« 本日(3/7)のいろいろ情報:(1)「モリ・カケ」一揆 安倍退陣へ大手 (2)機能しない「公益通報者保護制度」 (3)生活保護削減をやめよ! (4)種子法廃止と農業政策のあり方(安田節子さん『いのちの講座』) 他 | トップページ | 「モリ・カケ」問題徹底追及=財務省が森友文書 改ざん認める:佐川切り・麻生切りで済む話ではない=安倍内閣は総退陣せよ・事件の実態解明と関係者の刑事責任を問え!+ 加計問題でも「公文書改ざん」疑惑が浮上 »

2018年3月 9日 (金)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(78):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その5)=子ども甲状腺ガンについて(その2):岩波月刊誌『科学』(2018年3月号)掲載の平沼百合論文より

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

==================================

1.(別添PDFファイル)第19回市民意見広告運動の重ねて賛同のお願いと中間報告(市民の意見30の会・東京 2018.3.1

「19kai_ikenkoukoku_onegai.pdf」をダウンロード
 http://www.ikenkoukoku.jp/

 

(関連)(別添PDFファイル)意見広告:武力で平和はつくれない、憲法を市民の手に取りもどす!(朝日 2018.1.21

「ikenkoukoku_heiwa_asahi.pdf」をダウンロード

(関連)市民の意見30の会・東京 トップページ

 http://www1.jca.apc.org/iken30/new/new_iken30/iken30_what%27s_30nokai.html

 

2.(別添PDFファイル)「スペースたんぽぽ」サポーター制度 

 首都圏にお住いの皆さま、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

「space_tanpopo_saporter.pdf」をダウンロード

3.白熱授業 日本列島の全原発が危ない BY広瀬隆(さよなら原発3.11熊本集会2018.3.1YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=V1E78q8pJXc&feature=youtu.be

 

(関連)講演:「直下地震想定せず」広瀬さん、佐賀・玄海原発再稼働に警鐘 戸畑/福岡 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180227/ddl/k40/040/372000c

 

4.直言(201835日)憲法改正のアベコベーション――「フェイク改憲」

 http://www.asaho.com/jpn/bkno/2018/0305.html

 

(関連)改憲緊急条項に私権制限 自民党がシレッと方針転換の理由 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224679

 

5.(別添PDFファイル)(チラシ)(3.20)森友文書改ざん疑惑を徹底追及する!

「tirsi_320_moritomo.pdf」をダウンロード
 http://www.labornetjp.org/EventItem/1520439267789staff01

 

(関連)確定申告控え作成 国税庁“佐川批判対応マニュアル”の中身 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224680

(関連)霞が関の造反か 「森友改ざん」リークで財務省は犯人捜し 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224521

(関連)確認印のないページ混在「森友文書改ざん」決定的証拠か 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224522

(関連)財務省改ざん疑惑 捜査中でも決裁文書の国会開示はできる 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224607

(関連)書き換え疑惑:別の決裁文書有無 財務省が回答避ける - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180308/k00/00m/010/107000c?fm=mnm

(関連)なぜ嘘がバレても辞めないのか 権力亡者の首相が居座る謎 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/224676

 

5.本日のIWJ

(1)日刊IWJガイド・番組表「怒涛の4連続インタビュー第3弾!本日14時半から、『明治維新という過ち』への扉を開いた討幕の密勅は近代日本最初の公文書偽造! 作家・歴史評論家の原田伊織氏インタビュー/北朝鮮が米との対話の意志を明確に! 北朝鮮の体制安全が保障さ

 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/35088

 

(2)「改竄後」の財務省・森友決裁文書が2通り存在! 議員に配られた文書の「調書」には確認印がないものの自由党・森ゆうこ議員が近畿財務局から入手した「原本のコピー」には確認印が!野党合同ヒアリングで IWJ Independent Web Journal

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414070

 

(3)不自然過ぎる森友決裁文書! やはり文書改竄は事実か! 内閣総辞職してもらわなければ「ただの独裁国家で人治国家」! 民進党・小西洋之参院議員に岩上安身がインタビュー! IWJ Independent Web Journal

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/414073

==================================

 

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の第78回目です。昨今の放射線被曝をめぐる議論(その5)=子ども甲状腺ガンについて(その2)をお送りいたします。今回は、岩波月刊誌『科学』(2018年3月号)に掲載されました平沼百合さんの非常に重要な論文から、その内容を若干ばかりご紹介いたします。みなさまにおかれましては、下記の図書検索サイトにもありますように、福島第1原発事故7年目を迎えて、岩波月刊誌『科学』及び『世界』が、震災復興と原発・放射能・被ばくの特集を組んでいますので、ぜひお見逃しなく原本を入手の上、ご覧いただきますことをお願い申し上げます。なお、このメールの終わりには、昨今の脱原発・脱被ばく関連の情報も若干ばかり付記しておきます。

