前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(村田光平元スイス大使からのメール)
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Subject: 止められない放射能汚染の拡大
皆様
日本の深刻な現状を憂慮しております。ご報告した通り放射能汚染地域が2012年末に時点で東京に及んでいることが文科省の資料で示されたことは、当然のことですが国民に衝撃を与えております。このほど長谷川
晃大阪大学名誉教授(米Maxwell物理学賞受賞者)から「メルトダウンが今も続いており、私は燃料は格納容器も突き入って地下に落ちていっているのではないかと心配しています。何もできない、全くお手上げ状態と思います」とのメッセージを頂きました。(広瀬隆氏も否定せず)。
事故後5年を経て大きな変化の兆候が確実に見られだしました。週刊誌「女性自身」(3月22日号)は4ページをも割き別添の通り放射能汚染の実態を伝えております。子供達の健康を思いながら移住できない母親たちの苦悩を伝える画期的な内容です。東京五輪の招致への憤りを伝えております。
Stars and
Stripe紙によればトモダチ作戦に関与したレーガン乗組員が
東京電力を相手取り2012年に訴訟を起こしており、その数は当初8人が驚くことに370人に及びました。訴訟内容に記載されている病気は、遺伝的免疫分野の発症を含む、頭痛、集中困難、甲状腺の問題、鼻血、直腸や婦人科系の出血、筋肉の萎縮、記憶喪失、白血病、睾丸ガン、視力の低下、激しい耳なり、さらには神経的不安症など実に多岐にわたります。由々しき問題です。
この度のベルギーでの連続テロが当初原発を狙ったものであったことは海外の報道機関は連日報じております。原発は全て所在国に向けられた核兵器であることは福島事故で決定的に証明されており、世界の440余の原発の運転停止は緊急課題となりました。この期に及んで日本での再稼働など許されるはずがありません。運転中の2基の早急の運転停止が求められます。
日本の将来が思いやられます。日本国家は危機に直面しております。今や、立場の相違を乗り超えて国家の将来を思いやる国民の総力を結集することが求められます。人類の叡智を最大限動員して事故対応への国際協力を具体化することが待たれます。国際社会は、止められず、拡大する日本の放射能汚染に確実に懸念と不満を強めております。
皆様のご指導とご尽力を心からお願い申し上げます。
村田光平
追伸 「週刊プレイボーイ」(3月21日号及び28日号)は首都を含め放射能汚染の実態を伝え、反響を呼んでおります。
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(次にいくつかのイベント情報他です)
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1.(別添PDFファイル)(チラシ)4.5
緊急院内集会 公共事業の暴走ストップ
http://edogawa.seikatsusha.me/blog/news/2016/03/22/5157
日 時:2016年4月5日(火) 15:30~18:30 (15時から入館証配布)
場 所:衆議院第1議員会館 大会議室
①開会挨拶・趣旨説明
②現地からの報告
石木ダム / 江戸川スーパー堤防 / 横浜環状南・東京外環道 / 辺野古 / 諫早開門 / リニア新幹線
③上記報告へのコメント(公共事業問題全体の視点からの問題整理と処方箋)
金子 勝 氏 (慶応大学教授)
(質疑応答時間を設けています)
④各政党・国会議員からの発言
⑤集会宣言採択
⑥閉会挨拶・この後の活動提起
2.5月4日(水・みどりの日)「種のシンポジウム」(その2)
5月4日(水・みどりの日)にシンポジウム「たねが危ない2」を開催します。下記内容で行いますので、是非ご参加下さい。
TPPが締結され、発効のためにはあと参加各国の議会批准を待つだけとなっています。しかし、アメリカは民主・共和両党の有力大統領候補はTPPに反対しており、批准も微妙な状況ですが、日本政府は議会批准を急いでいます。もし、TPPが発効しますと、日本の農業・食糧生産が危ない状況となることは国民にも知られるようになってきました。しかし、種の支配による食糧支配が進むことはまだ知られていません。TPPの雛型となっている米韓FTAでは、韓国の種企業は全てモンサントを始めとするグローバル種企業によって支配されてしまっています。土地は韓国でも、そこで生産される作物は全て多国籍企業の種で、全て特許によってがんじがらめになってしまっていて、自家採種は禁止されています。つまり、種は毎年企業から買わざるを得ないため、その種によって作られる作物は秘密のベールに包まれています。そのようなものを国民は食べさせられることとなります。第2回の今回は、その種
