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2018年5月25日 (金)

本日(5/25)のいろいろ情報:(1)森友問題スクープ記者を“左遷” NHK(2)高プロ、「焼け石に水」の修正(3)アベノミクスで賃金は上昇したのか(4)西郷隆盛論(5)カジノ法案を阻止しよう 他

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.米朝首脳会談:中止に ホワイトハウスが発表  - 毎日新聞他

 https://mainichi.jp/articles/20180525/k00/00m/030/161000c?fm=mnm

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180525-00000020-jnn-int

 

(関連)米朝首脳会談中止 韓国大統領「当惑しており 非常に遺憾」NHKニュース

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180525/k10011451681000.html

 

(文在寅さん、がんばって! 全世界の平和を求める人々はあなたを応援しています:田中一郎)

 

2.もう一つの「群青」という歌:歌詞紹介(合唱曲)

 https://yugeblog.com/chorus-lab/gunjyo/

 https://www.youtube.com/watch?v=ECQkDrcDico

 

 作詞 福島県南相馬市立小高中学校 平成24年度卒業生

 作曲 小田美樹(福島県南相馬市立小高中学校教諭)

 

(関連)6年目の小高中学校〜群青を歌い継ぐ OurPlanet-TV

 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2239

(関連)学校2 山田洋次 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=VM5D9mE0W-E

 

3.新潟県知事選挙 関連サイト

(1)『池田ちかこ』公式サイト

 http://www.ikedachikako.sakura.ne.jp/

(2)市民の思いをつなぎ、もっと女性が輝くにいがたを創る会

 https://www.kagayaku-niigata.com/

(3)6/10新潟県知事選池田ちかこでんわ勝手連

 https://www.facebook.com/events/465935683826475/

 

4.(別添PDFファイル)安倍晋三 似顔絵(I am ABE)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/i_am_abe.pdf

 

(関連)マンガ・イラストを集めました。さまざまな市民運動・社会運動にお使いください いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-ad35.html

 

5.(新刊)私物化される国家 支配と服従の日本政治-中野晃一/〔著〕(角川新書)

 http://u0u0.net/KcK3

 

6.「憲法と日本人~1949-64 知られざる攻防~20180503 - 動画 Dailymotion

 http://www.dailymotion.com/video/x6iub6u

 

(憲法や近代市民社会の民主主義政治体制の何たるかを知らぬまま、「昔の夢よもう一度」式の発想でサンフランシスコ講和条約締結後に日本国憲法を大日本帝国憲法に戻そうとしていた大バカ者の連中が多くいたということです。水面下ではアメリカからも圧力がかけられていました。まさに「押し付け憲法改悪」の運動です。それが今日の安部政権下での「壊憲」論議にレベルを低くして引き継がれています。そもそも「アメリカの押付けだ、こんなのダメだ」というのなら、日米安保条約と日米行政協定・地位協定や日米密約体制と日米合同委員会こそ「アメリカの押付け」そのものではありませんか。何故それを「ダメだ、破棄しろ」と言わないのでしょう? また、NHKがこの番組をどういう意図で制作し放送したのかも疑問なしとしません。憲法の番組をつくるのなら、たとえば、日本国憲法と大日本帝国憲法を具体的に比較するとか、自民党の憲法改悪案を日本国憲法と比較して批判するとか、もっと肝心なことがあるように思います。:田中一郎)

 

(関連)安全保障や軍事の議論をするときは、一般論抽象論ではなく、日米安保(日米密約同盟)や自衛隊(在日米軍と一体化した攻撃型軍隊)の実際のあり様をよく確かめてから具体的な形でしないと無意味 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-6e92.html

 

7.室井佑月「自ら決着つけてほしい」〈週刊朝日〉(AERA dot. - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180523-00000007-sasahi-pol

 

8.日刊ゲンダイより

(1)(別添PDFファイル)なにしろ悪党政権に支持率3割の異様な国、この野党とメディアで追い詰められるのか(日刊ゲンダイ 2018.5.24

 http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/164.html

(2)(別添PDFファイル)破滅の自覚すらない有権者たち、安部支持率上昇が物語る恐ろしい真実(日刊ゲンダイ 2018.5.23

 http://www.asyura2.com/18/senkyo245/msg/110.html

(3)恐るべき悪辣政権の幕引きのシナリオ、司法もグル、メディアもグル(日刊ゲンダイ 2018.5.21

 http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/775.html

(4)狂人をいつまでのさばらせるのか、集中審議の前に必要なのは精神鑑定(日刊ゲンダイ 2018.5.15

 http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/571.html?c7

 

