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2018年8月11日 (土)

本日(8/11)のちょっとだけ情報:(1)韓国映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』 (2)長野県知事選挙はまた慣れ合い選挙か? (3)こんな人たち (4)忘れられた戦争 他

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

1.映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』公式サイト

 http://klockworx-asia.com/taxi-driver/

 

(とても感動的でいい映画でした。昨年韓国で大ヒットしたようです。私が行った阿佐ヶ谷の映画館は昨日が最終日でしたが、まだ東京では吉祥寺の下記の映画館で上映が続いているようです。みなさまにもお勧めできる作品です。:田中一郎)

 

(関連)シアター&カフェ|ココロヲ・動かす・映画館 〇 COCOMARU THEATER

 https://www.cocomaru.net/

 

(関連)韓国映画『タクシー運転手』の大ヒットで浮上した歴史論争  WEDGE Infinity(ウェッジ)

 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10624

 

(↑ 上記は何だか変なコメントだなと思っていましたら、何のことはない、あの不当労働行為の権化でアベ友似非右翼の葛西敬之(よしゆき)率いるロクでもない会社のJR東海が出している「WEDGE」とかいう雑誌ではありませんか。「ほんまかいな、そうかいな」くらいで見ておけばいいでしょう。それよりも、韓国1980年のこの「光州事件」のことは、私がまだ若いころの話でしたから表面的にしか記憶がありませんが、中国の天安門事件と並んで鮮烈に記憶しています。犠牲者の多くは自分と同世代の韓国の大学生たちでした。軍隊という組織が近代国家という支配・被支配の共同幻想を守ることはあっても決して国民を守ることはなく、それどころか、その共同幻想国家の支配者に歯向かう国民に対しては銃口を向けるのだということを目の当たりにした事件でした。

 

しかし、韓国はこうした巨大な悲劇と若い世代の犠牲を乗り越えて、見事に市民革命を経て今や民主主義国家として台湾などとともにアジアの政治的先進国家となりました。それに比べて我が国日本は、坂道を転げ落ちるように日本国憲法体制を自分自身で破壊しながら、かつての韓国・朴正煕(パクチョンヒ)政権、あるいは「光州事件」を起こした全斗煥(チョンドファン)政権のような時代へと突き進む歴史反動を引き起している観があります。日本の自衛隊法には「治安維持」条項があることを忘れてはいけないでしょうし、日本政府がアメリカに要請をすれば在日米軍の治安出動もありうる話です。少なくない日本の有権者・国民が、かつてのアジア太平洋戦争で何が起きたのかを忘れて、未だに自衛隊や在日米軍が自分たちを何をさておいても守ってくれるだろうと思い込んでいる、そんな妄想を、そんな平和ボケを、この映画は捨てさせてくれるでしょう。:田中一郎)

 

2.長野県知事に阿部氏3選 共産推薦の新人破る政治 中日新聞(CHUNICHI Web)

 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018080590230713.html

 

(関連)(別添PDFファイル)黒塗り99%で公開? 長野県への情報公開請求で(東京 2018.8.9

 https://38300902.at.webry.info/201808/article_22.html

(関連)FoE Japan | 放射能汚染されたごみはどこへ?今脅かされる天竜川の自然

 http://www.foejapan.org/energy/evt/160320.html

 

(田中一郎コメント)

 この長野県知事選挙、またぞろ立憲民主党や社会民主党は自民党や公明党と相乗り選挙を行い、県政与党としての「うまみ」=利権を「山分け」しようとしている様子がうかがえる。少し前の京都府知事選挙(福山哲郎が諸悪の根源)や東京都杉並区長選挙(菅直人や杉並立民区議が諸悪の根源)と同じような構図を感じるのだ。果たして長野県・阿部県政は、こうした与野党が相乗りしてぬるま湯で展開する「翼賛選挙」が許されるほどに何の問題もなく、県民の利益や立場に徹底して立脚した「すぐれもの」の県政なのか? 私にはとてもそうは思えない。

 

たとえば情報公開については上記の東京新聞記事の通りだし、また長野県には、リニア新幹線建設やトンネル掘削残土処理の問題、福島第1原発事故に伴う放射能汚染ゴミの宮田村への持ち込み問題、ネオ・ニコチノイド系農薬空中散布問題(長野県は日本でも指折りのネオニコ散布地帯:放射線被曝では厳しい姿勢の、あの菅谷昭松本市長が、このネオニコ散布問題では全く理解がないというから驚きです)など、阿部県政が長野県の環境や県民生活・健康や郷土をしっかり守るような県政になっているのかどうか、立憲民主党や社会民主党は県内政治活動を通じて、それをしっかりと問うているのかが大いに疑問である。

