前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
==================================
1.イベント情報
(1)(1.17)学習会「防衛費=軍事費」の際限なき拡大-米軍と自衛隊の一体化の危険性 吉沢弘志さん(スペースたんぽぽ)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1546062843870matuzawa
(2)(1.18)南相馬避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟 第14回口頭弁論(支援の会 東京地裁)
http://minamisouma.blogspot.com/
(3)(1.23)オルタナティブな日本をめざして(第21回)「徹底検証 TPP協定(11&12)このままでは日本が売られてしまう」(内田聖子さん)(新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/211112-9eb0.html
(4)(1.24)第2回勉強会「消費税とはどういう税金か、その実態」(99%のための経済政策フォーラム)
https://99forum.jimdofree.com/
(5)(1.27)20周年記念講演会「環境ホルモン・ネオニコチノイド 研究の最前線と遅れる規制」(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
http://kokumin-kaigi.org/?p=2784
(6)(1.28)申込み 月刊「マスコミ市民」創刊50年・600号 記念講演会「政治とメティアと市民」佐高信さん、山口二郎さん(東京・千代田区)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1545388779284staff01
(7)(別添PDFファイル)(チラシ)(1.29)東海第2原発
再稼働の恐怖(鴨下祐世さん×遠藤大輔さん)
「tirasi_129_toukaidai2_kamosita_endou.pdf」をダウンロード
(8)(1.30)オルタナティブな日本をめざして(第23回)「これでいいのか!? 原子力損害賠償法」(福島原発事故の教訓から)(竹村英明さん:新ちょぼゼミ)- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/23-4c42.html
(9)(1.31)1-29までに予約 アジア記者クラブ1月定例会「日韓条約と徴用工問題 日韓会談関連外交文書から読み解く」吉澤文寿さん(1-31、明治大学)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1545975885923matuzawa
(10)(1.31)東電株主代表訴訟
午前10時30分 口頭弁論期日(東京地方裁判所103号法廷)
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/
●(別添PDFファイル)(チラシ)東電刑事裁判
いよいよ結審:(3.10)全国集会 &(3.12,13)公判報告会
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/p/blog-page_88.html
●2019年1月の裁判日程 - NO MORE FUKUSHIMA
http://nuclearpowerplant311.livedoor.blog/archives/15004414.html
●東海第二原発の再稼働を阻止する本年第一派原電本店抗議行動に参加を!!
日 時:1月9日(水)17;00~17:45
場 所:日本原電(株)本店前
地下鉄都営新宿線小川町駅下車、B6 出口より徒歩2分
共 催:とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
再稼働阻止全国ネットワーク ℡070-6650-5549
(※集会終了後、東電本店抗議行動に合流します)
2.キャンペーン
(1)キャンペーン · 山下貴史 法務大臣- 外国人技能実習制度を今すぐに廃止してください · Change.org
http://urx2.nu/P56f
(2)キャンペーンについてのお知らせ · 【署名】外国人技能実習制度を廃止に! · Change.org
http://urx2.nu/P56j
3.(水島朝穂さん)直言(2019年1月7日)末尾「9」の年には変動が起きる:2019年の年頭にあたって
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2019/0107.html
