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2018年3月 4日 (日)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(77):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その4)=子ども甲状腺ガンについて(その1)

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

===============================

1.(ネット署名)原発事故被害者の人権をまもる

 https://act.greenpeace.org/page/16936/petition/1

 

2.キャンペーン · 原発事故避難者の強制立ち退きに反対します · Change.org

 http://qq1q.biz/IQzi

 

3.今月号の岩波月刊誌『科学』にご注目を

 今月号の岩波月刊誌『科学』(20183月号)が福島第1原発事故7年を期して原発と被ばくの特集を組んでいます。ご注目を!

 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

 

4.環境省・水俣病認定の通知見直さず〜被害者との交渉で OurPlanet-TV

 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2226

 

(水俣病は終わっていない。そしてミナマタと同じことが、今度はフクシマで規模を大きくして繰り返されています:田中一郎)

===============================

 

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の第77回目、昨今の放射線被曝をめぐる議論(その4)=子ども甲状腺ガンについて(その1)をお送りいたします。

 

 すでに破たんした屁理屈である「スクリーニング効果」説や(注1)、実際の臨床結果とはかけ離れた根拠が全くない「過剰診断・過剰診療」説(注2)を口実にして、「福島県民健康調査」における子ども甲状腺検査をスクラップ(廃止)せんとするたくらみが原子力ムラ・放射線ムラと国際原子力マフィアの手で進行中です。このままでは福島第1原発事故の放射能による健康被害は一切なかったことにされ、従ってまた、あの程度の原発事故ならば、今後再発したところでどうということはないという「放射能安全神話」「放射線被爆安心神話」がでっちあげられてしまいます。いわゆる「原発との共存」政策から「原発過酷事故との共存」政策への転換です。日本のすべての良心と良識で、このハレンチ極まりない「未必の故意」による殺人・障害犯罪行為を挫折させる必要があります。また、被害者の方々は様々な方法で「異議あり!」の声を挙げてください。黙っていれば、このまま行ってしまいかねません。

 

(注1)「スクリーニング効果」説が破たんしている理由

 福島第1原発事故後の福島県で、これまでは100万人に2~3人という発生頻度だった子ども甲状腺ガンが、その数十倍もの規模で発生しており、たくさんの人を一斉に検査したから、たくさんの甲状腺ガンが見つかったという「スクリーニング効果」説では、この事態を説明できません(一般に「スクリーニング効果」で説明できるのは数倍程度の多発までと言われています)。しかも多発の原因が「スクリーニング効果」であるのならば、2巡目以降の検査では子ども甲状腺ガンは(既に全部見つけてしまっていて)見つからないはずですが、実際は2巡目以降もたくさんの子どもたちに甲状腺ガンが発見されています。「スクリーニング効果」説では説明できないことは明らかです。(「福島県民健康調査検討委員会」も子ども甲状腺ガンの多発が「スクリーニング効果」では説明がつかないことを認めています)

 

(注2)「過剰診断・過剰診療」説が破たんしている理由

 甲状腺ガンと診断されて甲状腺切除手術を受けた子どもたちの大半が、リンパ節転移、甲状腺外部への浸潤、反回神経接近(放置すると声を失う)、肺や脳などへの転移、などの症状がみられ、手術をしなければ危ない状態であったことが報告されています。「福島県民健康調査検討委員会」でも、甲状腺の切除手術は適切であったとの評価がなされており、福島県立医大外部から持ち込まれている「過剰診断・過剰診療」説は、福島県立医大の手術に携わった臨床医師たちへの侮辱以外の何物でもありません。また、既に160名もの子どもたちが甲状腺の切除手術を受けており、これが「過剰診断・過剰診療」の結果なされたもので「必要のないものだった」などということになれば、とんでもない人権侵害・許されない事態となることも付記しておきます。福島県立医大の医師や医学者の中には「過剰診断・過剰診療」を言う者もいると聞きますが正気の沙汰とは思えません。

 

(関連)原発事故:甲状腺検査 8割超が継続希望 NPO調査「転移や再発心配」河北新報オンラインニュース

 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171207_63038.html

(関連)放射性物質に不安 66%「感じる」福島県民世論調査(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180303-00000008-asahi-pol

 

