低迷する民進党代表選挙(これが最後の党首選か?):民進代表「関心ない」52~70%、民進「代表選 やってるときか」、民進党代表選で いま国民が求めているのは、何か「やらかしそう」なリーダーだ(金子勝慶應義塾大学教授)
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(最初に若干のことです)
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1.原発いらない茨城アクション 東海村で「原発NO!!」をさけぼう
東海第二原発20年運転延長を許すな!人間の鎖(船橋・東京駅からバス)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1497341291924staff01
2.予約 伊藤 真 浅野健一 鈴木邦男 森功ら 安倍やめろ!! 緊急市民集会 主役は私達・今、新たな「私達の受け皿」を!(国会議事堂前駅)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1502595775128matuzawa
3.新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」
(ちょぼちょぼ市民によるちょぼちょぼ市民のためのゼミナール)
(1)(9.7)(第3回目)(討論集会)脱原発ロードマップと新エネルギー政策(in たんぽぽ舎:東京・水道橋)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1501306671996staff01
(関連)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著(ブイツーソリューション)
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033545713&Action_id=121&Sza_id=C0
(みなさま、この本はもうお読みになりましたか? 今後の原子力政策にとって必要不可欠な新法について、非常に重要なことを誰にでもわかるように平易に解説をしてくださっている貴重な本です。9月7日の上記討論集会(たんぽぽ舎)でも少しばかりご紹介いたします。:田中一郎)
(2)(10.5)(第4回目)労働法制抜本改革(「働き方改革」のための法制はどうあるべきか)
講師:棗(なつめ)一郎弁護士(日弁連労働法制委員会事務局次長、日本労働弁護団幹事長)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1501729892050staff01
4.【南相馬で子供の家の残存汚染公開調査】します。
瓦屋根は50万、天井裏は15万、床下は30万ベクレルの「放射性同位元素」でサンドイッチされ、強風で舞い飛び、それを室内や軒下で吸い込む生活が被災地で行われていることが分かりましたので、公開採取調査をしたいと考えております。
屋根が「放射性同位元素の空中への供給源」。マスコミには封殺されていますが、各人任意のジャーナリスト等引き連れてきていただき、市民測定所で測定し、家自体が除染で残留した放射性物質や追加汚染で、「放射性物質化」しています。知らずに生活しているものは強風や地震等により、頭の上からの「放射性同位元素」を一生吸引するリスクを負っています。
予定は9月16~18日。連絡先は '大山弘一'
<55555mak@gmail.com>
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暴走を続ける安倍政権が「もり・かけ」問題や稲田朋美前防衛相の日報隠ぺい事件で支持率を大きく落とし追い込まれる中、ここでトドメを刺しに行かねばならない野党第1党の民進党は、なんとその肝心な時に党首・蓮舫が突然の辞任を表明をするというトンデモ行動に出てしまった。
予想通り都議選での自民党以上の大敗北で、民進党は東京都連のみならず党本体が大きなダメージを受けたこともあり、都連本部のみならず東京が地盤の蓮舫ら、党本部執行部の責任問題が浮上していた。さすがに大都市=大阪府・市の議会(府議会議席ゼロ・市議会議席1のみ)に続いて首都東京でも、民進党はその議会にわずか数議席しか持たない泡沫政党に転落したことはショックだったに違いない。都議選が始まる前から民進党候補者が民進党を次々と脱党して都民ファーストへ逃げ込むという、まったくみっともない「敵前逃亡」の醜態までさらし、民進党は歴史的な大敗北を喫したのだった。
