« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »

2017年7月

2017年7月31日 (月)

脱原発脱被曝バック・ナンバー(29)(抜粋)(2017年6月~7月) いちろうちゃんのブログ

1.新エネルギー戦略について(以前にお送りしたものに更に加筆修正しました) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-69d5.html

 

2.3つあります:(1)「TPP締結差止・違憲確認訴訟」 東京地裁判決(「うんこ判決」) (2)大洗・原研核燃料サイクル施設で放射能事故 (3)ますます狂暴・「共謀罪」 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/tpp-5ea0.html

 

3.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(59):大洗・原研核燃料サイクル施設での被ばく事故・続報、未知の放射性粒子に迫る - NHK クローズアップ現代+、渡辺悦司さん講演会報告 他 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-cc7b.html

 

4.(報告)院内集会・政府交渉2つ:(1)大型クレーンが倒れてくるかもしれないのに原発再稼働の高浜原発、(2)核燃料サイクルは今がやめるとき + 玄海原発再稼働差止仮処分訴訟 却下 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-b198.html

 

5.放射線被曝の生物及び人体への影響は、DNA(遺伝子破壊)のみならず、その遺伝子の働きを制御しているエピジェネティクス(エピゲノム)への影響を語らずしては話にならない いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-84b9.html

 

6.大洗・原研核燃料サイクル施設での被ばく事故(第4報):核物質や放射性廃棄物の管理もずさんなら、被ばく防護の体制もずさん、こんな組織は早く解体しないと危なくて仕方がない いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-a68a.html

 

7.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(60):私は原子力ムラや原発推進論者にこそ言いたい 「ちがうだろ!!」 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/60-477c.html

 

8.(報告)(1)「子ども・被災者支援法」制定から5年~実効性ある被害者救済に向けて、(2)ストップ・リニア!訴訟の提訴1周年を記念して講演会とシンポジウム + イベント情報(「オルタナティブな日本を目指して」他) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/1-953c.html

 

9.(私の感ずるところ仔細:改めて怒りがこみ上げる)(6.30)福島第1原発事故 東電元幹部3人に対する刑事裁判 初公判=問われる司法・裁判所の真価、加害者・東京電力や事故責任者・国が責任を問われなくてどうする!! いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-dc5d.html

 

10.福島原発事故 被ばく健康被害 抹殺!(インチキ3段階法):(1)(ホップ)検査結果を隠す(非公開) (2)(ステップ)検査を減らす (3)(ジャンプ)検査制度を廃止する  いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-d324.html

 

11.「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(61):東海第二原発を再稼働するって!? ご冗談でしょ!? 他 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/61-206f.html

 

12.(直近情報)東芝は何処へ行く:死にかけの東芝でこれから起きること 知られざる「1兆円規模」のリスクが・・・・・(現代ビジネス)Yahoo!ニュース 他 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/1yahoo-c2a7.html

 

13.「三陸の海を放射能から守る岩手の会」からの報告です +(田中より:直近の脱原発・脱被ばく情報) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-c3cb.html

 

14.(報告)3つの集会と直近の脱原発関連情報:①高浜原発再稼働差止裁判:井戸謙一弁護士、②井戸川裁判(福島被ばく訴訟) ③安定ヨウ素剤の自主的事前配布運動(『DAYS JAPAN』 他 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-7689.html

 

15.(東京電力や政府の説明には多くのインチキ・ゴマカシが隠されています=こんなものに騙されてはいけません)出荷制限中のクロダイから過去最高値の放射性ストロンチウム90検出(まさのあつこさん) + 脱被ばく関連の最近情報を若干 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-79b8.html

 

(その他)

●「共謀罪 監視が日常に」、元CIAスノーデン氏警鐘 「監視システムを日米共有」 スノーデン氏との一問一答 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/cia-6f20.html

 

●(2017年夏)都議会議員選挙の争点 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-eae5.html

 

●「共謀法」国会最終段階:全野党は異常国会での審議を拒否して、市民とともにアベ倒閣と政権交代を訴える全国一斉の継続的街宣へ決起いたしましょう いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-2d0d.html

 

●(報告)(6.4)小池劇場をどう見るか、宇都宮健児さんに都政の今を聞く(フォーラム杉並)他 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-dcf3.html

 

●お蕎麦屋さんも大迷惑の「かけ」「もり」問題=「アベ友特区」(国家戦略特区)で国政を私物化するゴロツキ・タカリ集団が安倍自民党だ、今やあらゆる選挙で自民党に投票することが「恥さらし」となった(1) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-c35e.html

 

●(続) お蕎麦屋さんも大迷惑の「かけ」「もり」問題=「アベ友特区」(国家戦略特区)で国政を私物化するゴロツキ・タカリ集団が安倍自民党だ、今やあらゆる選挙で自民党に投票することが「恥さらし」となった(2) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-f6ae.html

 

●2つあります (1)「パナマ文書」記載の国内分、申告漏れ 計10億円超、国税当局調査=全く納得いかないこの結果、国税当局の本気度はいかほどか? (2)ベーシックインカムと普遍主義的社会保障制度について(若干) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/10-cc4e.html

 

●(報告)(6.11)上原景観裁判と司法のあり方を考える(「上原基金1万人の会」中間報告をかねて) & 本日の「森友学園問題」「加計学園問題」情報、共謀罪法案 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/1-124a.html

 

●(新しい運動を創っていきましょう)「諸悪の根源」=アベ政権・自民党政治を入れ替えるための取り組みをスタートします いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-6b4d.html

 

●茶番の市場原理主義:(1)働かせ方改革の「サカサマ」効果 (2)規制緩和という「やりたい放題」の私物化放任政策 (3)農業参入甘くない、なんて、何をいまさら + 狂暴な共謀罪法を包囲せよ いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-57e7.html

 

●茶番の市場原理主義(その2):(1)利権の巣窟、国家戦略特区の闇を暴く(日刊ゲンダイ) (2)「国家戦略特区」を改革と評価するポスト・トゥルース(金子勝) (3)現代国債考 他 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-e72b.html

 

●豊洲TOXICスキャンダル(24):二兎追う者は一兎をも得ず=都議選対策の「茶番」と化した築地豊洲問題の「小池百合子回答」、毒物まみれの「豊洲を(卸売市場として)生かす」などありえない話 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/toxic24-fdd1.html

 

●義家文科副大臣の発言は、「公益通報者保護制度」の主旨に反する「恫喝」そのものであり、まさに権力の乱用以外の何ものでもない いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-047d.html

 

●特定秘密保護法2年:名ばかり?「監視審査会」、機能しないチェックシステム & 手前勝手な秘密主義行政とでたらめな公文書管理、貫かれる「由らしむべし知らしむべからず」の前近代的統治 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-dee2.html

 

●名ばかり「個人情報保護法」の実態は、他人様のプライバシーを自分の商売に無断で得手勝手に使うことを奨励促進する「個人情報ビジネス濫用促進法」ないしは「個人情報保護からビジネスを守る法律」だ & 共謀罪法続報 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-1177.html

 

●お粗末・低品質政党=自民党:この政党に投票をする人間は、もはや現代日本の「恥さらし」である(1):稲田朋美防衛大臣が劣勢都議選挽回のために「自衛隊動員」演説=さっさと大臣・国会議員を辞任せよ いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-0f6b.html

 

●豊洲TOXICスキャンダル(25):ニセモノ「専門家会議」(平田健正座長) VS ホンモノ科学者「日本環境学会」(他)=手抜き調査で毒物まみれを隠した豊洲へ卸売市場を移転できるのか!? いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/toxic25-vs-d0eb.html

 

●脅される内部告発者(6/30 朝日新聞):公益通報(内部告発)は行政やビジネスを改善するには貴重な情報だ、でも現状の「公益通報者保護制度」では、この主旨は活かされず、むしろ逆効果である いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-2241.html

 

●都議会選挙について(前半):都民はコロコロどんぐりこ、小池にはまってさあ大変、さあ大変=「悪辣自民の利権都政」のあとが「似非政治改革の発信基地」ではやってられない いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-6edb.html

 

●都議会選挙について(後半):都民はコロコロどんぐりこ、小池にはまってさあ大変、さあ大変=「悪辣自民の利権都政」のあとが「似非政治改革の発信基地」ではやってられない いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-267d.html

 

●欺瞞と不正義の似非「学府」=日本の大学を解体せよ(3):世の中がおかしいからと言って、大学もおかしくていいということにはならないでしょう=大学研究費不足は在日米軍駐留費日本側負担と大企業向け研究開発投資減税から回せ いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-25cf.html

 

●遺伝子操作された動植物を食べてはいけない(1):やっぱり危ないことがわかってきたゲノム編集=遺伝子世界のことがよくわかっていないのに、ご都合主義で遺伝子をいじくったものが安全なわけがない いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-0d3e.html

 

●戦後の日本国憲法体制下で昭和天皇は「象徴天皇」ではなかった=講和条約と50年安保で吉田茂をさしおいてアメリカと交渉、反共産主義・沖縄放棄・対米従属の「安保国体」を創り上げた昭和ヒロヒト天皇 他(昨今の政治情勢から) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/50-3ab9.html

 

●井出英策氏の議論(=「普遍主義的社会保障福祉政策」)に賛成できない理由:教育無償化は格差を広げる愚策だ(中室牧子 『文藝春秋 2017.8』)より いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/20178-3438.html

 

●政府・厚生労働省は、「普遍主義的社会保障福祉政策」よりも、「貧困の連鎖」を止めるための「ターゲット施策」の拡充を、まず真っ先に行え(本日付けの毎日新聞記事より)+ 若干のいろいろ いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-60b4.html

 

●(報告)(「オルタナティブな日本を目指して」第1回企画)金子勝慶應義塾大学教授講演会 「オルタナティブ日本(もう一つの日本)の経済政策(ポスト・アベノミクス)」 録画 & レジメ いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-78c0.html

 

●(報告)(「オルタナティブな日本を目指して」第2回企画)中野晃一上智大学教授講演会「オルタナティブ日本の政治と政策:⽇⽶関係、東アジア問題を中に」 録画 & レジメ いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-4455.html

 

●オルタナティブな日本を目指して(企画一覧) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-6da3.html

 

●民進党執行部辞任(蓮舫代表・野田佳彦幹事長):民進党の夜明けか、たそがれか? 民進党は自公政権の悪政に代わる「もう一つの日本」(オルタナティブ日本)実現の旗を掲げ「市民と野党の共闘」を強力に推し進めよ! いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-00ed.html

 

●「森友学園問題」の核心=近畿財務局の背任と財務省本省の隠ぺい工作が見えました!(環境ジャーナリスト・青木泰さんのレポートより)+ 「誰のための連合か」記事を書いた「誰のための日経か」 +(再掲)2017年都議選総括 いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/2017-e7a8.html

 

2020年東京オリンピック利権告発シリーズ(2):(報告)「晴海選手村土地投げ売りを正す会」 住民監査請求報告集会(2017726日)=これは東京都庁が絡む「森友学園問題」事件の100倍以上の大きさの大事件だ! いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/2020-2017726100.html

 

●(続)「昭和天皇の戦後日本」(豊下楢彦著:岩波)より=昭和天皇は象徴天皇ではなかった(2)+ 崩壊の危機を脱しうるか民進党(昨今の実につまらない政治報道から) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-279a.html

以 上

(続)「昭和天皇の戦後日本」(豊下楢彦著:岩波)より=昭和天皇は象徴天皇ではなかった(2)+ 崩壊の危機を脱しうるか民進党(昨今の実につまらない政治報道から)

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

=========================

1.(9.7)新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」(第3回目)

(討論集会)脱原発ロードマップと新エネルギー政策(in たんぽぽ舎:東京・水道橋)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1501306671996staff01

 

2.(10.5)新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」(第4回目)

 労働法制抜本改革(「働き方改革」のための法制はどうあるべきか)

 講師:棗(なつめ)一郎弁護士(日弁連労働法制委員会事務局次長、日本労働弁護団幹事長)

 

日 時:105日(木)1830分~21時(開場18時) 

会 場:スペースたんぽぽ 参加費(資料代含む):800円(学生400円)

    たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分 

    東京都千代田区三崎町2-6-2 tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797 

  Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/

 

3.(8.26)徹底検証!築地市場移転問題シンポ 中澤誠氏-水谷和子氏-森山高至氏-宇都宮けんじ&意外なゲスト(御茶ノ水駅)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1500650308853ylaur

 

4.夏休み 推薦図書

(1)制定しよう放射能汚染防止法 総理!逃げた後はどうなりますか-山本行雄/著(ブイツーソリューション)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033545713&Action_id=121&Sza_id=C0

 

(非常に重要な内容を誰にでもわかる形で解説した必読本です。9/7のちょぼゼミ(第3回目)でも少しご紹介いたします:田中一郎)

 

(2)消費税が社会保障を破壊する-伊藤周平/〔著〕(角川新書)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033454847&Action_id=121&Sza_id=C0

 

(複雑怪奇な社会保障政策を分かりやすくポイントを押さえて解説したいい本です。著者の伊藤周平氏を講師にお呼びしようかなと考えているところです。政府が進める「税と社会保障の一体改革」などは嘘八百の塊です。くれぐれも騙されないようになさってください・:田中一郎)

 

(3)日本中枢の狂謀-古賀茂明/著(講談社)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033612003&Action_id=121&Sza_id=C0

 

(古賀茂明氏の直近本です。まだ読み始めですが面白そうです。:田中一郎)

 

5.高レベル放射性廃棄物 科学的特性マップ(2017.7.28

 http://sustran-japan.eco.coocan.jp/datafile/kakugomi_v1.pdf

 

6.絶対に忘れないで口コミその他で拡散してください

 自民党=史上最大の詐欺政党=TPP協定断固反対

(これでもまだ投票しますか? 自民党に投票する人は日本の恥さらしです)

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/files/tpp1_2012_jimintou.pdf

 

(関連)マンガ・イラストを集めました。さまざまな市民運動・社会運動にお使いください いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-ad35.html

=========================

 

みなさま、暑中お見舞い申し上げます。暑い日が続いておりますが、お変わりございませんでしょうか。ご健康にはくれぐれもご留意され、お元気でお過ごしください。ところで、少し前に、私のメールで(下記ブログ参照)「昭和天皇は象徴天皇ではなかった」をご紹介申し上げましたが、今回はその続編で、同じく元関西学院大学教授の豊下楢彦氏の著書「昭和天皇の戦後日本」(岩波書店:下記参照)より、若干の部分をご紹介いたします。下記に列記いたしました別添PDFファイルをごらんください。みなさまには、是非ともこの豊下楢彦氏の著書に目を通していただければと思います。昨今、不勉強極まりないネトウヨやチンピラ似非右翼らによる歴史修正主義の珍説・謬論が飛び交っておりますが、そうしたものに惑わされず、きちんとした戦後日本の歴史を認識するためには必読と言っていいほどの充実した内容となっております。豊下楢彦氏には、この著書以外にもすぐれた著作が数多くあり、日本の安全保障や外交などを論ずる場合にはなくてはならない知識や歴史的経緯を教えていただける貴重なものです。併せてご覧になることをお勧めいたします。

 

(関連)昭和天皇の戦後日本 〈憲法・安保体制〉にいたる道-豊下楢彦/著(岩波書店)

 http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033298705&Action_id=121&Sza_id=C0

 

(関連)豊下楢彦氏の著書

 http://ur0.work/F2EZ

 

(関連)戦後の日本国憲法体制下で昭和天皇は「象徴天皇」ではなかった=講和条約と50年安保で吉田茂をさしおいてアメリカと交渉、反共産主義・沖縄放棄・対米従属の「安保国体」を創り上げた昭和ヒロヒト天皇 他(昨今の政治情勢から) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/50-3ab9.html

 

 <別添PDFファイル>

 別添PDFファイルのファイル名は、その内容を私が要約して付けたもので、豊下楢彦氏の原著とは一切無関係です。

 

(1)自身の戦争責任を認めなかった昭和天皇(豊下楢彦『昭和天皇の戦後日本』より)

「1_syouwatennou.pdf」をダウンロード
(2)自国防衛を怠り米国防衛に走る日本政府が憲法改悪をしたらどうなるか(豊下楢彦『昭和天皇の戦後日本』より)

「2_syouwatennou.pdf」をダウンロード
(3)押し付けられたのは日本国憲法ではなくて日米地位協定(豊下楢彦『昭和天皇の戦後日本』より)

「3_syouwatennou.pdf」をダウンロード
(4)アメリカには尖閣防衛の国際法上の義務がある、ゴマカスな(豊下楢彦『昭和天皇の戦後日本』より)

「4_syouwatennou.pdf」をダウンロード
(5)歪なナショナリズムと「国家弁護の論理=正義(自衛)の戦争論」(豊下楢彦『昭和天皇の戦後日本』より)

「5_syouwatennou.pdf」をダウンロード

========================


<追1>崩壊の危機を脱しうるか民進党(昨今の実につまらない政治報道から)

 民進党執行部トップの蓮舫代表・野田佳彦幹事長が辞任したことに伴い、民進党は先般の都議選で歴史的大敗北を喫した自民党以上に危機的な事態となっています。今のところ9月上旬頃に予定される代表選に、枝野幸男、前原誠司、玉木雄一郎の3人の立候補が予定されていると報道されておりますが、こんなメンツで代表選を争ったとしても、はたしてこの「野党第1党」の再生はありうるのでしょうか。私があるMLに発信した若干のメールをご紹介し、この問題について考えてみたいと思います。

 

(関連)ついに空中分解 蓮舫代表を引きずり降ろした民進のお粗末|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210369

 

(関連)枝野氏と前原氏 一騎打ち公算大、民進代表選 9月1日軸(朝日 2017.7.29

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13061365.html?ref=nmail_20170729mo

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13061405.html

 

(シャモのケンカや闘牛じゃないんだから、こういう報道の仕方はおかしいんじゃないの? そもそも玉木雄一郎がかわいそうでしょうに。いくら泣きべそ男でも対等に扱ってやりなさいよ。:田中一郎)

 

1.阿部知子氏の処方箋、これじゃダメなんです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前略,田中一郎です。

 

阿部知子のツウィッターに注目しました。こういう処方箋ではダメなのです。民進党というよりも、日本の危機の正体をよく理解できていないのでしょう。もっと根本のところから、つまり過去の民主党・民進党を否定するところから、スタートできる人間たちが執行部を握るべきです。しかも「オルタナティブな日本」を実現できる政策や政治綱領を掲げて、です。たとえば即時脱原発=こんなものは「当たり前」です。そうでなければ、民進党の内向きのチョイ改革など、ほとんど無意味。

 

●代表選びについて:民進党の阿部知子さんのツイッター

 https://twitter.com/abe_tomoko?lang=ja

 

「民進党代表選挙が9月1日の報道。安倍政権が依怙贔屓人事と依怙贔屓行政で窮地に瀕している時に、最後の一撃よりも党内人事にエネルギーと時間を割くべきか?先の代表選挙で二番目の得票だった前原さんが代表、枝野さんが幹事長で暫定的に走ればよい。本来は野党第一党のより大きな風呂敷の準備を。」

 

蓮舫さんが新人事着手表明したとき、「一刻も早く斬新な執行部体制を打ち立てるべきで、キーワードは女性。仙台市長選の郡和子さんの当選をみても女性で執行部を」「野田さんからの自立と、女性の仲間を信じて層としての活躍を指揮できれば、民進党は必ずや受け皿へと成長する。」と呼びかけていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

2.さきほどの追加です (阿部知子の処方箋、これじゃダメなんです)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前略,田中一郎です。

さきほどの追加です。

 

●青森4区補選 民進、青森4区補選に元県議擁立 県連が党本部に公認申...

 https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-544474.html

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

山内氏は前回衆院選も4区から立候補し、落選した。県連の田名部定男代表は「絶対に負けられない選挙だ。安倍政権へのけん制となるような結果を勝ち取りたい」と記者団に語った。他の野党との共闘については「党本部が決める」と述べるにとどめた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

こういう態度を続ける限り、民進党は右片下がりでどんどん支持を失い、やがて雲散霧消する運命にあります。阿部知子氏がしなければいけないことは、こういうことを全力でストップさせることです。本気で取り組む「市民と野党の共闘」こそが民進党を生き返らせる唯一の道だということです。前原誠司や枝野幸男がどうこう、以上に重要なことです。

・・・・・・・・・・・・・

 

3.「見えた!! 安倍「改憲勇退」」(『FACTA 2017.6』 )より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前略,田中一郎です。

 

別添PDFファイルは少し前の月刊誌『FACTA』(2017/6)の記事です。そこには「前原案に便乗し「野党を分断」」とあります。安倍晋三の「改憲勇退」は、都議選での自民党大敗北により、かなり可能性は低くなりましたが、まだ、完全に消えたわけではないでしょう。5月の安倍晋三の「9条3項」修正が急浮上し、それが党勢回復の切り札にされる可能性はないわけではありません。また、衆院選と憲法改悪を同時実施すれば、共産との野党共闘など、野党側の足並みを崩すことも可能です。

 

●(別添PDFファイル)見えた!! 安倍「改憲勇退」(FACTA 2017.6

 https://facta.co.jp/article/201706041.html

 

前原誠司も枝野幸男も、そして、細野などの民進党内の軽率改憲派は、このアベ政権が垂れてくるエサに食いつく可能性がないとは言えません。民進党は自民党にナメられていると言っていいでしょう。その自民党は、ゴロツキ・チンピラ・タカリの集まりです。情けない限りです。ナメられるのではなくて、(自民党に)恐れられなければいけないのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

4.(別添PDFファイル)民進党という問題(山口二郎 東京 2017.7.30

 http://ur0.work/F2GH

 

5.(別添PDFファイル)恥知らずな政権は国民の水準を映している(白井聡 『自然と人間 2017.8』 より)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前略,田中一郎です。

別添PDFファイルの白井聡氏のレポートをごらんください。みなさまには熟読をお願いしたいです。

 

●(別添PDFファイル)恥知らずな政権は国民の水準を移している(白井聡 『自然と人間 2017.8』)

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)自民党批判なんてみんなさんざんやっているし、あまりにも当たり前のことなので、口にするのもあほらしい。どうしてこんな腐りきったものを乗り越えられないのかと言ったら、それは対抗者の問題です。だから僕はどうしても民進党の方に辛口になるんです。もはや激励を意図してではなく本心から民進党なんて消滅してしまえ、と思っていますよ。もうだいぶ前に、沖縄では民進党は事実上消滅しましたし、大阪でも消滅した。そして、今度は東京でした。もう時間の問題なんですよ。

 

(中略)最近、共産党系の人と交流が増えて、彼らに対する見方がかなり変わりました。野党共闘に向けて共産党が歩み寄ったわけですが、彼らは本気でやっているし、大人の対応をしていると思います。これに対して、非共産党系はどうなのか? 選挙の現場の話を聞くと悲惨で、統一候補を決めて運動をやろ

うというときに、共産党の人たちが応援に行くと「おまえらは来なくていい」「どうせ勝てないから勝手におりただけだろう」という態度をとっているという話をあちこちで聞きました。そういうのを知ると、ああこの人たちは勝つ気がないんだなと思いますね。この人たちによって民進党は支えられているわけで、議員たちの体たらくも納得です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

●横浜市長に林氏3選=新人2人破る (時事通信) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170730-00000059-jij-pol

(投票率確定37.23% 前回より8.18ポイント上昇)

 

この選挙の敗北の原因はひとえに民進党にあります。仙台市長選挙との違いを比べてみればいい。今の民進党は、この横浜市長選挙のあとを追いかけ、やがて自滅していく運命にあります。その運命を自力転換できるかどうかが、代表選挙で問われています。文字通りの「抜本転換」が必要です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

<追2>その他昨今の報道より

1.自民党関連

(1)黒江防衛次官 更迭へ、PKO日報 陸幕長も辞意 (毎日 2017.7.27 夕刊)

 https://mainichi.jp/articles/20170727/k00/00e/010/299000c

 

(陸自トップの岡部俊哉陸上幕僚長が稲田朋美防衛相と「差し違える」意図で辞意を表明したため(つまり「第二の前川喜平(元文部科学次官)」として登場するという意味)、少なくとも稲田朋美は防衛相を辞任しなければならなくなったと、何かのニュースで耳にした。しかし、稲田朋美は未だに自分の非を認めようとしておらず、このままでは防衛省の役人や制服組だけが悪いのだということになる。陸自のトップの人、やはり当初の決意通りに「第二の前川喜平」をやって、国民的な英雄にでもなって下され。この事件の最高責任者は間違いなく稲田朋美であり、大臣辞任のみならず国会議員としても許してはおけない人物だから。:田中一郎)

 

(関連)安保法制「駆けつけ警護」に邪魔だった日報で稲田大臣辞任(まさのあつこ) - 個人 - Yahoo!ニュース

 https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20170728-00073823/

(関連)(時時刻刻)稲田氏不問、遠い真相 「戦闘」実態データ削除、組織的 特別監察:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13061353.html?ref=nmail_20170729mo

(関連)「隠蔽ない」強気のまま 稲田氏、自身の疑惑を残し退場:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13061357.html?ref=nmail_20170729mo

(関連)稲田氏の責任踏み込まず 日報データ報告有無あいまい 特別監察:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13061364.html?ref=nmail_20170729mo

 

(2)安定感重視は表向き 83改造ベテラン起用本当の狙い|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210534

 

(3)支持急落「身から出たさび」=自民・村上氏 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170730-00000088-jij-pol

 

(4)東京新聞 支持率急落原因は「隠蔽と公私混同」 衛藤首相補佐官 政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201707/CK2017073002000127.html

 

(安倍晋三もアベ内閣閣僚も、村上氏はともかく、コイツ(衛藤晟一)にだけは言われたくないのではないかな? :田中一郎)

 

2.室井佑月「メンバー代え求む」〈週刊朝日〉 (AERA dot. - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170726-00000014-sasahi-pol

 

3.政府広報費は民主党政権の2倍、メディア押さえ込む効果 (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170705-00000007-pseven-soci

 

4.共産:穀田氏祝賀会に「こんなことを…」小沢氏もびっくり - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170731/k00/00m/010/037000c?fm=mnm

 

5.緊急デモ:「安倍内閣は退陣を」新宿に「8000人」集う - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/movie/video/?id=119825420

 

6.内閣支持率は20%台に急落。全国各地で「安倍やめろ!」の大合唱! (週プレNEWS - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170719-00088283-playboyz-pol

草々

 

2017年7月30日 (日)

(東京電力や政府の説明には多くのインチキ・ゴマカシが隠されています=こんなものに騙されてはいけません)出荷制限中のクロダイから過去最高値の放射性ストロンチウム90検出(まさのあつこさん) + 脱被ばく関連の最近情報を若干

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初にイベント情報他です)

==============================

1.(別添PDFファイル)(チラシ)(8.31)シンポジウム:ゲノム編集を問う 作物・家畜・人について

「tirasi_8.31 GENOMU HENSYUU.pdf」をダウンロード

2.(別添PDFファイル)(チラシ)(9.6)世界にはばたけ憲法九条(アーサー・ビナード、松元ヒロ)

「tirasi_9.6 KENPOU9JOU.pdf」をダウンロード

3.東京新聞 知事選 原発が主要論点に浮上 茨城(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201707/CK2017072902000176.html

 

4.(7.31)なないろ畑の勉強会『これからの目指すべき日本の農業政策』

■日 時 731() 18:00~20:00

■場 所 なないろ畑の出荷場(食堂) 神奈川県大和市中央林間2-16-45 グー

グルで検索してくだいさい。

■講 師 山田正彦さん 民主党政権で農水大臣をつとめ、ヨーロッパ型の所得保障政策を導入。

 https://www.facebook.com/masahiko.yamada.125

■趣 旨 

 私たち有機農業者にとっても、消費者にとっても、日本農業の新しいビジョンが必要です。TPP阻止のためにこの間活躍されてきた山田氏に、では、日本の農業はどうあるべきなのか? 理想的な農業政策を提示して頂きたいと思います。有機農業に携わる方、有機野菜を食べている方、農業の未来について、山田さんと一緒に考えてみましょう!