 

今回の知事選挙で対立候補となった共産党推薦候補がどういう人物かは知らないが、長野県の共産党組織の集票力から見たら、11万票近い得票は、共産組織票の水準をかなり超えて阿部県政への批判票が入っているのではないかと推察する。また、今回の県知事選挙の投票率はサイテーだったそうだ。私は立民・社民が、またぞろその政治的取組をさぼり、国政では自民党と対決をするかの如くふるまっているのだけれど、地方に行けばたるみきっていて、県民の期待にも応えずに、自民・公明となれ合い政治をやっている、そういう風に見た。違うというのなら誰か反論してくれ。リニア新幹線問題だけでも阿部長野県政は許しがたいのではないのか? 長野県南部の宝物=南アルプスがぶっ壊されるのだぞ! (こんなことを繰り返していたら、せっかく人気が高まった立憲民主党の看板が早くも色あせて、肝心の統一地方選挙や参議院選挙の時には、「ああ、あれも民主・民進党と同じだろ」などと評価され、惨敗することになりますよ!)

 

3.(メール転送です)こんな人たち(田中一郎辛口コメント付き)

「あんな人たちに負けるわけには・・・・」といった人達は「こんな人たち」です。

 金子勝さんのツイッターで送られてきた映像の文字おこし。

 

●安倍首相(2012年支持者を前に)

新しい教育基本法には、新しい教育の目標を書き込みました。たとえば、その中には愛国心を書き込みました。学校において「国のために命をかける奴は馬鹿だ」、と平気で教える先生達がいました。例えば、昨年のあの東日本大震災では、多くの住民を避難させようとマイクを握って津波にのまれた彼女が教えてくれたことは、損得を超えて守るべき価値があるということです。損得を超えた価値とは、かけがえのない祖国を守るためであります。(⇒ そう思うのなら、お前が先に鉄砲を担いで最前線に出かけて行って、その問題が解決するまで返ってくるな! アメリカの戦争で練習でもしてこいや! :田中一郎)

 

●稲田朋美元防衛大臣1(支持者を前にした集会で)

国民の生活が大切などという政治は私は間違っていると思います。今、私たちが生きているのは私たちの生活だけが大切なんじゃなくて先人から引き継いできた・・・・(⇒ 私はあなたが間違っていると思います。他人の生活が大事でないなどと言うとるが、お前は自分のことが何をさておいても第一で生きとるではないか:田中一郎)

 

●稲田朋美元防衛大臣2(支持者を前にした集会で)

国民ひとり一人、皆さんひとり一人が、自分の国は自分で守る。そして、自分の国を守るためには、血を流す覚悟をしなければならないのです。この決死の覚悟がなくして、この国は守れません。(⇒ お前が先に血を流せ!:田中一郎)

 

●長瀬甚遠元法務大臣(安倍を含めた自民党の支持者を前に)

国民主権・基本的人権・平和主義、この3つを無くさなければ、本当の自主憲法にはならない。( そんな自主憲法はいりまへんし、お前もいりまへん。:田中一郎)

 

●佐藤正久(参議院議員、元自衛隊、テレビの討論会で櫻井よしこなどと)

個人の権利、個人の権利、個人の権利、馬鹿じゃないか。そこにはまさに、そういうもっと大きなものを守るために、個人の権利を抑えて今はこうですよ(だから死んでこい)、そういう意味で憲法にそういう精神の(国のために死ぬ)規定がないからそうすべきだ。憲法に緊急条項があれば、もっと多分軽易に緊急事態を法律に基づいて発令(部下に死ねと)できる。(⇒ 稲田朋美と同じよ、他人様に命令する前に、お前がお国のために権利を放棄してみろ、馬鹿はお前だ! :田中一郎)

 

●西田昌司(参議院議員・自らのビデをレターで)

(外国では)18歳になれば徴兵制がセットになっています。そうでしょう。この国を守る義務があるから主権者としての権利行使が、最大の権利行使である選挙権、投票権を持っている。それを翻って国内に当てはめると、国防の義務が日本の中にあるのか、憲法にはそういうことが書かれていないけれど、書いてあろうがなかろうが日本人が主権者とするなら、主権者が国防の義務がないなんてあり得ない。明文規定がないことが問題だと思います。( だったら、敵が攻めて来たら、お前たち自民党国会議員どもが真っ先に一兵卒として最前線へ赴き、敵を撃滅するまで帰ってこれない、という法律を作っておけよ、しっかりやれよ、他人をアテにすんな! :田中一郎)

