渡辺悦司氏 論考集(1):「帰還政策の恐るべき危険」他
前略,田中一郎です。
(最初に2つばかり)
1.(イベント情報)#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会) 6月2日(木) 上智大学にて 「若者と放射能―関東の汚染はどうなっているのか?」
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2016/05/62.html
2.40年超えの高浜1・2号機、関電の申請を許可 規制委:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJ4M6W4TJ4MULBJ02G.html
(老朽化した原発が実際にどういう状況にあるかを現場に行って確認もせず、机上の書類審査=屁理屈審査だけで、しかもインチキに次ぐインチキの積み重ねの上で、ボロボロの蒸気発生器も、圧力容器の中性子照射脆化も、可燃性ケーブル取り替え問題も、地震も津波も、何もかも、危ないものはぜーんぶ無視・軽視・歪曲して、運転期限延長にOKをするという。これが「例外中の例外」の運転期限延長なのだそうだ。こんな「原発規制当局」など見たことも聞いたこともないわ。世界でも「例外中の例外」に違いない。あとは日本が「あの世」へ行くのを待つだけか。:田中一郎)
(関連1)高浜1、2号に事実上の審査合格 新基準、40年超原発で全国初 原発再稼働問題 福井のニュース
|福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/90064.html
(関連2)<署名>40年超え老朽炉三兄弟(高浜1・2号/美浜3号)を廃炉に! 原子力規制を監視する市民の会
http://kiseikanshi.main.jp/2016/04/21/hairo40-2/
(関連3)【抗議アピール】40年超の高浜1・2号機のインチキ審査にノー!4月20日朝940~ 昼1200~@原子力規制委前 原子力規制を監視する市民の会
http://kiseikanshi.main.jp/2016/04/19/action/
(関連4)老朽化原発を動かしてはいけない(高浜1,2号機の運転期限延長問題)
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-60e7.html
(ここから本文)
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内部被曝に詳しい渡辺悦司氏の放射能や被ばくに関する昨今の論考を集めました。いずれも必読と思われます。ご覧ください。
1.放射線被曝の争点 福島原発事故の健康被害は無いのか-渡辺悦司/著 遠藤順子/著 山田耕作/著
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033436884&Action_id=121&Sza_id=GG
2.(別添PDFファイル)(講演会レジメ)帰還政策の恐るべき危険(渡辺悦司 2016年5月15日)
(1)帰還政策の恐るべき危険(1)(渡辺悦司 2016年5月15日)
「watanabe_kikann_1.pdf」をダウンロード
(2)帰還政策の恐るべき危険(2)(渡辺悦司 2016年5月15日)
「watanabe_kikann_2_syuusei.pdf」をダウンロード
(3)帰還政策の恐るべき危険(3)(渡辺悦司 2016年5月15日)
「watanabe_kikann_3.pdf」をダウンロード
(4)帰還政策の恐るべき危険(4)(渡辺悦司 2016年5月15日)
「watanabe_kikann_4.pdf」をダウンロード
(5)帰還政策の恐るべき危険(5)(渡辺悦司 2016年5月15日)
「watanabe_kikann_5.pdf」をダウンロード
(6)帰還政策の恐るべき危険(6)(渡辺悦司 2016年5月15日)
「watanabe_kikann_6.pdf」をダウンロード
(7)帰還政策の恐るべき危険(7)(渡辺悦司 2016年5月15日)
「watanabe_kikann_7.pdf」をダウンロード
3.福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性(1-4) 市民と科学者の内部被曝問題研究会
(1)http://blog.acsir.org/?eid=31
(2)http://blog.acsir.org/?eid=32
(3)http://blog.acsir.org/?eid=33
(4)http://blog.acsir.org/?eid=34
4.放射性微粒子を巡って(昨今のメールより)
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前略,田中一郎です。
下記は他のMLでの情報交換・意見交換です。ご参考までにお送り申し上げます。下記の2つのメールに続いて、私が自分の愚見を申し述べております。併せてご覧いただけると幸いです。阿部氏の論文とは下記サイトに掲載されているもののことです。また、下記別添PDFファイルの(1)は、渡辺悦司博士がおまとめになったわかりやすいレポートです。
<別添PDFファイル>
(1)Fukushima
放出 微粒子 阿部善也氏らの地球惑星科学連合での発表論文について
「abe_hot_particle.pdf」をダウンロード
