「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開(13):溢れ返る核のゴミ=使った後をちゃんとしない「ワンウェイ」型産業・キリギリス型発電の原発、生まれながらにして「出鱈目てんこ盛り」なんです
前略,田中一郎です。
(別添PDFファイルは添付できませんでした)
(何はなくとも浪花のお笑い:これだけ見てこのメールを捨てないでください)
●桂枝雀 Shijaku Katsura 代書屋 落語 Rakugo - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=DOdyHG4U5bs
(最初にイベント情報その他です)
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1.(イベント情報)第89回 原子力資料情報室公開研究会 どうする核のゴミ2 フィンランド・ドイツの高レベル最終処分場をめぐって 原子力資料情報室(CNIC)
日 時:2016年2月2日(火) 18:30~20:30(開場18:00)
資料代:800円(予約不要)
会 場:連合会館2階 201会議室(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
講 師:澤井正子・上澤千尋(原子力資料情報室)
2.(イベント情報)井戸川克隆さん裁判(福島被ばく訴訟)第3回口頭弁論期日】
https://www.facebook.com/idogawasupport/
日 時:2016年2月4日(木) 午前10時開廷
9:20事前集会 東京地裁前
10:00開廷 東京地裁103号法廷
11:30開場報告集会 12:00~14:00
弁護団裁判報告、原告裁判報告「福島のウソを裁く」
場 所:衆議院第2議員会館 多目的会議室
3.(イベント情報)東電株主代表訴訟
第23回口頭弁論
http://2011shinsai.info/node/6403
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-215.html
日 時:2016年2月4日(木)
場 所:東京地裁 103号法廷 13:30開廷
12:30~ 東京地裁まえアピール(霞が関駅A1出口 地上へ出てすぐ)
法廷終了後、報告&学習会 15:00~ (14:45から通行証配布)
場 所:参議院議員会館講堂(最寄駅:永田町)
◆報告:甫守一樹弁護士(東電株主代表訴訟弁護団)
◆学習会「脱原発運動における訴訟の用い方」
講師:鹿島啓一弁護士(金沢弁護士会 2014.5.21大飯原発差止判決、
2015.4.14高浜仮処分決定の弁護団の中心的役割を担う)
参加費:無料、カンパ歓迎
4.(イベント情報)(別添PDFファイル)2.17 もんじゅ廃炉集会
「議員と市民の院内ヒヤリング集会
『もんじゅ』廃炉 決断の時
日 時:2016年2月17日(水) 13:00開場・13:30開会
場 所:衆議院第1議員会館 多目的一ル
参加費:800円
5.(メール転送です)「アベ過ぎる」
「安倍首相はどんな質問にもまともに答えた事は無い。難関有名女子高では「アベ過ぎる」という言葉が流行っていて、意味は「馬鹿すぎる、他人の話が聞けない、聞かれたことに答えない&ごまかす」だと言う。高校生は良く見ている。」
6.(メール転送です)「福島第一原子力発電所事故による健康被害」(落合栄一郎氏著:和訳版)
http://www.geocities.jp/wahaha1113/jp/pdf/fukushimaotiai.pdf
7.(別添PDFファイル)民主「自虐ポスター」効果は?(東京 2016.1.29)
http://blog.goo.ne.jp/nijigadeta/e/59bb4bc7d424d96c476e1e0d2d465e49
http://www.j-cast.com/2016/01/27256847.html
http://hsday.blog.jp/archives/1050936400.html
(ついに「正常神経」までブチ切れたか、民主党。こんなもの誰も評価などしてくれんわな。くだらないことをやってないで、さっさと「野党は共闘」のための政党間協議体
兼 新政権樹立本部を立ち上げろよ、そこにはちゃんと市民の代表も入れて、もめたら市民代表に一任するようにしておけばいいのだ。それくらいの「腹の太さ」がなくて、政権を担えるなどとは思ないことだ。だけど、お前たちのような万年野党はもういらないのよね。政権とれないのなら、消えていいぞ、民主党。:田中一郎)
