« 「アベノミクス」の断末魔(1):マイナス金利政策で乱舞する金融市場シン・ゴジラの日本銀行=マネタリズム(金融政策一本槍)という市場原理主義が行き着いた先は「市場原理」の踏みつぶしだった | トップページ | 「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(33):原子力規制”茶番”委員会、高速増殖炉の行方 他 »

2016年9月13日 (火)

民進党よ、どこへ行く:こんなことをしていて自民党と何が違うのか!? =2009年マニフェストによる総選挙勝利・政権交代を思い出せ

前略,田中一郎です。

(別添PDFファイルは添付できませんでした)

 

そもそも私は、国会に巣食う海千山千・魑魅魍魎の既成政党政治家どもが織りなす「政局」などには何の興味も関心もない。世の中でくだらないもの・どうでもいいものをいくつか挙げてみろと言われれば、私はこの国会議員どもによる「政局」と、経済学者・評論家どもによる「景気談義・経済評論」を挙げるだろう。それは言い換えれば、「こんなものいらない」の代名詞が今の国会議員どもであり、また、大学などにいる経済学者どもだということになる。

 

しかし他方では、多くの愚かな有権者・国民の投票行動のおかげで(棄権を含む)、ロクでもない政治家どもが大量に国会に送られ、そこで選ばれた安倍晋三首相他のゴロツキ政治家どもが政権を牛耳って、日々好き勝手でやりたい放題の「日本破壊政治」を続けている。これまで戦後長く日本は政治二流、経済は一流、官僚も一流ということでやってきて、政治家どもが少々くだらないことをしでかしたとしても、それこそ経済や官僚がそれをカバーし、長く続いた右肩上がりの経済成長によって時間の経過とともにパイの大きさ=経済成長の果実を大きくすることで、そのくだらない政治家の不始末を何とか後片付けしてきた。

 

しかし、バブル崩壊以降、日本経済が右肩下がりのプロセスに入るにつれ様々な事情も変化し、そうもいかなくなってきた。とりわけ、市場原理主義への傾倒や原発・原子力への無邪気な寄りかかり、あるいはアジア太平洋戦争の悲劇を忘れて、またぞろ戦争への道を掃き清めんとする動きなど、日本の先行きを大きく危機に陥れる作為が度重なって、ゆゆしき事態を招き始めている。その最先頭に立っているのがアベ自公政権なのである。これまでの政治は自らの「二流性」をある程度はわきまえ、バランス感覚のある控えめな政策や施策でことを進める「穏健保守的処世術」のようなものが感じられたが、今日では政治家の世代交代も進んで、常識もリアリティもバランス感覚も欠如した、どうしようもない人種が政治家となって日本社会を破壊し始めているのである。

 

悪政の行き過ぎを止める役回りだった官僚達も、今では腐敗して悪知恵と事なかれ主義の固まりのようになってしまっているし、戦後一貫して一流だった経済も、大企業を中心に会社組織が官僚化して無能な人間達が出世競争で生き残り、自分たちの会社を含む日本経済をボロボロにしてしまった。要するに、今日のアベ自公政治を有効に矯正したり軌道修正したりする社会的勢力が消えてしまったということである。政治は本来であれば、経済活動や社会で起きる様々なトラブルや利害の衝突や諸問題を調整して、曲がりなりにも一時的にでも解決していくのがその役回りだが、今日では、逆に、このゴロツキ・おバカの政治家たちの行う政治が、逆にさまざまな問題やトラブルを生み出す「諸悪の根源」となっているのである。

 

だったら、このアベ暴走政権には退陣してもらわなければいけない。自民党ゴロツキ政権には交代してもらわないといけない。しかし、皆様ご承知の通り、世論や国政選挙はそのようには動いていない。「好き好んで」か「しぶしぶながら」かはわからないが、多くの有権者・国民はこのアベ自公政権の後をトボトボとついて行き、口を開けば、あれはだめだ・これは反対と言うけれども、結果的に、アベ政権の「日本破壊政治」を、その中身をよく調べも考えもしないまま「丸呑み」してしまっている現状にある。しかし、このままいけば、日本はこのゴロツキ政治家どもにより、取り返しがつかないまでに、不可逆的に、徹底して破壊されてしまうだろう(その最たるものが再びの原発・核施設過酷事故だ)。まさに危機の時代の到来なのだ。

 