(2)広島平和研究所でいま、何が起きているのか(藍原寛子『週刊金曜日 2016 5 27』)
「hirosima_heiwaken.pdf」をダウンロード
(3)学術会議会長「自衛目的の研究許容を」(東京 2016 5 26)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016052602000123.html
≪関連サイト>
(1)龍渓論壇:So-netブログ
http://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/
(2)東日本大震災:福島第1原発事故 飛散微粒子3種類 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160524/ddm/012/040/029000c
草々
-----Original
Message-----
Subject:阿部論文の意義について
皆様、渡辺悦司より
阿部氏らの論文は、短い要約ですが、非常に重要な内容であると思います。阿部氏は、放射性微粒子の多様性を指摘していますが、これは、われわれが「微粒子」論文で行った評価を裏付けるものです。
阿部氏らは、主な種類として、以下の3つを挙げています。
[グループA] 直径1~5µm、球形、均質のガラス状、非水溶性、放射性セシウムを高濃度で含む、2・3号機由来の可能性
[グループB] 100µm超の大型の不定形粒子(毎日新聞の粒径数百µmとする報道は誤り)、シリコン主体のガラス状、金属元素の濃集部(コンセントレーション)を含む、1号機由来の可能性
[グループC] 粒径数µm、凸凹のある角張った形状、シリコンが主体ではない
グループAは、気象研の足立氏が発見した「セシウム・ボール」、
グループCは、産業技術研の兼保氏が発見したものと考えられます。
グループAおよびBは、性状からして、メルトダウンあるいは爆発による高温により形成されたことが示唆されます。ただ、論文は「単一的な生成・放出過程であったとは考えずらい」として、「複数の生成・放出過程」が考えられるとしており、この点でも注目されます。
阿部氏らの論文の重要性は、以下の諸点にあると思われます。
第1には、放射性微粒子が、現在でも、非常に重大な問題であることを再度明らかにしたことでしょう。阿部氏らは、事故当時フィルターに補足された大気粉塵からだけではなく、2014年に福島県内で採取した屋外プールでの堆積物からグループAの粒子(「足立粒子」)を、2015年に採取した土壌から、グループBの放射性微粒子の存在を確認しており、このことは、各種の放射性微粒子が、現在も周囲で普通に飛散している状況を示しています。
第2は、グループBの微粒子中にストロンチウムが含まれていることを発見した点でしょう。これは、セシウムだけでなく、ストロンチウムも微粒子として体内に取り込まれる(しかもストロンチウムは排出されない)危険性を示すものです。
第3には、阿部氏が、今回、放射性微粒子の多様性を確認している点です。つまり、「生成・放出過程の違いに起因する」「物理的・化学的性状の異なる」「粒子状の放射性物質」が「事故後に複数のプロセスによって」「環境中に放出された」と評価して、このことが「化学的に実証された」と書いている点です。これはまったく正しい評価です。
最後に、これに関連して、残念な点を書くと、「サブミクロン(ナノ)サイズの微粒子」(これは、足立氏が存在を示唆し、われわれが危険性がとくに高い微粒子として強調しました)は、この要約から見る限り、検討されていないようです。
また、われわれが問題にしておりました、生物濃縮によって生じる放射性微粒子や、沈着時に塊を形成する(バルク沈着した)放射性微粒子などによる、いわゆる「黒い物質」も評価の対象になっていないようです。
これらの点で、阿部論文は、放射性微粒子の概念を広げたとはいえ、まだ多少とも狭く限定している印象があります。
とはいっても、放射性微粒子の問題について、多様な形状での存在を具体的に明らかにしたことは、阿部氏らの研究の大きな成果といえますし、今後の研究に大いに期待できると思います。
以上、ざっと読んだ段階での印象ですが、多少とも「説明」になればと思い、お伝えします。
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-----Original
Message-----
Subject: 東日本大震災:福島第1原発事故 飛散微粒子3種類 - 毎日新聞
(一部省略)
毎日の記事では、放出された放射能の形態として放射性微粒子の重要性が再度強調されている点が、きわめて意義深い点だと思います。いまや政府やその下にいる「専門家たち」にとって忘れ去られているかに見えます。
もう一点は、記事が、放射性微粒子の多様な種類(記事では3つ)をあげている点です。
これは、私どもが論文「福島原発事故により放出された放射性微粒子の危険性――その体内侵入経路と内部被曝にとっての重要性」で述べた内容とまったく一致します。
記事では「微粒子は、(1)直径数マイクロメートルの球形(2)直径数百マイクロメートルで不定形(3)直径数マイクロメートルの不定形で不均質??の3種類」とされています。 重要な点はこれらが、「(1)は2号機が放射性物質を大量放出した2011年3月15日朝に飛散。(2)は福島県の土壌で見つかり、飛散時期は不明。1号機由来とみられる。(3)は塩素が多く含まれ、炉に注入した海水に由来する可能性があるという」点です。
