当時)と3者協議を開き、地域との「信頼関係構築」などの条件を付けつつ容認したのが同23日で、翌1222日、これも従来は慎重だった文部科学省が、17年度予算案にいきなり約4億円の関連経費を計上した。

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●長崎大学 BSLL-4の深層、追跡 生物化学「兵器開発」疑念(イントロ部分)(斎藤貴男『サンデー毎日 2019.2.24』)

 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-04-4910200740292

 

(一部抜粋)

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(中略)長崎大で計画を牽引した片峰茂・前学長(68、ウイルス学)に会った。この件の取材を始めたばかりの、昨年5月のことである。「これは長崎大のミッションだと考えています。原爆の焼け野原から再興してきた大学の歩みを、地域の方々にも、ぜひ共有してほしいと思う。僕らはみんな、リスクの中で生きています。今の最大のリスクは感染症。私たちは職責を果たしていきたい。長崎大にはそれだけの能力があると自負しています」

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(田中一郎コメント)

「今の最大のリスクは感染症」で、その感染症とは、この日本列島にはいない細菌によるものなら、所謂「瀬戸際」である空港や港湾などでの防疫体制を厳格化すればいいだけの話である。危険度の高いバイキンは、この島国である日本には持ち込ませない、これをしっかりと実行すればいい話だが、それについては「極めていい加減」なことをやり、その体制整備さえおぼつかない状態が、もうずっと続いている。この元学長を含め、「今の最大のリスクは感染症」に対してどう対応するのかを真剣に考えたこともないような連中が、「今の最大のリスクは感染症」のためには長崎大学には危険極まりないBSL-4施設が必要なのだと喚き散らし、政府・政治権力の力を借りて建設を強行している。

 

政府の思惑はともかく、大半の長崎大学の似非学者どもの頭の中は、「危険度の高い感染症に対する治療薬・治療法を開発すれば特許でたんまりとカネが手に入り、かつ長崎大学の知名度も上がる、しめしめ」程度の話であり、その研究対象の感染症は、危険極まりないにもかかわらず、長崎市民・県民、そして圧倒的多数の日本国民にとっては無関係である。日本へ入ってこないような万全の対策をすればいいだけの話だからだ。(研究をしたければ、そうした感染症が大量に発生しているところへ行ってやってくればいいだろう)

 

(一部抜粋)

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福見元学長の名前がCIAファイルに

 

(中略)もっとも、長崎大が731部隊との関係で取り沙汰されやすいのは、むしろ戦後も続いていた人脈による。1960年代の風土病研究所長を国立予防衛生研究所の細菌部長と兼務し、80年から84年にかけては学長まで務めた故・福見秀雄氏の存在が大きい。「学童防波堤論」を唱えてインフルエンザワクチンの集団接種を推進した男。戦時中は東京帝大附属伝染病研究所や陸軍軍医学校防疫研究室にいた彼はまざれもなく731の関係者だと、幾多の報告が名指ししているが、具体的な活動内容は必ずしも詳らかでない。

 

ただし、と加藤哲郎一橋大名誉教授(72、政治学、現代史)が指摘する。731研究の第一人者だ。「米CIAが戦後作成した日本人31人のファイルに、細菌戦関係では石井四郎とこの福見だけが記録されていました。米公文書館で確認しています。ただ、彼のファイルは他の日本人と違い、なぜか保存されている情報量が極端に少ない。ですから福見はCIAの手先になっていたのではないかと言われることもありますが、そうだとは断言できないのです。何をしでかすかわからない要注意人物としてマークされていたのかもしれません」

 

福見氏の愛弟子に故・長瀧重信、孫弟子に山下俊一(67、内分泌学)の元教授たちがいる。いずれもチェルノブイリ原発事故の健康調査で名を馳せたが、山下氏は2011年に福島第1原発事故が発生した際、「これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。もう、広島・長崎は負けた。ピンチはチャンス」「放射線の影響は、実は二コニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます」と発言して顰蹙を買い、有名になった。現在は福島県立医大の副学長だ。

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(田中一郎コメント)

