(衝撃)原子炉素材メーカーの神戸製鋼所からデータ不正の不良品が原発・核燃料サイクル施設にも出荷されていた:不正40年・調査は1年 早くも規制委・規制庁主導で「密室調査」と「幕引き」を画策(三菱マテリアルGもお仲間です)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部を除き添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.キャンペーン · 内閣総理大臣 安倍晋三 「原発ゼロで日本の未来を切り拓く」エネルギー基本計画へ! ·
Change.org
(関連)エネルギー基本計画見直し議論の現状 FoE Japanブログ:Mobilize - Resist - Transform !
https://foejapan.wordpress.com/2017/12/18/basic_energy_plan/
2.キャンペーン · 原発事故避難者の強制立ち退きに反対します · Change.org
(関連)山形県雇用促進住宅の8人の自主避難者が訴えられる! FoE Japanブログ
https://foejapan.wordpress.com/2017/10/28/1028/
3.立憲民主代表(枝野幸男氏):改憲、国民投票制度の議論優先 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171222/k00/00m/010/103000c?fm=mnm
●(報告)(12.14)(新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」第6回目):広告代理店・電通とオリンピック、そして憲法改正国民投票(本間龍さん)(当日の録画&資料など)
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-ce90.html
やっと出てきました。枝野幸男よ、えらい!!
なお、上記の「新ちょぼゼミ」のVTRにもありますように、本間龍さん他の市民有志と立憲民主党の議員の間で「国民投票法改正案」の国会上程が検討されていて、まもなくオープンになるものと思われます。みなさま、この動きにご注目いただくとともに、この重大欠陥法=国民投票法を「大問題」にしていきましょう。こんな法律の下では憲法改正・改悪の国民投票などできません。
4.小泉元首相が「原発ゼロ法案」立憲と共闘実現?(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171221-00000089-asahi-pol
5.見えないからこそ伝えるべきこと。世界水準のフォトジャーナリズム写真を発表したい! - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
https://camp-fire.jp/projects/view/56779
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このほど、原子炉素材メーカーの神戸製鋼所からデータ不正の不良品が原発・核燃料サイクル施設にも出荷されていたことが発覚いたしました。絶対に事故が許されない原発・核燃料サイクル施設にかような材料素材や製品を供給して隠蔽しているなど狂気の沙汰です。稼働原発は運転を止めて、神戸製鋼が出荷したすべての原発・核燃料サイクル施設について、徹底的に調査の上、その結果が公開される必要があります。
ところがです。当事者である神戸製鋼所も、それを管理監督規制すべき原子力規制委員会・規制庁や許認可官庁の経済産業省も、この出鱈目極まる不祥事発覚に襟を正してきちんと取り組む姿勢を見せておりません。それどころか、早くも規制委・規制庁主導で「密室調査」と「幕引き」が画策されています。「不正40年・調査は1年」などと環境団体のグリーンピース他が批判を開始しています。そうしたら、もう1社、今度は三菱マテリアルのグループ会社も、このインチキ不正出荷の「お仲間」に参加してきました。どうしようもない日本産業界の体たらくぶりです。
不正を行って顧客の信頼を失い自滅・倒産していくのは、こうした出鱈目企業のご勝手ですが、その出荷先が原発・核燃料サイクル施設などというのは許されるはずがありません。以下、私がこれまで目にしたこの問題に関する重要レポートを3つばかりご紹介いたします。看過できない事件だけに、徹底的に追及をいたしましょう。原子力規制委員会・規制庁は稼働中の原発に停止命令を出せ、神戸製鋼所はどこにどのようなデータ不正品をどれだけいつ出荷したのか、それをリストにして公表せよ。
<別添PDFファイル>
(1)原発関連部品も「密室調査」で幕引きか(イントロ部分)(まさのあつこ
