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2018年6月24日 (日)

(再掲)政権交代の政策論的アプローチ:改革野党が政権交代を実現できない最大の理由は「オルタナティブな経済政策」がないからだ

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.(別添PDFファイル)(予約優先)(7.5)(カネコノミクスが導く)日本経済再生への道:金子勝慶應義塾大学名誉教授(オルタナティブな日本を目指して:第13回新ちょぼゼミ) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/13-455c.html

 

(関連)異次元の金融緩和から5地方の金融機関が壊れ始めた|金子勝慶應義塾大学名誉教授 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230992

 

(この次)(別添PDFファイル)(チラシ)(7.30)「国際原子力マフィアと放射線被曝をめぐる国際情勢」(川崎陽子さん)(オルタナティブな日本をめざして:第14回新ちょぼゼミ )

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/14-b4eb.html

 

(次の次)(別添PDFファイル)(チラシ)(8.20)原発はどのように壊れるか:金属の基本から考える(井野博満東京大学名誉教授)(オルタナティブな日本を目指して:第15回新ちょぼゼミ)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/06/15-1be7.html

 

2.(メール転送です)627日記者会見、および720日市民大集会ご案内 (告発プロジェクトより)

 

614日、一連の森友問題で大阪検察審査会に審査申し立てを致しました。つきましてはその報告および新たな告発状作成について、627日東京司法記者クラブにて記者会見を開きます。また、720(金曜日)16時から1930分の予定で、参議院会館大講堂(300人収容)で【主権者は私たち、市民が政治を変える・市民大集会!ストップ・ザ・アベ3 市民大集会】 を開催いたします。

 

当日の登壇予定者は

山田正彦(元農水大臣)TPP、種苗法

初鹿明博(衆議院議員)働き方改革、IR

孫崎享(元外務省情報局長)日朝国交問題

高山佳奈子(京都大教授)表現の自由

井筒高雄(元陸自レンジャー隊員)自衛隊と国防

佐高信(ジャーナリスト)演題未定

青木泰(環境ジャーナリスト)森友学園ゴミ問題

鈴木邦男(一水会最高顧問)当プロジェクト顧問

浅野健一(同志社大学教授) 

高野孟(インサイダー編集長) 

 

皆様におかれましては、ご多忙の事とは存じておりますが、特に市民大集会には、多くの皆様にご参加いただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。【森友・加計告発プロジェクト 共同代表一同】田中正道・武内暁・藤田高景・小野真起子・黒川敦彦

 

3.ナチス宣伝相の秘書が語る映画『ゲッベルスと私』「総力戦演説」の肉声もCINRA.NET

 https://www.cinra.net/news/20180410-agermanlife

 

(関連)岩波ホール

 https://www.iwanami-hall.com/

 

(関連)(別添PDFファイル)映画 『ゲッベルスと私』:ナチス宣伝相の元秘書による独白が突きつけるもの、私たちの「内なるポムゼル」を警戒せよ(境分万純『週刊金曜日 2018.6.15』)

 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002582.php

 

(関連)(別添PDFファイル)あなたなら抵抗したか、「ゲッペルスと私」、全体主義描いた映画 続々公開(毎日 2018.6.21 夕刊)

 https://mainichi.jp/articles/20180621/dde/012/200/014000c?fm=mnm

 

4.日刊ゲンダイ & IWJ

(1)(別添PDFファイル)北でまた政権延命の皮算用、拉致被害者を「人質」に取る悪辣(日刊ゲンダイ 2018.6.18

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231380

(2)特権階級化し庶民感覚が欠如…議員の世襲制限は当然だ|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231444

(3)歴史の転換点か政治ショーか、ハッキリしているのは安倍外交に「出る幕」ナシ(日刊ゲンダイ 2018.6.13

 http://www.asyura2.com/18/senkyo246/msg/221.html

 

(4)日刊IWJガイド「<今日の再配信>沖縄戦の組織的な戦闘の終了から73年を迎えた今日623日は『慰霊の日』。本日午後8時より、『次世代に負の遺産を受け渡してはならない』~岩上安身による糸数慶子参院議員インタビューを再配信します。/6月に入ってから3分の2 

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/37007

 

