(報告)(9.10)「グローバル資本主義を乗り越える日本の食料・農業政策」(安田節子さん)(オルタナティブな日本をめざして:第16回新ちょぼゼミ )(当日資料・VTR)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
さる9月10日(月)、水道橋のたんぽぽ舎において、下記の勉強会を開催いたしました。当日は多くの皆ざまにおいでいただき盛況に終えることができました。ご来場の方々に厚くお礼申し上げます。また、今回の私どもの講演を快くお引き受け下さり、当日はとても充実した内容の講演をしてくださった安田節子様にも深く感謝申し上げます。以下、簡単にご報告いたします。
●(イベント情報)(9.10)「グローバル資本主義を乗り越える日本の食料・農業政策」(安田節子さん)(オルタナティブな日本をめざして:第16回新ちょぼゼミ )
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/16-80b8.html
私たちの命と暮らしを支える大切な食料と農業が、グローバリズムという巨大多国籍企業中心主義により踏みにじられるようになって、かなりの年月が経ちました。世界各国は自国の食料主権と農業を守るべく様々な政策を展開しているにもかかわらず、日本だけが相も変らぬ市場原理主義的な考えに基づき、食料と農業をないがしろにする「やりたい放題自由主義」の国際協定締結とその対応に猪突猛進をしています(種子法廃止はその典型事例)。直近で申し上げれば日豪EPAやTPP協定に加え日欧EPAなどです。その結果、食料自給率が低迷する下で、経営難から担い手さえもみつけられない日本農業に崩壊現象が現れ、また他方では、残留農薬・食品添加物・遺伝子組換え食品・残留抗生物質・O157・BSEなどなど、私たちの命と健康を脅かすまでに「食の安全」に様々な問題が顕在化してきているのです。今回は食の安全や消費者行政と農業政策にお詳しい安田節子さんにおいでいただき、「グローバル資本主義を乗り越える日本の食料・農業政策」をテーマにお話をしていただきます。どうぞ皆様、この機会に日本の食料と農業について一緒に考えましょう(前半で田中一郎から消費者の食品選択の基本である食品表示の問題について簡単にご説明いたします)。
講師:安田節子(やすだ せつこ)さん
1990年代 日本消費者連盟で反原発運動や食の安全・食料農業問題を担当、1996年から2000年 市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長。現在は「食政策センター・ビジョン21」代表 NPO法人「日本有機農業研究会」理事など
1.前半:食品表示について(田中一郎)
●(当日録画)20180911 UPLAN【前半】田中一郎「消費者の食品選択の基本である食品表示の問題について」(オルタナティブな日本を目指して) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=jwqAdnl68tg
<当日資料:別添PDFファイル・下記サイト>
(1)(レジメ)我が国の食品表示とその問題点:改訂版(田中一郎 2018年9月10日)
「rejime_syokuhinhyouji_itanaka_910.pdf」をダウンロード
(2)「遺伝子組み換えでない」表示消える? 混入基準の厳格化、「知る権利」阻害も(東京 2018.7.8)
https://www.asahi.com/articles/ASL3F45Z7L3FUTFL008.html
(3)食品表示法の概要(消費者庁)
(4)遺伝子組換え食品の表示義務(消費者庁 2018年春)
2.後半:安田節子さんご講演「グローバル資本主義を乗り越える日本の食料・農業政策」
●(当日録画)20180911 UPLAN【後半】安田節子「グローバル資本主義を乗り越える日本の食料・農業政策」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2nSS-sifGWw
<当日資料:別添PDFファイル>
(1)(レジメ1)安田節子さん:食料・農業政策(2018.9.10)
「rejime_01_yasudasann_1_910.pdf」をダウンロード
(2)(レジメ2)安田節子さん:食料・農業政策(2018.9.10)
(安田節子さんの著書)
(1)わが子からはじまる食べものと放射能のはなし-安田節子/著(クレヨンハウス)
(2)自殺する種子 アグロバイオ企業が食を支配する-安田節子/著(平凡社新書)
(3)消費者のための食品表示の読み方 毎日何を食べているのか-安田節子著(岩波ブックレット)
(4)食べてはいけない遺伝子組み換え食品-安田節子著(徳間書店)
<別添PDFファイル>
(1)安倍政権が一気に進める岩盤規制の破壊(安田節子『いのちの講座 NO.112 2018.8.29』)
「inotikouza_ganbankisei_hakai.pdf」をダウンロード
(2)環境や人々の健康を犠牲にする日本の農薬村(安田節子『いのちの講座 NO.111 2018.6.27』)
「inotikouza_nouyakumura.pdf」をダウンロード
(3)審議わずか12時間、種子法廃止問い直す動き、安心なコメ 守れるか(東京 2018.7.15)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2018071502000132.html
(4)4.1
種子法廃止で日本のお米が食えなくなる!、外国資本が狙う日本のコメ農家支配(イントロ部分)(『週刊プレイボーイ
2018.3.19』)
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2018/03/05/100775/
(5)ゲノム編集で深刻な問題点が判明、大きな脅威
オフターゲット(天笠啓祐『週刊金曜日 2018.7.14』)
(関連サイト)
(1)食政策センターVsion21公式サイト
http://www.yasudasetsuko.com/vision21/
(2)# 安田節子ドットコム
(3)安田節子 IWJ Independent Web Journal
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%AE%89%E7%94%B0%E7%AF%80%E5%AD%90
(4)安田節子の遺伝子組み換え食品入門
http://www.yasudasetsuko.com/gmo/
(5)(パンフ)いいことひとつもなし TPP11:このままでいいの?(2018年3月)
http://notppaction.blogspot.com/2018/04/tpp11.html
(6)GMは健康に問題 サルでもわかる遺伝子組み換え
http://gmo.luna-organic.org/?page_id=20
(こちらもよろしくお願い申し上げます)
●(10.11)「日本のダムと河川行政:この旧態依然をどうする?」(嶋津暉之さん)(オルタナティブな日本をめざして:第17回新ちょぼゼミ)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/17-394c.html
●(10.20)「子どもの甲状腺がんと「県民健康調査」」(白石草さん:Our PlanetーTV )(オルタナティブな日本を目指して:第18回新ちょぼゼミ)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/our-planettv-18.html
●(11.6)「福島原発事故による放射能汚染の実態」(原発事故汚染を考える有志(仮称))
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-7da4.html
●(11.16)「社会保障制度改革と財政問題」(伊藤周平鹿児島大学法文学部教授)(オルタナティブな日本を目指して:第19回新ちょぼゼミ)
(11月16日(金) 午後5時30分開場、午後6時~9時過ぎ、場所はスペースたんぽぽ(水道橋)です)
●オルタナティブな日本を目指して(これまでのもの一覧)
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-0d95.html
草々
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