「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(71):昨今の放射線被曝をめぐる議論(その1)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(最初に若干のことです:政治の話で恐縮です)
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1.(別添PDFファイル)立憲民主「枝野代表」の野党再編シナリオ(鈴木哲夫
『サンデー毎日 2018.1.21』)
https://mainichi.jp/sunday/articles/20180108/org/00m/010/001000d
(関連)東京新聞 枝野氏「統一会派は自己否定」玉木氏「力合わせること不可欠」 政治(TOKYO
Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018010701000665.html
(関連)共産党:来夏参院選1人区、野党一本化に条件 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180109/k00/00m/010/140000c?fm=mnm
(田中一郎コメント)
「希望という名の絶望の党」や民進党残党集団と「徒党」を組む・「選挙互助会をつくる」ことは、かつての民主党・民進党の過ちを繰り返すだけに終わるでしょう。雑音は退けて、「オルタナティブな日本」を目指すホンモノの政策綱領(日本国憲法主義、脱原発、市場原理主義政策との決別、利権土建政治の排除、新しい民主主義の確立、第二次司法改革など)を一刻も早く高らかに掲げ、有権者との対話・PRを開始していただきたい。そして、共産党も含む「市民と野党の共闘」をしっかりと築き、政治改革の王道を堂々と歩いていただきたい。民進や「希望という名の絶望の党」の中で、この立憲民主党の政策や政治方針に賛同し「心を入れ替え」た政治家は、政治家個人として立憲民主党に結集すればいいのです。枝野幸男立憲民主党代表はそれを歓迎すると言っている。「心を入替え」て反省の上、ラストチャンス=有権者・国民を裏切る「口先やるやる詐欺」行為は絶対にしないという誓いを立てよ、ということだ。
(関連)市民がつくるオルタナティブ日本の政権構想(素案)(2017.7.20)
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/siryou2_7.20%20KOUSOUSOAN.pdf
2.(別添PDFファイル)「3:2:5」の構図、現代日本の得票構造と「ブロック帰属意識」(一部抜粋)(小熊英二
『世界 2018.1』)
「325_oguma_sekai.pdf」をダウンロード
https://www.iwanami.co.jp/book/b341462.html
(別添PDFファイルは、岩波月刊誌『世界』の1月号に掲載された小熊英二慶応大学教授の論文です。大変参考になる考察だと思いますので、是非ご覧になってみてください。今後の選挙戦術なり活動方針を検討する際に役に立つと思います。)
3.(別添PDFファイル)哀れ、「神津連合」も分断の危機(『FACTA 2017.11』)
https://facta.co.jp/article/201711034.html
(田中一郎コメント)
安倍政権とのなれ合いや原発推進、あるいは「市民と野党の共闘」崩しをはじめ、反国民的・反勤労者的な活動方針をグロテスクにも押し通す御用組合「連合」は、残念ながら立憲民主党のアキレス腱になる可能性がある。大企業御用労組を中心とした旧同盟系らしきロクでもない連中が「連合」執行部を牛耳っている状態が長く続き、もはや御用組合「連合」は労働組合の体をなしていない(自分たち特定集団の目先の利益だけを追い求める圧力団体の1つにすぎない)。「連合」傘下の労組組合員は組織内で「反乱」を起こし、このロクでもない保守反動の執行部を更迭するか、さもなくば「連合」そのものを分裂させ、まともな労働組合をつくりたい人々で再組織するのがいいだろう(新たに労組に入られる方は「連合」系労組への参加を拒否しよう)。その上で全労協や全労連、あるいはユニオン系労組と協力・共同すればいい。今のままでは御用組合「連合」に未来はない。
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昨今の放射線被曝をめぐる議論(その1)をお届けいたします。
原発や核燃料サイクルをめぐる議論はすでに決着がついていて、こんなものは、どう議論しても不要=百害あって一利なし、の代物であることはもはや自明となっています。議論は終わっていると言っていいです。未だに原発・核燃料サイクル施設は必要だ・必要悪だ・急にはやめられない、などと言っている連中は、不勉強極まりないか、無知蒙昧か、理解力ほぼゼロのアホか、字が読めないか、そうでなければ「為にする議論=ポジショントーク」にすぎません。つまり、原発・核燃料サイクルは、あらゆる点でやめるべきことは明らかではあるものの、一握りの人間集団(原子力ムラ)の利権や目先の利益とその代理店政府の支配権力=政治の力のみによって強引に推し進められているということです。これは言い換えれば、原発・核燃料サイクルを止めるためには、今の政治(具体的には自民党主導政権)を抜本転換しなければならないということを意味しています。
