« (報告)(7.5)(カネコノミクスが導く)日本経済再生への道:金子勝慶應義塾大学名誉教授(オルタナティブな日本を目指して:第13回新ちょぼゼミ) | トップページ | これこそ自民党・アベ政権: 何が「国民の生命が第一」だ、人が豪雨にのまれている中、この政権は何をしていたのか=カジノ法案審議強行、安倍政権「人命よりギャンブル」の化けの皮、石井国交相は災害対応そっちのけ(日刊ゲンダイ) »

2018年7月11日 (水)

(他のMLでの議論です:続)(1)日本の左派・左翼に足りぬもの(2)前原誠司と井出英策(3)改革主義的無党派主義と立憲民主党(4)その他いろいろ情報

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

==================================

1.(別添ファイル)(チラシ)(7.20)主権者は私たち、市民が政治を変える! 市民大集会

「tirasi_720_siminseijisyuukai.jpg」をダウンロード

2.キャンペーン · とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会 稼働40年を迎える老朽原発、首都圏にある「東海第二原発」を20年延長させないでください · Change.org

 http://u0u1.net/KZEG

 

(関連)STOP!東海第二原発 - 東海第二原発延長運転を止めよう

 https://stoptokai2-shutoken.jimdofree.com/

 

3.石木ダム訴訟、住民側敗訴 長崎地裁「国事業認定は適法」|【西日本新聞】

 https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/431560/

 

(田中一郎コメント)

 八ッ場ダムをはじめ、全国の「ムダナダム」の建設追認を続けてきた日本のクソヒラメ司法・裁判所だが、今般またしても長崎地裁は、長崎県の石木ダムという「常識さえあれば、こんなものは絶対にいらない、環境破壊と税金の無駄遣いと土建屋利権丸出しのムダナダム」について、土建利権行政への追認判決を行った。

 「判決で武田裁判長は、佐世保市が生活用水や工業用水の需要が増加すると見込んだ試算について「不合理な点があるとはいえない」と判断、ダムにより新規水源を確保する必要性を認めた。洪水対策では、遊水池などと比較して経済性、社会性の両面からダム建設を選択した県の判断に関しても「裁量を逸脱したとはいえない」とした。」(西日本新聞記事抜粋)などと報じられているが、まさに、お前はアホか、の判決内容である。

 長崎地裁と言えば、諫早湾干拓事業に関して、水門を開けよという福岡高裁の判決をひっくり返して、現場に大混乱と農民・漁民の対立をもたらした張本人の裁判官がいる「クソヒラメ司法」の中でも選りすぐりの「クソヒラメ裁判所」である。かような裁判所はもういらないので閉鎖すべきである。そして、この判決を下した武田瑞佳裁判長以下の3人の裁判官を弾劾裁判にかけるべきである(あまりにも不当(事実相異)で不合理な判決を弾劾すべき)。

 

4.(別添PDFファイル)社説:週のはじめに考える 嘘とへつらう者たちよ(東京 2018.7.1

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018070102000169.html

 

5.8月ゲート前連続集中行動のお知らせ!この海を、未来を守るため、絶対に阻止しなければなりません。市民の力を結集し、しなやかにしたたかに。 - 辺野古ゲート前500人行動~基地建設止める奇跡の一週間

 https://henoko500.hatenablog.jp/entry/2018/07/05/132706

 

6.修学旅行で北朝鮮土産「税関が不当に押収」 総連が抗議:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/ASL6Y5SB8L6YUTIL036.html

 

(関連)北朝鮮修学旅行で土産「税関が不当に押収」…駐韓日本大使館の前で糾弾 Joongang Ilbo 中央日報

 http://japanese.joins.com/article/861/242861.html

 

(愚かさに加えて恥さらしそのものです。「チンピラ国家」「チンピラ政権」の「下劣下級官吏」のいやがらせ行為・人権侵害です。これも自分可愛さの忖度行為なのでしょうか? 唾棄すべき振る舞いです。この国から理性と品格が消えてしまっている一つの証拠です。:田中一郎)

 

7.『フェイクと憎悪』との向き合い方:自覚なき加害と、巨大な権力の思惑の間で歪められる真実(雨宮処凛 2018.7.5

 https://www.huffingtonpost.jp/karin-amamiya/fake-20180705_a_23474956/

 