『週刊金曜日 2017.12.8』)
「masano_report_koubeseikou_kinn.pdf」をダウンロード
(2)(レジメ)神戸製鋼のデータ改ざん問題と原発の安全性(抜粋その1)(後藤政志さん 2017.12.12)
「rejime_gotousan_koubeseikou_1.pdf」をダウンロード
(3)(レジメ)神戸製鋼のデータ改ざん問題と原発の安全性(抜粋その2)(後藤政志さん 2017.12.12)
「rejime_gotousan_koubeseikou_2.pdf」をダウンロード
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(4)データ不正 神鋼 全容解明道半ば、外部調査
経営陣の関与焦点(毎日 2017.11.11)
https://mainichi.jp/articles/20171111/ddm/008/020/036000c
(5)神鋼不正 さらに拡大も、統治不全 全容解明遠く(毎日 2017.12.22 他)
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20171222k0000m020133000c.html
(6)特集ワイド:神鋼データ改竄、日産・スバル
無視覚検査・・・・、バブルで崩れた経営倫理(毎日 2017.11.14 夕刊)
https://mainichi.jp/articles/20171114/dde/012/020/002000c
(7)現実味を増す事業再編シナリオ 神戸製鋼所(日刊ゲンダイ 2017.11.23)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218141
(8)激震続く素材産業、子会社 不正承知で出荷、三菱マテ
本社関与は否定、社長謝罪(東京 2017.11.25)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201711/CK2017112502000143.html
(9)三菱マテ系 データ改ざん波及、再処理工場
混迷探し(東京 2017.12.10)
(10)データ不正連鎖を生む真犯人(『週刊ダイヤモンド 2017.12.9』)
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/22023
<関連サイト>
(1)原子力資料情報室声明 神戸製鋼データ改ざん問題、徹底した究明が必要だ 原子力資料情報室(CNIC)
(2)大飯・高浜原発にデータ不正製品 三菱マテ子会社製:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13281366.html?rm=150
(3)三菱マテ系不正:不適合品、半年以上も出荷し続ける - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171124/k00/00m/020/076000c
(4)三菱マテ系、新たな改ざん ワイヤの検査データ 不適切工程も11件:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13281364.html?ref=nmail_20171220mo
(5)神鋼、甘いガバナンス 組織的不正は否定 役員更迭:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13284897.html?ref=nmail_20171222mo
(6)神鋼ショックが原発にも、大飯・玄海再稼働延期の裏事情
(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171212-00152583-diamond-bus_all
(7)神鋼改ざん問題、再稼働遅らす 大飯と玄海、2カ月延期:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASKCZ5J3QKCZTIPE01X.html
1.(別添PDFファイル)原発関連部品も「密室調査」で幕引きか(イントロ部分)(まさのあつこ
『週刊金曜日 2017.12.8』)
http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/docs/1164.pdf
(参考)原子炉の強度不足問題:JIS規格任せ+調査対象の絞り込みで幕引きか?(まさのあつこ) - 個人 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20161118-00064556/
