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2017年12月29日 (金)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(68):柏崎刈羽原発が新規制基準に「適合」などという審査結果を出した原子力規制委員会はもはや「規制委」ではなく「推進委」だ + 三菱マテリアルG データ改ざん 他

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

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1.(別添PDFファイル)(チラシ)福島原発被害東京訴訟 裁判所へメッセージを送ろう!

「tirasi_fukusimahigaisosyou_tokyo_hagakiokurou.pdf」をダウンロード
 http://www.labornetjp.org/news/2017/1511529314373staff01

 

2.NHKスペシャル 激変する世界ビジネス脱炭素革命の衝撃

 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20171217

 

(関連)NHKスペシャル 脱炭素革命の衝撃 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=fDP4jvma6Pk

 http://ur2.link/HNdx

 

再生可能エネルギーの普及は、もはや「すべき」とか「こうあるべき」とかいった「ゾルレン」の問題ではなく、世界が新たなエネルギー革命の時代に突入しており、脱炭素・脱石炭火力を行って、各企業や産業全体が再生可能エネルギーシフトをしていかなければ、世界から相手にされない=投資も受けられなければ、取引の相手にもしてもらえない、そういう時代に差し掛かろうとしているのです。つまり「ザイン」の問題となったのです。

 

日本は、原発にしがみつく「大バカ者の国」であるだけでなく、大型石炭火力を輸出までして推進している「バカの上塗りの国」です。いつまでたっても再生可能エネルギーを普及推進させようとはせず、一部の地域独占電力会社の利益を最優先して、政治の力だけで再生可能エネルギー普及の妨害をしているのです。日本はこのままでは世界の「再生可能エネルギー革命」の流れに取り残されるでしょう。政権交代を実現してでも、この事態を転換しなければいけません。まさに「救国」です。上記は最近のNHK放送です。比較的よくレポートできています。

 

3.北海道脱原発署名

 署名活動「全道避難計画ができないなら再稼働を認めないで!」は201712月末日で一旦、終了いたします。署名活動「北海道に核ゴミを持ち込まないで!!」は継続します。「全道避難計画ができないなら再稼働を認めないで!」について、まだお手元に署名用紙をお持ちの方は、廃炉の会事務局まで郵送をお願いいたします(あて先は署名用紙に記載あり)。集計後、北海道知事まで提出いたします。そして、道民が安心して暮らせる北海道にするため、「泊原発を再稼働させない道民署名」(略称「再稼働させない署名」)をスタートします。

 

1227日 署名終了、および新署名スタートのお知らせ 泊原発の廃炉をめざす会

 http://tomari816.com/blog/?p=2198

●【署名用紙】「道民が安心して暮らせる北海道にするため 泊原発を再稼働させないでください」(道民署名)

 http://ur2.link/HNdh

●【署名用紙】北海道に「核ゴミを持ち込まないで!!」 泊原発の廃炉をめざす会

http://tomari816.com/blog/wp-content/uploads/2016/01/20160128_kakugomino_syomei.pdf

 

3.東京新聞ニッポンの大問題 安倍一強と国会の劣化社説・コラム(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017122902000129.html

 

4.二極化・格差社会の真相 斎藤貴男:自主憲法を言い出す前に米国にものを言ったらどうだ? 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220269

 

(関連)首相と橋下氏が会談 憲法改正で協力確認か|日テレNEWS24

 http://www.news24.jp/articles/2017/12/29/04381741.html

(関連)安倍首相、橋下氏らと年末会談 憲法改正など協力確認か:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/ASKDX5GN7KDXUTFK00N.html?iref=comtop_list_pol_n01

 

5.東京新聞 立民、原発ゼロ法の制定明記 基本政策決定 政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201712/CK2017122902000120.html

 

(関連)東京新聞 小泉元首相ら原発ゼロ法案 与野党に連携呼び掛けへ 政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201712/CK2017122802000123.html

 

(1)東京新聞 希望、民進と年明け協議へ 統一会派構想 政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017122801001437.html

(2)立憲:蓮舫氏入党承認 民進は「二重党籍」に反発 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20171229/k00/00m/010/110000c?fm=mnm

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201712/CK2017122902000121.html

 