9.IWJより

(1)日刊IWJガイド・番組表「<岩上安身によるインタビュー報告>本日衆院厚労委で強行採決か! 高プロ制度の危険性、そして加藤勝信厚労大臣による『ご飯論法』の詭弁を暴く! 岩上安身による法政大学・上西充子教授インタビュー!/安倍晋三総理が『そういう新しい獣医

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/36424

 

(2)日刊IWJガイド・番組表「『いつでも独裁が可能! いつまでも独裁が可能! 憲法で堂々と独裁を肯定! より危険性が高まった自民党新改憲の緊急事態条項~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー』本日13時半より生配信!/『523日衆院予算委で強行採決

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/36387

 

(3)日刊IWJガイド・番組表「自衛隊OB組織『隊友会』の改憲署名活動についてIWJ記者が質問!小野寺五典防衛相は『目的の範囲内で一定の政治活動をおこなうことは認められている』!/『記憶が戻った』柳瀬唯夫元首相秘書官が10日に参考人招致へ!/本日午後5時から

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/36212

 

(4)日刊IWJガイド・番組表「自衛隊会議室で退職者と予備自衛官の団体が憲法改正運動! 繰り返される軍事ファシズム!/進水はしたものの希望に満ちて民とともに進めるか?国民民主党のこれからの航路は?/『平和か戦争か! 運命の前夜の韓国へIWJ記者を特派!1

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/36180

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本日(5/25)のいろいろ情報です(メール転送を含む)。

 

 <別添PDFファイル>

(1)「働き方」論点残し採決の構え(朝日 2018.5.22

(2)あとがき:『西郷隆盛:西南戦争への道』(猪飼隆明著 岩波新書 19926月)

(3)暴言 慣れちゃってませんか、狙いは疑惑隠し・・かも?(東京 2018.5.22

(4)特集ワイド:国民に恥じぬ立法府に、ばっちりまとまれば選挙で野党も勝つ(辻元清美 毎日 2018.5.21 夕刊)

(5)統合型リゾート実施法案、賭博が成長戦略? 依存症の懸念残る(毎日 2018.5.16

(6)反則の構造(斎藤美奈子 東京 2018.5.23

(7)ハンナ・アーレント なぜ人気、現代の日本と不安シンクロ(東京 2018.5.21

 

1.森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229227

 

(関連)受信料拒否宣言も 森友スクープ記者左遷”NHKに視聴者抗議|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229560

 

(関連)内部から通報者 NHK幹部が森友報道で官邸に忖度の衝撃|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226154

 

(田中一郎コメント)

政治的な意図を持った忖度左遷人事だと思います。NHK受信料拒否を集団でやりましょう。公共放送として、あるまじき行為です。日々のNHKニュースなどは見ておれない程のひどさです。そしてもう一つ大事なことは、朝日新聞や毎日新聞も含めて大手マスコミもまた、このNHKと大差ありません。TVや新聞以外の情報源を幅広く確保いたしましょう。

 

(関連)拡散される「森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃」は本当か?(立岩陽一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

 https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20180522-00085498/

 

(田中一郎コメント)

 上記記事を読みました。NHKの外部の人間が、個々の人事の事実(なぜ閑職に移動になったのか)など、基本的にわからないと考えておいていいでしょう。NHK内部の人間だって、人事担当のごく一部の人間以外はわからないでしょう。従って、外見的に判断して、おかしいではないか、と声を挙げることは当然のこと。まして、NHK上層部のモリカケ問題での忖度行為で共産党議員への内部告発があっていたのなら、なおさらです

 

こういうアクションがあって初めてNHKがその振る舞いを追及され、それによって少しずつ真実が見えてくる可能性が出てくるというものです。この人の人事も含めて、NHKの「森友学園問題」に関する報道の在り方全部を問題にするぞ、という構えも必要です。日刊ゲンダイは、これまでそれを一貫して、徹底してやってきた報道紙です。もっともっと徹底的に叩きまくればいい。何故なら、アベ政権とマスごみ達のデタラメは許容範囲を大きく逸脱しているからです。