しかし、放射線被曝の問題についてはそうではありません。放射線被曝の危険性は、核兵器開発のマンハッタン計画のずっと前から知られていましたが、第二次大戦後の冷戦体制の下でアメリカが主導する対ソ核兵器戦略を推し進めるにあたり、放射線被曝の人体や生物・生態系・環境に対する危険性が大きな邪魔者となったため、まともに研究・規制されることなく、真実が政治的に隠蔽され、歪曲され、矮小化されて今日に至っています。特に戦後発足した国際放射線防護委員会(ICRP)において、設立時に設けられた内部被曝委員会が発足後まもなく廃止になるなど、内部被曝の危険性の隠蔽・歪曲・矮小化は目に余るものでした。
もちろんそうした政治的な真実のネジマゲの圧力は、放射線被曝が生物や人間の体や健康に及ぼす影響の科学的・実証的研究も妨害し続けてきたために、人類が原子力・核のエネルギーを様々な形で使い始めて100年近くが経過したというのに、肝心なことはほとんどわからないまま、国際放射線防護委員会(ICRP)や「国連科学委員会(UNSCEAR)」などに集う似非学者や国際原子力マフィアにより、インチキ学説というよりは「一種の物語」(西尾正道元(独)国立病院機構北海道がんセンター院長)がでっちあげられ、「シーベルト」などという内部被曝の実態を現さないおかしな概念が未だに使われている状態にあります。
(関連)放射線被曝の単位「シーベルト」はどのようにインチキなのか?
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-1ba9.html
(関連)放射線安全神話・放射能安心神話にはだまされません=国際放射線防護委員会(ICRP)の嘘八百を見抜こう
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-20e1.html
(関連)放射線健康障害の真実 がんセンター院長が語る-西尾正道/著(旬報社)
つまり、放射線被曝の危険性を、内部被曝の危険性を含めて実証的な定量化を伴いつつ見定めていく作業は、これからだということです。しかし愚かにも日本では、国際放射線防護委員会(ICRP)の提供する提言などが唯一の放射線被曝学説や放射線防護学や放射線生物学の基礎理論として普及しているようです。このICRP学説を巡っては、放射能や被ばくを研究対象にしている学者や研究者たちが、真剣に真実を求めて切磋琢磨したり実験や疫学調査を繰り返したりしているという話は寡聞にして聞いたことがありません(秘密裏にやっている可能性は大いにあります=秘密にしているのはそれ相応の理由があるからでしょう。要するに純粋な学問・研究ではないということです)。つまりこの日本では、放射線ムラと呼ばれる被ばくの学界・学会では、純粋な学問・研究としての放射線被曝に関する議論や論争はほぼ皆無に近いのです。そして、出てくるものは、いわゆる「御用論文」のようなものばかりのグロテスクさながらの「業界」です。
しかし、この我が国では定説とされているICRP学説の決定的な欠陥は、動物実験や臨床経験あるいは疫学的データに裏付けられた「科学的実証性」がないという点にあります。だから「物語」なのです。言い換えれば、屁理屈のもっともらしい積み上げだ(屁理屈体系)、と言えるでしょう。それをアカデミズムの権威(見掛け倒しの無能な連中ですが)でバックアップして、私たちドシロウトをオバカ扱いして、その権威にひざまづかせることで、原子力ムラによる原子力・核利用を推し進めていこうとしているということです。福島第1原発事故後は、国内の原子力・核・放射能関連の学者どもの信頼性が大きく低下しましたから(当然のことです)、事故直後から、国際原子力マフィア(ロビー)組織と言われる国際原子力機関(IAEA)、国際放射線防護委員会(ICRP)、「国連科学委員会(UNSCEAR)」などを海外から福島に導き入れて、何とか「彼らが無知蒙昧だと見下す私たちドシロウト」をだまくらかして、放射線被曝の危険性(特に内部被曝)をごまかそうとしているのです。
みなさま、宗教の世界とは違い、この放射線被曝の世界は「信じるものこそ殺される」です。お気を付けください。放射線被曝や放射能を甘く見て体を壊し(放射線被曝による健康障害は不治の病=治療方法なし であること、子々孫々まで遺伝する可能性が高いこと、をしっかりと認識しておいてください)、取り返しがつかない状態に陥った方々は少なくありません。しかし、原子力ムラ・放射線ムラの断固とした一貫性のある態度は、放射線被曝による犠牲者は切り捨てる、というものです。一部の例外を除き(何を例外にするかが政治的に決められます)、放射線被曝による健康障害や遺伝的障害は放射能や被ばくとは関係がないと決めつけられることにあらかじめ決まっています(結論は先に決まっている=どれだけの被害者を費用をかけて救済するかはあらかじめ政治的に決められているということです(これを「ALARA原則の本音」というのです)。国際放射線防護委員会(ICRP)をはじめとするアカデミズムの権威付けと屁理屈の体系は、それを合理化するためにあると言ってもいいでしょう。(下記の「広島2人デモ」のレポートは非常に優れたレポートです。熟読をお勧めいたします)
(関連)(第128回広島2人デモ)低線量内部被曝の危険を人々から覆い隠すICRP学説の起源(2015.5.1)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150501.pdf