(関連)立憲民主党が党綱領、基本政策を決定(引き続き市民との対話を各地で行い、それを反映した基本政策第2弾に期待、そして一刻も早く「市民と野党の共闘」体制を固めアベ政権を打倒して政権交代を実現していただきたい) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/2-a917.html

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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の68回目です。「原子力ムラのムラ人ども、ええ加減にさらせ~!!」です。

 

 <別添PDFファイル>

(1)柏崎刈羽「適合」(東京 2017.12.27 夕刊)

(2)柏崎刈羽「適合」決定、再稼働は見通せず、意見募集「東電に資格ない」(東京 2017.12.28

(3)柏崎刈羽原発の規制基準適合審査について(山崎久隆 2017.11.25 たんぽぽ舎)

(4)核ごみ説明会、新たに学生79人動員、機構調査 2人には5000ずつ、愚見交換会 当面中止(東京 2017.12.28

(5)原発9基 不正部品か、三菱マテ子会社 規制庁が報告(毎日 2017.12.28

(6)原子力産業の崩壊:「安全確保」どころか部品の検査もしない(イントロ部分)(いのちの講座 第108 2017.12.26

(7)小児甲状腺がん閾値(松崎道幸 2017.12.29

(8)福島県産農産物、風評被害いまだ、安全なのに「何となく・・・」(東京 2017.12.7

 

1.世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の再稼働を求める意見書(埼玉県議会 2017.12

 http://www.pref.saitama.lg.jp/e1601/gikai-gaiyou/h2912-5.html

 

(関連)(別添PDFファイル)埼玉県議会への要請書  賛同団体・個人 第一次提出2017.12.28

「saitama_kengikaihe_youseisyo.pdf」をダウンロード

 上記は埼玉県議会のバカバカしい意見書決議に対して急きょ全国から集まった抗議の意思表示です。「頭がおかしいんでねえの? 賛成した議員ども(大半が自民党+地元保守反動系)は一度医者に診てもらえ」ということでしょう。上記は第一次締切の結果です。第2次締切は201811024時です。

(連絡先は「へびいし郁子」さん:h-cosmos@alto.ocn.ne.jp です)

 

 埼玉県議会93名(欠員6)自民52、民進・無9、公9、県民8、共5、改3、無1

 賛成は、自民、県民会議。  反対は、民進・無、公、共、改革。

(そもそも、この県議会の構成がいかんね。埼玉県民の責任でもあるぞ、しっかりせい!)

 

「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合する」なんて大嘘ですし、福島第1原発事故の実態や原因もしっかりわかっていませんし、そもそも規制委員長が「原発は安全だとは言わない」などといっています。これでどうして原発再稼働を催促するようなことをするのでしょうか。埼玉県民の意見を代表していないと思います。

 

2.(別添PDFファイル)柏崎刈羽「適合」(東京 2017.12.27 夕刊)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122702000254.html

 

(関連)(別添PDFファイル)柏崎刈羽「適合」決定、再稼働は見通せず、意見募集「東電に資格ない」(東京 2017.12.28

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122802000116.html

(関連)(別添PDFファイル)柏崎刈羽原発の規制基準適合審査について(山崎久隆 2017.11.25 たんぽぽ舎)

「kasiwazakikariwa_yamazaki_report.pdf」をダウンロード
 http://ur2.link/HNjD

(関連)事故後対応は丸投げ 柏崎刈羽原発「基準適合」の無責任 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220444

 

●(報告)山崎久隆さん(たんぽぽ舎)が柏崎刈羽原発の新規制基準「適合」について迫真の告発講演(12.21 東電株主代表訴訟 報告会にて)+ 昨今の原発関連の重要情報(東電幹部役員3名の刑事裁判関連他) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/1221-b5f0.html

 

(田中一郎コメント)

 このメールの表題にも書きました通り、柏崎刈羽原発が新規制基準に「適合」などという審査結果を出した原子力規制委員会は、もはや「規制委」ではなく「推進委」だ、ということです。常識があれば、福島第1原発事故を引き起こし、その事故後対応も自力でできずに実質的に経営破たんしている会社・東京電力に更に原発を再稼働させるなど、あり得ない話であることは自明です。もちろん柏崎刈羽原発が地震多発の軟弱地盤の上にある超危険な原発で、既に中越沖地震で被害を受けてあちこちが傷んでおり、その危険性が倍化していることもわかっています。

 