の話をじっくりと聞き、考えるためのシンポジウムです。(私、早川が主催しています。食や野菜作りに興味のある方をお誘い合わせてご参加下さい)
日 時:2016年5月4日(水・みどりの日)
時 間: 9:30開場 10:00開会
内 容:10:00~12:00 野口勲さん「種が危ない」
12:00~12:15 アーサーさんの感想
12:15~13:00 昼食休憩
13:00~14;00 アーサービナードさん「種の種明かし」
14:00~15:00 天笠啓祐さん「TPPと食の安全」
15:00~15:10 休憩
15:10~16:30 パネルディスカッション「種を私たちが取り戻すためには」
資料代:1000円(予約制ではありません)
場 所:大田区民ホール・アプリコ地下展示場(JR蒲田駅東口3分)
http://www.ota-bunka.or.jp/facilities/aprico/tabid/177/Default.aspx
主 催:スローアグリカルチャー研究会
九条を守る神奈川高校教職員の会
協 力:ふるさと東京ユネスコ協会
連絡は早川芳夫まで(03-3308-7044)
3.【2016年4月9日】本田雅和朝日新聞南相馬支局長講演集会「3.11から5年後の福島」
http://2011shinsaichiba.up.seesaa.net/image/2011shinsaichiba-2016-03-29T163A233A37-1.pdf
4.第9回ちょぼゼミ:放射線被曝の評価単位「シーベルト」とICRP(
国際放射線防護委員会)
たんぽぽ舎さんのご好意で、上記の市民ゼミを開催させていただけることになりました。是非ご参加ください。
原発・核・原子力の推進と放射能の危険性の歪曲・矮小化・隠蔽は、第二次世界大戦後、全世界で表裏一体で進められてきました。そこでは、原発・核施設や核実験などによる放射能汚染の被害者が切り捨てられることにより、放射線被曝の危険性がごまかされてきたのです。そして、そのいわば「組織的犯罪行為」とでも言うべきことが福島第1原発事故後のこの日本で、福島県で、繰り返されようとしています。第9回ちょぼゼミでは、こうした被ばくのごまかしの根底にある国際放射線防護委員会(ICRP)の正体と、その代表的な概念である放射線被曝の評価単位「シーベルト」の問題を取り上げ、わかりやすく解説いたします。「理科系の話は苦手」とおっしゃるみなさまは、ぜひご参加ください。
日 時:4月11日(月)19時~21時 (開場18時30分)
会 場:スペースたんぽぽ 参加費:800円(学生400円)
たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階 JR水道橋駅西口から5分
東京都千代田区三崎町2-6-2 tel 03-3238-9035 fax 03-3238-0797
Email: nonukes@tanpoposya.net URL: http://www.tanpoposya.com/
(ここから本文)
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(20):です。
私が生まれる前に、浪花の漫才師が下記のような古いギャグを使っていました。でも、平成の今日、原子力ムラ・放射線ムラの「塀の外の懲りない面々」と、その代理店業務に邁進する日本政府(政治家・官僚たち)は、文字通り、このギャグそのままをやっていて、そして平然としています。脱原発を志す私たちは、もううんざりで、こんなものは見たくもないですが、しかし、目をそらせてはいけないのです。支配権力に迎合して御用記事や事なかれ報道ばかりしていると言われるマスコミならぬ「マスごみ」ですが、しかし、丁寧に拾えば、短期間の間でも、これだけの「出鱈目」が報道されておりました。しっかりと記憶をし、気が付いていない人々、きちんと日々のNEWSを見ない人たちに、私たちが伝えていく必要があります。脱原発・廃原子力は、何か特別な力が必要なわけではありません。本当のことが圧倒的多数の日本の有権者・国民に伝わった時、全廃となるのです。