 

(必読文献)岩波月刊誌『科学』(20183月号):原発事故下の7年

 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

(必読文献)岩波月刊誌『世界』(2018年4月号):東北の未来のために

 https://www.iwanami.co.jp/book/b355412.html

 

(注目重要論文)(別添PDFファイル)甲状腺がんに関する議論の経過(イントロ部分)(平沼百合『科学 2018.3』)

「hiranuma_intro.pdf」をダウンロード

(関連)Archive for the 'HIRANUMA Yuri 平沼百合'

 Category Citizen-Scientist International Symposium on Radiation Protection 市民科学者国際会議

 http://csrp.jp/category/by_author/hiranuma-yuri

 

(最初に、放射線被曝について、あまり知識のない方は下記をまずご覧になってみてください)

●放射線の人体影響-低線量被ばくは大丈夫か(本行忠志『生産と技術 第66巻 第4 2014』)

 http://seisan.server-shared.com/664/664-68.pdf

●(増補版) 放射線被ばく評価の単位 「シーベルト」 への疑問 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9ead.html

 

(また、下記は昨今の「NHKスペシャル番組:人体」の「パート1」ですが、人体の成り立ちを「臓器の相互連関による複雑系」ととらえている点で非常に優れた認識を一般放送しています。しかし、こういう認識がきちんとできている人は、学者・研究者や医師・医学者の中でも、まだまだ多くありません。愚かな原子力ムラ・放射線ムラの似非学者などは典型ですが、人間の体をつくる臓器や細胞や細胞内の各器官などを、まるで機械の部分品のように認識し、従ってまた、脳や遺伝子からの単一の一方向の指示命令系統で人体や細胞などが単純に動いているかのような説明をよくしておりますが、それは全く事実と異なっております。

 

要するに、人体も生物も、その体の中は相互に部分部分が連関し、相互に補完し合いながら、全体として複雑な生命秩序のようなものを形成し維持していると考えなければいけないということです。「動的平衡」という言葉を福岡伸一さんがお使いになっていますが、それは分子生物学的な概念というよりは、もっと広く生命を認識する場合のキーワードにしていいのではないかと思っています。その複雑系としての生命体に恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)が起きればどうなるでしょうか? 想像をしてみていただきたいと思います。生物の体を構成している分子や原子をつなぎ合わせているエネルギーの何万倍・何十万倍もの猛烈なエネルギーで、放射線が何度も何度も私たちや生物の体に、外側から内側から、ぶち当たってくるのです。こんなことがずっと続けば、やがて生物の体やその生命の秩序はボロボロに破壊されてしまう、というのは自明であると思われませんか? 

 

放射線被曝の場合には、それが最初は超ミクロの世界で起きるので、生物の体・人体の神経がそれを感じ取ることができず、ようやく五感に感じるようになった時には、もう体が放射線でズタズタにされ完全に手遅れという状態になってしまっています。そして、放射線被曝による健康障害や遺伝的障害は治療・治癒する方法も薬もありません。放射線被曝に安全の閾値がないというのも理解できますね。放射線一発が大変なエネルギーを持っていますから、当たり所が悪いと、たった一発でも厄介なことになりかねないのです(猛烈な勢いで飛んでくる硬式野球のボールが背中に当たる場合と目玉に当たる場合とを考えてみてください)。だからこそ、放射線被曝は徹底して避ける、避けて避けて避けまくる、ことをみなさまに訴えているわけです。放射線被曝の危険性は、上記のように原理的に考えれば、何も難しいことはありません。危険極まりないのです。体に感じないからと言って油断をしていたら取り返しがつかないことになってしまいます。ともあれ、人体という複雑系の様子を下記の番組で直感的にご理解いただければと思います。

 

●(解説)NHKスペシャル「人体」 “腎臓”があなたの寿命を決める|NHK健康ch

 https://www.nhk.or.jp/kenko/special/jintai/sp_3.html

●(録画)人体 神秘の巨大ネットワ―ク 第1集「腎臓”が寿命を決める」20171001 by gomizeromirai - Dailymotion

 http://www.dailymotion.com/video/x62s7mi

 

(田中一郎コメント)