(5)日刊IWJガイド・日曜版「<IWJが報じた1週間のまとめ> 大阪府北部で大きな地震、青森県六ヶ所村と東京都杉並区で首長選挙、沖縄では『慰霊の日』、東京電力は福島第一原発2号機に投入するロボットを公表!617日(日)〜623日(土)/626日火曜日は

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/37016

 

5.受動喫煙対策:それでも先生か がん患者に「いいかげんにしろ」 自民議員、規制巡り 衆院厚労委、参考人陳述 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180622/ddm/041/010/146000c

 

(関連)がん患者にヤジ 自民・穴見議員に政治資金還流疑惑浮上|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231825

 

(田中一郎コメント)

 むかしむかし、日本のいたるところに、体調がちょっと悪くなるとジンタン(仁丹)を飲めば大丈夫とか、ユンケル皇帝液さえ飲んでおけば間違いないとか、ちょっと頭のネジが2・3本足りないおじさんがいっぱいいましたが、それと同じように、何はなくとも「江戸ムラサキ」ならぬ、何があっても自民党(の先生)に投票をし続けてきた、これまた目に一杯ウロコをためたボンクラ有権者が、今もなお、そうした投票行動を続けているようです。

 

しかし、上記をご覧になれば、今日の自民党やその所属政治家どもが、昔のような、少しは常識もバランス感覚もある、ある程度は穏健なところもある保守政治家で、成長の利益を各地方地元に広くあまねく分配することで地元有権者の票を集める、などといった、いわゆる保守政治家なのではもはやなくなっていて、単なるゴロツキ・チンピラ・タカリ、あるいは人間のクズ・ゴミ・カスのたぐいの人間集団にすぎないことがわかるというものです。

 

安倍や麻生の例をみなくとも、こうした連中は今の自民党にはわんさといるのです。目からウロコを払い落とし、もっとまともな投票行動をしなければ、やがてこの連中に地獄に突き落とされることになるでしょう。昨今では更に、こうした政治家さえも眼中に入らず、選挙投票に行かない人間たちも増えてきました。ほんとうに、あなたたち、家族・親族もろともボロボロにされたいの? ということです。

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少し前に「新ちょぼゼミ」の報告メールで掲載いたしましたが、再度、あらためてお送りいたします。また、関連した昨今の新聞記事を簡単なコメント付きでご紹介申し上げます。

 

1.田中一郎「政権交代の政策論的アプローチ」と今日の政治の最前線HOT情報より

 5月24日の「新ちょぼゼミ」で私がお話申し上げたことの「続き」です。最も強調したいことは、改革野党が政権交代を実現できない最大の理由は「オルタナティブな経済政策」がないからだということです。その点では松尾匡さんの見解と同じですが、しかし、問題はその経済政策の内容です。以下をご覧ください。

 

20180614 UPLAN田中一郎「政権交代の政策論的アプローチ」YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=Vr-8PHrYkJA

 

(前回)20180524 UPLAN田中一郎(オルタナティブな日本を目指して)現下の情勢を踏まえた政権交代への「政策論的アプローチ」YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=SyUUllXZy9Y

 

 <当日資料:別添PDFファイル>

(1)「オルタナティブな日本を目指して」レクチャーMEMO(田中一郎 2018.5.24

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/alternative_lecture_memo.pdf

(2)市民がつくるオルタナティブ日本の政権構想(素案:加筆修正)(2018524日)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/siminn_policy_manifesuto.pdf

(3)山本太郎が実行したい3つの提案(20186月)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/yamamototarou_3_policy.pdf

(4)日本の左派がとるべき道:欧米反緊縮左翼台頭の背景とその政策(一部抜粋)(松尾匡『週刊金曜日 2018.5.18』)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/matuosann_economic_policy.pdf

(5)特集ワイド:国民に恥じぬ立法府に、ばっちりまとまれば選挙で野党も勝つ(辻元清美 毎日 2018.5.21 夕刊)チェック付

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/tujimotosann_interview.pdf

 https://mainichi.jp/articles/20180521/dde/012/010/015000c

 

