狂気の川内原発再稼働=これで日本全土放射能汚染地獄の釜のフタは空いた この自爆テロ・カウントダウンを止めるには自民党・公明党を政界から追放するほかない(その2)
前略,田中一郎です。(新聞を取るなら東京新聞です)
(別添PDFファイルは私作成のレジメ以外は添付できませんでした)
先ほどのメールの続きです。川内原発が(再)稼働(起動)されて後の新聞記事等を集めています。別添PDFファイルの「加圧水型原子炉の安全性」は、先ほどのメールで申し上げましたように、さる6月11日にご好意によりたんぽぽ舎さんで開催していただきました「第5回ちょぼゼミ」のz際のレジメの一部で、常識的なレベルで広く薄く(加圧水型を含む)原発・核燃料施設の根本的欠陥を認識するために作成したものです。ご参考までにご覧いただけると幸いです。
<別添PDFファイル:川内原発の再稼働(起動)後>
(1)川内1号機 再稼働、事故時の責任不明のまま(東京 2015.8.11 夕刊)
(2)原発ゼロ 2年で幕。川内きょう再稼働
新基準で初(朝日 2015.8.11)
(3)「反対多数」世論の中、川内
新基準で再稼働(東京 2015.8.12)
(4)川内原発再稼働、変わらぬ政治の無責任(東京 2015.8.12)
(5)第5回ちょぼゼミ 加圧水型原子炉の安全性(川内原発1・2号機、高浜原発3・4号機)(2015年6月11日)
<広瀬隆隆さん:ダイヤモンドオンライン>
●東京が壊滅する日 ―
フクシマと日本の運命(第1回~第8回まで一覧)
http://diamond.jp/category/s-tokyokaimetsu
(直近の4つ)
(第5回:7/31)フクシマ原発事故被害者の賠償を放置したまま、再稼働など許されるか|東京が壊滅する日
― フクシマと日本の運命|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/75078
(第6回:8/5)なんのための原子力発電なのか?これは「大量殺人」ではないのか?|東京が壊滅する日
― フクシマと日本の運命|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/75637
(第7回:8/8)電気が足りているのに、なぜ原発を動かす必要があるのか?|東京が壊滅する日
― フクシマと日本の運命|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/75642
(第8回:8/12)原発ゼロで、なぜ電気が足りているのか?|東京が壊滅する日
― フクシマと日本の運命|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/75646
<関連サイト>
(1)(毎日新聞)■注目ニュース■
見切り発車の「原発回帰」
九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市、出力89万キロワット)が11日、再稼働した。原子炉は同日午後11時に核分裂反応が安定する「臨界」に達した。東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえた新規制基準に基づく原発の再稼働は初めてだが、火山リスクへの対応は未整備で、事故の際の住民避難訓練はいまだに実施されていない。政府は川内1号機の再稼働を機に原発利用を加速化させる方針だが、課題を置き去りにした見切り発車の「原発回帰」となった。
▽川内再稼働:見切り発車 火山対応後回し
▽<社説>川内再稼働 原発依存社会に戻すな
▽<野党が批判>川内再稼働:野党、一斉に批判 与党は理解求める
▽<海外の反応は>川内原発再稼働:海外でも強い関心
(2)<社説>川内原発再稼働 「安全」欠いた見切り発車だ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-247095-storytopic-11.html
(3)(日本経済新聞)原発再稼働、後続なお課題 安全確保へ審査に時間
九州電力は11日、川内原子力発電所1号機(鹿児島県)を再稼働させた。すべての原発が止まった「原発ゼロ」の状態は約2年ぶりに解消され、2011年3月の東日本大震災で揺れた日本のエネルギー政策は正常化への一歩を踏み出した。ただ震災を受けて導入された原子力規制委員会の厳しい安全基準もあり、40余りある後続原発の再稼働の行方は不透明だ。30年時点で全発電量の2割以上を原子力で賄う政府目標の達成は予断を許さない。
http://mxt.nikkei.com/?4_38433_1165797_1
(4)毎日新聞世論調査:川内再稼働、反対57% 内閣支持率32%に低下
毎日新聞
http://mainichi.jp/shimen/news/20150810ddm002010071000c.html
(5)川内原発の再稼働に抗議(美浜の会)
http://www.jca.apc.org/mihama/
(昨日、六本木の原子力規制委員会・規制庁事務所前の抗議行動に参加しておりましたら、そこを通りがかった若い男が、「お前らはここが住宅地区だということが分かっているのか」などと、とんがり口で小声で言いつつ通り過ぎていきました。でもね、この若造に聞きたいのは、ではなんでまた、原子力規制委員会・規制庁は、こんな住宅地区のようなところに、1か月4千万円もの家賃を税金で支払って事務所を借りて立てこもっているのかな? もう少し物事の全体像を見据えてからものを言わんといかんぞなもし:田中一郎)
1.川内1号機 再稼働、事故時の責任不明のまま(東京 2015.8.11 夕刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015081102000238.html
(一部抜粋)
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<10キロ圏施設、残る不安、高齢者 どう守れば、渋滞 避難に支障、体調は大丈夫か>