 かくなる上は、原子力規制委員会・規制庁の設置根拠法を廃止して、この原子力ムラの従僕たちを解散させ、新たにホンモノの「規制当局」を創設しなければいけません。福島第1原発事故から約7年たって、もうこんな状態になってしまいました。有権者・国民にも大いに責任があります。小泉純一郎氏が言うように一刻も早くこうした状況を変えないと、まもなく日本は取り返しのつかない悲劇に襲われます。

 

3.伊方原発差し止め訴訟 判決関連(追加)

 既にお送りしたものに追加の情報です。

 

●高裁では初の原発運転差し止め判断! 今後の原発訴訟はどうなる!  岩上安身による脱原発弁護団全国連絡会共同代表・海渡雄一弁護士インタビュー(IWJ Independent Web Journal

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408075

 

(1)伊方原発運転差止広島裁判-メールマガジン

 http://saiban.hiroshima-net.org/mm/26_20171217.html

(2)「動いているものは全部とめる!」広島高裁で伊方原発運転差し止めを勝ち取った河合弘之弁護士がスピーチ!~「自然エネルギーを呼び寄せて原発なんかいらない社会は必ずできる!」 IWJ Independent Web Journal

 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408341

 

(3)「伊方原発の運転差し止め」を決めたベテラン判事(広島高裁の野々上友之裁判長)の本音を読み解く(現代ビジネス)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171219-00053873-gendaibiz-bus_all

(4)<伊方原発差し止め>四国電力が異議、執行停止申し立て(毎日新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171221-00000072-mai-soci

 

(5)質問なるほドリ:破局的噴火、なぜ怖い? マグマが一気に噴出 阿蘇の火砕流、山口に=回答・飯田和樹 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20171223/ddm/003/070/111000c?fm=mnm

(6)中央構造線断層帯 九州東部でも認定 同時活動の恐れも(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171219-00000038-asahi-soci

(7)大飯原発訴訟、弁論再開申し立て 伊方原発差し止めの決定受け - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-633254.html

 

4.(別添PDFファイル)核ごみ説明会、新たに学生79人動員、機構調査 2人には5000ずつ、愚見交換会 当面中止(東京 2017.12.28

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122802000125.html

 

(関連)<沈滞 核のごみ最終処分>(上)不信 本質的な議論置き去り 国主導で場所探し先行 (河北新報) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171218-00000026-khks-soci

 

(関連)<沈滞 核のごみ最終処分>(中)矛盾 「全量再処理」見通せず 直接処分も研究進める (河北新報) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171218-00000027-khks-soci

 

(関連)<沈滞 核のごみ最終処分>(下)重荷 費用確保 険しい道のり 37000億円は概算段階 (河北新報) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171218-00000028-khks-soci

 

(原発の世界は、やらせ、やらせ、やらせ、あっちもこっちも、やらせ、やらせ、やらせ、上でも下でも。やらせ、やらせ、やらせ、信じる奴がバカだよ、やらせ、やらせ、やらせ、嘘でも何でも、やらせ、やらせ、やらせ、原発見たら、やらせ、やらせ、やらせ、核ごみ押付け、やらせ、やらせ、やらせ、だましてすかしてハシタ金つかませて、やらせ、やらせ、やらせ、・・・・・・・みなさま、この原発「やらせ」劇場、これからもまだまだ続きます。原発と来たらウソツキ・詐欺師と思え、これが教訓です。:田中一郎)

 

(関連)核のごみ処分場建設 説明会にサクラ(日本テレビ系(NNNYahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20171227-00000083-nnn-bus_all

 

5.(別添PDFファイル)原発9基 不正部品か、三菱マテ子会社 規制庁が報告(毎日 2017.12.28

 https://mainichi.jp/articles/20171228/k00/00m/040/030000c

 

「関西電力、四国電力、九州電力の3社は「点検で安全性は確認している」と説明しているという。日本工業規格(JIS)の求める品質は満たしているという」 こんなもの説明になるか! いい加減なことを言うな!(田中一郎)

 

(関連)(別添PDFファイル)原子力産業の崩壊:「安全確保」どころか部品の検査もしない(イントロ部分)(いのちの講座 第108 2017.12.26

「inotinokouza_buhinkensamosinai.pdf」をダウンロード
 http://www.yasudasetsuko.com/vision21/

 

