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2017年2月 6日 (月)

「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(46):福島処理シナリオすべてが虚構=費用ばかりかけて放射能汚染と被害者の不幸を拡大していく無能な原子力ムラ政府

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初にイベント情報その他)

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1.FoE Japan | 3・11を忘れない〜福島から未来へ(3-10

 http://www.foejapan.org/energy/evt/170310.html

 

2.(2.8)東電事故の汚染土を「安全に」「全国に、ばらまく」環境省方針って何? お話=まさのあつこさん(水道橋駅)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1484987691816matuzawa

 

3.(2.9)TPPも日米二国間交渉も反対する緊急官邸前アクション

 急なお誘いで恐縮ですが、一人でも多くの人が参加して声を上げてくださいますよう、よろしくお願いします。ぜひ、自分の思いをプラカードにして掲げてください。

 

 日時: 29日 12時~1330

 場所: 首相官邸前

 

4.(2.9)豊洲市場用地汚染地購入裁判 東京地裁103号法廷(霞ヶ関駅)

 http://www.labornetjp.org/EventItem/1485961050774ylaur

 

5.(報告)(2.4)学術会議シンポジウムに対して「軍学共同反対」の声挙がる(望月衣塑子(@ISOKO_MOCHIZUKI)さん Twitter

 https://twitter.com/isoko_mochizuki

 

 (私も参加してきました。当日は快晴の小春日和、すがすがしい日でしたが、会場周辺には下記の通り、米軍のヘリパッドがあり、米軍機と思われるヘリコプターが大きな爆音をとどろかせて我が物顔に飛び回っておりました。この学術会議のシンポで「学術会議の最終目的は、社会の負託に応えることで、自衛を含めた防衛に関する研究を一切、行わない場合、いったいその研究を誰がやるのか」などと発言した学者がいたようですが、そのようなことをいう前に、首都の上空を縦横無尽に飛び回る米軍ヘリの暴挙を止めてこいと言いたいですね。「社会の負託に応える」とはそういうことです。アメリカの植民地のような状態の下で、何が「自衛」か!、何が「防衛」か!、です。研究開発する武器が「防衛用」なのか「攻撃用」なのかは峻別できません。攻撃は最大の防御ですし、あらゆる戦争は「防衛」「自衛」を大義名分にして行われてきています。このことはこれまでも何百回と言われてきたことですが、カネがほしいだけのご都合主義には馬耳東風なのです。恥を知れ、と言わなければいけません。

 

(関連)麻布ヘリ実行委HP

 http://home.att.ne.jp/sigma/azabu/

(関連)大学が軍事研究、反対意見相次ぐ 日本学術会議シンポ(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170204-00000079-asahi-soci

(関連)軍事的な研究と大学の関わり 公開討論会 NHKニュース

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170204/k10010865021000.html

(関連)大学と軍事研究のあり方,日本学術会議で討論会News I TBS動画ニュースサイト

 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2976034.html

 

6.【声明】山城博治氏らの解放を求める声明 ヒューマンライツ・ナウ

 http://hrn.or.jp/activity/9916/

 

7.伊方原発運転差止広島裁判-仮処分

 http://saiban.hiroshima-net.org/karishobun/kyougi_20170203.html

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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の第46回目です。過酷事故を起こした福島第1原発の処理シナリオすべてが虚構です(日刊ゲンダイ)。費用ばかりかけて放射能汚染と被害者の不幸を益々拡大していく無能な原子力ムラ政府の愚かしいまでの政策です。一刻も早く政権交代を実現し、別の道を歩みだしましょう。物事をきちんと考えること、きちんと行動することで、絶望的な事態は変わりうるのです。

 

1.福島原発刑事訴訟支援団

 https://shien-dan.org/

 

(1)(別添PDFファイル)(1.29)一日も早く裁判を! 支援団結成 1周年集会(プログラム)

「1.29 PROGRAM.pdf」をダウンロード
 https://shien-dan.org/20170129report/


(2)(当日録画)20170129 UPLAN 1日も早く裁判を!福島原発刑事訴訟支援団結成1周年集会福島原発事故の真実を明らかに - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=jTGQzpj7fxc&feature=youtu.be