しかし、こうした都議選での大敗は自業自得と言えば自業自得だ。要するに、この間、この野党第1党は有権者の信任を得るようなことは、ほとんど何も積極的にしてこなかったからだ。国会運営でも、地方選挙でも、地方政治においても、市民運動・社会運動との連携においても、アベ政権・自民党政治についての有権者への説明についても、民進党の活躍など皆無である。巷では「何やってんだ」の声が強まるばかりである。中でも、安倍政権の悪政に終止符を打つため、オルタナティブな政権構想を有権者に示して自民党を追い詰める、その野党第1党としての最重要の仕事については、いつまでたってもやろうとしない。東京在住の改革派市民や市民運動・社会運動が、しきりに民進党に働きかけているにもかかわらず、まるでそれを小バカにするかのように、「市民と野党の共闘」にも依然として「口先だけ」の不誠実な対応を取り続けている。今年4月の「市民連合」への「共通政策」回答も、そんな「民進党の悪臭」が漂う、中身の薄い、迫力の無い、信頼のおけないような内容になっており、取りまとめを行った野党第1党=民進党の「責任」は重大だと言わざるを得ない。(「口先やるやる詐欺」に終わったとはいえ、比較的よくできていたマニフェストや政策集に有権者の支持を取り付け、曲がりなりにも戦後初の本格的な政権交代を成し遂げたかつての民主党と、この現在の民進党が同じ政党とは思えないような体たらくぶりだ)
(関連)2017年4月5日『市民連合が実現を目指す政策』に関する(野党)四党の考え方=まだまだ努力不十分、この程度の政策(合意)内容では選挙に勝てない、仮に勝っても、まともな改革政策は実現しないまま迷走してしまう可能性大
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/201745-42c6.html
しかし、である。7月下旬に、都議選大敗北の責任を取り、評判最悪だった野田佳彦が幹事長を辞任し、これで少しは民進党も雰囲気が変わるかもしれない、もう少し安倍政権追い落としに効果的・積極的に動き、蓮舫代表の下、残された力を振り絞って支持回復・党勢挽回をはかりつつ野党第1党の本領を少しは発揮するのではないかと期待もされた。それがその期待も蓮舫の代表辞任により、あっという間に雲散霧消してしまったのである。肝心な時に民進党は本当に何やってんだ、という声が再び高まりつつある。その後、蓮舫が代表辞任に追い込まれた理由が、野田佳彦の後任幹事長を党の有力議員が誰一人として引き受けようとしなかったことに原因があることが明らかとなり、この「民進党は何やってんだ」の声は確定的となった。ほんとに「何やってんだ」である。
(関連)ついに空中分解 蓮舫代表を引きずり降ろした民進のお粗末|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210369
辞任した蓮舫をはじめ、少なからぬ民進党の議員たちは、口を開けば「反対ばかりしていてはダメで、民進党は「提案型政党」として野党第1党の責任をまっとうする」などとくり返す。しかし、安倍政権が次から次へとロクでもない日本破壊政策を続けているのだから、提案もへったくれもないだろう。徹底してこれに反対をし、徹底してその理不尽や不当性を有権者に訴え、徹底して安倍政権・自民党と闘う以外に方法はないではないか。悪政の権化のアベ政権や自民党に何を提案するというのか。民進党が提案をする機会があるとすれば、それは来る国政選挙で勝利するために「市民と野党の共闘」における「共通政策」を積極果敢に「提案」し、それを他の政党や有権者市民に理解してもらえるよう努力し、選挙勝利のための「共闘体制」をしっかり固めるとともに、他の協力野党と候補者調整を精力的に行って、安倍政権・自民党政治に「王手をかける」ことではないのか(その場合には、協力してくれる他の野党の顔を十分に立てて、共闘がそれぞれの協力野党にも有利になるよう野党第1党が尽力しなければならない=こんなことは「共闘」や「連立」の常識であるし、自民党と公明党はこれをうまくやっている、諸外国の連立政権でも、またしかりである)。にもかかわらず、上記で見た「市民連合」に対する野党4党の共通政策のお粗末さは一体何なのだ。何が「提案」型政党だ。政策の中身もスカスカなら、政権奪回へのアプローチもガタガタではないか。
そして始まったのが民進党代表選挙である。しかし、かような「内輪の事情」「自己都合」で始まったような代表選挙に関して、有権者に関心をもってもらえるなどと思ったら大間違いである。あいもかわらず何のために存在しているのかわからない、選挙の時だけ「負け組互助会」のような、まるで野党第1党としての政党の体をなしていない人間集団で、しかも言うこと・やることは、いつも覚悟が決まらない中途半端なデキソコナイの、自民党政治の補完業務のようなことばかり、屁理屈や逃げ口上はずいぶんと上手になったけれども、依然として、体を張って有権者のために政治をしようという意気込みも意地も全く感じられない、そんな政党・政治家たちが、およそ有権者の信頼を得られようはずがないのである。近頃報道された毎日新聞記事によれば、民進党代表選に関心があると答えた有権者はわずかに39%、52%の人が関心がないと答えている(金子勝慶應義塾大学教授によれば「期待しない」が70%だという)。
そして、この代表選挙に立候補してきたのが、なんとあの、元祖「口先やるやる詐欺」の前原誠司であり、もう一人が、「直ちに健康に影響はない」の枝野幸男だというから開いた口もふさがらない。両方とも「日本新党」出身の同期生で、民進党のみならず、日本の政治を1990年代初頭からおかしくしてきた、言い換えれば、当時盛り上がっていた政治改革の機運を小選挙区制と政党制導入にすりかえ、返す刀で市場原理主義政策を推し進めて、日本を今日のように惨憺たる状態にしてしまった(してしまうことを一貫して手助けしていた)政治改革詐欺師たちではないか。この政党には、似非政治改革を今日に至っても厚かましくも、なお遂行しようとする政治家しかいないのか!?
