豊洲TOXICスキャンダル(29):タヌキ女にまんまと騙されて「築地市場」という宝物を巨額の都税(豊洲毒物まみれ市場建設費6000億円)とともに「利権集団」に奪われた都民
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.(10.11)「日本のダムと河川行政:この旧態依然をどうする?」(嶋津暉之さん)(オルタナティブな日本を目指して:第17回新ちょぼゼミ) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/17-394c.html
2.東海第二原発の再稼働を許すな(勉強会)
(1)(イベント情報)(10.27)緊急のDVD上映と学習の集い:東海第二原発再稼働反対!(東京都北区「さよなら原発 in 飛鳥山 2018実行委員会」) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/in-2018-4a49.html
(2)(イベント情報)(11.13)緊急ちょぼゼミ「徹底検証
東海第二原発再稼働容認」 いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-cc7b.html
3.(メール転送です)『留守名簿 関東軍防疫給水部』出版のお知らせ(軍学共同反対連絡会事務局)
https://war-medicine.jimdo.com/留守名簿/
皆様、連絡会共同代表の西山先生が中心とな731部隊の幻の名簿を復刻出版されました。国立公文書館にあったものを、数年かけて交渉し、公開・出版にこぎつけたのです。日本軍の戦争犯罪を解明する重要な資料です。2冊で各18000円と高額ですが、大学や地域の図書館に購入を働きかけていただければと思います。なお、情報提供・問い合せ・ご意見などは同サイトの「問合せ・情報提供」のメニューをご利用ください。
また、著者割引(送料込み8掛け: 「留守名簿 関東軍防疫給水部」第1冊単価16000円)がありますので、ご希望の方は、「問合せ・情報提供」のメニューからお申し込みくだされば、著者紹介の手続きが出版社に対してなされます。振替用紙入の書籍が出版社より直送されます。
4.(新刊書)『世界を変えた14の密約』訳者あとがき by 関 美和 文藝春秋 発売日:2018-05-30
http://honz.jp/articles/-/44763
(色平哲郎さんコメント)
世界は「平等に不平等になりつつある」「企業の密約が世界を変えた」と言えば、ありがちな陰謀説だと思われるかもしれない。しかし、本書はそんな陰謀説を掲げてスキャンダルを暴露しようとする本ではない。むしろ、それとは正反対だ。この本は、今わたしたちをとりまくこの世界が、偶然の産物ではなく、ある意図のもとになるべくして今の形になったことを、歴史的な事実と綿密な取材に基づいてひも解いていく。本書を読めば、ばらばらに見えた点と点がつながり、今目の前にある世界が違う角度で見えてくる。
著者が描いた未来はSFの世界の出来事でもなければ、遠い遠い先のことでもない。今その未来はすでに目の前にある。それを見るか、目を背けるかは読者の皆さん次第だ。本書が皆さんの世界を見る目を変え、未来を見る目を変える助けになれば幸いである。
5.立憲:おしどりマコ氏ら4人、来夏参院選の公認候補に - 毎日新聞
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20180930/k00/00m/010/021000c?fm=mnm
(関連)立憲民主党がおしどり・マコ氏を擁立 週刊文春に寄稿した記事が物議 - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/15383801/
(田中一郎コメント)
私もまた、おしどり夫妻には、是非頑張っていただきたいと願う1人であり、上記のようなくだらないネット騒動をタネにして、マコ・ケンの足を引っ張るような記事を載せるボケサイトには、いささか憤りを隠せない。そのサイトに書かれている菅野完氏の言う通り、東京電力の記者会見場にでも行って、福島第1原発事故の加害者側がどういう態度なのか、あるいは「福島県民健康調査検討委員会」の記者会見場にでも行って、原子力ムラ・放射線ムラの原発事故による放射能被害隠蔽・歪曲の度合いのひどさでも、自分の目で確かめてこい、と言いたいですね。
