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2018年7月 8日 (日)

(他のMLでの議論です)(1)辺野古新基地建設 人権救済申立て(2)議論すべき安全保障論(3)GPIFリスク運用と巨大経済戦艦ヤマト(日本)の最期(4)伊藤詩織氏ドキュメンタリーBBC放送 他

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.(イベント情報)

(1)(7.11)福島被ばく訴訟(井戸川裁判)第11回口頭弁論

 http://idogawasupport.sub.jp/

(2)(7.12)南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会 第12回口頭弁論

 https://minamisouma.blogspot.com/2018/05/12712.html

(3)(7.15)高木学校カフェ 2018年度第16回「知られざる大問題 スマートメーターって何?」

 http://takasas.main.jp/event_180715.php

(4)(7.30)「国際原子力マフィアと放射線被曝をめぐる国際情勢」(川崎陽子さん)(オルタナティブな日本をめざして:第14回新ちょぼゼミ ) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/14-b4eb.html

(5)(8.20)「原発はどのように壊れるか:金属の基本から考える」(井野博満東京大学名誉教授)(オルタナティブな日本をめざして:第15回新ちょぼゼミ) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/15-1be7.html

(6)「福島原発告訴団」公判併行院内集会のお知らせ

 7月11日(水)第20回公判併行院内集会

 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.com/p/blog-page_88.html

 

時 間…11001630(昼休憩含む)

場 所…参議院議員会館 講堂

通行証配布時間…1030より

講 演…「マンハッタン計画 76年目」

講 師:ノーマ・フィールドさん(シカゴ大学名誉教授)

裁判終了後に、同じ会場で報告会と記者会見を行います。

 

2.(別添PDFファイル)グリーンボイス:神田香織 インタビュー(20186月)

「kanda_kaori_san_interview.pdf」をダウンロード
 https://greens-japan-tokyobranch.jimdo.com/広報紙/

 

3.岩波月刊誌『世界』の論文に注目を!

 https://www.iwanami.co.jp/search/g8325.html

 

(1)(別添PDFファイル)ナクバの奈落の底(イントロ部分)(板垣雄三『世界 2018.7』)

「nakuba_itagaki_sekai.pdf」をダウンロード

(2)(別添PDFファイル)AIの軍事利用を問うグーグル社員(イントロ部分)(池内了『世界 2018.8』)

「ai_ikeuti_sekai.pdf」をダウンロード

岩波月刊誌『世界』に軍事問題に関係した貴重な論文が掲載されています。

みなさまには、ぜひ原本を入手の上、ご注目いただければと思います。

 

(1)ナクバの奈落の底(イントロ部分)(板垣雄三『世界 2018.7』)

 シオニズム「戦争国家」であるイスラエルと、その被害者であるパレスチナ人民のこれまでの歴史的経緯を、過去100年近くにわたり遡って解説しながら、我が国を含む欧米のマスコミ報道を見ていてはわからなかった、少なからぬ重要な事実関係や視点・考え方をズバリと指摘している、必読と言っていい論文でした。著者の板垣雄三先生は1931年生まれで今や87歳になられますが、その年齢を全く感じさせない理路整然とした銘論文だと思います。

 

そして、強調しておかねばならないのは、この異様なる「戦争国家」のイスラエルに対して、安倍・自民党政権が、ここ数年露骨な接近を図り、武器輸出をはじめ、いわゆる「死のビジネス」の共同展開により、イスラエル親密路線を歩み始めていることです。そして唾棄すべきは、その背景に、アメリカ・トランプ政権への媚びへつらいや忖度行為が潜んでいるように思われてならないことです。情けないやら、腹立たしいやらで、複雑な心境になります。そして、なによりもパレスチナをはじめアラブの一般民衆に対し、私たち日本人がかような政権を許してしまっていることについて申し訳なく思います。

 

(2)AIの軍事利用を問うグーグル社員(イントロ部分)(池内了『世界 2018.8』)

 池内了先生の再びの「軍事AI」への懸念を巡る論文です。アメリカIT巨大企業群のAIを含む軍事関連情報開発に関する直近の動向がコメントされていて、非常に重要な時事解説です。たとえばみなさまは「DARPA」って、何かご存知ですか? 少なくとも、ご存じない方・初耳だとおっしゃる方は、この論文を必ずお読みください。

 

4.(別添PDFファイル)奇妙な余裕漂う安倍政権、対北外交で問われる真価(山口二郎『週刊東洋経済 2018.7.7』)

 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/18382

 

5.「離郷、そして・・・ 〜中国 史上最大の移住政策〜」by増田 セレクション SPECIAL COLUMN NHK BSオンライン

 https://www.nhk.or.jp/bs-blog/800/292589.html

 

(関連)BS1スペシャル「離郷、そして…〜中国 史上最大の移住政策〜」動画 Dailymotion

 https://www.dailymotion.com/video/x6hqm5v

 https://www.dailymotion.com/video/x6hqm7y

 

(田中一郎コメント)

