年末のご挨拶:お正月に読んでみたい本 推薦第一位は『赤い楯 ロスチャイルドの謎』(広瀬隆著)+ 若干のこと
前略,田中一郎です。
みなさま、今年中はいろいろとありがとうございました。
日ごろ、私の拙文をご覧いただき感謝申し上げます。
来年もまた、引き続きよろしくお願い申し上げます。
(最初に若干のこと)
=================================
1.まさのあつこさん 本年最後です
(1)環境省が東電による除染土利用・処分について新たな動き(まさのあつこ) -Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20171230-00079917/
(2)八ッ場ダム事業に伴う負の側面についての<ブラック・ツアー>ルポです。
八ッ場ダムを必要としているのは誰か?(まさのあつこ) - Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20171220-00079513/
2.(メール転送です)リニア関連工事中止と原因究明を求める共同声明に賛同を
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リニアトンネル工事の始まった、南アルプスの長野側で事故がありました。大鹿村の発破現場近く(リニア残土運搬用にもなる道路建設現場)での崖崩れで、現在は封鎖されています。この道は大鹿村にとって唯一の生活道路ですが、その迂回路は細くて凍結しやすい崖っぷちのカーブ。大型トラックと村民や観光客の乗用車の行き交う、大変危険な状態に陥っています。
参照;赤石山河の会フェイスブックにすれ違う動画
https://www.facebook.com/akaishisanga/
「大鹿の10年先を変える会」宗像さんからの賛同依頼が来ています。長いメールですみません、1月3日締め切り、直接宗像さんに「団体名、連絡先と担当者名」(ネット公開、関係機関へ提出)お願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大鹿村、宗像です。
12月15日にJRが起こした大鹿村での事故について困った事態になっており工事中止の声明を上げようと思っています。道路改修をJRとした長野県は、調査をJRに丸投げ、調査結果も公表するかどうかもJR次第で無責任すぎです。つきましては賛同団体になっていただきたく、ご連絡しました。より多くの団体がご賛同いただければ力になると思いますのでご協力をお願いします。拡散希望!
ご賛同いただける団体は1月3日までに
連絡先 munakatami@gmail.com TEL 0265-39-2067(宗像)まで団体名、連絡先と担当者名をお知らせ下さい。ネット上で公表するほか、県・村・JR東海ほか関係機関に提出させていただきます。(呼びかけ 大鹿の十年先を変える会(担当・宗像))
●村の現状は以下
http://tozansyarinia.seesaa.net/article/455845372.html
●事故現場の様子は以下
http://tozansyarinia.seesaa.net/article/455628989.html
=====【以下声明案】=====
大鹿村リニア災害の徹底した原因究明とリニア関連工事の即時中止を求める共同声明
2017年12月15日、長野県大鹿村と村外とを結ぶ主要道路、県道59号線(松川インター大鹿線)の滝沢トンネル出口付近で、JR東海が崩落事故を起こしました。現場はリニア工事に伴う新トンネル(仮称・四徳渡トンネル)の入り口真上です。崩落した300立方メートルの土砂に車1台が突っ込みました。工事事業者のJR東海は、12月19日の記者会見で、トンネル掘削時の発破等による振動が繰り返し作用したことが崩落の原因であったとしています。
県道59号線は全面通行止めとなり、大鹿村民1000人、村外の通勤者、観光客など来村者、それに事業者が、代替道路として峠越えの県道22号線を急きょ利用せざるを得なくなりました。事故後に開通させた新トンネルを利用しての、片側交互通行の仮復旧(12月29日)後の、県道59号線の全面復旧の詳細はいまだ示されていません。住民生活への影響は継続します。代替道路の県道22号線は狭く曲がりくねった道で、大型車の通行時間が決まっているため、利用者は峠越えの道に連なって入るダンプとのすれ違いに緊張を強いられました。仕事での往来、通勤・通学、通院、買い物の足を妨げられ、余計な時間と燃料を費やしました。観光客のキャンセルで宿泊施設の売上は減少しました。高齢者は自家用車の運転で村外に出ることを断念し、村外の親類との往来が困難になっています。村内ではタンクローリーが入らないため燃料不足が生じました。まさに「リニア災害」です。
