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2018年12月21日 (金)

本日(12/21)のいろいろ情報(1)直近政局(野党の動き)(2)富山が日本のスウェーデン? 井出英策再論(3)ETV特集「アイヌらしく 人間らしく」(4)通報者を保護しない公益通報者保護制度他

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.師走の歌:今年ももうこんな歌が流れる季節になりました

(1)https://www.youtube.com/watch?v=ONIzg3MSoIY

(2)https://www.youtube.com/watch?v=msNyYD6koBY

(3)https://www.youtube.com/watch?v=Qo5xVsFQhG4

(4)https://www.youtube.com/watch?v=cknuQVvF05o

(5)https://www.youtube.com/watch?v=AwiQ5vCmgNs

 

2.イベント情報(年内)

(1)(12.22)シンポジウム「自衛隊の現状と9条改正」半田滋氏、石川健治氏、天木直人氏、伊藤真氏、西田美樹氏(東京・弁護士会館)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1544771800621matuzawa

(2)(12.23)除染土はどこへ?~ 環境省の除染土の再利用・埋め立て処分方針を問う|FoE Japan

 http://www.foejapan.org/energy/fukushima/181223.html

(3)(12.24)「終焉に向かう原子力」講演会(19)小出裕章氏「原発をやめられない最後の理由、核武装」(文京区民センター)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1539224920356staff01

(4)(12.26)東電刑事裁判 第35回公判期日(東京地裁)& 並行集会〔講演:おしどりマコ・ケンさん「東電取材から、みえてきたもの」()〕(参議院議員会館)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1544874596110matuzawa

(5)(12.27)東電刑事裁判 第36回公判期日(東京地裁)& 報告集会(参議院議員会館)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1544874761608matuzawa

 

(関連)【ファクトシート】除染土の再利用/埋め立て処分 福島県二本松・飯舘村長泥地区、栃木県那須町|FoE Japan

 http://www.foejapan.org/energy/fukushima/181012.html

 

3.『トリチウムの健康被害について』(西尾正道 2018.12.11

 http://www.com-info.org/medical.php?ima_20181211_nishio

 

4.キャンペーン

(1)キャンペーン · 厚生労働大臣 根本匠様- ゲノム編集作物に食品表示を! 安全性審査を! 栽培規制を! · Change.org

 http://u0u0.net/OHZK

(2)キャンペーンについてのお知らせ · ゲノム編集食品が表示なしで流通!?政府に規制を求めよう! · Change.org

 http://u0u0.net/OHZT

 

(関連)(報告)(10.17)食の安全とゲノム編集の規制を求める緊急院内集会(川田龍平参議院議員主催) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-9cd0.html

 

(関連)「遺伝子いじり」無政府状態を許していいのか!? 環境省が「ゲノム編集」生物の環境影響規制を「名ばかり規制」にするパブコメを開始=このままでは近未来に修復不可能な深刻極まるバイオハザードが起きてしまう危険性大 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-50c7.html

 

(ノックアウト型のゲノム編集(遺伝子組換えの一種)をアメリカに合わせて「自由化」(ノーチェック=安全審査・環境影響審査なし)して、表示もしないで売り出そうとしているようです。おそらく日本での栽培・生産第1号は「飼料米」になりそうな情勢です。こんなものを許せば、日本列島の遺伝子汚染が深刻化し、取り返しがつかないことになります。生物は放射能と違い、生殖・増殖することを忘れてはいけません。:田中一郎)

 

5.第7回ブラック企業大賞2018(投票サイト)

 https://questant.jp/q/HDAU1JXC#end

 

6.報道写真誌「デイズ・ジャパン」休刊へ 15周年で最後:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/ASLCK4G9LLCKUCFI001.html

 