 

私はこのサイトの著者の方が、書いていることについて、よほど疑わしい、と思いますね。もっともらしく理屈をつけて、NHKへの告発にクレームをつけていますが、説得力がありません。この著者が、どこまでモリカケやNHKの報道のひどさを日常的に追及しているのかも、よくわかりませんが。

 

このNHKの人事でおかしいことの一つは、この左遷されたとされるNHKの記者が「森友学園問題」で関西地域での取材や報道でとても頑張っていて、そのことはNHKの内外に知られていたにもかかわらず、それについてNHKの人事当局が全く評価している様子がうかがえないという点です。私が人事担当ならば、この人を記者から編集デスクの「森友学園問題」担当責任者に引っ張り上げ、職位もアップさせて、引き続き「森友学園問題」の一応の決着がつくまで、引き続き仕事をしていただいたでしょう。「森友学園問題」に関して非常に貴重な人材なわけですから、閑職に移動させるなどは人材の浪費というほかありません。この辺もNHKは説明する責任があります。人事政策がなってないのではないでしょうか?

 

ともかく、今回の左遷と思わしき人事について、NHKは説明すべきでしょう。一般論で、こんな人事が普通です、などと言うのでは話になりません。そして、この移動させられた方が「森友学園問題」で活躍していた取材活動をどうやって埋め合わせるのか、それも聞いてみたいものです。

 

まさにボヤキ漫才の「責任者出てこい!」です。

https://www.youtube.com/watch?v=FfcQhfLi37w

 

(関連)(メール転送です)Sent: Thursday, May 24, 2018 10:39 AM

 次の情報が来ました。拡散してくださいとのことですので拡散お願いします。

 

以下転送メール

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 日刊ゲンダイが17日報じたのですが、森友問題のスクープを連発したNHKの記者が、1週間後(今は、2日後)の内示で現場を外され、閑職に左遷されることがわかりました。この記者、東京大学の同じクラスで親友です(1982年文入学、法学部卒)。森友問題の最初のスクープも、財務省との口裏合わせをスクープしたのも彼です。これで官邸と報道局長からにらまれての左遷となったと、豊中市議の木村真氏がFBで明らかにし、メディアが追いかけています。

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229227

 

NHKが完全に国営プロパガンダ組織になりさがった証拠です。下記の行動を共にとれる人がいたら、拡散をお願いします。人事の内示が25日とのことなので、第一段階はそれまでの闘いになります。一番重要なのは、NHKのふれあいセンターに電話をして、受信料拒否を伝えることです。

 https://www.nhk.or.jp/css/communication/callcenter.html

 電話 0570-066-066

 FAX 03-5453-4000

 

当人にも確認しましたが、これが一番効果があり、かつ今回暴挙に出た報道局長を上からつぶせる唯一の手段とのことでした。あと2日しかありません。それもなるだけ多くの方に行っていただく必要があるので、この問題に関心のありそうなご友人がいたら、ぜひ「勧誘」をしてください。

 

口座引き落としにされている方は、いったん申し出てそれを解除します。私もそうですが、カードの場合今年度分は払ってしまっているので、翌年度分について、「はずせ」と要求します。自動にならないだけで、別途振込やカード払いの案内が来ます。

 

何より重要なのは、その際に、「森友問題のスクープを出すような記者を現場から外すような報道機関は、公共放送の理念に合致しておらず、国民として、受信料を以て支えるべき組織ではない」という旨を伝えることです。文言が一字一句同じだと組織的だと思われるので、それぞれの言葉でお願いします。

 

「払わない」と伝え、そのあとでいずれかの時期に、みなさんの判断で「払う」と伝えればそれで終わりです。別にNHKBSが突然見れなくなったりはしません。

私は籾井会長がクビになるまで、支払いを拒否し、そのあとですべて精算しました。そのあとの会長なのに、こんなことが起きるのは、放送センターにいる人たちをたく

さん知っているだけに、胸をえぐられる思いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうぞ明日にでも、すぐに実行、拡散をよろしくお願い申し上げます。

 

2.(別添PDFファイル)「働き方」論点残し採決の構え(朝日 2018.5.22

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13503611.html

 

