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2016年9月 8日 (木)

2つの報告 (1)(9.7)井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第4回口頭弁論+報告会・講演会 (2)(9.7)新・もんじゅ訴訟 第4回口頭弁論

前略,田中一郎です。

 

昨日(9/7:水)、2つの重要なイベントがあり、いずれも議員会館において報告会がなされました。以下、簡単にご報告申し上げます。

 

1.井戸川裁判(福島被ばく訴訟)第4回口頭弁論+報告会・講演会

 http://idogawasupport.sub.jp/

 

(当日録画)20160907 UPLAN【前半】『井戸川裁判 福島被ばく訴訟』第4回口頭弁論期日 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=q7SflvNvdEE

 

(当日録画)20160917 UPLAN【後半】『井戸川裁判 福島被ばく訴訟』第4回口頭弁論期日 - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=PSvGFCoOsqs

 

 <別添PDFファイル>

(1)上申書 & 「原告主張の構成について」(井戸川裁判 古川元晴弁護士 2016.9.7

「rejimefurukawa_4.pdf」をダウンロード

(2)(レジメ)原発が奪ったもの・教えたもの:個人の尊厳(井戸川克隆 2016.9.7

「rejimeidokawa_4.pdf」をダウンロード

(3)井戸川裁判(福島被ぱく訴訟)を支える会 入会申込書・パンフ

「idokawasaibann_nyuukai.pdf」をダウンロード

 <関連サイト>

(1)井戸川裁判を支える会

 http://idogawasupport.sub.jp/

 https://www.facebook.com/idogawasupport/

 

(2)第104回広島2人デモ:原発過酷事故避難計画そのものが憲法違反

 http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140725.pdf

 

(3)(報告)津田敏秀岡山大学大学院教授講演会:「低線量被ばくの健康影響と福島県での甲状腺がん」 いちろうちゃんのブログ 

 http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-1fc9.html

 

(4)福島原発、裁かれないでいいのか-古川元晴/著 船山泰範/著 本・コミック : オンライン書店e-hon

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033212619&Action_id=121&Sza_id=C0

 

2.(9.7)新・もんじゅ訴訟 第4回口頭弁論

 http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/news/16-09-02/

 http://www.cnic.jp/7165

 

 <別添PDFファイル>

(1)(レジメ)97日 新・もんじゅ訴訟 第4回口頭弁論期日の概要(2016.9.7

「rejimemonjusosyou_4_gaiyou.pdf」をダウンロード

(2)国に脱原発を求める意見広告 ご協力のお願い:もんじゅと再処理と原発再稼働の中止を!(2016.9.7

「monju_ikenkoukoku.pdf」をダウンロード

(3)増殖も減容も出来ない「もんじゅ」! 減容は延命の口実(パンフ)

「monju_1_panfu.pdf」をダウンロード
「monju_2_panfu.pdf」をダウンロード

 <関連サイト>

(1)ストップ・ザ・もんじゅ

 http://www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/

 

(2)福島第一原発作業員日誌 DVD『高速増殖炉もんじゅ 明かされた真実』

 http://blog.livedoor.jp/fukushima1f/archives/3415932.html

 

(3)ナトリウムと水の反応

http://video.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&dd=1&p=%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0+%E7%88%86%E7%99%BA

 

(4)【高画質】どこに向かう日本の原子力政策【ALL - YouTube

 https://www.youtube.com/watch?v=pv3pH9e2RpU

 

(田中一郎コメント)

 当日は、2つのDVD=[もんじゅ問われている叡智]と[明かされた真実](解説:小林圭二、朗読:吉永小百合、ナレーション:坂本龍一)のハイライト版(約20分)が上映されました。高速増殖炉「もんじゅ」についての超危険性と嘘八百について、とても分かりやすく解説したいい映画でした。エッセンスだけを下記に箇条書きにしておきます。みなさまも機会がありましたら、このDVDをお求めになり、上映会などを開催されるといいと思います。

 

(1)暴走しやすい(原子炉のコントロールは制御棒だけ(原発の場合は他に中性子吸収用のホウ酸水注入がある)、運転時の高温などの過酷条件により核暴走=核爆発を起こしやすい)=原発大事故の主な原因は「冷却水喪失事故(LOCA)」だが、高速増殖炉の大事故の主な原因は「核分裂反応の暴走事故」である

(2)猛毒のプルトニウムの核燃料(1.4トン)を使用(軍事がらみ、核不拡散に反する、環境に放出されたら大変なことになる(放射性セシウムや放射性ヨウ素の比ではない))

(3)水とは激しく反応して爆発するし、空気に触れても燃え出してしまう金属ナトリウム溶液(高温)を冷却材に使用し、タービンを回す水や水蒸気と、薄い金属の壁を隔てて隣接している。危険極まりない(上記の関連サイト(3)を参照)。

