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2017年4月18日 (火)

豊洲TOXICスキャンダル(21):豊洲の方が築地より「安全」? 馬鹿言っちゃいけない! 毒物まみれの豊洲市場の実態とその危険性に注目(直下型大地震が来て敷地が液状化したら終わりだ)

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

みなさまご承知の通り、築地市場の豊洲移転問題が正念場に差し掛かっております。昨年7月の都知事選挙でこの問題が1つの争点となってのち、9月には共産党都議団により、豊洲の市場建物の地下に、汚染拡大防止・封じ込めのために約束されていたはずの「盛土」がなく、汚染水が水たまりのようになっていることが発見されました。そのため小池百合子都知事は昨年117日に予定されていた豊洲新市場の開場を延期し、築地市場の豊洲移転について再度、その是非を検証することにしたのでした。それ以降、石原慎太郎都知事とそのあとの猪瀬直樹、舛添要一の2人の都知事時代に、出鱈目とインチキと嘘八百の限りを尽くして、この「築地市場の豊洲移転」が強行されてきたことが、徐々に徐々に、具体的に明らかになり、多くの都民があきれ返ることになりました。

 

先般には、この築地豊洲市場問題を検討している市場問題PT(プロジェクトチーム:小島敏郎座長)が、築地市場の現地での改修・リニューワルプランを示し、多くの市場関係者や都民が、このプランなら行けそうだ、もう、あんな毒物まみれの豊洲などへは、たくさんの食べものを扱う卸売市場を移転するようなことはありえないだろうと思いました。しかし、です。世の中には、築地市場の跡地再開発をはじめ、この築地市場の豊洲移転に絡む利権に執着する集団が、無視できないくらいに幅を利かせていることが、マスコミの愚かな報道を見ていると分かってきたのです。もちろんその代表格は、小池百合子都知事から「黒い頭のネズミ」と揶揄された都議会自民党と、それにつらなる都庁役人や都庁記者クラブのマスごみ、そしてなんと築地市場内部の一部の卸売事業者らです。更にその背後には、この事業に絡んでさまざまな仕事をもらい受ける土建業者をはじめとした業者群がいますが、表面には出て来ません。彼らは、この出鱈目極まる築地市場の豊洲移転を無理やりに推進してきた張本人たちですから、こうしたことも、さもありなんと考えられるでしょう。

 

(関連)移転せず築地改修なら「500~800億円」 都PT案:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/ASK3Y62D8K3YUTIL04B.html

 

そのいわば「反転攻勢」が、小池百合子都知事への個人攻撃とともに、都議会自民党が中心となって始まり、はじめは「豊洲を政争の具にするのは邪道だ」(下村博文自民都連会長)などと言っておりましたが、今ではそれも忘れて、来る7月の都議会選挙で「築地の豊洲への移転」を公約に掲げてまで、小池百合子都知事の豊洲移転の決断を迫るようになりました。そして、それと平仄を合わせるかの如く、予想されたように、御用学者・御用知識人・御用著名人や、新聞・TVなどのマスごみが、都議会自民党への忖度報道・ゴマすり報道を繰り返すようになってきたのです。下記などはその一例です。

 

(関連)(別添PDFファイル)「豊洲を政争の具に 邪道だ」、下村・自民都連会長 小池知事を牽制(朝日 2017.3.22

 http://www.asahi.com/articles/DA3S12853004.html

 

(関連)都議選:自民都連公約「豊洲に早期移転」 知事と対決姿勢 - 毎日新聞

 https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170412/k00/00m/010/110000c?fm=mnm

 

(関連)豊洲移転「目指すべき」55% 朝日新聞の都民世論調査:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/ASK434SMTK43UTIL02L.html

 

(関連)豊洲移転 政治判断へ、百条委解明できず、クローズアップ2017、豊洲百条委 喚問終了(毎日 2017.4

 https://mainichi.jp/articles/20170405/ddm/003/010/050000c

 

(いい加減な上辺だけの世論調査を持ち出したり(朝日新聞)、安全の問題を安心の問題だとのすり替えを行ったり(朝日新聞・毎日新聞)、だからもう知事の政治決断しかないなどと言ってみたりと(毎日新聞)、マスごみの「ごみ」たる所以の「常套手段」報道を繰り返しています。そこには築地市場の豊洲移転がどれだけ危険で出鱈目で将来的に展望がないどころか、大変なリスクと厄介ごとを抱え込むことになるのかを読者(新聞)に視聴者(TV)に伝えようという姿勢は微塵もありません。有権者・都民はかようなインチキ報道に惑わされてはいけないのです。彼らに対してリテラシーを持ちましょう。:田中一郎)