なお、下記の本も非常に興味深く参考になる本でした。我々が抱いているヒトラーやナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)のイメージは、こと経済政策に関する限りでは、多分に第二次世界大戦の連合国の支配者たちによって創作された「ネガティブ・キャンペーン」に乗せられたものである可能性が高いと、この本を読んで思うようになりました。ヒトラーやナチスは、経済政策に関する限りでは、第二次世界大戦後の所謂「福祉国家」や社会保障政策を、少なくとも20年以上も前に先取りをして実現していたかのように見えます。そして、ヒトラーやナチスへの当時のドイツ国民の熱狂的な支持や礼賛は、その土台に彼らによる大胆で覚悟の決まった経済政策の遂行とその成功(国民経済の回復と失業の解消・所得の向上)があったのであり、他方では、ヒトラーとナチスが政権をとるまでの間の、保守政党や中道政党、あるいは社民党といったワイマール憲法下で政権を担った政治家たちの、だらしのない、中途半端な、覚悟の決まらない、情けないまでの無能や無気力と国民生活軽視・無視があったのです。

 

私はこの当時のドイツの情景が、今日の日本の情勢と非常によく似ているように思われて仕方がありません。ただ、ヒトラー・ナチスとアベ・自民党の違いは、アベ・自民党が対米隷属に甘んじて日本の主権を半ば放棄していることと、もう一つ、市場原理主義アホダラ教に頭がイカレていることです。つまり、アベ・自民党のアホさ加減により、言い換えれば「敵失」により、我々はヒトラー・ナチス型の政治勢力の台頭をかろうじて免れている、とも言えるということだと思います。しかしそれは、近未来において、ヒトラー・ナチス型の政治勢力が、今日以上によりグロテスクな形で、しかし経済政策は今よりもずっといい形で、台頭してくる可能性があるということを、よく念頭に置いておく必要があるのです。

 

今日の「市民と野党の共闘」を含む改革野党の動きを見ていますと、本当に絶望的な気分に陥ります。こんなことをしていても、私はいつまでたっても政権を交代させ、少なくとも数年から十年以上続く本格的な(ホンモノ)改革政権の実現はおぼつかないように思われてなりません。この辺のお話は、75日の「新ちょぼゼミ」で、下記の新刊書をご紹介がてらやりたいと思っております。

 

●(新刊書)ヒトラーの経済政策 世界恐慌からの奇跡的な復興-武田知弘/〔著〕(祥伝社新書)

 http://u0u0.net/KHOI

 

2.(別添PDFファイル)骨太の方針決定、抑制が拡大路線に変質、財政再建5年先送り(東京 2018.6.16

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201806/CK2018061602000127.html

 

(関連)東京新聞 消費増税なら大型予算 首相意向19年度から2年間 経済(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201805/CK2018052902000143.html

(関連)東京新聞 骨太の方針 借金財政 日銀が肩代わり経済 経済Q&A(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/economic_confe/list/CK2018061602000150.html

 

(関連)(別添PDFファイル)危険信号、国債取引不成立続出、異次元緩和 ドロ沼(日刊ゲンダイ 2018.6.21

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231639

(関連)物価目標未達も高報酬 日銀政策委員は責任不問の楽な仕事|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/231826

 

(関連)日銀「異次元緩和」政策はマイナスの弊害効果しかない=黒田バズーガが日銀政策委員たちの「脳内」を吹き飛ばして進む日本の金融政策、市場原理主義アホダラ教がもたらす迷走が金融市場機能不全と日本沈没をもたらす いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-8a9e.html

 

(田中一郎コメント)

 東京新聞もアベ政権・自民党政府の経済政策批判は苦手なのかもしれません。2018618日付の東京新聞朝刊の記事は、読んでいて、どうもいら立ちを隠せないような神経逆撫での中身の記事でした。以下、記事に沿って逐条的にコメントをしてみましょう。最初に総括的に簡単にコメントしますと、今般の2018年度「骨太方針」は、基礎的収支(プライマリーバランス)を5年先送り(2025年へ)した点だけは評価できるけれども、それ以外の政策はすべて「×××××」であり、従来のアホノミクス路線と変わりません。こんなものでは日本経済は益々悪くなるばかりであり、また、こんなものにダマされているようでは、いつまでたっても有権者・国民は「うかばれません」ということです。

 

(関連)プライマリーバランス(ぷらいまりーばらんす)とは - コトバンク

 http://u0u0.net/KHPX

 

*「消費税率の引き上げについては社会保障費の安定財源確保のため「実現する必要がある」と明記。」

 