■懇親会 20:00~ 会場は同じ。

 食べ物・飲み物持ち寄り。食堂では食べ物などの販売もします。山田さんと突っ込んでお話をしたい方は、是非懇親会に参加して下さい。

==============================

 

いつも徹底した取材と鋭い分析で私たちに貴重な情報を提供してくださっているジャーナリストのまさのあつこさんからです。。

 

(重要・必見)出荷制限中のクロダイから過去最高値のストロンチウム90検出(まさのあつこ) - 個人 - Yahoo!ニュース

 https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20170728-00073837/

 

出荷制限中のクロダイから過去最高値のストロンチウム90検出、福島第一20km県内で採取したクロダイの各種分析結果について公表。

 放射性ストロンチウム90   2730ベクレル/kg

 放射性セシウム134・137 50.3ベクレル/kg

7月13日東電資料:東京電力は仮に食べても1回の胸のレントゲンを撮るときの線量と同じ位だから大丈夫と言っているようです。

 https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20170728-00073837/

 

(田中一郎コメント)

東京電力や政府の説明には多くのインチキ・ゴマカシが隠されています=こんなものに騙されてはいけません。

 

たとえば、クロダイの骨だけを測らずに体全体を潰して測っていること(kg当たりのベクレル数が小さく出ます)。また、福島第1原発周辺の海洋生物で放射性ストロンチウムやその娘核種の放射性イットリウムをためこみそうな生物(貝類、甲殻類、魚の骨、サメなどの歯他)を片っ端から大量に調べなければいけないのにロクすっぽ調べていないこと、などです。

 

放射性ストロンチウムは内部被曝こそが問題ですが、それを外部被曝と同じ手法のICRP方式でシーベルト換算していること(注:これは生涯にわたり内部被曝する量です)。放射性ストロンチウムは骨や歯にたまり、ベータ線を出して、そこを局所集中的に被ばくさせますから、シーベルトはもっともっと大きな数字になります。その局所部分をたとえば1g、体全体を60kgとすれば、60kg÷1g=60,000倍のシーベルト、つまり0.00031mSv×6000018.6mSvです。言い換えれば、局所被ばくを体全体の被ばくに散らしてゴマカスことで1/60000に過小評価がなされているということです。

 

更に、ベータ線の放射線加重係数は過小評価されてガンマ線と同じとされていますが、これを仮にガンマ線の10倍とすると186mSvとなります。

 

更に更に、放射性ストロンチウムが体内に入った時のベクレルをシーベルトに換算する際に使う「ファントム」という内部被曝モデルもインチキくさいので、これのインチキ可能性係数を仮に2とすると372mSvとなります(例えば、「生物学的半減期」などは全く信用できません)。

 

更に更に更に、被ばくする人の年齢による影響度合いの違いや体質による違いなど、被ばく者不確定性係数を仮に5倍、とすると、1860mSvとなります。

 

更に更に更に更に、放射性ストロンチウムはベータ崩壊して放射性イットリウムとなりますが、これは放射性ストロンチウムよりも強い放射線を出す物質で、これが膵臓に溜まります。このイットリウムの内部被曝もカウントすると、放射性ストロンチウム以上のものになるかもしれません。放射性ストロンチウムは、いったん体内に入ると、ほぼ一生涯体外に排出されないのと違って、放射性イットリウムの方は、人体内における化学特性がよくわからないので、被ばく量を計算しにくいという点が注意点です。

 

更に更に更に更に更に、放射性ストロンチウムや放射性イットリウムの化学毒性(例:活性酸素)や遺伝的影響(遺伝子+エピジェネティクス)についても懸念がありますが、そんなものはどこ吹く風で無視しています。

 

つまり、ともかくも、「東京電力は、仮に食べても1回の胸のレントゲンを撮るときの線量と同じ位だから大丈夫と言っているようです」などとほざいている連中は、放射性ストロンチウムの恐ろしさや内部被曝の危険性について、きちんと考えていないということを、いみじくも告白しているようなものです。こんなものに騙されてはいけません。

 

 <追>脱被ばく関連の最近情報を若干(重複を深謝)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 <別添PDFファイル>

(1)乳歯 被ばく状況調査、福島歯科医師会 事故後生まれ、提供求める(東京 2017.7.26 夕刊)

(2)核ごみ「最適地」3割、政府が処分場候補地図、国民の理解 置き去り(東京 2017.7.29

(3)核のごみ最終処分場、国が示した地図(東京 2017.7.29

 

1.乳歯 被ばく状況調査、福島歯科医師会 事故後生まれ、提供求める(東京 2017.7.26 夕刊)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072602000245.html

 

(関連)乳歯保存ネットワーク | 私たちの活動

 http://pdn311.town-web.net/katudou.html

(関連)個人の被曝量を特定できるストロンチウム90の測定法の確立および乳歯保存・測定のためのラボ建設(助成研究|高木仁三郎市民科学基金)

 http://www.takagifund.org/archives2/detail.php?id=384

 

2.核ゴミ地下埋設・無責任地図

 原子力ムラの連中は日本の有権者・国民や地域住民を馬鹿にしているという他なし。永田町の自民党本部敷地にでも埋めろ。

 

(1)地域ブロック毎は以下

http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/kagakutekitokuseimap/area.html

(2)全国の一覧は以下

http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/kagakutekitokuseimap/maps/kagakutekitokuseimap.pdf

(3)詳しくは以下です(資源エネルギー庁)

http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/kagakutekitokuseimap/index.html

(4)核ごみ「最適地」3割、政府が処分場候補地図、国民の理解 置き去り(東京 2017.7.29

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201707/CK2017072902000139.html

(5)核のごみ最終処分場、国が示した地図(東京 2017.7.29)(下記サイトは日経)

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG28H1D_Y7A720C1000000/

(6)“核のゴミ”処分どこに?“適地”住民は…(日本テレビ系(NNN) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170728-00000094-nnn-soci

 

3.(フクロウの会・青木一政さんからのメール転送です)浪江町山林火災の件で福島県交渉(報告)

 みなさま、浪江町山林火災の件で719日福島県交渉を行いました。少し遅くなりましたが報告をアップしました。ご覧ください。特に、趣旨説明資料には最新のリネン吸着法データを反映させた山火事による放射能拡散の実態を紹介しています。ぜひご一読下さい。

 

(関連:重要)浪江町山火事による放射能拡散で福島県へ要請と質問状提出 福島老朽原発を考える会(フクロウの会)

 http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2017/07/post-ed89.html

 

(特に)「浪江町山林火災についての要請と質問」趣旨説明(2017.7.19

http://chikurin.org/wp/wp-content/uploads/2017/07/34de1bb6a55165286318fd830e73ab7d.pdf

 

 2週間後に福島県からの回答が出る予定です。その回答を待って、引き続き県との交渉を考えております。引き続きご支援ご協力をお願いします。

 

ーー以下記事より抜粋ーー

意見交換でまず確認したかったのは過去に例のない長期にわたる山火事が帰還困難区域で発生したことの重大性の認識についてです。「帰還困難区域という汚染されて線量の高いところでの火災という、単なる山火事ではない特別な深刻さの認識を持っているか」「そこの共通認識がないとそのあとの話ができない」という問いかけに対して、「我々災害対応の部門としては場所がどこであれ消す行為というのは全く変わりがない。そのために最善を尽くすようにやっている。」というような反応でした。

 

市民団体側からの丁寧な趣旨説明の後にも関わらず、ほとんど重大性を認識していないような反応でした。何回かのやり取りの後、県放射線監視室の担当者から「放射性物質の飛散の可能性」という言葉が出ましたが、県側全体として、この認識の低さは覆うべくもありません。

 

呼びかけ団体の一員である南相馬・避難勧奨地域の会の小澤洋一氏は「放射能拡散は住民が生活している範囲に及んだ。今回の発生時期はゴールデンウイーク中であり、田植えの時期で屋外活動が多い時期。適切な注意喚起があれば防護の効果は高い。4月から浪江町の住民帰還を促進する一方で、住民に放射線防護の情報を与えなかったのは異常な事態だ」 「県民の立場から行動してほしい」と県の無策を批判しました。

 

2週間後に県から質問状への回答が出る予定です。私たちはその結果を見て、今後も福島県と交渉を続ける予定です。

ーーーーーーーーーーー

 

4.20170722 UPLAN 【出版記念シンポジウム】3・11後の子どもと健康~保健室と地域に何ができるか? - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=o2Y6w2OrI58

 

5.ミトコンドリア障害と心筋症、神経変性疾患との関連(改訂版)(遠藤順子 2017.7.20.pdf - Google ドライブ

 http://blog.torikaesu.net/

 https://drive.google.com/file/d/0B6EQ5_tZOVZccDhITVdJSzh6RW8/view

 

6.<政府>SPEEDI、利用避難に「不確実性やリスクある」(毎日新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170724-00000111-mai-soci

 

(使うかどうか、どう使うかは現場が決める、いちいちちょっかいを出すな。福島第1原発事故の際には、福島県民をはじめ地域住民や有権者・国民はそっちのけにして真っ先に在日米軍司令部にSPEEDI情報を持って行くなどの背信行為を働いてきた人間たちが何を言うかである。そんなことよりも、安定ヨウ素剤の事前配布を原発・核燃料施設の半径100km以内の全戸に行うとともに、安定ヨウ素剤は市民が自由に薬局などで買えるようにしろ。:田中一郎)

 

7.対馬で韓国放射線監視、国内初の設置 規制委、70キロ先に古里原発、北朝鮮核も (西日本新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-00010001-nishinpc-soci

 

(北朝鮮の核実験関連は直ちに公表して大騒ぎするが、韓国の原発事故の放射能漏れは隠す可能性もあるので要注意:田中一郎)

 

8.その他

(1)玄海町に交付税681万円 原発税収減で23年ぶり交付団体に転じる 佐賀 (佐賀新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170726-00010002-saga-l41

(2)佐賀県伊万里市、長崎県松浦市、平戸市 玄海原発30キロ圏議員協設立へ 佐賀 (佐賀新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-00010005-saga-l41

(3)避難でなり手不足…楢葉町議選、定数割れ無投票 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00050129-yom-pol

(4)除染事業宿泊費「不正受給なし」 安藤ハザマ調査委、詐取を否定:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13052580.html?ref=nmail_20170724mo

(5)下請け業者に水増し指示か 不正受給疑惑の安藤ハザマ (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170726-00000001-asahi-soci

草々

 

2017年7月29日 (土)

2020年東京オリンピック利権告発シリーズ(2):(報告)「晴海選手村土地投げ売りを正す会」 住民監査請求報告集会(2017年7月26日)=これは東京都庁が絡む「森友学園問題」事件の100倍以上の大きさの大事件だ!

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のこと)

==============================

1.(8.26)徹底検証!築地市場移転問題シンポ 中澤誠氏-水谷和子氏-森山高至氏-宇都宮けんじ&意外なゲスト(御茶ノ水駅)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1500650308853ylaur

 

2.(9.7)新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」(第3回目)

(討論集会)脱原発ロードマップと新エネルギー政策(in たんぽぽ舎:東京・水道橋)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1501306671996staff01

 

3.(録画)TBS 報道特集:チェルノブイリ 今も残る健康被害

 https://www.facebook.com/gomizeromirai/videos/1761452807228182/

 

(田中一郎コメント)

 19864月のチェルノブイリ原発事故から31年、現地のウクライナでは今でも、住民(特に事故後生まれの子供たち)の健康悪化や甲状腺ガンなどの疾患が後を絶たないという。甲状腺ガンでいえば、チェルノブイリ原発事故後に放射能汚染地域に住んでいた、当時は10歳未満の幼い子供だった人たちが今頃になって甲状腺ガンを発症するという。しかも男性に比べて女性が圧倒的に多いという(放送からは、どれくらいの汚染地域にどれくらいの期間住んでいたのかはわからないが、ウクライナやベラルーシでは、ひどい汚染地域からは強制移住となっていたし(その後も日本のように半ば強制の様な帰還政策はとられていない)、事故から数年後にはチェルノブイリ法ができて避難の権利が確立された経緯もあるので、その多くは日本の場合(福島県やその周辺各県)よりも低濃度の放射能汚染地域だったと推測される。にもかかわらず、甲状腺ガンが多発している)。また、甲状腺ガンに限らず、循環器系、内分泌系、免疫系などの疾患や健康悪化も多く見られ、健康な子供たちがほとんどいないという悲惨なことになっているのは広く知られていることである。また、妊婦が出産するときも、たいていの場合、何らかの問題があると現地の人は伝えていた。

 

この番組では、日本から怪しげな連中が現地に行って「共同研究」をするなどと報じられていたが、そんなものには期待しない方がいいだろう。それよりも、こうしたチェルノブイリ原発事故後のウクライナやベラルーシの状況を伝え聞くにつれ、日本での原子力ムラ・放射線ムラに牛耳られた福島第1原発事故後の住民の健康対策や被ばく防護の取組があまりに出鱈目すぎるので、近未来の住民の方々の体や健康について非常に懸念される。早く放射能汚染地帯での健康管理や被ばく防護を、一時的な避難・疎開・移住や長期保養なども含めて、きちんとしたものにしないと、取り返しがつかないことになるような気がしてならない。20mSvを基準に帰還政策をとるなどという「巨大規模の人体実験」のようなことは絶対に許されないことである。日本の科学者や医師たちは何をしているのだろうか?

 

4.(別添PDFファイル)【リニア新幹線建設による水枯れ】、脅かされる地域の水資源( 『生活と自治 2017.8』)

 https://twitter.com/i/web/status/890014747906658304

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

山梨県上野原市秋山にある「棚の入沢」。かって体長約センチほどのイワナやヤマメが泳いでいた川は、2011年、一滴の水も流れない草むらと化した。「山梨県リニア実験線」のトンネル工事が地下水脈を断ち切ったためだ。地元の簡易水道の水源でもあったので、事業者であるJR東海は、工事と水枯れの因果関係を認め、代替井戸と貯水タンクを設置し、集落に水を供給している。

 

(中略)リニア計画は1410月に国が事業認可し、今後本格着工に入るが、その7分の1はすでに完成している。山梨県大月市から笛吹市まで実験用に建設された約43キロの線路は、そのまま営業用の線路になるからだ。この線路の8割はトンネル。1990年に着工されて以降、頻発したのか水枯れだった。まず94年に、大月市朝日小沢地区の簡易水道の水源だった沢が枯れた。住民の一人は「JR東海は『減流するかも』と言っていた。でもまさか完全に枯れるとは」と振り返る。

 

(中略)その後も、実験線周辺では、2009年に笛吹市の一級河川、天川が枯れ、その近隣の簡易水道の水源である川もいくつも枯れ、11年には冒頭紹介した棚の入沢が枯れた。笛吹市役所には「自家用井戸が枯れた」との市民からの電話が数十件寄せられた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(関連)リニアで水資源が流出する? 南アルプストンネル工事めぐる静岡県の懸念 (THE PAGE - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170427-00000002-wordleaf-soci

 

(田中一郎コメント)

 記事を読んでいて猛烈に腹が立った。環境アセスをやり直せ。何のための環境アセスか!? かような工事は直ちに中止だ。リニアなど、無事開通しても巨額の営業赤字が予測されていてJR東海の経営にとってもよろしくない事業なのに、ただただ老害動物=葛西敬之(よしゆき)会長(アベのお友だち)の妄想がことを強引に推し進めているに過ぎない。にもかかわらず、JR東海という会社の人間たちは、みな「ヒラメ」のようなデキソコナイ人間たちばかりで、この老害妄想を止めることもできないのである。百害あって一利なしのバカみたいな事業で、南アルプスを中心にした日本の美しい自然が回復不能の破壊を受ける。許せない。

==============================

 

さる7月26日(水)、江東区文化センターにおいて、「晴海選手村土地投げ売りを正す会」による住民監査請求報告集会が開催されました。以下、簡単にご報告いたします。現在、「森友学園問題」(近畿財務局 国有地投げ売り背任事件)が有権者・国民から厳しい批判を受けていますが、この東京都と関係土建業者たちによる「晴海(オリンピック)選手村土地投げ売り事件」は、その「森友学園問題」の金額の約100倍以上の、何と800億円以上もの都有地の値引きによる土建業者向け破格ダンピングがなされているのです。その手口も、知れば知るほど、出鱈目そのものです。

 

「晴海選手村土地投げ売りを正す会」では、この東京都庁での官民ぐるみの不正行為について住民監査請求をしていましたが、このほどそれが却下されたため、この8月にも提訴に踏み切ることになりました。今回の集会は、この住民監査請求の結果についての報告と、その後の対応方針を確認するためのものです。新たに提訴される住民訴訟は、監査請求の請求人以外の方は原告になることができません。しかし、「晴海選手村土地投げ売りを正す会」の会員となってご支援をしていただくことは可能です。別添PDFファイルに会員申込書も添付しておきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

それにしても、東京の大手マスごみたちは、何故、この大事件を報道しないのでしょうか(東京新聞は???)。私の推測は、このゴミ新聞・ゴミTVなどのマスごみは都庁記者クラブにたむろしていて、日々、都庁役人やその背後にいると思われる政治家、あるいは関連業者たちと、なれ合いの仕事をしているのではないかということです。彼らも水面下で甘い汁を吸わしてもらっているのかもしれません。そもそも大手新聞社(朝日、読売、日経、毎日)は2020年東京オリンピックの特別スポンサーになっていますから、2020年東京オリンピック関連の報道行為それ自体が利益相反行為なのです。いっそのこと、この4社(新聞+TV)には2020年東京オリンピックの取材を認めないことにしたらどうかと思います(でなければ、新聞の発行やTVの放送をやめる)。

 

この事件に詳しくない方は、とりあえず下記のネット記事等をご覧ください。

 

 <「晴海(オリンピック)選手村土地投げ売り」事件>

(1)どうする小池知事 都が選手村予定地売却で222億円大損|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186905

(2)小池都政にも“森友疑惑” 五輪選手村用地を1200億円値引き(日刊ゲンダイ) 赤かぶ

 http://www.asyura2.com/17/senkyo223/msg/469.html

(3)新市場と選手村工事受注の大手建設に都職員OB大量天下り(日刊ゲンダイ) 赤かぶ

 http://www.asyura2.com/16/senkyo210/msg/761.html

(4)森友・加計よりも深刻なオリンピック選手村用地の払い下げ事件、1200億円の割引、報じられない背景は? MEDIA KOKUSYO

 http://www.kokusyo.jp/nihon_seiji/11573/

(5)2020年東京オリンピック利権告発シリーズ(1):これは一体なんだ! 東京都財産を超安値で投げ売りしているぞ=(メール転送です)オリンピック選手村疑惑の監査請求から住民訴訟への組織と財政 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/2020-34a2.html

 

 更にきちんと知りたい方は、下記の図書をお読みください。

●豊洲新市場・オリンピック村開発の「不都合な真実」 東京都政が見えなくしているもの-岩見良太郎/著 遠藤哲人/著(自治体研究社)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033582941&Action_id=121&Sza_id=C0

 

 <別添PDFファイル>

(1)「晴海選手村土地投げ売りを正す会」報告集会のご案内(2017.7.26

「tirasi_juuminkansaseikyuu_houkokusyuukai.pdf」をダウンロード
(2)「晴海選手村土地投げ売りを正す会」 住民監査請求報告集会
プログラム(2017.7.26

「PROGRAM.pdf」をダウンロード
(3)(資料1)晴海オリンピック村敷地投げ売りに関する監査請求結果について(千葉恵子 2017.7.26

「siryou_1_tiba.pdf」をダウンロード
(4)(資料2)住民訴訟に向けて(淵脇みどり 2017.7.26

「siryou_2_futiwaki.pdf」をダウンロード
(5)(資料3)晴海選手村住民塞査請求の請求人の皆様(「晴海選手村土地投げ売りを正す会」 2917.7.26

「siryou_3_seikyuuninnnominasama.pdf」をダウンロード
(6)「晴海選手村土地投げ売りを正す会」当面の取り組み(2017.7.26

「TORIKUMI.pdf」をダウンロード
(7)「晴海選手村土地投げ売りを正す会」入会申込書

「nyuukai_mousikomi.pdf」をダウンロード
(8)170204世田谷・目黒、オリンピック村再開発・原稿

「orinpikkumura_genkou.pdf」をダウンロード
(9)大企業に売り渡す選手村予定地、バーゲン価格の積算根拠
オール黒塗り(日刊ゲンダイ 2016.9.2 他)

 

 小池百合子都知事や都民ファーストの会が、この出鱈目な事件をきちんと正せないのなら、彼らの言う「東京大改革」など、似非も似非、都民そっちのけの「新たな利権集団による私物化都政の始まり」ということになるでしょう。みなさま、この問題に是非ご注目を。

草々

 

「森友学園問題」の核心=近畿財務局の背任と財務省本省の隠ぺい工作が見えました!(環境ジャーナリスト・青木泰さんのレポートより)+ 「誰のための連合か」記事を書いた「誰のための日経か」 +(再掲)2017年都議選総括

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

1.「森友学園問題」の核心=近畿財務局の背任と財務省本省の隠ぺい工作が見えました!(環境ジャーナリスト・青木泰さんのレポートより)

 

 青木さん曰く「核心点は、(1)8億円減額の根拠としていた2万トンのごみが、マニュフェストでは、100分の1しかなかったこと。2万トンのごみが在るというのは、全くの虚偽の事実であったこと。(2)このごみの算定は、国(近畿財務局と国交省)が行ったものであり、そこで背任は決定的になったため、まず立件して逮捕して取り調べなければならないのは、籠池元理事長ではなく、関与した国の役人たちである」

 

 下記の3つのサイトを順にご覧いただければ、よく事態が理解できます。この問題は、『週刊金曜日 2017.7.21』に中島岳志氏が書いているように「大阪・国有地売却事件」という呼称を用いるべきでしょう。あるいは「近畿財務局 国有地投げ売り・背任、並びに組織的隠ぺい事件」でもいい。

 

(1)近畿財務局と森友学園 売却価格めぐる協議内容判明 NHKニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170726/k10011075411000.html?utm_int=detail_contents_news-related-auto_001

 

(2)森友学園への国有地売却 財務局が異例の分割払い提案 NHKニュース

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170727/k10011075991000.html

 

(3)【森友問題】土地払い下げ根拠のごみ、存在しないこと示す証拠公開…財務省の背任が決定的 ビジネスジャーナル

 http://biz-journal.jp/2017/07/post_19760.html

 

 <参考:別添PDFファイル>

(1)「森友問題」と呼ぶのはやめよう(中島岳志 『週刊金曜日 2017.7.21』)

「moritomotohaiwazu_nakajima_kinn.pdf」をダウンロード
(2)森友に買い取り額打診か、財務局 8億円値引きの国有地(東京 2017.7.28 夕刊)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017072802000267.html

(3)籠池前理事長 取り調べ、森友学園 補助金不正主導か(日経 2017.7.28)(=あいも変わらぬ御用記事だ:田中一郎)

 http://www.nikkei.com/article/DGKKASDG27H32_X20C17A7CC0000/

(4)佐川氏栄転、批判広がる(毎日 2017.7.23

 https://mainichi.jp/articles/20170723/ddm/041/010/059000c

 

(この国会偽証役人・背任隠蔽男を国税庁長官から引きずり降ろせ。そして国会で証人喚問せよ! :田中一郎)

 

2.「加計学園問題」についても青木泰さんのレポートがあります。

 別添PDFファイルをごらんください。

 

 <別添PDFファイル>

(1)170723 紙爆 加計学園便宜供与問題 総理の意向の背後に「総理の犯罪」 2017年8月号

「kake_aokisan_report.pdf」をダウンロード
(2)加計学園問題、新たな疑惑も浮上、さらなる追及を(横田一
『週刊金曜日 2017.7.28』)

 http://www.kinyobi.co.jp/

3,「誰のための連合か」記事を書いた「誰のための日経か」

 

●(別添PDFファイル)誰のための連合か、「脱時間給」容認撤廃(日経 2017.7.28

 http://b.hatena.ne.jp/entry/www.nikkei.com/article/DGXLASDC27H2W_X20C17A7MM8000/

 

以下は私のメールの転送です。

==========================

おっしゃる通り、このチョウチン記事、我慢なりませんね。新聞記者たるものが、ここまで無残に落ちぶれて御用化するものかと、あきれるのみならず腹立たしい限りです。働く者の生産性を上げるためには、経営側が働き方の組織化を適切にすることが最重要です。生産性向上を働く者側にだけ押し付けるのは経営側の無能以外の何物でもなく無責任ですし、そもそもサービス業が主要産業となってきている中で、製造業並みの生産性向上というのは非現実的です。無理にサービス業での生産性を上げようと思えば、顧客サービスの質を落とす(例:ネットビジネスの大半がそうであるように、電話による問い合わせをシャットアウト)か、働く人や下請けにしわ寄せする形でサービス残業を強要するか、などのロクでもない結果が生まれてきます。

 

「成果に対して報酬を払う」などと、よく言えたものでしょう。多くの日本の企業に見られるように、社内での世渡り上手以外の何の取柄もないような「ヒラメ」人間が会社の経営を牛耳るようになり、日本企業の衰退に拍車をかけています。いわゆる人事の縮小再生産です(人間は自分より少しばかり出来の悪いのが「最も優秀」と認識しやすい。逆に、自分よりも優秀な人間に対しては、恐怖心や敵愾心を持つ傾向がある。ただでさえ同調圧力が強い組織風土の中で、こういう状態で人事制度を無反省に運営すれば、長期的に会社の幹部は「ボンクラ」「ゴクツブシ」のたまり場となる)。たとえば東京電力や東芝やNTTや古河電工や倒産して行った流通大手の経営者たちや、その他M&Aや事業の手抜き・不注意展開で失敗をして大損をした経営者たちに代表されるように、日本の大企業にわんさといる「ゴクツブシ」「ボンクラ」経営者たちの「成果」こそ、徹底的に問うてみたらどうですか。

 

私の経験で申し上げれば、成果・成果・成果などと言っている御仁ほど、ほとんど成果らしい成果がないというのが実態です。今日の日本の会社の運営の仕方・人の使い方が根本的に間違っており、中長期的に見て、このままいけば、日本の大半の大企業は(貴重な人材を喪失して)没落の道をたどるであろうということが、この日経のボケ記者には理解できていないようです。さっさと新聞記者をやめて、経団連という「ゴクツブシ」「ボンクラ」経営者たちのたまり場にでも再就職して、それこそこの記者の思う通りに「こき使って」もらったらどうでしょう。それとも他人様のことだから、オレはカンケーネーとでもいうのでしょうか?

 

まともな記者ならば、御用組合「連合」の働くものへの背信行為を批判するとともに、アベ政権の「働き方改革」の欺瞞を告発する記事を書くでしょう。

 

(以下おまけ)

「誰のための「連合」か」より前に

「誰のための「日経」か」ですよ。ホンマニ。

もっとまともなこと加計~!!!

 

4.(他のMLでの議論です)(再掲)2017都議選総括((仮にアベが退陣したとしても日本の政治危機は続きます)

 

●都議会選挙について(前半):都民はコロコロどんぐりこ、小池にはまってさあ大変、さあ大変=「悪辣自民の利権都政」のあとが「似非政治改革の発信基地」ではやってられない いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-6edb.html

 

●都議会選挙について(後半):都民はコロコロどんぐりこ、小池にはまってさあ大変、さあ大変=「悪辣自民の利権都政」のあとが「似非政治改革の発信基地」ではやってられない いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-267d.html

 

(別添PDFファイル)解除できるのか豊洲時限爆弾:水面下で移転慎重派にドーカツまがいの懐柔工作(日刊ゲンダイ 2017.7.29

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210375

 

東京都民は何度だまされたら気が済むのでしょう!? 小池百合子らが今やっていることは、1990年代初頭の日本新党らによる似非政治改革の焼き直しの様なこと。むしろあの当時よりもひどいといっていいでしょう。そもそも、いい加減な「情報公開します」以外に、その政治方針に具体性や方向性がありません。無内容な美辞麗句が並べられているだけです。

 

また、警戒すべきは東京都政だけでなく、東京・大阪・名古屋の市場原理主義チンピラ右翼連合の国政進出です。既に、長島昭久や渡辺喜美ら、一部のロクでもない国会議員たちが水面下で画策をし、また、主として民進党が、その「草刈り場」になっているとのマスコミ報道も散見されます。

 

民進党はこのまま行けば党が崩壊し、雲散霧消してしまうでしょう。しかし、従来よりも柔軟性や多様性が出てきたとはいえ、まだその代わりを今の共産党ができるはずもなく、そういう事態となれば日本の政治情勢は一段と深刻な事態に陥ります。ともかく野党の人たちに危機感が欠如しています。いつまでたっても個々バラバラに動いている今日の市民運動・社会運動もまた、しかり、ではないのでしょうか? 政治主導で右肩下がりに転落していく日本の没落を食い止めるにはどうすればいいのか、もっと真剣に考える必要があるでしょう。

草々

 

2017年7月28日 (金)

民進党執行部辞任(蓮舫代表・野田佳彦幹事長):民進党の夜明けか、たそがれか? 民進党は自公政権の悪政に代わる「もう一つの日本」(オルタナティブ日本)実現の旗を掲げ「市民と野党の共闘」を強力に推し進めよ!