(これは別件:仏で発覚した炭素濃度過多による原子炉圧力容器の鉄鋼強度不足の問題、日本のメーカーは日本鋳鍛鋼や日本製鋼、JFE:田中一郎)
(一部抜粋)
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'(中略)10月25日に自主点検を終えた神戸製鋼所は、グループ14社から525社に不適合品が供給されたと発表。11月10日には経産省が求めた報昔を行なった。不正の原因は、業務評価が収益に偏り、現場から声を上げられない閉鎖的な組織風土があったと分析している。また不正行為の範囲が年々増加し、年間売り上げの数%に達していたことも明らかにした。ところが神戸製鋼所が供給した不適合製品名や525の社名は公表されなかった。
(中略)実は、「神戸製鋼グループの原子力技術と製品」パンフレットによれば、グループが供給する原発関連製品は、燃料、原子炉、中間貯蔵、廃棄物処分、使用済核燃料輸送貯蔵、再処理までと核燃料サイクル全体に及ぶ。ところが、神戸製鋼所は他の製品同様,原発製品でも供給先や内容を公表していない。
(中略)同(11月)15日、更田委員長の定例会見が開かれた。神戸製鋼所から原子力事業者に提供した不適合品リストを提出させる意欲はないのかと筆者が尋ねると、更田委員長は、「ありません」と断言。理由を問うと、「サプライチェーンを全部追いかけて(略)-神戸製鋼製のものをリスト(化)しろと言えば、2年かかる、3年かかるという答えが返ってくる」と述べた。それなら再稼働をさせないと規制するのが、原子力規制委員会の役割だが、その意欲はないのだ。神戸製鋼所は規制者のこの姿勢を見透かし、「個別の詳細は控えさせて頂いている」(秘書広報部)としている。
(中略)整理すると、神戸製鋼所のデータ改竄事件には次の問題がある。①自主点検の対象は基本的には過去1年分でしかない。②改竄データが破棄済みなら点検できない。③神戸製鋼所が分かった範囲で原子力事業者に不適合品情報のリストを出し、電力会社自らが公表するという二重の「自主性」頼
りである。④原発関連部品の供給先は燃料被覆管などもあり、電力会社に限らないが、原子力規制委員会が情報を得ているのは電力会社だけからだ。
これらを原子力規制委員会は放置。一方で、電事連の名で安全宣言した九州電力は、関西電力と共にそれぞれ、玄海と大飯原発の再稼働を点検のために2カ月程度遅らせると30日になって発表した。また、神戸製鋼所は、外部調査委員会に年内という期限付きで自主点検の再検証を依頼した。未曽有の原発事故から7年目にして、この国の原子力規制は、「自主規制」頼みなのである。
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2.神戸製鋼不正スキャンダル:不正40年。調査は1年分。 国際環境NGOグリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/401/blog/60674/
(一部抜粋:簡単なコメント付き)
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【資料】11月9日の発言の概要を以下にまとめました。
九州電力中村原子力発電本部長による報告:
(中略)
原子炉施設への安全性への影響
原子力施設の設計建設時の電力の品質管理で、原子炉冷却材圧力バウンダリや原子炉格納容器バウンダリといった安全上特に重要な設備に
ついては、余裕を持った設計をしている。内作・据付時の寸法検査や耐圧漏えい、機能・性能確認に至るまで事業者立会で検査を実施している。運転実績ということで、 使用前検査や定期事業者検査等により、各施設の安全機能並びに健全性を確認していることに加え、これまで十分な安全運転実績を重ねている。このようなことから、現時点において、今回の神戸製鋼所による不正問題については、原子力施設の安全性に対し、直ちに重大な影響を与える問題ではないと判断している。
(こんな説明では話になりまへん。何が「直ちに重大な影響を与える問題ではない」だ。つべこべ言ってないできちんと調べろ!:田中一郎)
(中略)
山中原子力規制委員:
報告に非常に不満足。規制当局から尋ねたのは当該事業者が運用している安全上重要な部分で神戸製鋼の部材が使われてないかどうかを聞いた。安全上どうか、または、不正部品があるかどうかではなく、神戸製鋼製の部材が使われているかどうかを聞いたが、その観点からの答えがない。素材メーカーで不正が発覚して一ヶ月。重要な部材についてどういう部材が使われているかどうか把握されているはず。その点をイエス、ノーで答えられないか
(中略)
伴原子力規制委員:
技術的な問題であると同時にコミュニケーションの問題。部材が圧力バウンダリとかに使われているかという、それは、調達管理がなされているなら、トレースできるという問いでもあった。それを答えてもらえれば、調達管理できていると判断できる。それができないと調達管理ができていないということになる。