8.日刊ゲンダイより

(1)なぜ支持率回復…「お上を批判しない」という日本の国民性|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232312

(2)「安倍首相は法律を軽く見ている」委員会で“元身内”が批判|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233026

(3)拡大する西日本大豪雨被害 鮮明になってきた政治の責任|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233022

(4)西日本豪雨被害拡大 政府はこの間、何をやっていたのか |日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232956

(5)不正調査は大甘…日産の言い訳はまるで「森友」佐川前長官|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233030

(6)不正入学が「見返り」ならば国税庁長官就任も同じだろう|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232966

(7)会期中に“海外逃亡” 河野外相のマレーシア外遊は中身なし|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/232957

 

(この「歯ぎしりゴマメ」は安倍政権の閣僚になってからというもの、ロクなことをしないな。大臣任期が終わっても許さんからな。:田中一郎)

==================================

 

「他のMLでの議論」の続きです(一部加筆修正)。加えて昨今のいろいろ情報です(メール転送を含む)。

 

 <別添PDFファイル>

(1)伊藤詩織を描いたBBCドキュメンタリー「日本の秘められた恥」2018.6.28

(2)新たな全体主義(山口二郎 東京 2018.7.8

(3)追悼:東アジアの思想家としての日高六郎(一部抜粋)(三宅芳夫『世界 2018.8』)

(4)終戦宣言 中国が見送り促す、米朝会談前 正恩氏に、影響力低下を懸念か、米中、非核化せめぎ合い(東京 2018.6.25

(5)メディア批評:歴史的な米朝首脳会談を曇らせる「偏視」(イントロ部分)(神保太郎『世界 2018.8』)

(6)米朝首脳会談(イントロ部分)(和田春樹『世界 2018.7』)

(7)対談:米朝首脳会談後の東アジア、非核化・平和構築の行方は(イントロ部分)(平井久志・李鐘元『世界 2018.8』)

(8)国民 主導権に 立民 不信(東京 2018.7.1

 

1.(別添PDFファイル)伊藤詩織を描いたBBCドキュメンタリー「日本の秘められた恥」2018.6.28

「bbc_itousiori.pdf」をダウンロード

(メール転送です)BBCのドキュメンタリー Japans Secret Shame

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつも重要な情報をお送りいただきありがとうございます。BBCが安倍ヨイショの山口というジャーナリストの伊藤詩織さんRAPEケースについて、58分もののドキュメンタリーを作成し628日にUKで放映しました。日本語字幕の動画がYOUTUBEなどで拡散されましたが、次々と消されています。

唯一残ったものを見付けましたので、未だでしたら拡散をお願いします。

 http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/210.html RAPE ケース

 https://www.liveleak.com/view?t=k6KSU_1530632496 BBC

 

例によってTVは全く報ぜず、5大紙も毎日がコラムに書いた程度です。頼りの東京新聞は、自社の望月記者が菅官房長官に記者会見で鋭く切り込んでいるにも拘わらず、報じていません。72日の記者会見で東京新聞の望月記者が、森友問題とこのBBC報道について問い質していますが、彼女の質問が始まるとすぐ司会者から「質問は簡潔に」という茶々が何度も入り、また、菅官房長官の答えも答えになっていません。Japans Secret Shame と題してUKの国営放送が報じており、国辱もののはずですが、日本国として抗議したのでしょうか。

 https://www.youtube.com/watch?v=PCu76yPK1Ec

 

ワールドカップでは、サーカスが持たないと思ったのかオウムの7人の処刑を実況中継よろしく発表し、更に連続殺人事件の犯人逮捕で、モリカケ・働き方・カジノ・PFIなど重要な国会審議から国民の目を逸らそうとしています。このRAPE ケースの報道をメデイアが政権に忖度して報じない様は、全く戦前に回帰したと思わざるを得ません。Yahooニュースが唯一詳細に報じています。

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180629-44638987-bbc-int

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

2.(別添PDFファイル)新たな全体主義(山口二郎 東京 2018.7.8

 http://a-tabikarasu.hatenadiary.com/entry/2018/07/08/152300

 

3.(別添PDFファイル)追悼:東アジアの思想家としての日高六郎(一部抜粋)(三宅芳夫『世界 2018.8』)