(関連)高プロ、「焼け石に水」の修正にごまかされるな(日刊ゲンダイ 2018.5.25

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229718

(関連)文書改竄政権がどの面下げて法案審議? 世紀のマンガ国会、噴飯の会期末(日刊ゲンダイ 2018.5.22

 http://www.asyura2.com/18/senkyo244/msg/869.html

 

(一刻も早く安倍政権・自民党政治を倒し、政権交代を経て労働関連法制の抜本改革が必要です。高プロや裁量労働制の廃止をはじめ、労働派遣法や労働契約法、労働基準法や最低賃金など、働く者の権利と処遇、労働環境などを抜本的に改善する法制化や政策が強く望まれます。立憲民主党をはじめ「市民と野党の共闘」は労働法制の抜本改革のプログラムを策定すべきです。目先の法案に振り回されているだけではまずい。あきらめず、しつこく、政治を変え、労働環境や法制度を変えていくのです:田中一郎)

 

(関連)(報告)「第4回オルタナティブな日本を目指して(新ちょぼゼミ)」:(10.5)棗(なつめ)一郎弁護士講演会:労働法制抜本改革(「働き方改革」のための法制はどうあるべきか)(録画&当日資料他) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-346d.html

 

(関連)20180522 UPLAN 「定額¥働かせ放題」で過労死促進の高度プロフェッショナル制・裁量労働拡大はいらない!働く人が大切にされる社会を!522集会 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=ih5X56QNUU4

(関連)「高プロは過労死を促進」〜遺族が官邸前に座り込み OurPlanet-TV

 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2257

 

(関連)「働く者の汗と悲鳴を知らない与党・世襲議員によって審議入りした『高プロ制』の撤廃を強く求めます!」過労死でNHK記者の娘を失った母親が悲痛な訴え!~5.16「働き方改革虚偽データ疑惑」野党合同ヒアリング IWJ Independent Web Jou

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421401

(関連)高プロ制はバンバン過労死を生む制度!「何が自由な働き方ですか! 一歩間違えれば『奴隷労働』ですよ!」立憲民主党・山井和則議員らが追及!~5.17「働き方改革虚偽データ疑惑」野党合同ヒアリング IWJ Independent Web Journal (*)

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/421541

 

((*)「立憲民主党・山井和則議員」⇒ 国民民主党ではないか?)

 

(関連)「高プロ」見えぬニーズ 働く人「肯定の声」、調査は十数人:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13506313.html?ref=nmail_20180523mo

(関連)東京新聞「残業代ゼロ」修正合意 同意撤回規定 行使に壁政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018052202000129.html

(関連)首相、過労死遺族会との面談応ぜず 働き方改革関連法案:朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/ASL5R4518L5RULFA00N.html?ref=lettermail_0523_arti_news

(関連)違法裁量労働見抜けず 労基署、過労死前に野村不動産調査:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13499064.html?ref=nmail_20180518mo

 

3.17年度の実質賃金、2年ぶり減 毎月勤労統計 日本経済新聞 2018/5/23 9:52

 https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL23HGU_T20C18A5000000/

 

(関連)生活が楽にならないワケがわかった! 2017年の実質賃金0.2%減、2年ぶりマイナス J-CAST会社ウォッチ

 https://www.j-cast.com/kaisha/2018/05/23329370.html

 

(田中一郎コメント)

 私は勤労統計など、政府が出す数値の仕組みについて詳しくありませんが、しかし、上記の日経記事を見るだけでも、一部で言われているように「アベノミクスによって賃金は上がっている」などとは言い難いように思います。

 

(1)賃金が上がったか下がったかは「基本給にあたる所定内給与」で見るべきで、「残業代など所定外給与」や「ボーナスなど特別に支払われた給与」は除外して見ておくべきでしょう。そうしますと「0.6%増の241794円」「所定内給与は1.2%増の243643円」ですので、ほぼ横ばいではないかと思います。

 

(2)「実質賃金は前年度比0.2%減だった」ので所得は目減りしたということです。円安政策が国民生活を圧迫し始めているのではないでしょうか。黒田バズーガで脳内が吹き飛ばされたマネタリストの日銀政策委員どものおかげです。

 

(3)そもそも給与の絶対水準が低すぎます。24万円そこそこでは生活できないのではありませんか?