あのオウム事件で著名となった「ジャーナリストの江川紹子氏はツイッターで、マコ氏の擁立で同党が獲得する票よりも「圧倒的に失う票が多い」とつぶやいた」という。アホか!と申し上げておこう。マコ・ケンたちが福島第1原発事故以降、身を粉にして、自身らに降りかかる不利益をモロともせず、極めて控えめでハードボイルドに事実だけを伝えてきたその活動をロクすっぽ見もせずに聞きもせずに、ネット上のガラクタ問答に右往左往してマコ・ケンから遠ざかろうとするようなのが立憲民主党に参集したところで、クソの役にも立たないのは、民主・民進・国民民主党の体たらくを見れば明らかだ。かような発言をしている江川紹子氏こそ、私は数年前から「この女、どうもおかしい」と思い始めていたところだ。権力志向が強いのか、あるいは秩序礼賛型なのか、でなければ支配権力側に尻尾を振らねばならぬ事情でもあるのか、時折、耳を疑いたくなるような発言をしているので、みなさまも今後は注意しながら同氏の言動をご覧になるといいでしょう。
6.橋下徹前大阪市長が自著でバッサリ「維新は失敗だった」|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237538
(関連)橋下徹氏、生放送で「日本維新の会」を「嫌い。なくなりゃぁいい」 スポーツ報知
https://www.hochi.co.jp/topics/20180922-OHT1T50102.html
(そりゃ、自民党の中の極度にロクでもない連中を集めたような政党だから、そうでしょうよ。あんなもの好きだなんて言ってるのは相当のオバカぐらいでしょう。しかし、それにしても、自分で創っておいて、いい気なもんです。「製造物責任」を取っていただきたいですね。「大阪維新」の方は好きだ、などとオマケ付きだけれど、日本維新と大阪維新、メクソとハナクソ、ノミとシラミの違いしかないのでは? どちらもチンピラ似非右翼の市場原理主義アホダラ教、ガラクタミックスです。:田中一郎)
(関連)口座不正譲渡で聴取の区議 借金のウラでオタク活動に散財|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238790
(関連)大阪市:米サンフランシスコと姉妹都市解消 慰安婦像巡り - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181003/k00/00m/010/087000c?fm=mnm
(関連)日刊IWJガイド・簡易版「本日午後3時より台風被害を放り出して外遊してきた松井大阪府知事定例会見! IWJは東京より記者を派遣し松井知事を追及します!」2018.9.19日号~No.2197号~(2018.9.19 8時00分) What's New
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/37784
7.史上サイテーのお粗末ご臨終内閣=第4次安倍改造内閣
(1)キャンペーン · 内閣総理大臣 安倍晋三 いまこそウソとごまかしの「安倍政治」に終止符を! ·
Change.org
(2)「アベ栄えて国滅ぶ」面従腹背の自民党議員よ、今こそ声を上げよ
https://ironna.jp/articles/10702
(3)「安倍3選」という「終わりの始まり」 崩れた圧勝皮算用(日刊ゲンダイ) ( 政党、団体 ) - acaluliaのブログ - Yahoo!ブログ
(4)「安倍親衛隊」恫喝、ゴマスリ「実名リスト」 斉藤農相「辞任強要」は誰だ? 【全文公開】(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-10000284-bunshuns-pol
(5)アベノミクスがあと3年続けば日本の産業衰退が一気に露呈する (ダイヤモンド・オンライン)
https://diamond.jp/articles/-/179874
(6)国民は腰を抜かすほど驚いている 麻生財務相の留任報道(日刊ゲンダイ)
赤かぶ
http://www.asyura2.com/18/senkyo251/msg/188.html
(7)世界的に斜陽のカジノを作る安倍政権に「日本を滅ぼす気?」
(8)凄惨な殺人事件も。いま「神社本庁」周辺で何が起きているのか?
まぐまぐニュース!
(「神社本庁」とはアベ政権を支持してやまない「日本会議」の中核部隊。神に仕える身でありながら、このアホンダラ集団は何をやっとるのか!?