さて、本題の方に移りますが、この論文は岩波月刊誌『科学』の掲載される一般の論文と比較してかなり長文となっています(P294311:全部で18ページ)。前半は201710月から20181月までの期間に開催された「福島県民健康調査検討委員会」(2回)と、その下にある「甲状腺検査評価部会」(2回)での議論の仔細を、著者の平沼百合氏が議事録や録画や公表された資料などから整理して書き落としてくださったものであり、後半は20181月に開催されました「原子力事故後の甲状腺モニタリングに関するIARC国際専門家グループTM-NUC」と「福島県民健康調査検討委員会」との意見交換会の模様を、同じく録画や記録や資料などから読み取り聞き取りして読者に伝えるものです(IARCとはWHO傘下の「国際がん研究機関」のこと)。そして、この論文の最後のところで平沼氏が全体を通しての所感と言うか、評価と言うか、そのおかしさ・不公正さ・酷さをコメントしてくださっています(下記に若干をご紹介します)。

 

 <「福島県民健康調査検討委員会」>

(1)第30回福島県「県民健康調査」検討委員会(平成3035日)の資料について - 福島県ホームページ

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-30.html

(2)「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai.html

(3)県民健康調査について - 福島県ホームページ

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-kenkocyosa-gaiyo.html

(4)県民健康調査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/list279-884.html

 

日頃、何かと多忙で、重要だとはわかっていても、検討委や評価部会の模様、公開された資料類、あるいはその後の記者会見の模様などを、逐一くまなく見ていくことがなかなか容易ではない私たちにとって、こうしてポイントを捕まえた形で、この世界(甲状腺疾患)のことを詳しく知っておられる平沼氏のような方が、委員たちによる議論や検討の推移の概略を書き落としておいていただけることは本当にありがたい。今回も大いに参考にさせていただいた次第です。

 

ところで、この論文に出てくる20171023日の第28回「福島県民健康調査検討委員会」以降は、「甲状腺検査評価部会」も含めて委員の改選が行われており、新メンバーでのスタートとなっています。詳細な内容は原本をご覧いただくとして、まずもって一読して、その「検討」内容のお粗末さ、あるいは背信的態度と、この健康調査やその在り方を検討している委員会・部会への県民・国民の期待値との大きな落差に愕然と致しました。そして、少なからぬ発言委員たちが、いったいどっちを向いて仕事をしているのか、本当に下記のような「福島県民健康調査」の目的を実現するために議論や検討を重ねているのだろうかと疑いたくなるようなことが少なからず書かれていたのです。驚くべきことと言わなければなりません。

 

 <県民健康調査とは:福島県庁HPより>

「福島県では、東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散や避難等を踏まえ、県民の被ばく線量の評価を行うとともに、県民の健康状態を把握し、疾病の予防、早期発見、早期治療につなげ、もって、将来にわたる県民の健康の維持、増進を図ることを目的とし、「県民健康調査」を実施しています。」

 

中でも、第28回・第29回「福島県民健康調査検討委員会」と2回続けての委員会や、その下の「甲状腺検査評価部会」において、新たに委員となった大阪大学の高野徹という学者の発言のひどさ(子ども甲状腺検査は検査すること自体が有害で、子どもたちの人権侵害だからやめてしまえ、と言わんばかりの発言)や、その高野徹氏と福島県立医大の緑川早苗氏(一次検査の責任者だそうです)との間の「茶番」問答などは、まさに噴飯ものとして読後も記憶に残るものとなりました。

 

そしてそのやりとりの中で、既に「福島県民健康調査」では、3巡目の検査の県民への通知に「今後こうした通知を送らないでほしい」という不同意欄を設け、(甲状腺検査を子どもたちに受けさせる場合には)「かえってご心配をおかけすることがあるかもしれません」などという、「検査受けるな・受けない方がいい」を示唆する文言を付記した通知を送り始めたことも明らかになりました。こうした通知を受け取った県民の中には、甲状腺疾患やガンのことや放射線被曝の危険性について、よくわからないまま、何となく「もう検査を受けるのはやめた」とする人も少なくなかったかもしれません。県民の無知に付け込み、検査を受けさせないことで子ども甲状腺ガン発見の件数を減らし、あるいは表面化するのを遅らせ、この「福島県民健康調査」自体を尻すぼみにしていこうというたくらみです。何ということをするのでしょうか! いよいよ原子力ムラ・放射線ムラと、その似非学者や似非医師たちの占拠・支配する福島県立医大(健康調査を請け負っている実務機関)、あるいは「福島県民健康調査検討委員会」の人間たちにより、子ども甲状腺検査への妨害活動=縮小ないしはスクラップへの動きが始まりました。許しがたいことだと思います。