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のイベント情報です)

=============================

1.(9.7)(新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」:第3回)

 (討論集会)脱原発ロードマップと新エネルギー政策 in たんぽぽ舎(6:30PM スタート)

 

(関連)オルタナティブな日本を目指して(企画一覧) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-6da3.html

 

2.(7.31)辻元清美 長谷部恭男 武村正義 中野晃一 安倍9条加憲NO!シンポジウム未来をつくる日本国憲法- 永田町駅

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1500451474740staff01

 

3.(8.2)函館市大間原発建設差し止め訴訟裁判第13回口頭弁論(東京地裁) & 裁判報告集会(参議院議員会館を予定)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1500714802561matuzawa

 

(参考)レイバーネット:イベント・カレンダー

 http://www.labornetjp.org/EventItem

(参考)レイバーネット:イベント連絡用 入力サイト

 http://www.labornetjp.org/domail

 

=============================

 

皆様ご承知の通り、このほど民進党執行部のトップ2人(蓮舫代表・野田佳彦幹事長)が20177月の東京都議選敗北と党勢拡大の失敗の責任を取り辞任いたしました。スタート時点から、あまり評判がよろしくなかったこの2人ですが、結局、右肩下がりを続ける民進党への有権者支持を回復できないまま辞任となってしまいました。特に蓮舫代表は最初から最後まで、まるで野田佳彦の腰巾着のような格好で、党内からも蓮舫執行部は野田佳彦の傀儡政権などと悪口を叩かれる始末でした。この執行部の最大の失敗は、「市民と野党の共闘」に本気で強力に取組まなかったことでアベ政権に代わる「オルタナティブな政治」の受け皿となりえなかったこと、また、脱原発の政策方針をしっかりと掲げずに、原子力規制委員会の認めた原発なら再稼働していいなどと、たわけたことを言い続けたことでした(小泉純一郎元首相から、民進党は何をしている、原発廃止と言えば政権が取れるのに、と批判される始末)。原発立地地域住民の命と健康、生活や財産を守らずに、また、有権者・国民の脱原発の願いをよそに、電力業界や原子力ムラ、そして何よりも御用組合「連合」への「気配り」がなせる業だったのでしょう。

 

(関連)(別添PDFファイル)(1)電撃辞任、蓮舫に代表をブン投げさせた民進党の体たらく、執行部人事でソッポ(日刊ゲンダイ 2017.7.29

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210369

 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1863254.html

 

(蓮舫が代表を辞任せざるを得なくなった理由は、野田佳彦の後任の幹事長職を誰も引き受けなかったためのようです。野田ドジョー・野田レンコンが蓮舫にとってはガンでした。民進党代表に就任した時に、何故それに気づかなかったのでしょうか!>:田中一郎)

 

事実、蓮舫代表・野田佳彦幹事長とも、この間、毎日のように行われていた市民による集会や抗議行動に姿を見せたこともなく、ただひたすら御用組合「連合」の顔色をうかがうような態度であったことが、この執行部の反国民性をいみじくも表していたのではないかと思われます。有権者・国民の民進党への支持が回復しなかったのも、こうした執行部の態度から読み取れる党の体質が、従来の自民党と似たようなものではないか、という印象を強くさせ、これでは民進党に政権を取らせてみても、ほとんど何もできずに崩壊した2009年の政権交代と大して変わらないか、場合によってはそれよりもひどいかもしれないという印象を強くさせていたからに他なりません。

 

そして、7月の都議会選挙では、なんと形勢不利と見た民進党推薦の候補者の半数近くが民進党を脱党して都民ファーストへ走るという、いわば「いくさ」の前の「敵前逃亡」にも似た行為が続発。このことが、この党の政治家たちの覚悟の決まらない、魂の入っていない、中途半端で無責任な体質を、有権者・都民ならず全国民に見せつけてしまうことになったのです。もはや民進党は衆議院選挙を目前にして崩壊寸前状態にあると言っても過言ではありません。

 

本来、民進党は野党第1党なわけですから、アベ政権・自公政治に代わる「オルタナティブな政治」を実現していく「政権(を担える)野党」としての役割・使命を持っています。アベ政権や自民党の政治家たちの失敗を批判したり悪事を暴いたりして、政権や与党を追い詰めることはもちろん重要ですが、他方では、他の政権批判野党ともしっかりと連携を取り、次回国政選挙では「市民と野党の共闘」を強力に先行的に推し進めることで、がっちりとした多数派形成を成し遂げていかなければなりません。特に、今や野党第2党に成長してきている共産党との共闘やコワークは必要不可欠であり、共産党との政策協定も徹底してすり合わせ・調整を行うことで、政権交代後の運営をスムーズに力強いものにしていかなくてはならないはずです。

 

既に新潟県知事選での勝利や参議院選における東北・北海道の各道県での成功事例などがいくつもあるにもかかわらず、民進党は野党第1党としての責任と使命を果たさず、共闘に背を向けたり、逃げ回ったり、拒否したりを続けてきました。また、自民党政治を批判して、どのような政治や政策を実現していくのかも、いつまでたっても明らかにならず、時折民進党の幹部政治家たちが口にすることは、自民党や大阪維新の修正版のような、大して変わり映えのしない、中途半端でデキソコナイの政策や方針ばかりでした。有権者・国民がこの党に魅力を感じないのは当然と言っていいのではないかと思われます。(民主党・民進党は、右肩上がりの勢いがあったころは「口先やるやる詐欺」集団であり、右肩下がりの劣勢時代には「内向き・自己都合優先・八方美人型」の自民党補完政党に成り下がってしまいました)

 

もはや民進党がなさねばならないことは明らかです。このメールの表題にも書きましたように「民進党の夜明けか、たそがれか? 民進党は自公政権の悪政に代わる「もう一つの日本」(オルタナティブ日本)実現の旗を掲げ「市民と野党の共闘」を強力に推し進めよ!」ということです。言い換えれば、覚悟を決めて政策公約の内容を有権者・国民本位に抜本的に改め(御用組合「連合」本位にではなく)、政権交代への意欲と責任感を態度で示せということです。民進党は今回の執行部交代をラストチャンスと受け止め(今度ダメだったら、この党は崩壊=雲散霧消するでしょう)、ここに書いた政治的課題をしっかりと責任をもって遂行する・遂行できる、新しいメンバーによる執行部を選出していく必要があるのです。文字通りの背水の陣で臨んでいただきたい次第です。

 

 <別添PDFファイル>

(1)電撃辞任、蓮舫に代表をブン投げさせた民進党の体たらく、執行部人事でソッポ(日刊ゲンダイ 2017.7.29

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210369
 「renhoujinin_kanjityou_naritenasi_nikkangendai.pdf」をダウンロード
 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1863254.html

(2)特集ワイド:民進党、腹くくれるか(毎日 2017.7.25 夕刊)

 https://mainichi.jp/articles/20170725/dde/012/010/002000c?fm=mnm

(3)民進党は何を間違えたのか(中北浩爾 朝日 2017.7.27

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13057551.html

(4)野党は今こそ再編成し、反自民の受け皿となれ(山口二郎 『週刊東洋経済 2017.7.29』)

 http://tkplus.jp/articles/-/16153

(5)蓮舫代表 辞任表明、民進 重い「3ない病」、ケジメ、人材、政権構想、民進党支持率6%で過去最低(日経 2017.7.28

 http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS27H5X_X20C17A7PP8000/

(6)仙台市長選で野党共闘候補勝利(『週刊金曜日 2017.7.28』)

 http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/23/sendai-mayoral-election_n_17567372.html

(7)仙台と横浜(山口二郎 東京 2017.7.23

 http://mokuou.blogspot.jp/2017/07/23.html

(8)民進、都議選総括先送り、幹事長辞意 混乱収まらず(毎日 2017.7.26 他)

 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170726/k00/00m/010/148000c

(9)民進党に差別助長と批判の声(『週刊金曜日 2017.7.28』)

 http://www.kinyobi.co.jp/

10)民進は原点に戻れ(前原誠司元民主党代表 毎日 2017.7.22

 https://mainichi.jp/articles/20170722/ddm/005/010/049000c

 

(田中一郎コメント)

(3)民進党は何を間違えたのか(中北浩爾 朝日 2017.7.27

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13057551.html

 

 ⇒(一部抜粋)「野党第1党でありながら、政権批判の受け皿になっていない。その一因は蓮舫代表の「二重国籍」問題での発言のブレにあろうが、より大きな原因は、民進党が抱える求心力の欠如に求められる。それをログイン前の続き突き詰めると、政権交代を成し遂げた民主党という名称を捨て去ってしまったことにある。」

 

(中略)「民進党は、折からの安保法制反対運動の熱気を背景として、自力再建の努力を脇に置き、共産党などとの野党共闘によって参院選に臨んだ。その際に打ち出されたのが、「まず、三分の二をとらせないこと」というスローガンである。安倍政権の憲法改正の動きを阻止することを優先し、政権交代という目標が実際にも後景に退いてしまったのである。蓮舫代表の「二重国籍」問題は、その後のことでしかない。」

 

(中略)「結局、民進党が求心力を取り戻すには、政権交代という目標を設定し、戦略を立てるしかない。そして、その本気度を示すには、民主党政権の栄光と挫折の経験を正面から引き受けるべきであろう。例えば、政権を一緒に担った自由党や社民党と合流して、再び民主党を結成してもよい。「悪名は無名に勝る」ともいう。かつて二度の政権交代を導いた小沢一郎元代表と和解するぐらいの度量が、少なくとも不可欠だ。」

 

 何を言っているのか、でしょう。つまらないことをつべこべ言ってないで、「民進党の自力再建の努力」とはいったいどういうことなのか、その中身を示せ、ということです。「民主党」の看板を「民進党」に変えましたので支持が激減しました、なんて、どこに目をつけているのかでしょう。たとえば、民主・維新の合併にしても、参議院選挙を目前にして、「市民と野党の共闘」を棚上げにしたまま、ノロノロと内向き姿勢でやっていた岡田執行部の、その情けない、政権の担い手とはとても言えそうにない、有権者そっちのけの態度に、多くの人々が幻滅を増大させたということでしょうに。つまらないコメントで紙面を汚さないでいただきたい。民進党は何を間違えたのか、を考える前に、あなた=中北浩爾が何を間違えたのかをよく考えることです。

 

(7)仙台と横浜(山口二郎 東京 2017.7.23

 http://mokuou.blogspot.jp/2017/07/23.html

 

 ⇒ 短いコラム記事だけど的を得たいい記事です。ご一読を。

 

10)民進は原点に戻れ(前原誠司元民主党代表 毎日 2017.7.22

 https://mainichi.jp/articles/20170722/ddm/005/010/049000c

 

 ⇒ 今から10年ほど前、時の麻生総理に向かって国会の質疑でかみついた前原誠司は、そのとき「あなたの言っていることは「やるやる詐欺」だ」と厳しく追及していた。それから2年ほどたって、この前原誠司は鳩山由紀夫民主党政権で国土交通相に就任し、就任早々「コンクリートから人へ」を実践すべく「八ッ場ダム建設の中止」を宣言した。しかし、その後の事態の推移は、これらがみな「パフォーマンス」にすぎなかったことを明らかにしている。八ッ場ダムも「全国のダム建設見直し」も、河川族=ダム族の利権関係人たちだけの密室(非公開)協議で勝手に決めて、「コンクリートから人へ」は、「人からコンクリートへ」と180度逆転した。あまりに腹が立ったので、この男が麻生太郎にかみついた時の新造語「やるやる詐欺」に、私が「口先」という冠詞をつけてやり、その両方をつなぎあわせて、前原誠司のことを「(元祖)口先やるやる詐欺」と呼ぶようにしている。

 

(関連)八ッ場ダム計画の歴史 八ッ場(やんば)あしたの会

 http://yamba-net.org/gaiyou/keikaku/

(関連)民主党の前原誠司よ! 八ッ場ダムの起工式が行われたよ。前原誠司は民主... - Yahoo!知恵袋

 http://ur2.link/EZLT

 

 この前原誠司は、その後も「TPPお化け」発言で史上最悪の国際協定であるTPP協定を批判する人たちを侮辱したり、安全保障政策でチンピラ右翼まがいの言動をしてみたり、あるいは日本国憲法を踏みにじるような改憲論を提唱してみたり、更には、野田佳彦や長島昭久らとともに「市民と野党の共闘」に背を向け続けて、共産アレルギーをさらけ出していた。こんな調子なので、この男の政治家としての賞味期限はとうの昔に切れていて、下手に口にすると食中毒になる可能性も否定できないのである。昨今は「ニュー前原」などと、栃木県・塩原温泉の老舗旅館(「ニュー塩原」)のようなネーミングを使ってイメージチェンジをはかろうとしているが、今回の毎日新聞記事のように、この狸男は「頭隠して尻隠さず」なのである。万が一、前原誠司が次の民進党代表になれば、おそらくそれが最後の民進党代表ということになるだろう。まさに本日付け日本経済新聞記事が書いているように「民進 重い「3ない病」、ケジメ、人材、政権構想」である。これならば、民進党支持率6%で過去最低もやむをえまい。

 

(関連)東京新聞枝野、前原氏が立候補伝達 代表選、多数派工作に着手政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017072801001456.html

 

 ⇒ 元祖「口先やるやる詐欺」の前原誠司、「ただちに健康に影響はない」の枝野幸男、この前も代表選に出馬して男泣きをし蓮舫から「泣くな」と一喝されていたヤサオトコの玉木雄一郎の3人が代表選挙に出馬するという。本日付け日刊ゲンダイ曰く「後任代表には枝野、前原、玉木雄一郎幹事長代理らの名前が挙がっているが、こんなメンツが代表じゃ民進党自体がもたない。いっそ所属議員が総辞職して、イチから出直した方がいい」そうだ(別添PDFファイル)。おい、民進党の若手議員たち、何してんだ。今こそ政治家として日本を救うため、一丸となって立ち上がったらどうか。今やらなくて、いったいいつやるのだ!?

 

 <民進党執行部辞任(蓮舫代表・野田佳彦幹事長)>

(1)民進・野田幹事長が辞任表明 都議選惨敗で引責:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13055902.html?ref=nmail_20170726mo

 https://mainichi.jp/articles/20170725/k00/00e/010/295000c?fm=mnm

(2)民進、波乱含みの再出発 野田幹事長辞任、消えぬ解党論:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13055782.html?ref=nmail_20170726mo

(3)蓮舫氏、突然の退場 都議選惨敗・国籍問題・野田氏辞任――逆風続き、民進内も批判:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13059387.html?ref=nmail_20170728mo

(4)野党、共闘停滞に懸念 与党、静観の構え 蓮舫代表辞任:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13059543.html?ref=nmail_20170728mo

(5)蓮舫・民進代表、辞任へ 党運営行き詰まり 前原・枝野氏、意欲:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13059473.html?ref=nmail_20170728mo

(6)民進党:蓮舫氏、代表辞任を表明

 https://l.mainichi.jp/HMDiREC

(7)蓮舫氏:民進党代表辞任 発言詳報 「一議員に戻ります」(有料会員限定)

 https://l.mainichi.jp/XsBFOf

(8)「安倍離れ」より深刻な「蓮舫離れ」:日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/072600715/?n_cid=nbpnbo_mlpum

(9)「投げ出し」蓮舫氏へ落胆 「なぜ辞任」説明漠然:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13059467.html?ref=nmail_20170728mo

10)(毎日新聞:本日朝刊 2017.7.28

▽蓮舫氏辞任へ:与党、民進の反攻警戒 衆院解散に影響も(有料会員限定)

 https://l.mainichi.jp/gRtrGF

▽蓮舫氏辞任へ:民進地方組織に波紋「なぜこの時期に」(有料会員限定)

 https://l.mainichi.jp/KT0IPt

▽蓮舫氏辞任へ:落選元都議「遅きに失す」戸惑う民進関係者(有料会員限定)

 https://l.mainichi.jp/GcA9Bc

 

 <日刊ゲンダイ 激辛コメント=アベ政権はもう終わりだ>

(1)“首相の腹心”議員急逝で解散説加速 1022総選挙の現実味|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210198

(2)「ミスター特区」竹中平蔵氏が諮問会議議員の利益相反|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207453

(3)驚くべき安倍首相と周辺の鉄面皮 激烈な支持率下落が必要|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210113

(4)仙台でも安倍自民惨敗…横浜、茨城へ続く野党共闘の底力|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210060

(5)総辞職へのカウントダウンが始まった!/もう、首相の目は死んでいる・・・日刊ゲンダイ - (新版)お魚と山と琵琶湖オオナマズの日々

 http://blog.goo.ne.jp/uo4/e/0640c418d7af240c36c27a7e5487e164

(6)仙台市長選で勝利しても野党の選挙協力が進まない理由(高野孟:日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210209

 

(高野孟もこういうことを書くから評価が下がる。民進と共産が選挙区によってバッティングしているからこそ、候補者の調整が必要になる。また、共産の方も、県単位で1つだけ選挙区がほしい、などと本当に言っているのか? 本当なら、全く愚かな「共闘」戦術としか言いようがない。少し前の毎日新聞によれば、共産党は全国で17の重点選挙区があるので、そこは共産を応援してほしいと言っていた。おそらくは共産党候補者が当選圏にあるか、あるいはある程度闘える選挙区なのだろう。民進党はそれを2つ返事でOKとして、その代わり、残りの全選挙区で民進党の指示に従ってほしいと投げ返せばいいのである。こんな程度のこともできんのかという話ではないか。既成野党の諸君は、大河ドラマなどでよくやっている「戦国大名たちのイクサの仕方」をよく見習うことである。彼らはまさに一族郎党が命がけだったから、失敗は許されない真剣勝負で必死に合従連衡を含む「必勝作戦」「生き残り対策」を考えていた。それに比べれば、民進も共産も、その他の自民党批判野党も、まだまだ「お気楽」である。徹底して有権者・国民のためにアベ政権を倒し、自民党政治を転換するというのなら、おのずと行動様式は変わってくるだろう。勢力が弱ければ、弱いなりに、対応方法をちゃんと考えろ、という話である。:田中一郎)

 

(関連)永田町の裏を読む|高野孟:日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2091

 

(6)(毎日新聞)内閣支持率続落26% 「総裁3選」62%否定 

 毎日新聞は22,23両日、全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は26%で6月の前回調査から10ポイント減。不支持率は12ポイント増の56%だった。

▽内閣支持率:続落26% 「総裁3選」62%否定 

 https://l.mainichi.jp/sIIzKT

▽内閣支持率続落:菅氏「謙虚に受け止める」

 https://l.mainichi.jp/YstvSR

 

 <関連サイト>

(1)「内閣改造しても駄目だ」大型地方選連敗、自民に危機感 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-00000064-asahi-pol

(2)<仙台市長選>国政が直撃 敗れた与党陣営、恨み節 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-00000069-mai-soci

(3)嘘で塗り固めるしかなくなった安倍総理の支持率回復戦略(田中良紹) - 個人 - Yahoo!ニュース

 https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20170726-00073768/

(4)稲田氏辞任:首相「任命責任ある」 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00e/010/253000c

(5)特別防衛監察:「潔さがない」稲田氏に防衛省内部の声 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00e/010/237000c

(6)特別防衛監察:日報「公文書でない」…隠蔽、防衛省ぐるみ - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00e/010/239000c

(7)東京新聞日報問題 特別防衛監察結果 稲田氏関与の可能性政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017072890135427.html

草々

 

2017年7月27日 (木)

オルタナティブな日本を目指して(企画一覧)

(第1回)2017年7月20日

(報告)(「オルタナティブな日本を目指して」第1回企画)金子勝慶應義塾大学教授講演会 「オルタナティブ日本(もう一つの日本)の経済政策(ポスト・アベノミクス)」 録画 & レジメ いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-78c0.html

 



(第2回)2017年7月25日

(報告)(「オルタナティブな日本を目指して」第2回企画)中野晃一上智大学教授講演会「オルタナティブ日本の政治と政策:⽇⽶関係、東アジア問題を中に」 録画 & レジメ いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-4455.html



(第3回)2017年9月7日
(報告)(新ちょぼゼミ 「オルタナティブな日本を目指して」第3回企画)討論集会:脱原発ロードマップと新エネルギー政策 当日録画 & レジメ(201797日) いちろうちゃんのブログ
 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/201797-9b54.html



(第4回)2017年10月5日

(報告)(「オルタナティブな日本を目指して」第4回企画)(10.5)棗(なつめ)一郎弁護士講演会:労働法制抜本改革(「働き方改革」のための法制はどうあるべきか)(録画&当日資料他) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-346d.html

 

(第5回)2017年11月13日

 (報告)(11.13)(新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」第5回目):TPP11、日米経済対話、日欧EPA.そして、どうする・どうなる日本農業(講師:鈴木宣弘東京大学大学院教授) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/11epa-bbbb.html

 

 

 

 

(第6回)2017年12月14日

(報告)(12.14)(新ちょぼゼミシリーズ「オルタナティブな日本を目指して」第6回目):広告代理店・電通とオリンピック、そして憲法改正国民投票(本間龍さん)(当日の録画&資料など) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-ce90.html

 

 

(第7回)2018年1月29日

(報告)(1.29)公正な税制実現とタックスヘイブン:パラダイス文書の衝撃(講師:合田寛氏)(オルタナティブな日本を目指して:第7回目(新ちょぼゼミ)) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/7-66d6.html


 

 

 

(第8回)2018年2月19日

(報告)(2.19)「日本外交のあり方ー新しい日本外交を切り拓くー」(猿田佐世さん:新外交イニシアティブ(ND))(オルタナティブな日本を目指して:第8回目(新ちょぼゼミ)) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-6406.html

 

 

(第9回)2018年3月14日

(報告)(3.14)「日本国憲法と現代日本」(高橋哲哉東京大教授)オルタナティブな日本を目指して(第9回新ちょぼゼミ)+(おまけ)日米(密約)同盟の実態とその正体(田中一郎) いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/9-a9e9.html

 

 

(報告)(「オルタナティブな日本を目指して」第2回企画)中野晃一上智大学教授講演会「オルタナティブ日本の政治と政策:⽇⽶関係、東アジア問題を中⼼に」 録画 & レジメ

前略,田中一郎です。

 

さる7月25日(火)、たんぽぽ舎において、中野晃一上智大学教授をお招きして、(「オルタナティブな日本を目指して」第2回企画)「オルタナティブ日本(もう一つの日本)の政治と政策」をテーマとした講演をしていただきました。以下、簡単にご報告申し上げます。

 

(開催の主旨:別添PDFファイルの「チラシ」の通り)

安倍⾃⺠党の都議選惨敗を受けて、新たな政権は政治経済のすべての分野で隷属関係にある国との関係をどのように改善・転換すればよいのか、また今後の本は東アジアでどうあるべきかについての講演とディスカッションの機会を設けました。

 

(追加)中野先18時からの参加が可能になりました。19時からの上記講演の前に別途、近著「つながり、変える私たちの憲政治」(⼤⽉書店)にある“新たなリベラル政党と共産党との連合”について伺い、「ポスト安倍」に対してわれわれは何を準備し、どう闘うべきかについて意交換します。

 

(当日録画)20170725 UPLAN【新ちょぼゼミシリーズ 】中野晃一「オルタナティブ日本(もう一つの日本)の政治と政策日米関係、東アジア問題を中心に」 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=2BP7Ewl03NY

 

(関連)UPLAN(三輪祐児さん)のサイト:ユーチューブ

 https://www.youtube.com/channel/UCsFcN5t3EpFTAkT-I2qMPkw/videos

(UPLAN(三輪祐児さん)にはいつも大変お世話になり感謝申し上げます)

 

 <別添PDFファイル>

(1)20170725中野晃一先生 講演チラシ 2

「tirasi_nakanokouenkai_725.pdf」をダウンロード
(2)中野先生 レジメ(2017.7.25

「rejime_nakanosensei_725.pdf」をダウンロード
(3)岡本達思さん レジメ(抜粋)(2017.7.25

「rejime_okamotosan.pdf」をダウンロード
(4)日米合同委員会 組織図

「nitibeigoudouiinkai_sosikizu.pdf」をダウンロード
(5)中野先生への質問(7/24修正後)

「nakanosensei_heno_situmon.pdf」をダウンロード
(6)参加票

「SANKAHYOU.pdf」をダウンロード

<次回以降の企画のお知らせ:「オルタナティブな日本を目指して」(仮称)>

● 9月 7日(木曜):(討論集会)脱原発ロードマップと新エネルギー政策(レポート=田中一郎)(たんぽぽ舎)

●10月 5日(木曜):棗一郎弁護士講演会「労働法制抜本改革」(たんぽぽ舎)

 

 「オルタナティブな日本を目指して」(仮称)は、7/20に少しご説明申し上げました通り、持続可能なホンモノの政権交代を目指し、「政策論的アプローチ」を柱として進めていきたいと考えています(「運動論的アプローチ」については、既に複数のプロジェクトがスタートしていますので、さしあたり、そちらに合流されてください)。具体的に何をどうするかについては、ほとんど白紙状態です。当面は講演会やシンポジウムなど、市民参加型の勉強会形式による企画を続けていきますが、それだけでなく、走りながら考えて、さまざまな取組をしていきたいと考えています。何をどうすればいいかは暗中模索・試行錯誤です。今後この運動を「自由人の単なるアドホックな集まり」にしておくか、新たな組織としていくかも未定。みなさまのご支援・ご支持、そしてご参加を大きく期待しております。

 

下記の私のブログに、この「オルタナティブな日本を目指して」(仮称)のコーナーを作っておきます。拡散・ご紹介等の際にご活用いただければ幸いです。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

 

●(報告)(「オルタナティブな日本を目指して」第1回企画)金子勝慶應義塾大学教授講演会 「オルタナティブ日本(もう一つの日本)の経済政策(ポスト・アベノミクス)」 録画 & レジメ いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-78c0.html

草々

 

2017年7月23日 (日)

(報告)(「オルタナティブな日本を目指して」第1回企画)金子勝慶應義塾大学教授講演会 「オルタナティブ日本(もう一つの日本)の経済政策(ポスト・アベノミクス)」 録画 & レジメ

前略,田中一郎です。

 

さる7月20日(木)、たんぽぽ舎において、金子勝慶應義塾大学教授をお招きして、「オルタナティブ日本(もう一つの日本)の経済政策(ポスト・アベノミクス)」 をテーマとした講演をしていただきました。以下、簡単にご報告申し上げます。

 

(開催の主旨:別添PDFファイルの「チラシ」の通り)

安倍政権の暴走が止まりません。原発再稼働や戦争法制や共謀罪など具体例を挙げればきりがないほどに、してはいけない政策や法律などを数多の批判をよそに次々と強引に推し進めています。また、鳴り物入りで始まったアベノミクスも、今やその失敗が明らかとなってきています。日本が日々刻々とおかしくなっていく実感が恐ろしいほどです。「諸悪の根源」となってしまった日本の政治を本来のあるべき姿に変えるにはどうすればいいか、今回は、このシリーズの1回目として、経済政策の側面から考えてみたいと思います。アベノミクスに詳しい金子勝慶應義塾大学教授に、今の政策ではない「もう一つの経済政策」はありうるのか、それはどういうものか、日本の未来を展望しながらのお話をしていただき、みなさまとともに考えたいと思います。18時から田中一郎さんの新シリーズの主旨説明、19時から金子先生の講演

 

(当日録画)20170720 UPLAN【新ちょぼゼミシリーズ 】金子勝「オルタナティブ日本(もう一つの日本)の経済政策」 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=j-tBjHMjNVQ&t=161s

 

(関連)UPLAN(三輪祐児さん)のサイト:ユーチューブ

 https://www.youtube.com/channel/UCsFcN5t3EpFTAkT-I2qMPkw/videos

(UPLAN(三輪祐児さん)にはいつも大変お世話になり感謝申し上げます)

 

 <別添PDFファイル>

(1)(チラシ)7.20 金子勝慶應義塾大学教授 講演「オルタナティブ日本の経済政策」(ポスト・アベノミクス)(2017.7.20

「tirasi_7.20 KANEKO.pdf」をダウンロード
(2)(資料1)「オルタナティブな日本を目指して」第1回企画 レジメ(2017.7.20

「siryou1_7.20 REJIME.pdf」をダウンロード
(3)(資料2)市民がつくるオルタナティブ日本の政権構想(素案)(2017.7.20

「siryou2_7.20 KOUSOUSOAN.pdf」をダウンロード
(4)参加票

「SANKAHYOU.pdf」をダウンロード

<次回以降の企画のお知らせ:「オルタナティブな日本を目指して」(仮称)>

● 7月25日(火曜):中野晃一上智大学国際教養学部長講演会「オルタナティブ日本の政治と政策」(たんぽぽ舎)

● 9月 7日(木曜):(討論集会)脱原発ロードマップと新エネルギー政策(レポート=田中一郎)(たんぽぽ舎)

●10月 5日(木曜):棗一郎弁護士講演会「労働法制抜本改革」(たんぽぽ舎)

 

 「オルタナティブな日本を目指して」(仮称)は、7/20に少しご説明申し上げました通り、持続可能なホンモノの政権交代を目指し、「政策論的アプローチ」を柱として進めていきたいと考えています(「運動論的アプローチ」については、既に複数のプロジェクトがスタートしていますので、さしあたり、そちらに合流されてください)。具体的に何をどうするかについては、ほとんど白紙状態です。当面は講演会やシンポジウムなど、市民参加型の勉強会形式による企画を続けていきますが、それだけでなく、走りながら考えて、さまざまな取組をしていきたいと考えています。何をどうすればいいかは暗中模索・試行錯誤です。今後この運動を「自由人の単なるアドホックな集まり」にしておくか、新たな組織としていくかも未定。みなさまのご支援・ご支持、そしてご参加を大きく期待しております。

 

下記の私のブログに、この「オルタナティブな日本を目指して」(仮称)のコーナーを作っておきます。拡散・ご紹介等の際にご活用いただければ幸いです。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

 

 

(報告)3つの集会と直近の脱原発関連情報:①高浜原発再稼働差止裁判:井戸謙一弁護士、②井戸川裁判(福島被ばく訴訟) ③安定ヨウ素剤の自主的事前配布運動(『DAYS JAPAN』 他

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のこと)

===================================

1.辞職は必至 隠蔽加担の稲田防衛相に与党からも更迭要求|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209724

 

(関連)陸自日報、次官が非公表伝達 陸幕長に「出す必要ない」:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13049052.html?ref=nmail_20170722mo

 

2.「共謀罪法廃止統一署名」を開始します

 ホーム https://www.kyobozaino.com/

 署 名 https://www.kyobozaino.com/%E7%B5%B1%E4%B8%80%E7%BD%B2%E5%90%8D/

 

3.室井佑月「あの党の動き」〈週刊朝日〉 (AERA dot. - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170719-00000010-sasahi-pol

 

4.(7.25)予約 新ちょぼゼミ「オルタナティブな日本を目指して」中野晃一:オルタナティブ日本(もう一つの日本)の政治と政策 日米関係、東アジア問題を中心に(水道橋駅)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1497648026658staff01

 

5.(7.26)晴海のオリンピック選手村土地投げ売りを正す報告集会・江東区

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1499581687284staff01

===================================

 

3つの集会報告と直近の脱原発関連情報をお送りいたします。

 

1.検証:高浜原発再稼働をめぐる2つの判決(井戸謙一 2017.7.16

 http://kokucheese.com/event/index/476030/

 

 <別添PDFファイル>

(1)検証:高浜原発再稼働をめぐる2つの判決(1)(井戸謙一 2017.7.16

「takahamasaiban_ido_1.pdf」をダウンロード
(2)検証:高浜原発再稼働をめぐる2つの判決(2)(井戸謙一 2017.7.16

「takahamasaiban_ido_2.pdf」をダウンロード

(関連)当日録画:20170716 UPLAN 井戸謙一 検証:高浜原発再稼働をめぐる2つの「判決」―― 再稼働ラッシュを止めよう! - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=eWchZT-8vVo

 

●私から井戸謙一さんに下記3点を質問しています(上記録画の1時間46分頃から)

*原子力工学的な原発の欠陥に関して裁判で争うべきではないか

*原発は民事裁判が多いが、それとは別に行政裁判で新規制基準に加え、工事計画認可や使用前検査などの行政手続の不当性を問うべきではないか

*マスコミ記者に対して原発のことを懇切丁寧に教えてはどうか(いわゆる記者レク)

 

2.井戸川裁判(福島被ばく訴訟)& 広瀬隆さん講演会

 http://idogawasupport.sub.jp/

 

 <別添PDFファイル>

(1)井戸川裁判(福島被ばく訴訟):原告第11準備書面の要旨(簡略版)

「11junbisyomenn_idokawa_kanryaku.pdf」をダウンロード
(2)井戸川裁判(福島被ばく訴訟):第11準備書面説明図(古川元春弁護士 2017.7.12

「furukawa_setumei_idokawa.pdf」をダウンロード
(3)福島第1原子力発電所3号機の耐震安全性評価結果について(原子力安全保安院 20178月)=井戸川さん提供(ウソツキの証拠)

「f13_intiki_hoanin.pdf」をダウンロード

(関連)20170712 UPLAN 民をだまし大地と海を汚した東京電力と政府の責任を問う!!井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第7回口頭弁論 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=LTkBJysyNqQ&t=4s

 

(田中一郎コメント)

 新聞報道やTVニュースなどでは、福島第1原発事故当事者たちの責任を問う裁判では、地震後の大津波が福島第1原発を襲う「予見可能性」が争点である旨の「歪曲報道」がなされています。しかし、上記VTRの古川元春弁護士の解説をお聞きいただきたいのですが、問われるべきは「大津波の予見可能性」ではありません。(とてつもない放射能汚染の損害が発生することに鑑みれば)原発・核燃料施設が絶対に過酷事故を引き起こしてはならないのは自明であって、その場合には、万が一の原発過酷事故を引き起こした責任問題として問われるべきは「予見可能性」ではななく「予見義務」であるとする同弁護士の訴えは、まさに卓越した発想の転換です。みなさま、上記VTRをご覧ください。

 

3.安定ヨウ素剤の自主的事前配布運動(『DAYS JAPAN』)

 さる7月9日、『DAYS JAPAN』主催の「安定ヨウ素剤の自主的事前配布運動」に関する集会がありました。下記にはその関連のサイトをご紹介しておきます。原子力ムラとその代理店政府は、原発・核燃料施設が過酷事故を引き起こしても、私たち一般の市民を守らないということが、福島第1原発事故後の過程で明らかになりました。私たちの身の安全は、まず私たち自身の手で守る必要がありそうです。特に、放射能弱者=被ばく感受性の高い子どもたちや胎児(妊婦)は、放射線被曝の魔の手から直ちに避難する必要があります。安定ヨウ素剤は日ごろから備えておきましょう。安定ヨウ素剤には副作用などはほとんどありません。にもかかわらず、もったいぶってごちゃごちゃ言っている人間達には、安定ヨウ素剤を隠しておきたい他の理由があるのです。騙されないようにいたしましょう(そして、毎回の選挙において、原発再稼働を容認したり被ばくを軽視しているような政治家には絶対に投票をしないことを心掛け、口コミで広げていきましょう。政治を変えれば状況は一変します)。

 

(1)全国のみなさま「安定ヨウ素剤の事前配布の要望書」広河隆一・広瀬隆さんから賛同のお願い|脱原発の日のブログ

 https://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-12269176412.html

 

(2)【安定ヨウ素剤の事前配布の要望書】を提出しました。 世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPAN

 https://daysjapan.net/2017/05/12/yousozai_youbousho/

 

(3)【小児甲状腺がんを追う】ヨウ素剤服用をうやむやにした責任者は誰か 世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPAN

 http://urx.mobi/EQYD

 

(4)次の原発事故に備えて、ヨウ素剤を持とう! 世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPAN

 https://daysjapan.net/2017/03/26/youso/

 

4.次の組閣で求められる環境大臣:「誰」ではなく「何」が急務か(まさのあつこ) - 個人 - Yahoo!ニュース

 https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20170716-00073343/

 

(田中一郎コメント)

 福島における被ばく評価のやり方はヒロシマ・ナガサキでABCCが行ったことと同じ方法です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まさのあつこさん、いつも貴重な情報をありがとうございます。

ところで、お書きになっておられる「先行調査」「本格調査」という手法は、何の根拠もないどころか、被ばく者と被ばく者を比較して、被ばくの健康影響や遺伝的影響を小さく見せるという、「原爆傷害調査委員会(ABCC)」がヒロシマ・ナガサキで行ったインチキ手法と全く同じです。しかも、被ばく者・被害者を検査・調査するばかりで、きちんとした治療も、予防対策もしない=つまりは被ばく者・被害者を、まるで「モルモット」扱いしている点も同じですし、内部被曝をほとんど無視している点でも非常に似ています。

 

ヒロシマ・ナガサキの原爆投下後の調査は、アメリカからやってきた「原爆傷害調査委員会(ABCC)」の人間たちに日本の御用学者どもが協力をして行われましたが、その際、彼らは原爆被爆被害者を、原爆投下地点(グラウンドゼロ)の半径2km範囲内にいて被爆した者と定義し、その方々の健康影響と、その外側の、のちに黒い雨が降った地域にいた人たちを「ヒロシマ・ナガサキ」固有の自然態での健康状況と定義して、その人たちの健康影響との比較を行いました。当然ですが被害倍率は被ばく者と被ばく者の比較ですから小さく出ます。またその際、黒い雨による内部被曝などは全く考慮されませんでした。

 

もちろん、福島において、原発事故による被ばく量が少なかったとか、チェルノブイリ原発事故では4年目までは子ども甲状腺ガンの多発は見られなかった、などというのも嘘八百です。また、スクリーニング効果だとか、過剰診断・診療だ、などと言うのも、もはや「アホか」の世界です。

 

放射線被曝の健康被害を小さく見せる、都合が悪いことは隠す、被ばく者・被害者をきちんと救済し、治療やケアを行わない、などなど、放射線ムラと核の利用推進の態度は今も昔も変わっておりません。むしろ、国際原子力機関(IAEA)や国際放射線防護委員会(ICRP)、「国連科学委員会(UNSCEAR)」といった、国際原子力マフィアの組織がそびえたった今日の方が、放射能と被ばくの危険性の矮小化・歪曲・ゴマカシは一層ひどくなっていると見ておくべきではないかという気がします。あらら変ね、の「ALARA原則」などという被爆者切り捨ての屁理屈まで用意されているわけですから。

 

彼らの最大の弱点は、「経験科学的な実証性がない」=「結論を政治的に決めていて、科学ではなく「物語」(作り話)である」ということです。言い換えれば、似非科学の体系です。

 

5.以下はメール転送です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会

メールニュース      2017718日発行(2017年第28号)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】生活の海を守れ!長崎の漁民が海上デモ

715日、長崎県松浦市鷹島を本所とする新松浦漁協の漁船66隻が玄海原発に海から集結。「再稼働反対!」「生活の海を守れ!」の声を挙げました。

 

◆玄海原発、再稼働反対の海上デモ 長崎・松浦の漁船(朝日新聞 20177151252分(動画あり))

 http://www.asahi.com/articles/ASK7H3520K7HTIPE00P.html

 

◆空撮・玄海原発:「再稼働反対」66隻の漁船が海上デモ(毎日新聞 20170715 13:14(動画あり))

 https://mainichi.jp/movie/video/?id=119882256&inb=ys

 

漁協組合長らは陸路、エネルギーパークに行き抗議文を九電に突き付けました。生活の場、生業の場が一瞬で奪われてしまうことへの漁業者や住民の危惧を、そしてそれを正面から受け止め「再稼働反対」を表明した市長や市議会の意志を、九電や国や佐賀県知事はなぜ無視できるのですか!