(関連)三菱マテリアル上不正公表の遅れ…隠避体質が浮き彫り 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220287

(関連)三菱マテリアル下土壌汚染を隠しマンション販売の過去 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220398

 

(関連)三菱マテリアル子会社:90年代から組織的不正 指南書も毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20171229/k00/00m/020/022000c?fm=mnm

(関連)指南書もとに長期不正 三菱マテ系改ざん、中間報告:朝日新聞デジタル

 https://www.asahi.com/articles/DA3S13294847.html?ref=nmail_20171229mo

 

●三菱マテ系改ざん指南書、前社長認識 90年代から不正、調査委報告(東京 2017.12.29 他)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201712/CK2017122902000117.html

 

(田中一郎コメント)

 ほんまにご立派な会社や。組織ぐるみで何十年もインチキをやっとるワケだ。インチキ実施用マニュアルまであるというから驚きモモノキだ。原発業界から追放だけじゃだめだな。神戸製鋼所とともに、このインチキ会社2社(三菱電線工業(東京)、三菱伸銅(東京))を産業界から追放して潰せばいいんじゃないの。株主は関係役員や社長に賠償を求めればいい。それくらいしないと、またやるよ。親会社の三菱マテリアルも褒められた会社じゃないから、このグループの自浄能力なんてアテになりまへん。

 

6.元船員に「労災」不適用、ビキニ被ばく影響確認できず(東京 2017.12.26

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017122501002086.html

 

7.(別添PDFファイル)小児甲状腺がん閾値(松崎道幸 2017.12.29

 (北海道旭川の松崎先生より送っていただきました。)

「matuzaki_repoto_koujousengan.pdf」をダウンロード

皆様。

NCI等の研究者が、低線量被ばくと小児甲状腺がんのコホートデータを解析して、閾値がゼログレイである可能性が高いと結論を出しました。

 

Lubin JH et al, Thyroid Cancer Following Childhood Low-Dose Radiation Exposure: A Pooled Analysis of Nine Cohorts. J Clin Endocrinol Metab. 2017 Jul 1;102(7):2575-2583.

【フリーダウンロード】https://academic.oup.com/jcem/article/102/7/2575/3063794

 

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松崎道幸:道北勤医協 旭川北医院

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8.福島県産農産物、風評被害いまだ、安全なのに「何となく・・・」(東京 2017.12.7

「fukusimakenn_sanpin_anzensei.pdf」をダウンロード
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017120702000151.html

 

(田中一郎コメント)

 東京新聞の「こちら特報部」までがかような記事を掲載するようになるとは嘆かわしい。およそ「風評被害」などと書かれているもの・発言している人間は、みなニセモノと見ておいて間違いありません。この記事もまたしかり、です。以下、若干を逐条的にコメントしておきましょう。

 

*「現在、999%から放射性物質は検出されず、残りも基準値以下で、安全性は確認されている」

⇒ 検査されているのは放射性セシウムだけ、その他の危険な放射性物質は調べられていないし規制基準もない状態。しかも検査サンプル数は流通する品物の数に比べてゼロに近いくらいの少なさ(割合で0.1%未満)、全く調べられていないに等しい食品群は生鮮も含めてたくさんある。また、基準値以下でも「安全」などということはありえず、それぞれの検査サンプルごとの結果が数値(ベクレル/kg)として示されなければいけないにもかかわらず、基準値以下だったこと、だけしか公表されない。そしてそもそも、厚生労働省が定める飲食品への残留放射性セシウム基準が高すぎる。

 

*「検査の結果、ほぼ全てが検出限界値(ND)未満である」

⇒ 原発事故前は検出限界値は今使われているものよりも1桁も2桁も小さいものが使われていた。また、検査するときは水分を蒸発させて計測していたが、今はそれをしていない(それだけ甘い計測になっている)。また、学校給食の食材検査に使う検査機器は、福島県庁の食堂が使っている検査機器よりも、検出限界の程度は悪い(大ざっぱ)。いずれも「検出限界値(ND)」一つとってみても、おかしなことをしている。犠牲になっているのは、放射能への感受性が高い妊婦(胎児)や子どもたちだ。

 

*「また福島県では、検査体制の確立の一方、農家の田畑の土を入れ替えてセシウムの吸収を抑える効果のあるカリウムを散布し、果樹を高圧で洗い流すなど、除梁と放射性物質の吸収抑制対策を進めてきた。」