(ここから本文)
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「原発・原子力の出鱈目てんこ盛り」シリーズ再開の第13回目です。「溢れ返る核のゴミ=使った後をちゃんとしない「ワンウェイ」型産業・キリギリス型発電の原発、生まれながらにして「出鱈目てんこ盛り」なんです」をお送りいたします。
<別添PDFファイル>
(1)高レベル放射性廃棄物
海底下処分 技術を議論:有識者初会合(東京 2017.1.27)
(2)核のゴミ 見えぬ行き先、最終処分場 19道府県すでに拒否 本社調査(朝日 2016.1.27)
(3)指定廃棄物 分散保管
茨城県内 環境省が容認(毎日 2016.1.26)
(4)高速実験炉 再稼働申請へ、「常陽」核燃サイクル維持、16年度中(読売 2016.1.26)
(5)賠償請求3億 ⇒ 32億、東芝 不正会計で旧経営陣に(東京 2016.1.28 他)
(6)特集ワイド 「忘災」の原発列島:インドで「アベさん、帰れ!」(毎日 2016.1.28 夕刊)
(7)住民への説明「反省」、放医研、原発事故対応で:5年間の成果発表(福島民報 2016.1.27)
1.高レベル放射性廃棄物
海底下処分 技術を議論:有識者初会合(東京 2017.1.27)
http://fukunawa.com/fukui/9446.html
(関連)放射性廃棄物WG中間とりまとめ(総合資源エネルギー調査会
電力・ガス事業分科会 原子力小委員会 放射性廃棄物WG:2014年5月)
(今度は沿岸域の海底の地下に埋めるなどと言い出した。地主がいないからやりやすい、海だから近隣住民も少ない、あとは漁業権ぐらいなものだから、国有地の前浜なら強引にやってしまえる、そんな心づもりなのだろう。「科学的に安全な場所を明示する」とか何とか詐欺師の常套セリフを垂れているらしい。この連中は、今から1万年前、あるいは数万年前の日本列島の地図を見たことがあるのか? 大昔の日本列島は今とは全然違う地形をしている。あるいは、日本全国の地殻・地下の上下変動は、この数万年の間でどのような状態だったのか、調べたことがあるのか。
この地殻変動の激しい日本列島に超危険物の高レベル放射性廃棄物を安全に超長期間にわたり埋めておく場所などありはしない。高レベル放射性廃棄物が減衰するには数十万年必要だ。10万年は半減期にすぎない。どうも昨今は原発末期症状が出始めていて、どうしようもないことを強引に勝手にやろうとしている。アジア太平洋戦争末期の日本軍・大本営に酷似してきた。まもなく「あの世行き」か、それとも原発やめるかの2つに1つだ。:田中一郎)
(参考)2万年前のマップ! - 時の旅人Yoshipyuta
- Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/smkss434/656276.html
〔参考)2万年前の日本列島 10万年後の日本列島 私設原子力情報室
http://nucleus.asablo.jp/blog/2012/11/07/6626573
2.核のゴミ 見えぬ行き先、最終処分場 19道府県すでに拒否 本社調査(朝日 2016.1.27)
http://www.asahi.com/articles/ASJ1V5KP2J1VTIPE02H.html
(参考)最終処分場に関するトピックス:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/topics/word/%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%87%A6%E5%88%86%E5%A0%B4.html
(田中一郎コメント)
深刻な「核のゴミ」問題ですが、いくつかに分けて、それぞれを丁寧に考える必要があります(①使用済み核燃料(未再処理で既存分・新規分)、②再処理後の高レベル放射性廃液で既にできてしまったもの(タンクに入れられた猛烈な放射能の液体:東海村約400m3、六ケ所村約200m3)、③高レベル放射性廃液のガラス固化体で既にできてしまったもの(海外からの返却分が大半)、④福島第1原発事故に伴う放射能汚染ゴミ、⑤これから出てくる新規の再処理後の高レベル放射性廃液、及びそのガラス固化体)。
