(他のMLでの議論です)『週刊現代 2018.11.3』掲載の「パックン」(フードスタンプの苦い思い出)を巡って社会保障の在り方に関して議論しています
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.イベント情報
(1)(本日:イベント情報)(10.27)緊急のDVD上映と学習の集い:東海第二原発再稼働反対!(東京都北区「さよなら原発 in 飛鳥山 2018実行委員会」) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/in-2018-4a49.html
(関連)(11.6)(福島)原発事故による放射能汚染の実態:隠された汚染とその深刻な現実
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-7da4.html
(関連)(11.13)緊急ちょぼゼミ「首都東京が危ない!
徹底検証 東海第二原発再稼働容認」 いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-cc7b.html
(本日10/27で話しきれない分は、11/13に3時間かけて質疑応答をやりながら、じっくり・ゆっくりお話いたします。:田中一郎)
2.その他のイベント情報
(1)(明日です)【10-28(日)】「第二十一回 原子力市民委員会 ~3.11後の放射性廃棄物・除染土等の扱いから見る「なし崩し政策」~」開催のお知らせ 原子力市民委員会
http://www.ccnejapan.com/?p=9378
(2)「荒れる気候の時代に 命を守る水害対策を考える」-12-16、東京・水道橋 - 八ッ場(やんば)あしたの会
(関連)(報告)(10.11)「日本のダムと河川行政:この旧態依然をどうする?」(嶋津暉之さん)(オルタナティブな日本を目指して:第17回新ちょぼゼミ)いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/17-67a6.html
(3)アソウやめろ!11月11日(日)財務省前アピール行動&デモ- 森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会
http://sinkan.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/1111-5336-1.html
http://www.labornetjp.org/EventItem/1539304553871staff01
(関連)麻生財務大臣の辞任を求める署名
(4)(別添PDFファイル)(チラシ)(12.6)公開勉強会:ゲノム編集技術の現状と生命倫理の問題を考える
http://www.labornetjp.org/EventItem/1538480723108staff01
3.キャンペーン
(1)『原発いらないふくしまカレンダー2018』- 原発いらない福島の女たち
http://onna100nin.seesaa.net/article/453213540.html
(2)キャンペーンについてのお知らせ · 【朝日新聞に掲載されました】岩手)揺れる遠野駅舎 解体・再建案に異論 ·
Change.org
4.これじゃ選挙に勝てません=立憲民主党・国民民主党:政権交代のワクワク感が皆無(言い訳理屈の塊みたいなのは魅力なし)
これじゃ次の国政選挙もボロ負け必至です。そもそも自公政治に代わるどのような政治を実現したいのかがよくわかりません。日米安保重視(枝野)・現実的政策(玉木)では、今の自公政治とどこが違うのでしょうか? 自民党の補完政治をしたいということなのでしょうか? 地方選挙では、よく自公と「相乗り」をしていますが、それはそういう意味ですか? この連中には戦国大名たちの「イクサ」の仕方を学ばせたいですね。
ともかく来年の参議院選挙(2019年7月)まで1年を切っています。あらゆる機会を通じて、この旧民主・民進の連中の性根を叩きなおしていきましょう。それで治らないようなら、我々「当たり前の世の中と、まともな政治を求める市民」は、この連中に見切りをつけ、新たな政治勢力を形成していく他ありません。アベ自公ゴロツキ・タカリ政権の暴走は止まりそうにありません。一刻も早いホンモノの政権交代が必要です。時間との勝負と言っていいでしょう。
(社民党・自由党や福島瑞穂議員(社民)・山本太郎議員(自由)にもインタビューをしてほしいですが、しかし、この2党もまた、一部の例外人士を除いて危機感に乏しく、日本の政治を大きく動かしていく迫力に乏しいところがあります。しっかりしてくれ~!!!)
