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2018年8月19日 (日)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(95):KYサイクルの核燃料サイクル=「サイクル」なんかしていません・できません、こんなもの、いつまでやってんですか?

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.(別添PDFファイル)(チラシ)『福島は語る』証言ドキュメンタリ一・自主上映のお願い

「tirasi_fukusima_kataru_eiga.pdf」をダウンロード

 ネットを検索すると、各地で自主上映が行われているようです。みなさまの地域でもいかがですか?
とてもいいフィルムです。

 

2.キャンペーン · #東電 さん、私たちのお金を #日本原電 #東海第二原発 の再稼働のために使わないでください #私のお金を原発に使うな via @foejapan · Change.org

 http://urx.cloud/LzDC

 

(もう一つ)むつ中間貯蔵・市長への要望書(団体賛同)

 http://urx.cloud/LzGa

 

3.傍聴 handbook(ハンドブック)ができました! 福島原発刑事訴訟支援団

 https://shien-dan.org/handbook/

 

4.映画『スターリンの葬送狂騒曲』公式サイト

 http://gaga.ne.jp/stalin/

 

(関連)スターリンの葬送狂騒曲 » 新宿武蔵野館

 http://shinjuku.musashino-k.jp/movies/6878/

 

(田中一郎コメント) 

 この映画は1953年にスターリンが死去した直後の旧ソ連において共産党中央の幹部たちが後継者争いを巡り混乱を極め、結局はフルシチョフたちのグループがスターリン時代の粛清の支配人だったベリヤ一派を退けて権力を握る、その事件の顛末をパロディー風に描いたものです。映画では人々がいとも簡単に粛清リストに掲載され、残酷な拷問の末に殺害されていくシーンが、おそらくは強調されて生々しく劇的に描かれていて、また、それに恐怖する人々がスターリン崇拝のポーズをとり続ける日々の日常生活の異常さとともに強く印象に残る映画でした。まるで今日の北朝鮮やアベ一派が支配する霞が関官僚組織を見るようでした。

 

実はこの頃の(第二次世界大戦終了からフルシチョフのスターリン批判演説くらいまでの期間)ソ連国内の動きについては私は不勉強であまり知らないことや、手ごろな文献も書店・図書館には見当たらないので、この映画に少し期待をして見に行ったのですが、残念ながら、パロディのジョークがきついのと、ストーリーの展開がイマイチよくわからなかったこともあって、何ゆえにフルシチョフが勝利をし、殺人鬼と言われたベリヤが失脚して処刑されることになったのか、よくわかりませんでした。それから、スターリンの娘・スベトラーナや暴れん坊の息子も登場してきて、この辺は興味深かったと思います。ただ、スベトラーナは後にアメリカに亡命をしているのですが、それについては映画で言及はありませんでした。この映画はフランス映画のようです。

 

(参考)スヴェトラーナ・アリルーエワ - Wikipedia

 http://urx.cloud/LzE2

(この人の母親ナジェージダ・アリルーエワは、スターリンの粛清行為やソ連国内の大飢饉を知ってショックを受け、1940年に自殺したと伝えられています)

 

5.NHKスペシャルで小野文恵アナが祖父の戦争加害に向き合うレポート! ネトウヨ議員・和田政宗が早速圧力|LITERA/リテラ

 http://lite-ra.com/2018/08/post-4189.html

 

(関連)NHKスペシャル 「祖父が見た戦場~ルソン島の戦い 20万人の最期」 - 動画 Dailymotion

 https://www.dailymotion.com/video/x6rxqcb

 