●エンタツ・アチャコ:「もうむちゃくちゃでござりまするがなー」
http://ameblo.jp/gansaku-kinenbi/entry-10000510310.html
<別添PDFファイル>
(1)原発ケーブル不適切3674件(読売 2016.4.1)
(2)横須賀・原子力船
事故想定、避難範囲 想定せず(朝日 2016.3.30)
(3)汚染土減量技術 開発へ、環境省計画案
低濃度の士は再利用(毎日 2016.3.31)
(4)プルトニウム利用
計画策定を先送り:電事連(毎日 2016.3.30)
(5)クローズアップ2016:核サミット開幕 プルトニウム 悩む各国(毎日 2016.4.1)
(6)福島県60小中学校周辺:8割の学校で18歳未満立ち入り禁止の数値が出た(『女性自身 2016年3月22日号』)
(7)「飯館村」中学生に"暴走"授業!、「帰村」勧める村長に女の子は泣きながら「帰るメリットは何ですか?」『女性自身 2016年4月12日号』
(8)東電元請けに団交義務、原発事故作業で都労委「不当労働行為」(東京 2016.3.30 夕刊)
(9)凍土壁 規制委が認可、福島第1の汚染水(朝日 2016.3.30 夕刊)
1.原発ケーブル不適切3674件(読売 2016.4.1)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160331-00050115-yom-sci
(田中一郎コメント)
あきれるばかりなり。日本では原発への規制は守られていないということがこれで明らかとなった。事は「ケーブル」だけの話ではない。他の規制項目についても、徹底的に現場検証をすべきである。にもかかわらず、原子力規制委員会・規制庁は、再稼働間近の川内原発と高浜3,4号機については、たった1か所を自分たちで点検・確認し、それで事足りたとしている。他のすべての原発の電力会社に対して出状した「確認せよ」文書は、この2つの原発には出されていない。
それにしても、記事を見ると、「日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県)でも351件あった。」などと書かれている。恐ろしい話だ。再処理工場はまさに「化学工場」だから、火事は付きもの。こんな管理状態だと、火事になったら電気ケーブルが燃えて設備全体がコントロール不能となり、日本は一巻の終わりとなる。再処理工場の放射能のすさまじさは原発の比ではないからだ。
2.横須賀・原子力船 事故想定、避難範囲
想定せず(朝日 2016.3.30)
(一部抜粋)
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米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されている原子力空母で原子炉事故が起きた際の住民の避難範囲について、事故時の対応マニュアルを検証している国の作業委員会は二十八日、現在の避難範囲を見直さないとする見解をまとめた。現行マニュアルは、空母から「半径1キロ圏内は避難」「半径1~3キロ圏内は屋内退避」としている。
(中略)作業委は、空母の原子炉内の放射性物質量は、福島第一の1~3号機の4.5%程度として試算。現在の避難範囲で、放射線による人体への影響は避けられると判断した。
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(関連)原子力艦事故対策で新指針:朝日新聞デジタル
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12282533.html?rm=150
(一部抜粋)
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河野太郎防災担当相は、原子力艦の放射能漏れ事故時の避難を、原発事故と同様の基準にすべきだとの見解を示してきた。政府は現行マニュアルの一部を改正し、原子力艦の事故でも原発事故同様の基準に変更。避難が必要な放射線量の基準を毎時100マイクロシーベルトから5マイクロシーベルトへと厳格化している。
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(田中一郎コメント)
