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2018年9月 1日 (土)

東京電力経営者幹部3人に対する刑事裁判で次々と明らかになる福島第1原発事故の真相=「原発ゼロ」実現のためには原子力ムラ・マフィア連合と、機能しない原子力規制委員会・規制庁の解体が必要不可欠だ

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.イベント情報

(1)福島原発告訴団 お知らせ

 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/p/blog-page_88.html

(2)グローバリズムは私たちを幸せにするか!? PART2 次々と進む通商交渉のワナ 通商交渉・グローバリズムを考えるシンポジウム(明治大学)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1535184408861matuzawa

(3)(9.10)「グローバル資本主義を乗り越える日本の食料・農業政策」(安田節子さん)(オルタナティブな日本をめざして:第16回新ちょぼゼミ)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/16-80b8.html

 

2.キャンペーン

(1)(別添PDFファイル)六ケ所再処理場貯蔵のレベル廃液の早期安定化(ガラス固化)を求めてください(要望)(2018823日)

「rokkasyosaisyori_youbou_kiken.pdf」をダウンロード
 http://sanriku.my.coocan.jp/

 

(関連)高レベル放射性廃液 液体のままでは危険だ! 蒸発乾固後の析出硝酸塩爆発に答えず(『天恵の海 第191 2018.8.30』:「三陸の海を放射能から守る岩手の会」)

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.191.pdf

 

(2)キャンペーンについてのお知らせ · 辺野古米軍基地建設は「差別」です。 · Change.org

 http://ur0.work/LLM1

 

(3)キャンペーン · 小川アナではなく、桐永チーフプロデューサーが報ステを辞めてください。長年報ステを支えてきた敏腕ディレクターの解雇も撤回してください。署名(〆切9-23。テレビ朝日に送ります)#桐永やめろ #報ステ · Change.org

 http://ur0.work/LLM0

 

(4)キャンペーン · 山口県知事 村岡嗣政 様 萩・むつみへのイージス・アショア配備計画の撤回を求めます! · Change.org

 http://ur0.work/LLM2

 

(関連)キャンペーンについてのお知らせ · ありがとうございます。400名を超えました。 · Change.org

 http://ur0.work/LLM4

(関連)イージス・アショア 山口県 イージス・アショア配備計画の撤廃を求める住民の会

 https://noaegis2.wixsite.com/noaegis

 

3.岩波月刊誌『科学』

(1)岩波月刊誌『科学』(20188月号):特集 原発事故は検証されたのか

 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

(2)岩波月刊誌『科学』(2018年9月号):特集 小児甲状腺がんとUNSCEAR

 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

 

4.[大弦小弦]公開中の韓国映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」は沖縄タイムス+

 http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/305387

 

(私も見ました。とてもいい映画でした。今の韓国映画はレベルが高い。みなさまも是非ご覧ください。:田中一郎)

 

5.(再掲)「放射線のホント」間違った記載ない~復興大臣 OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー

 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2302

 

(福島県のみなさま、こんな「居直りウソツキ」を国会議員にしておいていいのですか? :田中一郎)

 

6.公文書管理法違反の霞が関役人どもをすべて逮捕して起訴せよ!(隠せ、隠せ、隠せ、都合悪けりゃ皆隠せ!!)

(1)経産省内部文書:政治家をはじめ省内外の人物との折衝記録「発言要らぬ」指針骨抜き(毎日2018.8.30)  

 https://mainichi.jp/articles/20180830/k00/00m/040/181000c

(2)公文書「個別発言の記載必要なし」経産省が省内に周知(朝日 2018.8.30

 https://www.asahi.com/articles/ASL8Z5G7RL8ZULFA01T.html?iref=pc_ss_date

(3)経産省「発言記録残すな」文書の背景に安倍官邸の意向! やっぱり安倍首相にモリカケの反省は一切なかった リテラ

 http://lite-ra.com/2018/08/post-4219.html

 

6.「いちろうちゃんのブログ」より

(1)(続報)海洋放出されるという福島第1原発の汚染水は「トリチウム水」などではなかった=規制値を上回る様々な放射性物質が混じった「危険水」:「虚偽表示」「トリチウム水偽装」で福島県民・国民を騙そうというのか!? いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-79a5.html

