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2016年11月 7日 (月)

(報告)さようなら原発講演会(1):もんじゅは廃炉だ! 黄昏の核燃料サイクル(海渡雄一弁護士)+ 若干の原発・放射能・被ばく情報

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは一部添付できませんでした)

 

(最初のイベント情報他です)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.【福島原発被害東京訴訟第20回期日のご案内】

 https://www.facebook.com/genpatsuhigai.shutoken.bengodan/

(原告の方が証言台に立ち陳述します。みなさま、応援をお願い申し上げます)

 

日時:11月9日(水)午前10時~午後4時30分

場所:東京地方裁判所103号法廷

[東京都千代田区霞が関1-1-4]

※傍聴券は配布しませんので、だれでも定員まで先着順に入廷できます。出入りも自由です。

※昼食は、裁判所や弁護士会館の地下のほか、農林水産省の食堂、松本楼(日比谷公園)などがあります。

 

[報告会]

同日 期日終了後(16:45ころ~)

場所:弁護士会館10階の1005会議室

[東京都千代田区霞が関1-1-3]

※裁判所の東隣の建物です

当日の裁判,尋問内容の説明,次回の尋問の予定,今後の手続の流れや方針などについて,弁護団からご報告します。

 

2.(別添PDFファイル)(チラシ)(12.17)(1.14)さようなら原発講演会(1000万人アクション)

http://sayonara-nukes.org/2016/10/%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%89%E5%8E%9F%E7%99%BA%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A/

 

3.【ナショジオ】地球が壊れる前に - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=UjKoHS3mDLE

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さる11月5日(土)、連合会館において「さようなら原発講演会」が開催され、第1回目は弁護士の海渡雄一氏が講演されました。下記のVTRと別添PDFファイルをご覧ください。講演会の最後の方で私が質問をしております。

 

●(イベント情報)11-5 さようなら原発 大講演会 第1回「もんじゅは廃炉だ! 黄昏の核燃料サイクル」 原子力資料情報室(CNIC

 http://www.cnic.jp/7187

 

●(当日録画)20161105 UPLAN 海渡雄一「もんじゅは廃炉だ!黄昏の核燃料サイクル」 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=nzFcxC_qL3g

 

 <別添PDFファイル>

(1)もんじゅは廃炉だ! 黄昏の核燃料サイクル(上)(海渡雄一 2016.11.5

「monju_kaito1.pdf」をダウンロード

(2)もんじゅは廃炉だ! 黄昏の核燃料サイクル(下)(海渡雄一 2016.11.5

「monju_kaito2.pdf」をダウンロード

その他情報

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1.(別添PDFファイル)福島の整備工場、洗車汚泥に放射性物質、国・東電 遅れる対策(東京 2016.11.6

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201611/CK2016110602000108.html

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016110501001690.html

 

(田中一郎コメント)

 チェルノブイリ原発事故の後も旧ソ連地域から東ドイツへ向かう車を、当時整備していた東ドイツの整備工が作業に伴う大量被ばく(おそらくは呼吸被ばく)で健康を害し、その後、病気で亡くなっていくという悲しいニュースが、かつて伝えられておりました。また、福島第1原発事故直後には、福島県を始め原発事故放射能で汚染した地域を走っていた車が中古車販売でロシアに輸出され、ロシアで車の汚染が発見され問題化するということがありましたが、当時の所管官庁である経済産業省は、有権者・国民・自動車ユーザーを守るための施策を何もしませんでした(巷では、汚染地帯の車が、もともとどこ所在地の車だったかをわからなくするために、ナンバープレートが外されて売買されている、などといううわさも飛び交っておりました)。

 

 上記記事には、原発事故当初に付着したもの、などと書かれていますが、そんなことは根拠がありません。福島県の多くの地域は今でも高線量に汚染されておりますし、福島県の近隣都県でも放射能汚染地域は少なくなく、そこを走り回る車は当然、放射能に汚染されています。しかも、その放射能は放射性セシウムに限らないのです(事故後、しばらくの間は、車の取入れ空気のフィルターを取り換えて検査に出したところ、そのフィルターからプルトニウムなどのアルファ核種の付着が発見されたりしていました。今はどうかわかりません)。

 

 そもそも放射能汚染の度合いの高いところは避難区域に指定して、車両などが原則として入れないようにしておけば、上記の記事にあるようなことはなかったでしょう。産業などに従事してはいけないような放射能汚染地帯で、復興を演出するため、仕事をする人たちの被ばく(外部被曝・内部被曝)の危険性には全くと言っていいほど配慮しない、そんなひどいやり方を続けてきた国や自治体に根本的な問題があります。また、加害者の東京電力が原発事故の被害を受けた人たちに対してきちんと賠償・補償をしないから、被害者は放射能汚染があっても生きていくためには被ばく覚悟で仕事をせざるを得ない状況に追い込まれているのです。何から何まで出鱈目で、1つの出鱈目が次の出鱈目を生んでいくという「負の連鎖」が始まっています。私の予感では、更に追い討ちをかけるように、健康被害の多発が出てくるような気がしてならないのです。