そんなアホな、これはペテンですわ。自民党政権の作業委員会らしいペテンです。小泉純一郎さん・進次郎さん(横須賀が地元)、なんとかしてよ。
(関連)たんぽぽ舎 MGより
┏┓
┗■3.原発と原子力空母の事故対策の2重基準問題を論議している政府の委員会へ申し入れ
| 原子力艦防災見直しを
└──── 「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」
原発と原子力空母の事故対策の2重基準問題を論議している政府の「原子力艦災害対策マニュアル見直し検討作業委員会」に対し、横須賀の住民団体「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は2月26日、同4日に発表された同委員会の試算結果は「03年の時代遅れの防災範囲の計算と全く同じものとなっている」と見直しを求める申し入れを行った。
同会は
1.空母は入港直前に艦載機を離発着させるため全速力運転をするのに「平均出力15パーセントで25年間運転」の想定は稼動実態を無視している。
2.原子炉2基を積んでいるのに1基の事故しか評価していない。
3.攻撃で船体が破壊され漏えい率100%もあり得るのに放出想定値が低すぎる。
4.13年の屋内退避ゾーンの実効線量基準は10シーベルト以上だったのに今回、数値が10倍にはね上がったのは理解できない。
5.蓄積された長寿命核種の放出も考慮すべきーなどと指摘した。
この後開かれた3月4日の会合でも、避難区域1キロ以内(原発は5キロ以内)、屋内退避区域3キロ以内(原発防災重点区域は30キロ以内)との試算結果が示されたため、同会では15日に再度の申し入れを行う予定。
(3月16日「社会新報」より転載)
3.汚染土減量技術 開発へ、環境省計画案
低濃度の士は再利用(毎日 2016.3.31 夕刊)
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/73a3312fb2b4f05f6458eb5a664db9da
(田中一郎コメント)
それにしても、この毎日新聞の記事見出しはミスリーディングだ。ことの実態をボカして伝える「翼賛報道」の事例のようなモノだ。案の定、この記事はネット上には存在しなかった。毎日「御用」新聞ではいけませんね。それはともかく、原子力ムラ代理店業務に忙しい日本政府は、ついに日本全土を福島第1原発事故で放出された放射能汚染物で汚してしまおう=薄めて使えばよろしかりけり、と言っています。アホぬかせ、です。みなさま、警戒開始です。下記のおしどりマコさんのちょっと前のレポートも必ず見ておいてください。
(関連)放射性廃棄物を「再生利用」!?
http://oshidori-makoken.com/?p=1863
4.プルトニウム利用 計画策定を先送り:電事連(毎日 2016.3.30)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016032900622&g=soc
(関連)六ヶ所再処理工場で回収されるプルトニウムの利用計画の見直しについて
- その他リリース情報 | 電気事業連合会
http://www.fepc.or.jp/about_us/pr/sonota/1198267_1511.html
(田中一郎コメント)
都合が悪くなると、説明もしないで「先送り」か。今から7年ほど前の2009年6月に発表している上記の「プルトニウム利用計画」の破たんの理由とその責任について、能弁に語れよ。無責任だろうが。(プルトニウムなんぞ、日本にはいりません。核のゴミにすぎないのですから=彼らは「資源」だと言っております)
5.クローズアップ2016:核サミット開幕 プルトニウム 悩む各国(毎日 2016.4.1)
http://mainichi.jp/articles/20160401/ddm/003/030/023000c
(田中一郎コメント)
上記4.の記事と表裏一体だ。記事にあるアメリカの現地の人の声「核物質が永久に置かれる状況は受け入れがたい」は誰しも同じ。だったら、日本もアメリカも、もう「核」を使うことをやめる決意をすればいいのだ。有権者・国民が決意すれば、政治家は従う。従わなければ選挙で落とす、それが民主主義だ。
6.福島県60小中学校周辺:8割の学校で18歳未満立ち入り禁止の数値が出た(『女性自身 2016年3月22日号』)
http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/past?magazinenumberid=3192