 

(4)正規労働者と非正規とに分けて数字を出すべきです。

 

(5)最低賃金を1500円/時とすると、1500×8時間×5×4週間=24万円、となります。つまり、日本の働く者の平均賃金の水準が、本来の最低賃金の水準にへばりついて久しいということを意味します。賃金所得階層の下層ではなく平均がこれですから、これが歴代の為政者による経済政策の失敗でなくて何なのでしょうか? 

 

2001年の小泉純一郎政権以降、日本の働く者の賃金や所得は頭打ちとなり、他方では、大企業を中心に内部留保がどんどん積み上がって今や400兆円です。これをおかしいと思わないのであれば、労働者の境遇の改善など、絶対にありえないでしょう。そして、これを是正する最有力の手段の一つが「公正な税制」であることは申し上げるまでもありません。社会政策を打つにも、公正な税制による公正な税収がなければ何もできません(市場原理主義的税制は、政府に何もできなくさせるために、大企業や富裕層に極度に厚い減税こそを最重要の政策としています。減税政策に騙される愚か者は大企業や富裕層に食い物にされるということです)。

 

(6)その他、統計の裏カラクリへの疑念は消えません。有効求人倍率が上昇しているのは、分子の有効求人が増えたのではなく、分母の求職者数が減少しているだけという話など、統計のアヤを利用したインチキ説明が横行していますから。そもそも失業率統計だって、昔から実態を現わしていないとされてきましたが、一向に改善される様子はありません。

 

 私は「賃金=生活給」という考え方を早く復活させるべきであると考えています。「賃金=労働成果への報酬」という「使う側」の論理で賃金が一方的に決められることが大問題だと考えているのです。今日の労働組合などはどうしているのでしょうか。当面は月給を生活給とし、賞与を成果報酬とする、非正規にも等しく賞与を支払う、という形に持って行くのがいいのではないでしょうか? (それだけではまだ不十分ですが)

 

 特に御用化して、無用の長物となっている御用労働組合なんぞは、上記のようなことは考えもしないでしょうから、働く者がそうした組織を一掃し、自分たちで自分たちのための労働組合を創る努力をしなければ、事態はどんどん悪くなる・どんどん追いつめられる・工場法制定以前状態に陥れられると思っておいていいと思います。誰かがやってくれるわけではないのです。現代資本主義の日本では、まだマルクスの経済分析は生きています。ご承知のように、労働関係法改悪の法案の強行採決は時間の問題となっています。このままいけば、一方の極には富とインチキ手法と差別観念が積み上がり、他方の極には貧困と人間否定の社会状況が蓄積するでしょう。自分たちの利害を強く自覚し、それを投票などの政治行動に結びつけること、これが世の中を変える原動力です。

 

4.岩波新書『西郷隆盛:西南戦争への道』(猪飼隆明著19926月)

 http://u0u0.net/KcLc

 

 先般4月に作家の広瀬隆さんに「明治150年の驕慢を斬る:日本近現代史の本当の話」を講演していただきましたが、その際に議論となった西郷隆盛に関する図書を一つご紹介しておきます。かなり学術的な本で、昔の文語(侍用語)で書かれた手紙なども多く出てきて、とても読みやすいとは言えませんが、謎が多いと言われる西郷隆盛の動きを見るにはいい文献だと思います。幕末維新までの西郷隆盛は理解しやすいですが、江戸城無血開城後の明治に入って以降の西郷隆盛の動きは理解に苦しむことが少なくありません。著者の猪飼隆明氏は、大久保利通や岩倉具視らが若手の人材を使いながら大蔵省を中心に「有司専制」(「有司」とは官僚のこと)の体制を創っていくことに西郷隆盛やその仲間たちは反発していたと書いています。それが結局は「征韓論」を巡る対立に転化されて「明治6年の政変」につながっていくわけです。

 

猪飼隆明氏はこの「有司専制」を天皇への提案権を一部の人間たちが私的に独占する体制で、封建時代の武士権力をある程度は残さざるを得なかった時代の過渡的権力体制だったとしているようです。これが西南戦争(1878年)ののち、自由民権運動の嵐の中で「明治14年の政変」(北海道開拓使官有物払下げ事件などが絡みつつ天皇制と立憲主義確立の進め方を巡る対立で、急進派の大隈重信らが政権から追放される:1881年)や、内閣制度導入(1885年)と中央政府の官僚組織の再編を経て、1889年の大日本帝国憲法の公布となり、いわゆる戦前の天皇制(天皇を頂点に置く国体)がさしあたりは「薩長(土肥)藩閥政権」のような形で出来上がります。