報道によれば、憲法九条を戦争ができるように変えてしまえ、などという署名を集めているとか。「神社本庁」に参集している神社へのお参り=特に賽銭やお布施などの金銭類賦与は一切やめましょう! 但し、全ての神社が「神社本庁」に参加しているわけではないそうです。どうやって確かめればいいのかな? :田中一郎)
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●特集:豊洲市場は本当に「安全」か|週刊金曜日公式サイト
http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002660.php
(関連)さよなら築地市場 営業終了:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13713150.html?ref=nmail_20181007mo
(関連)築地市場:さらば「日本の台所」 83年の歴史に幕 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181006/k00/00e/040/243000c?fm=mnm
「築地は守る、豊洲を活かす」などと、タヌキ女の浮かれたダマシ文句にほだされているうちに、築地からの豊洲への移転ならぬ、魚屋と八百屋の築地市場からの追い出し作戦は着々と進み、いよいよ今月、築地市場は閉鎖・打ちこわしの羽目に陥った。この築地市場問題は、実は「卸売市場としての築地市場をどうするか」という問題ではなく、築地市場をどこかへ移転して(どかして)、その跡地を再開発するために、1979年の「日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)」設立時から連綿と続く東京利権土建政治の問題である。そして、その土建利権政治の行き着いた先が築地市場の豊洲移転であり2020年東京オリンピックだったのだ。もちろん、築地市場問題と同様に、2020年東京オリンピックもまた、「スポーツの祭典」などという見方は、少なくともオリンピック利害関係人の本音には全く存在しない「絵空事」「お飾り言葉」にすぎない。両方とも水面下で、巨額のカネが動くのである。
(関連)【全文】小池都知事「築地は守る、豊洲を活かす」市場移転問題について基本方針を表明 - ログミー
(関連)沿革|JAPICとは|一般社団法人 日本プロジェクト産業協議会
http://www.japic.org/profile/history/index.html
(関連)東京新聞 五輪経費膨らむ恐れ 国すでに8011億円支出 社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201810/CK2018100502000158.html
(関連)五輪選手村「1400億円も値引き」と市民ら批判 OurPlanet-TV
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2312
(2017年4月9日付 私のメールから抜粋)
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実はついこの間、かねてより話題になっていましたBS朝日のドキュメンタリー番組「築地・豊洲
誰が市場を殺すのか」を見たのですが、その番組に上記の「JAPIC」が出てきます。私の記憶に間違いがなければ、当時の通産省がこの「JAPIC」に調査研究依頼をしていて、その報告書に東京都心の再開発PJの提案が複数掲載されているのです(昭和58年度「内外産業経済情勢に関する研究」委託調査報告書:通商産業省)。その報告書には豊洲市場の建築を請け負った鹿島建設他のゼネコンや日建設計などの名前もあります。
●BS朝日 - BS朝日 ザ・ドキュメンタリー:築地・豊洲 誰が市場を殺すのか
http://www.bs-asahi.co.jp/documentary/prg_048.html
その報告書には、有楽町駅周辺の再開発、日比谷再開発、都庁の移転、築地市場移転、汐留の再開発、大川端再開発、赤坂六本木再開発の7つが列記されていました。そして驚くべきか、この7つの計画PJのうち、築地市場の移転以外の6つのPJはすべて実現して実施済み・終了しているのです。驚きです。東京都政が一体誰のために行われてきたのか、これほど明確明瞭に示すものはないのではないでしょうか。
まさに、日本の巨大資本と自民・公明という東京都与党の政治家たちが、都政を食い物にしてきた、その大きな「食い扶持」を、この「JAPIC」が計画を策定し、それを東京都の知事や与党が都庁の役人たちを使って実施させていくことで甘い汁を吸い続けていく、そんなことをもうずっと繰り返してきたということでしょう。TV番組に出てきた「JAPIC」の調査研究報告書は1984年に仕上がっていますから(通産省の調査依頼は1983年)、築地市場の移転とその跡地の再開発はその頃から狙われていたということです。
1990年代の中ほど、築地の現在地での改修工事が途中で頓挫していますが、それがなぜなのかよくわからない。誰がなぜ、どういう手続きを踏んで止めたのかもわからない。ただ1995年ころから、この築地市場現地での改修を押しつぶすように豊洲への移転話が浮上してきたというのです。私は、おそらくは「JAPIC」族という「都政へのタカリ推進本部」に集う連中の仕業であろうと推測します。築地市場は移転をしてもらい、その跡地を再開発しなければ困る人たちがいたということに違いないのです。