 

これに対して小池百合子都知事は、今のところ、従来の方針を繰り返すのみで、新たなことと言えば「市場のあり方戦略本部」で総合的に検討をして結論を出すということぐらいです。ただ、前々より私のメールでは、小池百合子が都知事に就任するまでの政治家としての過去の振る舞いから鑑みると、どうも小池百合子都知事は築地市場の豊洲移転をいつどのように着地させるのが政治的にいいのか、そのタイミングと方法を見計らっている様子が、これまでの言動からうかがえるということを申し上げてきました。その小池百合子都知事の背中を押すように、昨今、築地市場の一部の仲卸業者からは、豊洲への移転判断を遅らせているとして、損害賠償請求を前提にした住民監査請求が起こされています。常識で判断してありえない「築地市場の豊洲移転」も、ありえない話ではなくなってきているという、現代日本の病的な状況がここでも現れてきています。(この住民監査請求や裁判はSLAP請求・訴訟そのものですが、先般の国立市高層マンション景観訴訟の不当判決などもあり、日本の裁判所など、まったくアテにはできませんからね)

 

(関連)市場のあり方戦略本部会議(第1回)|東京都

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/governor/governor/katsudo/2017/04/03_02.html

 

(関連)都の「市場あり方戦略本部」が初会合 豊洲移転判断の参考に THE PAGE 東京

 http://urx.blue/CZui

 

(関連)豊洲移転巡り仲卸「小池氏に賠償請求を」 都に監査請求へ(日本経済新聞 2017.4.14 

 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15303830U7A410C1CC1000/

 

さて、それで今日のメールでは、そもそもこの問題の最も基本的な部分、つまり、築地市場を豊洲へ移転して本当に大丈夫なのか、という点について、若干のことを申し上げようと思います。この問題について、これまで私が目にしてきた、耳にしてきた、さまざまな関連情報を整理して、なぜ築地市場を豊洲へ移転させてはいけないかは、次の5つに整理できるのではないかと思っています。

 

 <築地市場の豊洲への移転が駄目の5つの理由>

(1)豊洲市場敷地の土壌汚染が深刻なままで、かつての専門家会議や技術者会議が提唱した汚染対策はことごとく失敗している(あるいは履行されていない)

 

(2)豊洲市場の卸売市場建物の耐震強度など堅固性に問題がある

 

(3)直下型大地震に備えての液状化対策が手抜きされ、(建物の真下以外の部分は)震度5程度の地震にしか耐えられないような脆弱さであること

 

(4)豊洲の市場内外の物流動線(水産物や青果を持ち運びする市場内道路・廊下・設備や市場外とのアクセス)が劣悪など卸売市場としての機能性が大問題

 

(5)豊洲開場後の経費が掛かりすぎ、入居する卸売業者がその負担にたえられない⇒ 廃業していく卸売業者もいて将来的に市場の経営破たんは必至

 

このうち、(2)と(3)については、先般、私のメールとブログで皆様にお知らせをいたしております(下記参照)。

 

(関連)豊洲TOXICスキャンダル(19):豊洲市場建屋の耐震性や地盤強度問題については解決していませんけど、どうなっているんですか? (構造安全性に液状化対策、それに側方流動など、山のように問題があります) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/toxic19-4457.html

 

今回は、このうちの最も重要な問題=(1)豊洲市場の土壌汚染と安全性の問題について、文献等をご紹介しながら、毒物まみれの豊洲が食べ物を扱う卸売市場としては使えない危険なモノであることをお伝えしたいと思います。みなさまには、端的に申し上げて、次の文献とサイトをご覧いただきたいと思います。これをご覧になれば、豊洲市場の土壌汚染が調査さえきちんとなされていなくて、汚染がどこまで、どの程度まで残ったままになっているかもよくわからず、専門家会議や技術者会議が提唱した安全対策も、その一部が履行されていないだけでなく、そもそも安全の確保ができていない(土壌内にある毒物を封じ込めることに失敗し、かつ、地下水の管理さえできていないなど)ことがはっきりと理解できます(また、水産卸売市場は水産物を扱う上で海水を大量に使いますが、その海水もまた、土壌汚染の影響を受け、危険なモノになる可能性が払しょくできません)。私が下手な取りまとめをするよりも、各文献やサイトを直接見ていただいた方がいいと思います。そして、これをご覧になれば、TV・新聞・雑誌・ネットサイトなどに掲載されている豊洲ネタ・築地ネタの多くが、いかにいい加減で出鱈目な内容かが分かります。

 