⇒ 消費税と社会保障費の財源確保とは直接関係ありません。過去の消費税を含む政府の税収の推移を見ますと、ちょうど法人税と所得税の減税分が消費税の増税分と入れ替わっているのがよくわかります。また、カネに色はついていませんから、消費税で吸い上げられたカネは、まずは財政赤字の解消に回され、次にアメリカからの武器・兵器の購入や原発・核燃料サイクルへのテコ入れ、2020年東京オリンピックや大阪万博、更にはムダなダムの建設や道路・港湾・空港などの公共土建、更に更に自動車産業テコ入れのためのエコカー減税や役所の外郭団体の食い扶持をあてがうための費用などに回されていきます。5%も税率をアップしても、そのうち+αで社会保障福祉関係に回ってくるカネは1%程度に過ぎないものと推測されます。アホらしくて、やってられません。また、消費税増税は、今日の日本経済の状況では、消費性向が高い層からのより一層の「税による収奪(むしりとり)」が進み、景気をよりひどく、深刻な事態にまで悪化させてしまうでしょう。何が「成長戦略」でしょうか。

 

(関連)主要税目の税収(一般会計分)の推移 財務省

 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/011.htm

(これは「一般会計」分です。これ以外に「特別会計」分があり、そこにも税を含む家計負担が大きく隠れています)

 

*「一方で増税による景気悪化を緩和するため一九、二〇両年度の当初予算で「臨時・特別の措置を講ずる」とし、住宅や自動車の購入支援策などを検討するとした」

 

⇒ 今どき、若い人たちを中心に、年収300万円などと言えば「高給取り」のジャンルに入るとか言われているご時世で、その貧乏人から、のべつくまなく消費税で搾り上げて、それで景気対策として住宅や自動車の購入支援をするというのです。年収300万円で住宅や自動車が買えるのでしょうか!? 要するに、消費税増税に対する貧乏人対策はまったくと言っていいほどやる気などない、勝手に苦しめ、ということなのでしょう。日々の食料確保や暖房費にも苦しむ層が大勢いるというのに、この国の政治はいったい何をしているのでしょうか!?

 

*「消費税増税に伴う税収の使い道では、増収分の五兆円のうち借金の抑制に使う分を減らし、幼児や大学など教育無償化に一部を使う。幼児については一九年十月から、大学では世帯年収三百八十万円未満を対象に二〇年四月から、それぞれ無償化に踏み切る。」

 

⇒ 大学の教育無償化については「対象範囲が狭くて内容もセコい」し、また、大学自治を侵害するようなよからぬ「押付け」までオマケでついています。また、幼児保育の無償化についても、公認保育所待ちを解消するのが先であり(貧困層向けの支援をより拡充するのならOK)、今のまま進めば格差拡大をもたらして現場はさらに大変になると思われます。待機児童はさらに増えることになるでしょう。愚かな、目先の選挙目当ての、消費税増税をゴマカスための、まさにバラマキです。

 

*「これまで設定していた社会保障費の伸びを抑える数値目標も盛り込まず、財政再建は後退。経済成長を優先する姿勢を鮮明にした。」

 

⇒ 社会保障費の伸びを抑える必要は何処にあるのでしょうか? 多くの有権者・国民が社会保障を必要としているのなら、それを増やせばいいだけの話です。問題は社会保障の目的から外れた税金の無駄遣いのようなことを大胆にカットしていく政策が求められているのです。また「財政再建は後退、経済成長を優先する姿勢」などと書かれていますが、財政再建と経済成長は二律背反するものではありません。どちらが先かといえば、経済成長の方が先です。成長しながら財政再建をしていけばいいのです。問題は、成長につながりそうにない、経済の好転につながりそうにない、有権者・国民の生活改善とは関係のない(むしろ悪化につながる)愚かでバカバカしい財政支出があまりに多すぎるということです。

 

*「外国人労働者の受け入れ拡大では、一定の専門性や日本語の能力がある人材を対象に新たな在留資格を創設。最長で五年間の滞在を可能にした。」

 