(1)「民主党のトラウマ」をどうする? 立憲民主党代表・枝野幸男「私たちは-非自民で集まる-という過ちを二度と犯さない」 - 政治・国際 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2018/10/26/107361/
(2)「民主党のトラウマ」をどうする? 国民民主党代表・玉木雄一郎「民主党のババは僕が全部引き受けますよ」 - 政治・国際 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2018/10/25/107360/
(3)全文表示 - 志位和夫氏インタビュー 日本共産党トップが「政権交代」のビジョン語った -
J-CASTニュース
https://www.j-cast.com/2018/10/24341843.html?p=all
(あえて申し上げれば、日本共産党が既成政党の中では最もマトモです。特に私は福島第1原発事故以降の同党の動きを高く評価しています。しかし、それでも上記の志位委員長のインタビューを読んで見ると、脱原発・再稼働阻止の話は一言も出てきませんし、日米安保については日米地位協定の改正や日米合同委員会の抜本見直しの話も出てきません。私が日本を亡ぼす3大悪政の1つと申し上げているTPP協定や日欧EPAについても言及なしです(あとの2つは、原発と戦争法及びその関連法=共謀罪や特定秘密保護法を含む)。また、共産党という党名は何があっても変えないということも否定していません。やはり問題なしとは言えないのです。私はこの政党が依然として閉鎖的で、広く世直しを求める市民と議論できていないところが、今や大きな弱点になってきているように思えます。従来型の「左翼団結政党」から脱皮できていません。早くイメージチェンジとともに生まれ変わっていただきたいですね。:田中一郎)
(関連)旧民主系激突も、連合が対応苦慮 来夏の参院選・京都選挙区 (京都新聞)
https://web.smartnews.com/articles/fjWaQxWzBT1
(前原誠司に媚びへつらいながらの福山哲郎率いる京都の立憲民主党ですが、この際、国民民主党とともに共倒れしていただき、代わって共産党の候補に当選していただけばいいのではないかと思います。いい薬になるでしょう。下記のような「自民党との相乗り」という「ふざけた真似」を京都府知事選挙に続いてやっているような立憲民主党・国民民主党など、いらんわ、ということです。早く消えてなくなれ!! :田中一郎)
(関連)(別添PDFファイル)自民党に相乗り…前原&福山氏が民意を読み違えて“赤っ恥”(日刊ゲンダイ 2018.10.24)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240093
(自民・公明・立憲民主党・国民民主党 VS 共産・市民の対決は、共産・市民の勝利で終わった=あたりまえのことが起きた。「民意の読み間違え」などではありません。この京都の自民・公明・立憲民主党・国民民主党は、みな、民意を踏みにじって勝手なことをしている連中です。一刻も早く退治すべきです。「市民と野党の共闘」を妨害・破壊する福山哲郎は立憲民主党から追放せよ。これで何度目だと思っているのか!! :田中一郎)
(関連)立憲民主党の失格幹事長、福山哲郎へ |
週刊金曜日オンライン
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2018/04/17/sataka-21/
以下はメール転送です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[転送・転載歓迎します。重複受信の際はご容赦ください。]
京都の大山崎町選挙に続き、「大山鳴動して共産制す!」の構図になっている福島県知事選挙。
*歴史的な大山崎町選挙のチラシの写真:
https://twitter.com/mitsu_ohta/status/1055090180393066496
福島原発汚染水の海洋放出に反対と言えない安倍政権・国・東電の代理人たる現職の内堀雅雄氏か、「夢つむぐ福島」を掲げて福島県民の命と暮らしを守る町田和史氏か。基地が原発に置き換わっただけで、沖縄県知事選挙と同じ構図。25日には沖縄統一連の中村事務局長が町田候補を応援。沖縄県知事選挙に続こう!ひっくり返すぜ! 例によってYouTubeの視聴・拡散でも応援できます。
今後の選挙のこともあるので提案ですが、皆さん、動画などの選挙コンテンツには検索でひかっかるように「何々選挙」のキーワードを入れましょう。キーワード福島県知事選挙のYouTube検索で下記はいずれも表示されません。
*福島県知事選10月25日 街なか広場 町田かずし候補の訴え - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0_TfX3dK1uY
*県知事選トークライブBOTTOMUP福島1021(2018.10.21郡山市) YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EUXnFt90hnU12
*2018/10/20福島市渡利での街頭宣伝 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2wncFN7LTUU
*#夢つむぐ福島
https://fukushima-tsukurukai.org/