 

そして、この本では、西郷隆盛はこの流れを良しとせず、天皇の親政を念頭に置きながら徳治政治のような構想をもって、「もう一つの日本の近代化」を考えていたのではないか、という見方をしているようです(2.26事件の皇道派につながる観があります)。しかし私は、この西郷隆盛もまた、他の明治維新の担い手たちと同様、(1)封建制度の完全な払拭を果たそうとはせず、身分制を始め日本の前近代的な遺制を少なからず残し、それを天皇制国家の礎の一つとしてしまっていたこと(それが結果的には西南戦争の一つの大きな原因ともなった)、(2)人民主権や民主主義の理解が浅く、依然として一般の人々は「天皇の臣民」として「支配される民」として位置付けられたこと、(3)アジア諸国への差別的観念と侵略的発想が強く、それがやがて日本帝国主義の化け物へと成長していく(当時は征韓論や征台論)ことになるが、西郷隆盛を始め明治政府の重鎮たちはすべからくみな同じ発想だったこと(吉田松陰の影響か、それとも薩摩藩の近隣地侵略主義(奄美・沖縄)の発想か?)、などの理由で、西郷隆盛英雄伝説には乗ることはできません。従ってまた、今、視聴率を高めているらしきNHK大河ドラマの「西郷どん」についても、あくまで「つくり話・ドラマ」として楽しみながら見つつ、その歴史的経緯の説明については懐疑的に見ています。

 

(関連)(別添PDFファイル)あとがき:『西郷隆盛:西南戦争への道』(猪飼隆明著 岩波新書 19926月)

「atogaki_saigoutakamori_iwanamisinsyo.pdf」をダウンロード

(関連)(報告)(4.12)「明治150年の驕慢を斬る:日本近現代史の本当の話」(広瀬隆さん):オルタナティブな日本をめざして(新ちょぼゼミ 第10回) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/150-10-ce21.html

 

5.(別添PDFファイル)暴言 慣れちゃってませんか、狙いは疑惑隠し・・かも?(東京 2018.5.22

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2018052202000152.html

 

(関連)「言葉」と「言論」が崩壊の危機にある日本──「指導者が真実を隠し、国民が事実に基づかない『もう一つの事実』を受け入れれば、国民は自由を放棄する道をたどる」(ティラーソン元米国務長官) ( その他政界と政治活動 ) - TABIBITO - Yahoo!

 http://u0u0.net/KcM3

 

6.(別添PDFファイル)特集ワイド:国民に恥じぬ立法府に、ばっちりまとまれば選挙で野党も勝つ(辻元清美 毎日 2018.5.21 夕刊)

 https://mainichi.jp/articles/20180521/dde/012/010/015000c

 

(田中一郎コメント)

 昨日(5/24)の「新ちょぼゼミ」でこの記事のコメントをしようと思っていましたが時間切れでできませんでした。次回の「新ちょぼゼミ」(6/14)にやりたいと思っております。下記は私のレジメに書いたコメントの要約です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 国対委員長としては頑張っている方だが、もっとワイルドでいい(小沢一郎参照)、しかし、政権交代アプローチは全然ダメ、ポイントは交代政権を担う覚悟と力量

(1)「よりマシ」選択はダメ=「マシ」などない

(2)「安倍政権を倒すだけの野党共闘」もダメ(倒した後どうするの? 2009年民主党と同)

(3)「安倍以外なら何でもいい」もダメ

(4)「枝野政権をつくる」は信じてくれない=ことはない(態度いかん)

(5)自民党全体がおかしくなっている=1990年代初頭の似非政治改革のせいである(小選挙区制度+政党優先制度・政党交付金など)

(6)男女共同参画=夫婦ダブルインカム=税収増 甘い

(7)「対案野党」=小中学校のホームルームではない 徹底批判+有権者へオルタナティブな政権構想・政策体系を示せ(「影の内閣」をつくって実働を始めろ:共産は閣外協力)

 