新聞記事は、上記で言うと、③と⑤でしょう。それについての大きな問題は、(1)再処理などする必要があるのか(より危険な「核のゴミ」をより大量に増やすだけ)、(2)何ゆえに大深度地下に最終処分するのか(かえって危険:地殻変動、地下水の汚染他)、(3)社会的問題(過疎地域への危険物の押付け)や倫理的問題(未来世代へのツケ送り)、などです。こうしたことに何一つまともに答えようとはせず、やることになっているからやるのだ、程度の話になっている。「沿岸部は一般に地下水の流れが緩やかだ」などと、危険な高レベルの「核のゴミ」を海の底に沈めるために「ためにするインチキ理由」まで持ち出してきて、何をやっているのか、ということだ。
3.指定廃棄物 分散保管
茨城県内 環境省が容認(毎日 2016.1.26)
http://mainichi.jp/articles/20160126/k00/00m/040/140000c
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/107f856cda6cb9c2219455effd54ac86
(田中一郎コメント)
あのな、環境省よ。いい加減な管理監督をして原発過酷事故を招いたのは国だぞ。いわば原発事故の責任者が、その結果である環境に散らばった放射能汚染物の後始末をするのは当たり前で、指定廃棄物も含めて処理処分の責任は国・環境省にあるのよ。汚染されてしまった各県は「被害者」だ。その被害者に向かって、この物言いは何だ、おめーら環境省は態度が悪すぎるぞ。茨城県に対して「苦しゅうない、分散保管は認めてつかわす、ありがたく思え」(容認する)とは何事ぞ。頭が高いんだよ、放射能汚染物は、まずは福島第2原発の敷地内に入れられるだけ入れよ。それから首相官邸、経済産業省・環境省・文部科学省、そして自民党本部が引き取れるだけ引き取れ、それがものごとの責任の明確化というものだ。
それから、放射能汚染物の指定基準である8,000ベクレル/kgだの、100,000ベクレル/kgだのというのは出鱈目だ。これを転換しない限り、問題は解決しないどころか、二次災害を生んでしまうだろう。新聞記事によれば「分散保管した場合の風評被害などを「課題」だなどとしているようだが、頭が腐っているのではないか。何が「風評被害」だ。仕事をしたくないなら、やめてもらって結構、今の環境省なら全く不要=存在しなくていい。ロクでもないことは、すればするほど物事が複雑に悪くなっていくだけだ。
4.高速実験炉 再稼働申請へ、「常陽」核燃サイクル維持、16年度中(読売 2016.1.26)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160125-OYT1T50108.html
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/749.html
(田中一郎コメント)
こっちも開いた口が塞がらない。「もんじゅ」がだめなら、その前の老朽化・ポンコツ炉の「常陽」を使え、だそうだ。なにせ、この「常陽」とやらは、1974年に完成し1977年に臨界に達したという、老朽化も老朽化、半世紀ちかくも前の、どうしようもないオンボロ原子炉である。しかも、この「常陽」とやらは2007年にトラブルが起きて機器が折れ曲がり、燃料交換ができなくなったという。それをこともあろうに福島第1原発事故後に何十億円(何百億?)という巨額の税金を使って8年間にもわたって修理をしていたというから更に驚きである。カネ返せ、コノヤローではないか。
そもそも、「もんじゅ」もこの「常陽」も、(独)日本原子力研究開発機構が開発し運営していることに違いはない。「もんじゅ」を運転する資格はないと原子力規制委員会・規制庁から言われた(独)日本原子力研究開発機構が、「常陽」なら資格があるのかということだ。全くふざけた話で、こんなものを原子力規制委員会・規制庁が「審査受付する」こと自体がおかしな話である。原子力規制委員会・規制庁も、(独)日本原子力研究開発機構と似たようなものではないのか。
ゴミ売り新聞と言われる読売新聞だが、大きく紙面を割いて「常陽」再稼働審査申請の記事を載せたのはいいが、「審査が順調に進めば数年後に再稼働する」だの、フランスから「常陽」活用の申し出があるだの、ロシアや中国やインドでは高速増殖炉の実用化が進んでいるだのと、御用言論を記事にたくさん絡ませて、この「常陽」再活用を「御用報道」している。みーんな、同じ穴のムジナ一族なり、ということか。