「tuitou_hidakarokurou_intro_sekai.pdf」をダウンロード
 https://www.iwanami.co.jp/book/b372513.html

 

(田中一郎コメント)

 先般、なくなられた日高六郎氏を追悼して、岩波月刊誌『世界』の今月号に三宅芳夫千葉大学教授の論文が載りました。この論文については、ところどころひっかかる記述があるのですが、小さなことは脇に置いて、日高六郎氏の思い出を語る文章としては素直に読み通せる文章でした。別添PDFファイルで添付したのは、その中で私が特に注目した2点です。

 

一つは、日本国憲法制定の過程で、もともとGHQ草案にはなかった「第十条 日本国民たる要件は、法律でこれを定める」という条文が日本側からの要請で挿入され、その後制定された国籍法とあいまって、日本国民と外国人の区別・差別が法的に固定化され、在日アジア人をはじめ日本が加害者となったアジア太平洋戦争の罪科の被害者を見えなくさせてしまう「戦争責任矮小化」や「在日・アジア蔑視・差別」の大きな契機となってしまたことを日高六郎氏が指摘していたこと(日高六郎氏の最後の単著『私の憲法体験』)

 

もう一つは、「マルクスを尊敬する非マルクス主義者」と自称していた日高六郎氏が、そのココロを「基本的人権と個人の自由を尊重する思想」に置いていたことです。(以下、一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)『戦後思想を考える』(一九八〇)に収録された評論でも、大企業支配体制下において進行する「管理社会化」批判と交差してさらに展開される。かつては、資本主義の倫理は個人主義の倫理であり、社会主義の倫理は集団主義の倫理であると言われた。しかし自立としての個人主義は、資本主義より長生きしてほしいし、長生きしなければならない。

 

とは言え、日高六郎は資本主義体制と結合した「自由主義」には、終始懐疑的ないしは否定的であった。二〇世紀を生き抜いた思想家にとって、「自由-資本主義」は「個」の「自由」を圧殺するシステムと映る。「自由」を唱えながら実質は大企業支配へと転化した資本主義は、正規労働者と非正規労働者の間に分断を作り出して、支配への「同意」を、さしあたりのところ詞達しているように見える。しかし、資本主義体制において、格差と差別は温存され、異を唱えたり、抵抗する少数者は排除される。

 

一九八〇年に執筆された「管理社会化をめぐって」において、現在の資本主義システムの延長線上にはG・オーウエルの『1984年』の世界が待っていると日高は警告する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そういえば、私の大学時代のゼミの教授(マルクス経済学原論)は、自分に対する批判に対して「二正面作戦」なるものを提唱し、「自分に向かって、お前はマルクス主義者などとはとても言えない」などと言う者に対しては「いやいや、我こそは正真正銘のマルクス主義者である」と言い返し、他方では「自分に向かって、お前はやっぱりマルクス主義者ではないか」などと言う者に対しては「とんでもない、私はマルクス主義者などでは全くない」と言い返す、と話していました。当時は変な冗談を言う教授だなと思いましたが、今になって日高六郎氏のこの「マルクスを尊敬する非マルクス主義者」という思想的態度が、私のゼミの教授とよく似ているなと思った次第です。

 

4.(メール転送です)日本の左派・左翼に足りぬもの(田中一郎発信)

 

(中略)フランスの左派にせよ、ドイツやイタリアやスペインの左派にせよ、1990年代に入って、いわゆる市場原理主義的な政策をとるようになり、誰のために何のために政治をしているのか、その根本のところを見失った点に根本問題があったのです。その背景事情を「経済政策+政治」の観点から適切に分析した書物を、これまで私は目にしたことがありません。そうした分析がないのは日本だけの話なのかもしれませんが、こうした他の国での左派・左翼の失敗事例をきちんと分析して教訓にしないこともまた、現在の左派・左翼勢力(というよりは左派シンパの知識人たち)の欠陥の一つと言っていいかもしれません。

 

ちなみに日本では、左派・左翼と言えば、事実上共産党だけになってしまったかの観があり、残りの既成政党は、軒並みどっちつかずのご都合主義政党に転落しているように私は見ています(再結成された立憲民主党は(有権者・国民のための政権実現の)「可能性」を持ってはいますが、昨今の振る舞い方をみていると、かつての民主党・民進党と変わらないような様子になってきています。そのうちにご紹介いたしましょう ⇒ 京都府知事選挙に続いて東京都杉並区長選挙・区議選挙でも、市民が立てた候補を応援することなく、同じような「自民党とのなれ合い・抱きつき選挙」が行われました)。そして、その左翼・共産党も、政党として筋を通した考え方を貫いている点は評価できるとはいえ、他方でいろいろと問題があるのです。