 

(2)本日(8/27)のちょっとだけ情報:(1)都や区の資産がかすめとられているのでは?(3件)(2)山口二郎さん「中途半端はやめて」(3)地球温暖化よりも酸性化が危ない!(4)外環道訴訟 他 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-fda4.html

 

(3)(他のMLでの議論です:この加藤出さんの議論は正論です)日銀の資産規模がGDPに迫る異常な膨張、海外からは「無謀」の声 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/fwgdp-8a93.html

 

(4)松尾匡立命館大学教授との経済政策を巡る議論(その2):問題は「反緊縮」政策の中身です いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-54aa.html

 

(5)(松尾匡立命館大学教授からのコメントをお送りいたします)Re:松尾匡立命館大学教授との経済政策を巡る議論(その2):問題は「反緊縮」政策の中身です いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/re-fed4.html

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東京電力経営者幹部3人に対する刑事裁判で、福島第1原発事故の真相が次々と明らかになってきています。何故、あんな事故が起きてしまったのか、防ぐことはできなかったのか、事故後の検証はきちんとされたのか、大事故の責任はいずこにあるのか、多くの犠牲者が今も出続けている福島第1原発事故について、うやむやのまま棚上げにしたり、目をつむって不問にしたり、原発事故などなかったこと・大したことはないことにするなどということは許されません。起きることはないと言われてきた原発大事故が実際に起きた、その大事故に至る経緯と関係当事者の責任を明らかにして、その罪を償わせる、この当たり前のことが問われているのです。

 

今週号の『週刊金曜日』が、この東京電力経営者幹部3人への福島第1原発事故に係る刑事裁判の特集を組んだ他、岩波月刊誌『科学』が20188月号「特集:原発事故は検証されたのか」で重要な論文を掲載しています。また、独立系ジャーナリストが原発事故解明のための専用サイトも立ち上げて情報提供を始めています。そして9月には、この東京電力福島原発事故刑事裁判の途中経過報告を行う集会が福島県と東京で開催される予定です(上記「イベント情報」参照)。みなさま、この機会に改めてこの刑事裁判の内容と今後の経過に注目いたしましょう。

 

(関連)『週刊金曜日』(2018831日号):新事実続出 東京電力刑事裁判

 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002634.php

(関連)岩波月刊誌『科学』(20188月号):特集 原発事故は検証されたのか

 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

(関連)TieLabs HomePage - level7

 https://level7online.jp/

 

注:私が今、この裁判に関係して問題だと思っていること

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(1)福島第1原発事故を引き起こしてしまったことについて、刑事責任を問われて起訴されている人間の数が少なすぎる。特に事故を起した福島第1原発を含む当時の原発・原子力規制を行う当局だった原子力安全保安院の当時の幹部(その多くが現在の原子力規制庁にいて、今でも原子力行政を差配している)や、東京電力の他の幹部たち(たとえば清水正孝社長(当時))、あるいは原発メーカーや政府の関係審議会の委員を務めていた御用学者たちもまた、責任を問われてしかるべきである。刑事裁判で起訴すべき人間達と、裁判ではない方法で責任を問うべき人間たちがいるように思う。

 

(2)事故が起きた後の対応のまずさについても、その責任の問い方が甘すぎる。政治家も含めて、福島第1原発事故について、原発事故実態の解明と事故原因の究明=事故直後の対応の是非(例えば「原発事故マニュアル無視」問題)、ある程度落ち着いてからの政府や東京電力・原子力ムラの対応、再発防止のためになされるべき法的措置はなされたのか(放射能汚染防止法・原発災害救助法など)、廃炉・除染・二次被害防止はこんなことでいいのかという問題、地域住民への事故直後の対応と賠償・補償の在り方、放射能汚染と被ばくの取扱問題、などなど、ぞれぞれの問題がきちんと調査・検証されないまま、なし崩し的に「原発再稼働」「原子力再推進」への猪突猛進している。許しがたい話である。

 