しかし、いったい何故、こうなのか。いろいろ理由があるとは思うが、私はその最たるものの1つに、アベ自公政権にとって代わる「政権野党」がこの日本に存在しないことにあるように思っている。端的に言えば、野党第1党の民進党が、ほんとうに全然だめだということである。この政党は、結党して、もうずいぶんと時間がたつというのに、そして政権交代も既に経験をしているというのに、今日のアベ自公政治で破壊されつつある日本の現状を抜本転換できる能力も気力も覚悟もない、ただの烏合の衆=選挙互助会のようなものに成り下がっている。仮に民進党が一時的に再び政権をとったとしても、またぞろ公約に反してロクでもないことを自民党を上回る規模でやりはじめ、圧倒的多数の有権者・国民からは怒りと軽蔑を受けることになるに違いない。

 

もし、私たち一般の有権者・国民が、今日の日本の転落続きを何とかして転換したいと思うのなら、おのずとこの筆頭野党の民進党に注目をし、それを何とかしなければならないと思うのは自然である。そういうわけで、見たくもない、やりたくもない、「民進党対策」を、私もまた考えねばならなくなってしまったというわけである。

 

既にみなさまご承知の通り、現在、民進党では代表選挙が行われ、その候補者3名が全国各地で討論集会を開催している。以下、それについて、昨今のマスコミ報道を見ていただきながら簡単にコメントするが、端的に申し上げて、この代表選挙=つまりは3人の候補者(蓮舫、前原誠司、玉木雄一郎)は実にひどくてつまらなくて、政治的には悲しくなるくらいにみすぼらしい。従ってまた、この代表選挙は、まるで子供のお遊びのような、お粗末で迫力のない政治イベントになってしまっている。その内向きで意気地のない3候補者の言動を聴いていて、こりゃ、ますますダメじゃわいと、(他の多くの方々と共に)強く感じた次第である。私だけがそうなのかなと、最初は若干心配したものの、いろいろと情報を得てみると、日本の有権者・国民や反アベ政治の立場にある方々の大半も、どうもそのように感じておられるようである。

 

結論から先に申し上げれば、今の代表選に見られるような体たらくを今後も続ければ、いずれこの党は解党の憂き目にあうことになるだろうということである。いったい自民党の政治とどこが違うのか、かようなことを言うのなら、民進党の大半の議員は自民党に入党すればいい、いわゆる反主流と言われている前原誠司、野田佳彦、長島昭久、細野豪志らは、民進党を去って自民党に入党しなおせばいいのである。有権者・国民は、民進党に対して自民党と同じような政治やそのミニ修正版を求めてはいない。民進党に求められているのは、自民党とは違うオルタナティブな、有権者・国民を大切にする政治、生活や環境や安全や人権や平和を守る政治、新しい未来を切り開いていく政治であって、その方向性は自民党の政治とは正反対の方向である。ましてアベ自公政権の政治のミニ修正版など、だれも民進党に期待などしていないのである。何故、それがわからないのか。

 

民進党は、たとえば2009年マニフェストにより当時の民主党が総選挙で大勝利し、政権交代を実現させたあの時のことを思い出せばいい。あの時は選挙の前から、政治が動くぞという気配があり、当時の麻生太郎自公政権に対して有権者・国民が厳しい視線を投げかけていた。「コンクリートから人へ」に代表される当時のマニフェストは非常によくできていたし、政権交代に熱心な民進党に、一度政権を任せてみるから我々有権者・国民のためにやってみてくれ、という日本全国からの地鳴りのような期待の声があったことを思い出せばいい。そしてその有権者・国民の声を聞き捨てて、公約のマニフェストをそっちのけにした政治を行ったことが、今日の民主党・民進党の低迷につながっているということを肝に銘じればいいのである。

 

民進党のHPの表題は「国民とともに進む」である。文字通りそうあってほしいものだ。それは言い換えれば、アベ自公政権による「日本破壊政治」をやめさせ、有権者・国民本位のオルタナティブな政治を行うこと、具体的な中身のある革新的な政策や施策を強力に展開しつつ、まだ多数とは言えない野党勢力の結集を図りつつ、徐々に徐々に新しい政治を実践して、有権者・国民の支持や支援を獲得していく、という政治路線以外にはありえないということだ。下馬評では今回の代表選では、ほぼ間違いなく蓮舫が勝利するという。蓮舫には、ぜひそうしていただきたいものである。もし再びこの方向に反して、アベ自公政治の補完物の役割を演じるのなら、民進党には「この次」はないと思った方がいい。その意味で、民進党にとってはこれが、この代表選挙が、本当の意味でラストチャンスである。

 

●民進党 国民とともに進む

 https://www.minshin.or.jp/

 