(ちなみに20191月号の特集は「基地裁判」です。『DAYS JAPAN』も、あと2回で休刊(おそらく永遠に)です。こうした真実報道の月刊誌を休刊・廃刊に追い込んだ日本の市民運動・社会運動は、言論・表現・報道の自由を守る闘いにおいて決定的な敗北を喫したと自覚すべきでしょう。言論・表現・報道の自由は抽象的・形式的にあるべき権利ではありません。自由を守るべき言論・表現・報道がなくなってしまえば、何の意味もない自由になるのです。:田中一郎)

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本日(12/21)のいろいろ情報です(メール転送を含む)。

 

 <別添PDFファイル>

(1)公益通報者保護、退職者や役員も、報告書案 大筋で了承(朝日 2018.12.19

(2)公益通報者保護法見直し大詰め、内部告発者よりも組織優先、「報復への罰則なく名ばかり」、経験者らから怒りの声(東京 2018.12.21

(3)富山県民座談会「富山は日本のスウェーデンか」:井出英策批判(『週刊金曜日 2018.12.14』)

(4)立民、地方で足場作り着々、年内に41都道府県で組織(日経 2018.12.20

(5)無所属の会6人 立憲会派へ、中村元建設相・安住元財務相ら(朝日 2018.12.19

(6)国民民主党、国民支持率低迷「参院選極めて厳しい」、連合会長が苦言(朝日 2018.12.21

(7)特集ワイド:野党共闘、どうなる? 玉木雄一郎国民民主党代表(毎日 2018.12.13 夕刊)

(8)街頭で強調、「国民、民主党」、「支持率1%」、知名度向上へ危機感(朝日 2018.12.14

(9)自民参院2人区 独占探る、茨城・広島 野党共闘に乱れ(毎日 2018.12.13

10)参院1人区自民、足場固め、野党 一本化に遅れ(朝日 2018.12.14

 

1.ETV特集「アイヌらしく 人間らしく~北海道150年 家族の肖像」NHK:この番組に出てくる北海道大学・副学長以下の態度は許せませんね

 

●ETV特集「アイヌらしく 人間らしく~北海道150年 家族の肖像」-NHK

 http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2018-12-15/31/19072/2259648/

 

(関連)ETV特集「アイヌらしく 人間らしく~北海道150年 家族の肖像」動画 Dailymotion

 https://www.dailymotion.com/video/x6z12gg

 https://www.dailymotion.com/video/x6z120m

 

(田中一郎コメント)

 久しぶりにいい番組でした。放送内容も感動的ですし、時々に解説される内容もそうですが、この番組をつくったNHKのスタッフの方々にも少し感動します。作ろうと思えば、作れるじゃないか、見ていてそう言いたくなりました。今度はぜひ、福島第1原発事故で故郷を追われた人たちの今を徹底して追いかけて番組にしてほしいと思います。アイヌの人たちが明治以降に「倭人」(日本政府)から受けてきた苦難の歴史と同じような構造が、福島から出ていかざるを得なかった人たちにも襲い掛かっていると思うからです。

 

ところで、唯一点、この番組には汚点があります。汚点と言っても、この番組を制作したNHKにあるのではありません。むしろよく録画して放送したと誉めてあげたいくらいです。そうではなくて、その汚点とは、番組の中に出てくる北海道大学と、それ以外の日本の多くの大学にあるのです。帝国大学などに在籍する「倭人」のアイヌ研究者どもは、今から70年以上前に、アイヌの人たちの墓を盗掘まがいのようなことをして、埋葬されていた遺骨を無断で掘り出し、それを自分たちの研究材料にしていたのです。その遺骨が何と、今でも全国の諸大学に1600体もあるというから驚いてしまいました。今となっては誰の遺骨なのかもわからないのだそうです。

 

よくもまあ、今までかようなことを、かような状態で放置しておいたものだと思います。日本の諸大学はアイヌの人たちを「実験材料」「観察生物」とは見ても、人としては見ていないで今日に至っている、ということの決定的証左ではないかと私は思います。

 