(3)東京電力福島原発事故刑事裁判が進捗するにつれて、海渡雄一弁護士も時折口にするように、政府事故調の報告書が巨大な「意図的な事実隠蔽文書」であることが明らかになってきている。何ということか。あれだけの大事故を、再発防止の願いも込めて、政府としての全力の取組としてなされた事故調査が、実は肝心なところが(今後の原発推進によろしくない影響を及ぼすからと、あるいは原子力ムラの人間個々人に責任追及がなされては困るからと)隠されたり無視されていた、ということのようなのだ。情けないことに、今度は原発事故を検証する委員会を検証しなければならないという、涙がちょちょ切れそうになるようなことが起きていたということだ。政府事故調の座長を務めた畑村洋太郎氏をはじめ、政府事故調委員たちの責任は重大といわざるを得ない。私は政府事故調の委員たち自らが、政府事故調報告書の内容がおかしいという人たちとの「充実した対話」の場を設け、自分たちの事故調査の進め方の是非も含めて(検察庁の役人たちが政府事故調の事務局・書記局を務めていたことなど)、もう一度、政府事故調の自己検証を行ってほしいと思っている。

 

(4)これまでの経過を振り返ってみて改めて強く思うことは、こうした福島第1原発事故の検証棚上げ放置や事故責任不問の最大の原因は、事故後大きな権限と独立性を与えられたにもかかわらず、原子力の規制機関として全くといっていいほど機能しない原子力規制委員会・規制庁と、それを巻き込んで依然として我が国の政治・行政に寄生してはばからない原子力ムラ・マフィアの利権連合にあるように思われる。私は、この全く役に立たなくなったどころか、再びの原発再稼働推進バックアップ組織=原子力再推進組織に転落してしまった原子力規制委員会・規制庁と、今や「悪の帝国・悪の枢軸」を築いて権力の濫用に邁進している原子力ムラ・マフィア連合を、福島第1原発事故の検証と再発防止のためにも、また、これからの日本を原子力災害から防ぐためにも(*CVIDの)「解体」が必要不可欠だと考えている。

 

*CVID:complete,verifiable,irreversible,dismantlementの略で、「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」などと訳される

 

(5)立憲民主党をはじめ「原発ゼロ法案」を国会へ提出している野党の皆さんへ

 法案提出後の取組状況がよろしくないように思います。早く協議を進めて、政権交代後に直ちに「原発ゼロ」を実効性のあるものとすべく、急ぐべき立法措置・行政措置は何なのかを固めて、関係各党と市民とで合意を形成してください。その際、私からは上記で申し上げましたように、今の原子力規制委員会・規制庁を即時解体して(根拠法を廃止すればいい)、経済産業省および文部科学省から原子力関係セクションを撤去するとともに、規制当局のメンバーをガラっと入れ替えて、今後、今ある日本の原子力・核施設が二度と過酷事故を引き起こすことがないような厳しい規制を入れられる、そういうメンバーで新たな委員会と規制実行部隊組織を創設してください。これを急がないと、また原発・核燃料サイクル施設が過酷事故を引き起こしかねません。そうなってから、いくら嘆いても、後の祭りです。特に立憲民主党の諸君は、時間を無駄にしないで、きびきびと動いて対応施策にメリハリや優先順序を付け、「原発・核燃料サイクル」にとどめを刺していただきたい。(下記はその参考です)

 

(関連)(報告)(新ちょぼゼミ 「オルタナティブな日本を目指して」第3回企画)討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策 当日録画 & レジメ(201797日) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/201797-9b54.html

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 <別添PDFファイル>

(1)新事実続出 東京電力刑事裁判:おびただしい無念の死の責任が明らかになってきた(佐藤和良『週刊金曜日 2018.8.31』)

「satou_toudenn_keijisaiban_kinn.pdf」をダウンロード

(2)新事実続出 東京電力刑事裁判:座談会 検察は東電幹部に刑事責任を負わせないよう工作していた(イントロ部分)(木野、白石、添田、明石『週刊金曜日 2018.8.30』)

「toudenkeijisaiban_kensatu_sinjijitu_kinn.pdf」をダウンロード

(3)新潟県の検証継続は維持されたが……、問われる規制委員会の姿勢,拭えない東京電力の「適格性」への疑念(イントロ部分)(田中三彦『科学 2018.8』)

「niigata_gijutui_kensyou_tanaka_kagaku.pdf」をダウンロード

(一部抜粋)