 

アメリカの場合には、強力な軍産情複合体の力や、特定産業界のロビー活動に伴う金権政治が目に余る状態となり、有権者・国民の政治的劣化と相まって、トランプ政権成立のような末期症状を呈しています。また、日本は軍産情複合体こそアメリカのようなものは存在しませんが、他方で有権者・国民の政治的劣化はアメリカと似たような情勢で、加えて日本独特の政治的アパシーやシニシズム、更には社会的アノミー状態が混然一体となって民主主義体制崩壊までの危機を生み出しており、この解決は容易ではありません。

 

しかし、解決の糸口がないわけではないでしょう。先般7/5の「新ちょぼゼミ」(チョボチョボ市民によるチョボチョボゼミナール)でも申し上げました通り、政権交代の基本フレーム(下記)をしっかりと踏まえ、改革派市民運動・社会運動が勇気と熱心さをもって、圧倒的多数の有権者・国民の「大きな自己利害への覚醒」を訴えていけば、そのうちに「山は動く」のではないかと思っています。そして、私たちに与えられた時間はそう長くはなくて、とにもかくにも原発・核燃料サイクル施設の再度の過酷事故が日本を滅亡させぬよう、脱原発を早急になしとげなければいけないこと、これを肝に銘じておくことだと思っています。残念ながら、既存の立法・行政・司法は、団子状態となって総崩れの状態にあり、これを克服して国のありようを正常化させるには相当のエネルギーと持続力が必要となる覚悟をしておく必要があると思っています。KEYは「経済利害の覚醒」です。

 

 <政権交代の5つの基本フレーム>

(1)政治改革の主体形成

(2)改革政策遂行の覚悟(頑固と妥協、肉を斬らせて骨を斬る)

(3)骨太な政権構想

(4)持続性(少なくとも5年、願わくば10年)

(5)広告代理店業務(PR、説得、プロパガンダ、誘導など)

 

5.(メール転送です)前原誠司と井出英策(田中一郎発信)

 

(中略)井出英策氏のことで、少しばかり付け加えておきますと、私が厳しい態度をとっているのは、井出英策氏に対してというよりも、前原誠司というロクでもない政治家に対してであり、また、この政治家の底流に流れている市場原理主義というイデオロギーに対してだ、ということです(更に付け加えれば、対米隷属とプチ・ナショナリズムが合体したチンピラ似非右翼の政治カルチャーです)。バブル崩壊以降の「失われた30年」の原因をつくり、その惨状を野党の立場から象徴しているように思われるからです。そして何よりも、日本の有権者・国民が、今この期に及んでも、この前原誠司と市場原理主義に代表される、政治と経済(政策)から脱皮できていない、克服できていないと強く感じるからです(そして対米隷属も)。

 

その観点からみますと、井出英策氏が私から厳しく批判されるのは「迷惑な話」なのかもしれません。しかし、私は彼の対応なり態度なりが、もう一つの意味で、日本の有権者・国民による「日本の危機をより深める」態度を象徴しているようにも思えるのです。

 

常々、私は「日本は危機の時代に突入した」と申し上げています。これは言い換えれば「日本は歴史的な転換点にある」ということでもあり、しかも「悪い方向へ向かっての転換・転落滅亡への方向に向かっての転換」であるということを意味します。こういう時代においては、この「世の中の流れ」というものを食い止めて、未来に向かって展望を切り開くため、有権者・国民の「政治選択」が非常に重要なKEYになってきます。いくら一般論・抽象論で優れた立論を展開していても、その政治的表現というか、政治的態度がおかしければ、それは「逆効果」としてドライブがかかるということに留意しなければいけません。こうした事例は、歴史を振り返れば、数多くあるような気もします。(例:ナチス政権下のシャハトやハイデガー、スターリン体制確立期のジノビエフ・ブハーリンらロシア革命幹部の多く)

 