*福島県知事選・立候補者アンケート(上) 「争点」13項目紹介:県内選挙:福島民友新聞社 みんゆうNet
http://www.minyu-net.com/news/senkyo/FM20181016-316330.php
*福島県知事選・立候補者アンケート(下) 「争点」13項目紹介:県内選挙:福島民友新聞社 みんゆうNet
http://www.minyu-net.com/news/senkyo/FM20181017-316688.php
太田光征
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5.世界の株価が暴落を開始か!? =公的年金基金のカネが「水泡」のごとく消え始めた
世界の株を高値掴みしてしまった日本の公的年金基金と日本銀行、アベノミクスというアホノミクスにだまされて、年金や金融政策で世界の株式を山のように買い込んで、それが暴落、高度経済成長を経て経済大国だなどと言われてきた「成金国家=日本」も、いよいよその没落を確かなものとする気配である。今後、人口減少社会を迎えることに加え、これまでの約20年間、若い世代の人材を浪費し続け、学問や科学の予算も削りに削り続けてきた結果、にっちもさっちもいかないボンクラ国家が出来上がりつつあった日本が、ここにきて「よせばいいのに」の株式投機で、もはや経済的にもへこんでしまいそうである。「国が滅びていくときとはこういうものか」を見せつけられる思いがしている。今も多くの居眠り有権者は平然として、オリンピックだ、日本シリーズだと、福島第1原発事故のことも忘れてバカ騒ぎを繰り返している。憤懣やるかたなし。
(関連)基本ポートフォリオの考え方-年金積立金管理運用独立行政法人
https://www.gpif.go.jp/gpif/portfolio.html
(リーマンショック並みの金融危機が再来すると、公的年金基金の約半分近くを占める国内外株式が「半値八掛け2割引き」の結果、140兆円×50%×50%×80%×80%+140兆円×50%=22+70=92兆円くらいまで減額してしまうだろう。:田中一郎)
(1)〔米株式〕NYダウ続落、608ドル安=企業業績の先行きを懸念(24日)☆差替(時事通信) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181025-00000008-jijc-brf
(2)東証:大幅反落、終値は822円安の2万1268円(25日) - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181025/k00/00e/020/301000c?fm=mnm
(3)NY株:アマゾン株急落で一時500ドル超安(26日) - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181027/k00/00m/020/136000c?fm=mnm
(4)【↓】日経平均 大引け| 続落・一時2万1000円割れ、朝高も上値重く売りに押される (10月26日) - 市況 - 株探ニュース
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201810260705
(5)日米株価下落:市場の楽観論、急速に後退 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181026/k00/00m/020/181000c?fm=mnm
6.その他
(1)(別添PDFファイル)マンガのような対応策に「だったら止めろよ」の正論、くすぶる増税断念の現実味(日刊ゲンダイ 2018.10.23)
http://www.asyura2.com/18/senkyo252/msg/584.html
(2)富裕層から突然転落する人々。そのほとんどの原因は金融投資である<不動産執行人は見た16> - ハーバービジネスオンライン
(3)靖国神社宮司に皇学館の山口氏 天皇批判報道の小堀氏の後任 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-824772.html
(4)旭日旗に「日本人のど根性」のテスト 中学が回収し謝罪へ (京都新聞)
https://web.smartnews.com/articles/fjYYBtGYByn
(日本の学校もここまで来てしまっている。このテスト問題の作成に責任がある教員たちを処分せよ。「軽い気持ちで・・・・」ですむ話ではない。そして、この「旭日旗」がアジア諸国に対して持つ意味や、それをこともあろうに海自が使っていて、それを巡って韓国から(韓国訪問時に)使用自粛の申し出があったにもかかわらず、はねつけていることも、生徒たちにきちんと伝えておくべきだろう。私の若い時代から、こうしたことを「事なかれ主義」で片づけてきた結果、今やこの国は「歴史忘却主義と歴史歪曲主義が仲良く共存」する「社会問題無答責」国家になり下がっている。:田中一郎)
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他のMLでの議論です。『週刊現代 2018.11.3』掲載の「パックン」(フードスタンプの苦い思い出)を巡って、社会保障の在り方などに関して議論をしています。ご参考までにお送りいたします。最初の発言者=柴田武男氏は「公正な税制を求める市民連絡会」の常任幹事をなさっておられる方です。別添PDFファイルの会報掲載記事「消費税雑感、3度めの正直となるのか(柴田武男『公正な税制を求める市民連絡会