731部隊 ⇒ CIA ⇒ 長崎大学風土病研究所 ⇒ チェルノブイリ原発事故 ⇒ 福島第1原発事故・・・・、人々の命を屁とも思わぬ似非学者や未必の故意の悪人どもの人脈が、昔から現在へと水面下で連なっていることがうっすらと見えている。その延長線上に長崎大学BSL-4施設があるのである。こんなものが「世のため、人のため」であろうはずがない。そして長崎大学では、また、もう一つのBSL-4施設建設予定地の東村山市の国立感染症研究所でも、その施設管理は極めてずさんで、将来の深刻なバイオ・ハザードを予感させる不始末・不祥事が相次いでいることも付記しておきたい。長崎市・長崎県は、県庁所在地のど真ん中に、核施設に匹敵するくらいの超危険施設を、一部の似非学者どもの私利私欲・思惑と、政府・首相官邸のこれまた別の思惑の上で、愚かにも甘言にほだされて抱え込んでしまったということだ。冗談ではない。かようなBSL-4施設建設は今直ちに停止せよ、これが長崎市民・県民の総意であり、日本国民の総意でもある。

 

(関連)国立感染症研究所におけるBSL4施設稼働とバイオセーフティ・バイオセキュリティ

 http://urx.red/VQl7

(関連)国立感染症研究所

 http://www0.nih.go.jp/niid/welcome/org-index.html

 

(関連)提言「我が国のバイオセーフティレベル4施設の必要性について」

 http://urx.red/EcXw

 

(関連)私がなぜ、長崎大が長崎市の坂本キャンパスにBSL4施設建設に反対するか BSL4市民学習会を前にして - whomeohblog長崎ぶらぶら平和日記

 http://blog.livedoor.jp/whomeoh/archives/52056097.html

 

それから、これは私の推測だが、この長崎大学BSL-4施設においても、おそらく今注目されているバイオ技術である「ゲノム編集」が使われるであろうと思われる。いわゆる微生物の遺伝子いじりである。これにより、ただでさえ危険な病原菌・微生物が遺伝子的に改変され、更に危険極まりない未知の微生物に変化しかねないとも限らない。「ゲノム編集」による食品の商品開発のように、野放図にやりたい放題の自由化がされ、野外や生活環境下で好き勝手な遺伝子いじりが許されるわけではなく、BSL-4という密閉施設の中での実験なので、一見すれば安全のように見えるけれども、しかし、その施設管理がずさんであれば、「実験室の密閉性」などすぐにほころびてしまうだろう。

 

東海村の(独)日本原子力研究開発機構の実験施設でたびたびのプルトニウム漏れ事故が起きているのを垣間見れば、このBSL-4施設もまた、似たようなものだと考えておく方が無難というものである。この国では、扱うものが危険であればあるほど、その管理はずさんでいい加減であるという「経験法則」がある。そして、都合が悪いものは、みな、隠せ、隠せ、隠せ、なのだ。

 

(関連)(報告)シンポジウム 新たなバイオハザードの危険性:(第一部)武蔵村山市の国立感染症研究所のBSL4施設が危ない (2)生命操作の新たな世界とその危険性 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-a05d.html

 

(関連)広島大、ゲノム編集VB設立 試薬・細胞販売など展開 - 日刊工業新聞

 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00507768

 

(今日の日本では、大学の研究は、真理の探究や学問知の発展のためではなく、当事者たちのカネ儲けのためにある。ちなみに広島大学の「ゲノム編集」といえば、あの・・・・・とかいう教授ではなかったかと思いきや、まさにその教授だった。何という奴だ! :田中一郎)

 

2.映画「「金子文子と朴烈」

 渋谷の「シアター・イメージフォーラム」で、昨日、この映画を見てきました。簡単にご紹介申し上げます。

 

●映画『金子文子と朴烈(パクヨル)』公式サイト

 http://www.fumiko-yeol.com/

 

(関連)(別添PDFファイル)(映画リーフレット)金子文子と朴烈(2019226日)

「eigarifuretto_bokuretu_kanekofumiko.pdf」をダウンロード
 http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1849/

(関連)渋谷「金子文子と朴烈(パクヨル)」の映画館(上映館) - 映画.com

 https://eiga.com/movie-area/90284/13/130301/

(関連)【映画 予告編】 金子文子と朴烈 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=TpIGLQHW0ow

 

(関連)権力と闘う姿を描く映画「金子文子と朴烈」主演チェ・ヒソ「国籍は重要でない」(東京 2019.2.14

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2019021402000231.html

(関連)金子文子って誰?(斎藤美奈子 東京 2019.2.13

 https://ameblo.jp/tousekitetsu/entry-12440168362.html

(関連)木下昌明の映画の部屋『金子文子と朴烈』

 http://www.labornetjp.org/news/2019/0206eiga

 

(関連)権力に徹底的に挑戦した金子文子(イントロ部分)(森まゆみ『週刊金曜日 2019.2.15』)

「kenkofumiko_morisann_kinn.pdf」をダウンロード

(関連)反天皇制=「強い力」への反逆という理想に生きた金子文子(イントロ部分)(鈴木裕子『週刊金曜日 2019.2.15』)