 

このような行動に至った思いを真摯に受け止め、再稼働を中止すべきです。私たちは漁業者の行動に連帯の気持ちを示そうと、原発前に駆けつけてきました。行動を見届けた後、そのまま鷹島へ向かい、チラシポスティングを行いました。

 

◆写真入り詳細報告はコチラから→

 https://saga-genkai.jimdo.com/2017/07/16/a/

 

(中略)【3】7/7東京報告会「玄海原発を止めよう!~私たちにできること」報告

77日、東京で、FoeJAPANと原子力規制を監視する市民の会の主催で緊急報告会「玄海原発を止めよう!~私たちにできること」が開かれ、玄海の最新の状況を報告してきました。首都圏でつながってきたみなさんが多数参加され、熱心に聞いていただきました。ツイキャス映像を下記からご覧になれます。玄海現地のことを多くの方にお伝えしたいと思いますので、どこにでも伺います。ぜひお声かけください。

 http://twitcasting.tv/fukuroufoe_tv/movie/385404633

 

資料を下記にアップしました。

 https://saga-genkai.jimdo.com/2017/07/08/b/

 

6.その他(別添PDFファイル)

(1)ミトコンドリア障害と心筋症、神経変性疾患との関連(改訂版)(遠藤順子 2017.7.20


(2)青森・大間原発「大間違い」!、原発政策問う10年闘争(東京 2017.7.21

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017072102000145.html


(3)除染不正 後絶たず、広大な現場 チェック甘く(東京 2017.7.21

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2017072102000144.html


(4)日米原子力協定残り1年、議論避け自然延長か(東京 2017.7.17

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2017071702000120.html

 

7.その他関連サイト

(1)【報ステ】経産省“非公表”指示 再処理工場建設費(テレビ朝日系(ANN) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170718-00000060-ann-bus_all


(関連)<六ケ所村>核燃再処理13.9兆円 国想定の1.3兆円増 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170718-00000105-mai-sctch


(2)<東日本大震災>福島で避難解除の町村議員ら課題報告 (毎日新聞) Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170717-00000026-mai-soci


(3)横浜市、小中学校等の校庭地中に放射能汚染物を放置…場所等を公開せず、保管庫設置・移管 ビジネスジャーナル

 http://biz-journal.jp/2017/07/post_19884.html


(4)中国原発数十基が脅威に…事故起きれば3日以内に韓半島に放射能の影響 (中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170718-00000009-cnippou-kr


(5)台湾なお「3・11」の壁 牛肉輸入解禁 群馬など5県産に規制続く (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170719-00000027-san-l10


(6)地震がよくわかる会

 http://jishinga.com/ http://jishinga.com/

草々

 

 

2017年7月22日 (土)

「三陸の海を放射能から守る岩手の会」からの報告です +(田中より:直近の脱原発・脱被ばく情報)

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

1.「三陸の海を放射能から守る岩手の会」からの報告です。

 青森県六ケ所村再処理工場による放射能汚染から三陸の海を守ってくださっている岩手県のみなさまからのまとまった報告です。非常に重要な内容になっていますので、みなさまには少し大変かとは思いますが、目を通していただきたい内容です。

 

(1)同会機関紙『天恵の海』より

 青森県六ケ所村再処理工場の相も変らぬ管理のずさんさと、その大事故が破滅的な結果をもたらすにもかかわらず、日本原燃をはじめ、関係者の危機意識の乏しさが垣間見えています。20158月の再処理工場への落雷事故をめぐるいきさつも掲載されていますので、併せてご覧になるといいと思います。読み進めますと、事の深刻さにぞっとします、

 

●178号 再処理工場の大事故を防げ!質問主意書を5通提出

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.178.pdf

●179号 再処理も原発も 環境基本法のもとで管理を!

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.179.pdf

●180号 福島原発刑事裁判開始 事故責任を究明せよ!

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.180.pdf

 

(関連)167号 日本原燃社長宛 六ヶ所村再処理工場、落雷による故障事故に関する公開質問状提出

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.167.pdf

(関連)168号 六ヶ所再処理工場、落雷により主要建屋すべて計測器被害、本格稼働中であれば重大事故に!

 http://sanriku.my.coocan.jp/no.168.pdf

(関連)『天恵の海』バックナンバー

 http://sanriku.my.coocan.jp/envr407.htm

 

(2)川田龍平議員(民進党)質問主意書とその回答

 今春にやり取りされた一連のものすべてです。全部で5つあります。

 

●「六ケ所再処理工場におけるシビアアクシデント防止等に関する質問主意書(内閣参質19381)と答弁書そのまとめ」川田龍平議員17.4.17提出、答弁書4.25受領。深層防護に答えず、再処理の危険情報を非公開!国は原発より安全という誤報道に抗議せず 第一弾質問(17.5.4)

 http://sanriku.my.coocan.jp/170425Q&A&C193_81.pdf

 

●「六ケ所再処理工場高レベル廃液とそのガラス固化に関する質問主意書(内閣参質19387)と答弁書そのまとめ」川田龍平議員17.4.21提出、答弁書4.28受領。ガラス固化早期開始せず、固化閉込め量答えず、固化報告の評価答えず 第二弾質問(17.5.)

 http://sanriku.my.coocan.jp/170428Q&A&C193_87.pdf

 

●「環境基本法の観点に立脚した六ヶ所再処理工場の在り方に関する質問主意書(内閣参質19399)と答弁書そのまとめ」川田龍平議員17.5.8提出、答弁書5.16受領。環境基本法を無視、ICRP勧告を金科玉条とし進められる再処理工場 第三弾質問(17.6.2)

 http://sanriku.my.coocan.jp/193_99matome.pdf

 

●「六ヶ所再処理工場の稼働により生成されるプルトニウム等に関する質問主意書(内閣参質193-110)と答弁書、そのまとめ」川田龍平議員17.5.16提出、答弁書5.26受領。プルトニウムの消費計画を答えず、再処理・プルサーマルを推進!第四弾質問(17.6.13

 http://sanriku.my.coocan.jp/193_110Q&A&C.pdf

 

●「東海再処理工場のシビアアクシデント防止等に関する質問主意書(内閣参質193-118)と答弁書、そのまとめ」川田龍平議員17.6.1提出、答弁書6.9受領。高レベル廃液対策ガラス固化終了の道遠し、廃液リスクの危機意識欠如!第五弾質問(17.6.29

 http://sanriku.my.coocan.jp/193_118toukaiRP.pdf

 

(3)三陸の海を放射能から守る岩手の会 HP

 http://sanriku.my.coocan.jp/

 

2.(怒怒怒怒怒怒怒怒怒)伊方原発3号機停止求める仮処分申し立て退ける 松山地裁

 新規制基準や基準地震動・津波に不合理な点はない、なんて、この裁判官どもは字が読めないのかしら・日本語の言葉がわからないのかしら。腐ったヒラメ裁判官の「そんなバナナ」がまた出現です。日本の司法・裁判所は有権者・国民からのフィードバックの法的仕組みがないことをいいことに、行政追従・最高裁人事局よろしく三昧の「クソ判決」ならぬ「うんこ判決ドリル」を放出し続けています。現在の日本国内で最もタチの悪い役所に成り下がり、平成の悪代官所さながらです。みなさま、最高裁判事の国民審判(衆議院選挙時に同時実施)に対して、その候補者全員に「×××××」をつけることで、このロクでもない役所のありように「NON」を突きつけましょう。

 

(1)(メール転送です)裁判所は昨日(7/20)から夏休みに入っていて、書き逃げです。

 松山地裁民事二部合議二係:腐敗ヒラメ陳列台=伊方原発に何かあれば、この「共犯者」たちに責任を取らせましょう

  久保井恵子(裁判長)http://www.e-hoki.com/judge/994.html?hb=1

  百瀬玲(右陪席) http://www.e-hoki.com/judge/3969.html?hb=1 最高裁民事局から

  酒本雄一(左陪席) http://www.e-hoki.com/judge/4884.html?hb=1

 

(2)(別添PDFファイル)伊方3号機差止却下(東京 2017.7.22

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201703/CK2017033102000139.html

 

(3)伊方3号機停止認めず:車ない住民「死を待つしか」 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170722/k00/00m/040/169000c?fm=mnm

 

3.東京電力新会長=川村隆曰く「トリチウム汚染水は海に捨てることはもう決めてあんだ」・・・・ええ!!?

 東京電力の新会長に就任した「日本4大老害人間」(*)の川村隆(元原子力ムラ企業・日立製作所会長=日立の勝俣恒久)が、福島第1原発敷地にたまるトリチウム汚染水を漁業者や福島県民に断りもなく垂れ流すぞと発言し物議をかもしています。私は、この期に及んで、誰がこんな奴を東京電力会長にしたのか、その任命責任を問いたい気分です。

 

(*)日本ビジネス界に君臨する4大老害人間

 今井敬(元新日鉄)、葛西敬之(よしゆき)(JR東海)、西室泰三(元東芝)、川村隆(似たような名前のニセモノ政治家が名古屋にもいる)

 

(関連)ウィキペディア:川村隆

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9D%91%E9%9A%86

 

(1)「海洋放出」に波紋 第1原発トリチウム水、増え続け処分に苦慮:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

 http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170716-188683.php

 

(2)全漁連「裏切り行為だ」 東電会長トリチウム海洋放出発言 (福島民報) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170720-00000491-fminpo-l07

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170719-00000064-nnn-bus_all

 

(3)<東電会長発言>波紋呼ぶ 田中氏「私を口実…はらわたが」 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170719-00000103-mai-soci

 

(4)<トリチウム水>福島知事「慎重対応を」 (河北新報) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170719-00000012-khks-pol

 

(5)トリチウム(三重水素)の恐怖 いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-9414.html

 

(6)トリチウムの恐怖 (第2弾):次々と明らかになるトリチウムの危険性と、そのトリチウムを大量に環境に垂れ流す加圧水型原発の許されざる実態(川内、伊方、高浜、玄海、泊、大飯・・・・・) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-a868.html

 

4.東海第二原発の再稼働審査が茶番化し始めた

 また原子力規制委員会・規制庁が日本原電と「なれ合い」のようなことをし始めています。沸騰水型原子炉の再稼働第1号を東海第二原発にしようという動きが水面下で大きく動き始めている気配です。要注意・要注意です。

 

(1)東海第2適合審査、時間との戦い 原電、防潮壁評価も課題残す (茨城新聞クロスアイ) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170717-00000008-ibaraki-l08

 

(2)(別添PDFファイル)東海第二の再稼働審査、ケーブル防火了承、規制委(朝日 2017.7.21

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13047213.html

 

(3)東京新聞 那珂市、避難マップ説明会 東海第二の過酷事故に備え 茨城(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201707/CK2017072002000172.html

 

(4)(別添PDFファイル)益々危険となる原発再稼働:原発なくても電気は足りている(2017722日)

「kiken_saikadou_tanaka.pdf」をダウンロード
 (少し前に作成したものに若干の加筆修正を加えています:田中一郎)

 

(5)原発いらない茨城アクション 東海村で「原発NO!!」をさけぼう 東海第二原発20年運転延長を許すな! 人間の鎖(船橋・東京駅からバス)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1497341291924staff01

 

5.東芝続報

 まだ、ごそごそやってらっしゃるの? 早く日米両方で会社更生法の適用申請をしてラクになりなさい。それこそが、あなた方の会社が救われる唯一の道なのです。このままでは、あれ売って、これ売って、それも売って、そして「何もいなくなった」てなことになりますよ。推理小説じゃないですから。

 

(1)(別添PDFファイル)東芝 来月東証2部降格、1部との違いは(東京 2017.7.22

 

(2)(別添PDFファイル)東芝債、株式と温度差、ランディスギアを上場後売却(日経 2017.7.22

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGD21H8F_R20C17A7EN2000/?dg=1

 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-21/OTFF1F6TTDS201

 

6.その他

(1)ポリ容器は目的外使用=原子力機構「不適切」―被ばく事故 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170721-00000129-jij-soci

 

(昔、中学校の理科の時間に、ネズミなどの動物では「学習」とか「条件反射」といった本能的な動作で、同じ過ちや被害にあわないよう一定の適応能力が備わっていると習った記憶があります。でも、「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」に生息する原子力ムラ・ネズミどもは、そうした能力すら持ち合わせぬ超下等動物ということのようです。こんなのに「核」を任せるの? :田中一郎)

 

(2)核ゴミ処分場、2割で適性高い 政府が地図公表へ(テレビ朝日系(ANN)) Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170721-00000027-ann-bus_all

 

(地震・津波・火山列島の日本に危険極まりない高レベル放射性廃棄物を処分できる土地などありません。にもかかわらず、かようなことを平気で言っているということは、全国の自治体のうち2割は「カネとエサで釣り上げられる」と認識しているということらしい。人を馬鹿にしているのではないか。原子力を推し進めた人間たちが相当数いるでしょうから、その連中の自宅の冷蔵庫にでも、とりあえず入れておけばいい。:田中一郎)

 

(3)「放射能が降っています。静かな夜です」 震災直後にツイート、福島の詩人に仏文学賞:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13047198.html?ref=nmail_20170721mo

 

(4)東京電力福島第1原発事故後の延べ100人の子どもの尿中の放射性セシウム濃度測定結果(斎藤さちこ、山内知也 2017.7.22

 http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81009860.pdf

 

(5)東京電力の法的整理に、債権放棄を嫌がるメガバンクが大反発! (週刊SPA! - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170721-01359791-sspa-soci

 

(東京電力福島第1原発事故の後始末のやり方は、かつての銀行等の不良債権処理の時とそっくりだ:金子勝慶應義塾大学教授)

 

(6)(別添PDFファイル)原発ADR、仲介打ち切り、事故賠償 栃木の集団申し立て(朝日 2017.7.22

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13049032.html

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)3市町の住民側は、原発事故で福島県内と同じく転居などの経済負担も増え、精神的苦痛を受けたのに、同県外に住むという理由で賠償の対象にならないのは不合理だと主張。約19億円の支払いを求めていた。

 

 弁護団によると、センターは「3市町内でも地点によっては日常生活に影響が出ている可能性は否定できない」としつつ、「一律の金銭賠償を認めるのは困難で、和解案を提示できない」と結論づけたという。記者会見した申立人の西川峰城さん(67)=那須塩原市=は「口頭審理もしないで打ち切られ、憤りを感じる」と話した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(田中一郎コメント)

福島第1原発事故に伴う損害賠償のADRをつかさどる「原子力損害賠償紛争解決センター」は、その背後で原発推進総本山の一角=文部科学省が、被害者を切り捨てるべく同センターの幹部たち(主に弁護士)に采配して、賠償額を切り詰めるよう「ご指導」なさっているらしい。だいぶ前に毎日新聞に記事が掲載されました。みなさま、泣き寝入りなどする必要はありません。被害者全員が一致団結して、巨大な損害賠償集団訴訟に立ち上がりましょう。周りの方々にもどんどん口コミで広めていただいて、受けた被害は全部返していただく、これで一致結束したら怖いものなどありません。原告の数は多ければ多いほど有効です。原告数目標を栃木県民全人口にされたらいかがでしょうか? 損害を受けたから弁償せよ、これって、当たり前の当たり前です。

草々

2017年7月16日 (日)

政府・厚生労働省は、「普遍主義的社会保障福祉政策」よりも、「貧困の連鎖」を止めるための「ターゲット施策」の拡充を、まず真っ先に行え(本日付けの毎日新聞記事より)+ 若干のいろいろ

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

===================================

1.(別添PDFファイル)『ヒトラーへの285枚の葉書』のヴァンサン・ペレーズ監督に聞く、実在のナチス抵抗運動に基づく小説『ベルリンに-人死す』が映画化(『週刊金曜日 2017.7.7』)

「berulin_1nin_kin.pdf」をダウンロード
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002344.php

 

(関連)映画「ヒトラーへの285枚の葉書」公式サイト

 http://hitler-hagaki-movie.com/

(関連)新宿・武蔵野館

 http://shinjuku.musashino-k.jp/

 

(さっそく見てきました(JR山手線・新宿駅東口出て徒歩数分:武蔵野館)。重い内容の映画ですが、いい映画だと思います。ヒトラー・ユーゲントやナチ親衛隊、ゲシュタポがドイツやベルリンの全空間を支配する雰囲気がよく描けています。近未来の日本がこうならなければいいがと懸念するばかりです。:田中一郎)

 

2.720日(木)のイベント

(1)(7.20)東電株主代表訴訟 7月20日 第34回口頭弁論期日東電株主代表訴訟 7月20日 第34回口頭弁論期日

 http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-274.html

 

(2)南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会 720日は東京地裁へ! 南相馬のみなさんを応援しよう!

 http://minamisouma.blogspot.jp/2017/06/720.html

 

(3)予約 新ちょぼゼミ「オルタナティブな日本をめざして」金子勝(水道橋駅)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1497054405163staff01

 

3.ああ民進党:♪♪いつまでたってもせぬ人と、死んだ人とは同じこと♪♪(夜桜お七)

 https://www.youtube.com/watch?v=f3cmggPaQMw

 

(1)(別添PDFファイル)今は戦うとき(山口二郎 東京 2017.7.16

 「yamaguti_minsinhihan_tokyo.pdf」をダウンロード
 https://twitter.com/260yamaguchi

 

(関連)室井佑月が野党共闘を支える政治学者・山口二郎に「ワイドショーが野党を取り上げたくなる過激作戦」を提案(リテラ) 赤かぶ

 http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/493.html

 

(2)(別添PDFファイル)民進・蓮舫代表 戸籍資料公開へ、人権侵害 助長の恐れ(毎日 2017.7.16

 https://mainichi.jp/articles/20170712/k00/00m/010/132000c

(何をしとるのかね、この代表は!? 戸籍って、差別と支配の道具だって、知らないの? :田中一郎)

 

(3)(別添PDFファイル)仙台市長選 「与野党対決」(毎日 2017.7.16

 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170716/ddm/002/010/067000c

 

(田中一郎コメント)

「仙台市議会の民進党系会派には共産党への反発が根強く、6月に自主投票方針を決めるなど、野党の足並みもそろっていない」のだそうです。もう選挙が始まるので、今すぐにはどうしようもないけれど、選挙が終わったら、この仙台市の民進党市議連中は「除名」したらどうですか? 民進党は、こういうのを、もうのさばらせておく余裕などないでしょう。:田中一郎)

 

4.加計学園「開学不能」の可能性…文科省審議会が現地調査|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206543

 

5.散骨、追悼の拡大警戒か 中国当局対応に支援者反発 劉氏妻、会見現れず:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13039418.html?ref=nmail_20170716mo

 

6.緊急デモ:「安倍内閣は退陣を」新宿に「8000人」集う - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/movie/video/?id=119825420

 

(関連)世論の「安倍離れ」鮮明=安倍首相、厳しさ増す政権運営〔深層探訪〕 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170715-00000035-jij-pol

 

7.(重要)食品と暮らしの安全|放射線の次世代への影響が心配|野村大成・大阪大学名誉教授に放射能の危険性をインタビュー

 http://tabemono.info/report/report_16_1.html

 

8.(別添PDFファイル)土砂運搬「全国港湾」労組事業者団体へ要求、辺野古工事に加担させるな(東京 2017.7.16

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017071502000262.html

 

(日本にはまだ、素晴らしい労働組合が健在でした。腐りきった御用組合「連合」とは月とスッポンです。これからは「連合」のことを「スッポン連合」と呼ぶことにいたしましょうか。いやいや、それではスッポンが気の毒だ。:田中一郎)

===================================

 

まず、本日付(7/16)の2つの毎日新聞記事をご覧ください。

 

(1)(別添PDFファイル)生活保護:大学生に給付金 「貧困の連鎖」対策 厚労省検討 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170716/ddm/001/040/222000c?fm=mnm

 

(2)(別添PDFファイル)クローズアップ2017:犯罪被害者給付制度見直し、親族間・遺児支援を拡充(毎日 2017.7.16

 https://mainichi.jp/articles/20170716/ddm/003/040/074000c

 

 私は記事を読んで、少しショックを受けました。端的に申し上げれば、まだこんなこともきちんとできていないのか、という印象を強くしています。私を育ててくれた両親が、裕福では決してなかったけれども、たまたま貧困のどん底に沈んでいなかったというだけで、つまり私は運がよかっただけで、大学へ進学もできたわけですが、それができない方々がこの日本にはたくさんいらっしゃって、しかもそれを国が政府が厚生労働省が「これまで改めようとはしてこなかった」=「生活保護受給の家庭の子弟は大学への進学はまかりならぬ」などと、かようなバカバカしい限りの人権侵害が、これまで(そして今も)ずっとこの日本で行われているというのです。この記事は、ようやく今頃になって、こうした理不尽が少し改まりそうだということを伝えています。

 

 しかし、まだこの期に及んでも、記事によれば「支援団体などからは世帯分離の廃止を求める声が出ているが、厚労省は、保護を受けない貧困層との公平性などを考慮し世帯分離は継続する考えだ。」などと、ふざけたエクスキューズをして、生活保護家庭の大学進学希望者への支援を細くしようとしているのです。「保護を受けない貧困層との公平性などを考慮」などというのは、私は許せないなと思う次第です。そもそも、生活保護の受給資格者に対する実際の受給者の割合は20%程度ではなかったですか(更に許せないのは、所謂「瀬戸際政策」をとって、生活保護受給を申請にくる人々を、屁理屈づくめにして追い払っている自治体があるようです)。だったら、厚生労働省は、全受給資格者への100%受給を実現することを「政策目標」とすべきでしょう。それを「受給していない家庭と比較して、受給している家庭は不公平だ」とは、いかなることか、です。

 

 しかしながら、生活保護を全資格家庭に給付した場合の所要財政予算はいかほどでしょうか? 仮に今の生活保護費予算の5倍(20 100%:5倍)とすると、おそらくは数兆円の予算を必要とするでしょう。これは本気でやろうとすると、相当大騒ぎになるに違いありません。それに今回の生活保護家庭の大学進学希望者及び大学生への「支援金」を加えると、どれくらいの予算が必要となるのでしょうか? 生活保護ですから、ケースワーカーの大幅増加も必要となります。おそらくは、可能な限り、ちゃんとした就労につなげて、早く生活保護から脱却していただく施策も併せて考えていかなければいけませんでしょう。私は、一般論的で、きれいごとのようで、財政的な裏付けの危うい、原則すべての人々にいきわたるような「普遍主義的社会保障福祉政策」やBI(ベーシックインカム)などよりも、こうした今現在、緊急事態的な状況下にある方々に対して、きめ細かな改善施策をきちんと提供していくことの方がはるかに重要で現実的であると考えています。

 

 もう一つの(2)「犯罪被害者給付制度見直し、親族間・遺児支援を拡充」の方も同じような話です。私が見るところ、この制度は、①対象者が狭すぎる(親族は除外されていた 今回改善される動きが出てきたが、まだまだ不十分)、支援の金額や内容が全く不十分、加害者に対して、この制度のための原資(の一部)を提供させるべきではないのか、この制度を所管しているのが警察庁というのはおかしい、のような問題点があるように思います。しかし、いずれにせよ、この制度もまた、生活保護の場合と同様に、受給者に寄り添って、きめ細かくその受給を決定していかなければならないことは申し上げるまでもありません。財源不足を理由にして、給付や支援を絞ることは許されてはいけないと思うのです。言い換えれば、被害者やその子どもたちが、事件に巻き込まれて被害を受けて生活苦のどん底に沈むようなことがないよう、万全の対策・対応が打たれてしかるべきです。何度も申し上げて恐縮ですが、「普遍主義的社会保障福祉政策」やBI(ベーシックインカム)などよりも、こうした制度や仕組みをファインチューニング(きめ細かく適切に改善する)することの方がよほど重要と言えるでしょう。

 

 すべては、生存権保障政策、として展開されるべきものです。政府や支配権力の「施しもの」ではありません。生きる権利、これを国が政府が保障をする、そのための政策・施策だということです。「権利としての社会保障福祉」の考え方を、私は徹底すべきではないかと思っております。「普遍主義的社会保障福祉政策」の議論や検討は、そのあとでいいのです(BI(ベーシックインカム)は、どっちにころんでも絶対にダメです)。

草々

 

2017年7月14日 (金)

(直近情報)東芝は何処へ行く:死にかけの東芝でこれから起きること 知られざる「1兆円規模」のリスクが・・・・・(現代ビジネス)Yahoo!ニュース 他

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

================================

1.(7.17)池内了 島薗進 アーサー・ビナード  小沼通二ら シンポ「タブーに踏み込む科学・科学者軍事研究、遺伝子操作について考える」(両国駅)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1495592447218staff01

 

2.(7.20)南相馬・避難20ミリシーベルト基準撤回訴訟支援の会 720日は東京地裁へ! 南相馬のみなさんを応援しよう!

 http://minamisouma.blogspot.jp/2017/06/720.html

 

3.許せない!! 許せない!! 絶対に許せない!!