⇒ 果樹を高圧で洗い流した放射能汚染水はどこへ行ったのか? 消えてなくなるのではなく果樹畑の土に吸い込まれたのではないのか。ならば今度は、その放射能が果樹の根から吸い上げられることもありうるではないか。また、カリウムを過剰に施肥すると、それに関して弊害が起きてくる。更に、カリウム肥料に含まれる天然放射性物質のK40が過剰に植物に吸収されることはないのか、気になるところ。更に更に、放射能で汚染された農地や地域で農作業をすれば、生産者・農家は深刻な被ばくを受け続けることになる。恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)は危険であり、こうした農作業は本来はしてはいけないこと。

 

*「福島県水田畑作課の丹治喜仁氏は「安全対策は達成できたと考えるが、『検査は当然』という声も聞く。風評対策としては・・・」

⇒ 農地はおろか、宅地の土壌汚染調査も全くしていないで、よくかようなことが言えたものである。チェルノブイリ事故後の旧ソ連諸国では、土壌汚染マップを数年おきに作成し直しているというのにである。あとは「風評被害対策だ」と言わんばかりの口ぶりだが、こういうことを言えば言うほど、福島県産品は安全とは言えません、と自分たちで宣伝しているようなものである。

 

9.その他

(1)南海トラフ地震:30年以内発生確率「7080%」に(毎日新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171228-00000064-mai-sctch

(2)規定路線だった 六ケ所村「再処理工場」が23回目完成延期 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220394

(3)処分基準は年1mSv以下=原発周辺自治体の汚染土 環境省(時事通信)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171228-00000047-jij-pol

(4)東京新聞 広辞苑、初の「原発」編集者 来月改訂版【廃炉】【安全神話】など新語 社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122802000223.html

(5)<米国>核実験による死者、従来の9倍 米大分析(毎日新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171228-00000021-mai-n_ame

 

*米核実験場での放出放射能による健康被害の原書が見つかりました。

 以下からダウンロードできます。

https://qzprod.files.wordpress.com/2017/12/6043f-meyers-fallout-mortality-website.pdf

 

*デイリー・メール紙インターネット版の紹介記事は以下にあります。

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-5206799/US-nuclear-tests-killed-civilians-Hiroshima.html

 

犠牲者数の推計値は、毎日新聞の記事は不正確で、395000人~695000人とのことです。米国本土での核実験による「過剰死者数は、広島・長崎原爆に匹敵する」と評価されています。(渡辺悦司さん:関西在住)

草々

 

 <追>(メール転送です)海洋の放射性ストロンチウム汚染

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●外洋海水中のストロンチウムとセシウム濃度に関わる海上保安庁の資料

2012.1.1215採水のものです。沖合140km以上離れた海域の海水試料です。

 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/OSEN/housha/moni/press20120424.pdf

 

● 海上保安庁の過去から現在までのデータは以下にまとめてありました。

 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/OSEN/housha.html

 

この調査の問題点

 福島沖外洋(140km沖)の調査は2012年で終了していること

 茨城県外洋(180km沖)の多地点調査が20121月のもので終了していること

 福島県外洋北部の調査がないこと

 沿岸部については福島近辺では仙台湾、東京湾の2カ所だけであり

 福島沖や北部では行われていないこと。

 *仙台湾と東京湾の調査結果についてはこれから調べてみようと思っております。

 

両放射性核種について“外洋”海水の様子がある程度わかりました。

 ◯ ストロンチウム90について3.11前と比べ外洋海水中濃度は殆ど変わりない

 3112010年のSr90濃度の平均:外洋0.0012、沿岸0.0011Bq/L0.00080.0019の範囲)

 *2011年~2016年のデータで最大値0.0019を上回ったのは

  福島沖140km2011827日採水で0.0027Bq/Lこの1試料だけであった。

 

 ◯ セシウム137については3.11前と比べ外洋海水中濃度は2012年に上回ったが

 2014年以降は2010年なみになっている。

 3112010年のCs137濃度の平均:外洋0.0016、沿岸0.0015Bq/L0.00110.0023の範囲)

 *2011年~2016年のデータで最大値0.0023を上回ったのは

  海水表層(1m)について

  20118月福島沖140km0.07210128月同地点0.037Bq/L(これ以降同地点データなし)

