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2016年7月 4日 (月)

渡辺悦司氏論考集(2):「福島原発事故により放出された放射性微粒子とその再拡散・再汚染の危険性」他

前略,田中一郎です。

 

内部被曝に詳しい渡辺悦司氏の放射能や被ばくに関する昨今の論考を集めました。前回に続き「その2」です。いずれも必読と思われます。ご覧ください。

 

1.著書

(1)放射線被曝の争点 福島原発事故の健康被害は無いのか-渡辺悦司/著 遠藤順子/著 山田耕作/著
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033436884&Action_id=121&Sza_id=GG

 

(2)原発問題の争点 内部被曝・地震・東電-大和田幸嗣/著 橋本真佐男/著 山田耕作/著 渡辺悦司/著

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032802603&Action_id=121&Sza_id=GG

 

2.福島原発事故により放出された放射性微粒子とその再拡散・再汚染の危険性(渡辺悦司 2016.6.23

(1)「watanabe_hot_particle1.pdf」をダウンロード
(2)「watanabe_hot_particle2.pdf」をダウンロード
(3)「watanabe_hot_particle3.pdf」をダウンロード
(4)「watanabe_hot_particle4.pdf」をダウンロード
(5)「watanabe_hot_particle5.pdf」をダウンロード
(6)「watanabe_hot_particle6.pdf」をダウンロード
(7)「watanabe_hot_particle7.pdf」をダウンロード
(8)「watanabe_hot_particle8.pdf」をダウンロード
(9)「watanabe_hot_particle92.pdf」をダウンロード

 

3.生物濃縮による放射性微粒子の再飛散について

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皆さま、渡辺悦司より

 

前回のメールの続きです。なぜ「衝撃的」かという点、若干説明したいと思います。

 

五十嵐氏らが発見した再飛散する生物濃縮された放射性微粒子、とくに放射性セシウムを取り込んだ真菌(カビ)の胞子(おそらく粒径数百ナノから数十ミクロン程度)は、「極めて高い」(多少感情的に言ってよろしければ)「恐ろしい」危険性を秘めていると考えるべきでしょう。これらの放射性微粒子は、われわれが微粒子論文でも『放射線被曝の争点』本でも指摘しておりますように「細胞膜脂質に被覆された放射性微粒子」です。

 

したがって、人体の外気に触れるすべての部分、角膜や粘膜や皮膚や肺胞などの細胞膜に強い親和性があり、容易に付着し、胞子が生きている場合にはさらに体内に侵入して、放射線を発し、周辺の細胞を

集中的に被曝させることになります。

 

真菌によって起こる病気は、水虫やカンジダ症、アスペルギルス症やクリプトコッカス症など、皮膚から呼吸器系さらには中枢神経系まで、数多く知られており、そのことだけからも、真菌胞子の放射性微粒子化が、人体にとってどれほど危険であるか推測できると思います。

 

また、このような微粒子が、目の角膜に付着すると、白内障の発症を促すことが考えられ、マスクの着用などだけにとどまらず、ゴーグルなど目の防護の必要性を考えなければならないでしょう。

 

また、このような放射性微粒子化した真菌や藻類などを取り込んだ家畜や魚などを人間が食べることによる2次的3次的な内部被曝も重大で、そのような微粒子の危険性を増幅すると考えなければならないでしょう。このような生物濃縮微粒子の危険性を、皆さまに訴えたいと思います。

 

-----Original Message-----

From: 渡辺 典子/悦司

Sent: Monday, May 30, 2016 12:47 AM

Subject: 生物濃縮による放射性微粒子の再飛散について

 

皆さま、渡辺悦司より

 

「地球惑星科学連合」のPDFは、他にも、衝撃的な研究成果を伝えています。気象研究所の五十嵐康人氏の「福島原発事故由来放射性セシウムの再浮遊:胞子は重要な役割を果たすのか?」がそれです。

 