(1)劉暁波氏:瀋陽の病院で死去 61歳 中国の民主活動家 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00m/030/109000c?fm=mnm

 

(中国共産党は中国・香港から出ていけ! かような政府・政権の国と「東アジア共同体」などありえない話である:田中一郎)

 

(2)残業代ゼロ法案を一転容認…「連合」は誰の味方なのか?|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209376

 

(関連)連合:「成果型労働制」容認 首相と会談 政府法案修正へ - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00m/040/085000c?fm=mnm

 

(御用組合「連合」の組合員のみなさま、早くこの御用組合を脱退してください。あなたたちの権利も、働く者の処遇も、この「御用組合」は断固として守るつもりなどありません。それから民進党の諸君、このままでは、あなたたちも「連合」と同じように言われることになりますぞ。皆から石をもって追われるような政治家になりたくなければ、御用組合「連合」などとは一線を引いておくべきです(今や「連合」組合員の最多支持政党は民進党ではなく自民党だそうだ)。が、しかし、下記のような党首の態度では、こりゃあきまへんわナ。これでは衆議院選挙もボロボロね。:田中一郎)

 

(関連)大荒れ蓮舫代表会見 民進が連合会長批判質問に過剰反応 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209487

 

(3)オスプレイ:佐賀知事、受け入れ方針 漁業者側と交渉へ - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170713/k00/00e/010/298000c?fm=mnm

 

(玄海原発の次はオスプレイか。県民を守らないで自分自身を守ってるわけね。情けないゲス野郎だ。知事の使命って何だ? わかってねえのか?:田中一郎)

 

(4)〈時代の正体〉差別主義者のデモを許可 16日午前に中原区で実行へ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

 http://www.kanaloco.jp/sp/article/263986

 

(日本の警察って、何のために存在しているのかな? 日本最大の暴力団? それとも日本最大の差別集団? :田中一郎)

 

(5)安倍内閣支持299%に急落=2次以降最低、不支持486時事世論調査 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170714-00000071-jij-pol

 

(めっちゃ、アベ政権にいい数字が出るように仕組まれてるらしい世論調査なんだけど、ついに支持率30%割れ、いよいよ終わりだな:田中一郎)

================================

 

既に事実上倒産状態にある原発企業・東芝の直近状況についての報道をご紹介いたします。KEYとなるレポートは下記の2つです。みなさまもぜひ、原本にあたって目を通していただければ幸いです。下記には重要ポイントを一部コピペしておきます。何度か申し上げてきましたが、東芝が現状を打開していく唯一の方法は(下記『世界』論文の著者・細野祐二氏も同じことをおっしゃっていますが)、WHをアメリカで破産法適用申請したのと同様に、この日本でも、東芝本体が国内とアメリカで会社更生法(アメリカはチャプター・イレブン)適用申請をして、過去のしがらみを断ち切った「新しい東芝」(更生会社)に生まれ変わることです。そうすれば、虎の子の半導体部門も失う必要はなくなります。現経営陣がその決断力を持っているか否かが東芝の運命の分かれ目ということになります。

 

(1)(別添PDFファイル)(重要レポート1)(別添PDFファイル)東芝はどこへ行くのか(イントロ部分)(細野祐二 『世界 2017.8』)

「where_tousiba_hosono_sekai.pdf」をダウンロード
「where_tousiba_hosono_sekai.pdf」をダウンロード

 https://www.iwanami.co.jp/book/b307955.html

 

(2)(重要レポート2)死にかけの東芝でこれから起きること 知られざる「1兆円規模」のリスクが(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170712-00052226-gendaibiz-bus_all

 

特に注目は、上記(1)レポートの「次々と押し寄せる賠償請求」(P116119:下記に一部抜粋)と下記(抜粋部分:P122)が極めて重要な必読部分です。

 

●(上記(1)細野祐二レポートを一部抜粋 P117「次々と押し寄せる賠償請求」の一部)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(賠償請求に伴う東芝本体の損失予測一覧)

                 請求金額    予測損失(既往引当差引後)

WH及び英国原発企業持分の買戻し   

 IHI持分買戻損        189       0   (計上済)

 モンゴル企業持分買戻損     647     647

 英国原発企業持分買戻損     153     153

  (小 計)         (989)   (800)

 

減損  

 ランディスギアのれん減損   1432    1432

 英国原発企業持分減損      230     230

  (小 計)        (1662)  (1662)

 

損害賠償

 日本の信託銀行         120       0   (引当済)

 海外機関投資家         166       0   (引当済)

 米加州ADR集団訴訟       不明      ?    (上訴中)

 S&W運転資本訴訟       471     471

 その他           10000    2000

  (小 計)       (10757)  (2471+?) 

 

米国政府原発保証補填      9500    5000

 (総合計)        (22908)  (9933)

 

(つまり、細野氏の試案では、最低でも約1兆円、多い場合には23千億円近い追加の費用(主として賠償)が今後発生してくるだろうという見込みである。そして更に、この論文には書かれていないが、米国南部での東芝本体による天然ガスの買取販売事業について、東芝が天然ガス資源を確保した際の値段に比べ、今現在では天然ガスの価格が大幅に下落しているため、このままいくと累積で1兆円近い損失が出るのではないかと危惧されている。この将来負担見込みも看過できない。更に、半導体事業やIT関連事業のアップダウンの波なども、今後東芝経営を大きく揺さぶる可能性もある。そもそも半導体子会社の売却が難航している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

●(上記(1)細野祐二レポートを一部抜粋 P122

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ヘッジファンド・エフィッシモが独自の試算で東芝の現在の株価が割安とみて買占めを開始している。下記は、その説明に続く部分)

 

エフィッシモによる東芝株買いで驚くのは、彼らの投資戦略が、東芝の会社更生法申請があり得ないという確信に基づいていることである。日本国政府は、米国政府に対して、米国政府の融資保証八三億ドルの代位弁済と従業員等の雇用継続を約束させられている。東芝の会社更生法申請は、日本政府の対米公約を破ることになるので、東芝は会社更生法の申請ができないのである。エフィッシ壬はこのことを読み切っている。日本政府は、一民間企業の経営破綻に介入せざるを得ない原子力行政の弱みを逆手に取られ、ヘッジファンドの暗躍を許している。

 

『世界』二〇一七年四月号でも指摘したように、東芝問題を解決するためには、会社更生法と米国連邦倒産法の同時申請しかありえない。それを、世耕大臣が、一民間企業の経営問題のために、のこのことアメリカまで行ってお伺いを立てるものだから、米国政府に足枷をはめられてしまった。おかげで倒産できない東芝には、株主からの損害賠償請求や合弁先企業からの持分買戻請求が次々と押し寄せ、さらには今後、米国政府の融資保証の代位弁済請求、並びに、中国、インド、英国からの追加原価の請求が避けられない。会社更生法はこれらすべての請求を遮断できるのである。

 

現在の東芝は銀行監視下にあるので、会社更生法の申請は困難を伴うであろうが、東芝がその気になればやってできない訳ではない。東芝が会社更生法の申請をやらないのは、東芝にその気がないからで、東芝にその気がないのは、(銀行ではなく)日本政府がそれを望まないからであろう。東芝は、日本政府の原子力政策の重要な推進業者で、日米原子力地位協定の一翼さえ担っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(東芝が愚かにもアメリカの産業界が捨てた原発メーカーであるWHを超高値で買ったとき、その背後にいたのは日本政府=経済産業省だったと言われている。そして、そのことが東芝の運命を決定的に悪い方に切り替え、ついに事実上の倒産状態に陥ってしまった。しかし、今また再び、その日本政府=経済産業省がしょしょり出てきて、東芝にとっての唯一の救済策といえる会社更生法の国内外での申請を、また再びの愚かしい行為により妨害をしているわけである。この政府主導で東芝のみならず日本国全体が「ドツボ」にはまり込んでいく様は、まるでアジア太平洋戦争のころの大日本帝国と同じ様相を呈していて、既視感(デジャブー)がある。まさに、昔・軍閥、今・原子力ムラ、である:田中一郎)

 

(関連)(別添PDFファイル)東芝企業価値マイナス1兆円(日刊ゲンダイ 2017.7.15

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209493

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)「東芝は100%出資子会社の東芝メモリを約2兆円で売却しようとしています。平たくいえば、東芝メモリの企業価値は2兆円です。一方、東証に上場する東芝本体の時価総額は13日終値ベースで1兆円強しかありません。変な話、東芝を丸ごと買ったほうが安いのです」(経済ジャーナリストの真保紀一郎氏)。かなり乱暴だが、東芝を1兆円で買うと、2兆円の価値を持つ東芝メモリが手に入るのだ。

 

 「別な見方をすると、東芝メモリの価値2兆円を差し引けば、東芝本体の企業価値はマイナス1兆円ということになります。時価総額で判断すると、エレベーターや電力など残された東芝の事業価値はマイナスです。こうなると経済の原則からいって、倒産がチラつきます」(真保紀一郎氏)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(以下、その他の関連情報)

 今から20年前、東芝は文字通り、日本のトップクラスの名門企業で、業績も順調で安定していた。その「プライム企業」がおかしくなりはじめたのは、西室泰三という英会話がちょっと上手で世渡りのうまい、なんとなく頼りなさそうな男が東芝のトップに君臨し始めてからである(この西室泰三は、昨今、日本郵政でもオーストラリアの企業買収に失敗をして「大穴」を開けている)。私がつねづね申し上げている「(大企業・大組織における)人事の縮小再生産」の結末なのかもしれない( 人間の人事評価では、評価する上役には、自分よりもほんの少し出来の悪い部下が「最も優秀」であるように見えるので(逆に自分の才能を上回る人間を見ると、人はそれを素直に受け入れられない)、人事評価を世代交代を伴いながら長きにわたって続けていくと、少しずつ、つまらない・出来の悪いのが次第に高い評価を受けるようになり、やがてその組織の中枢を占領してしまう。そしてその、いわば人事制度の累積的弊害ともいえるボンクラ幹部たちのおかげで、やがて会社自体がおかしくなり、ついには破たんに至ってしまうという見方)。

 

 いずれにせよ、その西村泰三が育てた後継者が、西田、佐々木、田中の3人の東芝トップと、その取り巻きの幹部経営者たちだった。その数は多く見積もっても50人にも達しないでしょう。20年前の名門企業・東芝は、言ってみれば、この3人をトップとする約50人未満のボンクラ集団によって事実上倒産させられてしまった。東芝は関係会社までを含めると、おそらく雇用人数が20万人を超えるだろう。たくさんの人々の人生と生活が東芝という企業とともにあり、多くの人々によってこの大企業が支えられているという観念が、このボンクラ経営者たちには薄かったのかもしれない。愚かにも原発・原子力にのめり込み、その他のビジネスでも、甘いスタンスから巨額の損失を抱え込んで、にっちもさっちもいかなくなっているのである。

 

 私が見るところ、東芝が立ち直ることは、まずないだろうと思われる。それにしても、わずか50人前後の人間たちが20万人を超える人々の生活や人生を翻弄してよいものか、私は、資本主義という経済制度下の大企業の運営に関して、この東芝事件をみながら、大きな矛盾と不満を感じた次第である。何故なら、東芝経営陣がのめり込んだ原発などは、もう何十年も前から「将来性の乏しい、リスク&コスト・パフォーマンスからみて割の合わない事業」であることは自明だったわけで、これを破たんのずっとずっと前の段階で止められなかった東芝経営陣の責任は、絶大に重い、と言わざるを得ないからである。仮に東芝が倒産をしても、私は、このボンクラ50人衆の東芝元経営陣を許してはいけないのではないかと思っている。東芝関連雇用20万人に成り代わって、何らかの形の「罰」が与えられてしかるべきである。そうしなければ、今日のほとんどの大企業は、こうした「東芝経営陣並み」のボンクラ経営者群により経営・運営されており、やがてまもなく、同じような会社破綻をもたらすであろうと思われるからだ。福島第1原発事故を引き起こした東京電力もまた、そうした会社の1つである

 

 <別添PDFファイル>

(1)主要行 東芝に融資へ、数百億円 半導体株を担保(毎日 2017.7.7 他)

 https://mainichi.jp/articles/20170707/ddm/002/020/081000c

(2)東芝、WDや鴻海とも交渉(朝日 2017.7.12

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170711-00000115-asahi-bus_all

(3)東芝の情報遮断解除命令、半導体子会社の価値低下可能性(東京 2017.7.13

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/economic_confe/list/CK2017071302000201.html

(4)東芝メモリ売却、WD(日刊工業 2017.7.11

 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00430760

(5)東芝株主総会、債務超過も経営危機も継続、上場廃止 次の山は8月決算(『週刊エコノミスト2017.7.11』)

 https://www.weekly-economist.com/バックナンバー/

(6)東芝監査 意見「不表明」へ、有価証券報告書3月期も(朝日 2017.7.13

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000008-asahi-bus_all

(7)東芝半導体、売却足踏み、日米間連合と交渉に遅れ(日経 2017.7.12

 http://www.nikkei.com/article/DGXKZO18747360R10C17A7TJ2000/

 

 <関連サイト>

(1)日本経済新聞:東芝関連集約

 http://qq2q.biz/EJ08

(2)WH売却先、米政府がインドに年内決定との見通し示す=関係筋 (ロイター)

 http://jp.reuters.com/article/wh-us-india-idJPKBN19O02N

(3)またも約束守れず、株主もあきれる東芝総会:日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/070600052/062800016/?n_cid=nbpnboml_weekly

(4)東電、東芝…。政府が作るゾンビ企業群の恐怖:日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/071000491/?n_cid=nbpnbo_mlpum

(5)特集:東芝と経産省 失敗の本質 2017620日号 - 週刊エコノミスト

 https://www.weekly-economist.com/20170620feature/

草々

2017年7月13日 (木)

井出英策氏の議論(=「普遍主義的社会保障福祉政策」)に賛成できない理由:教育無償化は格差を広げる愚策だ(中室牧子 『文藝春秋 2017.8』)より

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

以下は私のメールの転送です(他のMLでの議論です)。

===========================

このMLでは、井出英策氏の「普遍主義的社会保障福祉政策」に人気が集まり、また、依然として「普遍主義」政策でもあるBI(ベーシックインカム)などという典型的な市場原理主義政策に幻想を持つ人も少なくないようですが、私はいずれも今日的な経済・財政事情の下では誤りであると考えています。一方で、こうした「普遍主義」の諸政策の財源に消費税増税を使うことについて、あまり批判的な観点がないようにも感じられることは「誤りの倍化」をもたらしているとも考えております(まさに税金を集める方も使う方も、ともに市場原理主義の言う「フラットニング」の徹底の様なものです)。以下、今月号の『文藝春秋』(20178月号)に掲載された下記論文を事例に、簡単にコメントします。

 

●(別添PDFファイル)教育無償化は格差を広げる愚策だ(イントロ部分)(中室牧子 『文藝春秋 2017.8』)

 http://bunshun.jp/articles/-/3169

 

著者の中室牧子氏は「学力の経済学」というベストセラーの本を書いた慶応大学の教授で、肩書は「教育経済学者」となっています。私はこの『文藝春秋』の論文に出会うまでは、全く同氏のお名前も何も存じ上げない方でした。教育経済学などと言う研究分野についても初耳です。同氏には、既にいろいろ著作があり、ネット上にもいくつか散見されました。下記にそのうちの1つだけをピックアップしておきます。(同氏に対しては既にいろいろと評価や批判があるのかもわかりませんが、私はそれを知らないでこのメールを書いています)

 

(関連)あいさつ/プロフィール : 慶應義塾大学総合政策学部 中室牧子研究室 教育経済学 エビデンスベーストの教育政策

 http://edueco.sfc.keio.ac.jp/profile.html

(関連)中室牧子 貧困家庭の子を支援すべき本当の理由 中室牧子 「学力」の経済学 日経DUAL

 http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=9735

 

それから、社会保障・福祉政策における「普遍主義」と「選別主義」という言葉については、下記サイトを参照するといいのではないかと思います。私は「普遍主義」の方はともかく、「選別主義」などと言う言葉は不適切表現ではないかと思います。「普遍的給付型」と「受給者限定型」くらいの表現でいいでしょう。「共存型」と「救済型」という言葉遣いをする方もおられるようですが、これも適切ではありません。社会保障・福祉政策は「受給者の権利」(生存権)として展開されるべきですから「救済」=「権力の施しもの」ではありませんし、受給者を限定してもしなくても「共存型」であることに違いはありません。社会保障・福祉政策自体が「共存型」であるからです。

 

ここ数十年くらいの市場原理主義経済学者どもは、言葉(経済用語)にイデオロギー的なバイアスをつけて「印象操作」をしながら議論を進めるという姑息なことをしておりますから、みなさまもそれに釣り上げられぬようご注意をしていただきたいと思います(国際取引に関する政策用語に「貿易歪曲的農業保護政策」などという言葉がありますが、私から申し上げれば、何をアホなことを言っておるのかということです。それも言うなら「農業歪曲的貿易政策」です。何故なら、農林水産業の基本は地産地消であり、グローバリズムの押付けによる貿易政策はその農林水産業の基本中の基本を押しつぶすからです。また、我々の生存にとって、農林水産業と貿易のどちらが重要なのかと申しますと、それはもう当然ながら農林水産業ですから、貿易を農林水産業の上に置くような概念構造はいただけないということです)。

 

(関連)愚者一得 社会保障での「普遍主義」と「選別主義」

 http://drhashimoto.blog97.fc2.com/blog-entry-168.html?all

 

さて、それで、ご紹介した中室牧子氏の『文藝春秋』掲載論文ですが、この論文の題名「教育無償化は格差を広げる愚策だ」というのは、どうもちょっと挑発的すぎて、論文の内容を適切に表現しておらず、不適切ではないかと思います。「教育行政に科学的な評価と判断を、高等教育の一律無償化よりも就学前教育の供給側拡充を」くらいでいいのではないかと思います。みなさまには、別添PDFファイルの切れ端だけを見てご判断されずに、ぜひ原本にあたってお読みになってお考えくださればと思います。

 

私が見たところ、書かれている内容は、いたってまともで、もっともなことだと思いました。下記に簡略に箇条書きに要約してみますと、

 

(1)財源を効果的に使うには、教育予算は、高等教育(高校や大学)の無償化(一律にやると3.7兆円かかる)よりも就学前教育を重視する投資を優先せよ

(2)高等教育への政策支援は、給付型奨学金の大幅拡充(その他にも授業料減免制度や無利息奨学金など:田中一郎追記)で対応すればいい

(3)就学前教育機会の一つである保育園は、量の確保だけでなく、質の向上を図ることが必要・重要で、これに費用が掛かる

(4)子育て世代への現金給付(破たんした民主党政権の「子ども手当」がその典型)よりも教育を供給する側への政策支援が必要

(5)一律の現金給付は、子どもたちへの教育にその給付されたお金が回されるとは限らない(親のパチンコ代や世帯の生活費に消える可能性)

(6)教育政策については、政策意思決定者の個人的な経験やドタ感に頼るのではなく、科学的な検証とそこから導き出せる根拠のある施策実施を心掛けるべき

 

私は、受給者を限定しない「普遍的給付型」の社会保障・福祉政策は、今の税制と財政が市場原理主義的な政策でガタガタにされている現状では、非常に限定されたエリアでの活用にしておくべきだろうと思います。また、中室牧子氏が指摘しているように、教育費として全世帯に一律に「子ども手当」のような形で給付することは、現状の「教育格差」を広げる方向に作用する可能性が高いなど、その政策効果もよく考慮してなされるべきでしょう。そして、急ぐべきは、一刻も早く政策支援をしなければ、存亡の危機にかかわるような深刻な事態に陥っている社会の現状があちこちに散在していることに対する施策・政策であり(貧困母子・父子家庭や単身高齢者への対策など)、それに対して、しっかりと厚みのある、しかし受給者は本当に困っている方々に限定された政策支援や給付がなされるべきでしょう。まずは緊急対策から始めて、その次に、税制の抜本的な立て直しと産業構造を含めた日本の産業や経済のリフォームに着手しつつ、何を普遍的な、何を限定給付的な、それぞれの社会保障福祉や行政サービスとしていくのか、熟慮すればいいと思っています。

 

私が井出英策氏の議論に賛同できないのは、その根拠が、甘い言葉でカモフラージュされて、ボケてしまっていること、言い換えれば、日本社会のおかれた厳しく、かつゆがみ切った現状に対しての認識が甘すぎるからです。多くの有権者・納税者が重税にあえいでいる中で、のうのうと一銭の税金も納めない巨大企業や一握りの富裕層がいること、あるいは、日々の生活に追われて身を粉にして働き、健康までもを害し、家族のだんらんの時間さえも奪われるような貧困に追い込まれている人々が大量に発生している一方で、全くの不労所得でルンルンの生活を送り、あらゆる社会改善に対して反対をし、また、グロテスクな政策を押し付けてくる特権階級の連中がいるという、この「新階級社会」の生々しさを直視せず、きれいごとばかりを並べているからです。お人好しの経済学では、厳しい現実には太刀打ちできないと思います。

 

(参考)財政社会学者、井手英策のブログ

 https://ameblo.jp/eisku-ide/

 

「分かち合い」を言うのなら、まずは、その「わかちあい」を「戯言」として一切拒否をしている巨大多国籍企業や特権的富裕層に対して闘いを挑んでみたらどうですか。彼らの独占保有する富(所得)や資産を「分かち合い」しなくて、いったい何を分かち合うのでしょうか。貧乏人が集まり、富を独占するものに対して反乱を起こさぬよう、「分かち合い」の精神で傷口をなめあいながら、平和に暮らせ、巨大企業や大富豪はほんの一握りしかいないから、除外して考えておけばいい、とでもいうのでしょうか。しかし、そのほんの一握りしかいない連中が保有する、所得と資産は、それは莫大なものであることは、すでにみなさまもご存知ではなかったでしょうか。しかもその金額は、目に見える形で表に出ているものだけで、タックスヘイブンをはじめ、水面下に存在する富と資産の偏在は、それは驚くべきスケールになっているのです。

 

今申し上げた、社会政策の「階級的な視点」は、私は今後ますます重要になってくると考えています。みんなで「分かち合いましょう」が、ある程度通用した「幻想としての一億総中流」の時代は既に、とうの昔に終わっているのです。私たちのこれからの社会や経済を、より公正で適切で、かつ暮らしやすいものにしていく場合に、富や資産の分配状況(偏在状況と言ってもいい)や、さまざまな政策・施策の負担の分担における公正性の問題は、最重要な判断の根拠となるものです。また、ここをはっきりとさせることが、有権者・国民の政治選択・政治家選択の基本中の基本にもなる部分あって、井出英策氏のような「日本人はみな等しく(天皇陛下の赤子)臣民」を焼き直したような「分かち合い」「共存」の中で生きていくべきであると主張することは、その判断の基準をボカしてしまうものでしかないと、私は見ています。

 

何か現実の経済や社会を、簡単な言葉や観念で超越できるかのように思うのは、一種の「現代宗教」とでもいうべきものでしかありません。宗教ではなく、リアリズムで事に当たれ、甘言ではなく、シビアな利害認識から出発せよ、これが私が「井出経済学」なるものに申し上げたいことです。

草々

 

戦後の日本国憲法体制下で昭和天皇は「象徴天皇」ではなかった=講和条約と50年安保で吉田茂をさしおいてアメリカと交渉、反共産主義・沖縄放棄・対米従属の「安保国体」を創り上げた昭和ヒロヒト天皇 他(昨今の政治情勢から)

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

日本現代史研究で定評のある豊下楢彦氏(元関西学院大学教授)が、少し前に大きな話題となった『昭和天皇実録』と、それに関連した膨大な量の新たな資料を読み込み、このほど(と言っても、もうだいぶ時間がたちましたが)『昭和天皇の戦後日本:<憲法・安保体制>にいたる道』(岩波書店 20157月)として新著にまとめられました。これまでも同氏の著書については、時折、私のメールでもご紹介をしておりますが、今回ご紹介するこの新著も、読みだすと引き込まれそうになるくらいに、非常に興味深い、我が国の戦後史の深層を明らかにしてくれている名著だと思いました。以下、同著から若干の部分をご紹介し、一般・通俗的に広まっている戦後の昭和天皇像や当時の総理大臣・吉田茂像とはちがう、「歴史の真実」をみなさまにも見ていただきたいと思います。

 

(ところで、余談になりますが、昨今の日本では、大学が駄目になってしまったのと同時並行で、大学教授・研究者どもも駄目になってしまっており、この「戦後史」という、現代日本理解に必要不可欠な研究分野でさえもが、半ばスカスカ状態になっています。むしろ日本の戦後史をよく研究し、昨今では優れた著作まで出されるようになっているのは、海外の研究者群です(たとえばジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』(岩波書店))。情けなくも恥ずかしい限りですが、今回ご紹介する豊下楢彦氏や、史学が専門ではありませんが若手研究者の白井聡氏、あるいは被ばくの戦後史で著名となった高橋博子氏らが、戦後史研究に新しい息吹を吹き込んで、私たちの目の届くところで貴重な著作を出してくださっていることには感謝申し上げたいと思います)

 

(重要)『昭和天皇の戦後日本〈憲法・安保体制〉にいたる道』(豊下楢彦/著:岩波書店)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033298705&Action_id=121&Sza_id=B0

 

(関連)豊下楢彦氏の著書

 http://urx2.nu/EGjf

(関連)豊下楢彦氏が書かれた国民必読の3冊 あしたの朝 目がさめたら

 http://blog.livedoor.jp/wakaben6888-3745ta/archives/25875242.html

 

(『尖閣問題とは何か』(岩波現代文庫)や『集団的自衛権とは何か』(岩波書店)など、豊下楢彦氏には高い評価を受けている必見必読の著書がたくさんあります。みなさまには、今回ご紹介する新著とともに、こうした同氏の既著作にもぜひ目を通されることをお勧めいたします:田中一郎)

 

豊下楢彦氏のこの著作については、少し前ですが、私のメールで少しばかりご紹介したことがあります。下記サイトの最後の方をご覧いただきたいのですが、戦後日本において、向こう見ずの不勉強チンピラ右翼などから忌み嫌われている日本国憲法や東京裁判は、実は昭和天皇が当時の国際情勢を日本国中の誰よりもよく心得た上で、占領軍(在日米軍)・マッカーサー・GHQと緻密なやり取りを行い、いわばコワークするような形で実現させていったものです。GHQが占領統治に天皇をうまく使う一方で、逆に天皇の側もGHQの意図するところを利用して、うまく天皇制と皇室の維持存続や、きたる共産主義台頭の脅威に対して米軍による抑え(国内)、並びに防衛(対外)を確保するという、持ちつ持たれつの関係を築いていった、ということなのです。、こうしたことが、豊下楢彦氏のこの新著の最初の部分に出てきます。

 

(関連)本日(5/25)のいろいろ情報です:こんな自民党なんぞにまだ投票するのですか? やめさせるのはあなたの選択=選挙権行使です & 『昭和天皇の戦後日本』(豊下楢彦著:岩波書店)より いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-3ead.html

 

つまり、GHQ主導の戦後改革の底流には、アメリカ本国からやってきたニューディール派の理想主義的な改革実践から、やがて冷戦下における対ソ防波堤国家としての日本の再生復興へと変遷をしていく、その戦後史に絡みつくように、昭和天皇の反共産主義・沖縄放棄・対米従属という特徴を持つ「安保国体」を創り上げる暗躍があったのです。少なくとも、昭和天皇は、日本国憲法にうたわれた「象徴天皇」などではなかった。吉田茂とその手下たちのみならず、それとは対立的な政治家だった鳩山一郎らのグループなども使って、GHQ・マッカーサー、そしてその後は、講和条約交渉のアメリカ代表となって幾度か来日したJ・フォスター・ダレスなどとうまく交わり、公職追放された戦犯の復権なども同時に働きかけつつ、戦後日本の歩むべき「レール」を敷いていたということです。

 

(昭和天皇は、戦争最高責任者としての当時の天皇批判の国際情勢をよく認識しており、マッカーサーとの意見交換や側近を使ったGHQへの説得工作などにより、天皇制を象徴天皇制として残すことで天皇と皇室の温存を図り、また戦争責任を東条英機以下の昭和軍閥たちに負わせることで自身の戦犯(戦争最高責任者)としての責任を不問にもちこみ、返す刀で、日本国憲法の平和条項=戦争放棄のみならず戦力の放棄を行う、などのGHQ(+昭和天皇合作?)プランを合意す(受け入れ)ることで、大日本帝国による再侵略の悪夢から世界を解放した。事が概ねなったのちに、昭和天皇はマッカーサーや在日米軍・GHQに感謝をしている。そして、戦後民主化が生み出した日本社会の政治的激動化や社会改革運動の渦に加え、ソ連・中共との冷戦と国内における共産主義勢力の急速な台頭を新たな「(戦後天皇制への)大きな脅威」ととらえ、それに対して、沖縄をアメリカの統治下に置かせて米軍基地用地を提供するとともに、本土にも在日米軍を常置して、国内外の共産主義勢力や激化する社会運動の押さえに利用しようとしたのだった。19458月から始まる昭和天皇の戦後史において、昭和天皇は決して日本国憲法がうたう「象徴天皇」などではなかった)

 

今回ご紹介する部分は、1950年=つまり朝鮮戦争の少し前から始まる講和条約交渉(日本の主権回復交渉)と、それと並行して行われていた日本の安全保障問題に関する日米関係者の動きの部分です。もちろん、昭和天皇の動きが中心です。サンフランシスコ平和条約=講和条約そのものについては、日本政府も昭和天皇もほとんど問題視していません。むしろ敗戦国に対して非常に寛大なありがたい条約であると絶賛していました。巷では、ソ連・中共や南北朝鮮・台湾を含む全面講和か、いわゆる自由主義国家群=欧米諸国中心に平和条約を締結する片面講和かが大議論となっていましたが、吉田茂以下の政府と昭和天皇との間で、講和条約そのものについての考え方の違いはなかったようです。

 

問題は、もう一つの方、つまり戦力不保持を決めた日本国憲法の下で、主権回復ののちに、日本の安全保障をどうするかで、吉田茂の日本政府と昭和天皇との間にかなりの違いがあり、結論だけを簡単に申し上げれば、吉田茂は日本国土を米軍基地として差し出すことも、在日米軍がいつまでも日本に駐留することも、そして、日米が国連による安全保障とは無関係に単独で軍事同盟の様なものを結ぶことも、いずれも消極的だったようです。また、再軍備についても、頭から拒否はしていなかったようですが、経済的な負担の面から見ても、大掛かりなものに関しては否定的であったようです。

 

しかし、この安全保障問題というのは、日本にとっては大事であっても、アメリカにとってはそれほどではありません。当時、アメリカが対ソ・対中共との冷戦構造の下で、講和条約後の日本に対して最重要と考えていたことは「望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を獲得する」ということでした(⇒ 京都大学の政治学者・高坂正堯(まさたか)は、当時の日米間交渉での最重要事項を「日本の再軍備」とみて、当時の吉田茂首相が軽武装・経済重視をとなえてダレスに抵抗したことを高く評価、これを「宰相吉田茂論」にまとめました。それが戦後日本では広く流布していますが、これは間違いであると豊下楢彦氏は言及しています。当時の日米交渉のポイントは「日本の再軍備」ではなく、在日米軍の維持・継続をどうするかでした)。これについて、アメリカやダレスに押しまくられることを嫌った吉田茂は、なんと講和条約締結の直前まで逃げ回り、講和条約締結の全権者としてサンフランシスコ講和条約(+日米安保条約)の会場に行くこと(参加すること)さえをも拒否し続けていたというから驚きです。高坂が創り上げた吉田茂の虚偽の人物像はそろそろ捨て去る時が来ているような気がします。

 

ところが昭和天皇はそうではありませんでした。昭和天皇は、冷戦下の国連のような機能しそうにない国際機関に頼るのでは全く心もとないので、むしろアメリカが国連でのやり取りとは別次元で、日本と単独で軍事同盟のようなものを締結し、上記で申し上げたような国内外の共産主義ににらみをきかす、そういう半恒久的な在日米軍の維持継続を強く望んでいたのです。従ってまた、昭和天皇から見ると、吉田茂のような講和条約政策は、戦後の天皇制や皇室の地位を危うくする誤った政治方針であり、何としても転換させる必要があると考えていたに違いありません。事実、昭和天皇は、当時公職追放中だった鳩山一郎他のグループを使って、ダレスやその側近たちとの交渉を開始するのです。