「hantennousei_kanekofumiko_kinn.pdf」をダウンロード
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002749.php

 

(関連)質問なるほドリ:「3・1独立運動」って? 日本の朝鮮半島支配に抵抗 学生ら犠牲(毎日 2019.2.27

 https://mainichi.jp/articles/20190227/ddm/003/070/136000c

(関連)特集:3・1朝鮮独立運動|週刊金曜日公式サイト

 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002754.php

 

(田中一郎コメント)

 この映画は、見る者の胸を熱いものが突き刺し、日ごろ猫背に曲がった背筋を直立にさせる目に見えぬ力に圧倒され、そしてその2人の主人公たちの凄まじい生きざまとともに、さわやかに輝く恋愛のさまに、大きく感動を受ける作品でした。この映画は実話です。大正デモクラシーの末期、朝鮮半島を植民地とした天皇制権威主義体制下の大日本帝国の下で生きる在日朝鮮人の朴烈(パクヨル)と、金子文子という悲しい幼年時代を生きてきた日本人女性の物語を描いたものです。彼らの命を懸けての日本帝国主義・天皇制権威主義との闘いが、1923年の関東大震災直後の朝鮮人・社会主義者大虐殺が進行する中で展開されていきます。

 

残虐非道な朝鮮支配と人民抑圧に対する彼らの強烈・強靭な告発は、およそ100年の歳月を経て、今日、歴史歪曲主義と排外主義に走る安倍晋三、およびそのトリマキトカゲたちによる似非右翼政権に対しても向けられているように感じました。たくさんの犠牲の上に今日のようやくの民主主義社会・人権社会が出来上がっているというのに、それを愚かにも掘り崩してしまわんとする「バカ者勢力」に、この2人は鋭い斬り込みの刃を向けているのです。そして忘れてはならないことは、あの暗黒時代の当時にあっても、自らの危険や不利益を顧みず、布施辰治弁護士をはじめ、朴烈・金子文子の2人を支援して支える多くの日本人・朝鮮人がいたことです。大逆罪のえん罪で起訴された2人の裁判所法廷での英雄的な名演技とともに、彼らの周囲にいた人々の人間ドラマもまた、記憶に残るものとなりました。

 

(参考)布施辰治 - Wikipedia

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%83%E6%96%BD%E8%BE%B0%E6%B2%BB

 

死刑判決後に下された天皇による「大赦」を伝える紙を、獄中の金子文子は「天皇などに大赦を与える権限がどこにあるか」と叫びながら破り捨て、翌日、獄中で自殺を遂げます。「自分の自由意思に基づく行動が、仮に死に向かうとしても、それは決して後悔するものでも自己否定するものでもない」(ちょっとうろ覚え)との言葉を残して、金子文子は短い人生を終えました。できれば、この2人には、100年後の今こそ、もう一度この世に生まれてきて、自由に生きて恋愛を楽しんでもらいたいものです。

 

3.(おまけ)韓国映画が素晴らしい

 以下、昨今の韓国映画の素晴らしい大ヒットの連続をご紹介しておきます。私は(1)(2)は見ましたが、(3)は見損なってしまいました。東京近辺の上映映画館を探しています。

 

(1)『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』予告編- YouTube(光州事件)

 https://www.youtube.com/watch?v=O3WctV-0bmQ

 https://www.youtube.com/watch?v=GU44bg4dcgs

 

(関連)タクシー運転手 約束は海を越えて - 作品情報 - 映画.com

 https://eiga.com/movie/88117/

 

(2)『1987、ある闘いの真実』特報 - YouTube(全斗煥政権下の民主化闘争)

 https://www.youtube.com/watch?v=nS6sA8qpEB8

 

(関連)『1987、ある闘いの真実』チャン・ジュナン監督 「民主化闘争を次世代に伝えたい」 - NNA

 https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/180901/topics_004

(関連)1987、ある闘いの真実 - 作品情報 - 映画.com

 https://eiga.com/movie/89074/

 

(3)映画『共犯者たち』予告編 - YouTube(朴槿恵・李明博政権の公共放送への言論弾圧)

 https://www.youtube.com/watch?v=u4VoI4KT1vI

 

(関連)共犯者たち - 作品情報 - 映画.com

 https://eiga.com/movie/89746/

(関連)韓国メディア界が背負う負の遺産 金香清(キム・ヒャンチョン)NEWSWEEK日本版

 https://www.newsweekjapan.jp/kim/2017/08/post-6.php

 