 

一方、この論文の後半の「IARC国際専門家グループTM-NUC」と「福島県民健康調査検討委員会」との意見交換会の方は、更にそれよりもひどい、酷い内容のものとなっています。そもそもこの「IARC国際専門家グループTM-NUC」のメンバーたちは、どう見てもまともとは思えない人たちで、その大半は国際原子力マフィアの一味ではないかと疑われます。しかも福島第1原発事故後の福島県の状況や日本政府の政策について、十分に知らないし調べてもいない、そもそも甲状腺ガンのことについても、1巡目検査の結果の段階の英語論文しか目を通さないまま、勝手なことをベラベラしゃべっている様子もうかがえる、公開で開催されたと言うが、会場参加者への資料配布もなく、撮影も最初だけしか許さないもので、一般からの質疑応答も行わない、など「名ばかり公開」の典型事例のようなものであった、などなど、とても「原子力事故後の甲状腺モニタリング」に関して科学的に緻密に議論できるような人たちではない様子です。

 

平沼氏が論文で紹介してくれている「過剰診断」に関する日本側との質疑応答の内容があまりにひどいので、その部分だけ(P308309)を切り取って別添PDFファイルとして添付しておきました。そして、その別添PDFファイル上に、私が「おかしい」と思う個所に「×」印を付けておきましたのでご覧になってみていただければと思います。どう見ても「過剰診断・過剰診療」という虚偽の決めつけを日本側と水面下で共有化しておき、日本国内と海外からの圧力で「原子力事故後の甲状腺モニタリング」をつぶしてしまう、そうすることで、この次の原発過酷事故の際の「事例」「経験則」として活用しよう(放射線被曝被害者が表面化してこないような仕組みを「科学」の名のもとにでっちあげてしまおう)という意図があるように思われてなりません。また、この来日メンバーの多くは、ヨーロッパにおいて厳しく批判されている「SHAMISEN(しゃみせん)プロジェクト」に深く関与していた人物も含まれており、この「しゃみせんプロジェクト」もまた、原発事故後の健康調査や甲状腺検査などを足蹴りにするトンデモ・プロジェクトだったのです。この辺のことは、平沼氏の論文のP310脚注に加えて、下記の岩波月刊誌『科学』の20182月号の川崎陽子論文に詳しく解説されています(下記参照)。

 

●(別添PDFファイル)甲状腺がんに関する議論の経過(一部抜粋:過剰診断について)(平沼百合『科学 2018.3』)

「hiranuma_kagakuronbun_itibu.pdf」をダウンロード

極めつけは下記の部分です。何を言っているのかと唖然とするほかありません。これが医学・医療に携わる人間の言うことなのでしょうか。かような人間と、子どもたちの健康調査や検査の在り方についてきちんと議論できるのか、疑問だと思わざるを得ません。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「やはり過剰診断は減らさなければいけない。唯一の方法は,穿刺吸引細胞診をしないことだ。首に小さな結節があっても、それ以上の診断をしないことだ。結節があっても,がんとわかっていて切除しないよりも.それをがんだと知らないほうがいいと個人的に思う。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

平沼氏は、論文を上記のように続けてきて、最後にご自身のこの問題の現状に関して、かなり鋭い的を得たコメントを書いています。以下、少し長くなりますが、ご紹介いたします。みなさまには、是非とも平沼百合氏の岩波月刊誌『科学』論文を通しでお読みいただきたいと思います。なお、「IARC国際専門家グループTM-NUC」のメンバーについては、同じく岩波月刊誌『科学』の20182月号に川崎陽子氏が書いた下記の論文がとても参考になりますので、こちらも併せてご覧になるといいと思います。

 

(関連)(別添PDFファイル)放射線被ばくの知見を生かすために国際機関依存症からの脱却を、小児甲状腺がん多発の例から考える(イントロ部分)(川崎陽子『科学 2018.2』)

「kawasakironbun_kagaku.pdf」をダウンロード
 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

 

(平沼百合氏論文より一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

TMNUCプロジェクトに5000万円近い国費を拠出している環境省によると,この意見交換会は,「国際専門家グループの専門家と,検討委員会および評価部会の専門家らが 最新の国際的・科学的知見を相互に共有できる」場であり,「その意見交換会で共有される科学的知見は的確に国民に伝えることも重要であると考えている」ということであった。

