脱被ばく運動はこれからが本番:(1)(報告)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会 第2期総会 (2)第26回「福島県民健康調査検討委員会」結果(速報) (3)福島原発事故避難者を救済せよ 他
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)
(最初にイベント情報他です)
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1.20ミリシーベルト基準による福島原発事故被害者切り捨て政策の撤回、甲状腺医療費の生涯無料化、原発再稼働中止を求める要請書(案)にもとづく政府交渉に参加してください 2月28日(火)
http://www.geocities.jp/hibakuhantai/index.htm
2.(2/25封切)日本と再生 光と風のギガワット作戦 - 作品 - Yahoo!映画(BY 河合弘之映画監督(兼弁護士))
http://movies.yahoo.co.jp/movie/359611/
(別添PDFファイル)原発ゼロ後の世界を探り歩く、弁護士が監督した映画
明日から渋谷で(朝日 2017.2.24)
http://www.asahi.com/articles/CMTW1702241300003.html
3.コンプライアンス経営の現状と公益通報者保護法の改正動向ー弁護士会館(霞ヶ関)平成29年3月1日|オリンパス現役社員のブログ 「公益通報者が守られる社会を!ネットワーク」
http://ameblo.jp/jpmax/entry-12251525652.html
4.Avaaz
- カナダ:ミツバチを守って
https://secure.avaaz.org/campaign/jp/save_the_bees_canada_loc/?pv=149&rc=fb
5.チェルノブイリ31年・福島6年救援キャンペーン-練馬区
http://www.labornetjp.org/EventItem/1485851049842staff01
6.ホーム
- 南スーダンPKO派遣差止訴訟弁護団
http://www.magazine9.jp/movies/
(関連)マガ9対談 :南スーダンPKO派遣差し止め訴訟について - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=vKC5p3lkHNQ
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脱被ばく運動関連の昨今情報をお送りいたします。合理性、経済性、正当性、合法性、倫理性、妥当性、技術性、将来発展性などなど、あらゆる点において原発・原子力は否定されるべきものであり、その点についての論争はすでに決着がついております。原発・原子力や核燃料サイクルは、ただただグロテスクな政治の力だけによって維持されているばかりであり、従ってまた、原発・原子力・核燃料サイクルは、政治をチェンジすれば、ただちに転換が可能な没落産業です。しかし、脱被ばくと放射能の危険性についてはそうではありません。原子力ムラの「のれん分け」とも言える放射線ムラが、科学的実証性を棚上げにした嘘八百物語を、似非アカデミズムの権威をバックにして、あっちこっちにばらまき続けており、それに情けなくも盲目的に付き従う「自称科学者・研究者」も少なくありません(この人たちはいったい何を科学し研究しているのでしょうね?)。また、そうしたプロパガンダに乗せられて、未だに多くの人々が、放射線安全神話・放射能安心神話に騙され続けており、そのことが今日の福島県をはじめ、東日本一帯に広がる福島第1原発事故の被害地域=放射能汚染地域での苦しみと社会的な歪みをもたらしています。従って、この神話の打破こそが私たち「核との闘い」の最前線であることを示していると言えるでしょう。つまり脱被ばくの市民運動・社会運動はこれからが本番なのです。
1.(報告)(2.24)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会
第2期総会
先般2/24、衆議院第2議員会館において、井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会
第2期総会が開催されました。当日の資料その他をご参考までにお送りいたします。なお、この裁判を支える会では、この裁判が決して井戸川克隆さん個人の問題ではなく、福島第1原発事故がもたらした様々な問題と、それにより明らかとなった原子力ムラ・放射線ムラ、あるいはその代理店のごとく動いている政府やその下請けの自治体の姿が、全国で脱原発・脱被ばくに取り組む多くの仲間たちの共通の問題であることにかんがみて、今年は、井戸川克隆さんを全国の様々な集会やミニ学習会にお呼びいただき、その生々しい実体験をお伝えすることでその共有化を図るとともに、併せて「脱被ばく裁判」としてのこの「井戸川裁判(福島被ばく訴訟)」へのご支援を全国に広げていくことにいたしました。
支える会の方では、厳しい財政事情ながらも事務局の方で、講師・井戸川克隆さんの往復交通費と前日宿泊費の負担を行い、少しでも現地市民団体等主催者側の負担を減らして、多くの地域からお呼びをかけていただくよう期待をされているようです。全国のみなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。また、引き続き、この裁判へのみなさまからの熱いご支援を心よりお願い申し上げます。
なお、当日は総会終了後、下記の映画が上映され(下記参照)、そのあと、古川元晴弁護士と井戸川克隆さんより、講演をしていただきました(残念ながら当日録画がありません。ご了解ください)。映画は、ちょっと目頭が熱くなる、とてもいい映画でした。みなさまのところでも上映会がお勧めです。
<当日上映>
●「原発の町を追われて~避難民・双葉町の記録」予告編 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=u1bt_oraG8Y
●原発の町を追われて〜避難民・双葉町の記録 Driven out of a Nuclear Town
— A Documentary about the Refugees from Futaba