山田原子力規制庁 原子力規制部長:
再稼働に向け使用検査前のプラントを順次自主調査となっているが、使用前検査対象の設備については、当然工事計画認可通りに作られているのが使用前検査を行う上での前提となるので、当然どういう材質のもので作られているのかが、事業者でちゃんと確認されているのでなければ、我々は使用前検査を行うことができないものであると考えている。
それに加えて原子炉等規制法上は、技術基準適合義務がかかっているので、材質上の問題が懸念されるということになれば、当然事業者として確認する必要があるものだと思っている。保安活動を見る立場として我々はしっかりと対応していかきゃならないと考えているのでその旨で対応いただきたい。
(上記3人はもっともなことをしゃべっているが、どうも口先だけできちんとやらせようという気概が感じられない。いつもの「リップサービス」で規制しているふりをしているだけの可能性大:田中一郎)
(中略)
【資料】 神戸製鋼の原子力関連技術・製品
*PWR用上蓋や湿分分離加熱器(MSR)給水加熱器(FWH)等の熱交換器類
*原子炉圧力容器上蓋など原子炉容器用部材をはじめ蒸気発生器用コニカルパーツ、チューブ・シート、また、鍛造品、軽水炉用ジルカロイ被覆管、燃料集合体用チャンネル
*使用済燃料および放射性廃棄物の輸送・貯蔵容器(キャスク)の設計・製造、低レベル放射性廃棄物処理技術開発施設(LWTF)をはじめとして、気体・液体・固体状の各種廃棄物を対象とした処理設備・プラントの建設、日本原燃(株)六ヶ所再処理工場のチャンネルボックス等の放射性廃棄物の遠隔ハンドリングと処理・貯蔵システム
*制御棒駆動用ステンレス鋼管、給水加熱器用ステンレス鋼管、蒸気タービンブレード材、チタン製冷却管、原子炉・炉内構造物や冷却水循環用ポンプ部品、各種熱交換器伝熱管用のフェロコチューブ、各種の原子炉機器に使用される厚鋼板、溶接材料
(中略)
11月1日(水)逢坂誠二衆議院議員が「神戸製鋼所の製品のデータ改ざんに関する質問主意書」を提出
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a195004.htm
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.後藤政志さん(元東芝 原子炉格納容器設計技術者)
さる12/12にたんぽぽ舎で講演
テーマは「神戸製鋼のデータ改ざん問題と原発の安全性」
http://blog.goo.ne.jp/naha_2006/e/97d94e7e75d3a598004ac7564529477c
●(別添PDFファイル)(レジメ)神戸製鋼のデータ改ざん問題と原発の安全性(抜粋その1)(後藤政志さん 2017.12.12)
●(別添PDFファイル)(レジメ)神戸製鋼のデータ改ざん問題と原発の安全性(抜粋その2)(後藤政志さん 2017.12.12)
(田中一郎コメント)
上記の別添PDFファイルは、その際のレジメからの抜粋です。後藤政志さんによれば(神戸製鋼や規制委らが調査の内容や結果の仔細を隠し続けているので実際のところはよくわからないが)、自分が格納容器の設計をしていた時の経験から言って、特に危ないなと思われるのは、(1)テンドン(格納容器のコンクリート隔壁をあまり厚くしすぎないために(コンクリートの自己重圧で耐震性を劣化させないためのもの)、壁の中心部に鋼鉄のロープを入れて格納容器全体を締め上げているが、その鋼鉄の品質が劣悪だと格納容器の耐力に問題が出てくる、(2)溶接の際に用いられる溶接金属の品質が悪いと溶接部分が脆弱となり、地震の揺れその他で破壊される、の2点が非常に懸念される、とのことでした。
(関連)PCCVとテンドン - ATOMICA -
http://www.rist.or.jp/atomica/dic/dic_detail.php?Dic_Key=2638
神戸製鋼が原発のどのような部品の金属材料を供給していたかは、上記のグリーンピースのレポートに書かれているが、それを見ると、後藤さんの懸念に加えて、熱交換器類、軽水炉用ジルカロイ被覆管、使用済燃料および放射性廃棄物の輸送・貯蔵容器(キャスク)、放射性廃棄物の遠隔ハンドリングと処理・貯蔵システム、制御棒駆動用ステンレス鋼管などが心配です。
全原発・核燃料サイクル施設を停止させて総点検し、はっきりしない場合には廃炉にすべし。その分の弁償は神戸製鋼がすればいい。とにもかくにも、神戸製鋼所から原子力事業者に提供した不適合品と、その提供先リストを公表し、その危険な実態を有権者・国民や地域住民に明らかにせよ。
草々
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