 

(おまけ)豪雨の夜の酒盛りに続き…西村氏が渦中の山根氏と記念写真|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235051

 

4.(立花隆が『文藝春秋』で紹介した本)

 ジャーナリストの立花隆氏が、今月号の『文藝春秋』(2018/9)で「忘れられた戦争」というコラム記事を書いています。朝鮮戦争のことですが、それについて同氏は次のようにコメントしています。そこに出ている本が下記です。私も読んでみようかなと思っています。

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)最近、朝鮮戦争がわからないと現代史は何もわからないと思って、ハルバースタムの晩年の傑作『ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争』(文蜜春秋)を読みだしたところだった。若い人と話をしていて、彼らの頭から朝鮮戦争がスッポリ抜けていることを知って、これは本当に「忘れられた戦争(アメリカでの通称)」だったのだと思った。あの戦争がわからないと、その後の時代(冷戦時代=米ソ対立を中軸に世界が動いた)も、中国という国家の生まれ方とその後の存在基盤もわからないと思った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

●ザ・コールデスト・ウインター朝鮮戦争(上・下) D・ハルバースタム/著 山田耕介/訳 山田侑平/訳(文春文庫)

 http://urx.red/LsB7

 http://urx.red/LsBc

 

(こういうのもありました)

●朝鮮戦争全史-和田春樹/著(岩波書店)

 http://urx.red/LsBe

 

5.キャンペーン

(1)キャンペーンについてのお知らせ · 全国からご賛同を!川崎市は「イスラエル軍事エキスポ」へのとどろきアリーナの利用許可を取り消してください · Change.org

 http://urx.red/LsBi

 

(関連)20180803 UPLAN 本当にやるの? 川崎で!イスラエル軍事エキスポを考えるシンポジウム - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=DLC1dzPrPN0

 

(今、イスラエルがパレスチナでやっていることは、上記でご紹介した韓国1980年の全斗煥軍事独裁政権が光州でやったことと同じことです。武器を持たぬ民衆を無差別にホロコーストしています。そんな国の軍事エキスポをこの日本でやるのかよ・川崎でやるのかよ、です。市長をクビにしろ! :田中一郎)

 

(2)キャンペーン · 厚生労働大臣加藤勝信 様 201810月からのさらなる生活扶助基準の引き下げをやめてください! · Change.org

 http://urx.red/LsBs

 

(参考書)社会保障入門-伊藤周平/著(ちくま新書)

 http://urx.red/LsBz

(著者の伊藤周平先生には、今年1116日(金)に新ちょぼゼミで「社会保障制度」についてご講演をいただくことに内定いたしました。乞うご期待:田中一郎)

 

6.IWJより

(1)日刊IWJガイド「<8.9長崎平和記念式典>この1年で核廃絶・平和運動のリーダー2人を失った長崎! 田上市長はこの2人の言葉を引き、『「平和の文化」を、市民社会の力で広げていこう』と全世界に宣言! 国連のグテーレス事務局長は『長崎を核兵器で苦しんだ地球

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/37506

 

(2)日刊IWJガイド「<本日のインタビュー>午後3時より『「憲政史上最悪の国会」にした、安倍政権「7つの大罪」を斬る! 岩上安身による立憲民主党代表・枝野幸男衆議院議員インタビュー』を全編フルオープンで配信!/<インタビュー報告>【広告連動企画】『嫌だと

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/37407

 

(3)日刊IWJガイド「<訃報・今日の再配信>国による辺野古基地建設強行に屈しなかった翁長雄志知事が死去。享年67歳でした。今日午後8時『翁長雄志氏、米軍基地負担と「リンク」した沖縄振興策に強く反対 辺野古移設は「ご破算」にする意欲を岩上安身に語る』を再

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/37501

 

(4)日刊IWJガイド・日曜版「<本日の岩上さんのインタビュー>本日午後2時半より『【広告連動企画】「原発事故後の子ども保養支援」の現場から、現代日本の日常的な社会的な分裂や不公正を問い直す!岩上安身による保養支援団体・リフレッシュサポート代表 疋田香澄氏

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/37404

草々

 

 

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