 <必読文献>

(1)『築地移転の闇を開く』(宇都宮健児・水谷和子・中澤誠:大月書店)

 http://www.otsukishoten.co.jp/book/b272921.html


(2)『築地市場の豊洲移転?』(畑明郎編:本の泉社) http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033580489&Action_id=121&Sza_id=E1

 

 <必見サイト>

(1)羽鳥慎一モーニングショーそもそも総研「築地市場は豊洲に移転しても問題ないのだろうか?」 - Togetterまとめ

 https://togetter.com/li/1008328

 https://togetter.com/li/1008127

 

(この番組の説明はとてもよかったのですが、ネット上に動画録画はありませんでした:田中一郎)

 

(2)解除できるのか 豊洲時限爆弾(日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/2730

 

 上記「必読文献」のうち、(2)の本から、代表的な論者である畑明郎さん(元日本環境学会長)と水谷和子さん(1級建築士)の執筆レポートの一部を別添PDFファイルとして添付しておきます。みなさまには、ぜひ、これを契機にして上記文献の原本を入手され、お読みになられることをお勧めいたします。

 

 <別添PDFファイル:畑明郎さん、水谷和子さん>

(1)畑明郎 (上):豊洲新市場の土壌汚染は除去されたのか?(『築地市場の豊洲移転?』)

「hata_1.pdf」をダウンロード

(2)水谷和子(上):豊洲新市場の土壌汚染調査と対策の問題点(『築地市場の豊洲移転?』)

「mizutani_1.pdf」をダウンロード

 また、この問題については、共産党都議団も1冊の本にまとめていますので参考になるのではないかと思います。

 

●徹底追及築地市場の豊洲移転 崩された「食の安全・安心」-赤旗編集局/著 日本共産党東京都議団/監修(新日本出版社) http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033580205&Action_id=121&Sza_id=B0

 

(関連)(別添PDFファイル)20170415赤旗「豊洲、地上は安全論は成り立たぬ」

 http://blog.goo.ne.jp/uo4/e/a5655a054e9907b27276dcfd0fc7fc7d

 

 さらに、畑明郎さんが書かれた築地市場の土壌汚染に関するコメントもありますので、併せてご参考にしてください。

 

●(別添PDFファイル)2016年東京都築地市場の土地履歴調査について(畑明郎 2017.3.3

「tukiji_osen_hata.pdf」をダウンロード

 <その他:別添PDFファイル>

(1)(必見)豊洲市場、都の専門家会議が触れない「がんリスク報告書」、ベンゼン値「地上」も危険(永尾俊彦 『週刊金曜日 2017.4.7』)

「toyosu_nagao_kin.pdf」をダウンロード
 http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?m=20170417

(2)(必見)今、東京都が取るべき対策(『築地移転の闇を開く』(宇都宮、水谷、中澤:大月書店)より)

「torubekitaisaku_ootuki.pdf」をダウンロード
 http://www.otsukishoten.co.jp/book/b272921.html

(3)(御用記事)地下水基準誤解を解け(中西準子 日経 2017.3.24

 http://www.nikkei.com/article/DGKKASFB23H01_T20C17A3L83000/

 

(4)(御用記事)築地・豊洲市場移転問題③:豊洲市場の安全宣言は可能か(音喜多駿 『東京都の闇を暴く』(新潮新書)) http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033577931&Action_id=121&Sza_id=A0

 

(関連)都議会百条委 「政治的圧力」への追及どこへ吹き飛んだ? 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/202963

 

(「都民ファーストの会」や音喜多駿都議がニセモノであることが、上記の2つの記事や著作から分かります:田中一郎)

 

 <関連サイト>

(1)(時時刻刻)豊洲判断、深まる混迷 有害物質基準超、地下水処理が影響か:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S12850399.html?ref=nmail_20170320mo

(2)豊洲、再び基準超の汚染 ベンゼン100倍 シアン・ヒ素も検出:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/DA3S12850438.html?ref=nmail_20170320mo

(3)豊洲の地下水調査 不適切なのは本当に「9回目の手順」か 日刊ゲンダイDIGITAL

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200862

(4)豊洲地下水:9回目調査「違う手法」 スケジュール優先 - 毎日新聞

 http://mainichi.jp/articles/20170305/k00/00m/040/054000c?fm=mnm

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(以下、御用記事の若干の事例)

(5)安全なのは築地か豊洲か(朝日 2017.3.17

 http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/CMTW1703171300002.html

(6)橋下徹「小池さん、築地が安全なら豊洲だって安全でしょ!」 プレジデントオンライン PRESIDENT Online

 http://president.jp/articles/-/21565

(7)豊洲問題で注目「環境基準」、健康守るための「目標」(日経 2017.3.31

 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14701530Q7A330C1TJN000/

草々

 

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