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2018年12月 4日 (火)

「道徳」の教育が必要な人たちが進める「危ない道徳教育」=子どもたちをおかしな価値観で染め上げ、現代ファシズム・翼賛国家を「下から築く」ための「いつか来た道」=気を付けよう、暗い夜道と、道徳教育

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.イベント情報

(1)(12.5)大間原発建設差し止め裁判 第18回口頭弁論(東京地裁)& 報告集会(参議院議員会館)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1542856605880staff01

(2)(12.6)公開勉強会「ゲノム編集技術の現状と生命倫理の問題を考える」(東京・千代田区)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1538480723108staff01

(3)(12.13)オルタナティブな日本をめざして(第20回):「アベ自民党政治と丸山真男政治理論:「戦後民主主義」を再考する」(浅井基文さん)(新ちょぼゼミ) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/20-4f1c.html

(4)(12.16)「荒れる気候の時代に 命を守る水害対策を考える」東京・水道橋 - 八ッ場(やんば)あしたの会

 https://yamba-net.org/44216/

(5)(12.17)日本の水道が売り飛ばされる!? DVD(映画)上映会「最後の一滴まで:ヨーロッパの隠された水戦争」 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-c574.html

 

2.キャンペーン

(1)キャンペーン · 衆議院議長様 参議院議長様 内閣総理大臣様 農林水産大臣様 環境大臣様  全国市長会会長様 全国町村会会長様- スギ・ヒノキの放置人工林を、森林環境税をつかって、天然林に再生してください · Change.org

 http://urx3.nu/O9l2

(2)麻生財務大臣の辞任を求める署名

 http://urx3.nu/O9lc

 

3.19年参院選:立憲・国民が連合と政策協定締結 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20181201/k00/00m/010/162000c?fm=mnm

 

(この件をどう見るか!? 私は(政策協定を結ぶ相手の)「順番が違う」と思っています。特に立憲民主党は、まず真っ先に「市民連合」(代表して東京)や協力してくれる野党や会派と、もっと中身のあるしっかりとした政策協定・政権構想を合意・締結し、その後で「連合」などの労働団体その他の団体と必要に応じて政策協定を結んでいくのが「党の方針」に沿うやり方ではないか。「草の根」で市民とともに、の「初心」はどうしたのか!? ビール箱の上に立つ演説だけでは「草の根」とは言えないのだ。2019年政治決戦の「総大将」である立憲民主党には、多数派工作も含めて、もっとしっかりしてもらわないといけない。「必ず勝利する」という迫力を私たち有権者・市民に感じさせよ! :田中一郎)

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今年4月より小学校で、来年4月からは中学校で、「危ない道徳教育」が始まります。ご承知の通り、学校での「道徳教育」に熱心なのは安倍政権とそのエリマキトカゲたち。第4次安倍改造内閣の面々をご覧いただいてもお分かりの通り、麻生太郎や片山さつきらを筆頭に、日本国中で最も「道徳」の教育が必要なのは、学校での「道徳教育」を推し進めている政治家たち=自民党や日本維新などの政治家たちではありませんか。その「道徳」や「倫理」といったものから極めて縁遠い人間たちが、今現在、学校での「道徳教育」を、有識者や有権者・国民、児童父兄らの多くの疑問や反対を押し切って推し進めているというから笑止千万と言わざるを得ません。

 

かような「似非教育」が子どもたちにいい影響を及ぼすはずがありません。下記にご紹介する若干の文献にもありますように、特定党派や片寄ったものの見方をしている、時代遅れの人間たちの価値観が押し付けられたり、支配権力を握る一部の人間集団への忠誠心を幼い時から植え付けることにより、将来にわたって支配権力に異議を申し立てたり逆らったりする人が出てくることを未然に防止する、そうした隠された政治的意図がミエミエです。かつて大日本帝国の時代には、子どもたちに対して「皇民化教育」が「修身」という科目を通じて行われ、帝国の頂点に立つ天皇への絶対的忠誠と、命までもを投げ出す自己犠牲が強制されておりました。その象徴的シンボルが「教育勅語」です。「戦前の日本を取り戻したい」安倍一派や、それにタカリ、それを忖度する人たちは、こうした「危険極まる皇民化修身教育」を現代風にアレンジして再現したいということなのでしょう。時代錯誤も甚だしいのですが、しかし、ことはそれだけにとどまりません。

