「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(72):(メール転送です)「40年廃炉訴訟市民の会メールマガジン 第11号 高浜原発1,2号機差止行政訴訟」(名古屋)+ 昨今の脱原発情報
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.(別添PDFファイル)何かに取りつかれているのではないか、イカれた政権の改憲妄動(日刊ゲンダイ 2018.1.11)
http://www.asyura2.com/18/senkyo238/msg/295.html
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220920
(関連)憲法、原発が命取り、安部政権の支持率は今年どんどん下がるだろう(日刊ゲンダイ)=立憲民主党が提案する原発ゼロ法案と国民投票法改正案に注目しましょう:すべての選挙で安倍・自民を落選させることが最重要
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-ecb8.html
2.佐川国税長官に批判の声やまず 今年の確定申告は混乱必至
日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220849
(関連)森友記録「廃棄」の佐川氏、国税では「管理徹底」を指示:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASKDF61YVKDFOIPE03D.html
(関連)森友問題どうなった? 佐川国税庁長官が機関紙で“珍発言”
日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220922
3.政治の話
(1)立憲・枝野氏「9条改憲には手を触れさせてはならない」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL1C67D5L1CUTFK01D.html
(2)民進・大塚氏「担任の『仲良くしなさい』肝に銘じる」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL1C67D6L1CUTFK01F.html
(3)東京新聞 社民党首選、吉田氏「出馬せず」 全議員が慰留
政治(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018011101001577.html
https://www.asahi.com/articles/DA3S13309205.html?ref=nmail_20180112mo
(4)韓国に居丈高で抗議 “変節漢”河野外相がどんどん天狗に
日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221098
(少し前までは「歯ぎしり」をしていたゴマメにすぎなかったこの男、安倍内閣の閣僚に加わってからというもの、舞い上がっているのか、身の程知らずというのか、どうも様子が変である。一体全体この男は元々こんな奴だったのか!? :田中一郎)
(関連)ごまめの歯ぎしり 衆議院議員 河野太郎公式サイト
https://www.taro.org/category/blog
4.(メール転送です)イベント情報
(1)集会&政府交渉 誰のための再稼働?東海第二原発(1/16)
http://www.foejapan.org/energy/stop_restart/180116.html
日 時:1月16日(火)13:00~
13:00~ 集会
15:00~ 政府交渉 相手方:経済産業省(調整中)
場 所:参議院議員会館
講 師:小川仙月さん( 「脱原発ネットワーク茨城」共同代表)
阪 上 武さん(原子力規制を監視する市民の会) ほか
資料代:500円
主 催:国際環境NGO FoE Japan、原子力規制を監視する市民の会
(2)南相馬・避難20ミリシーベルト撤回訴訟 口頭弁論
http://minamisouma.blogspot.jp/2018/01/10122.html
「年20ミリでいのちは守れない!」立ち上がった南相馬のみなさんを応援しましょう。
日 時:1月22日(月)
12:30~経産省前抗議アピール
14:00~東京地裁103号法廷
※傍聴券が必要となりますので、13:30までにお並びください。抽選になることもあります。
15:20頃~参議院議員会館
(3)原発火山審査と避難問題 集会と交渉(参議院議員会館)
1月24日(水)13:30~
~詳細は後日ご案内します。
(4)これは、見逃せない! 上記の「火山と原発」集会とあわせてご参加ください。
新潟県知事 米山隆一氏講演会「エネルギー基本計画:原子力政策と地域の未来を問う」
日 時:1月24日(水)17:30~19:30
場 所:憲政会館講堂(最寄り駅:永田町・国会議事堂前)
参加費:500円
主 催:
eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
事務局:FoE
Japan
(5)(1.25)脱原発する国、原発にしがみつく国~韓国、イギリス現地調査報告会
http://www.foejapan.org/energy/world/180125.html
日 時:1月25日(木)17:00~19:30
(開場16:30)
場 所:参議院議員会館 B105
<1>韓国調査報告…ムン・ジェイン大統領のもとでの脱原発政策…満田夏花
<2>日立によるイギリス・ウィルファ原発建設は実現するのか?…深草亜悠美 ほか
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の第73回目です。この世界のデタラメは無尽蔵にあり、メールを何本発信しても事足りません。まともなものが皆無状態です。近未来の福島第1原発事故を上回る巨大破局事故を示唆するものです。原子力規制委員会・規制庁などまったくアテにできません。一刻も早く根拠法をスクラップして、規制委は新たに「ちゃんとした人」を委員にする他、規制庁は「ノーリターン」ルールを厳格化するとともに上層部を総入れ替えし、また福島第1原発事故に責任のある幹部職員を告発・起訴しなければなりません。