(今年も敗戦記念日8/15を契機にして、アジア太平洋戦争関連の報道がかなり活発に行われていますが、やはり今年も、その報道の大半は日本人を戦争の被害者として描く番組や記事がほとんどであり、肝心かなめの大日本帝国及びその軍隊によるアジア民衆への侵略行為・加害行為・犯罪行為についてはほとんど触れておりません。確かに、上層部の戦争指導者たちは別として、徴兵された多くの日本の兵隊もまた、戦争の被害者と言えるけれども、しかし、それ以上に日本がアジアで犯した膨大な犯罪行為は、それ以上に深刻な被害をアジアにもたらしています。これに真摯に目を向けないで、自分たちの被害者意識を膨らませているだけでは、真の意味での「戦争の記憶を後世に伝え続ける」ことにはならないのです。上記の記事にあるように、ネトウヨをはじめ、人間のクズのような連中に付け込まれる弱点が、私たち日本人社会に存在し続けていること、それはこうしたアジア太平洋戦争を今になってもきちんと総括できないでいる卑怯で不誠実な日本人の姿勢にあると言えるでしょう。:田中一郎)

 

6.(別添PDFファイル)原水協・原水禁、核禁条約推進へ協力の時、被爆者「垣根を越えて」(朝日 2018.8.11

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13631274.html

 

(田中一郎コメント)

 原水協・原水禁の幹部諸君は、こうした記事が新聞に掲載されることを恥ずかしいと思っていただかないといけない。原水爆禁止を世に訴えるのに、さしたる理由もなく、その主催団体が2つもある必要はありません。今回の大会でいえば、原水協が原水禁に対して来賓招待をしているのに、なぜ原水禁は原水協に対して来賓招待をしないのでしょうか? また、ICANの川崎哲さんは原水禁の大会に出席とありますが、なぜ、原水協には出席しないのでしょう。それは逆に、原水協の大会に出席した被団協の藤森俊希さんについても言えることです。招待状が来ていないというのなら、ご自分の方から申し出て、もう一方からは来ていますよと伝え、更に両団体に各種の市民団体とともに「統一大会」の開催を働きかけられたらいかがですか?(ICANなどは核兵器廃絶とともに原子力の平和利用を権利として主張しており、本来であれば原水禁の主張とは相入れないはずです)

 

こうした状況を見せつけられる私たち脱反原発・核兵器廃絶を求める一般市民は、また今年もダメなのか、と落胆の気持ちを新たにするばかりです。私は統一大会が開けない理由は何もなくて(原水禁がICAN川崎氏を招待しているではないですか!)、ただ、この両団体の上層部に君臨する幹部の方々の個人的しがらみにすぎないと見ています。ならば、上層部は世代交代も兼ねて、統一大会を開催することに何のしがらみもない若い世代に交代をして、後ろへ一歩退いたらいかがでしょうか。原水爆禁止運動の今後の飛躍的な発展のためには、それがベターな選択だと思います。

 

7.田中龍作さん サイト

(1)田中龍作ジャーナル 「アベ3選」 新聞・テレビの世論操作に乗せられるな

 http://tanakaryusaku.jp/2018/08/00018602

(2)田中龍作ジャーナル 「宮下公園大安売り」 五輪あてこみ渋谷区がホテルに転換、地方自治法違反の疑いも

 http://tanakaryusaku.jp/2018/08/00018609

(3)田中龍作ジャーナル 【辺野古発】「新基地反対」の貼り紙、全て撤去 

 http://tanakaryusaku.jp/2018/08/00018636

 

8.「いちろうちゃんのブログ」より

(1)3つの謬論を批判:(1)佐藤優氏のアジア・マルクス主義論(2)山口二郎氏の「対立を避ける若者たち、消えゆく野党の存在意義」論(3)福山哲郎氏・斎藤環氏の「「正しいことを言う」日本のリベラルは遠ざけられる」論 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-cc07.html

 

(2)(メール転送:他のMLでの議論です その1)(1)AIの高度化・普及と人間労働 (2)反緊縮政策をどう展開するか(財政・金融政策の在り方) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/ml-0a99.html

 

(3)国際市場原理主義政策(TPP、日欧EPAなど)とは縁故資本主義をゴマかすための壮大な嘘八百のこと=「お友達」便宜供与の実態(鈴木宣弘東京大学大学院教授 日刊ゲンダイ)より いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-a7ce.html