ちゃぶ台をひっくり返すなどと豪語して都知事になった青島幸男が結局は何もできずじまいで1期で終わり、鈴木俊一都政から、その青島を1期挟んで石原慎太郎都政へと続く、東京利権土建政治・行政の数十年にわたる「やりたい放題」、その行き着く先が、築地市場の豊洲移転とその跡地再開発や2020年東京オリンピックだったということでしょう。
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全く腹立たしい限りだが、築地から追い出された魚屋と八百屋は、さしあたり豊洲市場という、カネばかりかかって全く卸売市場としての機能を果たしそうにない、利用当事者から見れば「最悪サイテー」の「仮の施設」へと送り込まれる。もちろんそこは、恐ろしいまでの毒物まみれの土地であり、また、市場施設の構築物や潮止堤防などの敷地施設が「杭打ち偽装」や、「構造設計」あるいは「強度」などに疑義があり、仮に直下型の大きな地震や東京湾からの大津波に襲われれば、敷地の液状化現象や側方流動や建物の天井や床の落下などを引き起こし、毒物が地下から吹き上げてくるだけでなく、施設利用者にも深刻な人身被害を及ぼしかねない危険な施設である。
(関連)「首都直下地震」はいつ起きてもおかしくない
災害・事件・裁判 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/220252
日常的にも、地下の毒物が気化して市場施設内に入り込み、そこで長期に働く人たちの健康を害さないという保障はない。かような場所で生鮮食品を中心に、日々大量の食べものを取り扱うということ自体が間違っているのだ。私は、この築地市場の豊洲への移転を、ナチスドイツによるユダヤ人の強制収容所送りのアナロジーでとらえて、伝統的な商売を続けていた善良で働き者の魚屋と八百屋を、豊洲市場という「ガス室」ならぬ「毒物充満敷地」の真上に強制移動させる、現代の食品卸売業ホロコーストととらえている。何故なら、この築地市場の豊洲への移転には、「卸売市場法改悪」という「魚屋と八百屋」の息の根を止める趣旨の新法までがセットされていたからだ(下記別添PDFファイルの中澤誠氏のレジメや岩波月刊誌『世界』論文を参照されたい)。
「仮の施設」という意味はそういう意味だ。このままいけば、築地市場という物理的存在のみならず、そこで培われてきた日本の食文化や、農産物・海産物を取り扱う伝統的な商売そのものが、その取扱業者とともに破壊されてしまうだろう。高品質で、安全で、美味で、小売店を大切にし、他方で産地育成型の、日本の食品流通が、毒物まみれで、低品質で、危険で、まずくて、小売店踏みつぶし型で、産地略奪型の、巨大流通資本の「やり口」に飲み込まれて行ってしまうということだ。つまり、築地市場の豊洲移転は、日本の食文化や魚文化、共存共栄の食品流通の愛しく美しく親しみあるありさまを、不可逆的に破壊する、現代のファッショ政策ともいえるものである。都民は、そして日本国民は、築地の跡地開発を虎視眈々と狙ってきた土建利権連合勢力に、自分たちのかけがえのない「宝物」=築地市場を奪われるということを意味している。
(関連)築地市場の豊洲市場移転問題について 希望のまち東京をつくる会 宇都宮けんじ公式サイト
http://utsunomiyakenji.com/2423
(関連)卸売市場法の改正について 希望のまち東京をつくる会 宇都宮けんじ公式サイト
http://utsunomiyakenji.com/2380
あえて、この「宝物」略奪行為の「犯人」というか、責任者群を指摘しておく。
(1)言わずと知れた都心の再開発に絡む土建利権連合勢力とその代理人=歴代のニセモノ都知事(鈴木、青島、石原、猪瀬、舛添)と、上記のような事情を重々に熟知していた「緑のクソダヌキ=小池百合子現都知事」、及び共産党と生活者ネットを除く都議会議員どもである(この2つの会派だけが築地の豊洲移転に反対していた)。
(2)マスごみ(東京新聞も残念ながらこの問題についてはほぼ同罪だ=担当者及び編集デスクの責任を問え!)。長期にわたり、築地豊洲問題の肝心なことをほとんどと言っていいほど報道せず、毎日のごとくチョウチン記事を垂れ流し続けていた。これは2020年東京オリンピックについても同様で、今もなお、この愚かしい報道姿勢は続いている。
(3)「緑のクソダヌキ=小池百合子現都知事」に「馬の糞」でできた「まんじゅう政策」を「東京大改革」などと粉飾されて、喜んで食っていたマヌケの有権者・都民も、この「築地喪失」=「魚屋・八百屋ホロコースト」の重大責任者である。何度だまされれば気がすむのが!? まだ、この期に及んでも、今度はオリンピックで騙してくれと言わんばかりである。3兆円を超えそうだというそのムダ金の後には、東京都財政の困窮と、またぞろ石原慎太郎時代をより一層ひどくしたような、福祉切り捨て・弱者踏みつけ・都民生活無視の、困窮都政が待ち構えている。タヌキに騙されて、馬の糞と馬の小便でトンチキ騒ぎをしている当然の結果と思い知るべきである。
(4)この毒物まみれの危険極まりない豊洲市場を、農林水産省は東京都の申請を受けて、1カ月程度で何の点検もチェックも審査も行わないまま、中央卸売市場として認可を出した。明らかな卸売市場法違反の行為である。卸売市場法では中央卸売市場は毒物まみれの危険な場所には設置できないことになっている。加えて、卸売市場法及び関連法の改悪(市場原理主義的政策への移行)を所管したのも、この農林水産省である。許認可機関としても、あるいは日本の一次産業や食品産業の振興をつかさどる役所としても、無責任で失格の農林水産省という役所は、とうの昔にその使命を終え、今では「奥原なにがし」とかいう「スガトモ」(菅義偉官房長官のオトモダチ)の現農水次官が言うように「最後の農林水産次官」として、まもなく経済産業省あたりの外局・外庁としてスクラップされていく運命にある。農林水産省の役人どもにとっては自業自得で結構なことかもしれないが、農林水産業や食品産業で働く者にとっては「冗談ではない」話である。