(関連)(第129回広島2人デモ)ICRP学説に基づいてフクシマ事故の放射能影響を考えて本当に大丈夫か?(2015.5.8)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150508.pdf
(関連)(第127回広島2人デモ)低線量内部被曝で深刻な影響:ウクライナ政府報告に⾒るがん・⽩⾎病以外の病気(2015.4.10)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150410.pdf
(関連)(第142回広島2人デモ)長期間低線量外部被曝は過剰ながん死を増加させる(2015.11.27)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20151127.pdf
放射線被曝の真実をめぐる議論は、学者や研究者の間では容易なことでは実現しません。何故なら、今日の科学や科学者は、社会を支配する権力や巨大資本のカネの力で、ほぼ完全な形で「包摂」されており、その「包摂」から抜け出して真実を追求するということは至難の業です(ほとんどの場合、研究者・学者としての存在を否定されてしまいます)。ですので、この放射線被曝をめぐる真実論争は、御用学者どものインチキ学説
VS 市民科学による異議申し立て・真理探究の挑戦、の闘いとして展開されることになります。ここでは市民の良識と理解度、そして倫理観が決定的な重要性を持つのです。多くの市民による「ごまかされている放射線被曝の説明」やその合理化理論への懐疑と高い関心こそが、今後の放射線被曝の危険性をめぐる探究や論争を適切な方向へ導いていくのです。アカデミズムにひれ伏していたのでは、このことは実現できません。
放射線被曝の問題を「学者にお任せ」してはなりません。マスゴミの報道を丸呑みしてはいけません。難しいように思っても、いろいろな人に質問を投げかけながら、辛抱強く試行錯誤で理解を進めていっていただければと思います。そこでは市民的な常識もまた重要となりますので、納得感を大切にしてください。かく申し上げる私もまた、その文献理解度のレベルはずずーと低い状態です。それでもいいのです。ちょぼちょぼ市民が、ちょぼちょぼ市民であるがゆえに、歪み切った放射能研究や被ばく評価の世界を変えることができるのです。
今回をスタートにして、私が発見したお勧めの議論やご覧になっておかれた方がいいかなと思うもののいくつかを、簡単なコメント付でみなさまにご紹介していきますので、市販されている放射能や被ばくの本などと並行してご覧いただければ幸いです。そして、くれぐれもインチキ学者にはご注意ください。もっともらしい顔をして、市民の味方のようなことを言って、そしてみなさまをだまくらかしているポジショントークの得意な背信者が、この日本にはわんさといます。「大丈夫」とか、「気にしすぎ」とか、「風評被害」とか、「過剰診断・過剰診療」とか、「○○と同じ程度、いやそれよりも低いリスク」云云かんぬん、そういうたぐいの言葉を発する人間は、まずはニセモノと疑ってかかっていいだろうと思います。もちろんネトウヨのごときゴミを相手にする必要はありません。時間の無駄ですから(その時間を別の文献理解に回しましょう)。
(関連)山下俊一トンデモ発言 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=PuwFrNEgDTg
(関連)福島県立医科大学菊地理事長に質問書を送付 OurPlanet-TV
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2042
<別添PDFファイル>
(1)Fukushima
本行忠志 メッセージ20170919(日本学術会議報告「子どもの放射線被ばくの影響と今後の課題 ―現在の科学的知見を福島で生かすために」について)
(2)福島県でのリスクコミュニケーションと健康対策の欠如(津田敏秀 『学術の動向 2017.4』)
(3)甲状腺がんデータの分析結果と疫学理論(イントロ部分)(津田敏秀 『科学
2018.1』)
(4)核実験場近く染色体異常、北朝鮮、住民被ばくか、謎の「病」数年前から(毎日 2018.1.9)
(5)被ばく医療体制 整備に遅れ、11府県が拠点病院未指定(東京 2018.1.9)
(6)恐るべき日本の放射線被曝医療体制(『アエラ 2011.7.25』)
(7)人権意識 危うい日本、国連人権理が218項目の勧告、原発自主避難、支援を訴え(東京 2017.11.26)
1.(必読・重要)放射線の人体影響-低線量被ばくは大丈夫か(本行忠志『生産と技術
第66巻 第4号(2014)』
http://seisan.server-shared.com/664/664-68.pdf
(関連)(別添PDFファイル)Fukushima 本行忠志 メッセージ20170919(日本学術会議報告「子どもの放射線被ばくの影響と今後の課題
―現在の科学的知見を福島で生かすために」について)
(本行忠志大阪大学教授(放射線生物学)のお書きになられたコンパクトでわかりやすく書かれたいい文献です。必読です。:田中一郎)
2.(別添PDFファイル)福島県でのリスクコミュニケーションと健康対策の欠如(津田敏秀
『学術の動向 2017.4』)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/22/4/22_4_19/_pdf