(3)(別添PDFファイル)当日配布資料:世紀の裁判で何が裁かれるのか(海渡雄一 『世界 2015.10』)

 http://ur0.link/BpoT

 

2.(別添PDFファイル)上限8000ベクレルの汚染土再利用、地元反発、3000以下で実験、南相馬(毎日 2017.2.5

 http://mainichi.jp/articles/20170205/ddm/041/040/127000c

 

(田中一郎コメント)

 8000ベクレル/kgを基準にしているのに、3000ベクレル/kg以下で「実験」しても意味がない=小学生でもわかる自明の理である。しかし、それ以上に問題なのは、この実験場となる南相馬市の桜井勝延市長が、3000ベクレル/kg以下ならかまわない、必要なら使ってくれ、南相馬でも使っていい、などとして、あたかも放射能汚染土の積極活用を自分の方から国や環境省に働きかけている様子があることだ。信じがたいアホウという他ない。地震・津波・洪水・土砂崩れ等々、近い将来、自然災害に見舞われれば、あたり一面、放射能汚染物だらけになることは誰にでも想像できる。3000ベクレル/kgは、×65=195000/m2という、とてつもない汚染であるということが理解できていないのではないか。

 

 こんなことをしていたら、それこそ南相馬市は取り返しがつかない放射能汚染地帯となり、まもなく全国から嫌われる街になってしまうだろう。放射能や放射線被曝の危険性をきちんと学ばずに、いい加減な、その場限りの情緒的な対応をすることは、今度こそ、取り返しがつかない決定的なダメージをもたらしてしまうのだということを肝に銘じるべきである。(加えて、環境省も南相馬市も、具体的にどの場所にどれくらい放射能汚染物を使ったのかも明らかにしないと聞いている。こんなことでは南相馬市には訪問する気にもならぬではないか:田中一郎)

 

3.(別添PDFファイル)(重要:全文をお読みください)汚染土議事録、規制庁の懸念 記載せず(毎日 2017.2.4

 http://mainichi.jp/articles/20170204/k00/00m/040/144000c

 

(その8000ベクレル以下の汚染土再利用を巡る検討がこんな調子で、ご都合主義優先の、どうしようもないネジマゲ・ゴマカシ・隠蔽の積み重ねをしている様子です。これが現在の政府の放射能汚染対策と原子力規制の実態です。全文をお読みください。こんなものを放置しておくのかということです。経済産業省とともに、環境省、原子力規制委員会・規制庁、文部科学省あたりは解体・出直しの必要ありです。:田中一郎)

 

4.(別添PDFファイル)福島 指示解除も現実厳しく、避難先移住 1万件に迫る(東京 2017.2.4

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201702/CK2017020402000145.html

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2017020402000141.html

 

(この記事にあるのは行政が避難や屋内退避の指示を出した地域だけの数字で、それ以外の地域から避難されている人たちの数字は入っていない。いずれにせよ。「子ども・被災者支援法」違反の帰還の押付けと放射能汚染の矮小化、福島第1原発事故の消去という国家犯罪に抗して多くの人たちが帰還を拒否しているということです。すべての被害を受けられた方々が、1000万人レベルで損害賠償を提訴されることを期待します。泣き寝入りせずに立ち上がってください。そうしないと、また同じことが起きます:田中一郎)

 

(関連)【70カ月目の浪江町はいま】6カ所目の住民懇談会。「土壌を測れ」「これ以上の被曝は受け入れ難い」~自宅が258Bq-㎡でも、国は「危険では無い」 - 民の声新聞

 http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-113.html

 

5.(別添PDFファイル)福島処理シナリオすべてが虚構(日刊ゲンダイ 2017.2.6

 http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/444.html

 http://ameblo.jp/junichi-raelian/entry-12244769819.html

 