4.波乱の幕開け、激震の予兆、とんでもない2019年が始まった(日刊ゲンダイ 2019.1.5)
http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/732.html
(1)2019年にもう一度大きな暴落がやって来る - 小幡績の視点 - 東洋経済オンライン
http://urx2.nu/P57c
(2)東証、年初2万円割れ アップル・ショック 急激な円高、懸念:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13836891.html?ref=nmail_20190105mo
(3)東証終値、2万円割れ 大発会「アップルショック」直撃 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190104/k00/00m/020/197000c?fm=mnm
(4)バブル崩壊の「わかりやすい号砲」が鳴った - 市場観測 - 東洋経済オンライン
http://urx2.nu/P57x
(5)「乱高下する鉄火場」こうして今年の市場は沈んでゆく|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244931
5.クローズアップ2019:選挙イヤー 首相試練 増税 改憲 北方領土 くすぶる同日選 毎日新聞
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190105/ddm/003/010/066000c?fm=mnm
(1)亥年の難局、自民にくすぶる衆参ダブル論 公明は否定的:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM14536YM14UTFK008.html
(2)首相「片隅にもない」野党「連携を」公明「避けて」衆参同日選巡り神経戦
毎日新聞
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190106/k00/00m/010/141000c?fm=mnm
(3)政治決戦の年、始動 首相因縁の亥年、統一選と参院選:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13836805.html?ref=nmail_20190105mo
(4)参院選へ「反転の夏に」=同日選も想定-枝野氏 (時事通信社)
https://web.smartnews.com/articles/fwDuyWPoVR1
(5)東京新聞-枝野氏、参院選共闘は1人区で 野党始動、国民「2人区も」-政治(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019010401001633.html
6.沖縄
(1)沖縄県民投票不参加、再び表明 宮古島市長 - 共同通信 沖縄タイムス+プラス
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/367772
(2)木村草太氏が緊急寄稿「県民投票不参加は憲法違反」沖縄タイムス+プラス
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/368131
(3)東京新聞-辺野古、高さ制限超え358件 鉄塔など 撤去費は日本側負担-政治(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201901/CK2019010702000124.html
(4)防衛省は説明せず 辺野古新基地周辺「高さ制限」抵触358件|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244982
(5)沖縄防衛局工事受注、過半が県外 識者「負担は沖縄、利益は本土」琉球新報
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-857751.html
(6)姿現さぬサイト運営者 中傷記事 自ら多数執筆か
連載「沖縄フェイクを追う ネットに潜む闇」〈5〉~収益目的で攻撃❸ 琉球新報
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-857754.html
●保守票狙い? 立民ご一行の伊勢神宮参拝が“大炎上”…左派の支持者からは「自民と同じことをするなら支持しない」 - zakzak
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190105/soc1901050013-n1.html
(センス悪い! 他に行くところはいくらでもあるでしょうに!
