(再論)市場原理主義とはどういうものか
前略,田中一郎です。
下記は、2010年1月、政権交代直後の民主党政権の政策に関連して書いたレポートです。その後、2度にわたり一部修正を入れたものです。ご参考までにご覧ください。
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(再論)市場原理主義とはどういうものか
(上)「shijougenri_ue_1.pdf」をダウンロード
(下)「shijougenri_shita_2.pdf」をダウンロード
下記は、民主党政権への政権交代後の2010年1月に執筆し、その後2012年9月と2014年7月に一部を加筆修正したものです。我が国において、依然として市場原理主義の呪縛から逃れられない政治家や学者、あるいはマスコミ人が多い中で、市場原理主義の正体を明らかにし、一刻も早くこの愚かで誤ったイデオロギーとの決別が実現できることを祈り、このレポートをお送り申しあげます。
(なお、書いた時期が2010年1月ですので、レポートに出てくる具体的な各論については少し古いものが多くなっておりますが、ご容赦ください。ことの本質は4年前と今とで、微塵も変化はありません)
<コンテンツ(目次>
(はじめに)
(特徴1)市場至上主義・効率至上主義
(特徴2)規制緩和による企業行動の完全自由化
(特徴3)サプライサイド政策への傾斜
(特徴4)財政政策の否定と金融政策への過信
(特徴5)減税による政府活動の「不胎化」・社会保障の縮小
(特徴6)国営・公営サービスの民営化(官から民へ)
(特徴7)グローバリズム礼賛・市場開放
(特徴8)新保守主義(ネオコン・偏狭ナショナリズム)とのハーモナイズ
(特徴9)政治権力との癒着・アンフェアな格差構造の是認
(最後に)
早々
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賛成です。新自由主義は、サッチャーが福祉国家とそれを支える労働組合を粉砕すべく打ち出した政策で、チリのピノチェットがアメリカの支援のもとで行った軍事クーデターを支える理論です。60年代の全世界的な反体制運動への欧米支配権力が取り込んだファシズムです。理論的には公正さを欠いた、大人も子供も一緒くたにして「自由競争」をよしとする、お粗末な「理論」です。フェアープレーが欠如しているので「ダブルスタンダード」です。社会など存在しないとサッチャーは大見得を切りましたが、リーマンショックのとき、アメリカ政府は「大きすぎて潰せない」と「社会的責任」をこっそりと言いました。福祉の切り捨てを「自助努力」などとごまかし、格差を、都市と地方、金持ちと貧乏人、等々いたるところに持ち込んだいて、それをいいことだと公言しています。TPPや秘密保護法など、すべてここから由来しています。民主主義の敵で、ファシズムだということを明確に認識することが肝要だと思います。
投稿: 萩原 正一 | 2014年7月15日 (火) 08時19分