北海道のアイヌの人たちは、北海道大学に対して、遺骨の返還と損害賠償を求めて提訴し、その裁判で、アイヌの人たちが賠償請求を取り下げ、北海道大学が遺骨を返還する形で和解し、番組では、その遺骨の引き渡しの場面が放送されていました。ぜひご覧になってみてください。アイヌの原告代表の川村兼一さんが、遺骨を運んできた北海道大学の連中とその代表の副学長に対して「まず謝罪せよ」と迫りますが、この副学長は無言で突っ立ったまま、しばらくして、形だけの文言が書かれた紙を読み上げるに終わってしまいました。もちろん、同席していたアイヌの人たちの表情が険しくなっていきます。

 

その時、同じ北大の「アイヌ・先住民研究センター」の準教授・丹菊逸治氏が前に出て、アイヌの方々に対して謝罪をするのです。「一緒に謝りましょう」、丹菊氏は涙ながらにそう言って北海道大学の面々に対して訴えていました。感動的な場面でもありますし、また、それでも無言で突っ立っている北大の連中を見ていて、益々腹立たしくも、自分もまた「倭人」のはしくれとして恥ずかしく思った次第です。この国の大学は、明治150年を経ても、また、アイヌの人たちを徹底して苦しめてきてなお、その体質と態度が変わらない、その理不尽さというか、人間としての不誠実さ加減に、憤りを隠すことはできません。

 

つねづね私が申し上げていることですが、今日の日本の大学は腐っている、一刻も早く解体し、大学からロクでもないのを追い払ったうえで、学問の府として再出発をした方がいい、この番組を見ていて、またぞろ確信を強くした次第です。もちろん、北海道大学もまた、その一つであることは間違いありません。(アイヌの人たちの遺骨を今でも1600体も抱えている北大以外の諸大学はどうするつもりなのでしょう?)

 

ともあれ、みなさまにもこの番組をご覧になることをお勧めしたいと思います。

 

2.(別添PDFファイル)公益通報者保護法見直し大詰め、内部告発者よりも組織優先、「報復への罰則なく名ばかり」、経験者らから怒りの声(東京 2018.12.21

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2018122102000173.html

 

(一部抜粋)

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(中略)「会社の不正を訴える内部告発者の多くは報復を受ける。それなのに今回の報告書案には報復をした会社への罰則すら盛り込まれなかった。『公益通報者保護法』なんて名ばかりだ」。かつて運輸業界の不正を告発した元トナミ運輸社員、串間弘昭さん。

 

(中略)串岡さんは「会社は不正を隠すもの。私のような通報者は『裏切り者』と扱われ、冷遇される。企業名の公表くらい痛くもかゆくもない。この程度の改正では、通報者が報復人事に対抗するすべがない」とみる。

 

(中略)浜田さんは言う。「現行法では、内部通報者の名前などの無断漏えいを禁止する条項がない。『守秘義務』を明記し、達反した場合の刑事罰まで設けておかなければ、私のような被害者がまた出てしまう」(浜田さん=上司の不正を社内の内部通報制度で訴え、不当な配転を受けた大手精密機器メーカー「オリンパス」(東京都新橋区)社員:田中一郎)

 

(中略)調査会でどんな議論があったのか。実際の審議と報告書案との間に溝があるとの指摘もある。メンバーの林尚美弁護士は「報告書を見て驚いた」と話す。大きく二点あるという。

 

(中略)メディアへの通報の問題には前出の串岡さんも危機感を抱く。「この報告書案は、まず『会社』に訴えなさいとなっているが、社会のためにならない不正や違法は、まず国民に知らせなきゃならん」と述べる。自身が、最初の告発先に選んだのは新聞社だった。「内部告発者にとって最も信頼できるのはメディア。告発者を漏らさないし、報復もしない。それでも一人で闘うには、まだ弱い。公正取引委員会や旧運輸省にも訴えた。会社に告発しただけでは不正は握りつぶされるからだ」と振り返る。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(田中一郎コメント)