 

詳しくは、原本をご覧いただきたいですが、結局、実を結んだのは昭和天皇の方の動きで、いわゆる「50年安保条約」は、(1)アメリカに日本防衛の義務がない、(2)国連安全保障との関係があいまい、(3)在日米軍が日本国内の「内乱」に介入できる、(4)「新植民地規定」ともいうべき日米行政協定が結ばれる、という大きな欠陥を抱えたままで締結されることとなりました。吉田茂以外の閣僚や側近、外務省などの幹部官僚たちも、この旧安保条約の内容は締結調印の直前までその詳細を知らされず、調印式にも吉田茂一人が、わびしい場所に連れていかれてサインをするという、とても正常な条約協定調印とは思えない「屈辱的」な形となりました。そして、こうした欠陥が露呈してしまった基底には、安保条約交渉において、日本側が(吉田茂首相が)(1)アメリカの要請ではなく日本が要請して基地を置き、アメリカの自由な利用を決めた、アメリカは恩恵として日本の防衛を供与する、という形となったこと、(2)極東条項を簡単にOKしてしまったこと(本来は日本の領海内だけでいい)、(3)沖縄および千島列島の放棄も簡単にOKとしてしまったこと、があります。そして、結局は上記で申し上げたアメリカの希望(ダレスの目標)だった「望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を獲得する」が実現してしまうのです。

 

日本はこの時に、講和後の戦後の国の在り方を大きく誤ったのではないでしょうか。しかし、その水面下には、吉田茂首相だけではなく、それ以上に昭和天皇の動きがあったということが、この豊下楢彦氏の新著で教えられたことでした。昭和天皇は、戦後すぐの諸改革の時代のみならず、日本が主権を回復し、国際社会に参画していく、そのスタートの時点から、「象徴天皇」などではなかったのです。

 

 <別添PDFファイル>

(1)昭和天皇の「口頭メッセージ」(一部抜粋)(豊下楢彦 『昭和天皇の戦後史』)

「toyosita_1_koutoumesseji.pdf」をダウンロード
(2)昭和天皇の「文書メッセージ」(一部抜粋)(豊下楢彦『昭和天皇の戦後史』)

「toyosita_2_bunsyomesseji.pdf」をダウンロード
(3)「安保国体」の成立と昭和天皇(一部抜粋)(豊下楢彦『昭和天皇の戦後史』)

「toyosita_3_anpokokutai.pdf」をダウンロード

 <関連サイト>

(1)<社説>昭和天皇実録 二つの責任を明記すべきだ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 http://ryukyushimpo.jp/editorial/prentry-231371.html

(2)日本国との平和条約 - Wikipedia

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%B9%B3%E5%92%8C%E6%9D%A1%E7%B4%84

(3)旧安保と新安保の相違点

 http://www.geocities.jp/kemmeos/hall/theme/anpooldnew.html

(4)内田樹さん、「天皇主義者」宣言 「変心」の真意語る:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/ASK6H4FDDK6HULZU007.html

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)他方、昭和天皇にとっては、安保条約を基礎づけるこの「根本の趣旨」こそ、日本側からの基地の「オファ」という「池田ミッション」の論理の実現に他ならなかった。吉田や外務省がバーゲニングのカードを使って「条件つき」の基地提供をめざしたのに対し、昭和天皇はそうした姿勢を「誤った」ものと厳しく批判した。内外の共産主義から天皇制を守るためには、米軍駐留を確保することが絶対条件であった。その意味からすれば、「大規模の内乱」を米軍が鎮圧できると規定した「内乱条項」は、天皇にすれば、まさに歓迎すべきものであった。かくして、昭和天皇にとっては、戦後において天皇制を防衛する安保体制こそが新たな「国体」となった。つまりは、「安保国体」の成立である。

 

だからこそ昭和天皇は、講和条約と安保条約が調印されてから一〇日を経た一九五一年九月一八日のリッジウェイ司令官との第三回会見で、「有史以来未だ嘗て見たことのない公正寛大な条約」として講和条約を高く評価するとともに、「日米安全保障条約の成立も日本の防衛上慶賀すべきことである」「日米安全保障条約が成立し貴司令官の如き名将を得たるは我国の誠に幸とするところである」と、安保条約の成立を絶賛したのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

拙いご紹介で恐縮でした。みなさまにも是非、豊下楢彦氏のこの新著のご購読をお勧めいたします。戦後史の本当の姿を少しでも多く知りましょう。

草々

 

<追>昨今の政治情勢から

================================

 <別添PDFファイル>

(1)国民が求めているのはこん2つ、安倍退陣と共謀罪の即時撤回(日刊ゲンダイ 2017.7.13

 http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/878.html

(2)あまりに身びいきな、やぶれかぶれ内閣改造(日刊ゲンダイ 2017.7.13

 http://www.asyura2.com/17/senkyo227/msg/775.html

(関連)自民に人材なし 内閣改造は谷垣氏復活入閣が頼みの綱(日刊ゲンダイ) 赤かぶ

 http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/876.html

(関連)安倍首相:麻生、菅の両氏留任へ 「8月早々に内閣改造」 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170710/k00/00m/010/062000c?fm=mnm

(3)自民党が策動する「安倍おろし」(『週刊朝日 2017.7.21』)

 https://dot.asahi.com/wa/2017071100037.html

(4)民進、都議選総括に着手、野田幹事長の去就焦点(日経 2017.7.12

 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO18748940R10C17A7PP8000/

(5)明仁よ、あなたの責任は大きい(中嶋啓明 『週刊金曜日 2917.7.7』)

 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002344.php

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(6)特集ワイド:小池さん 倒幕するかもね(細川元首相 毎日 2017.7.12 夕刊)

 https://mainichi.jp/articles/20170712/dde/012/010/010000c?fm=mnm

(7)永田町の裏を読む 高野孟:都議選圧勝でも小池知事の総理への道は遠い(日刊ゲンダイ 2017.7.13

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2091

 

 <関連サイト>

(1)安倍内閣支持、最低33% 第2次政権、不支持47% 朝日新聞社世論調査:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13028012.html?ref=nmail_20170710mo

(2)10月補選、総力戦必至 衆院・愛媛3区、自民の現職死去に伴い:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13031542.html?ref=nmail_20170712mo

(3)政府広報費は民主党政権の2倍、メディア押さえ込む効果 (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170705-00000007-pseven-soci

(4)「排ガス嫌なら抗議やめろ」 警備部長 辺野古の排除対応容認 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-530799.html

 

 <他のMLに私が発信したメールです:一部加筆修正>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前略,田中一郎です。

 

私もこれ以上、日本がおかしくなるのは耐えられませんので、居ても立っても居られない気持ちです。最も大事なことは、志のある有権者・国民が立ち上がり、こんな政治や政府はもういやだ、もっと別な政治家を選んで別なものに変えよう、と動き出すことです。そのためには、

 

(1)一種の「観客民主主義」である既成政党の合従連衡論をやっていてもラチがあきません。既成政党に代わる「ヘゲモニー」(リーダーシップのようなもの)を大きな有権者・国民の支持を集めながら築き上げていく必要があります。

 

(2)国会や首相官邸前で抗議行動を続けたり、講演会や集会などを繰り返すだけではだめで、日本が議会制民主主義であることを鑑みて、選挙で勝つ算段をしなければいけません。次期衆議院選挙が日本の運命を決める選挙となるでしょう(本当は前回の参議院選挙が分水嶺だったと私は思っていて、もう遅いのかもしれませんが)。都議選惨敗で可能性は低くなりましたが、アベ政権は依然として日本国憲法改悪を仕掛けて来る可能性があります。これに対しても「きちんと勝利」しないと、万が一、改悪などを許せば、日本はそれこそガタガタになってしまうでしょう(しかし、反対する側の態勢ができていませんね、このままでは危ないです)。

 

(3)今のままの民進党では、近未来において、大阪府・市や東京都の地方議会選挙で起きたことと同じことが全国規模で起きることになるだろうと私は見ています。その民進党を変えるためにも、みんなで力を合わせて、新しい「(市民)政治勢力」の形成が必要です。それが軸となって、支えとなって、選挙戦と選挙勝利後の政権運営を持続させていきます。

 

(4)戦争と平和や共謀法などの問題も重要ですが、それと並んで、原発・核燃料施設(脱原発)や税制を含む経済の問題も重要です。選挙は総力戦ですから、多くのことを視野に入れて、生活感覚・バランス感覚をもってことに臨む必要があります。期待される「オルタナティブ日本の新政権」は決して急進的である必要はなく、物事に対して是々非々で臨み、バランス感覚のある、穏健で、平和指向で、公正・公開で、斬新的な政権でよろしいかと思っております。アメリカに対しては、対等な関係構築へ向けて努力もしていただかないといけません。ともかく、大阪維新を含むアベ的なものを否定できる政権・政治を実現しないといけません。

 

(5)私たちの取組には「運動論的なアプローチ」とともに「政策論的なアプローチ」も必要だと考えております。前者については、既に複数の動きがありますので、私の方では、さしあたり後者を立ち上げ、徐々に前者も視野に入れた運動を「長期的スタンス」で創っていきたいと思っております。既にご案内をしている7/20(金子勝慶應義塾大学教授:経済政策=ポスト・アベノミクス)、7/25(中野晃一上智大学教授:政治と政策=対米隷属をどう変えるのか)の講演会にご参加いただければ幸いです。そのあと、9/7脱原発ロードマップと新エネルギー政策、10/5労働法制抜本改革 の順で計画を立てております。

 

(6)どこかで、みなさまとともに意見交換会も開催したいと思っております。がんばりましょう。あきらめたら終わりです。あきらめません、勝つまでは、で、ともに肩を組み、手を取り合って、諸悪の根源=日本の政治(アベ政権・自公政治)を転換させていきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(もう一つ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前略,田中一郎です。

 

何だか今日は、アマゾンの大バーゲンの日だそうで、回線がBUSYで大変だったみたいです。

 

Amazon PrimeDay(プライムデー) 2017開催中 あれも、これも、欲しかったもの大セール!

 https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=4429743051

 

ところで、このアマゾンですが、日本国内に配送センターも持っていると聞いておりますが、さて、日本政府に対して、どれくらいの納税をしているのでしょうか? そもそも、アマゾンの納税状況を調べる方法はあるのでしょうか。

 

ついでに申し上げれば、グーグルという会社の日本での事業展開と納税状況はどうなのでしょうか? どなたか、詳しい方はいらっしゃいませんか? 国会で問題にはできないのでしょうか? 日本国内に源泉所得を持つ外国企業納税状況調査が必要であるように思います。

 

私のドタカン推測は、このアメリカ系の2社は、日本ではそこそこ大きな事業展開はしているけれども、納税はゼロ=国際納税回避行為を大手を振ってやっている、のではないかと思いますが、いかがでしょうか?

 

もしそうなら、消費税なんぞ、バカバカしくて払っていられねえ、ではありませんか? 日本の課税当局は、何をしとるのか、ということになるでしょうね。相手がアメリカの企業だと、あかん、かもしれませんが。

草々

 

2017年7月12日 (水)

遺伝子操作された動植物を食べてはいけない(1):やっぱり危ないことがわかってきたゲノム編集=遺伝子世界のことがよくわかっていないのに、ご都合主義で遺伝子をいじくったものが安全なわけがない

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初に若干のこと)

====================================

1.(明日:7.12)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第7回口頭弁論+広瀬隆講演会

 http://idogawasupport.sub.jp/

 

2.(別添PDFファイル)「首相 信用できない」61%、自民に対抗政党「必要」82%(朝日 2017.6.11

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170711-00000004-asahi-pol

 

(関連)自民に対抗政党「必要」82% 野党 受け皿になれず 朝日新聞社世論調査:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13029543.html?ref=nmail_20170711mo

(関連)安倍政権支持率:内閣改造、効果に疑問の声 各社調査で - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170711/k00/00m/010/113000c?fm=mnm

 

(アベ政権は都議選の歴史的大敗北でほぼ終わっている。昨日の国会閉会中審査でも安倍夫妻本人が不在の上、和泉洋人首相補佐官や木曽功元内閣官房参与ら、この事件のKEYマンと思わしき人間たちの招致に与党・自民党が応じず、アベ政権側は依然として逃げ回っている。この期に及んでも、まだ有権者・国民への説明責任を果たさず、有権者をナメてかかっているということだ。世論調査ではアベ内閣支持率は30%割れ寸前まで落ち込み、逆に不支持が半数の50%を超えている。もはや退陣しかない事態である。しかし、「アベとアベ政権は信用できない」というのが全国共通の認識となったけれども、さてそれで政権交代かと言えば、そうでもなさそうだ。「自民に対抗政党「必要」82% 野党、受け皿になれず」という厳しい有権者の声もまた事実だろう。市民運動・社会運動は、これに応えるべくリーダーシップを取り、新たな野党勢力の形成へ向け全力を挙げるべきである。今のままの野党第1党=民進党などに期待をしても、泥船に乗るようなもの。発想の転換が必要だ。:田中一郎)

 

(関連)(時時刻刻)「丁寧な説明」なき審議 官邸側キーパーソン、軒並み不在 加計問題:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13029525.html

(関連)♪♪abe is over - YouTube♪♪(ユーチューブ=ワイド画面にも見つけました)

 https://www.youtube.com/watch?v=p1HoGVQjhbY

 

3.<行政文書>1年未満廃棄次々 外交や防衛、管理に抜け穴(毎日新聞) Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170710-00000094-mai-soci

 

(こんなもの、はいそうだったんですか、で済ませるわけにはいかない。公文書管理法・情報公開法違反で関係責任者を処分せよ:田中一郎)

 

4.(別添PDFファイル)安倍首相よ、即刻辞任しなさい(白井聡 『サンデー毎日 2017.7.23』)

 https://www.viewn.co.jp/magazine/detail/000003102201/

 

5.(耕論)自民大敗の底流 宇野重規さん、本郷和人さん:朝日新聞デジタル

 http://digital.asahi.com/articles/DA3S13021042.html?rm=150

====================================

 

バイオテクノロジーなどと、シャレた名前を付けてもらっていた遺伝子操作の世界に「ゲノム編集」という新しい技術が入ってきた。何も超人的なウルトラ・スーパー技術でも何でもない。温泉などの高温過酷環境に生息している原始的な微生物の遺伝子を興味をもって調べていた研究者が、たまたまその微生物のDNAを使う免疫的な作用に着目し、DNAの切除を効率的効果的に行える手法を発見した、それが「クリスパー・キャス9」という方法である。いったん発見されて複数の人の手で洗練されて以降は、その手法が確立して、どんな遺伝子でも、狙ったものをほぼ確実に切除できる技術となり、遺伝子操作に「革命的」な影響をもたらすことになったということらしい。

 

(関連)ゲノム編集とは:日本経済新聞(詳しく知りたい方は下記の新刊・岩波新書などを参照)

 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO15652740T20C17A4TJM000/

 

(関連)(新刊)『ゲノム編集を問う』(石井哲也著:岩波新書)

 https://www.iwanami.co.jp/book/b297940.html

 

しかし、従来型の遺伝子組換えも、新しい技術であるゲノム編集も、いずれも遺伝子の人工的操作であることに変わりはなく、その狙いも、遺伝子をいじくることにより、人間が目的とするたんぱく質の産生など、ご都合主義的に、食べものや、場合によっては人間自身を含む、動植物・微生物=生物の体を「利用」しようというものに他ならない。ただ、従来型の遺伝子組換え技術は、狙った通りの遺伝子操作がしにくく、簡単に言えば「当たるも八卦、当たらぬも八卦」で「下手な鉄砲を数打って」、その中でほんのわずかに成功したものだけを拾うという方法だったのが、ゲノム編集では、かなり高い成功確率で遺伝子操作ができるようになって、操作の効率が格段に高くなったという、ただそれだけのことである。遺伝子操作が持つ根本的な問題=そのご都合主義はちっとも変わっていない。つまり、遺伝子組換えもゲノム編集も、このご都合主義的な利用の点に、非常に懸念される危険性が潜んでいるのである。

 

何処の何がご都合主義なのか、端的に申し上げれば、遺伝子とかゲノムとか言う生物の細胞内部でのミクロの世界のことは、まだよくわかっていないということだ。生命の営みを支える遺伝子は機械の部品ではないので、1つの遺伝子に1つの機能があるだけ、という「機械的」な働きをするものではない。DNAという二重らせん上に存在しているたくさんの数の遺伝子は、相互に連関したり、相互補完していたりしているし、遺伝子として働かないDNAの部分も、たんぱく質を産生しない「NONコードRNA」を生み出して、このRNAが遺伝子の発現に関係したり、また、遺伝子が生み出したたんぱく質(たとえば酵素)が他の遺伝子の発現の調節に関与したりと、それはもう、複雑極まりない「相互関連・補完体系」の小宇宙の様なものを作り出している。また、DNAや遺伝子は細胞核だけでなく、ミトコンドリアにもあり、この2つは、これもまた相互に連関し補完しあっていたりする。

 

こういう世界で、遺伝子が直接的にはあるたんぱく質を産生する機能を持っているからと、特定の遺伝子をDNAから切除したり、あるいは付け加えたりしたら、いったいどうなるでしょう。切除や追加は、それ自体としては、狙いとするたんぱく質の産生を切除したり、あるいは新たに機能追加するけれども、ひょっとすると、それにとどまらず、他の遺伝子の働きや細胞内のさまざまな分子生物学レベルの連関性を大きく変えてしまい、全く予期しない結果を生み出してしまうかもしれない。しかし、遺伝子組換えやゲノム編集の研究者たちは、そうした可能性として常に付きまとう危険性についてはとんと無頓着で、ただねらった生物学的な効果さえ発見できれば、後は野となれ山となれという態度で、すぐにこの遺伝子操作の実利効果を特許化して実用化しようとする。何故なら、カネになるからである。

 

危険性や落とし穴は他にもある。下記のような古典的な遺伝子組換え食品の被害のようなこともあれば(トリプトファンというアミノ酸だけを産生するはずだった遺伝子組換え微生物が目的のもの以外の不純物も併せて産生してしまい、それが人間にとって有毒だった)、ゲノム編集の場合の「編集動作」のわずかなスキを潜り抜けて意図しないネガティブな事が起きることもありうる話である(オフ・ターゲット作用)。遺伝子操作産品の利用において、上記のよう危険性から逃れようとするのなら、まずは遺伝子操作産品の実用化の前に、さまざまな安全性の試験や検査を行い、動物実験などを長期間重ねた上で安全性を確認し、加えて環境・生態系における遺伝子汚染の可能性をも十分に考慮した上で(汚染が起きないように)、限定的に使うといった慎重かつ厳重なリスク管理の態度が必要かと思われる。

 

しかし、そうしたことには、それ相応のコストがかかるため、遺伝子操作に携わる研究者や研究を進める組織は、そうしたことに対して極めて消極的か、むしろ研究を妨害するものとして、それを政治的に排除しようとするのである。この態度は、近未来の取り返しのつかないバイオハザードの危険性を高めることになる。バイオテクノロジー=遺伝子操作の世界におけるご都合主義とは、金儲けのためならば、カネのかかるリスク管理などはない方がいい、とにかく原理的なメカニズムはよくわからなくても、狙いとしたものがそれなりに手に入れば、後は野となれ山となれ、という、現代利己主義ともいうべき、研究を進める側のいい加減な態度のことである。しかし、これは許されない。

 

(関連)ウィキペディア:トリプトファン事件

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

では、まず、次の重要な文献をご覧になってみてください。私が知る限り、ゲノム編集が危険な技術であるということを説得力のある形で見せていただいたのは、これが初めてである。こんなことなら、ゲノム編集は、規制なしに自由にやらせるわけにはいかないだろうし、少なくとも、ゲノム編集された動植物=生物を人間の「食べもの」にすることは、遺伝子組換え食品と同様に差し控えた方がいい。ゲノム編集では、遺伝子組換え食品のように、異種の生物の遺伝子を無理やり組み込むということはあまりなされない様子だが、しかし、遺伝子を人工的にいじくっていることには変わりがなく、その危険性は似たようなものである。

 

(重要)(別添PDFファイル)ゲノム編集、やはり問題あり!予期せぬ突然変異を起こす(安田節子 『いのちの講座 NO.105 2017.6.22』)

「genomuhensyuu_yasuda.pdf」をダウンロード

(重要)有機農業ニュースクリップ:■予期せぬ突然変異を引き起こすゲノム編集 目的外の数百の遺伝子に変異

 http://organic-newsclip.info/log/2017/17060817-1.html

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

狙ったところだけを確実に遺伝子操作できるかのように喧伝されているCRISPR-Cas9技術だが、予想外の大規模な変異を引き起こしていることが明らかになった。米国コロンビア大学などの研究チームはこのほど、遺伝子操作をを格段に改善するといわれているゲノム編集技術CRISPR-Cas9が、生体内で予期せぬ数百の突然変異を引き起こししている、とする研究をネーチャー・メソッドに発表した。これまでコンピュータ・シミュレーションで予想された箇所以外で変異が起きていたという。

 

コロンビア大学医療センターの発表によれば、マウスの失明に関わる遺伝子をCRISPR-Cas9で操作し、うまくできたと考えた。しかし、1500以上のヌクレオチドの変異と、100以上のより大規模なゲノムの削除と挿入が起きていたことが分かったという。この変異は、コンピュータによる予測では見つからないものだったとしている。この結果に研究チームは、全てのゲノムを比較して予期せぬ変異が起きていないかを確認する必要があるという。

 

ゲノム編集に関してはこれまでにも、目標とする遺伝子以外の変異(オフターゲット)がきちんと調べられていないのではないか、と指摘されてきた。この研究結果は、万能感が喧伝されるゲノム編集が、必ずしも狙った箇所だけを操作・改変しているわけではないことを示している。少なくとも、ゲノム編集の前後の全てのゲノム配列を示してチェックすることと、変異部分に問題がないことを示すことが必要だろう。

 

(中略)日本政府は明確にはしていないものの、規制除外の方針で流れを作ろうとしているように見える。この4月から、ゲノム編集によるジャガイモの屋外栽培試験が弘前大学で始まったが、環境省などはこのゲノム編集ジャガイモについて、従来の遺伝子組み換え規制の対象外と判断したという。

 

(中略)遺伝子操作自体に異議のある中、拙速な先走りは止めるべきだ。米国が一部に認めている状況では、ゲノム改変食品が輸入され、流通することは確実に起こりうる。少なくとも予防原則に立ち、禁止を含む開発と栽培・飼養への規制の枠組みとともに、ゲノム改変食品への表示規制をはっきりさせることが必要だ。

 

(中略)米国では、CRISPRCas9をヒトに使用することが認められている。だが、この技術については未解決の問題が残されている。標的外の影響として、1)変えようと意図していない遺伝子が、想定外に消されたり、変質したりする、2)「CRISPR」のDNA切断酵素がゲノムを切断するときに生じる隙間に、DNAが無作為に流れ込む、3)細胞浸潤にウイルスを用いるため、ウイルスに感染した細胞がDNA切断酵素「Cas9」を生産し続ける(20年に及ぶ可能性もある)リスクを伴うこと、が挙げられる。

 

(中略)応用化が間近い日本。ゲノム編集の規制を早急に策定させ、歯止めをかけなければならない。検出できないから表示も規制も不要とする政府の態度でいけば後にとりかえしのつかない悪影響を被ることになる。そもそも使用しても検出できないものは認めてはならないとするのが食品安全規制の原則だ。技術についても同様の道理にある。  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

私は、この文章を読んでぞっとした。何のことはない、ゲノム編集は遺伝子組換え技術よりも危ないではないか。しかも、さまざまな分野に応用されていきそうな気配で、量的に見ても、その影響力は遺伝子組換え食品の比ではない。にもかかわらず、アメリカと日本の食品安全当局は、軽率にも無規制・無表示で、このゲノム編集を食品開発に使おうとしているのだ。また、食品以外でも、医薬品や燃料製造や、その他さまざまな「応用」が、このゲノム編集技術による人工的かつご都合主義的な生物改編により、大きく展開されようとしている。これは大変だ。きちんと規制をして、危険性を回避するためのルールを作っておかなければ、巨大なバイオハザードがやがて発生しないとも限らない(微生物の遺伝子改変が潜在的には怖い)。まるで、バイオテクノロジーの世界の福島第1原発事故のようなことが起きるかもしれないのだ。

 

そう思っていたら、なんと、つい先日、NHKが定番放送「サイエンス・ゼロ」で、例によって例のごとく、いい加減な番組をつくり、下記の2つを放送した。ネット上に録画がないか探したけれど見つけられなかった。もしご存知の方がおられたらお知らせいただけると幸いです。番組に登場した専門家は、下記サイトにある「日本ゲノム編集学会」の会長で、広島大学大学院理学研究科教授の山本卓という人物だった。「ゲノム編集で創られた食べ物は食べても大丈夫です」などと、さっそく根拠レスで軽率な話をしているので、すっかりたまげてしまった。私のこの人物に対しての「疑いの目」が一気に大きくなった次第である(例えば、ゲノム編集食品を動物実験で中長期的に食べさせて、何の健康被害もなかったのだろうか? 遺伝子組換え食品では、フランスのカーン大学・セラニーニ教授の中長期動物実験で、その毒性が明らかになっている(下記サイト参照))。

 

(関連)GMは健康に問題 サルでもわかる遺伝子組み換え

 http://gmo.luna-organic.org/?page_id=20

 

ともあれ、NHKにせよ、ゲノム編集学界の研究者たちにせよ、バイオテクノロジーの業界にせよ、やはり遺伝子組換え技術の時代から考え方や認識が軽率・安易でご都合主義的であり、酷く言えば特許がらみのカネに目がくらみ、そうでなくても、研究者エゴイズムのような面が非常に強くて、こうした技術による産品が何の規制も審査もルールも表示もないままに出回ることの危険性について、あまりに無頓着かつ無邪気すぎるのである。このことは、私たちは自分たち自身を守るためにも、こうしたバイオの世界に対しては用心にも用心をして取り掛からなければいけないということを教えてくれる。さしあたり、遺伝子を操作されたようなものは、食べものとして口に入れるのはやめましょう。そして、何が遺伝子操作されているのかがわからないと選択のしようがないので、政府に対しては、つべこべ言わずにきちんと表示をしろと声を高くして言っていきましょう。

 

今現在、消費者庁で遺伝子組換え食品の表示の問題が検討されていますが、この賞味期限切れの官庁は、従来通り、消費者に尻を向けて、食品産業界の方を向いて仕事をしている状態です。一刻も早く政権交代をして、この消費者庁の役人どもの尻を蹴り上げてやりましょう。

 

(関連)サイエンスZERO シリーズ・ゲノム編集(1生命を作り変える魔法の新技術 - NHK

 http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-05-13/31/5164/2136633/

 

(関連)サイエンスZERO シリーズ・ゲノム編集(2がんを根治!?医療で始まる大革命- NHK

 http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-05-14/31/6274/2136634/

 

(関連)日本ゲノム編集学会 日本ゲノム編集学会

 http://jsgedit.jp/

(関連)会長あいさつ 日本ゲノム編集学会

 http://jsgedit.jp/greetings

 

 以下、ゲノム編集に関連した昨今の報道や情報等をご紹介しておきます。

 

 <別添PDFファイル>

(1)ゲノム編集による品種改良、ルール作りの議論加速を(毎日 2017.7.9

 https://mainichi.jp/articles/20170709/ddm/005/070/023000c

(2)受精卵のゲノム編集、法規制検討 提言へ、学術会議(朝日 2017.7.11

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13029546.html

(3)(重要)新たなゲノム編集技術が物議を醸す、生物種を滅ぼす「遺伝子ドライブ」(天笠啓祐『週刊金曜日 2016.10.28』)

「idensidoraibu_amagasa_kin.pdf」をダウンロード
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002146.php

(4)(重要)「RNA操作ジャガイモ」の流通にゴーサイン(天笠啓祐 『週刊金曜日 2017.4.14』)

「rna_jaga_amagasa_kin.pdf」をダウンロード
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002278.php

(5)「ゲノム編集」イネ屋外へ(日経 2017.5.24

 http://www.nikkei.com/article/DGKKASDG23H76_T20C17A5CR8000/

(6)ゲノム編集米、食卓へ一歩、新品種のイネ、初の野外栽培(日経 2017.6.2

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H76_T20C17A5CR8000/

(7)「ゲノム編集」開発者、草分けの日本を評価(朝日 2017.6.29

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13009567.html

 

(田中一郎コメント)

 遺伝子操作やゲノム編集に関する規制というと、上記(2)の朝日新聞のように、すぐに人の受精卵の話に行くマスごみが多いが、そんなことよりも重大な問題は(1)の毎日新聞社説にあるような品種改良=特に食料生産における利用である(人の受精卵の方は常識さえしっかりしていればだいたいわかるし、変な方向にはいかないはず)。イネや麦、大豆、とうもろこしなどの植物に限らず、養殖魚や家畜などにも利用されてくる可能性は高い。こんなものを何の規制やルールもなく、表示もしないで、どうぞご自由にやって下さいなどということには絶対にならないし、してはいけない。そのためには、マスごみももう少し現代科学が持っている構造的な危険性について理解をした上で、有権者・国民読者に対して、ゲノム編集技術が持つ危険性についての報道を適切に展開しなければいけないはずだ。また、私たちも、マスごみ報道やTV放送などでたぶらかされてばかりいないで、最低限のことをきちんと学んで理解し、せめて食べものぐらいのことは、適切な選択ができるよう、自身の認識と、そしてその選択が可能となるような社会的な仕組みについての関心を高めていきましょう。

 

 <関連サイト>

(1)社説:ゲノム編集による品種改良 ルール作りの議論加速を - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170709/ddm/005/070/023000c?fm=mnm

(2)有機農業ニュースクリップ:■ドイツ環境相:ゲノム編集は遺伝子組み換え技術同等規制の方針

 http://organic-newsclip.info/log/2017/17040789-1.html

(3)有機農業ニュースクリップ HP

 http://organic-newsclip.info/

 

 <許されない危険な動き=規制当局と研究集団(その背後にはバイオ資本?)の癒着か?>

 アメリカはもちろん、日本でも、アメリカからの水面下での圧力があるのかないのか、下記のような「野外実験」を認め、かつ、ゲノム編集生物に対しては管理規制を大幅に緩めて、「勝手気ままにやり放題」にしようとする動きがみられる。許しがたい話だ。バイオテクノロジーが原発・原子力や放射能・被ばくの研究と同様の似非科学であり、批判や改善提案に対して馬耳東風のまま、巨大な危険性を引きづって、一部の利権集団により推し進められていきそうな気配が強まっている。中にはこうした動きに対して不本意な研究者もいるかとは思われるが、表面的には目立たず、マスごみなどを通じて、ゲノム編集やバイオテクノロジーのうわっつらだけの大宣伝が行われている。いよいよ遺伝子操作=バイオテクノロジーが危険ゾーンに入ってきたと言える。