(関連)「トッパモン」奥原が農水省をぶっ壊す!:FACTA ONLINE
https://facta.co.jp/article/201801013.html
さて、私の怒りも容易には収まりそうにないけれど、以下、最近の報道から、少しずつ、この築地市場の豊洲への移転に関する出鱈目を追加紹介していきたい。まずは直近で報道された、新たな豊洲市場の危険性やダメダメ実態を列記してみよう。
(これまで「毒物まみれ」の豊洲について言われていたことは、例えば下記のようなことだった)
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下記の雑誌記事などは(新聞は全然ダメ)、いずれも少々焦点がピンボケしているものの、それなりに豊洲が抱える問題点は指摘していた。申し上げるまでもなく、豊洲の大問題は地下に眠る山のような毒物が除去されていないこと(直下型地震が来ればそれが噴き出てくること)と、市場施設が欠陥だらけで使い勝手が悪いだけでなく杭打ち偽装や耐震構造問題などで危険であること、そして、開場後の金銭問題=施設利用料や豊洲建設にかかった費用の負担問題などであり、更に突っ込めば、こうした事態を招いた関係者たちの責任問題である。
●さよなら築地 豊洲市場は「重大な設計ミスがある」専門家が指摘 (1-3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
https://dot.asahi.com/wa/2018100600008.html
●ようやく開場する「豊洲新市場」の3つの難題 国内政治 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準
●豊洲移転、小池都知事が無視して突き進む「3つの隠れた大問題」 『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/181320
●豊洲市場 使いにくい?(朝日 2018.9.17)
https://www.asahi.com/articles/DA3S13682481.html
●「豊洲偽証」浜渦氏ら不起訴、自民「告発の都議会
過ち」(東京 2018.3.31)
https://www.asahi.com/articles/DA3S13428947.html
(新たに発覚した豊洲の不始末・欠陥=これでは益々豊洲には行けない=アウトだが、都庁の役人たちはこれらを矮小化して無視を決め込む)
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呆れた話である。下記はいずれもここ2カ月くらいで出てきた新たな話で、いずれも豊洲市場が中央卸売市場としては不適切施設・場所ですよ、ということを明白に示している事柄ながら、築地市場の豊洲への移転というか、魚屋と八百屋の追い出し作戦は、既に既成事実として、揺るがしがたい「絶対」事項になっているため、関係責任者たちからは完璧に無視されている。しかし、無視したところで、豊洲に行ってから、この欠陥は徐々に徐々に露わになっていき、それをカバーするための修復や修理、そして隠蔽・歪曲なども積み重ねられ、豊洲市場は、やがて費用ばかりが掛かり、週刊誌が喜ぶようなスキャンダルが繰り返される、史上サイテーのパフォーマンスを繰り返す、ロクでもない「中央市場」に転落していくことになるだろう。
●(別添PDFファイル)豊洲市場杭打ち偽装、施工業者が決意の告白(週刊現代 2018.9.1)
http://www.asyura2.com/18/senkyo249/msg/439.html
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57053
●解除できるのか豊洲時限爆弾:新市場、マンホールから大量の「クサい水」噴出(日刊ゲンダイ 2018.10.1)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238419
https://www.youtube.com/watch?v=xK_feo79om8
●豊洲市場内にひび、地盤沈下原因都「開場影響なし」(東京 2018.9.12)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091202000133.html
●解除できるのか豊洲時限爆弾:呪われた新市場、開場すれば通路陥没危機、まさかの地盤沈下(日刊ゲンダイ 2018.9.13)
http://www.asyura2.com/18/senkyo250/msg/597.html
豊洲への移転をやめるなら今だ。今ならまだ間に合う。もう一度ここで立ち止まり、築地を守る算段を考えることが、私たちの宝物を守る唯一の方策である。
<別添PDFファイル>
(1)(レジメ)築地市場の移転問題とは何か(中澤誠 2018.8.28)
「rejime_tukijiitenmondai_nakazawa.pdf」をダウンロード
(2)(レジメ)築地市場の移転問題とは何か:資料(中澤誠 2018.8.28)
「rejime_siryou_nakazawa.pdf」をダウンロード
(3)「汚染市場」豊洲へ強引に進められる移転計画、「安全宣言」が必要な市場など論外だ(『週刊金曜日 2018.9.28』)