 公益通報者保護の対象は絞りに絞って限定し、猫の額ほどの範囲しか認めない、会社と行政機関という、これまで公益通報者に対して理不尽な不利益を押し付けてきた「二大悪人組織」以外への通報=つまり外部への通報を認めない、通報を受けた会社や行政機関が告発された人間や組織に誰が通報してきたかをバラしてもおとがめなし、公益通報者に対して告発された側が人事や処遇や解雇などで「報復」しても「報復ではない」と言えばそれで終わりの制度はそのまんま、

 

 あのな、これのどこが「公益通報者保護制度」やねん、

 おい、ボケの消費者庁、お前ら、どっち向いて仕事しとんじゃ、あほんだら。消費者庁の看板下ろせ!! ドアホ!!

 

(関連)(別添PDFファイル)公益通報者保護、退職者や役員も、報告書案 大筋で了承(朝日 2018.12.19

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13817631.html?ref=nmail_20181219mo

 

3.井出英策著『富山は日本のスウェーデン』という本に対する違和感(『週刊金曜日 2018.12.14』より)

 この人物の「地金」がだんだんと見えてきているということではないでしょうか?

 

(関連)(別添PDFファイル)富山県民座談会「富山は日本のスウェーデンか」:井出英策批判(『週刊金曜日 2018.12.14』)

 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002713.php

 

(田中一郎コメント)

 私も『週刊金曜日』は定期購読をしているのですが(みなさま、『週刊金曜日』も他誌と同様、定期購読者が少なくなり経営が厳しい状況にあります。みなさまの定期購読で支えていただければ幸いです)、この記事は見過ごしていました。新しい『週刊金曜日』が届くと、私はパラパラと、どんな記事が掲載されているかを見ることにしているのですが、「富山が日本のスウェーデンだ」などと、アホなことを言うとるのがいるのかな、くらいの受け止めで見過ごしてしまっていました。ある方のメールで気がついて改めて読んでみました。

 

この記事は、「保守が生んだ日本型北欧社会」として富山県を紹介する井出英策氏の新著『富山は日本のスウェーデン、変革する保守王国の謎を解く』の内容に強い違和感を持った富山在住の3人の方々の座談形式による批判であり、私はこの3人のおっしゃることは「その通り」だと思いました。主として「女性差別」=ジェンダーの観点からの批判ですが、女性の目から見ると、より富山という地域社会のおかしさがよく見えるということではないかと思います。

 

(関連)富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く 集英社新書

 https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0944-a/

 

私はここで議論されている以外にも、富山県には多くのおかしさ、居心地の悪さ、矛盾、非民主性・前近代性・反市民社会性などが山積していて、おそらく日本の47都道府県のなかでも社会民主主義からは最も遠い県であるだろうと推測します。そもそも富山県は、なんど選挙をやっても、アベ政治につながるような自民党の議員ばかりが選ばれて出てくる県ですから、社会民主主義なんぞ「ナニ、ソレ」でしょう。また、かつてはイタイイタイ病で多くの人々が苦しめられましたが(加害企業からだけでなく、富山の社会からも苦しめられた)、その克服をきちんとできたのか、あのようなことは二度と起きないのか、私は怪しいものだと思っています。

 

別添PDFファイルには、著者の井出英策氏との質疑応答の部分も入っています。『週刊金曜日』の編集者からの疑問に対するこの人物のお粗末な回答がずらっと並んでいます。いちいち反論するのがバカバカしいと言ったらいいでしょうか。こいつ、これでも学者か、と言いたくなるような内容です。

 

「この過程で社会民主労働党の若き指導者ハンソンが家族のように助け合う社会を作ろうと「国民の家」という歴史的演説を行ないました。家族のような地域社会を作った富山、家族のような国を作ったスウェーデン、ここに両者の共通性を見ています。」