 中国共産党が進める巨大規模の農民移住政策を追いかけたドキュメンタリーフィルムです。華北西部の貧しい農民を村ごと、千人単位で600kmほど離れた都市近郊に移住させ、都市戸籍を与えて自立させるという計画、それにより、村人たちを万年の貧困状態から脱却させ、併せて都市部における労働力確保を万全のものにしようという算段です。中国政府はこれを全国的に展開し、全部で1千万人規模で移住をさせるというのですから、やることがものすごいです。

 

でも、この計画で移住させられる貧しい人々の様子を丁寧に見ていくと、やはりたくさんの個別事情と喜怒哀楽、特に怒りと悲哀がありました。何としても貧しさから抜け出たい=自分の代で駄目なら、せめて子供や孫たちの代は貧しさから解放させてやりたい、そんな人々の願いが共産党の乱暴な政策により翻弄されていく様子も見て取れました。

 

見ていて、かつての日本の農村のようでもあり、涙腺の弱い私は少し目頭が熱くなりました。この方々に何にもしてあげられないけれど、どうか幸せになってほしいと、ひそかに願うばかりです。(それにしても、中国の農村には、どうして森林がないのでしょうね? この番組に出てきた農村も、あたり一面、丸裸の地面がむき出しになっています。これも歴史的な森林乱伐の結果なのでしょうか? だとすれば日本も教訓にすべきです)

 

6.(別添PDFファイル)ドイツの哲学者 ガブリエルさん画語る、「広がる21世紀型ファシズム」(毎日 2018.7.6 夕刊)

 https://mainichi.jp/articles/20180706/dde/012/040/002000c

 

7.原発ゼロ目指して来年で30年、「たんぽぽ舎」の共同代表、柳田真(イントロ部分)(『週刊金曜日 2018.7.6』)

 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002599.php

 

8.日刊ゲンダイより

(1)世界に逆行…東京新宿のデモ規制は「民主主義崩壊」の表れ|孫崎享 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232811

(2)河野外相も本音語る 日米「拉致は後回し」密約で合意済み|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232684

(3)安倍首相に北が“退陣勧告” 空費された拉致対策費130億円|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232527

(4)前川氏講演会の後援拒否 広島県・市教委のおかしな言い訳|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232683

(5)W杯の夢から覚めれば殺伐景色 安倍三選ムードという荒涼|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232611

(6)安倍政権をアシスト 小泉進次郎氏国会改革案の胡散臭さ|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232467

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下記は他のMLでの議論です。

 

1.(メール転送です)米軍辺野古新基地建設:機動隊と海上保安官による人権侵害について日弁連に人権救済を申立て(太田光征さん)

 米軍辺野古新基地建設に関し、201875日付で、機動隊と海上保安官による人権侵害を止めさせるよう、日弁連に人権救済を申立てました。

 

<1>警察・海上保安庁による人権侵害

(1)市民を歩道の檻に閉じ込める沖縄県警 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=bcGAV6hEZa8

(2)強制排除した市民を歩道の檻に閉じ込める沖縄県警 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=CQRKa4nZGcQ

(3)市民を歩道の檻に閉じ込める沖縄県警・機動隊の人権侵害 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=FQPVmyakYAY

(4)17/11/6 沖縄県警機動隊の暴挙 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=cBMSESNepvM

(5)辺野古ゲート前700人座り込み 集中行動2日目、機動隊4時間拘束も 逮捕2 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

 http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/242259

(6)市民、道路上に拘束 県警、警備体制を強化 車両8台を設置 琉球新報

 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-707310.html

(7)沖縄タイムス辺野古・高江取材班さんのツイート: "4月27日午前10時、米軍キャンプ・シュワブゲート前では機動隊が新基地建設に反対する市民ら約200人を歩道に押し込み、囲いこんでいます。市民らは身動きがとれない状況で「沖縄を返せ」や「ここで座り込め」を歌って励まし合っています。#沖縄 #辺野古

 https://t.co/urgClUFC8d"

 https://twitter.com/times_henoko/status/989686320598433793

(8)ゲート前道向かいの人も排除 辺野古新基地建設で機動隊 - 琉球新報

 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-511618.html

(9)辺野古で抗議船転覆 1人病院搬送 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=e10wypiGco4

10)辺野古海上 抗議船から女性落水 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=C_p83patfIw

11)辺野古沖 海保暴挙に市民怒り「令状主義違反」指摘も - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=OxfH5VRIHCE

12)辺野古沖 海保暴挙に市民怒り「令状主義違反」指摘も - 琉球新報

 https://ryukyushimpo.jp/movie/prentry-231584.html

13)辺野古の海でくり返される海上保安庁の暴力 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=s_4g5snNKjM

14)辺野古新基地建設/意図的にカヌーを転覆させる作業員 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=_H0_jdt08Bg

15)辺野古ゲート前500人行動2日目(2018.4.24)路上カマボコ監獄からエンジン切れコール

 https://www.youtube.com/watch?v=dhNx5XhEvQo

 

<2>新基地建設の違法性

(1)辺野古のサンゴ ~残したまま工事強行 反故にされた約束 | FoE Japanブログ

 https://foejapan.wordpress.com/2018/06/20/180614/

(2)資料掲載…《集会・政府交渉》「軟弱地盤」で埋立てはできない 辺野古新基地建設を問う(4/27)|FoE Japan     

 http://www.foejapan.org/aid/henoko/180427.html

(3)米でジュゴン訴訟、実質審理 辺野古移設で連邦地裁 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-748669.html