同論文はセシウムの「再飛散」の問題を専門的に扱った研究で、夏期に大規模な放射性セシウムの再飛散が起きていること、それを媒介しているのは「大部分が生物由来である」こと、「真菌類が放射性セシウムをカリウムと誤認し濃縮する」こと、「再飛散を支える実体として胞子が想定できる」こと、「わが国の森林から予想以上のバイオエアロゾルの飛散が起きていること」、それによって「現実の放射性セシウムの再飛散とおよそつじつまがあう」こと、したがって「夏期におけるバイオエアロゾルによる放射性セシウムの再飛散を真剣に考慮すべきであることがわかった」ことなどを、指摘しています。

 

生物濃縮に由来する放射性微粒子については、すでにわれわれの論文で、神戸大学の山内氏の研究に基づいて、指摘していますが、このように現実の研究によってそれが実証されて行っていることは、とても印象深いことです。

 

4.地球惑星科学連合の大会予稿/毎年のリスト

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すでにご指摘いただいた、地球惑星科学連合による福島事故放出放射能の分析ですが、調べてみますと、各分野について、毎年の大会で積み重ねられているようです。以下に、大会の予稿の掲載サイト(20122016年)を列挙しておきます。 

 

http://www2.jpgu.org/meeting/2012/session/PDF_all/M-AG34/MAG34_all.pdf

 

http://www2.jpgu.org/meeting/2013/session/PDF_all/A-AS24/AAS24_all.pdf

 

http://www2.jpgu.org/meeting/2014/PDF2014/M-AG38_all.pdf

 

http://www2.jpgu.org/meeting/2015/PDF2015/M-AG38_all.pdf

 

http://www2.jpgu.org/meeting/2016/PDF2016/M-AG24_all.pdf

 

非常に興味深いテーマが多く、ぜひとも読んで分析し皆さまにご紹介いたしたいと存じますが、多少時間がかかりますことをご容赦ください。

 

5.1ベクレルを与えるセシウム134の原子数ですが、簡単に計算できます

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1ベクレルを与えるセシウム134の原子数ですが、簡単に計算できます。134の半減期は2.1年ですので、1年間の減衰率は、10.720.28

 

これは関数電卓でも計算できますが、東京都のサイトに概数で減衰率が出ています。ネットには他にもあり、これを利用するのが、便利です。

https://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/radiation/about/hangenki.html

 

1秒間に1個の割合で崩壊をする原子数をA個とすると、0.28A個が1年間に崩壊し、それが1秒間に1個となるので1年間の秒数と等しくなるということです。

 

0.28A60秒×60分×24時間×365日=31536000

 

つまり、A31536000÷0.2811263万個 およそ1億1千万個

どの放射性核種でも同じように、31,536,000÷当該核種の1年間の減衰率によって1ベクレルを与える原子数が概算できます。半減期が短いほど1ベクレルを与える原子数は少なくなります。

 

6.その他 関連サイト

(1)福島第一のセシウム、コンクリと反応か 九大など研究:朝日新聞デジタル

 http://www.asahi.com/articles/ASJ6V35H4J6VULBJ001.html

 

(2)九州大学 宇都宮聡准教授「東京都へ降下した放射性セシウムの大半が、ガラス状の微粒子に取り込まれた状態になっていた」 - scannerの日記

 http://d.hatena.ne.jp/scanner/20160627/1467027535

 

(3)東京新聞セシウム89%はガラス粒子 原発事故で東京への降下物分析社会(TOKYO Web)

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016062701001576.html

 

(4)高放射性ガラスの雨が東京に降った・500兆ベクレル-kgの福島原子力燃料・人間の健康に重大な結果(ENENews) ナルト大橋

 http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/123.html

 

(5)BEIR VII 報告書の性別・年齢別の被曝による発癌率リスク

 http://www.mikage.to/radiation/article/article0019.html

 

(6)放射性物質の半減期|東京都環境局 その他について

https://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/radiation/about/hangenki.html

 

7.「いちろうちゃんのブログ」より

●NHK放送番組 「サイエンスZERO : 謎の放射性粒子を追え!」のどこがおかしいか=きちんと伝えられないホット・パーティクル(放送では「セシウム・ボール」と名付けていた)の危険性  いちろうちゃんのブログ

http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-f552.html

草々

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