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(中略)当然規制庁は福島原発事故をめぐって新潟県でどんな議論がなされているかに継続的な関心をもつべきと思うが 筆者の知るかぎり,この5年間,ただの一度も規制庁関係者が自主的に当事県である新潟県の技術委員会の議論に耳を傾けたことはない。発足当初は市民に顔を向けていたように思えた規制委員会と規制庁だったが いまやわれわれが見ているのは顔ではなく背中であり,かつての原子力安全・保安院と区別かつかなくなりつつあることを実感した3時間だった。

 

(中略)まとめると.東京電力のメルトダウン通報遅れの問題の根底にはマニュアル不参照という問題が横たわっている。一方,同じ福島第一原発事故において,事故時運転操作手順書というマニュアルが的確に参照されず,そのために事故が拡大した可能性さえある。このようなことから,合同検証委員会は事故時運転操作手順書の不参照の可能性についても「事故時運転操作手順書等に基づく対応について」とし、それと関係する10項目を検証することになっていた。

 

(中略)事故時運転操作手順書をつくったのは東京電力であり,311事故時に各号機の運転操作に当たったのも東京電力である。問われている問題はその運転が,吉田昌郎福島第一原発所長(当時)が述べているように,手順書に記載されている導入・移行条件を「飛ばした」いわばアドリブ運転であったのかどうかであり,また,田辺文也氏が指摘しているように,仮にAOPEOPを的確に参照していれば23号機が炉心溶融を起こさなかった可能性があるのかどうか,である。これに答えられるのはどう考えても東京電力しかいない。しかし,それをしない。検証作業の「担当者」と最終報告書に明記しておきながら,実際には技術委員に問題を丸投げしていたのだ。簡単に県民を欺く。重要な問題に対して正面から向き合わない東京電力の姿勢は相変わらずで お上がお墨付きを与えた「適格性」が「ないとする理由」が,立派にあるということだ。

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AOP:事象ベース事故時運転操作手順書、EOP:徴候ベース事故時運転操作手順書)

 

(残念ながら、新潟県技術委員会の下で「東京電力HD・新潟県合同検証委員会」が策定した「事故時運転操作マニュアル」の事故時における適用状況に関する「最終報告書」は問題だらけのようです。そして田中三彦さんは、肝心かなめの東京電力が、福島第1原発事故時における自分たちの振る舞いについて「正面から向き合わない」と怒りの告発をしておられるようです。新知事となった新潟県ですが、福島第1原発事故の検証をするというのに、かような「最終報告書」を問題ナシなどとしてパスさせているようでは、福島原発事故の真相究明などは望むべくもないのではないでしょうか。新潟県技術委員会は、もう一度、福島第1原発事故時における東京電力の対応を、このマニュアル問題を提起した田辺文也氏への緻密なヒヤリングも行いつつ、改めて検証し直したらどうでしょうか。形だけの「検証」など、もういい加減にしてくれ、というのが圧倒的多数の新潟県民の声であろうからです。:田中一郎)

 

注:新潟県技術委員会=新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会

 http://www.pref.niigata.lg.jp/genshiryoku/gijyututop.html

 

●(新サイト)TieLabs HomePage - level7

 https://level7online.jp/

 

(上記サイトから)

(1)長期評価の発表を防災担当大臣が「懸念」し修正を要求 - level7(木野龍逸さん)

 http://ur0.work/LLLz

(2)「津波対応、引き延ばした」東電、事故3年前に他電力に説明 - level7(添田孝史さん)

 http://ur0.work/LLLF

(3)甲状腺検査ファクトシート - level7(白石草さん)

 http://ur0.work/LLLl

 

 <関連サイト>

(1)福島原発告訴団

 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/

(2)福島原発告訴団 予見できた! 回避できた! 東電刑事裁判報告会

 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/2018/08/blog-post.html

(3)福島原発刑事訴訟支援団|東京電力福島原発事故の真実と責任の所在を明らかに

 https://shien-dan.org/

(4)「真っ当な対策があれば、原発事故はなかった」 地震学者・島崎氏が見たもの - Yahoo!ニュース

 https://news.yahoo.co.jp/feature/1050

 