7.「飯館村」中学生に"暴走"授業!、「帰村」勧める村長に女の子は泣きながら「帰るメリットは何ですか?」『女性自身 2016年4月12日号』
http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=101001
(田中一郎コメント)
『女性自身』の編集局が頑張っています。みなさま、ぜひ購入して応援してください。福島県の自治体は、県庁はもちろん、その他のほとんどの自治体も、もはや信用できなくなってしまいました。放射能や被ばくの危険性を軽視・無視しての福島の復興などありえません。最も大切なのは、子どもたちを含む県民の命と健康です。
しかし、こうした「狂気の沙汰」が地元の一部のおかしな連中によって、なりふり構わず強行されているのですが、その背後には、国際原子力マフィアや放射線ムラをはじめ、地獄からの使者とも言うべき似非学者や、原子力推進を人間の命や健康や生活よりも、もっともっと重要であると考える政治家や官僚たちが蠢いていることを忘れてはいけないでしょう。自分たちの命と健康は、自分たちで守らなければならない時代です。福島県「総「フクシマ・エートス」化」に歯止めを掛けましょう。
8.東電元請けに団交義務、原発事故作業で都労委「不当労働行為」(東京 2016.3.30 夕刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016033001001142.html
(田中一郎コメント)
こうしたことは原発労働だけのことではありませんが、特に原発ではひどく、場合によっては暴力団関係者が絡んできます。現場の下請け作業員は「人間扱い」されていないようです。被ばく労働の健康被害の大半は、こうして切り捨てられていくのです。記事を見ると、雇う側の企業は「居直り」をしているようです。総元締めの東京電力の福島第1原発での労働者に対する姿勢が問われています。
(関連)敷地内の労災でも公表しない、報告書に載せないケースも存在する! 原発作業員 OSHIDORI Mako&Ken Portal
- おしどりポータルサイト
http://oshidori-makoken.com/?p=2036
9.凍土壁 規制委が認可、福島第1の汚染水(朝日 2016.3.30 夕刊)
http://www.asahi.com/articles/ASJ3Y5GBQJ3YULBJ007.html
(田中一郎コメント)
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(大きな問題として)
1.東京電力は福島第1原発の事故後対応や廃炉処理について、様々な観点からみて当事者能力を喪失している。対応がほとんどすべてで後手に回り、現場の管理監督もろくすっぽできていない様子が見て取れる。
2.東京電力の損害賠償負担や廃炉、あるいは除染に伴う費用を、現状では国が無責任な形でズルズルと投入し、かつ、東京電力に粉飾経理(将来返却されるという国の投入資金を東京電力は「利益計上」している)までさせて続けているが不健全・不適切極まりない。東京電力の株主の投資責任や金融機関等の大口債権者の融資責任を問わぬままの公的資金投入は許されない。有権者・国民に対する背信行為だ。
3.東京電力の支配株主は今や国(経済産業省所管)であり、東京電力のすべてのパフォーマンスは最終的には国の責任である。
以上から、東京電力に一刻も早く会社更生法を適用して、事実上、現在の体制を解体するとともに、オールジャパン・オール世界による技術と危機管理能力を伴った当事者責任能力の高い「新体制」を確立すべきである。また他方では、東京電力の健全事業部門は分離独立させ、発送電分離は法的分離にとどまらず所有分離にまで発展させ、送配電網の「公的所有」を実現させるべきである(東京電力の解体と再生を、福島第1原発事故の後処理の適正化と電力自由化対応の2つの面での望ましいモデルケースとする)。
(汚染水問題につい)
(1)凍土壁方式について、岩波月刊誌『世界』(2016年3月号)に名古屋大学名誉教授で工学博士の浅岡顕氏が「凍土壁が抱え込んだ1F汚染水問題の困難」という論文を掲載し鋭い指摘をされている。これに対して東京電力はきちんと答えるべきである。
https://www.iwanami.co.jp/sekai/2016/03/107.html