(4)沖縄ジュゴン米国NHPA訴訟、差戻し審の訴訟資料一覧 | JELF日本環境法律家連盟(Japan Environmental Lawyers Federation)

 http://www.jelf-justice.org/base_issue/post-1430/

(5)県側の意見書採用 岩礁破砕控訴審、9月結審 - 琉球新報

 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-746131.html

 

2.議論すべき我が国の安全保障論(田中一郎発信)

 日本列島に原発・核燃料サイクル施設を40基以上も並べて、かつ、使用済み核燃料プールや高レベル放射性廃液タンクなどを合計50基以上も並べて、およそ武力で日本を守るなどと言うのは「夢想」の域を出ません。発想が第二次世界大戦レベルです。日本は自衛戦争と言えどもできません。やれば滅亡します(戦争が限定戦争に終わるという保証はどこにもありませんから)。

 

 我が国の安全保障論として、私たちが議論しなければいけないのは、憲法第9条を活かしつつ、

(1)戦争が起きないための方策、少なくとも日本列島周辺での戦争回避の方法

(2)日本における安全保障政策のデタラメの実態とその改革の方向・方法=日米密約同盟の解消をどのように進めるか

(3)アメリアとの関係の抜本見直し⇒韓国・台湾との関係の見直し 中国やロシアとどう付き合うのか

(4)世界平和へ向けた日本の役割とは何か

(5)アフリカ・ジブチ基地の撤去

(6)現防衛省及び自衛隊をどうするのか(両方とも今日の実態は違憲状態)

 

(参考)安全保障や軍事の議論をするときは、一般論抽象論ではなく、日米安保(日米密約同盟)や自衛隊(在日米軍と一体化した攻撃型軍隊)の実際のあり様をよく確かめてから具体的な形でしないと無意味 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-6e92.html

 

3.GPIFリスク運用と巨大経済戦艦ヤマト(日本)の最期(田中一郎発信)

 

●GPIF、17年度運用益約10.1兆円 国内外の株高寄与(日経 2018.7.6

 https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL06HTE_W8A700C1000000/?n_cid=TPRN0003

 

(一部抜粋)

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 公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が6日発表した2017年度の運用実績は、10810億円の黒字と、2期連続で運用益を確保した。期間の損益率はプラス6.90%(前期はプラス5.86%)となった。主要国の景気拡大が続いたうえ、緩和的な金融政策の縮小ペースが緩やかになるとの見方が強まり、国内外の株式相場が上昇した。

 

 GPIFは国民年金と厚生年金の積立金を国内外の株式や債券に分散投資している。運用資産額は18年3月末時点で1563832億円となり、17年3月末(1449034億円)に比べて増加した。このうち市場運用分は1554868億円で、アクティブ運用は23.59%を占めた。

 資産構成別の収益の内訳(市場運用分)は4資産とも黒字だった。国内株式が5兆5076億円、外国株式が3兆5140億円の黒字。国内債券は3622億円、外国債券は6740億円の黒字だった。

 

 各資産の配分額から回収額を差し引いた純配分額は、国内株式が212億円のプラスだった。一方、国内債券は3兆7384億円のマイナスだった。3月末時点の積立金全体の資産構成は、国内株が25.14%で、昨年12月末(26.05%)に比べて低下した。外国株も23.88%と12月末(25.08%)から低下した。国内債は27.50%(12月末は27.67%)となり、2008年度以来最低となった。外国債券の比率は14.77%(12月末は14.13%)だった。現金などからなる短期資産の比率が8.70%と201712月末(7.06%)に比べ1.64ポイント上昇した。

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(田中一郎コメント)

 公的年金のような巨大なファンドで元本割れが許されないような基金を株式などのリスク資産(超危険資産)で運用することは許されないことだと思います。しかし、このバカバカしくも愚かな運用は、有権者・国民の合意もなく無責任な連中の決め事でスタートし、既に2桁兆円もの国内外株式や為替リスク商品に投資されてしまっています。これをアンワインドすることは非常に難しいというのが、隠すことのできない実態です。

 

GPIF理事長の高橋則広をはじめGPIFの運用意思決定委員会(アセットアロケーションを決めている)は、私的年金ファンドと公的年金ファンドが異なる考え方や運用方法で運用されなければならないということを全くと言っていいほど理解していないと思われます)

 

株式などをGPIFがまとまって売るぞという気配を見せたとたんに、投機筋が先回りをして株式相場は下落を始めるでしょう。特に、相次ぐ製品検査のゴマカシなど日本企業のここ10年の体たらくは目に余りますから、実態として割高な株価をGPIFと日銀が買い支えているような格好になっており、仮にGPIFや日銀が株式を処分するとなれば、株価が暴落する可能性があります。それどころか、法律などにより、GPIFや日銀の株式投資を禁止して、もう買えない、という枠組みを公にするだけで、株式市場は暴落を始める可能性だってあり得ます。