 

だが蓋を開けてみると.IARC国際専門家グループ側の発表は,環境省内部でもできるような文献レビュー程度の内容で 成人における過剰診断の低減に終始し,、目新しい知見はほとんどなく,小児に関してはわからないとまで明言する始末だった。しかも,半分は隈病院の研究報告が英語でされるというお粗末さで 福島について質問があると明解できないので答えられず,「福島についてはまさに今,議論しているところで 得られた知見を今後の原発事故に役立てたい」と逃げ腰であった。チェルノブイリの知見も定量化さえできず,日本側が欲する知見は皆無だった。「共有される科学的知見を的確に国民に伝えること」を重要視しているにしては,配布資料なし,スライド撮影禁止,一般からの質疑応答なしという一方的な展開となった。

 

もともと星北斗座長が提案した「検討委員会をどう進めていくかについてのさまざまな国際機関からの意見を,県民にきちんとわかるようにひも解いて説明してもらうための,「第三者的,中立的,学問的,国際的,科学的,今日的」な専門家による検証プロセス」としての第三者機関とはかけ離れたものになったことが立証された。

 

(中略)TMNUCプロジェクトは,英語発信されている公式情報を参考にしていると思われるが そのほとんどは「別枠」データも含まない1巡目だけのデータで、チェルノブイリの経験から被ばくの影響が見られ始めるはずの時期に開始された2巡目検査のデータが無視された偏向データである。それを踏まえた結論というのは,これまでの日本での甲状腺検査に関する議論に何の新知見ももたらさないであろう。この国際専門家チームの知見の不十分さを考えると,201822123日にリヨンで開催される第2回会合で最終報告案ができるということには 絶句させられる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上です。

 

 <放射線被曝の関連サイト>

(1)(重要VTR)目に見える”放射性物質の粒、福島の川で確認 TBS NEWS

 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3309836.html

 

(田中一郎コメント)

 TV録画の解説に不適切な部分がありますので、下記に私が修正コメントをしておきます。

 

(a)この物質には放射性セシウム以外にもさまざまな放射性核種が含まれており「セシウム・ボール」というネーミングは実態を現していない

(b)この物質の大きさは、それこそ人の目に見える数ミリ~ナノサイズまでさまざまで、ナノサイズのものは人体内・生物体内に入れば非常に危険

(c)「100リットルの水の中に1粒」などと解説されているが、それはサイズの大きいものの話。サイズの小さいものはチリとなって空中に浮遊しているものもあり、それを呼吸被ばくすると体内に長くとどまり深刻な内部被曝をもたらす可能性がある(その可能性をTVが終りの方で言及)

(d)水に溶ければ体液中に入ってやがて排泄されるが、水に溶けないと体内の特定の場所に長くとどまり危険性が高い

(e)現在の福島の汚染地帯では、この「セシウム・ボール」が大気中に浮遊している可能性もあり、放射線感受性の高い子どもや胎児、若年層は近づかない方がいい。特に呼吸被ばくが非常に危険である。

 

(2)「確認できず」と結論 浪江の山林火災放射性物質影響(福島民報)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180305-00000790-fminpo-l07

(何言ってんの! という印象です。確認したくないから「確認できず」としているだけでしょうに。リネン調査でもしてみたらどう?:田中一郎)

 

(3)「被ばく」「がん」因果関係争点 札幌で続く福島原発元作業員裁判 どうしん電子版 北海道新聞

 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/168612

(4)グリーンピース、「福島原発付近の放射能汚染は22世紀まで継続」調査結果を報告 (ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180304-00029921-hankyoreh-kr

(5)全国ワースト1位、福島県の心筋梗塞死亡 福島県立医科大学 健康増進センター

 http://fukushima.kenzo-c.jp/385

 

 <「いちろうちゃんのブログ」より>

(1)「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(77):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その4)=子ども甲状腺ガンについて(その1) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/77-b2a7.html

 

(2)(速報)第30回「福島県民健康調査検討委員会」結果報告(Our PlanetTV 白石さん)+(2.27)「高レベル放射性廃液」政府ヒヤリングの主催者からの報告(三陸の海・岩手の会) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/30our-planettv-.html

 

<追>昨今の脱原発・脱被ばく関連の情報

===========================

 <別添PDFファイル:関連>

(1)震災世論調査、原発「将来ゼロ」64%、「すぐゼロ」11%(東京 2018.3.4

(2)原発賠償の不条理(北村俊郎 朝日 2018.3.7

(3)原発ゼロ「30年までに」削除、希望骨子案 公約から後退も(朝日 2018.2.28

 