しかし現状では、規制委委員は原発業界から利益供与を受けている原子力ムラの人間たちが占拠し、規制庁は原発・核燃料サイクル施設の現場を知らないド素人が再稼働推進のための屁理屈をこねくり回しています。そして原発を規制する上で肝心なことは、工事計画認可書などに見られるように「海苔弁当」(黒塗り非開示)状態です。原子力規制委員会・規制庁とは原子力推進バックアップ委員会・屁理屈合理化庁であるという、ジョージオーウェル的なブラックジョークの状態です。
さて、最初に昨今の脱原発情報をお送りしたいと思います。その後に、「40年廃炉訴訟市民の会メールマガジン 第11号 高浜原発1,2号機差止行政訴訟」(名古屋)を全文ご紹介いたします。一見に値するとてもよくできたメールMGだと思います。全国のみなさまの、この名古屋における老朽化原発再稼働阻止(裁判)の市民の取組に対する熱いご支援を期待申し上げます。
<別添PDFファイル>
(1)仏アレバ救済 3社に分割、原子炉製造は日仏3社(日経 2017.12.29)
(2)仏、石炭火力を全面閉鎖、温暖化対策、原発削減は先送り(日経 2017.12.29)
(3)英核施設、解体に120年(日経 2017.12.31)
(4)進退窮まる核燃料再処理(日経 2018.1.11)
(5)おざなりなプルトニウム管理、再処理委託先の英国で核兵器約3000発分が「放置」(田窪雅文 『科学 2018.1』)
(6)再稼働 大飯や玄海で準備(東京 2018.1.7)
(7)市民団体から関西電力への申し入れ(阻止ネット他 2018.1.10)
(8)伊方原発運転禁止高裁決定 1カ月 現地ルポ:生活のためには言いにくいが、本当はない方がいい(東京 2018.1.12)
(9)内堀雅雄現福島県知事は知っていた!? 見送られた津波評価、プルサーマル実施を優先(北国新聞 2015.10.26)
1.(別添PDFファイル)仏アレバ救済 3社に分割、原子炉製造は日仏3社(日経 2017.12.29)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25206700Y7A221C1TJ1000/
(関連)(別添PDFファイル)仏、石炭火力を全面閉鎖、温暖化対策、原発削減は先送り(日経 2017.12.29)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25224550Y7A221C1FF2000/
(田中一郎コメント)
海外の原発・核燃料サイクル事業に関する情報(その1)=フランス原子力産業事情だ。経営破たん状態にあったアレバ社はフランス政府の全面的支援で3分割され、その最も腐った部分の原発建設部門会社はフランス政府が丸抱えとなる。それ以外の2社=原子炉製造メーカーと核燃料サイクルについては、日本から三菱重工業と日本原電が出資する予定だという。しかし、日本原電は事実上の倒産会社で、今生きていられるのは、何の電力も供給していないにもかかわらず地域独占の原発大手電力会社が巨額の固定料金のようなものを払い続けているからに他ならない。もちろんそれは私たち零細個人向けの電力料金が原資になっている。全くふざけた話で、原子力ムラの横暴と言ってもいいだろう。
また、三菱重工業も将来性に乏しい海外の原子力会社などに投資などしている時ではない。自分自身の会社経営が、原発部門のみならず、造船部門や航空機部門、重電部門などを含めて長期不振を極めているからで、早晩、東芝の二の舞の運命が待ち受けているのではないかとも言われている。いずれにせよ、原子力王国フランスの原発産業はもはや風前の灯火状態になってきた。
2つ目の記事は、仏マクロン政権が、地球温暖化防止の公約のつじつまを合わせるため、原発削減(70% ⇒ 50%)の計画をしばらく棚上げにして、石炭火力をスクラップする方針を取り始めたという記事だ。愚か極まりない。マクロン政権が「ニセモノ」である1つの証左と見ていい。本来ならば原発スクラップを真っ先に率先して行い、次に、老朽化石炭火力を中心に、オンサイト型の高効率天然ガス発電に切り替えていけばいいだけだ。大型老朽化石炭火力からオンサイト型の高効率天然ガス発電に切り替えるだけで、おそらく温暖化ガスの放出量は70~80%くらい削減できるだろう。そして並行して、再生可能エネルギーの普及推進に取り組めばいいのだ。
2.(録画)20180109 UPLAN 脱原発する国、原発にしがみつく国~韓国、イギリス現地調査報告会 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=nun26g81o1k
3.(別添PDFファイル)英核施設、解体に120年(日経 2017.12.31)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO25245340Z21C17A2MY1000/
(田中一郎コメント)
海外の原発・核燃料サイクル事業に関する情報(その2)=イギリス原子力産業事情だ。この記事は主としてセラフィールドの廃炉・解体について報じている。イギリスはフランス程ではないけれど、やはり保守政権が原発・原子力を手放すことができず、政府が原発電力の値段を人為的に引き上げるような愚かなことをしてまでも、原発にしがみつこうとしている。そこに日本の日立が食い込んだ(日立と合弁ではないが、イギリスでは東芝も別の原発プロジェクトにちょっかいを出している)。しかし、その原発事業リスクを自分自身では背負いきれず、日本政府や英国政府に出資・融資・保証を泣きつく始末である。こっちもふざけるなだ。ところで、この英国セラフィールド核施設の解体作業だが、過酷事故を起こしたわけでもないのに120年もの長期間が見込まれている。ならば福島第1原発の後始末は、それ以上の期間がかかると考えておくべきだろう。
4.(別添PDFファイル)進退窮まる核燃料再処理(日経 2018.1.11)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO25536930Q8A110C1EA1000/
(関連)(別添PDFファイル)おざなりなプルトニウム管理、再処理委託先の英国で核兵器約3000発分が「放置」(田窪雅文 『科学 2018.1』)