●(民進党 国民とともに進まず)民進代表選:野党共闘「継続」「リセット」「一線画す」 - 毎日新聞

 http://mainichi.jp/articles/20160903/k00/00m/010/128000c

 

(本日(9/13)の読売新聞では、下記にご紹介申し上げるように「民進代表選 民共共闘 3氏慎重 蓮舫氏「維持」から軌道修正」なのだそうである。3人が3人ともそろって「野党は共闘」に背を向けるということは、近未来の天下分け目の衆議院総選挙で民進党を含む野党勢力が決定的な敗北を被るということを意味している、それが分からない人間達が民進党の代表選に立候補しているということなのか。嘆かわしい限りである:田中一郎)

 

 <別添PDFファイル>

(1)(民進党代表選挙)3氏の差は何?(斎藤美奈子 東京 2016.9.8

(2)民進党党首選 報道(朝日 2016.9.13 他)

(3)一筋縄でいかぬ臨時国会、TPP 閣僚追求必至(小林吉弥 日本農業 2016.9.11

(4)対談:「センター」への道は切り拓けるか(前原・井出『世界 2016.9』)

(5)討論会で玉木氏が涙、蓮舫氏「男が泣くな」(東京 2016.9.8

(6)特集ワイド:民進党にもの申す、このままでは万年野党の道か(毎日 2016.9.7 夕刊)

(7)迷走 民進代表戦、街頭アンケート 信頼回復遠く(東京 2016.9.9

(8)クローズアップ2016:来月 衆院ダブル補選、与野党とも懸案抱え(毎日 2016.9.11

 

(まず参議院選挙と都知事選挙の結果について) 

 参議院選挙と都知事選挙のボロ負けの最大の原因は民進党である。岡田克也・枝野幸男の「野党は共闘」に対する煮え切らない態度が参議院選挙の準備を遅らせ、アベ自公政治の出鱈目=つまりは有権者・国民に野党支持を訴えかける「材料」は山のようにあったにもかかわらず、民進党(民主党)はこの間、終始内向きのまま、だらけた党組織を引き締めることはできなかった。何を争点にして参議院選挙戦を闘えばいいのかさえ、民進党の政治家たちはわからなかったのではないか。つまりはアベ自公政治への危機感の欠如である。1人区は「形だけの選挙協力=野党は共闘」が共産党の一方的な「出血サービス」で整ったものの、有権者・国民に対するPR力は弱く、何を訴えているのかさえはっきりしないボンクラ候補者も少なくなかった。2人以上の選挙区では選挙協力は全くの手つかず、共倒れ選挙区もかなりあった。「参議院選挙は政権選択の選挙ではない」などと言い訳をしていること自体が、私はこの選挙で負けてもいいです、と言っているようなものだということが当事者にはわからなかったようである。

 

 東京都知事選挙は、いわば上記の参議院選挙の体たらくがそのまま延長したような格好で、そもそも東京都政について、民進党(民主党)は日ごろからまともに考えていない、政権担当を念頭に置いていないことが赤裸々となった。やったことは、参議院選挙が終わるまで東京都知事選挙の候補者を決めない、そもそも東京都政改革の基礎的構想がなく、従ってまた、民進党とともに立候補してくれるような著名人もおらず、さりとて自ら立候補をする民進党政治家も乏しく、結果として、まるで「AKB総選挙」さながらに、あっちうろうろ・こっちうろうろした挙句に鳥越俊太郎氏に泣きついたのが実態だ。この辺の事情は、もう一人の都知事選挙の当事者であった古賀茂明氏の下記サイトに詳しい。

 

 東京都知事選挙は、そうした参議院選挙時における民進党

●古賀茂明が今だから明かす都知事選の内幕と民進党の情けなさ - 政治・経済 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

 http://wpb.shueisha.co.jp/2016/08/29/70993/

 

 しかし、民進党は、この間の各種選挙での引き続きの敗北をほとんど反省もしていなければ改めようともしていないようである。このままいけば、おそらくはまた同じようなことが繰り返され、来年1月早々にあるのではないかと言われる衆議院選挙に於いても、再びボロ負けの憂き目を見ることになるに違いない。愚かなことに、昨今では代表選挙に立候補した3人が3人とも「野党は共闘」をリセット=見直しを言い始めているという。多くの有権者・国民の野党第1党・民進党に対する要望は、骨太のオルタナティブな政権構想を掲げて、「野党は共闘」でアベ自民党から政権を奪い取り、その暴走にストップをかけてくれというものだが、そんなことは歯牙にもかけていないかのごとき言動ぶりである。

 