 それどころではない。1年近く前、民間の被害者支援団体である「3.11甲状腺がん子ども基金」の調べにより、「福島県民健康調査」において「経過観察」とされた2800人以上もの子どもたちが、その後、どうなっているのかが全く把握されておらず、その中から甲状腺ガンを発症している子どもたちがいることが明らかとなった。「経過観察」の子どもたちは「甲状腺ガンの疑いあり」とされた子どもたちであり、当然ながらガンの発症リスクは高い。従って、これまで「福島県民健康調査検討委員会」でも「経過観察」の子どもたちの「観察結果」を逐次委員会に報告するように委員から発言が度々あっていた。にもかかわらず、この健康調査をつかさどる福島県立医大が意図的にそれをサポタージュしていたわけである。許しがたい話ではないか。今現在、子ども甲状腺ガンの発生件数は累計で193件(ほぼ確実の疑いを含む)とされているが、「経過観察」の子どもたちが2800人以上もいることを鑑みると、仮にその子どもたちのうちの1/2が甲状腺ガンだったとしたら1400人以上、1/3でも930人以上、1/4でも700人以上の子どもたちが子ども甲状腺ガンの発症件数に追加でカウントされることになる。これはとんでもない事態である。

 

 更に、この問題は、その後、すったもんだの挙句、結局、「経過観察」の子どもたちのその後をきちんと調べようということになったものの、しかし福島県立医大は、①調べて報告するのに2年間もかかる、調べるのは福島県立医大で受診している子どもたちだけ、という信じがたい手抜き方針を持ち出して居直っているのである。全国の甲状腺をあつかう医院・病院に通知を出して症状の報告をしてもらえば、すべての「経過観察」の子どもたちの結果がわかるのに、これでは福島県立医大で受診していない子どもたちのことはわからないまま放置されることになる。結果として、子ども甲状腺ガン発生の全体が把握できず「福島県民健康調査」を実施する意味がなくなってしまうではないか。無責任極まりない。しかし、これについて、「福島県民健康調査検討委員会」は真剣に対応策を検討している様子はない。信じがたい連中だという他ない。前々から申し上げている通り、「福島県民健康調査検討委員会」はすべてのメンバーを入れ替え、特に原子力ムラ・放射線ムラの住民と思わしき連中を追い払わない限り、いつまでたっても子どもたちの命と健康を守る委員会とはならないであろうことは、もはや明らかとなってきている。

 

 さて、話はここで終わらない。更に更に許しがたいことは、「福島県民健康調査」を引き受けている福島県立医大が、約2年ほど前から、甲状腺ガンであるかどうかがはっきりする「穿刺細胞診」という検査をなかなか実施せず、ちょっと怪しいと思われた子どもたちはすべて「経過観察」にしてしまって、子どもたちの甲状腺ガンが進行していくのを「観察」と称して放置している様子がうかがえることである。これは非常に危険なことであることは申し上げるまでもない。その理由に挙げられているのが「過剰診断・過剰診療」説である様子なので、何をかいわんやである。

 

 ガンは甲状腺ガンであっても「早期発見・早期治療」が肝要であることは申し上げるまでもない。40歳以上の年配者の甲状腺ガンの場合には進行が遅いので「経過観察」をきめ細かく実施することで極力手術を避けるということがなされることはあるが、子どもの甲状腺ガンの場合には、そのようなことはかえって危険である。チェルノブイリ原発事故の経験から、放射線被曝による子ども甲状腺ガンの場合には進行も早く、放置すると外部浸潤や肺・脳などへの転移もしやすいからである。チェルノブイリの臨床経験があるにもかかわらず、目先、子ども甲状腺ガンの発症件数を抑え込むために、そうした貴重な経験を無視してロクでもない作為をしているのではないかとの疑いが濃くなっているのだ。益々許しがたい状況である。

 

(これ以外にも、検査結果の受診者への還元状態が手続きも含めて非常に劣悪であるとか、福島県で実施されている医療費を無料とする「甲状腺検査サポート事業」の運営がきわめて偏狭・硬直的・劣悪で、患者に対して非常にアンフレンドリーであること、福島県立医大が「福島県民健康調査」のみならず甲状腺疾患に関する情報を排他的に独占し医療体制に齟齬が出ていること、患者に無断で甲状腺ガンのデータベースや組織バンクを創設していること、何事につけても隠し事ばかりをしていて、非公開・秘密主義の態度が目に余ること、などが指摘できるが、詳細は省略する。「福島県民健康調査」では、患者=被害者は医療サンプルではあっても、尊重されるべき人間としての患者扱いされていない様子がうかがえる。許しがたい)