会報 Vol14 2018年10月』)」も併せてご覧ください。いつも活発な発信をしておられて、私たちも大いに啓発され刺激を受けています。
●私の地図
389回:パックン(『週刊現代 2018.11.3』)
http://blog.livedoor.jp/ura_sta/2018/pakkun.pdf
(関連)『週刊現代』パックン、フードスタンプの苦い思い出 - 浦和スタンディング
http://blog.livedoor.jp/ura_sta/archives/34552436.html
(参考)(別添PDFファイル)消費税雑感、3度めの正直となるのか(柴田武男『公正な税制を求める市民連絡会
会報 Vol14 2018年10月』)
「syouhizeizakkann_sibatasan.pdf」をダウンロード
http://tax-justice.com/
以下はメール転送です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下記の柴田様の議論に賛同いたします。
(1)「私は、井手英策さんのユニバーサリズムには賛成できません。というのは、貧困世帯はこのユニバーサリズムを待ってられない厳しい状況で、ターゲッティズムで救わないとどうしようもない状況に追い詰められているからです。」
⇒ 全くその通りです。自分たちが安全地帯にいて、ああでもない・こうでもない、の小田原評定を繰り返しているよりも、「今そこにある危機」状態にある人々を救済することを優先せよ、と私は思います。救済はタイミングを失したら救済になりません。今の安部・自公政権は、税と社会保障の一体改革だなどと言いながら、消費税を増税しつつ、「今そこにある危機」状態の人たちへの支援を容赦なくたたき切っているではないですか。何故、これに強く反対を声を挙げ、ただちに改善せよと言わないのでしょう? ベーシックインカムなどと財源がどこにあるかもわからぬような寝ぼけた議論を繰り返し、個別具体的な政策問題に深入りしようとはしないこうした態度は、私は1990年代以降、はびこりはじめた脱イデ・イデオロギーの似非中立主義にあるように思えます。必要なのは「脱イデ」ではなく「脱井出(英策)」です。普遍主義的政策(ユニバーサリズム)は頭から否定はしませんが、財源をしっかりと見定めつつ、かつ、その財源をオルタナティブに使った場合の効果ともよく比較検討し、慎重に進めていくべきでしょう。
それから、柴田様がおっしゃる「彼がユニバーサリズムを強調する論点として、このスティグマ、「貧乏人差別が形になって日に見え、そこで傷つく人がどれだけいるか」ということを常に指摘していること」については、私はまず、政府が率先して「人権・権利としての社会保障制度」の考え方を徹底して宣伝・PRし、受給資格のある社会保障は受給して当然の権利であること、を広く有権者・国民に広げていくことが重要です。そして、誰もが経済的に厳しい状況に陥った時には、国や自治体などの行政が全力で支援をしてくれる、ということが「コモンセンス」になるよう、そうした社会状況を創っていくことが重要です。ゲス同士が足の引っ張り合いをしている「どん底への競争状態」を解消し、封じ込めていく政策もまた重要です。政治や行政サイドの努力が、全くと言っていいほど足りないと私は考えています。
(2)「私は、ここで敢えて「最低限度の」と書くべきではないと思ってます。この文言が「貧乏人差別」の根源という気すらしています。パックンが日本で成功したのは、家族に支えられた自己肯定感があったと言うことです。自己肯定感を維持する、それがこの第25条の根本理念であるべきです。健康で文化的な生活が営めるから人は自己肯定感を持てるのです。それを「最低限度」と規定する必要はありません。」
⇒ 賛成です。他方で私は、社会保障制度をふくめ、制度のルールを悪用して「タダノリ」する一部の人たちに対しては厳しく対応すべきであるとも考えております(ケアレスミスはともかく、悪質なものに対しては巨額の罰金を払わせたらいかがでしょう=抑止力がきつく働きます)。ただし、それは、制度が適切である限りでの話です。そして、日本の社会保障制度は、私が知る限りでも、制度として不適切なことが多すぎるように思っています。しかし、それもあまり議論されておりません。有権者・国民が有権者として怠慢です。
(3)「私達は人を論じているのではなく、人の思想を論じているはずです。ところが、どうも人を論じて、一部意見が異なるとその人の思想を全面的に否定しにかかります。ほかの人と思想が全く一緒などはあろうはずがないのに一部の批判点で、あの人はダメ、という結論になってしまいます。私は自戒しているつもりですが、出来ているのかどうか、これまた自信はありません。でも、人と人の思想は議論の場では峻別すべきです。」
⇒ 原則論としては、おっしゃる通りだと思います。特にMLなどでの議論ではそうだと思います。但し例外が2つあって、一つは、権力者への批判=特に権力を濫用しているような連中=安倍晋三・アホウ太郎を筆頭に今の政治家たちや幹部官僚、裁判所の判事たちなどです。もう一つは、著名人や有識者など、マスコミによく登場して自分の考えを広く公開して有権者・国民に影響力を持っている人々です。井出英策もそのうちの一人でしょう。こうした人たちは、日本の場合、その多くが「御用言論」であることが多いので、その場合には、その発言者の「人となり」もまた批判せざるを得ません。この場合は、その批判の仕方が問題、ということになると思います。