 

富山にある「家族のような地域社会」(=怪しい話だと私は思っています)の「家族のような」と、スウェーデンの政治家が言う「家族のような」は、決定的に違う内容だというのは明々白々でしょう。そもそも富山は、地域住民が個人として独立できているのか、個人の尊厳がきちんと尊重される社会なのか、家庭内だけでなく、会社や職場、学校、地域、その他の人間集団組織の中でどうなのか、井出英策氏が真剣に問うている姿勢はみじんも感じられません。それに富山は、「家族のような地域社会を(戦後)作った」のではなく、戦前にできていた「家族のような地域社会」が無反省にそのまま残滓として残ってきたということではないかと私は思います。いわゆる家父長制的で差別温存型で、唾棄すべき階級社会的な絶対主義社会です。

 

「歴史を振り返ると、危機の時代には必ず共同体的、家族的なものに社会は回帰する。共同体は監視社会だ、強制社会だと言ったところで解決にはならない。だから共同体のネガティブな面ではなくポジティブな面にあえて光をあてたのです。共同体的、家族的な原理を作り替えるしかない。スウェーデンもそうだったように。」

 

アジア太平洋戦争以前に、日本は翼賛国家・天皇制絶対主義・権威主義・軍国主義の形で「共同体的、家族的なものに社会が回帰」しておりました。富山はその旧体制や社会制度の克服がきちんとできぬままに戦後民主主義の時代を過ごしてきて今日に至っている。だから自民党のロクでもない連中が政治をいつまでも牛耳り、地方ボスがはびこり、女性が差別され男社会の召使のような処遇に置かれ、今もなおそれが「居直り」のようにして続けられている、そんな日本の中でも遅れたおかしな社会を富山は形成しているのだと私は見ています。(少し前には、富山の地方議員のカネの問題がクローズアップし、議会が解散されてスッタモンダしていましたが、再び同じような議員たちが選ばれていたように思います。ちっともよくならない)

 

結局、井出英策氏は、「2015年にとやま未来創造県民会議の特別委員に任命された」ことの「お礼」として、「ごますり」として、リップサービスとして、このくだらない本を書いたのだと見ていいのではないかと思います。まさに「ポジション・トーク」の利益相反だということです。今日の経済学者は、ほとんどがこんな連中ばかりです。要するに腐っているのです。学者と名のついた「芸人」です。井出英策氏の場合は、それに加えて、世間知らずのお人好し=つまりオバカであるか、さもなくば、相当にずる賢い、世渡り上手のハラグロ男ということではないかと私は見ています。

 

前原誠司というカスみたいな政治家のブレインであるとマスコミにもてはやされても、それを否定することもなく、しかも、前原誠司があの民進党消滅事件を引き起こして後にも、この井出英策氏は、佐藤優氏を誘いながら、引き続き前原誠司と談義していたというから驚きです。およそまともな経済学者なら、前原誠司なんぞには寄り付かないものです。この一点で、この似非学者は学者として失格でしょう。要するにニセモノだということです。

 

●分断社会ニッポン-井手英策/著 佐藤優/著 前原誠司/著(朝日新書)

 http://urx.blue/OEoG

 

みなさまも、そろそろ井出英策氏なんぞは卒業されて、もっときちんとした人物を発掘された方が私はより建設的だと思います。今回の『週刊金曜日』の記事は、この人物の「地金」がだんだんと見えてきているということではないかと私は思います。

 

4.立憲民主党

●(別添PDFファイル)立民、地方で足場作り着々、年内に41都道府県で組織(日経 2018.12.20

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3915891019122018PP8000/

 

(田中一郎コメント)