 そもそも、今日の日本政治低迷の最大の原因は、1990年代に現民進党や生活や維新、あるいはかつての日本新党などの政治家たちが中心となって進めた似非政治改革(その具体的な中身は小選挙区制度と政党制度・政党交付金制度)にある。今日の与野党ともに体たらくの政治を変えるためには、この「1993年体制」ともいうべき似非政治改革を打破しなければいけない。しかし、今の民進党に、こうした政治「新」改革の意識はない。つまり民進党は自民党の事実上の補完政党として、これからもやっていく決意を内々に固めている可能性が高いと言えるのだ。

 

 ところで、上記のコメントをサイトに掲載した古賀茂明氏は、少し前に中野区で行われた講演会で、有権者・国民は2020年代の早い時期に、いよいよ民進党がダメだということに気が付くだろう、と話していた。しかしながら、それからでは遅いのだ。今の民進党はこのまま行けば解党・崩壊への道である。いよいよとなれば、対決型の野党が台頭してくるのでは困るので、自民党が民進党に救済策を出してくるかもしれない。民進党の今日は、そんな程度の野党第1党なのである。まさに御用組合ならぬ御用野党だ。

 

●民進党代表選候補者の推薦人一覧と情勢予想

 http://hajimetesenkyo.com/category6/entry87.html

 

(この代表選候補者への推薦人の構成、どうも違和感がある。それぞれ各政治家は、政治的な信念や政策的な方向性に忠実に従って、各々の候補者の推薦人に名を連ねているのだろうか。私には「内向きイベント」である代表選挙を盛り上げるため、作為的に推薦人を散らばらせているような感じがする。もしそうだとしたら、まさに茶番の代表選ではないか?:田中一郎)

 

1.(民進党代表選挙)3氏の差は何?(斎藤美奈子 東京 2016.9.8

 http://sasakitosi.exblog.jp/23474162/

 

2.民進党党首選 報道(朝日 2016.9.13 他)

 今日(9/13:火曜)の全国紙各紙の民進党代表戦報道を抜いてみたものです。「野党は共闘」を何とか壊そうと報道し続けている読売新聞を除き、各紙とも似たり寄ったりの報道です。4紙の中では日経記事がいちばん「マシ」かな? 3候補者の動きをだいたい正確にコンパクトに伝えている様子。しかし、3候補者とも、同紙で一覧表にされた舌戦内容を覗き込むと、経済・財政、憲法、安保法制、沖縄、どれをみても、なんだコレ! のようなものばかり。引っ込めー、と叫びたくなります。

 

(1)朝日新聞:政権時代の総括、重い課題 結束を重視/おわび前面 民進代表選

 http://www.asahi.com/articles/DA3S12555526.html

(2)毎日新聞:<民進代表選>幹事長人事が焦点に 3氏、情勢にらみ構想

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160913-00000016-mai-pol.view-000

(3)日経新聞:民進代表戦で舌戦 自民との違い競う

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS12H66_S6A910C1PP8000/

(4)読売新聞:民進代表選 民共共闘 3氏慎重 蓮舫氏「維持」から軌道修正

 

3.一筋縄でいかぬ臨時国会、TPP 閣僚追求必至(小林吉弥 日本農業 2016.9.11

 

(一部抜粋)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)これまでの選挙戦を見ていると、三つどもえ戦ながら争点あやふや、国民の目をハッとさせる政策展開などは皆無、3者からは政権受代への気迫、気概は全く伝わってこない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

4.対談:「センター」への道は切り拓けるか(前原・井出『世界 2016.9』)

 https://www.iwanami.co.jp/sekai/2016/09/093.html

 

(田中一郎コメント)

 この岩波月刊誌『世界』掲載の論文が「ニュー前原」などと称されて注目されたそうだが、読んでみたら実にくだらない対談だった。インタビューに答えている前原誠司もいい加減だが、聞いている井出英策とかいう経済学者の方もピンボケで、かつ間抜けなくらいにお人好しである。前原誠司の過去=前科を忘れたか。八ツ場ダムやTPP協定、あるいは安保法制や特定秘密保護法のことでも突っ込んで聞いてみればいい。すぐに馬脚を現すだろう。

 

5.討論会で玉木氏が涙、蓮舫氏「男が泣くな」(東京 2016.9.8

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201609/CK2016090802000122.html?ref=rank

 

(田中一郎コメント)

「子泣きじじい」海江田万里に続いて、第2弾「子泣きじじい」の登場だ。みっともないったりゃありゃしない。この玉木雄一郎とかいう候補者の言動には全くと言っていいほど魅力がない。売名行為で立候補したとしか思えないね。

 