新トンネルを掘削しようとした道路では、落石や土砂崩壊が度々起きてきました。もともと斜面崩壊の可能性がある場所で、出口付近で発破をかけて生じた不注意による事故です。しかしながら事故の検証は事故を起こしたJRがし、その調査結果が公開されるかどうかも不明です。仮復旧案は崩壊した斜面の下での通行へと移行する予定ですが、利用者の不安はぬぐえません。
JR東海は、21日の大鹿村リニア連絡協議会で謝罪したものの、住民対象の説明会も、お詫びの文書配布もなく、翌22日には南アルプストンネル除山非常口で掘削のための発破作業を開始しています。飲酒運転の加害者が、被害者を放置して別の場所だからとそのまま車を乗り回しているようなものです。もちろん工事の続行による工事車両の通行は、狭い道での往来でいっそう住民に負担をかけます。本来すべきは免許停止です。そもそも工事によって生じた大量の残土を運ぶ工事車両の往来から、住民の安全と利便性を確保するための道路改修で、安全と利便性を損なっておきながら、工事を続ける理由がありません。
すでにリニア事業全体が談合疑惑で公益性を問われています。柘植康英JR東海社長は、疑惑の表面化後も工事の続行を表明しました。しかし、儲け至上主義、スケジュール優先の姿勢が事故を招いたことが否定できないなら、沿線各地で進むすべての工事現場で、住民はリスクと直面します。私たちはすべてのリニア工事の即時中止を求めます。今回の事故の第三者による徹底究明と再発防止策の提示、住民への説明とその納得がないままの工事続行は容認できません。
呼びかけ 大鹿の十年先を変える会(担当・宗像)
連絡先 munakatami@gmail.com TEL 0265-39-2067
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.浅井基文さんのページ
(1)「朝鮮核問題」:緊張打開の可能性|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/969.html
(2)朝鮮核問題(インタビュー)|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2017/968.html
=================================
さて、お正月休みの若干の時間を読書に使われてはいかがでしょうか? 以下、新刊書を含めて若干の図書を推薦申し上げます。私のお勧めTOPは新刊書ではなく、1991年に出版された広瀬隆さんの著書『赤い楯 ロスチャイルドの謎』です。以下、簡単にご案内いたします。
1.原発関連の新刊岩波新書2冊
(1)原子力規制委員会 独立・中立という幻想-新藤宗幸/著(岩波新書)
(2)東電原発裁判 福島原発事故の責任を問う-添田孝史/著(岩波新書)
2.吉本隆明1968-鹿島茂/著(平凡社)
3.岩波月刊誌『科学』(2018年1月号):プルトニウムと再処理 日米の40年
https://www.iwanami.co.jp/kagaku/
4.翔ぶが如く 全10巻 新装版-司馬遼太郎/著(文藝春秋)
(来年の大河ドラマの主人公になる西郷隆盛の話です。司馬遼太郎の小説の中では、私は「坂の上の雲」と並んで、これが一番面白いと思います。西郷隆盛が江戸城を開場させ、戊辰戦争にも勝利して軍事上の最高権力者となったにもかかわらず、新しい明治政府ができたとたんに鹿児島に帰ってしまい、その後は明治新政府に対して対立的に動きます。それが何故なのか、特に同郷同志の大久保利通との関係はどうだったのか、などなど、西郷隆盛の行動についてはいろいろと「謎」があると言われていますが、司馬遼太郎はそれをどのように描いているか、などが見どころ・読みどころです。大河ドラマを相対化してみるにも、西郷隆盛本を1つか2つは読んでおくといいと思います(書店には新書がたくさんありました):田中一郎)
5.推薦第一位は『赤い楯 ロスチャイルドの謎』(広瀬隆著)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●(別添PDFファイル)抜群の面白さを予感させる『赤い楯』(広瀬隆著)の第1章
「akaitate_rosutyairudo_hirose.pdf」をダウンロード
別添PDFファイルは作家の広瀬隆さん著作の『赤い楯』の第1章の一部分です。書かれているのは、ロスチャイルド家の第2代でイギリス分家のオーナーであるネイサン・ロスチャイルドについてです。単に昔ばなしだけでなく、たとえば英国保守党の党首でサッチャー首相の後継者だったメージャー首相は、実はイギリス・ロスチャイルド家の姻戚であるモカッタ・ゴールドシュミット商会の系列にあるスタンダード・チャータード銀行出身であること、また、彼が首相になるにあたりロスチャイルド家が選挙参謀であったこと、このスタンダード・チャータード銀行は読んで字のごとく英国王室と密接な関係にあること、英国とスタンダード・チャータード銀行と資源大国ナイジェリアとの関係、今でもロスチャイルド銀行というロンドンのマーチャントバンクが世界の金相場の値決めをしていること、などなど、山のような貴重な情報で満載になっています。わずか数ページの記載でこれですから、この『赤い楯』の全体が膨大なロスチャイルド家とその現代世界の支配構造との関係を描いていることを大いに想像させます。