こんな調子じゃ、またダメかな? :田中一郎)
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本日(1/8)のいろいろ情報です(メール転送を含む)。
1.「脳死」関連文献(立花隆著)
数日前、「脳死臓器移植」を批判する市民集会のVTRをお送りいたしましたが、その際に下記の参考図書を記載漏れいたしました。ずいぶん前に読んだ本ですが、まさに立花隆氏の本領発揮の著作だと思います。内容の非常に充実した名著と言えるでしょう。お求めの上、ご覧になられるといいと思います。
脳死は人の死ではありません。脳死臓器移植は「人体の資源化」をもたらす「殺人・障害」行為です。私たち夫婦は、脳死などと判定されても臓器提供は行いません(ドナーにはならない)。もし私たち夫婦が臓器移植のドナーとされた場合には、本人の意思に反する「殺人・障害行為」として、オペを行った医者たちを告訴告発してくださることをお願い申し上げます。
(みなさまの健康保険証の裏面に、脳死になった場合に自分の臓器を提供する意思があるのかどうかを書き込む欄があります。ここにはっきりと「自分は臓器を提供しない=ドナーにはならない」旨の記載をしておきましょう。今日においても脳死したとされるドナーから臓器を摘出する際には麻酔をかけるのだそうです。そうしなければメスを入れたとたんに脳死となった人が手術台の上で暴れだすからだそうです。これこそ脳死が人の死ではない一つの証拠です。そして実際問題、脳死とされた人が生き返った事例は数多くあります。)
●20181118
UPLAN【市民シンポジウム】和田心臓移植から50年 加速されるいのちの切り捨て - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=9msNtHyn5lo
(関連1)脳死-立花隆/著(中公文庫)
http://u0u1.net/P1oi
(関連2)脳死再論-立花隆/著(中公文庫)
http://u0u1.net/P1oo
(関連3)脳死臨調批判-立花隆/著(中公文庫)
http://u0u1.net/P1op
2.三木義一氏(青山学院大学長)の税制論議が東京新聞の「こちら特報部」欄のコラムで定番・連載スタートのようです
●(別添PDFファイル)寡婦控除の迷走(三木義一
東京 2019.1.3)
https://ameblo.jp/tousekitetsu/
(関連)日本の税金(第三版)-三木義一/著(岩波新書)
http://u0u1.net/P1tn
青山学院大学長で日本の税制に詳しい三木義一氏が、東京新聞の「こちら特報部」のコラム欄で定番・連載をするようです。別添PDFファイルはその第1号で1/3付東京新聞に掲載されました。昨年末の「寡婦控除の迷走」に関して適切なコメントがなされています。三木義一氏には、日本の税制をめぐる主要矛盾や巨悪の仕組みについて、しっかりとした議論を展開していただきたいと思います。このほど出版された岩波新書は、第一版、第二版、と読み続けてきて、今回の第三版についてもこれから読むところです。同氏に対する私の印象は、人当たりがよくて、お話も上手でわかりやすいのですが、どうも「急所」を避けて通っているようなところがあり、ポジショントークに徹している「プロ」(カッコつき)の税制論者、という感じを持っています。
三木義一氏には、今年こそ、日本の税制の歪みを「ズバー」と一刀両断にする、明快・爽快なる立論をお願いしたいところです。タックスヘイブン退治については、何回かに分けて、徹底してやってください。よろしくお願いいたします。
(参考)三木義一氏(青山学院大学学長)の税制改革の議論:重箱の隅とまでは言いませんが、重箱の端の方の議論ではなく、まさに重箱のど真ん中の「歪み切った日本の税制・徴税行政」を根本的に正す議論をお願いしたいものです。- いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-57eb.html
3.(メール転送です)(改憲阻止に国民民主党は頼れない)RE:野党は改憲反対のどの範囲で一致すべきか
(太田光征さんからのメール)
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野党は改憲反対のどの範囲で一致すべきか(転送・転載歓迎)
私が2018年12月21日に国民民主党の玉木雄一郎代表の国会事務所を訪ねて秘書に確認したところでは、玉木代表は「安倍政権下での改憲」ではなく「安倍首相(がいま現在主張する内容)の改憲案」に反対なのであり、自衛隊の権限を縛る改憲には賛成の立場とのことです。
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合は2018年11月6日に国民民主党と意見交換を行い、今年の年頭には所感を公表しています。一口に「改憲反対」といってもその範囲をめぐって野党間で固い一致があるという状況にはなく、市民連合の3つの文章でも範囲が異なる表現が幾つも使われていることが分かります。