(関連)福島原発:2号機「1分弱で死亡」の毎時530シーベルト - 毎日新聞

 http://mainichi.jp/articles/20170203/k00/00m/040/079000c?fm=mnm


(関連)福島原発2号機:溶融燃料か、取り出しは至難 - 毎日新聞

 http://mainichi.jp/articles/20170131/k00/00m/040/117000c?fm=mnm


(関連)福島第1原発:2号機 溶融核燃料か 圧力容器下、黒い物体 - 毎日新聞

 http://mainichi.jp/articles/20170130/dde/001/040/060000c?fm=mnm


(関連)福島第一原発の将来-とくに2号機問題について(竹本修三 2017.1.10

 http://www.eonet.ne.jp/~takemoto-home/17jan10.pdf

 

(この日刊ゲンダイの記事見出しには「何兆円使おうが廃炉なんてできっこない」と書かれている。その通りだ。真実をきちんと伝えているいい記事である。どうして全国紙はこういう記事をかけないのだろうか。かような「廃炉」事業は原子力ムラを「焼け太り」させる愚かな行為だということに、どうして気が付かないのか。今の福島第1原発に対して必要なことは、再びの大地震・大津波で二次災害を受けないようにすることと、汚染水を含めて放射能の環境への放出を断固として食い止めることだ。そのためには100年程度を目安にして「石棺」化を検討する以外に方法はない。愚かなことにカネを使って原子力ムラを肥え太らせるな。(再臨界していないかチェックはしているのか?):田中一郎)

 

(関連)閣議決定「原子力災害からの福島復興の加速のための基本指針について」(20161220日)批判(これは原子力ムラの「クーデター」だ(1)~(8)を集約しました) いちろうちゃんのブログ

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/20161220-5d74.html

 

6.(別添PDFファイル)原発いじめ「差別」の視点を(貴戸理恵 東京 2017.2.5

 

(その通りだが、しかし、それ以上に指摘しなくてはいけないのは、政府や自治体による帰還の強制と、それに従わぬ者への経済的な嫌がらせ、そして損害賠償の踏み倒しという、福島第1原発事故被害者への政策対応の根本的な歪みがあるのではないのか。何故、それを最大の問題だと指摘しないのか。子どもたちの愚行は、大人の社会が作り出しているこうした「歪みに歪んだ」権力的振る舞いを体感して、それに便乗したまねごとをしているだけの話で、いわば「大人の歪み」の鏡写しのようなモノ。その意味で、このレポートは、急所はずしの不十分なものと言わざるを得ない。:田中一郎)

 

7.(別添PDFファイル)原発検査が変わる? 抜き打ち点検や罰則導入(毎日 2017.2.5

 http://mainichi.jp/articles/20170205/ddm/003/070/143000c

 

(原発の定期検査の形骸化は、ずっとずっと前から言われてきたことで、何だ今頃、である。しかも、記事を読む限りでは依然として生ぬるく、こんなもので事態が改善するはずもない。そもそも原子力規制委員会・規制庁側の検査する体制が全然ダメである。人数も足りなければ、検査官の能力水準も極端に低く、かつトラブルを発見しても、それが表だって問題にならないための仕掛けは山のようにある。公益通報者保護制度も形骸化している。まあ、言ってみれば、かようなことは、やってまっせのアリバイ行為の一環に過ぎない。いやいやこれからは違う、と言うのなら、例えば、検査に抜き打ちで第三者を立ち合わせる、トラブルやミスを発見した場合には、運転停止から原発免許剥奪、環境汚染をした場合には巨額の罰金でも用意してみたらどうか。それが「本気の証明」というものである。:田中一郎)

 

(関連)敦賀原発2号機、非常用発電機が使用不能 規制委に報告(朝日新聞デジタル)Yahoo!ニュース

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000111-asahi-bus_all

 

8.(別添PDFファイル)仏アレバ、笑顔なき増資、三菱重工・日本原燃が1割出資(日経 2017.2.4

 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO12531960T00C17A2TI1000/

 

(関連)今度は日立製作所でも原発事業で大赤字に!700億円の営業外損失、アメリカでの原発に失敗!|情報速報ドットコム

 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-15325.html

 