 

下記にご紹介する岩波月刊誌『世界』(2018.11)に掲載された児美川孝一郎氏の「学校の「道徳化」とは何か」という論文は、私たち一般市民にとっても必読・必見の重要な内容です。論文の副題は「新学習指導要領に見る生き方コントロールの未来形」となっています。ごく簡単にこの論文の主旨を申し上げますと、単に「道徳」が「特別の教科」とされるだけでなく、学校教育全体が「道徳教育化」していく中で、一つには「規範の内面化」、もう一つには「教育課程の<生き方教育>化」によって、真綿で首を締めるようにしながら、子どもたちを「期待される人間像」へと導いていく・人格形成していく、そうした支配権力側の「危なくも恐ろしい」思惑が実践され始めている、というものです。

 

これは簡単に言えば、現代におけるファシズム・インキュベーターとしての「教育」であり、また、近未来の翼賛体制国家における「国民から臣民へ」の道を歩ませる、恐るべき「人間改造」の試みではないでしょうか。更に言えば、その中から支配権力に対してだけ忠実な「親衛隊」「突撃隊」を構成するような人間たちを大量に生み出していく「土壌」「胎盤」にせんとする動きではないかと思われます。かつて小泉純一郎政権の時代に「心のノート」という、薄気味悪い鳥肌が立つような内容の副読本が全国の学校に配られて問題となりましたが、それと瓜二つのような「現代版:猫なで声の訓導教育」が、今まさに「道徳教育」の名を借りて行われようとしています。

 

まことに恐ろしい話であり、やっていることは、かつてのルーマニアの独裁者・チャウセスク大統領(1989年のルーマニア革命で処刑された独裁者)による「子ども親衛隊」育成と大差ありません(下記「セクリターテ」参照)。支配権力を握る一部の人間たちが、自分たちの手となり足となり、また(使い捨ての)道具となって使える人間たちを「養殖」していく思想的洗脳教育として、「道徳という特別な科目」がスタートしているのです。私の予想では、この「道徳教育」という「教育の訓導化」もまた「小さく生んで大きく育てる」方式で今後も取り組まれていくと思われますから、このまま行けば何十年かののちには、この「道徳教育」なるものが非常にグロテスクな形に化けている可能性は大いにありうると思っておいた方がいいでしょう。しかし、そうはさせてはならないのです。

 

(関連)「心のノート」を考える-三宅晶子/〔著〕(岩波ブックレット)

 http://urx3.nu/O96F

(関連)復活する「心のノート」へのみんなの食いつきがスゴい - NAVER まとめ

 https://matome.naver.jp/odai/2135775873443607201

 

(関連)セクリターテ - Wikipedia(ルーマニア・チャウセスク大統領)

 http://urx3.nu/O97t

 

そもそも、第一次安倍政権の時代の2006年に、日本国憲法と表裏一体の関係にあった旧教育基本法が改悪され、新教育基本法には、愛国心などが国家権力によって強制されるような条文が導入されています。支配権力側から学校教育を通じて押し付けられる「愛国心」などというものは、「国を愛する心」と言いつつも、その実体は「その国を支配する秩序への愛の心」であり、従ってまた、「その秩序を創り出す支配者・支配階級への愛の心」であらねばならぬことを意味しており、それが教育という権力行使により、陰に陽に押し付けられるということを意味しています。まさに大日本帝国時代を思い出せ、ということです。

