(報告)(4.12)「明治150年の驕慢を斬る:日本近現代史の本当の話」(広瀬隆さん):オルタナティブな日本をめざして(新ちょぼゼミ 第10回)
前略,田中一郎です。
さる2018年4月12日(木)、水道橋のたんぽぽ舎において、作家の広瀬隆さんによる「明治150年の驕慢を斬る:日本近現代史の本当の話」(オルタナティブな日本をめざして:新ちょぼゼミ 第10回)講演会を開催いたしました。以下、簡単にご報告申し上げます。
●(イベント情報)(4.12)「明治150年の驕慢を斬る:日本近現代史の本当の話」(広瀬隆さん):オルタナティブな日本をめざして(新ちょぼゼミ
第10回) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/150-10-a4cb.html
みなさまご承知の通り、安倍政権は今年を「明治150年」と銘打って大々的な歴史イベントを展開し、歴史修正主義の定着や教育のナショナリズム的再編など、この国の文化を戦前の時代に引き戻そうと画策しているかのようです。少し前の「明治日本の産業革命遺産」もそうでしたが、NHKなどは「明治150年」を意識した大河ドラマ「西郷どん」など、明治ノスタルジーのような番組を放送したり、また、民間御用学者やマスコミらによる様々な記念イベントも予定されるなど、さながら歴史修正主義=「うぬぼれ史観」のオンパレードのような雰囲気が創り出されようとしています。今回は日本の近現代史に詳しい作家の広瀬隆さんに、この安倍政権による「明治150年」の虚偽と驕慢を鋭い切れ味で分析していただき、日本近現代史の「本当の話」をお聞きすることにいたしました。みなさま、この機会をお見逃しなく是非ご参集ください。
講師:広瀬隆(ひろせ たかし)さん
早稲田大学理工学部応用化学科を卒業後、メーカーに技術者として勤務。
同社を退社後、医学書や技術書の翻訳を手がけた後、執筆活動に入る。
原子力の危険性を説いた『原子炉時限爆弾-大地震におびえる日本列島』
『第二のフクシマ、日本滅亡』などを発表し、反原発活動家として知られる。
また『アメリカの経済支配者たち』などアメリカの権力構造を分析した著書、
『文明開化は長崎から』『日本近現代史入門 黒い人脈と金脈』など新たな視点
に基づく日本の近現代史書などを多数発表している。
<当日のレジメ>
(1)(広瀬さんレジメ)「明治150年の驕慢を斬る」:長州出身の総理大臣(2018年4月12日)
「rejime_hirosesan_tyousyuusyussin_souridaijin.pdf」をダウンロード
(2)(私のレジメ)「福島県民健康調査」と子ども甲状腺ガン(近況報告)
「rejime_tanaka_kenminkenko.pdf」をダウンロード
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/77-b2a7.html
<当日録画>
●20180412
UPLAN 広瀬隆「明治150年の驕慢を斬る:日本近現代史の本当の話」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=a6PI1ksqZug&t=2s
(広瀬隆さんの講演が始まる前の少しの時間で、「福島県民健康調査」の現状を簡単にご報告し、原子力ムラ・放射線ムラのロクでもない御用学者や政府、あるいは福島県庁・福島県立医大などが、子ども甲状腺検査を縮小ないしは廃止をし、検査の結果を疫学的(科学的実証的)な意味づけのしにくいもの・できないものにして、子ども甲状腺ガンの多発と福島原発事故による放射能や被ばくの関係をわからなくしてしまう、そういう悪質な企みを表面化させている旨、説明させていただきました。詳しくは、岩波月刊誌の『世界』(2018年3月号)や『科学』(2018年3月号)の各論文をご覧になってみてください)
<広瀬隆さんの(必読)関連著書>
(1)文明開化は長崎から 上・下 広瀬隆/著(集英社)
(2)日本近現代史入門 黒い人脈と金脈-広瀬隆/著(集英社インターナショナル)
(3)持丸長者 日本を動かした怪物たち 広瀬隆/著(ダイヤモンド社)
(幕末・維新篇)http://urx.blue/IHFB
(国家狂乱篇) http://u0u0.net/IHFI
(戦後復興篇) http://u0u0.net/IHFG
(参考)明治日本の産業革命遺産 - 日本の世界遺産
http://heiwa-ga-ichiban.jp/sekai/meijinihon/index.html
<関連資料:明治150年>
(1)明治より大正(斎藤美奈子 東京 2018.1.3)
https://lituum.exblog.jp/27979632/
(2)明治維新150年改憲論議の危うさ(山口二郎 『週刊東洋経済 2018.2.10』)
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/17445
(3)二極化・格差社会の真相 斎藤貴男:また明治を持ち出してきた安倍首相の正体(日刊ゲンダイ 2018.1.17)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221313
(4)特集ワイド:安倍政権が演出「祝明治150年」の陰で「会津は戊申を忘れない」論(毎日 2018.2.21)
https://mainichi.jp/articles/20180220/dde/012/040/002000c
(5)明治150年のお祭り騒ぎに踊らされちゃダメ!(斎藤美奈子
『DAYS JAPAN 2018.3』)
(6)対談 薩長史観を超えて:日露戦争 正しい歴史を伝えなかった軍部(半藤一利・保阪正康
東京 2018.2.20)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022002000116.html
(7)薩長史観を超えて(2):軍事主導(東京 2018.2.21)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022102000132.html
(8)薩長史観を超えて(3):天皇(東京 2018.2.22)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022202000126.html
(9)薩長史観を超えて(4):教訓(東京 2018.2.23)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022302000125.html
(10)明治150年 「国づくり」を強調する安倍首相の危うさ(日刊ゲンダイ) 赤かぶ
http://www.asyura2.com/18/senkyo238/msg/815.html
(5月以降の企画もよろしくお願い申し上げます)
●(5.24)「日本国憲法と学校教育ー主権者教育の実態を問う」(高嶋伸欣さん)(オルタナティブな日本を目指して:第11回目(新ちょぼゼミ)) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/11-e0d3.html
●(6.14)「(医療現場から見る)日本の医療政策と厚生労働省=どこにどのような問題があるか」(西尾正道(独)国立病院機構北海道がんセンター名誉院長)(オルタナティブな日本をめざして:第12回新ちょぼゼミ) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/12-ec55.html
●(7.5)(金子勝慶應義塾大学教授ご講演)「(カネコノミクスが導く)日本経済再生への道」(オルタナティブな日本を目指して:第13回新ちょぼゼミ)
(時間は午後6時から9時過ぎまで、場所は水道橋のたんぽぽ舎です:いつもの通りです)
(これまでのイベント一覧です)
●オルタナティブな日本を目指して(企画一覧)
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-0d95.html
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