1.(別添PDFファイル)震災世論調査、原発「将来ゼロ」64%、「すぐゼロ」11%(東京 2018.3.4

  http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018030402000137.html

 

(田中一郎コメント)

 福島第1原発事故を経験しても、なおこの国のかなりの数の有権者・国民は、原発・核燃料サイクルについてしっかりと調べ、その真実を知り、真剣にどうするかを考えていないようです。この中途半端な「脱原発もどき」の姿勢は、それをいみじくも示しています。「将来ゼロ」という人に対しては、続いて「でも、その間に大地震・大津波・大噴火が襲ってきたらどうしますか」「原発なくても電気は足りています」「原発のコストは今や非常に高いことが分かっています」「原発はやればやるほど手のつけようのない放射性廃棄物が出てきますが、この核のゴミをどうしますか」「なぜ、原発・核燃料サイクル施設は都会に造らないのでしょう?」などなど、原発・核燃料サイクルの正体をどう見ているか、いろいろと聞いてみたらいいと思います。

 

2.(別添PDFファイル)原発賠償の不条理(北村俊郎 朝日 2018.3.7

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180307-00000015-asahik-soci

 

(発言者は元日本原電の役員。話している内容がかなり支離滅裂で、何を言いたいのか、どうすればよかったのかが、よくわからない。ただ、読んだ人を混乱させるだけのコメントだ。どうしてマスコミはこういう人物に発言をさせたがるのでしょうか? 他に発言を求めるべき人はたくさんいるのにです。こうした新聞紙面の多いことが、福島第1原発事故後の対応や対策の混乱をもたらす1つの原因となっていると思われます。:田中一郎)

 

3.(別添PDFファイル)原発ゼロ「30年までに」削除、希望骨子案 公約から後退も(朝日 2018.2.28

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13379662.html

 

(「希望という名の絶望の党」=典型的な自民党補完の三流野党です。絶対に投票してはいけません。小池色も消えたわけではない。:田中一郎)

 

 <関連サイト>

(1)東日本大震災7年:原発 燃料デブリ 調べるほど多難(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180307-00000007-asahik-soci

(2)<福島原発>凍土壁評価を追認 東電試算「妥当」(毎日新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180307-00000059-mai-soci

(3)東京新聞<憲法を見つめて 福島の権利>(下)個人の尊重、奪うな「生業を返せ」。声を上げ主権者になる 社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018030502000112.html

(4)避難者退去求め訴訟も=住宅無償提供打ち切り-山形・東日本大震災7年:時事ドットコム

 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030300201&g=eqa

(5)未稼働原発に5年で5兆円 維持費、東電など7社:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13392307.html?ref=nmail_20180308mo

 

(6)福島原発事故:帰還困難区域外除染、月内に完了 環境相 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180303/k00/00m/040/102000c?fm=mnm

 

(除染は「完了する」のではなく、除染できなかったけれど除染作業は「打ち切りにする」ということでしょ。報道は事実を正確に伝えてくださいね。記事の見出しも同様です。日頃忙しくて、それしか見ない人も多いですから。これじゃ意図的な「事実歪曲御用報道」ですよ。:田中一郎)

草々

 

 

« 本日(3/7)のいろいろ情報:(1)「モリ・カケ」一揆 安倍退陣へ大手 (2)機能しない「公益通報者保護制度」 (3)生活保護削減をやめよ! (4)種子法廃止と農業政策のあり方(安田節子さん『いのちの講座』) 他 | トップページ | 「モリ・カケ」問題徹底追及=財務省が森友文書 改ざん認める:佐川切り・麻生切りで済む話ではない=安倍内閣は総退陣せよ・事件の実態解明と関係者の刑事責任を問え!+ 加計問題でも「公文書改ざん」疑惑が浮上 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 本日(3/7)のいろいろ情報:(1)「モリ・カケ」一揆 安倍退陣へ大手 (2)機能しない「公益通報者保護制度」 (3)生活保護削減をやめよ! (4)種子法廃止と農業政策のあり方(安田節子さん『いのちの講座』) 他 | トップページ | 「モリ・カケ」問題徹底追及=財務省が森友文書 改ざん認める:佐川切り・麻生切りで済む話ではない=安倍内閣は総退陣せよ・事件の実態解明と関係者の刑事責任を問え!+ 加計問題でも「公文書改ざん」疑惑が浮上 »

最近の記事

無料ブログはココログ