 

(1)有機農業ニュースクリップ:■米国有機基準 ゲノム編集技術を除外へ

 http://organic-newsclip.info/log/2017/17020770-1.html

(2)有機農業ニュースクリップ:■弘前大学 ゲノム編集ジャガイモの屋外試験栽培を開始

 http://organic-newsclip.info/log/2017/17040794-1.html

(3)NBT・新育種技術関連年表(有機農業ニュースクリップ)

 http://organic-newsclip.info/NBT/NBT-table.html

 

 <関連サイト:ゲノム編集宣伝サイト=あまりに軽率>

(1)PICKUP:ゲノム合成プロジェクト発足 ヒト細胞作製、生命倫理なども論点 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170601/ddm/016/040/022000c?fm=mnm

(2)ゲノム編集が生み出す新ビジネス

http://www.nikkeibp.co.jp/seminar/atcl/med/170710/?n_cid=nbpnc_mlmtlist1_genomu_170629

(3)遺伝子を自由に「編集」する時代に入った:日経ビジネスオンライン

 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226265/051700121/?P=1

草々

 

2017年7月 9日 (日)

欺瞞と不正義の似非「学府」=日本の大学を解体せよ(3):世の中がおかしいからと言って、大学もおかしくていいということにはならないでしょう=大学研究費不足は在日米軍駐留費日本側負担と大企業向け研究開発投資減税から回せ

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のこと)

===================================

(1)(別添PDFファイル)民進党は何処に行くのか(山口二郎 東京 2017.7.9

「minsintou_where_yamaguti.pdf」をダウンロード

(関連)室井佑月が野党共闘を支える政治学者・山口二郎に「ワイドショーが野党を取り上げたくなる過激作戦」を提案(リテラ) 赤かぶ

 http://www.asyura2.com/17/senkyo220/msg/493.html

 

(2)東京新聞 核兵器禁止条約採択 日本政府「署名しない」 政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201707/CK2017070802000246.html

 

(いろいろ解説などいりません。やっぱりこの政権・この政府=アベ自公政権は取り換えないといけません。直ちに取り掛かりましょう。:田中一郎)

 

(3)(別添PDFファイル)柏崎市長 1~5号機「廃炉」発言、どうなる柏崎刈羽原発(東京 2017.7.9

「kasiwazakikariha_sakutrai.pdf」をダウンロード
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017070902000150.html

 

(新潟県柏崎市の桜井雅浩市長=何言ってんだ、コイツですね。柏崎市民も、こんなのを市長に選んじゃいけませんよ。自分たちの故郷の町がどうなってもいいんですか? 福島県を見てきてください。柏崎刈羽原発なんぞ、次の大地震・大津波で吹っ飛びますよ。柏崎市民のみなさま、愚かな政治選択はやめましょう。原発なんぞなくったって、地域おこしを成功させて、立派にやっている町は日本全国いくらでもあります。:田中一郎)

 

(4)(別添PDFファイル)世にもバカバカしい内閣改造(日刊ゲンダイ 2017.7.10

 http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/720.html

 http://urx.mobi/ECiD

 

(5)(別添PDFファイル)森友学園国有地”8億円値引き〞の算定根拠、埋設ゴミ「2万トン」、実は100分の1以下(日刊ゲンダイ 2017.7.10

 http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/716.html

 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-401692/

 

(関連)森友問題をめぐる国会答弁で、新国税庁長官の佐川宣寿前財務省理財局長に苦情殺到|ニフティニュース

 https://news.nifty.com/article/domestic/government/12136-401528/

 

(おい、佐川、どうしてくれんだよ、この森友の土地の値引き、こんなことしてて、どのツラ下げて、税金納めてくださいダ!! ざけんじゃねエぞ!:田中一郎)

 

(6)萩生田副長官、兼職届け出ず=「加計」運営大学の客員教授(時事通信)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170708-00000086-jij-pol

 

(こいつは「公職追放」処分だな。こんなの、のさばらしておいて、いいのか!? :田中一郎)

===================================

 

1.世の中がおかしいからと言って、大学もおかしくていいということにはならないでしょう

 

別添PDFファイルをご覧ください。

(1)武器見本市に転進する大学(新藤健一 『週刊金曜日 2016.11.11』)

「bukimihoniti_kinn.pdf」をダウンロード
 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002158.php

(2)50年の歴史覆す落選(細田衛士慶応大学教授 『日経ビジネス 2017.7.10』)

 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/226889/070400112/?ST=pc

(3)小林節が斬る:慶応の塾長選挙は「大学の自治」の本旨から逸脱している(日刊ゲンダイ 2017.5.24

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/205920

 

下記サイトもご参照ください。

●医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

 http://ameblo.jp/iryouziko

 

(この事件は巨大氷山の一角ではないかと推測します。少し前には同じような事件が信州大学で起きていたことが『週刊金曜日』に出ていた記憶があります。ちなみに、このほど金沢地裁で、被害者の小川さんが勝訴されたそうです)

 

世の中がおかしいからと言って、大学もおかしくていいということにはならないでしょう。大学の自治も守れないような人士たちが集まった組織で「科学」の営みができるのでしょうか? 研究費が少し足りないだけで、学問の自由を売り飛ばすようなアホウに、学問や科学をする資格があるのでしょうか。(私のゼミの教授は、生前、大学人とは「いかに乞食たりうるか」だと言っていた記憶があります) 研究費が足りないというのなら、日本の全大学がそろって「研究費一揆」「徹底不服従運動」でも起こし、ストライキでもやってみたらどうでしょう? 巨大企業のために研究開発費減税を数千億円も毎年用意している政府に学術研究費のカネがないわけはないでしょう。

 

世の中に向かって天下国家を論じて偉そうなことを言っている「教授」とかいう種族が、原発・原子力・放射能・被ばくで嘘八百を並べ立て、バイオ・テクノロジーの世界で同じようなことを繰り返してバイオ・ハザードの巨大リスクを覆い隠す、そして、自分たちの食い扶持を確保せんと、人殺し道具の研究・開発に精を出す、いい気なものです。

 

大学の運営に関して、ロクでもない法律が数年前に制定されたと聞いています。確かに、それに反対する動きがあり、私も院内集会に参加したこともありますが、大学全体としては静かなものでした。要するに腐っている。全体として腐っているのです。

 

入場制限がなされている武器見本市に「アカデミック・ゾーン」があり、そこに国公立大学や私学がずらっと顔を並べているのだそうです=これを「恥さらしゾーン」と言わずして何というのでしょうか。「私たちはカネさえもらえれば何でもやります」と言っているようなものでしょう。その見本市で売られているものが、いずれ今度はその大学に向けられることになる、というのがわからん御仁たちがやっているのでしょう。カネさえもらえれば、後は野となれ山となれ、の精神だから。

 

欺瞞と不正義の似非「学府」・政府御用の貯蔵庫=日本の大学を解体せよ!!

かつての全共闘のみなさま、大学解体は、今こそなすべきことです。

 

2.在日米軍の日本駐留経費に掛かる日本側負担の総額は約7300億円、これと巨大企業向けの研究開発費減税 数千億円の合計の金額の1/2~1/3を大学研究費に回せば問題は解決する=要するに政権を変えればよい

 

別添PDFファイルは、新刊書

「在日米軍 変貌する日米安保体制」(梅林宏道:岩波新書)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033612966&Action_id=121&Sza_id=B0

の一部です。

「omoiyari_iwanami_umebayasi.pdf」をダウンロード

対米隷属の日米関係を最も具体的・象徴的に現わしているのが、この「思いやり予算」と「日米地位協定」であり、日米関係の「対等化」=「正常化」は、この2つを、まずは欧州諸国並みにするところからスタートすることだ、というのが私の持論です。

 

梅林氏によると、「二〇一五年度の「思いやり予算」 の総額は約一八九九億円であるが、(中略)基地周辺対策費、用地の賃借料、漁業補償、基地交付金など、これら以外の経費を含めると、米軍駐留関連経費の 「受け入れ国支援(ホストネーション・サポート)」 は、年間総額が約五七七八億円にも達する。図に現れている予算の三倍以上である。実際には、この駐留関連経費とは別枠で、米軍再編や沖縄基地の負担軽減対策の名において一五〇〇億円が在日米軍関連で米軍支援に使われている。」とあります。つまり、5,7781,5007,278億円 です。まったくバカバカしいにもほどがあるでしょう。

 

(関連)防衛省・自衛隊:在日米軍駐留経費負担の推移(グラフ)

 http://www.mod.go.jp/j/approach/zaibeigun/us_keihi/suii_img.html

 

(関連)なるほドリ・ワイド:米軍駐留経費、日本の負担は?=回答・村尾哲 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20160530/ddm/003/070/134000c

 

ところで、在日米軍の日本駐留経費に掛かる日本側負担の総額は、上記の通り約7300億円、これと先ほどお伝えした巨大企業向けの研究開発費減税 数千億円の合計の金額の1/2~1/3を大学研究費に回せば、大学の金欠病問題は解決するでしょう。これを実現するためには、要するにアベ自公政権を退陣させ、「オルタナティブな政権」を創ればよいということです。先般の都議会議員選挙をご覧になれば、それがそんなに難しいものでもないことがおわかりでしょう。(下記イベント参照)

 

●(イベント情報です)「オルタナティブな日本を目指して」

 アベ政権・自民党政治に代わる持続可能でホンモノの政権交代を実現するため、政策論的なアプローチを中心にした新たな取組を開始いたします。みなさまのご参加、ご支援をお願い申し上げます。まずは政治と経済で、我が国における第一人者のこのお二人にお話をしていただきスタートしていきます。

 

(1)(7.20)新ちょぼゼミシリーズ 「オルタナティブな日本をめざして」第1回 金子勝慶応大学教授 講演会 予約優先

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1497054405163staff01

 

(2)(7.25)新ちょぼゼミシリーズ 「オルタナティブな日本を目指して」第2回 中野晃一上智大学教授 講演会 予約優先

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1497648026658staff01

 

(参考)いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/

(都議会選挙2017の総括解説もここに乗せました)

草々

 

2017年7月 8日 (土)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(61):東海第二原発を再稼働するって!? ご冗談でしょ!? 他

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初に若干のことです)

===================================

1.第13回連続シンポジウム(2017716日)のお知らせ 福島原発事故緊急会議HP

(検証:高浜原発再稼働をめぐる2つの「判決」:再稼働ラッシュを止めよう! 井戸謙一弁護士)

 http://2011shinsai.net/hp2/?p=385

 

2.「平成末法のどうしようもない御仁」(1):原子力規制委員長・田中俊一

 こんな人が福島第1原発事故後に新たにできた原発・核燃料施設規制当局のTOPになるなんて、日本はちょっと信じがたい国です。要するに、福島第1原発事故の反省をしちょらん、ということでしょう。ちなみに、この人物を選んだのは民主党政権です(野田佳彦政権??? それとも菅直人政権???)。だから、自公政権を民進党政権に替えたところで、脱原発など、夢のまた夢、ということです(蓮舫民進党代表は、原子力規制委員会が認可した原発・核燃料施設は動かしましょう、などと暴言を吐いています)。有権者・国民は、これに早く気付かなければいけません。

 

 それから、田中俊一はこの9月で任期切れですが、そのあとの更田豊志とかいう御仁も、またひどいです。一刻も早く政権交代を実現し、根拠法を廃止する形で原子力規制委員会・規制庁は解体、新たに原発・核燃料施設の安全規制を厳しくやってくれるホンモノの規制機関を創設しないといけません。それに、原子力ムラ・放射線ムラと思わしき人間どもを「公職追放」です。日本が生き残るか死滅するか、瀬戸際の「最終戦争」が進行中です。

 

(1)記者に「アホ」「出ていけよ、お前」田中俊一 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=NZhb7Q95Y7Y

(2)「農民は田植えするかどうか、専門書を読んで勉強したらいかがですか」田中俊一・規制委委員長 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=mi49lP12-1g

(3)田中俊一原子力規制委員長「(地震学者の)石橋さんが言っているだけであって、あなたが石橋信者だから、そんなことを言っている」 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=53nTkLBUZwc

(4)原子力規制委員長・田中俊一氏「答える必要がありますか。なさそうだから、やめておきます」 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=NlAmoqIhEjk

 

(5)<原子力規制委員長>田中氏、北朝鮮ミサイルで失言(毎日新聞) 関西電力高浜原発が立地する福井県高浜町…|dメニューニュース(NTTドコモ)

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170707k0000m040090000c

 

(田中一郎コメント)

 ある方より「「ミサイル、原発より東京」発言は、原子力を考える中枢が何も考えていない証拠になると思います。さらに政府の広報に「ミサイル落下時の行動について」があります。頑丈な建物や地下に避難する。物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る。窓から離れるか窓のない部屋に移動する。(中略)少なくとも、政府広報を出すより先に原発の運転を取りやめるべきです。政府は、戦前、戦中のまま化石になっているのでは。」という非常に適切なコメントをいただきました。それに対して私が発信したのが下記です。

 

以下はメール転送です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「昔軍閥、今原子力ムラ」のような様相です。

 

アジア太平洋戦争時、政府・大本営は、日本「臣民」に対して「空襲から逃げるな」と、爆弾や焼夷弾の降る中、避難を妨害しておりました。今日では福島原発事故によりひどい放射能汚染地帯となった地域の住民に対して、避難はまかりならぬ・逃げたものは帰還せよ、という方針を経済的に強制しています。

 

また、全国各地の原発立地では、地域防災計画による「原発過酷事故に備えての避難訓練」が実施されていますが、それはかつて桐生悠々が「関東防空大演習を嗤う」で書いたことがそのままあてはまりそうな「茶番」です。原発過酷事故時の地域住民への基本対策方針は自宅待機です(避難ではありません)。熊本地震では、その自宅待機をしていた多くの方々が、二度目の地震で家屋が倒壊し、なくなられています。また、安定ヨウ素剤の事前配布は行われず(5km圏内のみ)、事前配布せよという市民・住民の動きは妨害され、あるいは冷遇されています。

 

原発基準地震動や基準津波は、原発再稼働や新設を進めていきたいものにとって都合のいい大きさまでしか想定されておらず、それを超えるものについては「想定外」で考慮しなくていいとされ(福島第1原発事故後においてもそうであるのが驚きです)、また、火山噴火リスクについては学界の意見も聞き入れず完璧に無視しています。にもかかわらず、昨今では、日本の司法・裁判所が、自分たちの使命と責任を棚上げにして、自己保身のための「クソ判決(最近は「うんこ判決ドリル」と言っています)」でこれを追認しています。

 

原発における事故を事象と表現し、水素爆発を爆破弁だと言い、放射性廃棄物処分を環境整備という。全滅を玉砕と言い、敗退・撤退を転進といい、アジア侵略を大東亜共栄圏と表現する、そのインチキ・デマゴーグの言葉使いまでもが、「昔軍閥、今原子力ムラ」です。

 

そして、こうした原子力ムラ代理店政府による、まったくバカバカしい政策が、どういうわけか、原発事故被害地域の福島県やその周辺地域までを含めて、まるで「原子力翼賛」体制のごとく進められていきます。対米戦争に勝てるなどと思っている人間は皆無だったと言われる無謀なアジア太平洋戦争が、だれも開戦を主張しなかった・戦争の責任者はいない、などという、バカバカしい話にされてしまったように、今日の原発・核燃料施設の再稼働が、今後、過酷事故を絶対に引き起こすことはないなどと信ずるものがいないままに(田中俊一原子力規制委員長自身が「新規制への適合のみチェック、安全は保障しない」と発言)、多くの反対や懸念を押しつぶして、強行されていきます。そして、あの福島第1原発事故についての責任者は、誰一人としてその責任を問われることなく、起訴されない、ことになりました。重大な国策の誤りについて、誰も責任を取らないという構図は、今も昔も変わりません。

 

日本という国は、どうも戦前・戦後で、その「地金」が変わっていなかったようです、戦後民主主義の欺瞞というメッキが剥がれ落ちてきています。しかし、敗戦は何とか立ち直ることができましたが、再びの原発や核施設過酷事故では、そうはいかないでしょう。永遠の放射能汚染地獄に日本全土が沈む「日本滅亡」の時が、時々刻々と迫っていると、私は考えています。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

3.原発テロ、ミサイル攻撃 想定し安全対策を高めよ 論説 福井新聞ONLINE

 http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/214029

 

(田中一郎コメント)

 また関連して、ある方から上記記事を「5月に北海道旅行をした時も、泊原発の広報館で説明員とこの話をし、国が考えていないなら何故、企業の責任として対策を講じるか、国に対してその対策を依頼しないのか? と言った議論をして、北海道電力として動くよう訴えてきました。皆、他人事で「その問題は企業の問題ではなく国レベルの問題」という感覚でした。」というコメント付きでご紹介いただきました。全くその通りだと思います。他人事じゃないのよ、他人事じゃ。

 

 それで下記は、それに対する私の返信です

・・・・・・・・・・・・・・・・

それにしても、(上記記事にあるような)「西川一誠知事は自衛隊嶺南配備を国に求めている。」などというのは噴飯もので、こんなことをすれば、ますます攻撃を受ける危険性は高まるということがわからないのでしょうか? 沖縄や南西諸島でも同じことが起きています。沖縄や南西諸島に基地を作ることは、同地域の安全性を高めるのではなく、逆に、激しい攻撃を受ける可能性を高めることになるということです。(このままいくと、私は近未来において、中国・人民解放軍相手に限定核戦争=戦術核の使用(というより「試用」)、があり得ると見ています)

 

日本人は、福島第1原発事故の教訓を生かさないばかりか、アジア太平洋戦争の教訓をも忘れ去ってしまったがごとき、です。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

4.ウソの上塗り:「加計学園問題」余波

 ええ加減にさらせ~!! この・・・・・!! おっと、それを言っちゃあ、おしめえよ。

 

(1)公文書廃棄指針、見直しへ 保存「1年未満」縮小 内閣府管理委:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13024905.html?ref=nmail_20170708mo

(2)文書公開「骨抜き」懸念 対象狭める声も 廃棄基準見直しへ:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13024806.html?ref=nmail_20170708mo

===================================

 

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の第61回目です。さる7月2日に開催されました東海第二原発の再稼働問題に関する報告集会、その他の情報をお送りいたします。原発・原子力は、どこまで行っても、出鱈目・デタラメ・出鱈目・デタラメ、の連続です。そして、その先が再びの過酷事故です。

 

 <別添PDFファイル>

(1)東海第2原発審査 期限切れ可能性も(朝日 2017.6.30

(2)40年超えの老朽炉が首都圏に、東海第二原発の審査やめて!(「原子力規制を監視する市民の会」)

(3)あの津波に学んだか(島崎邦彦 朝日 2017.7.1

(4)再処理事業費13.9兆円、機構試算 青森の工場 1兆円超増(東京 2017.7.4

(5)福島廃炉は今世紀中に終わらない(『選択 2017.7』)

(6)島根原発の活断層長さ1.5倍、想定地震の引き上げも(日経 2017.7.7

(7)竹林偽装 2500万円返還請求、福島市 除染3社指名停止(東京 2017.7.7

(8)除染シャワー使えず、原子力機構 放射性物質残留か(朝日 2017.7.1

(9)再生エネ 固定買い取り制、廃止・縮小も検討、有識者会合 「時期尚早」指摘も(毎日 2017.7.5

10)津波対策に奔走していた社員らの努力をすべて不許可(イントロ部分)(明石昇二郎 『週刊金曜日 2017.7.7』)

 

1.FoE Japan |東海第二原発の 危険性~老朽化と震災の影響

 http://www.foejapan.org/energy/stop_restart/170702.html

 

(ここに当日のVTRや資料など、すべて入っています:田中一郎)

 

(関連)東海第2原発審査 期限切れ可能性も(朝日 2017.6.30

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13011430.html

 http://www.asahi.com/articles/ASK6Y5K41K6YULBJ00F.html

(関連)20170701 UPLAN 東海第二原発の危険性~老朽化と震災の影響 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=pYJIsHm1z4Q

 

(田中一郎コメント)

 昨今における新たな原発安全審査上の注目問題点は下記のようなことです。

(1)熊本地震の教訓は生かされたのか=2度以上、大きな地震が襲ってきても耐えられるか

(2)巨大噴火時の火山灰の量 非常用電源が止まる(高浜・大飯=大山、東海第二=那須岳・赤城山)

(3)沸騰水型老朽化原発の東海第二=マークⅡ型(水蒸気爆発の危険性)

(4)防潮堤の液状化対策(土壌改良の必要性)

(5)フィルタ付きベントの性能 他

 

2.(別添PDFファイル)40年超えの老朽炉が首都圏に、東海第二原発の審査やめて!(「原子力規制を監視する市民の会」)

「toukaidai2_siminkansi.pdf」をダウンロード

(関連)東海第二原発再稼働ストップ日立市民の会

 http://www.net1.jway.ne.jp/arakawa.teru/

(関連)東海第二原発再稼働反対と廃炉を求める有志の会 IWJ Independent Web Journal

 http://ur0.link/EBIl

(関連)東海第二原発再稼働問題・署名実行委員会 - ホーム | Facebook

 https://ja-jp.facebook.com/tk2shomei/

 

(関連)東京新聞 東海第二防潮堤「液状化前提で設計を」 原電社長に規制委が要求 茨城(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201706/CK2017062802000183.html

(関連)東京新聞 「人口多い特殊性に理解を」 原子力政策めぐり東海村長 茨城(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201706/CK2017061302000143.html

 

3.あの津波に学んだか(島崎邦彦 朝日 2017.7.1

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13013142.html?ref=sp_con_mailm_0704_12

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00000009-asahik-soci

 

4.再処理事業費13.9兆円、機構試算 青森の工場 1兆円超増(東京 2017.7.4

 https://mainichi.jp/articles/20170705/ddl/k02/020/064000c

 

(関連)六ケ所再処理工場、建設費2.9兆円に 当初想定の4倍 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170704-00000006-asahi-bus_all

(関連)使用済み核燃料の再処理工場の建設費 当初の4倍に(テレビ朝日系(ANN) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170705-00000001-ann-bus_all

 

(建設費だけでも当初計画の4倍以上、廃炉・廃棄物処分まで入れれば、いったいいくらの費用が掛かるかは不明(計画だとか言って今回出してきた数字など、全く信頼できません)、こんなものは「やめる」というのが一般常識ですが、原子力ムラには「常識」などありません。死ぬまで原発・核燃です:田中一郎)

 

(関連)東京新聞東海村施設廃止に1兆円 再処理工場 国費負担さらに増社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017070102000129.html

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00000004-asahi-soci

 

(豆腐屋でもあるまいに、ついに「1ちょう」などと言い始めました。まもなく「2ちょう」「3ちょう」となるでしょう。原子力ムラは「タカリ」族の亜種のようなものです。(有権者に)甘い顔をしてもらうことが、彼らにとっては繁殖のための必要不可欠な「糧」なのです。:田中一郎)

 

5.福島廃炉は今世紀中に終わらない(『選択 2017.7』)

 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/17070

 

(福島第1原発の廃炉費用8兆円は、無駄の中でもダントツの無駄=原子力ムラ企業の今後10年間以上の食い扶持をくれてやるようなものです。福島県民のためでもなければ、もちろん一般有権者・国民のためでもありません。8兆円が決まった時も、その巨額な金額に見合うだけの事業の精査がなされた様子もありません。まさに「つかみガネ」です。かような廃炉作業は、放射能をまき散らし、作業員を大量被ばくさせるだけで、何の成果もないままに終わるでしょう。福島第1原発は「石棺化」して長期密閉厳重管理=巨大な地震や津波が襲ってきても絶対に放射能を外へ漏らさない対策が必要なのです。:田中一郎)

 

6.島根原発の活断層長さ1.5倍、想定地震の引き上げも(日経 2017.7.7

 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18577130W7A700C1CR8000/

 

(関連)明石昇二郎さんに聞いた 「原発崩壊」の危機/原発は、本気の情報公開を! - マガジン九条 千早@オーストラリア

 http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/809.html

 

(田中一郎コメント)

 かつて島根原発の基準地震動を評価していた責任者は、元通産相の官僚で東京工業大学教授の衣笠善博(今は名誉教授だという)とかいう人物だ。上記の明石昇二郎さんのサイトの説明をご覧になってみてください。結局、とんでもない過小評価が発覚したということです。

 

7.竹林偽装 2500万円返還請求、福島市 除染3社指名停止(東京 2017.7.7

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017070702000119.html

 

(関連)竹林除染偽装、現場の地中に廃棄物(東京 2017.7.5

 http://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/524

 

(処分が甘すぎる。請求する2500万円は実損額とほぼ同じでしょうし、指名停止もたったの3カ月ですから、業者にとっては「チクリ」くらいの痛さしかないでしょう。これじゃ、やった方が得で、もしバレなかったら「坊主丸儲け」、バレても「盗んだ分」を返せば、あとはちょっとだけ謹慎すればいい、ということになります。つまり、またやろうっと、という気分にさせてくれるわけです。甘いんだよ、処分が。だからこんなことが何度も何度も起きるのです。罰金は3倍返し、指名停止は1回目は3年、2回目は永久、経営者全員に対しても、ということにしていただけませんか? :田中一郎)

 

8.除染シャワー使えず、原子力機構 放射性物質残留か(朝日 2017.7.1

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13013213.html

 

(関連)東京新聞 大洗被ばく事故から1カ月 安全意識の低さが浮き彫り 茨城(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201707/CK2017070602000198.html

(関連)東京新聞 原子力機構被ばく事故1カ月 核物質4500点を不適切管理 社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017070602000128.html

(関連)放射性廃棄物の缶は腐食?プールに雑然 東海再処理施設:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/ASJD45RHQJD4ULBJ005.html

 

(詳しいコメントは必要ありません。一刻も早く、(独)日本原子力研究開発機構を閉鎖してください。あまりに危なっかしくて無責任でいい加減で、こんなところに高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉などさせるわけにはいかないでしょう。:田中一郎)

 

9.再生エネ 固定買い取り制、廃止・縮小も検討、有識者会合 「時期尚早」指摘も(東京 2017.7.5

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201707/CK2017070502000115.html

 

(関連)新エネルギー戦略について(以前にお送りしたものに更に加筆修正しました) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-69d5.html

 

10.津波対策に奔走していた社員らの努力をすべて不許可(イントロ部分)(明石昇二郎 『週刊金曜日 2017.7.7』)

「touden_keijisaiban_hatukouhan_akasi_kinn.pdf」をダウンロード
 http://rupoken.com/

 

 <その他 関連サイト>

(1)「安全性向上評価」初の提出=九電、川内原発1号機で (時事通信) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000145-jij-soci

 

(2)原発安全対策費、電力11社3.8兆円:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13024861.html?ref=nmail_20170708mo

 

(3)玄海原発避難計画、県境越え連携 伊万里と長崎3市、新組織設立へ(佐賀新聞)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170705-00010000-saga-l41

 

(4)東京新聞 高浜原発再稼働「住民説明が不足」 京都副知事が規制委員長に苦言 政治(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201707/CK2017070602000266.html

 

(若狭湾の原発群が火を噴けば、古都・京都は放射能汚染で壊滅する。京都府知事・京都市長は、関西電力や政府に対して若狭湾原発群の再稼働反対を、何故、もっとしっかりと働きかけないのか。京都の町を守れないような知事や市長など必要ないぞ:田中一郎)

 

(関連)高浜原発で使われる「MOX燃料」仏から日本へ出発(テレビ朝日系(ANN) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170706-00000001-ann-int

 

(5)青森・大間原発差し止め訴訟が結審 函館地裁、安全性巡り司法判断へ (北海道新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00010000-doshin-hok

 

(6)川勝知事 浜岡再稼働の不同意明言 静岡 中日新聞(CHUNICHI Web)

 http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170628/CK2017062802000100.html

 

(7)東電説明に「ウソだもん、これ」規制委激怒(日本テレビ系(NNN) - Yahoo!ニュース

 http://www.news24.jp/articles/2017/06/28/07365522.html

 

(8)敦賀1号機で水漏れ=13トン 環境影響なし日本原電 (時事通信)Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170705-00000079-jij-soci

草々

 

 

福島原発事故 被ばく健康被害 抹殺!(インチキ3段階法):(1)(ホップ)検査結果を隠す(非公開) (2)(ステップ)検査を減らす (3)(ジャンプ)検査制度を廃止する 

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(最初にいろいろ情報です)

===================================

1.豊田議員:元秘書の被害届受理…県警、傷害容疑で捜査へ - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170707/k00/00e/040/237000c

 

(「この女、狂暴につき」、オリのあるところに入れておいてください。:田中一郎)

 

2.自民からも批判 稲田防衛相が九州豪雨対応中に一時不在|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208984

 

(「この女、おバカにつき」、オリのあるところに入れておいてください。:田中一郎)

 

3,加計学園でも補助金詐欺疑惑が浮上=森友と同じや! (LITERA

 https://lite-ra.com/2017/07/post-3294.html

 http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/193.html?c3

 

(関連)(別添PDFファイル)「「加計学園」にも浮上する補助金詐欺疑惑(『週刊新潮 2017.7.13』)

 http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

(関連)「公益通報」事件から国会への教訓(まさのあつこ) - 個人 - Yahoo!ニュース

 https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20170706-00072982/

 

(関連)佐川理財局長、国税庁長官に 「森友」の説明拒む(財務省の佐川宣寿・理財局長が国税庁長官になる人事が発表されました。「森友学園」への国有地売却をめぐり、国会で事実確認を拒み続けてきた佐川氏の「栄転」。税の徴収を担う国税庁のトップとして、納税者の理解を得られるのでしょうか)

 http://news.asahi.com/c/aj7cbWyc44sPjXag

(関連)藤原審議官、内閣府離れる 「加計」渦中の帰任

 http://news.asahi.com/c/aj7cbWyc44sPjXah

 

4.鶴田真子美氏、2017年茨城県知事選、出馬表明 掲載新聞記事一覧

 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-senkyo-gov-ibaragi4.htm

 

(この人、脱原発、を公約にしているようです。どんな人ですか? あの橋本昌に7回連続県知事をさせるよりいいのでは? :田中一郎)

 

5.原子力規制委員長:田中氏、北朝鮮ミサイルで失言 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170707/k00/00m/040/090000c?fm=mnm

 

6.東京都議会選挙 余震

(1)(別添PDFファイル)首都壊滅、安倍首相に鉄槌!(イントロ部分)(『週刊文春 2017.7.13』)

 http://ch.nicovideo.jp/shukanbunshun/blomaga/ar1293913

(2)(別添PDFファイル)注目の人 直撃インタビュー:大谷昭宏 安倍首相は戦後最悪の宰相、「バカが権力を握っている」とメディアは国民に知らせるべき(日刊ゲンダイ 2017.7.7

 http://ur0.pw/EAQd

(3)「安倍一強」「小池王国」に貢献した蓮舫代表・野田幹事長は辞任を --- 郷原 信郎 (アゴラ) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170706-00010001-agora-pol