後でこんなはずではなかったと言わなくて済むように、早い段階で政策協定の中身となるべき改憲反対の範囲を明確化しておく必要があります。私自身は、小選挙区制の下で選出された議員による改憲発議は立憲主義に反すると考えており、どの政権下であれ内容に関係なく反対の立場です。
国民投票運動でのCM規制を確保すれば(「安倍政権下での改憲発議」の露払いに貢献する)改憲論議に応じてもいいかどうかなどが、実際の政治日程で問題になりそうです。
(1)「国民民主党の野党協力路線に関する見解」で出てくる改憲関連の表現
*国民民主党の野党協力路線に関する見解 – 市民連合
http://shiminrengo.com/archives/2251
「憲法改悪勢力の3分の2の打破」(市民連合が参院選これをめざして国民民主党と協議したい)。
(2)「国民民主党との意見交換について」で出てくる改憲関連の表現
*国民民主党との意見交換について – 市民連合
http://shiminrengo.com/archives/2253
「安倍政権下での改憲発議の阻止」「9条改悪の阻止」(市民連合による確認対象)、「安倍政権の目指す改憲に明確に反対」(玉木代表)、「課題は、安倍政権がなりふり構わず狙いつづける改憲発議を阻止」(市民連合の課題)、「改憲発議の阻止」(市民連合がこれをめざして意見交換の枠組みへの国民民主党の参加を求めたい)
(3)「2019年頭所感」で出てくる改憲関連の表現
*2019年頭所感
– 市民連合
http://shiminrengo.com/archives/2296
「安倍改憲の阻止」(市民連合の目標)、「9条改悪の阻止」(市民連合がこれを前提に国民民主党とも連携の可能性を模索)、「安倍政権下での改憲発議の阻止」(11月6日、市民連合が国民民主党の玉木雄一郎代表および平野博文幹事長と意見交換して共有を確認した方向性)
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(田中一郎コメント)
太田さん、ご苦労様です。今年もどうぞよろしく。
上記の件ですが、国民民主党なんぞは憲法改悪阻止に関して全く頼りになりません。むしろ推進派とみなしておいた方がいいでしょう。「自衛隊の権限を縛る改憲には賛成の立場」などといいますが、現在の日本国憲法第9条は明確に自衛隊についての活動や組織を縛る規定を定めていますから、これに従うのか従わないのかが問題なのです。また、「安倍改憲阻止」などといいながら、国民投票法においてテレビを含む全面的なCM規制が入れば、安倍政権の下でも改憲論議に乗ってもいい、などというのは、明確な公約違反でしょう。安倍政権はもはや議論の相手ではなく、打倒する相手ですから。
国民民主党については、当面、2019年の国政選挙において、「市民と野党の共闘」と衝突して票の奪い合いとなり、共倒れとならないための手当てが必要だという観点から対応すればいいと思っています。「市民と野党の共闘」の政権交代へ向けての動きがあまりに脆弱で、このままでは「負け戦」必定のような状態の中で、国民民主党とつまらないネゴをしても仕方がないというのが私の見解です。立憲民主党の動きだけでなく、他の協力野党の動きもよろしくありません。
憲法問題について申し上げれば、改憲論議や改憲阻止うんぬんではなくて、今の日本国憲法をフルに活かして日本をよい方向に変えていくためには、たとえばこういう方法や法制化がある、というものをいくつか具体的に打ち出し、そのためには、安倍政権がやった違憲行為を一刻も早く廃止しなければいけませんと、圧倒的多数の有権者・国民に対して訴え説得をすることが肝要なのです。しかし、そんな動きは、この東京においても聞いたことがありません。安倍政権がやっているデタラメの「分析」程度の話くらいしかできていません。しかし、そんなものは自明なのであって、丁寧に論じているヒマがあったら、安倍政権打倒・自公政治転換・政権交代へ向けて、もっと他の大事なことをいろいろとすべきでしょう。
国民民主党との関連で申し上げれば、当面は2019年における国政選挙での共倒れ防止のためにどうするのかを話し合えばいいのであって、それ以上のことにエネルギーを割くよりも、「市民と野党の共闘」の「次期政権ビジョン」を早く打ち出して、これと統一候補を軸にした政治運動を一刻も早く開始することが肝要です。「市民と野党の共闘」(協力4党と市民)はがっちりと団結して一丸となって動かなければいけません。その際、国民民主党に対しては、「いかなる形でも安倍改憲は反対」「即時脱原発=再稼働認めない」くらいで合意しておけばいいでしょう。そして、「市民と野党の共闘」は国民民主党なんぞに頼らなくても、自力で政権が担えるだけの支持層の拡大を地道に続けるしかありません。