前原誠司と枝野幸男については、別のメールで、それぞれこの代表選挙で何を訴えているのかも含めてご紹介し、コメントしたいと考えている。ともあれ、かような候補者で、その「内向き」代表選挙を、この大事なタイミングでやろうというのだから、お話にならない。日本経済新聞は8月10日の記事に「代表選 やってるときか」という記事を掲載した。まさにその通りである。以下、今般の民進党代表選挙に関する報道その他を若干ご紹介する。私が見るところ、このままではこの政党には未来はないだろう。早晩、解散に追い込まれるのではないか。大阪や東京の議会選挙で起きたことは、民進党が今の状態を大きく改善しない限り、やがて国政選挙でも起きることになるだろう。かような政党はそもそも存在意義がなく、せいぜいのところ自民党政治の補完か、形だけの異議申し立てで国会や自民党政治に「彩を添える」刺身の「ツマ」のようなものでしかない。そんなものに有権者の支持が集まるわけがないのである。(「日本ファースト」という似非右翼の政党が小池百合子都知事人気に乗じて登場しようとしている。集まってきているのは、あああいつか、の海千山千連中ばかりである。しかし、いい加減な民進党議員たちが、大挙してそちらの方に乗り換える日は近いように思われてならない)
<別添PDFファイル>
(1)(重要)金子勝の天下の逆襲:民進党代表選
いま国民が求めているのは、何か「やらかしそう」なリーダーだ(日刊ゲンダイ 2017.8.16)
http://www.asyura2.com/17/senkyo230/msg/714.html
(2)民進代表「関心ない」52%、無党派層など冷ややか(毎日 2017.8.5)
https://mainichi.jp/articles/20170805/ddm/005/010/163000c
(3)民進「代表選 やってるときか」(日経 2017.8.10)
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO19849870Z00C17A8EA1000/
(4)民進 党内融和を優先、代表選改憲で対立回避(毎日 2017.8.9)
https://mainichi.jp/articles/20170809/ddm/002/010/048000c
(5)民進党代表選、連合と関係修復 争点(日経 2017.8.16)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO20024330V10C17A8PP8000/
(6)民進「受け皿」示せるか、代表選に枝野氏と前原氏(朝日 2017.8.3)
http://www.asahi.com/articles/DA3S13069196.html
(7)東西政走:自民・民進を脅かす2つの不穏、「稲田・蓮舫」ダブル辞任で顕在化(平田崇浩
『週刊エコノミスト 2017.8.22』)
https://www.weekly-economist.com/
(8)蓮舫辞任、好機生かせぬ民進の壁(『日経ビジネス 2017.8.7,14.』)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/080100699/?ST=pc
(9)蓮舫路線 裏目の1年、代表辞任 刷新感も提案力も(朝日 2017.8.3)
http://www.asahi.com/articles/DA3S13069144.html
(10)小池氏との連携視野に、細野氏
民進離党表明(東京 2017.8.5)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017080502000134.html
https://mainichi.jp/articles/20170805/k00/00m/010/074000c?fm=mnm
(田中一郎コメント)
1.(重要)金子勝の天下の逆襲:民進党代表選
いま国民が求めているのは、何か「やらかしそう」なリーダーだ(日刊ゲンダイ 2017.8.16)
http://www.asyura2.com/17/senkyo230/msg/714.html
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211495
(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(中略)状況を打開するために、野党に求められていることは何か。一つは、自民党との対抗軸を示すために安倍首相が口にできない政策を打ち出すこと。もう一つは、新しい若いリーダーを押し立てることである。民進党は「人への投資」や「格差の是正」を掲げている。だが、中身のないスローガンとはいえ、安倍首相も「働き方改革」とか「人づくり革命」を口にしているため、対立点がぼやけてしまう。何より「原発ゼロ」といった、安倍首相が絶対に口にできない政策を掲げるべきだ。安倍政権の原発再稼働・輸出路線は、東電の賠償費用を膨らませ、東芝危機をもたらし、失敗している。