(5)東電、東通原発の地質調査を開始 共同事業化への道筋狙う(産経新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00000601-san-bus_all

(6)東電HD、東通原発の地質調査開始=予定前倒し(時事通信) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00000065-jij-bus_all

 

(この倒産会社=東京電力は、国民の税金を使って何をやっとるんじゃ!? お前らが倒産・解体されないで済んでいるのは、福島第1原発事故の後始末をちゃんとする、被害を受けた方々に対してきちんと賠償補償や再建支援をする、汚れたところをきれいにして元に戻す、そのために生かしてもらっとるんだよ。それを、何を勘違いをしているのか!? こんなことをするのなら、さっさとつぶしてしまえ! :田中一郎)

 

<追1>福島第1原発汚染水の海洋投棄の件

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20180830 反対意見続出の多核種除去設備等処理水の取扱いに係る説明・公聴会 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=q5alu28XNRQ

 

山田幸作先生から

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皆さん、山田耕作です。私は3番目の東京会場に出席発表しました。

意見表明は16名で以下の16名です。江口工、太田健一、大野光一、笠井健二、坂上武(原子力規制を監視する市民の会)、菅波完(高木仁三郎市民科学基金)、戸井田良晴、時田孝二(NPO法人放射能測定センター)、西尾正道、温品淳一、伴英幸(原子力資料情報室)、細川弘明(原子力市民委員会)、満田夏花(国際環境NGO FOEJapan)三原翠。山田清彦、山田耕作、所属団体のない人は個人

 

事務局からの説明の後、以上の順に意見を述べました。海洋投棄に賛成の意見はなく、投棄反対の意見がほとんどでした。途中で投棄しようとする汚染水がトリチウムだけでなく、ストロンチウム90やヨウ素129などの放射性物質が含まれていることから公聴会開催の前提条件が満たされていないとして紛糾しました。それらを除去してから再度開催すべきであるという意見が意見発表者側から強く出、委員長はいつから取り残しの放射性物質が基準値以上にあることを知ったかとの質問があり、委員長が追及されました。初めから取り残しがあることはわかっていたとのことでしたが委員会の誠実 さや信頼性が問われました。

 

トリチウム自体の危険性についても西尾さんや三原さんはじめ多くの人から指摘されました。トリチウムの危険性の専門という委員が100ミリシーベルト以下なら安全とか、ICRPのシーベルトに基づく議論をしたため不勉強さが目立ち、全く正しい科学的知識のない人たちが委員を構成していることがよく分かりました。トリチウムの危険性、生態系における有機結合型トリチウムの濃縮、現実の被害の実態などは十分理解されていないようです。現在ではトリチウムが被曝被害の真の犯人である証拠が国際的な研究で増えつつあること、正しい知識を学び、徹底した批判を強めましよう。

 

繰り返しになりますが、原子力資料室が最近 発表したブリーフィングペーパー:

http://www.cnic.jp/8115

 

ティム・ディアジョーンズさんのトリチウム水の海洋放出に関する警告です。

非常に重要な論文です。私達の議論の参考になります。

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<別添PDFファイル>

(1)トリチウム水放出反対「漁業に打撃」、福島原発めぐり公聴会(東京 2018.8.31

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201808/CK2018083102000142.html

 

<関連サイト>

(1)東京新聞 トリチウム水放出 郡山でも反対多数 福島第一公聴会 社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201808/CK2018083102000284.html

(2)東京新聞「タンク貯蔵、継続を」トリチウム水放出で「漁業は壊滅的」公聴会 社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201808/CK2018083002000265.html

 

(関連)(続報)海洋放出されるという福島第1原発の汚染水は「トリチウム水」などではなかった=規制値を上回る様々な放射性物質が混じった「危険水」:「虚偽表示」「トリチウム水偽装」で福島県民・国民を騙そうというのか!? いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-79a5.html

 