 

(4)豊洲TOXICスキャンダル(28):(声明)高濃度土壌汚染が残る豊洲新市場への移転は中止を、食の安全・安心を最優先して世界に誇る築地市場を守ろう(201888日) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/toxic28201888-3.html

 

(5)札幌市における「健康で文化的な最低限度の生活」(憲法第25条)とは、電気を止められて熱中症で死去することだった=業務上過失致死罪が問われるべき関係者たちが、もっともらしい言い訳の合唱団を結成している(怒) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/25-1fb5.html

 

(6)日本の司法・裁判所は行政(安倍・自民党政権)よりもひどい日本国憲法無視・人権踏みにじりの「現代の悪代官所」です(その8):国民のために何の役にも立たないどころか、ロクでもない判決を出しまくって害悪を垂れ流す日本の司法・裁判所を始末せよ いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-bde8.html

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アメリカが日本政府に対して保有するプルトニウムの削減や再処理事業をやめるよう求めていることが表面化してきました。プルトニウム削減の要求は、アメリカが進めるサウジアラビアとの原子力協定交渉や、朝鮮半島における非核化交渉において、日本が核兵器以外に使い道のないあまりにも大量のプルトニウムを保有し続けていることが交渉進展のネックになりかねないからです。また、再処理事業の中止要請については、そもそも経済的に見て無意味であることに加え(後始末まで入れて考えてべらぼうな費用がかかる)、既に大量のプルトニウムを保有しているにもかかわらず、あるいは高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉やフランスの高速炉・アストリッドの開発規模縮小、国内原発におけるプルサーマルの難航など、再処理で抽出されるプルトニウムの使い道が事実上ほとんどないにもかかわらず、更にプルトニウムを抽出・積み増ししようとしているからです。

 

こうした状況下にあるにもかかわらず、日本政府・アベ自公政権は今のところ核燃料サイクル事業をやめる気配はなく、アメリカの要請に対しても一般論・抽象論で使用目的がはっきりしないプルトニウムの保有は抑制するとするのみで、具体的な対応に着手した様子はありません。その背景事情には、一つに、核燃料サイクル事業にむらがる原子力ムラの利権の存在と、もう一つには、自民党タカ派たちに根強い「日本の核武装」を潜在的に保持しておくという思惑があるようです。しかし、この核燃料サイクル事業は、こうした軍事面における懸念だけでなく、施設そのものが原発を上回る核事故を招きかねない超危険物であり、また、事故を起さないとしても、通常の運転下においてさえ、原発の1年分相当のさまざまな種類の放射能を空と海に垂れ流す、どうしようもない環境汚染施設なのです。核燃料サイクル事業を今後も続けていくことには、何の合理性も、安全性も、経済性も、環境保全性も、倫理性も、ありません。即刻やめるべき事業です。プルトニウムに使い道がないのですから、核燃料サイクルなどといっても「サイクル」などしておりません。国民を欺く虚偽表示なのです。

 

もはや核燃料サイクル事業は「KY」事業となりました。「空気よめない」「簡単にやめない」、そんな権力濫用の暴挙の一つとなっています。国もそうですが、青森県や六ヶ所村をはじめ、核燃料サイクル事業に関係する自治体やその周辺自治体は、即刻、この核燃料サイクル施設の撤去を国に申し入れすべきでしょう。自分たちの郷土が核燃料サイクル施設の過酷事故でひどい放射能汚染にまみれ、だいなしになってしまう前にです。以下、最近の関連情報をご紹介します。

 

●(極めて重要)(メール転送です)