実は私もまだ、この大作を読んではいないのです。私は1970年代の終わりごろに広瀬隆さんの著作『越山会へ恐怖のプレゼント』『東京に原発を』の2冊に巡り合って以降、広瀬隆さんの切れすぎるくらいに鋭い原発事情の分析に魅せられ、それ以降、広瀬隆さんの著書を1冊残らず読んできました。途中からは広瀬隆さんが、実は原発問題だけではなく、世界や日本の歴史、あるいはその知識や情報を活かした世界情勢の分析でもすばらしい文章を書いておられることを知り、益々その著書に没頭したというわけです。
しかし、そうした中で、この『赤い楯』だけは、これまで読まずに来ていました。それは、この著書を評価していなかったのではなくて、その逆、つまり、読むのなら時間をかけてじっくりと、メモでも取りながら読んで、記憶に残していこうと思っていたからです。ひょっとしたら、世界の支配構造を、その水面下というか裏側からというか、少しは知ることができるのではないか、そう思ったからです。しかし、この著書が新刊書として出たころは私は現役サラリーマンで、つまらない会社の仕事で夜遅くまで忙殺されていました。なので、退職したら読むつもりで今日に至っています。3.11福島第1原発事故も私の時間を奪ってしまったため、読もう・読もうで今に至っているのです。
私が唯一未読のこの広瀬隆さんの著書『赤い楯』を、昨年退職したこともあり思い切って読み始めることにしました。興味シンシンと言ったところです。この著作の最もいい点は、ただ単に昔のことを説明しているだけでなく、現代世界の支配構造に適宜言及をし、それを固有名詞で明確に記載している点です。みなさまもお読みになられてはいかがでしょう。
●広瀬隆『赤い楯』 全4巻セット(集英社文庫)
●広瀬隆さん 著書
(上記サイトには広瀬隆さんとは関係のないものも含まれていますので注意してください)
初出は1991年、だいぶ古くなりました。今では上記のように文庫本になっているようです。それから『赤い楯』の「ロートシルト」はフランス語ではなくてドイツ語でした。語学に弱い私は赤い楯をフランス語読みするとロートシルトだと思い込んでいたわけです。ロスチャイルド発祥の地はドイツのフランクフルトですが、その本家は今はなくなっているそうです。
それから、ロスチャイルドやユダヤ人に関する研究や議論で大事なことは、事実関係をきちんと捕まえること・しかもその事実関係が明白なエビデンスを伴っていることが肝心です(なかなか難しいです。なぜなら彼らの仕業はほとんどが水面下だからです)。絶対視や決めつけは禁欲しなければいけません。推測はいいと思いますが、あくまで推測の域を出ないことを強く自覚して、情報収集しながら、その推測を常に検証する姿勢を失ってはいけないでしょう。そこを踏み外したのがナチス・ドイツであり、ヒトラーに付き従った知識人たちであったことを、私たちは肝に銘じる教訓としておかねばならないと思います。今日では、ユダヤ陰謀説やフリーメイソン陰謀説などもあります。たくさんの危険な陥穽はあちこちにありますから、あまり驚きすぎてのぼせ上り、穴に落ちないようにしなければいけないなとも思っています。
草々
« 「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(68):柏崎刈羽原発が新規制基準に「適合」などという審査結果を出した原子力規制委員会はもはや「規制委」ではなく「推進委」だ + 三菱マテリアルG データ改ざん 他 | トップページ | NHKーETV特集「砂川事件 60年後の問いかけ」 という「60年後の御用放送」:対米従属の日米密約を隠蔽する最高裁長官・田中耕太郎の統治行為論や岸信介の60年安保を合理化・正当化して伊達判決を貶めるのはやめよ »
« 「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(68):柏崎刈羽原発が新規制基準に「適合」などという審査結果を出した原子力規制委員会はもはや「規制委」ではなく「推進委」だ + 三菱マテリアルG データ改ざん 他 | トップページ | NHKーETV特集「砂川事件 60年後の問いかけ」 という「60年後の御用放送」:対米従属の日米密約を隠蔽する最高裁長官・田中耕太郎の統治行為論や岸信介の60年安保を合理化・正当化して伊達判決を貶めるのはやめよ »


コメント