 

つまり、投資も博打も、入りやすいけれども逃げにくい、という仕組みになっているのです。アホノミクスの一環としてのGPIF運用はまさに、アホの安倍晋三を筆頭に、金融バクチ市場の罠にはめられてしまった「アホ丸出し政策」の金字塔とも言えるでしょう。市場原理主義アホダラ教と言ってもいいです。私は、戦後営々と築かれた経済大国日本が、この公的年金と日銀とカジノという官民一体の博打行為により、あっという間に滅び去る時が近未来に来ることを予測しています。

 

金融市場のガラ(暴落)は「半値八掛け2割引き」と言われ、×0.5×0.8×0.8=×0.32、つまり、今現在の公的年金基金残高約160兆円が約1/3の50兆円くらいになってしまうということが予想されるのです。加えて日本経済は、大企業や富裕層を中心に金を持っている連中がまともな現物投資をせずに、国内外の金融商品などに投資をしている様子がありますから、リーマンショックなどの金融パニックがくると、その日本経済に与えるダメージは並大抵ではない(過去の事例を大きく上回る)巨大なものになると思われます。このままいけば日本は、驕れるものも久しからず、の経済大国自滅の現代版になりそうです。

 

さて、それでも公的年金と日銀が抱え込んでいる株式などのリスク商品は、だましだましでも売却処分して、状態を正常化しなければいけません。しかし、それには、次の関連する3点を何とかしないと、日本ではカネがうまく回らない事態が生れています。

 

(1)国債市場が正常化しないとGPIFの投資先がない、公的年金基金が運用できない。ドアホ日銀政策委員会も黒田ノーテンふっとばしバズーガを少しばかり矯正し、「イールドカーブ」政策などとシャレた言葉を使いながら、長期および超長期の国債金利をゼロないし+にする金融政策をとり始めています。これをもっとしっかりとやって、マイナス金利を解消するとともに、金利の金融市場機能を取り戻さないといけません。

 

(2)しかし、他方では、国の構造的な財政赤字が常態化していて、国債の大量発行は当分の間続けざるを得ないでしょう(仮に下記で申しあげる税制の抜本改革をしても時間がかかりますから)。そうしますと、金利を正常化して少しアップさせることもやむを得ぬとなると、今度は国の巨額の累積財政赤字からくる「支払い金利負担」が容易ではなくなり、しかも、この国による国債への支払金利額が巨額になれば、所得の再分配機能にも重大な支障を及ぼすことになってしまうのです。まさに、日本の財政・金融政策は、愚か極まる政策の積み重ねによって、進むも地獄・とどまるも地獄・引き返すも地獄、の様相を呈しています。

 

(3)この事態を転換する契機は、私は税制の抜本改革しかないのではないかと思っています。しかも、消費税増税などは論外ですので、ここで申しあげる税制の抜本改革は「公正で公平な税制抜本改革」ということになります。その柱は、(1)穴だらけの税制の「穴」を埋める(租税特別措置や所得分離課税などの大企業・富裕層向け優遇措置の解消など)、(2)累進課税強化・大企業内部留保課税、(3)タックスヘイブンなどの巨額で悪質な納税回避行為の撲滅(零細なものは無視)、です。私の見込みでは、この3つの対策により、2桁兆円の税収増が毎年見込めるのではないかと思っています(体制を整えないといけませんので、兆円単位の実績が上がるには数年かかるでしょう)。

 

税制を立て直して税収構造を転換しつつ、原発や軍備など、あるいはオリンピック・万博などの巨大イベント、あるいは巨大公共事業やハコモノ建設、さらには大企業テコ入れのための減税や補助金などなど、財政支出先もまた抜本的に見直すことで、有権者・国民や地域地方活性化のための財源を確保し、従来発想にとらわれない大胆な日本経済テコ入れ政策を展開することで、日本経済と幅広い有権者・国民の生活の立て直しを図る、そんな方法が、私が考える「オルタナティブな日本」の経済政策です。

 

この辺の議論が、今日の日本では、左翼や改革派においても皆無であることが、日本経済低迷の大きな原因ではないかと私は思います。議論も検討もせぬままに、日本はやがてGPIFや日銀が愚かにも抱え込んだ時限爆弾を爆破させ、海底に沈んでいくことになるのでしょうか? 哀れなるかな「経済戦艦ヤマト(日本)」の最期なのでしょうか?

