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2018年12月24日 (月)

日米安保体制=日米密約同盟の隠された正体が一段と明らかに=(必見必読)『知ってはいけない 2』(矢部宏治著:講談社現代新書)

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.イベント情報

(1)(別添PDFファイル)(チラシ)(2019.1.17)「防衛費=軍事費」の際限なき拡大、米軍と自衛隊の一体化の危険性(吉沢弘志さん)(たんぽぽ舎・水道橋)

「tirasi117_gunji_ntibeiittaika.pdf」をダウンロード

(2)(別添PDFファイル)(チラシ)(2019.2.6)福島原発被害東京訴訟 第2陣第3回公判(東京地裁)

「tirasi_26_fukusimagenpatusongaisosyou_3_kouhan.pdf」をダウンロード
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1542856500696staff01

 

2.寺井尚子 - キサス・キサス・キサス - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=XLx_-uEK4FU

 

(関連)キサス・キサス・キサス - Wikipedia

 http://u0u1.net/OKES

 

(私は音楽はとんとダメなのですが、こうしたキューバ音楽があることは広瀬隆さんの下記の著書から教わりました。下記の新書ですが、キューバというと「ソ連の手先」などといったワンパターンの反応が返ってきそうですが、しかし、この本は、そうした観点とは異なるアングルから書かれています。キサス・キサス・キサスの軽快なリズムを楽しみながら、みなさまもご一読なさってはいかがでしょうか:田中一郎)

 

●(お勧め)カストロとゲバラ-広瀬隆/著(インターナショナル新書)

 http://u0u1.net/OKEZ

 

(関連)(再掲・増補)カストロとゲバラ(広瀬隆氏著):キューバ革命の歴史を見る場合の最大のポイントは、彼ら革命の担い手たちが直面した最大の障害・妨害・困難とは何であったかということである いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/post-16f9.html

 

3.18年版「ブラック企業大賞」発表 大賞は三菱電機 長時間労働が常態化、過労自殺が2件発生- 記事詳細|Infoseekニュース

 https://news.infoseek.co.jp/article/itmedia_bizmakoto_20181223026/

 

(関連)財務省がセクハラ理由で「ブラック企業大賞2018」候補に 週刊金曜日オンライン

 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2018/12/21/antena-391/

 

(「明治150年=三菱のロクでもない150年」です。これが理解できない人は、まず日本の近現代史の勉強から始めて下さい:田中一郎)

 

4.キャンペーン · 土砂災害が日本中で起きているのに。 絶対にいらない!長野県 霧ヶ峰高原の下 大自然の中に超大規模ソーラー発電所! · Change.org

 http://u0u1.net/OKFl

 

(関連)再生可能エネルギーの持続可能性に関するFoE Japanの見解 | FoE Japan

 http://www.foejapan.org/energy/library/180413.html

 

(経済産業省や原子力ムラ・電力会社たちの「ベースロード極悪電源」政策もよろしくないけれど、他方で、今日の日本の再生可能エネルギー推進の在り方もまた、よろしくない。この国の人間たちは、何事につけても物事をきちんとし、あるいは、きちんとさせるということができない人種なのか!? 原発や巨大石炭火力を、森林や農地を荒らしまわる太陽光や風力、あるいは巨大ダムによる水力発電に転換して、何の意味があるのか。少し頭を冷やした方がいいのではないか。:田中一郎)

 

5.沖縄・辺野古

(1)【報ステ】辺野古土砂投入へ・・・想定外の軟弱地盤とは(181213)

 https://www.youtube.com/watch?v=NDwmgew1FmI

(2)米トランプに「辺野古工事中止を」 嘆願署名が10万筆超え|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244049

(3)辺野古の土砂投入、中止署名10万人達成。ローラさんも呼びかけ「沖縄をまもろう!」 - ハフポスト

 https://www.huffingtonpost.jp/2018/12/17/rola-henoko_a_23621024/

(4)辺野古作業停止求め、玉城知事が署名 ウェブ請願、米政府が回答へ - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20181219/k00/00m/010/128000c?fm=mnm

(5)辺野古訴訟で沖縄県上告 工事差し止め却下不服 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20181219/k00/00m/040/138000c?fm=mnm

(6)辺野古土砂投入…沖縄は人でなし首相と縁を切った方がいい|斎藤貴男 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243969

(7)辺野古土砂投入の夜に宴会…沖縄防衛局職員が酒気帯び逮捕|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/244051

(8)日刊IWJガイド「辺野古基地反対運動は全国・全世界に広がる!- 署名開始から10日で目標の10万筆を超える!2018.12.19日号~No.2288号~(2018.12.19 800分) - What's New お知らせ

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/38154

 

●ホワイトハウス請願『県民投票の結果が出るまで辺野古の埋立を止めてください』にご協力を !  ~ 私たちの声をホワイトハウスに - やんばる日記

 http://u0u1.net/OKFy

 