5.賠償請求3億 ⇒ 32億、東芝 不正会計で旧経営陣に(東京 2016.1.28 他)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201601/CK2016012802000135.html
(関連)(日本経済新聞)東芝、監査を厳格化 不適切会計受け「あらた」起用
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ27HXE_X20C16A1TI1000/
(田中一郎コメント)
金融庁命令の課徴金だけでも約74億円、それに監査法人への追加支払いや、つまらぬ調査費用、そして株主にとっては最も痛い株価の下落を考えたとき、旧経営陣への賠償請求の金額が「3億円を32億円に増やしました」などと言っても話にならないのではないか。
それに、日本経済新聞記事などを見ると、新しい監査法人に「あらた監査法人」を起用し、監査を厳格化するというが、同記事には「今年4月以降の監査業務は新日本との共同ではなく、あらただけで手掛ける予定だ。ただ今期末までに実施する、米原子力子会社の事業価値を判定する減損テストについては「あらたは関与せず新日本が担当する」(佐藤委員長)という。」とある。これはいったい「なんじゃらほい」だ。ちっとも厳格ではないではないか。
また、日経記事には「これまで監査法人との接触は四半期ごとだったが、今後は回数を増やして頻繁に情報交換する。東芝の監査委員会が把握した情報は同委員会側から監査法人に積極的に提供する考えも示した。」などと書かれているが、これが「厳格化」の具体的な中身なのか? 話にならんな。内部告発の告発者保護、真の意味での外部監査、アメリカWH社や原子力部門の完璧な「ウミ出し」などなど、せねばならぬことは山ほどあるのに、またお茶を濁そうというわけだ。東芝は会社更生法にかけて、一から出直しさせるのが一番いい。それは債権者である銀行に対してもいい薬になる。
6.特集ワイド 「忘災」の原発列島:インドで「アベさん、帰れ!」(毎日 2016.1.28 夕刊)
http://mainichi.jp/articles/20160128/dde/012/040/012000c
(毎日新聞の夕刊2面の記事は、東京新聞の「こちら特報部」と並んで、大手新聞の中では「まとも」な記事がよく掲載される紙面です。できるだけ目を通されるようにするといいです:田中一郎)
7.住民への説明「反省」、放医研、原発事故対応で:5年間の成果発表(福島民報 2016.1.27)
(一部抜粋)
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放射線の健康影響などを研究する放射線医学総合研究所(放医研)が二十六日、東京都内で過去五年闘の成果発表会を開いた。明石真言理事は東京電力福島第一原発事故の対応を振り返り「分かりにくい放射線について、専門家としてどう伝えるべきだったのか。大きく反省した点だ」と住民への説明に課題があったと述べた。
発表会では放医研が事故直後から医師や看護師、被ばく線量を評価する専門家を県内に派遣したことを報告。第一原発であった水素爆発の負傷者の処置、県が放射線の健康影響を調べる「県民健康調査」にも携わってきたことも説明した。
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(田中一郎コメント)
これも「自画自賛」「我田引水」のふざけた「成果発表会」だ。そもそも「成果」などと自称しているところが、その神経を疑いたくなる。放医研は福島第1原発事故当初から、放射能汚染や放射線被曝隠しに奔走をし、飯館村の佐藤さんをはじめ多くの方からの初期被ばく計測の要望・要請に対して、全く対応しないばかりか、「福島県民健康調査検討委員会」の中においても、県民の初期被曝状況の計測や実態調査、そして、多面的な放射線被曝による健康被害への準備・検査・対応の妨害をしてきた「放射線ムラ」の最前線組織である。よくもかような嘘八百を「成果発表」だなどと言っているものである。この文部科学省の外郭団体の「放射線ムラ」組織も、根本のところから叩き直さなければならない邪悪組織の一つである。
7.その他
(1)(メール転送です)国が発表した本当の「放射能汚染図」(線量図ではない本物)地図作成には世界版SPEEDIを使用!