(アレバ 東芝・WH 日本原燃 三菱重工 日立の順番で原子力産業はお陀仏になっていくのかな? こんなビジネスは底なし沼のようなモノ、賢明な経営者なら、君子危うきに近寄らずである。アホウの自民党政府が原子力にちょっかいを出して国民の税金を浪費している限りで生き延びている。:田中一郎)

 

9.(別添PDFファイル)Fukushima 再稼働 高浜原発クレーン倒壊事故 拡散用(渡辺悦司さん)

「takahama_kuren_jiko.pdf」をダウンロード

 高浜原発での事故の詳細レポートです。よくまとまっていますので、是非ご覧ください。私のコメントは下記です。次の2点を追加的に申し上げます。

 

(1)関西電力には今回違反した労働安全衛生法に関するコンプライアンス態勢の総点検が必要です

 関西電力に限りませんが、会社や役所などの組織が仕事をしていて失敗したりトラブルを起こしたりした場合には、きちんとその原因と責任者を特定し、再発防止を図るとともに、類似現象が他にもないのか、並行して点検する必要があります。そうしませんと、こうしたトラブルや失敗に対しては、個別個別の場当たり的な対応となり、また、原因や責任についても、特定個人の責任に矮小化されて、組織的な事故やトラブル防止の「態勢」がいつまでたっても組織に醸成されないことになります。今回の場合ですと、関西電力は労働安全衛生法に違反したわけですから、この法律を現場で尊重する組織風土や統制が緩んでいた可能性があります。従って、今回の事故を契機に、この労働安全衛生法に関して総合的にコンプライアンス(法令順守)態勢を総点検する必要があると言えるでしょう。また、そうした組織的な統制が継続的に維持される仕組み(組織内牽制)はどうなっているか、それを厳しい目で見直すことが再発防止を確実なものにしていくことになります(社内の労働安全管理点検制度や検査制度など)。

 

(2)今回の事故の直接の責任は、クレーンを持ち込んで取り扱いをしていたゼネコン元受けの大成建設と、その下請け業者です。従って、この2社に対しては、関西電力のみならず監督官庁の厚生労働省が、そもそもクレーンの取扱管理がどうなっているのか、厳しくチェックする必要があります。それは高浜原発の現場だけでなく、この2つの会社がクレーンを使っているその他の現場についても無作為にピックアップして現場検証をするとか、抜き打ちで下請け業者を呼んで事故の事情や日常の管理状況を聞くとか、いろいろやり方はあるでしょう。そして、この事故の不始末に対して、一定の「痛みを伴う罰則・罰金」を負担させなければいけません。日本の場合には、ほとんどの場合において役所がこれをしないので、こういう事故はたびたび起こり、会社側の経営陣はトラブルなどを甘く見がちで、結果としてトラブルを多発させて、場合によっては人が下敷きになって死んでしまったりするのです。強風でクレーンが倒れました=ああそうでしたか、それは大変ですね、では終わるわけにはいきません。事故を起こした直接の業者に対して、応分の処分も下すべきでしょう。

 

10.その他

(1)「原発再稼働しないで、順次廃炉に」 菅元首相 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000071-asahi-pol

 

(2)<News Navi>東電グループが社債発行を再開 信用力低下?投資家群がる理由〈サンデー毎日〉 (mainichibooks.com - Yahoo!ニュース

 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170203-00000003-sundaym-soci

 

(3)外部被ばくや食品の放射性物質 「気にしていない」62% (福島民報) - Yahoo!ニュース

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000192-fminpo-l07

 

(ためにする、非常に悪質な世論調査であり、記事であると言えます。福島民報はこういう愚かな報道ばかりを繰り返しています。飲食と呼吸による内部被曝の危険性を県民にきちんと伝えることが、お前たち地元紙の使命ではないのか:田中一郎)

 

(4)東通原発再稼働2年以上延期へ 規制委審査見通し立たず(デーリー東北新聞社)Yahoo!ニュース

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00010000-dtohoku-bus_all

 

(5)福島県民健康調査で甲状腺がん・疑い183人に ~甲状腺がん子ども基金:福島県外では重症例も(FoE Japanな日々:2017.1.2

 https://foejapan.wordpress.com/2017/01/02/health/

草々

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