7.カジノ法案、急ぐ自民 選挙にらみ公明に配慮:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13506406.html?ref=nmail_20180523mo

 

(関連)(別添PDFファイル)統合型リゾート実施法案、賭博が成長戦略? 依存症の懸念残る(毎日 2018.5.16

 https://mainichi.jp/articles/20180516/ddm/004/070/022000c

(関連)カジノ法案:審議入り 安倍首相は経済効果を強調 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180523/k00/00m/010/091000c?fm=mnm

(関連)世論ガン無視し 今国会のカジノ解禁へ自公維急アクセル|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229158

(関連)パチンコに4千万円…でも自覚できないギャンブル依存:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/ASL5P40WVL5PUTIL01V.html?ref=nmail

(関連)東京新聞 疑惑棚上げ与党強行 働き方、カジノ、TPP11 政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018052302000138.html

 

(田中一郎コメント)

 アベ政権はカジノが「成長戦略」だとか言っている。何を成長させるのか? バクチ好きのゴロツキ集団のやることは、セクハラ、暴言・暴力沙汰、インチキ行為、行政私物化、公文書改ざん・・・・・、こういうことばかり。道徳教育が必要なのは小中高校の生徒たちではなく、自民党や維新を筆頭格に「道徳教育をやれ」などとほざいているこういう政治家連中や幹部官僚の連中だ。昨今では、カジノで貸してくれるバクチのカネには貸金業法が適用されないらしいことが分かってきた。少し前にサラ金地獄解消対策で貸金業法を改正する際に、自民党を中心としたサラ金応援団を抑え付けるのに苦労したかいもなく、今度はこのカジノ民間博打貸出金完全自由化と、銀行の野放図カードローンが新たな貧困ビジネスとしてのさばる気配が濃厚となってきた。早く安倍政権と自民党政治を退治しないと、これからはこんな話ばかりになってしまう。

 

8.(別添PDFファイル)反則の構造(斎藤美奈子 東京 2018.5.23

 http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/05/24/000252

 

(関連)辻元氏「日大アメフト部、安倍政権に重なって見える」:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/ASL5S51Z0L5SUTFK00V.html

(関連)どこまで嘘をつき続けるのか 暴力大学と暗黒政権の末路|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229711

(関連)日大アメフトや忖度事件に共通。「3つの絶望」が衰退を加速する まぐまぐニュース!

 http://u0u0.net/KcLi

 

(関連)日大教職員組合

 http://union-nihon-u.o.oo7.jp/

(関連)521日声明文

 http://union-nihon-u.o.oo7.jp/news/img/20180522seimei.pdf

(関連)524日声明文

 http://union-nihon-u.o.oo7.jp/news/img/0524_kumiai.pdf

 

(日大全共闘だったみなさま、そろそろ出番が来ています。よろしくご指導のほど、お願い申し上げます。日大闘争50周年記念でもあります:田中一郎)

 

9.(別添PDFファイル)ハンナ・アーレント なぜ人気、現代の日本と不安シンクロ(東京 2018.5.21

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2018052102000149.html

 https://twitter.com/charajunpei/status/998362272933101569

 

(関連)『ハンナ・アーレント』が人気の理由|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト

 http://webronza.asahi.com/culture/themes/2913120500003.html

(関連)現代ファシストの肖像

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/facist_1_senzen.pdf

 

10.その他

(1)どの口が言う…河野外相が報道に難クセ「何かあると拉致」|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229647

(2)改憲論議、会期末へ攻防 憲法審、与党が国民投票法改正案提示:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13499009.html?ref=nmail_20180518mo

(3)国民投票法改正案を提示 与党、衆院憲法審初開催 - 琉球新報

 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-720370.html

(4)再稼働同意手続き法制化を 滋賀県、規制庁に要望|【西日本新聞】

 https://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/418313/

(5)滋賀「立民県連の新モデルに」  設立に向け枝野氏が講演

 https://web.smartnews.com/articles/28XVR5FnwKk

(6)自由・小沢代表 審議拒否への批判「ビビることない」:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/ASL5Q6FXPL5QUTFK01S.html

(7)絶滅危惧、44種を追加 環境省、ミカワサンショウウオなど ドジョウが準絶滅危惧種に:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13506367.html?ref=nmail_20180523mo

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