しかも、政権交代後の最大目標は、日本政治の抜本改革などではなくて、安倍政権(第一次を含む)やその前の小泉竹中改革が行った日本破壊法制をアンワインドすることに主眼を置いて、少しずつ、確実に前進していくことが肝要です。つまり、政権交代後にできる政権は、穏健な保守=かつての自民党にいたリベラル勢力の政治主張ぐらいのイメージで、ソフトランディングしていくべきです。この辺の話もまた、今年の私の「新ちょぼゼミ」でやりたいと思っています。
(日本の政治改革を実現できる政治勢力形成において、もっとも妨害物=抵抗勢力となるのは御用組合「連合」です。「連合」は一刻も早く分裂させるか、今日の現執行部に連なる勢力を叩き出すか、さもなくば「市民と野党の共闘」勢力が出ていくか、ともかく今日の「連合」組織の解体を進めていく段階に来ています。世の中を変えるための「覚悟」と「知恵」が求められているのです)
4.岩波月刊誌『世界 2019.2』の英・コービン労働党党首に関する論文=肝心なことが書かれておりません
岩波月刊誌『世界 2019.2』掲載の論文のうち、英労働党党首・コービンについての2つの論文を見ました。別添PDFファイルは、その(イントロ部分)です。
(関連)(別添PDFファイル)コービン労働党の歴史的位置(イントロ部分)(長谷川貴彦『世界 2019.2』)
「kobinn_hasegawa_sekai_192.pdf」をダウンロード
(関連)(別添PDFファイル)チーム・コービンはイギリスを変える(イントロ部分)(藤澤みどり『世界 2019.2』)
「timukobin_fujisawa_sekai_192.pdf」をダウンロード
https://www.iwanami.co.jp/book/b431861.html
1つは学者が書いた文章、もう一つはジャーナリストが書いた文章で、後者の方が読んでいて面白いですが、しかし、この2つの論文には、肝心なことが書かれておりません。それは、コービンの英労働党が打ち出した反緊縮経済政策の具体的な中身です。読んでいて少しがっかりしました。
何故、コービンの英労働党が打ち出した反緊縮経済政策の具体的中身が重要かというと、それが今後半年間の2019参院選・国政選挙へ向けての国内の動き、特に「市民と野党の共闘」の共通政策にどこまで(良くても悪くても)反映されるのか、が最大の注目点の1つであるからです。
また、このコービン反緊縮政策は、松尾匡立命館大学教授から伝え聞くところでは、中央銀行のイングランド銀行の緩和マネーを使った社会保障・福祉政策を大掛かりに展開しようとしているということなので、それをもっと具体的に知りたい・知っておく必要があると思っているからでもあります。私はその政策のありよう次第では、ヨーロッパ左翼陣営の大失敗の原因ともなりかねないと思っていて、次の政治的・経済的・社会的困難の醸造場になりかねないからです。
加えて、今月号の岩波月刊誌『世界』の特集は「政治を変革する思想と方法」となっていますが、日本国内の事情について書いた論文が全く見当たりません。片手落ちと言わざるを得ないでしょう。今度、岩波の人に会うことがあったら申し上げておこうかと思っています。外国のことよりも、この日本のこと、すなわち日本の「政治を変革する思想と方法」こそが重要だからです(来月以降の『世界』でこのテーマを再び特集とし、今度は日本の政治の変革思想と方法について論じてもらえばいいでしょう)。
5.(メール転送です)今日の日本の大学は研究機関として腐っているだけでなく、教育機関としてもデキソコナイである
○○様、いつもありがとうございます。
数年前のある市民集会の二次会で、ある私立大学の教員をされておられる方と対面の席となり、その時にその方の大学での授業のありようがいかにすさまじく崩壊状況にあるかを詳細に伝え聞きました。まさに学級崩壊状況であり、授業や勉強どころの話ではない様子でした(私語、飲食、立ち歩き、叫び声、教員無視、スマホかちゃかちゃ、など)。そしてそういう状態であっても、その大学の経営当局は、生徒と大学の間でもめ事が起きると父兄が黙っていないなどの理由で、教員には、とにかく事なかれでやってくれと指示しているようなのです。それでいて学生には教員の「評価」までさせているといいます。話を聞いていて、私なら1か月も持たないなと思った次第です。相手の方に、なぐさめや励ましの言葉一つ、かけて差し上げられない程、どうしようもないご様子でした。○○様の学校では、そこまでのひどさはない様子ですが、ご苦労のほどは、ご察し申し上げます。
今日の多くの大学の授業がどのような状態なのか、私にはよくわかりませんが、少し前に東京大学の吉見俊哉教授が岩波月刊誌『世界』にハーバード大学と東京大学での教育現場の天と地ほどの違いをレポートし(「トランプのアメリカに住む」だったと思います)、そのあと岩波新書を書いていたように思いました(下記サイト参照=この議論はだいぶ古いように思います)。