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
(関連)東京新聞 日本原燃への支援縮小 電力8社 経営環境厳しく
経済(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201801/CK2018010902000116.html
(使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出しても使い道のない厄介物が増えるだけ。さっさとやめればよい。そもそも事業主体の日本原燃は実にいい加減で出鱈目な会社だ。高速増殖炉「もんじゅ」を運営していた(独)日本原子力研究開発機構(旧動力炉・核燃料開発事業団)と変わるところなしである。また、自由化時代に突入した電力業界で、何の利益も生まない=危険で持ち出しばかりの再処理・核燃料サイクルなどは、やっている余裕などないはずだ。:田中一郎)
5.危うい原発輸出に異例の政府保証 アベ友企業と政権の癒着
日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221097
(関連)政府が公金で債務保証 日本の原発輸出に英国現地の反応は(日刊ゲンダイ)
赤かぶ
http://www.asyura2.com/18/senkyo238/msg/292.html
6.(別添PDFファイル)再稼働 大飯や玄海で準備(東京 2018.1.7)
http://lituum.exblog.jp/27986896/
(関連)脱原発弁護団全国連絡会 全国脱原発訴訟一覧
http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/list/
7.(別添PDFファイル)市民団体から関西電力への申し入れ(阻止ネット他 2018.1.10)
「sosinet_mousiire.pdf」をダウンロード
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/rn/
8.(別添PDFファイル)伊方原発運転禁止高裁決定
1カ月 現地ルポ:生活のためには言いにくいが、本当はない方がいい(東京 2018.1.12)
9.(別添PDFファイル)内堀雅雄現福島県知事は知っていた!?
見送られた津波評価、プルサーマル実施を優先(北国新聞 2015.10.26)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/utibori_sitteita.pdf
https://www.facebook.com/dainijikokusodan/posts/1022117071143168
(かような人間を今のまま福島県知事にしておいていいのだろうか? :田中一郎)
<関連サイト>
(1)米国:核実験による死者、従来の9倍 米大分析 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171228/k00/00e/030/206000c
(2)東京新聞 伊方原発運転禁止求め提訴 山口の住民ら174人 社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017122701001534.html
(3)サブドレン浄化建屋内で水漏洩が発生。1月末から2号機格納容器内の「映像でどういう状況かを知るため」再調査を予定。しかし線量や炉内の温度の公表についての言明はなく言葉を濁す――東京電力
定例会見 IWJ Independent
Web Journal
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409192
(4)「本年度の抱負は、新検査制度の施行と軌道にのせること。そして中深度処分に係る規制基準の整備だ。火山活動モニタリングは、予測不能な破局的噴火より小規模な噴火を重視すべきではないか」――原子力規制委員会
更田豊志委員長 定例会見 IWJ
Independ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/409279
(コイツは苦し紛れに何を言っとるのかな!?:田中一郎)
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●「40年廃炉訴訟市民の会メールマガジン
第11号 高浜原発1,2号機差止行政訴訟」(名古屋)
http://toold-40-takahama.com/2018/01/04/mailmag11/
(関連)高浜原発40年廃炉名古屋訴訟 HP
http://toold-40-takahama.com/
(関連)佐藤暁氏の「運転延長認可申請に関する意見書」を公開 Toold 40 Takahama 高浜原発1,2号機差止行政訴訟
http://urx.red/HZgf
(かなり大部の論文です。せめて最初の概要と最後の結論のところだけでもご覧になってみてください:田中一郎)
以下はメール転送です。
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40年廃炉訴訟市民の会メールマガジン 第11号 2018/01/05
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(転送・転載歓迎)
新年あけまして、おめでとうございます!今年も訴訟へのご支援よろしくお願いします。昨年12月6日は、高浜1,2号機第6回・美浜3号機第4回の期日でした。いよいよ老朽原発の本丸に攻め込みます。2人のコジマ弁護士が、老朽化について総論と中性子照射脆化について弁論しました。そして、中川弁護士が、老朽原発だからこそいかに厳格な審査がより一層必要かを胸のすく論調で主張しました。まずは、そのご報告から。
━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1【報告】12/6 老朽原発の本丸に切り込め! 高浜1・2号機第6回 + 美浜3号機第4回 口頭弁論
2【講演会+総会】第2回総会&佐藤暁氏講演会 講演を聞けば、あなたもちょっと専門家になれます!