  20121月茨城沖以南外洋10試料中6試料が上回った。最大値0.0033Bq/L

  2013年(データなし)

  2014年 4試料全て0.0033以下の値

  2015年  同上 

  2016年  同上

 *海水深層については20121月水深100m0.0024とわずかに上回った地点があった。

  その他は上回った例がなかった。

 

 ◯ 同一海水試料(Sr90/Cs137)

 3112010年のデータでは外洋表層水について平均0.69(沿岸0.8)程度でした。

 20121月のデータでは 外洋0.460.250.64の範囲)<下層100m平均0.51

 2013年(データなし)

  20146月のデータでは 外洋0.510.430.58の範囲)<下層700m平均0.69

  20155月のデータでは 外洋0.400.330.50の範囲)<下層700m平均0.56

  20166月のデータでは 外洋0.460.420.52の範囲)<下層700m平均0.60

  20175月のデータでは 外洋0.570.510.65の範囲)<下層700m平均0.49

  *(Sr90/Cs137)の値は311前と比較し低い値になっている。これはSrと比べ

   Csの濃度が増加傾向にあるからのようです。

 

ストロンチウム90のデータは不都合なものを隠蔽しているのであろうと思っております。福島県沖の北東部方向を詳しく調べないのは海流の動きからして、そちらが高い値がでるからではないかと思われます。これを機会に、福島沿岸海域について、海水や海産物について再度東電や福島県、環境省のデータに当たってみたいと思っているところです。

 

田中さんのご意見にあるように、福島県沿岸海域における生態系の総合的な調査をするべきですね。このような調査をせず安全とし、産品を流通させることは国としての責任を放棄しているとしか言えません。

 

イットリウム90が膵臓に濃縮するとのこと、そう言えばゼヴァリンというイットリウム90の薬品があったことを思いだしました。ガンの治療薬でした。Sr90が壊変してできる核種についても確認しなければなりませんね。

 

(田中一郎コメント)

 私からは次の3点を「この調査の問題点」として付け加えたいと思います。

 

(1) 放射性ストロンチウムは生物の体内では擬似カルシウムとして挙動し、骨や歯などに集中・濃縮することが分かっているのだから、海水を調べるだけでなく、採取した魚介類で放射性ストロンチウムが蓄積する部位(骨や歯や殻など)だけを集中的に検査・調査する必要があるのにしていないこと(このことは、日々放射能汚染地帯で大量に屠殺されて出荷されている家畜類についても言えること。屠殺された牛、豚、鶏の骨、あるいは牛乳を集めて継続的に放射性ストロンチウムの検査をしていく必要がある)。

 

(2)放射性セシウムについても、海洋生物体内のどの臓器や部位に集まりやすいのかをしっかり検査・調査しなければいけないのに、それをしていないこと。陸上の家畜類と海洋生物とでは、放射性セシウムの生物体内の挙動は違うかもしれません。

 

(3)また、放射性ストロンチウムが核分裂してできる放射性イットリウムについても追跡をする努力が必要です(人間の場合は膵臓にたまるそうです、半減期が短いので難しい面はあります)。

 http://www.cnic.jp/knowledge/2590

 

政府や自治体、政府関係団体や東京電力などの調査・検査は、放射能汚染の実態を率直に把握し、更に現状では最も肝心なホット・スポットを見つけ出してそれを撲滅するという、本来やらなければならないことをやらずに、放射能が発見されないようにするための調査・検査を繰り返しています。彼らの検査・調査の目的がそもそも歪んでいると言っていいと思います。だから発表される結果はすべて、懸念するには及ばない検査結果だった、というものばかりになるのです。

 

更に、海洋の放射能汚染による生態系や生物群の変化についても、しっかりとした観測体制をつくり、海外からも協力を得て、長期継続的に実施していかなければなりませんが、今日では逆に、大学でのそうした研究の試みの研究費をカットしたりして、政府やスポンサー企業などが妨害をしているのが現状です。

 

みなさまには、福島県産をはじめ、広く放射能汚染地域産の食品については、生鮮のみならず加工食品も含めて、極力避けられることをお勧めいたします。加害者・東京電力や事故責任者・国は、放射能汚染に伴う生産者・関係業者が受ける損害を全て残らず万全に賠償・補償する義務があります。

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