(関連)(別添PDFファイル)トランプのアメリカに住む(3):ハーバードで教える(イントロ部分)(吉見俊哉
『世界 2018.3』)
「yosimi_habado_sekai_183.pdf」をダウンロード
https://www.iwanami.co.jp/book/b352253.html
(関連)大学はもう死んでいる?- 東京大学・吉見俊哉教授 – academist Journal
https://academist-cf.com/journal/?p=8751
私の大学生時代のことを思い出してみた場合、大学における教育について、いくつか申し上げたいことがあります。文系学部と理系学部とでは、教育の具体的あり方がだいぶ違うように思いますが、幸いにしてというか、不幸にしてというか、不真面目にしてというか、私は文系と理系の両方を経験しましたので、それぞれについて若干のことをコメントできます。
まず、共通項としては、大学での勉強には基礎学力が必要なので、それを持っていない学生は大学には来るべきではないという点です。今日の大学は、入学試験の科目を絞りすぎていて、レベルの高くない私立大学などでは、課目によっては中学校レベルの学力さえない学生が大学に入学してくるという状態のようです。これでは大学は大学でなくなります。私は、大学入試を二段階に分けて、私立大学を含む全ての大学について「共通」の「大学受験資格試験」のようなものを設け、基礎学力の確認をするという仕組みを作っておくべきだと思います。科目は、英数国社理の5科目で、社会(地理・世界史・日本史・政治経済)と理科(物理・化学・生物)はそれぞれ2科目、国語は現代国語のみとし、古典・漢文は対象外とする、といった感じです。この「受験資格試験」は一度パスすれば10年間くらいは有効だということにしておけば、学生の負担も大きくならないでしょう。(フランスのバカロレアのようなもの)
私の時代の大学入試試験は、学力を試す・推し量る試験というよりは、多数受験してくる人間を、ひねくれた出題試験問題で振り落とすための「いやがらせ試験」のような傾向があり、従ってまた、その試験に合格するための受験勉強も、大学に入ってしまえばほとんど役に立たないという代物で、若い貴重な時期をつまらない受験勉強に張り付けられてしまう苦痛で、当時から日本の教育体制に対して反感がありました。少なくとも「共通大学受験資格試験」はそのようなものであっては困ります(二次試験とも言うべきそれぞれの大学が実施する入学試験は、大学がそれぞれの個性を生かした内容の試験を実施すればいい=但し「いやがらせ試験」「ひねくれ問題」のような出題はやめてほしい)。つまり入学試験の内容について、試験問題について、磨きをかけることも大事だということです。ポイントは、大学に入ってくる学生の基礎学力の確認です。「共通大学受験資格試験」に関する限り出題は難しくする必要はありません。
それから、共通項としては、大学生向けの福利厚生が貧弱で、かつ、教室や大学施設など大学全体が大学紛争の影響で「学生シャットアウト型」になっており、まるで学生を養鶏場のニワトリ扱いをしているような雰囲気の施設状況・運営状態だったことを記憶します。授業時間以外は学生が集ったり友好を温めたりする機会も場所も施設もなく(わずかにサークル活動がある程度)、あこがれて入った大学のあまりのお粗末さと冷たさ加減に、すっかりいやになってしまい、大学に行かなくなって、やがて大学を変わることにもなりました。しかし、変わった先の大学もまた、似たり寄ったりで、日本の大学というところはダメだな、と思い知らされた大昔を思い出します。
「共通大学受験資格試験」などを制度化すると、今日では経営が成り立たない私学や、学生が激減する大学が出るかもしれません。それでいいではないですか。経営が成り立たない私学は閉校、学生が激減した大学は他大学と合併でもして、そして少数精鋭の大学教育をやればいい。そのために、大学の運営経費や学生の学資支援、福利厚生施設拡充や大学の居心地をよくするための「仕組み・施設」づくりに、もっと公的支援の予算を割けばいいのです。そのかわりに、オスプレイやF35やイージスアショアやミサイル防衛は、アメリカから買うのをやめる。そして、中国その他のアジア諸国から、しっかりとしたサポート付きで留学生をどんどん受け入れ、日本をアジア諸国の友人として、応援者として、協力者として、認識してもらうようにすればいいでしょう。その方がよほど国の安全保障につながるというものです。今は目先のカネを惜しみ、バカ企業経営者に留学生・研修生を低賃金・劣悪労働条件で雇わせ、ほとんどの若い外国人に日本に対する反感を持たせて帰国させている状態です。こんな事を続けていたら、いずれ日本は外国から袋叩きにあう羽目になるでしょう。ゴロツキ自民党丸出しの外国人政策です(さっさと外国人研修制度を廃止しろよ、自民党のボケども!)。