 

(福島第1原発事故による放射能汚染でもたらされる健康被害は甲状腺ガンだけではない(すでに大人の甲状腺ガンは多発している様子があり、東京などの甲状腺専門病院は患者さんで日々ごったがえしているという)。甲状腺疾患だけでもガン以外に橋本病(甲状腺機能低下症)などの疾患があるし、それ以外にも、早く症状が出るものとして、白血病、白内障、心筋梗塞、免疫疾患(病弱)、膀胱炎などがある。また、被ばくによる遺伝的障害の可能性も否定できない。しかし、子どもの甲状腺検査でさえもまともにやらない今日の日本の現状から鑑みて、こうしたさまざまな放射線被曝による健康被害は、このままでは闇から闇へと葬られていくことになるだろう。嘆かわしい事態である。みなさま、これで本当にいいのですか? みんなで声を挙げていきませんか? まずは健康被害の実態をつかめ、から始めませんか?)

 

 みなさまは、上記に私が書いたことを一読されて、さぞかし驚かれることでしょう。それもそのはず、世の中のマスコミどもは、この「福島県民健康調査検討委員会」と「福島県民健康調査」のこれまでのデタラメをほとんど報道していないし、突っ込んだ取材さえもしておらず、ただ当局から公表されるつまらない結果数字だけを垂れ流すことで報道を事足れりとしているだけである。従って、この問題に首を突っ込んで詳しく事情を知る人以外に、この信じがたいデタラメ行為を知る人は少ないのである。この国が、まともな報道も情報もないままに、従って、さしたる批判もクレームも受けぬままに、為政者たる一部の人間たちの悪意ある振る舞いが白昼堂々とまかり通っていく、そんな歪んだ状態がつくられているのである。けだし、放射線被曝による健康被害は、過去、このようにして闇から闇へと消されていき、被害者は容赦なく切捨てられたことを私たちは忘れてはならない。

 

(関連)放射線被曝の歴史 アメリカ原爆開発から福島原発事故まで-中川保雄/著(明石書店)

 http://ur2.link/IQUp

 

 最後に、福島第1原発事故後の被ばく防護や健康対策について、そもそも基本論を備忘録として書いておきます、何度でも何度でも、この原則論を言い続けましょう。こんな連中に殺されてたまるか、黙って消されてたまるか、です。一人一人の力は弱くても、力を併せれば大きな力となります。ともにつながり合い頑張りましょう。

 

(原則1)健康調査は東日本一帯のすべての被ばく被害者を対象にせよ。年齢18歳・福島県に限定する根拠はない。

(原則2)福島第1原発以降に生まれた子どもたちも、上記の全地域で健康調査の対象とせよ。福島第1原発事故の放射能の影響度合いがわかる。

(原則3)福島から遠く離れた地域での大規模な甲状腺(ガンその他)検査を行い、それと「福島県民健康調査」の結果とを比較せよ

(これにより福島県での子ども甲状腺ガンの多発が福島第1原発事故を原因とするか否かが明確となる 被害者への損害賠償・補償へ)

(原則4)健康調査の内容を検査を中核にして充実させよ(血液検査、染色体異常検査、心電図、尿検査、バイオアッセイ等 様々な健康障害対応)

(原則5)健康調査の頻度を患者の症状や希望に合わせて柔軟に対応せよ

(原則6)検査結果の患者への完全還元と丁寧な説明、セカンド・オピニオンの推奨(福島県立医大による情報独占を排除せよ)

(原則7)ガン統計のみならず死亡統計についてもきちんと整備せよ(死因の正確性)、死体解剖を家族の要請で可能とせよ

(原則8)ガン統計をはじめ、各種の健康障害の発生件数、および死亡件数の統計を整備し、早期に公表できるよう組織整備を行え

(原則9)福島第1原発事故による被ばく被害者に対して「被ばく手帳」を交付するとともに、検査及び治療費を無料とせよ

(原則10)福島第1原発事故の被害者の声を聞く「参加組織」を創設し、その組織からの意見や要望を健康調査に反映させよ

(原則11)形骸化している「子ども・被災者支援法」を発効させ、避難者に対する支援を充実せよ

(原則12)福島第1原発事故による損害賠償・補償のあり様を抜本的に見直し、裁判提訴せずともまともな賠償・補償がなされるよう手を打て

(原則13)福島第1原発事故の責任者の責任を明らかにし、そのものを処罰せよ

(原則14)東京電力の福島第2原発、及び柏崎刈羽原発を廃炉とせよ(当たり前のことである)