(こら! 原子力ムラ・放射線ムラのインチキ野郎・女郎ども、膨大な量の放射能を海に捨てるんじゃないぞ! 薄めりゃいい、なんて言うのなら、その薄めた汚染水を持って帰って、お前たち家族みんなで飲めよ、洗濯に使えよ、食器を洗えよ、風呂に使えよ、何言ってんだ! 他人事だからいい加減でいい、そういうことだろうよ。そもそも、海にぶん投げようとしている汚染水はトリチウム水なんかではないし(他にも毒物がいっぱい入っている猛毒カクテル水ではないか!)、トリチウムの有害性・毒性にしたって、何にも分かっていないだろ。危険性が低いなどと、よく言えたものだ。科学的というのなら、実証的な証拠を見せろ! 実証だ、実証。証拠だよ。海の汚染だって、有機結合トリチウムとその生物濃縮に着目して、ロクすっぽ調査もしていないではないか! やってることが丸で出鱈目だ。:田中一郎)

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<追2>もんじゅ廃炉 作業開始

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<別添PDFファイル>

(1)もんじゅ廃炉に着手、50年計画 1体の燃料取り出し(毎日 2018.8.31

 https://mainichi.jp/articles/20180831/ddn/001/040/039000c

 

<関連サイト>

(1)クローズアップ2018:もんじゅ廃炉 不安の船出 ナトリウム危険/作業経験不足/後継炉難航 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180831/ddm/003/040/053000c?fm=mnm

(2)もんじゅ:廃炉へ一歩 核燃料1体取り出し - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180831/ddn/001/040/039000c

(3)もんじゅは830日から廃炉の第一歩核燃料取り出しに入りますが、経過を見るとトラブル続き。心配です。 - 細々と彫りつける

 http://ishikawakz.hatenablog.com/entry/2018/08/29/023358

(4)高速増殖炉:もんじゅ「きちんと廃炉できるのか」不安の声 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180829/k00/00m/040/164000c

 

(田中一郎コメント)

 ナトリウムのツボの中からやっと一本を取り出したということだが、このナトリウムは放射能には汚染していない。問題は炉心にある放射能まみれのナトリウムの中にある危険な核燃料棒だ。少し前に関係機関とこのもんじゅ廃炉の安全性の問題で交渉をした際、役人と思わしき男が、燃料取り出しは経験があるから技術的には大丈夫、などと自信満々に言っていたが、関係記事を読んでみたら、これまでたった2本しか取り出したことがないそうだ。万事こんな調子で、日本の原子力・核関連の仕事をしてきた連中は、口八丁手八丁のいい加減な詐欺師のような連中ばかりと見ておいていい。クソの役にも立たないどころか、極めて危険なリスクだけを残して、巨額1兆数千億円の血税がドブに棄てられる。はいそうですか、などと言っておれないひどさだ。高速増殖炉「もんじゅ」を推進してきた幹部どもを厳重処分せよ、この人的措置がきちんとできるかどうかが、二度と同じ失敗を繰り返さないカギとなる対処策だ。やりました、失敗しました、事故を起しました、それではさようなら、・・・・こんなことを絶対に許さない、厳格な仕組みこそが求められる。「もんじゅ」責任者を地獄の果てまで追いかけよ!! 税金返せ、カネ返せ、バカ野郎。

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<追3>その他 原発関連

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<別添PDFファイル>

(1)仮設住宅 無償打ち切り、避難者行き場どこに(東京 2018.8.31

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180827-00000098-mai-soci

 

(田中一郎コメント)

 帰還困難区域からの避難者に対しても、かようなことをしている。記事には「「生活再建の見通しを早い段階から立ててもらうため、終了時期を示すことが重要と判断した」。二十七日の記者会見で内堀雅雄知事はそう語った」とある。これが住民を守る立場にある県知事が言うことか! この内堀雅雄とかいう人物は、少し前は佐藤雄平前知事の下で副知事をやっていたが、その時に(2010年頃)プルサーマル稼働問題で原発の安全性をシカと確かめよと佐藤知事から指示をされていたにもかかわらず、未必の故意で「国や東京電力が福島原発の津波対策を先送りしている」ことを承知の上で、安全対策に県として取り組まなかった責任問題が浮上している。そんな男が福島県の知事をやり、そして今、その人物が原発事故被害者を追い払おうとしているというわけだ。内堀雅雄を逆に知事の座から追い払うこと、これが福島県民を原発震災の被害から真の意味で救済していくための第一歩となるだろう。

 

(関連)20151026日付北國新聞

 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=923257271101669

 http://ur0.work/LLNY

 