(特に現代日本では、大学教授、医者、弁護士、の3大知的自由業者の多くが、権力におもねり、その組織の多くが(大学や学会や医師会や弁護士会など)腐っている場合が多いので、これを批判しないわけにはいかないのです。私は自分の経験から判断して、今日の日本の大学の大半は腐っているので、いったん解体する必要があると常々申し上げており、その筆頭格が東京大学や大阪大学ではないかと考えているのです。その場合、その大学の学長や評議会委員も当然ながら批判せざるを得ないでしょう。その連中が何をしているかも含めてです)
草々
柴田様のメール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
差出人: 柴田武男
送信日時:
2018年10月23日
件名: この食糧切手、僕は大嫌い。
おはようございます。
パックンという芸能人が週刊『現代』に次のように書いてます。
「生活保護を受けるようになり、一番悲しかったのが「食糧切手」で買い物をした時の出来事。政府は生活保護家庭に対し、現金の代わりに、お店で食べ物が買えるチケット(食糧切手)を支給していた。小学4年の時、近所のスーパーでお母さんと一緒に買い物をし、レジでチケットを出すと「ドックフードは対象外、現金で払って」と言われました。家では犬が待っているのに、財布の中にはおカネがない。それどころか、貧乏人だからドックフードを食べているんじゃないかと偏見視され、泣きそうになっているお母さんを見て、本当に辛かったのです。
この食糧切手、僕は大嫌い。チケットを出すことは周囲に貧乏人だと伝えているようなものだし、「食糧切手お断り」の張り紙をしている店もある。つまり貧乏人立ち入り禁止と同じ。この馬鹿々々しい制度のせいで貧乏人差別が形になって日に見え、そこで傷つく人がどれだけいるかを政府は考えていない。何でこんな制度があるかというと、貧乏人に現金を渡すとクスリやお酒に使っちゃうと、信用されていないからなのです。
僕はこの頃から、自分の生き方を変えました。貧乏である僕は、他のみんなと同じ道を走るべきではない。お父さんがいておカネがあって強い環境に置かれている人と競えば敗けるかもしれないと考えるようになったんです。それならみんなと違うフィールドで競争しようと。だからスポーツでも、メジャーでおカネのかかるアメフトや野球はやらず、体操や板飛び込みなどをやっていました。」
パックンという芸能人がいます。日本語を流ちょうに操る外国人コメディアンという異色な存在で、ハーバード大学出身というのも印象にあります。その彼が、生活保護を受けてフードスタンプで生活していた家庭出身だそうです。その彼が、「この食糧切手、僕は大嫌い。」と書いてます。添付PDF参照。
私は、井手英策さんのユニバーサリズムには賛成できません。というのは、貧困世帯はこのユニバーサリズムを待ってられない厳しい状況で、ターゲッティズムで救わないとどうしようもない状況に追い詰められているからです。ですが、彼がユニバーサリズムを強調する論点として、このスティグマ、「貧乏人差別が形になって日に見え、そこで傷つく人がどれだけいるか」ということを常に指摘していることにとても共感します。彼のユニバーサリズム論に、この「貧乏人差別」への怒りがあることには敬意を表しています。
生活困窮者への支援は、この点を考慮しないと意味がありません。憲法第25条は、
第二十五条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
という内容です。私は、ここで敢えて「最低限度の」と書くべきではないと思ってます。この文言が「貧乏人差別」の根源という気すらしています。パックンが日本で成功したのは、家族に支えられた自己肯定感があったと言うことです。自己肯定感を維持する、それがこの第25条の根本理念であるべきです。健康で文化的な生活が営めるから人は自己肯定感を持てるのです。それを「最低限度」と規定する必要はありません。
井手英策さんのユニバーサリズムから学ぶべき点は、「貧乏人差別」の問題をしっかり強調していることです。日本でもフードスタンプ的な発想は生活保護の現場では強いです。また、「貧乏人に現金を渡すとクスリやお酒に使っちゃう」という偏見も根強いものがあります。それは、安全地帯にいると認識している我々への問いかけなのです。今は安全地帯に居るとしても、何かあればその立場から外れます。そして、そうしたときに「最低限度の」生活しか保障されない偏見に満ちた社会で、自己肯定感を持ち続けられるのか、酒や薬という刹那的な楽しみに依存しないで居られるのか、私にはそんな自信はありません。
ユニバーサリズムは目標としてありえるとして、遠すぎる目標です。残念ながら、私達はユニバーサリズムを唱えるにはほど遠い状況です。まずは、ターゲッティズムとして生活困窮者を支援しないと生存すら危うくなります。
柴田武男
追伸 私達は人を論じているのではなく、人の思想を論じているはずです。ところが、どうも人を論じて、一部意見が異なるとその人の思想を全面的に否定しにかかります。ほかの人と思想が全く一緒などはあろうはずがないのに一部の批判点で、あの人はダメ、という結論になってしまいます。私は自戒しているつもりですが、出来ているのかどうか、これまた自信はありません。でも、人と人の思想は議論の場では峻別すべきです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々
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