3【画期的!】12/13伊方3号機を高裁が差し止め仮処分! 広島高裁が、使う火山ガイドをちゃんと適用した
4【ニュース】良かった!12/22大飯1,2号機 廃炉を決定!大型炉、福島第一以外で初
5【あり得ない!】日本原電、老朽東海第二原発の運転延長を申請
6【またしても!】三菱マテリアルも品質データ改ざん 運転中の高浜原発、川内原発はただちに停止を!
7【拡散しよう】インスタグラムtld40始めました!
8【アピール】サンタ・デンジャラスくんが栄で呼びかけました
9【損害賠償訴訟】次回は3/9 名古屋地裁で第15回口頭弁論
10【お願い】新年度の会費納入をお願いします
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1【報告】12/6
高浜1・2号機第6回 + 美浜3号機第4回 口頭弁論
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12月の声を聞いて寒さが増すころ、40年廃炉訴訟の原告・サポーターは元気いっぱい、名古屋地裁前に集まりました。この日は、コジマ・ヒロシ&サトシ弁護士が老朽原発の本丸に攻め込み、中川亜美弁護士が司法審査について被告・国側の身勝手な理屈を論破しました。そして、北村栄弁護団長が、2017年後半の新聞記事の中から、原発立地県・福井県で5割を超える人が原発の運転延長に反対だという世論調査などを報告しました。
報告集会では、小島寛司弁護士と小嶋啓司弁護士が、法廷で披露できなかったスライドを使って説明しました。会場からは、メディアの取材がなかったことを重要視する意見などが出され、私たちが今後、一層世論に訴える運動を強化する必要性が語られました。
<ただでさえ原発は危険だけど、老朽原発はこんなに危険!>
By 小島寛司弁護士
まず午前の高浜1・2号機の法廷では、小島寛司弁護士が老朽化問題の総論を、下記のように4つのポイントで説明しました。要旨はこちら
(1)経年劣化により生じる問題:
原発は、過酷な負荷にさらされています。稼動初期に故障が多いですが、老朽化するとまた故障の数が急激に増えます。それはバスタブ曲線と言われます。2004年に美浜原発3号機で起こった作業員5名死亡・6名重傷という大事故は、金属材料の劣化が原因でした。(参考)関西電力HPより「美浜発電所3号機事故について」
(2)型が旧いことによる問題:
まず設計の旧さ。福島第一原発事故の致命的な原因は電源盤を水没で失ったことですが、福島第一1号機・3号機では、A系もB系も同室にあり、非常用発電機もバッテリーも同じような場所にあって、すべての電源喪失になるような設計になっていました。また材料が旧いこと。熱によって脆くなるステンレスや延焼しやすい電気ケーブルなど、昔はその危険性が知られていなかった材料が原発に使われていますが、全部を取り替えることはできません。さらに施工・検査技術の旧さ。圧力容器の壁の材料の表面に施されたステンレスの下に、割れが起こることが分かってきました。
(3)劣化管理が難しい問題:
旧くなると確認する箇所が大幅に増えます。しかし、どこが危ないか原発によって異なるので予測できません。だからと言って、開いて点検できません。放射線がすさまじいから。そして、原子炉のように取り替えることができない部分もあります。
(4)ヒューマンリスクの問題:
原発は大変複雑なため、原発の全体を隅々まで理解している技術者は一人もいないと言われています。福島第一原発事故でも、1号機は非常用復水器(電気がなくても原子炉の蒸気を水に戻して原子炉に送ることができる装置)が実際に作動しているのを見たことがある人は誰もいなかったため、作動しているのかどうかの判断を誤り、事故の進展を早めてしまったと言われています。旧い原発は事故のときの対処が難しくなります。40年も経つと、その原発を知り尽くしたベテラン技術者がいなくなるからです。
<中性子を浴び続けるから、こんなに脆くなる>
By 小嶋啓司弁護士
要旨はこちら → http://goo.gl/cyFmFN