(記事には、阪神大震災の教訓が全く生かされていないこと、福島県が仮設住宅退去後の避難者の状況を把握していないこと、期限を切ったからといって自立できるものではないこと、2020年東京オリンピックに向けて避難者ゼロのアリバイを創ろうとしていることなどが指摘されている。全くその通りなだけに憤りは尽きない)

 

(2)日立英原発、3社連合解散、費用減視野 先行き不透明、体制見直し 工事会社に直接発注(東京 2018.8.31

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201808/CK2018083102000140.html

 

(関連)日立、英原発共同事業で米社離脱は「名誉ある撤退」の潮時だ 山田厚史の「世界かわら版」 ダイヤモンド・オンライン

 https://diamond.jp/articles/-/178456

 

(日立製作所の幹部たちよ、英国原発に「あまり関わるとクビになるよ」(原子力安全保安院幹部ではなくて田中一郎))

 http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000041457.html

 

(3)東電など4社 原発提携協議、一時的延命策と指摘も(東京 2018.8.23

(4)東電など4社、原発提携協議、廃炉や保守効率化図る(朝日 2018.8.23

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13646984.html

 

(東京電力ホールディングスと中部電力、日立製作所、東芝の4社だそうだ。半分の2社はすでに経営が破たんした会社、後の2社は原発に執着しすぎてこれから破綻する運命にある会社。いわば原発「終末助け合い運動」のようなもの。しかし「歳末助け合い」のような慈善運動とは違い、かけらも肯定的なものが感じられない、原発しがみつき共同作戦のようなもの。アジア太平洋戦争末期の大日本帝国陸海軍を連想させるものがある。:田中一郎)

 

<関連サイト>

(1)原発安全対策費4.4兆円 電力11社で5800億円増 テロ対策費かさむ(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180823-00000008-asahik-pol

(2)脱原発、総裁選の争点に 小泉元首相インタビュー - 共同通信VIDEO

 https://this.kiji.is/407855348219004001

(3)東京新聞 再稼働時に意見 15市町村に拡大も「同意」必要は6市村のまま 茨城(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201808/CK2018083002000161.html

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<追4>(メール転送です)【8_6ヒロシマ弾圧】釈放のお礼/新たな事実と背景/9_2報告集会へご参加を!(ゴーウエスト)

 

こんにちは、重複された方は失礼します。

 

★釈放のお礼と弾圧のまとめ

―これは3.11被ばく問題のタブー化と、新たな弾圧の試し切り

9.2ゴーウエストの集会で報告します

2018821日 8.6ヒロシマ弾圧救援会

 

8・6ヒロシマ弾圧、Aさんの釈放をかちとりました。Aさんは元気です。みなさまの抗議の電話や、集会・SNSでの拡散、声明への賛同のおかげです。本当にありがとうございました。多くのカンパを頂きましたので、募集を終了します。

まだ不起訴は確定していませんので、引き続き注目と抗議をお願いいたします。

賛同メッセージはこちら

https://danatsu86.hatenablog.jp/entry/2018/08/12/135640

 

●警察が踏み越えた一線、「自由自在の現行犯逮捕」

 

①8・6の広島で、原発避難者らの被ばく反対アピールを警察が敵視。

②通行人がアピールを妨害。その最中で自分でカメラを落としたのに、目の前にいた何も接触していないAさんが壊したと通報(→事実無根でも、誰でも被害者にされる)。

③現場に全く居なかった警察は、妨害者を見えない場所へ連れて行き、聞き取りを開始。その上で帰宅するAさんらを包囲し、足止めし続けた。

④Aさん側の話は全く聞かず、検証もしないまま、聞き取りを終えた瞬間にAさんを逮捕してきた。「逮捕理由は後で言う!」

⑤警察・検察は起訴を狙って告訴状まで書かせた。

 

→つまり、運動現場に妨害者が来てわめき立てさえすれば、警察が「その場で」「いかようにも」ストーリーを作りあげて現行犯逮捕に持ち込めるようになったということです。身体接触が一切なくても、事実無根でも、です。

ヤジやケチをつける通行人は街頭行動にはつきものであり、たったそれだけで弾圧できることを拡大させては絶対にいけません。

詳細:https://danatsu86.hatenablog.jp/entry/2018/08/10/185538

 