 

4.「左翼リフレ」派の「緩和マネー」活用論、保育士や介護職員の給与手取りが増えない理由(田中一郎発信)

 

(1)「左翼リフレ」派の「緩和マネー」活用論

 以前よりこのMLで批判をし続けておりますが、松尾匡氏(立命館大学教授)らの「左翼リフレ」派の「緩和マネー」活用論について、改めて「そんなのダメよ」と申し上げておきます。日銀に事実上の国債引受を続けさせて国が調達したマネー(これを「緩和マネー」などとカモフラージュして表現しています)をいろいろな方面に使っていくという財政ファイナンスは持続可能性がありません、いつか限界がきて「爆発」を起こす時限爆弾を抱え込むようなやり方です。

 

金融緩和をほどほどのところまでしておくのは今のような経済状態では必要なことですが、今日のマネタリストやリフレ派などの市場原理主義のトンチキ経済学に乗せられて、インフレターゲット達成手段として使われている異次元緩和のような金融政策は百害あって一利なしです。そんなものを「緩和マネー」などと、カモフラージュして表現していること自体がインチキ・タヌキの尻尾のようなものです。黒田バズーガによって脳みそが吹き飛ばされた愚かな連中(自称経済学者)が、かれこれ20年近くもやり続けて、何の効果もないどころか、副作用というか、弊害ばかりが目立つ金融政策です。

 

昨日、私とたんぽぽ舎が主催する企画で、金子勝立教大学経済学部教授をお招きして「日本経済再生への道」を講演していただきましたが、そこでも、この「緩和マネーの活用」=「日銀の(事実上の)国債大量引受の継続」による財政金融政策の破壊的効果や、それと相反する基礎的収支均衡政策(プライマリーバランス論)の無意味について、金子教授が熱弁をふるっておられました。プライマリーバランスなどを達成したところで、日本の長期金利が上昇してくれば国債費が指数級数的に増大し、日本の財政は一気に吹っ飛ぶことになるのだから、国債費を除外したところでの議論など無意味になる、という話です。

 

また、日本の経済学が、黒田バズーガをはじめとする今日の金融政策やアホノミクス経済政策を全くきちんと批判しきれていない体たらくについて、経済学は終わっている、との厳しい批判をされていました(別途報告)。全くその通りでしょう。昔の言葉でいえば、今日の日本の大学や研究機関を支配している経済学とは、いわゆる「俗流経済学」ということになります。その前に「安倍政権忖度の」という形容詞を付けて「安倍政権忖度型の低俗経済学」でもいいと思われます。「左翼リフレ」は、その亜流だ、ということになります。

 

松尾匡氏の場合には、この財政資金ファイナンスで得た資金の使い方についても問題があります。詳細は下記をご覧ください。

 

●松尾匡立命館大学経済学部教授の「レフト3.0の政治経済学」(新刊書)や「反緊縮政策論」(『週刊金曜日』)のどこに問題があるのか いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-7f22.html

 

●笑止千万! 前原誠司 「All for All」再び=平成の小早川秀秋が、自称「敗北者」の井出英策らとともに、またぞろ消費税増税の陰謀を画策、巨額税逃れを見逃して何が「支え合いの社会」だ いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/for-dccc.html

 

20180524 UPLAN【前半】田中一郎「オルタナティブな日本を目指して」 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=SyUUllXZy9Y

 

(上記の添付資料は下記)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/12-c783.html

 

(2)保育士や介護職員の給与手取りが増えない理由

「介護に予算が投入されても、介護職員に、そのお金が分配される保障はありません」の一つの大きな理由は、介護施設経営に関する愚かな「規制緩和」ではありませんか? 私がご紹介申し上げることは、介護のことではなくて保育園経営の話です。このMLに既に2回くらい発信をしていますが、改めてご紹介しておきます。別添PDFファイルの岩波月刊誌『世界』論文をお読みください(別添PDFファイルはイントロ部分のみです)。

 

行政から保育園に投入される補助金などの使途が、保育園経営者のやりたい放題にしていいような「規制緩和」がなされているため、本来、保育士にわたるべきお金が他のことに流用されてしまっている、行政が改めさせようとしても、その法的根拠がない、という主旨の論文です。ひょっとして、それと同じことが、老人介護施設で起きているのではありませんか。そもそも、日本の介護制度は、スタート時点から市場原理主義に毒されていたような雰囲気がありますので、確認をする必要があるように思います。

 

(関連)職業としての保育園(上)(下)(一部抜粋)(小林美希『世界 2018.2』)

「hoikuen_kobayasi_seikai1.pdf」をダウンロード
「hoikuen_kobayasi_seikai2.pdf」をダウンロード
 https://www.iwanami.co.jp/book/b345518.html

 

5.(メール転送です)「日本の秘められた恥」伊藤詩織氏のドキュメンタリーをBBCが放送(藤原節男さん:原子力ドンキホーテ)

 

お世話になっています。頭書の件、フェイスブック投稿で人気の記事です。メーリングリストでも配信します。

 

【シェア拡散希望】「日本の秘められた恥」伊藤詩織氏のドキュメンタリーをBBCが放送 news Japan20180629

 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44638987

【動画(BBC)https://www.dailymotion.com/video/x6nige5

 

外国人特派員クラブでの伊藤詩織さんインタビュー2018/02/19

 https://www.youtube.com/watch?v=zcOTPMiCqe8

 

【大竹まこと×伊藤詩織×はるな愛】 被害者が語る! 元TBSワシントン支局長山口敬之事件のブラックボックス

 https://www.youtube.com/watch?v=FzJ11mMerGs

 

 BBC628日夜、強姦されたと名乗りを上げて話題になった伊藤詩織氏を取材した「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」を放送した。約1時間に及ぶ番組は、伊藤氏本人のほか、支援と批判の双方の意見を取り上げながら、日本の司法や警察、政府の対応などの問題に深く切り込んだ。制作会社「True Vision」が数カ月にわたり密着取材したドキュメンタリーを、BBCの英国向けテレビチャンネルBBC Twoが放送した。