http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002655.php
(4)隠ぺい、ごまかしの豊洲新市場、ひび割れ1年も隠す、安全・経営
問題だらけ(赤旗 2018.10.5)
http://www.jcp-tokyo.net/2018/1005/135430/
(5)卸売市場法改定と豊洲市場移転、食の流通の変容(イントロ部分)(三國英實『世界 2018.11』)
「orosiurisijou_houkaisei_sekai_201811_into.pdf」をダウンロード
https://www.iwanami.co.jp/book/b378103.html
(6)市場なくても「場外市場」、築地の商店街
選挙で名称存続決定(東京 2018.9.28)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018092802000139.html
(7)豊洲移転差し止め求め提訴、築地業者ら仮処分も申請(東京 2018.9.20)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018092002000153.html
(8)豊洲市場杭打ち偽装、施工業者が決意の告白(週刊現代 2018.9.1)
http://www.asyura2.com/18/senkyo249/msg/439.html
(9)豊洲市場内にひび、地盤沈下原因都「開場影響なし」(東京 2018.9.12)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201809/CK2018091202000133.html
(10)築地跡地見えぬ未来図(東京 2018.10.8)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2018100802000122.html
(「築地は守る」とか言っていたタヌキ女=小池百合子現都知事に「その気」がないのだから、跡地をどうするかなどは「二の次・三の次」の扱いになるのは必然でしょう。私の推測では、この跡地開発の問題をきちんと片付けずに、このタヌキ女は「2020年東京オリンピックが終わりましたので、それではみなさま、さようなら」と、立ち去っていくのではないかと思います。そして、二転三転しながらも、結局は民間土建屋グループに販売されて、その代金は、欠陥市場=豊洲の建設費約6000億円の返済に充当されるだろうと推測します。騙された都民は、愚かにも、その時に気が付くのかな?:田中一郎)
<日刊ゲンダイ:解除できるのか豊洲時限爆弾>
(1)解除できるのか豊洲時限爆弾:新市場、業者が駐車場争奪戦、最低でもあと1000台分必要(日刊ゲンダイ 2018.6.16)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231260
(2)小池知事は安全宣言も…記者は見た“豊洲地下に謎の水染み”|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/234690
(3)解除できるのか豊洲時限爆弾:「孤独のグルメ」にも登場
「町中華」の名店が市場移転で消える(日刊ゲンダイ 2018.8.25)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236100
(4)解除できるのか豊洲時限爆弾:呪われた新市場、開場すれば通路陥没危機、まさかの地盤沈下(日刊ゲンダイ 2018.9.13)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237356
(5)解除できるのか豊洲時限爆弾:新市場、マンホールから大量の「クサい水」噴出(日刊ゲンダイ 2018.10.1)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238419
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(6)解除できるのか 豊洲“時限爆弾”|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2730
<日刊ゲンダイ:豊洲市場が犯した「4つの大罪」森山高至>
(1)TSUKIJIのような魅力はゼロ
新市場は世界中の物笑いになる|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238902
(2)流通の肝となる「茶屋番」消失 江戸時代からの伝統が崩壊|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238798
(3)名店が次々閉店…市場移転に和洋中の料理人から悲鳴続出|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238715
(4)駐車場不足と劣悪動線…豊洲市場での買い回りはほぼ不可能|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238635
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(5)豊洲市場が犯した「4つの大罪」森山高至 日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3443
<その他 築地豊洲特集サイト>