「三陸の海を放射能から守る岩手の会」の永田文夫さんからのメールです。青森県六ケ所村再処理工場について、運営会社の日本原燃を問いただしながら確認した非常に重要なことが多く書かれています。みなさまの熟読をお願い申し上げます。行き詰まって無意味な事業となっている核燃料サイクルを、いつまでたってもやめない日本政府・アベ自公政権ですが、他方では、この核燃料サイクル事業には日本を破滅させてしまうような核のリスクがあるのだということをどうして認識できないのでしょうか? とりわけ(タンクに入れられて放置されている)高レベル放射性廃液は今のままでは非常に危険です。

 

彼らが原発や核燃料サイクルや再処理をやめないのであれば、私たちが彼らを辞めさせる以外にありません。一刻も早く、アベ自民党政権=というよりは自民党ゴロツキ政権を葬り去りましょう。脱原発・脱核燃は「脱自民党政治」によってはじめて実現可能性が出てくるのです。

 

以下はメール転送です。

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三陸の海・岩手の会 の永田です。

7月19日の標記日本原燃六ケ所再処理工場説明会(意見交換会)を踏まえ

質問要望行動でわかったことなどを例会で話し合い,まとめHPにアップしました。

 http://sanriku.my.coocan.jp/180719digest.pdf

 

このうち「おわりに」を以下に貼り付けます。問題点などおわかりいただけるのではないかと思います。

 

【おわりに】 六ケ所再処理工場に貯蔵されている高レベル廃液により,私達の安全が脅かされていることが,今回の質問要望書の回答と719日に行われたその説明会でよくわかりました。高レベル廃液が蒸発乾固後析出する硝酸塩と抽出有機物の混合固化物が爆発する可能性について全く評価せずにUPZ5kmと定めたことは非常に重大な国民への背信行為だと思います。10基の貯槽に入っている高レベル廃液全量には福一原発事故時大気放出量の約35倍のセシウム137,約2600倍のストロンチウム90が含まれていると想定しています。

 

なぜJAEA東海再処理工場が行った高レベル廃液の早期安定化安全策を,六ケ所再処理工場でできないのでしょうか。一旦戦争によるミサイルや電磁パルス攻撃を受けた場合や自然災害による火山灰火砕流などが到達した場合,高レベル廃液の安全管理ができないことがよくわかりました。その廃液をより安定に固化し減らすことがより良い安全策なのですが日本原燃は「適切な管理,重大事故の対応」との回答で済ませようとしています。ウラルの核惨事(マヤーク事故)や旧西ドイツ政府の重大事故シミュレーション(人口の半数死亡)を見る時安全管理できない高レベル廃液を固化安定化し廃液をゼロにすることがなんとしても私達の安全上最優先し実施されるべきことだと思います。

 

 7月19日の説明会は時間が1時間と制限され,24項目の質問の一つ一つについて細かい質問はできず仕舞いで終わりました(30分延長)。私達はこの高レベル廃液の早期安定化を再三訴えました。今後も訴え続けていかなければいけないと思っています。

 福一原発事故当時4号機のプールの使用済燃料が全てメルトダウンした場合,官邸は事故炉半径170km圏強制避難,250km圏は避難対象地域指定との最悪のシナリオを試算していました。六ケ所再処理工場が貯蔵する約3000トンの使用済燃料にはこの福一原発4号機使用済燃料中セシウム137の約10倍のセシウム137が含まれていると推定しております。このように保管貯蔵されている放射性物質は高レベル廃液ばかりではありませんが,さしあたって最も危険な高レベル廃液の対処を求めております。

 

  今回の質問要望行動では,さまざまな問題点がわかってきました。トリチウム,クリプトン85などの全量放出を「十分な拡散・希釈効果があり安全性からも最も妥当な方法だ。」と呆れ果てる強弁回答に驚きました。このような環境基本法を蹂躙する言葉を発する商業者は今どきいません。平和を装う軍事産業であることがこの言葉でよくわかります。日本原燃が高レベル廃液の量を国へ報告していなかったことは奇妙なことです。このような人々の安全に係る最も基本的で大事なデータを示さず,そのことを国が了承しIAEAへ報告するのもおかしなことです。IAEA報告書では六ケ所再処理工場には高レベル廃液はゼロとされ,事実と異なる統計が出ています。