6.その他

(1)首相の支持基盤、揺れる神社界 総長反発「改憲潰しだ」:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/ASLCY52X9LCYULZU00P.html?ref=nmail

(2)大規模デモで政府に直接訴えるフランスとおとなしい日本|孫崎享 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243755

(3)米、政府閉鎖 長期化も 予算協議、「国境の壁」平行線 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20181223/k00/00m/030/150000c?fm=mnm

(4)中山恭子氏、離党日に2億円移転(共同通信) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181201-00000099-kyodonews-pol

 

(「政党助成法は党や党支部が解散した場合は交付金を国に返還するよう定めている」(上記記事より)。「日本のこころ」よりもカネの方が大事ということですか? :田中一郎)

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矢部宏治さんが新著をお出しになりました。今回も必読必見の内容になっております。日米安保体制=日米密約同盟の隠された正体が一段と明らかになったと言えるでしょう。本書を読んでの私の結論だけを端的に申し上げれば、今日の日本の見苦しいまでの「対米隷属事態」を生み出したのは、吉田茂や岸信介から始まる自民党人脈のボス政治家どもが、害(外)務省さえも無視して場当たり的な「密約」をアメリカとの間で繰り返し、その記録さえも個人的判断で破棄したり残さなかったりしてきたという、あまりに「外交・安全保障お粗末事態」を繰り返してきたところに原因があります(矢部宏治氏は、ことあるごとに寝耳に水のような話がアメリカ側から持ち込まれて四苦八苦している害(外)務省の幹部官僚たちに、むしろ同情する、とまで書いています)。

 

吉田茂や岸信介の時代であれば、冷戦状態真っ盛りの時代であったため、軍事や安保をアメリカにゆだねつつ、日本はアメリカが導入した日本国憲法第9条を盾にとって、アメリカからの軍事要請を避けて回る(矢部宏治氏はこれを「軍事主権の放棄」と言っています)、その一方で、エコノミック・アニマル稼業に全力投球し驚異的な経済成長をなし遂げるという「処世術」もまた、一定の合理性はあったと言えるかもしれません。しかし、1990年前後にソ連・東欧諸国の共産主義体制が崩壊し、冷戦時代はとうの昔の話となっているにもかかわらず、日本の対米隷属は、それ以降も、どんどんひどくなる一方であり、更にこれに、圧倒的多数の有権者・国民の外交や安全保障に対する思考停止状態(もはや生活習慣病)と政治的シニシズムが覆いかぶさっているのです。

 

矢部宏治さんの今回の新著は、この日本の軍事的対米隷属の構造的病理を、アメリカで公表された公文書などの具体的歴史的事実に依拠しながら、ビジブルにわかりやすく抉り出しており、前書『知ってはいけない 1』よりもさらに一段と深く広く掘り下げられた現状分析の著書となっています。この新書を見ないで読まないで、もはや日本の安全保障や東アジアの軍事情勢、あるいは日米関係などについて議論することは許されないでしょう。依然として「攻めて来たらどうする」式の「小学生の喧嘩」談議レベルの議論が尽きることのない今日において、その閉塞を打ち破るには、今回の矢部宏治さんの著書は画期的な内容になっています。

 

(関連)安全保障や軍事の議論をするときは、一般論抽象論ではなく、日米安保(日米密約同盟)や自衛隊(在日米軍と一体化した攻撃型軍隊)の実際のあり様をよく確かめてから具体的な形でしないと無意味 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-6e92.html

 

アベ自民党による日本国憲法「壊憲」の策動がうごめく現下情勢下において、日本と在日米軍との関係の実際のあり様や、専守防衛と言われてきた自衛隊の、まさに日本国憲法違反そのものの、今日の実態の認識なくして、どうしてまともな安全保障論議や東アジアにおける平和問題へのアプローチができるでしょうか。みなさまには、是非とも、ご精読を願いたい一冊です。

 

●(必見必読)『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』(矢部 宏治):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部

 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000318186

 http://u0u1.net/OKHu

 

(関連)知ってはいけない──隠された日本支配の構造|BOOK倶楽部特設サイト|講談社BOOK倶楽部

 http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/japan-taboo/

 

(こちらは「その1」の方です。まだお読みになっておられなければ、今回、上記「その2」と一緒に一気にお読みになることをお勧めいたします。:田中一郎)

 

 <別添PDFファイル>

(1)「知ってはいけない 2」各章イントロマンガ(抜粋)

「intoro_anime_sittehaikan_2.pdf」をダウンロード
(2)安保改定と岸信介,CIA(1)(矢部宏治『知ってはいけない
2』(講談社現代新書))

「anpokaitei_kisi_cia1_sittehaikan_2.pdf」をダウンロード
(3)安保改定と岸信介,CIA(2)(矢部宏治『知ってはいけない
2』(講談社現代新書))