(日本における安倍政権下と同じようなことが韓国でも起きていたということのようです。そして韓国はこれを見事にはね返したのです。下記の朝日新聞をはじめとする日本のマスごみとはだいぶ違うようです。民衆の大きな力で民主主義先進国へと向かう韓国と、ゴロツキ・タカリが支配する「夜明け以前国家」に転落する没落国ニッポンという、みじめなコントラストです:田中一郎)

 

4.(メール転送です)朝日(カバカバ)新聞社説批判

 他のMLでの議論です。

 

●(社説)官房長官会見 「質問」は何のためか:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13903936.html

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)「記者は国民の代表として質問に臨んでいる」という東京新聞の見解に、官邸側は「国民の代表とは国会議員」と反論した。確かに、記者は選挙で選ばれているわけではないが、その取材活動は、民主主義社会の基盤となる国民の「知る権利」を支えている。質問を発する記者自身も、その重い責任を深く自覚せねばなるまい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「質問を発する記者自身も、その重い責任を深く自覚せねばなるまい」。安倍政権・首相官邸による記者会見での不都合質問封じ込め圧力に対する「社説」がコレか!? 見上げたもんだぜ、屋根屋のフンドシだ。新聞の社説などは、見るのも時間の無駄、と思って、いつも目も触れないのですが、朝日カバカバ新聞は社説でこんなことを書いていたのですか。朝日カバカバ新聞こそ「社会の公器」としての新聞社説の意味を理解せよということでしょう。

 

記者クラブで、役所や警察・検察、あるいは企業などが垂れ流す「発表」をペチペチとPCに打ち込むだけの「ペチペチ屋」の若い記者どもが繁殖し始めています。あたかも「首相官邸黒子の浄瑠璃人形」のごとしです。また、この連中が発する質問の多くも、反吐が出そうな内容のものが大半、ピンボケ、忖度、的はずし、ゴマスリ、どうでもええ、オンパレードです。まともな質問が出るのを妨害することが目的ではないかと思います。

 

今回のことも、権力の濫用や悪事を質問を通じて鋭く追及する記者(東京新聞の望月衣塑子記者)に対して、権力側が姑息な手段を弄して妨害したり嫌がらせをしたりしているにもかかわらず、同じ場所にいるマスごみの記者たちは、その権力側の妨害に対して「おかしいではないか」「質問妨害はやめろ」「うるさいから司会者は駄目ってろ」「キチンと答えろ」などの「応援の声」を挙げようともしていない様子です。まるで菅義偉官房長官から毎日ミルクを与えられている乳飲み子のサルのごとき有様のようです。そもそも、かような記者クラブなんぞがまだ続いていることがどうかしています。

 

そして大手新聞の紙面は軒並み、首相官邸や自民党、あるいは財界・大企業などへの尻尾フリフリ記事であふれています。かようなマスごみ連中に、厚生労働省や総務省の統計不正を告発する記事を書く資格があるのかと思いますね。要するに、お前らと変わんねえじゃえねえか、ということですから。

 

(今日も毎日新聞には小泉進次郎の厚生労働省行政や統計不正へのコメントが大きく出ています。他の人間、特に事件追及の野党代表格(立憲民主党・共産党)に、しっかりと取材をして、安倍政権の逃げを許さない報道をするというのが、権力ウォッチドッグとしてすべきことであるにもかかわらず、こんな感じです。アホらしくて、読んでられるか、ということです。

 

ゴミ新聞をカネを出して買うのはもうやめにいたしましょう。みなさま、新聞をとるなら東京新聞 & 日刊ゲンダイ です。(TVは更にもっとひどい)

 

(関連)官邸が内閣記者会に宛てた文書は「取材の自由、報道の自由への侵害」だとして弁護士、大学教授らが抗議!梓澤和幸弁護士「内閣記者会にいる、一人ひとりの記者の良心が問われている」~声明発表記者会見 - IWJ Independent Web Journal

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/442679

草々

 

<追>

首相官邸の目の真ん前に記者会館があり、

首相官邸の前で抗議行動をしていると、

その会館から黒塗りの車が出たり入ったりしています。

そんな連中が書いている新聞記事だと思って読まないと、

判断を間違います。

 

情けない話ですが、新聞もネットも、

これを読み抜くリテラシーが求められる時代になってきたということでしょう。

フェイクを見抜けない人間が多数派を形成すれば、

民主主義は崩壊していきます。

 

●沖縄へのデマ・ヘイトに対峙する報道評価 沖縄タイムスがJCJ賞受賞 2年連続 - 沖縄タイムス+

 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/285215

 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/300635

(まだジャーナリズムが生きているところもあります)

 

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