熱いコップに冷たい水を急に注ぐと、ピシッと割れることがあります。材質が、ある温度を境に本来の粘り強さを失うからです。その温度を脆性遷移温度と言います。
亀裂ができても、破壊に対する材料の粘り強さ(破壊靱性値)が、亀裂を広げようとする力(応力拡大係数)より強ければ割れません。温度によってこの2つが変化するグラフ(破壊靱性遷移曲線とPTS状態遷移曲線)が交差(デッドクロス)すると大破壊に繋がるという訳です。
(1)金属が破壊に耐えられるか(破壊靱性値・脆性遷移温度):
破壊靱性値(粘り強さ)を予測する式になんとも初歩的な間違いがありました。簡単に言うと、長さm+面積㎡=面積㎡みたいなこと。そして19個も係数がある訳のわからない計算式です。30年目と40年目に、圧力容器の中に付けてある金属の試験片を少し取り出して、破壊靱性値(粘り強さ)や脆性遷移温度(何度を境に脆くなるか)などを測定します。それらの測定値から破壊靱性遷移曲線を想定します。ところで、前より脆くなった分、このグラフを平行移動させれば済むのでしょうか?いいえ。多くの原発のデータを見ると、もっと厳しい数値、つまり、粘り強さは弱くなる傾向です。事実、高浜1号機では、40年目の試験片の脆性遷移温度は、30年目までのデータで予測したものを約22℃も上回ってしまいました。
(2)亀裂を広げようとする力(応力拡大係数)
事故時に、加圧状態のまま原子炉容器が急冷されると、原子炉容器内外の温度差で容器内面の亀裂が一気に拡大する現象を加圧熱衝撃(PTS)と言います。PTS状態で亀裂を広げようとする力は、電力会社が自分で設定して計算できます。実は、玄海原発1号機の九州電力の設定で熱伝導率が1で計算されているところ、これを2にするだけで、想定された応力はなんと、1のときの最大値より約25%も大きくなるのです。
以上のように、中性子を浴びることで2つのグラフはデッドクロスに近づき、余裕がなくなります。基準自体も不合理、適合性の判断過程も過誤・欠落だらけです!
<司法審査のあり方:国側の勝手な理屈に乗らないぞ!>
By 中川亜美弁護士
要旨はこちら → http://goo.gl/rTJ2vH
(1)国側は、司法審査の対象を狭くしようとしています。たとえば、設置許可では基本設計のみを対象にすればいいのでしょうか? 私たちは、密接に関連する詳細設計部分も含めるべきであるし、さらに、40年ルールの立法趣旨も鑑みて、広く厳しく審査するよう主張します。運転開始から60年の時点での老朽化の程度を予測し、安全性を判断することは極めて不確実性が大きいです。それを十分に考慮した、安全側に立った司法審査を行わなければなりません。
(2)40年ルールの立法趣旨では、延長認可は例外中の例外:
原発は許可制、つまり基本的には禁止だけど、特定の要件を満たすときだけ許可します。40年ルールの趣旨とは「福島第一事故のような深刻な災害を万が一にも起こさせないようにする」ことでした。ですから、老朽化が進んでいる40年時点からさらに延長するには、極めて厳格に妥協を許さない審査をしなければなりません。
(3)規制委員会は、政策的裁量によって都合のよい学説を選ぶことができるのでしょうか?専門的技術的裁量が与えられているから? そうではありません。規制委員会は「事故の防止に最善かつ最大の努力をしなければならない」から、自分の採用する学説Aを証明するだけでは足りず、原告の主張する学説Bを考慮しないのであれば、その合理的な説明をしなければなりません。
(4)許認可を取り消すのは、重大事故の可能性が高い場合だけでしょうか? いいえ。それでは、炉規法上の「深刻な災害を万が一にも起こさ
せないようにする」に反します。被告が明白に立証せず、危険性・問題点が残る場合、伊方最高裁判決の言う「看過しがたい」過誤・欠落に当たるから、許認可を取り消すべきです。
(5)多重防護とは、被告の言うように、1ヶ所問題があったとしてもそれ以外のどこかで防げれば「災害防止上支障ない」と言うことでしょうか?
いいえ。多重防護とは、事故発生の防止,事故拡大の防止,放射能拡散の防止等の段階にわけて互いに独立した(他の段階の対策に頼らずに)複数の安全策を講ずることです。
(6)そもそも審査基準は合理的なのでしょうか?