 立憲民主党には、単に各都道府県に支部組織をつくるというだけでなく、その支部が各都道府県での「市民と野党の共闘」の結集の「中核」「統括者」「リーダー」「事務局」「総大将」として動いてほしいのです。そして一刻も早く「市民と野党の共闘」の統一候補を決め、その人を中心に経済政策を核として、安倍政権の暴走・暴力政治を一掃する政治キャンペーンをみんなで力を合わせて展開して、きたる2019年政治決戦(衆参同日選挙の可能性大+統一地方選挙)に備えてほしいのです。

 

(この場合に最も重要なことは、「市民と野党の共闘」に協力をしてくれる共産・社民・自由の各党に対して万全の「おもてなし」が必要で、選挙に勝利することで協力野党全てが議席増となるようなウィンウィンの「仕掛け」「仕組み」を野党第一党である立憲民主党が責任をもって対策しなければならないということです。また、国民民主党との関係は難しい面がありますが、これもまた野党第一党としての立憲民主党が熟慮に熟慮を重ねて対処するしかありません。)

 

あらゆる選挙で自民・公明・維新・希望・その他の安倍晋三「エリマキトカゲ」ならぬ「トリマキタカリ」たち=「壊憲」派の政治家たちを全員落選させる取組に全力を挙げていただきたいと思う次第です。しかも、2019年のみならず、その目標が実現できるまで一致協力して持続的に・継続的に、です。

 

今のところ、2019年夏の政治決戦は、総大将=立憲民主党の包容力・指導力・統括力・行動力・政治力の乏しさから、次第に敗色濃厚となってきているように見えます。来たる選挙決選に勝つための取組がほとんど何もなされていないからです。少なくとも巷には「政権交代」近し=アベの悪政一掃まもなく、といった「わくわく感」などは全くありません。こんな調子だと、場合によっては衆参ともに「壊憲」派が2/3を制する可能性もないとは言えないでしょう。昨今の選挙間際になって、あちらこちらで立憲民主党と国民民主党がつばぜり合いまで始めている始末ですから、いささか閉口するばかりです。さながら「関ケ原の合戦」の西軍のごとしです。

 

他方で立憲民主党は、無所属の会にいた元民主・民進の議員たちを吸収合併するようです。その中には野田佳彦元首相も含まれそうな様子です。これでは立憲民主党は「元の木阿弥」政党に戻り、自民党政治を補完しながら万年野党の道を歩くことに決めたのかと言いたくもなるでしょう。

 

要するに民主・民進系の政治家たちというのは、国民民主党はもちろん立憲民主党も含めて、政権交代により日本の政治を転換するということの「意味」をほとんど理解できていないのではないかと疑わざるを得なくなります。政治の転換とは今日ある政治の何をどう変えるか、どういう手順で変えるかこそが重要だということ、そしてそれが圧倒的多数の有権者・国民の理解と支持を得て進められるべきものであること、このことについて、まるでチンプンカンプンの政治オンチが多く、政治家としてのビジョンも構想もなく、ただ目先のことだけを追いかける自己保身優先の議員が多いということなのでしょうか。これでは自民党に代わる政権政党にはなれません。

 

いずれにせよ、この国の多くの有権者・国民が政治的居眠りから目を覚まさない限り、あるいは政治的シニシズムから脱却しない限り、日本の政治主導による転落・没落・滅亡への道は止まりそうにありません。覚悟を決めた「市民と野党の共闘」が求められています。

 

(関連)(別添PDFファイル)無所属の会6人 立憲会派へ、中村元建設相・安住元財務相ら(朝日 2018.12.19

 https://www.asahi.com/articles/ASLDL3K6KLDLUTFK005.html

(関連)「無所属の会」の6人、立民会派入り了承(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181219-00000012-jnn-pol

(関連)玄葉氏は立憲に合流せず=無所属の会 (時事通信社)

 https://web.smartnews.com/articles/ftoWjcHsV3f

 

(参考)2019年政治決戦へ向けて「市民と野党の共闘」の課題と現状について(その1) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/post-e6b7.html