 

 ガラス固化がうまくいっていないこと,海水モニタリングのトリチウム濃度が操作されたのではないかということ。ミサイルや電磁パルス攻撃には工場は対応できずお手上げ状態になること。落雷対策は不備であること,緊急時にガラス固化体や使用済燃料,高レベル廃液の移送先はないことを私達は覚悟しなければいけないこともわかりました。

 

 ガラス固化の報告書が評価審議未了になっていることとも合わせ,これらは次に原子力規制委員会(規制庁)や防衛省等への要請行動の際に訴え対策を求め,活かすようにしていくつもりです。

 

 回答により私達の安全を保証する日本原燃の姿勢の欠如,具体的な重大事故対策の不備がよくわかりました。日本原燃を再処理から撤退させることがこの国の安全を守る最も良い具体的な方策だということがわかりました。

 

 *日本原燃の広報部総務部のみなさんにはご多忙のところ説明の場と時間を設けていただきました。質問で確認するとの項目について文書回答をお願いします。会社の方針もあろうかと思いますが,今後とも貴社職員家族や人々の安全のため説明を丁寧に十分に行っていただきたくお願いします。                      

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●(これも重要)すさまじい環境の放射能汚染を引き起こす再処理工場

再処理工場(東海村・六ヶ所村)から大量に放出される放射性物質は、トリチウムだけではありません。下記レポートをご覧ください。これらを含めて、再処理工場は、たった1日で100万KW規模の原発が1年間に環境放出する量の放射能を環境放出する(大気中と海に向かって)と批判されています。

 

<六ヶ所再処理工場からの放射能放出に関する研究(古川路明先生 2007年高木基金報告書)>

 http://urx3.nu/Lm1X

(古川路明先生は名古屋大学名誉教授で核物理学の先生です)

 

上記ではトリチウム、クリプトン85、炭素14、放射性ヨウ素129の4つの放射性同位体が取り上げられていますが、実際はそれだけではありません。様々な危険な放射性物質が環境放出されます。この4つの放射性物質については、みなさまご自身でネットでその特徴(半減期その他)をお調べになってみてください。

 

 <別添PDFファイル>

(1)プルトニウム削減で新方針、具体的方法・数値示さず、原子力委(東京 2018.8.1

(2)プルトニウム上限47トン、原子力委 既存分削減には課題(朝日 2018.8.1

(3)プルトニウム削減明記、新指針 六ヶ所再処理量制限、核燃サイクル袋小路(毎日 2018.8.1

(4)「核燃料サイクル、路線変更のとき」(東京 201883日)

(5)エネ基本計画「プルトニウム削減」宣言、有料引き取り英提案の秘策? 「日立原発輸出支援の材料?」、複雑に絡む日英原子力取引(東京 2018.7.30

(6)ニュースな科学:東海再処理施設、国内初の廃止、1兆円かけ70年で(日経 2018.7.27

(7)土記:再処理の呪縛(青野由利 毎日 2018.8.4

(8)核廃棄物「変換」に活路、安定な物質へデータ取得開始(日経 2018.7.29

 

1.プルトニウム削減を初めて明記

 主要紙3紙の報道をご紹介しておきます。プルトニウム削減方針を明記するのが遅すぎること、明記したが、削減の具体的対策は何もないこと、従って、この問題が「のど元を過ぎておさまっていく」のを黙って待っている感じが見受けられること、が指摘しておくべきことでしょうか。対米戦争における緒戦で(予想通り)敗北に告ぐ敗北を重ねても、いつまでたっても戦争をやめようとしなかった大日本帝国が、マスコミを巻き込んで虚偽の大本営発表を繰り返しながら、たくさんの人々の悲劇や死傷を伴って帝国が滅亡するまで戦争をやめなかった、それと瓜二つのことが現在進行中です(アジア太平洋戦争での民間人を含む死傷者の大半は戦争が終わる前1年間に集中しています)。滅亡する前に核燃料サイクル・再処理事業をきっぱりとやめよ。プルトニウムは破棄せよ。