基準を作ったのが、専門的・独立・公平でない規制委だから、基準は不合理というべきです。また、原告が指摘する基準のおかしい点を、国が科学的に明白に否定立証しない限り、規制は違法です。
(7)通説的見解に適合していれば違法とは言えないのでしょうか?たとえ安全と言えなくても?! 福島事故によって、日本中の人が通説的見解が必ずしも正しいとは限らないと知りました。もし科学が不確実な場合、「疑わしきは安全のために」つまり、もっとも安全側の学説を採用しなければなりません。
(8)被告は科学が実験・検証・調査で明らかになると言いますが、そうでしょうか? 原発で問題になる科学的分野・地球物理学は、不確実性が大きく、経験則も存在しないという問題があります。実験や検証で完全に明らかにできないし、トライ・アンド・エラーは許されません。
(9)被告の主張するように、処分時点に通説的とされる科学的水準で規制するべきでしょうか? いいえ、先取りして規制するべきです。新しい専門的知見が出たらそれに準拠し、科学的に確定していなくても、相当に信頼できる情報・データをすべて使って規制基準を作るべきです。ある見解が
徐々に通説的になるのを待たないと規制ができないなら、進歩と変化に付いていけない不十分な規制しかできません。
<老朽化とは何ぞや?佐藤暁さんから、さらに学ぼう!>
弁護団の老朽化チームに大きな示唆を与えた原発専門家・佐藤暁さんの講演会を行います。詳しくは、次の項目をご覧ください。
次回期日は下のとおりです。
2018年3月22日(木)@名古屋地裁
14時~高浜1.2号:第7回、15:50?美浜3号:第5回
傍聴券の抽選は20分前に行われる予定です。
終了後、報告集会で弁護団から詳しい説明があります。
今回までの準備書面は、HPに掲載しています。
また、報告集会などの動画もHPの「映像記録」からご覧いただけ
ます。http://toold-40-takahama.com
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2【講演会+総会】2/25(日)第2回総会&佐藤暁氏講演会
講演を聞けば、あなたもちょっと専門家になれます!
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老朽化、延長認可の問題について当裁判で意見書を書いてくださった佐藤暁さん(元GE・原子力情報コンサルタント)に、市民の会総会の前に記念講演をお願いすることができました!アメリカの原子力規制との比較で延長認可の問題点をわかりやすく説明していただきます。第1部の総会では、藤川弁護団事務局長から、これまでの裁判でどのような主張をしてきたのかについて報告もあります。 この機会に皆で老朽原発の問題について学び、広めましょう!
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2/25(日)老朽原発40年廃炉訴訟
第2回総会&記念講演
元GE・佐藤暁さんが
老朽原発の延長認可の問題について講演
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と き:2018年2月25日(日)13:30?
ところ:名古屋市教育館(2F講堂)
地下鉄「栄」駅2、3、10B出口よりすぐ
名古屋市中区錦三丁目16番6号
TEL 052-961-2541
地図 https://yahoo.jp/xUNVSC
記念講演
『原発の高経年化と危険性
米国と日本の原子力規制の比較と問題点』
講師:佐藤暁(さとうさとし)さん
原子力情報コンサルタント・元GE技術者、1984年から2002年まで米国ゼネラル・エレクトリック社の原子力事業部に所属。その間、運転プラントの検査、改造、修理、新設プラントの建設、試運転など、100以上のプロジェクトに関与。その後、原子力コンサルタントとして日本の企業、電力会社、自治体、規制機関などに対し、海外(主に米国)のトラブル情報、規制情報、新技術に関する情報提供などのほか、原子力発電所の現地業務、製造工場の実務支援、助言、研修講師などの業務を提供し現在に至る。本裁判では約100頁に及ぶ意見書を執筆してくださいました。
佐藤暁氏の「運転延長認可申請に関する意見書」を公開
【第1部】13:30?15:00
<40 年廃炉訴訟市民の会
総会>>
○ 老朽原発廃炉訴訟
これまで主張した論点と今後の訴訟方針
(藤川誠二 弁護団事務局長)
○ 活動報告、会計報告 監査報告
○ 活動計画と予算案 ほか
【第 2 部】15:10~18:00
<記念講演と質疑応答>
講師:佐藤暁さん
<行動提起・弁護団から>
市民の会から
北村栄弁護団長から
*チラシのダウンロード→ http://goo.gl/gGmm6w
参加費:前売り700円/当日800円
(原発事故避難者、大学生以下無料)
第1部、第2とも会員でない方の参加大歓迎!
(会員も随時募集中です)
★前売券のご購入・お申込み
最寄りの40年廃炉訴訟市民の会スタッフからご購入いただくか、お電話もしくはメールで、①お名前②ご連絡先③2/25チケット○枚をご連絡ください。(前売券は当日受付にてお渡し・精算)
佐藤さんの意見書提出版もウェブにアップしました.
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3【画期的!】12/13伊方3号機を高裁が差し止め仮処分!