 

番組では複数の専門家が、日本の男性優位社会では、被害者がなかなか声を上げにくい状況があると指摘した。伊藤氏はその状況で敢えて被害届を出し、さらには顔と名前を出して記者会見した数少ない日本人女性だ。伊藤氏は20154月に著名ジャーナリストの山口敬之氏に強姦されたと、警察に被害届を出した。最初の記者会見を開いたのは、2年後の20175月。山口氏の逮捕令状が出たにもかかわらず逮捕が見送られ、証拠不十分で不起訴処分となったことへの不服を検察審査会に申し立てたという発表だった。

 

番組は、伊藤氏が「すごい飲み方」で泥酔して吐いた、ホテルでのその後の性行為は同意の上でのことだった――という山口氏の主張や反論とあわせて、伊藤氏自身が語る20154月の経緯を、現場となった都内のすし店やホテルの映像などを差し挟みながら、詳細に紹介した。当時以来初めて現場のホテルを訪れた伊藤氏が、こわばった表情でホテルを見上げた後にしゃがみこみ、「これ以上ここにはいられない」と足早に立ち去る姿も映している。

 

ニューヨークでジャーナリズムを学んでいた伊藤氏は2013年秋、当時TBSワシントン支局長だった山口氏とアルバイト先のバーで知り合った。インターンの機会がないか問い合わせると、山口氏からプロデューサーの職を提供できるので就労ビザについて帰国中に相談しようと呼び出しがあったという。

 

日本酒を少し飲むと「気分が悪くなり、トイレで意識を失った(中略)激しい痛みで目が覚めた。最初に口にしたのは『痛い』だったかもしれない。それでも止めてくれなかった」と語る伊藤氏は、その後、ベッドの上で山口氏に覆いかぶさられ息が出来なくなった際に「これでおしまいだ、ここで死ぬんだと思った」と涙を流して語った。さらには、抵抗する自分に山口氏が「合格だよ」と告げたのだとも話した。

 

◎首相に近い人物

 番組では山口氏について、事件当時は日本の有名テレビ局のワシントン支局長で、安倍晋三首相を好意的に描いた人物伝の著者だと紹介した。伊藤氏と山口氏を取材した記事を昨年12月に発表した米紙ニューヨーク・タイムズのモトコ・リッチ東京支局長は、山口氏と安倍首相の近い関係から「この事件に政治的介入があったのではと大勢が指摘している」と話した。

 

山口氏は疑惑を全て否定している。番組は、山口氏が出演したネット座談会を紹介。山口氏はそこで、伊藤氏が泥酔していたため仕方なく宿泊先のホテルへ招いたと話した。また番組は、性行為はあったが合意の上だったという同氏の主張も伝えている。

 

番組はその上で、日本の刑法では合意の有無は強姦の要件に含まれていないと説明。暴力や脅迫があったと証明しなければ日本では強姦とは認められないことにも言及し、性暴力の被害者の多くが実際には恐怖で身がすくんで抵抗できず、助けを呼ぶこともできないことにも触れた。合意のない性行為はたとえ知人相手でも強姦なのだという、欧米では徐々に常識となりつつある考え方について、日本の大学生が教わったことがないというやりとりも紹介した。

 

また、日本の強姦罪(現・強制性交等罪)は2017年の法改正まで100年以上変わらず、強姦は窃盗より刑罰が軽かったなど、日本社会で性暴力が軽視されてきたことも法律の専門家などのコメントを通じて語った。

 

<関連記事>

*·BBCのラジオ番組、伊藤詩織さんに取材 

 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-42526640

*日本の #MeToo:沈黙を破り始めた女性たち

 https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-43875386

*今年のピュリツァー賞 ハリウッドのセクハラ追及報道が受賞

 https://www.bbc.com/japanese/43792433

 

 番組はさらに、日本で性暴力の被害者が事件後にいかに苦しむかも、伊藤氏や、伊藤氏が訪問した別の日本人女性を通じて紹介した。伊藤氏は番組で、都内唯一の性暴力被害者の支援センターを訪問した。自分の被害直後に電話をしたが、直接来なければ相談を受け付けられないと言われた場所だという。番組によると、この被害者支援センターは東京都の人口1300万人に対して担当者が2人体制と人員不足が目立ち、暴行直後に法医学的証拠を残すための「レイプキット」も提供できていない。

 

番組はこのほか、警察の問題にも触れている。日本の警察における女性警官の割合はわずか8%で、伊藤氏が事件直後に被害届を出した際も男性警官に被害の詳細を証言しなくてはならなかったこと、複数の男性警官の前で警察署内の道場のマットに横になり、等身大の人形相手に事件を再現させられたことなどが取り上げられた。「男性警官が人形を私の上に乗せて上下に動かし、こういう様子だったのかなどと確認された」と伊藤氏は話し、番組は、警察のこの捜査手法をセカンドレイプだと非難する声もあると指摘した。

 