 

2.(別添PDFファイル)ベトナム原発建設延期へ、共産党 財政難で再検討指示(東京 2016.11.7

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201611/CK2016110702000115.html

 

(ベトナムのみなさま、原発はロクでもないのでやめましょう。延期ではなくて計画廃棄にいたしましょう。加えて、日本のメーカーがつくる原発は様々な問題を抱えていて危険です。避けて通りましょう。:田中一郎)

 

3.(別添PDFファイル)廃炉 外国人に偽装請負か、汚染水対策 人手不足(毎日 2016.11.7

 http://mainichi.jp/articles/20161107/ddm/001/040/211000c

 

(事故原発現場の労務管理をきちんとやれ、と言っておるのに、この会社(東京電力)は全くの馬耳東風の様子である。厳罰を持って臨め:田中一郎)

 

4.(別添PDFファイル)(意見広告)一日も早い原子力発電所の再稼働を(非破壊検査株式会社 社主 山口多賀司 読売 2016.11.7

 よくもまあ、かような新聞広告を出すものだ。載せるほうも載せるほうである。

 

5.(別添PDFファイル)玄海原発 新基準「適合」へ、離島 避難計画置き去り(東京 2016.11.7

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2016110702000118.html

 

(再稼働されようとしている玄海原発3,4号機は、大飯原発3,4号機と姉妹機だそうです。その大飯原発については、過酷事故時等で格納容器内での水素爆発や水蒸気爆発の可能性が懸念されることが明らかとなっており、それはそのまま玄海原発にあてはまります。福島第1原発事故の実態解明も原因究明もロクすッぽしないでいて、原発再稼働など、とんでもない話です。:田中一郎)

 

6.(別添PDFファイル)原子力規制委員会 検査制度見直しの問題点(筒井哲郎『原子力資料情報室通信 2016.11.1』)

「kensaseido_tutui.pdf」をダウンロード

7.(別添PDFファイル)原発賠償:農林業2年分一括拒否、県内JAグループ方針(福島民報 2016.11.2

 http://www.minpo.jp/news/detail/2016110236058

 

(当然です。本来ならば福島県庁が県を代表して政府や東京電力に申し入れすべきことです。JAグループだけの問題ではありません。現在も被害は続いています。加害者・東京電力や事故責任者・国は、すべての被害者のすべての被害について賠償・補償しなければなりません。当たり前のことです。加害者や事故責任者が被害者そっちのけで賠償・補償の程度を勝手にきめることはできません。:田中一郎)

 

 <その他関連サイト>

(1)日印原子力協定署名へ…核実験実施なら協力停止 政治 読売新聞(YOMIURI ONLINE

 http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161105-OYT1T50115.html?from=ytop_main1

 

(田中一郎コメント)

 記事にある「インドが核実験を実施した際に協力を停止するとの趣旨の文言を、協定とは別の文書に盛り込む方向で最終調整している」というのは大問題です。近い将来、日印原子力協定はそのままにして、この「別文書」だけを国会に諮ることもなく内閣の権限で破棄できるようにしておこうという魂胆ではないかと考えられます。そもそも、核兵器保有国で、NPTにも参加していない、しかも隣国のパキスタンと戦争をしているインドと、なんで原子力協定を結び、原発の輸出をするのでしょうか、これではまるで核拡散推進の立場に立っているようです。インドに向かって「原子力の平和利用」を推し進めるなど、欺瞞の固まりにしか見えない。世界唯一の戦争被爆国であり、また、日本国憲法第9条の平和国家がやることではない。

 

(2)「参議院議員 山本太郎」オフィシャルサイト 2016.4.13復興特別委員会「汚染廃棄物、うすめて広くバラマキます」

 https://www.taro-yamamoto.jp/national-diet/5801

 

(3)東京新聞 福島原発、送電鉄塔の点検に不備 一部でひび割れ社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016110201001142.html

 

(4)放射性廃棄物 15年放置、もんじゅ ドラム缶、検査で判明(東京 2016.11.3

 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110200901&g=eqa

 http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1102/jj_161102_5253493248.html

 

(5)【68カ月目の福島はいま】外遊び回避は昔話? 「被曝リスク意識したら暮らせない」「子どもは伸び伸び遊ばせたい」~郡山に〝国立〟屋外遊び場がオープン - 民の声新聞

 http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-73.html

草々

 

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