井出英策氏もまた、私はそうした人物の一人であると見ているのです。彼の議論には多くの甘さがありますが、さて、それは消費税増税を除けば経済政策を巡る議論の範囲内のことで、さしずめ酷評するほどのことではないかもしれません。しかし、彼が決定的にダメなのは、前原誠司という政治家とくっついて、持論の波及を図ろうとしている点です。要するに、政治家選択・政治路線の選択・政党の選択を決定的に間違っているのです。危機の時代における政治的判断の大きな誤りは致命的です。そして、それが一般の有権者・国民、とりわけ「オルタナティブな日本」を目指している改革勢力に大きなインパクトを持っていればいるほど、そのマイナスは看過できなくなります。

 

前原誠司・井出英策の経済政策プロパガンダに付き従っても、決して「いい世の中は来ない」という点を私が最重視して、井出英策氏に対して厳しい批判を行っているわけです。井出英策氏は、まずもって(1)前原誠司や国民民主党と決別し、逆に彼らの批判を徹底して行うこと(2017年衆議院選挙における前原誠司・小池百合子の「小早川秀秋まがい」の行為に対して鈍感すぎる)、(2)消費税増税に安易に走らずに現在の日本の税制の歪みを徹底して調べ、その改善を提言すること、(3)社会保障のみならず労働政策やその他の政策にも目を光らせ(たとえばTPPなどの国際経済協定)、トータルとしての日本経済を反転・成長させる路線=私たち一般の有権者・国民の生活が優先の経済へと転換する施策を具体的に提案して議論を開始することです。

 

井出英策氏は、上記のことを力強くできるだけの能力と良識を、本当はお持ちなのではないのかと、私は陰ながら感じております。ともあれ、危機の時代における政治選択の大きな誤りは絶対に看過するわけにはいかないということを強調しておきます。

 

6.(メール転送です)改革主義的無党派主義と立憲民主党(田中一郎発信)

 

(中略)(立憲民主党は2009年の政権交代について)「市民を中心とした第三者委員会を構成して、なぜ失敗したのか自ら総括して有権者に示すべきです。説明責任です。」「立憲民主党の枝野さんは官房長官を務め、その後も民主党の幹部をしていました。この問題を清算しない限り、立憲民主党も信用できません」。全くその通りだと思います。

 

前原誠司はもちろんですが、それに加えて、野田佳彦、長島昭久、細野豪志、仙谷由人(すでに引退)の、この旧民主・民進党の「5悪人」は、まとめて「歴史のゴミ箱」へと葬り去るべきです。これを有権者・国民自身の手でできるかどうかが、自民党や安倍晋三たちの政治を転換していく改革勢力の主体を形成できるかどうかの試金石となるだろうと私は思います。かような連中が野党にのさばっている限り、日本における本格的な政権交代などはあり得ない話です。

 

●「生活者重視」がキーワードだ 野党再結集 大串博志 毎日新聞「政治プレミア」

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20180708/pol/00m/010/006000c?fm=mnm

 

(このような「ミソクソ野党はみな一緒」方式の「2009年政権交代よ、もう一度」路線は、絶対にダメ、ということです。仮にうまく政権交代ができても、今度は2009年の時以上に反有権者・国民的な政策や政治をやりはじめ、あっという間に政権崩壊することになるでしょう。その後には、おそらく安倍政権よりも更にグロテスクな政権が現れてくる可能性が高いのです。(政権交代失敗の事例は、日本の2009年民主党政権以外にも台湾の蔡英文政権があるようです。今月号の岩波月刊誌『世界』(2018.8)に「「分裂国家」台湾の現実」と題したジャーナリストの本田善彦氏の論文が掲載されています。経済政策のことはあまり書かれておりませんし、日本の事情とは少し違いますが、参考になります。台湾の政権政党の名前も、皮肉にも「民進党」です)

 

そして、もう一つ、既成政党はいずこも問題を多く抱えており、ホンモノの改革を求める改革派市民にとっては全面的に応援できるところは残念ながら存在していません。当分の間、改革派市民と市民運動・社会運動は、改革主義的無党派主義を掲げ、自らのそれぞれの市民運動・社会運動の個別課題とともに、アベ政権・自民党政治を大きく転換する「最大公約数」の運動としての「政治への取り組み」を強めるべきだと考えます。その場合のポイントは「脱原発」と「日本国憲法主義」(=国民主権と民主主義、基本的人権の尊重、徹底した平和主義)であり、「市民と野党の共闘」です。