<別添PDFファイル>
(1)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会
第2期総会議案書(抜粋)(2017年2月24日)
「idokawa_giansyo_2.pdf」をダウンロード
(2)(パンフ)井戸川裁判を支える会
「panfu_idokawasasaerukai.pdf」をダウンロード
(3)(チラシ)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第6回口頭弁論(2017年3月22日)
(1)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会 HP
(2)井戸川かわら版 NO.1~NO.3
http://idogawasupport.sub.jp/kawara.html
(3)福島原発、裁かれないでいいのか-古川元晴/著 船山泰範/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033212619&Action_id=121&Sza_id=C0
(井戸川裁判の主任弁護士・古川元晴氏の力作著書です。ぜひ、ご一読くださいませ・:田中一郎)
2.第26回「福島県民健康調査検討委員会」結果(速報)
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-26.html
●(第1巡目)(第23回「福島県民健康調査検討委員会」資料より)
資料2-2 県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【平成27年度追補版】 [PDFファイル/2.91MB]pdfアイコン
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/167944.pdf
●(第2巡目)今回資料
資料2-1 県民健康調査「甲状腺検査【本格検査(検査2回目)】」結果概要 [PDFファイル/1MB]pdfアイコン
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/201727.pdf
●(第3巡目)今回資料
資料2-2 県民健康調査「甲状腺検査【本格検査(検査3回目)】」実施状況 [PDFファイル/951KB]pdfアイコン
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/201728.pdf
●「県民健康調査」検討委員会 - 福島県ホームページ
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai.html
<甲状腺検査結果概要>
対象者 一次検査受診者 二次検査対象者 二次検査受信者 細胞診がん症例
第1巡目 367,672 300,476(81.7%) 2,294(0.76%) 2,128(92.8%) 115(101)
第2巡目 381,282 270,489(70.9%) 2,226(0.80%) 1,170(79.5%) 69( 44)
第3巡目 381,282 87,217(25.9%)
483(0.55%) - ー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
合計 184(145)
注1:「細胞診がん症例」の括弧内の数字は手術済み確定症例
注2:第3巡目の一次検査受信者の割合「25.9%」は、2016年と2017年の対象市町村における対象者336,623人に対する受信者の割合です。全対象者に対する割合ではありません。
(田中一郎コメント)
去る2月20日に開催されました第26回「福島県民健康調査検討委員会」の結果に関する速報です(全然速くありませんが)。詳細なコメントは後日ということにして、さしあたり気が付く点を申し上げると下記の通りです。
(1)一次検査の受診率の低下が目立つ。これは子どもたちが成長・加齢し、故郷を離れて進学したり就職したりしているためと、この検査そのものへの不信感から受診をやめてしまったため、の2つが考えられる。しかし、いずれに対しても、その対策・対応が真剣に検討されている様子はないのはおかしいのではないか(むしろ歓迎しているのでは?)。
(2)小児甲状腺ガンができるだけ発見されないように、二次検査対象者に対する二次検査が人為的・意図的に遅らされているのではないかという懸念がある。何故、がんの早期発見早期治療の原則に従い、速やかに二次検査(穿刺(せんし)吸引細胞診など)を行わないのか? もし意図的に検査を遅らせているとすれば、それは犯罪行為である。
(3)検査の内容が薄い・不十分(もっといろいろ調べよ)、放射線被曝の健康への悪影響を未然に防止する対策が皆無、受診者への検査結果還元内容が貧弱、県外での受信が依然としてしずらい・避難との両立がしんどい(交通アクセス・住民票など)、18歳以上の大人への対応がない、治療経費の負担が重いなどなど、この「福島県民健康調査」の「そもそも問題」が放置されたまま
<関連サイト>
(1)2巡目検討へ評価部会を開催へ〜福島・甲状腺がん OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
アワープラネット・ティービー
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2102
(2)3・11甲状腺がん子ども基金 HP
<3・11甲状腺がん子ども基金>
(1)県外で4割が重症例〜甲状腺がん子ども基金給付53人 OurPlanet-TV:特定非営利活動法人
アワープラネット・ティービー
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2093
(2)手のひらサポート(療養費給付事業)第2回給付について
http://www.311kikin.org/wp-311kikin/wp-content/uploads/2017/01/20170131-1.pdf
(3)3・11甲状腺がん子ども基金 HP
<甲状腺ガン家族の会>
(1)「3.11
甲状腺がん家族の会」HP
(2)政策提言・要望 - 311kazoku ページ!