⇒ 戦後長く続く在日差別・アジア見下しがなくならないどころか、世界に恥さらしのヘイトスピーチがはびこり、それまがいの発言さえ自民党などの政治家から聞こえてくる現状、更には、日本で働く外国人労働者が200万人を超えているというのに、その人たちの基本的人権はまったくないがしろにされたままです。悪名高き「外国人技能実習制度」が現代の奴隷労働制度であり、国連をはじめ海外からは「まったくけしからぬ運営である」と強く批判されていることも既にわかっていることです。にもかかわらず、こうしたことに何らの真剣な反省もなく、日本サイドの自己都合だけを押し出して、カネと円高で外国人を更に本格的に酷使しようというわけです。下記の2冊の本でも読んで、反省してからにしろ、と言いたいですね。(いつまでも、あると思うな、親と円高)

 

(関連)在日外国人 法の壁、心の溝-田中宏/著(岩波新書)

 http://u0u0.net/KHRm

(関連)外国人労働者受け入れを問う-宮島喬・鈴木江理子/著(岩波ブックレット)

 http://u0u0.net/KHRp

 

3.(別添PDFファイル)目を背けた「不都合な真実」、消費増税 官僚が語った舞台裏(朝日 2018.6.17

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13543913.html

 

(田中一郎コメント)

 「中曽根内閣の時代、首相は大型間接税をやる考えはないと有権者・国民に大見得を切りましたが、実は裏で大蔵省の官僚と5%の消費税導入の約束をしていました、そのため、すったもんだの末に消費税の税率が3%になりました、それで今に続く借金体質が定着してしまいました」、「当時、大蔵省は、不況時に減税しても貯蓄に回るだけで景気浮揚効果はない、と言っていたのに、アメリカから為替政策で脅されて減税政策を押し付けられまして、それで消費税率を3%から5%に上げるのに苦労して、先に減税をしてからほとぼりをさまして消費税率の7%までのアップを97年からやろうとしたら、細川護煕(当時首相)がずっこけてできませんでした」「民主党政権の野田佳彦内閣の時に野党の自民党などと談合をして消費税率の10%までの引き上げを決めましたが、直後の総選挙でボロ負けして内閣は露と消えました」

 

 ざっと簡略化して書き出せば、こんなような内容の記事です。実に「くだらない」の「くだらない」の、さらに「くだらない」、税の問題を論じる際に、まったくダメの典型のような記事です。私から簡単にコメントすれば、(事実関係も怪しいけれど)「それがどうした」(どうでもええわ、そんなこと)です。この記事を書いた朝日新聞記者の頭のイカレ具合の最も致命傷は、増税=消費税増税と考えていることです(さらに言えば、それと法人税や所得税、相続税などの基幹税の動向と併せての、この総体的な税制改悪がどのようなネガティブな影響を国民生活や日本経済にもたらしたのかの観点がほとんどない、社会保障費の増大は「悪だ」という固定観念・思考停止を「疑いの余地なし」と受け止めている様子です)。

 

ちょうど、バブルが崩壊してすぐに成立した、あの似非政治改革政権だった細川護煕政権の頃から市場原理主義税制が本格化し始め、巨大企業を中心に法人税減税や租税特別措置の拡充と、富裕層・資産家を中心に据えた所得税減税や相続税・贈与税緩和(累進課税のフラット化など)が進められ、他方で、それによって穴が開く税収を巨額の消費税増税によって埋めようとしてきたのです。その流れは今日に至るも未だ変わってはおりません。依然として「税と社会保障の一体改革」などという、ニセモノ・インチキ宣伝に乗せられて、お人好しの有権者が「財政危機だから消費税も我慢して納税しないといけない、税率アップは致し方ない」などとキバリにキバリ、他方では、タックスヘイブンや租税特別措置などを使ってほとんど税金を納めていない巨大企業群や富裕層・資産家たちが、「税金なんぞはマヌケな貧乏人が払えばいいんだよ」とほくそ笑んでいるのです。財界や金持ちたちの代理店政府である自民党政権を選挙で払拭・一掃することも思いつかぬまま、愚かな投票行動を続けていれば、さもありなんというものです。資本主義経済とは、マヌケやお人好しは、徹底的に「むしり取られる」ということを知っておくべきです。

 

(関連))「むしりとりますとも! 最期まで! 自由民主党」(2014.6

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/facist_2_mmusiritoru.pdf

 

(関連)マンガ・イラストを集めました。さまざまな市民運動・社会運動にお使いください いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-ad35.html

草々

 

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