 

(参考)典型的な御用放送だった「NHK・BS1スペシャル:原発事故7年目 甲状腺検査はいま」=既に論破されてしまった似非科学やインチキ手法で福島原発事故の放射能による子ども甲状腺ガンを否定する「放射線ムラ」の広報そのもの いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-33cb.html

 

1.福島原発刑事訴訟 第4回公判併行院内集会(崎山比早子さん講演に注目)

 さる2月28日、東京地裁において福島原発刑事訴訟 第4回公判が行われましたが、その日、同時並行で、公判報告会&院内集会が開催され、その席で崎山比早子さんが「多発する小児甲状腺がん=20Sv帰還政策の人権侵害」という講演をなさいました。現状での「福島県民健康調査」と子ども甲状腺ガンの多発問題をテーマに、よくまとまった優れた内容のお話をなさっています。必見です。以下、簡単にご紹介いたします。崎山比早子さんには、原子力ムラ・放射線ムラの御用学者をはじめ、各方面からの不当な攻撃などの「風圧」が高まっていますが、みんなで崎山比早子さんを支え応援いたしましょう。インチキをしているのは彼らですから(日本の原子力ムラや放射線ムラの学者ども、あるいは国際原子力マフィアの学者どもの放射線被曝に関する説明の最大の欠陥は、実験や疫学調査、あるいは臨床経験の積み上げによる科学的実証性がないことです)

 

●(当日録画1)20180228 UPLAN【裁判所前集会・報告集会】福島原発事故東電元幹部刑事訴訟第4回公判・崎山比早子講演 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=9Obyc6jAUZQ&t=17s

 

●(当日録画2)20180228 UPLAN【記者会見・報告会】福島原発事故東電元幹部刑事訴訟第4回公判 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=jCNdJ_ohGgE&t=5s

 

 <別添PDFファイル>

(1)(PROGRAM)福島原発刑事訴訟 第4回公判併行院内集会 & 今後の公判期日・併行集会の予定

「programfukusimagenpatu_keijisosyou_4.pdf」をダウンロード
(2)(レジメ 1)多発する小児甲状腺がん=20Sv帰還政策の人権侵害(崎山比早子さん 2018.2.28

「sakiyamasan_rejime_01.pdf」をダウンロード
(3)(レジメ 2)多発する小児甲状腺がん=20Sv帰還政策の人権侵害(崎山比早子さん 2018.2.28

「sakiyamasan_rejime_02.pdf」をダウンロード
(4)(レジメ 3)多発する小児甲状腺がん=20Sv帰還政策の人権侵害(崎山比早子さん 2018.2.28

「sakiyamasan_rejime_03.pdf」をダウンロード
(5)(レジメ 4)多発する小児甲状腺がん=20Sv帰還政策の人権侵害(崎山比早子さん 2018.2.28

「sakiyamasan_rejime_04.pdf」をダウンロード
(6)(レジメ 5)多発する小児甲状腺がん=20Sv帰還政策の人権侵害(崎山比早子さん 2018.2.28

「sakiyamasan_rejime_05.pdf」をダウンロード

 <関連サイト>

(1)福島原発告訴団 第4回公判期日「津波想定は小さくならないか」と東電が再検討依頼!

 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2018/03/4.html

(2)福島原発刑事訴訟支援団|東京電力福島原発事故の真実と責任の所在を明らかに

 https://shien-dan.org/

 

2.福島・子ども甲状腺ガンに関する重要な関連報道2つ

 下記の報道は非常に重要ですので必ずご覧いただければと存じます。

 

(1)甲状腺がん:福島県外の子どもらに重症化傾向 - 毎日新聞

 http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/469.html

 https://mainichi.jp/articles/20180302/k00/00m/040/068000c

 

(田中一郎コメント)

 自覚症状がないうちに健康調査が定期的に行われている福島県民の場合には、受診をした子どもたちに関しては甲状腺ガンの「早期発見・早期治療」が不十分ながらも実現でき、症状が軽いうちの治療や手術に結び付けられて健康被害を深刻化させないで済んでいる場合が多いものと推定される。他方、不当にも健康調査のない福島県以外の地域では、自覚症状が出始めてから病院へ行き甲状腺ガンの発見となる場合が多く、その場合には、ガンの進行が相当程度に進み重症化の傾向がみられているものと思われる。こうした事態があるにもかかわらず、「過剰診断・過剰診療」説を理由に「福島県民健康調査」や甲状腺検査をやめてしまえなどと言う暴論をはいている医者や学者が少なくないことは驚きという他ない。原子力ムラ・放射線ムラの支配権力に迎合した「人殺し政策」はやめよ、と言いたくなる。