(1)中澤誠 IWJ Independent Web Journal
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/nakazawa-makoto
(2)中澤誠 STOP築地移転(@nakazawa_mama2)さん Twitter
https://twitter.com/nakazawa_mama2?lang=ja
(3)豊洲新市場 IWJ Independent Web Journal
<関連サイト:その他>
(1)(MONDAY解説)築地閉場、最新設備の豊洲へ 卸売市場、生まれ変われるか 西村奈緒美:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13714261.html?ref=nmail_20181008mo
(2)“問題動画”流出で物議…小池都知事「市場移転」に赤信号|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228545
(3)「10・11開場」まであと1カ月... 豊洲市場で亀裂と陥没見つかる 毎日新聞出版
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2018/09/30/post-2105.html
(4)クローズアップ2018:東京・築地市場、来月豊洲移転 曲折30年、役割揺らぐ - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180903/ddm/003/010/077000c?fm=mnm
(5)市場当局が石原都政時代から潜り込ませた“インチキ図面”|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227236
(6)築地市場:「日本の台所」が6日閉場 83年の歴史に幕 - 毎日新聞(写真)
https://mainichi.jp/graphs/20181006/hpj/00m/040/001000g/1?fm=mnm
(7)築地市場に埋められた「原爆マグロ」を知っていますか?(BuzzFeed Japan)Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00010003-bfj-soci
(8)【築地がいいデモ】築地業者・女将さんら
移転・解体中止訴え300人 – 日本共産党東京都委員会
http://www.jcp-tokyo.net/2018/1001/135848/
(9)豊洲移転問題で都が築地側の営業権侵害を事実上認める
| 週刊金曜日オンライン
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2018/09/28/antena-335/
(10)豊洲移転のドサクサで…5600万円“野良猫シェルター”の波紋|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238420
●豊洲へ引っ越し:ターレが都内を大移動 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/graphs/20181007/hpj/00m/040/001000g/1?fm=mnm
(これが元気で楽しい築地の人たちの商売姿の最後になる可能性が高い)
草々
(追)いちろうちゃんのブログ「豊洲TOXICスキャンダル」
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(1)豊洲TOXICスキャンダル(28):(声明)高濃度土壌汚染が残る豊洲新市場への移転は中止を、食の安全・安心を最優先して世界に誇る築地市場を守ろう(2018年8月8日) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/toxic28201888-3.html
(2)豊洲TOXICスキャンダル(27):小池タヌキの「築地は守る・豊洲を生かす」とは「築地は捨てる・豊洲はゴマカス」だった=築地市場は都民の宝・日本の誇り=築地市場を守ろう! いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/toxic27-18e1.html
(3)豊洲TOXICスキャンダル(26):毒物まみれの豊洲市場を都民に残してトンズラした最高責任者=石原慎太郎に損害賠償をさせるための「築地裁判」公判&報告会(9/4
月曜日) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/toxic26-4bf6.html
(4)豊洲TOXICスキャンダル(25):ニセモノ「専門家会議」(平田健正座長) VS ホンモノ科学者「日本環境学会」(他)=手抜き調査で毒物まみれを隠した豊洲へ卸売市場を移転できるのか!?
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/toxic25-vs-d0eb.html
(5)豊洲TOXICスキャンダル(24):二兎追う者は一兎をも得ず=都議選対策の「茶番」と化した築地豊洲問題の「小池百合子回答」、毒物まみれの「豊洲を(卸売市場として)生かす」などありえない話
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/toxic24-fdd1.html
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