◎女としての落ち度

 20175月、伊藤氏は検察審査会に不服を申し立てるとともに、記者会見でこの事実を公表した。それ以降、伊藤氏がソーシャルメディアなどで激しい中傷や非難を受け続けていることや、伊藤氏の家族も中傷にさらされていることなども、番組は紹介した。伊藤氏が簡易版の盗聴探知機を買い求め、自宅内を調べてみる様子も映し出した。

 

一方で番組は山口氏を擁護する人物として、自民党の杉田水脈議員を取材した。杉田議員は、ネット座談会などで伊藤氏を強く批判している。

番組の取材に対し杉田議員は、伊藤氏には「女として落ち度があった」と語った。

 

「男性の前でそれだけ(お酒を)飲んで、記憶をなくして」、「社会に出てきて女性として働いているのであれば、嫌な人からも声をかけられるし、それをきっちり断るのもスキルの一つ」と杉田議員は話している。議員はさらに、「男性は悪くないと司法判断が下っているのにそれを疑うのは、日本の司法への侮辱だ」と断言。伊藤氏が「嘘の主張をしたがために」、山口氏とその家族に誹謗中傷や脅迫のメールや電話が殺到したのだと強調し、「こういうのは男性のほうがひどい被害をこうむっているのではないかと思う」と述べた。

 

番組はその一方で、山口氏と安倍首相との関わりから、野党議員の一部が警察捜査を疑問視して超党派で「『準強姦事件逮捕状執行停止問題』を検証する会」を立ち上げたことも触れた。野党議員が国会で安倍首相に、逮捕中止について知っていたかと質問し、首相が個別案件について知る立場にないと反論する映像も紹介した。

 

◎「黙っているよりはずっといい」

 個別案件ではなく、日本政府の性暴力対策全般について、番組は指摘を重ねた。政府は昨年、初となる性犯罪・性暴力被害者支援交付金を設置し、今年度は18700万円を振り向けると発表した。しかし番組によると、日本の半分の人口しかない英国では、被害者基金の予算はその40倍だという。日本政府は2020年までに各都道府県に最低1カ所の支援センターを設置する方針だが、20万人当たり1カ所という世界基準に沿うならば、日本には635カ所必要になる。伊藤氏が内閣府男女共同参画局を訪ね、これについて質問すると、内閣府の職員は「検証が必要だろうと思う」と答えた。

 

20179月に検察審査会が山口氏を不起訴相当としたため、山口氏の刑事責任を問うことは不可能になったことも、番組ははっきりと伝えた。不起訴相当の知らせを受けた伊藤氏や家族の反応、その後さらに民事訴訟で損害賠償を求めていく様子も伝えている。

 

それでも、昨年秋に米映画プロデューサー、ハービー・ワインスティーン被告(強姦および性的暴行罪で逮捕・起訴)への告発から広がった「#MeToo(私も)」運動を機に、伊藤氏への支持が日本国内でも広がったことを番組は説明。伊藤氏も変化を感じていると番組で話した。

「何か動きを起こせば波が起こる(中略)良い波も悪い波も来るが、黙っているよりはずっといい」

 

◎放送後の反響

 番組が放送されるとツイッター上ではハッシュタグ「#japanssecretshame」を使った感想が次々と書き込まれた。英ウスタシャー在住のローナ・ハントさんは、「女性として、そして引退した警官として、ショックで呆然としている。詩織、あなたは本当の英雄 #JapansSecretShame」とツイートした。

 

ロンドン在住の「paulusthewoodgnome」さんは、「強姦に対する日本社会の態度は本当に気がかりだ。伊藤詩織のような人がほかにどれだけいるのか。自分と自分を襲った人間にしか知られていない状態で。ほぼ全方面から見下されながら、詩織は実に勇敢で品位にあふれている。素晴らしい」と書いた。

 

アイルランド・ダブリン在住のルーシー・ホワイトさんは、「私の『ぜったい行きたい』リストから、日本はいきなり外れてしまった。#JapansSecretShameを見ているけど、性的暴行を軽くあしらう態度にぞっとしている。警察に女性は8%しかいなくて、強姦被害者が訴え出ると、等身大の人形で事件を再現しなくてはならない」と書いた。

 

アイルランド在住のシネイド・スミスさんは、「#JapansSecretShameを見ている。ショックだし、ものすごく心が痛い。何がいやだって、女性が女性を攻撃してること。被害者を支えるんじゃなくて、女性が彼女を責めてる……。犯罪を犯した男を責めなさいよ!」と書いた。英無料夕刊紙イブニング・スタンダードも番組を取り上げ、「自分たちの居場所から、#MeTooは世界の先進国ならどこでも同じようなインパクトがあったと思い込むのは簡単だ。とんでもない。この番組によると日本では、昨年10月に暴露されたハービー・ワインスティーンの件への反応は『ひっそりとした』ものだった」と書いた。記事はさらに、無実を主張する山口氏が「詩織さんは酔っ払っていたと言う。まるでそれで十分、正当化されるとでもいうように」と書き、「負担も大きいが、声を上げることは沈黙させられるよりも良かったと(番組で伊藤氏は)結論する。彼女に耳を傾けよう」と結んでいる。