(2)凍土壁方式について、うまくいかなかった場合の代替策を何故用意しないのか。
(3)そろそろ水を使わないで炉心の安定を保つ方法を考えるべきであると思われる。このままいくと、やがて汚染水貯留が限界に達し、汚染水対策・対応自体が破たんしてしまう。汚染水対策について、もっとオープンな体制をとり、世界各国の英知も集める形で、水に頼らない福島第1原発廃炉方策を検討すべきではないのか。
(4)海洋汚染に伴う漁業者や観光業者への賠償・補償の現状はどうなっているか。
(5)港湾内にはかなりの汚染水が流れ込んでいると思われるが、その外洋への流出防止・遮蔽措置が不十分であるように思われる。港湾内の汚染水が外洋へ漏れ出ないための対策をもっと充実させるべきである(現状はお粗末なシルトフェンスがあるのみ)。
(6)地下汚染水の海洋への流出について、深層の地層を流れたのちに海底から湧水している汚染水があると考えられるが、それに対する対策はどうしているのか。専門家を入れて、きちんと検討すべきである。
(7)海洋生物の放射能汚染について、放射性セシウム以外の放射性核種による汚染はどうなっているか。現状の調査・検査体制と調査・検査の結果を公開せよ。
(8)福島第1原発を再び巨大な地震や大津波が襲う可能性は高い。中でも6基の原発の地下には高濃度の汚染水がたまっており、大津波が襲った場合にはそれが海洋流出する可能性は高い。大津波対策として、柏崎刈羽原発に用意された防潮壁を福島第1原発へ移してはどうか。
(9)2011年6月当時、汚染水拡散防止対策として、凍土壁方式ではなく、スラリーウォール方式による遮水壁建設案がまとまっていたのに、東京電力がその費用である約1千億円を出し惜しみ、裏工作をしたためにつぶされてしまったことが定説となっている。当時の東京電力側の対応の経緯を詳細に公表せよ。
(10)また、福島原発告訴団による「汚染水対応不適切」の告発が不起訴処分となった。この問題について、東京電力は自身の責任をどう考え、過去を振り返って、この問題にどう決着をつけるのか(懲戒処分+刑事告発など)。
(11)柏崎刈羽原発や福島第2原発の汚染水対策・対応準備はどうなっているのか。同じく岩波月刊誌『世界』(2016年3月号)に、元GEエンジニアの佐藤暁氏による「1F汚染水問題からの教訓=再稼働への警鐘」という論文が掲載されている。ここで佐藤暁氏が提起している諸対応について、東京電力は柏崎刈羽原発並びに福島第2原発における汚染水対策を、どう考えているのか。
https://www.iwanami.co.jp/sekai/2016/03/117.html
原子力規制委員会・規制庁の諸君、もうちょっと、まじめに東京電力と福島第1原発事故後を規制・管理・監督してくれまへんか? やること、なすこと、東京電力のやることの時期遅れの追認では話になりまへん。
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10.その他
(1)「脱被ばく実現ネット」より
http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/
● 3.26 つながろう福島大集会と渋谷デモの様子
● 3.27 世界社会フォーラムでの「福島での犯罪と命の救済」などの様子
● ちばてつやさんが描いてくださった新しい絵の披露
(2)3-22流山市議会「子どもたちの甲状腺エコー検査費の助成を求める陳情」不採択!! 脱原発関連情報PT
http://datsugenpatsu.sblo.jp/article/174666463.html
(3)2011年3月14日テレビ会議動画の会話で既に炉心損傷程度5%を基準とした会話があったが、把握してましたか? 原発作業員 OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
http://oshidori-makoken.com/?p=1997
(4)2012年から測定している地下水がずっと汚染の最高値を更新し続けても、ずっと理由はわからず評価も無し。 取材 OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
http://oshidori-makoken.com/?p=2011
(5)伊方原発広島裁判:仮処分審尋開始決定に伴う緊急声明
http://saiban.hiroshima-net.org/20160329.html
草々