(4)地震に弱い=運転中は原子炉が500°C近い高温になるため、熱膨張に耐えられるよう各種配管を薄く、かつ、グニャグニャと曲げて造ってある。そのため、地震に対しては非常にもろく弱い構造になっている。にもかかわらず、もんじゅ施設の700mばかりの近傍に大きな活断層が走り、近未来の大地震が予測されるような立地にある。しかも、そこは半島の先っぽなので、過酷事故の際には、もんじゅには近づくこともままならなくなることが予想される。

 

 既に1兆2千億円の財政資金が投じられ、今後、廃炉にするにしても追加で3千億円、今後も続けていくとすると6千億円以上もの費用が掛かるという。超危険で、金食い虫で、かつ、これまで、ほとんど何の役にも立たなかった高速増殖炉「もんじゅ」、しかもそれを管理する(独)日本原子力研究開発機構=旧動力炉・核燃料開発事業団(動燃)は、信じがたい手抜き管理を無責任にも行い続け、あの原発・原子力推進の「露払い役」の田中俊一委員長以下の原子力規制委員会・規制庁から、「もんじゅ」運転の資格なし、の最後通牒を言い渡された。もはや、高速増殖炉「もんじゅ」は存続の余地などない。

 

 しかし、この日の河合弘之映画監督(兼弁護士)による法廷報告によれば、この裁判に顔を出している原子力規制委員会・規制庁は、一方で、有権者・国民や文部科学省に向かって(独)日本原子力研究開発機構を厳しく指弾しているものの、裁判でもそれを繰り返すと、判決で「もんじゅ」即廃炉の厳しい結果となりかねないことを懸念し、「ただちに云々かんぬん」と、お茶を濁すようなどっちつかずの逡巡弁論を情けなくも繰り返しているという。ほら吹き田中俊一そのものが法廷でも恥をさらしていると言っていいだろう。

 

 河合弘之映画監督(兼弁護士)によれば、高速増殖炉「もんじゅ」は青森県六ケ所村再処理工場と並んで、いわゆる(本当はサイクルしない)核燃料サイクル事業の柱であるので、簡単にはやめられない。核燃料サイクルがないと、原発は単に輸入ウランを1回だけ燃やすだけの、つまらない発電事業にすぎなくなり、その危険性や経済性を考慮に入れた場合、やる意味がなくなる。従って、今現在、核燃料サイクル事業を維持しつつ、この高速増殖炉「もんじゅ」をどうにかする(たとえば高速増殖炉はギブアップして、MOX燃料によるプルサーマルでいく)算段を、原子力ムラとその代理店政府の内部で検討がなされているのではないか、ということだった。もちろん、私たち脱原発を目指すものは、「もんじゅ」と「再処理」を、ともにセットでスクラップすることが当然であるし、また、それは十分に可能である旨の見通しも説明されていた(加えて、「高速増殖炉」や「再処理」がもっているプルトニウム生産という軍事的性格も忘れてはならない。潜在的な核兵器製造能力であるからだ)。

 

 私たちは、この裁判の今後をしっかりとフォローし、愚かな亡国判決が出ないよう、厳しい目で日本の(危うい)司法の裁きを監視していかねばならない。

草々

 

<追>たんぽぽ舎MGより

┏┓

┗■2.書籍の紹介

 |  未来の子どもたちに、放射能でなく、希望を

 |  『六ケ所村 ふるさとを吹く風』

 |  菊川慶子 著 影書房刊

 └──── 

 

-帯より-

 

 【はじめて機動隊と対峙したときには足がふるえました】

 「故郷を放射能で汚染されたくない」と、家族と六ケ所村へUターン。

 有機無農薬のチューリップやルバーブで生計を立てつつ「核燃に頼ら

 ない自立した村づくり」にチャレンジ。

 本当に豊かで持続可能な未来へのヒントは、ここにある!

 

 放射能汚染のない世界を望む皆さんの努力は、

 いつかきっと実現します。

 「ハチドリのひとしずく」のように、

 ささやかでもいまできることを続けていくこと。

 あきらめないで進み続ける一歩が、

 きっと新しい世界につながります。

 その日が一日でも早く訪れることを願いつつ。-本文より

 

-目次より-

 プロローグ

 1 ふるさと六ケ所村/離郷

 2 チェルノブイリ/帰郷

 3 運動経験-仲間たちと

 4 運動と家族と

 5 出会い-しなやかに抵抗する人々

 6 『六ケ所村ラプソディー』旋風

 7 「牛小舎」春秋

 8 再処理工場、稼働

 エピローグ-未来へ

 

 菊川慶子さん:「花とハーブの里」代表

 B6判 243頁 発行:影書房 定価:1700円+税

 ※たんぽぽ舎でも扱っています。

 

 

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