次に、理系学部の場合ですが、私が経験をした国立大学の理系授業は実に不親切でひどいものでした。はっきり言って、教えるつもりなどありません、理解させようとも思いません、という態度で、授業内容もひどければ、授業用に用意された教科書も記載が不親切で極めて分かりにくく、数ページ読んだらいやになってしまうものが大半でした。理系の学問は、いわゆる「積み上げ型」なので、入り口や最初の段階で躓いて理解できないと、そのあともずっと訳が分からなくなります。しかし、それをしっかりとフォローして、いわゆる落ちこぼれや理解不足者をできるだけなくしていこうとするような試みは、私のいた大学では皆無でした。
単位をとれるかどうかは、学生がその科目について理解できているかどうかではなく、その授業を担当する教員が「オニかホトケか」で決まるような状態で、これまた、こんな大学にいても、私が期待した理系学部の専門に関する知識も理解も得られないなと確信をした次第です(理系学部おさらばの決定的理由)。蛇足で申し上げておけば、受験勉強時代に手にしていた数学や物理・化学の市販参考書の方が、よほど大学に入ってからの不親切でわかりにくい教科書・参考書やお粗末授業よりも、ずっとずっと役に立ったという記憶が残っています。日本の理系大学は国立大学でも、学生教育を徹底して手抜きしている、というのが私の持っている理系大学の教育に対する印象です。
まあ、私のような人生一貫しての落ちこぼれにとってはいい経験をさせてもらったということでしょうか。こうした理系学部大学の私の経験は、ひょっとして、今も引き継がれているのではないかと思います。そして、何よりも日本の理系大学は、日本の製造業などの大企業へ向けて大量の技術者や労働力を供給していく養成機関として機能していたのであり、およそ学問の府などとは言えたものではなかったのではないかと思います。優秀な人間は自分で優秀さを磨いて、それぞれでやっていく、大学は4~6年間の「通過点」にすぎない、ということなのでしょう。こうした文化の中で私は真の学問や勉強といったものが花咲く・育つとはとても考えられません。今日の日本の理系大学学部が、ことごとく御用化して似非科学の蜘蛛の巣城になり果ててしまっているのは、私は若いころの経験から故なしと思わないのです。
一方の文系ですが、こちらも理系と似たり寄ったりの状況でした。ほとんどの授業がひどいのは共通していて、文系ですから理系のような「積み上げ理解」という困難さはありませんが、しかし、1年を通して行われる授業の表題が、その期待される内容を伴わない事例は山のようにあり、しかも私が通学した経済学部は、最も肝心な現代経済の諸問題について、ほとんど何も教えない、講義しない、というお粗末さでした。事例を挙げておきましょう。「アメリカ経済論」=17世紀の独立前のアメリカ大陸の様子を延々と講義、話に出てくるのはインデアンの種族たち、「農業経済論」=マルクスの資本論第3巻の生産価格論から始めて地代論まで、延々と資本論解説の授業をしている、現代日本や現代世界の農業の話はいつまでたってもなされない、「経済史」=19世紀イギリスの経済史、「経済学史]=Aスミス、リカード、マルクスと続くマル経の18番、しかし、ケインズ経済学や現代マルクス学派など現代経済学についての話は皆無、「ソビエト経済論」=ソ連共産党への批判的観点希薄で緊張感なし・・・・・
結局、転学して入学した国立大学の経済学部での授業で興味深かったのは、一部の例外授業を除きゼミナールだけでした。しかし、そのゼミナールも、私が期待をしていたゼミの教授が肝心の3年生から4年生になるまでの1年間ばかりの間、イギリスに留学してしまったため受講できないままで、文系の大学にもまた、私の淡い、甘い、世間知らずの期待は裏切られることになりました。経済学部を出たけれど、現代経済のことについてはとんと無知、こんな学生が私も含めてこの国立大学の経済学部を4年間過ごして卒業していきました。あるとき、私は国際経済・金融論を教える教授の研究室に質問に行き「国際収支表」の見方を教えてほしい、いい参考書があれば教えてほしいというお願いをした記憶があります。その時その教授が言い放った言葉が今でも脳裏に残っています
⇒「そうだね、私も一度、国際収支表の見方について、きちんと勉強したいと思っていたのだがね・・・・・・」。
