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2014年11月24日 (月)

また、シロウトだましの「汚いやり方」で、(福島の子ども)甲状腺ガン多発をごまかそうとしている???

前略,田中一郎です。

 

先般、20141115日付福島民報に下記の記事が掲載されました。

 

Yahoo!ニュース - 甲状腺がん遺伝子変異、チェルノブイリと別型 福医大など見解 (福島民報)

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141115-00000045-fminpo-l07

 

 東京電力福島第一原発事故を受け、18歳以下の約37万人を対象に福島県と福島医大が実施している県民健康調査「甲状腺検査」で、これまでに見つかった甲状腺がんの細胞の遺伝子変異を解析した結果、チェルノブイリ原発事故の被ばくで甲状腺がんになった子どもの遺伝子変異とは別型だった。研究結果を福島医大と長崎大のグループが初めてまとめた。研究グループは今回の結果を踏まえ、「福島第一原発事故の影響は考えにくい」との見解を示している。

  

福島医大甲状腺内分泌学講座の鈴木真一教授が14日、大阪市で開かれた日本甲状腺学会学術集会で発表した。これまでの甲状腺検査でがんと確定したか、疑いがあるとされた人は計103人いる。発症割合などの科学的知見から県や福島医大は「現時点で放射線の影響は考えにくい」としてきたが、遺伝子レベルの分析で見解が裏付けられた格好だ。

  

学術発表によると、県民健康調査関係で遺伝子解析したのは、103の症例のうち、がんとされた23人分。ほとんどが国内の成人の甲状腺がんによく見られる遺伝子変異で、チェルノブイリ原発事故後に甲状腺がんになった子どもからはほとんど見つかっていない。さらに、チェルノブイリで多く見られた遺伝子変異は23人中、1人も見つからなかったという。

  当時18歳以下だった全ての県民を対象にした網羅的な検査で発見された甲状腺がんについて、福島医大は「成人になってから発症する可能性があったものを早期に発見した可能性を示唆している」と分析している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(引用終わり)

 

これについては、記事を見る限りでは、何の事だかよくわかりませんでしたが、下記サイトをある方より教えていただきました。これを読むと、どうもこの福島県立医大の鈴木真一の発表は、シロウトだましの汚いやり方のように見えてなりません。放射線被曝と関係がない遺伝子変異を持ちだしてきて、チェルノブイリ原発事故による子ども甲状腺ガンと福島第1原発事故後の子ども甲状腺ガンを比較するというのは、いかがなものかと思います。

 

かようなことをしているヒマがあったら、福島県の子ども甲状腺ガンの7Q11染色体の異常を早く調べよ、と申し上げたいです。

 

Pediatric papillary thyroid carcinoma, solid - solid-follicular variant

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaesjsts/30/4/30_276/_html

 

(画面を下の方へ見ていくと、日本語に翻訳したものがあります:以下に一部抜粋しておきます)

 

抄録

乳頭癌充実型は充実性構造を呈して増殖する乳頭癌の一亜型で,成人発生の甲状腺癌に比べて小児の甲状腺癌でその頻度が高いことが知られている。特にチェルノブイリ原子力発電事故後に周辺地域で増加した小児甲状腺癌ではこの充実亜型の割合が高いことが報告され,放射線被爆との関連がこれまで論議されてきた。また乳頭癌充実型にはret/PTC3変異が高いことも知られており,遺伝子異常の点からも通常型乳頭癌とは異なる特徴を持っている。福島原子力発電事故よって本邦でも小児甲状腺癌への関心が高まっているが,本稿では乳頭癌充実型/充実濾胞型の病理学的特徴,低分化癌との異同,チェルノブイリ原子力発電事故との関連,本邦における乳頭癌充実型,遺伝子背景について概説する。

 

2.小児乳頭癌充実型/充実濾胞型の臨床病理学的特徴

当初,この亜型は放射線被爆を原因とする甲状腺乳頭癌の特徴として注目されたが,現在では被爆以外の地理的条件・食生活などが形態学的特徴をもたらす要因と考えられている。チェルノブイリ周辺地域に発生した小児甲状腺癌ではチェルノブイリ原発事故に関連する被爆症例と非被爆症例の比較で乳頭癌の組織像には差異がみられず,また被爆に関連のない小児甲状腺癌ではヨード摂取量が乳頭状構造と相関していたことなどからチェルノブイリ周辺地域の低ヨード摂取状況が乳頭癌の充実構造形成に関与すると推測されている[3,4]。チェルノブイリ原発事故関連の小児甲状腺癌では充実型を含めて生命予後は極めてよく,非被爆の散発性の小児甲状腺癌と差がないことも報告されている[5,6]。

 

6.小児乳頭癌充実型/充実濾胞型の遺伝子異常

3はチェルノブイリ原発事故周辺地域と日本における小児・若年者乳頭癌の組織亜型とRET/PTCの関係を表している。本邦の小児・若年甲状腺癌でもRET/PTCが認められるが,欧米諸国の報告と同様に本邦でも通常型ではRET/PTC1の頻度が高く(35%,7/20症例),充実濾胞型ではRET/PTC3の頻度が高い(35%,2/6症例)。組織亜型に関してチェルノブイリ原発事故周辺地域では充実型/充実濾胞型が多く,日本では乳頭状構造が優勢な通常型が多いことは既に述べたが,通常型だけで比較してみると日本とベラルーシ・ウクライナでRET/PTC1陽性率が3345%と大きな差がなく,また充実濾胞型におけるRET/PTC3の頻度も3350%の範囲にある。これはヨード摂取量などの地理的要因,放射線被爆の有無などによって乳頭癌の増殖パターンは変わるとしても,増殖パターンが同じであれば被爆の有無,ヨード摂取量の違いに関わらず同じ遺伝子異常のパターンを持っていると考えることができる。

 

(参考)[疑惑の報道] NHKニュース「福島の子供の甲状腺ガンは原発事故由来ではないと思う」 (はなゆー) 魑魅魍魎男

 http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/220.html

草々

 

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