広島高裁が、火山ガイドをちゃんと適用した
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四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、広島高裁(野々上友之裁判長)は2017年12月13日、申し立てを却下した2017年3月の広島地裁決定を覆し、運転を禁じる仮処分の決定をしました。原発の再稼働や運転を禁じた司法判断は、高裁では初めてです!
伊方原発の場合、阿蘇カルデラが破局的噴火をしたら、火砕流が到達する可能性があります。四国電力は、運用期間中に破局的噴火が発生しないことを示さなければなりませんが、裁判所は、科学的知見は、発生するとも、発生しないとも十分に示すことができないと判断したのです。
高浜・美浜原発も、弁護団が前回口頭弁論までに数回主張したように、火山噴火の火山灰の影響も超過小評価されています! これについて、原子力規制を監視する市民の会の阪上武さんの解説を、脱原発弁護団全国連絡会の情報(決定文)、井戸謙一弁護士の解説動画をご覧ください。
○伊方原発3号機差し止めを受けて
大飯・玄海・川内原発の火山再審査を!
(原子力規制を監視する市民の会)
http://kiseikanshi.main.jp/2017/12/15/555555/
○速報:勝った!伊方広島仮処分即時抗告審決定
2017年12月13日(脱原発弁護団全国連絡会)
https://goo.gl/eDvUdP
○伊方原発広島高裁決定 緊急報告集会 彦根
2017.12.22(井戸謙一弁護士)
動画: https://youtu.be/CrFwK8tJmm0
スライド: https://goo.gl/6N4tse
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4【ニュース】良かった!12/22大飯1,2号機
廃炉を決定!大型炉、福島第一以外で初
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大飯原発1,
2号機について関電は、昨年12月22日の臨時取締役会で廃炉にすることを決定し、福井県とおおい町に伝えました。福島第一原発を除いて、出力が100万キロワット以上の原発が廃炉になるのは全国で初めてです。
関電の岩根茂樹社長は、「延長運転にむけて技術的な検討をしてきた結果、廃炉にすることを決めた」と述べました。大飯原発1, 2号機も運転開始から再来年で40年となる老朽原発です。格納容器のサイズが小さく、緊急時に格納容器を氷で冷やすという特殊な原発です。関電によると、新規制基準に合わせて改修すると多額の費用がかかるほか、格納容器内のスペースがさらに狭くなりトラブルなどへの対応が難しくなるため廃炉を決めたということです。
本当に良かったです。もし、関電がまたもや無理やりに運転延長しようとしたら、私たちが闘う老朽原発がまた増えるところでした。関電は、高浜1, 2号機と美浜3号機についてもあきらめてくれると良いのですが。
(参考)日本経済新聞-2017/12/21
https://goo.gl/x4M3iU
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5【あり得ない!】日本原電、老朽東海第二原発の運転延長を申請
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昨年11月24日、日本原電は原子力規制委員会に、来年運転40年を迎える老朽東海第二原発の運転延長の申請を行いました。
デンジャラスくん通信3号でご紹介したように、茨城県の多くの自治体議会が東海第二原発の運転延長や再稼働に反対する意見書を可決しています。あろうことか、日本原電は、廃炉資金約1800億円の大半を流用してしまったので、廃炉費用が積み立てられていません。加えて、東海第二原発の再稼働のために必要な約1800億円もありません。許可要件として「経理的基礎があること」とありますが、経理的基礎はありません! これで老朽原発を延長しようなんて、あり得ません!
原発は高リスク、高コストで事業として成り立たないことを認めて、すぐに方向性を転換すべきです。
デンジャラスくん通信3号
○原子力規制を監視する市民の会
破たん企業・原電の危険な暴走を止めよう!
東海第二原発の寿命延長許さない! 2017年11月27日
http://kiseikanshi.main.jp/2017/11/27/11123/
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6【またしても!】三菱マテリアルも品質データ改ざん
運転中の高浜原発、川内原発はただちに停止を!
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神戸製鋼製品につづいて、三菱マテリアルの製品でもデータ改ざんが行われていたことが発覚、高浜原発3, 4号機、大飯原発3, 4号機、伊方原発3号機、玄海原発3, 4号機、川内原発1,
2号機でも安全上重要な設備に使用されている可能性があることがわかっています。
不正の可能性のある部品は、格納容器の電線を通す貫通部を塞ぐものや、事故の際、原子炉に高圧の水を入れるためのポンプ等に使われているゴム製品とのことです。過酷な事故に耐える強度が保証されていなければなりません。
運転中の原発にも品質が確認できない部品が使われています。関西電力は、高浜3, 4号機については来年夏頃の定期検査で取り替えるとしていますが、規制委は運転中の原発は直ちに止めさせ、徹底調査の体制をつくるべきです。
原子力規制を監視する市民の会がなど11団体が、規制委に緊急要請を出しているのでご覧ください。2017年12月25日
http://kiseikanshi.main.jp/2017/12/25/121212/
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7【拡散しよう】インスタグラムtoold40nagoya始めました!