この点はさらなる検討が必要ですが、1)は足立氏が発見したセシウムボール、(2)は
兼保氏のケイ素イオンエアロゾルに付着した微粒子、あるいは再浮遊微粒子、(3)は 兼保氏(のその他イオンのエアロゾルに付着した微粒子と思われます。
ただ記事で見る限り、私どもが注目した、足立氏によって指摘されたナノサイズの放射性微粒子(きわめて人体および生物に対する危険性の高い)についての言及はないようで、もしも原報告にもなかったとすれば、残念に思われます。
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(以下、田中一郎発信のメール)
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渡辺様、いつも貴重な情報やご見解をありがとうございます。昨今、いろいろなことで忙殺され、きちんとタイムリーにMLのメールを拝見できていないので申し訳なく思っております。
今回お送りいただいた別添ファイルはわかりやすいので興味深く拝見いたしました。下記サイトとともに拡散をしておきます。
●龍渓論壇:So-netブログ
http://ryukei-rondan.blog.so-net.ne.jp/
ところで、おっしゃる通り、阿部論文は、ナノサイズのホット・パーティクルの危険性をしっかり見ていませんね。いわゆるナノ物質は、それがストロンチウムやセシウムなどの金属の場合には、放射性物質でなくても、その化学的性質からしても危険であることが、ナノ粒子研究で明らかになってきています。日本の科学者は、この辺の研究=つまり放射性ナノ物質の危険性がどの程度のものか、どういう健康影響があるかを、動物実験などでもっと徹底して調査・研究すべきです。
(参考)(セミナー報告)PM2.5とナノ粒子=次世代へのリスクを減らすために知っておきたいこと (& ナノサイズの放射性物質=ホットパーティクルの危険性を推測する)
いちろうちゃんのブログ
http://tyobotyobosiminn.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/pm25-e3f5.html
それから、だいぶ前のセシウムボール(ホット・パーティクル)に関するNHKの番組では、福島第1原発事故の進捗に対応して、事故原子炉から放出されてくる放射性物質の種類や形状が違う旨の解説がなされていました。この辺も重要なことで、特に原子力ドン・キホーテさん(藤原節男さん)らが問題にしている3号機の爆発が核爆発ではなかったか、という問題と、放出された放射性物質の形状とは密接に関係しています。この大事な問題についても放置されたままです。福島第1原発事故の実態解明や原因究明を、いつまでたってもきちんとやろうとしないのです。
どうも日本には科学者はいない、かのごとしです。
それでいて、別添PDFファイルにあるような「軍事研究」をやらせろ(広島市立大学の平和研にいたっては「平和研究」の名目で軍事研究をするということまでやっている=しかも、若手学者のホープである高橋博子博士を追い出してまで)などという、ロクでもないことを言い始めているのですから、この国の「科学者」なるものの胡散臭さは極め付きです。
大学は今こそ解体せよ、
これは益々強調しなければならなくなってきました。
(関連)(別添PDFファイル)広島平和研究所でいま、何が起きているのか(藍原寛子『週刊金曜日 2016.5.27』)
(ちなみに著者の藍原寛子さんは、今注目の新進気鋭のフリージャーナリストです(元福島民友):田中一郎)
(参考)Edge
なNewsを掘り起こす ジャーナリスト藍原寛子のブログ
http://ameblo.jp/mydearsupermoon/
(関連)学術会議会長「自衛目的の研究許容を」(東京 2016.5.26)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016052602000123.html
先般放送された下記の番組では、1967年当時、日本物理学会がアメリカ軍から研究費の助成金をもらっていたことが表面化して大問題となり、故水戸巌氏ら若手の物理学者らが大奮闘の末、日本の物理学は軍事研究と絶縁する旨の決議がなされた旨の放送がなされていました。今から見ると、この動きは非常に感動的でさえあります。翻って今日の日本の物理学者・科学者ども=とりわけ若手の研究者たちは、いったい何をしているのでしょう? アベ政権が大学を軍事研究の拠点にして日本をアメリカの手下として戦争する国・武器を売る国へと変質させようとしているときに、あるいは福島第1原発事故という未曽有の大事故の後であるにもかかわらず再び原発・核燃料施設の再稼働に猪突猛進しようとしているときに、「研究費をくれるなら、何でもやります」でいいのか、ということです。そんなことなら、物理学者など、やめてしまえ!! ということです。
(関連)『よみがえる科学者~水戸巌と3・11~』(映像'16)
http://www.mbs.jp/eizou/backno/160306.shtml
http://blog.livedoor.jp/wakaben6888/archives/46877449.html
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草々
5.不溶性放射性微粒子が沈着成分の約50%(上記メールの続きです)
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皆さま、渡辺悦司より