(関連)(別添PDFファイル)甲状腺がんデータの分析結果と疫学理論(イントロ部分)(津田敏秀『科学 2018.1』)
「tuda_ronbun_kagaku.pdf」をダウンロード
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
(一部抜粋)
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(中略)放射線による甲状腺がんの多発が まるで曝露時18歳以下の人々のみにしか起こらないかのごとく,事故当時18歳以下の子ども・青少年に限って検査が行われている。しかし,図2に示すように,チェルノブイリでの経験では 事故による甲状腺がんの増加数は 年少者よりも,年長者におけるほうが極めて多いのである。つまり,事故当時19歳以上の年齢層での甲状腺がんの多発数こそ注目すべきなのである。
(中略)事故当時18歳以下の子ども・青少年での多発が明らかになった今,これから必要なのは,事故当時,19歳以上の甲状腺がんデータの収集,福島県以外の地域の甲状腺がんデータの収集,WHO(2013)も予測している甲状腺がん以外のがんのデータ収集,がん以外の甲状腺並びに重篤疾患のデータの収集である。そしてそれは今からでも,今からこそ,可能なのである。
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3.山形)自主避難住宅訴訟 被告住民「人道上許されない」:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASKDP5D1VKDPUTIL02N.html?rm=467
4.(別添PDFファイル)核実験場近く染色体異常、北朝鮮、住民被ばくか、謎の「病」数年前から(毎日 2018.1.9)
https://mainichi.jp/articles/20180109/ddm/001/030/129000c?fm=mnm
(関連)<北朝鮮染色体異常>謎の「病」数年前から 核実験場近く(毎日新聞)Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180109-00000003-mai-kr
(関連)北朝鮮染色体異常:検証阻む機密の壁(有料会員限定)
以下はメール転送です。
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北朝鮮の地下核実験場=咸鏡北道(ハムギョンプクド)吉州(キルジュ)郡豊渓里(プンゲリ)=付近に住み、2度の核実験後に脱北した元住民2人に、原爆被爆者にみられるような染色体異常が生じている。韓国の研究者が収集したデータを広島の専門家が確認し判明した。推定される被ばく線量は高い人で累積394ミリシーベルトに達し、核実験による放射線の影響が疑われる。この数値は、広島に投下された原子爆弾の爆心地から約1.6キロの初期放射線量に相当する。豊渓里周辺では近年、核実験の影響が疑われる体調不良を訴える住民が増えており、被害の実態把握を求める声が上がっている。
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(田中一郎コメント)
申し上げたいことは北朝鮮の核実験場のことではありません。この記事で一見してわかることは「健康障害の理由として放射線被曝が疑われる人に対して染色体検査が行われ異常が発見された」ということです。記事によれば推定被ばく量まで計算されています。ならば何故、この染色体検査を「福島県民健康調査」で実施しないのか。私は「福島県民健康調査検討委員会」が発足した直後から、甲状腺エコー検査だけでなく、染色体検査をはじめ「総合的な」検査を実施せよ(尿検査や心電図などを含む)と申し上げてきましたが、未だに実現していません。それどころか、過剰診断(スクリーニング)・過剰診療などと、今行われている健康調査・臨床対応にナングセをつけ、放射線被曝による健康障害がわからなくなるよう、あれやこれやの屁理屈パレードを行っているのです。検討委員会の委員たちは、まともな神経をもっているのかと疑いたくもなります。
また、ある脱被ばくの勉強会で講演をした医学者に「染色体異常検査をすべきではないか」と質問したところ「染色体検査などそう簡単にできるものではない」などと回答されました。しかしその後、別の医学界の方にお聞きしたところ、「そんなことはありません。染色体検査は通常のベースでそれほど困難なくできます」との回答が返ってきました。下記サイトはネット検索をしてたまたまヒットしたものですが、これなどを見ると「染色体検査などそう簡単にできるものではない」などというのは、どうもウソのようです。脱被ばくの講演会に呼ばれて話をする講師でさえもがこんな調子なので、私たちもしっかりと真贋見極めの「視力」を持たなければいけないと思います。
(参考)染色体異常の検査を受ける?その種類と費用。 パパやる
https://papayaru.com/131006_senshukutai_kensa_shushoumae/
放射線被曝の世界が、今も昔も原子力・核利用推進のために、その危険性が隠蔽・歪曲・矮小化され、被害を受けた人々は切り捨てられるという、これまで繰り返されてきた犯罪行為が、またフクシマで繰り返されようとしていると言っていいと思います。原子力ムラ・放射線ムラの御用学者・似非学者を絶対に許してはなりません。