「anpokaitei_kisi_cia2_sittehaikan_2.pdf」をダウンロード
(4)「書物が焼かれるところでは、やがて人間も焼かれるようになる」(矢部宏治『知ってはいけない
2』(講談社現代新書))

「syomotu_yakare_hitoyakare_yabe_sittehaikan_2.pdf」をダウンロード
(5)憲法9条・幣原発案説の否定(一部抜粋)(矢部宏治『知ってはいけない 2』(講談社現代新書))

「kenpou9jou_sideharasetu_hitei_sittehaikan_2.pdf」をダウンロード
(6)憲法九条は誰が発案したのか:幣原喜重郎と「平野文書」(イントロ部分)(笠原十九司『世界 2018.6』)

「sideharato_hiranobunsyo_sekai.pdf」をダウンロード

・・・・・・・・・・・・・・・・

(7)「自衛隊マンガ」から見えるもの、変化分析 沢藤弁護士に聞く(東京 2018.12.22

 https://ameblo.jp/tousekitetsu/entry-12427709598.html

(8)平成の安保・自衛隊(年表)(毎日 2018.12.21

 https://mainichi.jp/articles/20181221/ddm/010/040/024000c

 

(田中一郎コメント)

 上記のうち、(1)~(6)が、矢部宏治著『知ってはいけない 2』の一部抜粋によるご紹介です。特に(1)の4コマ漫画はすぐれものです。実にコンパクトに著作のエッセンスを現わしています。また、(5)と(6)はセットでご覧いただくといいと思います。私は、誰が日本国憲法第9条を発案したのか、ということよりも、その発案を、GHQか、あるいは幣原(総理)か、どちらがそれを現実の憲法にせんとして全力で取り組んだのか、の方が重要で、その観点から見た場合には、私は幣原ではありえない=GHQのマッカーサー他一部の人たちだったと思います。そのねらいは、日本を二度と凶暴な軍事国家として復活させないと同時に、(当時、極東委員会(NY)などで優勢であった戦争最高責任者の昭和天皇を処刑すべしという国際世論に抗して)、天皇個人と天皇制の存続により日本の占領統治をスムーズに行うことだったということです。それから(2)と(3)の「安保改定と岸信介,CIA」については、下記サイトもご参考にしていただければと思います。(腐ってます NHK)

 

(関連)いや〜、これは酷い! NEWS7 改憲へ向けNHK大本営プロパガンダが始まった!!赤かぶ

 http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/257.html

 

(関連)森友スクープの元記者激白「安倍官邸vs.NHK」に込めた覚悟|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244053

 

(NHK、しっかり腐って、虚偽放送、悪貨は良貨を駆逐する:時世駄作川柳 まさにNHK=日本ハッタリ協会)

 

 <関連サイト>

(1)「米の言い値」拡大続く 防衛費5年連続過去最大 19年度予算案 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20181221/k00/00m/020/249000c?fm=mnm

(2)航空宇宙展にミサイルや武装ヘリ 日本の防衛費5兆円超えの内情とは | 週刊金曜日オンライン

 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2018/12/18/antena-389/

(3)東京新聞-<税を追う>防衛費借金漬け鮮明 補正予算への付け替え拡大-社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201812/CK2018122202000119.html

(4)東京新聞-兵器ローン残高5兆3600億円 軍事一体化へ 米製品大量購入-政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201812/CK2018122202000127.html

(5)東京新聞-防衛費最大5兆2574億円 米兵器購入で7年連続増-政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201812/CK2018122102000284.html

(6)日本は米国の言い値で ポンコツ「F35105爆買いの愚|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244119

(7)米兵器“爆買い”防衛省 国内企業に支払い延期要請1104億円|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244116

草々

 

(追)米業界も強硬要求 日本の「物品協定」、米政府は「貿易協定」:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13807648.html?ref=nmail_20181212mo

 

(追ってご報告申し上げますが、こちらの対米隷属もあまりにひどい。嘘八百とゴマカシ、歪曲、隠蔽の「総合百貨店」状態です。何をやっとるのか、という「体たらく事態」です。戦後、我々の親の世代が営々と築き上げてきた経済成長の成果は、先般締結・発効したTPP協定と日欧EPA、それにこの日米FTAにより、完膚なきまでに米系多国籍巨大資本にはく奪されていくことになるでしょう。にもかかわらず、大学に生息する御用学者・ボンクラ経済学者やマスごみどもは、依然として市場原理主義アホダラ教にアタマがイカれたまま、こうした時代遅れのグローバリズムに日の丸の旗を振るバカさ加減です。かような「1%のための」国際経済協定は、一刻も早く退けて、私たちの生活・生存のための経済体制を構築していかなければなりません。まさに、私たちの生存のための闘いになってきました。(軍事・外交・安全保障論議よりも、場合によってはこちらの方がより重要です。こちらは私たちの日々の生活・生存の安全保障問題ですから。:田中一郎)

 

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