鹿児島県は当初、国の方針に沿って三十キロ圏内すべての社会福祉施設などに避難計画の策定を求めていた。しかし、伊藤祐一郎知事は「十キロ圏で十分。三十キロ圏までの避難計画は現実的ではなく、機能しない」と主張し、県の判断で変更した。
県は再稼働前、計画に従って住民が実際に動く避難訓練を実施しなかった。伊藤知事は「九電の人的な余裕がない」と説明。再稼働後に大規模な訓練を行う予定だが、具体的な時期は決まっていない。
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(田中一郎コメント)
伊藤祐一郎鹿児島県知事以下の鹿児島県庁に地域住民・県民を守ろうという意思はないようだ。鹿児島県庁と原子力ムラとの間で水面下で何かがあるのかもしれない。この伊藤祐一郎とかいう知事は、どっちを向いて県政を行っているのだろうか。日本国憲法下の鹿児島県「知事」というよりは、大日本帝国憲法下の鹿児島「県令」という印象が強く感じられる。要するに原子力ムラ代理店政府の手先ということだ。
2.原発ゼロ 2年で幕。川内きょう再稼働
新基準で初(朝日 2015.8.11)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150811-00000010-asahi-soci
3.「反対多数」世論の中、川内
新基準で再稼働(東京 2015.8.12)
(一部抜粋)
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菅義偉(すがよしひで)官房長官は十一日の記者会見で、川内原発が再稼働したことについて「原子力規制委の新規制基準に適合すると認められた場合は、再稼働を進めると閣議決定している」と従来の方針を繰り返した。同時に「(適合すれば)実際に再稼働を行うのは事業者だから、事業者が判断をする」として、個々の原発を再稼働するかどうかの最終判断に政権は関与しないとも説明した。
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(田中一郎コメント)
原発の再稼働について、この安倍晋三ファシスト政権の宣伝相ゲッペルスこと、菅義偉官房長官の「実際に再稼働を行うのは事業者だから、事業者が判断をする」発言は、旧態依然の政府の責任不明確化=過酷事故が起きた場合の責任回避のための布石であるが、その前段の「原子力規制委の新規制基準に適合すると認められた場合は、再稼働を進めると閣議決定している」という部分は、これまでは「規制委により世界一厳しい基準に沿って安全が確認された原発は再稼働を進める」だった。いつのまにやら「安全の確認」が「新規制基準への適合」にすり替えられている。
4.川内原発再稼働、変わらぬ政治の無責任(東京 2015.8.12)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2015081202000140.html
(一部抜粋)
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東日本大震災の月命日である十一日、九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)が再稼働した。仮に事故が起きても、誰も責任を取らないことが前提にある。十五日に敗戦七十年を迎える先の戦争も、その責任はずっと曖昧にされてきた。時代を超えて、この国の政治権力を貫く「無責任」。市民たちの抵抗はある。しかし、無関心と沈黙も色濃い。権力の無責任と市民の責任を考えた。
(中略)だが、安倍政権も選挙をへて誕生している。原発の再稼働も明示していた。棄権票が多かったとはいえ、現在の状況を生んだ責任の一端が有権者総体にあることは否定できない。
(中略)映画監督で、脚本家の伊丹万作氏だ。伊丹氏は一九四六年八月、「戦争責任者の問題」という文章を映画雑誌に発表している。「町会、隣組、警防団、婦人会といったような民間の組織がいかに熱心にかつ自発的にだます側に協力していたか」「いたいけな子供たちは何もいいはしないが(中略)彼らから見た世の大人たちは、一人のこらず戦争責任者に見えるにちがいないのである」
耳の痛い言葉は続き、「だまされるということもまた一つの罪」「批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体」と記した。伊丹氏はこんな警鐘も鳴らしている。「奴隷状態を存続せしめた責任を軍や警察や官僚にのみ負担させて、彼らの跳梁を許した自分たちの罪を真剣に反省しなかったならば、日本の国民というものは永久に救われるときはない」
(中略)伊丹氏は「『だまされていた』といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう」とも書いた。(中略)楽観はできない。だが、高橋教授は現在を主権者意識を育てる好機と捉えることを提起する。「安倍政権は主権者である国民の意向を無視し、原発再稼働や安保法制、辺野古の問題で強行的な手法を取っている。これは誰が主権者なのか、民主主義とは何かを考えるうえで、反面教師的な教材にもなる。暴挙から目を背けてはならない」
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(田中一郎コメント)
どうやら日本の有権者・国民・市民は、アジア太平洋戦争の時と同じ惰眠をむさぼり、自ら進んでだまされることを選択しているように見える。既に原発安全神話は、今度は放射線安全神話・放射能安心神話を伴い、原発・核燃料施設過酷事故との共存を抱え込みながら復活しつつある。このままでは日本は滅びてしまう。早く目を覚ませ!!
草々
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