 

また、第二に安倍政権成立以降の「教育の反動化」の動きは、「日本会議」らの似非右翼たちが暗躍するなかで、疑問や批判に対して馬耳東風の中で怒涛の如く一気に進められてきた様子が、下記の日刊ゲンダイのシリーズ記事の中に詳しく説明されています。こうした一連の動きに対して、もはや無関心でいることは許されません。教育に詳しくなかった私もまた、心を入替て、今後は教育政策に対して、また教育現場に対して、高い関心と注意とを払い、そして警戒を強めなければいけないと思い始めています。

 

私たちは、第二次安部政権成立後、特定秘密保護法をはじめ、集団的自衛権行使容認や自衛隊の恒常的海外派兵などを可能にする憲法違反の戦争法制、更には、戦争に反対をし支配権力に逆らう者たちを弾圧・ねじ伏せるための強制手段(あるいはその前段で委縮させてしまうための恐喝手段)として制定された「共謀罪法」や「改悪盗聴法」などに反対を強めてきました。しかし、こうした運動の中に、もう一つ「教育という名の人間改造」法制についても強い関心と反対の動きを入れて取り組んでいく必要があります。

 

これら一連の動きはすべて根っこが同じで、権力を握る一部の人間たちが、有権者・国民の上に君臨し、有権者・国民を有効かつ効率的・効果的・半永久的に支配し、有権者・国民が反対・反抗することなく支配権力の指示に自発的に従い、自らの権利を自発的に放棄して自己犠牲をもいとわない、そういう「支配権力にとって居心地の良い」「美しい日本」を創らんとする動きに他ならないからです。いわば「現代ファシズム・インキュベーター」「現代版翼賛国家建設」としての前座的策動と言えるでしょう。

 

およそ、国家権力などの巨大な支配権力が、猫なで声で私たちの内面に入り込み、価値観や倫理・道徳などの体裁をとりながら「ささやき」を繰り返してくる時こそ要注意です。彼らは、その「甘いささやき」の背後において「赤い舌」を出しながら、「早くオレたちの言うことを「素直」に聞くようになれよ」とつぶやいているからです。今日の支配権力が決して私たち有権者・国民のことを第一に考えていないことは、たとえば福島第1原発事故の後に、被害を受けられた方々に対して日本政府がどういうことをしたのかを見れば一目瞭然でしょう。日本の戦後の支配権力者たちの正体を示す事例は「山のように」あります。

 

(参考)故丸山真男氏より

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現代デモクラシー(マス・デモクラシー)のパラドックス:

「われわれは古典的な近代国家におけるように私的内面的なものと公的外部的なものとを劃然と分離しうる時代には既に生きていないという現実から眼を蔽ってはならない。…従って今日は内面性に依拠する立場自体が、好ましからざる政治的組織化に対抗して自主性を守り抜くがためには必然的にまた自己を政治的に組織化しなければならぬというパラドックスに当面している。」(「人間と政治」1948.2.)

 

●(12.13)オルタナティブな日本をめざして(第20回):「アベ自民党政治と丸山真男政治理論:「戦後民主主義」を再考する」(浅井基文さん)(新ちょぼゼミ) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/20-4f1c.html

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「気を付けよう、暗い夜道と、道徳教育」、みなさま、これを私たちの「座右の銘」といたしましょう。悲しいながら、現代日本は「そういう時代」に陥ってしまったということです。

 

●(必読)安倍政権が推進 アブない道徳教育|寺脇研|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3470/441

 

(1)大人も答えられない「正しいあいさつ」を小2に押しつけ|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241995

(2)ツルを伸ばしたカボチャがトラックにひかれる“因果応報”|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242045

(3)犠牲精神を何より求める「星野君の二塁打」のトンチンカン|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242132

(4)わずか6週間…第2次安倍政権で急加速した「道徳の教科化」|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242202