 

(2)小児甲状腺がん、福島で1割再発、NPO法人調査(東京 2018.3.1

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018022801002122.html

 https://this.kiji.is/341626276584817761

 

(田中一郎コメント)

 甲状腺ガンは予後のいいガンで、患っても大したことはないから何の心配も懸念もいらない。ガンを発見して切除すればそれで終わりだ、などと、無責任極まるいい加減な発言をする医者もいるらしい。甲状腺の全部摘出の場合には、一生ホルモン剤を飲み続ける必要があるし、おそらくは飲み続けたとしても体調不調は一生続くだろう。また、全部摘出でなくても、ガンである以上は再発や転移の危険性は常に付きまとう。特に、手術後かなり長い間は何ごともなくても、40歳を過ぎて年齢が高くなるにつれて、よりタチの悪い甲状腺ガンの再発やガン転移が見つかることもあり、全く安心ができない状態が一生続くことになる。「予後がいい」などといういい加減な医者のいい加減な発言をそのまま真に受けて、甲状腺ガンなどは大した病気ではないかのごとき無責任極まる愚かな発言や認識をする人もいて、看過できない状態が生まれ始めている。福島第1原発事故による放射能汚染と被ばくによる健康被害はこれから本格化してくる。軽率な認識や発言は厳に慎み、実際に起きていることをきちんと把握して公開し、放射能の影響の度合いを見極めていく覚悟が必要である。

 

3.福島・子ども甲状腺ガンに関する昨今の報道

(1)甲状腺がん「信頼性高いリスクの推定を」〜国際環境疫学会が忠告 OurPlanet-TV

 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2026

(2)第8回甲状腺検査評価部会(平成291130日)の議事録について - 福島県ホームページ

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-b8.html

(3)3.11核災害被曝者には医療のフリーアクセスがないのか! 甲状腺検査サポート事業 第26回「県民健康調査」検討委員会⒄:畑のたより、環境・核篇:So-netブログ

 http://hatake-eco-nuclear.blog.so-net.ne.jp/2017-04-20

(4)福島市、突然死2人の高校で、生徒2人が甲状腺がん、うち1人は兄弟全員が疑陽性。野呂さんのトーク感想。 - 「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログです。

 http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/155b503c2accdcd2b50dc92bfea24cb9?fm=rss

 

4.子ども甲状腺ガンに関する基本的な知識

 下記は子ども甲状腺ガンのことを理解する上で必要不可欠な知識です。

 

(1)甲状腺検査二次検査後の医療費等の支援を行っています。(甲状腺検査サポート事業) - 福島県ホームページ

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kojyosen-support.html

(2)県民健康調査甲状腺検査サポート事業Q&A - 福島県ホームページ

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kojyosen-support-qa.html

(3)甲状腺がんとは|検査や治療、ステージなど【がん治療.com

 http://www.ganchiryo.com/type/index03.php

(4)甲状腺がんの種類と症状│甲状腺がんとは│甲状腺がんとは?│「甲状腺がん.jp

 http://koujyousengan.jp/about/type.html

(5)甲状腺癌の放射性ヨード治療 がん・感染症センター 都立駒込病院 放射線診療科(治療部)

 http://www.cick.jp/houshasenchiryou/thyroid_iodine/

(6)「アブレーション」についての簡単な説明 ニュース 田尻クリニック

 http://qq1q.biz/IQKA

 

5.その他 別添PDFファイル

(1)安定ヨウ素剤 広がる自主配布、「自分で守るしかない」(東京 2018.3.1

 

(2)放射線被ばくの知見を生かすために国際機関依存症からの脱却を、小児甲状腺がん多発の例から考える(イントロ部分)(川崎陽子『科学 2018.2』)