 

(1)プルトニウム削減で新方針、具体的方法・数値示さず、原子力委(東京 2018.8.1

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201808/CK2018080102000133.html

(2)プルトニウム上限47トン、原子力委 既存分削減には課題(朝日 2018.8.1

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13615615.html

(3)プルトニウム削減明記、新指針 六ヶ所再処理量制限、核燃サイクル袋小路(毎日 2018.8.1

 https://mainichi.jp/articles/20180801/k00/00m/040/162000c

 

2.【原子力資料情報室声明】 日米原子力協力協定自動延長、核燃サイクルは放棄すべきだ 原子力資料情報室(CNIC

 http://www.cnic.jp/8074

 

(関連)【プルトニウム問題に関する3度目の訪米報告】歴史的瞬間:米朝協議、日米原子力協力協定延長、日本のプルトニウム保有 原子力資料情報室

 http://www.cnic.jp/8120

(関連)プルトニウムはMOX燃料にして燃やすよりも安定化させ地層処分した方が安い! 8.2新外交イニシアティブ(ND)・原子力資料情報室(CNIC)共催「院内集会 再処理政策の経済性を問う」 IWJ Independent Web Journal

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428791

 

3.もんじゅ廃炉に関し福井県などに要請(伴英幸『原子力資料情報室通信 NO.530 2018.8.1』)

 http://www.cnic.jp/8133

 

(関連)もんじゅ:核燃料出入機の警報鳴る 監視カメラの作業中 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180804/k00/00m/040/138000c?fm=mnm

(関連)もんじゅ:監視カメラ曇る 燃料取り出し工程に遅れも - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180803/k00/00m/040/187000c

 

4.「核燃料サイクル、路線変更のとき」(東京 201883日)

「kakunen_henkounotoki_tokyo.pdf」をダウンロード

(関連)核燃料サイクルの現状と課題―再処理・プルサーマルをめぐる問題を中心に(国立国会図書館 調査及び立法考査局経済産業課 青山寿敏 201512月)      

 http://urx.cloud/LzGP

 

5.エネ基本計画「プルトニウム削減」宣言、有料引き取り英提案の秘策? 「日立原発輸出支援の材料?」、複雑に絡む日英原子力取引(東京 2018.7.30

「purutoniumu_eikokugenpatuyusyutu_torihiki_tokyo.pdf」をダウンロード
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2018073002000127.html

 

(非常に興味深い記事です。日英のバカモノ政府同士が水面下で、日本の原発輸出への支援(原子力ムラ企業・日立への英国政府の支援)と、日本の英国への再処理委託で生まれたプルトニウムの処理処分とを天秤にかけて取引しようとしているという記事です。真偽のほどは定かではありませんが、さもありなんのことだと思われます。日英両方の国会での連携した追及が必要ですが、英国野党・労働党(原発推進に転換した?)と日本の野党、ともに頼りないです。また、下記はそれに関連して、英国への日立の原発輸出に関する記事ですが、米国ゼネコンのベクテル社が採算性が悪いため事業から撤退する旨を伝えています。今やめたら2700億円程度の損失ですみ、現在の日立の会長や社長のクビが飛ぶ程度なら、日立という会社からバカの親分を始末するのと兼ねて、即撤退が賢明な選択でしょう。このまま行けば日立は第二の東芝となり、日本企業が世界の笑いものになることになります。:田中一郎)

 

(関連)<日立>英原発新設 中止で最大2700億円損失(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 https://mainichi.jp/articles/20180731/k00/00m/020/087000c

(関連)日立英原発、米社撤退へ 出資金集めに痛手 建設工事:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13638864.html?ref=nmail_20180817mo