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2017年流行語大賞に「インスタ映え」が選ばれたからではありませんが、40年廃炉訴訟市民の会も、インスタグラムを始めました。デンジャラスくんのイラストやグッズの写真の他、イベントの写真やチラシを載せています。ぜひ、フォローお願いします。
https://www.instagram.com/toold40nagoya/
ちなみに、ツイッターはこちら。
https://twitter.com/toold40nagoya
フェイスブックはこちらです。
https://www.facebook.com/toold40nagoya/
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8【アピール】サンタ・デンジャラスくんが栄で呼びかけました
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伊方3号機を高裁が差し止め仮処分の翌日に、サンタの帽子をかぶったデンジャラスくんと市民の会のメンバーが、栄で老朽原発は廃炉にしようと訴えました。
インスタグラムtoold40nagoyaの【デンジャラスくん日記】より。
https://goo.gl/1znmiT
昨日12/13は名古屋・栄で古い原発やめよう!ってアピールしたよ。みんな手を振ってくれたり握手してくれたり、ありがとう! ミニリーフレットも受け取ってもらえた。(ミリニーフはHPを見てね。)昨日は伊方原発3号機を止めなさいって命令する広島高裁の決定が出たんだ! 昔の阿蘇山噴火の火砕流が伊方原発まで届いた可能性は小さくないから、原子力規制委員会のガイドに従って立地不適だって!原発を建ててはいけない場所だってこと。自然災害が起きても、原発さえなければ・・・あの福島原発事故の犠牲、被害は絶対に繰り返さない! 三越前でライオンさんと。
ミニリーフレットは自由にお使いになれます。下記からダウンロードしてください。
http://toold-40-takahama.com/chara/
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9【損害賠償訴訟】次回は3/9 名古屋地裁で第15回口頭弁論
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昨年12/8の第14回口頭弁論では、避難指示区域内外で平穏生活権を継続して侵害され続けていることや東電は津波を予見できたこと、また、損害額については一生続く健康被害に対する不安や平穏で安全な生活を奪われたことなどを踏まえるべき、などの主張が弁護団によって陳述されました。
報告集会では原告が事故当時の経験や避難の経緯を語ってくださいました。昨年9/29に結審した京都訴訟の原告からは、取り組みの報告や公正な判決を求める署名の呼びかけもありました。
→ http://goo.gl/1n1Gn2
細井弁護団長からは、裁判所は審理を早めて今年中には結審する予定であると報告がありました。みんなで傍聴しましょう!
愛知・岐阜 東電福島第一原発事故損害賠償請求訴訟
第15回口頭弁論
2018年3月9日(金)13:30
名古屋地裁2号法廷
裁判終了後、報告集会があります。
福島原発事故損害賠償愛知弁護団
http://genpatsu-aichi.org/
裁判の報告はこちらもご覧ください。
3.11支援ネットワーク・ぎふ
https://ameblo.jp/minnaga-happy/
また、愛知県弁護士会が、避難者救済を求める声明を出しましたのでご覧ください。「東京電力福島第一原子力発電所事故被害者の各集団訴訟判決を受け、区域外避難者を含む全ての避難者について、実質的な救済策を講じるよう求める会長声明」 2017年12月26日
https://goo.gl/eVVjtr
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10【お願い】新年度の会費納入をお願いします
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皆様のご支援によって訴訟活動や訴訟の支援活動、広報活動を行うことができます。2018年度も引き続きご支援をお願いします。会費は2,000円/年です。原告の方からは「原告費用」として1万円をいただいております。これは、裁判所へ納入する印紙代・切手代等となります。それとは別に、「40年廃炉訴訟市民の会」への会員登録(会費2,000円/年)・カンパによって訴訟のご支援をいただきますようお願い申し上げます。ところで、郵送宛名ラベルに★印がついていない方は、2017年度会費が未納ですので、そちらもよろしくお願いいたします。
【お振込先】
・ゆうちょ銀行
口座番号 :00810-0-153748
口座名義 :40年廃炉訴訟市民の会
( ヨンジュウネンハイロソショウシミンノカイ)
・他の銀行からお振込みされる場合は、
金融機関コード 9900 (ゆうちょ銀行)
店番
089・・・預金種目当座
店名 ・・・〇八九 店(ゼロハチキユウ店)
口座番号
0153748
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メールマガジン発行責任
★老朽原発40年廃炉訴訟市民の会★
〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内2丁目18―22
三博ビル
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