6.特集ワイド:民進党にもの申す、このままでは万年野党の道か(毎日 2016.9.7 夕刊)

 http://mainichi.jp/articles/20160907/dde/012/010/004000c

 

7.迷走 民進代表戦、街頭アンケート 信頼回復遠く(東京 2016.9.9

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2016090902000144.html

 

8.クローズアップ2016:来月 衆院ダブル補選、与野党とも懸案抱え(毎日 2016.9.11

 http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160911/ddm/003/010/053000c

 

(田中一郎コメント)

 東京、福岡とも、自民党分裂選挙の可能性大。にもかかわらず、ここでも民進党は野党戦力の結集をはかれず、はかろうともせず、このままいくとおそらく東京都知事選挙と同じような結果となるだろう。阿呆丸出しだ。

 

(参考)毎日新聞 クローズアップ2016

http://mainichi.jp/ch160186426i/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%96

 

 <最後に私から>

 民進党は、少なくとも下記の4つを内容とする政策をしっかりと掲げ(打ち出すときは内容的に同じものを別のポジティブな表現に言い換えることが必要だ。たとえば「脱原発」⇒ 脱原発と分散型ネットワーク社会を実現する新エネルギー政策の展開)、アベ自公政権とは違うオルタナティブな政権実現を「野党は共闘」で目指さなければ明日はないのである。民進党の政治力は「野党は共闘」を成功裡に推し進めていく中で成長していく。もちろん有権者・市民の力も借りなければいけないだろう。前原誠司が言うように「基本政策や理念で一致していなければ共闘や連合政権はあり得ない」というのでは、政治力も何もあったものではない。そもそも「基本理念や政策」が違うからこそ別々の政党なのであって、同じだったら同じ政党ではないか。多様な考え方や利害をどうまとめて一つの政治的行動に仕上げていくか、政権の受け皿となる野党第1党とは、それが常に問われ続けているのである。

 

(1)脱原発・核燃料サイクル事業廃止

(2)戦争法制・特定秘密保護法・治安法廃止と立憲主義・日本国憲法主義・沖縄基地問題解決

(3)市場原理主義との決別(TPP批准破棄、労働法制抜本改革、貧困対策、社会保障・福祉充実、税制の抜本改革他)

(4)利権・土建政治の排除と「コンクリートから人へ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(他に次のようなことも課題)

(5)新しい民主主義の確立(公職選挙法改正、オンブズマン制度、常設住民投票他)

(6)第2次司法改革(司法民主化)

 

それから、追加して申し上げておきたいことは「選挙で燃え尽き症候群」に陥らないことだ。「野党が共闘」して仮に政権交代を実現したとしても、その新政権でしっかりとした改革政治が実現できなければ、それは政権交代がなかった時よりも悲惨なことになる。2009年の政権交代後の民主党政権の大失敗が、その後のアベ政治の長期化を招いているというのも、ある面では事実、こうした失敗した改革後の歴史的な「反動」の具体例は、フランス革命やロシア革命をみなくても、過去には山のようにあるのである。従って、(政権内に入るかどうかはともかく)「野党は共闘」は、その政治的な具体的課題の実現を確実にするためにも、中長期的に、政権交代後もずっと続いていくというイメージで、事に当たるべきである。そのためには、「野党は共闘」に参加する各党や市民団体などとの利害の調整はもちろん、参加する政党・団体を、まずもって「野党は共闘」の「総大将」である民進党が常に丁重に対応し仲間として大切にしていく、そういう行動様式を早く身に着けるべきだろう。その点においても内向き加減のひどい今の民進党の「政治的未熟」が目立ってしょうがない。早く成熟せよ。

 

 <今の民進党にささげるテーマソング>

●敏いとうとハッピー&ブルー(よせばいいのに).flv

 https://www.youtube.com/watch?v=cU9k5fz8_N0

草々

 

« 「アベノミクス」の断末魔(1):マイナス金利政策で乱舞する金融市場シン・ゴジラの日本銀行=マネタリズム(金融政策一本槍)という市場原理主義が行き着いた先は「市場原理」の踏みつぶしだった | トップページ | 「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(33):原子力規制”茶番”委員会、高速増殖炉の行方 他 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 「アベノミクス」の断末魔(1):マイナス金利政策で乱舞する金融市場シン・ゴジラの日本銀行=マネタリズム(金融政策一本槍)という市場原理主義が行き着いた先は「市場原理」の踏みつぶしだった | トップページ | 「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(33):原子力規制”茶番”委員会、高速増殖炉の行方 他 »

最近の記事

無料ブログはココログ