(関連)建設経験乏しい日立、苦境 英原発工事の中核、不在に:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13638882.html?ref=nmail_20180817mo

 

6.ニュースな科学:東海再処理施設、国内初の廃止、1兆円かけ70年で(日経 2018.7.27

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO33434360W8A720C1TJN000/

 

(いい加減な技術と管理の下、事故やトラブルを起こし続けてようやく廃炉、巨額の税金をドブに捨てながら、何の役にも立たなかったどころか、運転中には巨大な危険をもたらし、後には始末に負えない大量の放射能のゴミを残し、そしてこれからそれを廃炉にするのに1兆円もかかるという。ふざけるなという話だ。再処理事業を担った幹部たちを処分し、(独)日本原子力研究開発機構という組織を解体せよ。この組織の経営はすでに破たんしている。かつての銀行や住専の不良債権処理と同じで、断固たる姿勢で処分しなければ、今後も税金を食い物にする寄生虫組織となるだろう。:田中一郎)

 

7.土記:再処理の呪縛(青野由利 毎日 2018.8.4

 https://mainichi.jp/articles/20180804/ddm/003/070/065000c?fm=mnm

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)原子力委員会は今週、こうしたプルトニウム利用の指針を改定した。国際社会の懸念に配慮し、「保有量の減少」や「消費する分だけ再処理を盛り込んだのが要点だが、私には肩すかしに思える。なぜなら、削減の量もペースも示されていないから。それどころか、在庫は「現在の水準を超えない」とある。

 

(中略)プルトニウムを使う燃料は通常のウラン燃料より89倍高くつく。「プルトニウムには経済的価値がないというのが米国の結論。燃料にせず、廃棄物として捨てることにした」。これは何も米国の特殊事情ではない。ほとんどの国にとって、プルトニウムはもはや「資源」ではなく、やっかいな「ごみ」だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

8.核廃棄物「変換」に活路、安定な物質へデータ取得開始(日経 2018.7.29

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3348653027072018MY1000/

 

(御用新聞らしい記事だ。まだこんなことをゆうとるのかという内容だ。こんな程度のことは誰にでも思いつく。それがなぜ今に至るも実現していないのかというと、技術の問題というよりはコストの問題である。放射性廃棄物に放射線を当てて核分裂させるのはいいけれど、その結果できてきた物質を分別区分けして回収することが容易ではなく、実験室段階ならばともかくも、これを大規模にやったら、原発をして電力を創るメリットなど吹っ飛ぶくらいのコストや手間暇や事後管理が必要になる。だからこんなものを本気で考える人などいないのだ。アジア太平洋戦争末期の大日本帝国軍部に似てきた原子力ムラ、核廃棄物に追い詰められ、ついには神風特攻隊や人間魚雷のような人命無視の肉弾戦のようなことを言い出してくるのではないか。かような陳腐化している「核廃棄物「変換」」を持ち出してきて、それを「活路」などと言っているのは、その行動パターンがそっくりだ。:田中一郎)

 

9.(猿田佐世さん:ND)原子力協定満期を契機に、動くか? 再処理・核燃料サイクル問題 連載コラム 情報・知識&オピニオン imidas

 https://imidas.jp/gaikou/?article_id=l-76-012-18-07-g590

 

 <関連サイト>

(1)「大間原発」運転開始の追い風? 米国の圧力にほくそ笑む電源開発 (選択出版)(選択) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180730-00010000-sentaku-bus_all

(2)【平成クロニクル(7)】あの時立ち止まって、核燃料サイクルを考え直していれば・・・(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00010001-socra-soci

(3)プルトニウム削減指針:「減らすのが日本の責務」原子力委 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180801/k00/00m/040/116000c

(4)プルトニウム削減指針:核燃サイクル、袋小路 道筋険しく - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180801/k00/00m/040/162000c?fm=mnm