(5)下村元文科相が猛進に利用した大津中2男子自殺事件|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242439

(6)97年発足から…背後でうごめく教育勅語を礼賛「日本会議」|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242492

(7)議論は棚上げ…号令一下、拙速に作成された横並び教科書|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242576

(8)テレビの格好のネタに…教科書作成が拙速に進められたワケ|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242659

(9)「下町ボブスレー」は誤報に…突貫作業が招いた皮肉な顛末|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242760

(10)押し付けのイメージが強い「道徳」を捨て「公共」に統一を|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242877

 

(さる11/26、弁護士会館で開催されました講演会で(元文部科学省事務次官)前川喜平さんは、教育指導要領と教育基本法などにより法制化でがんじがらめにされている現在の日本の学校教育現場であっても、この「特別の教科」としての「道徳」の授業においては、まだまだ現場教師による創意工夫で、(「危ない道徳教育」を推し進める「道徳」の教育が必要な人たちの)悪しき意図を退ける「実践教育」が可能です、とお話されていました。私も前川さんのお話をお聞きして強くそう思いました。

 

「危機の時代」にあって、学校教育現場における教員の姿勢や資質が強く問われていると言えるでしょう。ぜひ教員の方々には不退転の決意で頑張っていただきたいと思いますし、私たち一般の有権者・国民は、こうした努力をされている教員の方々を応援して支えるとともに、一刻も早く「「道徳」の教育が必要な人たち」で構成されているアベ政権や自民党政治を終わらせる努力をいたしましょう。そして政権交代により「教育の正常化」を図らなければいけないと思います。:田中一郎)

 

 <別添PDFファイル>

(1)(必読必見)学校の「道徳化」とは何か(イントロ部分)(児美川孝一郎『世界 2018.11』)

「gakkounodoutokuka_komikawa_sekai_201811.pdf」をダウンロード
 https://www.iwanami.co.jp/book/b378103.html

(2)「特別な教科」道徳の深刻な矛盾、徳目主義へ進む教科書と教師用指導書(イントロ部分)(高橋陽一『世界 2018.11』)

「doutokukyoukanomujun_takahasi_sekai_201811.pdf」をダウンロード
 https://www.iwanami.co.jp/book/b378103.html

(3)中学道徳教科書を読み解く、「道徳はイヤな時間になります」(椛谷陽子『週刊金曜日 2018.11.16』)

 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002691.php

(4)道徳で始まる心の支配(平館英明『週刊金曜日 2018.11.16』)

 http://www.labornetjp.org/news/2018/1542325031026staff01

(5)文科相「普遍性」撤回せず、首相側近も容認論、教育勅語 こだわり なぜ(東京 2018.11.5)

「monkadaijin_kyoikutyokugo_tekkaisezu_tokyo.pdf」をダウンロード

 

 <その他関連サイト>

(1)なるほど!さが法律相談 「憲法改正」と教育のあり方 (佐賀新聞LiVE)

 https://web.smartnews.com/articles/fqf399wuwVX

(2)今週の一言:「特別の教科 道徳」の実施から見えてきた問題点(池田賢市さん(中央大学教授):2018.11.26)

 http://www.jicl.jp/hitokoto/index.html

(3)女性活躍より“やる気のないBoys”問題 前川喜平が危惧 (1-2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

 https://dot.asahi.com/wa/2018112800015.html?page=1

(4)「道徳」が必要なのは小学生より中高年だ プレジデントオンライン

 https://president.jp/articles/-/26399

 

 <参考:文部省版>

(1)文部省 あたらしい憲法のはなし

 http://urx3.nu/O9jd

 https://www.aozora.gr.jp/cards/001128/files/43037_15804.html

(2)民主主義-文部省/著(角川ソフィア文庫)

 http://urx3.nu/O9iC

(3)(悪法)新しい教育基本法について(詳細版)(パンフレット)

 http://urx3.nu/O9iQ

草々

 

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