民主党政権時代に主要閣僚を務めた前原誠司や枝野幸男が代表選に名乗りを上げても、国民の期待が膨らまないのは、大手メディアのキャンペーンもあって、民主党政権時代の失態が国民の記憶から離れないからだ。また同じ失敗を繰り返すのではないか、という連想が働いてしまうのだ。まずは「オリーブの木」でもいいから、政権交代の“受け皿”となる、既存政党を超える新しい野党の形をつくることだ。その上で、国民の目に見える形で議論を重ね、若い新しいリーダーを押し上げていくことだ。
これだけ社会が閉塞すると、国民は優秀なだけのリーダーには魅力を感じない。いま国民が期待を寄せるのは、良し悪しは別にして、小池百合子や橋下徹のように、何か“やらかしそう”な人物である。政権を奪う前の民主党のリーダーだった鳩山由紀夫、菅直人、小沢一郎も、何か“やらかしそう”な雰囲気があった。やはりリーダーには“未来”を感じさせる力が必要なのである。いまの民進党には、それが欠けていると思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
金子勝慶應義塾大学教授のおっしゃるとおりである。そして私が加えて残念に思うのは、市民運動・社会運動の担い手の中に、今なお観客民主主義的な発想で「よりまし政党・政権」論などを振り回して、「選挙の時だけ共闘」的な「合従連衡論」から枝野幸男応援で市民は団結を、などと主張している人たちがいることだ。しかし、そんなものを仮に成功させたところで、政権交代後に、なんの政治の変化も改革も期待できないだろう。「口先やるやる詐欺」に終わった2009年の政権交代を、よりひどい形で、より期待を裏切る形で、第二次民主党・民進党政権が出来上がるだけの話である。市民運動・社会運動が、まるで自己否定運動をするかのようなことはもうやめることである。
市民運動・社会運動がなさねばならぬことは、低迷する民進党などとは距離を取り、市民運動・社会運動自身が、その最大公約数としての自分たちの存在基盤=言い換えれば、日本国憲法体制を守り発展させ脱原発を実現するには、どういう政策を政治の場で実現させていかねばならないかを「最大公約数」として明確にし、それについて既成政党の賛同や支持を求めるとともに、力を合わせて有権者にその支持を訴えることである。既成政党の中には理解を示してくれる政党もあろうし、民進党の中にだって理解を示す政治家もいるだろうから、そうした政党や政治家とともに、最初は小さくても、日本改革の第一歩=救国改革連合のようなものをスタートさせればいいのである。そして、この方法や考え方は新潟県知事選挙や参議院の東北・北海道の各選挙区、あるいは最近では仙台市長選挙で成功しているではないか。そうした選挙での成功の実績を重ねることが、民進党を変えて行くことにもつながるし、アベ政権を追い詰めるもっとも有力・重要な運動でもあるのである。決して、前原誠司か枝野幸男かの選択を議論したり、運動の課題にしたりすることではない。あえて言えば、今のままなら、どっちもダメ・大差なし、ということである。
(関連)第1824号 自公と第二自公の二大政党体制が究極の悪夢 メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」有料メルマガ配信サービス「フーミー」
http://foomii.com/00050/2017081922111340700
4.民進 党内融和を優先、代表選改憲で対立回避(毎日 2017.8.9)
https://mainichi.jp/articles/20170809/ddm/002/010/048000c
5.民進党代表選、連合と関係修復 争点(日経 2017.8.16)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO20024330V10C17A8PP8000/
上記4.は、この代表選挙が内向きであることを示す1つの証拠、また、上記5.は、財界御用新聞の日経が、民進党代表選の争点でもないようなことを、あたかも争点であるかのように、嘘八百ないしは世論誘導の御用報道をしている典型事例(田中一郎)
8.蓮舫辞任、好機生かせぬ民進の壁(『日経ビジネス 2017.8.7,14.』)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/080100699/?ST=pc
9.蓮舫路線 裏目の1年、代表辞任 刷新感も提案力も(朝日 2017.8.3)
http://www.asahi.com/articles/DA3S13069144.html