(5)プルトニウム管理の論点(上):新たな国際規範確立の時(鈴木達治郎 日経 2018.7.27

 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO33381550V20C18A7KE8000/

(私はこういうじれったいオジサンって、大嫌い!:田中一郎)

 

(6)行き場のない余剰プルトニウムの巨大リスク ロイター 東洋経済オンライン

 https://toyokeizai.net/articles/-/218946

(7)質問なるほドリ:プルトニウムって何? 核兵器や原発燃料に使用 再利用名目に日本保有=回答・岡田英 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180801/ddm/003/070/148000c?fm=mnm

(8)世界はどれだけ真剣にプルトニウム削減努力をしているか? GEPR(アゴラ)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180731-00010011-agora-int

(9)日本の余剰プルトニウム、40年前に予測 カーター政権(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180818-00000005-asahi-pol

草々

 

<追>NNAFJおしらせ(拡散希望・重複ご容赦)

(アイルランド在住の大倉純子さんからの要請です。どうかよろしくお願いします)

 

英国グリーンピースによる、新規原発建設反対署名にご協力ください。

https://secure.greenpeace.org.uk/nuclear-hitachi-petition-ty

「英国政府へ:原発のために何十億ポンドも無駄にする危険を冒さないで!」

 

日立は、前途多難な原発プロジェクトに、政府資金の投入を求めています。これ以上、原発は要りません。洋上風力発電はすでに原発以上に安く、また建設に時間もかかりません。蓄電技術も目覚しく進化しています。原発に代わり得るクリーンで信頼の置ける発電方法があるのです。私たちは、テレーザ・メイ首相に、新規原発建設計画を廃止し、代わりに再生可能エネルギーを支援するように求めています。あなたも一緒に声を上げてくれませんか?

 

ーーーーーーーー

(私はアイルランドの郵便コードでも大丈夫でしたので、海外のものでも大丈夫だと思います。電話番号とメルアドは入力しなくてもいいです)

 

以下、補足:

英国政府は、環境面のみならず財政的な面からいっても無謀という声が多数出ているにも関わらず、新規原発建設計画を進めています。その中でもっとも強力に推し進められているのが、日立(現地事業者は日立の100%子会社ホライズン)が輸出を計画しているウェールズのウィルヴァ・ニューイッド原発計画です。

 

福島原発事故以降、日本国内での新規建設や再稼動が思うように進められない原子力産業は、輸出に活路を見出そうとしています。日立は「リスクが大きいようなら撤退する」と"撤退カードをちらつかせ、日英両政府に巨額の資金面でのテコ入れを求めてきました。日本政府はこの原発輸出に諸手を挙げて支援するでしょうが、英国保守党政府も、これまでの「電力民間企業に公的資金は投入しない」という原則を180度転換し、債務保証のみならず直接投資まで行おうとしています。また、日立は事故が起こった際の費用負担もしなくてすむように交渉しているといわれますが、その内容は明らかにされていません。

 

一方で、再生可能エネルギーへの補助金を削減するなど、英国政府は異様なほどの原子力への執着を見せています。最大野党の労働党も「雇用創出」を理由に原発建設に賛成しており、反対の声はなかなか表に広まりません。

 

でも、なんとか建設工事が始まる前に阻止したい。

原爆と福島事故の惨禍を知る日本からも、ぜひ反対運動への支援をお願いします。

 

私自身、先月半ばにアングルシー島を訪問しました。島のぐるりは美しい砂浜やヨットハーバー、内陸は牧草地に緑の風が吹き渡る、とても美しい島です。人々も穏やかでとてもフレンドリーでした。

 

日立・ホライズンは、資金援助を日英政府に求めつつ、PR面では巨額の費用を投じています(地域の施設への資金援助・イベントの後援・学校への出張授業)。日本の原発立地に見られた汚い地域コミュニティ分断工作が、ここアングルシー島でも行われるのかと思うと胸が痛みます。(Junko Okura 大倉純子)

 

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