(参考)2019年政治決戦へ向けて「市民と野党の共闘」の課題と現状について(その2) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/2019-b775.html

 

(上記に続きの(その3)は、来年1~3月の「新ちょぼゼミ」で私からお話いたします:田中一郎)

 

(1)「権力者を縛るルールを権力者に『違う』と言われても困る」枝野幸男氏語る - ハーバービジネスオンライン

 https://hbol.jp/181214

(2)参院京都に増原氏擁立=勝間和代さんの同性パートナー-立憲民主党 (時事通信社)

 https://web.smartnews.com/articles/ftUDsp58tiy

(3)国民と立民、さながら「代理戦争」参院選京都、支持者は危ぶむ声 (京都新聞)

 https://web.smartnews.com/articles/f51cJJAhbfn

(4)立憲民主・枝野代表「一日も早く政権を取る」参院選は「野党共闘で勝機あり」産経ニュース

 https://www.sankei.com/politics/news/181215/plt1812150021-n1.html

(5)立民・枝野代表 辺野古土砂投入を強く非難|日テレNEWS24

 http://www.news24.jp/articles/2018/12/15/04411897.html

(6)無所属の会、立憲民主会派合流で迫られる「踏み絵」(1-3ページ) - 産経ニュース

 https://www.sankei.com/politics/news/181213/plt1812130037-n1.html

(7)野田前首相 立憲会派入りへ最終調整 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20181218/k00/00m/010/004000c?fm=mnm

 

5.国民民主党

(1)(別添PDFファイル)国民民主党、国民支持率低迷「参院選極めて厳しい」、連合会長が苦言(朝日 2018.12.21

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13820905.html

 

(田中一郎コメント)

 御用組合「連合」がこれまで国民民主党にいる政治家連中とともにやってきたことの必然的結果が、この低迷する支持率(1%前後)の数字となって表れているという話である。まさに自業自得、それでいいのだ。有権者・国民の判断は、国民民主党と御用組合「連合」に関する限り、まったくもって正しい。立憲民主党に申し上げておかなければいけないことは、今や御用組合「連合」の組合員の最大多数の支持政党は自民党であり、かような「連合」の支持があることは、たいした得票につながらないだけでなく、逆に多くの無党派市民の反感を誘い、得票減少につながっていくような状況になってきているということである。御用組合「連合」は、腐った労働貴族どもを分離する形で再編されなければいけない。「連合」は、まず解体し、そして再編だ。そうしてこそ、はじめて、ちゃんとした働く者のための労働組合に生まれ変わることができる。

 

(関連)【単刀直言】国民民主党・前原誠司元外相 「立民と同じことをしていては存在価値はない」(1-3ページ) - 産経ニュース

 https://www.sankei.com/politics/news/181217/plt1812170002-n1.html

 

(田中一郎コメント)

 「緑のたぬき」ならぬ「ハラグロたぬき」の小池百合子と共謀し、野党第一党の民進党を解体させた反党人士の前原誠司、こんなのがまだ国民民主党にいるということ自体が、国民民主党という政党の正体をいみじくも表している。国民民主党が立憲民主党と同じことをしていようがいまいが、国民民主党という政党に存在価値はない。そしてお前=前原誠司は、存在価値どころか、存在そのものが巨大なマイナスの、およそ日本の有権者・国民にとって有害極まりないカスのような政治家であることを、自分の今までの言動をよく振り返ってみて自覚することである。(私がいま思い出すことだけでも下記に書いておいてあげよう)

 

(偽メール事件で若い民主党政治家が自殺に追い込まれたときの党首、コンクリートから人への公約をダム建設推進・八ッ場ダム建設でぶち壊した張本人、多くの民主・民進議員が反対している中でTPP推進を強調=反対する人たちの主張を「TPPお化け」と侮辱、対米隷属を自民党顔負けに展開・返す刀でアジア蔑視の態度、原発容認・推進の姿勢変わらず、「市民と野党の共闘」に背を向け、共産党や改革派市民を排除するため、民進党ぶっこわし、を敢行、その反省もなく国民民主党にとどまる、自民党とまるで区別がつかない個々の政治や政策への態度・・・・・・)