●最悪の獄中処遇

 新たな事実として、警察は留置場内で抗議ハンストしていたAさんを脱水で吐くまで放置しました。通院状態になった事を仲間や皆さんが聞いても教えず、命綱の弁護士接見にもまともに連れ出さず、隠ぺいしました。医者が毎日2リットルの点滴が必要と言っても、時間短縮のため1リットルしか与えず。これでは死んでもおかしくない。Aさんが脱水で倒れ通院した初日、医者は命が危ないから釈放して入院させる事を求めました。しかしタカイ検事は「勾留を決めた以上は釈放できない」と拒否しました。人命より国家と自らのメンツを優先です。

詳細:https://danatsu86.hatenablog.jp/entry/2018/08/18/201315

 

3.11被害を総力で隠し、ヒロシマとフクシマのつながりを弾圧

これほど暴力的な逮捕・勾留をしたのは、福島原発事故の被ばく問題を日本政府が全力で隠しているからです。

政府は8月の高校PTA全国大会で、1万人にデタラメだらけの放射能安全冊子を

配りました(全国の公立高校の校長、教頭、PTA会長、PTA役員たちに。間違った数値が訂正されぬまま)。

復興庁の冊子「放射線のホント」がひどい 全部デタラメ 「放射線のウソ」と改題すべき 

http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/595.html

 

大会の午前の会では吉野復興相が「修学旅行に福島へ」と熱弁。

https://www.sagatv.co.jp/nx/news/detail.php?id=3433

 

●国内外からの熱い連帯

86日の広島は、核・放射能の被害に関心のある人々が国内外から集合します。

この殺人的政策を変えるために、ゴーウエストは避難当事者として、3.11の被害、その隠ぺい、

そして「ヒロシマとフクシマの被害はつながる」ということを日英語でアピールしに行ったのです。

アピールは大勢の人々の熱い拍手を受けました。また広島の被ばく2~4世の方々と多くの話ができました。

配布チラシ(日本語):https://danatsu86.hatenablog.jp/entry/2018/08/17/120433

英語:https://danatsu86.hatenablog.jp/entry/2018/08/10/065802

 

それゆえ世界の団体は、弾圧にもすぐに抗議・連帯を表明しました。

海外の報道:https://danatsu86.hatenablog.jp/entry/2018/08/18/205158

 

9.2ゴーウエスト集会へ!

 今回の弾圧は、巨大な問題である3.11放射能被ばくがタブー化していることを明らかにしました。真実は、私たちは、暴力には負けません。そこで9.2ゴーウエスト集会にて、ご支援へのお礼、ヒロシマ弾圧、アピールした被ばく問題の報告が行われます。この弾圧はゴーウエストに限られたものではありません。ここで阻止しないと、弾圧対象はさらに広がってゆきます。この弾圧、何より3.11被ばく問題を自身のこととして捉え直し、ぜひご参加ください。

 

****************

9月2日14時~大阪市中央会館でゴーウエスト主催の報告集会です、ご参加を! 

Go West, Come West!!! 3.11東北・関東 放射能汚染からの避難者と仲間たち集会」vol.6

 

①特別報告―8.6ヒロシマで何を訴えたか、どう弾圧されたか(参加した避難者から)、救援活動・海外からの反応

 

②「東日本と全国へ広がる放射能汚染 調査・公表と避難者支援を!」

「首都圏から避難して」下澤陽子さん(東京→神戸)

「首都圏も覆う放射能タブー」園良太(東京→大阪)、他避難者アピール

「全国にも広がる放射性廃棄物と被ばく」渡辺悦司(市民と科学者の内部被ばく研)参考:https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=163331

「倒れる首都圏の労働者、全国の仕事への影響」りょう(関西住民)

東日本の放射能被害資料:http://www.gowest-comewest.net/higai/

 

92日(日)13時半開場、14時開始

大阪市中央会館第12会議室(地下鉄長堀橋駅5分)地図:

http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000016607.html

 

参加費:500円(避難者・学生・障がい者無料)

主催:Go West

http://www.gowest-comewest.net/

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以上です。

 

 

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