(関連)三味線プロジェクト:「28の提言」を公表 - EU-OPERRA SHAMISEN project
releases “28 recommendations” Citizen-Scientist International Symposium on
(「三味線プロジェクト」という新手のインチキ作戦については、次回以降、ご紹介していきます。さしあたり下記をご覧ください。:田中一郎)
(関連)(必読)フクシマが危ない! 福島原発事故放出放射能による健康被害の「抹殺プロジェクト」=「三味線」と国際ガン研究機関(IARC)(今月号(2017/10)『DAYS JAPAN』より) いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/iarc-1815.html
5.(別添PDFファイル)被ばく医療体制 整備に遅れ、11府県が拠点病院未指定(東京 2018.1.9)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201801/CK2018010902000113.html
(関連)(別添PDFファイル)恐るべき日本の放射線被曝医療体制(『アエラ 2011.7.25』)
(日本いう国は、医者・医学界、弁護士・法曹界、学者・大学教授、の3大自由業に携わる人間たちの大半がおかしいかロクでもないがゆえに、国全体がおかしくなっています。ドイツのように脱原発ができない原因の一つはここにあります。「被ばく医療体制」など全く信用できません。お気を付けください。:田中一郎)
7.人権意識 危うい日本、国連人権理が218項目の勧告、原発自主避難、支援を訴え(東京 2017.11.26)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017112602000155.html
8.長崎被災協、一般市民の入会検討 被爆者ら高齢化に危機感
琉球新報
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-639867.html
9.(メール転送です)他のMLでの議論です:放射線被曝の「リスク評価」を巡って
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前略,田中一郎です。
下記メールを興味深く拝見いたしました。特に、
●風評御免--リスク評価の森--
https://rumor-permission.blogspot.jp/
と、それに関連して、
●復興大臣指示
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/fuhyou/20171212_03_daijin-siji.pdf
は、拡散をしておきます。一般論としてはいい議論だと思います。中西準子のリスク論に比べたらずっとずっとちゃんとしています。ただ、私は、放射線被曝の問題と、遺伝子組換え(GM)の問題については、もっと実態はひどいと見ていて、簡単に申し上げれば下記のようなことです。
「6、リスク評価が最も問題になるのは、科学の探求を尽くしてもなお、その危険性について確実な認識が得られなかったとき、つまり科学の力が尽きたところで「不確実な事態」をどう評価したらいいかという判断が問われる時である。だから、それは科学の問題というより、科学の限界の問題にほかならない。」
のずっとずっと手前で、科学の最も重要な基本である実証データをいじくり、細工して、あるいは無視して、シロウトでもわかるインチキ行為を繰り返しているという点にあるということです。
国際放射線防護委員会(ICRP)が依拠している広島・長崎の原爆被爆データにしても、その扱い方が問題だらけで、とてもまともに扱えるものでないことは『放射線被曝の歴史』という著書の中で中川保雄氏が告発をしておられます。
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032660915&Action_id=121&Sza_id=C0
また、内部被曝の無視・抹殺、DDREFや生物学的半減期などのインチキ概念ないしはインチキ数値、チェルノブイリ原発事故後のたくさんの健康障害と放射能との関係の問題など、山のように指摘することができます。そもそも「シーベルト」などという被ばくの評価単位が内部被曝の実態を表さない、おかしな概念です。
つまり国際放射線防護委員会(ICRP)学説なるものの最大の問題は、科学的な実証性がないということ、経験科学としての基本的なマナーや方法論に沿っていないこと、政治的・経済的な思惑や支配欲によるインチキ物語にすぎないこと、これが放射線被曝の問題をいまだに歪め続けている最大の問題です。
原発の問題とは違い、被ばくや放射能の問題は、論争の決着がついておりません。
脱被ばくの運動の基本は、この放射線被曝の推進側屁理屈の化けの皮をはがしていく、という点に主眼が置かれるべきだと思います。
いわゆるリスク論ではありません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
草々
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