 

(2)(別添PDFファイル)特集ワイド:野党共闘、どうなる? 玉木雄一郎国民民主党代表(毎日 2018.12.13 夕刊)

 https://mainichi.jp/articles/20181213/dde/012/010/003000c?fm=mnm

 

(玉木さん、そうやって記者会見などでは「きれいごと」言ってますけど、たとえば鹿児島や京都では、言ってることとやっていることが全然違うじゃないの!? どうなってんの? また、原発政策くらい、立憲民主党とともに、脱原発・即時廃棄、にしてみたらどうなの? 出来る限り協力します、などと言うとるけど、ちっとも協力してませんよ、あなたのところは!! :田中一郎)

 

(3)(別添PDFファイル)街頭で強調、「国民、民主党」、「支持率1%」、知名度向上へ危機感(朝日 2018.12.14

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13810844.html

(4)東京新聞-国民民主、参院1人区全て擁立 19年活動方針の原案判明-政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018121101002695.html

(5)連合、参院選で野党共倒れを警戒 改選複数区 - 共同通信 | This kiji is

 https://this.kiji.is/448439353339135073

 

(6)国民民主、国会改革案判明 通年開催、事前審査廃止が柱 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20181219/k00/00m/010/284000c

(7)国民が地位協定見直し案、基地外事件「日本に捜査権」、野党の共通公約目指す(日経 2018.12.18

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO39033470X11C18A2PP8000/

(8)【改憲・国民投票】やっぱり自民と阿吽の呼吸 国民民主の「テレビCM規制案」

 https://blogos.com/article/340396/

 

(「対決より解決」などと言って、自民党政治を補完する「ザル改革」案をいくつも並べたところで、国民民主党に対する支持率も信頼も回復などしない。:田中一郎)

 

6.自民党・公明党

(1)(別添PDFファイル)自民参院2人区 独占探る、茨城・広島 野党共闘に乱れ(毎日 2018.12.13

 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20181213/ddm/005/010/062000c

(2)(別添PDFファイル)参院1人区自民、足場固め、野党 一本化に遅れ(朝日 2018.12.14

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13810846.html

 

7.その他

(1)あまりに危険な橋下、小沢、前原の共闘。「野党分断工作」から目を離すな - ハーバービジネスオンライン

 https://hbol.jp/181763

(2)維新と希望の党、参院で統一会派 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20181219/k00/00m/010/275000c?fm=mnm

(3)参院選と瀬戸際の野党、「1強」打破の現実味(塩田潮『週刊東洋経済 2018.12.22』)

 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/19460

(4)進次郎氏「政権交代は必要だと思う」野党にエール?

 https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000143131.html

 

(これは「エール」ではなくて、自民党の若造に野党がバカにされているということだ:田中一郎)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 <日刊ゲンダイより>

(5)国民愚弄の舌先三寸、嘘で固めた横暴と蛮行(日刊ゲンダイ 2018.12.18

 http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/159.html

(6)目に余る大マスコミの真相隠蔽、この暴政でまだ支持者がいる奇々怪々(日刊ゲンダイ 2018.12.19

 http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/195.html

(7)この部分だけは小泉・小沢の言う通りだ、原発争点選挙で安倍自民党はお陀仏(日刊ゲンダイ 2018.12.20

 http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/248.html

(8)これがマトモな国家の税制なのか 納税者の反乱が必要だ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ

 http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/274.html

(9)福岡で菅VS麻生表面化、知事選で対立、政権内の力学が変わってきた(日刊ゲンダイ 2018.12.20

 http://www.asyura2.com/18/senkyo255/msg/250.html

草々

 

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