(田中一郎コメント)
蓮舫の決定的な過ちは野田佳彦を幹事長に据えたことと、自分の政治方針や重要と考える政策を、政治家の信念として強い姿勢で打ち出さなかったことである。脱原発方針や「市民と野党の共闘」などがそうだった。東京10区衆議院補選を闘った鈴木ようすけ候補(民進党)などは、蓮舫・野田佳彦の民進党執行部に言われてかどうかはわからないが、連合に気を使いすぎ、自民党にまで遠慮して、選挙期間中、野党は共闘から逃げ回っていた。もちろん選挙結果は話にならないほどの大差で敗北している。蓮舫は、自分の言動がどれほど一般の党員・議員に影響を及ぼすか、また、有権者の民進党への支持・応援に影響を及ぼすか、理解できていなかったのではないか。野党第1党の党首として「軽すぎた」。それは蓮舫の前の代表・岡田克也もまた同じである。
10.小池氏との連携視野に、細野氏 民進離党表明(東京 2017.8.5)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017080502000134.html
(田中一郎コメント)
民主党・民進党をダメにした5人組議員とは、仙谷由人、長島昭久、細野豪志、野田佳彦、前原誠司である。この連中だけが悪いというのではない。民進党の劣悪性をよく代表しているという意味であって、この連中を小粒にしたリ、混ぜ合わせたりした議員たちは民進党の中にわんさといる。今度、前原誠司や枝野幸男とは一線を画して代表選に出ると言っている井出庸生議員なども、ひょっとするとそのたぐいかも知れない。ウィキペディアで井出議員の略歴を見る限りでは、とても褒められたものではない。とまれ、今回の細野豪志の民進党離党により、5大悪のうちの3人までが民進党から消えて居なくなった。歓迎すべきことであって、決して悲観することではない。できればあと2人にも、一刻も早く民進党から出て行っていただきたいものだ。
(関連)井出庸生 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E5%87%BA%E5%BA%B8%E7%94%9F
(関連)「旧態依然」刷新望む声 民進代表選 井出氏、出馬に意欲:どうしん電子版(北海道新聞)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/126403
(関連)民進・木内氏が離党届提出…都議選後4人目に 政治 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170818-OYT1T50102.html
(関連)民進横山氏が離党届提出 都議選後3人目 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-556494.html
(これからこんなのがどんどん増えてきそうです。でもいいんじゃないかと思いますね。こんな「浮草」のような政治家は選挙で落とせばいいんだから。かえって「浮草」議員が誰だったのか、よく見えていいわ、ということです。:田中一郎)
<その他関連サイト>
(1)「加計解散」を了承か 歴代首相勢揃い“意味深”会議の中身|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211630
(2)「第3の候補」見送り=民進・江田グループ(時事通信) - goo ニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-170817X759.html
(3)室井佑月「答えは簡単」〈週刊朝日〉 (AERA dot.) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170802-00000011-sasahi-pol
(4)誰が代表になっても前途は暗い民進党 安倍一強体制の崩壊と野党の惨状 JBpress(日本ビジネスプレス)
(5)東京新聞前原氏、地方票狙い遊説 民進代表選、枝野氏はネット活用政治(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017081901001385.html
(6)民進党:代表選 21日告示、9月1日投開票に - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170802/k00/00m/010/071000c?fm=mnm
草々
(追)オルタナティブな日本を目指して(企画一覧)
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-6da3.html
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