 

7.米朝対話と東アジアの非核化・平和をめぐる議論

 2018612日にシンガポールで開催された歴史的なトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談後、巷にはこのテーマに関する論文やレポートが山のように溢れかえっています。そうしたものをたくさん目にしたわけではありませんが、私が定期購読をしている岩波月刊誌『世界』や、新聞およびネット情報から、若干のものを選んで、みなさまにご紹介申し上げたいと思います。

 

朝鮮半島を巡る東アジアの国際政治は、当事者である北朝鮮とアメリカ、そして韓国に加え、重大利害関係国である中国の4か国を中心に展開されており、それにロシアが経済的側面を中心に大きく関わる形で進められています(軍事面はその見返りか?)。しかしながら我が国日本だけは、アホの安倍晋三とそのエリマキトカゲどものトンチキ外交おかげで、いつまでたっても「カヤの外」のモスキートーのごとしで、そもそも解決する意思もないのに「拉致問題」を徹底して政治利用して、自らの自民党総裁選三選と首相の地位継続に執心しているというのが現状のザマなのです。

 

Jアラートに翻弄されている少なくない日本の有権者・国民には見えていないのかもしれませんが、一時しきりに騒いでいた日朝首脳会談は、どうも北朝鮮が安倍政権を相手にしないような様子で、仲介を頼みにしていたロシア・プーチン大統領には、またしてもカネだけとられて肩透かしを食らっているのではないかと思われるような情勢になっています。そして、その代替で出てきたのが日中首脳会談なのだとか。これでは、アホの上に馬と鹿をつなげたような塩梅ではありませんか? 

 

いずれにせよ、6か国の首脳のうち、北、中、米、ロの4か国の首脳たちは、まさに海千山千の連中ばかりで信頼が置けず、この中で唯一、信頼を置いて付き合えるのが韓国・文在寅ではないかと私は思います。私なら、韓国・文在寅大統領とぴったりと寄り添って、朝鮮半島の非核化と平和恒久化に向けた共同作業を構築して強化し(特に経済面)、並行して日朝国交正常化へ向けた日本側からの大胆な取組に着手すると思います。

 

(1)(別添PDFファイル)終戦宣言 中国が見送り促す、米朝会談前 正恩氏に、影響力低下を懸念か、米中、非核化せめぎ合い(東京 2018.6.25

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018062590070703.html

 

(関連)東京新聞 米中、非核化せめぎ合い 貿易摩擦 密接に絡む 核心(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2018062502000119.html

 

(この内容の報道を大きく扱ったのは東京新聞だけで、他の全国紙ではなかったように思います。情報源は「中朝関係筋」とされているだけで真偽のほどはわかりません。しかし、アメリカではなくて中国が朝鮮戦争終結の宣言を先送りさせたという話は「さもありなん」と思われます。:田中一郎)

 

(2)(別添PDFファイル)メディア批評:歴史的な米朝首脳会談を曇らせる「偏視」(イントロ部分)(神保太郎『世界 2018.8』)

「medhia_jihyou_intro_sekai.pdf」をダウンロード
 https://www.iwanami.co.jp/book/b372513.html

 

(朝鮮半島問題を巡る日本の大手メディアの報道のお粗末さ、予断と偏狭偏見、そして安倍政権忖度の報道は目に余ります。:田中一郎)

 

(3)(別添PDFファイル)米朝首脳会談(イントロ部分)(和田春樹『世界 2018.7』)

「wada_beityou_kaidan_into_sekai.pdf」をダウンロード
 https://www.iwanami.co.jp/book/b371288.html

 

(日本からのイニシアティブで「拉致問題」の解決や日朝国交正常化を図るべしという和田氏の基本的考え方には賛成ですが。各論ベースでは異論が入る可能性はぬぐえません。朝鮮半島問題に詳しい人の、この和田氏の議論についての見解が聞きたいところです。:田中一郎)

 

(4)対談:米朝首脳会談後の東アジア、非核化・平和構築の行方は(イントロ部分)(平井久志・李鐘元『世界 2018.8』)

 「taidan_beityoukaidan_higasiajia_intro_sekai.pdf」をダウンロード
  https://www.iwanami.co.jp/book/b372513.html

 