(発信者コメント:これだけの情報を知っていて何の対策も取らなかった国の責任は問われてしかるべきだと思います)
(田中一郎コメント)
ほんとうに全くひどい話です。この国は、この国の政府は、有権者・国民を守らない、この国の自治体は、地域住民を守らない、ということが、今回の福島第1原発事故でよくわかりました。そんでもって、何が「国民を守るための安全保障法制」でしょうか。有権者・国民を守るのではなく、有権者・国民を自分たちの画策する戦争、あるいはアメリカのための戦争に駆り出すための法律であることは、福島第1原発事故後の国の対応、特に原発震災で被害を受けられた方々への対応を見ていれば容易に想像できるでしょう。
上記のサイトの図をご覧になる時は、放射性物質の種類と、その量の「単位」に注意してください。字が小さくて見にくいところもありますが、重要なポイントです。1950~60年代の大気中核実験との相対比較を念頭に置いておくことも必要ですが、この過去の大気中核実験による環境汚染の全容がよくわかりません。
放射能汚染では、放射性セシウムだけでなく、いわゆる希ガス(キセノン、クリプトンなど)や放射性ヨウ素、放射性ストロンチウムやトリチウムなどのベータ核種、プルトニウムやウランなどのアルファ核種、などにも注目が必要です。政府は放射性セシウムだけしか説明せず、また、おバカな学者どもが、他の危険な放射性物質を無視しています。私たちは、様々な危険な放射性核種を無視するのではなくて、そういうおバカ学者こそを無視しなければいけません。似非科学の「インチキ権威」にひれ伏してはいけません。
放射性物質の海洋への投棄は、世界的に見ると、ソ連・ロシアが北極海に、イギリスが大西洋に、気の遠くなるほどの量を捨てています。アメリカやフランス、それに中国はよくわかりませんが、似たようなものでしょう。いわゆる核兵器開発や製造にかかるものです。(アメリカのハンフォード核施設(西海岸のワシントン州:再処理=プルトニウム生産=長崎原爆)が川に大量の放射性物質を垂れ流していたことは有名な話で、川ですから、当然、海に流れ出ています)
ですから、日本の福島第1原発事故による海の汚染が国際的に大問題にならないのは、上記のような理由があるからで、要するに、日本政府も核保有国も、みな同じ穴のムジナだということです。「日本による海の放射能汚染は問題だ」などと言えば「お前の方こそ事故の有無にかかわらず海を放射能で汚しているではないか、そっちの方がもっとひどいぞ」ということになります。ロシア・ソ連の場合には、日本海にも放射性物質を捨てていることをお忘れなく。日本海産のカニなんて、こわいですよ。命がけで食べてください。
海の汚染もそうですが、陸上の汚染についても、国や自治体はいつまでたっても土壌の汚染調査=放射能汚染マップの作製をやろうとはしません。今回紹介のあった世界版SPEEDIによる「予測」(あくまで「予測」で実証性がありません)や、航空機によるガンマ線測定による「推測」(これもガンマ線だけで、しかも「推測」にすぎません、航空機ですから、そもそもきめ細かい土壌汚染の計測は出来ず、ホット・スポットは隠れたままです)などは仔細にわたる正確性に欠けており不十分です。要するに、国や自治体の方針は「臭いものにはふたをせよ」方式です。日本という国は嘆かわしい「被ばく大国」です。旧ソ連よりもひどいことが分かってきました。私はこの国の未来を非常にペシミスティックに見ています。このままいくと、ほんとうに、文字通り「滅亡する」でしょう。我々の世代が何としても食い止めなければいけない、そういう覚悟をしなければいけないと思っています。
(2)富士山の無断キノコ採取で地元組合は苦慮 知りたい話題
http://shiritaiwadai.com/463.html
(3)福島原発刑事訴訟支援団 東京電力福島原発事故の真実と責任の所在を明らかにします!
(みなさま、どうぞ支援団員になってください、さる1/30に目黒区民センターで結成大会があり盛況でした:田中一郎)
草々