https://311kazoku.jimdo.com/%E6%94%BF%E7%AD%96%E6%8F%90%E8%A8%80-%E8%A6%81%E6%9C%9B
(3)「3.11 甲状腺がん家族の会」 入会・支援案内リーフレット - 311kazokukai
(4)甲状腺がん:家族の会を発足 福島県実施の健康調査で診断 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160313/k00/00m/040/039000c
3.福島原発事故避難者を救済せよ
許しがたい人権侵害が国家犯罪として進行中です。この原子力翼賛社会ぶりは日本の近未来が暗黒時代へと転落する可能性を赤裸々に示しています。脱原発は脱被ばくであり、脱被ばくのためには被害者を完全救済しなければならない、このことが私たちの運動の原点です。
<度重なる関係省庁交渉・集会・記者会見>
(1)20170218
UPLAN 原発事故自主避難者の住まいを奪うな!2・18さようなら原発緊急集会 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ZZaOHLA7LEM&t=18s
(2)20170220
UPLAN 原発事故避難者の住宅問題に関して復興庁、国土交通省などとの政府交渉 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=rHnmGFLVN3I&t=6339s
(3)20170221
UPLAN【記者会見】-原発事故自主避難者への住宅無償提供打ち切りを控えて- 現況報告と避難者の皆さんへの緊急メッセージ - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EScdLFDSAY8&t=5s
(4)20170224
UPLAN【都庁申入・記者会見・報告街宣】原発避難民に対する住宅賠償支払打切り問題 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=lR2mTyjY2T0
(5)20ミリシーベルト基準による福島原発事故被害者切り捨て政策の撤回、甲状腺医療費の生涯無料化、原発再稼働中止を求める要請書(案)にもとづく政府交渉に参加してください 2月28日(火)
http://www.geocities.jp/hibakuhantai/index.htm
4.いわゆる「いじめ」という卑劣な嫌がらせ
世の中には許せん奴がいるものだが、とりわけ腹が立つのが、真っ先に子どもたちを守らなければならない役回りの学校とか、教員とか、教育委員会とかが、無責任にも、そ知らぬ顔をしたり、責任回避のための出鱈目行為を繰り返したり、反省もせずに同じようなことを繰り返していることである。この教育関係の「クソ」の固まりを全部まとめて駆除しましょう。まずは横浜市教育委員会、これは全員職場から追放でいいんじゃないか。ともあれ、原発事故被害者・避難者のみなさま(私自身も被害者だと思っておりますが)、かような卑劣なマネには負けずに頑張ってください。多くの人が応援しています。みなさまの味方です。
<別添PDFファイル>
● 横浜避難者いじめ、市教委 議事録作らず(東京 2017.2.26)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201702/CK2017022602000142.html
<関連サイト>
(1)(東日本大震災6年)避難先、心ない言葉 朝日新聞社・福島大共同調査:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/DA3S12815173.html?ref=nmail_20170226mo
(2)避難先でいじめ、6割「あった」 原発事故6年、住民アンケート 朝日新聞社・福島大:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/DA3S12815146.html?ref=nmail_20170226mo
5.その他関連サイト
(1)急増する難病患者と流産死産、脳卒中→矢ヶ崎克馬名誉教授が警告 福島原発事故の真実と放射能健康被害
http://www.sting-wl.com/yagasakikatsuma20.html
(2)福島原発事故後に増えている病気 放射能から子どもを守る企業と市民のネットワーク
(3)福島原発事故後に増えた心臓病と甲状腺がん 放射能から子どもを守る企業と市民のネットワーク
(4)福島の避難者、生活再建「不安」|佐賀新聞LiVE
http://www.saga-s.co.jp/news/national/10203/409195
(5)福島原発事故・健康被害ゼロ論の欺瞞(渡辺悦司 2016年12月6日)
http://www.torikaesu.net/data/20161106_watanabe.pdf
草々
« 今のままの民進党に未来はない:大阪府議会・市議会選挙が示した民進党の行く末=民進党は今こそ市民とともに「野党は共闘」の先頭に立ち、アベ政権・自民党政治に代わるオルタナティブ政権を実現させよ | トップページ | 平成「末法の世」をいかに生き抜くか=みなさま、だまされたらあきまへん、お知り合い・ご友人にお伝えください(念仏を唱える前に選挙に行って自民党・公明党・維新を落選させましょう) »
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