(私が見たものの中では、この対談が最も「常識的」であるように感じられました。甘いかな? :田中一郎)

 

(5)水島朝穂先生

*直言(2018618日)米朝首脳会談の先に見えるもの——東アジアの歴史的転換へ

 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2018/0618.html

*直言(2018625日)米朝「共同声明」をどう診るか、「体制の保証」か「安全の保証」か

 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2018/0625.html

 

(6)米国務長官:「非核化を再確認した」北朝鮮談話に当惑 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180710/k00/00m/030/104000c?fm=mnm

 

(関連)トランプ氏:正恩氏を信じる…投稿 北朝鮮の後退姿勢に - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180710/k00/00e/030/230000c?fm=mnm

 

(7)溢れかえる北朝鮮不信報道の裏に何がある、元外交官「田中均氏」、蛮勇の苦言を黙殺した大マスコミ(日刊ゲンダイ 2018.7.6

 http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/353.html

 

8.支持率1%の国民民主党は一刻も早く解散せよ

 何度も申し上げておりますが、かような政党は「百害あって一利」なしです。自分たちで身を処することができないのであれば、次回の国政選挙で、この政党は日本の政界から「消去」いたしましょう。日本の有権者・国民のみなさま、かような政党には絶対に投票をしてはいけません。期待をするだけ無駄です。必ずや、その期待は裏切られるでしょう。

 

●想像を絶する不人気 国民民主「党員・サポ」残留5%の衝撃(日刊ゲンダイ 2018.7.3

 http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/233.html

 

(関連)(別添PDFファイル)国民 主導権に 立民 不信(東京 2018.7.1

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201807/CK2018070102000160.html

(関連)野党亀裂 立憲、付帯決議提案外され/国民、「対決より解決」強調 「働き方」成立:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13563446.html?ref=nmail_20180630mo

(関連)「対決よりも解決」で信頼を取り戻せるか プレジデントオンライン

 http://president.jp/articles/-/25567

 

(安倍政権と「対決」をせずに、どうやって安倍政権がもたらす害悪を「解決」できるのか? まさに「私たちは安倍政権とギブ&テイクのお話し合いでやっていく「補完政党」です」と言っているようなものである。似非野党・ニセモノ野党としての正体をいみじくも吐露している。:田中一郎)

 

9.その他

(1)宴会に寿司。記録的豪雨が西日本を襲う中、安倍首相や被害の大きい地域選出の議員たちの行動が物議 ハーバービジネスオンライン'

 https://hbol.jp/170076

(2)小泉・小沢「恩讐を超えた共闘」のインパクト(東洋経済オンライン)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180707-00228538-toyo-bus_all

(3)立憲民主党と自由党、緊密な連携確認|日テレNEWS24

 http://www.news24.jp/articles/2018/07/08/04398090.html

(4)不正調査は大甘…日産の言い訳はまるで「森友」佐川前長官|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233030

 

(こんな会社、さっさとつぶしてしまえばいいのだ! :田中一郎)

草々

 

« (報告)(7.5)(カネコノミクスが導く)日本経済再生への道:金子勝慶應義塾大学名誉教授(オルタナティブな日本を目指して:第13回新ちょぼゼミ) | トップページ | これこそ自民党・アベ政権: 何が「国民の生命が第一」だ、人が豪雨にのまれている中、この政権は何をしていたのか=カジノ法案審議強行、安倍政権「人命よりギャンブル」の化けの皮、石井国交相は災害対応そっちのけ(日刊ゲンダイ) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1976500/73837046

この記事へのトラックバック一覧です: (他のMLでの議論です:続)(1)日本の左派・左翼に足りぬもの(2)前原誠司と井出英策(3)改革主義的無党派主義と立憲民主党(4)その他いろいろ情報:

« (報告)(7.5)(カネコノミクスが導く)日本経済再生への道:金子勝慶應義塾大学名誉教授(オルタナティブな日本を目指して:第13回新ちょぼゼミ) | トップページ | これこそ自民党・アベ政権: 何が「国民の生命が第一」だ、人が豪雨にのまれている中、この政権は何をしていたのか=カジノ法案審議強行、安倍政権「人命よりギャンブル」の化けの皮、石井国交相は災害対応そっちのけ(日刊ゲンダイ) »

最近の記事

無料ブログはココログ