私は上記でご紹介したサイトで吉見俊哉教授が言うように「文系学部も役に立つ」というためには、○○様がご自身のゼミで「入管難民法」をテーマに取り上げた際に、学生が興味を持って取り組んだ、とおっしゃるように、やはり、現代社会・経済・政治などの問題に直結する、あるいは強く関連する諸問題を取り上げ、それについて考え研究し調査するという営みの中で、古典や歴史なども併せて教えていくという方法をとらないといけないのではないかと思います。その点で、少なくとも私の時代の文系学部や経済学部は、まさに「訓詁学」に毛の生えたようなことをだらだらとやっていただけで、何の付加価値もつかない、問題意識も、研究調査の仕方やや方法論さえもみいだせない、つまらない「学問儀式」の場であったように思います。それが今日の大学でどこまで転換できたでしょうか。吉見俊哉教授が岩波月刊誌『世界』論文で紹介をしてくれたハーバード大学における授業風景は実に羨ましいものでしたが、今日の日本ではとてもとても、という状態なのだそうです。つまり今も昔も変わっていない、ということでしょうか? 東京大学を筆頭に、日本の文系は、これまた理系と同じように、優秀な官僚や会社経営者・サラリーマンを送り出す、別の意味での養成機関のままだ、ということなのでしょう。
今日の大学は、研究機関としては完璧に腐っています。しかし他方では、もう一つの使命である教育機関としては、ずっとずっと以前より、私が大学にいた50年近く前よりも以前から、まったくもって教育機関の体をなさない「教育という名の儀式」の場にすぎないということではないかと思われます。日本の大学は今こそ解体されるべきです。
6.日刊ゲンダイより
(1)【安倍晋三】新年早々ウソ連発 安倍首相の年頭会見をファクトチェック|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244888
(2)しれっと「出国税」徴収開始 国籍問わず2歳以上は1000円|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244936
(3)セクハラ懲戒の人物を顧問に 茨城県の“言い訳”と医師事情|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244893
(4)まずは小麦粉が…2019年春の値上げラッシュが家計を直撃|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/244792
(5)低賃金で単純労働 外国人労働者大量来日シミュレーション|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244608
(6)波乱の幕開け、激震の予兆 とんでもない2019年が始まった|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244790
(7)平成が終わり「平和国家」という日本の金看板は死語となる|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244609
●平成の終焉がもたらす大激動|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3512
7.その他
(1)高プロ、対象者・運用決定 年収は1075万円以上・金融商品開発など5業務:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13828840.html?ref=nmail_20181227mo
⇒ 自民党政権を転換しないままにしておけば、10年もしたら上記の1075万円は175万円になり、対象業種は一部の例外を除いて全部、ということになっているでしょう。「ゆでがえる方式」でしっかりとゆでてもらいますか、それとも冷水を頭にぶっかけて目を覚ましますか、の選択だということです(田中一郎)。
(2)投資の神様が警告「10月消費増税後の日本で起きる危険なこと」週刊現代:現代ビジネス 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59215
(3)東京新聞-幼保無償化 6割超「反対」保育士・幼稚園教諭「利用増え質低下」社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018122402000115.html
(4)カジノ「街がつぶれる」 横浜港の有力団体が反対(テレ朝NEWS)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000144544.html
(5)古賀茂明「アベノミクス終焉 野党は『天使の成長戦略』示せ」AERA dot.
https://dot.asahi.com/dot/2019010600010.html
(一般論で聞いているうちはもっともらしいのだけれど、「「結の党」(江田憲司代表)が14年9月に解散した時、日本には真の改革政党が無くなったというのが私の見立てだ」などと書かれてしまうと、はてな、言いたいことは「結の党」(江田憲司代表)のようにせよ、ということなのか!? そんなことなら賛成できないな、と思ってしまう・:田中一郎)
草々