 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/KaMo201802.html

「kagaku_kawasakisan.pdf」をダウンロード

(「福島県民健康調査」の甲状腺検査をつぶすために日本の原子力ムラ・放射線ムラの御用学者どもと、国際原子力マフィアの御用学者どもが結託をして、「三味線プロジェクト」なる「マユツバ・インチキPJ」を立ち上げようとしています。その国際原子力マフィアのメンバーとはどのような人間たちなのか、控えめなこの論文からでもおおよそのことはわかります。必読文献です。:田中一郎)

 

(3)斎藤こず恵さん 50歳、甲状腺がん(日刊ゲンダイ 2018.2.22

 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-444375

 

(彼女の場合は切除手術を避けたという特殊性はありますが、甲状腺ガンという病気が決して容易でないものであることが、この闘病記からよくわかります。甲状腺ガンに関する安易・軽率な発言や認識は慎むべきです。:田中一郎)

 

6.下記の2冊については要注意です。

(1)放射線被曝の理科・社会 四年目の『福島の真実』-児玉一八/著 清水修二/著 野口邦和/著(かもがわ出版)

 http://qq1q.biz/IQKU

(2)しあわせになるための「福島差別」論-池田香代子/著 開沼博/著 児玉一八/著 清水修二/著 野口邦和/著 松本春野/著 安齋育郎/著 一(かもがわ出版)

 http://qq1q.biz/IQKZ

 

7.『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている(三田医院:三田茂)

 http://mitaiin.com/?page_id=10

 

(田中一郎コメント)

若干のことを申し上げます。

 

(1)(疫学調査をして三田医師の主張を立証していただきたいという意見がありますが)民間の一開業医に疫学調査を要求するのは酷ですし、そもそも要求する相手が違います。

(2)放射線被曝については、人類が核を扱っておよそ100年にもなるというのに、ほとんど正確なことはわからないままであること。

(3)特に内部被曝についてはそうであること

 

(4)その原因は、核(兵器)戦略を推し進めるためには放射線被曝の危険性が最も邪魔者であり、それはわからないままにしておくのが推進する側にとっては最も好都合であるため、さまざまな形で放射線被曝の危険性の研究が妨害・抑圧され続けてきた経緯がある。だから基本的なことすらもロクすっぽわからないまま、外部被曝ならば使えなくもない「シーベルト」などという放射線被曝の評価単位が内部被曝についても未だに使われている。

 

(5)神は細部に宿り給う=三田医師の主張は根拠があるかもしれないし、あるいは、過敏すぎる反応で根拠はないのかもしれない。しかし、放射線被曝の原理的危険性(猛烈なエネルギーで生物体内の生命秩序をボロボロにしてしまう)を鑑みれば、こうした「危険信号」が出されたときは、きちんとその真偽のほどを確かめる必要がある。それは国や、大学・研究所などの放射線を扱うアカデミズムの仕事であり使命である。

 

(6)これまでの放射線被曝の「隠蔽・歪曲」の歴史を鑑みれば、三田医師の問題提起を放置することは許されない

(7)上記の文章の中にある「脳下垂体一副腎皮質ホルモン検査」「白血球数の減少」「コルチゾール低下傾向」というのは目に見える現象なので、こうしたものと患者の症状などをまとめたレポートを三田医師には提供を願いたいところ。国や大学・研究所はそのレポートの真偽を科学的に検証すればいい。当然、もっと多数の人間を検査して、症状との関係を見ればいい

 

(8)「ブラブラ病」はミトコンドリアとの関係が気になるので、ミトコンドリアの状態も見ておくべき

 

7.その他関連サイト

(1)たらちねクリニック運営委員会

 http://qq1q.biz/IQKG

(2)東京新聞 避難73349人 家賃無料打ち切り 親族宅へ移動も 社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022802000143.html

(3)東日本大震災7年:県外避難、孤立防げ 被災地なお4万349人 うつ病リスクも 戸別訪問、3県で温度差 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20180226/ddm/003/040/199000c?fm=mnm

(4)<福島・浪江の小中>事故前1800人 学校再開10人で(毎日新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180228-00000003-mai-soci

(5)<福島・公立小中>避難解除4町村、地元通学4%(毎日新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180228-00000002-mai-soci

 

(放射能で汚染されたところへは絶対にお帰りになりませんように。健康第一で、被ばくは徹底的に避けて、子どもたちをお守りください。放射能や被ばくを甘く見てはいけません。恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)は非常に危険です。放射線被曝による健康被害は治療方法がありません。遺伝的障害も十分にあり得ます。放射能と被ばくは、避けて避けて避けて、徹底して避けましょう。:田中一郎)

草々

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