(4)巧みに世渡り 公明「都議選」完勝の裏を創価学会員が暴露|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208874

(5)小池百合子が日本会議会長らと「東京に核ミサイル配備」をぶちあげていた! 小池は「東京のトランプ」になる?|LITERA/リテラ

 http://lite-ra.com/2016/07/post-2438.html

(6)特集ワイド:識者座談会 小池氏支持は固くない - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170707/dde/012/010/006000c?fm=mnm

(7)都議選惨敗で、憲法改正は泡と消えた:日経ビジネスオンライン

 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/122000032/070600028/?n_cid=nbpnbo_ml

 

(書いているのは田原総一朗、これって、どうかな? 恥も外聞もなく、何事にも馬耳東風の「馬並み」の良識しか持ち合わせないアベ・ゴロツキ集団と自民党タカリ議員たちのことですからね:田中一郎)

===================================

 

「福島県民健康調査検討委員会」が福島県の子どもたちを原発事故による放射能から守らないのはもうはっきりしたことですが、その委員会もこの7月で現在のメンバーの任期が切れ、人事の刷新が行われるようです。しかし、どうもこの委員会を取り巻く情勢は、まことに奇々怪々なものがあり、下記にみられるように、水面下では、いまだにあのダマシタ男=山下俊一が暗躍している様子です。以下、Our PlanetーTVの白石草さんのレポート(岩波月刊誌『科学』及び『世界』掲載)を中心に、昨今の「福島県民健康調査」に関する情報その他、脱被ばくに関連する情報をお送りします。

 

福島第1原発事故後約6年半で、日本では福島原発事故被害地も含めて、放射能と被ばくに関する問題は嘆かわしいばかりにひどい状態に陥りつつあります。放射線被曝の健康被害が直ちに人間の五感に感じられないからと言って、それを軽視・無視することは、近未来において取り返しがつかない事態をもたらすのだということを再度強調しておきます。もちろん遺伝的影響も否定できません。(放射能による)被ばくとは「人間や生命の緩慢な死」を意味します。ものごとを目先のことだけで情緒的・感情的に判断してほしくない、それが放射能と被ばくの問題です。

 

(これまで何度も繰り返して申し上げてきましたが、また、同じことを繰り返します。現在、福島県で原発事故の放射能による被ばく健康被害をできるだけ小さく見せよう、ないもの・なかったことにしよう、そもそも検査や調査もやめてしまおうと必死に画策している連中は、福島第1原発事故を引き起こした原子力ムラ・放射線ムラのニセモノ学者たちと、それにつながる政治家・官僚・原子力産業界であり、また、海外の国際原子力マフィアと言われている原発・原子力・核利用推進組織の人間達です。典型的な利益相反行為と言っていいでしょう。

 

なぜ彼らがそういうことをするのかと言いますと、一つには、原発・原子力・核利用推進には必ず被ばく被害者が出るため、その被害者は切り捨てていかないと推進コストが高くなってしまうこと、二つには、原発・核施設は必ず大事故を起こし、たくさんの被害者が出るけれども、それが大したことではないように「演出」しておかないと、原発・原子力・核利用推進に支障が出ること、第三に、従って、放射能と被ばくは原発・原子力・核利用推進にとっては、最大の邪魔者で、しかしながら、消してしまうことはできないから、多くの人には見えなくして政治的に問題化しないようにしなければならない、という事情があるからです。見えないから、感じないからと言って、放射能や被ばくは安全ではありません。

 

それどころか、恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)は、人間や生物の体を不可逆的に、つまり取り返しのつかない形で徐々に徐々に蝕み破壊していくのです。福島県をはじめ、福島第1原発事故の放射能で汚染された地域にお住いの方々は、一刻も早く放射能の汚染地帯から避難・疎開・移住してください。このままでは、故郷や自然や財産をすべて奪われた上に、子々孫々までの命と健康までもが奪われかねません。食べ物だけでなく呼吸による日常被ばくが大いに懸念されます。子どもや妊婦さん(胎児)は普通の大人の何十倍も放射線被曝に対して感受性が高く危険です。後悔する前に逃げてください。無責任な御用マスコミの報道やTV放送に惑わされないで下さい。あるいは、良識と良心を喪失して久しい御用学者どもに騙されないでください。彼らは真実を伝えておりません。放射能や被ばくの危険性・実態は彼らの言うことを聞いていても分かりません)

 

脱原発・脱被ばくと原発事故の被害者完全救済を目指す私たちの運動は、上記の「真実」を、時々の情勢や感情に流されず、学習会や情報交換会や、その他の情宣活動など、さまざまな方法や活動を通じて、放射能と被ばくの危険性、とりわけ恒常的な低線量被曝(外部被爆・内部被曝)の危険性を、世に訴えていきましょう。被害者や被災者をおもんばかるなどとして、放射能や被ばくの問題・危険性を不問に付すようなことは絶対にしてはならないことです。何事につけても同調圧力の強い日本社会では、なおさら気丈に構えて、放射能いらない・被ばくはいやです、をしぶとく、したたかに、言い続けていきましょう。(被害者完全救済の実現にとって最も重要なことは、原発事故による損害に対しての万全の賠償・補償ですので、それもお忘れなく)

 

 <別添PDFファイル>

(1)研究デザインから考える福島県の「甲状腺検査」=4歳児未公表データが意味するもの(イントロ部分)(白石草 『科学 2017.7』)

「siraisi_kagaku.pdf」をダウンロード
(2)県民健康調査、健康被害は広がり、深まっている(イントロ部分)(白石草『世界 2017.8』)

「siraisi_sekai.pdf」をダウンロード
(3)福島県民健康調査 さらなるザル化懸念、検査対象縮小 希望者前面に(東京 2017.7.4

(4)農地の放射能汚染対策置き去り、国「被ばく管理は自己責任」(東京 2017.7.4

(5)農家はセシウムと共存しろ!? ふざけんじゃない!(おしどりマコ・ケン 『DAYS JAPAN 2017.1』)

(6)チェルノブイリ周辺で火災、放射線基準値の2.5倍に(毎日 2017.7.1 夕刊)

 

1.Our PlanetーTV 白石草さんのレポートから

 上記の別添PDFファイル(1)(2)をご覧ください。(3)の東京新聞「こちら特報部」の記事も同主旨です。福島原発事故の環境放出放射能による被ばく健康被害が「インチキ3段階法」によって「抹殺!」されようとしています。(佐藤栄佐久)知事抹殺に続く「暴挙」です。暗黒社会化です。まずは、福島県民のみなさまが、こうした暴挙に対して「異議あり」「おかしい」の声を挙げていただきたいと思います。

 

(掲載雑誌)岩波月刊誌『科学』(2017/7)

 https://www.iwanami.co.jp/kagaku/

(開催雑誌)岩波月刊誌『世界』(2017/8)

 https://www.iwanami.co.jp/book/b307955.html

(別添PDFファイル)福島県民健康調査 さらなるザル化懸念、検査対象縮小 希望者前面に(東京 2017.7.4

 http://ur0.pw/EB11

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017070402000137.html

(資料)第27回「県民健康調査」検討委員会及び第7回「甲状腺検査評価部会」 の資料について(平成2965日開催) - 福島県ホームページ

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-kentoiinkai-b7-kaisai.html

(関連)甲状腺がん190人〜公表データ以外の把握、検討へ OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー

 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2135

 

(1)(ホップ)検査結果を隠す(非公開)

 「福島県民健康調査」結果の公表が非常に不十分であることは、これまで多くの人々によって批判されてきました。検査を受けた人に対する検査結果でさえ、この「調査」ではきちんと還元されておりません。しかし、どれほど批判を受けても、それが全くと言っていいほど改まらないのです。それにくわえ、つい先日は、信じがたいことに、肝心かなめの「子ども甲状腺ガン」の患者数の把握、ないしは公表数字に大きな「漏れ」「不足」があることが発覚しました。二次検査で「経過観察」となった子供たちが、その後甲状腺ガンを発症した場合には、「福島県民健康調査検討委員会」で報告・発表される「発症数」の中には含まれていないというのです。しかも、その「経過観察」の子供たちの数たるや、のべ2,700人にものぼります。この「福島県民健康調査」が始まって、もう何年になるでしょうか。それが今頃になって、ガンの患者数でさえ違ってました・集計から漏れている子どもたちがいました、などと、ぬけぬけと認めるわけですから、もう許せるものではないでしょう。しかも、発見のきっかけは、この「調査」や「委員会」によるものではなく、脱被ばくと被害者救済を求めて活動する市民団体の活動の中で発見されたものでした(詳しくは別添PDFファイルをご覧ください)。

 

 しかし、隠されていることは、これだけではありません。たとえば「福島県民健康調査」の第3巡目検査の結果が公表され始めましたが、3巡目については、ガン患者の居住市町村を非公開にした他、その各ガン患者が前回検査で「A1、A2、B、C」のいずれの評価を受けていたかについても公開しないことにされました。これなどは典型的な「隠せ、隠せ、隠せ、都合悪けりゃ、みな隠せ」です。そもそも「福島県民健康調査検討委員会」の前身の「福島県民健康管理調査検討委員会」が非公開で秘密会議を繰り返していたことや、「福島県民健康調査検討委員会」にはいわゆる「裏委員会」のようなものがあり、その委員会の座長は、何とあの山下俊一で、都度都度の「福島県民健康調査検討委員会」にどういった情報や資料を出していくのかの綿密な打ち合わせをしているというから驚きです。(今月号の岩波月刊誌『科学』(2017/7)掲載の論文「「過剰診断」「過剰治療」をめぐる内部の声」(平沼百合:米国在住の医師)を参照)

 

(2)(ステップ)検査を減らす(検査を受けさせないように仕向ける)

 福島第1原発事故の直後、福島県住民の初期被ばくを計測する試みが福島県庁の妨害によりできなくされていたことや、政府の放射線関連審議会・あるいは「福島県民健康管理調査検討委員会」なども、多くの人々からの尿検査などによる初期被ばくの計測(特に半減期が短い放射性ヨウ素131が消えてしまわないうちに)を強く求められていたにもかかわらず、頑として動くことはありませんでした。また、放射線医学総合研究所なども、内部被曝を計測する設備を持っているにもかかわらず、多くの人たちからの被ばく検査の要請を退けて、初期被ばくがわからないようにするために全力を挙げていました。そうしておいて、短い半減期の放射性核種が消滅し、放射能のレベルもある程度下がった時点たあたりから、おもむろに、いい加減な検査=つまり「福島県民健康調査」をスタートさせています。そして、数年たったのち、今度は「初期被ばく量がどれだけだったのかが重要だ」などと言い始め、よくわからないことをいいことに、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の泥縄方式による「初期被ばく量推定値」を非常に低く抑えた格好で打ち出して、チェルノブイリ原発事故の際に比べれば福島原発事故の場合は初期被ばく量は格段に小さい、などとやっているわけです。ふざけんな、バカヤロー、です。

 

(また、「福島県民健康調査」では、本来は、甲状腺エコー検査だけでなく、心電図、尿検査、血液検査(甲状腺機能、糖尿病など)、染色体異常検査、バイオアッセイ(乳歯、髪の毛、検便など)などなど、被ばくの健康影響が出ていないかどうかを総合的に検査・調査する「メニュー」の充実が図られてしかるべきところが、逆に「手抜き」をされています。そして、それに代えて、受診者をまるで精神疾患者扱いする「心のケア」など、余計なおせっかい施策がずらりとならんでいるのです)

 

 しかし、放射能が県境で止まったわけでもないのに、放射能の影響が18歳を境に出る・出ないが別れるわけでもないのに、福島県以外の都県や、年齢が18歳以上の被害者の方々に対する検査や調査は全く行われておりません(一部の自治体や市民団体が自主的に小規模で検査・調査しているだけ)。要するに、検査や調査をしなければ、放射能や被ばくの被害はわからないままであり、わからなければ「被害はない」と強弁しても、押し通せる、ということです。ですから、原子力ムラ・放射線ムラに占領されている今日の政府は、福島第1原発事故後、一貫して、放射能や被ばくは極力「調べない・検査しない」が基本方針です。全く出鱈目そのものの「方針」が、似非学者と組んだゴロツキ・タカリどもの手で決められ、押し通されているのです。

 

 そして今度は、福島原発事故の放射能・被ばくの唯一の調査・検査である「福島県民健康調査」にも、「極力検査を受けさせるな」というインチキの魔の手が忍び寄ってきています。

 

●「県は調査の拡充どころか、逆に縮小に動いている。昨年8月、県小児科医会(太神和広会長)は「検査を受けない選択を重視する」ためとして「希望者のみ」などを含む調査縮小を県に提案した。県議会を含めて反発はあるが、縮小は進んでいる。昨年4月の三巡目の検査から、県民に配られる調査の案内書には検査に同意するか否かの選択欄が設けられた。「すべての子ども」が対象のはずが希望のみを前面に打ち出した。調査の「ザル化」が進んでいる」(東京新聞 7/4

 

●甲状腺検査の受診状況の推移

            1巡目   2巡目   3巡目

 一次検査受診率    91.7%   71.0%   

 二次検査受診率    92.9%   82.3%   48.0

 経過観察の割合    60.3%   84.9%   94.5

 穿刺細胞診受診    39.7%   15.0%    5.4

 

つまり、①「福島県民健康調査」への信頼度が低下して一次検査の受診率が落ち(更にそれを「歓迎」し)、②「甲状腺が懸念されるので二次検査が必要」とされても二次検査を受診する人の割合が大きく下がり(二次検査の受診を妨害している可能性大)、③二次検査を受けても、その結果がはっきりせずに(させずに)「経過観察」となる子供の割合が急増して、今や二次検査後はほとんどが「経過観察」となっている(つまり、この子どもたちが甲状腺ガンを発症しても、「福島県民健康調査検討委員会」が発表する子ども甲状腺ガン患者の数にはカウントされない、というトンデモないことになっている)、④「経過観察」のままにして「穿刺細胞診」を受けさせないので、同受診率が大きく低下している、の4点が指摘できる。そして、これらの事態から言えることは、子ども甲状腺ガンの公表数字を小さくするために、まず、一次検査、ついで二次検査、をそもそも受けないように仕向けていき、次には、二次検査を受けた多くの子どもたちを(あいまいなままの)「経過観察」に追い込み、穿刺細胞診を受けさせずに、ガン患者の集計数を増やさない努力を全力で行っているということである。ここまでくると、私はもはや「犯罪」に近いのではないかと思えてくる。少なくとも、この「福島県民健康調査」と同委員会は、被害者・福島県民のために実施されているとはとても思えない状態になってきている。

 

(3)(ジャンプ)検査制度を廃止する(国際原子力マフィアと協力してアカデミズム権威を使って甲状腺検査をつぶそうと画策中) 

 「201612月、日本財団が主催する「放射線と健康についての福島国際専門家会議」のメンバーが、福島県の内堀雅雄知事と面会し、検査の締小を提言。最新の科学的知見を評価する国際的な会議体を設置するように求めた。内堀知事と面会したのは、長崎大学と福島医大の二つの大学で副学長を務める山下俊一氏だ。検査の仕組みを作り、推進してきた山下氏が、「過剰診断」を理由に、検査の見直しを提言するという矛盾したことが起きているのである。」(白石草『世界 2017.8』掲載論文より)

 

「世界保健機関(WHO)の外部専門機関である「国際がん研究機関」(IARC)に「原発事故後の甲状腺モニタリングの長期戦略に関する国際専門家グループ」(以降、国際専門家グループ)を設置するよう調整を行い、甲状腺検査のあり方に関する報告書を来春に公表すべく道筋をつけたのである。一見、国際的な枠組みに見えるが、実際には、会議の費用は環境省が全額負担することになっており、報告書のタイトルもすでに決まっている。また、IARCで、この会議を担当する「環境と放射線部門」副部門長のアスウェル・ケスメニアン博士は、日本の放射線影響研究所にも在籍した経験がある放射線の専門家で、低線量被曝や内部被曝について否定的な立場をとる日本の専門家らと極めて近い関係にある。前述の「福島国際専門家会議」 メンバーの一人だ。同報告書は、国際的かつ中立的という装いをしながらも、甲状腺検査のリスクを強調する内容となるのは間違いない。この報告書をテコに、福島では、甲状腺検査の縮小に向けた議論が加速する可能性は否めない。しかし、「過剰診断」論に惑わされてはならない。実際にはチェルノブイリと酷似した深刻な事態が進行している。」(白石草『世界 2017.8』掲載論文より)

 

 原子力ムラ・放射線ムラ・国際原子力マフィアとその代理店政府による「福島県民健康調査」潰しに断固として抵抗いたしましょう。

 

2.農地の放射能汚染対策置き去り、国「被ばく管理は自己責任」(東京 2017.7.4

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/fukushima_report/list/CK2017070402000179.html

 

(別添PDFファイル(5)のおしどりマコ・ケンさんたちの『DAYS JAPAN』レポートをご覧いただくと、もっとはっきりとわかります:田中一郎)

 

(関連)(別添PDFファイル(5))農家はセシウムと共存しろ!? ふざけんじゃない!(おしどりマコ・ケン 『DAYS JAPAN 2017.1』)

 http://ur0.pw/EB3E

 

(7)チェルノブイリ周辺で火災、放射線基準値の2.5倍に(毎日 2017.7.1 夕刊)

 https://mainichi.jp/articles/20170701/k00/00e/030/177000c

 https://mainichi.jp/articles/20170701/dde/018/030/013000c

 

(関連)山火事と放射能ーーチェルノブイリの学び 国際環境NGOグリーンピース

 http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/59381/

(関連)浪江の山火事デマ拡散 専門家ら「まどわされないで」 (福島民友)  魑魅魍魎男

 http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/851.html

 

(田中一郎コメント)

 チェルノブイリ原発事故でウクライナの森林に降り積もった放射能は、山火事があると環境に拡散してしまうけれど、福島第1原発事故で福島県の森林に降り積もった放射能は環境に拡散することはない、というのか? ずいぶんと「科学的」なものの考え方だな。まるで大日本帝国の軍閥諸君の頭脳並ではないか。上記サイトには「例によって福島民友は、竜田一人や坪倉正治といったいつもの御用を動員して安全デマの流布に必死です。森林火災により放射性微粒子が広範囲に飛散するのは常識です。」と書かれている。常識があれば、そう考えるんじゃないの? 常識、常識ですよ。

 

 <その他関連サイト>

(1)県民健康調査は、「わが子を守りたい」の声に応えているか?│牛山元美さんに聞いた(その1) マガジン9

 http://www.magazine9.jp/article/konohito/30825/

(2)甲状腺がんの子どもや家族が抱える「言えない不安」│牛山元美さんに聞いた(その2) マガジン9

 http://www.magazine9.jp/article/konohito/30998/

(3)「原発」立地周辺の安全対策が進まない理由は国、県、市の不協和音…〈週刊朝日〉 (AERA dot. - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170628-00000011-sasahi-pol

(4)双葉町一部避難解除? 東電社長が認識誤り陳謝 (河北新報) - Yahoo!ニュース

 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170628_63010.html

(5)【除染-その陰に-】「不正は氷山の一角」 32500億円の巨額事業 (福島民友新聞) - Yahoo!ニュース

 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00010016-minyu-l07

(6)「保養」に公的支援を〜福島の母親ら政府に訴え OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー

 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2145

草々

 

2017年7月 6日 (木)

都議会選挙について(後半):都民はコロコロどんぐりこ、小池にはまってさあ大変、さあ大変=「悪辣自民の利権都政」のあとが「似非政治改革の発信基地」ではやってられない

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

(前回の続きです:自民党関連で追加の情報です)

 自民党の内部では、都議選の惨敗結果を受けて、ようやく安倍晋三一派執行部に対して異義を唱える動きが出てきましたが(例:石破茂、後藤田正純)、肝心かなめの安倍晋三とその取り巻き=つまり自民党執行部は、「反省」など「口先だけ」です。民進党を上回る、まさに本家本元の「口先やるやる詐欺」政治家たちです。今回の選挙は、(1)安倍晋三一派が牛耳る自民党は、もはや保守政党でもなんでもなくて、私利私欲で政治や行政を私物化して動く「ゴロツキ・タカリ」の集団であること(「タカリ」とは「勝ち組についておいて、そのご利益のおこぼれに与ればいいのだ」という、卑しい政治家どものこと)、(2)きちんとした政権の受け皿=オルタナティブな政権構想とそれを実現できる政治勢力が用意されていれば、アベ政権・自公政治を転換することはそれほど困難なことではない、ということを現実に示してくれたものと評価できるでしょう。「安倍一強」などというものは、例によって例のごとく、マスごみが創り上げた(劇場政治型の)「虚構」であるということです。(下記の毎日新聞による安倍晋三インタビュー記事は注目です)

 

(1)(毎日新聞)安倍首相、改憲行程変えず

 安倍晋三首相は3日、首相官邸で毎日新聞のインタビューに応じ、今秋の臨時国会に自民党の憲法改正案を提出する方針は「変わっていない」と明言した。2日投開票された東京都議選で同党が惨敗し、首相の主導する改憲は難しくなったとの見方も与党内にあるが、首相は自衛隊を明記する「9条加憲」を進める決意を改めて示した。都議選の結果については「自民党に対する厳しい叱咤(しった)と受け止め、深く反省する」と述べた。

 

▽安倍首相:改憲行程変えず 都議選「緩みに批判」

 https://l.mainichi.jp/ASOF4j

▽安倍首相:毎日新聞単独インタビュー 一問一答全文(1)(有料会員限定)

 https://l.mainichi.jp/hzLWWP

▽安倍首相:毎日新聞単独インタビュー 一問一答全文(2)(有料会員限定)

 https://l.mainichi.jp/0tHDel

 

(ちなみに都議選前はコレです)

●選挙前にいい度胸だ 国民愚弄政権の詭弁とドーカツ 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208611

 

(2)「自民党執行部はおかしくなってる」後藤田正純氏が痛烈批判 都議選の歴史的惨敗受け

 http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/03/ldp-gotouda_n_17379728.html

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)演説内容をめぐって後藤田氏は、「安倍批判をしたと、党幹部に伝わり私にクレームがきた」と明かした。こうした状況を受けて後藤田氏は、「自由民主党執行部はおかしくなってると感じた」「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている、今の自民党執行部をみると、結果は仕方ないと思わざるをえません」と、党執行部を痛烈に批判した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(3)岸田氏、アベノミクスに懸念 「格差に適切に対応、重要」 都議選惨敗、総裁選にらみ動き:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13019258.html?ref=nmail_20170705mo

(4)稲田防衛相:訴え取り下げ 週刊誌記事の名誉毀損巡り - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170704/k00/00e/040/202000c?fm=mnm

(5)ポスト安倍けん制か 麻生氏に「大臣規範違反」報道のワケ|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208722

(6)自民党:改憲議論に慎重論 石破、河野氏がクギ - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/articles/20170706/k00/00m/010/140000c?fm=mnm

(7)都議選惨敗で自ら露呈…自民党は“公明抜き”では戦えない 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208725

(8)都議選:自公協力なら自民12議席増 毎日新聞試算 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170706/k00/00m/010/103000c?fm=mnm

 

 <別添PDFファイル>

(1)忘れてもらっちゃ困る、疑獄の主犯は安倍夫妻なのだ(日刊ゲンダイ 2017.7.6

 http://u0u0.net/EyGT

 http://u0u0.net/EyH1

(2)永田町の裏を読む 高野孟:安部自民の都議選大惨敗で政局の景色は一変した(日刊ゲンダイ 2017.7.6

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208815

 http://u0u0.net/EyHr

(3)金子勝の天下の逆襲:安倍首相が「人づくり」とはお笑いだ、2回生のしつけはどうした(日刊ゲンダイ 2017.7.5

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208733

 

(前回の続きです:小池百合子都知事・都民ファースト関連で追加の情報です)

 一方の小池百合子都知事・都民ファーストの動きですが、既にみなさまご承知の通り、小池百合子は選挙前に就任した都民ファーストの代表の座を降りて、特別政策秘書の野田数(かずさ)に再び譲ると表明しました。これについて早くも批判が出ていますが(下記参照)、私は小池百合子らしい、つまり政治詐欺師らしい、ずる賢い動きであると評価しています。小池百合子は、こういうことは、これまでも度々してきている、というのが私の感覚です。問題はそのことよりも、都民ファーストの後任代表となった野田数(かずさ)というウルトラ右翼の方です。

 

(関連)郷原信郎が斬る:“自民歴史的惨敗”の副産物「小池王国」の重大な危険 ~代表辞任は「都民への裏切り」

 http://u0u0.net/EySz

 

 かような人間が首都都議会の最大与党党派の代表でいいのか、こんな人物を代表に任命していていいのか、そもそもこの代表の任命の仕方が如何にも「専制的」ではないかと、私は強く思います。今後の都政・都議会のありようを暗示しています。「都民ファースト」から「都民ラスト」へ、小池百合子詐欺政治の始まりです。有権者・都民は、近未来において、自分たちの投票をまた再び後悔することになるでしょう。私たち改革派市民は、小池百合子都政や都民ファーストの行動をきちんと監視し、徹底してその適正化を求めていく必要があります。放置しておくと、東京もまた、私の故郷である大阪のような「野卑下劣の政治」が横行する「恥さらしの街」になってしまいかねません。

 

 それからもう一つ、自民党は都議選惨敗が判明した直後に、それまで棚上げにしてきた小池百合子の離党届を受理しましたが、それ以上のことはしておりません。通常ならば、党への復帰を許さない「除名処分」とすべきなのでしょうが、実際は復党可能な「離党届の受理」に終わっています。小池百合子本人は、下記の朝日新聞記事にもあるように、自民党への批判をしているかのようにも見えますが、はたして水面下でもそうなのか、マスコミ報道などでは、小泉純一郎らとの親密なつながりが指摘されていますが、加えて安倍晋三一派や自民党清和会の有力議員などとの関係はどうなのか、不透明なままです。気を付けよう、暗い夜道と小池百合子・都民ファースト(字余り)です。

 

(必見重要サイト)日刊IWJガイド・番組表「小池百合子都知事が都議選直後から新たな動き!自民党を正式に離党!『都民ファースト』代表を辞任!後任に指名された野田数(かずさ)氏は問題だらけ! 『大日本帝国憲法の復活を求める』極右思想の持ち主で、アントニオ猪木議員事務所から1

 http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/31387

 

 <別添PDFファイル>

(1)小池百合子都知事インタビュー(朝日 2017.7.5 他)

 http://www.asahi.com/articles/DA3S13019335.html

(2)小池百合子都知事インタビュー(日経 2017.7.5

 http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=9395

(3)五輪を理由に世の中が変わることについて(小笠原博毅 東京 2017.7.4 夕刊)

 http://u0u0.net/EyHQ

 

(関連)清和政策研究会 清和政策研究会とは(1段目)、及びその会員(2段目)

 http://www.seiwaken.jp/seiwaken/seiwaken.html

 http://www.seiwaken.jp/member/member.html

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.民進党(民主党)都議会議席 54(2009年) 15(2013年) 5(2017年)の意味するもの

 今般の都議選で決定的なダメージを受ける敗北をしたのは、実は都議会自民党でもなければ、アベ自民党本体でもなく、民進党だったのではないか。2009年夏の政権交代直前に行われた都議選で大躍進を遂げた民主党(民進党)は、この時が絶頂期だった。そこから約8年、転落に次ぐ転落で、ついにピーク時の1/10の議席をかろうじて確保できた少数野党に収縮してしまった。その理由は、申し上げるまでもなく「明らか」である。民進党の有権者・国民・都民に対する背信・裏切りは、いちいち申し上げるまでもないでしょう。東京都政で1つだけ挙げておけば、築地市場の豊洲移転問題がある。

 

 もう記憶はだいぶ薄れたが、ちょうど2009年の春頃だったか、私は当時の民主党国会議員の鳩山由紀夫や田中康夫らとともに、築地市場の豊洲移転に反対するデモ行進に参加した記憶がある。2009年都議会選挙で民進党の躍進により、野党がかろうじてではあるが多数派となり、これで築地の豊洲移転はないだろうと安堵したのだが、何のことはない、その後の都議会民主党は、結局は築地市場の豊洲移転の巨額予算(土地の購入+施設建設費)を成立させてしまうという「許されない公約」違反を行った(花輪智史とかいうロクでもない都議が造反して与党予算が賛成多数になってしまったなどと言われているが、当時の民主党都議たちの多くは、与党予算が賛成多数になることを見込んだうえで反対に回っていたと言われている)。その後も、築地市場の豊洲移転に関しては、覚悟の決まらない、一貫しない、どっちつかずの、腰抜け態度で今日に至っている。その結果が現在の築地豊洲問題の大混乱である。チェック機能もあったものではない。

 

(関連)築地移転予算案、都議会で可決の公算 民主離脱議員が賛成表明 

 http://www.nikkei.com/article/DGXNZO24666070Y1A300C1L83000/

(参考)花輪智史の現在は? 裏切りから始まった築地移転問題の闇

 http://workers-magazine.com/hanawatomofumi/

 

 この築地豊洲問題での都議会民主党(民進党)の態度の移り変わりは、この党のその他の諸問題における都議会での姿勢を最も典型的に表しているのではないかと思われる。すなわち、国政における民主党(民進党)の振る舞いと同様に、覚悟の決まらない、どっちつかずで中途半端な、口先だけのその場しのぎの言動で「野党らしき」振る舞いを演出している、結局は詐欺政治家集団の亜種、といったところである。都知事選挙や今回の都議選における「野党共闘」,あるいは「市民との共闘」についてもしかりで、一部の民進党議員は積極的な姿勢も見せているが、それがこの党の中では全く浸透せず、あくまで議員個人個人のスタンドプレイの域を出ていないのである。

 

 しかもその数は、民進党の中ではあくまで少数派で、蓮舫・野田の執行部をはじめ、民進党の幹部クラスが「共闘」に積極姿勢を見せたことなど、この間、一度もないのではないか。むしろ、御用組合「連合」に後ろ髪をひかれ、共産党や社民党左派との共闘は避けて通る、そんな思惑が透けて見えている(都議ではないが、2016年に行われた東京10区の衆議院補選(小池百合子の知事立候補に伴うもの)では、民進党候補の鈴木ようすけが「野党共闘」による応援をいやがって、共同で設けられた街頭立会演説から逃げ回るという醜態をさらしている。選挙時における自分自身の振る舞いを自分で決めることができず、蓮舫・野田執行部に言われるがままに動いていたというエクスキューズを聞くが、もしそうなら、そのような「誰かの使い走り」のような人間は最も政治家にふさわしくないので、今後二度と選挙に出てこなくていい)。

 

 ともあれ、2009年の