 

英紙ガーディアンも番組のレビューを掲載。「Japan's Secret Shameは、見るのがとても大変なドキュメンタリーだ。痛ましく、不愉快で、動揺させられる。このドキュメンタリーはそれに加えて、勇敢で必要な、極めて重要な作品だ。プロデューサー兼監督のエリカ・ジェンキン氏が、細心の注意と静かな怒りを込めて作ったもので、女性への暴力や構造的な不平等、差別といった大きな話題を、もっと小規模で個人的な物語に焦点を当てて描いている」と紹介した。(編集部注――日本では「ワインスタイン」と表記されることの多いワインスティーン被告の名前は、本人や複数の関係者の発音に沿って表記しています)

 

警察庁では性犯罪被害の相談電話窓口として、全国共通番号「#8103」を導入しています。また、内閣府男女共同参画局でも性暴力被害者に必要な情報を提供しています。現在、43都道府県に「ワンストップ支援センター」が設置されています。「Japan's Secret Shame」は628日にBBCTwoで英国内で放送された番組です。629日現在、日本での放送は未定です。

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*この痛みを我慢して沈黙しても役に立たない……伊藤詩織さん 20180629

 https://www.bbc.com/japanese/video-44646949

 

 BBC628日夜、強姦されたと名乗りを上げて話題になった伊藤詩織氏を取材した「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」を英国内で放送した。やはり性暴力被害に遭ったという女性を訪れた伊藤さんは、性暴力に対するきちんとした制度が日本にもいつか必ず作れると、女性と抱き合い涙を流した。

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*神前 格 Face book72 22:05

 http://ur0.link/KXbU

 

 「伊藤詩織さんは、20154月の事件以来の事態の推移のなかで、事件前に取材に着手していた孤独死をめぐるドキュメンタリー・フィルムの製作を粘り強く続け、国際コンクールで銀賞受賞。事件さえ取り上げない日本のメディアは何なのか」(慶應義塾大学名誉教授・金子勝先生2018-7-2ツイッター)

 

昨年529日、安倍首相の茶坊主と言われるジャーナリストの山口敬之氏に「レイプされた」と主張するジャーナリストの伊藤詩織さん(28)が、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、山口氏を不起訴処分とした東京地検の判断を不服として、検察審査会に審査を申し立てたことを明らかにしました。20154月、山口敬之氏に「レイプされた」とする伊藤さんは、警察に被害届を出し、警察も山口敬之氏の逮捕準備をしていましたが、土壇場になって逮捕が見送られ、山口氏は書類送検されたものの、20167月、東京地検は最終的に嫌疑不十分で不起訴としたとのことです。

 

この経緯について、被疑者の山口敬之氏が安倍首相の茶坊主であったために、警察・検察が安倍首相の気持ちを忖度して動いたことにより、山口敬之氏が逮捕もされず、不起訴処分になったのではないかと取り沙汰されています。

 

この、山口敬之氏の逮捕にストップをかけた人物として、当時、警視庁刑事部長だった中村格氏の名前が挙がってきました。さらに、元経済産業省官僚・古賀茂明氏が、著書『日本中枢の狂謀』(講談社)で明かすところによれば、中村格氏は、第二次安倍政権発足時の菅義偉官房長官の秘書官であった時にも、『報道ステーション』の「古賀氏降板事件」にも関わっていたようです。

 

伊藤さんの申し立てを受けた東京第六検察審査会の判断が注目されましたが、同審査会は、昨年923日に「不起訴相当」とする議決を公表しました。信じられない話です。この「不起訴相当」とする腐った議決を受けて、伊藤詩織さんは、山口敬之氏を相手取って、東京地裁に民事訴訟を起こされ、さる125日に同地裁で初公判が行われましたが、山口敬之氏は出廷しなかったようです。往生際の悪いこと、この上もありません。

 

この「レイプ事件」について、日本の大手メディアは一切報じませんが、ニューヨークタイムスやBBCなどの海外メディアは取り上げています。日本の大手メディアと司法は腐っています。アメリカの男性向けファッション・カルチャー雑誌『GQ』の日本版『GQ JAPAN』が、伊藤詩織さんへのインタビュー記事を掲載していますので、御紹介します。(以下、省略)

 

(中略)「明治維新以降、強姦容疑者(山口敬之元TBS記者)に対する逮捕状の執行停止に対し、声を上げた被害者はいなかった。伊藤詩織氏は、声を上げた。日本国を【法の支配の国】にしたい。今の日本は法治国家ではない」(升永英俊弁護士2017-11-18 Facebook

 

「お友達は女性をレイプしても逮捕されない。親友には獣医学部をプレゼント。支持者には8億円の土地。奥様は税金でやりたい放題。自衛隊は戦争へ。これってもう北朝鮮を超えている?こんな政府。もう終わらせよう。それができるのは国民だけだ!」(映画監督・太田隆文氏2017-6-14ツイッター)

 

権力を傘にきて犯罪までも揉み消す腐り切った「自公維ファッショ政権」を打倒しましょう。『ストップ・ザ・アベ!』『ストップ・ザ・極右!』です。

草々

 

 

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