ありがとうございます。田中様が、列挙されている情報も、きわめて重要だと思います。その中で、「龍渓論壇」ブログが引用している、筑波大学の佐藤志彦氏らによる「強酸抽出後の残渣土壌に含まれる放射性粒子」も非常に重要です。ある意味で、衝撃的な情報を含んでいます。この点を、補足的に説明したいと思います。
佐藤氏らは、「福島県本宮市で採取した土壌」(事故時のセシウム137濃度8000Bq/kg、つまり137+134では16,000Bq/kg)について、
①「水溶性成分、陽イオン交換成分(イオンとなって元素レベルで存在している部分)、有機物付着成分(有機溶媒に溶ける部分)、強酸抽出成分を順番に抽出し」た。[強酸で処理するのは、「ケイ酸塩は一般的に耐酸性を示すため」、足立氏らが発見したのと同様の、ケイ酸を多く含むガラス状の放射性粒子を選り出すための処理でしょう]。
②それらの処理の後、「最終的に約50%の放射性セシウムが残留した」。
③「存在形態を把握するため残渣土壌のオートラジオグラフィー[試料を写真フィルムに密着させて放射性物質の位置を確認する撮影画像]を取得したところ、無数のスポット状汚染が見られた」。
④「このスポット汚染を直接取り出し、透過型電子顕微鏡で観察すると球状の塊[球状微粒子]で」あった。
⑤「さらにエネルギー分散型X線分析により、鉄、亜鉛、ケイ素、酸素さらにセシウムが元素として検出された」。
⑥「これらの特徴は茨城県つくば市で事故直後に観測されたセシウム含有粒子(Adachi et al., 2013)に類似して」いた。
⑦「[足立氏らによって]つくば市で見つかったCs含有粒子が広範囲に分布[原文は『分析』であるが英文ではdestributed
widelyなので『分布』の誤植か?]していると考えられる」。
と書いています。
この通りであるとすれば、土壌に沈着した放射性セシウム(およそ16,000Bq/kg)のうち、「約50%」つまり半分(8000Bq/kg)が、水にも有機溶媒にも強酸にも溶けないガラス状の放射性微粒子の形態をとっていたことになります。
われわれが強調してきたように、不溶性の放射性微粒子は、数ミクロンのサイズであれば肺内に沈着し、長期にわたってそこで組織を被曝させ、ナノサイズではそのまま体内に侵入して、周辺の細胞を集中的に被曝させるのでとくに危険です。また、そのような放射性微粒子は、一度沈着しても、容易に再飛散するという意味でも、きわめて危険性が高いこともまた明らかです。
それが、土壌に沈着した放射性セシウムの半分を占めていたという事実は、非常に重要なだけでなく、衝撃的と言ってもよいと思います。
さらに、有機物付着成分やその他の既存の大気中エアロゾルに付着した放射性微粒子を含めると、放出されたセシウムの過半あるいは大部分が微粒子形態であったことは明らかです。また、佐藤氏たちが言うように、そのような不溶性の放射性微粒子が「広範囲にばらまかれた」のです。
かつてNHKの放射性微粒子番組は、内容的には悪くはありませんでしたが、放射性微粒子を、足立氏のような特別の技能を持つ研究者のみが発見できる、きわめて見つけにくい、希な現象であるかに、示唆していました。しかし、事態は決してそうではなく、そこら中に広く普通にある事象であるということは、今や明らかです。
われわれは、一貫して、放射性微粒子の危険性を強調してきましたが、政府も、ICRP日本委員たちも、多くの専門家たちも、さらには『理科・社会』の著者たちも、その危険性を無視し続けてきました。彼らは、そうすることによって、放射性微粒子とその再飛散による被曝に対して、多数の住民が無用の内部被曝を被る事態を生みだし、またそれを看過してきました。
彼らは、それに対する責任を問われなければなりませんし、必ずそうなるでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
注;上記に出てくる『理科・社会』とは、下記のことです。
●放射線被曝の理科・社会 四年目の『福島の真実』-児玉一八/著 清水修二/著 野口邦和/著
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033197281&Action_id=121&Sza_id=C0
6.最後に
私たちの住環境における大気中の放射性粉塵の測定結果には下記のようなものがあります。しかし、最後の(3)はともかく、(1)農林水産省と(2)南相馬市の結果については、その測定の仕方・考え方を厳重に再チェックする必要がありそうです。結果の数字だけ見て「安心」するのは危ない。
(1)農林水産省-福島県における大気浮遊じん及び降下物のモニタリング結果(平成26年8月~)
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/fukusima/taiki/h26_8.html
(2)大気浮遊じんの放射能濃度測定結果 - 南相馬市
https://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/10,0,59,405,html
(3)CTBT高崎放射性核種観測所の粒子状放射性核種の観測結果(2015年4月~2016年3月)
http://www.cpdnp.jp/pdf/160421Takasaki_report_April21.pdf
草々
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